JP2024028025A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿の画像データに対してマーク部に設定された処理が実行される前に、当該処理の内容をユーザに把握させる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】画像処理装置10は、プロセッサ(CPU)を備える。プロセッサは、原稿及び予め定めたマークが表示されたマーク部が配置された撮影面の一例である原稿配置領域32を、撮影部の一例である書画カメラ70が撮影した撮影画像を取得し、前記原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、前記画像データに対して実行する前記マーク部に設定された処理の内容を示す内容情報を付加した前記撮影画像を、表示部15に表示させる。【選択図】図1
Description
本開示は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、携帯電話機のカメラで撮影した写真データを自動でトリミングするプログラムが記載されている。
従来、原稿とともに光学的に読み取ったマーク部としてのマーカを検出し、検出したマーカに設定された処理を原稿の画像データに対して実行する技術がある。しかし、この技術は、原稿の画像データに対してマーカに設定された処理が実行されるまで当該処理の内容をユーザが把握できない。
そこで、本開示は、原稿の画像データに対してマーク部に設定された処理が実行される前に、当該処理の内容をユーザに把握させることを目的とする。
第1の態様の情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、原稿、及び予め定めたマークが表示されたマーク部が配置された撮影面を撮影部が撮影した撮影画像を取得し、前記原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、前記画像データに対して実行する前記マーク部に設定された処理の内容を示す内容情報を付加した前記撮影画像を表示部に表示させる。
第2の態様の情報処理装置は、第1の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記マーク部に設定された処理の対象となる領域を示す領域情報を付加した前記撮影画像を前記表示部に表示させる。
第3の態様の情報処理装置は、第2の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記撮影面における前記マーク部の配置が変更された場合、前記表示部において前記領域情報が示す前記領域を変更する。
第4の態様の情報処理装置は、第2の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記表示部に対するユーザの操作による前記領域情報が示す前記領域の位置及び形状の少なくとも一方の変更を受付ける。
第5の態様の情報処理装置は、第2の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記マーク部に設定された処理を前記領域情報が示す前記領域に対して実行した例を示す実行例情報を付加した前記撮影画像を前記表示部に表示させる。
第6の態様の情報処理装置は、第1の態様の情報処理装置であって、前記マーク部に紐付く処理は、前記撮影画像を前記表示部に表示させる前に設定される。
第7の態様の情報処理装置は、第6の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、ユーザが過去に前記マーク部に設定した処理の設定履歴から、今回の前記マーク部に設定する処理を決定する。
第8の態様の情報処理装置は、第1の態様の情報処理装置であって、前記マーク部に紐付く処理は、前記撮影画像を前記表示部に表示させた後のユーザの選択により設定される。
第9の態様の情報処理装置は、第8の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、ユーザが過去に前記マーク部に設定した処理の設定履歴から、今回の前記マーク部に設定する処理を提案する。
第10の態様の情報処理プログラムは、コンピュータに、原稿、及び予め定めたマークが表示されたマーク部が配置された撮影面を撮影部が撮影した撮影画像を取得し、前記原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、前記画像データに対して実行する前記マーク部に設定された処理の内容を示す内容情報を付加した前記撮影画像を表示部に表示させる、処理を実行させる。
第1及び第10の態様によれば、原稿の画像データに対してマーク部に設定された処理が実行される前に、当該処理の内容をユーザに把握させることができる。
第2の態様によれば、原稿の画像データに対してマーク部に設定された処理が実行される前に、当該処理の対象となる領域をユーザに把握させることができる。
第3の態様によれば、撮影面におけるマーク部の配置変更に追従して、表示部において領域情報が示す領域を変更することができる。
第4の態様によれば、撮影面におけるマーク部の配置を変更しなくても、表示部において領域情報が示す領域を変更することができる。
第5の態様によれば、原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、マーク部に設定された処理を領域情報が示す領域に対して実行した例をユーザに把握させることができる。
第6の態様によれば、撮影画像を表示部に表示してからマーク部に紐付く処理が設定される場合に比べて、早い段階でマーク部に紐付く処理をユーザに把握させることができる。
第7の態様によれば、ユーザの操作を受付けることなく、ユーザがマーク部に設定すると予想される処理を当該マーク部に設定することができる。
第8の態様によれば、原稿を画像データとして光学的に読み取る直前まで、マーク部に紐付く処理の選択をユーザに行わせることができる。
