JP2014119995A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯可能な情報処理装置の存在位置を出力する場合にあって、建物内における階を出力する情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置の受付手段は、他の検知装置が検知した気圧と気温と該他の検知装置がある標高を受け付け、気圧検知手段は、携帯可能な情報処理装置が存在している位置の気圧を検知し、算出手段は、前記受付手段によって受け付けられた気圧と気温と標高と前記気圧検知手段によって検知された気圧に基づいて、該気圧検知手段が検知した時点における標高を算出し、特定手段は、階と該階の高さを対応させて記憶している記憶手段から前記算出手段によって算出された標高に対応する階を特定し、出力手段は、前記特定手段によって特定された階を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、プロキシ・ベースの取引認証システムを提供することを課題とし、応答対象物を有する車両は、プロキシを有し、このプロキシは、GPSの人工衛星あるいは他の現在位置決定ソースからの現在位置決定信号を受領できる応答対象物をよりも良好な機能を有し、プロキシは、問い合わせ装置からの問い合わせ信号を受領し、その応答対象物の位置を表すために、応答対象物よりも優れた機能を有し、車両は、(i)車両に搭載された応答対象物を検出する1つあるいは複数のセンサーと、(ii)車両の状態情報を検出する1つあるいは複数のセンサーを搭載し、この両方のセンサーの組により情報をプロキシに提供し、応答対象物センサーは、問い合わせ装置がこれらの応答対象物の位置を問い合わせるのと同様な方法で、各応答対象物に問い合わせをすることができ、車両の状態とは、車両の位置とその移動方向と重量と、車両内外の温度、湿度、気圧を含むことが開示されている。
特許文献2には、簡単な構成で、音を取得する集音手段と、前記携帯端末の絶対位置を検出する絶対位置検出手段と、前記携帯端末の相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記集音手段で取得した音を音声と認識する音声認識手段とを備えた携帯端末を実現することを課題とし、サーバーとの相互間でデータの送受信を実行する携帯端末であって、前記携帯端末には、音を取得する集音手段と、前記携帯端末の絶対位置を検出する絶対位置検出手段と、前記携帯端末の相対位置を検出する相対位置検出手段と、前記集音手段で取得した音を音声と認識する音声認識手段とを備えたことが開示されている。
特開2010−088095号公報 特開2010−183289号公報
本発明は、携帯可能な情報処理装置の存在位置を出力する場合にあって、建物内における階を出力する情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、他の検知装置が検知した気圧と気温と該他の検知装置がある標高を受け付ける受付手段と、携帯可能な情報処理装置が存在している位置の気圧を検知する気圧検知手段と、前記受付手段によって受け付けられた気圧と気温と標高と前記気圧検知手段によって検知された気圧に基づいて、該気圧検知手段が検知した時点における標高を算出する算出手段と、階と該階の高さを対応させて記憶している記憶手段から前記算出手段によって算出された標高に対応する階を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された階を出力する出力手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記受付手段は、前記他の検知装置が気圧と気温を検知した時刻を受け付け、前記算出手段は、前記気圧検知手段が気圧を検知した時刻から予め定められた範囲内にある時刻に検知された前記受付手段が受け付けた気圧と気温を用いて標高を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者の行動の型に基づいて、該情報処理装置の標高を定めることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者の予定と検知する時刻に基づいて、該情報処理装置の標高を定めることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記他の検知装置は、携帯可能な複数の情報処理装置であって、前記受付手段は、複数の気圧と気温と標高を受け付け、前記算出手段は、前記受付手段によって受け付けられた複数の気圧と気温と標高の統計的代表値としての気圧と気温と標高と前記気圧検知手段によって検知された気圧に基づいて、該気圧検知手段が検知した時点における標高を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者の行動を認識した結果に基づいて、該情報処理装置の標高を定めることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者が固定された情報処理装置である固定情報処理装置を利用した場合は、該固定情報処理装置が設置された位置の標高を該携帯可能な情報処理装置の標高として定めることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項8の発明は、前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者が入退室管理装置を通過した場合は、該入退室管理装置が設置された位置の標高を該情報処理装置の標高として定めることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