JP6512953B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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この発明は、半導体レーザ装置に関する。
ブロードエリア半導体レーザ装置は、大出力が可能である等の利点を備えている。従来のブロードエリア半導体レーザ装置は、例えば非特許文献1に示されているように、ストライプ幅が50μm又は160μmの電極ストライプ構造を備えるものであった。この文献によれば、ストライプ幅を広くすることにより、許容される多数の高次横モードが発振し、高出力光が得られる。
他方、ブロードエリア半導体レーザ装置ではないが、ストライプ構造と反導波構造を備える半導体レーザの構造が特許文献1に開示されている。この文献では、コア要素の側部に高屈折率層を配置した構造が開示されており、反導波構造として機能することにより、素子動作時に基本横モードでのみレーザ発振が可能な構造となっている。このような素子はアレイ化してレーザアレイとすることで、各レーザで発信する基本横モードのレーザ発振光を干渉させることができ、高出力光が得られることが報告されている。
特許第4574009号公報
K.Honda, T.Mamine, and M.Ayabe, "Single stripe high power laser diodes made by Metal-Organic Chemical Vapor Deposition", SPIE, Vol.893 High Power Laser Diodes and Applications, pp.16-20, 1988.
ブロードエリア半導体レーザ装置では、水平方向のビーム拡がり角が10度〜13度程度に大きくなる傾向にある。このようなビーム拡がり角となる結果、ブロードエリア半導体レーザ装置から出射される光の角度が低くならざるを得ないという問題があった。
また、ブロードエリア半導体レーザでない単一の基本横モード発振のレーザでは、高出力化に困難があり、高出力光を得ようとするとレーザアレイ化などで素子構造が複雑になるという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ブロードエリア型の半導体レーザ装置において出射光の輝度を高めることを目的とする。
本発明の第1の半導体レーザ装置は、複数のモードが許容されるブロードエリア型の半導体レーザ装置であって、第1導電型の基板と、基板上に設けられた第1導電型の第1クラッド層と、第1クラッド層上に設けられた第1ガイド層と、第1ガイド層上に設けられた活性層と、活性層上に設けられた第2ガイド層と、第2ガイド層上に設けられた第2導電型の第2クラッド層と、第2クラッド層上にストライプ状に設けられた第2導電型のコンタクト層と、第2ガイド層と第2クラッド層との間に挟まれ、平面視においてコンタクト層と重なる領域を挟むように設けられた、第2クラッド層よりも高い屈折率を有する一対の高屈折率層と、を備え、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じるように駆動され、高屈折率層は、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じる場合に、一定次数以上のモードである高次モードの発振を抑制することを特徴とする。
本発明の第2の半導体レーザ装置は、複数のモードが許容されるブロードエリア型の半導体レーザ装置であって、第1導電型の基板と、基板上に設けられた第1導電型の第1クラッド層と、第1クラッド層上に設けられた第1ガイド層と、第1ガイド層上に設けられた活性層と、活性層上に設けられた第2ガイド層と、第2ガイド層上に設けられた第2導電型の第2クラッド層と、第2クラッド層上にストライプ状に設けられた第2導電型のコンタクト層と、第1クラッド層と第1ガイド層との間に挟まれ、平面視においてコンタクト層と重なる領域を挟むように設けられた、第1クラッド層よりも高い屈折率を有する一対の高屈折率層と、を備え、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じるように駆動され、高屈折率層は、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じる場合に、一定次数以上のモードである高次モードの発振を抑制することを特徴とする。
