JP6510441B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、バックホー等の作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された作業機(バックホー)が知られている。
特許文献1に開示された作業機は、運転席の側方にスイッチ及び表示装置を備えた操作パネルが設けられている。操作パネルに設けられたスイッチは、当該スイッチにより操作される機器とケーブルにより電気的に接続されている。
特開平10−183697号公報
上述したような作業機において、操作パネルの下方に表示装置を支持するブラケットを取り付け、このブラケットと表示装置との間の空間にケーブルを通過させる場合がある。この場合、ケーブルがブラケットの縁部と接触して傷付くことを防ぐ必要がある。そのため、ブラケットの縁部にはゴム等の弾性体が接着剤により固定される。
しかしながら、弾性体を接着剤により固定する方法では、接着剤が経年劣化することにより、弾性体がブラケットから脱落する虞があるという問題があった。
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、ブラケットの縁部に装着された弾性体の脱落を防ぐことができ、ケーブルとブラケットの縁部との接触を確実に防止することができる作業機を提供するものである。
本発明の一態様に係る作業機は、運転席と、前記運転席の近傍に配置された第1機器と、前記第1機器の近傍に配置されたケーブルと、前記第1機器を支持するブラケットであって、前記ケーブルの側方に設けられた第1縁部と、前記ケーブルの側方であって且つ前記第1縁部とは異なる位置に設けられた第2縁部と、前記第1縁部から突出する第1突出部と、前記第2縁部から突出する第2突出部と、を有するブラケットと、前記ブラケットの前記第1突出部と前記第2突出部との間に装着された弾性体と、を備えている。
上記作業機によれば、ブラケットの第1縁部に設けられた第1突出部と第2縁部に設けられた第2突出部との間に装着された弾性体が脱落する方向に移動(変形)しようとすると、当該移動(変形)が弾性体の端部が第1突出部と第2突出部に当たって制限される。そのため、ブラケットの縁部に装着された弾性体の脱落を防ぐことができ、ケーブルとブラケットの縁部との接触を確実に防止することができる。
旋回基板、第1操作部等を示す斜視図である。 第1操作部を左後方から見た図である。 第1操作部を右後方から見た図である。 図3の部分拡大図である。 第1操作部の斜視図である。 第1操作部の平面図である。 上部構造体、ブラケット等を下方から見た図である。 ブラケットの上方斜視図である。 ブラケットの下面図である。 弾性体を装着したブラケットの上方斜視図である。 弾性体を装着したブラケットの下面図である。 弾性体の斜視図である。 弾性体を装着時の形状に弾性変形させる様子を示す図である。 機体及び走行装置の平面図である。 作業機の側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図14、図15は、本発明に係る作業機1の一例を示している。本実施形態では、作業機1として、旋回作業機であるバックホーが例示されている。但し、本発明に係る作業機1の種類は限定されず、例えば、建設機械、農業機械、土木機械などに本発明を適用することができる。
作業機1は、機体(旋回台)2と、キャノピ3と、走行装置4と、作業装置5とを備えている。機体2上には、運転席6が設けられている。
以下、機体2上に設けられた運転席6に着座した運転者の前側(図15の左側)を前方、運転者の後側(図15の右側)を後方、運転者の左側(図15の手前側)を左方、運転者の右側(図15の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向K1(図15参照)に直交する方向である水平方向K2(図14参照)を機体幅方向として説明する。また、機体2の機体幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって機体2における機体幅方向の中心から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって機体2における機体幅方向の中心に近づく方向である。
機体(旋回台)2は、走行装置4のフレーム上に、ベアリングを介して縦方向の軸心回りに旋回自在に支持されている。機体2は、油圧モータの駆動により旋回する。機体2の右前部には、支持ブラケット7が設けられている。支持ブラケット7には、スイングブラケット8が装着されている。スイングブラケット8は、支持ブラケット7に対して縦方向の軸心回りに揺動可能に支持されている。スイングブラケット8の揺動は、機体2に取り付けられたスイングシリンダ9の伸縮により行われる。
走行装置4は、クローラ式の走行装置である。走行装置4は、機体外方側に設けられている。具体的には、走行装置4は、機体2の右側と左側の下方に夫々設けられている。走行装置4は、油圧モータによって駆動される。走行装置4の前部にはドーザ10が設けられている。ドーザ10は、ドーザシリンダ49により上下方向に揺動する。
