JP6511936B2 - コイル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば自動車用のヘッドランプ、液晶プロジェクターあるいはオーバーヘッドプロジェクター等に用いられる放電灯の点灯のための高電圧発生コイル装置に関する。
たとえば自動車用のヘッドランプ等に用いられる高電圧発生コイル装置として、たとえば下記の特許文献1に示すコイル装置が知られている。このようなコイル装置は、二次巻線が巻回されたボビンをプリント基板上に設置した後、U字形に成型した複数の一次コイル片をボビンの上からプリント基板に設置することにより、一次巻線を形成する。
しかし、従来技術に係るコイル装置は、複数の一次コイル片をプリント配線で接続することにより一次巻線が形成されるため、溶接又ははんだ等による接合箇所が多く、接合部の信頼性や製造効率の観点から課題を有する。また、このようなコイル装置はプリント基板を必要とするため、小型化の観点でも課題を有する。
特開平11−307373号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、軸方向に沿って低圧から高圧に変化する高電圧発生コイル装置であって、小型化に適しており信頼性および製造効率が良好で、高出力なコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
棒状のコアと、
前記コアを収容する中空筒部と、当該中空筒部から外径方向に突出する複数の鍔部とを有するボビンと、
前記鍔部の間に挟まれて前記中空筒部の外周表面に形成された複数の二次巻線用溝部に分けて巻回される二次巻線と、
前記二次巻線用溝部の間で前記鍔部に挟まれて前記中空筒部の前記外周表面に形成された複数の一次巻線用溝部に分けて巻回される一次巻線と、
いずれかの前記鍔部に設けられ、前記一次巻線と前記二次巻線とに接続される低圧側端子と、
いずれかの前記鍔部に設けられ、前記一次巻線の一次高圧側端部が接続される一次高圧側端子と、
いずれかの前記鍔部に設けられ、前記二次巻線の二次高圧側端部が接続される二次高圧側端子と、を有し、
前記一次巻線用溝部には、並列に接続される2以上の一次並列巻線が巻回してあることを特徴とする。
本発明に係るコイル装置は、ボビンの外周表面に形成された一次巻線用溝部および二次巻線用溝部に一次巻線および二次巻線が巻回され、鍔部に低圧側端子、一次高圧側端子および二次高圧側端子が設けられるため、プリント基板を必要としない一つのボビンでコイル装置が構成される。そのため、このようなコイル装置は、小型化に適しており、また、接合部も少ないため信頼性が良好であり、製造も容易である。
しかも本発明では、一次巻線用溝部には、並列に接続される2以上の一次並列巻線が巻回してあるために、単一の一次巻線に比較して、特に高温環境下での出力電圧を、約6%以上に向上させることができる。その理由は必ずしも明らかではないが、結合係数が増大するためであると考えられる。
前記コアの少なくとも一端には、前記二次巻線が巻回されていない領域が存在していてもよい。このように構成することで、コア端での磁束の流れを良好にしてコイル装置のインダクタンス(L値)を向上させることが可能になり、二次巻線におけるトータルの巻数を低減することが可能になる。巻数を減らすことで、直流抵抗を低減することが可能になり、ワイヤの線径を低減することも可能になる。
前記コアの長手方向の中央部に位置する前記二次巻線用溝部に巻回してある二次巻線の巻回層数に比較して、前記コアの長手方向の端部に位置する前記二次巻線用溝部に巻回してある二次巻線の巻回層数が少なくしてもよい。このように構成することで、トータル巻数が同じである場合に、コイル装置のインダクタンス(L値)を向上させることが可能になる。また、インダクタンスが向上することで、同じインダクタンスであれば、二次巻線におけるトータルの巻数を低減することが可能になる。巻数を減らすことで、直流抵抗を低減することが可能になり、ワイヤの線径を低減することも可能になる。
また、例えば、複数の前記二次巻線用溝部には、二次低圧側溝部と、当該二次低圧側溝部より高圧側に位置し前記中空筒部の径方向厚みが前記二次低圧側溝部より厚い二次高圧側溝部とが含まれても良い。
