JP6514025B2 - 駐車場利用情報収集装置、駐車場利用情報収集方法、駐車位置予測方法、駐車場利用情報収集プログラム - Google Patents

駐車場利用情報収集装置、駐車場利用情報収集方法、駐車位置予測方法、駐車場利用情報収集プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6514025B2
JP6514025B2 JP2015097460A JP2015097460A JP6514025B2 JP 6514025 B2 JP6514025 B2 JP 6514025B2 JP 2015097460 A JP2015097460 A JP 2015097460A JP 2015097460 A JP2015097460 A JP 2015097460A JP 6514025 B2 JP6514025 B2 JP 6514025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
time
user
parking lot
cabin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015097460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016212734A (ja
Inventor
國隆 吉本
國隆 吉本
直行 暮町
直行 暮町
正直 古守
正直 古守
俊哉 磯部
俊哉 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Parking Management Organization Ltd
Original Assignee
Parking Management Organization Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Parking Management Organization Ltd filed Critical Parking Management Organization Ltd
Priority to JP2015097460A priority Critical patent/JP6514025B2/ja
Publication of JP2016212734A publication Critical patent/JP2016212734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6514025B2 publication Critical patent/JP6514025B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、駐車場の利用状況分析に必要な情報を収集するための駐車場利用情報収集装置、駐車場利用情報収集方法、駐車位置予測方法、駐車場利用情報収集プログラムに関する。
駐車場の入口や駐車場内にカメラを設置し、入場した車両の車番の認識と駐車区域の判別を行う技術(特許文献1)があった。
特開平10−320599号公報
しかしながら、従来技術の場合、各車両が駐車した車室(1台ごとの駐車スペース)まで判別するためには、各車室に駐車された車両のナンバープレートの番号を識別できるように駐車場内にカメラを配置する必要がある。したがって、多数のカメラが必要となり、設備投資の費用が高額になってしまうという課題がある。
本発明は、設備投資を抑えた駐車場に関する情報であっても、利用状況分析に必要な情報を求めることができる技術を提供することを目的とする。より具体的には、車室ごとに駐車した車両の車番を認識できる設備を駐車場に設けなくても、車室ごとに駐車した車両の車番を推定できる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1と第2の駐車場利用情報収集装置は、入庫情報を情報収集対象の駐車場に入庫した車両の車番と入庫時刻とが対応付けられた情報、出庫情報を前記駐車場を出庫した車両の車番と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とする。本発明の駐車場利用情報収集装置は、少なくとも当該駐車場利用情報収集装置に入力された入庫情報、満空情報を記録する記録部、入出庫情報生成部、利用情報生成部を備える。
本発明の第1の駐車場利用情報収集装置では、入出庫情報生成部は、出庫情報が入力されると、当該出庫情報の車番と同一の車番を有する記録部に記録された入庫情報を検索し、車番、入庫時刻、出庫時刻を対応付けた入出庫情報を記録部に記録する。利用情報生成部は、入出庫情報を指定する情報が入力されると、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間(第1の時刻範囲)に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間(第2の時刻範囲)に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDをすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を記録部に記録する。
本発明の第2の駐車場利用情報収集装置では、入庫情報には車両利用者を示す情報である利用者IDが対応付けられている入庫情報と利用者IDが対応付けられていない入庫情報があり、満空情報には満の状況の車室IDに利用者IDが対応付けられている車室IDと利用者IDが対応付けられていない車室IDがあり、出庫情報には利用者IDが対応付けられている出庫情報と利用者IDが対応付けられていない出庫情報があることを前提としている。本発明の第2の駐車場利用情報収集装置では、入出庫情報生成部は、出庫情報が入力されると、当該出庫情報の車番と同一の車番を有する記録部に記録された入庫情報を検索し、入庫情報または出庫情報に利用者IDが対応付けられているときは、車番、入庫時刻、出庫時刻、利用者IDを対応つけて入出庫情報として記録部に記録する。入出庫情報生成部は、入庫情報および出庫情報に利用者IDが対応付けられていないときは、車番、入庫時刻、出庫時刻を対応付けて入出庫情報として記録部に記録する。利用情報生成部は、利用者IDが対応付けられた入出庫情報を指定する情報が入力されると、満空情報を用いて、当該入出庫情報の入庫時刻から出庫時刻までに当該入出庫情報の利用者IDが対応付けられている車室IDを求めたときは、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めた車室IDを対応付けた利用情報を記録部に記録する。利用情報生成部は、利用者IDが対応付けられている車室IDを求められなかったとき及び利用者IDが対応付けられていない入出庫情報を指定する情報が入力されたときは、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間(第1の時刻範囲)に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間(第2の時刻範囲)に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDを、少なくとも利用者IDが対応付けられていない車室IDの中からすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を記録部に記録する。