図15に示すように、作業装置5は、ブーム11、アーム12及び作業具13を有している。作業装置5は、ブーム11、アーム12及び作業具13の駆動機構(油圧アクチュエータ等)として、ブームシリンダ14、アームシリンダ15及び作業具シリンダ16を有している。ブームシリンダ14、アームシリンダ15、作業具シリンダ16、スイングシリンダ9及びドーザシリンダ49は、油圧シリンダにより構成されている。ブーム11の基端部は、スイングブラケット8に対して横軸回りに揺動可能に枢支されている。アーム12の基端部は、ブーム11の先端部に対して横軸回りに揺動可能に枢支されている。アーム12の先端部には作業具13が装着されている。ブーム11は、ブームシリンダ14の伸縮により上下に揺動する。アーム12は、アームシリンダ15の伸縮により上下に揺動する。作業具13は、作業具シリンダ16の伸縮によりスクイ・ダンプ動作する。本実施形態では、作業具13としてバケットが示されているが、バケットに代えて或いは加えて、他の作業具(油圧アタッチメント)を装着することもできる。他の作業具としては、油圧ブレーカ、油圧圧砕機、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等が例示できる。
図15に示すように、キャノピ3は、機体2の上部に搭載されている。キャノピ3は、ルーフ3aと支柱3bとを有している。ルーフ3aの下方には運転席6が設けられている。尚、キャノピ3は2柱式であっても4柱式であってもよい。また、キャノピ3に代えてキャビンを搭載してもよい。
図14、図15に示すように、機体2は、旋回基板17、第1カバー18、第2カバー19、第3カバー20、第4カバー21、ウエイト22を有している。
旋回基板17は、走行装置4のフレーム上に、ベアリングを介して縦方向の軸心回りに旋回自在に支持されている。図14に示すように、旋回基板17上には、エンジン23、作動油タンク24、燃料タンク25、ラジエータ26、油圧ポンプ27、バッテリ28等の機器が搭載されている。
エンジン23は、旋回基板17上の後部にクランク軸を機体幅方向に向けて配置されている。作動油タンク24は、旋回基板17上の右後部に配置されている。燃料タンク25及びバッテリ28は、旋回基板17上の右前部に配置されている。ラジエータ26は、エンジン23の右方に配置されている。油圧ポンプ27は、エンジン23の左方に配置されている。
第1カバー18は、エンジン23の前部上方及び左方を覆っている。第2カバー19は、エンジン23の後部上方及び後方を覆っている。第3カバー20は、作動油タンク24、燃料タンク25及びバッテリ28の右方を覆っている。第4カバー21は、作動油タンク24、燃料タンク25及びバッテリ28の上方を覆っている。
ウエイト22は、機体2の後部であって且つ第2カバー19の下方に設けられている。
図14に示すように、運転席6の前方には、走行装置4を操作する走行レバー76が設けられている。走行レバー76の右方には、油圧アクチュエータを操作する操作ペダル77が設けられている。
図1に示すように、旋回基板17の後方寄りの位置には載置台80が設けられている。載置台80上には運転席6が載置される。載置台80の右方には、第1支持体81が設けられている。載置台80の左方には、第2支持体82が設けられている。第1支持体81の上部には、第1操作部29が支持されている。第2支持体82の上部には、第2操作部30が支持されている。尚、図1では、第2操作部30は外殻の一部のみを示している。
図2、図3に示すように、第1支持体81は、内板83、外板84、連結部材85、接続部材86、側方取付部材87及び後方取付部材88を有している。内板83は、載置台80の右方に立設されており、一方の面は機体内方を向き、他方の面は機体外方を向いている。外板84は、内板83と平行に且つ内板83の右方に配置されている。連結部材85は、機体幅方向に延びて内板83と外板84とを連結している。接続部材86は、内板83の右面上部に接続されて右方に延びている。側方取付部材87は、接続部材86の上部に接続され、接続部材86の前方から後方に向けて内板83と平行に延びている。側方取付部材87は、内板83の右方且つ外板84の左方に配置されている。側方取付部材87の前部には、後述する下部構造体40を固定するためのねじ孔(図示せず)が設けられている。後方取付部材88は、下板88aと、後板88bと、上板88cとを有している。下板88aは、側方取付部材87の右面後部に接続され、右方に延びている。後板88bは、下板88aの後部から上方且つ後方に向けて延びている。上板88cは、後板88bの上部から後方に向けて延びている。上板88cは、機体幅方向に間隔をあけて複数(2つ)の取付部88dを有している。各取付部88dは貫通孔を有している。取付部88dの貫通孔は、後述する上部構造体39を固定するために使用される。尚、説明の都合上、後記する図4及び図7では後方取付部材88を省略している。
図1、図14に示すように、第1操作部29及び第2操作部30は、運転席6の周囲に設けられている。具体的には、第1操作部29は、運転席6の右方に設けられている。第2操作部30は、運転席6の左方に設けられている。
