JP6514420B2 - 睡眠時無呼吸の処置のためのスルチアム - Google Patents

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Description

本発明は、スルチアムの使用による睡眠時無呼吸の処置に関する。
睡眠時無呼吸(ICD−10:G47.3)は、一般に、睡眠時に鼻および口での気流の断続的な低減または停止と定義される。睡眠時無呼吸は、広範囲の上気道流変化に及び、患者の覚醒(睡眠からの短時間の目覚め)、組織血液ガスおよびpHの変更、ならびに内分泌、パラクリン、血行動態変化、および血管変化をもたらす。最も単純な形態では、睡眠時無呼吸は、日中の眠気または様々な程度の認知機能不全をもたらす睡眠断片化に典型的に関連する、微妙な気流制限によって特徴づけられることがある。
日中の症状に関連する睡眠時無呼吸、とりわけ、日中の傾眠過剰(眠気)は、一般に、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)と呼ばれる。傾眠過剰の他に、認知および気分の変化は、この状態にある患者の一般的な健康状態に相当な負担をもたらす。傾眠過剰は、勤労および運転能力を低減させ、事故を起こす危険性を増加させることを含む合併症と関連している。
さらに、心血管の合併症、特に、高血圧症、心不全、心不整脈、心筋梗塞、および発作が、睡眠時無呼吸と強く関連している。
睡眠時無呼吸は、さらに、インスリン抵抗性の増加、糖尿病、肥満症、脂質代謝の変化、炎症の増加、および血小板凝集に関連している。
成人人口における睡眠時無呼吸の有病率は、この状態に適用される臨床検査カットオフ値によって決まる。疫学研究は、5に等しいまたはそれよりも高い無呼吸低呼吸指数(AHI)(1時間の睡眠あたりの無呼吸の数)と定義された睡眠時無呼吸が、勤労成人男性の24%および成人女性の9%において発生することを示唆している。
睡眠時無呼吸の詳細な病態生理は不明であるが、呼吸の化学的制御の機能不全、気道の不十分な筋肉制御、または肥満症もしくは扁桃肥大によってたびたび引き起こされる睡眠中の気道の解剖学的構造の閉塞などであるがこれらに限定されない複数の機構が含まれる可能性がある。
結論として、睡眠時無呼吸は重大な臨床問題である。睡眠時無呼吸は、生活の質の著しい低減をもたらし、この状態にある患者の相当な割合に対して高血圧、心筋梗塞、および発作の著しい危険性をもたらす。
この分野における精力的な研究にもかかわらず、現在、睡眠時無呼吸の有効な薬理学的な処置が存在しない。
睡眠時無呼吸を処置または予防する主要な形態には、上気道の外科手術、ならびに医療装置(様々な形態の気道陽圧(PAP)装置)、口腔内下顎前方固定装置、頭位治療(positional therapy)、および神経刺激装置の使用が含まれる。
外科手術が一律に有効であるとは限らない。特に、外科手術にはたびたび、症状の再発が伴う。
PAP処置は、睡眠時に気道を覆うフェイスマスクの装着を伴う。患者は、この治療が不快であることをたびたび知ることになる。多くの場合に有効であるが、この方法は長期の遵守が不十分である。
口腔内下顎前方固定装置は、口の中に装着して、睡眠時に下顎を前方に移動させる装置である。これらの装置は、たびたび不快であり、長期遵守の低いことが普通である。また、これらは常に有効であるとは限らない。
頭位治療(患者を仰向けではなく横向きで寝かせようとする試み)は、一部の患者には部分的に有効であり得る。長期遵守は低い。
舌下および横隔神経の刺激は、開発中であり、常に有効であるとは限らない。長期遵守は、完全には特徴づけられていない。