本発明の第3の駐車場利用情報収集装置は、入出庫情報を情報収集対象の駐車場に入出庫した車両の車番と入庫時刻と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とする。本発明の駐車場利用情報収集装置は、少なくとも当該駐車場利用情報収集装置に入力された入出庫情報、満空情報を記録する記録部、利用情報生成部を備える。なお、すべての入出庫情報と満空情報に利用者IDが対応付けられていないことを前提にする場合は、利用情報生成部は第1の駐車場利用情報収集装置と同じである。入出庫情報と満空情報に利用者IDが対応付けられているものが含まれていることを前提にする場合は、利用情報生成部は第2の駐車場利用情報収集装置と同じである。
本発明の駐車場利用情報収集装置によれば、車両ごとに、車番と入庫時刻と出庫時刻を対応付ける。そして、入庫後に車室を空から満に変更する可能性の高い時間帯(第1の時刻範囲)、出庫前に車室を満から空に変更する可能性の高い時間帯(第2の時刻範囲)の両方の変化から、車番ごとに駐車したと推定される車室を求める。したがって、車室ごとに車番を検出するカメラなどを配置する必要はなく、車室ごとには満空の情報を得るセンサを配置すれば十分である。したがって、設備投資を抑えた駐車場に関する情報であっても、利用状況分析に必要な情報を求めることができる。
駐車場利用情報収集装置と駐車場の設備の概略を示す図。 駐車場利用情報収集装置と駐車場に配置する場内装置の機能構成例を示す図。 入庫情報が生成されるときの処理フローを示す図。 満空情報が生成されるときの処理フローを示す図。 出庫情報と入出庫情報が生成されるとの処理フローを示す図。 入庫情報の例を示す図。 満空情報の例を示す図。 出庫情報の例を示す図。 入出庫情報の例を示す図。 利用情報生成部の処理フローを示す図。 利用情報の例を示す図。 検索結果の例を示す図。 特定の車両の利用情報を示す図。 特定の車両の入出庫情報を示す図。 駐車位置予測の処理フローを示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
図1に駐車場利用情報収集装置と駐車場の設備の概略を示す。また、図2に駐車場利用情報収集装置と駐車場に配置する場内装置の機能構成例を示す。図3は入庫情報が生成されるときの処理フローを示す図、図4は満空情報が生成されるときの処理フローを示す図、図5は出庫情報と入出庫情報が生成されるとの処理フローを示す図である。なお、駐車場利用情報収集装置100と場内装置200で、駐車場利用情報収集システムと呼んでもよい。また、駐車場利用情報収集装置100は、管理端末230と同一のハードウェア(コンピュータ)内に存在してもよい。
利用情報を収集する対象の駐車場900には、入口910、出口920、N台分の車室(1台の車両を駐車するためのスペースであって、線などで区切られている)を有する駐車スペース930がある。入口910付近には車番検出用のカメラ210と入口付近でのみ検出できる信号(入庫ID)を発信する発信器215が備えられ、出口920付近には車番検出用のカメラ220と出口付近でのみ検出できる信号(出庫ID)を発信する発信器225が備えられている。発信器215,225は、それぞれが固有の信号を発信するものを用いればよく、例えばビーコンのような安価な発信器で十分である。駐車スペース930には、車室ごとの満空(車両が止まっているときは「満」、車両が止まっていないときは「空」)を検出する車室センサ205−1〜Nが備えられている。車室センサ205としては、ビーコンのような発信器とその受信器、赤外線センサ、カメラなどを用いればよい。カメラを用いる場合には、満空の判断ができればよいので、1つのカメラで多数の車室の映像を取得すればよい。つまり、本発明の場合、車番を確認するためにカメラを配置する場合よりもカメラの台数をかなり少なくできる。ビーコンのように個別の信号を発信できる場合は、受信器は必ずしもN台必要なわけではない。各ビーコンが車室を示す固有の信号(車室ID)を出力するのであれば、受信器は共用できる。例えば、各ビーコンを車室やフラップ板に埋め込み、共用の受信器を天井に配置すればよい。
場内装置200は、管理端末230と、上述のカメラ210,220、発信器215,225、車室センサ205−1〜Nで構成される。管理端末230は、車番認識部240、入庫情報生成部251、出庫情報生成部252、満空情報生成部260、通信部270を備える。車番認識部240は、カメラ210,220で取得した映像から車番を認識する(S241、図3,5参照)。通信部270は、駐車場利用情報収集装置100や携帯端末300と情報を送受信する。
入庫情報生成部251は、情報収集対象の駐車場900に入庫した車両の車番と入庫時刻とが対応付けられた入庫情報を生成する(S251)。なお、入庫する車両内に存在する利用者の携帯端末300が発信器215の信号(入庫ID)を識別でき、利用者IDと入庫IDを送信できる場合は、携帯端末300が管理端末230に利用者IDと入庫IDを送信してもよい(S315)。例えば、利用者の携帯端末300がスマートフォンの場合には、あらかじめ駐車場利用のためのアプリをインストールしてもらえば、実現できる。この場合は、入庫情報生成部251は、入庫情報に車両利用者を示す情報である利用者IDも対応付ける(S251)。つまり、入庫情報には車両利用者を示す情報である利用者IDが対応付けられている入庫情報と利用者IDが対応付けられていない入庫情報がある。図6は入庫情報の例であり、1日(2015年1月4日)にM台の車両が入庫した状況を示している。
満空情報生成部260は、駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた満空情報を、あらかじめ定めた時間間隔で生成する。時間間隔は、1分ごと、30秒ごとなど、適宜定めればよい。なお、車室センサとして車室IDを発信するビーコンを用いる場合には、駐車した車両から利用者が携帯端末300を持って降りたときに、携帯端末300が管理端末230に利用者IDと止めた車室を示す車室IDを送信してもよい(アプリをインストールするなどの方法で実現してもよいし、利用者の意思で送信してもよい)。つまり、満空情報には満の状況の車室IDに利用者IDが対応付けられている車室IDと利用者IDが対応付けられていない車室IDがある。図7は、特定の1つの時刻の満空情報の例である。満空情報生成部260は、このような満空情報をあらかじめ定めた時間間隔ごとに生成する。