中空筒部の厚みを高圧側と低圧側とで変化させることにより、小型化を図りつつ、コイル装置の耐電圧性を好適に確保できる。
また、例えば、前記二次低圧側溝部に巻回される前記二次巻線の層数は、前記二次高圧側溝部に巻回される前記二次巻線の層数よりも多くても良い。
中空筒部の厚みが厚い二次高圧側溝部の層数を少なくすることにより、鍔部の最大外径を抑制して、コイル装置の小型化を図ることができる。
また、例えば、2以上の前記一次巻線と、前記二次巻線とは、連続する単一のワイヤによって形成されていても良い。
2以上の一次巻線と二次巻線とが連続するワイヤによって構成されることにより、コイル装置に含まれる電気的な接合箇所を減少させて直流抵抗を低減できる。また、一次巻線と二次巻線とを連続した巻き上げ工程により形成することができるため、このようなコイル装置は製造効率が良い。
また、前記低圧側端子は、前記ワイヤのうち前記一次巻線と前記二次巻線との境界部分に形成されても良い。この境界部分は、切断する必要がないため、連続する単一のワイヤで全ての巻線を形成することが可能になる。
また、前記一次巻線と前記二次巻線との境界部分にヒュージングによって固定するワイヤ固定部を有してもよく、その場合には、低圧側端子は、容易かつ確実に取り付けを行うことが可能である。
前記一次高圧側端子には、2以上の前記一次巻線の折り返し部分の近傍が接続されても良い。このように構成することで、連続する単一のワイヤで全ての巻線を形成することが可能になる。
前記一次高圧側端子の近くに位置する前記鍔部には、前記折り返し部分が係合する突起部が形成してあってもよい。このように構成することで、自動巻線装置による巻線作業が容易になる。
前記低圧側端子には、連続する前記単一のワイヤの巻き終わり部が位置するようにしても良い。このように構成することで、連続する単一のワイヤで全ての巻線を形成することが可能になる。
この低圧側端子の近くに位置する前記鍔部には、巻き終わりのワイヤの端部を絡げるための突起部が形成してあっても良い。このように構成することで、自動巻線装置による巻線作業が容易になると共に、巻き終わり部に位置するワイヤの切断作業も容易になる。
また、例えば、前記二次高圧側端子は、複数の前記鍔部のうち、前記中空筒部の一方の端部から前記外径方向へ突出する第1鍔部に設けられても良い。
二次高圧側端子を一方の端部に配置される第1鍔部に設けることにより、複数の二次巻線用溝部に対して二次巻線を容易に形成することが可能である。
また、複数の前記鍔部は、いずれかの前記一次巻線用溝部を挟む一対の前記鍔部の一部を互いに接続する接続鍔部を含んでも良く、前記低圧側端子は、前記接続鍔部に設けられても良い。
低圧側端子を接続鍔部に設けることにより、低圧側端子を設置するためのスペースを抑制し、コイル装置を小型化することが可能である。
また、例えば、複数の前記鍔部のうち少なくとも一部は、前記鍔部の外周表面から内径方向に向かって形成されており前記二次巻線を通過させる切り込み部と、前記鍔部の外周表面上に形成されており前記一次巻線を通過させる一次巻線通路と、を有しても良い。
鍔部が、切り込み部と、鍔部の外周表面上に形成された一次巻線通路を有することにより、二次巻線と一次巻線の絶縁距離を確保しつつ、コイル装置をより小型化することが可能である。
図1Aは、本発明の一実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図1Bは、図1Aに示すコイル装置において、ワイヤの巻き終わり端の絡げ部を示す斜視図である。 図2は、図1Aに示すコイル装置を異なる角度から見た斜視図である。 図3は、図1Aに示すコイル装置の平面図である。 図4は、図1Aに示すコイル装置の正面図である。 図5は、図2のV−V線に沿う断面図である。 図6は、図1Aに示すコイル装置の分解斜視図である。 図7は、図1Aに示すコイル装置の回路図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1Aは本発明の一実施形態に係るトランスとしてのコイル装置110の斜視図であり、図7はコイル装置110の回路図である。図1Aに示すように、コイル装置110は、一次巻線130と二次巻線140が巻軸方向であるZ軸方向に沿って形成されている。このコイル装置110は、巻軸方向に沿って低電圧から高電圧に変化するコイル装置である。