様々な形態の薬理学的処置、例えば、三環系抗うつ薬、テオフィリン、プロゲステロン、ゾニサミド(Eskandari Dら、(2014年)Eur Respir J:44巻、140〜149頁)、およびトピラマート(別の化合物と共に)(Winslow Dら、(2012年)Sleep、35巻11号、1529〜1539頁)が試みられている。ゾニサミドおよびトピラマートは、両方とも、これらの活性プロファイルの一部として炭酸脱水酵素阻害活性を有する。しかし、これらの化合物は、効力が限定されており、副作用が顕著であるので、広範囲な臨床用途を獲得することはなかった。ゾニサミドおよびトピラマートは、両方とも認知副作用を有し、これらの重大さに起因して、睡眠時無呼吸の患者におけるこれらの化合物の使用を制限している。加えて、トピラマートの使用は、自殺の危険性の増加と関連している。ゾニサミドおよびトピラマートは、てんかんの処置に主に使用され、これらの副作用は、危険度と有益性の観点から許容されると考慮されている。
US20160045527およびWO2011085256は、トピラマートまたはゾニサミドなどの炭酸脱水酵素インヒビターを、アルドステロンアンタゴニストまたは非ベンゾジアゼピン系鎮静剤などの他の化合物と共投与することによって、睡眠時無呼吸の処置のために組み合わせて使用することをそれぞれ提案している。しかし、これらの特許出願は、効力または副作用について実験上の証拠を提供していないので推論的である。
炭酸脱水酵素は重炭酸イオンおよびプロトンへのCOおよび水の相互変換を触媒する。少なくとも16個の炭酸脱水酵素イソ酵素があり、全て異なる活性プロファイルを有する。炭酸脱水酵素に対するいくつかのインヒビターが公知である。様々な炭酸脱水酵素イソ酵素の阻害プロファイルが、炭酸脱水酵素インヒビターの様々な臨床用途における効力の差を説明し得ることは、認識されていることである。(Supuran C.、(2008年)Nature Reviews Drug Discovery、2008年2月、168〜181頁)。Supuranは、様々な炭酸脱水酵素インヒビターが、いくつかの疾患において広範囲に研究および利用されてきたことをさらに記述している。
炭酸脱水酵素のプロトタイプインヒビターであるアセタゾラミドは、睡眠時無呼吸の処置に有用であると報告されている(Tojima H.ら、(1988年)Thorax;43巻:113〜119頁)。アセタゾラミドは、最も一般的に使用されている炭酸脱水酵素インヒビターのうちの1つであり、睡眠時無呼吸を最も有効に低減することが報告されている炭酸脱水酵素インヒビターである。アセタゾラミド処置の欠点には、頻発する錯感覚(ぴりぴり感、くすぐり感、ちくちく感、またはひりひり感)が含まれ、これらの副作用は、臨床設定におけるアセタゾラミドの広範囲の使用を制限する。したがって睡眠時無呼吸の処置におけるアセタゾラミドの使用は、幅広い支持を得ていない。
一般に、睡眠時無呼吸の現在の処置は、多数の欠点を伴っており、睡眠時無呼吸の新規処置の必要性が存在する。特に、改善された効力および耐容される副作用、特に錯感覚の頻度の低減をもたらす、睡眠時無呼吸の改善された薬理学的処置の必要性が存在する。
驚くべきことに、スルチアムは睡眠時無呼吸の処置においてアセタゾラミドよりも高い効力を示すことが、現在見出されている。スルチアムは睡眠時無呼吸において高い効力を有し、驚くほど好ましい副作用プロファイルを有する。スルチアム(スルチアム(Sulthiam)、スルチアム(Sultiam)、オスポロット、コントラブル(Contravul)、スルフェニルタム(Sulphenyltame))(4−(1,1−ジオキソチアジナン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド)は、1950年代から公知の炭酸脱水酵素阻害インヒビターである。現在、スルチアムの使用は制限されている。スルチアムは、ドイツ語圏の国々において、小児期てんかんのある特定の希な形態(良性ローランドてんかん、BECTS)に主に使用されている。
米国特許出願公開第2016/0045527号明細書 国際公開第2011/085256号
