JP6518690B2 - (5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジン - Google Patents

(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジン Download PDF

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Description

本発明は(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジン、これらの化合物を含有する医薬組成物、および治療におけるそれらの使用に関する。特に、本発明は癌治療における(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジンの使用に関する。
本発明はプロテインキナーゼの活性を調整し、特にプロテインキナーゼTTK(EC 2.7.12.1)の活性を阻害する化学物質に関する。TTK(一般にMps1と呼ばれる)は、有糸分裂のチェックポイント(細胞分裂の間、2つの娘細胞の上の姉妹染色分体分離の忠実度を確実にする仕組み)の成分である。有糸分裂のチェックポイントの欠陥またはそれの抑制は、異数性をもたらす。胚発育の間、単一の分離エラーの圧倒的多数は許容されない(Cohen, J., Science 296: 2164, 2002)。対照的に、異数性はヒトの固形腫瘍の一般的な遺伝子の変化であり(Lengauer, C. et al., Nature 396, 643; 1998)、且つ胸部、肺、脳における腫瘍の予後不良の予測因子(Carter, S.L., et al., Nat. Genet. 38: 1043; 2006; Tannous, B.A., et al., J. Nat. Canc. Inst. 105,1322; 2013)、および結腸直腸癌の予後不良の予測因子である(Walther, A. et al., Gut 57: 941; 2008; Sheffer, M. et al.,Proc. Natl. Acad. Sci. USA 106: 7131, 2009)。TTKの発現は、染色体不安定性乳癌において増加され(Yuan, B. et al., Clin. Cancer Res.12: 405; 2006)、特にトリプルネガティブ乳癌(乳癌の最も活発なタイプ)において増加される(Maire, V. et al., PLoS ONE 8(5) e63712; 2013)。RNA干渉によるTTK発現の減少は、著しい染色体の誤分離および細胞死をもたらしたが、正常(形質転換していない)細胞の生存率に影響を及ぼさなかった(Yuan, B. et al.; Maire, V. et al.; Janssen, A. et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 106: 19108; 2009)。種々の腫瘍細胞株におけるRNA干渉によるTTK発現の部分阻害は、穏やかな染色体誤分離を引き起こしたが、致死性ではなかった(Janssen, A. et al.)。しかしながら、これらの細胞は、有糸分裂阻害剤、例えばパクリタキセルの低用量による治療にさらに敏感であり(Janssen, A. et al.)、そしてビンクリスチンの低用量による治療にもさらに敏感であった(Tannous, B.A., et al.)。選択的な抗癌治療のためのアプローチとして、上記のデータはTTKインヒビターのための生物学的基礎を提供する。
TTKキナーゼ阻害剤は、様々な癌の治療に有用であり、単剤として、または、他の化学療法剤と併用して使用されることができる。
WO 2012/101032 A1 (Nerviano Medical Sciences SRL)は、プロテインキナーゼの活性を調整し、それ故に調節不全のプロテインキナーゼ活性によって生じる疾患を治療することに役立つ、三環系ピロロ誘導体に関する。
WO2011/063908A1においてトリアゾロピリジン、及びWO2012/080229A1およびWO2011/013729A1においてイミダゾ−ピラジンが、Bayer Schering Pharma A.G.によりTTKのインヒビターとして開示されている。3つの代表的なインヒビターの評価は、1〜10nMのIC50でのTTKキナーゼ活性の抑制、およびヒトの癌細胞株の160nM〜10μM未満のIC50での増殖抑制を示した(Jemaa, M. et al., Cell Death Different. 20: 1532; 2013)。これら化合物の1つ、Mps−BAY2bは、マウス異種移植モデルにおいて、HeLa−Matu頸部腫瘍細胞の増殖を阻害することが示され、このモデルにおけるパクリタキセルの効果を増強させた(Jemaa, M. et al.)。このように、RNA干渉技術とともに以前に示されたTTK抑制の化学療法敏感化効果が確認された。
WO2009/156315A1において、Nerviano Medical Sciences S.R.Lによって、ピラゾロ−キナゾリンはTTKのインヒビターとして開示されている。この特許に記載されている化合物であるNMS−P715は、プレインキュベーション工程がアッセイに含まれたかどうかに依存して、8〜182nMの50%阻害濃度(IC50)でTTKキナーゼ活性を阻害した(Colombo,R., et al., Cancer Res. 70:10255; 2010)。NMS−P715も、種々の腫瘍由来の癌の細胞株の増殖を1μM以上のIC50で阻害し、A375およびA2780マウスの異種移植モデルにおいて腫瘍の増大を阻害した(Colombo, R. et al.)。
WO2010/111406A2において、化合物がMyriad Pharmaceuticals, Incによって、TTKのインヒビターとして開示されている。代表的な化合物であるMPI 4079605は、1.8nMのIC50でTTKを阻害した(Tardif, K.D., et al., Mol. Cancer Res. 10: 2267; 2011)。72時間の癌細胞の処置は、ほとんど感受性のない多くの細胞株を明らかにした(Tardif, K.D., et al.)。MPI 4079605は、2つの他の公開されたインヒビターであるリバーシンおよびMPS1−IN−1に構造的に類似している。(Kwiatkowski, N., et al., Nat. Chem. Biol.6: 359; 2010; Santiguida, S., et al., J. Cell. Biol.190: 73; 2010)。
強力なキナーゼ阻害能および増殖抑制作用を有するTTKインヒビターの、明らかな必要性が存在する。
我々は(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジンのシリーズを合成し、これらの化合物がTTKキナーゼ活性及び腫瘍細胞増殖の非常に有効なインヒビターであることを発見した。
本発明は、(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジン誘導体を提供する。
より具体的には、本発明は、式Iに従う(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジン誘導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を提供する。
TTK活性を阻害する化合物、高増殖性障害、特に染色体不安定性または異数性によって引き起こされるまたはそれに関連した癌の処置のためのそれらの単独又は他の活性成分と組み合わせた使用、並びにこれらの化合物及び化合物および薬学的担体を含む医薬組成物を、本発明は提供する。
本発明の目的は(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジン、をこれらの化合物を含有する医薬組成物、および治療におけるそれらの使用を提供することである。特に、本発明は、癌治療における(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジンの使用に関する。
より具体的には、本発明は、式Iに従う(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジンまたはそれらの薬理学的に許容される塩を提供する。
Figure 0006518690

ここで、
およびRは、以下からなる群から独立して選択される:
a)(6−10C)アリール、
b)(1−5C)ヘテロアリール、
ここで、両基は任意的に置換されることができる。
1の実施形態において、Rは、以下からなる群から選択される:
Figure 0006518690

11はH、ハロゲン、(1−2C)アルキル、(2−3C)アルケニル、(2−3C)アルキニル、(1−2C)アルコキシまたはOCであり、アルキルおよびアルコキシ基のすべてが一つ以上のハロゲンによって任意的に置換されていても良く;
12は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキルまたは(1−2C)アルコキシであり;
13は、R131CH、R132O、R133134N、R135C(O)、R136S、R136S(O)、R136S(O)(NH)、R137SO、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、又は(1−5C)ヘテロアリールであり、ここでヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールが各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、オキソ、(1−2C)アルコキシ、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−5C)アルコキシカルボニル、(1−6C)アルキルアミノカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルまたはジ[(1−2C)アルキル]アミノで任意的に置換されていても良く、ここでアルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルカルボニルまたはヘテロシクロアルキルカルボニルが各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、シアノ、オキソまたは(1−2C)アルコキシによって任意的に置換されていても良く;
131は、各々が(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、または(1−2C)アルコキシから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキルカルボニルアミノ、(3−6C)シクロアルキルカルボニルアミノ、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノであり、
132は、各々(1−2C)アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(6−10C)アリール、または(1−5C)ヘテロアリールであり;
133は、各々(1−2C)アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル又は(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−5C)アルコキシカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルであり;
134は、水素または(1−2C)アルキルであり;
135は、各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、オキソ、シアノ、又はアミノから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(1−6C)アルキルアミノ、ジ[(1−6C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキルアミノ、または(3−6C)シクロアルキルアミノであり;
136は、各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、または(1−2C)アルコキシから選択された一つ以上の基によっ任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキルであり;
137は、各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、又は(1−2C)アルコキシから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(1−6C)アルキルアミノ、ジ[(1−6C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキルアミノ、または(3−6C)シクロアルキルアミノであり;
14は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキルまたは(1−2C)アルコキシであり;及び
15は、H、ハロゲンである。
上記式Iにおいて、Rは、以下からなる群から選択される:
Figure 0006518690

21は、H、ハロゲン、(1−3C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−2C)アルキル、(3−4C)シクロアルキル、(2−3C)アルケニル、またはシアノであり;
22は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキル、または(1−2C)アルコキシであり;
23は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、シアノ、又はヒドロキシであり;
24は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキル、または(1−2C)アルコキシであり;
25は、H、ハロゲン、(1−3C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−2C)アルキル、(3−4C)シクロアルキル、(2−3C)アルケニル、またはシアノであり;
26はH、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−5C)ヘテロシクロアルキル、(1−2C)アルコキシ[(2−4C)アルコキシ](1−6C)アルキルであり、ここでnは1,2,3又は4の整数を表し、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および(1−2C)アルコキシ[(2−4C)アルコキシ](1−6C)アルキル基のすべては、(1−2C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、ヒドロキシル、オキソ、アミノ、(3−6C)シクロアルキル、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、または(2−5C)ヘテロシクロアルキルから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い。
興味深い実施形態において、Rは、以下からなる群から選択される:

Figure 0006518690
さらに、Rが以下の通りである、Polo様キナーゼ1(PLK1)に対する優れた選択性を有する非常に強力なTTKインヒビターが示された:
Figure 0006518690
PLK1に対するこの選択性の当然の帰結として、Rのこの定義に適合する化合物は、オーロラ(Aurora)A(AurA)及び/又はオーロラ(Aurora)C(AurC)キナーゼへの高い選択性をしばしば示す。
上記の式Iにおいて、Rの中のR21およびR25のうち1つだけがHであり得る。
本明細書にて用いる用語は次のとおりである:
ハロゲンはフッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味し、ここでフッ素、塩素、または臭素が好ましいハロゲンであり、フッ素または塩素がより好ましい。
(1−2C)アルキルは1〜2の炭素原子を有するアルキル基を意味し、メチルまたはエチルである。メチル基は、MeまたはCHとして示されることができる。
(1−3C)アルキルは、1〜3の炭素原子を有する分枝の又は分枝していないアルキル基を意味し、メチル、エチル、プロピル、またはイソプロピルである。
(1−4C)アルキルは、1〜4の炭素原子を有する分枝の又は分枝していないアルキル基を意味し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、2級ブチル、または3級ブチルであり、ここで(1−3C)アルキル基が好ましい。
(1−5C)アルキルは、1〜5の炭素原子を有する分枝の又は分枝していないアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、2級ブチル、3級ブチル、ペンチル、及びイソペンチルを意味し、ここで(1−4C)アルキル基が好ましい。
(1−6C)アルキルは、1〜6の炭素原子を有する分枝の又は分枝していないアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、3級ブチル、n−ペンチル、及びn−ヘキシルを意味する。(1−5C)アルキル基が好ましく、ここで(1−4C)アルキルがより好ましい。
(1−2C)アルコキシは、1〜2の炭素原子を有するアルコキシ基を意味し、ここでアルキル部分は前に定義されたのと同じ意味を有する。
(2−4C)アルコキシは、2〜4の炭素原子を有するアルコキシ基、例えばエトキシ、プロピルオキシ、ブチルオキシ、イソプロピオキシ、イソブチルオキシ、および3級ブチルオキシを意味する。エチロキシおよびプロピルオキシが好ましい。エチロキシ基がより好ましい。
(1−3C)アルコキシは、1〜3の炭素原子を有するアルコキシ基を意味し、ここでアルキル部分は前に定義されたのと同じ意味を有する。(1−2C)アルコキシ基が好ましい。
(1−4C)アルコキシは、1〜4の炭素原子を有するアルコキシ基を意味し、ここでアルキル部分は前に定義されたのと同じ意味を有する。(1−3C)アルコキシ基が好ましく、ここで(1−2C)アルコキシ基が最も好ましい。
(1−5C)アルコキシは、1〜5の炭素原子を有するアルコキシ基を意味し、ここでアルキル部分は前に定義されたのと同じ意味を有する。(1−4C)アルコキシ基が好ましく、ここで(1−3C)アルコキシ基がより好ましい。
(2−3C)アルケニルは、2〜3の炭素原子を有する分枝の又は分枝していないアルケニル基、例えばエチニル又は2−プロペニルを意味する。
(2−3C)アルケニルは、エチニルまたは2−プロピニルを意味する。
(3−4C)シクロアルキルは、3〜4の炭素原子を有するシクロアルキル基を意味し、シクロプロピルまたはシクロブチルである。
(3−6C)シクロアルキルは、3〜6の炭素原子を有するシクロアルキル基を意味し、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。シクロプロピルおよびシクロブチルが好ましい。
(2−5C)ヘテロシクロアルキルは2〜5の炭素原子、好ましくは3〜5の炭素原子、およびN、O、および/またはSから選ばれた1又は2のヘテロ原子を有するヘテロシクロアルキル基を意味し、それは可能であればヘテロ原子、又は炭素原子を介して結合されていてもよい。好ましいヘテロ原子は、NまたはOである。オキセタニル、アゼチジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピロリジニル、およびピペラジニルが好ましい。最も好ましい(2−5C)ヘテロシクロアルキルは、オキセタニルおよびアゼチジニルである。
(2−7C)ヘテロシクロアルキルは2〜7の炭素原子、好ましくは2−5の炭素原子、およびN、O、および/またはSから選ばれた1又は2のヘテロ原子を有するヘテロシクロアルキル基を意味する。好ましいヘテロ原子は、NまたはOである。好ましい(2−7C)ヘテロシクロアルキル基は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、またはチオモルホリニルである。可能であればヘテロシクロアルキル基は、ヘテロ原子を介して結合されていてもよい。
(6−10C)アリールは、6〜10の炭素原子を有する芳香族炭化水素基、例えばフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、またはインデニルを意味する。好ましい(6−10C)アリール基はフェニルである。
(1−5C)ヘテロアリールは、1〜5の炭素原子、およびN、Oおよび/またはSから選択された1〜4のヘテロ原子を有している置換であるか非置換の芳香族基を意味する。(1−5C)ヘテロアリールは、任意的に置換されていてもよい。好ましい(1−5C)ヘテロアリール基は、イソオキサゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニルである、より好ましい(1−5C)ヘテロアリールは、ピラゾリル、イソオキサゾリル、ピリジニル、およびピリミジルである。
(3−6C)シクロアルキルアミノは、前に定義されたのと同じ意味を有しかつ3〜6の炭素原子を含有しているシクロアルキル基によって一置換されているアミノ基を意味する。
(1−6C)アルキルアミノは、前に定義されたのと同じ意味を有しかつ1〜6の炭素原子を有しているアルキル基によって一置換されているアミノ基を意味する。好ましい(1−6C)アルキルアミノ基は、メチルアミノである。
ジ[(1−2C)アルキル]アミノは、前に定義されたのと同じ意味を有しかつ各々が独立して1〜2の炭素原子を有するアルキル基によって二置換されているアミノ基を意味する。好ましいジ[(1−2C)アルキル]アミノ基は、ジメチルアミノである。
ジ[(1−6C)アルキル]アミノは、前に定義されたのと同じ意味を有しかつ各々が独立して1〜6の炭素原子を有するアルキル基によって二置換されているアミノ基を意味する。好ましいジ[(1−6C)アルキル]アミノ基は、N−メチルプロパン−1アミノである。
(2−7C)ヘテロシクロアルキルアミノは、前に定義されたのと同じ意味を有しかつ2〜7の炭素原子を有している(2−7)ヘテロシクロアルキル基によって一置換されているアミノ基を意味する。
(1−6C)アルキルアミノカルボニルは、アミノ基により置換されているカルボニル基を意味する。前記アミノ基は、1〜6の炭素原子を有し且つ前に定義されたのと同じ意味を有するアルキル基によって一置換されている。
(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルは、2〜7の炭素原子を有し且つ前に定義されたのと同じ意味を有しかつ(2−7)ヘテロシクロアルキル基によって置換されているカルボニル基を意味する。
(1−5C)アルコキシカルボニルは、アルキル部分が前に定義された1〜6の炭素原子を有するアルコキシ基によって置換されたカルボニル基を意味する。
(1−6C)アルキルスルホニルは、1〜6の炭素原子を有しかつ前に定義されたのと同じ意味を有しかつ(1-6C)アルキル基によって置換されているスルホニル基を意味する。
(1−6C)アルキルカルボニルは、1〜6の炭素原子を有しかつ前に定義されたのと同じ意味を有しかつ(1-6C)アルキル基によって置換されているカルボニル基を意味する。
(3−6C)シクロアルキルカルボニルは、3〜6の炭素原子を有しかつ前に定義されたのと同じ意味を有しかつ(3-6C)シクロアルキル基によって置換されているカルボニル基を意味する。
(1−6C)アルキルアミノカルボニルは、アミノ基により置換されているカルボニル基を意味する。前記アミノ基は、1〜6の炭素原子を有し且つ前に定義されたのと同じ意味を有しかつアルキル基によって一置換されている。
(1−6C)アルキルカルボニルアミノは、カルボニル基により置換されているアミノ基を意味する。前記カルボニル基は、1〜6の炭素原子を有し且つ前に定義されたのと同じ意味を有しかつアルキル基によって一置換されている。
(3−6C)シクロアルキルカルボニルアミノは、カルボニル基により置換されているアミノ基を意味する。前記カルボニル基は、3〜6の炭素原子を有し且つ前に定義されたのと同じ意味を有しかつシクロアルキル基によって一置換されている。
(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノは、カルボニル基により置換されているアミノ基を意味する。前記カルボニル基は、2〜7の炭素原子を有し且つ前に定義されたのと同じ意味を有しかつ(2−7C)ヘテロシクロアルキル基によって一置換されている。
ヒドロキシ(1−2C)アルキルは、ヒドロキシ基により置換された、前に定義されたのと同じ意味を有しかつ1〜2の炭素原子を有する(1−2C)アルキル基を意味する。
(1−2C)アルコキシ[(2−4C)アルコキシ]n(1−6C)アルキルは、一つ以上の(2−4C)アルキルオキシ基により置換されている、前に定義されたのと同じ意味を有しかつ1〜6の炭素原子を有する(1−6C)アルキル基を意味し、ここで、nは1,2,3又は4の整数を表し、該アルコキシ基は互いに直線状につなげられている。最後の(2−4C)アルキルオキシ基は(1−2C)アルキルオキシ基により置換されている。(1−2C)アルコキシ[(2−4C)アルコキシ]n(1−6C)アルキル基において、好ましい(1−2C)アルコキシ基はメトキシであり、好ましい(2−4C)アルコキシはエトキシであり、そして好ましい(1−6C)アルキルはエチルであり、好ましくはnが1,2,3,4であり、nは1又は2が最も好ましい。
多官能基の上記の定義において、結合位置は、最後の基である。
置換基の定義において、前記置換基の「アルキル基の全て」が任意的に置換されていても良いと示されている場合、これはアルコキシ基のアルキル部分を包含する。
存在する状況の下で、指定された原子の正常な原子価を越えず、かつ置換が安定な化合物をもたらすことを条件として、指定された原子(単数または複数)上の一つ以上の水素が、示された群からの選択肢で置き換えられることを、語「置換される」は意味する。置換基および/または変更形の組合せが安定な化合物をもたらす場合のみ、このような組合せは許される。
「安定な化合物」または「安定な構造」は、反応混合物からの役立つ程度の純度への単離、および有効な治療薬への製剤に耐えるために十分に強固である化合物または構造と定義される。
語「任意的に置換された」は、特定された基、遊離基、または部分での任意的な置換を意味する。
1の実施形態において、本発明は式Iに従う化合物に関し、ここでR13がR132O、R135C(O)、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、または(1−5C)ヘテロアリールであり、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールが各々(1−2C)アルキル、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−5C)アルコキシカルボニル、(1−6C)アルキルアミノカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、又は(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルで任意的に置換されていても良く、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルカルボニル、またはヘテロシクロアルキルカルボニルが各々(1−2C)アルキル、フルオロ、(1−2C)アルコキシによって任意的に置換されていても良く、R132は(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(6−10C)アリール、または(1−5C)ヘテロアリールからなる群から選択され、各々は(1−2C)アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルから選択されかつる一つ以上の基によって任意的に置換されていても良く、及びR135は(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(1−6C)アルキルアミノ、ジ[(1−6C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキルアミノ、または(3−6C)シクロアルキルアミノからなる群から選択され、各々は(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、オキソ、シアノ、またはアミノから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い。
さらに他の実施形態において、本発明は、式Iに従う化合物に関し;ここでR13がR132O、R135C(O)であり、またはR13がピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ピラゾリル、またはイソオキサゾリルであり、ここで各々は(1−2C)アルキル、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−5C)アルコキシカルボニル、(1−6C)アルキルアミノカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルによって任意的に置換されていても良く、ここで各々がアルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルカルボニル、またはヘテロシクロアルキルカルボニルが、(1−2C)アルキル、フルオロ、または(1−2C)アルコキシによって任意的に置換されていても良い。R132は(1−6C)アルキル、ピペリジニル、ピロリジニル、またはアゼチジニルからなる群から選択され、各々が(1−2C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、またはジ[(1−2C)アルキル]アミノから選択されかつる一つ以上の基によって任意的に置換されていても良く、及びR135はピペリジニル、チオモルホリニル、モルホリニル、ホモピペラジニル、(1−6C)アルキルアミノ、(3−6C)シクロアルキルアミノ、またはピペジリノアミノ、アゼチジニルアミノ、テトラヒドロピラニルアミノ、または3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−アミノからなる群から選択され、各々は(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル又は(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、オキソ、シアノ、またはアミノから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い。
他の実施形態において、本発明はRが以下からなる群から選択された式Iに従う化合物に関する:
Figure 0006518690
再び他の実施形態において、本発明はR12およびR15各々がHであり且つR14がH、フルオロ、クロロ、または(1−2C)アルキルである式Iに従う化合物に関する。
11がH、(1−2C)アルキル、または(1−2C)アルコキシである式Iに従う化合物に、本発明は関し、ここですべてアルキルおよびアルコキシ基は一つ以上のフルオロによって任意的に置換されていても良い。
さらに他の実施形態において、本発明はRが以下からなる群から選択された式Iに従う化合物に関する:
Figure 0006518690
特別な実施形態において、本発明はRが以下である式Iに従う化合物に関する:
Figure 0006518690
再び他の実施形態において、R23がHまたは(1−6C)アルキルであり、R22およびR24が各々Hである式Iに従う化合物に、本発明は関する。
他の実施形態において、R21がH、ハロゲン、(1−6C)アルキル、またはシアノからなる群から選択された式に従う化合物に、本発明は関する。
再び他の実施形態において、R23がHまたは(1−2C)アルキルであり、かつR22およびR24は各々がHであり、かつR21およびR25はハロゲン、(1−3C)アルキル、メトキシ、ヒドロキシメチル、またはシアノからなる群から独立して選択された式Iに従う化合物に、本発明は関する。