項9の発明は、前記他の検知装置は、前記入退室管理装置を通過した後は、前記携帯可能な情報処理装置が備えている気圧検知手段によって検知された気圧の変化と該入退室管理装置が設置された位置の標高に基づいて、該情報処理装置の標高として定めることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10の発明は、コンピュータを、他の検知装置が検知した気圧と気温と該他の検知装置がある標高を受け付ける受付手段と、携帯可能な情報処理装置が存在している位置の気圧を検知する気圧検知手段と、前記受付手段によって受け付けられた気圧と気温と標高と前記気圧検知手段によって検知された気圧に基づいて、該気圧検知手段が検知した時点における標高を算出する算出手段と、階と該階の高さを対応させて記憶している記憶手段から前記算出手段によって算出された標高に対応する階を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された階を出力する出力手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、携帯可能な情報処理装置の存在位置を出力する場合にあって、建物内における階を出力することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、建物内における階を、本構成を有していない場合に比較して、より正確に特定することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、携帯可能な情報処理装置を他の検知装置として用いる場合に、その情報処理装置を所持している者の行動の型に基づいて標高を定めることができる。
請求項4の情報処理装置によれば、携帯可能な情報処理装置を他の検知装置として用いる場合に、その情報処理装置を所持している者の予定と検知する時刻に基づいて標高を定めることができる。
請求項5の情報処理装置によれば、複数の携帯可能な情報処理装置を他の検知装置として用いる場合に、気圧と気温と標高の統計的代表値に基づいて標高を算出することができる。
請求項6の情報処理装置によれば、携帯可能な情報処理装置を他の検知装置として用いる場合に、その情報処理装置を所持している者の行動を認識した結果に基づいて標高を定めることができる。
請求項7の情報処理装置によれば、携帯可能な情報処理装置を他の検知装置として用いる場合に、その情報処理装置を所持している者が固定された情報処理装置である固定情報処理装置を利用したことを用いて標高を定めることができる。
請求項8の情報処理装置によれば、携帯可能な情報処理装置を他の検知装置として用いる場合に、その情報処理装置を所持している者が入退室管理装置を通過したことを用いて標高を定めることができる。
請求項9の情報処理装置によれば、入退室管理装置を通過した後は、気圧の変化を用いて標高を定めることができる。
請求項10の情報処理プログラムによれば、携帯可能な情報処理装置の存在位置を出力する場合にあって、建物内における階を出力することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を実現する場合におけるシステム構成例を示す説明図である。 建物情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 測定・特定結果テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 リファレンスとなる値を算出する処理例を示す説明図である。 リファレンスとなる値を算出する処理例を示す説明図である。 リファレンスとなる値を算出する処理例を示す説明図である。 リファレンスとなる値を算出する処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である携帯情報処理装置100は、携帯可能な情報処理装置の存在位置を出力するものであって、図1の例に示すように、気圧検知モジュール110、位置検知モジュール120、リファレンス情報取得モジュール130、建物情報記憶モジュール140、高さ特定モジュール150、出力モジュール160を有している。情報処理装置100は、携帯可能であって、通信機能を有している。例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、通信機能を有しているノートPC(タブレット型PCを含む)等である。また、情報処理装置100内には、少なくとも気圧検知モジュール110を有していればよく、一般的には位置検知モジュール120も有しており、図2の例を用いて後述するように、リファレンス情報取得モジュール130、建物情報記憶モジュール140、高さ特定モジュール150、出力モジュール160のいずれか1つ以上は、他の情報処理装置に構築されていてもよい。なお、情報処理装置100の位置を検知するとは、その情報処理装置100を携帯している者の位置を検知することになる。
気圧検知モジュール110は、高さ特定モジュール150と接続されている。気圧検知モジュール110は、携帯情報処理装置100が存在している位置の気圧を検知する。いわゆる気圧センサーである。
なお、気圧検知モジュール110は、定期的に気圧を検知する。
位置検知モジュール120は、高さ特定モジュール150と接続されている。位置検知モジュール120は、情報処理装置100が存在している位置を検知する。例えば、GPS、無線通信網における基地局(例えば、3G基地局とWiFi基地局)の位置検知モジュール等が該当する。ここで位置検知モジュール120が第1の時点を検知した場合に、高さ特定モジュール150による処理を行うようにしてもよい。第1の時点として、例えば、GPS若しくは基地局の位置検知によって位置を検知できなくなった時点又はGPS若しくは基地局の位置検知の精度が予め定められた値未満若しくは以下となった時点がある。具体的には、情報処理装置100の所持者がビル等の建物内に入った時点が該当し、いわゆるGPS圏外といわれる状態が該当する。つまり、情報処理装置100の所持者は、その建物の入り口(出入り口、玄関等を含む)がある階(以下、フロアともいう)にいることになる。したがって、第1の時点とは、具体例として、建物内であって入り口がある階に入った時点となる。