Eskandari Dら、(2014年)Eur Respir J:44巻、140〜149頁 Winslow Dら、(2012年)Sleep、35巻11号、1529〜1539頁 Supuran C.、(2008年)Nature Reviews Drug Discovery、2008年2月、168〜181頁 Tojima H.ら、(1988年)Thorax;43巻:113〜119頁
本発明の第1の態様では、睡眠時無呼吸の処置における使用のためのスルチアムが提供される。睡眠時無呼吸は、閉塞型睡眠時無呼吸、中枢型睡眠時無呼吸、または混合型睡眠時無呼吸であり得る。好ましい実施形態において、患者は、15n/hまたはそれよりも高い無呼吸低呼吸指数(中程度から重度の睡眠時無呼吸)を有する。1つの実施形態において、患者は、15n/h〜29n/h(中程度の睡眠時無呼吸)、より好ましくは15n/h〜20n/hの無呼吸低呼吸指数を有する。ある特定の実施形態において、患者は、好ましくは男性患者であり得る。ある特定の実施形態において、患者は、好ましくは過体重であり得る。例えば、患者は、少なくとも25の肥満指数(BMI)を有し得る。
スルチアムを様々な方法で投与することができる。患者にとって好都合であるので、経口投与が好ましいことがある。1日用量は、80mg〜1000mgで変わり得る。1つの実施形態において、1日用量は、80mg〜250mgであり得る。好ましくは、1日用量は1日に1回投与される。
ある特定の実施形態では、高用量のスルチアムが、睡眠時無呼吸を処置するため、とりわけ、高いBMIを有する患者の処置のために好ましいことがある。したがって、1つの実施形態において、1日用量は、150mg〜1000mg、より好ましくは175mg〜1000mg、より好ましくは200mg〜1000mg、さらにより好ましくは250mg〜1000mg、さらにより好ましくは300mg〜1000mg、最も好ましくは500mg〜1000mgであり得る。
あるいは、副作用を避けるため、最高の1日用量は、800mg、より好ましくは600mg、最も好ましくは400mgであり得る。
1つの実施形態において、スルチアムは、単一作用物質として、すなわち、医薬組成物中の単一活性化合物として使用される。このことは、副作用を最小限にするため、また、他の薬物との相互作用の危険性を最小限にするためにも有益である。
スルチアムによる処置は、睡眠時無呼吸を処置するため、特に、進行中の鼻PAP治療または口腔内装置による処置を受けている患者において、残留性(residual)睡眠時無呼吸または不十分に処置された睡眠時無呼吸を改善するために使用され得る。
この薬物を、入眠が予測される1〜3時間前に投与することができる。これは、薬物の投与にとって好都合な方法である。
本発明の第2の態様では、睡眠時無呼吸を処置する方法であって、その必要性のある患者に、治療有効量のスルチアムを投与することを伴う方法が提供される。
本発明の第3の態様では、睡眠時無呼吸を処置するための医薬の製造におけるスルチアムの使用が提供される。
本発明の第4の態様では、睡眠時無呼吸の診断方法が提供される。
本発明は、好都合であり、使用者に優しい、睡眠時無呼吸の効率的な処置を提供する。
本発明の実施形態の一部の例が以下に示される。
(項目1)
睡眠時無呼吸の処置における使用のためのスルチアム。
(項目2)
前記睡眠時無呼吸が、閉塞型睡眠時無呼吸、中枢型睡眠時無呼吸、または混合型睡眠時無呼吸である、項目1に記載の使用のためのスルチアム。
(項目3)
前記患者が、15n/hまたはそれよりも高い無呼吸低呼吸指数を有する、項目1または2に記載の使用のためのスルチアム。
(項目4)
前記患者が、15n/h〜29n/hの無呼吸低呼吸指数(中程度の睡眠時無呼吸)を有する、項目3に記載の使用のためのスルチアム。
(項目5)
前記患者が男性患者である、項目1〜4のいずれか一項に記載の使用のためのスルチアム。
(項目6)
前記患者が少なくとも25の肥満指数を有する、項目1〜5のいずれか一項に記載の使用のためのスルチアム。