図5、図14に示すように、第1操作部29は、第1レバー31、第2レバー32、第3レバー33、第4レバー34及び第1本体(構造体)37を有している。第1レバー31は、ブーム11及び作業具13を操作するレバーである。第2レバー32は、ドーザ10を操作するレバーである。第3レバー33は、エンジン23の回転数を制御するアクセルレバーである。第4レバー34は、第1レバー31によるブーム11及び作業具13の操作を不能又は可能にするロックレバーである。
図14に示すように、第2操作部30は、第5レバー35、第6レバー(図示せず)及び第2本体38を有している。第5レバー35は、旋回用の油圧モータ及びアーム12を操作するレバーである。第6レバーは、第5レバー35による旋回用の油圧モータ及びアーム12の操作を不能又は可能にするロックレバーである。第2本体38は、第5レバー35及び第6レバーを支持している。
図5等に示すように、第1操作部29の第1本体(構造体)37は、上部構造体39と下部構造体40とを有している。
上部構造体39は、上板39a、右板39b、左板39c、前板39d及び後板39eを有しており、下方が開放されている。上板39a、右板39b、左板39c、前板39d及び後板39eは、樹脂により一体成形されている。下部構造体40は、前下板40a、右板40b及び左板40cを有しており、上方及び後方が開放されている。前下板40aは、後方に向かうにつれて下方に向かうように湾曲しており、当該湾曲に沿って溝40dが設けられている。第4レバー34は、溝40dから前方に突出して上方に延びている。前下板40a、右板40b及び左板40cは、樹脂により一体成形されている。図2及び図5に示すように、左板40cの後上部には貫通孔を有する取付部40eが設けられている。取付部40eの貫通孔にはボルト(図示せず)が挿通され、当該ボルトは前記側方取付部材87のねじ孔に螺合される。これにより、下部構造体40の左板40cが、側方取付部材87に対して固定される。
第1本体(構造体)37は、下部構造体40の前下板40a、右板40b及び左板40cの上縁と、上部構造体39の右板39b、左板39c及び前板39dの下縁とを接合することにより形成されている。
図6に示すように、上部構造体39の上板39aは、第1面391、第2面392、第3面393、第4面394、第5面395及び第6面396を有している。
第1面391は、上部構造体39の左前部に設けられており、前方に向かうにつれて下方に向かうように傾斜している。第1面391は、第1開口部41を形成する環状の縁部を有している。第1開口部41には、第1レバー33が装着される。
第2面392は、第1面391の左方であって且つ第1面391よりも低い位置に設けられている。第2面392は、第2開口部42を形成する環状の縁部を有している。第2開口部42には、第2レバー32が挿通されている。
第3面393は、第1面391の後方に設けられており、後方に向かうにつれて下方に向かうように傾斜している。第3面393は、第3開口部43と第4開口部44を形成する環状の縁部を有している。第3開口部43は、第3面393の左部に設けられている。第3開口部43にはスイッチ50が装着されている。スイッチ50は、例えば、作業灯を点灯させるための作業灯スイッチであるが、他の種類のスイッチであってもよい。第4開口部44は、第3面393の右部に設けられており、エンジン始動用のキー装置78が装着されている。
第4面394は、第2面392の後方であって且つ第2面392よりも高い位置に設けられている。第4面394は、第5開口部45及び第6開口部46を形成する環状の縁部を有している。第5開口部45は、第4面394の前部に設けられており、第3レバー33が挿通されている。第6開口部46は、第4面394の後部に設けられており、ダイヤル式のスイッチ51が装着されている。スイッチ51は、作業機1に搭載された他の機器(図示せず)とケーブルにより電気的に接続されている。
第5面395は、第3面393の後方であって且つ第4面394の左方に設けられている。第5面395は、第3面393及び第4面394よりも低い位置にあり、左方に向かうにつれて下方に向かうように傾斜している。第5面395は、第7開口部47及び第8開口部48を形成する環状の縁部を有している。第7開口部47は、第5面395の前部に設けられており、第1機器52が装着されている。第1機器52は、運転席6の近傍に配置されている。具体的には、第1機器52は、運転席6の側方(右方)に配置されている。本実施形態では、第1機器52は表示装置である。但し、本発明において、第1機器52の種類は特に限定されない。第8開口部48は、第5面395の後部に設けられており、スイッチパネル53が装着されている。
第1機器(表示装置)52は、液晶パネル装置から構成されており、アワーメータ(作業機の累積稼働時間)やエンジン回転数等が表示される。図3に示すように、第1機器52の下部は、第7開口部47から下方に突出している。図4に示すように、第1機器52の前下部には筒状の装着部52a,52bが設けられている。装着部52aには、後述するブラケット60の第1装着部67が固定される。装着部52bには、後述するブラケット60の第2装着部68が固定される。また、図示していないが、第1機器52の後下部にも筒状の装着部が設けられており、当該装着部は第5面395の前下部に固定具(ねじ)により固定されている。
