JP6519902B1 - 使用済み容器の表面汚染の検査装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】汚染土壌の収納容器として使用していたドラム缶等の円筒形収納容器について、α線検出による表面汚染密度の測定を比較的簡易に行うことができる表面汚染線の検査装置及び方法を提供する。【解決手段】本発明の円筒形収納容器30の表面汚染の検査装置は、横倒し状態の円筒形収納容器を乗せて円周方向に回転させるための回転機構と、回転機構上の前記横倒し状態の円筒形収納容器の外側表面または内側表面の上に置かれ、円筒形収納容器が回転している状態で外側表面または内側表面の円周方向での表面汚染密度を測定するための移動式放射線検出器20と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、使用済み容器の表面汚染の検査装置及び方法に関し、より具体的には、放射能で汚染された土壌の収納容器として使用していたドラム缶等の円筒形収納容器の表面汚染の検査装置及び方法に関する。
ウラン(238U)やトリウム(232Th)等のα線を放出する放射性同位元素で汚染された土壌(以下、本明細書中で「汚染土壌」と呼ぶ)の収納容器として使用していた空のドラム缶を搬出し再利用するにあたり、持ち出し物品として表面汚染検査を行い、表面汚染密度(Bq/cm)が基準値以下であることを確認する必要がある。その際、表面汚染密度が基準値以上の場合は、除染をした後に再度表面汚染検査を行って、基準値以下になったことを確認して搬出する必要がある。
汚染土壌は、通常ポリエチレン袋に封入した上でドラム缶に収納されているため、ドラム缶内部は基本的には汚染がない状態であると考えらえる。管理区域外への搬出基準は、α線を放出する放射性同位元素の4Bq/cmの1/10(0.4Bq/cm)が該当する。汚染元素がトリウムの場合は、β線も放出するが、α線放出核種に対する搬出基準がβ線と比べて10分の1と厳しいため、表面汚染検査はα線を対象に行うことが望ましい。
特許文献1は、ターンテーブル上の放射性廃棄物が収納された容器(ドラム缶)を回転・昇降させながら容器の外側に配置した放射線検出器(Ge検出器)によって容器からのγ線測定を行う放射性廃棄物収納容器用放射能濃度測定装置を開示する。しかし、特許文献1の測定装置は、放射性廃棄物が収納された容器からのγ線を測定する装置であって、汚染土壌の収納容器として使用していた空のドラム缶のα線検出による表面汚染検査を行うものではない。
特許文献2は、放射性廃棄物を収納した容器を回転・昇降させながら、その容器の上面、下面及び側面をふき取った濾紙をGM計数管等の放射線検出器で測定し表面汚染密度を定量し、さらに容器の外側に配置した放射線検出器(Ge検出器)で容器からのγ線を測定し線量当量率を求めるための放射能測定装置を開示する。しかし、特許文献2の測定装置は、放射性廃棄物が収納された容器からのα線及びγ線を測定する装置であって、汚染土壌の収納容器として使用していた空のドラム缶のα線検出による表面汚染検査を行うものではない。
特開平7−159541 特開2000−56025
本発明の目的は、汚染土壌の収納容器として使用していたドラム缶等の円筒形収納容器について、α線検出による表面汚染密度(Bq/cm)測定を比較的簡易に行うことができる表面汚染線の検査装置及び方法を提供することである。
本発明の一形態の円筒形収納容器の表面汚染の検査装置は、横倒し状態の円筒形収納容器を乗せて円周方向に回転させるための回転機構と、回転機構上の前記横倒し状態の円筒形収納容器の外側表面または内側表面の上に置かれ、円筒形収納容器が回転している状態で外側表面または内側表面の円周方向での表面汚染密度を測定するための移動式放射線検出器と、を備える。
本発明の一形態の円筒形収納容器の表面汚染の検査方法は、(a)回転機構上に横倒し状態で載置された円筒形収納容器の外側表面及び/または内側表面に移動式放射線検出器を乗せた状態で、円筒形収納容器を所定の速度で回転させながら外側表面及び/または内側表面の円周方向での表面汚染密度を測定するステップと、
(b)移動式放射線検出器を円筒形収納容器の長さ方向に所定の長さだけ移動させるステップと、
