JP6512101B2 - 新生児用貯血槽 - Google Patents

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Description

本発明は、新生児の人工心肺を用いた心臓手術において用いられる、新生児用貯血槽に関する。なお、通常「新生児」とは、出生後28日未満の乳児を意味するが、本明細書中においては、出生後28日以降の乳児も含むものとして用いる。本明細書中における「新生児」とは、本明細書中に開示される「新生児用貯血槽」を用いることで、適式な心臓手術を行なうことが可能な子供全般を総称して「新生児」という用語を用いる。
従来の心臓手術においては、人工心肺装置が用いられる。人工心肺装置は、主に、貯血槽、送血ポンプ、熱交換器、血液回路、および人工肺等から構成されている。このような人工心肺装置では、まず、患者の静脈より脱血した血液(静脈血)および術野より吸引した血液(吸引血)が、貯血槽に送り込まれ、貯血槽において、一時的に貯留される。
貯血槽に一時的に貯留された血液は、送血ポンプにより熱交換器に送り込まれ、熱交換器において、血液の温度調節が行われる。また、人工肺において、温度調節が行われた血液のガス交換(二酸化炭素除去、酸素添加)が行われる。最後に、この血液が、動脈血として、患者の体内に戻される。
このような人工心肺装置は、心臓手術において一時的に心臓と肺との機能を代行するものである。このため、人工心肺装置では、血液を患者に送り返す前に、手術時に血液に混入した異物や気泡等を、取り除く必要がある。たとえば、特開2010−88736号公報(特許文献1)には、骨片や肉片等の異物および気泡を同時に血液から取り除くことができる貯血槽(カーディオトミーリザーバを内蔵した貯血槽)が、示されている。
特開2010−88736号公報
新生児に対して心臓手術を行なう場合、新生児および乳児は、大人と比べると抵抗力が弱い。そのため、術野より吸引した血液(吸引血)を、大人の場合と同様に貯血槽において静脈血と混合して、新生児の体内に戻すことは好ましくない。通常、吸引血は血液浄化装置によって浄化した後に、新生児の体内に戻される。
しかし、新生児の心臓内の血液量は、大人の比べると少ない(新生児(体重2000g〜3000g)の場合、約200ml〜300ml)ため、手術中に自己血液が必要になる場合がある。このような場合は、緊急を要する場合となるため、不可避的に吸引血を新生児の体内に戻す必要がある。このような場合であっても、吸引血からは手術時に血液に混入した異物や気泡等を、取り除く必要がある。
したがって、この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、新生児の人工心肺を用いた心臓手術において、最適に用いることのできる新生児用貯血槽を提供することにある。
この発明に基づいた新生児用貯血槽においては、新生児の人工心肺を用いた心臓手術において用いられる、新生児用貯血槽であって、下方に血液流出ポートが設けられ、新生児の静脈より脱血した静脈血が貯血される第1チャンバと、上記第1チャンバの上側に一体的に設けられ、上記第1チャンバとは区画されるとともに新生児の心臓術野より吸引した吸引血が貯血される第2チャンバと、上記第2チャンバに貯血された吸引血を、上記第1チャンバ側に送り出す連通路と、上記連通路の開閉を行なう通路開閉部材とを備える。
上記第2チャンバには、新生児の静脈より脱血した静脈血が流入される静脈血流入ポートが設けられ、上記第2チャンバおよび上記第1チャンバの内部には、一端が上記静脈血流入ポートに連結され、他端が上記第1チャンバの上記血液流出ポートの近傍領域にまで達する内部管路が設けられ、上記第1チャンバの内部には、上方が開口し有底筒状の形態を有し、その内部に上記内部管路の他端側が収容され、上記内部管路の他端から流出する静脈血を濾過する第1フィルタが設けられ、上記第2チャンバの内部には、上記第2チャンバに導入される吸引血を濾過する第2フィルタが設けられ、上記連通路の吐出口は、上記第1フィルタの内部に位置し、上記吐出口と上記第1フィルタとの間には、上記吐出口から吸引血が吐出する際に吸引血が当接するとともに、吸引血を下方の上記血液流出ポート側に流す吸引血伝達部材が設けられている。
他の形態において、上記吸引血伝達部材は、傾斜するように上記第1フィルタ内に設けられ、上記吐出口は、上記吸引血伝達部材の上側に対向するように設けられている。
他の形態において、上記内部管路は、並行に配置される第1内部管路と第2内部管路とを含み、上記吐出口から吐出する吸引血は、上記第1内部管路と上記第2内部管路との間を通過する。
他の形態において、上記第1チャンバおよび上記第2チャンバは、内部の貯血量を外部から視認可能なように透光性部材により形成されている。
他の形態において、上記通路開閉部材は、引き上げることで上記連通路を開放し、引き下げることで上記連通路を閉鎖するコックである。