本発明の第1の半導体レーザ装置は、複数のモードが許容されるブロードエリア型の半導体レーザ装置であって、第1導電型の基板と、基板上に設けられた第1導電型の第1クラッド層と、第1クラッド層上に設けられた第1ガイド層と、第1ガイド層上に設けられた活性層と、活性層上に設けられた第2ガイド層と、第2ガイド層上に設けられた第2導電型の第2クラッド層と、第2クラッド層上にストライプ状に設けられた第2導電型のコンタクト層と、第2ガイド層と第2クラッド層との間に挟まれ、平面視においてコンタクト層と重なる領域を挟むように設けられた、第2クラッド層よりも高い屈折率を有する一対の高屈折率層と、を備え、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じるように駆動され、高屈折率層は、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じる場合に、一定次数以上のモードである高次モードの発振を抑制することを特徴とする。従って、次数の低いモードを選択的に発振させ、出力光の輝度を高めることが出来る。
本発明の第2の半導体レーザ装置は、複数のモードが許容されるブロードエリア型の半導体レーザ装置であって、第1導電型の基板と、基板上に設けられた第1導電型の第1クラッド層と、第1クラッド層上に設けられた第1ガイド層と、第1ガイド層上に設けられた活性層と、活性層上に設けられた第2ガイド層と、第2ガイド層上に設けられた第2導電型の第2クラッド層と、第2クラッド層上にストライプ状に設けられた第2導電型のコンタクト層と、第1クラッド層と第1ガイド層との間に挟まれ、平面視においてコンタクト層と重なる領域を挟むように設けられた、第1クラッド層よりも高い屈折率を有する一対の高屈折率層と、を備え、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じるように駆動され、高屈折率層は、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じる場合に、一定次数以上のモードである高次モードの発振を抑制することを特徴とする。従って、次数の低いモードを選択的に発振させ、出力光の輝度を高めることが出来る。


本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装置の実装状態を示す図である。 比較例の半導体レーザ装置の構成を示す斜視図である。 比較例の半導体レーザ装置における温度分布及び実効屈折率分布を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装置における実効屈折率分布を示す図である。 比較例の半導体レーザ装置における光強度分布のモード次数依存性を示す図である。 比較例の半導体レーザ装置における光閉じ込め係数のモード次数依存性を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装置における光強度分布のモード次数依存性を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装置における光閉じ込め係数のモード次数依存性を示す図である。 活性領域を伝播する導波モードの光跡を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体レーザ装置の構成を示す斜視図である。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体レーザ装置30の構成を示す斜視図である。半導体レーザ装置30は、波長980nmのブロードエリア型半導体レーザ装置である。一般に、ブロードエリア型半導体レーザ装置は、水平横方向に複数のモードが許容されうる程度の幅のストライプ領域を備えている。これと対比されるものとして、基本モードのみを許容するシングルモード半導体レーザ装置があり、これは例えば特許文献1に記載されている7μmといった狭い幅のストライプ領域を有する。ブロードエリア型半導体レーザ装置には、シングルモード半導体レーザ装置と比べて大きな出力を得ることができるという利点がある。
半導体レーザ装置30は、第1導電型の第1電極4、第1導電型の基板5、半導体積層部32、コンタクト層13、SiN層12a,12b及び第2導電型の第2電極14を備えている。