なお、GPS、基地局の位置検知モジュールは、位置(緯度、経度)の他に、その検知した位置の精度を示す情報を出力する。具体的には、GPSでは水平精度劣化指数等がある。これらの値を、GPS、基地局の位置検知の精度として、その値が予め定められた値未満若しくは以下となったか否かを判断すればよい。
なお、位置検知モジュール120は、定期的に位置を検知する。
また、位置検知モジュール120は、情報処理装置100の標高(海抜)を検知するようにしてもよい。例えば、GPSは、緯度、経度の他に標高も検知する。
リファレンス情報取得モジュール130は、高さ特定モジュール150と接続されている。リファレンス情報取得モジュール130は、他の検知装置が検知した気圧と気温とその他の検知装置がある標高を受け付ける。「他の検知装置」とは、例えば、後述する携帯情報処理装置250が該当する。つまり、「他の検知装置」は携帯情報処理装置100以外の装置であり、気圧センサーと気温センサーを有しており、一般的には携帯情報処理装置100とは異なる場所にある。リファレンス情報取得モジュール130は、それらのセンサーの検知した値を取得する。そして、「他の検知装置」が存在している位置の標高も取得する。「他の検知装置が存在している位置の標高」については、図7等を用いて後述する。
リファレンス情報取得モジュール130は、さらに「他の検知装置」が気圧と気温を検知した時刻を受け付けるようにしてもよい。
建物情報記憶モジュール140は、高さ特定モジュール150と接続されている。建物情報記憶モジュール140は、少なくとも、建物における階とその階の高さの対応を記憶しており、この他に、建物の名称と、その建物の位置と、その建物の入り口がある階を示す情報を記憶していてもよい。なお、「階の高さ」とは、標高であってもよく、建物内の高さ(例えば、フロア(階)間の高さを含む)であってもよい。例えば、建物情報テーブル300を記憶している。図3は、建物情報テーブル300のデータ構造例を示す説明図である。建物情報テーブル300は、建物ID欄310、建物名称欄320、建物位置欄330、入り口欄340、階数欄350、1階高さ欄361、2階高さ欄362等を有している。建物ID欄310は、その建物を本実施の形態において一意に識別し得る情報(ID:IDentification)を記憶している。建物名称欄320は、その建物の名称を記憶している。建物位置欄330は、その建物の位置を記憶している。建物位置欄330は、X欄332、Y欄334を有している。X欄332は、緯度を記憶している。Y欄334は、経度を記憶している。入り口欄340は、その建物の入り口がある階を記憶している。入り口が複数階にある場合は、その複数の階を記憶している。階数欄350は、その建物の総階数を記憶している。1階高さ欄361は、その建物における1階の高さを記憶している。2階高さ欄362は、その建物における2階の高さを記憶している。以下、各階の高さを記憶している。したがって、入り口がある階からの高低差を有している階を算出することができる。
なお、建物情報記憶モジュール140内の建物情報テーブル300は、地図全体をカバーしている必要は無く、「どこにいる」か推定したい場所(予め定められた場所における建物)のデータがあればよい。
高さ特定モジュール150は、気圧検知モジュール110、位置検知モジュール120、リファレンス情報取得モジュール130、建物情報記憶モジュール140、出力モジュール160と接続されている。高さ特定モジュール150は、リファレンス情報取得モジュール130によって受け付けられた気圧と気温と標高と気圧検知モジュール110によって検知された気圧に基づいて、気圧検知モジュール110が検知した時点における標高を算出する。そして、階とその階の高さを対応させて記憶している建物情報記憶モジュール140から算出した標高に対応する階を特定する。もちろんのことながら、高さ特定モジュール150が算出する標高は、気圧検知モジュール110を内蔵している携帯情報処理装置100がある位置の標高である。具体的には、リファレンス情報取得モジュール130によって受け付けられた気圧と気温と標高を参照値とした予め定められた式を用いて、その式に気圧検知モジュール110によって検知された気圧を代入して標高を算出する。
高さ特定モジュール150は、気圧検知モジュール110が気圧を検知した時刻から予め定められた範囲内にある時刻に検知されたリファレンス情報取得モジュール130が受け付けた気圧と気温を用いて標高を算出するようにしてもよい。例えば、気圧検知モジュール110が検知したときから30秒以内に検知されたものを利用するようにしてもよい。さらにその範囲内に複数ある場合は、最新のものを利用するようにしてもよい。
高さ特定モジュール150が行う標高の算出について詳細に説明する。ユーザが所持している端末(携帯情報処置100)が検知した気圧をpuserとした場合、ユーザのいる高さhuserは(1)式で表される。
user=153.8*(t0+273.2)*(1−(puser/p0)^0.1902) … (1)
このときt0は標準気温、p0は標準気圧である。p0、t0は海抜0mにおける気圧と気温である。
標準気温、標準気圧の求め方について説明する。リファレンス情報取得モジュール130によって取得された情報(リファレンス、Reference)を使う。
