JP6510158B1 - 溶融紡糸装置及び不織布の製造方法 - Google Patents

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Abstract

フィラメントを紡出する複数の紡糸ノズルを備える紡出部と、前記紡糸ノズルから紡出されたフィラメントを冷却する冷却部と、前記冷却部と対面し、通気性隔壁を介して前記冷却部に冷却風を供給する冷却風供給部と、を備え、前記冷却風供給部は、隔壁を介して鉛直方向に2段に分割された鉛直上側の第1冷却風供給部及び鉛直下側の第2冷却風供給部を備え、前記隔壁の前記通気性隔壁と対面する端部と前記通気性隔壁における前記隔壁と対面する側の面との間に隙間があり、前記隙間の距離(距離A)は、55mm以下である溶融紡糸装置。

Description

本開示は、溶融紡糸装置及び不織布の製造方法に関する。
スパンボンド不織布の製造方法としては、紡糸したフィラメントを冷却室に導入した冷却風により冷却したのち、冷却風をそのまま延伸風としてノズルを通して引出し、メッシュベルト上に散布する方法がある。
スパンボンド不織布の製造工程においては、紡糸ノズルから溶融紡糸された多数の連続フィラメントに冷却風を吹き付けることにより、フィラメントを冷却する。このとき、生産性を上げるためにフィラメントの吐出量を多くした場合、それにともなって十分な量の冷却風が必要となる。冷却風が少ないとフィラメントの冷却が不十分となり、ウェブに樹脂固まり(ショット)が発生しやすい。一方、冷却風が多いと過冷却により糸切れが発生しやすい。
そこで、冷却風を多くしても糸切れを生じず、かつ生産性を落とさずに繊維径を小さくすることが可能で、不織布を安定的に製造できる不織布の製造方法及び装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。具体的には、特許文献1では、冷却室に導入される冷却風を上下方向に少なくとも2段に分割し、最下段の冷却風の風速を、最上段の冷却風の風速よりも大きくした不織布の製造方法が提案されている。
特開2002−317372号公報
しかしながら、特許文献1にて提案されている不織布の製造方法及び装置では、不織布全体の質量分布の均一性(地合い)が悪くなりやすく、いわゆる糸揺れが生じやすいという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、糸切れ及び糸揺れを抑制可能な溶融紡糸装置、並びにこの装置を用いた不織布の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段には、以下の態様が含まれる。
<1> フィラメントを紡出する複数の紡糸ノズルを備える紡出部と、
前記紡糸ノズルから紡出されたフィラメントを冷却する冷却部と、
前記冷却部と対面し、通気性隔壁を介して前記冷却部に冷却風を供給する冷却風供給部と、を備え、
前記冷却風供給部は、隔壁を介して鉛直方向に2段に分割された鉛直上側の第1冷却風供給部及び鉛直下側の第2冷却風供給部を備え、前記隔壁の前記通気性隔壁と対面する端部と前記通気性隔壁における前記隔壁と対面する側の面との間に隙間があり、前記隙間の距離(距離A)は、55mm以下である溶融紡糸装置。
<2> 前記距離Aは5mm以上である<1>に記載の溶融紡糸装置。
<3> 前記距離Aに対する前記紡出部の紡糸ノズルが設けられたノズル面から前記隔壁までの距離(距離B)の比(距離B/距離A)は、5〜50である<1>又は<2>に記載の溶融紡糸装置。
<4> 前記第1冷却風供給部の高さ(h)に対する前記第2冷却風供給部の高さ(h)の比は、0.5〜1.5である<1>〜<3>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置。
<5> 前記通気性隔壁の厚さは、10mm〜50mmである<1>〜<4>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置。
<6> 前記距離Aに対する前記通気性隔壁の厚さの比(通気性隔壁の厚さ/距離A)は、0.5〜5.0である<1>〜<5>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置。
<7> 前記通気性隔壁は、ハニカム形状を有する<1>〜<6>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置。
<8> 前記冷却風供給部は、前記通気性隔壁よりも冷却風供給方向の上流側に前記冷却部に供給される冷却風を整流する整流板を備える<1>〜<7>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置。
<9> 前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度を10℃〜40℃、及び、前記第2冷却風供給部に供給される冷却風の温度を、前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度よりも10℃以上高く、かつ30℃〜70℃に制御する第1制御部を備える<1>〜<8>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置。
<10> 前記第2冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)に対する前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)の比(V/V)を、0を超え0.7以下に制御する第2制御部を備える<1>〜<9>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置。
<11> 前記冷却部にて冷却されたフィラメントを延伸する延伸部を更に備え、
前記紡出部の紡糸ノズルが設けられたノズル面から前記延伸部の入り口までの距離(距離C)に対する前記紡出部の紡糸ノズルが設けられたノズル面から前記隔壁までの距離(距離B)の比(距離B/距離C)は、0.2〜0.8である<1>〜<10>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置。
<12> 冷却及び延伸されたフィラメントを捕集して、不織ウェブを形成する捕集部を更に備え、スパンボンド不織布の製造に用いる<1>〜<11>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置。
<13> <1>〜<12>のいずれか1つに記載の溶融紡糸装置を用いて前記複数の紡糸ノズルから紡出されるフィラメントから不織布を製造する不織布の製造方法。
<14> 前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度は10℃〜40℃であり、前記第2冷却風供給部に供給される冷却風の温度は、前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度よりも10℃以上高く、かつ30℃〜70℃である<13>に記載の不織布の製造方法。
<15> 前記第2冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)に対する前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)の比(V/V)は、0を超え0.7以下である<13>又は<14>に記載の不織布の製造方法。
<16> 前記フィラメントは、プロピレン系重合体を含む<13>〜<15>のいずれか1つに記載の不織布の製造方法。
本開示は、糸切れ及び糸揺れを抑制可能な溶融紡糸装置、並びにこの装置を用いた不織布の製造方法を提供することができる。
本開示の溶融紡糸装置の部分断面を示す概略構成図である。 実施例1〜3の冷却風供給部の高さと、冷却風の風速(出口値)との関係を示すグラフである。 実施例1〜3及び比較例1〜6の冷却風供給部の高さと、冷却風の風速(出口値)との関係を示すグラフである。
以下、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
本開示において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本開示中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本開示中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において実施形態を、図面を参照して説明する場合、当該実施形態の構成は図面に示された構成に限定されない。また、各図における部材の大きさは概念的なものであり、部材間の大きさの相対的な関係はこれに限定されない。
[溶融紡糸装置]
本開示の溶融紡糸装置は、フィラメントを紡出する複数の紡糸ノズルを備える紡出部と、前記紡糸ノズルから紡出されたフィラメントを冷却する冷却部と、前記冷却部と対面し、通気性隔壁を介して前記冷却部に冷却風を供給する冷却風供給部と、を備え、前記冷却風供給部は、隔壁を介して鉛直方向に2段に分割された鉛直上側の第1冷却風供給部及び鉛直下側の第2冷却風供給部を備え、前記隔壁の前記通気性隔壁と対面する端部と前記通気性隔壁における前記隔壁と対面する側の面との間に隙間があり、前記隙間の距離(距離A)は、55mm以下である。
本開示の溶融紡糸装置は、隔壁を介して鉛直方向に2段に分割された鉛直上側の第1冷却風供給部及び鉛直下側の第2冷却風供給部を備える冷却風供給部を備え、隔壁の通気性隔壁と対面する端部と通気性隔壁における隔壁と対面する側の面との間に隙間を有し、更に、隙間の距離(距離A)が55mm以下である。これにより、鉛直上側の第1冷却風供給部と、鉛直下側の第2冷却風供給部との冷却部内での境目における冷却風の風速差を小さくでき、この境目付近にて風速差の小さい冷却風がフィラメントに供給されるため、風速の異なる冷却風が混合されることによる乱れが抑制されて糸切れ及び糸揺れを抑制することができると推測される。
以下、図1を用いて本開示の溶融紡糸装置の構成について説明する。図1に示すように、溶融紡糸装置100は、紡出部1と、冷却室(冷却部)3と、冷却風供給部4と、通気性隔壁8と、延伸部9と、を備える。また、冷却風供給部4は、隔壁7を介して2段に分割されたものであり、鉛直上側の第1冷却風供給部5と、鉛直下側の第2冷却風供給部6とを備える。更に、隔壁7の通気性隔壁6と対面する端部と、通気性隔壁6における隔壁7と対面する側の面との間に隙間がある。
溶融紡糸装置100は、紡出部1に供給された樹脂組成物を複数の紡糸ノズルから冷却室3内に吐出し、吐出されたフィラメントを冷却及び延伸させる装置である。また、溶融紡糸装置100は、スパンボンド不織布の製造に用いる装置であってもよく、例えば、冷却及び延伸させたフィラメントを堆積させる不織ウェブを形成する捕集部を備えていてもよく、不織ウェブを加熱加圧処理する交絡部を備えていてもよい。
溶融紡糸装置100は、フィラメントを紡出する複数の紡糸ノズルを備える紡出部1を備える。紡出部1には、例えば、押出機にて溶融混練された樹脂組成物が供給され、紡出部1に供給された樹脂組成物が、ノズル面2に設けられた複数の紡糸ノズルから冷却室3内にフィラメントとして吐出される。
樹脂組成物としては、不織布の製造に用いられる樹脂を含んでいればよい。不織布の製造に用いられる樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。中でも、生産性に優れる点で、ポリオレフィン樹脂が好ましく、プロピレン系重合体がより好ましい。
プロピレン系重合体としては、プロピレンを構成単位として含む重合体であればよく、プロピレン単独重合体であってもよく、プロピレンランダム共重合体であってもよく、これらの混合物であってもよい。
プロピレンランダム共重合体としては、全構成単位に対するプロピレンの含有率が50モル%以上であるランダム共重合体であることが好ましい。プロピレンランダム共重合体としては、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体であることが好ましい。
プロピレンランダム共重合体としては、全構成単位に対するプロピレンの含有率が70モル%〜99.5モル%が好ましく、80モル%〜98モル%がより好ましく、90モル%〜96モル%が更に好ましい。
α−オレフィンとしては、プロピレンを除く炭素数が2以上のα−オレフィンが好ましく、炭素数が2又は4〜8のα−オレフィンがより好ましく、炭素数2のα−オレフィンであるエチレンが更に好ましい。
具体的なα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。
α−オレフィンは、1種単独であってもよく、又は2種以上を併用してもよい。
樹脂組成物としては、不織布の製造に用いられる樹脂とともにその他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、例えば、他の重合体、有機過酸化物、界面活性剤、着色剤、リン系、フェノール系等の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系等の耐候安定剤、ヒンダードアミン系等の耐光安定剤、ブロッキング防止剤、ステアリン酸カルシウム等の分散剤、滑剤、核剤、顔料、柔軟剤、親水剤、撥水剤、助剤、撥水剤、充填剤、抗菌剤、農薬、防虫剤、薬剤、天然油、合成油などが挙げられる。
溶融紡糸装置100は、紡糸ノズルから紡出されたフィラメントを冷却する冷却室3を備える。冷却室3内には、通気性隔壁8を介して冷却風供給部4から冷却風が供給され、供給された冷却風によりフィラメントが冷却される。また、冷却室3の上部であるノズル面2と冷却風供給部4との間には、低分子量ポリマーの蒸気を排気するための排気ノズルが装着されていてもよい。
溶融紡糸装置100は、冷却室3と対面し、通気性隔壁8を介して冷却室3に冷却風を供給する冷却風供給部4を備える。冷却風供給部4は、鉛直方向に2段に分割された鉛直上側の第1冷却風供給部5及び鉛直下側の第2冷却風供給部6を備える。図1に示すように、第1冷却風供給部5及び第2冷却風供給部6は、図1中の矢印方向に冷却風を供給する。
図1に示すように、冷却風供給部4は、対面する二方向から通気性隔壁8を介して冷却室3に冷却風をそれぞれ供給する。
冷却風供給部4は、通気性隔壁8よりも冷却風供給方向の上流側に冷却室3に供給される冷却風を整流する整流板を備えていてもよい。これにより、冷却室3に供給される冷却風の方向が整えられ、糸切れ及び糸揺れをより好適に抑制することができる。
冷却風供給部4の幅をL(m)とし、冷却風供給部4の高さをh(m)とし、隙間の距離をd(mm)とすると、(L×h)/dが0.056以上を満たすことが好ましい。ここで、冷却風供給部4の高さhは、図1中のh+h+隔壁7の厚さに該当し、冷却風供給部4の幅は、図1中の冷却風の供給方向及び冷却風供給部4の高さに直交する方向の冷却風供給部4の外壁を除いた内側の長さである。
また、冷却風供給部4の幅L及び冷却風供給部4の高さhは、冷却風供給部4の冷却風出口における幅及び高さを意味する。したがって、(L×h)は冷却風供給部4の冷却風出口における冷却風が通過する面の面積を意味し、(L×h)/dは隙間の距離dに対するこの面積の比率を意味する。
(L×h)/dは、0.056〜0.614であってもよく、0.112〜0.448であってもよい。(L×h)/dが0.056以上であることにより、糸切れをより好適に抑制することができ、(L×h)/dが0.614以下であることにより、糸揺れをより好適に抑制することができる。
隙間の距離dは、糸切れをより好適に抑制する点から、50mm以下であってもよく、45mm以下であってもよく、40mm以下であってもよい。
また、隙間の距離dは、隙間が存在すれば数値は特に限定されず、糸揺れをより好適に抑制する点から、5mm以上であってもよく、10mm以上であってもよい。
冷却風供給部4の幅Lは特に限定されず、3m〜7mであってもよく、4m〜6mであってもよい。また、冷却風供給部4の高さも特に限定されず、0.4m〜1.0mであってもよく、0.6m〜0.8mであってもよい。
隙間の距離dである距離Aに対するノズル面2から隔壁7までの距離(距離B)の比(距離B/距離A)は、5〜50であってもよい。
第1冷却風供給部5の高さ(h)に対する第2冷却風供給部6の高さ(h)の比は、0.5〜1.5であってもよく、0.8〜1.2であってもよい。
溶融紡糸装置100は、第1冷却風供給部5に供給される冷却風の温度(第1温度)及び第2冷却風供給部6に供給される冷却風の温度(第2温度)を制御する第1制御部を更に備えていてもよい。
なお、前述の第1温度は、第1冷却風供給部5の入口における冷却風の温度を指し、前述の第2温度は、第2冷却風供給部6の入口における冷却風の温度を指す。
第1制御部は、糸切れをより好適に抑制する点から、第1温度よりも第2温度が高くなるように制御することが好ましく、第1温度を10℃〜40℃、及び、第2温度を、第1温度よりも10℃以上高く、かつ30℃〜70℃に制御することがより好ましい。
溶融紡糸装置100は、第1冷却風供給部5に供給される冷却風の平均風速(V)及び第2冷却風供給部6に供給される冷却風の平均風速(V)を制御する第2制御部を更に備えていてもよい。第2制御部は、第1制御部と同じであってもよく、異なっていてもよい。
なお、Vは、第1冷却風供給部5の入口における冷却風の平均風速を指し、Vは、第2冷却風供給部6の入口における冷却風の平均風速を指す。
第2制御部は、糸切れを好適に抑制する点から、VよりもVが大きくなるように冷却風の平均風速を制御することが好ましい。
第2制御部は、糸切れをより好適に抑制する点から、Vに対するVの比(V/V)を、0を超え0.7以下に制御することが好ましく、0.01≦V/V≦0.5に制御することがより好ましく、0.05≦V/V≦0.4に制御することが更に好ましい。
溶融紡糸装置100は、冷却風供給部4と冷却室3とを隔てる通気性隔壁8を備える。通気性隔壁8は、通気性を有するため、冷却風供給部4から供給された冷却風が通気性隔壁8を介して冷却室3内に導入される。
通気性隔壁8は、通気性を有する隔壁であれば特に限定されず、冷却風の整流の点から、四角形状等の格子形状、六角形状、八角形状等のハニカム形状を有することが好ましく、ハニカム形状を有することがより好ましい。
通気性隔壁8の厚さは、強度及び冷却風の整流の点から、10mm〜50mmであることが好ましく、20mm〜40mmであることがより好ましい。
距離Aに対する通気性隔壁の厚さの比(通気性隔壁の厚さ/距離A)は、0.5〜5.0であることが好ましく、0.5〜1.5であることがより好ましく、0.8〜1.2であることが更に好ましい。
溶融紡糸装置100は、冷却室3にて冷却されたフィラメントを延伸する延伸部9を更に備える。延伸部9は、冷却室3の鉛直下側に配置され、左右両側から絞られた細い隘路である。冷却風は延伸部9で風速を増して延伸風となって、冷却されたフィラメントを延伸する。
ノズル面2から延伸部9の入り口までの距離(距離C)に対するノズル面2から隔壁7までの距離(距離B)の比(距離B/距離C)は、0.2〜0.8であることが好ましく、0.2〜0.6であることがより好ましい。
[不織布の製造方法]
本開示の不織布の製造方法は、前述の本開示の溶融紡糸装置を用いて複数の紡糸ノズルから紡出されるフィラメントから不織布を製造する方法である。この方法により、糸切れ及び糸揺れが抑制された不織布を得ることができる。
本開示の不織布の製造方法は、例えば、紡出部に供給された樹脂組成物を複数の紡糸ノズルから冷却部内に吐出する工程と、吐出されたフィラメントを冷却する工程と、冷却されたフィラメントを延伸する工程と、延伸されたフィラメントを捕集して、不織ウェブを形成する工程と、を含んでいてもよい。更に、本開示の不織布の製造方法は、不織ウェブを加熱加圧処理する工程を含んでいてもよい。
糸切れをより好適に抑制する点から、第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度は10℃〜40℃であり、第2冷却風供給部に供給される冷却風の温度は、第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度よりも10℃以上高く、かつ30℃〜70℃であることが好ましい。
糸切れを好適に抑制する点から、第1冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)よりも第2冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)が大きいことが好ましい。また、糸切れをより好適に抑制する点から、Vに対するVの比(V/V)は0を超え0.7以下であることが好ましく、0.01≦V/V≦0.5であることがより好ましく、0.05≦V/V≦0.4であることが更に好ましい。
更に、V及びVを制御することにより、第1冷却風供給部から冷却部に供給される冷却風の平均風速(V’)及び第2冷却風供給部から冷却部に供給される冷却風の平均風速(V )を調節してもよい。例えば、V及びVを制御することにより、V’に対するV’の比(V’/V’)は0を超え0.7以下となるように調節してもよく、0.01≦V’/V’≦0.5となるように調節してもよく、0.1≦V’/V’≦0.5となるように調節してもよい。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はその主旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1〜3及び比較例1〜6]
図1に示す溶融紡糸装置を用いて不織布の製造を行った。不織布の製造に用いる樹脂としては、ASTM D 1238に準拠し荷重2.16kg温度230℃で測定したメルトフローレート60g/10分のプロピレン単独重合体を用いた。また、樹脂の溶融温度は200℃とし、紡糸ノズルからの単孔吐出量を0.57g/minとし、冷却風の風速は表1に示す通りとした。上段冷却風の温度及び下段冷却風の温度は23℃であり、上段冷却風供給部(第1冷却風供給部)の高さ(h)に対する下段冷却風供給部(第2冷却風供給部)の高さ(h)の比は1であり、距離B/距離Cは0.47であった。また、隔壁の厚さは、上段冷却風供給部の高さの16分の1であった。
なお、表1に示す供給部入口値は、上段冷却風供給部又は下段冷却風供給部の入口に供給された冷却風の平均風速値を指す。
また、表1に示す供給部出口値は、上段冷却風供給部又は下段冷却風供給部の出口(通気性隔壁)から排出された冷却風の平均風速値を指す。
なお、風速測定には、KANOMAX社製のアネモマスター風速計(Model 6114)を用いた。
実施例1〜3及び比較例1〜6にて、冷却風供給部の高さと、冷却風の風速(出口値)との関係を示すグラフを図2及び図3に示す。なお、図2及び図3中、冷却風供給部の高さ位置について、上段冷却風供給部の上端高さ位置はグラフの縦軸上端、下段冷却風供給部の下端高さ位置はグラフの縦軸下端、及び隔膜の高さ位置はグラフの縦軸中央と対応する。
実施例1〜3及び比較例1〜6で得られた不織布について、紡糸性の評価のため、糸切れ及び糸揺れを評価した。
<糸切れ>
糸切れは、溶融混練したプロピレン単独重合体を10分間連続で紡糸成形した際の観察結果で評価した。結果を表1に示す。
−評価基準−
A:糸切れなし
B:糸切れあり
<糸揺れ>
糸揺れは、溶融混練したプロピレン単独重合体を紡糸成形し、前記冷却部におけるノズル面から距離Bの位置(隔壁が設けられた高さ位置)での糸揺れ状態を観察することにより評価した。結果を表1に示す。
−評価基準−
A:糸揺れなし(フィラメントの揺れの振幅が、隣接するフィラメントに接触する可能性がない)
B:糸揺れあり(フィラメントの揺れの振幅が、隣接するフィラメントに接触する可能性がある)
表1及び図2、3に示すように、実施例1〜3では、比較例1〜6よりも上限段風速差(上段の最大風速から下段の最大風速を差し引いた値)が小さく、糸切れ及び糸揺れが抑制されていた。
1 紡出部
2 ノズル面
3 冷却室(冷却部)
4 冷却風供給部
5 第1冷却風供給部
6 第2冷却風供給部
7 隔壁
8 通気性隔壁
9 延伸部
10 フィラメント
100 溶融紡糸装置

Claims (16)

  1. フィラメントを紡出する複数の紡糸ノズルを備える紡出部と、
    前記紡糸ノズルから紡出されたフィラメントを冷却する冷却部と、
    前記冷却部と対面し、通気性隔壁を介して前記冷却部に冷却風を供給する冷却風供給部と、を備え、
    前記冷却風供給部は、隔壁を介して鉛直方向に2段に分割された鉛直上側の第1冷却風供給部及び鉛直下側の第2冷却風供給部を備え、前記隔壁の前記通気性隔壁と対面する端部と前記通気性隔壁における前記隔壁と対面する側の面との間に隙間があり、前記隙間の距離(距離A)は、55mm以下である溶融紡糸装置。
  2. 前記距離Aは5mm以上である請求項1に記載の溶融紡糸装置。
  3. 前記距離Aに対する前記紡出部の紡糸ノズルが設けられたノズル面から前記隔壁までの距離(距離B)の比(距離B/距離A)は、5〜50である請求項1又は請求項2に記載の溶融紡糸装置。
  4. 前記第1冷却風供給部の高さ(h)に対する前記第2冷却風供給部の高さ(h)の比は、0.5〜1.5である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  5. 前記通気性隔壁の厚さは、10mm〜50mmである請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  6. 前記距離Aに対する前記通気性隔壁の厚さの比(通気性隔壁の厚さ/距離A)は、0.5〜5.0である請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  7. 前記通気性隔壁は、ハニカム形状を有する請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  8. 前記冷却風供給部は、前記通気性隔壁よりも冷却風供給方向の上流側に前記冷却部に供給される冷却風を整流する整流板を備える請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  9. 前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度を10℃〜40℃、及び、前記第2冷却風供給部に供給される冷却風の温度を、前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度よりも10℃以上高く、かつ30℃〜70℃に制御する第1制御部を備える請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  10. 前記第2冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)に対する前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)の比(V/V)を、0を超え0.7以下に制御する第2制御部を備える請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  11. 前記冷却部にて冷却されたフィラメントを延伸する延伸部を更に備え、
    前記紡出部の紡糸ノズルが設けられたノズル面から前記延伸部の入り口までの距離(距離C)に対する前記紡出部の紡糸ノズルが設けられたノズル面から前記隔壁までの距離(距離B)の比(距離B/距離C)は、0.2〜0.8である請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  12. 冷却及び延伸されたフィラメントを捕集して、不織ウェブを形成する捕集部を更に備え、スパンボンド不織布の製造に用いる請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の溶融紡糸装置を用いて前記複数の紡糸ノズルから紡出されるフィラメントから不織布を製造する不織布の製造方法。
  14. 前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度は10℃〜40℃であり、前記第2冷却風供給部に供給される冷却風の温度は、前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の温度よりも10℃以上高く、かつ30℃〜70℃である請求項13に記載の不織布の製造方法。
  15. 前記第2冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)に対する前記第1冷却風供給部に供給される冷却風の平均風速(V)の比(V/V)は、0を超え0.7以下である請求項13又は請求項14に記載の不織布の製造方法。
  16. 前記フィラメントは、プロピレン系重合体を含む請求項13〜請求項15のいずれか1項に記載の不織布の製造方法。
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