半導体積層部32は、基板5上に順次積層された第1クラッド層6、第1ガイド層7、活性層8、第2ガイド層9及び第2クラッド層11を含む。第1クラッド層6は第1導電型のAlGaAs層であり、第1ガイド層7及び第2ガイド層9はアンドープAlGaAs層であり、第2クラッド層11は第2導電型のAlGaAs層である。活性層8は、波長980nmに利得を有するアンドープInGaAsウェル層である。あるいは、ウェル層とバリア層とが積層された構造として、アンドープInGaAsウェル層、アンドープAlGaAsバリア層及びアンドープInGaAsウェル層が順に積層された構造であってもよい。
半導体積層部32は、共振器長方向を向く前端面24aおよび後端面24bを有している。前端面24aからレーザ光が射出される。
コンタクト層13は、第2クラッド層11の上部にストライプ状に配置された第2導電型GaAs層である。半導体レーザ装置30の電流注入時に生成される活性領域の幅は、コンタクト層13のストライプ幅と同程度になる。図1に示すように、光の伝搬方向すなわち素子長の方向をz方向、半導体の積層方向をy方向、ストライプの幅の方向をx方向とする。
SiN層12a,12bは、コンタクト層13を挟むように半導体積層部32の上部に離間して配置される、一対の絶縁体層である。平面視においてコンタクト層13と重なるコンタクト層13の直下の領域、すなわちコンタクト層13とx方向座標が重複する半導体積層部32の領域が、活性領域となる。
半導体積層部32は、一対の高屈折率層10a,10bをさらに備えている。一対の高屈折率層10a,10bは、活性領域を挟むように、第2ガイド層9と第2クラッド層11との間に挟まれて配置される。高屈折率層10a、10bは、Al組成比0.10で、層厚100nmであり、第2クラッド層11よりも高い屈折率を有している。
第1クラッド層6は、Al組成比0.25で層厚1.5μmである。第1ガイド層7は、Al組成比0.15で層厚700nmである。活性層8は、アンドープInGaAsウェル層については、In組成比0.14で層厚8nmであり、アンドープAlGaAsバリア層については、Al組成比0.15で層厚8nmである。第2ガイド層9は、Al組成比0.15で層厚700nmである。第2クラッド層11は、Al組成比0.25で層厚1.5μmである。コンタクト層13は、層厚200nmである。SiN層12a、12bは、膜厚200nmである。
第2電極14は、SiN層12a,12b及びコンタクト層13上に設けられる。また、第1電極4は、基板5の裏面(半導体積層部32と反対側)に設けられる。コンタクト層13のストライプ幅は100μm、共振器長は2〜4mmとしている。
<A−2.製造工程>
次に、半導体レーザ装置30の製造工程について説明する。以下、第1導電型をn型、第2導電型をp型として説明する。まず、n型GaAsからなる基板5上に、n型AlGaAs層(第1クラッド層6)、アンドープAlGaAs層(第1ガイド層7)、活性層8、アンドープAlGaAs層(第2ガイド層9)及び高屈折率層を、気相成長有機金属(MOCVD)法で順次結晶成長させる。
その後、公知の露光プロセスとエッチングを用いて、高屈折率層を部分的に除去する。除去した部分はストライプ状の活性領域となる部分であり、こうして高屈折率層10a,10bが活性領域を挟んで離間して配置される。
次に、p型AlGaAs層(第2クラッド層11)、p型GaAs層(コンタクト層13)を順次結晶成長させる。そして、コンタクト層13のうち、高屈折率層10a,10bと同じXZ平面座標を有する領域を、公知の露光プロセスとエッチングを用いて除去する。
最後に、コンタクト層13の上面以外をSiN層12a、12bで覆い、その上にp型の第2電極14を形成する。また、基板5の下にn型の第1電極4を形成する。
こうして製造された半導体レーザ装置30は、放熱マウント15上に実装される。図2は、半導体レーザ装置30が放熱マウント15に実装された状態を示す図である。放熱マウント15には、CuWなど線膨張係数が半導体基板に近く、熱伝導性に優れた材料の基板を用いる。放熱マウント15は表面に金メッキなどの電極面が形成されており、放熱マウント15の電極面に第2電極14を金すずハンダなどのハンダ42などで固定実装する。ハンダ42は、第2電極14と放熱マウント15とを電気的、機械的、および熱的に接合している。