図7に示すように、コイル装置110は、一次巻線130および二次巻線140の双方の低圧側端部に電気的に接続される低圧側端子150と、一次巻線130の高圧側端部に接続される一次高圧側端子160と、二次巻線140の高圧側端部に接続される二次高圧側端子170とを有し、3相(3つの端子)となる回路で表される。このようなコイル装置110では、低圧側端子150に接続されるZ軸正方向側の端部から二次高圧側端子170へ接続されるZ軸正方向側の端部へ、巻軸(Z軸)に沿って、二次巻線140の電圧が低圧から高圧に変化し、二次高圧側端子170から高電圧の出力を得ることができる。なお、本実施形態では、巻軸方向をZ軸方向とし、Z軸方向に垂直であって互いに垂直な方向をX軸方向およびY軸方向とする。
図7に示すように、本実施形態では、一次巻線130は、並列に接続される2つの並列巻線130α,130βで構成してある。また、二次巻線140は、一つの巻線で構成してある。そして後述するように、これらの並列巻線130α,130βおよび二次巻前140は、連続する単一のワイヤを巻線作業することで形成される。なお、後述するように、巻線作業に際しては、二次巻線140から巻線作業が開始され、その次に、二次巻線とは逆巻の方向に、最初の一次並列巻線130αが巻回され、それに連続して、次の一次並列巻線130βが、二次巻線140と同じ巻方向で巻線される。
図1Aに示すように、コイル装置110は、ボビン120と、一次巻線130と、二次巻線140と、低圧側端子150と、一次高圧側端子160と、二次高圧側端子170とを有する。また、断面図である図5および分解斜視図である図6に示すように、コイル装置110は、ボビン120の中空筒部121内に収容される棒状のコア112を有しており、中空筒部121の開口部には、コア112が中空筒部121の中から抜け落ちないようにするためのキャップ114が設けられる。なお、図6では、一次巻線30および二次巻線40を図示していない。
キャップ114は、板状のキャップ本体114aを有し、そのX軸方向両端には、取付片114cが各々一体的に形成してある。取付片114cと本体114aとの角部には、取付孔114dが形成してある。各取付孔114dは、ボビン120のZ軸方向の一端部に設けられた鍔部123jの端面に形成してある取付凹部123jaの係合凸部123jbに係合可能になっている。そのため、キャップ114をボビン120の端部に取り付けるための接着剤を不要とすることもできる。
コア112は、楕円形状あるいは長円形状の断面を有し、コア112の長手方向が巻軸方向(Z軸方向)となるように配置される。また、コア112の断面形状における長軸方向がY軸方向と一致し、短軸方向がX軸方向と一致する。
コア112は、たとえばフェライト材、パーマロイなどの軟磁性材、金属圧粉成形の金属磁性材などの磁性材で構成される。コイル装置110が、たとえば主として車載用を目的とする高圧コイル装置として使用される場合には、使用環境として−40〜+130℃(保存温度として−40〜+150℃)が要求され、このような環境における電気的特性の維持のため、キューリー温度が200℃以上の磁性体が好ましい。
また、コイル装置110では、コア112に直接二次巻線140が巻回されるのではなく、コア112と二次巻線140とを好適に絶縁する中空筒部121の外周表面に二次巻線140が巻回される。そのため、コイル装置110では、コア112として、Ni−Zn系フェライトのような絶縁性の材料だけでなく、高透磁率、高磁束密度で導電性の材料であるMn−Zn系フェライト等を好適に用いることができる。
ボビン120は、コア112を収容する中空筒部121と、中空筒部121から外径方向に突出する複数の鍔部を有する。ボビン120は、絶縁性に優れた材料により構成してあり、たとえばPBT、PET、LCP、PPSなどの合成樹脂で構成してあるが、耐加水分解性の樹脂が求められることも多い。あるいはセラミックなどでボビン120を構成してもよい。なお、コア112と一次巻線130および二次巻線140との絶縁性を好適に確保するために、中空筒部121の外周表面には貫通孔を形成しないことが好ましい。
