JP6514665B2 - 遠心ファン - Google Patents

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Description

本発明は、内蔵した電子部品の冷却機能に特徴がある遠心ファンに関する。
遠心ファンは、家電機器、OA機器、産業機器などの各種機器における冷却、換気、空調等の用途や、車両用の空調、送風などに広く用いられている。従来、この種の遠心ファンとして、例えば、特許文献1に記載の遠心ファンがある。この種の遠心ファンでは、インペラとロータヨークを結合させているが、インペラとロータヨークとの結合手段として、例えば、特許文献2の遠心ファンがある。特許文献2の遠心ファンでは、インペラの下面に一体に形成された樹脂ピンをロータヨークに形成した貫通穴に挿通し、樹脂ピンの先端を熱カシメすることでインペラをロータヨークに結合している。
特開2016−011627号 特開2013−245658号
特許文献1の遠心ファンは、金属材からなるモータベースに形成した凹部の中に収納された回路基板に各種の電子部品が実装されている。電子部品には発熱し易い部品があり(例えば、FET等のスイッチング素子)、発熱による電子部品の劣化や誤動作を防止するためには、冷却することが好ましい。特許文献1の遠心ファンに、特許文献2に記載されたようなインペラとロータヨークの結合手段を用いた場合、ロータヨークの下面から突出した突起部によって空気の対流が生じ、電子部品の冷却に寄与するが、必ずしも冷却効果が十分とは言えない。
このような背景において、本発明は、簡素な構造で電子部品の冷却が効率よく行われる遠心ファンを提供することを目的とする。
本発明は、軸方向に延在するピンを備えたインペラと、前記ピンが貫通する貫通孔が設けられたフランジ部に、前記ピンを前記貫通孔に貫通させることで前記インペラと結合したモータのロータヨークと、前記ロータヨークとの間に隙間を有した状態で配置された回路基板と、前記回路基板上に実装され、前記モータを駆動制御するための電子部品とを備え、前記ピンの先端が前記ロータヨークから前記回路基板の側に突出しており、前記ピンは複数が配置され、周方向における位置が均等でなく、前記電子部品は、前記回路基板上における前記ロータヨークの前記フランジ部の下面に対応する位置以外の位置に実装されている遠心ファンである。
本発明において、軸に垂直な方向から見て、前記回路基板上の前記電子部品と前記ピンの前記回路基板の側に突出した部分とが重なる位置にあり、前記複数のピンのうちの少なくとも1つのピンは、前記ロータヨークから前記回路基板の側に突出する先端部の形状および/または突出長さが、他のピンと異なっている構造は好ましい。
本発明によれば、簡素な構造で電子部品の冷却が効率よく行われる遠心ファンが得られる。
実施形態の遠心ファンの分解斜視図である。 実施形態の遠心ファンの断面図である。 実施形態のインペラとロータヨークの斜視図である。 比較例のインペラとロータヨークの斜視図である。
以下、発明を利用した実施形態の遠心ファンについて説明する。図1および図2には遠心ファン1が示されている。遠心ファン1は、上ケーシング3と下ケーシング4により構成されるケーシング2を備えている。ケーシング2の内部には、モータ21およびモータ21によって回転させられるインペラ8が収納されている。
上ケーシング3と下ケーシング4の間にはインペラ8が回転可能な状態で収納されている。インペラ8の回転に伴い、上ケーシング3に形成された吸い込み口35からインペラ8内に空気が吸入される。この吸入された空気は、インペラ8の羽根10の間を通過し、ケーシング2の側面に形成された吹き出し口36からケーシング2の外方(径外方向)に向けて排出される。吹き出し口36は、上ケーシング3と下ケーシング4の間に介装された複数(この場合、4つ)の円筒状の支柱7間に形成されている。
下ケーシング4は、中央部に矩形状の凹部5aが形成されている金属製(例えば、鉄板)のモータベース5と、樹脂製のベースプレート6とを重ね合わせた構造を有している。モータベース5の中心には、略筒形状の軸受保持部26が固定されている。軸受保持部26の内側には、回転軸となるシャフト16が軸受27,28を介して回転可能に支持されている。