第9の態様によれば、ユーザがマーク部に設定すると予想される処理をユーザに推奨することができる。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態では、本開示の技術の情報処理装置を、オフィス内に設けられ、かつ、書画カメラを有する画像処理装置を対象として適用した場合の形態例について説明する。ただし、本開示の技術の適用対象は、オフィスに限るものではなく、学校又は家庭内等といった画像処理装置が設置され得る場所であれば、如何なる場所でも適用対象となり得る。また、本開示の技術の情報処理装置の適用対象は、画像処理装置に限るものではなく、画像を読み取る画像読取装置又は読み取った画像を他の装置に送信する画像送信装置等であってもよい。
(第1の実施形態)
まず、本実施形態に係る画像処理装置10の第1の実施形態について説明する。図1は、画像処理装置10の全体的な構成の一例を示す斜視図である。
まず、本実施形態に係る画像処理装置10の第1の実施形態について説明する。図1は、画像処理装置10の全体的な構成の一例を示す斜視図である。
図1に示すように、画像処理装置10は、上面に原稿が置かれる原稿台30、各種情報の表示や各種情報の入力を行うユーザ・インタフェース部(以下、「UI部」という。)40、画像が形成された用紙を排紙するトレイ50、及び各種用紙を給紙する給紙部60を備えている。
また、画像処理装置10は、原稿台30の上面側を撮影可能に構成された書画カメラ70を備えている。書画カメラ70は、一端部が原稿台30の奥手側に固定されたアーム72の他端部に設けられており、その撮影画角が、原稿台30における原稿配置領域32にほぼ一致するように位置決めされている。書画カメラ70は「撮影部」の一例であり、原稿配置領域32は「撮影面」の一例である。
なお、第1の実施形態では、書画カメラ70としてカラー画像を撮影するものを適用しているが、これに限るものではない。例えば、モノクロ画像やグレイスケール画像を撮影するものを書画カメラ70として適用する形態としてもよい。
一方、UI部40は、各種スイッチ類を有する入力部14、及び液晶ディスプレイ等により構成された表示部15を備えている。表示部15は、ディスプレイの表面側に光透過性を有するタッチパネルが設けられた、所謂タッチパネル・ディスプレイとして構成されている。表示部15は「表示部」の一例である。
なお、画像処理装置10は、画像印刷機能、画像読取機能、及び画像送信機能等を有するデジタル複合機である。ただし、この形態に限るものではなく、画像処理装置10は、少なくとも画像読取機能を有していればよい。
次に、図2を参照して、画像処理装置10の電気系の構成を説明する。図2は、画像処理装置10の電気系のハードウェア構成の一例を示す第1のブロック図である。
図2に示すように、画像処理装置10は、プロセッサの一例としてのCPU(Central Processing Unit)11、一時記憶領域としてのメモリ12、不揮発性の記憶部13、並びに、上述した入力部14及び表示部15を有するUI部40を備えている。また、画像処理装置10は、媒体読み書き装置(R/W)16、通信インタフェース(I/F)部18、及び上述した書画カメラ70を備えている。CPU11、メモリ12、記憶部13、UI部40、媒体読み書き装置16、通信I/F部18、及び書画カメラ70はバスBを介して互いに接続されている。媒体読み書き装置16は、記録媒体17に書き込まれている情報の読み出し及び記録媒体17への情報の書き込みを行う。
記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等によって実現される。記憶部13には、情報処理プログラム13Aが記憶されている。情報処理プログラム13Aは、情報処理プログラム13Aが書き込まれた記録媒体17が媒体読み書き装置16に接続され、媒体読み書き装置16が記録媒体17からの情報処理プログラム13Aの読み出しを行うことで、記憶部13へ記憶(インストール)される。CPU11は、情報処理プログラム13Aを記憶部13から読み出してメモリ12に展開し、情報処理プログラム13Aが有するプロセスを順次実行する。
また、記憶部13には、マーカ関連情報データベース13Bが記憶されている。なお、マーカ関連情報データベース13Bについては、詳細を後述する。
ここで、第1の実施形態では、マーカとして、バーコード、2次元コード、又は所定のルールで記述されたパターン画像等の機械可読コードによるマーカを適用している。また、第1の実施形態では、機械可読コードとして、原稿を画像化した画像データに対して実行する処理の内容を示す情報を含むコードを適用している。マーカは「マーク部」の一例である。ただし、マーカは、これらの形態に限るものではなく、機械可読コード等のコードを含まないマーカを適用してもよい。この場合、上記処理の内容を、マーカの形状、寸法、及び色等といった外観の違いにより規定する形態としてもよい。さらに、マーカとして機械可読コードを用いる場合であっても、当該マーカの色の種類によって処理の内容を規定するものとしてもよい。
そして、マーカに定義された上記処理は、一例として、画像処理、画像データの出力に関する出力処理、及び各種設定に関する設定処理等を含む。画像処理としては、切り出し処理、マスク処理、OCR(Optical Character Recognition/Reader)処理、及び加工処理等が例示される。また、出力処理としては、電子メールでの添付や通知による転送処理、及び印刷(画像形成)処理等が例示される。また、設定処理としては、次原稿の有無を指定する処理、及びページを指定する処理等が例示される。なお、マーカは、画像処理が定義された画像処理マーカ、出力処理が定義された出力処理マーカ、及び設定処理が定義された設定マーカ等の種別に分類され、予め用意されている。
次に、図3を参照して、マーカ関連情報データベース13Bについて説明する。図3は、マーカ関連情報データベース13Bの構成の一例を示す模式図である。
マーカ関連情報データベース13Bは、上述したマーカに関する情報が登録されたデータベースである。マーカ関連情報データベース13Bは、一例として図3に示すように、マーカ種別、配置方法、マーカID(Identification)、及び処理内容の各情報が関連付けられて記憶される。
マーカ種別は、マーカの種別を示す情報であり、配置方法は、マーカの配置方法を示す情報である。また、マーカIDは、対応するマーカを特定するために、マーカの種別及び処理内容の各々毎に異なるものとして予め付与された情報であり、処理内容は、対応するマーカに定義された処理の内容を示す情報である。
