JP6513960B2 - ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、基体に蓄電ユニットを内蔵したロボットに関する。
従来、胴体であり、蓄電ユニットが内蔵された基体と、基体の上部に設けられた頭部と、基体の上部左右両側から延設された左右の腕体と、基体の下部から下方に延設された左右の脚体とを備えたロボットがある。
この種のロボットとして、基体が、上部基体、上部基体の下方に配置された下部基体、及び上部基体と下部基体との間に配置され、上部基体と下部基体とを相対的に回動可能に連結する連結機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特許文献1に記載のロボットでは、連結機構によって、上部基体が、下部基体に対してヨー軸周り及びピッチ軸周りに回動可能に連結されている。この連結機構では、ピッチ軸が、基体の前後方向の中心近傍に位置し、そのヨー軸が、ピッチ軸の中心に位置するようになっている。
また、特許文献2に記載のロボットでは、特許文献1に記載のロボットと同様の連結機構を備えたロボットが記載されている。このロボットでは、蓄電ユニットが連結機構を左右から挟み込むようにして下部基体に配置されている。
特許第4662705号公報 特許第4776158号公報
上記の従来のロボットのように、ピッチ軸の位置を基体の前後方向の中心近傍に位置させたり、又は、下部基体に蓄電ユニットの配置スペースを確保するために下部基体を大きくしたりすると、上部基体の回動が下部基体に阻害されて、上部基体の下部基体に対するピッチ軸周りの回動可能範囲が小さくなってしまうという問題があった。
そこで、連結機構や蓄電ユニットを上部基体の回動を阻害しない位置に配置することが考えられる。しかし、連結機構や蓄電ユニットは、ロボットの構成部品としては比較的重量が大きい部品であるので、配置位置によってはロボットの重心のバランスが悪化し、それを回避するために移動時の制御が複雑化したり、各構成部材への負担が増加したりするおそれがあった。
また、重心のバランスを悪化させないためには、重量の大きい蓄電ユニットを基体の中心に近い位置に配置することが好ましい。しかし、そのような位置は、基体の内部となるので、蓄電ユニットを冷却しにくくなるおそれがあった。
さらに、そのような位置に蓄電ユニットを配置するとともに、基体内の蓄電ユニットや制御回路を基体の内部に周囲から取り込んだ空気を通過させて冷却する構造が考えられる。そのような構造は、冷却装置を別途設けなくて良いので、装置の大型化や重量の増加は回避される。しかし、基体の周囲の空気に多量の水分が含まれている場合や、空気が通過する通路に水が流れ込んだ場合等には、内部機器に故障が生じてしまうおそれがあった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、下部基体に対する上部基体の回動範囲が大きく、重心のバランスが良好であり、高い防水性と十分な冷却機能を有するロボットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のロボットは、密閉された内部空間を有する上部基体、上部基体の下方に配置された下部基体、上部基体と下部基体とを相対的に回動可能に連結する連結機構、上部基体に内蔵された蓄電ユニット及び制御回路、並びに、上部基体に設けられ、外部から流入した空気を通すダクトを備え、蓄電ユニットは、複数のバッテリセルと、バッテリセルを互いに間隔を存して固定するとともに、バッテリセルの間に流入する空気を拡散させる固定部材とを有し、上部基体の内部の後方側に配置され、ダクトは、上部基体の内部で、制御回路に隣接するように配置され、連結機構は、上部基体を下部基体に対してピッチ軸周りに回動可能に連結する第1連結機構と、上部基体を下部基体に対してヨー軸周りに回動可能に連結する第2連結機構とを有し、ピッチ軸は、上下方向では、上部基体と下部基体との間に位置するとともに、前後方向では、上部基体及び下部基体の前方側に位置し、ヨー軸は、左右方向では、下部基体の中央部に位置するとともに、前後方向では、第1連結機構と蓄電ユニットとの中央部に位置し、上部基体は、内部空間のうちの蓄電ユニットの配置スペースにのみ外部の空気が流入するように構成されていることを特徴とする。
このように、本発明のロボットでは、ピッチ軸周りの回動のための第1連結機構を基体の前方側に配置するとともに、蓄電ユニットを下部基体に配置していない(すなわち、下部基体が小型である)ので、上部基体の回動が下部基体に阻害されにくく、従来のロボットよりも、上部基体の下部基体に対するピッチ軸周りの回動可能範囲が大きくなっている。