図5に示すように、スイッチパネル53は、基板53Aと、第2機器とを有している。本実施形態では、第2機器は、2つのスイッチ(第1スイッチ53B、第2スイッチ53C)である。第2機器(第1スイッチ53B、第2スイッチ53C)は、第1機器(表示装置)52とは異なる位置において第1本体(構造体)37の上部構造体39に装着されている。
図6に示すように、基板53Aは、第8開口部48に装着されている。基板53Aは、円形孔からなる複数の取付部を有している。本実施形態では、基板53Aは3つの取付部(第1取付部54、第2取付部55、第3取付部56)を有している。第1取付部54、第2取付部55及び第3取付部56は、機体幅方向に並んで設けられている。第1取付部54は、基板53Aの右部に設けられている。第3取付部56は、基板53Aの左部に設けられている。第2取付部55は、第1取付部54の左方且つ第3取付部56の右方に設けられている。第1取付部54には第1スイッチ53Bが取り付けられている。第2取付部55には第2スイッチ53Cが取り付けられている。第1スイッチ53Bと第2スイッチ53Cとは、押しボタンスイッチであり、図4に示すように、基板53Aを下方に向けて貫通している。本実施形態の場合、第1スイッチ53B及び第2スイッチ53Cは、第1機器(表示装置)52の表示内容を切り換えるためのスイッチである。但し、本発明において、第2機器(第1スイッチ53B、第2スイッチ53C)の種類は、特に限定されず、スイッチ以外の機器であってもよい。
第1スイッチ53Bは、作業機1に搭載された他の機器(図示せず)と第1ケーブル65により電気的に接続されている。第2スイッチ53Cは、作業機1に搭載された他の機器(図示せず)と第2ケーブル66により電気的に接続されている。第1ケーブル65及び第2ケーブル66は、2本ずつ設けられている。
本実施形態では、第3取付部56にはスイッチが装着されていないが、必要に応じて別のスイッチを装着し、当該スイッチを作業機1に搭載された別の機器とケーブルにより電気的に接続してもよい。また、スイッチパネル53に装着されるスイッチの数は、特に限定されず、1つでもよいし3つ以上であってもよい。
第6面396は、第5面395の後方に設けられている。第6面396は、機体幅方向に間隔をあけて形成された複数(2つ)の取付部396aを有している。各取付部396aは貫通孔を有している。取付部396aの貫通孔にはボルト89が挿通される。ボルト89は、後方取付部材88の上板88cに設けられた取付部88dの貫通孔に挿通され、ナット(図示せず)が螺合される。これにより、第6面396の取付部396aが、後方取付部材88の取付部88dに対して固定される。
図4に示すように、上部構造体39の上板39aの後部には、下方に向けて突出する突出部59R,59Lが設けられている。突出部59Rは、第8開口部48の右部後方に設けられている。突出部59Lは、第8開口部48の左部後方に設けられている。突出部59R,59Lの突出長さは同じである。突出部59R,59Lには、ブラケット60がねじ(固定具)70により固定される。
ブラケット60は、第1機器(表示装置)52を支持する部材であって、板部を有している。当該板部は、図8、図9に示すように、固定部61と、第1部分62と、第2部分63と、第1突出部80と、第2突出部81とを有している。
固定部61は、第1板部611と、第2板部612と、第3板部613とを有している。本実施形態では、第1板部611と第2板部612と第3板部613とは、1枚の金属板を折り曲げることにより形成されている。但し、固定部61は、折り曲げずに平板状に形成したものであってもよい。
第1板部611は、上部構造体39の突出部59R,59Lに固定される部分である。第1板部611は、長方形状であって、2つの貫通孔611a,611bを有している。貫通孔611aは、第1板部611の長手方向の一方側(以下、第1方向側という)に設けられている。貫通孔611bは、第1板部611の長手方向の他方側(以下、第2方向側という)に設けられている。図8において、第1方向を矢印Aで示し、第2方向を矢印Bで示す。図7に示すように、貫通孔611a,611bには、夫々ねじ70が挿通される。一方の貫通孔611aに挿通されたねじ70は、突出部59Lに形成されたねじ孔に螺合される。他方の貫通孔611bに挿通されたねじ70は、突出部59Rに形成されたねじ孔に螺合される。これにより、第1板部611が上部構造体39に固定されるため、ブラケット60が構造体37に固定される。
第2板部612は、第1板部611の長手方向に延びる2辺のうちの一方の辺から折れ曲がり、第1板部611に対して直角方向に延びている。第2板部612は、台形状であって、互いに平行な短辺612aと長辺612bとを有している。短辺612aは第1方向A側に配置されており、長辺612bは第2方向B側に配置されている。
第3板部613は、第2板部612の延びた端(下端)から折れ曲がり、第2板部612に対して直角であって且つ第1板部611から離れる方向(以下、第3方向という)に向けて延びている。図8において、第3方向を矢印Cで示す。また、第3板部613と平行であって且つ第3方向Cと直交する2方向のうちの短辺612aに近づく方向を第4方向Dと称し、第4方向Dと反対方向を第5方向Eと称する。第3板部613は、第2板部612が上述した台形状であるため、第1板部611に対して傾斜している。そのため、第1板部611を突出部59R,59Lに固定した状態において、第3板部613は、第4方向D側が高く、第5方向E側が低くなるように傾斜する。