リファレンス情報取得モジュール130が出力する気圧、気温、及び海抜高さ(「他の検知装置(例えば、後述する携帯情報処理装置250)」が置かれている位置の海抜高さであり、既知である)をそれぞれpref、tref、hrefとすると、
p0=pref*(1−0.0065*href/(tref+0.0065*href+273.15))^−5.257 … (2)
t0=tref+0.0065*href … (3)
となる。
ここで、(2)式、(3)式を(1)式に代入し、気圧検知モジュール110が検知している気圧puserを代入することで、携帯情報処理装置100を所持している者の標高huserが計算できる。
出力モジュール160は、高さ特定モジュール150と接続されている。出力モジュール160は、高さ特定モジュール150によって特定された階を出力する。例えば、情報処理装置100が有している液晶ディスプレイ等の表示装置に表示してもよいし、他の情報処理装置において、情報処理装置100の所持者の名称とともに建物の名称と階を表示するようにしてもよい。なお、他の情報処理装置には、情報処理装置100の所持者の名称等を情報処理装置100から通知しておけばよい。
さらに、出力モジュール160は、建物と階に関する情報を記憶しているDB(データベース)から、その建物と階に対応する情報(例えば、その階における会議室、トイレの位置、建物がデパートの場合は、その階における売り場の広告等)を表示するようにしてもよい。
図2は、本実施の形態を実現する場合におけるシステム構成例を示す説明図である。なお、図1の例に示した携帯情報処理装置100と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
携帯情報処理装置200は、気圧検知モジュール110、位置検知モジュール120、出力モジュール160、通信モジュール205を有している。図1の例に示した携帯情報処理装置100の別の構成態様である。なお、携帯情報処理装置100は、携帯情報処理装置200と位置特定処理装置220を組み合わせた構成である。気圧検知モジュール110は、通信モジュール205と接続されている。位置検知モジュール120は、通信モジュール205と接続されている。出力モジュール160は、通信モジュール205と接続されている。通信モジュール205は、気圧検知モジュール110、位置検知モジュール120、出力モジュール160と接続されており、また通信回線290を介して、位置特定処理装置220の通信モジュール225、携帯情報処理装置250の通信モジュール275と接続されている。
通信モジュール205は、気圧検知モジュール110が検知した気圧、位置検知モジュール120が検知した位置を、通信回線290を介して位置特定処理装置220へ送信する。そして、位置特定処理装置220から送信されてきた情報(位置、建物の名称、階、位置に関する情報(前述した会議室の位置、広告等))を受信して、出力モジュール160によって出力させる。
位置特定処理装置220は、建物情報記憶モジュール140、高さ特定モジュール150、通信モジュール225、出力モジュール230を有している。図1の例に示した携帯情報処理装置100の別の構成態様である。建物情報記憶モジュール140は、高さ特定モジュール150と接続されている。高さ特定モジュール150は、建物情報記憶モジュール140、通信モジュール225、出力モジュール230と接続されている。通信モジュール225は、高さ特定モジュール150と接続されており、また通信回線290を介して、携帯情報処理装置200の通信モジュール205、携帯情報処理装置250の通信モジュール275と接続されている。出力モジュール230は、高さ特定モジュール150と接続されている。
通信モジュール225は、通信回線290を介して携帯情報処理装置200から送信されてきた気圧、位置、検知時刻、そして携帯情報処理装置250から送信されてきた気圧、気温、標高、検知時刻を受け取る。高さ特定モジュール150が携帯情報処理装置200の所持者がいる階を特定して、出力モジュール230がその結果を出力する。例えば、携帯情報処理装置200の所持者がいる場所を地図上に表示するようにしてもよい。また、通信モジュール225は、携帯情報処理装置200の所持者の位置を、通信回線290を介して携帯情報処理装置200又は携帯情報処理装置250に送信してもよい。
携帯情報処理装置250は、気圧検知モジュール255、温度検知モジュール260、位置検知モジュール265、通信モジュール275、出力モジュール280を有している。携帯情報処理装置250は複数あってもよい。携帯情報処理装置250は、図1の例で説明した「他の検知装置」である。気圧検知モジュール255は、通信モジュール275と接続されている。温度検知モジュール260は、通信モジュール275と接続されている。位置検知モジュール265は、通信モジュール275と接続されている。通信モジュール275は、気圧検知モジュール255、温度検知モジュール260、位置検知モジュール265、出力モジュール280と接続されており、また通信回線290を介して、携帯情報処理装置200の通信モジュール205、位置特定処理装置220の通信モジュール225と接続されている。出力モジュール280は、通信モジュール275と接続されている。
気圧検知モジュール255は、携帯情報処理装置250が存在している位置の気圧を検知する。いわゆる気圧センサーである。
温度検知モジュール260は、携帯情報処理装置250が存在している位置の温度を検知する。いわゆる温度センサーである。
位置検知モジュール265は、携帯情報処理装置250が存在している位置を検知する。例えば、GPS、無線通信網における基地局(例えば、3G基地局とWiFi基地局)の位置検知モジュール等が該当する。