(項目7)
投与が経口によるものである、項目1〜6のいずれか一項に記載の使用のためのスルチアム。
(項目8)
1日用量が80mg〜250mgである、項目1〜7のいずれか一項に記載の使用のためのスルチアム。
(項目9)
前記1日用量が150mg〜1000mgである、項目1〜7のいずれか一項に記載の使用のためのスルチアム。
(項目10)
前記1日用量が300mg〜1000mgである、項目9に記載の使用のためのスルチアム。
(項目11)
前記1日用量が500mg〜1000mgである、項目10に記載の使用のためのスルチアム。
(項目12)
睡眠時無呼吸を処置する方法であって、その必要性のある患者に、治療有効量のスルチアムを投与することを伴う方法。
図1は、睡眠時無呼吸の患者の血漿における炭酸脱水酵素活性の阻害を示す。
無呼吸の連続時間は、無呼吸イベントと呼ばれる。これらの持続時間は変わり得るが、慣例によって、持続時間が少なくとも10秒間の無呼吸イベントは、有意であると考慮される。しかし、無呼吸イベントは、2〜3分間まで延びることがあり、完全な(無呼吸)または部分的な(低呼吸)気流の停止を引き起こすことがある。本出願では、用語「無呼吸」には低呼吸も含まれ、無呼吸イベントという用語には、低呼吸イベントも含まれる。
睡眠時無呼吸は、慣例的には3つの異なる型に分類され、中枢型、閉塞型、および混合型である。中枢型睡眠時無呼吸(CSA)は、全ての呼吸筋肉の活動の完全な休止によって特徴づけられ、一方、閉塞型睡眠時無呼吸(OSA)では、連続的な呼吸神経駆動にもかかわらず、気流が中断される。OSAは、通常は中咽頭で上気道の閉塞によってもたらされ、最も一般的な形態の睡眠時無呼吸である。混合型無呼吸は、通常、初期は中枢型睡眠時無呼吸として現れ、その後に閉塞型睡眠時無呼吸のエピソードが続くものである。
睡眠時無呼吸の診断方法は、周知である。診断方法には、患者を伴う睡眠試験において1時間あたりの無呼吸イベントの数(AHI)を数えることを含む。他の方法には、呼吸障害指数(Respiratory Disturbance Index)(RDI)または酸素脱飽和指数(ODI)の確立が含まれる。
処置される睡眠時無呼吸は、例えば、OSA、CSA、または混合型無呼吸などの任意の型の睡眠時無呼吸であり得る。しかし、睡眠時無呼吸患者の部分群の処置に特に適している場合もある。
睡眠時無呼吸の重篤度は、C. Iber、The AASM Manual for the Scoring of Sleep and Associated Events: Rules, Terminology, and Technical Specifications、American Academy of Sleep Medicine. AASM編、Westchester、Ill、2007年に従って、無呼吸低呼吸指数(AHI)を使用して定量化され得る。このマニュアルの最新版を使用することができる。
患者は、AHIが好ましくは少なくとも5n/h、より好ましくは少なくとも15n/hの睡眠時無呼吸を有し得る。
1つの実施形態において、患者は、AHIが5〜14n/hの軽度の睡眠時無呼吸を有する。好ましい実施形態において、患者は中程度の睡眠時無呼吸(AHI=15〜29n/h、特に15〜20n/h)を有する。1つの実施形態において、患者は重度の睡眠時無呼吸(AHI=30n/hまたはそれよりも高い)を有する。
1つの実施形態において、患者は、好ましくは男性患者である。患者の年齢は、好ましくは50歳およびそれよりも高齢、好ましくは50〜65歳であり得る。患者は、肥満指数(BMI)が25またはそれよりも高い過体重であり得る。
薬物のスルチアム、CAS61−56−3、CID5356は、公知である。スルチアムの合成は、例えばUS2916489に記載されている。
