JP6518975B2 - 難黒鉛化性炭素材料の製造方法 - Google Patents

難黒鉛化性炭素材料の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、難黒鉛化性炭素材料の製造方法、リチウムイオン二次電池用負極材料およびリチウムイオン二次電池に関する。
近年、環境問題に対する世界的な意識の高まりにより、化石燃料の使用およびCO排出量が削減できるハイブリッド車(HEV,PHEV)や電気自動車(EV)に注目が集まっている。ハイブリッド車や電気自動車の駆動用電源として体積や質量あたりのエネルギー密度が高く、小型化が可能なリチウムイオン二次電池(LIB)の研究開発が活発化している。現在、リチウムイオン二次電池の負極材は炭素材料が一般的であり、炭素以外では、Si,Sn,Ti,Vなどの金属または金属酸化物のリチウム塩や炭素と金属とのハイブリッド材等が研究されている。
炭素材料では、高エネルギー密度である黒鉛化材料が主流であるが、高い入出力特性とサイクル特性とを有する難黒鉛化性炭素材料が車載用電池の負極材として注目を集めている。特に、ハイブリッド車用電池では車を発進させたり回生エネルギーをとったりするための高い入出力特性と長期間の繰返し充放電が可能な寿命特性とが必要であり、難黒鉛化性炭素材料が適している。
リチウムイオン二次電池の負極材料としての難黒鉛化性炭素材料については、石油系ピッチまたは石炭系ピッチを原料としたものが報告されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
また、非晶質炭素粒子にメソフェーズ粒子を内包させる技術も知られている(例えば特許文献4)。
特開平6−89721号公報 特開平8−115723号公報 特開平9−153359号公報 WO2013/187061号公報
しかしながら、本発明者らが、特許文献1〜3に記載された従来の難黒鉛化性炭素材料について検討を行なったところ、これらの材料をリチウムイオン二次電池用負極材料として用いた場合に、入出力特性が不十分であることが明らかとなった。ハイブリッド車用電池では出力特性はモーターアシスト、入力特性はエネルギー回生とそれぞれ重要な役割を担っており、その負極材料には、より高い入出力特性が要求されている。
本発明は、以上の点を鑑みてなされたものであり、リチウムイオン二次電池用負極材料として用いた場合に高い入出力特性を示す難黒鉛化性炭素材料を得ることを目的とする。
本発明者らは、難黒鉛化性炭素材料を製造する途中で、副材として黒鉛化材料を加えてメカノケミカル処理をした炭素材料をリチウムイオン二次電池用負極材料として用いた場合に、電極の体積抵抗率が低下し、入出力特性が向上することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の(1)〜()を提供する。
(1)難黒鉛化性炭素材料の原料に、架橋処理および/または不融化処理を施して、架橋処理品および/または不融化処理品を得る工程と、
前記架橋処理品および/または前記不融化処理品に対して黒鉛化材料および/または炭素材料を混合した後、メカノケミカル処理を施す工程とを備え
前記メカノケミカル処理品を焼成して、前記黒鉛化材料および/または炭素材料が難黒鉛化性炭素材料の表面に分散した難黒鉛化性炭素材料を得ることを特徴とする、難黒鉛化性炭素材料の製造方法。
(2)前記黒鉛化材料および/または炭素材料の含有量が製造された難黒鉛化性炭素材料に対して、
1質量%〜15質量%である(1)に記載の難黒鉛化性炭素材料の製造方法。
(3)前記黒鉛化材料および/または炭素材料の平均粒子径は、0.1〜8.0μmである(1)または(2)に記載の難黒鉛化性炭素材料の製造方法。ここでいう平均粒子径とは、レーザー回折式粒度分布計の累積度数が体積百分率で50%となる粒子径(D50)である
本発明によれば、リチウムイオン二次電池用負極材料として用いた場合に、電極抵抗を低減し、または高い入出力特性を示す難黒鉛化性炭素材料を得ることができる。