また、ロボットの構成部材のうちで比較的重量の大きい第1連結機構を基体の前方側に配置したことに対応して、重量の大きい蓄電ユニットを基体の内部の後方側に配置し、それらの中央部にヨー軸周りの回動のための第2連結機構が位置する構成としている。さらに、基体の内部の制御回路を冷却するための機構として、水冷機構等に比べ比較的重量の小さいダクトを用いた冷却機構を採用している。
そのため、前後方向における基体の重心のバランスは良好なものになっている。具体的には、ヨー軸周りに回動を行ったときに、各構成部材において生じる慣性モーメントによる影響を小さくすることができる。
また、蓄電ユニット用制御回路が配置された内部空間は外部に対して密閉されており、ダクトの内部もその内部空間に対して密閉されている。そのため、このダクトを用いた冷却は、冷却対象を直接空気に触れさせる冷却とは異なり、ダクト内に水が入っても、その水はダクト外の内部機器と接触することがなく、防水性が確保される。
また、蓄電ユニットは多少の水に触れても問題はない。そこで、蓄電ユニットを直接空気に触れさせて冷却するようにしてもよい。その場合には、蓄電ユニットの各バッテリセルを間隔を存して配置するとともに、その間に流れる空気を拡散させるようにすれば、効率よく蓄電ユニットの冷却を行うことができる。
したがって、本発明のロボットは、下部基体に対する上部基体の回動範囲が大きく、重心のバランスが良好であり、高い防水性と十分な冷却機能を有するものとなっている。
また、本発明のロボットにおいては、制御回路は、相対的に発熱量の高い第1回路部と、相対的に発熱量の低い第2回路部とを含み、上部基体又は下部基体に設けられ、周囲の環境を認識するための環境認識ユニットと、上部基体の内部に配置され、環境認識ユニットの動作を制御する環境認識ユニット用制御回路とを有する環境認識装置を備え、ダクトは、第1回路部に隣接するように配置された上流側ダクト部と、上流側ダクト部の下流側に設けられ、第2回路部に隣接するように配置された下流側ダクト部とを有していることが好ましい。
制御回路が複数の回路部によって構成されている場合には、冷却性能の高い上流側の上流側ダクト部で発熱量の高い回路部を冷却するとともに、下流側の下流側ダクト部で発熱量の低い回路部を冷却するようにすれば、ダクトを複数設ける必要がなくなるので、ロボット全体を大型化させることなく、効率良く冷却を行うことができるようになる。
また、本発明のロボットにおいては、上部基体の内部における蓄電ユニットの下方に、制御回路が配置されていることが好ましい。さらに、蓄電ユニットの下方に制御回路を配置する場合には、その制御回路は、全体の制御を行う主制御回路であることが好ましい。
基体が上部基体と下部基体とに分かれ、上部基体が下部基体に対してピッチ軸周りに回動する構成の場合、上部基体の内部の下方(すなわち、蓄電ユニットの下方)が、外部環境に接触する可能性が最も低い。そこで、その位置に、少なくとも1つの制御回路を配置することが好ましい。
また、本発明のロボットにおいては、複数の可動リンクと、各々の可動リンクを上部基体又は下部基体に対して回動可能に連結する複数の関節機構とを備え、複数の可動リンクは、上部基体に左右一対に設けられた腕リンクと、下部基体に左右一対に設けられた脚リンクを含み、脚リンク又は腕リンクのみによる二足歩行モードと、脚リンク及び腕リンクによる四足歩行モードとを切り替え可能であるように構成してもよい。
上記のように構成したロボットでは、従来のロボットよりも、上部基体が下部基体に対して大きく回動可能となっているので、二足歩行モードと四足歩行モードとを切り替え可能なロボットに適用しやすい。
また、本発明のロボットにおいては、二足歩行モードと四足歩行モードとを切り替え可能なロボットである場合には、蓄電ユニットは、上部基体の背面から挿抜可能であることが好ましい。
このように、蓄電ユニットをロボットの背面から挿抜可能に構成すれば、ロボットが二足歩行モードと四足歩行モードのいずれのモードであっても、容易に蓄電ユニットを交換することができるようになる。
本発明の実施形態に係るロボットの構成を模式的に示す正面図。 図1のロボットの関節機構の自由度を模式的に示す斜視図。 図1のロボットの二足歩行モードで移動している状態を示す側面図。 図1のロボットの四足歩行モードで移動している状態を示す側面図。 図1のロボットの肩関節機構及び腕体の構造を示す斜視図。 図1のロボットの基体の構成を示す正面図であり、6Aは基準姿勢の状態、6Bは上部基体を下部基体に対してヨー軸周りに回動させた状態を示す。 図1のロボットの基体の構成を示す側面図であり、7Aは基準姿勢の状態、7Bは上部基体を下部基体に対してピッチ軸周りに回動させた状態を示す。 図1のロボットの一部を断面として示す側面図。 図1のロボットの蓄電装置の蓄電ユニットの構造を示す斜視図。 図1のロボットの蓄電ユニットのバッテリセル及び固定部材の一部の形状を示す断面図。
以下、図面を参照して、本発明に係るロボットの実施形態を説明する。本実施形態のロボット1は、人型のロボットであり、二足歩行モードと四足歩行モードとを切り替えて移動可能に構成されたものである。