他の実施例において、R26がH、(1−6C)アルキル、オキセタニル、アゼチジニル、または(1−2C)アルコキシ[(2−4C)アルコキシ](1−6C)アルキルである式Iに従う化合物に、本発明は関し、ここで、nは1又は2の整数であり、アルキル、オキセタニル、およびアゼチジニル基のすべてが、(1−2C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、ヒドロキシル、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、またはオキセタニルから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い。
、R、R11〜15、R21〜26およびR131〜137のすべての具体的な定義、および本明細書中上記で定義されている発明の種々の局面におけるすべての置換基が、式Iの化合物の定義で任意の組合せで生じるこれらの化合物にも、本発明は関する。
他の局面において、本発明の化合物は10μM未満のIC50でTTKに対する阻害能力を有する。他の局面において、100nM未満のIC50でTTKに対する阻害能力を有する式Iの化合物に、本発明は関する。さらに他の局面において、10nM未満のIC50でTTKに対する阻害能力を有する式Iの化合物に、本発明は関する。
語IC50は、in vitroにおけるその最大の効果の50%阻害のために必要とされるテスト化合物の濃度を意味する。
TTKキナーゼ活性の阻害は、リン化学のための不動化金属アッセイ(Immobilized Metal Assay for Phosphochemicals)、(IMAP)を使用して測定されることができる。IMAPは、リン酸化されたペプチド基質の親和性捕獲に基づく均一な蛍光偏光法(FP)アッセイである。IMAPは、プロテインキナーゼによりリン酸化されると、いわゆるIMAPナノ粒子に結合するフルオレセイン標識ペプチド基質を使用し、それは三価金属錯体によって誘導される。結合はペプチドの分子回転速度の変化を引き起こし、基質ペプチドに付属したフルオレセイン標識について観測されるFP値の増加をもたらす(Gaudet, E.A. et al. J. Biomol. Screen 8:164; 2003)。
腫瘍細胞株の増殖アッセイにおいて、TTKインヒビターの生物学的活性度は正確に測定し得る。コロニー形成アッセイにおいて、そしてヒト又はマウス細胞株または腫瘍組織を移植されたマウスにおける動物モデルの文脈で、腫瘍細胞に対する化合物の活性も決定されることができる。
式Iの化合物は塩を形成することができ、それは本発明の範囲内でもある。本願明細書において、式Iの化合物の言及は、別記されない限り、その塩の言及を含むことが理解される。本願明細書に使用されているように、語「塩」は無機および/または有機酸により形成された酸性塩、並びに無機および/または有機塩基により形成された塩基性塩を意味する。加えて、ピリジンまたはイミダゾール(これに限定されない)のような塩基性の部分、および酸性の部分の両方を式Iの化合物が含んでも良い場合には、双性イオン(「分子内塩」)が形成されることができ、本明細書で用いられている語「塩」の範囲内に含まれる。薬理学的に許容される(すなわち、無毒であり、生理学的に受け入れられる)塩が好ましい。例えばその中で塩が沈澱する媒体中で、又はその後凍結乾燥される水性媒体中で、例えば当量の、酸または塩基と式Iの化合物を反応させることによって、式Iの化合物の塩を形成できる。
典型的な酸付加塩は、酢酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩(別名トシル酸塩)等を含む。加えて、例えば、塩基性の医薬化合物由来の医薬的に有用な塩の形成に適していると一般に考えられる酸が、以下に述べられている。例えば、P. Stahl et al, Camille G. (eds.) Handbook of Pharmaceutical Salts. Properties, Selection and Use. (2002) Zurich: Wiley-VCH; S. Berge et al, J.of Pharm.Sci. (1977) 66(1) 1-19;P. Gould, Int. J. Pharm. (1986) 33 201-21 7;Anderson et al, The Practice of Medicinal Chemistry (1996), Academic Press, New York;及びThe Orange Book (Food & Drug Administration, Washington, D.C. それらのウェブサイトで)によって。
アンモニウム塩、ナトリウム、リチウム、及びカリウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウムおよびマグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン、3級ブチルアミンのような有機塩基(例えば、有機アミン)の塩、及びアルギニン、リシン等のようなアミノ酸との塩を、典型的な塩基性の塩は含む。塩基性の窒素を有している基は、剤、例えば低級ハロゲン化アルキル(例えば、塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチル、およびブチル)、硫酸ジアルキル(例えば、ジメチル、ジエチル、およびジブチル硫酸塩)、長鎖ハライド(例えば、塩化、臭化およびヨウ化デシル、ラウリル、およびステアリル)、アラルキルハライド(例えば、臭化ベンジルおよびフェネチル)、及びその他によって4級化され得る。
式Iの化合物は、複数の形(多形現象として公知の特徴)で、結晶化する能力を有することができ、このような多形(「多形体」)は式Iの範囲内であるものと理解される。多形現象は、一般に温度または圧力、または両方の変化に対する応答として生ずることがありえ、また晶析プロセスにおける変化から生じることもあり得る。当技術分野で公知の種々の物理学的な特徴、例えばX線回折パターン、溶解性、および融点によって、多形体は特徴づけられることが可能である。
式Iの化合物は非対称の又はキラル中心を含むことができ、従って、種々の立体異性体として存在できる。式Iの化合物ならびにそれらの混合物のすべての立体異性体(ラセミ混合物を含む)が、本発明の一部を構成することが意図されている。加えて、本発明は、すべての幾何学的なおよび位置異性体を包含する。例えば、式Iの化合物が二重結合または縮合環を組み込んでいる場合、シス型およびトランス型の両方、並びにその混合物が本発明の範囲内に包含される。
ジアステレオマーの混合物は、当業者に周知の方法、例えばクロマトグラフィおよび/または分別再結晶によって、それらの物理化学的な相違に基づいてそれらの個々のジアステレオマーに分けられることが可能である。適切な光学活性化合物(例えばキラル補助剤、例えばキラルアルコールまたはMosherの酸クロリド)との反応によってエナンチオマー混合物をジアステレオマー混合物に転化し、ジアステレオマーを分離し、個々のジアステレオマーを対応する純粋なエナンチオマーに転化(例えば加水分解)することによってエナンチオマーを分離できる。また、式Iの化合物のいくつかは、アトロプ異性体(例えば置換ビアリール)でもよく、本発明の一部と考えられる。エナンチオマーは、キラルHPLCカラムを用いて分離されることもできる。
式Iの化合物が異なる互変異性形で存在することも可能であり、すべてのこのような形は本発明の範囲内に包含される。また、例えば、該化合物のすべてのケト‐エノールおよびイミン−エナミン形は、本発明に含まれる。
本発明の化合物(該化合物の塩、溶媒和物、エステル及びプロドラッグ、並びに該プロドラッグの塩、溶媒和、及びエステルを含む)のすべての立体異性体(例えば、幾何異性体、光学異性体など)、エナンチオマー(不斉炭素がない場合さえ存在できる)、回転異性体、アトロプ異性体、およびジアステレオマー、例えば種々の置換基上の不斉炭素の故に存在し得るものは、本発明の範囲内と考えられる。IUPAC 1974 Recommendationsにより定義されているように、本発明のキラル中心はSまたはR配置を有していてもよい。語「塩」、「溶媒和物」、「エステル」、「プロドラッグ」などの使用は、本発明に従う化合物のエナンチオマー、立体異性体、回転異性体、互変異性体、位置異性体、ラセミ体またはプロドラッグなどの塩、溶媒和物、エステル、およびプロドラッグに等しくあてはまることが意図されている。
式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩は、水和物または溶媒和物を形成できる。水によって凍結乾燥されるときに、帯電化合物が水和種を形成するか、または適切な有機溶媒での溶液中で濃縮されるときに溶媒和種を形成することは、当業者に公知である。本発明の化合物は、リストに挙げられた化合物の水和物、または溶媒和物を含む。
式Iの化合物において、原子はそれらの天然の同位体存在度を表すことができ、または一つ以上の原子が、同じ原子番号を有するが天然において主に見い出されるのと異なる原子量または質量数を有する特定の同位元素を人為的に豊富にさせられることが可能である。本発明は、式Iの化合物のすべての適切な同位体的バリエーションを包含することを意図されている。例えば、水素(H)の種々の同位体は、プロチウム(H)およびジュウテリウム(H)を包含する。プロチウムは、天然において見出される主な水素同位元素である。
ジュウテリウム(すなわち、H)のようなより重い同位元素での置換基は、より大きな代謝安定性(例えば、生体内の半減期の増加または必要投与量の減少)から生じる、ある治療的な利点をもたらすことができ、それ故いくつかの状況において好ましい。非同位体標識試薬の代わりに適切な同位体標識試薬を使用することによって、以下の明細書中のスキームおよび/または実施例において開示された方法に類似した以下の方法を遂行して、式Iの同位体標識化合物は一般に調製されることができる。
本発明の化合物が、治療のために用いられることが可能である。
一つの局面において、本発明の化合物がTTK媒介疾患または症状の処置のために用いられることが可能である。特に、TTKタンパク質の過剰発現または過活性、および/またはTTK活性の調節剤または有糸分裂のチェックポイントの他の調節剤、例えばMAD1、MAD2、BUB1、BUBR1、BUB3、及びその他(Kops, G.J.P.L., et al.; Nature Rev. Cancer5: 773; 2005)のいずれかの発現、活性、または調節の異常により引き起こされるまたはそれに関連した疾患および症状を処置するために、式Iの化合物またはそれらの塩、およびそれらの医薬組成物は用いることができる。
このように、本発明の一局面において、TTKタンパク質の過剰発現または過活性により引き起こされるまたはそれに関連した疾患および症状を処置するために、式Iに従う化合物またはそれらの薬学的に許容される塩は用いることができる。
他の局面において、式Iに従う化合物またはそれらの薬学的に許容される塩は、高増殖疾患を処置するために用いることができる。
本発明はこのように、高増殖疾患の予防および/または処置のために、TTKを制御し、調整し、または阻害する方法に関する。
他の局面において、異常な細胞増殖によって引き起こされる疾患または症状、および/または染色体不安定性、染色体再編成および/または異数性と関連した疾患の処置のために、本発明の化合物は用いられることが可能である。
さらにもう一つの局面において、本発明の化合物が癌の処置、特に制御不能な細胞成長、細胞増殖、および/または細胞生存により引き起こされるまたは関連する疾患の処置又は予防のため使用されることができる。
他の局面において、固形腫瘍、血液学的な腫瘍および/またはそれらの転移、例えば乳房および婦人科の腫瘍、頭頚部腫瘍、脳腫瘍および脳転移、非小細胞および小細胞肺腫瘍を含む胸部腫瘍、消化管の腫瘍、内分泌腫瘍、腎、膀胱、及び前立腺癌を含む泌尿器系腫瘍、皮膚腫瘍、および肉腫、白血病および骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、および/またはそれらの転移の処置のために、本発明の化合物は用いられることが可能である。
TTKタンパク質の過剰発現又は過活性によって引き起こされる、又はそれに関連する疾患又は症状の処置のため、及び高増殖性細胞が顕著な役割を果たす疾患の処置のために使用される薬物の製造の為に、式Iの化合物またはそれらの薬学的に許容される塩の使用に、本発明の更なる局面はある。
式Iの少なくとも一つの化合物またはその薬学的に許容される塩が少なくとも一つの他の活性剤と併用して投与される処置の方法および/または医薬組成物が、本願明細書中に含まれる。他の活性剤は、化学療法剤、抗体または活性ポリペプチドであり得る。
本発明の他の局面は、一つ以上の他の薬物と組み合わせた式Iの化合物に関する。
本発明は医薬組成物を更に提供し、それは式Iの化合物およびそれらの塩、および1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤を有する。製剤の他の成分と共存でき、それらの受容個体に有害でないという意味において、担体、希釈剤、または賦形剤は許容されるものであるべきである。
このような薬理学的に許容される助剤、例えば標準的出典、Gennaro, A.R. et al., Remington、The Science and Practice of Pharmacy (20th Edition., Lippincott Williams & Wilkins, 2000, 特にPart 5: Pharmaceutical Manufacturingを特に参照)中に記載されているような助剤と混合され、活性な剤は、固形の投与量単位、例えばピル、錠剤に圧縮されることができるか、またはカプセルまたは坐薬へ加工されることができる。
薬理学的に許容される液体によって、活性な剤は、溶液、懸濁物、エマルジョンの形の例えば注射薬のような流体組成物として、またはスプレー、例えば鼻スプレーとして適用されることができる。
単位投与量当たり予め定められた量の活性成分を含有している単位投与量形で、本発明の医薬組成物は与えられることができる。このような単位は、例えば、5μg〜1g、好ましくは1mg〜700mg、より好ましくは5mg〜100mgの式Iの化合物を含有することができ、処置される状態、投与ルートおよび患者の年齢、体重および状態に依存する。従ってこのような単位投与量は、1日1回以上投与されることができる。好ましい単位投与量の組成物は、上で列挙されているように活性成分の1日投与量または分割投与量(1日1回超の投与のための)またはそれらの適切な分割を含有しているものである。さらに、製剤技術において公知の方法のいずれかによって、このような医薬組成物を調製できる。
任意の適切なルート、例えば経口(頬又は舌下腺を含む)、直腸、局所、吸入、鼻、眼、舌下、皮下、局部、非経口(静脈内および筋肉内を含む)のルートなどによる投与に、投与のための全ての単位投与量形態において、本発明の医薬組成物は適合できる。薬学の技術分野で公知のいずれかの方法、例えば活性成分を担体または賦形剤と混合することによって、このような組成物を調製できる。投与形態には、錠剤、トローチ、分散剤、懸濁物、溶液、カプセル、クリーム、軟膏、エアロゾル、およびその他が含まれる。
本発明の化合物は、タンパク質−薬物結合体として投与されることもできる。ペプチドまたはタンパク質、例えば結合タンパク質例えば抗体に任意的にリンカー分子を用いて、該化合物は共有結合されることができる。このアプローチを利用して、結合体は標的組織に届けられることが可能である。このような結合体を調製する方法は、当業者に周知である。
本発明の化合物が吸入、静脈内、経口、又は経鼻のルートにより通常投与される他の治療剤と組み合わされて投与されるとき、得られた医薬組成物は同じルートにより投与されることができると理解されるであろう。
本発明の化合物の治療上の有効量は、例えば、動物の年齢および体重、処置を必要とする正確な症状およびその重篤度、式Iを有する特定の化合物、処方の性質、および投与のルートを含む数々の要因に依存するであろうし、最終的には付き添いの医師または獣医師の自由裁量であろう。しかしながら、不適当なTTK活性と関連した疾患または症状の処置のための式Iの化合物の有効量は、一般に1日当たり受容個体(哺乳類)の体重kg当たり5μg〜100mg、及びより通常は1日当たり5μg〜10mg/kg体重である。この量は1日当たり単回投与において、またはより通常では総1日投与量が同一であるような、1日当たり複数回(例えば2、3、4、5、又は6回)の分割投与において与えられ得る。それらの塩または溶媒和物の有効量は、式Iの化合物自体の有効量に比例して決定されることができる。
一般に、非経口投与は、吸収に、より依存する他の投与の方法より低い投与量を必要とする。しかしながら、ヒトのための投与量は、kg体重当たり0.0001〜25mgの式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を好ましくは含有する。1回投与量として、または1日にわたって適切な間隔で投与される複数の分割投与量として、女性(雌)の受容個体の場合には月経周期の全体に渡って適切な日数の間隔で投与されるべき投与量として、望ましい投与量は示されることができる。投与量、並びに投与のレジメンは、女性(雌)と男性(雄)の受容個体の間で異なり得る。
薬学的に許容される助剤、および任意的には他の治療剤と混合物された式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する医薬組成物にも、本発明は関する。組成物の他の成分と共存でき、その受容個体に有害でないという意味において、助剤は許容されうるものであるべきである。
更なる本発明は、式Iの少なくとも一つの化合物またはその薬学的に許容される塩を、少なくとも一つの他の治療上の活性な剤と組み合わせて含んでいる医薬組成物を包含する。
癌の処置のために、式Iの化合物は一つ以上の抗癌剤と組み合わされることができる。このような薬剤の例は、V.T. Devita and S.Hellman 編集、Lippincott Williams & Wilkins 出版のCancer Principles and Practice of Oncology, 6th edition (February 15, 2001) 中に見出されることができる。薬物および関連する癌の特定の特徴に基づいて薬剤のどの組合せが役立つかについて、当業者は理解できる。
本発明の(5,6−ジヒドロ)ピリミド[4,5−e]インドリジン誘導体は、有機化学の技術分野において周知の方法により調製されることができる。例えば、J. March, 'Advanced Organic Chemistry' 4th Edition, John Wiley and Sonsを参照されたい。合成シーケンスの間、いずれかの関係する分子の上の敏感な又は反応性が高い基を保護することが、必要であり、および/または望まれる。例えば、T.W. Greene and P.G.M. Wutts 'Protective Groups in Organic Synthesis' 3rd Edition, John Wiley and Sons, 1999中に記載されている慣用の保護基によってこれは達成される。周知技術の方法を用いる簡便な次の段階で、保護基は任意的に取り除かれる。
望まれれば、これに限定されるものではないが濾過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィなどを含む慣用の技術を利用して、該反応の生成物は任意的に分離され、及び精製される。物理定数およびスペクトルデータを含む慣用の手段を使用して、このような物質は任意的に特徴づけられる。
スキームIに示された一般的な合成ルートによって式I(R1−Rxがすでに定められた意味を有する)の5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン化合物を調製できる。
Figure 0006518690
5−ブロモ−2−クロロピリミジン−4−アミン(II)は、環境温度において25%アンモニア水を用いて、商業的に入手可能な5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジンから調製されることができる。得られた生成物は次に、昇温状態でメタノール中でナトリウムメトキシドと反応されることができて、5−ブロモ−2−メトキシ−ピリミジン−4−アミン(III)が得られる。その後、ジオキサンおよび水またはジメチルホルムアミドの組合せのような適切な溶媒系中で、酢酸パラジウム(II)のような適切なパラジウム触媒系、トリエチルアミンのような有機塩基、または炭酸カリウム、炭酸セシウム,またはリン酸カリウムのような無機塩基の存在下で、エチルアクリレートを用いて、化合物IVは化合物IIIから調製されることができる。適切な触媒系および溶媒(例えばメタノール中のパラジウム炭素)の存在下における水素化によって二重結合の還元およびそれに続く環化を達成できて、ラクタムVを提供する。THF中の[1−(エトキシカルボニル)シクロプロピル]トリス(フェニル)ホスホニウムテトラフルオロボラートおよび適切な塩基、例えば水素化ナトリウムを用いて、エチルエステルVIはラクタムVから準備されることができる。酸化剤、例えば酸化マンガンまたは酢酸鉛(IV)を使用してVIの酸化は達成されることができて、誘導体VIIが提供される。トリメチルシリルヨーダイドでの適切な脱保護およびその後の加熱条件下でのオキシ塩化リン(V)を使用した転化後に、化合物VIIは誘導体IXに転化されることができる。エチル2−クロロ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレートのRNHでの置換は、マイクロ波照射の下で、トリフルオロ酢酸または濃塩酸溶液、及びn−ブタノールまたはイソプロパノールのような適切な溶媒を使用して、酸性条件で行われることができる。あるいは、ジオキサンおよび水のような適切な溶媒系中の炭酸カリウム、炭酸セシウム、またはリン酸カリウムのような無機塩基の存在下において、適切なパラジウム触媒系、例えば酢酸パラジウム(II)またはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下にRNHは導入されることができて、誘導体Xが生成される。最後に、式Iを有する化合物への誘導体Xの転化は、最初に化合物Xのエステル官能基の鹸化、それに続く周知技術による方法を用いるアミドへの縮合によるか、または強塩基(例えばリチウムビス(トリメチルシリル)アミド)を用いたエステル官能基のアミノ分解を通して、達成されることができる。
スキーム11に示された一般的な合成ルートによって、式I(R−Rがすでに定められた意味を有する)のピリミド[4,5−e]インドリジン化合物を調製できる。
Figure 0006518690
酸化マンガン、酸素、またはDDQのような酸化剤を使用してVIIの酸化は実施されることができて、誘導体XIが提供される。トリメチルシリルヨーダイドでの適切な脱保護およびその後の加熱条件下でのオキシ塩化リン(V)を使用した転化後に、化合物XIは塩化物XIIIに転化されることができる。エチル2−クロロ−ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレートのRNHでの置換は、マイクロ波照射の下で、トリフルオロ酢酸または濃塩酸溶液、及びn−ブタノールまたはイソプロパノールのような適切な溶媒を使用して、酸性条件で行われることができる。あるいは、ジオキサンおよび水のような適切な溶媒系中の炭酸カリウム、炭酸セシウム、またはリン酸カリウムのような無機塩基の存在下において、適切なパラジウム触媒系、例えば酢酸パラジウム(II)またはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下にRNHは導入されることができて、誘導体XIVが生成される。最後に、式Iを有する化合物への誘導体XIVの転化は、最初に化合物XIVのエステル官能基の鹸化、それに続く周知技術による方法を用いるアミドへの縮合によるか、または強塩基(例えばリチウムビス(トリメチルシリル)アミド)を用いたエステル官能基のアミノ分解を通して達成されることができる。
本発明は、以下の実施例により例示される。
以下の実施例は本発明の例示的な実施形態であり、いかなる形であれ本発明の範囲を制限しない。試薬は、商業的に入手可能であるかまたは文献の方法に従って調製されている。
Figure 0006518690

Figure 0006518690

Figure 0006518690
Figure 0006518690

Figure 0006518690
以下の略語が、化学用語に関して出願の全体にわたって使われている:
TFA トリフルオロ酢酸
HATU O−(7−アザベンゾトリアゾル−1−イル)1,1,3,3−O-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
THF テトラヒドロフラン
MeOH メタノール
EtOAc 酢酸エチル
DCM ジクロロメタン
NaSO 硫酸ナトリウム
TMS−Cl クロロトリメチルシラン
DiPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン
EtOH エタノール
10%Pd/C 炭素上の10%パラジウム
HPLC 高速液体クロマトグラフィ
LCMS 液体クロマトグラフィー質量分析計
NaOH 水酸化ナトリウム
HCl 塩化水素
KOH 水酸化カリウム
NaHCO重炭酸ナトリウム
4−DMAP 4−ジメチルアミノピリジン
Boc ブチルオキシカルボニル
Cbz ベンジルオキシカルボニル
HNO硝酸
LiHMDS リチウムビス(トリメチルシリル)アミド
DDQ 2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン
DBU 1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン
DEAD アゾジカルボン酸ジエチル
実施例中の最終生成物の名前は、Accelrys Draw(バージョン4.1)を使用して決められた。
中間体1
エチル2−クロロ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
(a)5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−アミン
THF(445mL)中の5−ブロモ−2,4−ジクロロピリミジン(150g、658mmol)の溶液に、水酸化アンモニウム(25%水溶液、250mL)が加えられて、得られた反応混合物は、室温で90分間撹拌された。混合物は、その後小容量に蒸発されて、酢酸エチルと水の間で分配された。有機相は分離されて、水および塩水で洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、濃縮されて、5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−アミン137.3g(定量的収量)を与えた。
(b)5−ブロモ−2−メトキシ−ピリミジン−4−アミン
メタノール(1L)中の5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン−4−アミン(137.3g、658mmol)の懸濁物に、ナトリウムメトキシド(83.5g、1.54mol)が加えられた。反応混合物は、還流で2時間撹拌された。反応混合物は小容量(〜400mL)に濃縮され、水中の塩化アンモニウム飽和溶液(1.2L)中へと注がれた。この混合物は15分間攪拌され、その後水層は酢酸エチルにより抽出された。一緒にされた酢酸エチル層は塩水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、濃縮されて、5−ブロモ−2−メトキシピリミジン−4−アミン(133.7g、99.4%)を生成した。
(c)エチル−(E)−3−(4−アミノ−2−メトキシ−ピリミジン−5−イル)プロプ−2−エノアート
酢酸パラジウム(II)(1.21g、5.5mmol)およびトリフェニルホスフィン(3.40g、13.0mmol)は、無水かつ無酸素のDMF(53mL)に溶かされ、30°Cで5分間撹拌されて、オレンジの懸濁物を与えた。この懸濁物に、DMF(270mL)中の5−ブロモ−2−メトキシピリミジン−4−アミン(44.1g、216mmol、トリエチルアミン(60.2mL、432mmol)、およびDMF(50mL)中のアクリル酸エチル(23.5mL、216mmol)溶液が加えられた。反応混合物は、窒素雰囲気下で100℃に一晩撹拌された。反応混合物は、小容量に蒸発された。水(300mL)および塩水(300mL)が該混合物に加えられ、続いて酢酸エチル(300mL、二回)で抽出された。一緒にされた有機層は、水、塩水により洗浄され、その後硫酸ナトリウムで乾燥され、そして減圧下で濃縮された。粗生成物はシリカカラムクロマトグラフィ(酢酸エチル:ヘプタン=2:1v/v%)により精製されて、標記の化合物を生成した。(38.2g、77%)
(d)2−メトキシ−6,8−ジヒドロ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−7−オン
メタノール(250mL)中のエチル(E)−3−(4−アミノ−2−メトキシ−ピリミジン−5−イル)プロプ−2−エノアート(12.52g、56.1mmol)の撹拌された溶液に、メタノール/エタノール=3/1v/v%(30mL)中の炭素上の10%パラジウム(1.19g)の懸濁物が加えられた。反応混合物は、窒素雰囲気下、室温で15分間撹拌された。続いて、蟻酸アンモニウム(35.3g、561mmol)が加えられ、得られた反応混合物は一晩還流された。反応混合物の冷却後、追加の蟻酸アンモニウム(20g、317mmol)が加えられ、さらに一晩還流で撹拌が続けられた。反応混合物はDecalite(商標)を通して濾過され、パラジウムカーボン/Decalite(商標)残渣はジクロロメタン/メタノール=8/2v/v%により洗浄され、濾過液は減圧下で濃縮された。残渣はジクロロメタン中に溶かされそして水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮されて、2−メトキシ−6,8−ジヒドロ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−7−オン9.4g(94%)を得た。
(e)エチル2−メトキシ−5,6,8,9−テトラヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
機械式撹拌装置、温度計、および還流コンデンサが装備されている三つ口フラスコ(500mL)中において、THF(200mL)中で、2−メトキシ−6,8−ジヒドロ−5H−ピリド[2,3−d]ピリミジン−7−オン(4.79g、26.8mmol)が懸濁された。混合物は0°Cへと冷やされ、水素化ナトリウム(オイル中60%分散物、1.18g、29.4mmol)が2回に分けて加えられた。混合物は、0°Cで30分間撹拌された。(1−エトキシカルボニルシクロプロピル)トリフェニルホスホニウムテトラフルオロボレート(13.6g、29.4mmol)が加えられ、得られた懸濁物は還流するまで加熱され、3日間還流温度に保たれた。反応混合物は室温へと冷やされ、塩水/水/EtOAcの1/1/1混合物(450mL)中に注がれた。水層は、酢酸エチルにより抽出された(2回)。一緒にされた有機層は、水、塩水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮されて、18.05gのオレンジ色のオイルを与えた。粗生成物が、精製することなく直接に次の工程で使われた。
(f)エチル2−メトキシ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
ジクロロメタン(100mL)中のエチル2−メトキシ−5,6,8,9−テトラヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(18.05g、26.2mmol)の撹拌された溶液に、酢酸(3.15g、3mL)および酢酸鉛(IV)(13.9g、31.4mmol)が加えられた。反応混合物は室温で2時間撹拌され、続いてPE濾過器で濾過されて、Pb−塩が除去され、Pb−残渣は2×30mLのDCMにより洗浄された。濾過液は真空で濃縮され、得られた残渣は酢酸エチル(300mL)中に溶かされた。重炭酸ナトリウム溶液(5%)は、pH〜8.5まで加えられた。有機層および水層の両方とも、Decalite(商標)を通して濾過されて、なんらかの残留塩を除去した。その後、水層はEtOAc(2×50mL)により抽出された。一緒にされた有機層は、5%の重炭酸ナトリウム溶液(100mL)、水(100mL)、塩水(50mL)により洗浄され、乾燥され(NaSO)、濾過され、そして減圧で濃縮された。粗生成物は、シリカ上のカラムクロマトグラフィ(ヘプタン:酢酸エチル=1/0〜1/1v/v%)により精製されて、標記の化合物を生成した(4.74g、2段階で66%)。