評価用のコイン型二次電池を示す断面図である。 メカノケミカル処理に用いられる装置の構成を示す模式図である。 メカノケミカル処理に用いられる装置を示し、(a)は作用機構を示す模式図、(b)は装置の構成を示す模式図である。
[難黒鉛化性炭素材料の製造方法]
本発明の難黒鉛化性炭素材料の製造方法(以下、単に「本発明の製造方法」ともいう)は、難黒鉛化性炭素材料の原料に架橋処理を施して架橋処理品前駆体を得る工程と、
前記架橋処理品に不融化処理を施して不融化処理品を得る工程と、
前記架橋処理品または前記不融化処理品に対して黒鉛化材料および/または炭素材料を混合したのち、メカノケミカル処理を施す工程を備え、
前記メカノケミカル処理品を焼成して難黒鉛化性炭素材料を得ることを特徴とする、難黒鉛化性炭素材料の製造方法である。
架橋処理後に不融化処理を行なってもよいし、不融化処理は行わなくてもよい。架橋処理のみとするより架橋処理と不融化処理とを両方行うと処理時間を短縮できるので好ましい。
以下、本発明の製造方法について詳細に説明する。
〔架橋処理〕
まず、難黒鉛化性炭素材料の原料(以下、単に「原料」ともいう)に架橋処理を施して架橋前駆体を得る。
ここで、本発明の製造方法に用いられる原料としては、黒鉛および黒鉛化できる材料以外の非晶質炭素材料であれば特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。例えば、石炭系ピッチ、石油系ピッチなどのピッチ;フェノール樹脂、フラン樹脂などの樹脂;ピッチと樹脂との混合物;等が挙げられ、なかでも、経済性等の観点から、石炭系ピッチ、石油系ピッチなどのピッチが好ましい。
上述した原料に架橋処理を施す方法としては、例えば、エアーブローイング反応による方法;酸化性ガス(空気、酸素)による乾式法;硝酸、硫酸、次亜塩素酸、混酸等の水溶液による湿式法;等が挙げられ、なかでも、エアーブローイング反応による方法が好ましい。
エアーブローイング反応は、上述した原料を加熱し、酸化性ガス(例えば、空気、酸素、オゾン、これらの混合物)を吹き込むことにより、軟化点を上昇させる反応である。エアーブローイング反応によれば、例えば200℃以上の高軟化点を有する架橋前駆体(例えば、エアーブロンピッチ)を得ることができる。
エアーブローイング反応は、液相状態での反応であり、固相状態での架橋処理と比較して炭素材料中への酸素原子の取り込みが殆どなく、酸化的脱水反応を主体とする反応が進行し、ビフェニル型の架橋結合により反応が進行する。そのため、異方性を発達させることなく、速やかに軟化点を上げることが可能であることが報告されている(炭素No.162,78(1994))。このようにエアーブローイング処理を施したピッチを使用することで、その後の不融化、焼成を行っても、配向性のない三次元構造を保持し、リチウムイオンが吸蔵される空隙を数多く有する難黒鉛化性炭素材料を得ることができる。
エアーブローイング反応の条件は、特に限定されないが、温度が高すぎるとメソフェーズが発生し、低いと反応速度が遅くなるという理由から、反応温度としては、280〜420℃が好ましく、320〜380℃がより好ましい。また、酸化性ガスの吹き込み量としては、圧縮空気としてピッチ1000gあたり0.5〜15L/分が好ましく、1.0〜10L/分がより好ましい。反応圧力は、常圧、減圧、加圧のいずれであってもよく、特に限定されない。
このような架橋処理によって得られるエアーブロンピッチ等の架橋処理品の軟化点としては、不融化処理のしやすさから、200〜400℃が好ましく、250〜350℃がより好ましい。
〔粉砕〕
架橋処理によって得られたエアーブロンピッチ等の架橋処理品を粉砕して、粒度調整するのが好ましい。粉砕の方法は特に限定されず従来公知の方法を用いることができる。また、粉砕後の平均粒子径としては、例えば、1〜50μmが好ましく、2〜15μmがより好ましい。なお、このような粉砕は、後述する不融化処理品に対して行なってもよい。
〔不融化処理〕