ただし、本発明におけるロボットは、このように構成された人型のロボットに限定されるものではなく、その他の工業用ロボット等、上部基体と、下部基体と、それらを回動可能に連結する連結機構とを備えたロボットであれば、本実施形態のロボット1とは異なる形態のロボットも含まれるものである。
まず、図1を参照して、本実施形態のロボット1の構成を説明する。
ロボット1の胴体は、上部基体10と、上部基体10の下方に配置された下部基体11と、上部基体10と下部基体11との間に設けられた腰関節機構12とで構成されている。上部基体10と下部基体11とは、人間の腰関節に対応する腰関節機構12(連結機構)を介して、相対的に回動可能に連結されている。
ロボット1の頭部は、周囲の環境を認識するための環境認識装置20の環境認識ユニット20aである。環境認識ユニット20aに搭載されている外部環境を撮像するためのカメラや外部環境までの距離を認識するためのセンサは、上部基体10の内部に配置された環境認識ユニット用制御回路20b(第1回路部)によって制御されている。環境認識ユニット20aは、人間の首関節に対応する首関節機構21を介して、上部基体10に対して回動可能に連結されている。
なお、本実施形態のロボット1が人型のロボットであるので、人間の頭部に対応する環境認識ユニット20aを上部基体10の上方に設けている。しかし、本発明のロボットの環境認識ユニットは、このような構成に限定されるものではなく、ロボットの使用環境等に応じて、上部基体の上部以外の位置(例えば、上部基体の前方や下部基体等)に設けてもよい。
ロボット1の左右の腕体は、上部基体10の上部左右両側から延設された一対の腕リンク30(可動リンク)である。各々の腕リンク30は、人間の肩関節に対応する肩関節機構31を介して、上部基体10に対して回動可能に連結されている。
腕リンク30は、人間の上腕に対応する第1腕リンク部30aと、人間の前腕に対応する第2腕リンク部30bと、人間の肘関節に対応する肘関節機構30cとで構成されている。第1腕リンク部30aは、肩関節機構31を介して、上部基体10に対して回動可能に連結されている。第2腕リンク部30bは、肘関節機構30cを介して、第1腕リンク部30aに対して回動可能に連結されている。第2腕リンク部30bの先端には、人間の手に対応するハンド部40が連結されている。
なお、本実施形態のロボット1では、腕体である腕リンク30を、第1腕リンク部30aと、第2腕リンク部30bと、肘関節機構30cとで構成している。しかし、本発明のロボットの腕体は、このような構成に限定されるものではなく、単一のリンク部を有するものであってもよいし、3つ以上のリンク部及び各リンク部を連結する複数の関節部を有するものであってもよい。
ハンド部40は、エンドエフェクタの一例である。このハンド部40は、人間の手首関節に対応する手首関節機構41を介して、腕リンク30の第2腕リンク部30bに対して回動可能に連結されている。本実施形態のロボット1では、ハンド部40と腕リンク30とで、マニピュレータとしてのロボットアームが構成されている。
ロボット1の左右の脚体は、下部基体11の下部から下方に延設された左右一対の脚リンク50である。各々の脚リンク50は、人間の股関節に対応する股関節機構51を介して、下部基体11に対して回動可能に連結されている。
脚リンク50(可動リンク)は、人間の大腿に対応する第1脚リンク部50aと、人間の下腿に対応する第2脚リンク部50bと、人間の膝関節に対応する膝関節機構50cとで構成されている。第1脚リンク部50aは、股関節機構51を介して、下部基体11に対して回動可能に連結されている。第2脚リンク部50bは、膝関節機構50cを介して、第1脚リンク部50aに対して回動可能に連結されている。第2脚リンク部50bの先端には、人間の足に対応する足平部60が連結されている。
なお、本実施形態のロボット1では、脚体である脚リンク50を、第1脚リンク部50aと、第2脚リンク部50bと、膝関節機構50cとで構成している。しかし、本発明のロボットの脚体は、このような構成に限定されるものではなく、単一のリンク部を有するものであってもよいし、3つ以上のリンク部及び各リンク部を連結する複数の関節部を有するものであってもよい。
足平部60は、人間の足首関節に対応する足首関節機構61を介して、脚リンク50の第2脚リンク部50bに対して、回動可能に連結されている。
次に、図2を参照して、本実施形態のロボット1の関節機構の自由度について説明する。
なお、本実施形態の説明では、各関節機構が各部材を回動させる方向は、特にことわらない限り、いずれの関節機構も連結された部材を回動させていない姿勢(以下、「基準姿勢」という。)を基準として説明する。本実施形態のロボット1の場合、基準姿勢は、ロボット1が起立した状態(上部基体10、下部基体11、各腕リンク30及び各脚リンク50をほぼ鉛直方向に伸ばした状態)となる。