スルチアムは様々な経路で投与され得る。最も好ましい経路は経口投与である。この目的のため、薬理学的有効量のスルチアムが、錠剤、ロゼンジ剤、カプセル剤、または薬学的に許容される担体を含む類似の剤形に組み込まれる。舌下調合剤などの口腔粘膜を介して摂取されるように設計された経口調合剤が、好ましい場合もある。
持続放出用調合剤を含む、スルチアムの経口調合剤は、当該技術において公知である。経口投与用のさらなる調合剤を調製するには、Pharmaceutical Dosage Forms: Tablets、1〜3巻、H A Liebermanら編、Marcel Dekker、New York and Basel、1989〜1990年が参照される。特に、第7章(Special Tablets、J W ConineおよびM J Pikal著)、第8章(Chewable Tablets、R W Mendes、OA Anaebonam、およびJ B Daruwala著)、ならびに第9章(Medicated Lozenges、D Peters著)が特定的に参照される。
スルチアムの薬理学的有効量を、睡眠時無呼吸の治療のために、その必要性のある患者に投与することができる。スルチアムの薬理学的有効量は、1時間から10時間の睡眠時間にわたって無呼吸イベントを排除する、または実質的に低減するものである。
睡眠時無呼吸の処置にために経口投与されるスルチアムの薬理学的有効量は、使用されるスルチアムの特定の処方、投与経路、スルチアムが組み込まれる製剤の放出プロファイル、疾患の重篤度、個別の薬物動態および薬力学的特性、ならびに患者の状態などの要因によって変わる。例えば、そうでなければ健康人である成人へのスルチアムの経口投与の用量範囲は、24時間あたり50〜800mg、または80〜1000mg/24時間、より好ましくは70〜500mg/24時間、より好ましくは75mg〜300mg/24時間、より好ましくは80mg〜250mg/24時間、最も好ましくは90mg〜220mg/24時間であり得る。
ある特定の実施形態では、高用量のスルチアムが、睡眠時無呼吸を処置するために好ましいことがある。したがって、1つの実施形態において、1日用量は、150mg〜1000mg、より好ましくは175mg〜1000mg、より好ましくは200mg〜1000mg、さらにより好ましくは250mg〜1000mg、さらにより好ましくは300mg〜1000mg、最も好ましくは500mg〜1000mgであり得る。
あるいは、副作用を避けるため、最高の1日用量は、800mg、より好ましくは600mg、最も好ましくは400mgであり得る。
この化合物の適切な用量範囲は、日常的な実験によって確立するこができる。血漿中のスルチアムの半減期は、約24時間である。薬理学的有効用量は、好ましくは1日1回摂取され得る。
例えば経皮投与による局所投与も好ましい。経皮製剤は、簡素性および患者の快適さの観点から特に有益である。例えば、経皮パッチの形態であってもよい。
上記に記述された本発明の化合物の投与方法に加えて、非経口、鼻腔内、および直腸内投与、ならびに吸入による投与も有用であり得る。
本発明によるスルチアムの投与のタイミングは、使用される製剤および/または投与経路によって左右される。大部分の場合において、スルチアムは長期処置レジメンで投与され、これによって薬力学的に定常な状態が達成される。
1時間から10時間であり得る、単一睡眠時間の実質的な部分にわたって、治療有効用量が有効であることが好ましい。実質的な部分とは、前記睡眠時間の50%、より好ましくは80%であり得る。
さらに、スルチアムは、単一作用物質として、すなわち、医薬組成物中の単一活性化合物として使用されることが好ましい。賦形剤は、活性化合物であると考慮されない。
スルチアムの投与を、特に、口腔内装置もしくはPAP処置の使用者操作時間(user time)が不十分である患者、または口腔内装置もしくはPAP処置の有効性が不十分なために、いわゆる残留性睡眠時無呼吸のある患者において、口腔内装置またはPAP処置と組み合わせることができる。