出庫情報生成部252は、情報収集対象の駐車場900を出庫した車両の車番と出庫時刻とが対応付けられた出庫情報を生成する(S252)。なお、出庫する車両内に存在する利用者の携帯端末300が発信器225の信号(出庫ID)を識別でき、利用者IDと出庫IDを送信できる場合は、携帯端末300が管理端末230に利用者IDと出庫IDを送信してもよい(S325)。例えば、利用者の携帯端末300がスマートフォンの場合には、あらかじめ駐車場利用のためのアプリをインストールしてもらえば、実現できる。この場合は、出庫情報生成部252は、出庫情報に車両利用者を示す情報である利用者IDも対応付ける。つまり、出庫情報には車両利用者を示す情報である利用者IDが対応付けられている出庫情報と利用者IDが対応付けられていない出庫情報がある。図8は出庫情報の例であり、1日(2015年1月4日)にM台の車両が出庫した状況を示している。
駐車場利用情報収集装置100は、情報収集対象の駐車場900に入庫した車両の車番と入庫時刻とが対応付けられた入庫情報と、駐車場900を出庫した車両の車番と出庫時刻とが対応付けられた出庫情報と、駐車場900の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた満空情報とを入力とする。なお、上述のように実施例1では、入庫情報には車両利用者を示す情報である利用者IDが対応付けられている入庫情報と利用者IDが対応付けられていない入庫情報があり、満空情報には満の状況の車室IDに利用者IDが対応付けられている車室IDと利用者IDが対応付けられていない車室IDがあり、出庫情報には利用者IDが対応付けられている出庫情報と利用者IDが対応付けられていない出庫情報があることを前提としている。また、同じ利用者が入庫時には利用者IDを送ったが車室に駐車したときには利用者IDを送らないという事象やその逆の事象もあり得る。
駐車場利用情報収集装置100は、少なくとも記録部190、入出庫情報生成部110、利用情報生成部120を備える。駐車場利用情報収集装置100は、さらに利用情報出力部140、入出庫情報出力部150、検索部160を備えてもよい。入庫情報と満空情報が駐車場利用情報収集装置100に入力されると、記録部190は、入庫情報と満空情報を記録する(S191,S193)。
入出庫情報生成部110は、出庫情報が入力されると、当該出庫情報の車番と同一の車番を有する記録部190に記録された入庫情報を検索し、入庫情報または出庫情報に利用者IDが対応付けられているときは、車番、入庫時刻、出庫時刻、利用者IDを対応つけて入出庫情報として記録部に記録する(S110,S192)。入出庫情報生成部110は、入庫情報および出庫情報に利用者IDが対応付けられていないときは、車番、入庫時刻、出庫時刻を対応付けて入出庫情報として記録部に記録する(S110,S192)。図9に入出庫情報の例を示す。
図10に利用情報生成部120の処理フローを示す。利用情報生成部120は、利用者IDが対応付けられた入出庫情報を指定する情報が入力されると(S121の「あり」)、満空情報を用いて、当該入出庫情報の入庫時刻から出庫時刻までに当該入出庫情報の利用者IDが対応付けられている車室IDがあるかを確認する(S122)。当該入出庫情報の利用者IDが対応付けられている車室IDがある場合は、利用情報生成部120は、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めた車室IDを対応付けた利用情報を記録部に記録する(S124)。ステップS122が「ない」の場合と、利用者IDが対応付けられていない入出庫情報を指定する情報が入力された場合は、利用情報生成部120は、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間(第1の時刻範囲)に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間(第2の時刻範囲)に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDを、少なくとも利用者IDが対応付けられていない車室IDの中からすべて求める(S123)。入出庫情報には利用者IDが対応付けられていない場合でも満空情報に利用者IDが対応付けられていることもあり得るので、ステップS123では、利用者IDが対応付けられた車室IDも含めて求めてもよい。利用情報生成部120は、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を記録部に記録する(S124)。図11は利用情報の例を示す図である。なお、利用情報生成部120の処理は、入出庫情報生成部110が入出庫情報を生成するごとに実行してもよいし、人の操作などの何かのトリガで、入出庫情報を指定する入力があったとき実行してもよい。
次に、第1の時刻範囲と第2の時刻範囲について説明する。駐車場900の入口910から車室までの距離を考慮すると、ある車両の入庫時刻とその車両がいずれかの車室を空から満に変化させる時刻との間には差がある。同様に、ある車両が車室を満から空に変化させる時刻とその車両の出庫時刻との間には差がある。第1の時刻範囲のうちの早い時刻は、入庫した車両が車室に入るまでに少なくとも必要と考えられる時間を入庫時刻に加えた時刻とすればよい。第1の時刻範囲のうちの遅い時刻は、入庫した車両が車室に入るまでに十分な時間を入庫時刻に加えた時刻とすればよい。第2の時刻範囲のうちの早い時刻は、出庫した車両が車室から出口を通過するまでに十分な時間を出庫時刻から引いた時刻とすればよい。第2の時刻範囲のうち遅い時刻は、出庫した車両が車室から出口を通過するために少なくとも必要と考えられる時間を出庫時刻から引いた時刻とすればよい。なお、どの程度の時間を少なくとも必要な時間とし、どの程度の時間を十分な時間とするかは、実測データなどから決めればよい。あるいは、利用情報生成部120が求めたすべての車室IDの数が2以上ある場合は時間を短くし、車室IDの数がゼロになってしまう場合は時間を長くする調整をしてもよい。また、第1の時刻範囲と第2の時刻範囲は人の操作で入力した時刻の範囲としてもよい。以下では、第1の時刻範囲、第2の時刻範囲について更に説明する。
大規模な駐車場の場合、入口910から車室までの距離、車室から出口920までの距離は車室ごとに大きく異なる。このような場合は、第1の時刻範囲と第2の時刻範囲は、車室ごとまたは複数の車室をまとめた車室グループごと(例えばフロア単位やエリア単位)に定めればよい。具体的には、駐車場の入口910から遠い車室または車室グループほど第1の時刻範囲をより遅い時刻の範囲に定め、駐車場の出口920から遠い車室または車室グループほど第2の時刻範囲はより早い時刻の範囲に定めればよい。