半導体レーザ装置30は、活性領域の幅が広い、いわゆるブロードエリア半導体レーザ装置である。そして、結晶成長側(コンタクト層13側)を放熱マウント15に接する形でダイボンドすることにより、放熱性を高めて大きな出力を得る。この場合、放熱マウント15と半導体レーザ装置30の間は、熱伝導の良いハンダ42を用いて接合する。半導体の熱伝導率をハンダ42に比べて1桁程度小さくし、基板5の厚みを機械研磨により得られる100μm以上にすれば、素子の取り扱いが容易になる。活性領域と放熱マウント15の間に基板5が存在する向きで素子を実装する場合は、基板5が熱抵抗を増加させる原因となるため放熱性が劣り、熱的に不利な状況となる。そのため、図2に示すように、ジャンクションダウンの配置で半導体レーザ装置30を実装することが望ましい。これにより、放熱性を高め、大きな出力を得ることができる。
<A−3.動作>
半導体レーザ装置30では、第1電極4及び第2電極14に対する電圧印加により、n型電極側からは電子が、p型電極側からはホールが、それぞれ活性層8に注入され、再結合し、活性層8の利得が生じる。電流注入に伴い、素子内に再結合、ジュール熱、発光の再吸収等の発熱に起因する温度分布が生じ、屈折率の温度依存性を介してレーザ発振に影響を及ぼす場合がある。以下、本発明が発熱によるレーザ発振への悪影響を軽減する効果を有することを説明する。
はじめに、素子内の発熱の影響が小さい場合の動作を説明する。注入電流が小さい場合、素子内の発熱量は小さく、x方向の温度分布は無視できるので、素子のx方向の各領域の実効屈折率はx方向位置によらず一様である。ここで、ある特定のx座標位置における実効屈折率とは、そのx座標位置におけるy方向の屈折率分布がx方向に続いていると仮定した場合の、z方向に伝播する光が平均的に感じる屈折率のことである。実効屈折率を用いることにより、y方向の各層の屈折率と厚みがx座標位置により変わっても、一つのパラメータで光学的特性を記述することができる。
高屈折率層10a,10bが存在することにより、実効屈折率は、高屈折率層10a,10bに挟まれた活性領域で小さく、高屈折率層10a、10bが存在する部分で大きくなる。このため、活性領域に対して屈折率による光閉じ込めがなく、損失なく伝搬できる導波モードが存在しない。レーザとしては、活性層8の利得により伝搬損失が補償されればレーザ発振することが可能であるが、伝搬損失が存在するのでレーザ発振効率の点で不利になる。
次に、注入電流を4(A)に増加させ、素子内の発熱の影響が増加した場合の動作を説明する。素子内の発熱の影響が増加した場合の本発明の効果を説明するため、高屈折率層10a、10bがない半導体レーザ装置230を比較例として検討する。図3は、比較例の半導体レーザ装置230の構成を示す斜視図である。半導体レーザ装置230は、高屈折率層10a、10bがなく、活性領域にもその側方にも第2クラッド層11が一様に配置されている他は、図1の半導体レーザ装置30と同様の構成である。
半導体レーザ装置230において、注入電流を4(A)に増加させ、素子内の発熱の影響が増加した場合の状況を説明する。素子内の発熱により、活性層8における活性領域の中央が最も高温になり、中央から遠ざかるに従い温度が下がる温度分布となる。
図4(a)に、素子長1mmあたり1.3Wの発熱を仮定し、放熱マウント15の裏面をヒートシンクで冷却した場合の、活性層8におけるx方向の温度分布を、有限要素法でシミュレーションした結果を示している。この結果によれば、例えば中央からx方向に±100μm離れた位置では、中央に比べて3℃以上温度が低くなる。
半導体材料は、その組成により屈折率の温度依存性が異なるが、室温においてGaAsで2.67×10−4(/℃)、AlAsで1.43×10−4(/℃)など10−4台の屈折率温度係数を示す。このため、活性層8には温度分布に伴う屈折率分布が生じる。図4(a)の温度分布が存在する状況での活性層8におけるx方向の実効屈折率の分布を図4(b)に示す。
素子内の発熱の影響が小さい場合と異なり、図4(b)からわかるように、活性領域中央の実効屈折率が活性領域端部やその外側部よりも大きくなり、屈折率による光閉じ込めの状況が活性領域中央のみで生じることが分かる。
一方、実施の形態1の半導体レーザ装置30において、素子内の温度分布を図4のシミュレーション条件と同一とした時の有効屈折率分布を図5に示す。図5を図4(b)と比較すると、活性領域における有効屈折率分布は同じだが、x<200、300<xの領域、すなわち高屈折率層10a,10bにおいては実効屈折率が活性領域側の内部より増大していることが分かる。これは、高屈折率層10a,10bに導波モードのY方向の広がりが及ぶためである。そのため、活性領域を伝搬する光に対する光閉じ込め効果は、比較用の半導体レーザ装置230の場合と異なる。結局、局所的な屈折率閉じ込めが、図5に示す活性領域中央を中心とした活性領域内部Aと、高屈折率層10a,10bの開始端付近B、Cの計3ヵ所で生じることになる。