この発明に基づいた新生児用貯血槽によれば、新生児の人工心肺を用いた心臓手術において、最適に用いることのできる新生児用貯血槽を提供することを可能とする。
新生児用貯血槽の全体構造を示す斜視図である。 新生児用貯血槽の全体構造を示す側面図である。 新生児用貯血槽の全体構造を示す平面図である。 新生児用貯血槽の全体構造を示す縦断面図である。 図4中のV−V線矢視断面図である。 図4の部分拡大断面図である。
以下、本発明に基づいた新生児用貯血槽の実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、各実施の形態に表れる構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
本明細書中、静脈血とは新生児(患者)の血管からカニューレを介して脱血された血液を示し、吸引血とは術野である心臓内外から吸引した血液(ベント血およびサクション血)を示す。また、本明細書中、異物とは、脂肪球、肉片、骨片、変性蛋白、および凝集塊等の吸引血に含まれる可能性のある血液以外の物質を示す。
図1から図3を参照して、新生児用貯血槽1の外観構造について説明する。図1は新生児用貯血槽1の全体構造を示す斜視図、図2は新生児用貯血槽1の全体構造を示す側面図、図3は、新生児用貯血槽1の全体構造を示す平面図である。
新生児用貯血槽1は、新生児の人工心肺を用いた心臓手術において用いられるものである。下方に第1チャンバ(静脈血貯留部)100、この第1チャンバ100の上に第2チャンバ(カーディオトミー血貯留部)200が設けられている。
第1チャンバ100は、新生児の静脈より脱血した静脈血B10がその内部に貯血される。下方には、貯留血B30を排出する血液流出ポート100Pが設けられている。また、人口心肺装置の連結が可能な、連結口150が設けられている。
第2チャンバ200は、第1チャンバ100に一体的に設けられ、第1チャンバ100とは内部において区画されている。第2チャンバ200内には、新生児の心臓術野より吸引した吸引血B20が貯血される。
第1チャンバ100および第2チャンバ200は樹脂成形品よりなる。第1チャンバ100および第2チャンバ200は、内部の貯血量、内部の血液の状態を外部から視認可能なように透光性部材により形成されているとよい。たとえば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等を挙げることができる。
第2チャンバ200の上部には、新生児の静脈より脱血した静脈血B10が流入される静脈血流入ポート210Pと、新生児の心臓術野より吸引した吸引血B20が流入される吸引血流入ポート220Pとが設けられている。
静脈血流入ポート210Pには、後述するようにその内部において、内部管路500が連結され、静脈血流入ポート210Pから流入する静脈血B10は、内部管路500により第1チャンバ100に送り込まれる。
吸引血流入ポート220Pは、第1吸引血流入ポート221P、第2吸引血流入ポート222P、第3吸引血流入ポート223P、および第4吸引血流入ポート224Pを有している。本明細書中では、総称して吸引血流入ポート220Pと称する。
第2チャンバ200には、後述する連通路400の開閉を行なう通路開閉部材としてのコック300の上部が露出している。コック300は、図3に示すように、本体部310とレバー部320とを有し、レバー部320を回動させることにより、本体部310が上下動する。
レバー部320が、「close」の位置に位置している場合には、本体部310が引き下げられた状態となり、連通路400が閉鎖された状態となる。一方、レバー部320を、「open」の位置に回動させた場合には、本体部310が引き上げられた状態となり、連通路400が開放された状態となる。
次に、図4から図6を参照して、新生児用貯血槽1の内部構造について説明する。図4は新生児用貯血槽1の全体構造を示す縦断面図、図5は図4中のV−V線矢視断面図、図6は図4の部分拡大断面図である。
第1チャンバ100と第2チャンバ200とは、隔壁350により区画されている。第1チャンバ100の吸引血流入ポート220Pの下方位置には、円筒形状を有する吸引血消泡フィルタ210と、この吸引血消泡フィルタ210の外側を取り囲むように設けられる、異物除去フィルタ220とが設けられている。吸引血消泡フィルタ210および異物除去フィルタ220により、吸引血B20を濾過する第2フィルタを構成する。
吸引血消泡フィルタ210には、たとえば、発泡ウレタンが用いられている。さらに、この発泡ウレタンには、気泡の接触時に消泡する消泡剤たとえばシリコーンが、塗布されているとよい。これにより、吸引血が吸引血消泡フィルタ210に接触すると、吸引血に含まれる気泡が消泡剤により破裂させられる。
異物除去フィルタ220には、メッシュクロス(スクリーンメッシュ)を用いるとよい。メッシュクロスの孔径は、約20〜40μmであるのが好ましい。