また、駐車場900内が混んでいるときは時間がかかることを考慮してもよい。この場合は、利用情報生成部120が時刻範囲設定手段130も有する。時刻範囲設定手段130は、満空情報から入庫時刻における駐車場900の利用率を求め、当該利用率が高いほど第1の時刻範囲をより遅い時刻の範囲に定め、満空情報から出庫時刻における駐車場900の利用率を求め、当該利用率が高いほど第2の時刻範囲をより早い時刻の範囲に定める。具体的には、利用率の高さに応じて、あらかじめ定めておいた第1の時刻範囲のそれぞれの時刻に補正の時間分を加え、あらかじめ定めておいた第2の時刻範囲のそれぞれの時刻から補正の時間分を引けばよい。補正の時間分は、実測データなどから定めればよい。
本発明の駐車場利用情報収集装置によれば、車両ごとに、車番と入庫時刻と出庫時刻を対応付ける。そして、入庫後に車室を空から満に変更する可能性の高い時間帯(第1の時刻範囲)、出庫前に車室を満から空に変更する可能性の高い時間帯(第2の時刻範囲)の両方の変化から、車番ごとに駐車したと推定される車室を求める。したがって、車室ごとに車番を検出するカメラなどを配置する必要はなく、車室ごとには満空の情報を得るセンサを配置すれば十分である。したがって、設備投資を抑えた駐車場に関する情報であっても、利用状況分析に必要な情報を求めることができる。
本発明の目的は駐車場の利用状況を分析するための情報を収集することであるが、例えば、駐車場利用情報収集装置100が検索部160、利用情報出力部140、入出庫情報出力部150なども備えれば、以下のような簡単な分析であれば実行可能である。以下に、分析の例を示す。検索部160は、入庫情報、満空情報、入出庫情報または利用情報に対して検索を行い、その結果を出力する。例えば、図12は、年月日が2015年1月4日で、駐車時間(出庫時刻と入庫時刻の差)が6時間以上という検索条件で利用情報に対して検索を行った結果の例である。
利用情報出力部140は、車番が入力されると、当該車番と同一の車番を有する記録部に記録された利用情報をすべて出力する。図13は、特定の車番の利用情報の例であり、K個の利用情報が出力されている。例えば、検索部160の検索結果から気になる車番(この例の場合は、比較的駐車時間が長い車両)が見つかったときに、その車両の利用状況を確認するような分析が可能である。また、2014年12月16日の車室IDには2つの車室IDが登録されている。このような場合にも、他の日の車室IDを考慮すると“23”の車室に駐車しただろうと予測できる。
入出庫情報出力部150は、車番が入力されると、当該車番と同一の車番を有する記録部に記録された入庫情報をすべて出力する。図14は、特定の車番の利用情報の例であり、K個の利用情報が出力されている。例えば、利用情報生成部120が、人の操作などの何らかのトリガで処理を実行する場合、まず検索部160で分析したい条件に適合する入出庫情報を検索し、その結果として出力された入出庫情報を指定して利用情報生成部120で利用情報を出力すればよい。例えば、図14の入出庫情報を指定して利用情報生成部120の処理を行うと、図13の利用情報が生成されることになる。
なお、実施例1では、駐車場利用情報収集装置100に、入庫情報、満空情報、出庫情報が入力されるとしていたが、駐車場利用情報収集装置100に、入出庫情報、満空情報が入力されるとしてもよい。つまり、入出庫情報は駐車場利用情報収集装置の外部で生成されることを前提とし、駐車場利用情報収集装置100には記録部190と利用情報生成部120が備えられていてもよい。この場合でも、入庫後に車室を空から満に変更する可能性の高い時間帯(第1の時刻範囲)、出庫前に車室を満から空に変更する可能性の高い時間帯(第2の時刻範囲)の両方の変化から、車番ごとに駐車したと推定される車室を求めることができる。したがって、車室ごとに駐車した車両の車番を検出する設備を備えていない駐車場の場合でも、入出庫情報と満空情報が分かれば、どの車番の車両がどの車室を利用していたのかを推定できる。
[変形例1]
実施例1では、駐車場900の入口910と出口920に発信器215,225を配置し、携帯端末300との通信を行う前提で説明した。本変形例では、携帯端末300との通信は行わない場合を説明する。この場合は、発信器215,225は必要ない。そして、利用者IDが管理端末230に送られることもない。したがって、入庫情報、満空情報、出庫情報のすべてが利用者IDとは対応付けられていない。したがって、本変形例の駐車場利用情報収集装置100の入出庫情報生成部110と利用情報生成部120は、実施例1よりも簡単な処理となる。
具体的には、入出庫情報生成部110は、出庫情報が入力されると、当該出庫情報の車番と同一の車番を有する記録部に記録された入庫情報を検索し、車番、入庫時刻、出庫時刻を対応付けた入出庫情報を記録部190に記録する。利用情報生成部120は、入出庫情報を指定する情報が入力されると、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間(第1の時刻範囲)に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間(第2の時刻範囲)に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDをすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を記録部190に記録する。
その他の内容は実施例1と同じである。変形例1の場合も車両ごとに、車番と入庫時刻と出庫時刻を対応付ける。そして、入庫後に車室を空から満に変更する可能性の高い時間帯(第1の時刻範囲)、出庫前に車室を満から空に変更する可能性の高い時間帯(第2の時刻範囲)の両方の変化から、車番ごとに駐車したと推定される車室を求める。したがって、実施例1と同様の効果が得られる。
なお、変形例1では、駐車場利用情報収集装置100に、入庫情報、満空情報、出庫情報が入力されるとしていたが、駐車場利用情報収集装置100に、入出庫情報、満空情報が入力されるとしてもよい。つまり、入出庫情報は駐車場利用情報収集装置の外部で生成されることを前提とし、駐車場利用情報収集装置100には記録部190と利用情報生成部120が備えられていてもよい。この場合でも、入庫後に車室を空から満に変更する可能性の高い時間帯(第1の時刻範囲)、出庫前に車室を満から空に変更する可能性の高い時間帯(第2の時刻範囲)の両方の変化から、車番ごとに駐車したと推定される車室を求めることができる。したがって、車室ごとに駐車した車両の車番を検出する設備を備えていない駐車場の場合でも、入出庫情報と満空情報が分かれば、どの車番の車両がどの車室を利用していたのかを推定できる。
[変形例2]
実施例1の中でも簡単な分析の例は示したが、ここでは、少し詳細に本発明によって収集した利用情報の利用例を示す。例えば、以下のような駐車位置予測(まだ出庫していない車両がどの車室に駐車しているかの予測)に本発明で得た利用情報を用いることができる。機能構成は、図2の駐車場利用情報収集装置100と同じである。図15に駐車位置予測の処理フローを示す。ただし、本変形例では、入庫情報と出庫情報は別々に駐車場利用情報収集装置100に入力されることを前提とする。