また、本実施形態の説明では、ヨー軸、ピッチ軸、ロール軸は、それぞれ図2に示すように、ロボット1が基準姿勢のときにおけるロボット1の鉛直方向の軸(Z軸)、左右方向の軸(Y軸)、前後方向の軸(X軸)を意味する。この場合、ヨー軸は、上部基体10及び下部基体11の体幹軸である。
腰関節機構12は、上部基体10の下方に配置された第1腰関節機構12a(第1連結機構)と、第1腰関節機構12aと下部基体11との間に配置された第2腰関節機構12b(第2連結機構)とで構成されている。
第1腰関節機構12aは、上部基体10を、下部基体11及び第2腰関節機構12bに対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。第2腰関節機構12bは、上部基体10及び第1腰関節機構12aを、下部基体11に対してヨー軸周りに回動可能に連結している。
首関節機構21は、環境認識ユニット20aを、上部基体10に対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。
腕リンク30の肘関節機構30cは、人間の前腕に対応する第2腕リンク部30bを、人間の上腕に対応する第1腕リンク部30aに対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。
肩関節機構31は、上部基体10の鉛直方向の幅及び水平方向の幅の範囲内に位置するように配置された第1肩関節機構31aと、第1肩関節機構31aの側方であって上部基体10の外側に配置された第2肩関節機構31bと、第2肩関節機構31b及び腕リンク30の第1腕リンク部30aの間に配置された第3肩関節機構31cとで構成されている。
ここで、基体の「幅」とは、鉛直方向では、通常使用される状態において、基体の最も高い位置から最も低い位置までの間を指す。同様に、水平方向では、通常使用される状態において、基体の最も前方となる位置から最も後方となる位置までの間、又は、最も右側となる位置から最も左側となる位置までの間を指す。
第1肩関節機構31aは、第2肩関節機構31bを、上部基体10に対してヨー軸周りに回動可能に連結している。第2肩関節機構31bは、第3肩関節機構31cを、第1肩関節機構31aに対してピッチ軸周り及びロール軸周りに回動可能に連結している。第3肩関節機構31cは、腕リンク30を、第2肩関節機構31bに対してヨー軸周りに回動可能に連結している。
手首関節機構41は、腕リンク30の第2腕リンク部30bのハンド部40側に配置された第1手首関節機構41aと、第1手首関節機構41aのハンド部40の間に配置された第2手首関節機構41bとで構成されている。
第1手首関節機構41aは、第2手首関節機構41bを、第2腕リンク部30bに対してヨー軸周りに回動可能に連結している。第2手首関節機構41bは、ハンド部40を、第1手首関節機構41aに対してロール軸周り及びピッチ軸周りに回動可能に連結している。
脚リンク50の膝関節機構50cは、人間の下肢に対応する第2脚リンク部50bを、人間の大腿に対応する第1脚リンク部50aに対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。
股関節機構51は、下部基体11の下方に配置された第1股関節機構51aと、第1股関節機構51aの脚リンク50側に配置された第2股関節機構51bとで構成されている。
第1股関節機構51aは、第2股関節機構51bを、下部基体11に対してヨー軸周りに回動可能に連結している。第2股関節機構51bは、脚リンク50を、第1股関節機構51aに対してピッチ軸周り及びロール軸周りに回動可能に連結している。
足首関節機構61は、足平部60を、第2脚リンク部50bに対してピッチ軸周り及びロール軸周りに回動可能に連結している。
なお、本発明のロボットにおける首関節機構、肩関節機構、肘関節機構、手首関節機構、膝関節機構、股関節機構、足首関節機構の構成は、上記の構成に限定されるものではなく、ロボットの用途やロボット内の関節の配置スペースに応じて、適宜変更してよい。例えば、いずれかの関節機構を省略してもよいし、上記以外の関節機構を追加してもよい。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態のロボット1の2つの歩行モードについて説明する。なお、図3においては、理解を容易にするために、腕リンク30を図示省略している。
なお、本実施形態の説明において、ハンド部40又は足平部60を「接地させる」とは、ハンド部40又は足平部60がロボット1に作用する力に抗する接触反力を受けるように、ハンド部40又は足平部60を外部環境に接触させることを意味する。