通信モジュール275は、気圧検知モジュール255が検知した気圧、温度検知モジュール260が検知した温度、携帯情報処理装置250が存在している位置の標高、検知時刻を、通信回線290を介して位置特定処理装置220に送信する。そして、位置特定処理装置220から携帯情報処理装置200の所持者の位置を受信して、出力モジュール280がその結果を出力する。例えば、携帯情報処理装置200の所持者がいる場所を地図上に表示するようにしてもよい。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、位置検知モジュール120がGPS情報、基地局位置情報を取得し、気圧検知モジュール110が気圧情報を取得する。GPS情報、基地局位置情報は、いずれか一方だけでもよい。
ステップS404では、位置検知モジュール120が、GPS情報を検知したか否かを判断し、検知した場合はステップS406へ進み、それ以外の場合はステップS408へ進む。
ステップS406では、位置検知モジュール120が、GPS情報から、水平方向の位置(緯度、経度)と存在範囲(半径の距離等)を判定する。
ステップS408では、位置検知モジュール120が、基地局位置を検知したか否かを判断し、検知した場合はステップS410へ進み、それ以外の場合はステップS412へ進む。
ステップS410では、位置検知モジュール120が、基地局位置情報から、水平方向の位置と存在範囲を判定する。
ステップS412では、位置検知モジュール120が、GPS情報、基地局位置情報の時系列データから、水平方向の位置と存在範囲を判定する。前述したように、直前のGPS情報、基地局位置情報を用いてもよいし、時系列データから、水平方向の位置と存在範囲を判定するようにしてもよい。
ステップS414では、位置検知モジュール120が、位置情報は十分な精度であるか否かを判断し、十分な精度である場合はステップS418へ進み、それ以外の場合はステップS416へ進む。十分な精度であるか否かの判断は、ステップS402で取得した情報の精度と予め定められた値との比較によって判断する。例えば、GPS情報を検知した場合であっても、その精度が十分な値でない場合は、ステップS416へ進む。なお、ステップS412からの場合は、ステップS416へ進む。
ステップS416では、建物内の階を特定する。詳細については、図5の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS418では、出力モジュール160が、携帯情報処理装置100がどこにいるかを出力する。例えば、建物の名称と階を表示装置に表示する。
図5は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
ステップS502では、リファレンス情報取得モジュール130が、リファレンスとなる気圧情報を取得する。図2の例では、携帯情報処理装置250の気圧検知モジュール255が検知した気圧である。
ステップS504では、リファレンス情報取得モジュール130が、リファレンスとなる気温情報を取得する。図2の例では、携帯情報処理装置250の温度検知モジュール260が検知した温度である。
ステップS506では、高さ特定モジュール150が、標準気圧を算出する。前述の(2)式を用いる。
ステップS508では、高さ特定モジュール150が、標準気温を算出する。前述の(3)式を用いる。
ステップS510では、気圧検知モジュール110が、気圧を検知する。
ステップS512では、高さ特定モジュール150が、高さ(標高)を算出する。前述の(1)式にステップS506、S508、S510の結果を代入する。
ステップS514では、高さ特定モジュール150が建物情報記憶モジュール140内のデータを用いて、建物内の階を特定する。つまり、ステップS512で算出された高さに合致する階を特定する。ここで合致とは、ステップS512で算出された高さと1階高さ欄361等の高さとを比較して、その差が最も少ない階を採用すればよい。また、その差が予め定められた値以内でない場合は、エラーとしてもよい。
ステップS516では、出力モジュール160が、ステップS514で特定された位置(階)を出力する。
図6は、測定・特定結果テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。測定・特定結果テーブル600は、高さ特定モジュール150が用いるデータである。なお、測定・特定結果テーブル600は実際の実験結果である。つまり、リファレンスとなる「他の検知装置(携帯情報処理装置250)」を15階におき、ユーザが携帯情報処理装置100を持って3階及び10階に移動して気圧pを測定した。前述した処理を行い、ユーザのいた階を特定すると、それぞれ3階、10階となる。つまり、携帯情報処理装置100を所持しているこのユーザは、16時45分24秒には3階にいたが、16時47分37秒には10階に移動したことを示している。このように、測定フロア欄644内のデータと想定フロア欄654内のデータは一致しており、正確に階を特定したことを示している。
なお、測定フロア欄644は、実験として用いたデータであり、本実施の形態においては不要である。
測定・特定結果テーブル600は、時刻欄610、リファレンス欄620、ユーザ欄640、計算結果欄650を有している。
リファレンス欄620は、15Fでの測定データ欄622、15Fデータから計算欄624を有している。
15Fでの測定データ欄622は、リファレンス情報取得モジュール130が受け付けたデータを記憶しており、測定気圧欄626、高さ欄628、測定気温欄630を有している。
15Fデータから計算欄624は、(2)式、(3)式によって算出されたものを記憶しており、p0欄632、t0欄634を有している。