次に、エアーブロンピッチ等の架橋処理品に対して不融化処理を施して、不融化処理品(例えば、不融化ピッチ)を得る。不融化処理は、固相状態で行われる一種の架橋処理(酸化処理)であり、これにより、その後の焼成において溶融が防止される。
不融化処理の方法としては、特に限定されず、例えば、酸化性ガス(空気、酸素)による乾式法;硝酸、硫酸、次亜塩素酸、混酸等の水溶液による湿式法;等が挙げられ、なかでも、酸化性ガスによる乾式法が好ましい。
不融化処理の処理温度としては、架橋処理品の軟化点以下を選択する必要がある。また、バッチ式で行う場合の昇温速度は、融着をより防止する観点から、5〜100℃/時間が好ましく、10〜50℃/時間がより好ましい。
不融化処理におけるその他の処理条件は特に限定されないが、例えば、酸化性ガスの吹き込み量としては、1000gあたりの圧縮空気として1.0から20L/分が好ましく、2.0〜10L/分がより好ましい。反応圧力は、常圧、減圧、加圧のいずれであってもよく、特に限定されない。
不融化処理によって得られる不融化処理品の酸素量としては、焼成時の融着を防止するという理由から、不融化処理品全体を100質量%として5〜20質量%が好ましく、6〜15質量%がより好ましい。
〔黒鉛化材料および/または炭素材料の混合およびメカノケミカル処理〕
本発明においては、エアーブロンピッチ等の架橋処理品または不融化ピッチ等の不融化処理品に対して、黒鉛化材料および/または炭素材料を混合した後、メカノケミカル処理を施す。ここで、混合する黒鉛化材料および/または炭素材料としては特に限定されず、例えば天然黒鉛、人造黒鉛、鱗片黒鉛等の黒鉛化材料、ケッチェンブラック、カーボンブラック等の炭素材料、炭素繊維、CNT等があげられる。黒鉛化材料は黒鉛または黒鉛化する炭素材料を50質量%以上含むものであれば非黒鉛化材料を含むものでもよい。非黒鉛化材料のみである炭素材料であってもよい。
黒鉛化材料および/または炭素材料の平均粒子径は、例えば0.1〜8.0μmが好ましく、0.3〜5μmがより好ましい。平均粒子径がこの範囲であると、難黒鉛化性炭素材料の表面に黒鉛化材料および/または炭素材料が適度に分散されて、接点が多くなるので好ましい。混合量は、最終製品の難黒鉛化性炭素材料中に1〜15質量%の黒鉛化材料および/または炭素材料となる量が好ましく、2〜10質量%がより好ましい。黒鉛化材料および/または炭素材料の混合量がこの範囲であると、黒鉛化材料および/または炭素材料と難黒鉛化性炭素材料の接点が多くなるので、好ましい。
メカノケミカル処理を施すことにより、黒鉛化材料および/または炭素材料が難黒鉛化性炭素材料の表面に分散され、黒鉛化材料および/または炭素材料と難黒鉛化性炭素材料の接点が多くなる。また、黒鉛化材料および/または炭素材料を含有することで焼成後に得られる難黒鉛化性炭素材料は、粒子間の導電性が良くなり、電極抵抗が低下して入出力特性が向上する。
メカノケミカル処理に用いる装置としては、架橋処理品および不融化処理品に圧縮力と剪断力とを同時に掛けることができる装置であれば特に限定されず、例えば、加圧ニーダー、二本ロールなどの混練機、回転ボールミル、ハイブリダイゼーションシステム(奈良機械製作所製)、メカノマイクロス(奈良機械製作所製)、メカノフュージョンシステム(ホソカワミクロン社製)等の装置を使用することができる。
これらのうち、回転速度差を利用して剪断力および圧縮力を同時に付加する装置、例えば、図3(a)および(b)に模式的機構を示すメカノフュージョンシステム(ホソカワミクロン社製)が好ましい。図3(b)に示す装置は、回転ドラム11、回転ドラム11と回転速度の異なる内部部材(インナーピース)12、ならびに、未焼成炭素である前駆体13の循環機構14および排出機構15を有する。回転ドラム11と内部部材12との間に供給された難黒鉛化性炭素材料の原料の架橋処理品および不融化処理品である前駆体13に遠心力を付加しながら、内部部材12により回転ドラム11との速度差に起因する圧縮力と剪断力とを同時に繰返し付加することによりメカノケミカル処理を施すことができる。
