JP6516225B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
複写機や複合機(Multifunction Peripheral:MFP)などの画像形成装置は、原稿台に載置した原稿の画像を光学的に読み取り、印刷を行うことが可能に構成されている。そのような原稿台を光透過性の液晶パネルで構成し、ユーザ入力された文字の画像やスキャンした画像をその液晶パネルに表示させる技術も提案されている(例えば特許文献1を参照)。特許文献1には、この液晶パネルに上記文字等の画像を表示した状態で原稿を載置してスキャンすることで、両者が合成された画像を印刷する技術も開示されている。
特開平7−84233号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術により合成画像を得ようとした場合、合成する画像をスキャンして、その合成結果である印刷結果が満足いかない場合、一連の作業をやり直す必要が生じ、不便である。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像形成装置において、少なくとも一方を原稿読取部で読み取った2つの画像を合成するに際し、印刷前にユーザに合成画像を視認させながら簡易な作業で2つの画像の位置関係を修正できるようにすることにある。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、原稿を載置するための原稿台と、該原稿の画像を読み取る原稿読取部と、表示部と、を備えた画像形成装置であって、第1画像及び第2画像のうち少なくとも1つを前記原稿台に載置された原稿から前記原稿読取部で読み取られた画像とし、(I)前記第1画像又は前記第2画像の一方の画像が前記原稿読取部で読み取られた場合には該一方の画像の読み取り元となった原稿を、(II)前記第1画像及び前記第2画像の双方の画像が前記原稿読取部で読み取られた場合には後で読み取られた方の画像の読み取り元となった原稿を、載置原稿とすると、該載置原稿を前記原稿台に載置した状態で、前記第1画像と前記第2画像を合成して前記表示部に表示させる合成処理部と、前記載置原稿の載置位置の変更が検出された場合に、前記第1画像と前記第2画像の位置関係を修正して再合成を行い、該再合成した画像を前記表示部に表示させる再合成処理部と、をさらに備えたことを特徴とする。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記再合成処理部は、前記載置位置の変更が検出された前記載置原稿について、前記原稿読取部での再読み取りを実行させ、該再読み取り後の画像を前記再合成に用いることを特徴とする。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記再合成処理部は、前記載置位置の変更がなされた分だけ前記位置関係を修正し、前記再合成を行うことを特徴とする。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記合成処理部は、前記第1画像及び前記第2画像のいずれか一方が文字を配置する領域が指定された文字配置画像である場合、前記第1画像及び前記第2画像のうちの他方の画像について、文字認識処理を施し、前記文字配置画像の前記領域に前記他方の画像を合成することを特徴とする。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記合成処理部は、前記第1画像及び前記第2画像のいずれか一方が文字を配置する領域が指定された文字配置画像である場合、前記第1画像及び前記第2画像の双方の画像について、文字認識処理を施し、文字の上下を判定し、該上下を合わせるように、前記文字配置画像の前記領域に前記第1画像及び前記第2画像のうちの他方の画像を合成することを特徴とする。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記合成処理部は、前記第1画像及び前記第2画像の双方の画像について、文字認識処理を施し、文字の上下を判定し、該上下を合わせるように、前記第1画像と前記第2画像の合成を行うことを特徴とする。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記第1画像及び前記第2画像のうち1つの画像が前記原稿読取部で読み取られた画像でない場合、該1つの画像は外部から受信した画像又は前記画像形成装置の内部に予め格納された画像であることを特徴とする。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、前記表示部は、前記原稿台に設けられた光透過性をもつ表示パネルを有することを特徴とする。
の技術手段は、第1〜第のいずれか1の技術手段において、操作部を備え、前記表示部は、前記操作部に設けられた表示パネルを有することを特徴とする。
10の技術手段は、原稿を載置するための原稿台と、該原稿の画像を読み取る原稿読取部と、表示部と、を備えた画像形成装置における画像形成方法であって、第1画像及び第2画像のうち少なくとも1つを前記原稿台に載置された原稿から前記原稿読取部で読み取られた画像とし、(I)前記第1画像又は前記第2画像の一方の画像が前記原稿読取部で読み取られた場合には該一方の画像の読み取り元となった原稿を、(II)前記第1画像及び前記第2画像の双方の画像が前記原稿読取部で読み取られた場合には後で読み取られた方の画像の読み取り元となった原稿を、載置原稿とすると、合成処理部が、前記載置原稿を前記原稿台に載置した状態で、前記第1画像と前記第2画像を合成して前記表示部に表示させるステップと、再合成処理部が、前記載置原稿の載置位置の変更が検出された場合に、前記第1画像と前記第2画像の位置関係を修正して再合成を行い、該再合成した画像を前記表示部に表示させるステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置において、少なくとも一方を原稿読取部で読み取った2つの画像を合成するに際し、印刷前にユーザに合成画像を視認させながら簡易な作業で2つの画像の位置関係を修正できるようになる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の一構成例を示すブロック図である。 