半導体レーザ装置230及び半導体レーザ装置30の双方において、活性領域を伝搬する光に対して屈折率閉じ込めが生じ、導波モードが存在する。この導波モードは複数存在し、発熱量に応じて許容モード数が増大する。高屈折率層の存在しない半導体レーザ装置230における導波モードを、光導波路シミュレータを用いて活性領域の利得を考慮せずに計算したシミュレーション結果を図6に示す。
図6には、異なる次数の導波モードの光強度分布を示している。グレースケールで、光強度の強い場所を白く、弱いところを黒く示している。図より、低次の導波モードは活性領域の中央付近に光強度分布を有し、次数が増大するにつれて活性領域の外側方向に光強度分布が拡散していくことが分かる。
図7は、図6の導波モードについて、モード次数ごとに活性領域内(−50μm≦x≦50μmの範囲)に対する光閉じ込め係数Γの計算結果をプロットした図である。光閉じ込め係数が高く、利得が大きいモードを丸で囲っている。図7より、25次以上の高次まで導波モードが許容されることが分かる。モード次数が15より小さい場合には、活性領域内にほとんどの光強度分布が存在するという点で変化がないため、光閉じ込め係数はモード次数によらず0.02に近いほぼ一定の値を示す。モード次数がさらに増大すると、活性領域外(x≦−50μm、50μm≦x)の光強度分布の割合が増大し、光閉じ込め係数が減少していくことが分かる。レーザ発振におけるモード選択は、モード利得の大きな導波モードから発振する。モード利得は光閉じ込め係数に比例する量である。従って図7の結果より、モード次数が15以下のモードは同程度のモード利得を有するため競合して多モード発振し、それより高次のモードではモード次数が増大するほどモード利得が減少するため発振しにくくなることが分かる。
同様に、高屈折率層が存在する半導体レーザ装置30における導波モードを、光導波路シミュレータを用いて活性領域の利得を考慮せずに計算したシミュレーション結果を図8に示す。図8には、異なる次数の導波モードの光強度分布を示している。図より、0次〜5次モードのように活性領域端部から外側の位置に光強度分布が存在する導波モードと、7次や22次モードのように図6に示したような活性領域の中央付近に光強度分布を有する導波モードが混在していることが分かる。これは、導波モードの主に存在する領域が図5のA、B、Cのどこであるかによらず、実効屈折率の高い順に導波モードの次数を定義していることを反映している。24次モードのように、次数がさらに増大するにつれて活性領域の外側方向に光強度分布が拡散していく傾向は、高屈折率層がない半導体レーザ装置230と同様である。図からわかるように、図8(c)の7次モードは図6(a)の0次モードに、図8(d)の22次モードは図6(b)の6次モードに相当する導波特性を有する。そして、これらモード次数の違いは、実効屈折率の高い領域B、Cに由来する導波モードの存在のために、モード次数が表示上ずれていることによる。
図9は、図8の導波モードについて、モード次数ごとに活性領域内(−50μm≦x≦50μmの範囲)に対する光閉じ込め係数Γの計算結果をプロットした図である。発振可能なモードを丸で囲っている。図7と比較して、レーザ発振に有利な導波モード(光閉じ込め係数が0.02に近く、光強度分布が活性領域に多く存在する)のモード数が減少していることが分かる。これらのモードは、図7で示した導波モードのうち低次のモードと同等である。一方、活性領域端部から外側の位置に光強度分布が存在する導波モードは、モード次数が低いが、閉じ込め係数が小さく活性領域に存在する光強度分布が少ないので、モード利得が小さくなりレーザ発振しない。
このように、半導体レーザ装置30は、高屈折率層10a、10bを備えたことで、素子動作時の発振モード数を低減できるという特徴がある。高屈折率層10a、10bのない素子における発振特性と比べると、高次モードの発振が抑制されたことになる。高次モードの発振が抑制できると、レーザ光のビーム拡がり角を狭くすることができる。以下、この作用効果について説明する。
<A−4.導波モードと輝度の関係>