図3に示す例では、例えば、マーカIDとして「A01」が付与されたマーカは、マーカ種別が領域指定であり、配置方法として処理対象領域を囲う方法が採られ、処理の内容として画像の切り出しを行う、との情報が登録されている。したがって、マーカ関連情報データベース13Bを参照することにより、当該データベースに予め登録されたマーカの種別、配置方法、及び処理の内容を把握することができる。
つまり、第1の実施形態では、マーカに処理の内容そのものを示す情報は含めず、マーカに対してマーカIDを示す情報を含めておく。そして、第1の実施形態では、当該マーカIDに対応する処理の内容を示す情報をマーカ関連情報データベース13Bから取得することで、対応する処理の内容を特定している。ただし、この形態に限るものではなく、マーカに対して、処理の内容そのものを示す情報を含める形態としてもよい。この場合、マーカ関連情報データベース13Bは不要となる。
次に、図4を参照して、画像処理装置10による処理の流れについて説明する。図4は、画像処理装置10による、原稿配置領域32を書画カメラ70が撮影した撮影画像を、原稿を画像データとして光学的に読み取る前、すなわち、スキャンする前に表示させる表示処理の流れを示すフローチャートである。CPU11が記憶部13から情報処理プログラム13Aを読み出して、メモリ12に展開して実行することにより、表示処理が行われる。ここで、CPU11は、ユーザによりUI部40を介して予め定めた操作が行われた場合に、表示処理を開始する。また、当該予め定めた操作を行うことに先立ち、ユーザは、原稿及びマーカを原稿配置領域32に配置した状態とする。なお、表示処理の開始契機は、ユーザによる操作に限るものではない。例えば、原稿及びマーカが配置され、当該原稿及びマーカが静止してから予め定めた時間が経過した場合に、表示処理を開始してもよい。
図4に示すステップS10において、CPU11は、書画カメラ70に対して撮影を指示し、原稿配置領域32の撮影を開始する。そして、ステップS11に進む。
ステップS11において、CPU11は、ステップS10で原稿配置領域32を書画カメラ70が撮影した撮影画像を取得する。そして、ステップS12に進む。
ステップS12において、CPU11は、ステップS11で取得した撮影画像からマーカの画像を検出する。そして、ステップS13に進む。一例として、CPU11は、マーカの画像の検出を従来既知のパターンマッチング技術を用いて行っている。
ステップS13において、CPU11は、原稿の画像データに対して実行する、ステップS12で検出したマーカに設定された処理の内容を示す内容情報を付加した撮影画像を表示部15にプレビュー画面として表示させる。そして、ステップS14に進む。なお、プレビュー画面については、詳細を後述する。
ステップS14において、CPU11は、プレビュー画面においてスキャン指示を受付けたか否かを判定し、スキャン指示を受付けたと判定した場合(ステップS14:YES)はステップS15に進む。一方、CPU11によりスキャン指示を受付けていないと判定された場合(ステップS14:NO)はステップS11に戻る。一例として、CPU11は、プレビュー画面において後述する実行ボタン82が操作された場合に、スキャン指示を受付けたと判定する。
ステップS15において、CPU11は、原稿を画像データとしてスキャンし、ステップS12で検出したマーカに設定された処理を実行する。そして、表示処理を終了する。
次に、原稿台30における原稿及びマーカの配置例及びプレビュー画面の表示例について説明する。
図5は、原稿台30における原稿80及びマーカ90の第1の配置例である。画像処理装置10では、図4に示す表示処理を開始するにあたり、ユーザにより、原稿80及びマーカ90が原稿台30の原稿配置領域32における任意の位置に配置される。以下では、出力処理マーカ90A及び画像処理マーカ90B等の複数のマーカが登場するが、これらを区別せずに説明する場合には「マーカ90」と総称する。
図5に示す例では、原稿80の上部に、出力処理として転送処理が定義された出力処理マーカ90Aが配置されている。
図6は、プレビュー画面の第1の表示例である。具体的には、図6は、図5に示す原稿80及びマーカ90の配置例に対応するプレビュー画面を示している。
図6に示すプレビュー画面には、撮影画像81と、実行ボタン82とが表示されている。
撮影画像81は、原稿80及びマーカ90が配置された原稿配置領域32を書画カメラ70が撮影した画像を示したものである。また、図6に示す撮影画像81における出力処理マーカ90Aの画像の右側には、出力処理マーカ90Aに設定された処理の内容を示す内容情報83Aが表示されている。一例として、内容情報83Aは、出力処理マーカ90Aの処理内容が転送処理であること、及び設定値がサーバAであることを示している。
実行ボタン82は、原稿80を画像データとしてスキャンし、原稿配置領域32に配置されたマーカ90に設定された処理を実行するためのボタンである。例えば、図6に示すプレビュー画面で実行ボタン82が操作された場合、CPU11は、まず、原稿80を画像データとしてスキャンする。そして、CPU11は、スキャンされた原稿80の画像データを、出力処理マーカ90Aに定義された転送先(例:サーバA)に送信する。
以上説明したように、画像処理装置10では、CPU11が、原稿配置領域32を書画カメラ70が撮影した撮影画像81を取得する。そして、CPU11は、原稿80を画像データとしてスキャンする前に、内容情報83を付加した撮影画像81を表示部15に表示させる。これにより、当該画像処理装置10によれば、原稿80の画像データに対してマーカ90に設定された処理が実行される前に、当該処理の内容をユーザに把握させることができる。
また、画像処理装置10では、マーカ90に紐付く処理は、撮影画像81を表示部15に表示させる前、具体的には、プレビュー画面を表示部15に表示させる前に設定される。第1の実施形態では、CPU11が、図4に示すステップS12において、検出したマーカ90が示すマーカIDを特定し、特定したマーカIDに対応する情報をマーカ関連情報データベース13Bから取得する。そして、CPU11は、取得したマーカIDに対応する処理をマーカ90に紐付く処理として設定する。これにより、当該画像処理装置10によれば、撮影画像81を表示部15に表示してからマーカ90に紐付く処理が設定される場合に比べて、早い段階でマーカ90に紐付く処理をユーザに把握させることができる。