第1部分62及び第2部分63は、固定部61の第3板部613と連続して且つ一体に形成されている。第1部分62及び第2部分63は、第3板部613から第3方向Cに向けて延びている。図7に示すように、第1部分62及び第2部分63の延びる方向は、第1機器52に向かう方向である。
第1部分62は、第3板部613の第4方向D側の端部から第3方向Cに向けて延びている。第2部分63は、固定部61の第3板部613において第1部分62と異なる位置から第3方向Cに向けて延びている。具体的には、第2部分63は、第3板部613の第5方向E側の端部から第3方向Cに向けて延びている。
第1部分62は、第1機器52に装着される第1装着部67を有している。第2部分63は、第1機器52に装着される第2装着部68を有している。第1装着部67及び第2装着部68の構成については後述する。
ブラケット60は、切欠部64を有している。切欠部64は、固定部61の第3板部613の縁部、第1部分62の縁部及び第2部分63の縁部から構成された部分である。なお、切欠部64は、第1突出部80及び第2突出部81も含んでいる。切欠部64は、第1縁部71と、第2縁部72と、第3縁部73とを有している。第1縁部71は、第1部分62の内縁(第5方向E側の縁)である。第2縁部72は、第2部分63の内縁(第4方向D側の縁)である。第3縁部73は、固定部61の第3板部613の第3方向C側の縁である。つまり、ブラケット60の板部である第3板部613は、第1縁部71と第2縁部72と第3縁部73とを含んでいる。
第3縁部73は、第1縁部71と第2縁部72とを接続している。つまり、第1縁部71と、第2縁部72と、第3縁部73とは連続して形成されている。本実施形態では、第1縁部71、第2縁部72及び第3縁部73は、全体として円弧状に形成されている。尚、円弧状とは、完全な円弧に限らず、曲率半径が次第に変化する円弧、曲率半径の異なる複数の円弧を繋いだ形、円弧と直線とを繋いだ形等を含む。本実施形態の場合、第3縁部73は中央に直線部を有し、当該直線部から第1縁部71及び第2縁部72に向かうにつれて次第に曲率半径が小さくなる円弧が形成されている。詳しくは後述するが、切欠部64が円弧状であることにより、後述する弾性体75が脱落しにくいという利点がある。但し、切欠部64が円弧状でないものも本発明に含まれる。例えば、第1縁部71、第2縁部72及び第3縁部73が夫々直線形であって、第1縁部71が第3縁部73の一端から折れ曲がり、第2縁部72が第3縁部73の他端から折れ曲がった形状であってもよい。
図4、図7に示すように、切欠部64には、ケーブル(第1ケーブル65及び第2ケーブル66)が通過する。以下、第1ケーブル65と第2ケーブル66とを纏めて「第1ケーブル65等」という場合がある。第1ケーブル65等は、第1機器52の近傍に配置されている。切欠部64を通過するケーブルの数は、本実施形態では4本であるが、5本以上であっても3本以下であってもよく、特に限定はされない。
第1縁部71は、第1ケーブル65等の側方に配置されている。具体的には、第1縁部71は、第1ケーブル65等の左方に配置されている。第2縁部72は、第1ケーブル65等の側方であって且つ第1縁部71とは異なる位置に設けられている。具体的には、第2縁部72は、第1ケーブル65等の前記第1縁部71が配置された側とは反対側の側方(右方)に配置されている。
図8、図9に示すように、第1突出部80は、第1縁部71から突出している。詳しくは、第1突出部80は、第1部分62から第2部分63側に向けて突出している。より詳しくは、第1突出部80は、第1縁部71の第3方向C側の端部から第2縁部72側に向けて突出している。第2突出部81は、第2縁部72から突出している。詳しくは、第2突出部81は、第2部分63から第1部分62側に向けて突出している。より詳しくは、第2突出部81は、第2縁部72の第3方向C側の端部から第1縁部71側に向けて突出している。
第1突出部80の第1縁部71からの突出角度α1と、第2突出部81の第2縁部72からの突出角度α2は、等しく設定されている。本実施形態では、突出角度α1,α2は、90度より若干大きく設定されている。突出角度α1,α2を90度より大きくすることにより、後述する弾性体75(図12等参照)の装着が容易になるという利点がある。但し、突出角度α1,α2を90度以下に設定してもよい。突出角度α1,α2を90度以下にした場合、弾性体75が脱落しにくくなるという利点がある。弾性体75の装着の容易性と脱落のしにくさを両立させるためには、突出角度α1,α2を90度より若干大きく(例えば、90度〜120度)に設定することが好ましい。
第1突出部80の第1縁部71からの突出長さL1と、第2突出部81の第2縁部72からの突出長さL2は、等しく設定されている。詳細は後述するが、突出長さL1,L2は、弾性体75の厚さT(図12参照)との関係を考慮して設定される。
第1装着部67は、第1部分62の先端部(第3方向C側の端部)に設けられている。第1装着部67は、第1突出部80より第3方向C側に設けられている。言い換えれば、第1突出部80は、第1装着部67より第3縁部73側(第3方向Cと反対側)に設けられている。