図1の画像形成装置で読み取り対象となる原稿の一例を示す図である。 図1の画像形成装置で読み取り対象となる原稿の他の例を示す図である。 図1の画像形成装置において図2Aの原稿を読み取った後に図2Bの原稿を読み取る際の原稿台の様子の一例を示す図である。 図1の画像形成装置において図2Aの原稿を読み取った後に図2Bの原稿を読み取る際の原稿台の様子の他の例を示す図である。 図2Cの原稿台において図2Bの原稿を移動させた場合の様子の一例を示す図である。 図1の画像形成装置における画像合成印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。 図3の画像合成印刷処理における条件判定処理の一例を説明するためのフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における画像合成印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置における画像合成印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。 本発明の第4の実施形態に係る画像形成装置における画像合成印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。 本発明の第5の実施形態に係る画像形成装置における画像合成印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。
本発明に係る画像形成装置は、原稿台及び印刷部を備えた複写機、複合機(MFP)などの装置である。上記のMFPは、例えば原稿読取機能、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ(FAX)機能などの複数種類の機能をもつ機器である。以下、本発明の様々な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一構成例を示すブロック図である。図2A,図2Bは、図1の画像形成装置で読み取り対象となる原稿の例を示す図、図2Cは、図1の画像形成装置において図2Aの原稿を読み取った後に図2Bの原稿を読み取る際の原稿台の様子の一例を示す図、図2Dは、図1の画像形成装置において図2Aの原稿を読み取った後に図2Bの原稿を読み取る際の原稿台の様子の他の例を示す図、図2Eは、図2Cの原稿台において図2Bの原稿を移動させた場合の様子の一例を示す図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、その全体を制御する制御部10を備えると共に、画像入力部11、操作部12、原稿台側表示パネル13、及び印刷部14を備える。この例では、制御部10に、印刷対象画像データに画像処理を施す画像処理部が含まれるものとして説明する。この画像処理には、画像入力部11から入力される画像データが印刷部14で印刷可能な形式でない場合にその形式に変換する処理も含まれる。
制御部10は、例えば、プログラム保存領域に画像形成装置1の全体を制御するための制御プログラム(ファームウェア)を格納し、その制御プログラムを動作させることで各種制御を行う。例えば制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラムや各種設定内容を記憶した記憶装置などの制御デバイスで構成することができ、集積回路(Integrated Circuit:IC)/ICチップセットとして搭載することもできる。この記憶装置としては、フラッシュROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、HDD(Hard Disk Drive)等が挙げられ、画像を保存するためのHDD等の記憶部(図示せず)を利用することもできる。また、画像処理部は制御部10と分離させ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などとして搭載することもできる。
画像入力部11は、画像データを入力する部位であり、この画像データはモノクロ/カラーのいずれでもよい。画像入力部11は、少なくとも原稿読取部を備えておけばよいが、その他、通信部、外部メモリ接続部などを設けることもできる。このように、画像入力部11は、複数の入手経路から画像データを入力できるように構成しておくことが好ましい。
上記原稿読取部は、読取対象となる原稿(用紙)を載置する原稿台の下面に設けられ、原稿台に載置された原稿の画像(用紙上の原稿画像)を光学的に読み取り、上記画像処理部に渡すための部位であり、スキャナ部とも呼ばれる。但し、上記原稿読取部は、一般的にMFPに設けられているラインセンサ(ラインスキャンカメラ)を有するスキャン方式のものに限らず、原稿台の下から2次元画像を撮影するカメラであってもよい。さらに、ラインセンサとカメラとを併設し、カメラを補助的に用いることもできる。また、画像形成装置1には、原稿台の上にADF(Auto Document Feeder)を設けることもできる。ADFは、原稿を自動搬送するための装置であり、自動搬送された原稿の画像が原稿読取部で読み取られることになる。無論、ADFに別途原稿読取部を設けておいてもよい。
上記通信部は、外部のPC(Personal Computer)やサーバ装置等のコンピュータなどと通信するための有線のネットワークインターフェースである。なお、サーバ装置としては、FTP(File Transfer Protocol)やそれから派生したプロトコルを用いたサーバ装置などが挙げられる。また、通信部としては、例えば携帯電話機(スマートフォンと呼ばれるものを含む)と近距離無線通信を行う無線通信部を採用することもできる。画像形成装置1は、このような通信部を設けることで、PCや携帯電話機から印刷ジョブを受信することや、サーバ装置にアクセスして印刷対象のファイルを取得することなどが可能になる。
