JP6509706B2 - 書物殺菌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、書物を紫外線によって殺菌するのに用いて好適な書物殺菌装置に関するものである。
従来、図書館等で閲覧や貸し出しされる書物(書籍、雑誌等)や、古書店等で販売される書物には、過去の利用者による塵芥(汚れ)や、虫、ウイルス、細菌、かび等が付着しており、前記汚れを取り除いたり、これを殺菌したりすることが求められていた。
この種の書物殺菌装置として、特許文献1には、書物(6)を収容する殺菌容器(3)と、殺菌ガスを殺菌容器(3)内へ充填する殺菌ガス発生手段(4)と、殺菌容器(3)内で上記書物(6)を保持する書籍保持棚(7)と、殺菌容器(3)内に充填された殺菌ガスを循環させながら書物(6)の天又は地に向けて吹き付ける殺菌ガス流動装置(9)と、書物(6)に紫外線を照射する紫外線ランプ(8)とを備える殺菌装置(1)が開示されている。
また特許文献2には、乾燥ボックス(10)内において書物(B)を背表紙の部位を下にして立て掛け保持すると共に、ファン(18)によって吸入開口(14)から乾燥ボックス(10)内に導入した空気をヒータ(22)によって乾燥用の温風とした後に、この温風を書物(B)の各ページ間に通過させ、通過した温風をフィルタ(28)を介して排出開口(16)より排出させると共に、乾燥ボックス(10)内に設置した殺菌灯(30)によって書物(B)を殺菌する書物の乾燥装置が開示されている。
特開2001−187121号公報 特開2001−336877号公報
しかしながら、上記従来の書物殺菌装置には、以下のような問題があった。
(1)上記特許文献1,2における書物の保持には、書物をその背表紙を下にして小口(書物が開く側)を上に向けてV字状に開く設置方法と、特許文献1の図10に示すように、背表紙を上にして小口を下に向けてV字状に開く設置方法とがあるが、何れの方法の場合も、書物の天または地側から空気を吹き付ける際に、必ずしも書物の各ページが均一に開かず、これによって紫外線による殺菌を十分に行うことができないという問題があった。
(2)上記特許文献1,2の装置においては、書物の各ページの間に挟まっている塵芥等をスムーズに外部に取り除くことができないという問題があった。即ち、特許文献1においては、各書物(6)が書籍保持棚(7)の各側壁部(13)によって仕切られた空間内に設置されているため、書物(6)から排出された塵芥等が各側壁部(13)の間の空間内に滞留し、これをスムーズに外部に排出することができないばかりか、滞留した塵芥等が気流に乗って再び書物のページ間に入り込む恐れがある。また特許文献1の図2や、特許文献2の図1に示すように、書物をその背表紙を下にして小口を上に向けてV字状に開くように設置すると、各ページの間に挟まっている塵芥等が各ページの奥の方に移動し、これを取り除くことがむしろ困難になってしまう。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、書物の各ページをスムーズに開いて効果的に紫外線を照射して殺菌することができると同時に、書物の各ページ間に挟まっている塵芥等をスムーズに外部に排出することができる書物殺菌装置を提供することにある。
本発明にかかる書物殺菌装置は、書物を収納する書物収納部を有し、この書物収納部の内壁を反射面に仕上げてなるケースと、前記書物収納部内に設置され、書物をその開く側を下向きにして保持する書物保持具と、前記書物収納部の内壁の内の、前記書物保持具に保持した書物の天または地に対向する内壁に空気吹き出し口を設け、前記書物収納部の内壁の内の底面に、排気及び排塵用開口を設け、さらに、前記書物収納部の内壁の所定の位置に、前記書物保持具に保持した書物に紫外線を直接又は前記反射面による反射により照射する殺菌灯を設置し、一方、前記空気吹き出し口は、横長形状であり、且つこの空気吹き出し口全体から平行で均一な空気を吹き出す形状に形成されており、前記空気吹き出し口から前記書物収納部内に吹き出した空気を前記書物の天または地に吹き付けて書物の各ページを開かせることで、各ページに紫外線を照射して殺菌すると同時に、開いた各ページ間の塵芥を落下させて空気の気流に乗せて前記排気及び排塵用開口から外部に排出させることを特徴としている。
書物をその開く側を下向きにして保持した状態で、書物の天または地に向かって空気を吹き付けるので、書物の開く側を下向きに開くことができ、各ページ間の塵芥等を気流に乗せて下方に効率的に落下させることができる。同時に、開いた各ページ間に紫外線を効果的に照射することができて効果的に書物の殺菌を行うことができる。さらに各ページ間から落下した塵芥等はその下に設置されている排気及び排塵用開口から、排気の気流に乗せてスムーズに外部に排出することができる。
た空気吹き出し口を上記形状とすれば、開く側を下向きに保持した書物の天または地の各ページに対して略均一な強さの気流を略同一面積、同一量だけ供給できるので、各ページを開かせようとする力が均一になり、各ページを確実に且つ略均一に開くことができ、より確実に紫外線を各ページに照射することができると同時に、各ページ間の塵芥等を落下させて除去することができる。
また本発明は、前記空気吹き出し口の横長方向の寸法が、前記書物を前記空気によって開かせる寸法に合わせた長さとされていることを特徴としている。
空気吹き出し口の横長方向の両端まで気流が発生するので、それ以上に書物が開くことはない。このため、空気吹き出し口の横長方向の寸法によって、容易に書物を開かせる寸法を調整することができる。
また本発明は、前記排気及び排塵用開口の下方に空気中から塵芥を捕捉するフィルタを設置し、このフィルタと前記排気及び排塵用開口の間に、前記フィルタへの紫外線の直接照射を防止すると同時に、開口内に侵入する紫外線を反射し書物収納部内に戻して前記書物に向かわせる反射兼保護板を設置したことを特徴としている。
