JP6514971B2 - 空転抑制装置及び空転抑制方法 - Google Patents
空転抑制装置及び空転抑制方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6514971B2 JP6514971B2 JP2015130182A JP2015130182A JP6514971B2 JP 6514971 B2 JP6514971 B2 JP 6514971B2 JP 2015130182 A JP2015130182 A JP 2015130182A JP 2015130182 A JP2015130182 A JP 2015130182A JP 6514971 B2 JP6514971 B2 JP 6514971B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- sensitive adhesive
- rail
- vehicle
- top surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
Description
そこで、レール上の落葉を手作業で除去したり、レールの頭頂面に砂などの増粘着剤を撒き、レールに対する車輪の粘着力を向上させる手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、保線車両を用いてレールの頭頂面に砂を撒く場合、当該保線車両の車輪に対しての砂を吐出するノズルの配置によっては、レールの頭頂面に撒かれた砂が当該保線車両自身の車輪により踏まれてしまうといった問題も生じてしまう。さらに、湿気等により増粘着剤が貯留容器内で固まってしまうと、レールの頭頂面に増粘着剤を適正に撒くことができないといった問題も生じる。
保線車両に取り付けられる空転抑制装置であって、
前記保線車両の車輪よりも当該保線車両の進行方向前側に設けられ、レール上の落葉を除去する排障機構と、
前記車輪よりも前記保線車両の進行方向前側、且つ、前記排障機構よりも前記保線車両の進行方向後側に設けられ、液体を噴射してレールの頭頂面の樹脂を洗い流す液体噴射機構と、
前記車輪よりも前記保線車両の進行方向後側に設けられ、レールの頭頂面に増粘着剤を撒く増粘着剤撒き機構と、を備え、
前記増粘着剤撒き機構は、増粘着剤が貯留された貯留容器と、前記貯留容器に振動を付与する振動部とを有し、前記振動部により前記貯留容器内部の増粘着剤が固まらないように振動させながら増粘着剤を撒くようにした。
したがって、落葉が付着したレールの清掃及びレールに対する車輪の粘着力の向上を効率良く行うことができ、これにより、鉄道車両の車輪の空転を適正に抑制することができる。
前記増粘着剤ノズルは、レールの頭頂面に対して斜め上方向から増粘着剤を吐出するようにした。
このようにすることで、増粘着剤ノズルからレールの頭頂面に吐出された増粘着剤がレールの頭頂面から当該レールの内側や外側にこぼれ落ちることを抑制することができる。
前記飛散抑制部は、レールの側方に配置されてレールの頭頂面から増粘着剤がこぼれ落ちるのを抑制するようにした。
このようにすることで、飛散抑制部を用いてレールの頭頂面の増粘着剤がレールの内側や外側にこぼれ落ちることを適正に抑制することができる。
前記増粘着剤ノズルは、前記送出部の稼働により所定量ずつ送り出された増粘着剤を吐出するようにした。
このようにすることで、増粘着剤ノズルから増粘着剤を所定量ずつ吐出して、レールの頭頂面に増粘着剤を均等に撒くことができる。
前記接触板部は、レールと交わるように配置されるとともに、レールよりも外側となる端部がレールよりも内側となる端部に対して前記保線車両の進行方向後側に、且つ、レールの頭頂面に接触する下端部が上端部に対して前記保線車両の進行方向後側に位置するように傾斜しているようにした。
このようにすることで、レール上の落葉は接触板部によりレールの外側に落とされることとなり、レール上の落葉の除去を適正に行うことができる。
前記液体ノズルは、レールの頭頂面及び内側面に向けて液体を放射状に拡散させて噴射するようにした。
このようにすることで、鉄道車両の車輪が接触するレールの頭頂面及び内側面に付着した落葉の樹脂を適正に洗い流すことができる。
鉄道車両の車輪の空転を抑制するための空転抑制方法であって、
レール上の落葉を排障機構により除去する落葉除去工程と、
前記落葉除去工程後に、液体噴射機構を用いて液体を噴射してレールの頭頂面の樹脂を洗い流す樹脂洗浄工程と、