また、図2に模式的機構を示すハイブリダイゼーションシステム(奈良機械製作所製)を用いることもできる。図2に示す装置は、固定ドラム21、高速回転するローター22、架橋処理品および不融化処理品23の循環機構24および排出機構25、ブレード26、ステーター27、ならびに、ジャケット28を有する。架橋処理品および不融化処理品23を、固定ドラム21とローター22との間に供給し、固定ドラム21とローター22との速度差に起因する圧縮力と剪断力とを架橋処理品および/または不融化処理品23に付加することにより、メカノケミカル処理を施すことができる。
メカノケミカル処理の条件は、使用する装置によっても異なるため一概にはいえないが、下記の条件で処理を行えば、難黒鉛化性炭素材料の表面に黒鉛化材料および/または炭素材料を効率よく分散させることができる。
例えば、回転ドラムと内部部材とを備えた装置(図3参照)を用いる場合には、回転ドラムと内部部材との周速度差は、5〜50m/秒が好ましく、5〜30m/秒がより好ましい。両者間の距離は、1〜50mmが好ましく、1〜30mmがより好ましい。処理時間は、5〜60分が好ましく、20〜60分がより好ましい。回転ドラムの回転数は、200〜5000rpmが好ましく、500〜5000rpmがより好ましい。
また、固定ドラムと高速回転ローターとを備える装置(図2参照)を用いる場合には、固定ドラムとローターとの周速度差は、10〜100m/秒が好ましく、50〜100m/秒がより好ましい。処理時間は、30秒〜5分が好ましく、2〜5分がより好ましい。ローターの回転数は、200〜5000rpmが好ましく、500〜5000rpmがより好ましい。
〔焼成〕
架橋処理品および/または不融化処理品をメカノケミカル処理の後、減圧または窒素等の不活性ガス雰囲気中において焼成することにより、難黒鉛化性炭素材料を得る。このとき、昇温速度としては、50〜150℃/時間が好ましく、80〜120℃/時間がより好ましい。また、到達温度(焼成温度)は、1000〜1300℃が好ましく、1000〜1200℃がより好ましい。また、保持時間は、0〜20時間が好ましく、0〜10時間がより好ましい。
[難黒鉛化性炭素材料]
本発明の製造方法によって得られる難黒鉛化性炭素材料(以下、「本発明の難黒鉛化性炭素材料」ともいう)は、上述したように、難黒鉛化性炭素材料の表面に黒鉛化材料および/または炭素材料が分散され、接点が多くなることで電極の体積抵抗率が小さくなり、リチウムイオン二次電池用負極材料として好ましく使用できる。
難黒鉛化性炭素材料の平均粒子径は、負極の厚みなどによって1〜50μmの範囲で調整される。調整は分級、解砕、粉砕等を行って調整する。平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布計の累積度数が体積百分率で50%となる粒子径である。また、難黒鉛化性炭素材料の比表面積は初期充放電効率の低下やリチウムイオン二次電池の安全性低下を招くため、好ましくは15m/g以下であり、より好ましくは8m/g以下である。比表面積は窒素ガス吸着BET法により測定することができる。
本発明の難黒鉛化性炭素材料においては、放電容量やサイクル寿命が優れるという理由から、平均格子面間隔d002が0.365nm以上であるのが好ましい。
次に、本発明の難黒鉛化性炭素材料を用いた負極材料として用いたリチウムイオン二次電池(以下、「本発明のリチウムイオン二次電池」ともいう)について説明する。
[リチウムイオン二次電池]
リチウムイオン二次電池は、通常、負極、正極および非水電解質を主たる電池構成要素とし、正・負極はそれぞれリチウムイオンの担持体からなり、充放電過程における非水溶媒リチウムイオンの出入は層間で行われる。本質的に、充電時にはリチウムイオンが負極中にドープされ、放電時には負極から脱ドープする電池機構である。
本発明のリチウムイオン二次電池は、負極材料として本発明の難黒鉛化性炭素材料を用いること以外は特に限定されず、他の電池構成要素については一般的なリチウムイオン二次電池の要素に準ずる。
〔負極〕