図10は、活性領域を伝搬する導波モードの光跡を示す模式図であり、低次モードの光跡17(図10(a)、破線矢印)と、高次モードの光跡18(図10(b)、実線矢印)とをそれぞれ示している。温度分布による屈折率分布とモード次数に応じて、活性領域の中央を中心としたコア領域52、その側方の活性領域内のクラッド領域53a、53b、活性領域外のクラッド領域54a、54b、活性領域のコア領域55a、55bが存在する。そして、導波モードはクラッド領域で全反射しながら活性領域を共振器長方向(z方向)に伝搬する。
図中の点線は、活性領域とキャリア注入が小さい非活性領域の境界を示す。高次モードにおけるクラッド領域53a,53bは、温度分布により生じた、活性領域中央から遠ざかるにつれて連続的に減少する屈折率分布を反映して、低次モードにおけるクラッド領域54a,54bよりも外側にある。
低次モードではクラッド領域53a,53bへの入射角(θ)が大きく、高次モードほど入射角(θ)は小さくなる。半導体レーザ装置30では、上述のように、高次モードの損失を選択的に増加させており、レーザ発振するモード数を低次モードとすることができるので、ビーム拡がり角を小さくすることが可能となる。このように、半導体レーザ装置30では、次数の低いモードを選択的に発振させて、前端面24aからの出射角を小さくし、輝度を高めることができる。
<A−5.変形例>
第2導電型の基板5は、半導体積層部32に比べて厚いため電気抵抗が大きくなりやすい。電気抵抗が大きいと素子動作時のバイアス電圧が大きくなり、発熱量の増大及びレーザ発振効率の低下が生じて特性が悪化する。一般に、n型の方がp型よりもキャリア移動度が大きいため、より小さいドーピング濃度で電気抵抗を下げることが可能である。従って、実施の形態1では第1導電型をn型、第2導電型をp型とする方が、その逆の導電型の場合よりも好ましい。
第1導電型をp型、第2導電型をn型とする場合、高屈折率層10a、10bを第1導電型と同じp型とすると、第2クラッド層11(n型)と高屈折率層10a,10b(p型)の界面が逆バイアス接合となり、この界面部分での電流注入が抑制できる。そのため、高屈折率層10a,10bが存在しない領域のみで活性層8への電流注入が生じるため、活性領域以外の領域への漏れ電流を小さくすることができる。漏れ電流はレーザ発振効率の低下要因であるので、漏れ電流を小さくすることで、高いレーザ発振効率で、高出力を得つつ高次モードの発振を抑制し、低次モードの選択的な発振が可能な半導体レーザ装置を実現できる。
なお、第1導電型をn型、第2導電型をp型とする場合、高屈折率層10a、10bを第1導電型と同じp型とすればよい。すなわち、高屈折率層を第1導電型層とすることにより上述の効果を得る。
あるいは、高屈折率層10a、10bを電気抵抗の高い高抵抗層とすることによっても、漏れ電流を小さくすることができる。この構成でも、高いレーザ発振効率で、高出力を得つつ高次モードの発振を抑制し、低次モードの選択的な発振が可能な半導体レーザ装置を実現できる。
本実施の形態では、活性領域の幅を100μmとしているがこれに限るものではない。活性領域の幅は、一般的なブロードエリア半導体レーザにおけるものとして50μm以上であればよく、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では共振器長を4mmとしているが、本発明はこれに限るものではない。共振器長は、必要とするレーザ出力によって任意に選択し得る。
本実施の形態では、高屈折率層10a,10bの層厚とAl組成の例を示したが、これに限るものではない。高屈折率層10a,10bの組成を変えて屈折率を増減したり、高屈折率層10a,10bの層厚を増減したりすると、上述した高屈折率層10a,10bの開始端付近の実効屈折率の変化が増減する。素子動作時の発熱量は、駆動条件を決めれば定まり、さらに放熱条件を決めると温度分布が定まる。そのため、逆にあらかじめ想定した動作条件における発熱量に対して、高屈折率層10a,10bの組成と層厚を調整することにより、図5に示すような高屈折率層10a,10bの開始端および外側領域における実効屈折率が、温度分布を反映して屈折率が増加した活性領域中央の実効屈折率よりも大きくなるように設計することにより、発振モード数が低減されつつ多モード発振する半導体レーザ装置を得ることができる。