図7は、原稿台30における原稿80及びマーカ90の第2の配置例である。
図7に示す例では、原稿80の上部に、出力処理として転送処理が定義された出力処理マーカ90Aが配置されている。また、図7に示す例では、原稿80のマイナンバーの数字を囲むようにして、画像処理としてマスク処理が定義された画像処理マーカ90B~90Eが配置されている。
図7に示す例では、原稿80の上部に、出力処理として転送処理が定義された出力処理マーカ90Aが配置されている。また、図7に示す例では、原稿80のマイナンバーの数字を囲むようにして、画像処理としてマスク処理が定義された画像処理マーカ90B~90Eが配置されている。
図8は、プレビュー画面の第2の表示例である。具体的には、図8は、図7に示す原稿80及びマーカ90の配置例に対応するプレビュー画面を示している。
図8に示す撮影画像81における出力処理マーカ90Aの画像の右側には、出力処理マーカ90Aに設定された処理の内容を示す内容情報83Aが表示されている。また、当該撮影画像81における画像処理マーカ90Eの画像の下側には、画像処理マーカ90B~90Eに設定された処理の内容を示す内容情報83Bが表示されている。
一例として、内容情報83Bは、画像処理マーカ90B~90Eの処理内容がマスク処理であること、及び設定値が(X1,Y1)-(X2,Y2)であることを示している。なお、当該設定値は、画像処理マーカ90B~90Eに設定された処理の対象となる領域を示す単一の座標情報である。そして、当該座標情報は、一例として、原稿80の左上の角を原点とした2次元座標系の座標を示す情報である。
そして、図8に示すプレビュー画面において、CPU11は、画像処理マーカ90B~90Eに設定された処理の対象となる領域を示す領域情報84を付加した撮影画像81を表示部15に表示させている。一例として、領域情報84は、破線で示す矩形の枠である。これにより、当該画像処理装置10によれば、原稿80の画像データに対してマーカ90に設定された処理が実行される前に、当該処理の対象となる領域をユーザに把握させることができる。
図9は、原稿台30における原稿80及びマーカ90の第3の配置例である。具体的には、図9に示す配置例は、原稿配置領域32における画像処理マーカ90D及び画像処理マーカ90Eの配置が図7に示す配置例から左側に移動されたものである。
図10は、プレビュー画面の第3の表示例である。具体的には、図10は、図9に示す原稿80及びマーカ90の配置例に対応するプレビュー画面を示している。
図10に示すプレビュー画面では、原稿配置領域32における画像処理マーカ90D及び画像処理マーカ90Eの配置が変更されたことに伴い、領域情報84の示す領域が変更されている。具体的には、図10に示すプレビュー画面では、領域情報84の示す領域が図8に示すプレビュー画面から縮小されている。
以上説明したように、画像処理装置10では、原稿配置領域32におけるマーカ90の配置が変更された場合、CPU11が表示部15において領域情報84が示す領域を変更する。これにより、当該画像処理装置10によれば、原稿配置領域32におけるマーカ90の配置変更に追従して、表示部15において領域情報84が示す領域を変更することができる。
(第2の実施形態)
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の第2の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の第2の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
図11は、プレビュー画面の第4の表示例である。具体的には、図11は、図7に示す原稿80及びマーカ90の配置例に対応するプレビュー画面を示している。
図11に示すプレビュー画面は、図8に示すプレビュー画面と基本的に同じだが、領域情報84が示す領域の左上及び右上の角にそれぞれ点P1及び点P2が表示されている点で異なる。ここで、ユーザは、点P1又は点P2を指で押下した状態で任意の方向(上下方向及び左右方向)にスワイプ操作することで、領域情報84が示す領域の形状を変更することができる。
図12は、プレビュー画面の第5の表示例である。図12に示すプレビュー画面は、点P2の位置が図11に示すプレビュー画面から左側に移動されたものである。これに伴い、図12に示すプレビュー画面では、領域情報84が示す領域が図11に示すプレビュー画面から縮小されている。
図13は、プレビュー画面の第6の表示例である。具体的には、図13に示すプレビュー画面は、図11に示すプレビュー画面から領域情報84が示す領域の位置が変更されたものである。
ここで、ユーザは、点P1及び点P2以外の領域情報84の部分を指で押下した状態で任意の方向(上下方向及び左右方向)にスワイプ操作することで、領域情報84が示す領域の位置を変更することができる。一例として、図13に示すプレビュー画面では、領域情報84が示す領域の位置が図11に示すプレビュー画面から上側に移動されている。
以上説明したように、画像処理装置10では、プレビュー画面において、CPU11が、表示部15に対するユーザの操作による領域情報84が示す領域の位置及び形状の変更を受付ける。これにより、当該画像処理装置10によれば、原稿配置領域32におけるマーカ90の配置を変更しなくても、表示部15において領域情報84が示す領域を変更することができる。
(第3の実施形態)
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の第3の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の第3の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
図14は、プレビュー画面の第7の表示例である。具体的には、図14は、図7に示す原稿80及びマーカ90の配置例に対応するプレビュー画面を示している。
図14に示すプレビュー画面は、図8に示すプレビュー画面と基本的に同じだが、領域情報84が示す領域に対してマーカ90に設定された処理を実行した例が示されている点で異なる。具体的には、図14に示すプレビュー画面では、画像処理マーカ90B~90Eに設定されたマスク処理を領域情報84が示す領域に対して実行した例を示す実行例情報85を付加した撮影画像81が表示されている。一例として、実行例情報85は、領域情報84の枠内を黒色で塗りつぶした部分である。