(g)エチル2−ヒドロキシ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
ヨウ化ナトリウム(7.83g、52.2mmol)が、アセトニトリル(150mL)中のエチル2−メトキシ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(4.74g、17.3mmol)の撹拌された溶液に加えられた。アセトニトリル(30mL)中に溶かされたトリメチルシリルクロリド(5.64g、6.59mL)は反応混合物に滴下により加えられ、該混合物は室温で一晩撹拌された。NaI(1当量)が加えられ、そしてアセトニトリル(6mL)中に追加のTMS−Cl(0.94g、1.1mmol)が滴下により加えられ、そして反応系は室温で3日間撹拌された。混合物は濃縮され、そして残渣は200mLのDCM/MeOH(4/1)中で懸濁され、チオ硫酸ナトリウムの飽和溶液(200mL)および水(200mL)の混合物により抽出された。水層はDCM/MeOH(4/1)3x150mLにより抽出された。一緒にされた有機層は硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、及び溶媒は減圧下で除去されて、黄色の固体を与えた。残渣が減圧下に40℃で18時間乾燥されて、3.89gのエチル2−ヒドロキシ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレートを与えた(86%)。
(h)エチル2−クロロ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(中間体1)
N、N−ジメチルアニリン(182mg、191uL、1.50mmol)が、アセトニトリル(100mL)中のエチル2−ヒドロキシ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(3.89g、15.0mmol)の溶液に加えられた。アセトニトリル(15mL)中のオキシ塩化リン(V)(11.5g、7.00mL、75.0mmol)の溶液は、反応混合物に滴下により加えられた。黄色の懸濁物は65°Cで4時間加熱され、その間に懸濁物が透明な溶液に変わった。冷却後に、該混合物は25%水性アンモニア(200mL、86.7当量)および氷水(250mL)の撹拌された混合物中に、10°C未満の温度を保ちながら15−20分間で、ゆっくり注がれた。さらに15分間撹拌した後に、固体は濾過された。該固体は、EtOAc200mL中に溶解され、塩水(20mL)により洗浄された。有機層は、硫酸ナトリウムで乾燥され、そして減圧下で濃縮されてオフホワイトの固体を与えた。粗生成物は、シリカ上のカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=1/0〜1/1v/v%)により精製されて、標記の化合物を生成した(3.05g、73%)。
中間体A
4−アミノ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3−メトキシ−ベンズアミド
(a)N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3−メトキシ−4−ニトロ−ベンズアミド
ジクロロメタン(20mL)中の3−メトキシ−4−ニトロ安息香酸(1g、5.07mmol)、HATU(2.31g、6.1mmol)、および1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オ−ル(1.13g、12.7mmol)の混合物は、氷冷水浴上で撹拌され、そしてDiPEA(2.2mL、12.7mmol)が加えられた。10分間後、この混合物は放置して室温へと温められ、そして1時間撹拌された。該混合物は酢酸エチル(100mL)で希釈され、その後5%の重炭酸ナトリウム溶液(3×75mL)、水、および塩水で洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、そして減圧で濃縮されて、1.47gの粗N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3−メトキシ−4−ニトロ−ベンズアミドを生成した(定量的)。
(b)4−アミノ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3−メトキシ−ベンズアミド(中間体A)
EtOH(70mL)中のN−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3−メトキシ−4−ニトロベンズアミド(1.46g、5.44mmol)の溶液は、30°C、1気圧、フルHモード,1 mL/minでH−Cube連続フローリアクター、10%Pd/Cを使用して水素化された。得られた溶液は減圧下で濃縮され、そして粗生成物はシリカ上のカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH/25%NH=10/0/0〜9/1/0〜9/0.9/0.1v/v%)により精製されて、標記の化合物を生成した(775mg、60%)。
中間体B
2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン
(a)1−メチル−4−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)ピペラジン
N−メチルピペラジン(752μL、6.79mmol)は4−フルオロ−2−メチル−1−ニトロ−ベンゼン(527mg、3.39mmol)に加えられ、そして得られた混合物は室温で18時間撹拌された。水が反応混合物に加えられ、そして抽出が酢酸エチルにより行われた。一緒にされた有機層は、塩水により洗浄され、その後硫酸ナトリウムで乾燥され、そして減圧下で濃縮された。粗生成物はシリカカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH = 1/0 〜 9/1 v/v%)により精製されて、標記の化合物を生成した(786mg、98%)。
(b)2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(中間体B)
エタノール(10mL)中の1−メチル−4−(3−メチル−4−ニトロ−フェニル)ピペラジン(393mg、1.67mmol)の撹拌された溶液に、エタノール(6mL)中の炭素上の10%パラジウム(35mg)の懸濁物が加えられた。反応混合物は、窒素雰囲気下、室温で15分間撹拌された。続いて、蟻酸アンモニウム(1.05g、16.7mmol)が加えられ、反応混合物は還流温度まで15分間加熱された。反応混合物は冷却され、Decalite(商標)を通して濾過され、減圧下で濃縮された。残渣はジクロロメタン中に溶かされ、重炭酸ナトリウムの飽和溶液で洗浄された。有機層は硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮されて、2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン268mg(78%)を得た。
中間体2
2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボニルクロライド
(a)エチル2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
n−ブタノール(11mL)中のエチル2−クロロ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(中間体1、381mg、1.37mmol)の懸濁物に、2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(中間体B、268mg、1.3mmol)及びトリフルオロ酢酸(200μL、2.6mmol)が加えられた。反応混合物は、マイクロ波照射下で120°Cで12時間加熱された。反応混合物は減圧下で濃縮され、その残渣は酢酸エチル中に溶かされた。有機層は重炭酸ナトリウムの飽和溶液により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥して、濾過され、そして減圧下で濃縮された。残渣は、分取HPLCにより精製された。生成物を含有している分画は集められ、蒸発されて、エチル2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレートを与えた(211mg、収率34%)。
(b)2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボニルクロライド(中間体2)
無水エタノール8mL中のエチル2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(211mg、0.47mmol)の溶液に、2Mの水酸化ナトリウム溶液(591μL(2.5当量)、1.18mmol)が加えられた。反応混合物は、65°Cで一晩加熱された。反応混合物は蒸発乾固され、高減圧下で乾燥された。得られた残渣が水に溶かされ、室温で一晩撹拌され、凍結乾燥されて標記の粗化合物が産生された。
塩化チオニル(682μL、9.4mmol)が、ジクロロメタン(10mL)中の粗2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボン酸ナトリウム(242mg、0.47mmol理論値)の冷懸濁物(0°C)に加えられた。得られたスラリーは、室温で一晩撹拌された。反応混合物は減圧で濃縮され、残渣はトルエン(2×10mL)と共蒸発されて、黄色/茶色の粉末として2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボニルクロライドを与えた(354mg、定量的、粗収量)。
中間体C
2−メトキシ−4−モルホリノ−アニリン
モルホリンおよび4−フルオロ−2−メトキシ−1−ニトロ−ベンゼンから出発し、中間体B−aで記載されたのと類似の方法で、この化合物は調製された(1.3g、95%)。このようにして得られた4−(3−メトキシ−4−ニトロ−フェニル)モルホリン(1.3g、5.46mmol)は、THF(45mL)中に溶かされ、酢酸(5mL)が加えられた。
混合物は0°Cまで冷やされ、亜鉛(7.09g、109mmol)が少量づつ加えられ、20°C未満の温度に保たれた。反応混合物は、室温で一晩撹拌された。TLC分析が出発物質の完全転化を示した後、該混合物はDecalite(商標)およびZn−Decalite(商標)を通して濾過され、残渣はEtOAc(20mL)で洗浄された。一緒にされた濾液は1NNaOH溶液(25mL)、続いて水(25mL)および塩水(25mL)で洗浄された。有機層は乾燥され(NaSO)、濾過され、且つ減圧下で濃縮されて、2−メトキシ−4−モルホリノ−アニリンを与えた(1.05g、92%)。
中間体D
2−メチル−6−モルホリノ−ピリジン−3−アミン
モルホリンおよび6−クロロ−3−ニトロ−2−ピコリンから出発し、中間体Bのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(156.9mg、82%)。
中間体E
2−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン
(a)3級ブチルN−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−N−3級ブトキシカルボニル−カルバメート
DMF(100mL)中の4−ブロモ−2−クロロアニリン(3.0g、14.52mmol)および炭酸カリウム(6g、43.6mmol)の溶液に、ジ−3級ブチルジカーボネート(1.8g、28.3mmol)が加えられた。反応混合物は、室温で48時間撹拌され、その後混合物は水/塩水に注がれ、酢酸エチル(3×50mL)により抽出された。一緒にされた有機層は、塩水(3×50mL)により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。残渣はカラムクロマトグラフィ(EtOAc/ヘプタン=1/9v/v%)により精製されて、黄色/オレンジ色のオイルとして3級ブチル−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−N−3級ブトキシカルボニル−カルバメート(2.5g、42.3%)を得た。
(b)3級ブチルN−3級ブトキシカルボニル−N−[2−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]カルバメート
トルエン(20mL)中の3級ブチルN−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−N−3級ブトキシカルボニル−カルバメート(500mg、1.23mmol)、1−メチルピペラジン(166μL、1.48mmol)、酢酸パラジウム(II)(27.6mg、0.12mmol)、(+/−)−2,2'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1'−ビナフチル(119mg、0.20mmol)、および炭酸セシウム(1.2g、3.69mmol)の混合物は、窒素雰囲気下に100°Cで16時間加熱された。環境温度に冷却後、混合物は濃縮され、そして残渣はジクロロメタンで希釈され、水および塩水で洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。
残渣はカラムクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール=100/0〜95/5v/v%)により精製されて、3級ブチルN−3級ブトキシカルボニル−N−[2−クロロ−4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]カルバメートを与えた(480mg、91.6%)。
(c)2−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(中間体E)
3級ブチルN−3級ブトキシカルボニル−N−[2−クロロ−4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]カルバメート(260mg、0.61mmol)はDCM(4mL)中に溶解された。TFA(4mL)が加えられ、そして反応混合物は室温で1時間撹拌された。混合物は濃縮され、そして残渣はDCM(10mL)に溶かされ、5%の重炭酸ナトリウム溶液(10mL)に注がれた。水層はDCM(2 x 10 mL)により抽出された。一緒にされた有機層は、PE−フィルターを通して濾過され、減圧で濃縮されて、茶色のオイル(105mg、76%)が与えられ、それは更に精製されることなく使われた。
中間体F
2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン
N−メチルピペラジンおよび2−メトキシ−4−フルオロニトロベンゼンから出発し、中間体Bのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(1.38g、94%)。
中間体G
2−エトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン
(a)2−エトキシ−4−フルオロ−1−ニトロ−ベンゼン
THF(15mL)中のエタノール(0.735mL、12.6mmol)の冷却混合物(0°C)に、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散物、553mg、13.83mmol)が加えられた。反応混合物は15分間0°Cで撹拌され、その後THF(25mL)中の2,4−ジフルオロ−1−ニトロ−ベンゼン(1.38mL、12.6mmol)の溶液が、滴下で加えられた。室温でさらに90分間撹拌後、反応系は水によってクエンチされ、混合物がEtOAcで抽出された。一緒にされた有機層は、水および塩水により洗浄され、その後硫酸ナトリウムで乾燥され、そして減圧下で濃縮された。残渣はカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=100/0〜85/15v/v%)により精製されて、2−エトキシ−4−フルオロ−1−ニトロ−ベンゼンを得た(2.15g、92%)。
(b)1−(3−エトキシ−4−ニトロ−フェニル)−4−メチル−ピペラジン
N−メチルピペラジン(603μL、5.44mmol)は2−エトキシ−4−フルオロ−1−ニトロ−ベンゼン(500mg、2.7mmol)に加えられ、そして得られた混合物は室温で18時間撹拌された。水が反応混合物に加えられ、続いて酢酸エチルにより抽出された。一緒にされた有機層は、塩水により洗浄され、その後硫酸ナトリウムで乾燥され、そして減圧下で濃縮された。粗生成物はシリカ上のカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH = 10/0 〜 9/1 v/v%)により精製されて、標記の化合物を生成した(646 mg, 90%)。
(c)2−エトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(中間体G)
エタノール(5mL)中の1−(3−エトキシ−4−ニトロ−フェニル)−4−メチル−ピペラジン(265mg、1.0mmol)の撹拌された溶液に、エタノール(6mL)中の炭素上の10%パラジウム(22mg)の懸濁物が加えられた。反応混合物は、窒素雰囲気下、室温で15分間撹拌された。蟻酸アンモニウム(630mg、10.0mmol)が加えられ、得られた反応混合物は還流温度で15分間加熱された。反応混合物は冷却され、Decalite(商標)を通して濾過された。濾過液は減圧下で濃縮され、そして残渣はその後ジクロロメタンに溶かされ、重炭酸ナトリウムの飽和溶液で洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮されて、2−エトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン231mg(98%)を得た。
中間体H
3級ブチル4−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート
3級ブチルピペラジン−1−カルボキシレートおよび2−メトキシ−4−フルオロニトロベンゼンから出発し、中間体B中に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(245mg、91%)。
中間体I
ベンジル4−(4−アミノ−3−メチル−フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ベンジルピペラジン−1−カルボキシレートおよび4−フルオロ−2−メチル−1−ニトロ−ベンゼンから出発し、中間体Cのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(327mg、定量的)。
中間体J
2−(ジフルオロメトキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン
DMF(6ml)中の5−フルオロ−2−ニトロ−フェノール(500mg、3.18mmol)の溶液に、2−クロロ−2,2−ジフルオロ酢酸ナトリウム(970mg、6.36mmol)および炭酸二ナトリウム(405mg、3.82mmol)は添加された。反応混合物は、100°Cで3.5時間、その後3日間室温で撹拌された。透明な溶液が得られるまで4MのHCl溶液は加えられ、そして混合物は室温で2時間撹拌された。反応混合物は水で希釈され、EtOAcにより抽出された。一緒にされた有機層は1MのNaOH溶液,塩水により洗浄され、その後硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。残渣はカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=100/0〜8/2v/v%)により精製されて、2−(ジフルオロメトキシ)−4−フルオロ−1−ニトロ−ベンゼンを得た(493mg、75%)。
N−メチルピペラジンおよび2−(ジフルオロメトキシ)−4−フルオロ−1−ニトロ−ベンゼンから出発し、中間体Bのために記載されているのと類似の方法で標記の化合物は調製されて、180mg(80%)を得た。
中間体K
4−メチル−6−モルホリノ−ピリジン−3−アミン
モルホリンおよび2−クロロ−5−ニトロ−4−ピコリンから出発し、中間体Bのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(122.9mg、81.5%)。
中間体L
4−アミノ−3−メトキシ−N−(1−メチル−4−ピペリジル)ベンズアミド
4−アミノ−1−メチルピペリジンおよび3−メトキシ−4−ニトロ安息香酸から出発し、中間体Aの為に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(980mg、82%)。
中間体M
4−アミノ−3−メチル−N−(1−メチル−4−ピペリジル)ベンズアミド
4−アミノ−1−メチルピペリジンおよび4−アミノ−3‐メチル安息香酸から出発し、中間体A-aの為に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(700mg、70%)。
中間体N
4−アミノ−3−クロロ−N−(1−メチル−4−ピペリジル)ベンズアミド
4−アミノ−1−メチルピペリジンおよび4−アミノ−3−クロロ安息香酸から出発し、中間体A−aの為に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(1.64g、定量的)。
中間体O
4−アミノ−3−フルオロ−N−(1−メチル−4−ピペリジル)ベンズアミド
4−アミノ−1−メチルピペリジンおよび4−アミノ−3−フルオロ安息香酸から出発し、中間体A−aの為に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(170mg、16%)。
中間体P
4−アミノ−3−エトキシ−N−(1−メチル−4−ピペリジル)ベンズアミド
(a)3−エトキシ−4−ニトロ安息香酸
エタノール(25mL)中の3−フルオロ−4−ニトロ安息香酸(1.50g、8.11mmol)および水酸化カリウム(1.05g、18.6mmol)は、室温で撹拌された。得られた懸濁物は還流へとゆっくり加熱され(10分間)、この間に反応混合物が深紅の溶液になった。還流での10分の加熱の後、激しい撹拌下で粘稠な固体が沈澱した。反応混合物は室温まで冷やされ、そして水(10mL)が加えられた。次に、2MのHCl溶液(9.3mL)がpH<2まで加えられた。得られた沈殿物は激しく撹拌され、濾過されて、そして残渣は水(2×10mL)で洗浄された。残渣は減圧下40°Cで乾燥され、3−エトキシ−4−ニトロ安息香酸1.53gを与えた(89%)。
(b)4−アミノ−3−エトキシ−N−(1−メチル−4−ピペリジル)ベンズアミド(中間体P)
4−アミノ−1−メチルピペリジンおよび3−エトキシ−4−ニトロ安息香酸から出発し、中間体Aの為に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、4−アミノ−3−エトキシ−N−(1−メチル−4−ピペリジル)ベンズアミド190mgを得た(70%)。
中間体Q
4−アミノ−3−(ジフルオロメトキシ)−N−(1−メチル−4−ピペリジル)ベンズアミド
4−アミノ−1−メチルピペリジンおよび4−アミノ−3−(ジフルオロメトキシ)ベンゾエートから出発し、中間体A−aの為に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(130mg、29.5%)。
中間体R
2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)アニリン
(a)3級ブチルN−[2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)フェニル]カルバメート
ジオキサン(4mL)中の3級ブチルN−(4−ブロモ−2−メトキシ−フェニル)カルバメート(150mg、0.5mmol)、1,3,5−トリメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾール(118mg、0.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(58mg、0.05mmol)、および炭酸カリウム(207mg、1.5mmol)の混合物は、封管中でマイクロ波の照射下に100°Cで20分間加熱された。環境温度に冷却後、混合物は濃縮され、そして残渣は酢酸エチルで希釈され、水および塩水で洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。残渣はカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=100/0〜25/75v/v%)により精製されて、3級ブチルN−[2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)フェニル]カルバメートを与えた(126.8mg、77%)。
(b)2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)アニリン(中間体R)
3級ブチルN−[2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)フェニル]カルバメート(127mg、0.38mmol)がDCM(2mL)中に溶解された。TFA(3mL)が加えられ、そして反応混合物は室温で1時間撹拌された。混合物は減圧下で濃縮されて、茶色のオイル(313mg)が得られ、更に精製することなく使われた。
中間体S
2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリン
(a)4−(3−メトキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−1−メチル−ピペリジン
トルエン(10mL)中の4−フルオロ−2−メトキシ−1−ニトロ−ベンゼン(750mg、4.38mmol)の溶液に、10mLの25%KOH溶液、4−ヒドロキシ−N−メチルピペリジン(1009mg、8.76mmol)、およびテトラ−n−ブチル臭化アンモニウム(282mg、0.876mmol)が加えられた。混合物は、60°Cで一晩加熱された。その後反応混合物は酢酸エチルで希釈され、そして水層は酢酸エチルにより抽出された。一緒にされた有機層は、塩水により洗浄され、その後硫酸ナトリウムで乾燥され、そして蒸発された。残渣はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール=99/1〜9/1v/v%)により精製されて、標記化合物を得た。(650mg、55.7%)
(b)2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリン(中間体S)
10%Pd/C(20mg)がエタノール中の懸濁物として、エタノール(5mL)中の4−(3−メトキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−1−メチル−ピペリジン(200mg、0.75mmol)の溶液に加えられた。得られた混合物は、室温で15分間撹拌された。蟻酸アンモニウム(473mg、7.5mmol)が加えられ、そして反応混合物は窒素雰囲気下に還流で1時間撹拌された。反応混合物は室温まで冷やされ、そしてDecalite(商標)を通して濾過された。濾過液は減圧下で濃縮され、その後ジクロロメタンが加えられ、そして有機相はNaHCOの5%溶液により洗浄された。有機相は、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮されて、2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリンを得た(169.5mg、95.6%)。
中間体T
2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリン
1−メチルピペリジン−4−オ−ルおよび4−フルオロ−2−メチル−1−ニトロ−ベンゼンから出発し、中間体Sのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(151.7mg、81%)。
中間体U
4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)2−メトキシ−アニリン
(a)2−(3−メトキシ−4−ニトロ−フェノキシ)−N,N−ジメチル−エタンアミン
THF(5mL)中のN,N−ジメチルエタノールアミン(651μL、6.43mmol)の冷却溶液(0°C)溶液に、NaH(鉱油中60%分散物、385mg)が徐々に加えられた。懸濁物はさらに30分間かきまぜられ、その後乾燥THF5mL中の4−フルオロ−2−メトキシ1−ニトロ−ベンゼン(1g、5.84mmol)が滴下により加えられた。該溶液は、一晩還流された。溶媒は減圧下で除去され、そして残渣は酢酸エチルと水(それぞれ50mL)の間で分配された。有機層は集められ、そして水層は酢酸エチルによってその後抽出された。一緒にされた有機層は、1MのHCl溶液、水、5%重炭酸ナトリウム溶液、および塩水により洗浄された。有機層は硫酸ナトリウムで乾燥され、蒸発された。残渣はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=9/1〜1/1v/v%)によって溶出液として精製されて、標記化合物を得た(720mg、51.3%)。
(b)4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリン(中間体U)
中間体Sbの為に記載されているのと類似の方法でこの化合物は調製されて、標記化合物を得た(144.8mg、68.9%)。
中間体V
4−アミノ−N−(1−メチル−4−ピペリジル)ベンズアミド
4−アミノ−1−メチルピペリジンおよび4−アミノ安息香酸から出発し、中間体A-aの為に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(170mg、16%)。
中間体W
2−メチル−4−モルホリノ−アニリン
モルホリンおよび5−フルオロ−2−ニトロトルエンから出発し、中間体Cのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(8.77g、92%)。
中間体X
2−イソプロポキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン
1−メチルピペラジンおよび4−フルオロ−2−イソプロポキシ−1−ニトロ−ベンゼンから出発し、中間体Gのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製されて、2−イソプロポキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを与えた(337mg、50%)。
中間体Y
2−メトキシ−4−(1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ−アニリン
1−メチルピロリジン−3−オールおよび4−フルオロ−2−メトキシ−1−ニトロ−ベンゼンから出発し、中間体Uのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(199mg、84%)。
中間体Z
ベンジル3−(4−アミノ−3−メチル−フェノキシ)アゼチジン−1−カルボキシレート
(a)3級ブチル3−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)アゼチジン−1−カルボキシレート
THF(10mL)中のN−Boc−3−ヒドロキシアゼチジン(1.84g、10.6mmol)の冷却溶液(0°C)に、NaH(鉱油中60%分散物、382mg)が徐々に加えられた。該懸濁物はさらに30分間撹拌され、その後乾燥THF10mL中の2−ニトロ−5−フルオロトルエン(1.5g、9.79mmol)が滴下により加えられた。該溶液は、室温で一晩撹拌された。溶媒は減圧下で除去され、そして残渣は酢酸エチルと水(それぞれ50mL)の間で分配された。有機層は集められ、そして水層は酢酸エチルによってその後抽出された。一緒にされた有機層は、1MのHCl溶液、水、5%重炭酸ナトリウム溶液、および塩水により洗浄された。有機層は硫酸ナトリウムで乾燥され、減圧下で濃縮された。残渣はカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=9/1〜1/1v/v%)により精製されて、標記化合物2.24g(75.1%)を得た。