(c)ステップ(a)と(b)を交互に繰り返して、円筒形収納容器の外側表面及び/または内側表面の略全体の前記表面汚染密度を測定するステップと、を含む。
本発明の円筒形収納容器の表面汚染の検査装置によれば、円筒形収納容器の外側表面または内側表面の表面汚染密度を作業現場で簡易な構成で迅速に測定することが可能となる。
本発明の一実施形態の検査装置の回転機構を示す模式図である。 本発明の一実施形態の検査装置の移動式放射線検出器を示す模式図である。 本発明の一実施形態の検査装置の回転機構上の円筒形収納容器を示す模式図である。 本発明の一実施形態の検査装置の移動式放射線検出器による円筒形収納容器の外側表面及び内側表面での表面汚染密度の測定の様子を示す模式図である。 本発明の一実施形態の検査装置の移動式放射線検出器と円筒形収納容器の外側表面(a)及び内側表面(b)との間隔を示す模式図である。 本発明の一実施形態の円筒形収納容器の表面汚染の検査方法の全体フローを示す図である。 本発明の一実施形態の検査方法のスミヤろ紙での円筒形収納容器の表面の測定箇所を示す模式図である。 本発明の一実施形態の円筒形収納容器の表面汚染の検査方法の直接測定のフローを示す図である。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1に本発明の一実施形態の円筒形収納容器の検査装置の回転機構の構成を示す。回転機構10は、基体(ベース枠)11と、駆動機構12と、離間した2本の回転軸13と、回転軸13の各々において離間して設けられた2つの樹脂製(例えばゴム製)の回転板14とを含む。駆動機構12には、モータと、モータの回転を回転軸13に伝達するためのギア及びベルト又はチェーンが内蔵されている。2本の回転軸13の間隔と2つの回転板16の間隔は、円筒形収納容器が回転板13によって回転できるように、円筒形収納容器のサイズ(長さ、直径)に応じて設定される。
図2に本発明の一実施形態の検査装置の移動式放射線検出器を示す。(a)は斜視図であり、(b)は上面図であり、(c)は上面図のA−A’断面図である。(a)において、移動式放射線検出器20は、平板状の台車21と、α線検出器22を含む。台車21は、四隅に車輪23を有し、前後に移動できるようになっている。移動式放射線検出器20が横倒し状態の円筒形収納容器30の外側表面または内側表面の上にある場合、台車21の車輪23は円筒形収納容器30の回転に合わせてその回転方向とは逆方向に回転することができる。
図2(c)に示すように、台車21の中央に開口部24が設けられている。α線検出器22は、台車21上に置かれ、その開口部24に検出面が載置される。α線検出器22の検出値は、通信ケーブル25を介して表示器26に送られる。表示器26では、その表示画面27にリアルタイムに測定結果が表示され、同時に測定データとして内蔵するメモリに保管される。α線検出器22としては、例えばZnS(Ag)シンチレーション検出器(直接サーベイメータ)であって、検出限界が0.4Bq/cm以下である性能を有するα線検出器を用いる。
図3に、本発明の一実施形態の検査装置の回転機構10上の円筒形収納容器30を示す。図2では、円筒形収納容器30の一例としてドラム缶(例えば鋼鉄製)を示している。円筒形収納容器30は、基体(ベース枠)11上に横倒し(水平な)状態で回転軸13の2つの回転板14に当接するように乗せられる。
2つの回転板14は、樹脂製(例えばゴム製)なので円筒形収納容器30の外側表面が接触することで歪んで適度な摩擦を生じさせる。回転機構10は、外部の電源(図示無し)によって駆動機構12内のモータを駆動して、回転板14の回転と共に円筒形収納容器30を円周方向に所定の速度で回転させることができる。所定の速度は、詳細は後述する移動式放射線検出器20による円筒形収納容器30の外側表面または内側表面の円周方向での移動(スキャニング)測定によって適切にα線検出が可能な速度に設定される。そのスキャニング速度は、円筒形収納容器30の回転速度を回転機構10により制御することにより調整することができる。そのスキャニング速度は、例えば5cm/sである。