本発明の難黒鉛化性炭素材料から負極を製造する方法は、特に限定されず、通常の成形方法に準じて行うことができる。負極製造時には、本発明の難黒鉛化性炭素材料に結合剤を加えた負極合剤を用いることができる。結合剤としては、電解質に対して化学的安定性、電気化学的安定性を有するものを用いるのが好ましく、通常、負極合剤全量中1〜20質量%程度の量で用いるのが好ましい。
具体的には、例えば、本発明の難黒鉛化性炭素材料を分級などによって粒度調整し、結合剤と混合することによって負極合剤を調製し、この負極合剤を、通常、集電体の片面または両面に塗布することで負極合剤層を形成する。この際、通常の溶媒を用いることができる。負極に用いる集電体の形状としては、特に限定されず、例えば、箔状、;メッシュ、エキスパンドメタルなどの網状;等が挙げられる。集電体としては、例えば、銅、ステンレス、ニッケル等が挙げられる。
〔正極〕
正極の材料(正極活物質)としては、充分量のリチウムイオンをドープ/脱ドープし得るものを選択するのが好ましい。そのような正極活物質としては、例えば、遷移金属酸化物、遷移金属カルコゲン化物、バナジウム酸化物およびそれらのリチウム含有化合物、一般式MMo8−Y(式中Xは0≦X≦4、Yは0≦Y≦1の範囲の数値であり、Mは遷移金属などの金属を表す)で表されるシェブレル相化合物、活性炭、活性炭素繊維などが挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。例えば、正極中に炭酸リチウムなどの炭酸塩を添加することもできる。
リチウム含有遷移金属酸化物は、リチウムと遷移金属との複合酸化物であり、リチウムと2種類以上の遷移金属を固溶したものであってもよい。リチウム含有遷移金属酸化物は、具体的には、LiM(1)1−PM(2)(式中Pは0≦P≦1の範囲の数値であり、M(1)、M(2)は少なくとも一種の遷移金属元素からなる)、または、LiM(1)2−QM(2)(式中Qは0≦Q≦1の範囲の数値であり、M(1)、M(2)は少なくとも一種の遷移金属元素からなる)で示される。ここで、Mで示される遷移金属元素としては、Co、Ni、Mn、Cr、Ti、V、Fe、Zn、Al、In、Snなどが挙げられ、Co、Fe、Mn、Ti、Cr、V、Alが好ましい。
このようなリチウム含有遷移金属酸化物は、例えば、Li、遷移金属の酸化物または塩類を出発原料とし、これら出発原料を組成に応じて混合し、酸素雰囲気下600〜1000℃の温度範囲で焼成することにより得ることができる。なお、出発原料は酸化物または塩類に限定されず、水酸化物などからも合成可能である。
このような正極材料を用いて正極を形成する方法としては、例えば、正極材料、結合剤および導電剤からなる正極合剤を集電体の両面に塗布することで正極合剤層を形成する。結合剤としては、負極で例示したものを使用できる。導電剤としては、例えば、炭素材料、黒鉛、カーボンブラック、VGCFを使用できる。集電体の形状は特に限定されず、負極と同様の形状のものが用いられる。
上述した負極および正極を形成するに際しては、従来公知の導電剤や結着剤などの各種添加剤を、適宜使用することができる。
〔電解質〕
電解質としては、LiPF、LiBFなどのリチウム塩を電解質塩として含む通常の非水電解質が用いられる。
非水電解質は、液系の非水電解液であってもよいし、固体電解質や、ゲル電解質などの高分子電解質であってもよい。
液系の非水電解質液とする場合には、非水溶媒として、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネートなどの非プロトン性有機溶媒を使用できる。
高分子電解質とする場合には、可塑剤(非水電解液)でゲル化されたマトリクス高分子を含む。このマトリクス高分子としては、ポリエチレンオキサイドやその架橋体などのエーテル系高分子、ポリメタクリレート系、ポリアクリレート系、ポリビニリデンフルオライドやビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体などのフッ素系高分子などを単独または混合して用いることができ、なかでも、酸化還元安定性等の観点から、フッ素系高分子が好ましい。