吸引血流入ポート220Pから第2チャンバ200内に取り込まれた吸引血B20は、吸引血消泡フィルタ210および異物除去フィルタ220を通過して、連通路400に送られ、一時的に第2チャンバ200の内部に貯留される。
連通路400は、隔壁350の一部が漏斗状に成形された溜まり部410と、この溜まり部410の下方に設けられ、下方に延びる吐出管路420とから構成される。吐出管路420の下端には、傾斜するように延びる吐出口420aが設けられている。このように、吐出口420aを吐出管路420に対して傾斜させることで、吐出管路420を落下する吸引血B20の流速を低下させることができる。
溜まり部410の下端には開口部410hが設けられる。この開口部410hは、コック300の本体部310の下端に設けられたオーリング310rにより、開閉可能である。図4に示す状態では、本体部310が下方に押し下げられた状態で、オーリング310rにより開口部410hが閉鎖されている。よって、溜まり部410には、吸引血B20が一時的に貯留される。
図6に示す状態は、本体部310が上方に押し上げられた状態で、開口部410hが開口されている。よって、溜まり部410の吸引血B20が、吐出管路420および吐出口420aを通じて、第2チャンバ200側に放出される。
図4に示すように、静脈血流入ポート210Pには、内部管路500が連結されている。この内部管路500は、隔壁350を貫通し、その他端(下端)が第1チャンバ100の血液流出ポート100Pの近傍領域にまで達している。図5に示すように、本実施の形態では、内部管路500は、並行に配置される第1内部管路510と第2内部管路520とを含んでいる。
第1チャンバ100の内部には、上方が開口し有底筒状の形態を有し、その内部に上記内部管路500の他端側が収容され、内部管路500の他端から流出する静脈血を濾過する第1フィルタ110が設けられている。第1フィルタ110は、フレーム構造110fを有し、フレーム構造110fの間にフィルタ部材110gが設けられている。フィルタ部材110gとしては、メッシュクロス(スクリーンメッシュ)を用いるとよい。メッシュクロスの孔径は、約20〜40μmであるのが好ましい。
さらに、吐出口420aと第1フィルタ110との間には、吐出口420aから吸引血が吐出する際に吸引血B20が当接するとともに、吸引血B20を下方の血液流出ポート100P側に流す吸引血伝達部材120が設けられている。
吸引血伝達部材120は、フレーム構造110fに沿って、鉛直方向に対して傾斜するように設けられ、吐出口420aは、吸引血伝達部材120の上側に対向するように設けられている。
図5に示すように、吐出口420aから吐出する吸引血B20は、第1内部管路510と第2内部管路520との間を通過するように、吐出管路420が配設されている。これにより、吸引血伝達部材120の全面を用いて吸引血B20を血液流出ポート100P側に流すことが可能となる。
吸引血伝達部材120は、吐出口420aから送り出される吸引血B20の流速を抑制し、吸引血B20を泡立たせることなく、吸引血B20を血液流出ポート100P側に導く部材である。吸引血伝達部材120は、上下左右方向に拡がる板状に形成され、厚み方向に圧縮された発泡材料で、構成されている。
吸引血伝達部材120には、フレーム構造110fの傾斜角度αに対応する密度Dの材料が、用いられる。たとえば、吸引血伝達部材120は、0.12g/cmから0.16g/cmまでの範囲内の密度Dを有する材料により構成されるとよい。ここでは、吸引血伝達部材120には、0.13g/cmの密度Dを有する材料により、構成されている。
吸引血伝達部材120には、たとえば、発泡ウレタンが用いられる。詳細には、吸引血伝達部材120には、発泡ウレタンを圧縮した圧縮発泡ウレタンが用いられる。ここで用いられる圧縮発泡ウレタンは、厚さが10mmの発泡ウレタンを、厚さ2mmに圧縮することにより、形成される。
たとえば、市販されている密度が26〜30kg/mである発泡ウレタンを、上記のように圧縮した場合、0.13〜0.15g/cmの密度を有する圧縮発泡ウレタンが得られる。
一般的には、吸引血伝達部材120の材料の密度Dが高くなるにつれて、吸引血伝達部材120の空隙が少なくなる。このため、吸引血伝達部材120の材料の密度Dが高くなると、吸引血が吸引血伝達部材120に浸透しにくくなる。すなわち、吸引血伝達部材120の材料の密度Dが高くなると、吸引血は、吸引血伝達部材120に浸透することなく、吸引血伝達部材120の表面を伝わりやすくなる。
このため、吸引血伝達部材120の材料の密度Dが高くなると、吸引血が吸引血伝達部材120を伝わる速度が、速くなりやすい。このような理由から、たとえば、吸引血伝達部材120の材料の密度Dが高くなるにつれて、吸引血伝達部材120の傾斜角度αが緩くなるように、吸引血伝達部材120を配置することが望ましい。なお、傾斜角度αは、水平面と吸引血伝達部材120とのなす角度をいう。