前記樹脂洗浄工程後に、増粘着剤撒き機構を用いてレールの頭頂面に増粘着剤を撒く増粘着剤撒き工程と、
を行い、
前記増粘着剤撒き工程にて、前記増粘着剤撒き機構は、振動部により増粘着剤が貯留された貯留容器内部の増粘着剤が固まらないように振動させながら増粘着剤を撒くようにした。
したがって、落葉が付着したレールの清掃及びレールに対する車輪の粘着力の向上を効率良く行うことができ、これにより、鉄道車両の車輪の空転を適正に抑制することができる。
前記保線車両の走行中に、前記落葉除去工程、前記樹脂洗浄工程及び前記増粘着剤撒き工程が行われるようにした。
このようにすることで、保線車両の走行中に、レール上の落葉の除去、レールに付着した落葉の樹脂の洗浄、レールの頭頂面に増粘着剤を撒くことを効率良く行うことができる。
前記保線車両が軌道を一方向と反対の他方向に走行中に、前記増粘着剤撒き工程が行われるようにした。
このようにすることで、保線車両の軌道の往復走行における往路と復路とに、落葉除去工程及び樹脂洗浄工程と増粘着剤撒き工程とを分けて効率良く行うことができる。
本実施形態の空転抑制装置100は、例えば、電車や気動車等の鉄道車両(図示略)の車輪の空転を抑制するための空転抑制方法を実現するために用いられる。
図1に示すように、空転抑制装置100は、投排雪保守用車(保線車両)200の前後方向(図1における左右方向)の両端にそれぞれ搭載され、具体的には、レールR上の落葉を除去する排障機構1と、液体(例えば、水等)を噴射してレールRの頭頂面の樹脂を洗い流す液体噴射機構2と、レールRの頭頂面に増粘着剤(例えば、焼砂等)を撒く増粘着剤撒き機構3とを備えている。
なお、以下の説明では、投排雪保守用車200の進行方向を前後方向とし、二本のレールR、Rの並び方向を左右方向とし、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。
図1に示す投排雪保守用車200は、例えば、車両本体210の当該投排雪保守用車200の進行方向前側及び後側に、ラッセル装置及びロータリー装置の両方が装備された併用翼部220をそれぞれ備えている。すなわち、併用翼部220、220は、車両本体210の車輪よりも当該投排雪保守用車200の進行方向前側及び後側に設けられている。
そして、例えば、投排雪保守用車200が一方向(例えば、図1における左方向等)を進行方向として軌道を走行する場合には、この走行時に進行方向前側となる一端側(例えば、左側等)の併用翼部220を用いて保線作業が行われる一方で、他方向(例えば、図1における右方向等)を進行方向として軌道を走行する場合には、この走行時に進行方向前側となる他端側(例えば、右側等)の併用翼部220を用いて保線作業が行われる。
また、保線車両として、投排雪保守用車200を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、投排雪保守用車200以外の保線車両であっても良い。
図2(a)は、排障機構1を側方から視て示した図であり、図2(b)は、排障機構1を上方から視て示した図である。
すなわち、各排障機構1は、投排雪保守用車200の車輪よりも当該投排雪保守用車200の進行方向前側に設けられている。例えば、投排雪保守用車200が軌道を一方向(例えば、図1における左方向等)に走行する場合には、この走行時に進行方向前側となる一端側(例えば、左側等)の排障機構1を用いてレールR上の落葉を除去する作業(落葉除去工程)が行われる。一方、投排雪保守用車200が軌道を他方向(例えば、図1における右方向等)に走行する場合には、この走行時に進行方向前側となる他端側(例えば、右側等)の排障機構1を用いてレールR上の落葉を除去する作業が行われる。
また、接触板11は、レールRよりも外側に位置する外側端部11oがレールRよりも内側に位置する内側端部11iに対して投排雪保守用車200の進行方向後側に位置するように傾斜して配置されている(図2(b)参照)。さらに、接触板11は、レールRの頭頂面に接触する下端部11bが上端部11uに対して投排雪保守用車200の進行方向後側に位置するように傾斜して配置されている(図2(a)参照)。
これにより、投排雪保守用車200がレールR上を一方向に走行すると、排障機構1の接触板11がレールRの頭頂面を摺動し、レールR上の落葉をかき集めたりレールRの頭頂面に付着している落葉を削りとったりする。そして、レールR上の落葉は、傾斜している接触板11に沿って移動してレールRの外側に落とされ、除去される。