上記外部メモリ接続部は、画像形成装置1にUniversal Serial Bus(USB:登録商標、以下同様)メモリやSD(登録商標)カード等の外部メモリを接続するための接続インターフェースである。画像形成装置1は、外部メモリ接続部を設けることで外部メモリに格納されたファイル(電子データ)を印刷のために取得することが可能になる。
操作部12は、ユーザからの操作入力を受け付けるための部位で、図1ではキー操作部12a及びタッチパネル部12bを有する例を挙げる。ユーザは、操作部12から、画像形成装置1を使用する際に設定値等を入力したり、処理を実行させたりすることが可能となっている。
キー操作部12aは、ユーザ操作を受け付けるためのハードウェアキーであり、例えば電源キー、節電キー、及びホーム画面への移行キーなどが挙げられるが、これに限らず、コピー開始のためのスタートキーや数字を入力するための数字キー群、上下左右方向に移動させる十字キーなど他のキーを設けてもよい。
タッチパネル部12bは、液晶パネルや有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示パネルと、ユーザによるその表示パネルの表示領域上でのタッチ操作を検出するタッチセンサ部とで構成される。タッチセンサ部として設けるセンサとしては、例えば静電容量方式のセンサや抵抗膜方式のセンサなどが挙げられる。この表示パネルには、図示しないUI(User Interface)画像が表示され、表示されたUI画像に対してタッチセンサ部でタッチが検出された場合、そのタッチ位置に対応するUI画像内の画像が示す処理が実行されると共に、必要に応じてUI画像の遷移がなされる。無論、タッチパネル部12bを表示パネルだけで構成してもよく、その場合、操作入力はキー操作部12aからのみ受け付ければよい。
原稿台側表示パネル13は、原稿台に設けられた表示パネルである。原稿台側表示パネル13は、原稿台ガラスに埋め込む形で搭載され、原稿読取部での原稿画像の読み取りのため、光透過性をもつ必要がある。このような表示パネルとしては、エッジライト方式の透過型の液晶パネル、透過型の有機エレクトロルミネッセンスディスプレイパネルなど、様々なものが挙げられ、透明な電極が用いられる。これらの表示パネルは、非表示時には透明(又は略透明)になるように制御でき、原稿画像の読み取りの妨げにならない。
印刷部(画像形成部)14は、印刷対象となる画像データを用紙(印刷用紙)等の記録媒体に印刷して出力する部位であり、通常、上記画像処理部で画像処理が施された後の画像データを入力し、その画像データが示す画像を用紙にカラー又はモノクロで印刷する。無論、印刷部14はモノクロ印刷のみが可能な構成であってもよい。印刷部14での印字方式としては、電子写真方式、インクジェット方式などが挙げられるがこれに限らない。この画像データとしては、原稿読取部で読み取られた原稿画像データ、通信部や外部メモリ接続部を介して受信した画像データ、或いは画像形成装置1内の記憶部に記憶された画像データなどが挙げられる。その他、画像形成装置1には、印刷部14から印刷された用紙(出力物)を排出し載置するための排紙トレイ等の出力部なども設けられる。
そして、本実施形態の主たる特徴として、画像形成装置1は合成処理部10a及び再合成処理部10bを有する。合成処理部10a及び再合成処理部10bは上記画像処理部に含まれ、ここでは制御部10に含まれる例を挙げて説明する。
合成処理部10aは、載置原稿を原稿台に載置した状態(読み取り時のままの状態)で、第1画像と第2画像を合成して原稿台側表示パネル13に表示させる。例えば、図2Aで示す原稿21を第1画像の読み取り元の原稿とし、図2Bで示す原稿22を第2画像の読み取り元の原稿とすると、図2Cで例示するように、第1画像23と第2画像24を合成した画像を原稿台側表示パネル13に表示させる。図2Cのような合成表示状態にするために、ユーザは、原稿21を原稿読取部で読み取らせ、それにより原稿台側表示パネル13に表示された第1画像23を視認しながら、原稿22を原稿台上の第1画像23が表示されていない領域に載置すればよい。
また、この例では、第1画像23は原稿台側表示パネル13の隅に寄せて表示し、原稿22の載置位置に依らず(但し、第1画像23の表示領域以外)原稿22の右上(原稿面でいうと左上)の画像が上記隅になるように合成している。但し、どのような規則で第1画像23や第2画像24を表示させるかは任意に決めておけばよい。例えば、原稿22が載置された位置(原稿21がA4であるのであればそれに隣接するA4サイズの見表示領域内での位置)に合致するように、第2画像24を合成してもよい。その場合、第1画像23の中央のやや右下(又は左下)付近に第2画像24を合成表示させることになる。他の例として、図2Dの例を説明する。この例では、第1画像23は原稿台側表示パネル13の隅を開けるように(且つ第1画像23のサイズと同じA4サイズの領域を確保して)右側に寄せて表示し、上記隅を基準として原稿22を載置させ(第1画像23の表示領域以外に載置させ)、原稿22の右上(原稿面でいうと左上)の画像が第1画像23の右上になるように合成する。
ここで、第1画像23と第2画像24の双方が原稿読取部で読み取ったものである例を挙げているが、第1画像及び第2画像のうち少なくとも1つが、原稿台に載置された原稿から画像入力部11の原稿読取部で読み取られた画像であればよい。つまり、合成処理部10aは、第1画像及び/又は第2画像を原稿台に載置された原稿から上記原稿読取部で読み取って取得する。
また、上記載置原稿は、(I)第1画像又は第2画像の一方の画像が上記原稿読取部で読み取られた場合には上記一方の画像の読み取り元となった原稿であり、(II)第1画像及び第2画像の双方の画像が上記原稿読取部で読み取られた場合には後で読み取られた方の画像の読み取り元となった原稿である。