ユーザ欄640は、測定気圧欄642、測定フロア欄644を有している。測定気圧欄642は、気圧検知モジュール110が検知した気圧を記憶している。
計算結果欄650は、高さ欄652、想定フロア欄654を有している。高さ欄652は、(1)式によって算出された標高を記憶している。想定フロア欄654は、その標高に対応する階を記憶している。
本実施の形態では、標高が分かっている携帯情報処理装置250からの気圧と気温のデータが必要である。携帯情報処理装置250の標高を特定し、標準気圧と標準気温を算出するための方法について6種類を説明する。なお、携帯情報処理装置200を所持している人は、携帯情報処理装置250を所持している人と同じ建物にいるとする。
(1)行動パターン
携帯情報処理装置250の1日の行動パターンを把握し、いつどのフロアにいるかを特定し、そのフロアの標高を用いる。つまり、携帯情報処理装置250を所持しているユーザの行動パターンに基づいて、携帯情報処理装置250の標高を定める。フロア特定ができ、携帯情報処理装置250から気圧と気温が取得されれば、(2)式、(3)式から標準気圧p0と標準気温t0を算出することができる。
図7は、リファレンスとなる値を算出する処理例を示す説明図である。携帯情報処理装置250を所持しているユーザの1日の決まった行動パターンを使って、各時間でのフロアの特定をする。例えば、過去の行動から、図7に示すような行動パターンを取るとする。この場合、時刻と場所の対応を記憶しているテーブルA、場所とフロアの対応を記憶しているテーブルB、フロアと標高の対応を記憶しているテーブルCを用意し、気温、気圧を検知した時刻における場所をテーブルAから抽出し、場所からフロアをテーブルBから抽出し、フロアから標高をテーブルCから抽出することによって、携帯情報処理装置250の標高を特定し、リファレンス情報取得モジュール130に渡す。例えば、13時32分に気圧等を検知した場合は、テーブルAを用いて居室にいること、そしてテーブルBを用いてその居室は15階にあること、テーブルCを用いてその15階の標高は77mであると特定できる。
(2)スケジュール
携帯情報処理装置250を所持しているユーザの予定と検知する時刻に基づいて、携帯情報処理装置250の標高を定める。スケジューラと呼ばれているプログラムの動作と連携し、その日のその時刻に携帯情報処理装置250があるフロアを特定する。フロア特定ができ、携帯情報処理装置250から気圧と気温が取得されれば、(2)式、(3)式から標準気圧p0と標準気温t0を算出することができる。
図8は、リファレンスとなる値を算出する処理例を示す説明図である。図8の例に示すように、スケジューラから日時と場所(例えば、2012年8月6日15時から17時には、ある建物のホール(4階)にいること)を取得し、気温、気圧を検知した時刻がその時間帯にある場合は、その場所をテーブルAから抽出し、場所からフロアをテーブルBから抽出し、フロアから標高をテーブルCから抽出することによって、携帯情報処理装置250の標高を特定し、リファレンス情報取得モジュール130に渡す。例えば、15時32分に気圧等を検知した場合は、スケジューラを用いてホールにいること、そしてテーブルBを用いてそのホールは4階にあること、テーブルCを用いてその4階の標高は27mであると特定できる。なお、スケジューラは、携帯情報処理装置250に内蔵されていてもよいし、他の情報処理装置(例えば、位置特定処理装置220)内にあってもよい。他の情報処理装置内にあるスケジューラを用いる場合は、携帯情報処理装置250を所持しているユーザをスケジューラが管理しているデータから検索すればよい。
(3)統計的代表値
図9は、リファレンスとなる値を算出する処理例を示す説明図である。
同一グループメンバー(15F勤務)900として、携帯情報処理装置910、携帯情報処理装置920、携帯情報処理装置930、携帯情報処理装置940を所持するユーザがいる。勤務フロアが判明している複数のユーザを抽出し、その複数のユーザが所持している複数の携帯情報処理装置250が検知した気圧値を、そのフロアの気圧とするものである。例えば、4人のうち3人の携帯情報処理装置250が検知した気圧が近いならば、その3人の携帯情報処理装置250が検知した気圧の平均値を、携帯情報処理装置100のリファレンス情報取得モジュール130に送信する。なお、「近い気圧」の範囲としては、同一フロアの高さの範囲とすればよい。例えばフロアが4.5mの場合、0.54hPaの範囲は同一フロアにいると判定してよい(1m=0.12hPa)。なお、「勤務フロアが判明しているユーザの抽出」は、(1)、(2)等を用いればよい、つまり、行動パターン又はスケジュール通りに行動していないユーザがいる場合に、そのユーザが所持している携帯情報処理装置250が検知した気圧等は利用しないようにし、また、個別の携帯情報処理装置250が検知した気圧等における誤差にも対応するものである。
リファレンス情報取得モジュール130は、複数の気圧と気温と標高を受け付けることになる。そして、高さ特定モジュール150は、リファレンス情報取得モジュール130によって受け付けられた複数の気圧と気温と標高の統計的代表値としての気圧と気温と標高と気圧検知モジュール110によって検知された気圧に基づいて、気圧検知モジュール110が検知した時点における標高を算出する。統計的代表値として、平均値の例に他に、最頻値、中央値等を用いてもよい。
(4)行動認識
携帯情報処理装置250を所持しているユーザ(個人、複数人のいずれでもよい)の行動を認識した結果に基づいて、携帯情報処理装置250の標高を定めるものである。ユーザが椅子に座っている、立ち上がる、歩いている、会議中である等の行動は、携帯情報処理装置250内に備え付けられている加速度センサー等、あるいは画像、映像、および音声取得手段等を使って検知する値等を用いて判断することができる。この技術は、公知の技術を用いる。例えば、予め定められた範囲内に位置している人達がおり、複数人が椅子に座っており、一人が立っている場合は、会議中であると判断される。