図3および図5に示すように、中空筒部121には、一方の端部(Z軸負方向側端部)から順に、複数の外径方向に突出する鍔部123a〜123jが形成してある。中空筒部121の外周表面に、複数の外径方向に突出する鍔部123a〜123jが形成してあることから、これらの鍔部123a〜123jの間に、ワイヤを巻回または通すための溝部が形成される。鍔部123aと鍔部123bとの間に形成される溝部124aには、一次巻線も二次巻線も巻回されず、二次巻線のワイヤ端部140aが、鍔部123aおよび123bに形成してある切り込み部126a、126bを通して横断するのみである。また、鍔部123bと鍔部123c1との間に形成される溝部124bには、高圧側の二次巻線140となるワイヤが複数ターンで巻回してある。
さらに、鍔部123c1と鍔部123c2との間に形成される溝部125には、二次巻線140となるワイヤや一次巻線130となるワイヤのいずれも巻回されていない。鍔部123c2と鍔部123dとの間に形成される溝部124cには、二次巻線140となるワイヤが複数ターンで巻回してある。鍔部123dと鍔部123eとの間に形成される溝部125aには、一次巻線130を構成する並列巻線130α,130βとなるワイヤがそれぞれ約1ターンのみで巻回してある。
さらに、鍔部123eと鍔部123fとの間に形成される溝部124dには、二次巻線140となるワイヤが複数ターンで巻回してある。鍔部123fと鍔部123gとの間に形成される溝部125bには、一次巻線130を構成する並列巻線130α,130βとなるワイヤがそれぞれ約1ターンのみで巻回してある。鍔部123gと鍔部123hとの間に形成される溝部124eには、二次巻線140となるワイヤが複数ターンで巻回してある。鍔部123hと鍔部123iとの間に形成される溝部125cには、一次巻線130を構成する並列巻線130α,130βとなるワイヤがそれぞれ約1ターンのみで巻回してある。鍔部123iと鍔部123jとの間に形成される溝部124fには、二次巻線140となるワイヤが複数ターンで巻回してある。
すなわち、本実施形態では、Z軸方向に沿って、5つの二次巻線用溝部124b〜124fが形成され、それらの間に、3つの一次巻線用溝部125a〜125cが形成してあ る。二次巻線用溝部124b〜124fには、低圧側(Z軸正方向側)に位置する二次低圧側溝部としての二次巻線用溝部124fと、高圧側に位置する二次高圧側溝部としての二次巻線用溝部124bとが含まれる。本実施形態では、中空筒部121の厚みが、Z軸方向に沿って一定であるが、たとえば高圧側で厚くなるように変化させても良い。
上述したように、本実施形態では、中空筒部121の外周表面には、上述した二次巻線用溝部124a〜124fの他に、複数(本実施形態では3つ)の一次巻線用溝部125a〜125cが形成されている。ボビン120における中空筒部121の外周表面には、二次巻線140が、5つの二次巻線用溝部124b〜124fに分けて巻回されている。各二次巻線用溝部124b〜124fに配置される二次巻線140の巻数、列数(巻軸方向の重ね数)、層数(外径方向の重ね数)は特に限定されないが、以下のように構成することが好ましい。
すなわち、図5に示すように、Z軸方向の両端に配置される二次巻線用溝部124bおよび124fに配置される二次巻線140の層数およびターン数が、Z軸方向の中央部に配置される二次巻線用溝部124c〜124eのそれぞれに配置される二次巻線140の層数およびターン数に比較して少ないことが好ましい。このように構成することで、コイル装置としてのインダクタンスを向上させることができることが確認された。
また、本実施形態では、Z軸方向の中央部に配置される二次巻線用溝部124c〜124eのうち、高圧側の二次巻線用溝部124cおよび124dのそれぞれに配置される二次巻線140の列数を、相対的に低圧側の二次巻線用溝部124eの列数に比較して多くすることが好ましい。なお、高圧側の二次巻線用溝部124cおよび124dのそれぞれに配置される二次巻線140の層数は、相対的に低圧側の二次巻線用溝部124eの層数と同等で良い。