モータベース5の凹部5aの底面には、アウタロータ型のブラシレスDCモータであるモータ21が装着されている。モータ21は、後述するインシュレータ24を構成する下インシュレータ24bを備え、下インシュレータ24bの下面には、回路基板30が固定されている。回路基板30は、下インシュレータ24bに一体成形され下方に突出する複数のピンの先端を熱カシメすることで、下インシュレータ24bに接合されている。図2には、この熱カシメされた部分24cが示されている。
軸受保持部26の外側には、モータ21を構成するステータ22が固定されている。ステータ22は、軟磁性材料からなる鋼板等の薄板状のコアを所定枚数積層してなるステータコア23と、ステータコア23の軸方向両側から装着された樹脂製の上インシュレータ24aおよび下インシュレータ24bからなるインシュレータ24と、インシュレータ24を介してステータコア23のティースに巻回されたコイル25とから構成されている。
ステータコア23を構成する薄板状のコアは、環状ヨークから径外方に延在する複数のティース(遠心ファン1では6個のティースを有している)を備えており、複数のコアを積層させてステータコア23が構成されている。ステータコア23の中央には開口が形成され、その開口に軸受保持部26が嵌合している。ステータ22の下部(コイル25の下側部分)と回路基板30は、モータベース5の凹部5aの内部に収納された状態となっており、これにより軸方向寸法の低減すなわち薄型化が図られている。
図1に示すように、ベースプレート6の外周端の4箇所には下方に延在する側部6aが形成されている。この側部6aの内側がモータベース5の4辺の外周に当接することでモータベース5とベースプレート6相互の位置決めがなされている。
モータ21は、ステータ22とロータ15とから構成されている。図3には、ロータ15が示されている。ロータ15は、シャフト16、シャフト16に装着されたボス部17(図2参照)と、ボス部17にカシメにより固定された円筒カップ状のロータヨーク18と、ロータヨーク18の内側に固着された環状のマグネット19とから構成されている。図2に示すように、組み立てられた状態において、環状のマグネット19の内周面は、ステータコア23のティースの外周面に隙間を有した状態で対向している。
図3に示すように、ロータヨーク18は、円錐部18a、円錐部18aの外縁から軸方向に延在する円筒部18b、円筒部18bの下縁から径外方に延在するフランジ部18cを有している。円錐部18aの上部は円盤形状を有し、その中央に開口が形成され、この開口にボス部17(図2参照)が嵌め込まれて固定されている。
ロータ15とインペラ8は、フランジ部18cを利用して結合している。この結合の構造については後述する。インペラ8は、環状のシュラウド9と、複数の羽根10と、円板状の主板11とから構成されている。羽根10と主板11は樹脂の一体成形にて形成されており、これらが樹脂にて成形されたシュラウド9に接合されている。
羽根10は、主板11から軸方向に立設して形成されている。羽根10は回転方向に対して後向きに湾曲傾斜した形状を有し、回転方向に対して後向き羽根の構造(いわゆる、ターボ型)を有している。羽根10はすべて同じ形状で、羽根10とシュラウド9との接合は、例えば、超音波溶着によって行われている。なお、インペラ8は異種の樹脂材料による2色成形技術を用いて成形したものであってもよい。
インペラ8の主板11は内周側部分と外周側部分とを有し、内周側が外周側より軸方向上方に位置している。そして、内周側部分と外周側部分とは傾斜部11aでつながっている。羽根10は、外周側部分に立設されている。主板11の最内周には内周円筒部11bが垂下する状態に形成され、内周円筒部11bの内側にロータヨーク18の円筒部18bが固定され、円筒部18bの内側に環状のマグネット19が固定されている。
図3に示すように、主板11の内周円筒部11bの下端には軸方向(シャフト16の延在方向)に延在する複数のピン11cが形成されている。ここで、主板11は、樹脂製であり、ピン11cは、樹脂を材料とする一体成型により、主板11と一体に形成されている。この例において、ピン11cの数は6本であり、この6本のピン11cは周方向における間隔が均等でない不等な状態で配置されている。ピン11cは、ロータヨーク18のフランジ部18cに形成された貫通孔18dに、その先端が貫通孔18dを突き抜け突出する状態で嵌合している。貫通孔18dから突出したピン11cの先端の部分に熱カシメや赤外線カシメによるカシメ固定が行われることで、ピン11cがフランジ部18cに固着し、ロータ15とインペラ8が結合する。このカシメ固定が行われることで、貫通孔18dから回路基板30の側に突出したピン11cの先端の部分が潰され、図2の突出部11c’が形成される。この例において、突出部11c’は、表面が丸みを帯びた半球体状に成形されている。