(b)ベンジル3−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)アゼチジン−1−カルボキシレート
DCM(20mL)中の3級ブチル3−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)アゼチジン−1−カルボキシレート(2.24g、7.3mmol)の溶液に、ジオキサン(9.1mL)中の4NのHCl溶液が加えられ、そして反応混合物は室温で3時間撹拌された。
該混合物は減圧下で濃縮され、そして残渣はエタノールによって二回共蒸発されて、脱保護された化合物(1.7g、95%)がを与えられ、更に精製することなく用いられた。DCM(25mL)中の粗3−(3−メチル−4−ニトロ−フェノキシ)アゼチジン塩酸塩(1.7g、7.97mmol)の撹拌された懸濁物に、トリエチルアミン(2.8mL、20mmol)が加えられた。N−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)−スクシンイミド(2.19g、8.77mmol)が反応混合物に加えられ、そして該混合物は30分間室温で撹拌された。5%の重炭酸ナトリウム溶液は、反応混合物に加えられた。有機相は集められ、そして水相はジクロロメタンにより抽出された。一緒にされた有機層は、乾燥され(NaSO)、濾過され、そして溶媒は蒸発された。残渣はカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=100/0〜50/50v/v%)により精製されて、ベンジル3−(3−メチル−4−ニトロフェノキシ)アゼチジン−1−カルボキシレート2.17g(80%)を得た。
(c)ベンジル3−(4−アミノ−3−メチル−フェノキシ)アゼチジン−1−カルボンキシレート(中間体Z)
ベンジル3−(3−メチル−4−ニトロフェノキシ)アゼチジン−1−カルボキシレートから出発し、中間体Cのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(145.3mg、39%)。
中間体ZA
4−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−2−メトキシ−アニリン
3級ブチルN−(4−ブロモ−2−メトキシ−フェニル)カルバメートおよび3,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソオキサゾールから出発し、中間体Rのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、そして標記化合物を得た(96mg)。
中間体ZB
ベンジル3−(4−アミノ−3−メトキシ−フェノキシ)アゼチジン−1−カルボキシレート
4−フルオロ−2−メトキシ−1−ニトロ−ベンゼンおよびN−Boc−3−ヒドロキシアゼチジンから出発し、中間体Zのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(215.1mg、55%)。
中間体ZC
4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(トリ重水素メトキシ)アニリン
(a)4−フルオロ−1−ニトロ−2−(トリ重水素メトキシ)ベンゼン
アセトン(20mL)中の5−フルオロ−2−ニトロフェノール(1.5g、9.55mmol)の溶液に、KCO(2.31g、16.7mmol)が室温で加えられた。得られた懸濁物に、重水素化ヨードメタン(0.71ml、11.46mmol)が加えられ、そして反応混合物は還流で一晩撹拌された。反応混合物の濃縮後、残渣は水と酢酸エチルの間で分配された。酢酸エチル層は、水、塩水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、そして減圧下で蒸発されて4−フルオロ−1−ニトロ−2−(トリ重水素メトキシ)ベンゼンを得た(1.67g、100%)。
(b)1−メチル−4−[4−ニトロ−3−(トリ重水素メトキシ)フェニル]ピペラジン
4−フルオロ−1−ニトロ−2−(トリ重水素メトキシ)ベンゼン(1.67g、9.55mmol)およびN−メチルピペラジン(2.12mL、19.1mmol)は、THF(1mL)中で混合され、室温で18時間撹拌された。水の付加後に形成された黄色の沈殿は濾過され、水で洗浄され、減圧下に乾燥されて、1−メチル−4−[4−ニトロ−3−(トリ重水素メトキシ)フェニル]ピペラジンを得た(1.67g、80.7%)。
(c)4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(トリ重水素メトキシ)アニリン(中間体ZC)
1−メチル−4−[4−ニトロ−3−(トリ重水素メトキシ)フェニル]ピペラジンから出発し、中間体Bステップbのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(177.8mg)。
中間体ZD
2−メチル−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−アミン
N−メチルピペラジンおよび6−クロロ−3−ニトロ−2−ピコリンから出発し、中間体Bのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(188.9mg、92%)。
中間体ZE
ベンジル4−(4−アミノ−3−メトキシ−フェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート
ベンジルピペラジン−1−カルボキシレートおよび2−メトキシ−4−フルオロニトロベンゼンから出発し、中間体B−aの為に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製された。中間体Cのために記載されている方法を使用した還元後、標記化合物を得た(1.2g、95%)。
中間体ZF
4−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−アミン
(a)2−クロロ−4−メトキシ−5−ニトロピリミジン
メタノール(30mL)中の2,4−ジクロロ−5−ニトロピリミジン(1.00g、5.2mmol)の溶液に、メタノール(5mL)中のナトリウムメトキシド(278mg、5.2mmol)の溶液が−10°Cで滴下により加えられた。反応混合物は−10°Cで10分間撹拌された。酢酸(5mL)が加えられ、そして反応混合物は、放置して室温まで温められた。混合物の蒸発後、残渣は、5%のNaHCO溶液と酢酸エチルの間の間で分配された。酢酸エチル層は、水、塩水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、そして減圧下で濃縮された。残渣はカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=4/1v/v%)により精製されて、2−クロロ−4−メトキシ−5−ニトロピリミジン281.9mg(29%)を得た。
(b)4−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−アミン(中間体ZF)
2−クロロ−4−メトキシ−5−ニトロピリミジンおよびN−メチルピペラジンから出発し、中間体BステップBのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(212.8mg、89%)。
中間体ZG
2−メトキシ−5−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン
N−メチルピペラジンおよび5−フルオロ−4−メチル−2−ニトロアニソールから出発し、中間体Bのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(94.4mg、定量的)。
中間体ZH
ベンジル4−(4−アミノ−3−メトキシ−フェニル)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボキシレート
ベンジル2−メチルベンジルピペラジン−1−カルボキシレートおよび2−メトキシ−4−フルオロニトロベンゼンから出発し、中間体B−aの為に記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製された。中間体Cのために記載されている方法を使用した還元後、標記化合物を得た(295.4mg、97%)。
中間体ZI
N4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−2−メトキシ−N4−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン
N,N',N'−トリメチルプロパン−1,3−ジアミンおよび4−フルオロ−2−メトキシ−1−ニトロ−ベンゼンから出発し、中間体Bのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(148.8mg、94%)。
中間体ZJ
2−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)アニリン
2−メトキシエタノールおよび4−フルオロ−2−メトキシ−1−ニトロ−ベンゼンから出発し、中間体Sのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(113.4mg、定量的)。
中間体Aa
1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミン
(a)1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール
DMF(50mL)中の3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(2.5g、17.7mmol)および炭酸セシウム(6.06g、18.6mmol)の溶液に、2−ブロモエチルメチルエーテル(2.59g、1.75mL、18.6mmol)が加えられた。混合物は100°Cで3.5時間加熱された。室温に冷却後、混合物は水中に注がれ、酢酸エチル(3x50mL)により抽出された。一緒にされた有機層は、塩水(50mL)により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。残渣はカラムクロマトグラフィ(EtOAc/ヘプタン=1/4v/v%)により精製されて、白い結晶質固体として1−(2−メトキシエチル)3,5−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール(2.66g、75.4%)を得た。
(b)1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミン
1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール(245mg、1.22mmol)がメタノール(25mL)中に溶解された。得られた溶液は、30°C、8−10気圧、1mL/分、フルHモードにおいて、H−Cube連続フロー水素化反応器、10%Pd/Cを使用して水素化された。得られた溶液は減圧下で濃縮され、明るい茶色のオイルとして標記化合物208mg(定量的収量)を生成した。
中間体Ab
3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン
3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾールから出発し、中間体Aa−bのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製され、そして3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン110mgを与えた(定量的)。
中間体Ac
3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−アミン
(a)3,5−ジエチル−1H−ピラゾール
水(10mL)中の3,5−ヘプタンジオン(2g、15.6mmol)およびヒドラジン水和物(0.77g、15.8mmol)の溶液に、酢酸(1滴)は加えられ、そして反応混合物は還流まで1時間加熱された。その後反応混合物は冷却され、減圧下で濃縮されて、標記化合物1.8gが提供された。この化合物が、精製することなく直接に次の工程で使われた。
(b)3,5−ジエチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール
3,5−ジエチル−1H−ピラゾール(1.8g、14.5mmol)および濃硫酸(1.5ml)の冷却混合物(0 °C)に、発煙HNO(4.35ml)が激しい撹拌の下でゆっくり加えられた。反応混合物は、60°Cで一晩撹拌された。該混合物はその後室温に冷やされ、重炭酸ナトリウムの氷冷飽和溶液に慎重に加えられ、そして15分間攪拌された。その後混合物はEtOAcによって3回抽出され、そして一緒にされた有機層は塩水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、減圧下で蒸発されて、3,5−ジエチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール2.52gを得た。
(c) 3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−アミン(中間体Ac)
3,5−ジエチル−4−ニトロ−1H−ピラゾールから出発し、中間体Aa−bのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製され、そして3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−アミンを与えた(174mg、71%)。
中間体Ad
5−クロロ−1,3−ジメチル−ピラゾール−4−アミン
(a)5−クロロ−1,3−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール
5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾール(1g、7.66mmol)および濃硫酸(750μl)の冷却混合物(0 °C)に、発煙HNO(2.1mL)が激しい撹拌の下でゆっくり加えられた。反応混合物は、60°Cで一晩撹拌された。該混合物はその後室温に冷やされ、重炭酸ナトリウムの氷冷飽和溶液に慎重に加えられ、そして15分間攪拌された。
その後混合物はEtOAcによって3回抽出され、そして一緒にされた有機層は塩水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、減圧下で蒸発されて、5−クロロ−1,3−ジメチル−4−ニトロピラゾールを得た(1.1g、82%)。
(b)5−クロロ−1,3−ジメチル−ピラゾール−4−アミン(中間体Ad)
THF(5mL)中の5−クロロ−1,3−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール(146mg、1mmol)の撹拌された溶液に、酢酸(1.1mL、16mmol)が加えられた。混合物は0°Cまで冷やされ、20°C未満の温度を保ちながら亜鉛(1.31g、20mmol)が少量づつ加えられた。反応混合物は、室温で一晩撹拌された。TLC分析が出発物質の完全転化を示した後、該混合物はDecalite(商標)およびZn−Decalite(商標)を通して濾過され、残渣はDCM/MeOH 9:1で洗浄された。一緒にされた濾過液は、5%NaHCO溶液、続いて水および塩水により洗浄された。有機層は乾燥され(NaSO)、濾過され、且つ減圧下で濃縮されて、標記化合物を与えた(78mg、53%)。
中間体Ae
3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−アミン
2−ブロモエチルメチルエーテルおよび3,5−ジエチル−4−ニトロ−1H−ピラゾールから出発し、中間体Aaのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製され、そして3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−アミンを与えた(143mg、36%)。
中間体Af
1−(4−アミノ−3,5−ジメチル−ピラゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オ−ル
(a)1−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オ−ル
アセトニトリル(10ml)中の3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(706mg、5mmol)およびDBU(1.49ml、10mmol)の溶液に、イソブチレンオキサイド(669μL、7.5mmol)が加えられた。該混合物は65°Cで72時間加熱された。室温に冷却後、混合物は水中に注がれ、酢酸エチル(3x 50mL)により抽出された。一緒にされた有機層は、1MHCl溶液、水、および塩水(50ml)により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。
残渣はカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/EtOAc=100/0〜60/40v/v%)により精製されて、1−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オ−ルを得た(799mg、75%)。
(b)1−(4−アミノ−3,5−ジメチル−ピラゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オ−ル(中間体Af)
1−(3,5−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール−1−イル)−2−メチル−プロパン−2−オ−ルから出発し、中間体Bステップbのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製されて、標記化合物を得た(229mg、39%)。
中間体Ag
3−エチル−5−メチル−イソキサゾール−4−アミン
(a)3級ブチルN−(3−エチル−5−メチル−イソキサゾール−4−イル)カルバメート
ジフェニルホスホリルアジド(2.51mL、11.6mmol)は、トルエン(50mL)中の3−エチル−5−メチル−イソオキサゾール−4−カルボン酸(1.5g、9.67mmol)、トリエチルアミン(2.7mL、19.3mmol)、および3級ブチルアルコール(0.92mL、9.67mmol)の溶液に加えられ、そして100°Cで4時間撹拌された。溶媒は蒸発により除去され、残渣がEtOAc(50mL)中に回収された。有機層は水および塩水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。残渣は、ヘプタン/酢酸エチル=10/0〜7/3v/v%中のシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィによって溶出液として精製された。
標記化合物を含有する分画はプールされ、そして蒸発されて、標記化合物を得た。(1.67g、76.3%)
(b)3−エチル−5−メチル−イソキサゾール−4−アミン(中間体Ag)
3級ブチルN−(3−エチル−5−メチル−イソキサゾール−4−イル)カルバメート(500mg、2.2mmol)は、TFA/ジクロロメタン=1/1v/v%(5mL)に溶解され、室温で1時間撹拌された。得られた混合物は蒸発され、残渣はメタノールに溶かされ、そしてSCX−2カラムを通して濾過された。カラムをメタノールですすいだ後、所望の生成物が0.7Nアンモニア/メタノール溶液により溶出された。得られた溶出液は、減圧で濃縮され、標記化合物を与えた(302.7mg、92%)。
中間体Ah
1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミン
(a)1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール
THF(10mL)中の3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(250mg、1.77mmol)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(482μL、3.01mmol)、およびトリフェニルホスフィン(789mg、3.01mmol)の冷却溶液(0°C)に、トルエン中の40%DEAD溶液(1.31mL、3.01mmol)が滴下により加えられた。反応混合物は放置して室温まで温められ、そして3時間撹拌された。酢酸エチルが加えられ、10%NaCl溶液よって洗浄された。有機層は乾燥され(NaSO)、濾過され、そして濃縮された。残渣はカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH=99/1〜95/5v/v%)により精製され、1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−4−ニトロピラゾール(1.7g、粗)が得られ、次のステップで直接使われた。
(b) 1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミン(中間体Ah)
1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール(1.5g、1.77mmol理論値)はTHF(15mL)中に溶解され、そして酢酸(1.6mL)が加えられた。混合物は0°Cまで冷やされ、20°C未満の温度を保ちながら亜鉛(2.3g、35.4mmol)が少量づつ加えられた。反応混合物は、室温で一晩撹拌された。TLC分析が出発物質の完全転化を示した後、該混合物はDecaliteおよびZn−Decaliteを通して濾過され、残渣はEtOAcで洗浄された。一緒にされた濾過液は、1NNaOH溶液、続いて水および塩水により洗浄された。有機層は乾燥され(NaSO)、濾過され、そして減圧下で濃縮された。残渣はメタノールに溶かされ、そしてSCX−2カラムを通して濾過された。カラムをメタノールですすいだ後に、所望の生成物は0.7Nアンモニア/メタノール溶液により溶出されて、標記化合物を与えた(340.1mg、74.7%)。
中間体Ai
3級ブチル3−(4−アミノ−3,5−ジメチル−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート
3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾールおよび1−Boc−3−ヒドロキシアゼチジンから出発して、中間体Ahのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製され、そして261.1mgの3級ブチル3−(4−アミノ−3,5−ジメチル−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートを与えた(定量的)。
中間体Aj
3,5−ジメチル−1−(オキセタン−2−イルメチル)ピラゾール−4−アミン
3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾールおよび2−ヒドロキシメチルオキセタンから出発し、中間体Ahのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製され、そして3,5−ジメチル−1−(オキセタン−2−イルメチル)ピラゾール−4−アミンを与えた(36.2%)。
中間体Ak
3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−アミン
3,5−ジエチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(中間体Ac−b)および1−ブロモ−2−(2−メトキシエトキシ)−エタンから出発して、中間体Aaのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製されて、3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−アミン290mgが与えらた(72.2%)。
中間体Al
3,5−ジエチル−1−(オキセタン−3−イル)ピラゾール−4−アミン
3,5−ジエチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(中間体Ac−b)およびトルエン−4−スルホン酸オキセタン−3−イルエステルから出発して、中間体Aaのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製されて、3,5−ジエチル−1−(オキセタン−3−イル)ピラゾール−4−アミン165mgを与えた(47.7%。)。
中間体Am
1−(2−ジメチルアミノエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミン
3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾールおよびN,N−ジメチルエタノールアミンから出発し、中間体Ahのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製され、1−(2−ジメチルアミノエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミン380.4mgを与えた(定量的)。
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
(a)エチル2−[4−[(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
エチル2−クロロ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(中間体1、200mg、0.72mmol)、4−アミノ−N−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3−メトキシ−ベンズアミド(中間体A、172mg、0.72mmol)、そして炭酸セシウム、(937mg、2.89mmol)がジオキサン(20mL)中に懸濁された。窒素が混合物を通して30°Cで5分間泡立せられ、続いて9,9−ビス−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(41.7mg、72μmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(33.0mg、36μモル)が加えられた。反応混合物は、窒素気体のフローの下で80℃で20時間撹拌された。酢酸エチル/水/塩水=1/1/1v/v%(50mL)が反応混合物に加えられ、そして撹拌が15分間続けられた。Decalite(商標)を通した濾過後、水層は分離され、酢酸エチル(2×20mL)で抽出された。一緒にされた有機層はその後水(40mL)、塩水(20mL)により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。粗生成物はシリカ上のカラムクロマトグラフィ(DCM/MeOH = 10/0 〜 9/1 v/v%)により精製されて、標記の化合物を与えた(190mg、55.3%)。
(b)N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
LiHDMS(THF/エチルベンゼン中1M、0.61mL、0.61mmol)は、THF(1mL)中の2,6−ジメチルアニリン(38.5μL、0.31mmol)の冷却溶液(0°C)に加えられた。0°Cで15分間撹拌後に、THF(3mL)中のエチル2−[4−[(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(50mg、0.10mmol)が反応混合物に滴下により加えられ、そして撹拌が0°Cで90分間続けられた。追加のLiHMDS(100μL)が室温で滴下により加えられ、そして撹拌が室温で2時間続けられた。反応混合物は塩化アンモニウム飽和溶液20mLのによってクエンチされ、そして酢酸エチルにより抽出された。
一緒にされた有機層は、水、塩水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。残渣は、分取HPLCにより精製された。生成物を含有している分画が集められ、そして凍結乾燥されて、N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミドを得た(10mg、18%)。データ:LCMS(B)R:14.432分、m/z 555.3(M+H)
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
アセトニトリル(2mL)中の2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボニルクロライド(中間体2、52mg、0.07mmol理論値)の懸濁物に、2−クロロ−6−メチルアニリン(15μL、0.12mmol)および触媒量の4−DMAPが加えられた。反応混合物は50°Cで一晩撹拌された。溶媒の蒸発後、粗生成物は分取HPLCにより精製された。生成物を含有している分画は集められ、減圧下で濃縮された。残渣は、ジクロロメタンと5%NaHCO溶液の間で分配された。有機相は、PE−フィルターを通して分離され、蒸発されて標記化合物28mgを得た(収率74%)。データ:LCMS(B)R:9.852分、m/z 542.2/544.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−(2−メトキシ−4−モルホリノ−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Cを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、その対応する酸クロリドから、標記化合物は調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−ブロモ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6.8mg、17%)。データ:LCMS(A)R:8.031分、m/z 587,1/589,1(M+H)(臭素イオンパターン)。
N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
商業的に入手可能な4−(4−メチルピペラジノ)アニリンを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後6−エチル−o−トルイジンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(18mg、58%)。データ:LCMS(B)R:10.456分、m/z 522.3(M+H)
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[(2−メチル−6−モルホリノ−3−ピリジル)アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Dを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−クロロ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(18mg、58%)。データ:LCMS(B)R:10.991分、m/z 530.2/532.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Eを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−クロロ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4mg、11%)。データ:LCMS(B)R:10.886分、m/z 562.2(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−フルオロ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Oを出発原料として使用し、実施例1−aおよび中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4mg、20%)。データ:LCMS(B)R:10.469分、m/z 568.3(M+H)