高分子電解質に含有される可塑剤(非水電解液)を構成する電解質塩や非水溶媒としては、上述したものを使用できる。
本発明のリチウムイオン二次電池においては、セパレータを使用することができるが、本発明のリチウムイオン二次電池においては、ゲル電解質を用いることが可能である。この場合、例えば、本発明の難黒鉛化性炭素材料を含有する負極、ゲル電解質、正極をこの順で積層し、電池外装材内に収容することで構成することも可能である。
本発明のリチウムイオン二次電池の構造は任意であり、その形状、形態について特に限定されるものではなく、例えば積層型や捲回型であってもよいし、円筒型、角型、コイン型、ボタン型から任意に選択することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
まず、錨型攪拌装置を付したオートクレーブに、石炭系QIレスピッチ(QI:0.1〜0.5質量%、軟化点:83℃)1000gを入れ、窒素気流下で320℃まで加熱した後、圧縮空気を2L/分で流通させながらピッチ中に吹き込み、320℃で5時間加熱することにより、エアーブローイング反応による架橋処理を施した。その後、室温まで冷却し、内容物を取り出し、軟化点280℃のエアーブロンピッチを得た。
次に、得られたエアーブロンピッチを、アトマイザーを用いて粉砕して、平均粒子径11μmに粒度調整し、粉砕されたエアーブロンピッチに対して鱗片黒鉛(平均粒子径4μm)を2質量%添加した後、メカノケミカル処理を施した。メカノケミカル処理は、図3に基いて説明したメカノフュージョンシステム(ホソカワミクロン社製)を用いて行い、処理条件としては、回転数:5000rpm、処理時間:30分とした。回転ドラムの周速を10m/sとした。
次に、上記メカノケミカル処理が施され鱗片黒鉛を含有するエアーブロンピッチを、回転式の炉に入れ、圧縮空気を2L/分で流通させながら20℃/時間で昇温させ、エアーブロンピッチの軟化点(280℃)よりも低い250℃で3時間保持して不融化処理を施すことにより酸素量8.0質量%の不融化ピッチを得た。
次に、得られた不融化ピッチ100gを、黒鉛製の蓋付き容器に入れ、窒素気流下で、100℃/時間の昇温速度で1100℃まで昇温させ、1100℃で2時間の焼成を行い、炭素粉末を得た。得られた難黒鉛化性炭素材料の比表面積は15m/g以下であり、平均格子面間隔d002は0.365nm以上であった。 表1に示す黒鉛化材料の含有率は、エアーブロンピッチのみを実施例1の条件に従って難黒鉛化性炭素材料を得た場合の残炭率を用い、難黒鉛化性炭素材料に対して計算した値である。黒鉛化材料の含有率は、他の実施例、比較例でも同様にして計算した。
<実施例2>
実施例2では、エアーブロンピッチに添加する鱗片黒鉛の量をエアーブロンピッチに対して4質量%にしてメカノケミカル処理を実施した。なお、それ以外の条件等は、実施例1と同様にした。
<実施例3>
実施例3では、メカノケミカル処理の対象を実施例1と異ならせた。つまり、エアーブロンピッチを粉砕し、不融化処理を施した後、鱗片黒鉛(平均粒子径4.0μm)を4質量%添加した後、メカノケミカル処理を実施した。なお、それ以外の条件等は、実施例1と同様にした。
<実施例4>
実施例4では、実施例1のエアーブロンピッチに添加する黒鉛化材料を炭素材料に変更して添加した。つまり、エアーブロンピッチに対してケッチェンブラック(平均粒子径0.7μm)を2質量%添加した後、メカノケミカル処理を実施した。なお、それ以外の条件等は、実施例1と同様にした。
<実施例5>
実施例5では、実施例4のエアーブロンピッチに添加するケッチェンブラック(平均粒子径0.7μm)の量をエアーブロンピッチに対して4質量%添加した後、メカノケミカル処理を実施した。なお、それ以外の条件等は、実施例1と同様にした。
<比較例1>
比較例1では、黒鉛を添加せず、メカノケミカル処理も施さなかった。つまり、比較例1では、エアーブロンピッチを粉砕した後、不融化処理を施し、得られた不融化ピッチを焼成して、炭素粉末を得た。なお、それ以外の条件等は、実施例1と同様にした。