また、第1画像及び第2画像のうち1つの画像が上記原稿読取部で読み取られた画像でない場合、上記1つの画像は、外部から受信した画像や、画像形成装置1の内部に予め格納された画像などとなる。この画像は、文字画像であってもよい。外部から受信した画像とは、例えば上記外部メモリ接続部に接続された外部メモリから読み取った印刷対象ファイル(文書ファイルや画像ファイル)が示す画像、上記通信部を介して受信した印刷対象ファイルが示す画像などを指す。
そして、再合成処理部10bは、載置原稿の載置位置の変更(つまり原稿台上での原稿の移動)が検出された場合に、第1画像と第2画像の位置関係を修正して再合成を行い、再合成した画像を原稿台側表示パネル13に表示させる。上記位置関係の修正は、第1画像に対する第2画像の位置合わせ、若しくは第2画像に対する第1画像の位置合わせに該当する。
特に本実施形態では、再合成処理部10bは、載置位置の変更が検出された載置原稿について、上記原稿読取部での再読み取りを実行させ、その再読み取り後の画像を上記再合成に用いる。合成処理部10aにおける読み取り時に原稿の1つの隅の位置(基準位置)及びその対角線上の隅の位置(終端位置)を検出しておき、再合成処理部10bが原稿読取部での定期的な読み取りを実行させることで、基準位置と終端位置がずれた場合に、載置位置が変更したことを検出することができる。また、合成処理部10aにおける読み取り時に原稿のサイズを検知しておき、再合成処理部10bでの処理時に原稿読取部がそのサイズに合わせて再読み取りを行ってもよい。
図2Cの状態からの再合成について例示すると、図2Eで例示するようにユーザが原稿22をずらすと、再読み取りにより、結果的に水平方向(X方向)、垂直方向(Y方向)のずらし幅の分だけ、上記隅から第1画像23上での第2画像24の合成位置がずれ、第2画像24aのような位置に合成されることになる。
上述のような構成をもつ画像形成装置1では、少なくとも一方を原稿読取部で読み取った2つの画像を合成するに際し、印刷前の載置原稿を原稿台に載置した状態においてユーザに合成画像を視認させながら簡易な作業で2つの画像の位置関係を修正し、再合成することができる。
なお、合成や再合成に用いる第1画像や第2画像は原稿台側表示パネル13の表示解像度に応じ、読み取った画像から必要に応じて間引きや補間などを行ったものでよい。また、合成や再合成に用いる第1画像や第2画像は、再合成後に印刷部14に伝送する解像度とは異なるものであってもよいし、無論、印刷される印刷解像度と異なるものであってもよい。また、カメラを補助的に設けた場合には、第2画像を取得に時間がかからないそのカメラにより取得しておき、印刷を実行する段階でラインセンサでの読み取りを実行するようにすればよい。
次に、画像形成装置1における処理例について、図3のフロー図を参照しながら説明する。ここでは、画像形成装置1において2つの画像を合成して印刷する処理(画像合成印刷処理と呼ぶ)の一例を説明する。この画像合成印刷処理は、例えばユーザによる操作部12からの指示に基づき実行される。無論、画像形成装置1ではこのような合成を経ない通常の印刷も可能に構成されている。また、図3のフロー図及び後述する他の実施形態におけるフロー図では、第2画像が原稿読み取りにより得る画像とし、且つ第1画像が原稿読み取りにより得た画像であったとしても第2画像の方が後で読み取られた画像であることを前提として説明するが、それ以外の場面でも適宜、処理手順を変えるなどすれば処理が可能である。
まず、合成処理部10aが、第1画像が存在するか否かを判定し(ステップS1)、存在しない場合には、ユーザが操作部12から対象ファイルを指定する(或いは原稿読み取りを実行させる)ことで、第1画像を示す第1画像データを取得する(ステップS2)。ステップS2の処理後、並びにステップS1でYESの場合、合成処理部10aがその第1画像を原稿台側表示パネル13に表示させる(ステップS3)。
次いで合成処理部10aが、第2画像の読み取り元となる原稿の画像を原稿読取部に読み込ませ、読み込まれたデータ(第2画像データ)を受け取る(ステップS4)。このとき、ユーザは第2画像の読み取り元となる原稿を原稿台に載置して、読み取り実行ボタンなどを押下することで、画像形成装置1に読み取りを指示すればよい。
次いで合成処理部10aが、第2画像データから有効画像(これが第2画像となる)の基準座標と終端座標を算出し(ステップS5)、第1画像データに第2画像データの基準座標から終端座標までの画像である第2画像を合成する(ステップS6)。ステップS6では、第1画像データに第2画像データの有効画像のデータを基準座標分ずらした位置から上書きすればよい。
有効画像は、第2画像データから原稿の外縁(エッジ)を検出して(原稿エッジ情報を得て)そのエッジにより囲まれる範囲の画像とすればよく、図2Cの例では原稿22全体の画像となる。なお、原稿押さえ白板(例えばOCマット)を原稿台に被せて読み取りを行った場合にもその白板と原稿22の表面との区別をつけるような検出精度があればよい。そのような検出精度がない場合には、例えば第1画像22と同じサイズ(この例ではA4サイズ)の全体を第2画像と取扱い、その後、操作部12のタッチパネル部12bなどで基準座標と終端座標をユーザ指定させるなどすればよい。この例のように、有効画像は、原稿エッジ情報を検出してそのエッジにより囲まれる範囲の画像としてもよいし、操作部12からのユーザ操作によりその範囲を指定してもよい。
なお、本実施形態だけでなく、他の実施形態においても第2画像を第1画像と同じ縮尺で合成することを前提としているが、第2画像を変倍(縮小又は拡大)して合成することもでき、その場合、デフォルト値又はユーザ設定値の変倍率で変倍するか、或いは合成先の領域を指定しておき、その指定先に合うように自動的に変倍するようにしてもよい。
ステップS6の処理後、合成処理部10aがステップS6で合成した画像を原稿台側表示パネル13に表示させ(ステップS7)、制御部10が操作部12でのジョブ実行確定操作(印刷実行操作)の受け付けを待つ(ステップS8)。ステップS8でYESとなった場合、制御部10は再合成した画像を印刷部14に伝送し、その画像の印刷を指示し、印刷部14が印刷を実行する(ステップS9)。