2−[2−クロロ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−N−(2,6−ジエチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Nを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4.7mg、10%)。データ:LCMS(B)R:10.222分、m/z 612.2/614.3(M+H)
N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Bを使用して中間体2のために記載されているのと類似の方法で、2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボン酸は調製された。
2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボン酸(26mg、0.06mmol)は、N、N−ジメチルホルムアミド(1.5ml)中に溶解された。HATU(25mg、0.066mmol)およびトリエチルアミン(25μL、0.178mmol)がその後加えられ、そして該混合物は室温で10分間攪拌された。3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−アミン(7mg、0.07mmol)が加えられ、そして該混合物は室温一晩で撹拌された。該混合物は酢酸エチル/水/塩水1/1/1の混合物に注がれ、15分間撹拌された。有機層は分離され、塩水により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14.0mg、43%)。データ:LCMS(B)R:7.530分、m/z 540.3(M+H)
N−(2−メトキシ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−メトキシ−6−メチル−アニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(16.1mg、29.1%)。データ:LCMS(B)R:9.925分、m/z 554.3(M+H)
N−(2,6−ジイソプロピルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジイソプロピルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(15.9mg、35.7%)。データ:LCMS(B)R:12.686分、m/z 594.4(M+H)
N−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後3,5−ジメチルイソキサゾール−4−アミンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(24.4mg、46.1%)。データ:LCMS(B)R:8.408分、m/z 529.3(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−2−[2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Tを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aeと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14mg、27%)。データ:LCMS(B)R:9.531分、m/z 613.3(M+H)
2−[2−エトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Pを出発原料として使用し、実施例1−aおよび中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後6−エチル−o−トルイジンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(5.3mg、14%)。データ:LCMS(B)R:12.313分、m/z 608.3(M+H)
N−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Sを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Abと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14.1mg、37%)。データ:LCMS(B)R:7.902分、m/z 543.2(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Hを出発原料として使用し、実施例9のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するカルボン酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Aaとその後反応された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(5.2mg、28%)。データ:LCMS(B)R:8.140分、m/z 572.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Hを出発原料として使用し、実施例9のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するカルボン酸エステルから調製された。実施例1のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸エステルは2,6−ジメチルアニリンとその後反応された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(16mg、52%)。データ:LCMS(B)R:10.268分、m/z 524.3(M+H)
N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Hを出発原料として使用し、実施例9のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するカルボン酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Acとその後反応された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(7mg、32%)。データ:LCMS(B)R:8.065分、m/z 542.3(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9のために記載されているのと同じ反応系列を用いかつ中間体Hを出発原料として使用して、この化合物はその対応するカルボン酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Aeとその後反応された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4mg、32%)。データ:LCMS(B)R:9.146分、m/z 600.3(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、実施例1のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するエステルから調製された。実施例1に記載されている手順に従い、該エステルはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(13.5mg、23.2%)。データ:LCMS(C)R:12.686分、m/z 566.4(M+H)
N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Acと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(22mg、36%)。データ:LCMS(B)R:8.319分、m/z 557.3(M+H)
2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−N−(2,4,6−トリメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,4,6−トリメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(16mg、26%)。データ:LCMS(B)R:11.240分、m/z 552.3(M+H)
N−[2−(ヒドロキシメチル)−6−メチル−フェニル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後(2−アミノ−3−メチル−フェニル)メタノールと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6mg、10%)。データ:LCMS(B)R:8.876分、m/z 554.3(M+H)
N−(2−フルオロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−フルオロ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(21.4mg、39.6%)。データ:LCMS(B)R:9.878分、m/z 542.3(M+H)
N−(2−クロロ−4−メチル−3−ピリジル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後3−アミノ−2−クロロ−4−メチルピリジンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(11.9mg、28.4%)。データ:LCMS(B)R:8.790分、m/z 559.2/561.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(25.0mg、42.7%)。データ:LCMS(B)R:8.128分、m/z 586.3(M+H)
N−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Abと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14.0mg、26.5%)。データ:LCMS(B)R:7.146分、m/z 528.3(M+H)
N−(5−クロロ−1,3−ジメチル−ピラゾール−4−イル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Adと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(18mg、29%)。データ:LCMS(B)R:8.563分、m/z 562.2/564.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2−エチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−エチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14mg、26%)。データ:LCMS(B)R:10.708分、m/z 538.3(M+H)
N−(2,6−ジフルオロフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジフルオロアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(20.5mg、37.5%)。データ:LCMS(B)R:9.607分、m/z 546.2(M+H)
N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−エトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Gを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Acと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(10mg、37%)。データ:LCMS(B)R:8.939分、m/z 570.3(M+H)
2−[2−エトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Gを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後6−エチル−O−トルイジンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(5mg、9%)。データ:LCMS(B)R:11.636分、m/z 566.3(M+H)
N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Jを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するカルボン酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Acとその後反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(9.6mg、23%)。データ:LCMS(B)R:8.864分、m/z 592.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[(4−メチル−6−モルホリノ−3−ピリジル)アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Kを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6.2mg、17.4%)。データ:LCMS(B)R:10.575分、m/z 510.3(M+H)
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Lを出発原料として使用し、実施例1−aおよび中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−クロロ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(9.8mg、21%)。データ:LCMS(B)R:11.000分、m/z 600.2/602.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Mを出発原料として使用し、実施例1−aおよび中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(2.5mg、11%)。データ:LCMS(B)R:11.332分、m/z 592.3(M+H)
2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Qを出発原料として使用し、実施例1−aおよび中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4mg、12%)。データ:LCMS(B)R:11.282分、m/z 616.3(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(1−メチルピラゾール−4−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
(a)2−(4−ブロモ2メトキシ・アニリノ)−N−(2,6−ジエチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
商業的に入手可能な4−ブロモ−2−メトキシアニリンを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(50mg)。
(b)N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(1−メチルピラゾール−4−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
ジオキサン/水(1.5mL/0.3mL)中の2−(4−ブロモ−2−メトキシ−アニリノ)−N−(2,6−ジエチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド(22.6mg、0.041mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(17.2mg、0.083mmol)、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン 塩化パラジウム(II)ジクロロメタン(3.4mg)付加物、及び炭酸カリウム(28.3mg、0.205mmol)の混合物は、封管中で140°Cで60分間、マイクロ波中で加熱された。環境温度に冷却した後、混合物は減圧下で濃縮された。得られた残渣は、酢酸エチルで希釈され、水および塩水で洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(15.2mg、38%)。データ:LCMS(B)R:17.769分、m/z 548.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Sを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(13.8mg、37.7%)。データ:LCMS(B)R:11.129分、m/z 553.3(M+H)
N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Sを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後6−エチル−O−トルイジンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(8.7mg、21.9%)。データ:LCMS(B)R:11.778分、m/z 567.3(M+H)
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Sを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−クロロ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(11.4mg、28.4%)。データ:LCMS(B)R:11.395分、m/z 573.2/575.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Sを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−ブロモ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(11.8mg、27.3%)。データ:LCMS(B)R:11.527分、m/z 617.2/619.2(M+H)(臭素イオンパターン)。
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Sを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(13.6mg、33.6%)。データ:LCMS(B)R:12.578分、m/z 581.3(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Sを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(16.9mg、40.1%)。データ:LCMS(B)R:8.940分、m/z 601.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Tを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14.2mg、40%)。データ:LCMS(B)R:10.765分、m/z 537.3(M+H)
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Tを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−クロロ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(10.5mg、26%)。データ:LCMS(B)R:10.077分、m/z 557.2/559.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Tを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Acと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(7.6mg、19%)。データ:LCMS(B)R:8.307分、m/z 555.3(M+H)
2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Uを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(16.7mg、52.9%)。データ:LCMS(B)R:10.556分、m/z 527.3(M+H)
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Uを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−クロロ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(15.6mg、52.9%)。データ:LCMS(B)R:10.566分、m/z 547.2/549.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Uを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後6−エチル−O−トルイジンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(17.2mg、53.1%)。データ:LCMS(B)R:11.075分、m/z 541.3(M+H)
N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Uを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−ブロモ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(9.38mg、26.4%)。データ:LCMS(B)R:10.760分、m/z 590.2/592.2(M+H)(臭素イオンパターン)。
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Uを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(5.54mg、16.6%)。データ:LCMS(B)R:11.832分、m/z 555.3(M+H)
N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Uを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Acと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(13.4mg、41.0%)。データ:LCMS(B)R:8.189分、m/z 545.3(M+H)
2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Uを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(18.3mg、53.2%)。データ:LCMS(B)R:8.234分、m/z 575.3(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[4−[(1−メチル−4−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Vを出発原料として使用し、実施例1−aおよび中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(3.7mg、17%)。データ:LCMS(B)R:11.254分、m/z 578.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メチル−4−モルホリノ−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Wを使用し、実施例2aのために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するエチルエステルから調製された。実施例1bに記載されている手順に従い、該エステルはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(5.5mg、22%)。データ:LCMS(B)R:13.950分、m/z 509.3(M+H)
N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[2−イソプロポキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Xを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後6−エチル−O−トルイジンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(13mg、28%)。データ:LCMS(B)R:12.031分、m/z 580.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Iを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。カルボベンゾキシ基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(20mg、64%)。データ:LCMS(B)Rt:9.706分、m/z 508.3(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Yを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(8.1mg、25%)。データ:LCMS(B)R:12.158分、m/z 567.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−3−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
(a)4−[(7−エトキシカルボニル−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−2−イル)アミノ]−3−メトキシ−安息香酸
4−アミノ−3−メトキシ安息香酸を出発原料として使用し、中間体1aのために記載されているのと類似の方法で、この化合物は調製された。収量:160mg(43.5%)
(b)エチル2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−3−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
DMF(2mL)中の4−[(7−エトキシカルボニル−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−2−イル)アミノ]−3−メトキシ安息香酸(80mg、0.20mmol)および3−アミノ−1−メチルピペリジン二塩酸塩(36.6mg、0.20mmol)の撹拌された懸濁物に、DiPEA(139μL、0.84mmol)が加えられた。得られた溶液は0°Cへと冷却され、HATU(83.6mg、0.22mmol)が加えられた。冷却は取り除かれ、そして反応混合物は室温で一晩撹拌された。該混合物は、EtOAc/水/塩水1/1/1(30mL)の激しく撹拌された混合液に滴下により加えられた。その後、水層はEtOAc(2×10mL)により抽出された。一緒にされた有機層は水(20mL)、塩水(20mL)により洗浄され、NaSOで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮されて標記化合物を与えた(70mg、70%)。
(c)N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−3−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
粗エチル2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−3−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレートの鹸化およびその後の中間体2bのために記載されているチオニルクロリドとの反応は、対応する酸クロリドを生成する。実施例2に記載されている方法に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(8.4mg、19%)。データ:LCMS(B)R:11.406分、m/z 580.3(M+H)
N−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジクロロアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(9mg、20.7%)。データ:LCMS(B)Rt:10.404分、m/z 578.2(M+H)+(塩素イオンパターン)。
中間体3
エチル2−クロロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
(a)エチル2−メトキシピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
DDQ(1.53g、6.76mmol)が、DCM(50mL)中のエチル2−メトキシ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(1.54g、5.63mmol)の撹拌された溶液に加えられた。反応混合物は、室温で3日間攪拌された。追加として200mgのDDQが加えられ、そして反応混合物は室温でさらに7日間撹拌された。該混合物は濾過され、小容量へと減圧下で濃縮された。粗生成物は、シリカ上のカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=1/0〜1/1v/v%)により精製されて、標記の化合物を生成した(750mg、50%)。
(b)エチル2−ヒドロキシピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート
ヨウ化ナトリウム(1.24g、8.29mmol)が、アセトニトリル(19mL)中のエチル2−メトキシ−ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(750mg、2.76mmol)の撹拌された溶液に加えられた。アセトニトリル(3mL)中のトリメチルシリルクロリド(896mg、1.05mL)の溶液は、反応混合物に滴下により加えられた。該混合物は、室温で一晩撹拌された。 追加のアセトニトリル(6mL)中のヨウ化ナトリウム(3.33g)TMS−Cl(2.4g、2.8mL)が滴下により加えられ、そして該反応系は室温で3日間撹拌された。該混合物は、減圧下で濃縮された。残渣は200mLのDCM/MeOH(4/1)中で懸濁され、チオ硫酸ナトリウム(50mL)および水(100mL)の飽和溶液の混合物により抽出された。水層はDCM/MeOH(4/1、2×150mL)により抽出された。一緒にされた有機層は硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、及び溶媒は減圧下で除去されて、固体を与えた。該固体は、沸騰酢酸エチル(50mL)中で砕かれた。冷却後、該固体は室温で1時間撹拌され、そして濾過された。残渣が減圧下に40℃で乾燥されて、1.0gの粗エチル2−ヒドロキシ−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレートを与えた(定量的収率)。