駐車場利用情報収集装置100に車番を入力すると、検索部160が対応する出庫情報が入力されていない入庫情報から当該車番の入庫情報を検索する(S161)。あるいは、当該車番が対応付けられた入庫情報の中で最新のものを検索する。利用情報出力部140は、入庫情報に利用者IDがあるかを確認する(S141)。利用者IDがある場合は、利用情報出力部140は、入庫情報に示された入庫時刻以降に当該利用者IDが対応付けられた車室IDがあるかを確認する(S142)。車室IDがあるがあるは、利用情報出力部140は、当該利用者IDが対応付けられた車室IDを出力する(S143)。ステップS141で利用者IDがない場合、およびステップS142で当該利用者IDが対応付けられた車室IDがない場合は、以下の処理を行う。検索部160が、満空情報から第1の時刻範囲に空から満に変化した車室を示す情報である車室IDをすべて出力する(S162)。なお、第1の時刻範囲は、上述のように時刻範囲設定手段130によって設定してもよい(S130)。また、利用情報出力部140が、当該車番と同一の車番を有する記録部190に記録された利用情報をすべて出力する(S144)。ステップS162の出力とステップS144の出力とを突合すれば、入力した車番の車両がどの車室に駐車しているか予測しやすい。
また、変形例1のように管理端末230が携帯端末300と通信を行わない場合は、図15のステップS141〜S143は削除され、常に入庫情報には利用者IDが対応付けられていないとして処理される。
なお、本変形例を実行するためには、入出庫情報生成部110、利用情報生成部120を備えている必要はなく、記録部190、検索部160、利用情報出力部140を備えていればよい。そして、本変形例を実行する前に、記録部190にあらかじめ入庫情報、満空情報、利用情報を記録しておけばよい。
[プログラム、記録媒体]
上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
100 駐車場利用情報収集装置 110 入出庫情報生成部
120 利用情報生成部 130 時刻範囲設定手段
140 利用情報出力部 150 入出庫情報出力部
160 検索部 190 記録部
200 場内装置 205 車室センサ
210,220 カメラ 215,225 発信器
230 管理端末 240 車番認識部
251 入庫情報生成部 252 出庫情報生成部
260 満空情報生成部 270 通信部
300 携帯端末

Claims (15)

  1. 入庫情報を情報収集対象の駐車場に入庫した車両の車番と入庫時刻とが対応付けられた情報、出庫情報を前記駐車場を出庫した車両の車番と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とし、
    少なくとも入庫情報、満空情報を記録する記録部と、
    出庫情報が入力されると、当該出庫情報の車番と同一の車番を有する前記記録部に記録された入庫情報を検索し、車番、入庫時刻、出庫時刻を対応付けた入出庫情報を前記記録部に記録する入出庫情報生成部と、
    入出庫情報を指定する情報が入力されると、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間である第1の時刻範囲に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間である第2の時刻範囲に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDをすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録する利用情報生成部
    を備える駐車場利用情報収集装置。
  2. 入庫情報を情報収集対象の駐車場に入庫した車両の車番と入庫時刻とが対応付けられた情報、出庫情報を前記駐車場を出庫した車両の車番と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とし、
    入庫情報には車両利用者を示す情報である利用者IDが対応付けられている入庫情報と利用者IDが対応付けられていない入庫情報があり、満空情報には満の状況の車室IDに利用者IDが対応付けられている車室IDと利用者IDが対応付けられていない車室IDがあり、出庫情報には利用者IDが対応付けられている出庫情報と利用者IDが対応付けられていない出庫情報があり、
    少なくとも入庫情報、満空情報を記録する記録部と、
    出庫情報が入力されると、当該出庫情報の車番と同一の車番を有する前記記録部に記録された入庫情報を検索し、入庫情報または出庫情報に利用者IDが対応付けられているときは、車番、入庫時刻、出庫時刻、利用者IDを対応つけて入出庫情報とし、入庫情報および出庫情報に利用者IDが対応付けられていないときは、車番、入庫時刻、出庫時刻を対応付けて入出庫情報とし、前記記録部に記録する入出庫情報生成部と、
    利用者IDが対応付けられた入出庫情報を指定する情報が入力されたときであって、満空情報を用いて、当該入出庫情報の入庫時刻から出庫時刻までに当該入出庫情報の利用者IDが対応付けられている車室IDを求めたときは、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めた車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録し、利用者IDが対応付けられている車室IDを求められなかったとき及び利用者IDが対応付けられていない入出庫情報を指定する情報が入力されたときは、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間である第1の時刻範囲に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間である第2の時刻範囲に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDを、少なくとも利用者IDが対応付けられていない車室IDの中からすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録する利用情報生成部
    を備える駐車場利用情報収集装置。
  3. 入出庫情報を情報収集対象の駐車場に入出庫した車両の車番と入庫時刻と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とし、
    少なくとも入出庫情報、満空情報を記録する記録部と、
    入出庫情報を指定する情報が入力されると、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間である第1の時刻範囲に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間である第2の時刻範囲に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDをすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録する利用情報生成部