図10は、リファレンスとなる値を算出する処理例を示す説明図である。携帯情報処理装置1010、携帯情報処理装置1020、携帯情報処理装置1030を所持しているユーザの行動が会議中であると認識された場合、会議できるスペースは15階にしかない場合は、15階にいると判断する。つまり、ある時刻に気圧等を検知し、行動認識した結果が「会議中」であり、テーブルBを用いて会議室は15階にあること、テーブルCを用いてその15階の標高は77mであると特定できる。
(5)デスクトップPC
携帯情報処理装置250を所持しているユーザが固定された情報処理装置である固定情報処理装置(例えば、デスクトップPC)を利用した場合は、その固定情報処理装置が設置された位置の標高を携帯情報処理装置250の標高として定める。例えば、設置フロアの分かっているデスクトップPCにログインした場合、ログイン情報からユーザを特定し、ユーザが所持している携帯情報処理装置250が検知した気圧、温度を用いるものである。より具体的には、デスクトップPC(IPアドレス)とそれが設置されているフロアの対応を記憶しているテーブルD、ユーザ名とそのユーザが所持している携帯情報処理装置250の対応を記憶しているテーブルE、前述のテーブルCを用いる。例えば、ユーザがデスクトップPCにログインし、キーボード等を用いていることが判明した場合は、テーブルEを用いてそのユーザが所持している携帯情報処理装置250を特定し、その携帯情報処理装置250が気圧等を検知したときに、テーブルDを用いてフロアを特定し、テーブルCを用いて標高を特定する。
(6)入退室管理装置
携帯情報処理装置250を所持しているユーザが入退室管理装置を通過した場合は、その入退室管理装置が設置された位置の標高を携帯情報処理装置250の標高として定める。入退室管理装置としては、例えば、ICカードの読取り、バイオメトリクス技術を用いた認証等によってドアの開閉を管理するものがある。入退室管理装置とその入退室管理装置が設置されている位置の標高の対応を記憶しているテーブルFを用意しておき、入退室管理装置を通過したユーザを特定し、テーブルEを用いてそのユーザが所持している携帯情報処理装置250を特定し、テーブルFを用いてその入退室管理装置の標高を抽出し、携帯情報処理装置250の標高とする。例えば、フロア毎に入退室管理装置が設置されている場合に利用してもよい。また、入退室管理装置を通過するタイミングで、携帯情報処理装置250の気圧検知モジュール255が気圧等を検知するようにしてもよい。
そして、入退室管理装置を通過した後は、携帯情報処理装置250が備えている気圧検知モジュール255によって検知された気圧の変化とその入退室管理装置が設置された位置の標高に基づいて、携帯情報処理装置250の標高として定める。例えば、入退室管理装置を通るタイミングで気圧検知モジュール255を作動させ、その後の気圧変動を記録する。気圧の変動量から高低方向の移動距離を算出し、何階上に移動した、下に移動したという算出を行うことにより、フロアの特定が可能になる。また、特定されたフロアの情報を逐一アップデートすることで、次にフロア移動があった場合、同様の移動距離の算出を行い、フロアを特定する。
なお、「気圧の変化」は、入退室管理装置を通過したときに検知した気圧Aと、現在時刻において検知した気圧Bの差分である。気圧の差分から高低差(標高差)を算出し、入退室管理装置が設置された位置の標高に加算又は減算して、携帯可能な情報処理装置の標高を算出する。なお、加算又は減算のいずれを行うかについては、気圧Aから気圧Bを減算した差分が負である場合(下位の階に移動した場合)は減算とし、気圧Aから気圧Bを減算した差分が正である場合(上位の階に移動した場合)は加算となる。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図11に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的には携帯情報処理装置200、携帯情報処理装置250としては携帯電話、ノートPC、位置特定処理装置220としてはサーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1101を用い、記憶装置としてRAM1102、ROM1103、HD1104を用いている。HD1104として、例えばハードディスクを用いてもよい。気圧検知モジュール110、位置検知モジュール120、リファレンス情報取得モジュール130、高さ特定モジュール150、出力モジュール160、出力モジュール230、気圧検知モジュール255、温度検知モジュール260、位置検知モジュール265、出力モジュール280等のプログラムを実行するCPU1101と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1102と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1103と、補助記憶装置であるHD1104と、各種センサーによる検知結果を受け付ける、又はキーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1106と、液晶ディスプレイ等の出力装置1105と、ネットワークインタフェースカード等の無線通信回線と接続するための通信回線インタフェース1107、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1108により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図11に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図11に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図11に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。