また、本実施形態では、Z軸方向の中央部に配置される二次巻線用溝部124c〜124eのうち、二次巻線用溝部124dおよび124eのそれぞれに配置される二次巻線140のターン数を増やすことで、一次巻線130と二次巻線140との結合係数を上げることができる。二次巻線用溝部124dおよび124eが、一次巻線用溝部125a〜125cに挟まれて配置してあるからである。
また本実施形態では、図5に示すように、コア112のZ軸方向の両端では、一次巻線30および二次巻線140の双方共に巻回されていない無巻回領域があることが好ましい。これらの無巻回領域のZ軸方向の長さL1およびL2は、コア112の全長L0に比較して、1〜12%(片側で)であることが好ましい。すなわち、L1/L0が0.01〜0.12またはL2/L0が0.01〜0.12であることが好ましい。なお、コア112の全長は、
このように構成することで、コア112の両端での磁束の流れを良好にしてコイル装置110のインダクタンス(L値)を向上させることが可能になり、二次巻線140におけるトータルの巻数を低減することが可能になる。巻数を減らすことで、直流抵抗を低減することが可能になり、ワイヤの線径を低減することも可能になる。さらに、本実施形態では、コイル装置の構造をより簡素化することが可能になり、コイル装置の信頼性向上に寄与すると共に、製造効率も向上させることができる。
図3に示すように、それぞれ一次巻線130を通す一対の鍔部123dと123eとの間、一対の鍔部123fと123gとの間、一対の鍔部123hと123iとの間には、それぞれ接続鍔部123αが形成してある。各接続鍔部123αには、隣接する二次巻線用溝部を連絡する切り込み部126bが形成してある。各接続鍔部123αが、一次巻線130と二次巻線140の間に設けられていることにより、一次巻線130と二次巻線140の絶縁性は好適に確保される。
なお、切り込み部126bは、接続鍔部123α以外の鍔部にも形成されても良く、これらの切り込み部126bによって形成される二次巻線140の通路は、巻軸方向に対して斜めに形成されていることが好ましく、これにより二次巻線140をボビン120に容易に形成できる。なお、図3に示す例では、切り込み部126bは、全て同一方向に巻軸方向に対して斜めに形成されている。
図3に示すように、一次巻線130が、3つの一次巻線用溝部125a,125b,125cに分けて巻回されている。各一次巻線用溝部125a〜125cにおける一次巻線130を構成する並列巻線130α,130βとなるワイヤの巻数(ターン数)はそれぞれ約1であるが、特に限定されない。鍔部123c2〜123iの外周表面上には、一次巻線130(並列巻線130α,130β)を通過させる一次巻線通路127a,127bが形成されている。
一次巻線通路127a,127bに隣接して、鍔部123c2〜鍔部123iの外周表面上から外径方向へ突出する突起部128a,128bが形成されており、突起部128a,128bは一次巻線130が一次巻線通路127a,127bから逸脱することを防止する。本実施形態では、突起部128a,128bは、鍔部123c2〜鍔部123iの外周表面上からY軸方向の上部へ突出するように形成してあり、一次巻線通路127a,127bを通る一次巻線130が、二次巻線140とは接触せずに二次巻線140のY軸方向の上部を立体的に交差するようになっている。
なお、Z軸方向の端部に位置する鍔部123jにも、突起部128cが形成してあり、二次巻線用溝部124fに巻回してある二次巻線140の巻端を、低圧側端子150に向けて案内するようになっている。本実施形態に係るコイル装置110においては、一次巻線130および二次巻線140は、二次高圧側端子170に接続される二次高圧側端部140aから、低圧側端子150に接続される一次低圧側端部130a(連続する単一のワイヤの巻き終わり部)まで連続する一本のワイヤによって構成される。一次巻線130および二次巻線140を構成するワイヤとしては特に限定されないが、例えば三層絶縁電線のような被覆線を用いることができる。