図3に示すように、二足歩行モードでは、一対の脚リンク50の一方の先端の足平部60を地面Aに接地させた状態(その一方の脚リンク50を支持脚とした状態)で、他方の脚リンク50の先端の足平部60を空中移動させ、さらに接地させること(その他方の脚リンク50を遊脚として動作させること)が繰り返される。この場合、脚リンク50のそれぞれの遊脚としての動作は、交互に行われる。また、図示省略した腕リンク30は、非接地状態となっている。
図4に示すように、四足歩行モードでは、腕リンク30の先端のハンド部40及び脚リンク50の先端の足平部60のうちの2つ又は3つを地面Aに接地させた状態(その2つ又は3つの腕リンク30及び脚リンク50を支持脚とした状態)で、残りの2つ又は1つのハンド部40又は足平部60を空中移動させ、さらに接地させること(その残りの2つ又は1つの腕リンク30又は脚リンク50を遊脚として動作させること)が繰り返される。この場合、遊脚として動作させる腕リンク30又は脚リンク50は、所定の規則で周期的に切り替えられる。
ただし、四足歩行モードの動作は、上記の動作に限定されるものではない。例えば、腕リンク30の先端のハンド部40及び脚リンク50の先端の足平部60のうちの1つを地面Aに接地させた状態(その1つのハンド部40又は足平部60を支持脚とした状態)で、残りの3つのハンド部40及び足平部60を空中移動させ、さらに接地させること(その残りの3つのハンド部40又は足平部60を遊脚として動作させること)を繰り返すようにすることも可能である。
また、腕リンク30の先端のハンド部40及び脚リンク50の先端の足平部60を一斉に空中に移動させて(すなわち、ロボット1をジャンプさせて)、さらに接地させることを繰り返すようにすることも可能である。
次に、図5〜図8を参照して、本実施形態のロボット1の上部基体10、下部基体11及び連結機構12の構成について詳細に説明する。なお、図5においては、理解を容易にするために、上部基体10は人間の胸部に対応する部分のみを示し、腕リンク30及びハンド部40は右側のものだけを示している。また、図6〜図8においては、理解を容易にするために、上部基体10、下部基体11及び連結機構12以外のロボット1の構成部材については図示省略している。
まず、図5〜図7を参照して、ロボット1の上部基体10、下部基体11及び連結機構12の構造について詳細に説明する。
図5に示すように、腕リンク30を上部基体10に対してヨー軸周りに回動可能としている第1肩関節機構31aは、腕リンク30のヨー軸周りの回動の支点Pが上部基体10の鉛直方向(Z軸方向)及び水平方向(X軸方向及びY軸方向)で上部基体10の幅の範囲内に位置するように構成されている。すなわち、ロボット1は、肩関節機構31の一部である第1肩関節機構31aが上部基体10の幅の範囲内にしている。
図6に示すように、ロボット1の上部基体10とその下方に配置された下部基体11とは、腰関節機構12によって、相対的に回動可能に連結されている。上部基体10は、その内部に蓄電装置70が配置されている。
腰関節機構12は、ピッチ軸(Y軸)周りの回動の中心軸線AL1が通り、上部基体10の下部に連結された第1腰関節機構12aと、ヨー軸(Z軸)周りの回動の中心軸線AL2が通り、第1腰関節機構12aの下部と下部基体11の上部に連結された第2腰関節機構12bとで構成されている。
図7に示すように、第1腰関節機構12aにおける回動の中心軸線AL1は、上下方向(Z軸方向)では、上部基体10と下部基体11との間に位置している。前後方向(X軸方向)では、上部基体10及び下部基体11の前方側に位置している。
上部基体10は、中心軸線AL1を中心として、基準姿勢の状態(図7Aに示す状態)からロボット1の前方側に傾斜した状態(図7Bに示す状態)となるように、下部基体11に対してピッチ軸(Y軸)周りに回動可能となっている。
また、図6に示すように、第2腰関節機構12bにおける回動の中心軸線AL2は、左右方向(Y軸方向)では、下部基体の中央部に位置している。前後方向(X軸方向)では、上部基体10の中央部(すなわち、ピッチ軸周りの回動の中心軸線AL1と蓄電ユニット71の重心Gとの中央部)に位置している。
上部基体10は、中心軸線AL2を中心として、基準姿勢の状態(図6Aに示す状態)から上部基体10を側方に向けた状態(図6Bに示す状態)となるように、下部基体11に対してヨー軸(Z軸)周りに回動可能となっている。
蓄電装置70は、上部基体10の内部に配置された蓄電ユニット71と蓄電ユニット用制御回路72(第2回路部)とで構成されている。
蓄電ユニット71は、上下方向(Z軸方向)では、上部基体10の肩関節機構31を配置するための凹部10aの下方に位置している。前後方向(X軸方向)では、上部基体10の後方側に位置している。蓄電ユニット71は、上部基体10に対して上部基体10の背面から挿抜可能となっている。そのため、ロボット1では、ロボット1が二足歩行モードと四足歩行モードのいずれのモードであっても、容易に蓄電ユニット71を交換することができる。