ステップS8でジョブ実行確定操作を待っている間(ステップS8でNOの場合)、再合成処理部10bが、原稿再表示条件(つまり画像再合成条件)が成立したか否かを判定し(ステップS10)、NOの場合にはステップS8に戻る。この原稿再表示条件については後述するが、本実施形態では載置原稿が移動するといった条件を指す。
ステップS10でYESの場合には、再合成処理部10bが、再表示を実行するためにまず第1画像データを再取得する(ステップS11)。ステップS11の処理後は、ステップS3に戻って第1画像を再表示させ、ステップS4に進んで第2画像データの再読み込みを行う。その後、最初の合成処理時と同様にステップS5以降の処理を実行する。但し、2回目以降のステップS3以降の処理については再合成処理部10bが実行することになる。
なお、このように、再合成処理部10bの処理のうち合成処理自体は合成処理部10aの処理のうちの合成処理と重複するため、重複する合成処理を行う部位については共通化を図っておけばよい。
このようにして、ユーザが合成画像や再合成画像(何度目の再合成画像であってもよい)を確認し、印刷しても問題ないと判断した時点でステップS8がYESとなり、印刷が実行されることになる。よって、第2画像の読み取り元となる原稿の位置が間違っていたとしても、そのリカバリを容易にでき、ユーザ好みの合成画像を印刷させることができる。
上記原稿再表示条件の判定処理例について、図4のフロー図を参照しながら説明する。
再合成処理部10bは、ステップS7で表示中の第2画像の原稿エッジ情報を取得して内部のバッファAに保持する(ステップS21)。
ここで、第2画像の原稿エッジ情報は、ステップS5で既に取得している場合には最初はそれを利用することができるが、図3及び図4の処理例では条件が成立するかジョブ実行確定操作がなされるまで原稿読取部での読み取りが必要となる。よって、ラインセンサによる原稿読み取りには時間がかかることから、原稿読取部として、或いは補助的な原稿読取部として原稿台の下から撮影するカメラを設けることが好ましい。そのカメラでの定期的な撮影し、撮影された画像のエッジを判別することで、第2画像の原稿エッジ情報を定期的に取得することができる。ステップS21で取得する原稿エッジ情報は、この例に限らず、例えば、原稿押さえ白板が設けられた原稿カバーの筐体などに別途監視用のカメラを設けておき、そのカメラで定期的に撮影した画像のエッジを判別するなどして取得することもできる。
次いで、再合成処理部10bが、定期的なカメラ撮影のタイミングであるか否かによって、原稿エッジ情報の更新があるか否かを判定し(ステップS22)、NOの場合には条件が不成立でステップS8に戻る。ステップS22でYESの場合、再合成処理部10bが、取得した原稿エッジ情報とバッファAに格納された前回取得した原稿エッジ情報とを比較し(ステップS23)、差異があるか否かを判定する(ステップS24)。差異がない場合には不成立となってステップS8に戻り、差異がある場合には成立となってステップS11へ進む。
以上のような処理により、再合成処理部10bは、載置位置の変更が検出された載置原稿について、上記原稿読取部での再読み取りを実行させ、その再読み取り後の画像を再合成に用いることができ、ユーザがその再合成結果に納得がいった段階でジョブ実行確定操作を行えば、その再合成結果に合った位置関係での合成印刷が可能となる。
以上では、画像形成装置1に表示部(以下、画像表示部と呼ぶ)として原稿台側表示パネル13を備えた例を挙げたが、原稿台側表示パネル13と併せて別の画像表示部を設けてもよいし、原稿台側表示パネル13の代わりとなる画像表示部を設けてもよい。
このような画像表示部としては、原稿台に載置された原稿押さえ白板に画像を投影する投影型表示装置(プロジェクタ装置)であってもよい。また、プロジェクタ装置は原稿台側表示パネル13のように原稿台に埋め込んだ液晶パネル等の表示パネルを投影スクリーンとして利用するように構成することもできる。投射スクリーンとして原稿台に埋め込んだ表示パネルを用いる場合、表示を行う際にその表示パネルを白くすればよく、単純な2色パネルを利用することができる。
また、画像表示部としては、原稿押さえ白板の非白板側(つまり原稿カバーの上側)に設けられた表示パネルを採用してもよい。また、本実施形態のように画像形成装置1が操作部12を備える場合、画像表示部としては、操作部12に設けられた表示パネルを採用してもよい。
また、複数の画像表示部を設ける場合には、合成画像や再合成画像をどこに表示させるかを操作部12でユーザ指定できるようにしておけばよい。或いは、原稿台側表示パネル13等の原稿カバーが開いていないと表示できない画像表示部と表示できる画像表示部とを併設する場合には、原稿カバーの開閉角度を検知するセンサを設けておき、その検知結果に従い、合成画像や再合成画像を表示する際に原稿カバーが開いている場合には前者の画像表示部に表示させ、閉じている場合には後者の画像表示部に表示させるように制御してもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図5を参照しながら第1の実施形態との相違点を中心に説明するが、第1の実施形態で説明した様々な応用例も適用できる。図5は、本実施形態に係る画像形成装置における画像合成印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。
本実施形態に係る画像形成装置1では、第1の実施形態のように載置位置の変更がなされた際に再読み込みを行うのではなく、画像データだけでの処理を行う。すなわち、再合成処理部10bが、載置位置の変更がなされた分だけ上記位置関係を修正し、再合成を行う。
具体例を挙げて説明すると、図3のステップS1〜S4と同様の処理を行った後(ステップS31〜S34)、合成処理部10aが取得された第2画像データをバッファαに保存しておき、その後は、ステップS5,S6と同様の処理(ステップS36,S37)を行う。次いで、合成処理部10a(繰り返し時には再合成処理部10b)が、合成時の各画像の配置座標を保持した後(ステップS38)、ステップS7と同様に原稿台側表示パネル13に合成画像(繰り返し時には再合成画像を意味する)を表示させる(ステップS39)。
