JP6519226B2 - 合金工具鋼 - Google Patents
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Description
(a)炭素工具鋼、
(b)合金元素の添加量の少ない合金工具鋼、
(c)Crを多量に添加した冷間ダイス鋼
などが使用されている。
これらの内、冷間ダイス鋼は、冷間金型等に必要な硬さ及び焼入れ性は得られるが、合金元素を多量に添加しているために、コストが高いという問題がある。一方、炭素工具鋼及び合金工具鋼は、冷間金型等に必要な硬さが得られ、かつ低コストであるが、焼入れ性に乏しいという問題がある。
例えば、特許文献1には、C:0.61mass%、Si:0.94mass%、Mn:0.7mass%、Cr:6.45mass%、Mo:1.81mass%、及びV:0.3mass%を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる冷間工具鋼が開示されている。
同文献には、上記のような成分とすることによって、焼入れ後において歪み取りのための仕上加工を省略することができ、かつ金型として必要なHRC55以上の硬さが得られる点が記載されている。
同文献には、上記のような成分とすることによって、素材状態で優れた被削性を備えるとともに、焼入れ焼もどしによって優れた工具性能を発揮する点が記載されている。
同文献には、上記のような成分とすることによって、58HRC以上の高い硬度と、高い被削性が得られる点が記載されている。
同文献には、上記のような成分とすることによって、硫化物系介在物が鍛伸方向に伸びることにより生じる機械的異方性が改善される点が記載されている。
同文献には、上記のような成分とすることによって、耐摩耗性や耐ヒートチェック性を低下させることなく、被削性を向上させることができる点が記載されている。
また、従来の炭素工具鋼や合金工具鋼において十分な硬さを得るためには、焼入れに際して水冷や油冷等の急速冷却が必須となる。しかし、焼入れに際して急速冷却を行うと、冷却中に表面と内部で温度差が大きくなる。特に、肉厚の異なる部分を持つ製品の場合には、厚肉部と薄肉部との冷却速度の差に起因して温度差が大となり、焼入れ(熱処理)に伴う材料の変形(熱処理変形)が大きくなる。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、焼入れに伴う熱処理変寸の異方性が少ない合金工具鋼を提供することにある。
(1)前記合金工具鋼は、
0.67≦C≦0.77mass%、
1.00≦Si≦1.20mass%、
1.00≦Mn≦1.20mass%、
P≦0.3mass%、
0.05≦S≦0.10mass%、
0.01≦Cu≦0.25mass%、
0.01≦Ni≦0.25mass%、
7.0≦Cr≦8.1mass%、
0.50≦Mo+(1/2)W≦0.70mass%、
0.01≦V≦0.30mass%、
N≦0.02mass%、
O≦0.0100mass%、及び、
Al≦0.100mass%
を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる。
(2)前記合金工具鋼は、焼入れ温度:1020〜1050℃から冷却速度:10℃/minで焼入れし、焼戻し温度:180〜525℃で焼き戻した時の硬さが58HRC以上となるものからなる。
[1. 合金工具鋼]
[1.1. 主構成元素]
本発明に係る合金工具鋼は、以下のような元素を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる。添加元素の種類、その成分範囲、及び、その限定理由は、以下の通りである。
Cは、強度及び耐摩耗性を確保するのに必要な元素で、Cr、Mo、W、V、Nb等の炭化物形成元素と結合して炭化物を形成する元素である。また、Cは、焼入れ時にマトリックスに固溶し、マルテンサイト組織化することによって、硬度を確保する元素である。このような効果を得るためには、C量は、0.67mass%以上である必要がある。C量は、さらに好ましくは、0.69mass%以上である。
一方、C量が過剰になると、粗大な炭化物が残存し、割れの発生の起点となったり、あるいは、熱間加工性を低下させる。従って、C量は、0.77mass%以下である必要がある。C量は、さらに好ましくは、0.74mass%以下である。