図4に、本発明の一実施形態の検査装置の移動式放射線検出器20による円筒形収納容器30の外側表面32及び内側表面33での表面汚染密度の測定の様子を示す。図4では、円筒形収納容器30が乗る回転機構10、及び移動式放射線検出器20の通信ケーブル25や表示器26は省略されており、台車21も簡易に記載されている。図4では、円筒形収納容器30が回転しながら、さらに移動式放射線検出器20が長さL方向に移動しながら、外側表面32及び内側表面33での表面汚染密度を測定する様子を示している。図4では移動式放射線検出器20が6つ描かれているが、外側表面32と内側表面33でそれぞれ少なくとも1台あればよく、各表面に複数台配置することにより長さL方向の移動回数が減り全表面を測定する時間を短縮することができる。極端な例として、各全面を網羅することができる数の移動式放射線検出器20を配置すれば、円筒形収納容器30の1回転で測定を終了することができる。なお、外側表面32及び内側表面33の測定は同時に行ってもよく、必要に応じて別々に行ってもよい。
図4では、円筒形収納容器30の外側表面32の近くには支持棒35が配置されている。支持棒35は、例えば棒状の金属からなり、回転機構10の両端部からあるいは回転機構10の両端部の外側に置かれた2つの土台から延びる垂直棒(図示なし)によってその位置が維持されるようになっている。支持棒35と移動式放射線検出器20の台車21とはワイヤー36によって接続されている。ワイヤー36の一方の端部は支持棒35を囲むリング37になっており、ワイヤー36が支持棒35に沿って移動できるようになっている。同様に、円筒形収納容器30の内側表面33の近くにも支持棒35が配置されている。この場合、支持棒35は、回転機構10の一端部からあるいはその一端部の外側に置かれた1つの土台から延びる垂直棒(図示なし)によってその位置が維持されるようになっている。
移動式放射線検出器20は、円筒形収納容器30の外側表面32の頂部に位置し、外側表面32上を円筒形収納容器30の長さ方向(矢印方向)に移動できるようになっている。その際、移動式放射線検出器20は、支持棒35に接続するワイヤー36によって外側表面32の頂部の位置を維持しながら矢印方向に移動することができる。同様に、移動式放射線検出器20は、円筒形収納容器30の内側表面33の底部に位置し、内側表面33上を円筒形収納容器30の長さ方向(矢印方向)に移動できるようになっている。その際、移動式放射線検出器20は、支持棒35に接続するワイヤー36によって内側表面33の底部の位置を維持しながら矢印方向に移動することができる。
円筒形収納容器30の所定速度での回転に合わせて移動式放射線検出器20の車輪23がその回転方向とは逆方向に回転し、移動式放射線検出器20を同じ位置に保持させる。その回転の間に、外側表面32上に位置するα線検出器22は外側表面32の円周方向でのα線検出(スキャニング測定)を行い、その検出値を表示器26に送る。同様に、円筒形収納容器30の内側表面33上に位置するα線検出器22は、円筒形収納容器30が所定速度で回転する間に、その位置を保持しながら内側表面33の円周方向でのα線検出(スキャニング測定)を行い、その検出値を表示器26に送る。
円周方向の1周分の測定が終わると、α線出器22は円筒形収納容器30の長さLの矢印方向に所定長さだけ移動する。その所定長さは、α線出器22の検出面のサイズ(長さL方向の幅)で決まる円周方向の1周分の測定範囲に相当する長さWである。したがって、円周方向の1回の測定で、半径Rの円筒形収納容器30の場合、表面積2πR×Wでの測定が行われる。表示器26では、測定結果として表面汚染密度(Bq/cm)を表示し内蔵するメモリに保管する。
図5に、図4で示したスキャニング測定中の移動式放射線検出器20と円筒形収納容器(ドラム缶)30の側面の外側表面(a)及び内側表面(b)との間隔を示す。(a)の移動式放射線検出器20の下面、すなわち台車21の開口部23のα線検出器22の検出面とドラム缶30の側面の外側表面との間隔は最も狭い所で約1mmである。(b)の台車21の開口部23のα線検出器22の検出面とドラム缶30の側面の内側表面との間隔は最も広い所で約5mmである。このように、本発明の移動式放射線検出器20を用いた場合、円筒形収納容器(ドラム缶)30の表面から1cmより短いごく近い間隔でスキャニングしながらその表面からのα線を検出することができる。