その後、ステップS8〜S10と同様の処理(図4で例示した処理も含む)がなされ(ステップS40〜S42)、ステップS42でYESとなった場合、つまり原稿再表示条件が成立した場合、再合成処理部10bが、ステップS23による原稿エッジ情報の比較結果から、第2画像の読み取り元の原稿についての移動先の座標を算出する(ステップS43)。次いで、再合成処理部10bは、第1画像データを再取得する(ステップS44)と共に、第2画像データをバッファαから再取得する(ステップS45)。ステップS43〜S45の順序は問わないが、全て完了した時点でステップS36に戻り、再合成の処理を行う。
以上のように、本実施形態では一度読み込みしている画像データを追従させるため、第1の実施形態の効果に加えて、再読み取りが不要な分だけ処理を迅速に行うことができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図6を併せて参照しながら第1,第2の実施形態との相違点を中心に説明するが、第1,第2の実施形態で説明した様々な応用例も適宜、利用することができる。図6は、本実施形態に係る画像形成装置における画像合成印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。
本実施形態に係る画像形成装置1では、操作部(操作部12で例示)を必須とすると共に、合成処理部10a及び再合成処理部10bにおける載置原稿の原稿台上への載置/非載置は問わず、合成処理部10a及び再合成処理部10bが次のような処理を行う点で第1,第2の実施形態と異なる。
本実施形態における合成処理部10aは、第1画像と第2画像を合成して表示部(以下でも原稿台側表示パネル13で例示)に表示させる。本実施形態における再合成処理部10bは、第1画像と第2画像の位置関係を操作部12で受け付けたユーザ操作に従って修正して再合成を行い、再合成した画像を原稿台側表示パネル13に表示させる。特に操作部12として十字キーやジョイスティックなどを設けておくことで操作がし易くなる。
具体例を挙げて説明すると、図5のステップS31〜S41と同様の処理を行う(ステップS51〜S61)が、ステップS60でNOの場合(ジョブ実行確定操作がない場合)、再合成処理部10bが、操作部12の操作キーによる合成座標画像情報の更新(合成画像の移動操作)があるか否かを判定する(ステップS62)。ステップS62でNOの場合にはステップS60に戻る。
ステップS62でYESの場合には、再合成処理部10bが、更新後の合成座標画像情報から移動後の合成座標を取得し(ステップS63)、第1画像データを再取得する(ステップS64)と共に、第2画像データをバッファαから再取得する(ステップS65)。次いで、再合成処理部10bが、ステップS58で保持した合成時の配置座標とステップS63で取得した移動後の合成座標の情報から有効画像(第2画像)の再配置座標を算出し(ステップS66)、第1画像データに第2画像データの基準座標から終端座標までの画像(第2画像)を合成する(ステップS67)。ステップS67では、第1画像データに第2画像データの有効画像のデータを再配置座標から上書きすればよい。
ステップS67の後、ステップS58に戻り、ステップS59で再合成画像の表示が可能となる。なお、ステップS64,S65の処理はステップS62でYESの場合であって、ステップS58に戻る前であれば、ここで例示した順序以外で実行してもよい。
このように、本実施形態では第1画像と第2画像とを得ていれば、操作部12でそれらの位置関係を修正できるものであり、画像データのみによる修正処理となる。従って、本実施形態は、第1,第2の実施形態に比べて、原稿が原稿台に載置した状態でなくてもよく、とりあえず原稿読み取りを行ってしまってから合成位置の調整ができるといった利点がある。また、本実施形態に係る画像形成装置1は、第1,第2の実施形態の処理も可能なように構成してもよく、その場合、使用場面に応じてユーザがどの処理を行うかを選択できるようにしておけばよい。なお、本実施形態における移動操作の受け付けは、例えば図3のフロー図における再表示条件としても利用することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について、図7を併せて参照しながら第1の実施形態との相違点を中心に説明するが、第1〜第3の実施形態で説明した様々な応用例も適用できる。図7は、本実施形態に係る画像形成装置における画像合成印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。
本実施形態に係る画像形成装置1では、合成処理部10aが、第1画像及び第2画像のいずれか一方が文字を配置する領域が指定された文字配置画像である場合、第1画像及び第2画像のうちの他方の画像について、文字認識処理を施し、上記文字配置画像の上記領域に上記他方の画像を合成する。
文字配置画像が第1画像であるような具体例を挙げて説明すると、まず、図3のステップS1〜S4と同様の処理がなされる(ステップS71〜S74)。但し、第1画像データが文字合成座標の指定があるデータであることを前提とするため、ステップS72ではその指定座標を示す文字合成座標データの取得も行う。この指定座標は、予め操作部12又は第1画像を生成したPCなどで指定しておけばよい。
ステップS74の処理後、合成処理部10aが第2画像データをOCR(Optical Character Recognition)処理し、文字列と文字列判定した領域の画像(以下、文字列画像部分)とを取得し(ステップS75)、第1画像データの文字合成座標データに合わせて、第1画像に文字列画像部分を合成処理する(ステップS76)。次いで、合成処理部10aは、このようにして得た合成画像(繰り返し時には再合成画像を意味する)をステップS7と同様に原稿台側表示パネル13に表示させる(ステップS77)。なお、繰り返し時には合成処理部10aの代わりに再合成処理部10bがこれらの処理を実行することになる。