図3は、液体噴射機構2の液体ノズル21を斜め上方から視て示した図である。
すなわち、各液体噴射機構2は、投排雪保守用車200の車輪よりも当該投排雪保守用車200の進行方向前側、且つ、排障機構1よりも投排雪保守用車200の進行方向後側に設けられている。そして、各液体噴射機構2は、落葉除去工程にて排障機構1により落葉が除去されたレールRに液体を噴射してレールRの頭頂面の樹脂を洗い流す作業(樹脂洗浄工程)を行う。
例えば、投排雪保守用車200が軌道を一方向(例えば、図1における左方向等)に走行する場合には、この走行時に進行方向前側となる一端側(例えば、左側等)の液体噴射機構2を用いて、落葉除去工程により落葉が除去されたレールRの頭頂面の樹脂を洗い流す作業が行われる。一方、投排雪保守用車200が軌道を他方向(例えば、図1における右方向等)に走行する場合には、この走行時に進行方向前側となる他端側(例えば、右側等)の液体噴射機構2を用いて、落葉除去工程により落葉が除去されたレールRの頭頂面の樹脂を洗い流す作業が行われる。
液体ノズル21は、二本のレールR、Rの各々に対応するように左右方向に所定間隔を空けて配設されている。
ここで、液体ノズル21の配置は、例えば、液体を拡散させる角度やレールRとの距離等に応じて調整されるようになっているが、一例であってこれに限られるものではなく、液体ノズル21の配置を固定した上で、液体を拡散させる角度を調整するようにしても良い。
ここで、液体としては、水が挙げられるが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、所定の濃度で洗浄作用を有する成分が溶解した溶液等であっても良い。また、液体を噴射する圧力は、例えば、レールRに付着した落葉の樹脂の付着度合や当該樹脂洗浄工程を行う頻度等を考慮して適宜任意に変更可能である。
図4は、増粘着剤撒き機構3の貯留容器31、振動部32及び送出部33を前後方向に視て模式的に示す図である。また、図5は、送出部33の計量シャフト331を示す斜視図である。また、図6は、増粘着剤撒き機構3の増粘着剤ノズル34及び飛散抑制部35を側方から視て示す図である。
具体的には、例えば、投排雪保守用車200が軌道を一方向(例えば、図1における左方向等)に走行する際に落葉除去工程及び樹脂洗浄工程を行い、折り返して同一の軌道を他方向(例えば、図1における右方向等)に走行する際に増粘着剤撒き工程を行う場合には、この他方向への走行時に進行方向後側となる一端側(例えば、左側等)の増粘着剤撒き機構3を用いて、樹脂洗浄工程により落葉の樹脂が洗い流されたレールRの頭頂面に増粘着剤を撒く作業が行われる。
一方、例えば、投排雪保守用車200が軌道を一方向(例えば、図1における左方向等)に走行する際に落葉除去工程及び樹脂洗浄工程に加えて増粘着剤撒き工程を行う場合には、この一方向への走行時に進行方向後側となる他端側(例えば、右側等)の増粘着剤撒き機構3を用いて、樹脂洗浄工程により落葉の樹脂が洗い流されたレールRの頭頂面に増粘着剤を撒く作業が行われる。
二つの貯留容器31、31は、車両本体210の所定位置(例えば、運転室の床下部等)に左右方向に所定間隔を空けて配設されている。また、各貯留容器31は、例えば、上端及び下端が開口するとともに上端に対して下端の開口面積が小さくされた略漏斗状に形成されている。
また、図4に示すように、各貯留容器31の外面には、貯留容器31を振動させるための振動部32が接続されている。
振動モータ321は、二つの貯留容器31、31どうしの間に配設されている。伝達フレーム322は、左右方向に長尺な部材であり、その略中央部に振動モータ321が取付け固定されているとともに、左右両端側が各貯留容器31の外面に締結されている。
これにより、振動モータ321の駆動により発生した振動が伝達フレーム322を介して二つの貯留容器31、31に伝達されるようになっている。
二つの送出部33、33は、二つの貯留容器31、31の各々の位置に対応させるように左右方向に所定間隔を空けて配設されている。また、各送出部33は、増粘着剤を計量するための計量シャフト331と、この計量シャフト331を長手方向の軸周り回転させる回転モータ332とを具備している。
軸部331aは、例えば、円柱状の金属(例えば、ステンレス等)を成形してなり、一端部に回転モータ332が接続される接続部331bが設けられている。また、軸部331aの長手方向の略中央部が他の部分に対して小径となるように成形され、この小径軸部分331cに複数の板状部331d、…が接続固定されている。