以上説明したように、画像処理装置10では、プレビュー画面において、CPU11が、マーカ90に設定された処理を領域情報84が示す領域に対して実行した例を示す実行例情報85を付加した撮影画像81を表示部15に表示させる。これにより、当該画像処理装置10によれば、原稿80を画像データとしてスキャンする前に、マーカ90に設定された処理を領域情報84が示す領域に対して実行した例をユーザに把握させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の第4の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の第4の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第4の実施形態では、第1~第3の実施形態と異なり、機械可読コード等のコードを含まないマーカを適用している。そのため、第4の実施形態では、原稿を画像データとしてスキャンする前に、原稿配置領域32に配置したマーカに紐付く処理を設定する必要がある。なお、第4の実施形態では、形状、寸法、及び色等といった外観の相違で分類された複数種類のマーカが用意されている。一例として、第4の実施形態では、外観の相違を「色の相違」としている。
図15は、原稿台30における原稿80及びマーカ90の第4の配置例である。
図15に示す例では、原稿80の上部に、処理が定義されていないマーカ90Fが配置されている。
図15に示す例では、原稿80の上部に、処理が定義されていないマーカ90Fが配置されている。
図16は、プレビュー画面の第8の表示例である。具体的には、図16は、図15に示す原稿80及びマーカ90の配置例に対応するプレビュー画面を示している。
図16に示す撮影画像81におけるマーカ90Fの画像の右側には、内容情報83Cが表示されている。一例として、当該内容情報83Cは、マーカ90Fの処理内容及び設定値が未設定であることを示している。
ここで、ユーザは、内容情報83Cを指で押下することで、マーカ90Fに紐付く処理を設定することができる。
図17は、プレビュー画面の第9の表示例である。具体的には、図17は、図16に示すプレビュー画面で内容情報83Cがユーザの指で押下された後のプレビュー画面を示している。
図17に示すプレビュー画面には、第1表示部86と、第1選択部87と、第2表示部88と、第2選択部89とが表示されている。
第1表示部86は、マーカ90Fに紐付く処理内容を表示する部分である。一例として、図17では、第1表示部86に「未設定」と表示されている。
第1選択部87は、マーカ90Fに紐付く処理内容を選択する部分である。一例として、図17では、第1選択部87として、当該処理内容が、「転送処理」であることを示す選択肢87A及び「印刷処理」であることを示す選択肢87B等が表示されている。
第2表示部88は、マーカ90Fに紐付く設定値を表示する部分である。一例として、図17では、第2表示部88に「未設定」と表示されている。
第2選択部89は、マーカ90Fに紐付く設定値を選択する部分である。一例として、図17では、第2選択部89として、当該設定値が、「サーバA」であることを示す選択肢89A及び「サーバB」であることを示す選択肢89B等が表示されている。
そして、ユーザは、第1選択部87及び第2選択部89のそれぞれから所望の選択肢を指で押下することで、内容情報83Cが示すマーカ90Fに紐付く処理の処理内容及び設定値を設定することができる。なお、CPU11は、第1選択部87及び第2選択部89それぞれの選択肢が選択されたことに応じて、表示部15の画面内容を変化させる。
図18は、プレビュー画面の第10の表示例である。具体的には、図18は、図17に示すプレビュー画面において選択肢87A及び選択肢89Bがユーザの指で押下された後のプレビュー画面を示している。そのため、図18に示すプレビュー画面では、図16に示すプレビュー画面で「未設定」と表示された内容情報83Cに、選択肢87A及び選択肢89Bに対応する処理内容及び設定値が追加されている。具体的には、図18に示す内容情報83Cは、マーカ90Fの処理内容が転送処理であること、及び設定値がサーバBであることを示している。
以上のように、画像処理装置10では、マーカ90に紐付く処理は、撮影画像81を表示部15に表示させた後のユーザの選択により設定される。これにより、当該画像処理装置10によれば、原稿80を画像データとしてスキャンする直前まで、マーカ90に紐付く処理の選択をユーザに行わせることができる。
(第5の実施形態)
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の第5の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。第5の実施形態では、第4の実施形態と同様に、機械可読コード等のコードを含まないマーカを適用している。
次に、本実施形態に係る画像処理装置10の第5の実施形態について他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。第5の実施形態では、第4の実施形態と同様に、機械可読コード等のコードを含まないマーカを適用している。
図19は、画像処理装置10の電気系のハードウェア構成の一例を示す第2のブロック図である。
図19に示すブロック図では、図2に示すブロック図と異なり、記憶部13に情報処理プログラム13A及び設定履歴データベース13Cが記憶されている。
次に、図20を参照して、設定履歴データベース13Cについて説明する。図20は、設定履歴データベース13Cの構成の一例を示す模式図である。
設定履歴データベース13Cは、ユーザが過去にマーカ90に設定した処理の設定履歴に関する情報が登録されたデータベースである。設定履歴データベース13Cは、一例として図20に示すように、ユーザ名、マーカ色、設定内容、及び設定日時の各情報が関連付けられて記憶される。
ユーザ名は、ユーザの名称を示す情報であり、マーカ色は、マーカの色を示す情報である。また、設定内容は、ユーザが過去に対応するマーカ色のマーカ90に設定した処理の内容を示す情報であり、設定日時は、対応する設定内容がマーカ90に設定された日時を示す情報である。