睡眠時無呼吸の診断方法も提供される。スルチアムは、睡眠時無呼吸を診断するため、および睡眠時無呼吸を他の種類の睡眠障害と区別するために使用され得る。診断方法は、薬理学的有効用量のスルチアムを、睡眠時無呼吸が現れた、または疑われる人に、睡眠の前または最中に増加用量で投与することを含む。そのような投与の後の睡眠障害呼吸イベントの重篤度および/もしくは回数の低減、または日中の眠気の低減/覚醒の増加、または炭酸脱水酵素系もしくはその代替マーカー(例えば、血中重炭酸塩(μl))の活性の変更の観察は、睡眠時無呼吸を示している。
(実施例1)
閉塞型睡眠時無呼吸におけるスルチアムの繰り返し投与
男性51歳、BMI28.3kg/m。対象は非喫煙者であり、心血管または代謝疾患の病歴がなく、定期的な投薬がなかった。この対象には、いびき、無呼吸の目撃、および日中の眠気の増加という病歴があった。CPAPおよび下顎前方固定治療の両方が以前に試され、症状の中程度の軽減があった、この対象は、CPAP治療により引き起こされた気道の乾燥およびいびきを含む耐えがたい副作用を経験している。下顎前方固定用の口腔内装置の使用後、顎関節に不快感を経験している。
3年ほど前に実施された睡眠試験は、無呼吸低呼吸指数(AHI)が17.4n/hの軽度から中程度の睡眠時無呼吸の診断を下した。ここ最近の3年間に2kgに相当する体重増加があった。
スルチアムを試すべきであると決定された。繰り返し睡眠試験を、スルチアムによる治療の前後に行った。繰り返したベースライン評価は、16.6n/hのAHI(中枢型AHIが3.2n/hおよび閉塞型AHIが12.4n/h)、95.3%の平均酸素飽和度、87%の最低飽和度を示し、夜間の全記録における周期呼吸パターンは、14.3分間であった。
スルチアムは、1日1回の100mgによる経口用量で開始し、5日間の処置後に新たな記録を取った。この2回目の評価は以下の値をもたらした。9.8n/hのAHI(中枢型AHIが2.2n/hおよび閉塞型AHIが7.6/h)、95.8%の平均酸素飽和度、89%の最低飽和度、および10.1分間の周期呼吸パターン。これらの5日間に記録された体重変化はなかったが、報告された日中の眠気の症状の一般的な消散があった。
この評価の後、3回目の評価を実施するまで、スルチアムの1日投与量を1日1回で14日間、200mgに増加した。このとき、AHIは、4.2n/h(中枢型AHIが1.2n/hおよび閉塞型AHIが3.0n/h)であり、平均酸素飽和度は96.7%であり、最低飽和度は90%であり、周期呼吸パターンは2.8分間の持続時間を有した。1.2kgに相当する体重の低減があった。
この実施例は、1日1回の200mgの効果が、1日1回の100mgの後に見られるものを超えたことから、スルチアムがAHIを用量依存的に低減したことを例示した。さらに、この効果は、睡眠時の閉塞型および中枢型呼吸イベント、ならびに周期性呼吸時のエピソードの両方におけるものを含む。このように、OSAおよびCSAの両方が処置された。これらの効果は、体重のあらゆる付随的変化を有することなく生じた。
(実施例2)
閉塞型睡眠時無呼吸におけるスルチアムおよびアセタゾラミドの長期効果
2人の男性対象は、51歳および61歳であった。BMIは、それぞれ28.3kg/mおよび26.1kg/mであった。対象は、両方とも非喫煙者であり、いずれも心血管または代謝疾患の病歴がなかった。定期的な投薬を使用していなかった。閉塞型睡眠時無呼吸が、これらの対象において繰り返し記録することによって以前に診断されていた。実験前の7日以内に取られた最新の記録は、無呼吸低呼吸指数(AHI)が、それぞれ17.4n/hおよび15.2n/hの軽度から中程度の睡眠時無呼吸を示した。試験を行った同じ夜に記録された酸素脱飽和指数(ODI)は、それぞれ16.6n/hおよび12.6n/hであった。