低圧側端子150は、最も低圧側に配置される一次巻線用溝部125cを挟む一対の鍔部123h、123iの一部を互いに接続する接続鍔部123βに設けられる。図6に示すように、低圧側端子150は、図3に示す一次巻線130と二次巻線140の境界部分BDに固定されるワイヤ固定部150aと、接続鍔部123βに形成されたスリットに挿入される挿入部150bと、外部へ接続するための引出部150cとを有する。ワイヤ固定部150aと、挿入部150bと、引出部150cとから成る端子150は、たとえば金属板などの導電性板材から一体的に成形される。端子160および170に関しても同様である。なお、低圧側端子150が設けられる接続鍔部123βと、切り込み部126bが形成される接続鍔部123αとは、周方向に連続して形成してあっても良いが、周方向に断続的に形成してあっても良い。
ワイヤ固定部150aを境界部分BDと一次低圧側端部130aに固定する方法は特に限定されないが、例えばレーザ溶接やヒュージング(熱カシメ)によってワイヤ固定部150aをワイヤに固定することができる。レーザ溶接やヒュージングによれば、ワイヤを切断せずに、またワイヤの絶縁被覆を予め除去することなく、絶縁被膜の除去と接続固定作業とを同時に行うことができるため、端子の固定工程を簡略化できる。
一次高圧側端子160は、ボビン120における鍔部123c1と鍔部123c2との間に形成してある接続鍔部123βに設けられる。一次高圧側端子160は、一次巻線130の折り返し部分130bの近傍が接続して固定される一次側ワイヤ固定部160aと、接続鍔部123βに形成されたスリットに挿入される挿入部160bと、外部へ接続するための引出部160cとを有する。一次側ワイヤ固定部160aと一次巻線130の折り返し部分130bの近傍との接合は、ワイヤ固定部150aと同様にレーザ溶接やヒュージング等によって行うことができるが、特に限定されない。
一次巻線130の折り返し部分130bは、ボビン120における鍔部123c1と鍔部123c2との間に形成してある接続鍔部123α(一次高圧側端子の近くに位置する)に形成してある突起部128dに係合するようになっている。すなわち、突起部128dで、一次巻線130のワイヤが折り返すようになっている。
図3に示すように、低圧側端子150および一次高圧側端子160は、接続鍔部123αまたは123β(Y軸正方向側の部分)に設けられており、これにより自動巻線機等によるシンプルで無駄のないワイヤの引き回しを実現できる。
図6に示すように、二次高圧側端子170は中空筒部121のZ軸負方向側端部に位置する鍔部123aに設けられる。二次高圧側端子170は、二次巻線140の二次高圧側端部140a(図4参照)に固定される二次側ワイヤ固定部170aと、鍔部123aに形成されたスリットに挿入される挿入部170bと、外部へ接続するための引出部170cとを有する。なお、図2に示すように、鍔部123aには、鍔部123aの外周表面から内径方向に向かう切り込み部126aが形成されており、鍔部123bには、鍔部123bの外周表面から内径方向に向かう切り込み部126bが形成されている。二次巻線140は、二次側ワイヤ固定部170aから、これらの切り込み部126aおよび126bを通過して二次巻線用溝部124bへ引き回される。
以下に、コイル装置10の製造方法の一例を説明する。本実施形態では、図6に示すように、ボビン120の鍔部123aに端子170を取り付け、鍔部123c1および123c2に端子160を取り付け、鍔部123hおよび123iに端子150を取り付ける。次に、二次巻線用溝部124b〜124fおよび一次巻線用溝部125a〜125cにワイヤを巻回して二次巻線140および一次巻線130を形成する。
二次巻線140および一次巻線130の全てを単一のワイヤで形成するために、まず、ワイヤの巻始め端(二次巻線のワイヤ端部140a)を二次高圧側端子170に絡げる。その次に、二次巻線用溝部124b〜124fに順次ワイヤを巻き付け、二次巻線140を最初に形成する。次に、一次巻線130と二次巻線140との境界部分BDを、低圧側端子150のワイヤ固定部150aに係止させから、一次巻線用溝部125a〜125cを逆から約1ターンずつ巻いていく。
一次巻線用溝部125aにワイヤを約1ターンで巻いた後に、図3に示す端子160のワイヤ固定部160aに係止させ、その後に、突起部128dを1巻きして、ワイヤの折り返し部130bを作り、ワイヤ固定部160aに戻す。その後に、ワイヤを、一次巻線用溝部125a〜125cに、この順で、約1ターンずつ巻いていく。