(c)エチル2−クロロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(中間体3)
N、N−ジメチルアニリン(47mg、50μL、1.50mmol)が、アセトニトリル(30mL)中のエチル2−ヒドロキシピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキシレート(1.0g、3.89mmol)の溶液に加えられた。アセトニトリル(4mL)中のオキシ塩化リン(V)(2.99g、1.81mL、19.5mmol)の溶液は、反応混合物に滴下により加えられた。茶色/赤の該懸濁物は、65°Cまで4時間加熱された。冷却後、25%水性アンモニア(50mL)の撹拌された混合物および氷水(100mL)中に、10°C未満の温度を保ちながら、混合物はゆっくり注がれた。さらに15分間撹拌した後に、該混合物は酢酸エチルにより抽出された。一緒にされた有機層は、その後、水(50mL)、0.2N HCl(50mL)、塩水(25mL)により洗浄され、乾燥され(NaSO)、濾過され、そして減圧下で濃縮された。粗生成物は、シリカ上のカラムクロマトグラフィ(ヘプタン/酢酸エチル=1/0〜1/1v/v%)により精製されて、標記の化合物200mgを生成した。
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体3及び中間体Sを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(30mg、45%)。データ:LCMS(B)R:12.491分、m/z 551.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Bを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(17mg、47%)。データ:LCMS(B)R:9.602分、m/z 522.3(M+H)
N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Bを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−エチル−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14mg、65%)。データ:LCMS(B)R:10.303分、m/z 536.3(M+H)
N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Bを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−ブロモ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(30mg、73%)。データ:LCMS(B)R:9.914分、m/z 586.2/588.2(M+H)(臭素イオンパターン)。
N−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Bを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジクロロアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(10mg、36%)。データ:LCMS(B)R:9.770分、m/z 562.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Bを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(13mg、34%)。データ:LCMS(B)R:10.954分、m/z 550.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[(2−メチル−6−モルホリノ−3−ピリジル)アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Dを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(9.6mg、27%)。データ:LCMS(B)R:10.844分、m/z 510.2(M+H)
N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[(2−メチル−6−モルホリノ−3−ピリジル)アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Dを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−エチル−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(11.2mg、30.4%)。データ:LCMS(B)R:11.599分、m/z 524.3(M+H)
N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[(2−メチル−6−モルホリノ−3−ピリジル)アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Dを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−ブロモ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(12mg、30%)。データ:LCMS(B)R:11.151分、m/z 574.2/576.2(M+H)(臭素イオンパターン)。
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体3及び中間体Fから出発し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(0.7mg)。データ:LCMS(A)R:6.446分、m/z 564.3(M+H)
N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−エチル−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(17.8mg、32.2%)。データ:LCMS(B)R:10.836分、m/z 552.3(M+H)
N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−ブロモ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(18.1mg、30%)。データ:LCMS(B)R:10.427分、m/z 602.2/604.2(M+H)(臭素イオンパターン)。
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
出発原料として中間体3及び中間体Hから出発し、実施例1のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するエチルエステルから調製された。実施例1に記載されている手順に従い、該エチルエステルはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。50%TFA/ジクロロメタンを用いたBoc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(1.4mg、5%)。データ:LCMS(B)R:10.283分、m/z 524.3(M+H)
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
出発原料として中間体1及び中間体Hから出発し、実施例1のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するエチルエステルから調製された。実施例1に記載されている手順に従い、該エチルエステルはその後2−クロロ−6−メチルアニリンと反応された。50%TFA/ジクロロメタンを用いたBoc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(0.9mg、4%)。データ:LCMS(A)R:5.794分、m/z 544.2/546.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
出発原料として中間体1及び中間体Hから出発し、実施例1のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するエチルエステルから調製された。実施例1に記載されている手順に従い、該エチルエステルはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。50%TFA/ジクロロメタンを用いたBoc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(20.7mg、72%)。データ:LCMS(A)R:6.213分、m/z 552.3(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例76の分取HPLC精製の間の副生成物としてこの化合物は単離されて、標記化合物を得た(2mg、7%)。データ:LCMS(A)R:6.512分、m/z 550.3(M+H)
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Iを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−クロロ−6−メチルアニリンと反応された。カルボベンゾキシ基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(24mg、81%)。データ:LCMS(B)R:9.831分、m/z 528.2/530.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Iを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジクロロアニリンと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(27mg、96%)。データ:LCMS(B)R:9.853分、m/z 548.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Iを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(18mg、40%)。データ:LCMS(B)R:10.916分、m/z 536.3(M+H)
N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Iを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−ブロモ−6−メチルアニリンと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(16mg、51%)。データ:LCMS(B)R:9.922分、m/z 572.2/574.2(M+H)(臭素イオンパターン)。
N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Iを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−エチル−6−メチルアニリンと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(22mg、77%)。データ:LCMS(B)R:10.361分、m/z 522.3(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−(2−メチル−4−モルホリノ−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Wを使用し、中間体2aのために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するエチルエステルから調製された。実施例1bに記載されている手順に従い、該エステルはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4.2mg、13%)。データ:LCMS(B)R:15.695分、m/z 537.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Yを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4mg、12%)。データ:LCMS(B)R:10.832分、m/z 539.2(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[4−(1−メチル−4−ピペリジル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
商業的に入手可能な4−(1−メチル−piperidin−4−イル)−アニリンを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(18.3mg、44%)。データ:LCMS(B)R:8.405分、m/z 555.3(M+H)
N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Jを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−クロロ−6−メチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(17.2mg、41%)。データ:LCMS(B)R:11.569分、m/z 594.2/596.2(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−エチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
4−ブロモ−2−エチルアニリンを出発原料として使用し、実施例38−aのために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するブロミドから調製された。実施例38−bに記載されている手順に従い、該ブロミドはその後2N−メチルピペラジンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6.5mg、15%)。データ:LCMS(B)R:12.136分、m/z 564.4(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−2−[4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル−メチル−カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
N,N,N−トリメチル−1,3−プロパンジアミンを出発原料として使用し、実施例60のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aeと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(13.8mg、20%)。データ:LCMS(B)R:10.220分、m/z 658.4(M+H)
2−[4−(アゼチジン−3−イルオキシ)2−メチル−アニリノ]−N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Zを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6.6mg、17%)。データ:LCMS(B)R:7.975分、m/z 543.3(M+H)
2−[4−(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−2−メトキシ−アニリノ]−N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZAを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(16.2mg、46%)。データ:LCMS(B)R:14.477分、m/z 583.3(M+H)
2−[4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZBを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(12.8mg、25%)。データ:LCMS(B)R:8.441分、m/z 559.3(M+H)
2−[4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZBを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Acと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(8.9mg、19%)。データ:LCMS(B)Rt:8.324分、m/z 529.3(M+H)
2−[4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZBを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aeと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14.9mg、34%)。データ:LCMS(B)R:9.618分、m/z 587.4(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Rを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(8.7mg、21%)。データ:LCMS(B)R:12.704分、m/z 596.3(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体3及び中間体Sを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(23mg、32%)。データ:LCMS(B)R:9.796分、m/z 599.3(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体3及び中間体ZEから出発し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14mg、61%)。データ:LCMS(B)R:9.058分、m/z 570.3(M+H)
N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体3及び中間体ZEから出発し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Acと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(10.6mg、39%)。データ:LCMS(B)R:8.908分、m/z 540.3(M+H)
N−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZEを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Afと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(11.4mg、28%)。データ:LCMS(B)R:7.882分、m/z 586.3(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(トリ重水素メトキシ)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZCを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(14.6mg、23%)。データ:LCMS(B)R:12.878分、m/z 569.4(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−2−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(トリ重水素メトキシ)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZCを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aeと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(17.2mg、25%)。データ:LCMS(B)R:9.443分、m/z 617.4(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[[2−メチル−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3−ピリジル]アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZDを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(13.8mg、27%)。データ:LCMS(B)R:7.187分、m/z 571.4(M+H)
2−[5−クロロ−2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−N−(2,6−ジエチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
分取HPLCを使用して、実施例20中に記載された化合物からの副生成物としてこの化合物は単離されて、標記化合物を得た(9.1mg)。データ:LCMS(B)R:14.555分、m/z 601.3/603.3(M+H)(塩素イオンパターン)。
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(テトラヒドロピラン−4−イルカルバモイル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
(a)2−(4−ブロモ2メトキシ・アニリノ)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
商業的に入手可能な4−ブロモ−2−メトキシアニリンを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応され、標記化合物を得た(1.35g、84%)。
(b)2−(4−シアノ−2メトキシ−アニリノ)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
DMF(4mL)中の2−(4−ブロモ−2−メトキシ−アニリノ)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド(1.35g、2.6mmol)およびシアン化亜鉛(321mg、2.73mmol)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(300mg、0.26mmol)が加えられた。反応混合物は、マイクロ波照射下で170°Cで30分間加熱された。環境温度に冷却した後、該混合物は濃縮され、そして残渣は酢酸エチルで希釈され、水および塩水で洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮されて、標記粗化合物を得た(1.05g、87%)。
(c) 4−[[7−[(2,6−ジメチルフェニル)カルバモイル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−2−イル]アミノ]−3−メトキシ安息香酸
MeOH(25mL)中の2−(4−シアノ−2メトキシ・アニリノ)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド(750mg、1.61mmol)の撹拌された懸濁物に、水(12.5mL)中の水酸化カリウム(453mg、8.07mmol)溶液が加えられた。反応混合物は、マイクロ波照射下で120°Cで2時間加熱された。メタノール分画の蒸発後、得られた水層は2N HCl溶液の添加によってpH〜2まで酸性化された。ジクロロメタンでの抽出後、一緒にされた有機層はPE−フィルターを通して濾過されて、標記化合物330mgを与えた(収率:42%)。
(d)N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(テトラヒドロピラン−4−イルカルバモイル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および4−アミノテトラヒドロピラン塩酸塩から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(5mg、18%)。データ:LCMS(B)R:14.407分、m/z 567.3(M+H)
2−[4−(アゼチジン−3−イルカルバモイル)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および3−アミノ−1−N−Boc−アゼチジンから、この化合物は調製された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6.8mg、20%)。データ:LCMS(B)R:11.597分、m/z 538.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例17)およびメトキシ酢酸から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(10mg、49%)。データ:LCMS(B)R:12.973分、m/z 596.3(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[[4−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−イル]アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミ
中間体ZFを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(5.9mg、20%)。データ:LCMS(B)R:7.658分、m/z 588.4(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[[4−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−イル]アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZFを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(3.1mg、11%)。データ:LCMS(B)R:12.119分、m/z 568.4(M+H)
N−(3−エチル−5−メチル−イソキサゾール−4−イル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するカルボン酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Agとその後反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(11.3mg、45%)。データ:LCMS(B)R:9.102分、m/z 543.3(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応するカルボン酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Aeとその後反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(21.5mg、76%)。データ:LCMS(B)R:9.108分、m/z 614.4(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[4−(3−フルオロシクロブタンカルボニル)ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例17)および3−フルオロシクロ−ブタンカルボン酸から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(26mg、99%)。データ:LCMS(B)R:15.532分、m/z 624.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[4−(3−メチルオキセタン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例17)および3−メチル−オキセタン−3−カルボン酸から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4mg、17%)。データ:LCMS(B)R:13.824分、m/z 622.3(M+H)
2−[4−[4−(シクロプロパンカルボニル)ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例17)およびシクロプロパンカルボン酸から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(11mg、49%)。データ:LCMS(B)R:14.744分、m/z 592.3(M+H)
2−[4−(4−ブチルスルホニルピペラジン−1−イル)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
DCM(2mL)中のN−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド(実施例17、20mg、0.038mmol)の撹拌された溶液に、トリエチルアミン(18μL、0.13mmol)およびブタン−1−スルホニルクロリド(5μL、0.042mmol)が加えられた。反応混合物は、一晩室温で撹拌された。該混合物は濃縮され、そして残渣が分取HPLCを使用して精製されて、標記化合物を得た(3mg、13%)。データ:LCMS(B)R:17.533分、m/z 644.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[4−(エチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
DCM(2mL)中のN−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド(実施例17、20mg、0.038mmol)の撹拌された溶液に、イソシアン酸エチル(4μL、0.042mmol)が加えられた。反応混合物は、一晩室温で撹拌された。該混合物は濃縮され、そして残渣が分取HPLCを使用して精製されて、標記化合物を得た(24mg、99%)。データ:LCMS(B)R:13.414分、m/z 595.3(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−5−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミ
中間体ZGを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aaと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(19.2mg、29%)。データ:LCMS(B)R:9.296分、m/z 600.4(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(3−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZHを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(12.2mg、17%)。データ:LCMS(B)R:12.915分、m/z 566.4(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[[(3S,4R)−3−メトキシ−4−ピペリジル]カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および(3S,4R)−4−アミノ−1−Boc−3−メトキシ−ピペリジンから、この化合物は調製された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(2.7mg、7%)。データ:LCMS(B)R:11.799分、m/z 596.4(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[[(3S,4R)−3−フルオロ−4−ピペリジル]カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミ
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および3級ブチル(3S,4R)−4−アミノ−3−フルオロ−ピペリジン−1−カルボキシレートから、この化合物は調製された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(2.2mg、5%)。データ:LCMS(B)R:11.671分、m/z 584.3(M+H)
2−[4−[(4−シス−アミノシクロヘキシル)カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および1−N−Boc−シス−1,4−シクロヘキシルジアミン塩酸塩から、この化合物は調製された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4.6mg、15%)。データ:LCMS(B)R:11.581分、m/z 580.3(M+H)+。
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−(イソプロピルカルバモイル)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)およびイソプロピルアミン塩酸塩から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(2.9mg、8%)。データ:LCMS(B)R:15.663分、m/z 525.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[[(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル]カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−アミン塩酸塩から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6.5mg、15%)。データ:LCMS(B)R:14.186分、m/z 565.2(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(モルホリン−4−カルボニル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)およびモルホリンから、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(8.7mg、15%)。データ:LCMS(B)R:14.262分、m/z 553.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−(1,1−ジオキソ−1,4−チアジナン−4−カルボニル)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)およびチオモルホリン1,1−ジオキシドから、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(10.5mg、14%)。データ:LCMS(B)R:13.936分、m/z 601.2(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−(4−エチル−1,4−ジアゼパン−1−カルボニル)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および1−エチル−1,4−ジアゼパン二塩酸塩から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4.4mg、7%)。データ:LCMS(B)R:11.510分、m/z 594.4(M+H)
2−[4−[(3,3−ジフルオロシクロブチル)カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および3,3−ジフルオロシクロブタンアミン塩酸塩から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4.1mg、7%)。データ:LCMS(B)R:16.415分、m/z 573.3(M+H)
2−[4−(シクロプロピルカルバモイル)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)およびシクロプロピルアミンから、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(5.7mg、10%)。データ:LCMS(B)R:14.833分、m/z 523.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(2−メトキシエチルカルバモイル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および2−メトキシエチルアミンから、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4.9mg、8%)。データ:LCMS(B)R:14.283分、m/z 541.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[2−(1−ピペリジル)エチルカルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および2−(1−ピペリジル)エタンアミンから、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(4.2mg、5%)。データ:LCMS(B)R:12.340分、m/z 594.3(M+H)
−[4−(4−シアノ−4−メチル−ピペリジン−1−カルボニル)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するカルボン酸(実施例103−c)および4−メチルピペリジン−4−カルボニトリル塩酸塩から、この化合物は調製された。精製はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール=99/1〜9/1v/v%)により実施されて、標記化合物を得た(3.9mg、5%)。データ:LCMS(B)R:5.853分、m/z 590.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[4−(3−メチルアゼチジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例17)および1−3級ブトキシカルボニル−3−メチル−アゼチジン−3−カルボン酸から、この化合物は調製された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(10mg、39%)。データ:LCMS(B)R:11.186分、m/z 621.4(M+H)
2−[4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−2−メトキシ−アニリノ]−N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例16)および酢酸から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(17mg、45%)。データ:LCMS(B)R:10.096分、m/z 614.3(M+H)
2−[4−[4−(3−フルオロシクロブタンカルボニル)ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例16)および3−フルオロシクロブタンカルボン酸から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(8mg、20%)。データ:LCMS(B)R:12.238分、m/z 672.3(M+H)
N−(2−シアノ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2−アミノ−3−メチルベンゾニトリルと反応された。精製はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール=99/1〜9/1v/v%)により実施されて、標記化合物を得た(8.3mg、10%)。データ:LCMS(B)R:10.090分、m/z 549.3(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル−メチル−アミノ]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZIを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6.6mg、14%)。データ:LCMS(B)R:12.601分、m/z 582.4(M+H)
2−[4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル−メチル−アミノ]−2−メトキシ−アニリノ]−N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZIを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Ahと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(5.7mg、11%)。データ:LCMS(B)R:8.660分、m/z 690.4(M+H)
N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZJを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジエチルアニリンと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(13.4mg、30%)。データ:LCMS(B)R:17.314分、m/z 542.3(M+H)
N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZJを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Ahと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6.7mg、13%)。データ:LCMS(B)R:12.186分、m/z 650.3(M+H)
N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Ahと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(11.6mg、28.6%)。データ:LCMS(B)R:6.985分、m/z 674.3(M+H)
N−[1−(アゼチジン−3−イル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Aiと反応された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(6.9mg、19.7%)。データ:LCMS(B)R:4.784分、m/z 583.3(M+H)
N−[3,5−ジメチル−1−(オキセタン−2−イルメチル)ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Ajと反応された。精製はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール=99/1〜9/1v/v%)により実施されて、標記化合物を得た(22.1mg、61.6%)。データ:LCMS(B)R:6.495分、m/z 598.3(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Akと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(22mg、54.4%)。データ:LCMS(B)R:7.845分、m/z 658.3(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−(オキセタン−3−イル)ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Alと反応された。精製はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ(ジクロロメタン/メタノール=99/1〜9/1v/v%)により実施されて、標記化合物を得た(23.8mg、64.8%)。データ:LCMS(B)R:7.412分、m/z 612.3(M+H)
N−[1−(2−ジメチルアミノエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後中間体Amと反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(11.5mg、32.0%)。データ:LCMS(B)R:4.944分、m/z 599.3(M+H)
N−(2,6−ジメチル−フェニル)−2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Jを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸クロリドから調製された。実施例2に記載されている手順に従い、該酸クロリドはその後2,6−ジメチルアニリンと反応された。データ:LCMS(B)R:11.461分、m/z 574.3(M+H)
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[4−(イソプロピルカルバモイル)ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
DCM(2mL)中のN−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド(実施例17、37mg、0.063mmol)の撹拌された溶液に、2−イソシアン酸プロピル(8μL、0.07mmol)が加えられた。反応混合物は、一晩室温で撹拌された。該混合物は濃縮され、そして残渣が分取HPLCを使用して精製されて、標記化合物を得た(6mg、16%)。データ:CMS(B)R:14.299分、m/z 609.4(M+H)
生化学的キナーゼアッセイ
TTK酵素活性に対する化合物の阻害活性を測定するために、IMAP(商標)アッセイ(Molecular Devices社)が使用された。化合物はジメチルスルホキシド(DMSO)中で、続いてその後IMAP反応緩衝液(10mMトリス−HCl、pH 7.5、10mMMgCl、0.01%Tween−20、0.1%NaN、および新たに調製された1mMジチオトレイトール(DTT)から成る)で希釈された。該化合物の溶液は、IMAP反応緩衝液中の完全長のTTK酵素(Life Technologies, Cat. no. PV 3792)と等用量で混ぜ合わせられた。暗所に室温で1時間プレインキュベーションの後、フルオレセイン標識MBP由来の基質ペプチド(Molecular Devices社、cat. no. RP 7123)、続いてATPが加えられ、反応が始められた。最終酵素濃度は50nM、最終基質濃度は3.9nM、そして最終ATP濃度は5μMだった。反応は、暗所に室温で2時間進行されることができた。製造業者(MolecularDevices社)のプロトコ−ルに従って、IMAP progressive binding solutionでのクエンチングによって反応は止められた。フルオレセインの分極は、Envisionマルチモードリーダー(Perkin Elmer, Waltham, MA, U.S.A.)上で測定された。IC50は、XLfit(商標)5ソフトウェアを使用して算出された(ID Business Solutions,Ltd., Surrey, U.K.)。すべての例証された化合物のIC50値が、100nMより小さいとわかった。
細胞増殖アッセイ
MOLT−4癌細胞系は米国菌培養収集所(ATCC、Manassas、VA、米国)から購入され、そして10%ウシ成体血清で補充されたRPMI 1640培地(LifeTechnologies、Bleiswijk、Netherlands)で培養された。化合物は100%DMSO中での段階的に3.16倍に連続して希釈され、続いて水性緩衝液中で更に希釈された。培地中の細胞は384ウェルのウェル中でウェル当たり45μLで播種され、37°Cで5%CO2の湿性雰囲気中で24時間インキュベートされた。化合物溶液5μLが加えられ、そして該プレートはさらに72時間インキュベートされ、その後ATPlite 1Step(商標)(PerkinElmer、Groningen、Netherlands)溶液25μLが各々のウェルに加えられた。発光は、Envisionマルチモードリーダーに記録された。細胞増殖と細胞死を区別するために、インキュベーションの開始時に細胞シグナルが記録された。加えて、0.4%DMSOの存在下で、最大増殖は化合物がない複製のインキュベーションで測定された。成長パーセントが、メインのy軸シグナルとして使われた。最大シグナル、最小シグナル、ヒルパラメータおよびIC50を示す4−パラメータロジスティック曲線を使用し、IDBS XLfit(商標)5を使用した非線形回帰によってIC50は合わせられた。
すべての例証された化合物のIC50値が、300nMより小さいとわかった。実施例 3, 6, 7, 10, 11, 14-16, 20, 23-29, 31,32, 34, 36, 38, 44,52, 53, 77, 88, 90-92, 98, 102, 104,128, 131, 132, 136, 140、及び 142 の化合物は 50 nM - 150 n未満のIC50値 を示し、及び実施例 1, 2, 4, 5, 9,13, 17-19, 21, 22, 33, 35, 37, 39-43 ,45-51, 56, 58-61, 62-76, 78-84, 86,93-97, 99, 100, 103, 105, 107, 109-114, 116-124, 126, 127, 129, 130, 133- 135,137, 138, 141, 144、及び 145の化合物は 50nM未満のIC50を示した。
中間体An
1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミン
(a)2−(2−エトキシエトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホナート
0°Cに冷やされたTHF15mL中のジ(エチレングリコール)エチルエーテル(4.92ml、36.2mmol)の溶液に、水15mL中に溶かされた水酸化ナトリウム(2.46g、61.5mmol)が激しく撹拌しながら加えられた。この混合物に、THF15mL中のトシルクロリド(8.28g、43.4mmol)の溶液が0°Cで10分間にわたり滴下により加えられた。冷却はその後取り除かれ、そして反応混合物は窒素下で1時間撹拌された。TLC分析が出発原料の完全転化を示したあと、該混合物はジエチルエーテル(2×50mL)二回抽出され、そして有機層は1N NaOH溶液(25mL)および水(25mL)により洗浄された。有機層は乾燥され(NaSO)、濾過され、そして溶媒は減圧下で取り除かれて、無色の液体として粗2−(2−エトキシエトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホナート10gを生成した(95.8%)。
(b)1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−4−ニトロ−ピラゾール
DMF(10mL)中の3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(1g、7.08mmol)および炭酸セシウム(2.31g、7.08mmol)の溶液に、2−(2−エトキシエトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホナート(2.04g、7.08mmol)が加えられた。混合物は100°Cで1時間加熱された。該混合物は室温に冷やされ、水/塩水に注がれ、酢酸エチル(100mL)により抽出された。一緒にされた有機層は、塩水(50mL)により洗浄され、硫酸ナトリウムで乾燥され、濾過され、そして減圧下で濃縮されて、標記化合物1.69gを生成した(92.8%)。
(C)1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミン
メタノール(25mL)中の1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−4−ニトロピラゾール(1.69g、6.57mmol)の撹拌された溶液に、エタノール(1mL)中の炭素上の10%パラジウム(200mg)の懸濁物が加えられた。反応混合物は、窒素雰囲気下、室温で15分間撹拌された。続いて、蟻酸アンモニウム(4.14g、65.7mmol)が加えられ、反応混合物は還流温度まで15分間加熱された。反応混合物は冷却され、Decalite(商標)を通して濾過され、減圧下で濃縮された。残渣はメタノールに溶かされ、そしてSCX−2カラムを通して濾過された。カラムをメタノールで洗い落した後、所望の生成物が0.7Nアンモニア/メタノール溶液により溶出された。得られた溶出液は、減圧で濃縮され、標記化合物を与えた(520mg、34.8%)。
中間体Ao
1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミンジエチレングリコールメチルエーテルおよび3,5−ジメチル−4−ニトロ−1H−ピラゾールから出発し、中間体Ahのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製され、そして1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−アミン500mgを与えた(34.8%)。
中間体Ap
1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−アミン
3,5−ジエチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(中間体Ac−b)およびジ(エチレングリコール)エチルエーテルから出発して、中間体Anのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製されて、1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−アミン550mgが与えらた(79.8%)。
中間体Aq
3,5−ジエチル−1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]ピラゾール−4−アミン
3,5−ジエチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール(中間体Ac−b)およびトリエチレングリコールモノメチルエーテルから出発して、中間体Anのために記載されているのと類似の方法で、標記化合物は調製されて、3,5−ジエチル−1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]ピラゾール−4−アミン660mgが与えらた(41.7%)。
N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Anとその後反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(32.3mg、53.9%)。データ:LCMS(B)R:7.432分、m/z 644.6(M+H)
N−[1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミ
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体青とその後反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(31.5mg、53.7%)。データ:LCMS(B)R:6.806分、m/z 630.7(M+H)
N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Fを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Apとその後反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(34.2mg、54.8%)。データ:LCMS(B)R:8.430分、m/z 672.7(M+H)
N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZEを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Apとその後反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(147.4mg、93.4%)。データ:LCMS(A)R:4.376分、m/z 658.7(M+H)
N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例151)およびメトキシ酢酸から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(17.0mg、61.4%)。データ:LCMS(B)R:10.554分、m/z 730.7(M+H)
N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−[4−[4−[2−(エチルアミノ)アセチル]ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例151)およびBoc−N−エチル−グリシンから、この化合物は調製された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(15.0mg、53.1%)。データ:LCMS(B)R:8.619分、m/z 743.8(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATU−カップリング方法を使用して、中間体2、中間体ZEおよび中間体Aq、およびメトキシ酢酸を使用している実施例151の為に記載されたのと類似の方法で、この化合物はその対応するアミンから調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(17.8mg、57.1%)。データ:LCMS(B)R:9.908分、m/z 760.8(M+H)
N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[4−(1−メチルアゼチジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例16)および1−メチル−3−アゼチジンカルボン酸から、この化合物は調製された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(0.5mg、1%)。データ:LCMS(A)R:3.892分、m/z 669.7(M+H)+
N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZEを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Ahとその後反応された。Cbz基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(189.4mg、95.7%)。データ:LCMS(A)R:3.811分、m/z 660.7(M+H)
2−[4−[4−[2−(エチルアミノ)アセチル]ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いて、その対応するアミン(実施例156)およびBoc−N−エチル−グリシンから、この化合物は調製された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(18.9mg、61.8%)。データ:LCMS(B)R:7.255分、m/z 745.8(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[4−[4−[2−(エチルアミノ)アセチル]ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZEを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Akとその後反応された。Cbz基の脱保護の後、実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いてBoc−N−エチル−グリシンは導入された。Boc基の脱保護の後、分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(15.8mg、54.2%)。データ:LCMS(B)R:8.002分、m/z 729.8(M+H)
N−[3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体ZEを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Akとその後反応された。Cbz基の脱保護の後、実施例9に記載されている標準HATUカップリング方法を用いてメトキシ酢酸は導入された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(17.3mg、60.4%)。データ:LCMS(B)R:9.848分、m/z 716.7(M+H)
N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
中間体Rを出発原料として使用し、中間体2のために記載されているのと同じ反応系列を用いて、この化合物はその対応する酸から調製された。実施例9のために記載されているのと類似の方法で、該カルボン酸は中間体Ahとその後反応された。分取HPLCを使用して精製は実施されて、標記化合物を得た(19.5mg、42.6%)。データ:LCMS(B)R:10.946分、m/z 684.7(M+H)
実施例148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、および160の化合物は、TTK生化学的アッセイに50nM未満のIC50値を示した。
実施例148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、および160の化合物は、TTK細胞アッセイに50nM未満のIC50値を示した。
生化学的 オーロラ(Aurora)A キナーゼアッセイ