すなわち、回転モータ332の駆動により計量シャフト331が回転すると、貯留容器31内から自由落下された増粘着剤が、計量シャフト331の貯留容器31の下端開口と対向する溝部331eにより所定量ずつ計量される。そして、所定量の増粘着剤を計量した溝部331eをさらに所定の角度(例えば、180°)回転させるように計量シャフト331が回転することで、溝部331e内の所定量の増粘着剤が増粘着剤ノズル34と接続されたパイプ36側に自由落下により送り出される。このとき、樹脂製の板状部331dは、可撓性を有するので、計量シャフト331と貯留容器31との間の部分に存する増粘着剤が詰まってしまい当該計量シャフト331の回転停止等が生じることを抑制することができる。
ここで、増粘着剤としては、焼砂が挙げられるが、一例であってこれに限られるものではなく、レールRと車輪との間に介在してレールRに対する車輪の粘着力を向上させるための粉状物や粒状物等であれば如何なるものであっても良い。
例えば、小径軸部分331c及び板状部331dの左右方向の長さは、貯留容器31の下端開口の左右方向の長さと等しいか、或いは、その長さよりも長くなっている。また、計量シャフト331の小径軸部分331c及び板状部331dの部分の前後方向の長さは、貯留容器31の下端開口の前後方向の長さと等しいか、或いは、その長さよりも長くなっている。
各増粘着剤ノズル34は、各レールRの頭頂面の略直上に配置され、レールRの頭頂面に対して斜め上方向から増粘着剤を吐出するように傾斜している。具体的には、増粘着剤ノズル34は、送出部33側となる上端部に対して吐出口を形成する下端部が投排雪保守用車200の進行方向後側に位置するように傾斜して配置されている(図6参照)。
これにより、送出部33からパイプ36を介して送り出された増粘着剤が増粘着剤ノズル34の下端部からレールRの頭頂面に対して斜め上方向から吐出されて、レールRの頭頂面に撒かれる。
また、飛散抑制部35は、例えば、レールRの内側及び外側の各々に配置されるゴム製の内側板部351及び外側板部352を有している。内側板部351及び外側板部352は、レールRの頭頂面の左右方向の幅に対応させて所定間隔を空けて配置されている。具体的には、内側板部351のレールR側の面がレールRの頭部の内側面に接触するとともに、外側板部352のレールR側の面がレールRの頭部の外側面に接触する程度の間隔となっている。
つまり、増粘着剤ノズル34から増粘着剤が吐出される際に、レールRの頭部の内側及び外側には飛散抑制部35の内側板部351及び外側板部352が配置されることで、レールRの頭頂面に撒かれた増粘着剤が内側及び外側にこぼれ落ちるのを抑制することができる。
本発明に係る空転抑制方法では、排障機構1を用いてレールR上の落葉を除去する落葉除去工程と、この落葉除去工程後に、液体噴射機構2を用いて液体(例えば、水等)を噴射してレールRの頭頂面の樹脂を洗い流す樹脂洗浄工程と、この樹脂洗浄工程後に、増粘着剤撒き機構3を用いてレールRの頭頂面に増粘着剤(例えば、焼砂等)を撒く増粘着剤撒き工程とが行われる。
投排雪保守用車200の一方向への走行が開始されると、先ず、排障機構1の接触板11がレールRの頭頂面を摺動してレールR上の落葉を除去していく(落葉除去工程)。そして、液体噴射機構2の液体ノズル21からレールRの頭頂面及び内側面に向けて所定の圧力で液体を噴射して、レールRの頭頂面に付着している落葉の樹脂を洗い流していく(樹脂洗浄工程)。
この落葉除去工程及び樹脂洗浄工程は、投排雪保守用車200が保守対象の軌道を一方向に走行中に継続して行われる。そして、投排雪保守用車200が保守対象となる軌道の終点まで走行すると、液体ノズル21からの液体の噴射を停止する。
投排雪保守用車200の他方向への走行が開始されると、増粘着剤撒き機構3の送出部33の回転モータ332を駆動して計量シャフト331を所定の速度で回転させることで、貯留容器31内の増粘着剤を所定量ずつ増粘着剤ノズル34側へと送り出し、増粘着剤ノズル34からレールRの頭頂面に対して増粘着剤を吐出していく(増粘着剤撒き工程)。このとき、振動部32から貯留容器31に振動が付与されているので、貯留容器31内部の増粘着剤が固まらないように振動させながら増粘着剤を撒くことができる。また、増粘着剤ノズル34よりも投排雪保守用車200の進行方向後側に配置された飛散抑制部35によって、増粘着剤がレールRの頭頂面から当該レールRの内側及び外側にこぼれ落ちるのが抑制される。