図6に、本発明の一実施形態の円筒形収納容器の表面汚染の検査方法の全体フローを示す。図6では、汚染土壌の収納容器として使用するドラム缶を例にとりその表面汚染の検査方法の全体フローを説明している。工程S1において、汚染土壌が充填(収納)されたドラム缶を収集する。汚染土壌は通常ポリエチレン袋に封入した上でドラム缶に充填(収納)されているが、直接充填されている場合もあり得る。汚染土壌は上述したようにウランやトリウム等のα線を放出する放射性同位元素で汚染された土壌を意味する。収集されたドラム缶は、番号が付されてその情報がパソコン等にデータとして登録(保管)される。
工程S2において、ドラム缶に充填(収納)されている汚染土壌を取り出してドラム缶を空にする。工程S3において、取り出された汚染土壌は土壌再生処理に回される。工程S4において、空のドラム缶の内部を清掃しその確認を行う。工程S5、S6において、スミヤ法を用いたα線検出による測定(間接測定)を行う。スミヤろ紙は、例えば広い面積をふき取ることができるネル布を用いることができる。そのふき取り面積は、1000cm(30×30cm)とし、ふき取り効率は0.1として計算する(JIS準拠)。
図7に、工程S5で行うスミヤろ紙での円筒形収納容器の表面の拭き取り箇所の一例を示す。スミヤろ紙は、ドラム缶の上蓋の上面(表面)1と裏面(内面)、側壁の内面3と外面4、下蓋の上面(内面)5と裏面(外面)6の計6か所で拭き取られる。工程S6において、従来からある測定方法によって、拭き取ったスミヤろ紙(ネル布)の表面に、α線検出器(例えばZnS(Ag)シンチレーション検出器)の検出面を当接して表面汚染密度(Bq/cm)が測定される。その際、例えば1分間の全α線計数測定を行い、検出限界値は0.4Bq/cm以下を確保する。
工程S7において、ドラム缶の表面全体のα線検出による測定(直接測定)を行う。その際、手持ちのサーベイメータによるスキャニングサーベイは、検出器と非検査面との距離、スキャニング速度、汚染有無の判断などで個人差が生じやすく、ヒューマンエラーが起きやすい。そのため、できるだけ自動化し測定品質を高める必要がある。したがって、この直接測定は、図1、図2の本発明の一実施形態の検査装置を用いて、図3、図4に示すように横倒し状態のドラム缶を回転機構10によって所定速度(例えば5cm/s)で回転させながら移動式放射線検出器20でスキャニング測定することが望ましい。図8に、工程S7の詳細フローを示す。
図8の工程S71において、図4を参照しながら説明したように、回転機構10上に横倒し状態で載置されたドラム缶を回転させながら移動式放射線検出器20によって外側表面及び/または内側表面の円周方向での表面汚染密度(Bq/cm)を測定する。工程S72について、図4を参照しながら説明したように、移動式放射線検出器20をドラム缶の長さ方向に所定長さ分移動させる。この所定長さは、上述したようにα線出器22の検出面のサイズで決まる円周方向の1周分の測定範囲に相当する幅Wである。工程S73において、ドラム缶の全表面の測定ができたか否かを確認する。測定できている場合は終了し、未測定領域が残っている場合は工程S71に戻り、さらに工程S71とS72を交互に繰り返して、ドラム缶の外側表面及び/または内側表面の略全体の表面汚染密度(Bq/cm)を測定する。
図6に戻って、工程S8において工程S5、S6のスミヤ法による間接測定で得られた表面汚染密度S1(Bq/cm)が所定のしきい値、例えば検出限界値以下であるか否かを判断する。このしきい値(検出限界値)は、例えば0.4Bq/cmgに設定することができる。この判断基準値である0.4Bq/cmは、電離放射線障害防止規則(昭和47年9月30日労働省令第41号)の別表第3に定められているα線を放出する放射線同位元素による表面汚染の限度(4Bq/cm)の1/10に相当し、当該物品を施設外に持ち出す際にその値(限度の1/10)を越えてはいけないとされているものである。
工程S9において工程S7の直接測定で得られた表面汚染密度S2(Bq/cm)が所定のしきい値以下であるか否かを判断する。このしきい値は、工程S8の場合と同様に例えば0.4Bq/cmgに設定することができる。工程S10において、表面汚染密度S1及びS2が所定のしきい値以下であるドラム缶を汚染がないものとして管理区域外に搬出する。表面汚染密度S1及び/またはS2が所定のしきい値より大きい場合は、汚染が除去されていないとして工程S11においてドラム缶の汚染箇所の除染を行って、再度工程S5以降の検査工程を繰り返す。各測定データは、ドラム缶に付された番号と共にパソコン等に登録(保管)される。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明をした。しかし、本発明はこれらの実施形態に限られるものではない。本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施できるものである。