第2装着部68は、第2部分63の先端部(第3方向C側の端部)に設けられている。第2装着部68は、第2突出部81より第3方向C側に設けられている。言い換えれば、第2突出部81は、第2装着部68より第3縁部73側(第3方向Cと反対側)に設けられている。
図9に示すように、第1突出部80から第1装着部67へと向かう縁部(言い換えれば、第1装着部67の内縁部)67cと、第2突出部81から第2装着部68へと向かう縁部(言い換えれば、第2装着部68の内縁部)68cとは、第3方向Cに向かうにつれて次第に離間している。これによって、弾性体75の装着時に、溝部75aを縁部67c、68cに沿って滑らせながら装着することが可能となり、装着が容易となる。
第1装着部67は、貫通孔67aとナット67bとを有している。貫通孔67aとナット67bとは、軸心が一致するように配置されている。第2装着部68は、貫通孔68aとナット68bとを有している。貫通孔68aとナット68bとは同心に配置されている。ナット67b,68bは、第1板部611を突出部59R,59Lに固定した状態において、上向きとなる面に溶接等により固着されている。尚、ブラケット60を構成する金属板の厚さが大きい場合、ブラケット60にねじ孔を形成することにより、ナットを省略してもよい。
第1装着部67の貫通孔67aの軸心と第2装着部68の貫通孔67aの軸心との距離は、第1突出部80の突出端(内端)と第2突出部81の突出端(内端)との距離よりも長い。つまり、第1装着部67及び第2装着部69は、第1突出部80及び第2突出部81よりも外方に設けられている。
図4、図7に示すように、第1装着部67は、第1機器52の一側方側(右側)の装着部52aに装着される。具体的には、装着部52aにボルト74を下方から挿通し、このボルト74をナット67bに螺合することにより、第1装着部67が第1機器52の装着部52aに装着される。
第2装着部68は、第1機器52の他側方側(左側)の装着部52bに装着される。具体的には、装着部52bにボルト74を下方から挿通し、このボルト74をナット68bに螺合することにより、第2装着部68が第1機器52の装着部52bに装着される。
上述したように、ブラケット60は、固定部61が第1本体(構造体)37に固定され、第1装着部67及び第2装着部68が第1機器52に装着される。このとき、ブラケット60の切欠部64は、第2機器(第1スイッチ53B、第2スイッチ53C)の下方且つ第1機器52の後方に位置する。
ブラケット60を第1本体(構造体)37に固定し且つ第1機器52に装着した状態(以下、単に「装着状態」という)において、ブラケット60の第1突出部80と第2突出部81とを繋ぐ方向(第4方向D又は第5方向E)は、複数の取付部(第1取付部54、第2取付部55及び第3取付部56)の並び方向(機体幅方向)と一致する。
図10、図11に示すように、ブラケット60の第1部分62、第2部分63及び固定部61の第1ケーブル65等が通過する側の縁部には弾性体75が装着されている。言い換えれば、ブラケット60の切欠部64(第1縁部71と第2縁部72と第3縁部73)には弾性体75が装着されている。弾性体75は、第1ケーブル65等が切欠部64に接触して傷付くことを防ぐために設けられている。弾性体75は、第1縁部71と第2縁部72と第3縁部73に沿って装着されている。本実施形態では、切欠部64が円弧状であるため、1つの弾性体75を湾曲させることによって、第1縁部71と第2縁部72と第3縁部73とをカバーすることが可能となっている。つまり、切欠部64が円弧状であることにより、切欠部64の全長をカバーするために、複数の弾性体75を必要としないという利点がある。
弾性体75は、ゴムやエラストマー等の弾性変形可能な素材から形成されている。図12、図13に示すように、弾性体75は、溝部75aを有している。溝部75aは、弾性体75の長さ方向の全長に渡って形成されている。弾性体75は、溝部75aを挟んで対向する2つの対向部75cと、これら2つの対向部75cとを連絡する連絡部75dとを有し、断面U字状に形成されている。なお、上記の断面U字状には、対向面75cおよび連絡部75dにおける溝部75aとの対向面(底面75b)の形状が平面形状である構成も含まれる。弾性体75は、ブラケット60の板部を挟んで装着される。具体的には、弾性体75は、ブラケット60の板部に形成された切欠部64の縁部を、2つの対向部75cの間に挟んで装着される。
図13に仮想線(二点鎖線)で示すように、弾性体75は、切欠部64に装着される前の状態では直線形状であり、切欠部64に装着される際に、切欠部64に沿うように円弧状に湾曲される。弾性体75は、湾曲した状態において、溝部75aが外側に位置し、溝部75aの底面75bが切欠部64に沿う形状となる。
上述した第1突出部80の突出長さL1及び第2突出部81の突出長さL2は、弾性体75の連絡部75dの厚さT以上に設定することが好ましい。つまり、T≦L1,T≦L2に設定することが好ましい。突出長さL1,L2を、厚さT以上に設定することにより、後述する復元力Fを利用した弾性体75の脱落防止の作用効果を確実に発揮することができる。但し、突出長さL1,L2を、弾性体75の厚さT未満に設定することもできる。突出長さL1,L2を、弾性体75の厚さT未満に設定した場合、弾性体75の装着が容易になるという利点がある。