図6では、吸引血伝達部材120の密度Dが、0.13g/cmである場合の例が示されている。しかしながら、上記のような理由から、フレーム構造110fの傾斜角度αが変わった場合には、材料の密度Dを変更することが望ましい。
たとえば、傾斜角度αが70度以上の場合には、密度Dが0.02g/cmから0.05g/cmまでの範囲である多孔質の材料を用いることが望ましい。また、傾斜角度αが65度以上70度未満の場合には、密度Dが0.05g/cmから0.20g/cmまでの範囲である多孔質の材料を用いることが望ましい。さらに、傾斜角度αが65度未満の場合には、密度Dが0.20g/cmから0.40g/cmまでの範囲である多孔質の材料を用いることが望ましい。
以上、本実施の形態における新生児用貯血槽1によれば、新生児の人工心肺を用いた心臓手術において、手術中に自己血液が必要になった場合でも、臨床工学技士、看護師、又は医師等の医療従事者が、新生児から脱血した血液の量すなわち貯血量を把握しながら、異物や気泡等が取り除かれた吸引血を、新生児に与えることができる。このようにして、新生児の人工心肺を用いた心臓手術において、最適に用いることのできる新生児用貯血槽を提供することを可能とする。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 新生児用貯血槽、100 第1チャンバ、100P 血液流出ポート、110 第1フィルタ、110f フレーム構造、110g フィルタ部材、120 吸引血伝達部材、150 連結口、200 第2チャンバ、210 消泡フィルタ、210P 静脈血流入ポート、220 異物除去フィルタ、220P 吸引血流入ポート、221P 第1吸引血流入ポート、222P 第2吸引血流入ポート、223P 第3吸引血流入ポート、224P 第4吸引血流入ポート、300 コック、310 本体部、310r Oリング、320 レバー部、350 隔壁、400 連通路、410 溜まり部、410h 開口部、420 吐出管路、420a 吐出口、500 内部管路、510 第1内部管路、520 第2内部管路、B10 静脈血、B20 吸引血、B30 貯留血。

Claims (5)

  1. 新生児の人工心肺を用いた心臓手術において用いられる、新生児用貯血槽であって、
    下方に血液流出ポートが設けられ、新生児の静脈より脱血した静脈血が貯血される第1チャンバと、
    前記第1チャンバの上側に一体的に設けられ、前記第1チャンバとは区画されるとともに新生児の心臓術野より吸引した吸引血が貯血される第2チャンバと、
    前記第2チャンバに貯血された吸引血を、前記第1チャンバ側に送り出す連通路と、
    前記連通路の開閉を行なう通路開閉部材と、を備え、
    前記第2チャンバには、新生児の静脈より脱血した静脈血が流入される静脈血流入ポートが設けられ、
    前記第2チャンバおよび前記第1チャンバの内部には、一端が前記静脈血流入ポートに連結され、他端が前記第1チャンバの前記血液流出ポートの近傍領域にまで達する内部管路が設けられ、
    前記第1チャンバの内部には、上方が開口し有底筒状の形態を有し、その内部に前記内部管路の他端側が収容され、前記内部管路の他端から流出する静脈血を濾過する第1フィルタが設けられ、
    前記第2チャンバの内部には、前記第2チャンバに導入される吸引血を濾過する第2フィルタが設けられ、
    前記連通路の吐出口は、前記第1フィルタの内部に位置し、
    前記吐出口と前記第1フィルタとの間には、前記吐出口から吸引血が吐出する際に吸引血が当接するとともに、吸引血を下方の前記血液流出ポート側に流す吸引血伝達部材が設けられ
    前記連通路は、当該新生児用貯血槽の内部に設けられている、新生児用貯血槽。
  2. 前記吸引血伝達部材は、傾斜するように前記第1フィルタ内に設けられ、
    前記吐出口は、前記吸引血伝達部材の上側に対向するように設けられている、請求項1に記載の新生児用貯血槽。
  3. 前記内部管路は、並行に配置される第1内部管路と第2内部管路とを含み、
    前記吐出口から吐出する吸引血は、前記第1内部管路と前記第2内部管路との間を通過する、請求項1または請求項2に記載の新生児用貯血槽。
  4. 前記第1チャンバおよび前記第2チャンバは、内部の貯血量を外部から視認可能なように透光性部材により形成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の新生児用貯血槽。
  5. 前記通路開閉部材は、引き上げることで前記連通路を開放し、引き下げることで前記連通路を閉鎖するコックである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の新生児用貯血槽。
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