図20に示す例では、例えば、ユーザAは、2022年7月1日及び7月10日において、緑色のマーカ90にファイル名を付与する設定を行った、との情報が登録されている。したがって、設定履歴データベース13Cを参照することにより、当該データベースに登録されたユーザが過去にマーカ90に設定した処理の設定履歴を把握することができる。
図21は、原稿台30における原稿80及びマーカ90の第5の配置例である。図21に示す例では、原稿80の契約書の文字の左側に、緑色のマーカ90Gが配置されている。なお、前提として、図21に示す例では、ユーザAが画像処理装置10にログインした状態で原稿80及びマーカ90Gが原稿配置領域32に配置されたものとする。
図22は、プレビュー画面の第11の表示例である。具体的には、図22は、図21に示す原稿80及びマーカ90の配置例に対応するプレビュー画面を示している。
図22に示す撮影画像81におけるマーカ90Gの画像の右側には、マーカ90Gに設定された処理の内容を示す内容情報83Dが表示されている。一例として、内容情報83Dは、マーカ90Gの処理内容がファイル名付与であること、及び設定値が未設定であることを示している。なお、内容情報83Dでは、一例として、ファイル名の文字の左側に星マークを付与することで、ユーザAが過去に緑色のマーカ90に設定した処理の設定履歴からマーカ90Gに設定する処理を決定したことを示している。
具体的には、CPU11は、検出したマーカ90Gのマーカ色を「緑」と特定し、「緑」のマーカ色に対応するユーザAの設定履歴を設定履歴データベース13Cから取得する。そして、CPU11は、取得したユーザAの設定履歴から「緑」のマーカ色に設定された回数が最多の設定内容(例:ファイル名付与)をマーカ90Gに設定する処理として決定する。
以上のように、画像処理装置10では、CPU11が、ユーザが過去にマーカ90に設定した処理の設定履歴から、今回のマーカ90に設定する処理を決定する。これにより、当該画像処理装置10によれば、ユーザの操作を受付けることなく、ユーザがマーカ90に設定すると予想される処理を当該マーカ90に設定することができる。
なお、上記第5の実施形態の構成に代えて、CPU11は、ユーザが過去にマーカ90に設定した処理の設定履歴から、今回のマーカ90に設定する処理を提案してもよい。
図23は、プレビュー画面の第12の表示例である。具体的には、図23は、図16に示すプレビュー画面で内容情報83Cがユーザの指で押下された後のプレビュー画面を示している。
図23に示すプレビュー画面では、図17に示すプレビュー画面と異なり、第1選択部87として、マーカ90Fに紐付く処理内容が、上から順に「ファイル名付与」であることを示す選択肢87C及び「転送処理」であることを示す選択肢87A等が表示されている。ここで、図23に示すプレビュー画面では、第1選択部87において、設定履歴データベース13Cから取得したユーザAの設定履歴で「緑」のマーカ色に設定された回数が最多の設定内容である「ファイル名付与」を最上段に表示している。また、第1選択部87では、マーカ90Fに紐付く処理内容が「ファイル名付与」であることを示す選択肢87Cにおけるファイル名の文字の左側に星マークを付与している。これらにより、図23に示すプレビュー画面では、ユーザAが過去に緑色のマーカ90に設定した処理の設定履歴から、マーカ90Fに設定する処理内容が提案されている。
以上の構成により、画像処理装置10によれば、ユーザがマーカ90に設定すると予想される処理をユーザに推奨することができる。
(その他)
上記実施形態において、原稿は、文字のみが記された書面であってもよいし、画像のみが表示された書面であってもよいし、文字、画像及び記号等を組み合わせて作成された書面であってもよい。
上記実施形態において、原稿は、文字のみが記された書面であってもよいし、画像のみが表示された書面であってもよいし、文字、画像及び記号等を組み合わせて作成された書面であってもよい。
上記実施形態において、CPU11は、原稿配置領域32に配置された原稿80の画像データを補正する機能を有していてもよい。例えば、CPU11は、マーカ90の配置前後で、原稿配置領域32における原稿80の位置又は傾き等がずれた場合に、そのずれを補正することが想定される。
上記実施形態において、CPU11は、図4に示す表示処理で、原稿配置領域32にマーカ90が配置された状態の撮影画像、及びマーカ90が配置されていない状態の撮影画像の双方を取得してもよい。例えば、CPU11は、マーカ90で原稿80のコンテンツが隠されていると判定できる場合には、マーカ90が配置されていない状態で原稿80をスキャンする旨を指示してもよい。
上記実施形態では、内容情報83を吹き出しのような態様で表示したが、内容情報83の表示態様は限られず、例えば、撮影画像81の外側において表形式で表示してもよい。
上記実施形態では、領域情報84は、破線で示す矩形の枠としたが、領域情報84の形状は限られず、三角形、台形、又は五角形以上の多角形の枠としてもよいし、円形の枠としてもよい。また、領域情報84は、枠に限らず下線でもよい。
上記実施形態では、プレビュー画面において、CPU11が、表示部15に対するユーザの操作による領域情報84が示す領域の位置及び形状の変更を受付けた。しかし、これに限らず、CPU11は、表示部15に対するユーザの操作による領域情報84が示す領域の位置及び形状の少なくとも一方の変更を受付ければよい。
上記実施形態では、実行例情報85としてマスク処理を実行した例を示したが(図14参照)、実行例情報85として示される例はマスク処理に限らない。実行例情報85は、マスク処理とは異なる処理として、OCR処理及び転送処理等を実行した例を示すこともできる。例えば、実行例情報85としてOCR処理を実行した例としては、図14に示す撮影画像81における山田太郎の文字を抽出して、「山田太郎」との文字を吹き出しに表示することが想定される。なお、OCR処理を実行した例を示す実行例情報85は、OCR処理で抽出した文字(例:山田太郎)だけを表示することに限られない。他の例として、図14に示す撮影画像81における山田太郎の文字をOCR処理で抽出した場合に、実行例情報85として「契約書_山田太郎」との文字を吹き出しに表示してもよい。この場合、実行例情報85として表示する「契約書」との文字情報は、当該OCR処理が設定されたマーカ90に予め埋め込まれていてもよい。なお、これに限らず、当該撮影画像81における他のマーカ90に設定された処理との関係から「契約書」との文字情報を抽出してもよいし、マーカ90が配置されていなくとも当該撮影画像81における契約書の文字に対してOCR処理を実行して文字情報を抽出してもよい。