この増粘着剤撒き工程は、投排雪保守用車200が保守対象の軌道を他方向に走行中に継続して行われる。そして、投排雪保守用車200が保守対象となる軌道の終点まで走行すると、増粘着剤ノズル34からの増粘着剤の吐出を停止する。
したがって、落葉が付着したレールRの清掃及びレールRに対する車輪の粘着力の向上を効率良く行うことができ、これにより、鉄道車両の車輪の空転を適正に抑制することができる。
さらに、レールRの側方に配置された飛散抑制部35を用いてレールRの頭頂面の増粘着剤がレールRの内側や外側にこぼれ落ちることを適正に抑制することができる。
例えば、図示は省略するが、増粘着剤撒き機構3の貯留容器31等に湿気が侵入することを抑制するために、貯留容器31や送出部33を被覆部材(例えば、防水シート等)で被覆するようにしても良い。
1 排障機構
11 接触板部
2 液体噴射機構
21 液体ノズル
3 増粘着剤撒き機構
31 貯留容器
32 振動部
33 送出部
34 増粘着剤ノズル
35 飛散抑制部
200 投排雪保守用車
R レール
Claims (9)
- 保線車両に取り付けられる空転抑制装置であって、
前記保線車両の車輪よりも当該保線車両の進行方向前側に設けられ、レール上の落葉を除去する排障機構と、
前記車輪よりも前記保線車両の進行方向前側、且つ、前記排障機構よりも前記保線車両の進行方向後側に設けられ、液体を噴射してレールの頭頂面の樹脂を洗い流す液体噴射機構と、
前記車輪よりも前記保線車両の進行方向後側に設けられ、レールの頭頂面に増粘着剤を撒く増粘着剤撒き機構と、を備え、
前記増粘着剤撒き機構は、増粘着剤が貯留された貯留容器と、前記貯留容器に振動を付与する振動部とを有し、前記振動部により前記貯留容器内部の増粘着剤が固まらないように振動させながら増粘着剤を撒くことを特徴とする空転抑制装置。 - 前記増粘着剤撒き機構は、増粘着剤が吐出される増粘着剤ノズルを有し、
前記増粘着剤ノズルは、レールの頭頂面に対して斜め上方向から増粘着剤を吐出することを特徴とする請求項1に記載の空転抑制装置。 - 前記増粘着剤撒き機構は、前記増粘着剤ノズルから吐出される増粘着剤の飛散を抑制する飛散抑制部を有し、
前記飛散抑制部は、レールの側方に配置されてレールの頭頂面から増粘着剤がこぼれ落ちるのを抑制することを特徴とする請求項2に記載の空転抑制装置。 - 前記増粘着剤撒き機構は、前記貯留容器内部の増粘着剤を前記増粘着剤ノズル側に送り出す送出部を有し、
前記増粘着剤ノズルは、前記送出部の稼働により所定量ずつ送り出された増粘着剤を吐出することを特徴とする請求項2又は3に記載の空転抑制装置。 - 前記排障機構は、レールの頭頂面に接触して、この頭頂面上の落葉を除去する接触板部を有し、
前記接触板部は、レールと交わるように配置されるとともに、レールよりも外側となる端部がレールよりも内側となる端部に対して前記保線車両の進行方向後側に、且つ、レールの頭頂面に接触する下端部が上端部に対して前記保線車両の進行方向後側に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の空転抑制装置。 - 前記液体噴射機構は、液体を噴射する液体ノズルを有し、
前記液体ノズルは、レールの頭頂面及び内側面に向けて液体を放射状に拡散させて噴射することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の空転抑制装置。 - 鉄道車両の車輪の空転を抑制するための空転抑制方法であって、
レール上の落葉を排障機構により除去する落葉除去工程と、
前記落葉除去工程後に、液体噴射機構を用いて液体を噴射してレールの頭頂面の樹脂を洗い流す樹脂洗浄工程と、
前記樹脂洗浄工程後に、増粘着剤撒き機構を用いてレールの頭頂面に増粘着剤を撒く増粘着剤撒き工程と、
を行い、
前記増粘着剤撒き工程にて、前記増粘着剤撒き機構は、振動部により増粘着剤が貯留された貯留容器内部の増粘着剤が固まらないように振動させながら増粘着剤を撒くことを特徴とする空転抑制方法。 - 前記排障機構、前記液体噴射機構及び前記増粘着剤撒き機構は、保線車両に取り付けられ、
前記保線車両の走行中に、前記落葉除去工程、前記樹脂洗浄工程及び前記増粘着剤撒き工程が行われることを特徴とする請求項7に記載の空転抑制方法。 - 前記保線車両が軌道を一方向に走行中に、前記落葉除去工程及び前記樹脂洗浄工程が行われ、