Siは、主にマトリックスに固溶し、炭化物の析出を促進し、2次硬化を高める元素である。このような効果を得るためには、Si量は、1.00mass%以上である必要がある。
一方、Si量が過剰になると、焼入れ性が低下する。従って、Si量は、1.20mass%以下である必要がある。
Mnは、焼入れ性を向上させる元素である。高い焼入れ性を得るためには、Mn量は、1.00mass%以上である必要がある。
一方、Mn量が過剰になると、熱間加工性が低下する。従って、Mn量は、1.20mass%以下である必要がある。
Pは、鋼中に不可避的に含まれる。Pは、結晶粒界に偏析し、靱性を低下させる原因となる。従って、P量は、0.3mass%以下である必要がある。P量は、さらに好ましくは、0.1mass%以下である。
Sは、鋼中に不可避的に含まれる。また、Sは、被削性を向上させるために積極的に添加されることもある。本発明では、積極的にSを添加することによってMnSを形成し、被削性を向上させる。このような効果を得るためには、S量は、0.05mass%以上である必要がある。
一方、S量が過剰になると、熱間加工性が低下する。従って、S量は、0.10mass%以下である必要がある。S量は、さらに好ましくは、0.08mass%以下である。
Cuは、オーステナイトを安定化させる元素である。焼入れ温度でオーステナイト組織を得るためには、Cu量は、0.01mass%以上である必要がある。
一方、Cu量が過剰になると、残留オーステナイト量が増加し、寸法の経年変化を引き起こす。また、過剰のCuは、熱間加工性を低下させる。従って、Cu量は、0.25mass%以下である必要がある。
Niは、オーステナイトを安定化させる元素である。焼入れ温度でオーステナイト組織を得るためには、Ni量は、0.01mass%以上である必要がある。
一方、Ni量が過剰になると、残留オーステナイト量が増加し、寸法の経年変化を引き起こす。従って、Ni量は、0.25mass%以下である必要がある。
Crは、耐食性、及び焼入れ性を向上させる。このような効果を得るためには、Cr量は、7.0mass%以上である必要がある。Cr量は、さらに好ましくは、7.45mass%以上である。
一方、Cr量が過剰になると、焼入れ温度でのオーステナイトのC固溶量が少なくなり、必要な硬さが得られない。従って、Cr量は、8.1mass%以下である必要がある。Cr量は、さらに好ましくは、7.75mass%以下である。
Moは、パーライトノーズを長時間側に移行させ、焼入れ性を向上させる。また、Moは、2次硬化量を増加させる。WもMoと同様の効果が得られるが、Wの比重はMoの約2倍である。そのため、WによりMoと同等の効果を得るためには、Wは、Moの2倍の量を添加する必要がある。焼入れ性を向上させ、かつ、2次硬化量を増加させるためには、Mo+(1/2)W(以下、「Mo当量」という)は、0.50mass%以上である必要がある。
一方、Mo当量が過剰になると、焼入れ後に残存する炭化物量が過剰になる。従って、Mo当量は、0.70mass%以下である必要がある。
Vは、炭化物を形成し、焼入れ時の結晶粒成長を防止する。このような効果を得るためには、V量は、0.01mass%以上である必要がある。
一方、V量が過剰になると、粗大な炭窒化物が形成され、衝撃値が低下する。従って、V量は、0.30mass%以下である必要がある。
Nは、侵入型元素であり、マルテンサイト組織の硬さの向上に寄与する。また、Nは、同じ侵入型元素のCに比べて、γ安定化能が強い。さらに、Nは、固溶状態で耐食性の向上に寄与する。Nは、鋼中に不可避的に含まれる。
一方、N量が過剰になると、凝固中の窒素の濃化により窒素ガス噴出の限界を超えてしまい、インゴットにボイドが生ずる。従って、N量は、0.02mass%以下である必要がある。
Oは、鋼中に不可避的に含まれる元素である。O量が過剰になると、Al、Siと粗大な酸化物を形成して介在物となり、靱性及び鏡面性を低下させる。従って、O量は、0.0100mass%以下である必要がある。O量は、さらに好ましくは、0.0050mass%以下である。
Alは、酸素量低下のために精錬時に添加され、不可避的に含まれる。しかし、Al量が過剰になると、鋼中にAl2O3からなる多量の介在物が生成し、衝撃値などを低下させる。従って、Al量は、0.100mass%以下である必要がある。
本発明に係る合金工具鋼は、上述した主構成元素に加えて、以下の1種又は2種以上の元素をさらに含んでいても良い。添加元素の種類、その成分範囲、及び、その限定理由は、以下の通りである。