    を備える駐車場利用情報収集装置。
  4. 入出庫情報を情報収集対象の駐車場に入出庫した車両の車番と入庫時刻と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とし、
    入出庫情報には車両利用者を示す情報である利用者IDが対応付けられている入出庫情報と利用者IDが対応付けられていない入出庫情報があり、満空情報には満の状況の車室IDに利用者IDが対応付けられている車室IDと利用者IDが対応付けられていない車室IDがあり、
    少なくとも入出庫情報、満空情報を記録する記録部と、
    利用者IDが対応付けられた入出庫情報を指定する情報が入力されたときであって、満空情報を用いて、当該入出庫情報の入庫時刻から出庫時刻までに当該入出庫情報の利用者IDが対応付けられている車室IDを求めたときは、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めた車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録し、利用者IDが対応付けられている車室IDを求められなかったとき及び利用者IDが対応付けられていない入出庫情報を指定する情報が入力されたときは、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間である第1の時刻範囲に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間である第2の時刻範囲に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDを、少なくとも利用者IDが対応付けられていない車室IDの中からすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録する利用情報生成部
    を備える駐車場利用情報収集装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の駐車場利用情報収集装置であって、
    前記第1の時刻範囲と前記第2の時刻範囲は、車室ごとまたは複数の車室をまとめた車室グループごとに定められており、前記駐車場の入口から遠い車室または車室グループほど前記第1の時刻範囲はより遅い時刻の範囲に定められており、前記駐車場の出口から遠い車室または車室グループほど前記第2の時刻範囲はより早い時刻の範囲に定められている
    ことを特徴とする駐車場利用情報収集装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の駐車場利用情報収集装置であって、
    前記利用情報生成部は、満空情報から入庫時刻における前記駐車場の利用率を求め、当該利用率が高いほど前記第1の時刻範囲をより遅い時刻の範囲に定め、満空情報から出庫時刻における前記駐車場の利用率を求め、当該利用率が高いほど前記第2の時刻範囲をより早い時刻の範囲に定める時刻範囲設定手段も有する
    ことを特徴とする駐車場利用情報収集装置。
  7. 請求項1記載の駐車場利用情報収集装置であって
    車番が入力されると、出庫情報が入力されていない入庫情報から当該車番に対応する入庫情報を検索し、満空情報を用いて、当該入庫情報に示された入庫時刻に対する前記第1の時刻範囲に空から満に変化した車室IDをすべて出力する検索部と、
    当該車番に対応した利用情報を出力する利用情報出力部
    も備える駐車場利用情報収集装置。
  8. 請求項2記載の駐車場利用情報収集装置であって
    車番が入力されると、出庫情報が入力されていない入庫情報から当該車番に対応する入庫情報を検索し、満空情報を用いて、当該入庫情報に示された入庫時刻に対する前記第1の時刻範囲に空から満に変化した車室IDをすべて出力する検索部と、
    前記入庫情報と利用者IDとが対応付けられており、かつ当該利用者IDが対応付けられた利用情報が存在する場合は、当該利用情報の車室IDを出力し、前記入庫情報と利用者IDとが対応付けられていない、又は利用者IDが対応付けられた利用情報が存在しない場合は、当該車番に対応した利用情報を出力する利用情報出力部
    も備える駐車場利情報収集装置。
  9. 駐車場利用情報収集装置が実行する駐車場利用情報収集方法であって、
    入庫情報を情報収集対象の駐車場に入庫した車両の車番と入庫時刻とが対応付けられた情報、出庫情報を前記駐車場を出庫した車両の車番と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とし、
    入庫情報、満空情報を記録部に記録する記録ステップと、
    出庫情報が入力されると、当該出庫情報の車番と同一の車番を有する前記記録部に記録された入庫情報を検索し、車番、入庫時刻、出庫時刻を対応付けた入出庫情報を前記記録部に記録する入出庫情報生成ステップと、
    入出庫情報を指定する情報が入力されると、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間(第1の時刻範囲)に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間(第2の時刻範囲)に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDをすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録する利用情報生成ステップ
    を実行する駐車場利用情報収集方法。
  10. 駐車場利用情報収集装置が実行する駐車場利用情報収集方法であって、
    入庫情報を情報収集対象の駐車場に入庫した車両の車番と入庫時刻とが対応付けられた情報、出庫情報を前記駐車場を出庫した車両の車番と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とし、
    入庫情報には車両利用者を示す情報である利用者IDが対応付けられている入庫情報と利用者IDが対応付けられていない入庫情報があり、満空情報には満の状況の車室IDに利用者IDが対応付けられている車室IDと利用者IDが対応付けられていない車室IDがあり、出庫情報には利用者IDが対応付けられている出庫情報と利用者IDが対応付けられていない出庫情報があり、
    入庫情報、満空情報を記録部に記録する記録ステップと、