<比較例2>
比較例2では、黒鉛を添加せず、粉砕したエアーブロンピッチにメカノケミカル処理を施した後、不融化処理を行ない、得られた不融化ピッチを焼成して、炭素粉末を得た。なお、それ以外の条件等は、実施例1と同様にした。
<比較例3>
比較例3では、黒鉛を添加せず、エアーブロンピッチを粉砕し、不融化処理を施した後に、メカノケミカル処理を実施した。得られた不融化ピッチを焼成して、炭素粉末を得た。なお、それ以外の条件等は、実施例1と同様にした。
<比較例4>
比較例4では、比較例1の炭素粉末に鱗片黒鉛を4質量%加えて混合して、炭素粉末を得た。
<電池評価>
次に、各々の実施例および比較例で得られた炭素粉末を負極材料として用いて評価用のボタン型二次電池(図1参照)を作製し、各種の評価を行ない、表1に示す。
(負極合剤ペーストの調製)
まず、得られた炭素粉末を負極材料として、負極合剤ペーストを調製した。具体的には、プラネタリーミキサーに、炭素粉末(95質量部)と、ポリビニリデンジフルオライドの12%N−メチルピロリジノン12%溶液(固形分で5質量部)とを入れ、100rpmで15分間攪拌し、さらに、N−メチルピロリジノンを追加して固形分比60%となるように調整して引き続き15分間攪拌を行い、負極合剤ペーストを調製した。
(作用電極(負極)の作製)
調製した負極合剤ペーストを、銅箔上に均一な厚さになるように塗布し、さらに送風乾燥機内に入れて100℃で溶媒を揮発させ、負極合剤層を形成した。次に、負極合剤層をローラープレスによって加圧し、さらに直径15.5mmの円形状に打ち抜くことで、銅箔からなる集電体に密着した負極合剤層を有する作用電極(負極)を作製した。なお、評価を行う前に、真空中100℃で8時間以上の乾燥を行なった。
(電極密度の測定)
作製した作用電極について、一定面積を有する鏡面板どうしの間に挟み、ハンドプレス機を用いて250MPaの圧力を20秒間かけた後の電極密度(単位:g/cm)を求めた。電極密度は、負極合剤層の質量および厚さを測定し、計算により求めた。
(評価電池の作製)
次に、作製した作用電極(負極)を用いて、図1に示す評価用のボタン型二次電池(単に「評価電池」ともいう)を作製した。図1は、評価用のボタン型二次電池を示す断面図である。
まず、リチウム金属箔をニッケルネットに押し付け、直径15.5mmの円形状に打ち抜くことにより、ニッケルネットからなる集電体7aに密着した、リチウム箔からなる円盤状の対極4を作製した。
次に、電解質溶液が含浸されたセパレータ5を、集電体7bに密着した作用電極(負極)2と、集電体7aに密着した対極4との間に挟んで積層した後、作用電極2を外装カップ1内に、対極4を外装缶3内に収容して、外装カップ1と外装缶3とを合わせ、外装カップ1と外装缶3との周縁部を、絶縁ガスケット6を介してかしめ、密閉することにより、評価電池を作製した。
作製された評価電池においては、外装カップ1と外装缶3との周縁部が絶縁ガスケット6を介してかしめられ、密閉構造が形成されている。密閉構造の内部には、図1に示すように、外装缶3の内面から外装カップ1の内面に向けて順に、集電体7a、対極4、セパレータ5、作用電極(負極)2、および、集電体7bが積層されている。
(充放電試験)
作製した評価電池について、25℃で以下の充放電試験を行なった。なお、本試験では、リチウムイオンを炭素粉末中にドープする過程を「充電」、炭素粉末から脱ドープする過程を「放電」とした。
まず、0.9mAの電流値で回路電圧が0mVに達するまで定電流充電を行い、回路電圧が0mVに達した時点で定電圧充電に切り替え、さらに、電流値が20μAになるまで充電を続けた。その間の通電量から充電容量(単位:mAh/g)を求めた。その後、120分間休止した。次に、0.9mAの電流値で、回路電圧が1.5Vに達するまで定電流放電を行い、この間の通電量から放電容量(単位:mAh/g)を求めた。これを第1サイクルとした。
(初期効率、初期ロス容量)