また、本実施の形態では、発振波長980nmとしているが、本発明はこれに限るものではない。活性層8の利得が最大となる波長においてレーザ発振が生じるため、必要とする発振波長に応じた利得スペクトルを有する活性層8を選択すればよい。
<A−6.効果>
実施の形態1に係る半導体レーザ装置30は、第1導電型の基板5と、基板5上に設けられた第1導電型の第1クラッド層6と、第1クラッド層6上に設けられた第1ガイド層7と、第1ガイド層7上に設けられた活性層8と、活性層8上に設けられた第2ガイド層9と、第2ガイド層9上に設けられた第2導電型の第2クラッド層11と、第2クラッド層11上にストライプ状に設けられた第2導電型のコンタクト層13と、第2ガイド層9と第2クラッド層11との間に挟まれ、平面視においてコンタクト層13と重なる領域を挟むように設けられた、第2クラッド層11よりも高い屈折率を有する一対の高屈折率層10a,10bと、を備える。従って、次数の低いモードを選択的に発振させ、出力光の輝度を高めることが出来る。
また、高屈折率層10a,10bを第1導電型層とすることにより、第2クラッド層11と高屈折率層10a,10bとの界面が逆バイアス接合となり、この界面部分での電流注入が抑制できる。そのため、活性領域以外の領域への漏れ電流を小さくすることができる。そのため、レーザ発振効率を高め、高出力を得ることが出来る。
また、高屈折率層10a,10bを高抵抗層とすることによっても、漏れ電流を小さくすることができる。そのため、レーザ発振効率を高め、高出力を得ることが出来る。
また、第1導電型をn型とし、第2導電型をp型とする場合には、その逆の導電型とする場合に比べて基板5の電気抵抗を下げることができるため、レーザ発振効率を高めることが出来る。
また、基板5よりもコンタクト層13が放熱マウント15に近くなる向きに、半導体レーザ装置30を放熱マウント15に実装すれば、基板5が活性領域と放熱マウント15の間にある場合に比べて放熱性を高めることができる。従って、大きな出力を得ることが出来る。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図11は、本発明の実施の形態2にかかる半導体レーザ装置130の構成を模式的に示す斜視図である。半導体レーザ装置130は、ブロードエリア半導体レーザ装置であり、概ね実施の形態1の半導体レーザ装置30と同様の構成である。但し、第2ガイド層9と第2クラッド層11との間の高屈折率層10a,10bに代えて、第1クラッド層6と第1ガイド層7との間の高屈折率層10c、10dを備える点が異なる。高屈折率層10c、10dは高屈折率層10a,10bと同様、活性領域を挟むようにして設けられる。
半導体レーザ装置130の実装形態は、図2に示した実施の形態1の場合と同様である。
高屈折率層10c、10dは、x方向の実効屈折率分布に関して、実施の形態1における高屈折率層10a、10bと同様の作用を有する。従って、実施の形態1における発振モード選択と同様の機能により、高出力を得つつ高次モードの発振を抑制し、低次モードの選択的な発振が可能となる。
<B−2.変形例>
実施の形態1の場合と同様に、第1導電型をp型、第2導電型をn型とする方が、逆の極性の場合と比べて電気的特性が良好となり好ましい。
また、高屈折率層10c、10dは、実施の形態1の場合とは逆に第1導電型とすると、高屈折率層10c、10d(第1導電型)と第1クラッド層6(第2導電型)の界面が素子動作時に逆バイアス接合となるため、漏れ電流を低減することができる。
また、実施の形態1と同様、高屈折率層10c、10dを電気抵抗の高い高抵抗層とすることによっても、素子動作時の漏れ電流を低減することができる。
<B−3.効果>
本発明の実施の形態2に係る半導体レーザ装置130は、第1導電型の基板5と、基板5上に設けられた第1導電型の第1クラッド層6と、第1クラッド層6上に設けられた第1ガイド層7と、第1ガイド層7上に設けられた活性層8と、活性層8上に設けられた第2ガイド層9と、第2ガイド層9上に設けられた第2導電型の第2クラッド層11と、第2クラッド層11上にストライプ状に設けられた第2導電型のコンタクト層13と、第1クラッド層6と第1ガイド層7との間に挟まれ、平面視においてコンタクト層13と重なる領域を挟むように設けられた、第1クラッド層6よりも高い屈折率を有する高屈折率層10c,10dと、を備える。従って、次数の低いモードを選択的に発振させ、出力光の輝度を高めることが出来る。