(15) 0.001≦Ta≦0.30mass%:
(16) 0.001≦Ti≦0.20mass%:
(17) 0.001≦Zr≦0.30mass%:
Nb、Ta、Ti、及び、Zrは、いずれも、炭化物、窒化物を形成し、焼入れでの結晶粒粗大化を防止する。このような効果を得るためには、これらの元素の含有量は、それぞれ、上記の下限値以上が好ましい。
一方、これらの元素の含有量が過剰になると、粗大な炭化物、窒化物を形成し、衝撃値が低下する。従って、これらの元素の含有量は、それぞれ、上記の上限値以下が好ましい。
なお、これらの元素は、いずれか1種を含んでいても良く、あるいは、2種以上を含んでいても良い。
Se及びTeは、いずれも、被削性を改善する。このような効果を得るためには、Se及びTeの総量は、0.01mass%以上が好ましい。
一方、Se及びTeの総量が過剰になると、熱間加工性が低下する。従って、Se及びTeの総量は、0.15mass%以下が好ましい。
なお、Se及びTeは、いずれか一方が含まれていても良く、あるいは、双方が含まれていても良い。
Pb及びBiは、いずれも、被削性を改善する。このような効果を得るためには、Pb+2Biは、0.01mass%以上が好ましい。
一方、Pb+2Biが過剰になると、熱間加工性が低下する。従って、Pb+2Biは、0.15mass%以下が好ましい。
なお、Pb及びBiは、いずれか一方が含まれていても良く、あるいは、双方が含まれていも良い。また、Biは、Pbの1/2の量でPbと同等の効果が得られる。これは、Biは、Pbよりも融点が低く、また密度が低いため、同体積にするために必要な重量が小さくなるためである。
また、Se及び/又はTeと、Pb及び/又はBiは、いずれか一方が含まれていても良く、あるいは、双方が含まれていても良い。
本発明に係る合金工具鋼は、添加元素が上述した範囲内にあることに加えて、Mn、Ni、Cr、Mo、及びW(以下、これらを総称して「焼入れ性向上元素」という)の総量が次の(a)式を満たしているのが好ましい。
8.90≦Mn+Ni+Cr+Mo+(1/2)W≦10.0mass% ・・(a)
一方、焼入れ性向上元素の総量が過剰になると、材料コストが増大する。従って、焼入れ性向上元素の総量は、10.0mass%以下が好ましい。
鋼中に析出した炭化物は、焼入れ温度に加熱した際に粒界移動を抑制し、結晶粒の粗大化を抑制する作用がある。しかし、焼入れ時にマトリックス/炭化物界面が拘束されるため、熱処理変寸の異方性の原因となる。そのため、粗大な炭化物(具体的には、円相当径で5μm以上の炭化物)は、少ないほどよい。
成分を最適化することに加えて、焼入れ条件を最適化することにより、微細な炭化物を適量残存させ、かつ、粗大な炭化物の残存を防ぐことができる。
上述したように、各成分を最適化すると、高価な合金元素を多量に添加することなく、冷間金型等に必要な硬さ及び焼入れ性を得ることができる。
具体的には、各成分を最適化することによって、焼入れ温度から冷却速度:10℃/minで焼入れした時に、58HRC以上の硬さが得られる。
ここで、「焼入れ温度」とは、マトリックスに炭化物を固溶させるために保持する急冷開始前の温度をいう。本発明に係る合金工具鋼の場合、焼入れ温度は、1020℃〜1050℃の範囲となる。
「焼戻し温度」とは、靱性を得るために焼入れ完了後の試験片を保持する温度をいう。本発明に係る合金工具鋼の場合、焼戻し温度は、180℃〜525℃の範囲となる。
合金元素が少なくなるほど、低コストとなるが、焼入れ性は低下する。この場合、必要な硬さを得るには急速冷却が必要となるが、冷却速度が速くなるほど、焼入れ時の熱処理変寸の異方性が大きくなる。一方、合金元素を多量に添加すると、焼入れ性は向上するが、高コストとなる。さらに、鋼中のCは、焼入れ後の硬さの向上に寄与するが、C量が過剰になると、焼入れ温度に加熱した際に粗大な炭化物が残留しやすくなる。粗大な炭化物は、焼入れ時における熱処理変寸の異方性の原因となる。
[1. 試料の作製]
表1に示す化学成分を有する原料を真空誘導炉にて溶製し、50kgの鋼塊を得た。次に、鋼塊を熱間鍛造し、60mm角の棒材を得た。さらに、棒材に対して、900℃で4h保持後、700℃まで15℃/hで冷却し、球状化焼き鈍しを行った。
[2.1. 硬さ]