    出庫情報が入力されると、当該出庫情報の車番と同一の車番を有する前記記録部に記録された入庫情報を検索し、入庫情報または出庫情報に利用者IDが対応付けられているときは、車番、入庫時刻、出庫時刻、利用者IDを対応つけて入出庫情報とし、入庫情報および出庫情報に利用者IDが対応付けられていないときは、車番、入庫時刻、出庫時刻を対応付けて入出庫情報とし、前記記録部に記録する入出庫情報生成ステップと、
    利用者IDが対応付けられた入出庫情報を指定する情報が入力されたときであって、満空情報を用いて、当該入出庫情報の入庫時刻から出庫時刻までに当該入出庫情報の利用者IDが対応付けられている車室IDを求めたときは、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めた車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録し、利用者IDが対応付けられている車室IDを求められなかったとき及び利用者IDが対応付けられていない入出庫情報を指定する情報が入力されたときは、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間(第1の時刻範囲)に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間(第2の時刻範囲)に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDを、少なくとも利用者IDが対応付けられていない車室IDの中からすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録する利用情報生成ステップ
    を実行する駐車場利用情報収集方法。
  11. 駐車場利用情報収集装置が実行する駐車場利用情報収集方法であって、
    入出庫情報を情報収集対象の駐車場に入出庫した車両の車番と入庫時刻と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とし、
    入出庫情報、満空情報を記録部に記録する記録ステップと、
    入出庫情報を指定する情報が入力されると、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間(第1の時刻範囲)に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間(第2の時刻範囲)に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDをすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録する利用情報生成ステップ
    を実行する駐車場利用情報収集方法。
  12. 駐車場利用情報収集装置が実行する駐車場利用情報収集方法であって、
    入出庫情報を情報収集対象の駐車場に入出庫した車両の車番と入庫時刻と出庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報とし、
    入出庫情報には車両利用者を示す情報である利用者IDが対応付けられている入出庫情報と利用者IDが対応付けられていない入出庫情報があり、満空情報には満の状況の車室IDに利用者IDが対応付けられている車室IDと利用者IDが対応付けられていない車室IDがあり、
    入出庫情報、満空情報を記録部に記録する記録ステップと、
    利用者IDが対応付けられた入出庫情報を指定する情報が入力されたときであって、満空情報を用いて、当該入出庫情報の入庫時刻から出庫時刻までに当該入出庫情報の利用者IDが対応付けられている車室IDを求めたときは、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めた車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録し、利用者IDが対応付けられている車室IDを求められなかったとき及び利用者IDが対応付けられていない入出庫情報を指定する情報が入力されたときは、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間(第1の時刻範囲)に空から満に変化し、かつ、第2のあらかじめ定めた方法で決まる当該入出庫情報の出庫時刻に対応した2つの時刻の間(第2の時刻範囲)に満から空に変化した車室を示す情報である車室IDを、少なくとも利用者IDが対応付けられていない車室IDの中からすべて求め、車番、入庫時刻、出庫時刻、求めたすべての車室IDを対応付けた利用情報を前記記録部に記録する利用情報生成ステップ
    を実行する駐車場利用情報収集方法。
  13. 入庫情報を駐車場に入庫した車両の車番と入庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報、利用情報を車番、入庫時刻、出庫時刻、車室を示す情報である車室IDを対応付けた情報とし、
    入庫情報、満空情報、利用情報が記録されている記録装置を用いて実行する駐車位置予測方法であって、
    車番が入力されると、当該車番に対応する最新の入庫情報を検索し、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間に空から満に変化した車室IDをすべて出力する検索ステップと、
    当該車番に対応した利用情報を出力する利用情報出力ステップ
    を実行する駐車位置予測方法。
  14. 入庫情報を駐車場に入庫した車両の車番と入庫時刻とが対応付けられた情報、満空情報を前記駐車場の車室ごとの満空の状況とその状況のときの時刻とが対応付けられた情報、利用情報を車番、入庫時刻、出庫時刻、車室を示す情報である車室IDを対応付けた情報とし、
    入庫情報には車両利用者を示す情報である利用者IDが対応付けられている入庫情報と利用者IDが対応付けられていない入庫情報があり、利用情報には利用者IDが対応付けられている利用情報と利用者IDが対応付けられていない利用情報があり、
    入庫情報、満空情報、利用情報が記録されている記録装置を用いて実行する駐車位置予測方法であって、
    車番が入力されると、出庫情報が入力されていない入庫情報から当該車番に対応する入庫情報を検索し、満空情報を用いて、第1のあらかじめ定めた方法で決まる当該入庫情報の入庫時刻に対応した2つの時刻の間に空から満に変化した車室IDをすべて出力する検索ステップと、
    前記入庫情報と利用者IDとが対応付けられており、かつ当該利用者IDが対応付けられた利用情報が存在する場合は、当該利用情報の車室IDを出力し、前記入庫情報と利用者IDとが対応付けられていない、又は利用者IDが対応付けられた利用情報が存在しない場合は、当該車番に対応した利用情報を出力する利用情報出力ステップ
    を実行する駐車位置予測方法。
  15. 請求項1から8のいずれかに記載の駐車場利用情報収集装置としてコンピュータを機能させるための駐車場利用情報収集プログラム。