最後に、図1Bに示すように、ワイヤの巻き終わり端130a1は、端子150のワイヤ固定部150aに戻され、そこから、突起部128eに絡げられ、突起部128eとワイヤ固定部150aとの間で、ワイヤが切断され、ワイヤの巻き終わり端は、一次低圧側端部130aとなる。突起部128eに絡げられたワイヤは、最終的には除去される。
端子150のワイヤ固定部150a、端子160のワイヤ固定部160aおよび端子170のワイヤ固定部170aでは、半田付けやヒュージングなどにより、その部分に位置するワイヤとの接続固定が行われる。その後に、ボビン120の中空筒部121の内部にコア112を収容する。
端子150,160,170の固定部150a,160a,170aをワイヤに固定する工程では、各固定部に位置する部分を挟み込むように、固定部150a,160a,170aを加熱しながら折り曲げることにより、固定が行われる。このようなヒュージング工程では、ワイヤの絶縁被覆が加熱および加圧により除去される。このため、端子150と境界部分BDおよび一次低圧側端部130aとの導通、端子160と折り返し部分130bの近傍との導通、および端子170と二次高圧側端部140aとの導通が確保される。
コア112を収容する工程では、図6に示すコア112をボビン120の中空筒部121の内部に挿入したのち、キャップ114を開口部に装着することにより、図1Aに示すコイル装置10を得る。なお、各工程の順序は適宜入れ換えることが可能であり、例えば、コア12を収容する工程は、巻線130,140を形成する工程より前に行われても良い。
コイル装置110は、ケース内部等の設置部に設置されて各端子150,160,170が配線された後に、ポッティングにより樹脂内に埋め込まれて、あるいは樹脂内に埋め込まれず巻線130,140が大気に露出した状態で使用される。
上述した実施形態に係るコイル装置110は、良好な信頼性を有し、小型化に適しており、製造も容易である。しかも、本実施形態では、一次巻線用溝部125a〜125cには、並列に接続される2以上の並列巻線130αおよび130βが巻回してあるために、並列巻線ではない単一の一次巻線に比較して、特に高温環境下での出力電圧を、約6%以上に向上させることができる。その理由は必ずしも明らかではないが、結合係数が増大するためであると考えられる。
また、コイル装置110は、一次巻線130と二次巻線140とが連続する一本のワイヤによって構成されるため、直流抵抗を低減でき、製造が容易である。また、図1Aに示すように、ボビン上部側の鍔部123c1〜123iに切り込み部126bによる二次巻線140の通路と一次巻線通路127a,127bが形成されることにより、二次巻線140と一次巻線130の絶縁距離を確保しつつ、コイル装置110をより小型化することが可能である。
なお、上述の実施形態では、一次巻線130と二次巻線140とが連続する一本のワイヤで構成されているが、一次巻線130と二次巻線140とは互いに分離していても良く、低圧側端子150を介して電気的に接続されていてもよい。また、並列巻線130α,130βも相互に別々の巻線で構成することも可能である。さらに、各端子150,160,170と、一次巻線130および二次巻線140との固定方法はヒュージングに限定されず、溶接その他の方法を採用することもできる。
さらにまた、上述した一次巻線130は、3つ以上の並列巻線で構成されても良く、それらの並列巻線は、全て二次巻線140と共に連続する単一のワイヤで構成することが好ましい。また、一次巻線130および二次巻線140に関しては、単一の連続するワイヤで構成することが好ましいが、複数のワイヤを接続して構成することも可能である。また、上述した実施形態では、一次巻線用溝部125a〜125cに各並列巻線130αおよび130βを、それぞれ約1ターンずつ巻いてあるが、各並列巻線130αおよび130βの少なくともいずれか一方は、複数ターンで巻いても良い。
110…コイル装置
112…コア
114…キャップ
120…ボビン
121…中空筒部
123a〜123j…鍔部
126a,126b…切り込み部