このように、本実施形態のロボット1では、腰関節機構12の一部であり、ピッチ軸(Y軸)周りの回動のための第1腰関節機構12aを上部基体10の前方側に配置している。また、蓄電装置70を下部基体11に配置していない(すなわち、下部基体11の大型化が防止されている)ので、上部基体10のピッチ軸(Y軸)周りの回動が下部基体11に阻害されにくく、従来のロボットよりも、上部基体10の下部基体11に対するピッチ軸周りの回動可能範囲が大きくなっている。
また、第1腰関節機構12aを上部基体10の前方側に配置したことに対応して、重量の大きい蓄電装置70の蓄電ユニット71を上部基体10の内部の後方側に配置し、ピッチ軸周りの回動の中心軸線AL1と蓄電ユニット71の重心Gとの中央部にヨー軸(Z軸)周りの回動のための第2腰関節機構12bが位置する構成としているので、前後方向(X軸方向)における基体の重心のバランスは良好なものになっている。
ところで、上記のように構成された上部基体10は、その内部に蓄電装置70の蓄電ユニット用制御回路72や環境認識ユニット用制御回路20bが配置されているので、それらを十分に冷却する必要がある。その一方で、十分な防水性を確保する必要がある。
以下においては、図8〜図10を参照して、ロボット1の上部基体10の冷却装置について詳細に説明する。
図8に示すように、上部基体10の内部には、肩関節機構31を配置するための凹部10aの後方側に、環境認識装置20の環境認識ユニット20a(図1参照。)を制御するための環境認識ユニット用制御回路20bが配置されている。
また、上部基体10の内部には、上下方向(Z軸方向)では、上部基体10の肩関節機構31を配置するための凹部10aの下方で、前後方向(X軸方向)では、上部基体10の後方側の位置に、蓄電装置70の蓄電ユニット71が配置されている。蓄電ユニット71の前方側には、蓄電ユニット71を制御するための蓄電ユニット用制御回路72が配置されている。
これらの環境認識ユニット用制御回路20bと蓄電ユニット用制御回路72は、ロボット1の外部から上部基体10の内部に設けられた第1ダクト10c(上流側ダクト部)に導入され、その後、第2ダクト10d及び第3ダクト10e(下流側ダクト部)を通り、上部基体10の前面の下方部に形成されたスリット10bから排出される空気によって、間接的に冷却される。
第1ダクト10cは、環境認識ユニット用制御回路20bに隣接するようにして、環境認識ユニット用制御回路20bの後方側に、上下方向(Z軸方向)に空気が流れるように設けられている。その流入側の開口部は、上部基体10の上方側となっており、第1ダクト10cには、上部基体10の上方から空気が導入される。
第2ダクト10dは、蓄電ユニット71の上面に隣接するようにして、上部基体10の凹部10aの下方に、配置され、水平方向(X軸方向)に空気が流れるように設けられている。その流入側の開口部は、第1ダクト10cの排出側の開口部と連設されている。また、第2ダクト10dの中央部には、ファン80aが配置されている。
第3ダクト10eは、蓄電ユニット71の前方側に配置された蓄電ユニット用制御回路72に隣接するようにして、その蓄電ユニット用制御回路72の前方側に、上下方向(Z軸方向)に空気が流れるように設けられている。その流入側の開口部は、第2ダクト10dの排出側の開口部と連設されている。その排出側の開口部から排出された空気は、上部基体10の前面の下方部に設けられたスリット10b(図6参照。)から上部基体10の外部へ排出される。
本実施形態のロボット1では、このような第1ダクト10c、第2ダクト10d及び第3ダクト10eを備えているので、環境認識ユニット用制御回路20bや蓄電ユニット用制御回路72は、これらに隣接するように設けられたダクトを通る空気によって冷却される。
また、この環境認識ユニット用制御回路20b及び蓄電ユニット用制御回路72が配置された内部空間は上部基体10の外部に対して密閉されており、第1ダクト10c、第2ダクト10d及び第3ダクト10eの内部もその内部空間に対して密閉されている。そのため、このダクトを用いた冷却は、冷却対象を直接空気に触れさせる冷却とは異なり、ダクト内に水が入っても、その水はダクト外の内部機器と接触することがなく、防水性が確保される。
また、環境認識ユニット用制御回路20bは蓄電ユニット用制御回路72よりも発熱量が大きいが、環境認識ユニット用制御回路20bは、ダクトの上流側(すなわち、第1ダクト10c)に隣接するように配置されているので、効率良く冷却が行われる。
上部基体10の内部の蓄電ユニット71の下方には、ロボット1全体の制御を行う主制御回路90が配置されている。これは、本実施形態のロボット1では、上部基体10の内部の下方(すなわち、蓄電ユニット71の下方)が、二足歩行モードであっても四足歩行モードであっても、上部基体10及び下部基体11の中で、外部環境に接触する可能性が最も低いためである。