処置は、アセタゾラミドを250mgの1日1回で経口により開始し、用量を、500mgの1日1回に直ぐに増加した。この用量により、両方の対象は、手および足の両側にむずむず感の感覚を伴う末梢感覚異常を発生した。これらの副作用は、アセタゾラミドで処置された患者によって典型的に報告されるものであると認識された。睡眠時の呼吸の繰り返し試験が両方の対象に奨励され、これらを投薬開始後に、それぞれ10および16日間実施した。これらの場合において、記録されたAHIは、それぞれ13.4n/hおよび10.2n/hであった。試験を行った同じ夜に記録された酸素脱飽和指数(ODI)は、それぞれ12.6n/hおよび9.2n/hであった。
アセタゾラミドの投薬を中断し、5日後に治療をスルチアムにより100mgの1日1回の経口で開始した。体重を記録した。
スルチアムを単回1日用量の200mgに徐々に滴定し、3か月間にわたって与えた。この投薬は両方の対象によって十分に耐容され、アセタゾラミド治療の際に報告された感覚異常は、スルチアム後では報告されなかった。繰り返しの睡眠試験を、投薬開始の89日目および90日目にそれぞれ実施した。この場合において、体重は、それぞれ3.2および2.8kg減少し、両方の対象は、空腹感および渇望の一般的な低減を報告した。追跡時のAHIは、7.6n/hおよび6.5n/hであった。両方の対象は、いびきの低減を報告し、両者には、日中の眠気の低減があった。配偶者からの報告によると、いびきの低減が示唆された。このように、スルチアムは、睡眠時無呼吸の減少においてアセタゾラミドよりも著しく有効であり、副作用が少なかった。
実施例1および2の結果を下記の表1にまとめ、結果を、睡眠時無呼吸におけるアセタゾラミド、トピラマート、およびゾニサミドの効果を反映したデータとさらに比較している。
Figure 0006514420
表は、AHIのより高い低減が、アセタゾラミド(37.3%の低減)、トピラマート(28.0%の低減)、およびゾニサミド(20.7%の低減)と比較して、スルチアム(62.7%の低減)後の閉塞型睡眠時無呼吸の患者におけるものであることを例示している。加えて、重要なことに、有害な作用が投与後に観察されなかった。
(実施例3)
閉塞型睡眠時無呼吸の患者から得た静脈血における炭酸脱水酵素活性の決定。スルチアムおよびアセタゾラミドの効果。
炭酸脱水酵素(CA)活性を、以前に詳細に記述された方法(Tengら、Sleep、2016年)の使用によって、無呼吸患者のヒト血漿において評価した。この方法を変更して、希釈静脈血試料の添加前に、スルチアムまたはアセタゾラミドの水溶液を反応容器に加えて、対応する化合物の最終濃度の5×10−9、1×10−9、5×10−10、1×10−10、5×10−11、または1×10−11Mを生じることができるようにした。この実験では、血液を、閉塞型睡眠時無呼吸および睡眠時に関連する断続的な低酸素エピソードを有する単独の患者から収集した(年齢50歳、AHI 35、ODI 31、記録された睡眠時の最低酸素レベル79%、睡眠時の平均酸素飽和度90.2%)。血液試料(肘正中静脈)を、EDTA被覆管に収集し、−20℃で30分以内に貯蔵し、続いて−70℃に移した。分析する前に、溶血を得るために、試料を氷上でゆっくりと解凍、再冷凍、および再解凍した。このアッセイは、Everaertらにより以前に記載された方法(Tengら、Sleep、2016年を参照すること)を適応させたものであった。詳細には、pH6〜8の範囲で平衡容量の0.02M HEPES、0.02M MES、0.035M KClおよび0.015M NaClからなる緩衝液を調製した。続く分析は、およそ0〜1℃の温度を維持するために氷上で実施した。200mlの0〜1℃の蒸留水から構成される別個の溶液を、100%のCOで連続的にフラッシュし、0〜1℃で少なくとも30分間保存した。血液試料を食塩水(0.9%)で希釈(1:2000)し、10mlの試料を、10mlの緩衝溶液を含有する別個の反応容器に適用した。スルチアムまたはアセタゾラミドを含有する水溶液(容積1ml)を、反応容器に加えた。