焼鈍後の棒材から1辺10mmの立方体のブロックを切り出し、焼入れ及び焼戻しを行った。焼入れ温度は、組成に応じて、850〜1050℃とした。焼入れ時の冷却速度は、10℃/minとした。焼戻し温度は、組成に応じて、180〜525℃とした。
焼戻し後の試験片の測定面と接地面とを#400まで研磨し、ロックウェルCスケールにより硬さを測定した。
焼鈍後の棒材からφ4mm×10mmの試験片を作製した。試験片を焼入れ温度に保持した後、冷却速度を変化させて試験片の焼入れを行った。焼入れ温度は、組成に応じて、850〜1050℃とした。
焼入れ後の試験片を縦に切断し、試験片の中心部の硬さを測定した。冷却速度と硬さの関係から、HRC58以上が得られる最も遅い冷却速度を求め、これを焼入れ性の指標とした。
焼鈍後の棒材からφ10mm×50mmの試験片を作製した。この試験片に対して焼入れ及び焼戻しを行った。焼入れ温度は、組成に応じて、850〜1050℃とした。焼入れ時の冷却は、急冷とした。焼戻し温度は、組成に応じて、180〜525℃とした。
焼入れ前及び焼戻し後の試験片の寸法から、長さ方向の変寸(=ΔL×100/L(%))、及び径方向の変寸(=ΔD×100/D(%))を算出した。
焼鈍後の棒材から1辺10mmの立方体ブロックからなる試験片を作製した。この試験片に対して焼入れを行った。焼入れ温度は、組成に応じて、850〜1050℃とした。焼入れ時の冷却は、急冷とした。
焼入れ後の試験片表面の研磨及びエッチングを行った。エッチング面の顕微鏡写真を撮影し、画像解析装置を用いて、炭化物の面積率(=観察視野の面積に対する円相当径5μm以上の炭化物の面積の割合)を求めた。
表2に、焼入れ温度、焼戻し温度、硬さ、焼入れ性、炭化物の面積率、及び熱処理変寸を示す。表2より、以下のことがわかる。
(2)比較例3は、焼入れ性向上元素の総量が多いため、焼入れ性は高い。しかし、比較例3は、炭化物の面積率が大きい。また、熱処理変寸も大きく、変寸の異方性も大きい。これは、主としてC及びCrが過剰であるためと考えられる。
(3)実施例1〜16は、いずれもHRC58以上の硬さと、10℃/min以下の焼入れ性が得られた。炭化物の面積率は、いずれも0.5%以下であった。さらに、熱処理変寸も小さく、変寸の異方性も小さかった。
(1)冷間において鍛造したり、順送型プレスによって加工する際に用いられる冷間金型又はその部品、
(2)機械構造部材、
などの材料に用いることができる。
さらに、上述した「冷間金型若しくはその部品、又は機械構造部材」には、表面にCVD処理、PVD処理、TD処理、窒化等の表面処理や、ショットピーニング等の表面改質処理を施したものも含まれる。
Claims (5)
- 以下の構成を備えた合金工具鋼。
(1)前記合金工具鋼は、
0.67≦C≦0.77mass%、
1.00≦Si≦1.20mass%、
1.00≦Mn≦1.20mass%、
P≦0.3mass%、
0.05≦S≦0.10mass%、
0.01≦Cu≦0.25mass%、
0.01≦Ni≦0.25mass%、
7.0≦Cr≦8.1mass%、
0.50≦Mo+(1/2)W≦0.70mass%、
0.01≦V≦0.30mass%、
N≦0.02mass%、
O≦0.0100mass%、及び、
Al≦0.100mass%
を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる。
(2)前記合金工具鋼は、焼入れ温度:1020〜1050℃から冷却速度:10℃/minで焼入れし、焼戻し温度:180〜525℃で焼戻した時の硬さが58HRC以上となるものからなる。 - 焼入れ状態での円相当径:5μm以上の炭化物の面積率が0.5%以下である請求項1に記載の合金工具鋼。
- 8.90≦Mn+Ni+Cr+Mo+(1/2)W≦10.0mass%
を満たす請求項1又は2に記載の合金工具鋼。 - 0.001≦Nb≦0.30mass%、
0.001≦Ta≦0.30mass%、
0.001≦Ti≦0.20mass%、及び、
0.001≦Zr≦0.30mass%
からなる群から選ばれるいずれか1種以上の元素をさらに含む請求項1から3までのいずれか1項に記載の合金工具鋼。 - 0.01≦Se+Te≦0.15mass%、及び/又は、
0.01≦Pb+2Bi≦0.15mass%
をさらに含む請求項1から4までのいずれか1項に記載の合金工具鋼。
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