図10、図11に示すように、弾性体75は、第1突出部80と第2突出部81との間に渡って湾曲して装着される。この装着状態において、弾性体75の長さ方向の両端部は、第1突出部80及び第2突出部81から僅かに離れた近傍位置にある。つまり、第1突出部80と第2突出部81との間の切欠部64の縁部に沿った長さは、弾性体75の長さに比べて僅かに長い。具体的には、第1突出部80と第2突出部81との間の切欠部64の縁部に沿った長さは、弾性体75が元の形状(直線形状)に戻る方向に変形したときに、弾性体75の長手方向の両端部が第1突出部80および第2突出部81に当接し、ブラケット60の縁部の少なくとも一部が弾性体75の2つの対向部75c,75cの間に挟まれた状態が維持される長さに設定されている。なお、第1突出部80と第2突出部81との間の切欠部64の縁部に沿った長さと、弾性体75の長さとを等しく設定してもよい。また、装着状態において、弾性体75の溝部75aの底面75bは、切欠部64の第1縁部71と第2縁部72と第3縁部73に当接する。
図11に示すように、弾性体75を切欠部64に沿って湾曲させて装着した状態では、弾性体75には元の形状(直線形状)に戻ろうとする復元力Fが作用する。この復元力Fは、弾性体75の両端部が第1突出部80と第2突出部81に当たることにより受け止められ、溝部75aを切欠部64に密着させる方向の力として作用する。そのため、弾性体75が切欠部64から脱落することが防がれる。また、切欠部64が円弧状である場合、弾性体75の溝部75aが切欠部64に密着し易いため、弾性体75がより脱落しにくくなる。
なお、弾性体75を切欠部64に沿って装着した状態において、弾性体75とブラケット60とを接着剤により接着してもよい。弾性体75とブラケット60とを接着することにより、弾性体75の脱落をより確実に防ぐことができる。また、接着剤が経年劣化して接着力が無くなった場合でも、上述した復元力Fを第1突出部80と第2突出部81が受け止めることにより、弾性体75が切欠部64から脱落することが防がれる。
図7に示すように、ブラケット60の装着状態において、第1突出部80及び第2突出部81は、第1機器52の前下部の装着部52a,52bの後方近傍に位置する。これにより、弾性体75が第1突出部80及び第2突出部81を乗り越えて移動したとしても、装着部52a,52bに当たって移動が止められる。そのため、弾性体75の脱落を確実に防ぐことが可能となる。
弾性体75を切欠部64に沿って装着した状態において、弾性体75の一端部と他端部とを繋ぐ方向(第4方向D又は第5方向E)は、複数の第2機器(第1スイッチ53B、第2スイッチ53C)の並び方向と一致している。
図4、図7に示すように、ブラケット60の装着状態では、弾性体75が装着されたブラケット60と、第1機器52との間には、切欠部64により形成される空間Sが設けられる。空間Sは、第1部分62、第2部分63、固定部61及び第1機器52により囲まれる空間である。空間Sは、第2機器(第1スイッチ53B、第2スイッチ53C)を通過させることが可能な大きさを有している。これにより、上記装着状態において、第2機器(第1スイッチ53B、第2スイッチ53C)を、空間Sを通過させて、基板53Aに取り付けることができる。そのため、第1操作部29の組み立てを容易に行うことが可能となる。
第1ケーブル65等は、第1縁部71と第2縁部72との間を通過している。詳しくは、第1ケーブル65等は、一端部が空間Sの上方において第2機器(第1スイッチ53B、第2スイッチ53C)に接続されており、空間Sを上方から下方に向けて通過している。空間Sを通過した第1ケーブル65等は、第1機器52の下方を通って前方に向けて延びている。第1ケーブル65等の他端部は、作業機1に搭載された他の機器と電気的に接続されている。尚、本発明において、空間Sを通過するケーブルの本数や、当該ケーブルにより接続される機器の種類は特に限定されない。
上述した実施形態の作業機1は、運転席6と、運転席6の近傍に配置された第1機器52と、第1機器52の近傍に配置されたケーブル(第1ケーブル65等)と、第1機器52を支持するブラケット60であって、前記ケーブルの側方に設けられた第1縁部71と、前記ケーブルの側方であって且つ第1縁部71とは異なる位置に設けられた第2縁部72と、第1縁部71から突出する第1突出部80と、第2縁部72から突出する第2突出部81と、を有するブラケット60と、第1突出部80と第2突出部81との間に装着された弾性体75とを備えている。これにより、ブラケット60の第1縁部71に設けられた第1突出部80と第2縁部72に設けられた第2突出部81との間に装着された弾性体75が脱落する方向に移動(変形)しようとすると、当該移動(変形)が弾性体75の端部が第1突出部80と第2突出部81に当たって制限される。そのため、ブラケット60の縁部に装着された弾性体75の脱落を防ぐことができ、ケーブルとブラケット60の縁部との接触を確実に防止することができる。
また、ブラケット60が第1縁部71及び第2縁部72を含む板部(第3板部613)を有し、弾性体75が板部(第3板部613)を挟んで装着されていることにより、弾性体75がブラケット60に対して確実に装着されて脱落しにくくなる。
また、第1機器52が装着される構造体37を備え、板部(第3板部613)は、構造体37に固定される固定部61と、固定部61から延び且つ第1縁部71を有する第1部分62と、固定部61から延び且つ第2縁部72を有する第2部分63とを有する。これにより、ブラケット60が、第1機器52が装着された構造体37に固定されるため、ブラケット60により第1機器52を確実に支持することが可能となる。
また、第1突出部80は第1縁部71から第2縁部72側に向けて突出し、第2突出部81は第2縁部72から第1縁部71側に向けて突出している。これにより、第1突出部80と第2突出部81との間に装着された弾性体75が脱落しにくくなる。
また、ケーブル(第1ケーブル65等)が第1縁部71と第2縁部72との間を通過しているため、第1縁部71と第2縁部72との間を通過するケーブルとブラケット60の縁部との接触を防止することができる。
また、第1縁部71、第2縁部72及び第3縁部73が、全体として第1突出部80と第2突出部81との間に渡って板部(第3板部613)の内側に窪んだ凹部を形成していることにより、弾性体75が、第1縁部71、第2縁部72及び第3縁部73に密着し易くなり、脱落しにくくなる。なお、前記凹部は、曲面形状(湾曲形状)であってもよく、複数の平面を組み合わせた形状(屈曲形状)であってもよいが、曲面形状である場合には、弾性体75が、屈曲形状である場合に比べて第1縁部71、第2縁部72及び第3縁部73により密着し易くなり、さらに脱落しにくくなる。
また、弾性体75が断面U字形状であって、第1突出部80及び第2突出部81の突出長さL1,L2が弾性体75の厚さT以上に設定されていることにより、上述した復元力Fを利用した弾性体75の脱落防止の作用効果を確実に発揮することができる。
また、第1機器52とは異なる位置において構造体37に装着される第2機器53B,53Cを備え、ケーブル(第1ケーブル65等)が第2機器53B,53Cに接続されている。これにより、構造体37に装着された第2機器53B,53Cに接続されたケーブルとブラケット60の縁部との接触を防止することができる。
以上、本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業機
6 運転席
37 構造体(第1本体)
52 第1機器(表示装置)
53B 第2機器(第1スイッチ)
53C 第2機器(第2スイッチ)
60 ブラケット
61 固定部
613 板部(第3板部)
62 第1部分
63 第2部分
65 ケーブル(第1ケーブル)
66 ケーブル(第2ケーブル)
71 第1縁部
72 第2縁部
80 第1突出部
81 第2突出部

Claims (8)

  1. 運転席と、
    前記運転席の近傍に配置された第1機器と、
    前記第1機器の近傍に配置されたケーブルと、
    前記第1機器を支持するブラケットであって、前記ケーブルの側方に設けられた第1縁部と、前記ケーブルの側方であって且つ前記第1縁部とは異なる位置に設けられた第2縁部と、前記第1縁部から突出する第1突出部と、前記第2縁部から突出する第2突出部と、を有するブラケットと、
    前記ブラケットの前記第1突出部と前記第2突出部との間に装着された弾性体と、
    を備えている作業機。
  2. 前記ブラケットは、前記第1縁部及び前記第2縁部を含む板部を有し、
    前記弾性体は、前記板部を挟んで装着されている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記第1機器が装着される構造体を備え、
    前記板部は、前記構造体に固定される固定部と、前記固定部から延び且つ前記第1縁部を有する第1部分と、前記固定部から延び且つ前記第2縁部を有する第2部分とを有する請求項2に記載の作業機。
  4. 前記第1突出部は、前記第1縁部から前記第2縁部側に向けて突出し、
    前記第2突出部は、前記第2縁部から前記第1縁部側に向けて突出している請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。
  5. 前記ケーブルは、前記第1縁部と前記第2縁部との間を通過する請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機。
  6. 前記ブラケットは、前記第1縁部と前記第2縁部とを接続する第3縁部を備えており、
    前記第1縁部、前記第2縁部及び前記第3縁部は、全体として前記第1突出部と前記第2突出部との間に渡って前記板部の内側に窪んだ凹部を形成している請求項2に記載の作業機。
  7. 前記弾性体は、断面U字形状であって、
    前記第1突出部及び前記第2突出部の突出長さは、前記弾性体の厚さ以上に設定されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機の作業機。
  8. 前記第1機器とは異なる位置において前記構造体に装着される第2機器を備え、
    前記ケーブルは、前記第2機器に接続されている請求項3に記載の作業機。
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