目盛り付きpH計(Docu−pH+、Sartorius、Sweden)を使用して、反応容器のpHを連続的にモニターした。ベースラインpHの8.00±0.03を0〜1℃でおよそ5分間かけて確立した。10mlのCO/蒸留水溶液を反応容器に素早く加えて、最終容積の30mlを生じた。反応容器のpHを、120秒間に1Hzで連続的にモニターした。分析方法を、複製試料および繰り返し測定によって予め較正した。アッセイ内およびアッセイ間の変動は、それぞれ5.0%および7.6%であった。pH曲線をプロットし、分析した(図1)。触媒反応の時間を反映するため、曲線下面積(AUC、範囲802〜837)を、120秒間の全てのpH評価の合計として計算した。したがって、より高いCA活性は、より低い計算値(より短い反応時間)に対応する。例示的な目的で、CA活性を、850−AUCの任意単位で定義した。
この実験は、アセタゾラミド(32から19.5への低減、39%の低減)と比較して、スルチアム後(32から15への低減、53%の低減)の閉塞型睡眠時無呼吸の患者から得た血液中において、CA活性阻害がおよそ36%強力であることを例示している。加えて、活性のピーク阻害は、アセタゾラミドと比較してスルチアム後が高かった(15単位と比較して19.5単位)。
(実施例4)
臨床治験を実施して、高用量のスルチアムの潜在的な副作用を評価した。初期の臨床治験の大部分は、てんかんと診断された患者において実施された。この試験の目的は、非てんかん患者におけるスルチアムの耐容性を調査することであった。
治験は、16人の健康な志願者を含んだ。200mgのスルチアムを、それぞれの志願者に2回(事前の食物摂取ありで1回、なしで1回)投与した。投与は、用量の増加なしで実施した。この16人の志願者群において、わずか2件の有害事象の報告しかなかった(32回の投与機会において12.5%の個人または6.25%の投与機会)。これらの有害事象は、短期間の頭痛に限定されており、薬物が食物なしで投与されたときに発生した。頭痛は短時間内で消散した。この治験は、高用量のスルチアムの優れた耐容性を実証した。

Claims (11)

  1. 患者における睡眠時無呼吸の処置における使用のためのスルチアムを含む組成物
  2. 前記睡眠時無呼吸が、閉塞型睡眠時無呼吸、中枢型睡眠時無呼吸、または混合型睡眠時無呼吸である、請求項1に記載の組成物
  3. 前記患者が、15n/hまたはそれよりも高い無呼吸低呼吸指数を有する、請求項1または2に記載の組成物
  4. 前記患者が、15n/h〜29n/hの無呼吸低呼吸指数(中程度の睡眠時無呼吸)を有する、請求項3に記載の組成物
  5. 前記患者が男性患者である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物
  6. 前記患者が少なくとも25の肥満指数を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物
  7. 前記組成物が経口投与されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物
  8. 前記組成物が80mg〜250mgの1日用量で投与されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物
  9. 前記組成物が150mg〜1000mgの1日用量で投与されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物
  10. 前記組成物が300mg〜1000mgの1日用量で投与されることを特徴とする、請求項9に記載の組成物
  11. 前記組成物が500mg〜1000mgの1日用量で投与されることを特徴とする、請求項10に記載の組成物
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