上記充放電試験の結果から、下記式(I)に基いて初期ロス容量(単位:mAh/g)を求め、下記式(II)に基いて初期効率(単位:%)を求めた。
初期ロス容量=1回目の充電容量−1回目の放電容量…(I)
初期効率=(1回目の放電容量/1回目の充電容量)×100…(II)
<電極の体積抵抗率評価>
(負極合剤ペーストの調製)
得られた炭素粉末を負極材料として、負極合剤ペーストを調製した。具体的には、プラネタリーミキサーに、炭素粉末(95質量部)と、ポリビニリデンジフルオライドの12%N−メチルピロリジノン12%溶液(固形分で5質量部)とを入れ、100rpmで15分間攪拌し、さらに、N−メチルピロリジノンを追加して固形分比60%となるように調整して引き続き15分間攪拌を行い、負極合剤ペーストを調製した。
(抵抗測定用電極の作製)
調製した負極合剤ペーストを、PETフィルム(東レ株式会社製 ルミラー 厚み80μm)上に均一な厚さになるように塗布し、さらに送風乾燥機内に入れて100℃で溶媒を揮発させ、負極合剤層を形成した。次に、負極合剤層をローラープレスによって加圧し、さらに直径15.5mmの円形状に打ち抜くことで、PETフィルムに密着した負極合剤層を有する抵抗測定用電極を作製した。なお、評価を行う前に、真空中100℃で8時間以上の乾燥を行なった。
(電極密度の測定)
作製した電極について、一定面積を有する鏡面板どうしの間に挟み、ハンドプレス機を用いて250MPaの圧力を20秒間かけた後の電極密度(単位:g/cm)を求めた。電極密度は、負極合剤層の質量および厚さを測定し、計算により求めた。
(電極抵抗測定試験)
作製した電極について、四探針式抵抗測定装置ロレスター(三菱アナリティック社製 MCP−T610)を用いて電極表面の抵抗測定を実施し、作製した作用電極について求めた電極密度に基いて、体積抵抗率を得た。
上記表1に示す結果から明らかなように、実施例1〜5および比較例1〜4においては、第1サイクルの放電容量(初期容量)が黒鉛の理論容量(372mAh/g)を超えていることから、得られた炭素粉末は、黒鉛ではなくて難黒鉛化性炭素材料(ハードカーボン)であることが分かった。
このような実施例1〜3と比較例1〜4とを対比すると、黒鉛化材料である黒鉛化粒子を添加してメカノケミカル処理を施した実施例1〜3は、メカノケミカル処理を施さなかった比較例1よりも、電極密度が高く、電極の体積抵抗率が小さくなることが分かった。また、黒鉛化材料以外の炭素材料を添加した場合でも同様の効果が得られることがわかった。メカノケミカル処理を施し、黒鉛化または炭素材料を添加しなかった比較例2,3は初期容量は高いが体積抵抗率は下がっていない。
1 外装カップ
2 作用電極
3 外装缶
4 対極
5 セパレータ
6 絶縁ガスケット
7a 集電体
7b 集電体
11 回転ドラム
12 内部部材(インナーピース)
13 前駆体
14 循環機構
15 排出機構
21 固定ドラム
22 ローター
23 前駆体
24 循環機構
25 排出機構
26 ブレード
27 ステーター
28 ジャケット

Claims (3)

  1. 難黒鉛化性炭素材料の原料に、架橋処理および/または不融化処理を施して、架橋処理品および/または不融化処理品を得る工程と、
    前記架橋処理品および/または前記不融化処理品に対して黒鉛化材料および/または炭素材料を混合した後、メカノケミカル処理を施す工程とを備え
    前記メカノケミカル処理品を焼成して、前記黒鉛化材料および/または炭素材料が難黒鉛化性炭素材料の表面に分散した難黒鉛化性炭素材料を得ることを特徴とする、黒鉛化性炭素材料の製造方法。
  2. 前記黒鉛化材料および/または炭素材料の含有量が製造された難黒鉛化性炭素材料に対して、
    1質量%〜15質量%である請求項1に記載の難黒鉛化性炭素材料の製造方法。
  3. 前記黒鉛化材料および/または炭素材料の平均粒子径は、0.1〜8.0μmである請求項1または2に記載の難黒鉛化性炭素材料の製造方法。
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