上記実施形態では、プレビュー画面に実行例情報85を表示する場合に、内容情報83及び領域情報84も合わせて表示していたが、これに限らず、実行例情報85のみを表示してもよい。この場合は、プレビュー画面にモードの切替が可能な切替ボタンを表示して、実行例情報85を表示するモードと、実行例情報85を表示せずに内容情報83及び領域情報84を表示するモードとを切替可能にしてもよい。
上記実施形態において、プレビュー画面に領域情報84を表示する場合は、画像処理装置10側で領域情報84が示す領域を検知するモードと、ユーザの操作による領域情報84が示す領域の位置及び形状の少なくとも一方の変更が可能なモードとを切替可能にしてもよい。この場合は、一例として、プレビュー画面にモードの切替が可能な切替ボタンを表示することが想定される。なお、切替ボタンは、プレビュー画面に領域情報84を表示する場合に限らず、表示しない場合においてもプレビュー画面に表示されていてもよい。
上記各実施形態において、プレビュー画面でマーカ90に設定された処理の変更を可能としてもよい。
上記実施形態では、書画カメラ70は、原稿台30の上面側を撮影可能に構成されたものとして説明したが、これに限られず、スマートフォン又はノートパソコン等に備えられたカメラで撮影した撮影画像に対して上記実施形態の処理を行うように構成してもよい。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば CPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えば GPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
本開示は、以下の態様を採用してもよい。
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
原稿、及び予め定めたマークが表示されたマーク部が配置された撮影面を撮影部が撮影した撮影画像を取得し、
前記原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、前記画像データに対して実行する前記マーク部に設定された処理の内容を示す内容情報を付加した前記撮影画像を表示部に表示させる、
情報処理装置。
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
原稿、及び予め定めたマークが表示されたマーク部が配置された撮影面を撮影部が撮影した撮影画像を取得し、
前記原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、前記画像データに対して実行する前記マーク部に設定された処理の内容を示す内容情報を付加した前記撮影画像を表示部に表示させる、
情報処理装置。
(((2)))
前記プロセッサは、
前記マーク部に設定された処理の対象となる領域を示す領域情報を付加した前記撮影画像を前記表示部に表示させる、
(((1)))に記載の情報処理装置。
前記プロセッサは、
前記マーク部に設定された処理の対象となる領域を示す領域情報を付加した前記撮影画像を前記表示部に表示させる、
(((1)))に記載の情報処理装置。
(((3)))
前記プロセッサは、
前記撮影面における前記マーク部の配置が変更された場合、前記表示部において前記領域情報が示す前記領域を変更する、
(((2)))に記載の情報処理装置。
前記プロセッサは、
前記撮影面における前記マーク部の配置が変更された場合、前記表示部において前記領域情報が示す前記領域を変更する、
(((2)))に記載の情報処理装置。
(((4)))
前記プロセッサは、
前記表示部に対するユーザの操作による前記領域情報が示す前記領域の位置及び形状の少なくとも一方の変更を受付ける、
(((2)))又は(((3)))に記載の情報処理装置。
前記プロセッサは、
前記表示部に対するユーザの操作による前記領域情報が示す前記領域の位置及び形状の少なくとも一方の変更を受付ける、
(((2)))又は(((3)))に記載の情報処理装置。
(((5)))
前記プロセッサは、
前記マーク部に設定された処理を前記領域情報が示す前記領域に対して実行した例を示す実行例情報を付加した前記撮影画像を前記表示部に表示させる、
(((2)))から(((4)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
前記プロセッサは、
前記マーク部に設定された処理を前記領域情報が示す前記領域に対して実行した例を示す実行例情報を付加した前記撮影画像を前記表示部に表示させる、
(((2)))から(((4)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
(((6)))
前記マーク部に紐付く処理は、前記撮影画像を前記表示部に表示させる前に設定される、
(((1)))から(((5)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
前記マーク部に紐付く処理は、前記撮影画像を前記表示部に表示させる前に設定される、
(((1)))から(((5)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
(((7)))
前記プロセッサは、
ユーザが過去に前記マーク部に設定した処理の設定履歴から、今回の前記マーク部に設定する処理を決定する、
(((6)))に記載の情報処理装置。
前記プロセッサは、
ユーザが過去に前記マーク部に設定した処理の設定履歴から、今回の前記マーク部に設定する処理を決定する、
(((6)))に記載の情報処理装置。
(((8)))
前記マーク部に紐付く処理は、前記撮影画像を前記表示部に表示させた後のユーザの選択により設定される、
(((1)))から(((5)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
前記マーク部に紐付く処理は、前記撮影画像を前記表示部に表示させた後のユーザの選択により設定される、