その後、ステップS8〜S10と同様の処理(図4で例示した処理も含む)がなされ(ステップS78〜S80)、ステップS80でYESとなった場合、つまり原稿再表示条件が成立した場合、再合成処理部10bが、第1画像データ及びその文字画像座標データを再取得し(ステップS81)、ステップS73に戻り、再合成、再表示の処理が実行されることになる。
以上のように、本実施形態では、予め文字配置画像(上述の例では第1画像)で文字合成座標を指定しておくだけで、そこに自動的に第2画像を配置させることができ、さらにその合成内容がユーザの希望と異なっていた場合には第2画像の読み取り元となる原稿を第1〜第3の実施形態でのように移動させることもできる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態について、図8を併せて参照しながら第4の実施形態との相違点を中心に説明するが、第1〜第4の実施形態で説明した様々な応用例も適用できる。図8は、本実施形態に係る画像形成装置における画像合成印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。
本実施形態に係る画像形成装置1では、合成処理部10aが、第1画像及び第2画像のいずれか一方が文字を配置する領域が指定された文字配置画像である場合、第1画像及び第2画像の双方の画像について、文字認識処理を施し、文字の上下を判定し、上下を合わせるように、上記文字配置画像の上記領域に第1画像及び第2画像のうちの他方の画像を合成する。
具体例を挙げて説明すると、まず、図7のステップS71,S72と同様の処理がなされる(ステップS91,S92)。その後、合成処理部10aは、第1画像データをOCR処理し、それにより得た文字列情報とその文字列の上下を判定した結果としての天地情報を取得し(ステップS93)、第1画像を原稿台に表示させる(ステップS94)。表示の際には上記天地情報に基づき、文字の上下が正しくユーザに視認できるように表示させる。次いで、合成処理部10aが第2画像データを原稿読取部に読み込ませ(ステップS95)、その第2画像データをOCR処理し、ステップS93と同様の処理で文字列情報と天地情報とを取得する(ステップS96)。
次いで、合成処理部10aは、第1画像データと第2画像データとで天地情報が示す天地が逆か否かを判定し(ステップS97)、逆であった場合、ステップS76と同様の処理を行い(ステップS98)、逆でなかった場合、ステップS76と同様の処理を文字列画像部分のデータのリードアドレスを逆から指定することで実行する(ステップS99)。ステップS98,S99の処理後、合成処理部10aは、このようにして得た合成画像(繰り返し時には再合成画像を意味する)をステップS7と同様に原稿台側表示パネル13に表示させる(ステップS100)。なお、繰り返し時には合成処理部10aの代わりに再合成処理部10bがこれらの処理を実行することになる。
その後、ステップS78〜S81と同様の処理がなされ(ステップS101〜S104)、ステップS104の処理後は、ステップS94に戻り、再合成、再表示の処理が実行されることになる。
以上のように、本実施形態では、予め文字配置画像(上述の例では第1画像)で文字合成座標を指定しておくだけで、そこに自動的に画像の天地も合わせて第2画像を配置させることができ、さらにその合成内容がユーザの希望と異なっていた場合には第2画像の読み取り元となる原稿を第1〜第3の実施形態でのように移動させることもできる。
また、本実施形態でのような天地を合わせる効果は、いずれの画像も文字配置画像でない場合にも適用できる。この場合の合成処理部10aは、第1画像及び第2画像の双方の画像について、文字認識処理を施し、文字の上下を判定し、上下を合わせるように、第1画像と第2画像の合成を行えばよい。
(その他)
第1〜第5の実施形態として画像形成装置における処理の流れを説明したように、本発明は、原稿を載置するための原稿台と、上記原稿の画像を読み取る原稿読取部と、表示部と、を備えた画像形成装置における画像形成方法や、その画像形成方法を画像形成装置の制御部のコンピュータに実行させるためのプログラムとしての形態も採り得る。
第1の実施形態に対応する画像形成方法は、合成処理部が、載置原稿を上記原稿台に載置した状態で、第1画像と第2画像を合成して上記表示部に表示させるステップと、再合成処理部が、上記載置原稿の載置位置の変更が検出された場合に、上記第1画像と上記第2画像の位置関係を修正して再合成を行い、上記再合成した画像を上記表示部に表示させるステップと、を有する。ここで、上記第1画像及び上記第2画像のうち少なくとも1つを、上記原稿台に載置された原稿から上記原稿読取部で読み取られた画像とする。また、上記載置原稿は、(I)上記第1画像又は上記第2画像の一方の画像が上記原稿読取部で読み取られた場合には上記一方の画像の読み取り元となった原稿とし、(II)上記第1画像及び上記第2画像の双方の画像が上記原稿読取部で読み取られた場合には後で読み取られた方の画像の読み取り元となった原稿とする。その他の応用例については、第1等の実施形態において説明した通りであり、その説明を省略する。
第3の実施形態に対応する画像形成方法は、画像形成装置に操作部を備えることを前提とし、合成処理部が、第1画像と第2画像を合成して表示部に表示させるステップと、再合成処理部が、上記第1画像と上記第2画像の位置関係を上記操作部で受け付けたユーザ操作に従って修正して再合成を行い、上記再合成した画像を上記表示部に表示させるステップと、を有する。ここでも、上記第1画像及び上記第2画像のうち少なくとも1つを、上記原稿台に載置された原稿から上記原稿読取部で読み取られた画像とする。その他の応用例については、第3等の実施形態において説明した通りであり、その説明を省略する。