前述の実施の形態においては、「他の検知装置」として携帯情報処理装置250を例示したが、携帯可能なものでなく、固定された検知装置であってもよい。その場合は、「他の検知装置」の標高は変化することはないので、図7以降で説明した処理は行う必要はない。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…携帯情報処理装置
110…気圧検知モジュール
120…位置検知モジュール
130…リファレンス情報取得モジュール
140…建物情報記憶モジュール
150…高さ特定モジュール
160…出力モジュール
200…携帯情報処理装置
205…通信モジュール
220…位置特定処理装置
225…通信モジュール
230…出力モジュール
250…携帯情報処理装置
255…気圧検知モジュール
260…温度検知モジュール
265…位置検知モジュール
275…通信モジュール
280…出力モジュール
290…通信回線

Claims (10)

  1. 他の検知装置が検知した気圧と気温と該他の検知装置がある標高を受け付ける受付手段と、
    携帯可能な情報処理装置が存在している位置の気圧を検知する気圧検知手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた気圧と気温と標高と前記気圧検知手段によって検知された気圧に基づいて、該気圧検知手段が検知した時点における標高を算出する算出手段と、
    階と該階の高さを対応させて記憶している記憶手段から前記算出手段によって算出された標高に対応する階を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された階を出力する出力手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受付手段は、前記他の検知装置が気圧と気温を検知した時刻を受け付け、
    前記算出手段は、前記気圧検知手段が気圧を検知した時刻から予め定められた範囲内にある時刻に検知された前記受付手段が受け付けた気圧と気温を用いて標高を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者の行動の型に基づいて、該情報処理装置の標高を定める
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者の予定と検知する時刻に基づいて、該情報処理装置の標高を定める
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記他の検知装置は、携帯可能な複数の情報処理装置であって、
    前記受付手段は、複数の気圧と気温と標高を受け付け、
    前記算出手段は、前記受付手段によって受け付けられた複数の気圧と気温と標高の統計的代表値としての気圧と気温と標高と前記気圧検知手段によって検知された気圧に基づいて、該気圧検知手段が検知した時点における標高を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者の行動を認識した結果に基づいて、該情報処理装置の標高を定める
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  7. 前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者が固定された情報処理装置である固定情報処理装置を利用した場合は、該固定情報処理装置が設置された位置の標高を該携帯可能な情報処理装置の標高として定める
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  8. 前記他の検知装置は、携帯可能な情報処理装置であって、該情報処理装置を所持している者が入退室管理装置を通過した場合は、該入退室管理装置が設置された位置の標高を該情報処理装置の標高として定める
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  9. 前記他の検知装置は、前記入退室管理装置を通過した後は、前記携帯可能な情報処理装置が備えている気圧検知手段によって検知された気圧の変化と該入退室管理装置が設置された位置の標高に基づいて、該情報処理装置の標高として定める
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータを、
    他の検知装置が検知した気圧と気温と該他の検知装置がある標高を受け付ける受付手段と、
    携帯可能な情報処理装置が存在している位置の気圧を検知する気圧検知手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた気圧と気温と標高と前記気圧検知手段によって検知された気圧に基づいて、該気圧検知手段が検知した時点における標高を算出する算出手段と、
    階と該階の高さを対応させて記憶している記憶手段から前記算出手段によって算出された標高に対応する階を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された階を出力する出力手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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