熱カシメの場合、貫通孔18dから突出したピン11cの先端の部分が加熱されたパンチで押され、潰されてカシメが行われると共に半球体状の突出部11c’が形成される。赤外線カシメの場合、貫通孔18dから突出したピン11cの先端の部分が赤外線で加熱され、そこにパンチを押し当てることで、当該先端部分が潰されてカシメが行われると共に半球体状の突出部11c’が形成される。
上記のピン11cを用いたカシメ固定により、ロータヨーク18と主板11とが接合され、これによりロータ15とインペラ8とが結合される。この構造によれば、インペラ8は、モータ21の駆動によって回転するロータ15とともにシャフト16を回転軸として回転する。
図1に示すように、上ケーシング3の上面側には複数の凹部3a(肉盗み部分)が形成されている。上ケーシング3の外周の円周等分複数箇所(この場合4箇所)に、支柱7が形成されている。支柱7は、上ケーシング3と樹脂の一体成形にて形成されている。一方、下ケーシング4を構成する矩形状のモータベース5およびベースプレート6の四隅であって支柱7に対応する箇所には、貫通孔5d,6dがそれぞれ形成されている。これら貫通孔5d,6dに下側からタッピングねじ40(図2参照)を貫通させ、その先端部を円筒状の支柱7内にねじ込んで締め付けることにより、上ケーシング3と下ケーシング4とが結合されている。なお、締結手段はこれに限定されず、例えば、下ケーシング4側から支柱7内に挿通したボルトを上ケーシング3側からナットで締め込むといった手段であってもよい。
図2に示すように、回路基板30上には、モータ21を駆動制御するための部品や制御ICなどの電子部品31が実装されている。このため、限られた空間で電子部品31とインペラ8との接触を防止するために、主板11には傾斜部11aが形成されており、この傾斜部11aの位置に電子部品31の一部を収納することで、電子部品31とインペラ8との接触を防止するとともに薄型化が図られている。
本実施形態では、樹脂製のピン11cの周方向における配置を不等配置(均等に配置されていない状態)としている。ピン11cを不等配置とすることで、回路基板30上の空気の対流が生じやすくなり、その結果、回路基板30に実装された電子部品31の冷却効果が向上する。遠心ファン1は、薄型ファンであり、回路基板30とロータヨーク18のフランジ部18cとの間の距離が短い。このため、フランジ部18cの下面に対応する位置の回路基板30上には配線パターンは形成されているが、電子部品31は実装されていない。
以下、ピン11cを周方向において均等でない間隔で配置したことによる冷却効果について説明する。
(実施形態)
上述した実施形態の構造(図1〜3)において、ピン11cを6本とし、隣接するピン11cの間隔を角度で捉えて、約32.7°、約65.4°、約65.4°、約65.4°、約65.4°、約65.4°としたサンプルを実施形態として作成した。このサンプルは、後述する比較例(ピン11cが約32.7°間隔で11個)におけるピン11cの一部を切除することで得ている。なお、カシメ後に一部の突出部を切除することで、ピン11cの数を6本に減ずる形態でもよい。また、主板11を製造する際の金型として、ピン11cが不等配置される形状のものを用いる形態も可能である。
(比較例1)
上述した実施形態の構造(図1〜3)において、ピン11cを11個として、その配置を均等配置(角度約32.7°毎の均等配置)とし、更にピン11cの貫通孔18dから突出した部分を全て削り取った構造のサンプルを比較例1として作製した。図4に、比較例1のサンプルにおいて、ロータヨーク18と主板11とを接合する前の状態の斜視図を示す。
(比較例2)
上述した実施形態の構造(図1〜図3)において、ピン11cを11個として、その配置を均等配置(角度約32.7°毎の均等配置)とし、更にピン11cの貫通孔18dから突出した部分をそのまま残した構造のサンプルを比較例2として作製した。図4に、比較例1のサンプルにおいて、ロータヨーク18と主板11とを接合する前の状態の斜視図を示す。
(比較実験)
比較例1、比較例2および本実施(図2の構造)の遠心ファンを同じ条件で動作させた場合の電子部品31(FET)の表面温度を測定した結果を表1に示す
Figure 0006514665