JP2015097460A 2015-05-12 2015-05-12 駐車場利用情報収集装置、駐車場利用情報収集方法、駐車位置予測方法、駐車場利用情報収集プログラム Active JP6514025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015097460A JP6514025B2 (ja) 2015-05-12 2015-05-12 駐車場利用情報収集装置、駐車場利用情報収集方法、駐車位置予測方法、駐車場利用情報収集プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015097460A JP6514025B2 (ja) 2015-05-12 2015-05-12 駐車場利用情報収集装置、駐車場利用情報収集方法、駐車位置予測方法、駐車場利用情報収集プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016212734A JP2016212734A (ja) 2016-12-15
JP6514025B2 true JP6514025B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=57551790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015097460A Active JP6514025B2 (ja) 2015-05-12 2015-05-12 駐車場利用情報収集装置、駐車場利用情報収集方法、駐車位置予測方法、駐車場利用情報収集プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6514025B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107945568A (zh) * 2017-12-01 2018-04-20 深圳市赛亿科技开发有限公司 停车场管理方法及系统
CN108091166B (zh) * 2017-12-25 2021-02-26 中国科学院深圳先进技术研究院 可用停车位数目变化的预测方法、装置、设备及存储介质
CN108281038B (zh) * 2018-03-27 2020-10-16 东阳市聚冉电子科技有限公司 一种用于安全查找区域内停车位的系统
CN110299012A (zh) * 2019-06-26 2019-10-01 济南职业学院 一种基于时间序列分析的分时车位共享装置及方法
CN112863231B (zh) * 2020-12-31 2022-01-21 深圳市顺易通信息科技有限公司 一种停车场剩余车位校准方法、系统、装置及存储介质
CN116935692B (zh) * 2023-07-21 2024-04-30 江苏通行宝智慧交通科技股份有限公司 一种区域停车场智慧管理平台

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000149194A (ja) * 1998-11-12 2000-05-30 Toshiba Corp 駐車管理システム
JP2010020746A (ja) * 2008-06-09 2010-01-28 Eiko Seisakusho:Kk 駐車場管理システム
JP6016676B2 (ja) * 2013-03-11 2016-10-26 三菱プレシジョン株式会社 駐車場管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016212734A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6514025B2 (ja) 駐車場利用情報収集装置、駐車場利用情報収集方法、駐車位置予測方法、駐車場利用情報収集プログラム
US10171646B2 (en) Systems and methods for providing geolocation services
US10715653B2 (en) Systems and methods for providing geolocation services
JP6348395B2 (ja) 駐車場管理装置、駐車場管理システム、駐車場管理方法、駐車場管理プログラム
CN104507841A (zh) 电梯的层站装置
JP2014535181A5 (ja)
KR20180101648A (ko) 개인주차장 공유시스템
US20200401853A1 (en) Smart video surveillance system using a neural network engine
KR102452504B1 (ko) 단말 및 이의 위치 측정 방법
JP2021047606A (ja) 情報通知装置およびカーシェアリングシステム
KR101576530B1 (ko) 주차위치 기록방법 및 시스템
US11335199B2 (en) Parking control system, parking control method, and mobile robot device
KR101368757B1 (ko) 주차 차량 감시 시스템 및 방법
CN110914875B (zh) 基于位置的行为监测
US9940758B2 (en) Method for communicating vehicle data of a vehicle
EP3246223A1 (en) State monitoring device, state monitoring system, and train
US20210300435A1 (en) Management device, transportation system, management method, and recording medium
JP2014203340A (ja) 駐車車室検知装置およびコンピュータプログラム
US11525937B2 (en) Registration system
US11172070B2 (en) System, information processing apparatus, and information processing method
JP5908049B1 (ja) 駐車場車室管理システム、駐車場車室管理方法、プログラム
GB2568306A (en) Method and system for finding vehicle in parking facility
KR101546440B1 (ko) 휴대단말기를 이용한 차량관리 시스템
KR20160109633A (ko) 스마트 주차정보를 위한 u-발렛 시스템
JP2014119995A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6514025

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250