127a,127b…一次巻線通路
123α、123β…接続鍔部
124a〜124g…二次巻線用溝部
125a〜125c…一次巻線用溝部
130…一次巻線
130α,130β…並列巻線
130a…低圧側端部
130b…折り返し部分
140…二次巻線
140a…二次高圧側端部
BD…境界部分
150…低圧側端子
150a…ワイヤ固定部
160…一次高圧側端子
170…二次高圧側端子



Claims (8)

  1. 棒状のコアと、
    前記コアを収容する中空筒部と、当該中空筒部から外径方向に突出する複数の鍔部とを有するボビンと、
    前記鍔部の間に挟まれて前記中空筒部の外周表面に形成された複数の二次巻線用溝部に分けて巻回される二次巻線と、
    前記二次巻線用溝部の間で前記鍔部に挟まれて前記中空筒部の前記外周表面に形成された複数の一次巻線用溝部に分けて巻回される一次巻線と、
    いずれかの前記鍔部に設けられ、前記一次巻線と前記二次巻線とに接続される低圧側端子と、
    いずれかの前記鍔部に設けられ、前記一次巻線の一次高圧側端部が接続される一次高圧側端子と、
    いずれかの前記鍔部に設けられ、前記二次巻線の二次高圧側端部が接続される二次高圧側端子と、を有し、
    前記一次巻線用溝部には、並列に接続される2以上の一次並列巻線が巻回してあることを特徴とするコイル装置であって、
    2以上の前記一次巻線と、前記二次巻線とは、連続する単一のワイヤによって形成されることを特徴とするコイル装置。
  2. 請求項に記載されたコイル装置であって、
    前記低圧側端子は、前記ワイヤのうち前記一次巻線と前記二次巻線との境界部分に形成されることを特徴とするコイル装置。
  3. 請求項1または2に記載されたコイル装置であって、
    前記一次高圧側端子には、2以上の前記一次巻線の折り返し部分の近傍が接続されることを特徴とするコイル装置。
  4. 請求項に記載されたコイル装置であって、
    前記一次高圧側端子の近くに位置する前記鍔部には、前記折り返し部分が係合する突起部が形成してあることを特徴とするコイル装置。
  5. 請求項1〜4までのいずれかに記載されたコイル装置であって、
    前記低圧側端子には、連続する前記単一のワイヤの巻き終わり部が位置することを特徴とするコイル装置。
  6. 請求項1〜までのいずれかに記載されたコイル装置であって、
    前記二次高圧側端子は、複数の前記鍔部のうち、前記中空筒部の一方の端部から前記外径方向へ突出する第1鍔部に設けられることを特徴とするコイル装置。
  7. 棒状のコアと、
    前記コアを収容する中空筒部と、当該中空筒部から外径方向に突出する複数の鍔部とを有するボビンと、
    前記鍔部の間に挟まれて前記中空筒部の外周表面に形成された複数の二次巻線用溝部に分けて巻回される二次巻線と、
    前記二次巻線用溝部の間で前記鍔部に挟まれて前記中空筒部の前記外周表面に形成された複数の一次巻線用溝部に分けて巻回される一次巻線と、
    いずれかの前記鍔部に設けられ、前記一次巻線と前記二次巻線とに接続される低圧側端子と、
    いずれかの前記鍔部に設けられ、前記一次巻線の一次高圧側端部が接続される一次高圧側端子と、
    いずれかの前記鍔部に設けられ、前記二次巻線の二次高圧側端部が接続される二次高圧側端子と、を有し、
    前記一次巻線用溝部には、並列に接続される2以上の一次並列巻線が巻回してあることを特徴とするコイル装置であって、
    複数の前記鍔部は、いずれかの前記一次巻線用溝部を挟む一対の前記鍔部の一部を互いに接続する接続鍔部を含み、
    前記低圧側端子は、前記接続鍔部に設けられることを特徴とするコイル装置。
  8. 請求項1〜までのいずれかに記載されたコイル装置であって、
    複数の前記鍔部のうち少なくとも一部は、前記鍔部の外周表面から内径方向に向かって形成されており前記二次巻線を通過させる切り込み部と、前記鍔部の外周表面上に形成され
    ており前記一次巻線を通過させる一次巻線通路と、を有することを特徴とするコイル装置。
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