オーロラ(Aurora)Aに対する化合物の阻害活性を決定するために、LANCE(商標)Ultra TR-FRETアッセイ(Perkin Elmer)が使用された。化合物はジメチルスルホキシド(DMSO)中で、続いてその後LANCE(商標)キナーゼ緩衝液(50mMHepes、pH 7.5、10mMMgCl、1mMEGTA、0.01%Tween−20、および2mMジチオトレイトール(DTT)から成る)中の4%DMSO中で希釈された。化合物溶液2.5μlは、LANCE(商標)キナーゼ緩衝液中の完全長オーロラ(Aurora)A酵素(Carna Biosciences社、cat. no. 05-101)と等容量で混合された。暗所に室温で1時間プレインキュベーションの後、ULight(商標)標識PLK(Ser137)基質ペプチド(Perkin Elmer社, cat. no. TRF-0110)及びATPが加えられ、反応が始められた。最終酵素濃度は2.5nMであり;最終基質濃度は、25nMであり;最終ATP濃度は、2μMであり;各々のウェルの最終DMSO濃度は、1%であった。2時間後、100mM EDTA5μlの添加によって反応は止められた。室温での5分間のインキュベーションの後、ユウロピウム標識抗ホスホPLK(Ser137)基質抗体(Perkin Elmer社, cat. no. TRF-0203)5μlが加えられ、そしてインキュベーションは暗所に室温で1時間続けられた。時間分解蛍光はEnvisionマルチラベルリーダー(Perkin Elmer社、Waltham、MA、米国)上で測られた。IC50は、XLfit(商標)5ソフトウェアを使用して算出された(ID Business Solutions,Ltd., Surrey, U.K.)。実施例33、138、141、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、および160の化合物は、100nM以上のIC50値を示した。
生化学的 オーロラ(Aurora)C キナーゼアッセイ
オーロラ(Aurora)Cに対する化合物の阻害活性を決定するために、LANCE UltraTR-FRETアッセイ(Perkin Elmer)が使用された。化合物はジメチルスルホキシド(DMSO)中で、続いてその後LANCE(商標)キナーゼ緩衝液(50mMHepes、pH 7.5、10mMMgCl、1mMEGTA、0.01%Tween−20、および2 mMジチオトレイトール(DTT)から成る)中の4%DMSO中で希釈された。化合物溶液2.5μlは、LANCE(商標)キナーゼ緩衝液中の完全長オーロラ(Aurora)C酵素(Carna社、cat. no. 05-103)と等容量で混合された。暗所に室温で1時間プレインキュベーションの後、ULight(商標)標識PLK(Ser137)基質ペプチド(Perkin Elmer社, cat. no. TRF-0110)及びATPが加えられ、反応が始められた。最終酵素濃度は10nMであり;最終基質濃度は25nMであり;最終ATP濃度は5μMであり;各々のウェルの最終DMSO濃度は1%であった。3時間後、100mM EDTA5μlの添加によって反応は止められた。室温での5分間のインキュベーションの後、ユウロピウム標識抗ホスホPLK(Ser137)基質抗体(Perkin Elmer社, cat. no. TRF-0203)5μlが加えられ、そしてインキュベーションは暗所に室温で1時間続けられた。時間分解蛍光はEnvisionマルチラベルリーダー(Perkin Elmer社、Waltham、MA、米国)上で測られた。IC50は、XLfit(商標)5ソフトウェア(ID Business Solutions, Ltd.,Surrey, U.K.)を使用して算出された。
実施例33、138、141、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、および160の化合物は、250nM以上のIC50値を示した。
生化学的 Polo様キナーゼ1 キナーゼアッセイ
ポロ様キナーゼ1(PLK1)に対する化合物の阻害活性を決定するために、LANCE(商標)Ultra TR-FRETアッセイ(Perkin Elmer)が使用された。化合物はジメチルスルホキシド(DMSO)中で、続いてその後LANCE(商標)キナーゼ緩衝液(50mMHepes、pH 7.5、10mMMgCl、1mMEGTA、0.01%Tween−20、および2 mMジチオトレイトール(DTT)から成る)中の4%DMSO中で希釈された。化合物溶液2.5μlは、LANCE(商標)キナーゼ緩衝液中の完全長PLK1酵素(Carna社、cat. no. 05-157)と等容量で混合された。
暗所に室温で1時間プレインキュベーションの後、ULight(商標)標識p70S6K(Thr389)基質ペプチド(PerkinElmer社, cat. no. TRF-0126)及びATPが加えられ、反応が始められた。最終酵素濃度は7.5nMであり;最終基質濃度は50nMであり;最終ATP濃度は5μMであり;各々のウェルの最終DMSO濃度は1%であった。4時間後、100mM EDTA5μlの添加によって反応は止められた。室温での5分間のインキュベーションの後、ユウロピウム標識抗ホスホp70S6(Thr389)基質抗体(Perkin Elmer社, cat. no. TRF-0214)5μlが加えられ、そしてインキュベーションは暗所に室温で1時間続けられた。時間分解蛍光はEnvisionマルチラベルリーダー(Perkin Elmer社、Waltham、MA、米国)上で測られた。IC50は、XLfit(商標)5ソフトウェア(ID Business Solutions, Ltd.,Surrey, U.K.)を使用して算出された。
実施例33、138、141、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、および160の化合物は、250nM以上のIC50値を示した。
Figure 0006518690

Claims (25)

  1. 式Iの化合物:
    Figure 0006518690

    またはそれの薬学的に許容される塩、ここで、
    は、以下からなる群から選択される:
    Figure 0006518690
    ここで、
    11は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキル、(2−3C)アルケニル、(2−3C)アルキニル、(1−2C)アルコキシ、またはOC (式中、 Hはジュウテリウムを表す。)であり、アルキルおよびアルコキシ基のすべてが一つ以上のハロゲンによって任意的に置換されていても良く;
    12は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキル、または(1−2C)アルコキシであり;
    13は、R131CH、R132O、R133134N、R135C(O)、R136S、R136S(O)、R136S(O)(NH)、R137SO、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、又は(1−5C)ヘテロアリールであり、ここでヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールが各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、オキソ、(1−2C)アルコキシ、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−5C)アルコキシカルボニル、(1−6C)アルキルアミノカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニル、またはジ[(1−6C)アルキル]アミノで任意的に置換されていても良く、ここでアルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルカルボニル、またはヘテロシクロアルキルカルボニルが、各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、シアノ、オキソ、または(1−2C)アルコキシによって任意的に置換されていても良く;
    131は、各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、または(1−2C)アルコキシから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキルカルボニルアミノ、(3−6C)シクロアルキルカルボニルアミノ、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノであり;
    132は、各々(1−2C)アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(6−10C)アリール、または(1−5C)ヘテロアリールであり;
    133は、各々(1−2C)アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキル(1−6C)アルキルカルボニル、(1−5C)アルコキシカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルであり;
    134は、水素または(1−2C)アルキルであり;
    135は、各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、オキソ、シアノ、又はアミノから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(1−6C)アルキルアミノ、ジ[(1−6C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキルアミノ、または(3−6C)シクロアルキルアミノであり;
    136は、各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、または(1−2C)アルコキシから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキルであり;
    137は、各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、又は(1−2C)アルコキシから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(1−6C)アルキルアミノ、ジ[(1−6C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキルアミノ、または(3−6C)シクロアルキルアミノであり;
    14は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキル、または(1−2C)アルコキシであり;
    15は、H、ハロゲンであり;
    は、以下からなる群から選択される:
    Figure 0006518690
    ここで、
    21は、H、ハロゲン、(1−3C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−2C)アルキル、(3−4C)シクロアルキル、(2−3C)アルケニル、またはシアノであり;
    22は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキル、または(1−2C)アルコキシであり、
    23は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、シアノ、又はヒドロキシであり;
    24は、H、ハロゲン、(1−2C)アルキル、または(1−2C)アルコキシであり;
    25は、H、ハロゲン、(1−3C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、ヒドロキシ(1−2C)アルキル、(3−4C)シクロアルキル、(2−3C)アルケニル、またはシアノであり;
    26はH、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−5C)ヘテロシクロアルキル、(1−2C)アルコキシ[(2−4C)アルコキシ]n(1−6C)アルキルであり、ここでnは1,2,3又は4の整数を表し、アルキル、ヘテロシクロアルキル、および(1−2C)アルコキシ[(2−4C)アルコキシ]n(1−6C)アルキル基のすべては、ハロゲン、(1−2C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、ヒドロキシル、オキソ、アミノ、(3−6C)シクロアルキル、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、または(2−5C)ヘテロシクロアルキルから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良く;
    ただし、Rの中のR21およびR25のうち1つだけがHであり得る。
  2. 請求項1に記載の化合物であって、ここで
    13がR132O、R135C(O)、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、または(1−5C)ヘテロアリールであり、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールが各々(1−2C)アルキル、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−5C)アルコキシカルボニル、(1−6C)アルキルアミノカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、又は(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルで任意的に置換されていても良く、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルカルボニル、またはヘテロシクロアルキルカルボニルが各々(1−2C)アルキル、フルオロ、(1−2C)アルコキシによって任意的に置換されていても良く;
    132は、各々(1−2C)アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(6−10C)アリール、または(1−5C)ヘテロアリールからなる群から選択され;
    135は、各々(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル、(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、オキソ、シアノ、又はアミノから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、(1−6C)アルキルアミノ、ジ[(1−6C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキルアミノ、または(3−6C)シクロアルキルアミノからなる群から選択される。
  3. 請求項1又は2に記載の化合物であって、ここで
    13は、R132O、又はR135C(O)であり;または、R13はピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ピラゾリル、またはイソオキサゾリルであり、ここで各々が(1−2C)アルキル、(1−6C)アルキルカルボニル、(1−6C)アルキルスルホニル、(1−5C)アルコキシカルボニル、(1−6C)アルキルアミノカルボニル、(3−6C)シクロアルキルカルボニル、または(2−7C)ヘテロシクロアルキルカルボニルによって任意的に置換されていても良く、ここでアルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルカルボニル、またはヘテロシクロアルキルカルボニルが、(1−2C)アルキル、フルオロ、または(1−2C)アルコキシによって任意的に置換されていても良く;
    132は(1−6C)アルキル、ピペリジニル、ピロリジニル、またはアゼチジニルからなる群から選択され、ここで各々が(1−2C)アルキル(1−2C)アルコキシ、またはジ[(1−2C)アルキル]アミノ)から選択される一つ以上の基によって任意的に置換されていても良く;
    135はピペリジニル、チオモルホリニル、モルホリニル、ホモピペラジニル、(1−6C)アルキルアミノ、(3−6C)シクロアルキルアミノ、またはピペジリノアミノ、アゼチジニルアミノ、テトラヒドロピラニルアミノ、または3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−アミノからなる群から選択され、ここで各々が(1−2C)アルキル、フルオロ、ヒドロキシル又は(1−2C)アルコキシ、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、(2−7C)ヘテロシクロアルキル、オキソ、シアノ、またはアミノから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の化合物であって、ここでRは、以下からなる群から選択される:
    Figure 0006518690
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の化合物であって、ここでR12およびR15各々がHであり且つR14がH、フルオロ、クロロ、または(1−2C)アルキルである。
  6. 請求項1〜5のいずれが一つに記載の化合物であって、ここでR11がH、(1−2C)アルキル、または(1−2C)アルコキシであり、且つアルコキシ基は一つ以上のフッ素によって任意的に置換されていても良い。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の化合物であって、ここでRは、以下からなる群から選択される:
    Figure 0006518690
  8. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の化合物であって、ここでRは、以下である:
    Figure 0006518690
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の化合物であって、ここでR23がHまたは(1−2C)アルキルであり、かつR22およびR24は各々がHであり、かつR21およびR25はハロゲン、(1−3C)アルキル、メトキシ、ヒドロキシメチル、またはシアノからなる群から独立して選択される。
  10. 請求項1〜9のいずれか一つに記載の化合物であって、ここでR26がH、(1−6C)アルキル、オキセタニル、アゼチジニル、または(1−2C)アルコキシ[(2−4C)アルコキシ](1−6C)アルキルであり、ここでnは1又は2の整数を表し、アルキル、オキセタニル、およびアゼチジニル基のすべてが、(1−2C)アルキル、(1−2C)アルコキシ、ヒドロキシル、ジ[(1−2C)アルキル]アミノ、またはオキセタニルから選択された一つ以上の基によって任意的に置換されていても良い。
  11. 治療に用いる為の請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  12. TTK媒介疾患または症状の治療に使用する為の請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  13. TTK媒介疾患または症状の治療の為の薬物の調製の為に、請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を用いる方法。
  14. 請求項1〜10のいずれか一つに従う式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩、および一つ以上の薬学的に許容される賦形剤を有する医薬組成物。
  15. 請求項14に記載の医薬組成物であって、少なくとも一つの追加の治療的に活性な剤をさらに含有する該組成物。
  16. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピル)カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[(2−メチル−6−モルホリノ−3−ピリジル)アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−2−[2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−N−(2,4,6−トリメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−メチル−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[4−(2−ジメチルアミノエチルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メチル−4−モルホリノ−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−3−ピペリジル)カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メチル−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[(2−メチル−6−モルホリノ−3−ピリジル)アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[(2−メチル−6−モルホリノ−3−ピリジル)アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[(2−メチル−6−モルホリノ−3−ピリジル)アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−ブロモ−6−メチル−フェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−エチル−6−メチル−フェニル)−2−(2−メチル−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−(2−メチル−4−モルホリノ−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(1−メチルピロリジン−3−イル)オキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−クロロ−6−メチル−フェニル)−2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−(アゼチジン−3−イルオキシ)−2−メトキシ−アニリノ]−N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[(1−メチル−4−ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(トリ重水素メトキシ)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−2−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−(トリ重水素メトキシ)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(テトラヒドロピラン−4−イルカルバモイル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[[4−メトキシ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−イル]アミノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[3,5−ジエチル−1−(2−メトキシエチル)ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[4−(3−フルオロシクロブタンカルボニル)ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[4−(3−メチルオキセタン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−[4−(シクロプロパンカルボニル)ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−(4−ブチルスルホニルピペラジン−1−イル)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[4−(エチルカルバモイル)ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(3−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[[(3S,4R)−3−メトキシ−4−ピペリジル]カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[[(3S,4R)−3−フルオロ−4−ピペリジル]カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−[(4−シス−アミノシクロヘキシル)カルバモイル]−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−(イソプロピルカルバモイル)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[[(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−6−イル]カルバモイル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(モルホリン−4−カルボニル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−(1,1−ジオキソ−1,4−チアジナン−4−カルボニル)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−(4−エチル−1,4−ジアゼパン−1−カルボニル)−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−(シクロプロピルカルバモイル)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−(2−メトキシエチルカルバモイル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−(4−シアノ−4−メチル−ピペリジン−1−カルボニル)−2−メトキシ−アニリノ]−N−(2,6−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[4−(3−メチルアゼチジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2−シアノ−6−メチル−フェニル)−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジエチルフェニル)−2−[4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル−メチル−アミノ]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル−メチル−アミノ]−2−メトキシ−アニリノ]−N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチル−フェニル)−2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[4−[4−(イソプロピルカルバモイル)ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−[4−[4−[2−(エチルアミノ)アセチル]ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[3,5−ジエチル−1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−(2−メトキシエチル)−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[4−(1−メチルアゼチジン−3−カルボニル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    2−[4−[4−[2−(エチルアミノ)アセチル]ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[4−[4−[2−(エチルアミノ)アセチル]ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、および
    N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
    から選ばれる、化合物。
  17. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、
    N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−[4−[4−[2−(エチルアミノ)アセチル]ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド、および
    N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミド
    から選ばれる、化合物。
  18. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、当該化合物が、N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミドである、化合物。
  19. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、当該化合物が、N−(3,5−ジエチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−[2−(ジフルオロメトキシ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミドである、化合物。
  20. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、当該化合物が、N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−(2−メトキシ−4−ピペラジン−1−イル−アニリノ)ピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミドである、化合物。
  21. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、当該化合物が、
    N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−[2−メトキシ−4−[4−(2−メトキシアセチル)ピペラジン−1−イル]アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミドである、化合物。
  22. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、当該化合物が、N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミドである、化合物。
  23. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、当該化合物が、N−[3,5−ジエチル−1−[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミドである、化合物。
  24. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、当該化合物が、N−[1−[2−(2−エトキシエトキシ)エチル]−3,5−ジエチル−ピラゾール−4−イル]−2−[4−[4−[2−(エチルアミノ)アセチル]ピペラジン−1−イル]−2−メトキシ−アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミドである、化合物。
  25. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の化合物であって、当該化合物が、N−[1−[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]−3,5−ジメチル−ピラゾール−4−イル]−2−[2−メトキシ−4−(1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル)アニリノ]−5,6−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−7−カルボキサミドである、化合物。
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