また、高屈折率層10c,10dを第2導電型層とすることにより、第1クラッド層6と高屈折率層10c,10dとの界面が逆バイアス接合となり、この界面部分での電流注入が抑制できる。そのため、活性領域以外の領域への漏れ電流を小さくすることができる。そのため、レーザ発振効率を高め、高出力を得ることが出来る。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、(各実施の形態を自由に組み合わせたり、各)実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
4 第1電極、5 基板、6 第1クラッド層、7 第1ガイド層、8 活性層、9 第2ガイド層、10a,10b,10c,10d 高屈折率層、11 第2クラッド層、13 コンタクト層、14 第2電極、15 放熱マウント、24a 前端面、24b 後端面、30,130,230 半導体レーザ装置、32 半導体積層部、42 ハンダ、52,55a,55b コア領域、53a,53b,54a,54b クラッド領域。

Claims (7)

  1. 複数のモードが許容されるブロードエリア型の半導体レーザ装置であって、
    第1導電型の基板と、
    前記基板上に設けられた第1導電型の第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層上に設けられた第1ガイド層と、
    前記第1ガイド層上に設けられた活性層と、
    前記活性層上に設けられた第2ガイド層と、
    前記第2ガイド層上に設けられた第2導電型の第2クラッド層と、
    前記第2クラッド層上にストライプ状に設けられた第2導電型のコンタクト層と、
    前記第2ガイド層と前記第2クラッド層との間に挟まれ、平面視において前記コンタクト層と重なる領域を挟むように設けられた、前記第2クラッド層よりも高い屈折率を有する一対の高屈折率層と、を備え
    素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じるように駆動され、
    前記高屈折率層は、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じる場合に、一定次数以上のモードである高次モードの発振を抑制することを特徴とする、
    半導体レーザ装置。
  2. 前記高屈折率層は第1導電型層である、
    請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 複数のモードが許容されるブロードエリア型の半導体レーザ装置であって、
    第1導電型の基板と、
    前記基板上に設けられた第1導電型の第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層上に設けられた第1ガイド層と、
    前記第1ガイド層上に設けられた活性層と、
    前記活性層上に設けられた第2ガイド層と、
    前記第2ガイド層上に設けられた第2導電型の第2クラッド層と、
    前記第2クラッド層上にストライプ状に設けられた第2導電型のコンタクト層と、
    前記第1クラッド層と前記第1ガイド層との間に挟まれ、平面視において前記コンタクト層と重なる領域を挟むように設けられた、前記第1クラッド層よりも高い屈折率を有する一対の高屈折率層と、を備え
    素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じるように駆動され、
    前記高屈折率層は、素子長1mmあたり1.3W以上の発熱を生じる場合に、一定次数以上のモードである高次モードの発振を抑制することを特徴とする、
    半導体レーザ装置。
  4. 前記高屈折率層は第2導電型層である、
    請求項3に記載の半導体レーザ装置。
  5. 前記高屈折率層は高抵抗層である、
    請求項1又は2に記載の半導体レーザ装置。
  6. 前記第1導電型はn型で、前記第2導電型はp型である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
  7. 前記基板よりも前記コンタクト層が放熱マウントに近くなる向きに、前記放熱マウントに実装される、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
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