(((1)))から(((5)))の何れか1つに記載の情報処理装置。
(((9)))
前記プロセッサは、
ユーザが過去に前記マーク部に設定した処理の設定履歴から、今回の前記マーク部に設定する処理を提案する、
(((8)))に記載の情報処理装置。
前記プロセッサは、
ユーザが過去に前記マーク部に設定した処理の設定履歴から、今回の前記マーク部に設定する処理を提案する、
(((8)))に記載の情報処理装置。
(((10)))
コンピュータに、
原稿、及び予め定めたマークが表示されたマーク部が配置された撮影面を撮影部が撮影した撮影画像を取得し、
前記原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、前記画像データに対して実行する前記マーク部に設定された処理の内容を示す内容情報を付加した前記撮影画像を表示部に表示させる、
処理を実行させるための情報処理プログラム。
コンピュータに、
原稿、及び予め定めたマークが表示されたマーク部が配置された撮影面を撮影部が撮影した撮影画像を取得し、
前記原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、前記画像データに対して実行する前記マーク部に設定された処理の内容を示す内容情報を付加した前記撮影画像を表示部に表示させる、
処理を実行させるための情報処理プログラム。
(((1)))及び(((10)))によれば、原稿の画像データに対してマーク部に設定された処理が実行される前に、当該処理の内容をユーザに把握させることができる。
(((2)))によれば、原稿の画像データに対してマーク部に設定された処理が実行される前に、当該処理の対象となる領域をユーザに把握させることができる。
(((3)))によれば、撮影面におけるマーク部の配置変更に追従して、表示部において領域情報が示す領域を変更することができる。
(((4)))によれば、撮影面におけるマーク部の配置を変更しなくても、表示部において領域情報が示す領域を変更することができる。
(((5)))によれば、原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、マーク部に設定された処理を領域情報が示す領域に対して実行した例をユーザに把握させることができる。
(((6)))によれば、撮影画像を表示部に表示してからマーク部に紐付く処理が設定される場合に比べて、早い段階でマーク部に紐付く処理をユーザに把握させることができる。
(((7)))によれば、ユーザの操作を受付けることなく、ユーザがマーク部に設定すると予想される処理を当該マーク部に設定することができる。
(((8)))によれば、原稿を画像データとして光学的に読み取る直前まで、マーク部に紐付く処理の選択をユーザに行わせることができる。
(((9)))によれば、ユーザがマーク部に設定すると予想される処理をユーザに推奨することができる。
10 画像処理装置(情報処理装置の一例)
11 CPU(プロセッサの一例)
11 CPU(プロセッサの一例)
Claims (10)
- プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
原稿、及び予め定めたマークが表示されたマーク部が配置された撮影面を撮影部が撮影した撮影画像を取得し、
前記原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、前記画像データに対して実行する前記マーク部に設定された処理の内容を示す内容情報を付加した前記撮影画像を表示部に表示させる、
情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
前記マーク部に設定された処理の対象となる領域を示す領域情報を付加した前記撮影画像を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
前記撮影面における前記マーク部の配置が変更された場合、前記表示部において前記領域情報が示す前記領域を変更する、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
前記表示部に対するユーザの操作による前記領域情報が示す前記領域の位置及び形状の少なくとも一方の変更を受付ける、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
前記マーク部に設定された処理を前記領域情報が示す前記領域に対して実行した例を示す実行例情報を付加した前記撮影画像を前記表示部に表示させる、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記マーク部に紐付く処理は、前記撮影画像を前記表示部に表示させる前に設定される、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
ユーザが過去に前記マーク部に設定した処理の設定履歴から、今回の前記マーク部に設定する処理を決定する、
請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記マーク部に紐付く処理は、前記撮影画像を前記表示部に表示させた後のユーザの選択により設定される、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
ユーザが過去に前記マーク部に設定した処理の設定履歴から、今回の前記マーク部に設定する処理を提案する、
請求項8に記載の情報処理装置。 - コンピュータに、
原稿、及び予め定めたマークが表示されたマーク部が配置された撮影面を撮影部が撮影した撮影画像を取得し、
前記原稿を画像データとして光学的に読み取る前に、前記画像データに対して実行する前記マーク部に設定された処理の内容を示す内容情報を付加した前記撮影画像を表示部に表示させる、
処理を実行させるための情報処理プログラム。
Priority Applications (2)
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JP2022131328A JP2024028025A (ja) | 2022-08-19 | 2022-08-19 | 情報処理装置及び情報処理プログラム |
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