この主制御回路90は、上部基体10の内部に設けられた第4ダクト10f(主制御回路冷却用ダクト)を通る空気と、主制御回路90の下面に取り付けられたファン80bに導かれる空気によって冷却される。
第4ダクト10fは、主制御回路90に隣接するようにして、主制御回路90の上方側に、水平方向(X軸方向)に空気が流れるように設けられている。その流入側の開口部は、上部基体10と第1腰関節機構12aとの間で下方を向いている。また、流入側の開口部には、ファン80cが配置されている。その排出側の開口部は、上部基体10の後方側の下方部に位置している。
主制御回路90が配置された内部空間は、第4ダクト10fに対して密閉されており、主制御回路90が配置された内部空間に、第4ダクト10fを通る空気が浸入することはない。
本実施形態のロボット1では、このような第4ダクト10f及びファン80bを用いて主制御回路90の冷却を行っているので(すなわち、他の内部機器を冷却するダクトとは独立したダクト冷却を行っているので)、他の内部機器よりも高い防水性が要求される主制御回路90に対しても、十分な冷却性能とともに十分な防水性能を実現している。
また、蓄電装置70の蓄電ユニット71は、第2ダクト10d及び第3ダクト10eによる間接的な空冷の他、直接的な空冷によっても冷却される。
上部基体10は、蓄電ユニット71と蓄電ユニット用制御回路72との間に、上下方向(Z軸方向)に空気が流れる第5ダクト10gが設けられている。その流入側の開口部は、上部基体10と第1腰関節機構12aとの間で下方を向いている。その排出側の開口部は、蓄電ユニット71の前方側に位置している。
この第5ダクト10gによって、蓄電ユニット71の配置スペースに導入された空気は、蓄電ユニット71を構成する部材の隙間を通って、上部基体10の背面側に形成された背面側開口部10hから上部基体10の外部へ排出される。この背面側開口部10hには、ファン80dが嵌め込まれている。
蓄電ユニット71は、このように直接的な空冷も併用して冷却されているので、その構成部材は水に濡れるおそれがある。しかし、蓄電ユニット71は蓄電ユニット用制御回路72等の制御回路とは異なり、多少の水に濡れても問題は生じない。また、蓄電ユニット71の配置スペースは、制御回路の配置スペースとは独立して設けられているので、制御回路が水に濡れてしまうことはない。
ここで、図9及び図10を参照して、蓄電ユニット71の構成について説明する。
図9に示すように、蓄電ユニット71は、間隔を存して規則的に配置された多数のバッテリセル71aと、そのバッテリセル71aを固定するそれを一対の端部固定部材71bと中央部固定部材71cとで固定することによって構成されている。
端部固定部材71bには、バッテリセル71aの配置位置に対応するようにして多数の孔が形成されている。
図10に示すように、中央部固定部材71cにも、端部固定部材71bの孔に対応するようにして孔が形成されている。
また、端部固定部材71bの孔及び中央部固定部材71cの孔は、その中ほどに、梁部71dが設けられており、その梁によって、バッテリセルの間に流入する空気が拡散される。そのため、バッテリセル71aは、バッテリセルの間を流れる空気によって効率よく冷却される。
上記説明した構成を備えている本実施形態のロボット1は、下部基体11に対する上部基体10の回動範囲が大きく、重心のバランスが良好であり、高い防水性と十分な冷却機能を有するものとなっている。
また、本実施形態のロボット1では、第1肩関節機構31aにおける支点Pを上部基体10の鉛直方向(Z軸方向)及び水平方向(X軸方向及びY軸方向)で上部基体10の幅の範囲内に位置させるとともに、その第1肩関節機構31aを配置する上部基体10の凹部10aの後方側に環境認識ユニット20aを配置している。また、凹部10aの下方に蓄電装置70を配置し、その蓄電装置70の下方に主制御回路90を配置している。また、それらの冷却には、それらの間を通るダクトを用いている。
そのため、本実施形態のロボット1は、高い防水性と十分な冷却機能を持つだけでなく、従来のロボットよりもコンパクトな構造となっている。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態においては、蓄電装置70の蓄電ユニット71は、ロボット1の背面から挿抜可能となっている。しかし、本発明はそのような構成に限定されるものではなく、ロボットの前面や上面から挿抜可能に構成してもよい。
また、本発明のダクトは、上記実施形態として示したダクトのような構成に限定されるものではなく、各制御回路に隣接する位置であれば、ダクトの形状や配置位置を適宜変更してもよい。
また、本発明の環境認識ユニット用制御回路や主制御回路は、上記実施形態として示した場所以外に配置してもよい。