前記保線車両が軌道を一方向と反対の他方向に走行中に、前記増粘着剤撒き工程が行われることを特徴とする請求項8に記載の空転抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015130182A JP6514971B2 (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 空転抑制装置及び空転抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015130182A JP6514971B2 (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 空転抑制装置及び空転抑制方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017013562A JP2017013562A (ja) | 2017-01-19 |
JP6514971B2 true JP6514971B2 (ja) | 2019-05-15 |
Family
ID=57828426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015130182A Expired - Fee Related JP6514971B2 (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 空転抑制装置及び空転抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6514971B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102018000219A1 (de) * | 2018-01-12 | 2019-07-18 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Verfahren zur Verbesserung des Kraftschlusses zwischen Rad und Schiene |
DE102020202260A1 (de) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Vorrichtungen und System zur Vermeidung von Laubeintrag in einen Rad-Schiene-Kontakt |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3850691A (en) * | 1973-04-26 | 1974-11-26 | Gen Motors Corp | Process for cleaning railway rail and improving the traction |
JPS6317167A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-25 | 三菱電機株式会社 | 鉄道車両の増粘着装置 |
JP2889507B2 (ja) * | 1995-01-12 | 1999-05-10 | 川崎重工業株式会社 | レール等の洗浄装置 |
JP3017700B2 (ja) * | 1997-07-14 | 2000-03-13 | 建設省北陸地方建設局長 | 凍結防止剤散布方法およびその散布車 |
JP5057447B2 (ja) * | 2007-08-10 | 2012-10-24 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 噴射装置 |
JP5087041B2 (ja) * | 2009-04-08 | 2012-11-28 | 三菱重工業株式会社 | 案内軌条式車両用軌道上物除去装置 |
JP5389581B2 (ja) * | 2009-09-18 | 2014-01-15 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | レール頭頂面及び車輪踏面の圧縮空気による清掃装置 |
JP5506050B2 (ja) * | 2010-12-08 | 2014-05-28 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 噴射装置及び噴射方法 |