10 回転機構
11 基体(ベース枠)
12 駆動機構
13 回転軸
14 回転板
20 移動式放射線検出器
21 平板状の台車
22 α線検出器
23 車輪
24 開口部
25 通信ケーブル
26 表示器
27 表示画面
30 円筒形収納容器(ドラム缶等)
32 外側表面
33 内側表面
35 支持棒
36 ワイヤー
37 リング

Claims (9)

  1. 円筒形収納容器の表面汚染の検査装置であって、
    横倒し状態の円筒形収納容器を乗せて円周方向に回転させるための回転機構と、
    前記回転機構上の前記横倒し状態の円筒形収納容器の外側表面または内側表面に置かれ、前記円筒形収納容器が回転している状態で前記外側表面または前記内側表面の円周方向での表面汚染密度を測定するための移動式放射線検出器と、を備え
    前記移動式放射線検出器は、四隅に車輪を有し、前記円筒形収納容器の回転に応じて前記車輪がその回転方向とは逆方向に回転することにより同じ位置に保持されながら前記円周方向での表面汚染密度を測定する、検査装置。
  2. 前記回転機構は、
    モータによって回転可能な離間した2本の回転軸と、
    前記回転軸の各々において離間して設けられ、前記横倒し状態の円筒形収納容器を受けて回転させるための2つの樹脂製の回転板と、を含む請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記移動式放射線検出器は、
    中央に開口部が設けられた平板状の台車と、
    前記台車上にあって前記開口部に検出面が載置されたα線検出器と、を含む請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 前記円筒形収納容器は、α線を放出する放射性同位元素で汚染された土壌が袋詰めされて収納されていたドラム缶を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の検査装置。
  5. 円筒形収納容器の表面汚染の検査方法であって、
    (a)回転機構上に横倒し状態で載置された円筒形収納容器の外側表面及び/または内側表面に、四隅に車輪を有する移動式放射線検出器を乗せた状態で、前記円筒形収納容器を所定の速度で回転させ、その回転に応じて前記車輪がその回転方向とは逆方向に回転することにより前記移動式放射線検出器を同じ位置に保持させながら前記外側表面及び/または前記内側表面の円周方向での表面汚染密度を測定するステップと、
    (b)前記移動式放射線検出器を前記円筒形収納容器の長さ方向に所定の長さだけ移動させるステップと、
    (c)前記ステップ(a)と(b)を交互に繰り返して、前記円筒形収納容器の前記外側表面及び/または前記内側表面の略全体の前記表面汚染密度を測定するステップと、を含む検査方法。
  6. 前記円筒形収納容器は、α線を放出する放射性同位元素で汚染された土壌が袋詰めされて収納されていたドラム缶を含む、請求項5に記載の検査方法。
  7. (d)前記表面汚染密度が0.4Bq/cm未満である場合に前記円筒形収納容器の表面汚染が無いと判断するステップをさらに含む、請求項6に記載の検査方法。
  8. 前記回転機構は、
    モータによって回転可能な離間した2本の回転軸と、
    前記回転軸の各々において離間して設けられ、前記横倒し状態の円筒形収納容器を受けて回転させるための2つの樹脂製の回転板と、を含む請求項5〜7のいずれか一項に記載の検査方法。
  9. 前記移動式放射線検出器は、
    中央に開口部が設けられた平板状の台車と、
    前記台車上にあって前記開口部に検出面が載置されたα線検出器と、を含む請求項8に記載の検査方法。
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