表1に示すように、実施形態の構造が最も電子部品31の冷却効果が高く、それに比較して比較例2は、冷却効果が劣る。また、比較例1は、比較例2に比較して更に冷却効果が劣る。
以下、この結果が生じた原因について考察する。遠心ファン1の動作時において、インペラ8と一体となったロータヨーク18は、回路基板30に対して回転する。ここで、回路基板30とロータヨーク18のフランジ部18cとの間の距離は短いので、インペラ8の回転時に回路基板30の近傍を先端部11c’が繰り返し通過する。この際、実施形態では、フランジ部18cの下面から突出した先端部11c’が配置されているため、回路基板30の実装面に空気の対流が生じ、更に、先端部11c’が不等配置のため、空気の圧力差が生じて対流が助長される。そのため、回路基板30の実装面を冷却する効果が高いものと考えられる。
比較例2では、フランジ部18cの下面から突出した先端部11c’があるため、回路基板30の実装面に対流が生じるが、先端部11c’が均等配置のため、その影響は実施形態の場合に比較して少なく、その結果、回路基板30の実装面を冷却する効果が実施形態に比較して少ないと考えられる。そして、比較例1では、フランジ部18cの下面から突出した先端部を有しないため、回路基板30の実装面に対流が生じ難く、その結果、回路基板30の実装面を冷却する効果が比較例よりも更に小さくなったものと考えられる。
本実施形態では、軸(シャフト16)に垂直な方向から見て、ピン11cの先端部11c’を電子部品31と重なる位置とし、電子部品31がない部分で回路基板30とピン11cのカシメ固定後の先端部11cとを近接させている。この構造によれば、フランジ部18と回路基板30との間で、先端部11c’による気流の乱れが効果的に発生し、効果的に冷却効果が得られる。
(その他)
カシメ固定する箇所は、必要とされる締結力によって決められる。よって、その数は、上述した数に限定されない。また、複数ある先端部11c’の位置に関して、隣接するカシメ箇所の間隔を全て異なる値とする構成も可能である。
複数ある先端部11c’の形状を同じでない形状のものを含む構成とし、対流がより生じ易いようにすることも可能である。また、複数ある先端部11c’の突出長を少なくとも一部で異ならせることで、対流がより生じ易いようにすることも可能である。また、先端部11c’の断面形状として、角(エッジ)がある形状やフィン形状とし、気流の攪拌効果がより顕著に発生するようにしてもよい。
1…遠心ファン、2…ケーシング、3…上ケーシング、3a…凹部、4…下ケーシング、5…モータベース、5a…凹部、5d,6d…貫通孔、6…ベースプレート、6a…側部、7…支柱、8…インペラ、9…環状のシュラウド、10…羽根、11…主板、11a…傾斜部、11b…内周円筒部、11c…ピン、11c’…ピン11cの先端部、15…ロータ、16…シャフト、18…ロータヨーク、18a…円錐部18a、18b…円筒部、18c…フランジ部、21…モータ、23…ステータコア、22…ステータ、24…インシュレータ、24a…上インシュレータ、24b…下インシュレータ、25…コイル、26…軸受保持部、27,28…軸受、30…回路基板、35…吸い込み口、36…吹き出し口、40…タッピングねじ。

Claims (2)

  1. 軸方向に延在するピンを備えたインペラと、
    前記ピンが貫通する貫通孔が設けられたフランジ部に、前記ピンを前記貫通孔に貫通させることで前記インペラと結合したモータのロータヨークと、
    前記ロータヨークとの間に隙間を有した状態で配置された回路基板と
    前記回路基板上に実装され、前記モータを駆動制御するための電子部品と
    を備え、
    前記ピンの先端が前記ロータヨークから前記回路基板の側に突出しており、
    前記ピンは複数が配置され、周方向における位置が均等でなく、
    前記電子部品は、前記回路基板上における前記ロータヨークの前記フランジ部の下面に対応する位置以外の位置に実装されている遠心ファン。
  2. 軸に垂直な方向から見て、前記回路基板上の前記電子部品と前記ピンの前記回路基板の側に突出した部分とが重なる位置にあり、
    前記複数のピンのうちの少なくとも1つのピンは、前記ロータヨークから前記回路基板の側に突出する先端部の形状および/または突出長さが、他のピンと異なっている請求項1に記載の遠心ファン。
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