DE102011115380A1 (de) * | 2011-10-10 | 2013-04-11 | Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH | Vibrationseinrichtung für eine Streumittelausbringanlage für ein Schienenfahrzeug |
US20140151460A1 (en) * | 2012-12-02 | 2014-06-05 | General Electric Company | System and method for maintaining sensor performance |
CN103625479B (zh) * | 2013-11-11 | 2016-01-20 | 北车建设工程有限责任公司 | 一种轨道车辆加砂设备 |
-
2015
- 2015-06-29 JP JP2015130182A patent/JP6514971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017013562A (ja) | 2017-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI627054B (zh) | 產生三維物件之技術(二) | |
JP2012071573A5 (ja) | ||
JP4697983B2 (ja) | ガードレール清掃塗装装置 | |
JP6514971B2 (ja) | 空転抑制装置及び空転抑制方法 | |
JP6577062B2 (ja) | 被覆装置および被覆装置洗浄装置を有する3dプリンタ | |
US9802580B2 (en) | Vehicle treatment apparatus that emits air and water | |
JP2004308418A (ja) | 表面処理材料を用いたシステムを備えた除雪機械 | |
JP2015104728A (ja) | 流動性の物質を塗布するための方法 | |
EP3572587B1 (en) | Method and snow removal blade for the removal of snow from a road surface | |
KR101718735B1 (ko) | 제설 장치 | |
KR102254105B1 (ko) | 노면 제설용 차량 | |
US20110315797A1 (en) | Salt wetting apparatus and brine applicator | |
JP2006256596A (ja) | 自走車両の高速車輪洗滌装置 | |
CN109537407B (zh) | 同步碎石封层车的喷洒装置以及同步碎石封层车 | |
US9976268B2 (en) | Blade for removing snow | |
JP6184218B2 (ja) | キャップ装置の洗浄機構 | |
KR20170044902A (ko) | 마킹기 클리닝장치 | |
JP4486468B2 (ja) | 研磨材噴射装置 | |
KR102134262B1 (ko) | 적설 수거 이송 장치 및 이를 이용한 적설 수거 이송 방법 | |
JP6362574B2 (ja) | 転圧機械 | |
US10173430B2 (en) | Printing apparatus and control method | |
JP6930088B2 (ja) | 印刷装置 | |
RU2436891C2 (ru) | Устройство для разбрасывания песка | |
JP2008093981A (ja) | 液受け装置 | |
KR20100095316A (ko) | 스팀을 이용한 버스 세차장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180405 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190328 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190402 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6514971 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |