JP6510120B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

実施形態は半導体集積回路に関する。
Tie−Highセル、Tie−Lowセル、又はデカップリングセルを備えた半導体集積回路が知られている。
特開2003−86699号公報
ESD耐性を向上することが可能な半導体集積回路を提供する。
実施形態の半導体集積回路は、基板と、基板の表面内に形成された第1及び第2ウェル領域と、第1ウェル領域の表面内に形成された第1トランジスタの第1及び第2不純物拡散領域と、第2ウェル領域の表面内に形成された第2トランジスタの第3及び第4不純物拡散領域と、第1乃至第3配線層と、第1乃至第3プラグと、を備える。第1配線層は、第1及び第2不純物拡散領域間の第1ウェル領域上と、第3及び第4不純物拡散領域間の第2ウェル領域上とに形成される。第1及び第2プラグは、第3不純物拡散領域上に互いに離隔して形成される。第3プラグは、第1配線層上に形成される。第2配線層は、第1プラグと、第3プラグとを接続する。第3配線層は、第2プラグ上に形成され、第2配線層と離隔している。
第1実施形態に係る半導体集積回路のレイアウト。 図1のI−I線に沿った断面図。 図1のII−II線に沿った断面図。 図1のIII−III線に沿った断面図。 第1実施形態に係る半導体集積回路の等価回路図。 第2実施形態に係る半導体集積回路のレイアウト。 図6のIV−IV線に沿った断面図。 第2実施形態に係る半導体集積回路の等価回路図。 第3実施形態に係る半導体集積回路のレイアウト。 図9のV−V線に沿った断面図。 図9のVI−VI線に沿った断面図。 図9のVII−VII線に沿った断面図。 第3実施形態に係る半導体集積回路の等価回路図。 第3実施形態の変形例1に係る半導体集積回路のレイアウト。 図14のVIII−VIII線に沿った断面図。 第3実施形態の変形例1に係る半導体集積回路の等価回路図。 第3実施形態の変形例2に係る半導体集積回路の等価回路図。 第3実施形態の変形例3に係る半導体集積回路の等価回路図。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、共通する参照符号を付す。参照符号を構成する数字の後ろの“アルファベット”及び“ハイフンと数字との組み合わせ”は、“同じ数字”又は“同じ数字とアルファベットとの組み合わせ”を含んだ参照符号によって参照され且つ同様の構成を有する要素同士を区別するために用いられている。
図面は模式的なものである。各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置を例示するものであって、実施形態の技術的思想は、構成部品の形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。
[1]第1実施形態
以下に、第1実施形態に係る半導体集積回路について説明する。
[1−1]半導体集積回路1の構成
まず、図1〜図5を用いて本実施形態に係る半導体集積回路の構成について説明する。図1には半導体集積回路の平面レイアウトを示し、図2〜図4には半導体集積回路の断面構造を示し、図5には半導体集積回路の等価回路の構成を示している。
図1及び図5に示すように、本実施形態に係る半導体集積回路1は、半導体基板10上に形成されたNMOSトランジスタ20、PMOSトランジスタ30、及び抵抗素子60を備えている。
半導体基板10内には、P型ウェル領域11及びN型ウェル領域12がY方向に並んで配置される。P型ウェル領域11内にはn不純物拡散領域13A、13BがY方向に直交するX方向に並んで配置され(図2参照)、N型ウェル領域12内にはp不純物拡散領域14A、14BがX方向に並んで配置される(図3参照)。拡散領域13A、13B間及び拡散領域14A、14B間には、Y方向に沿って延びた配線層40が、それぞれの領域においてゲート絶縁膜41、42を介して配置される。配線層40は、トランジスタ20及び30のゲート電極として機能する。これにより、P型ウェル領域11及びN型ウェル領域12にはそれぞれ、配線層40を共通のゲート電極としたNMOSトランジスタ20及びPMOSトランジスタ30が形成される。
拡散領域13A、13Bはそれぞれ、トランジスタ20のソース及びドレインとして機能する。また拡散領域14A及び14Bはそれぞれ、トランジスタ30のソース及びドレインとして機能する。そして、これらの拡散領域13A、13B、14A、14B上には、それぞれビアコンタクト23、24、33、34が形成され、ビアコンタクト23、24、33、34上にそれぞれ配線層21、22、31、32が形成されている。配線層21、22はそれぞれ、トランジスタ20のソース配線及びドレイン配線として機能し、配線層31、32はそれぞれトランジスタ30のソース配線及びドレイン配線として機能する。
拡散領域13A上には、ビアコンタクト45が更に形成され、ビアコンタクト45上に配線層43が形成されている(図4参照)。配線層21は低電圧電源線(例えば接地線)50と接続され、配線層31は高電圧電源線51と接続されている。また、図4において破線で示したように、配線層40はウェル領域11及び12間の領域を跨ぐようにして設けられ、ウェル領域11とウェル領域12との間の領域において、配線層40上にビアコンタクト44が形成されている。ビアコンタクト44上には配線層43が形成され、配線層43は更にビアコンタクト45と接続されている。尚、ビアコンタクト23、45は、Y方向に沿って配置され、拡散領域13A上で離れている。また、配線層21と配線層43も互いに離隔して配置され、両者はビアコンタクト23、拡散領域13A、及びビアコンタクト45を通る経路によって電気的に接続される。この際、配線層21と配線層43は、拡散領域13Aを経由しない経路によっては接続されない。このビアコンタクト23、45間の拡散領域13Aが、拡散抵抗(抵抗素子60)として機能する。
上記構成の半導体集積回路1は、等価回路で示すと図5の通りである。すなわち、トランジスタ20は、ソース及びドレインが低電圧電源線50に接続され、ゲートがトランジスタ30のゲートに接続されている。トランジスタ30は、ソースが高電圧電源線51に接続され、ドレインから信号OUTが出力される。抵抗素子60は、一端がトランジスタ20、30の共通ゲート40に接続され、他端がトランジスタ20のソースに接続されている。尚、低電圧電源線50には、例えば接地電圧VSSが印加される。高電圧電源線51には、例えば電源電圧VDDが印加される。
尚、説明の便宜上トランジスタ20、30のソース及びドレインを上記のように規定したが、これに限定されず、ソースとドレインとを入れ替えても良い。
[1−2]第1実施形態の効果
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態に係る半導体集積回路1によれば、半導体集積回路1のESD耐性を向上することが出来る。この詳細について以下に説明する。
論理演算を行う電気回路及び電子回路である論理回路において、入力端子の電位をハイレベル又はローレベルに固定する場合、入力端子はESD対策のため抵抗素子を介して電源に接続される。このような抵抗素子としては、フローティング状態の共通ゲートを備えたPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタを使用したTie−Highセル及びTie−Lowセルが知られている。このようなTie−High及びTie−Lowセルは、トランジスタに流れるリーク電流を用いてフローティング状態の共通ゲートを充電又は放電し、ドレインが論理回路の入力端子に接続されたトランジスタをオン状態とする。これにより、Tie−Highセル及びTie−Lowセルはそれぞれ、ハイレベル及びローレベルの信号を出力することが出来る。
しかし、低消費電力化のためにはトランジスタのリーク電流を少なくすることが好ましい。この観点から、Tie−Highセル及びTie−Lowセルを構成するトランジスタには、閾値電圧が高いトランジスタを用いることが多くなっている。このような場合、Tie−Highセル及びTie−Lowセルのフローティング部に供給されるリーク電流が小さくなることにより、抵抗素子として用いるトランジスタがオンし辛くなってしまう。また、半導体集積回路はそれぞれが論理回路を含む複数の領域を有し、低消費電力化のために半導体集積回路の領域毎に電源をオンオフする場合がある。電源が頻繁にオンオフされると、フローティング部の電位を十分に固定する前に電源がオフされてしまうことがある。このような場合、フローティングを使用したTie−Highセル及びTie−Lowセルでは充分な抵抗を得ることが困難になる。
そこで本実施形態に係る半導体集積回路1は、前述したTie−Highセルの共通ゲート(配線層40)を、NMOSトランジスタ20のソース配線(配線層21)が接続された拡散領域13Aに接続する。つまり、共通ゲートがトランジスタ20の拡散領域13A及びソース配線を介して低電圧電源線50に電気的に接続される。そしてその際に、拡散領域13Aが実質的に抵抗素子60として機能する。
以上の構成により、Tie−Highセルの共通ゲートが抵抗素子60を介して低電圧電源線50に接続されるため、共通ゲートの電位固定に要する充放電の時間が短縮される。また共通ゲートの電位は、抵抗素子60を介して低電圧電源線50に接続されるため、半導体集積回路1を構成するトランジスタの閾値電圧に依存することなく低電圧電源線の電位に安定する。
これにより本実施形態の半導体集積回路1は、論理回路の入力端子の電位をハイレベルに固定するTie−Highセルにおいて、ESD耐性を向上することが出来る。また、拡散領域13Aを利用することで、外部の抵抗素子を使用すること無くTie−Highセルを構成することが出来るため、回路面積を抑制することが出来る。
尚、共通ゲートを低電圧電源線50に接続する方法はこれに限定されず、種々変更が可能である。例えば、共通ゲートをトランジスタ20のドレイン配線(配線層22)が接続された拡散領域13Bに接続してもよい。この場合、共通ゲートはトランジスタ20の拡散領域13B及びドレイン配線を介して低電圧電源線50に電気的に接続され、拡散領域13Bが実質的に抵抗素子60として機能する。また、拡散領域13A、13Bの両方を抵抗素子60として、共通ゲートを低電圧電源線50に接続しても良い。
[2]第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体集積回路について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態で説明した構成を、Tie−Lowセルに適用したものである。以下では第1実施形態と異なる点を説明する。
[2−1]半導体集積回路1の構成
まず、図6〜図8を用いて本実施形態に係る半導体集積回路1の構成について説明する。図6には半導体集積回路1の平面レイアウトを示し、図7には半導体集積回路1の断面構造を示し、図8には半導体集積回路1の等価回路の構成を示している。本実施形態に係る半導体集積回路1は、第1実施形態と各配線の接続関係が異なる。
図6及び図7に示すように本実施形態に係る半導体集積回路1は、第1実施形態で説明した図1及び図4において拡散領域13A上にビアコンタクト45が形成されていたのに対して、拡散領域14A上にビアコンタクト45を形成したものである。
ビアコンタクト33、45は、Y方向に沿って配置され、拡散領域14A上で離れて配置されている。また、配線層31と配線層43も互いに離隔して配置され、両者はビアコンタクト33、拡散領域14A、及びビアコンタクト45を通る経路によって電気的に接続される。この際、配線層31と配線層43は、拡散領域14Aを経由しない経路によっては接続されない。つまり本実施形態では、このビアコンタクト33、45間の拡散領域14Aが、拡散抵抗(抵抗素子60)として機能する。
上記構成の半導体集積回路1は、等価回路で示すと図8の通りである。すなわち、本実施形態に係る半導体集積回路1は、第1実施形態で説明した図5において拡散抵抗60の他端がトランジスタ20のソースに接続され、トランジスタ20のドレインが低電圧電源線50に接続され、トランジスタ30のドレインから信号OUTが出力されていたのに対して、拡散抵抗60の他端がトランジスタ30のソースに接続され、トランジスタ20のドレインから信号OUTを出力し、トランジスタ30のドレインを高電圧電源線51に接続したものとなる。
[2−2]第2実施形態の効果
本実施形態によれば、Tie−Lowセルにおいても第1実施形態と同様の効果が得られる。すなわち本実施形態に係る半導体集積回路1は、Tie−Lowセルの共通ゲート(配線層40)を、PMOSトランジスタ30のソース配線(配線層31)が接続されたp不純物拡散領域14Aに接続する。つまり、共通ゲートがトランジスタ30の拡散領域14A及びソース配線を介して高電圧電源線51に電気的に接続される。そして、拡散領域14Aを実質的に抵抗素子60として機能させる。
以上の構成により、Tie−Lowセルの共通ゲートが抵抗素子60を介して高電圧電源線51に接続され、共通ゲートの電位固定に要する充放電の時間が短縮される。また共通ゲートの電位は、抵抗素子60を介して高電圧電源線51に接続されるため、半導体集積回路1を構成するトランジスタの閾値電圧に依存することなく高電圧電源線51の電位に固定される。
これにより本実施形態の半導体集積回路1は、論理回路の入力端子の電位をローレベルに固定するTie−Lowセルにおいて、第1実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
尚、共通ゲートを高電圧電源線51に接続する方法はこれに限定されず、種々変更が可能である。例えば、共通ゲートをトランジスタ30のドレイン配線(配線層32)が接続された拡散領域14Bに接続してもよい。この場合、共通ゲートはトランジスタ30の拡散領域14B及びドレイン配線を介して高電圧電源線51に電気的に接続され、拡散領域14Bが実質的に抵抗素子60となる。また、拡散領域14A、14Bの両方を抵抗素子60として、共通ゲートを高電圧電源線51に接続しても良い。
[3]第3実施形態
次に、第3実施形態に係る半導体集積回路1について説明する。本実施形態は、上記第1及び第2実施形態で説明した構成を、デカップリングセルに適用したものである。以下では第1及び第2実施形態と異なる点を説明する。
[3−1]半導体集積回路1の構成
まず、図9〜図13を用いて本実施形態に係る半導体集積回路1の構成について説明する。図9には半導体集積回路1の平面レイアウトを示し、図10〜図12には半導体集積回路1の断面構造を示し、図13には半導体集積回路1の等価回路の構成を示している。本実施形態に係る半導体集積回路1は、ソースを共通とするNMOSトランジスタ20の組と、ソースを共通とするPMOSトランジスタ30の組とを備え、且つ第1実施形態と各配線の接続関係が異なる。
図9及び図12に示すように、本実施形態に係る半導体集積回路1は、半導体基板10上に形成されたNMOSトランジスタ20−1、20−2、PMOSトランジスタ30−1、30−2、及び抵抗素子60を備えている。
P型ウェル領域11内にはn不純物拡散領域13B−1、13A、13B−2がX方向に並んで配置され(図10参照)、N型ウェル領域12内にはp不純物拡散領域14B−1、14A、14B−2がX方向に並んで配置される(図11参照)。拡散領域13A、13B−1間及び拡散領域14A、14B−1間には、Y方向に沿って延びた配線層40−1が、それぞれの領域においてゲート絶縁膜41−1、42−1を介して配置される。拡散領域13A、13B−2間及び拡散領域14A、14B−2間には、Y方向に沿って延びた配線層40−2が、それぞれの領域においてゲート絶縁膜41−2及び42−2を介して配置される。配線層40−1は、トランジスタ20−1、30−1のゲート電極として機能し、配線層40−2は、トランジスタ20−2、30−2のゲート電極として機能する。これにより、P型ウェル領域11及びN型ウェル領域12にはそれぞれ、配線層40−1を共通のゲート電極としたNMOSトランジスタ20−1及びPMOSトランジスタ30−1と、配線層40−2を共通のゲート電極としたNMOSトランジスタ20−2及びPMOSトランジスタ30−2が形成される。そして、NMOSトランジスタ20−1、20−2と、PMOSトランジスタ30−1、30−2はそれぞれ、n不純物拡散領域13A及びp不純物拡散領域14Aを共有し、Y方向を対称軸とする線対称の構成となっている。
拡散領域13A、13B−1、13B−2、14A、14B−1、14B−2上には、それぞれビアコンタクト23、24−1、24−2、33、34−1、34−2が形成され、ビアコンタクト23、24−1、24−2、33、34−1、34−2上にそれぞれ配線層21、22−1、22−2、31、32−1、32−2が形成されている。拡散領域13A上には、ビアコンタクト45が更に形成され、ビアコンタクト45上に配線層43が形成されている(図12参照)。
尚、ビアコンタクト23、45は、Y方向に沿って配置され、拡散領域13A上で離れて配置されている。また、配線層21と配線層43も互いに離隔して配置され、両者はビアコンタクト23、拡散領域13A、及びビアコンタクト45を通る経路によって電気的に接続される。この際、配線層21と配線層43は、拡散領域13Aを経由しない経路によっては接続されない。このビアコンタクト23、45間の拡散領域13Aが、拡散抵抗(抵抗素子60)として機能する。
上記構成の半導体集積回路1は、等価回路で示すと図13の通りである。すなわち、トランジスタ20−1、20−2は、ソース及びドレインが低電圧電源線50に接続され、トランジスタ30−1、30−2は、ソース及びドレインが高電圧電源線51に接続されている。トランジスタ20−1、30−1の共通ゲート40−1は、トランジスタ20−2、30−2の共通ゲート40−2に接続されている。抵抗素子60は、一端が共通ゲート40−1、40−2に接続され、他端がトランジスタ20−1、20−2のソースに接続されている。
尚、説明の便宜上トランジスタ20−1、20−2、30−1、30−2のソース及びドレインを上記のように規定したが、これに限定されず、ソース及びドレインを入れ替えてもよい。つまり、NMOSトランジスタ20の組とPMOSトランジスタ30の組はそれぞれ、ドレインを共有して構成しても良い。
また、共通ゲート40−1、40−2を低電圧電源線に接続する方法はこれに限定されず、種々変更が可能である。例えば、共通ゲート40−1、40−2を拡散領域13B−1、13B−2に接続してもよい。また、抵抗素子60とする拡散領域の組み合わせはこれに限定されず、拡散領域13A、13B−1、13B−2の全てを抵抗素子60としても良く、最低1つの拡散領域13を抵抗素子60として用いれば良い。
[3−2]第3実施形態の効果
本実施形態によれば、デカップリングセルにおいても第1実施形態と同等の効果が得られる。この詳細について以下に説明する。
CMOS回路等の半導体集積回路では、動作した際に電源が揺らぐのを抑制するために、高電圧電源線と低電圧電源線との間に容量が挿入される。このような容量としては、フローティング状態の共通ゲートを備えたPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタを使用したデカップリングセルが知られている。このようなデカップリングセルにおいても、第1実施形態の効果で述べた従来のTie−Highセル及びTie−Lowセルと同様の懸念を有している。
そこで本実施形態に係る半導体集積回路1は、前述したデカップリングセルの共通ゲート(配線層40)を、NMOSトランジスタ20のソース配線(配線層21)が接続されたn不純物拡散領域13Aに接続する。つまり、共有ゲートがトランジスタ20の拡散領域13A及びソース配線を介して低電圧電源線50に電気的に接続される。そして、拡散領域13Aを実質的に抵抗素子60として機能させる。
以上の構成により、共通ゲートが抵抗素子60を介して低電圧電源線50に接続され、共通ゲートの電位固定に要する充放電の時間が短縮される。また共通ゲートの電位は、抵抗素子60を介して低電圧電源線50に接続されるため、半導体集積回路1を構成するトランジスタの閾値電圧に依存すること無く低電圧電源線50の電位に固定される。
これにより本実施形態の半導体集積回路1は、電源の揺らぎを抑制するデカップリングセルにおいても、第1及び第2実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
尚、本実施形態の半導体集積回路1は、NMOSトランジスタ20の組と、PMOSトランジスタの組とを用いてデカップリングセルを構成しているが、これに限定されない。例えば半導体集積回路1において、デカップリングセルを構成するトランジスタの個数は変更してもよい。例えば、NMOSトランジスタ20とPMOSトランジスタ30を1つずつで構成しても良いし、それぞれを3つ以上で構成しても良い。このようにすることで、デカップリングセルを所望の容量に設計することが出来る。
[4]変形例
次に、第3実施形態に係る半導体集積回路1の変形例1〜3について説明する。本変形例は、上記第3実施形態で説明した構成において、組み合わせるトランジスタの構成を変更した物である。以下では第3実施形態と異なる点を説明する。
[4−1]変形例1
まず、図14〜図16を用いて変形例1に係る半導体集積回路1について説明する。図14には半導体集積回路1の平面レイアウトを示し、図15には半導体集積回路1の断面構造を示し、図16には半導体集積回路1の等価回路の構成を示している。
図14及び図15に示すように変形例1に係る半導体集積回路1は、第3実施形態で説明した図9及び図12において拡散領域13A上にビアコンタクト45が形成されていたのに対して、拡散領域14A上にビアコンタクト45を形成したものである。つまり変形例1では、ビアコンタクト33、45間の拡散領域14Aが拡散抵抗(抵抗素子60)として機能する。
上記構成の半導体集積回路1は、等価回路で示すと図16の通りになる。すなわち、本変形例に係る半導体集積回路1は、第3実施形態で説明した図13において抵抗素子60の他端がトランジスタ20−1、20−2のソースに接続されていたのに対して、抵抗素子60の他端をトランジスタ30−1、30−2のソースに接続したものとなる。
以上の構成により、本変形例に係る半導体集積回路1は第3実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
[4−2]変形例2
次に、図17を用いて変形例2に係る半導体集積回路1について説明する。図17には半導体集積回路1の等価回路の構成を示している。
変形例2に係る半導体集積回路1は、第3実施形態で説明した図13において、NMOSトランジスタ20−1、20−2を、PMOSトランジスタ30−3、30−4に置き換えたものである。すなわち、変形例2に係る半導体集積回路1は、等価回路で示すと図17に示す構成となる。
以上の構成により、変形例2に係る半導体集積回路1は第3実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
[4−3]変形例3
次に、図18を用いて変形例3に係る半導体集積回路1について説明する。図18には半導体集積回路1の等価回路の構成を示している。
変形例2に係る半導体集積回路1は、第3実施形態の変形例1で説明した図16において、PMOSトランジスタ30−1、30−2を、NMOSトランジスタ20−3、20−4に置き換えたものである。すなわち、変形例2に係る半導体集積回路1は、等価回路で示すと図18に示す構成となる。
以上の構成により、変形例3に係る半導体集積回路1は第3実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
[5]その他
実施形態の半導体集積回路は、基板≪例えば10、図4≫と、基板の表面内に形成された第1及び第2ウェル領域≪例えば12,11、図1≫と、第1ウェル領域の表面内に形成された第1トランジスタの第1及び第2不純物拡散領域≪例えば14A,14B、図1≫と、第2ウェル領域の表面内に形成された第2トランジスタの第3及び第4不純物拡散領域≪例えば13A,13B、図1≫と、第1乃至第3配線層と、第1乃至第3プラグと、を備える。第1配線層≪例えば40、図4≫は、第1及び第2不純物拡散領域間の第1ウェル領域上と、第3及び第4不純物拡散領域間の第2ウェル領域上とに形成される。第1及び第2プラグ≪例えば45,23、図4≫は、第3不純物拡散領域上に互いに離隔して形成される。第3プラグ≪例えば44、図4≫は、第1配線層上に形成される。第2配線層≪例えば43、図4≫は、第1プラグと、第3プラグとを接続する。第3配線層≪例えば21、図4≫は、第2プラグ上に形成され、第2配線層と離隔している。
これにより、ESD耐性を向上することが可能な半導体集積回路1を提供することが出来る。
尚、実施形態は上記第1〜第3実施形態及び第1〜第3変形例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、デカップリングセルを構成するトランジスタの個数は上記実施形態及び変形例に限定されない。デカップリングセルを構成するのには、例えば高電圧電源線に接続されるトランジスタと、低電圧電源線に接続されるトランジスタとが最低一つずつあれば良い。このような構成でも、一方のトランジスタ内の不純物拡散領域をゲート電極と高電圧電源線又は低電圧電源線との間に接続される拡散抵抗として用いることで、上記実施形態と同様の効果を得ることが出来る。
また、拡散領域を抵抗素子として用いる領域は上記実施形態に限定されない。例えば、第1実施形態においてビアコンタクト23、45がゲート幅方向に配置されても良いし、斜めに配置されていても良い。つまり、拡散領域13Aが抵抗として使用できれば良い。尚、ビアコンタクト23、45間の距離は、共通ゲート40を低電圧電源線に接続するのに充分な抵抗値となるように設定される。また、各ビアコンタクトの大きさは異なっていても良い。
また、配線層40と配線層43を接続するビアコンタクトの個数と、各配線と各不純物拡散領域との間を接続するビアコンタクトの個数は、上記実施形態に限定されない。例えば、不純物拡散領域14A上に複数のビアコンタクト33を形成し、不純物拡散領域14Aと配線層31との間を複数のビアコンタクト33を介して電気的に接続するようにしても良い。
また、上記実施形態において配線層40は、ゲートを共有するトランジスタ間で分割して形成されても良い。この場合、分割して形成された配線層40上にはそれぞれビアコンタクト44が形成される。そして分割して形成された配線層40は、配線層43を介して電気的に接続される。
また、上記説明において「接続」とは電気的に接続していることを示し、直接接続される場合だけでなく、任意の素子を介して接続される場合も含んでいる。
尚、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…半導体基板、11…P型ウェル領域、12…N型ウェル領域、13…n不純物拡散領域、14…p不純物拡散領域、20…NMOSトランジスタ、30…PMOSトランジスタ、40…共通ゲート、50…低電圧電源線、51…高電圧電源線、60…抵抗素子

Claims (2)

  1. 基板と、
    前記基板の表面内に形成された第1及び第2ウェル領域と、
    前記第1ウェル領域の表面内に形成された第1トランジスタの第1及び第2不純物拡散領域と、
    前記第2ウェル領域の表面内に形成された第2トランジスタの第3及び第4不純物拡散領域と、
    前記第1及び第2不純物拡散領域間の前記第1ウェル領域上と、前記第3及び第4不純物拡散領域間の前記第2ウェル領域上とに形成された第1配線層と、
    前記第3不純物拡散領域上に互いが離隔して形成された第1及び第2プラグと、
    前記第1配線層上に形成された第3プラグと、
    前記第1プラグと、前記第3プラグとを接続する第2配線層と、
    前記第2プラグ上に形成され、前記第2配線層と離隔した第3配線層と、
    を備える、半導体集積回路。
  2. 前記第2及び第3配線層は、前記第3不純物拡散領域を経由しない経路によっては電気的に接続されない、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
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