1…ロボット、10…上部基体、10a…凹部、10b…スリット、10c…第1ダクト(上流側ダクト部)、10d…第2ダクト、10e…第3ダクト(下流側ダクト部)、10f…第4ダクト、10g…第5ダクト、10h…背面側開口部、11…下部基体、12…腰関節機構(連結機構)、12a…第1腰関節機構(第1連結機構)、12b…第2腰関節機構(第2連結機構)、20…環境認識装置、20a…環境認識ユニット、20b…環境認識ユニット用制御回路(第1回路部)、21…首関節機構、30…腕リンク(可動リンク)、30a…第1腕リンク部、30b…第2腕リンク部、30c…肘関節機構、31…肩関節機構、31a…第1肩関節機構、31b…第2肩関節機構、31c…第3肩関節機構、40…ハンド部、41…手首関節機構、41a…第1手首関節機構、41b…第2手首関節機構、50…脚リンク(可動リンク)、50a…第1脚リンク部、50b…第2脚リンク部、50c…膝関節機構、51…股関節機構、51a…第1股関節機構、51b…第2股関節機構、60…足平部、61…足首関節機構、70…蓄電装置、71…蓄電ユニット、71a…バッテリセル、71b…端部固定部材、71c…中央部固定部材、71d…梁部、72…蓄電ユニット用制御回路(第2回路部)、80a,80b,80c,80d…ファン、90…主制御回路、A…地面、AL1,AL2中心軸線、G…蓄電ユニット71の重心、P…腕リンク30のヨー軸周りの回動の支点。

Claims (6)

  1. 密閉された内部空間を有する上部基体、前記上部基体の下方に配置された下部基体、前記上部基体と前記下部基体とを相対的に回動可能に連結する連結機構、前記上部基体に内蔵された蓄電ユニット及び制御回路、並びに、前記上部基体に設けられ、外部から流入した空気を通すダクトを備え、
    前記蓄電ユニットは、複数のバッテリセルと、前記バッテリセルを互いに間隔を存して固定するとともに、前記バッテリセルの間に流入する空気を拡散させる固定部材とを有し、前記上部基体の内部の後方側に配置され、
    前記ダクトは、前記上部基体の内部で、前記制御回路に隣接するように配置され、
    前記連結機構は、前記上部基体を前記下部基体に対してピッチ軸周りに回動可能に連結する第1連結機構と、前記上部基体を前記下部基体に対してヨー軸周りに回動可能に連結する第2連結機構とを有し、
    前記ピッチ軸は、上下方向では、前記上部基体と前記下部基体との間に位置するとともに、前後方向では、前記上部基体及び前記下部基体の前方側に位置し、
    前記ヨー軸は、左右方向では、前記下部基体の中央部に位置するとともに、前後方向では、前記第1連結機構と前記蓄電ユニットとの中央部に位置し
    前記上部基体は、前記内部空間のうちの前記蓄電ユニットの配置スペースにのみ外部の空気が流入するように構成されていることを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットであって、
    前記制御回路は、相対的に発熱量の高い第1回路部と、相対的に発熱量の低い第2回路部とを含み、
    前記上部基体又は前記下部基体に設けられ、周囲の環境を認識するための環境認識ユニットと、前記上部基体の内部に配置され、前記環境認識ユニットの動作を制御する環境認識ユニット用制御回路とを有する環境認識装置を備え、
    前記ダクトは、前記第1回路部に隣接するように配置された上流側ダクト部と、前記上流側ダクト部の下流側に設けられ、前記第2回路部に隣接するように配置された下流側ダクト部とを有していることを特徴とするロボット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のロボットであって、
    前記上部基体の内部における前記蓄電ユニットの下方に、前記制御回路が配置されていることを特徴とするロボット。
  4. 請求項3に記載のロボットであって、
    前記制御回路は、全体の制御を行う主制御回路であることを特徴とするロボット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のロボットであって、
    複数の可動リンクと、各々の前記可動リンクを前記上部基体又は前記下部基体に対して回動可能に連結する複数の関節機構とを備え、
    前記複数の可動リンクは、前記上部基体に左右一対に設けられた腕リンクと、前記下部基体に左右一対に設けられた脚リンクを含み、
    前記脚リンク又は前記腕リンクのみによる二足歩行モードと、前記脚リンク及び前記腕リンクによる四足歩行モードとを切り替え可能であることを特徴とするロボット。
  6. 請求項5に記載のロボットであって、
    前記蓄電ユニットは、前記上部基体の背面から挿抜可能であることを特徴とするロボット。
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