上述したような様々な画像形成方法を、画像形成装置の制御部のコンピュータに実行させるためのプログラム(ファームウェア)は、上記制御部のコンピュータに、上述の各ステップを実行させるためのプログラムであると言える。また、上述したプログラム(ファームウェア)を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(非一時的な記録媒体)としての形態についても、容易に理解することができる。このコンピュータとしては、画像形成装置の制御部として機能するマイクロコンピュータやプログラム可能な汎用の集積回路/チップセットなど、様々な形態のコンピュータが適用できる。上記の記録媒体としては、例えばCD−ROM又はDVD−ROMなどの光ディスクやメモリカード等の不揮発性の半導体メモリや、ハードディスクなど様々なものが挙げられる。また、これらファームウェアは、可搬の記録媒体を介して流通させるに限らず、インターネット等のネットワークを介して、また放送波を介して流通させることもできる。ネットワークを介して受信するとは、外部サーバ装置の記憶装置などに記録されたプログラムをダウンロードするなどにより受信することを指す。
1…画像形成装置、10…制御部、10a…合成処理部、10b…再合成処理部、11…画像入力部、12…操作部、12a…キー操作部、12b…タッチパネル部、13…原稿台側表示パネル、14…印刷部。

Claims (10)

  1. 原稿を載置するための原稿台と、該原稿の画像を読み取る原稿読取部と、表示部と、を備えた画像形成装置であって、
    第1画像及び第2画像のうち少なくとも1つを前記原稿台に載置された原稿から前記原稿読取部で読み取られた画像とし、
    (I)前記第1画像又は前記第2画像の一方の画像が前記原稿読取部で読み取られた場合には該一方の画像の読み取り元となった原稿を、(II)前記第1画像及び前記第2画像の双方の画像が前記原稿読取部で読み取られた場合には後で読み取られた方の画像の読み取り元となった原稿を、載置原稿とすると、
    該載置原稿を前記原稿台に載置した状態で、前記第1画像と前記第2画像を合成して前記表示部に表示させる合成処理部と、
    前記載置原稿の載置位置の変更が検出された場合に、前記第1画像と前記第2画像の位置関係を修正して再合成を行い、該再合成した画像を前記表示部に表示させる再合成処理部と、
    をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記再合成処理部は、前記載置位置の変更が検出された前記載置原稿について、前記原稿読取部での再読み取りを実行させ、該再読み取り後の画像を前記再合成に用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記再合成処理部は、前記載置位置の変更がなされた分だけ前記位置関係を修正し、前記再合成を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記合成処理部は、前記第1画像及び前記第2画像のいずれか一方が文字を配置する領域が指定された文字配置画像である場合、前記第1画像及び前記第2画像のうちの他方の画像について、文字認識処理を施し、前記文字配置画像の前記領域に前記他方の画像を合成することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記合成処理部は、前記第1画像及び前記第2画像のいずれか一方が文字を配置する領域が指定された文字配置画像である場合、前記第1画像及び前記第2画像の双方の画像について、文字認識処理を施し、文字の上下を判定し、該上下を合わせるように、前記文字配置画像の前記領域に前記第1画像及び前記第2画像のうちの他方の画像を合成することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記合成処理部は、前記第1画像及び前記第2画像の双方の画像について、文字認識処理を施し、文字の上下を判定し、該上下を合わせるように、前記第1画像と前記第2画像の合成を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1画像及び前記第2画像のうち1つの画像が前記原稿読取部で読み取られた画像でない場合、該1つの画像は外部から受信した画像又は前記画像形成装置の内部に予め格納された画像であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記表示部は、前記原稿台に設けられた光透過性をもつ表示パネルを有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 操作部を備え、
    前記表示部は、前記操作部に設けられた表示パネルを有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 原稿を載置するための原稿台と、該原稿の画像を読み取る原稿読取部と、表示部と、を備えた画像形成装置における画像形成方法であって、
    第1画像及び第2画像のうち少なくとも1つを前記原稿台に載置された原稿から前記原稿読取部で読み取られた画像とし、
    (I)前記第1画像又は前記第2画像の一方の画像が前記原稿読取部で読み取られた場合には該一方の画像の読み取り元となった原稿を、(II)前記第1画像及び前記第2画像の双方の画像が前記原稿読取部で読み取られた場合には後で読み取られた方の画像の読み取り元となった原稿を、載置原稿とすると、
    合成処理部が、前記載置原稿を前記原稿台に載置した状態で、前記第1画像と前記第2画像を合成して前記表示部に表示させるステップと、
    再合成処理部が、前記載置原稿の載置位置の変更が検出された場合に、前記第1画像と前記第2画像の位置関係を修正して再合成を行い、該再合成した画像を前記表示部に表示させるステップと、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
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