排気及び排塵用開口内に気流と共に吸い込まれた塵芥等は、フィルタによって捕捉されて効果的に除去することができる。同時に、反射兼保護板によって紫外線のフィルタへの照射を防止してその劣化を防ぐことができると同時に、反射兼保護板に照射された紫外線を書物収納部内に戻すことでこの反射紫外線を書物の照射に無駄なく使用することができる。
また本発明は、前記反射兼保護板が、前記排気及び排塵用開口を略塞ぐ寸法形状を有すると共に、中央に対してその左右両辺が下降する形状に形成され、これによって排気及び排塵用開口内に侵入する塵芥を前記反射兼保護板の左右両辺を越えて前記フィルタに導き、且つ前記紫外線の前記フィルタへの直接照射を防止することを特徴としている。
反射兼保護板をこのような形状にすることで、効率的な塵芥等の排出ができると同時に、紫外線のフィルタへの直接照射を防止することができる。
本発明によれば、書物の各ページをスムーズに開いて効果的に紫外線を照射して殺菌することができると同時に、書物の各ページ間に挟まっている塵芥等をスムーズに外部に排出することができる。
書物殺菌装置1の斜視図である。 書物収納部13内を示す要部斜視図である。 図1のA−A概略断面図である。 書物収納部13と第1のダクト17内を正面側(開閉扉15側)から見た図である。 フィルタユニット43と底面13eの要部拡大分解斜視図である。 フィルタユニット43を下側から見た斜視図である。 図5のB−B概略断面図である。 書物殺菌装置1の動作説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる書物殺菌装置1の斜視図、図2は書物殺菌装置1内部の書物収納部13内を示す要部斜視図、図3は図1のA−A概略断面図、図4は書物収納部13と第1のダクト17内を正面側(開閉扉15側)から見た図である。
これらの図に示すように、書物殺菌装置1は、一側面に開閉扉15を有する矩形箱型のケース11の内部に、前記開閉扉15によって開閉されて書物を収納する書物収納部13と、書物収納部13の底面側と背面側に形成される第1,第2のダクト17,19とを具備して構成されている。扉15にはこれを開閉する際に使用する取っ手21と、書物収納部13の内部を目視可能とする透明な板材からなる窓23とが設けられている。また第1,第2のダクト17,19は連通している。
書物収納部13の内壁の全て(天面13a、奥面13b、左右両側面13c,13d、底面13e、開閉扉15の裏面13f)は反射面に仕上げられている。具体的には、アルミ板の表面を鏡面加工することで反射面としている。天面13aの略中央と、左右両側面13c,13dの略中央には、それぞれランプ収納凹部25が形成され、各ランプ収納凹部25内には、殺菌灯(以下「紫外線ランプ」という)27が設置されている。天面13aに設けるランプ収納凹部25は、左右方向に向かって延びており、また左右両側面13c,13dに設けるランプ収納凹部25は、上下方向に向かって延びている。
奥面13bの左右の位置には、上下方向に延びる一対の位置調整用取付部29が設けられ、また各位置調整用取付部29の下部には、それぞれ空気吹き出し口31が設けられている。位置調整用取付部29は、その前面に上下方向に向かって複数個の取付穴33が形成され、各取付穴33には、下記する書物保持具35の取付部37が選択的に取り付けられる構成となっている。空気吹き出し口31は、横長矩形状(スリット形状)の短い筒状で書物収納部13内に突出する形状に形成されている。空気吹き出し口31は、この空気吹き出し口31全体から平行で均一に空気を吹き出すのに必要な長さの筒状に形成されている。
位置調整用取付部29に取り付けられる書物保持具35は、平板を細長棒状に形成し、その根元部分に前記位置調整用取付部29の取付穴33に着脱自在に係止する取付部37を設け、その先端部分に上方向に突出する小突起からなる落下防止部39を設けて構成されている。書物保持具35の取付部37を何れかの取付穴33に係止して取り付けたときは、書物保持具35は、奥面13bに対して垂直に突出するように固定される。取付穴33への取付部37の取り付けは着脱自在であるため、書物保持具35の上下方向の高さ位置は、係止する取付穴33の位置によって容易に変更できる。図2,図3では各位置調整用取付部29の上下位置に2本ずつ書物保持具35を取り付けた状態を示しているが、1本または3本以上でも良いことは言うまでもない。
底面13eの中央には、書物収納部13内の空気を外部に排出する排気及び排塵用開口41が設けられている。図5は、排気及び排塵用開口41を有するフィルタユニット43と底面13eの要部拡大分解斜視図、図6はフィルタユニット43を下側から見た斜視図、図7は図5のB−B概略断面図である。これらの図に示すように、フィルタユニット43は、略矩形箱型のケース45の上板中央に矩形状の一対の排気及び排塵用開口41を設け、両排気及び排塵用開口41の間にこれらを仕切る一本の棒状の連結部47を設けて構成されている。またケース45の上板の外周には、これを囲むように、鍔部49が一体に形成されている。一方、ケース45の下板中央には、矩形状の開口51が設けられ、この開口51は、ケース45内に設置したフィルタ53によって覆われている。フィルタ53の固定は、ケース45の下板の上面側の開口51の周囲に取り付けられる取付具55によって行われる。フィルタ53は開口51全体を覆っており、上側の層53aが塵芥を除去するプレフィルタ、下側の層53bが臭いを取り除く活性炭フィルタとなっている。
ケース45の連結部47には、2つのボルトナット57によって、反射兼保護板59が取り付けられている。反射兼保護板59は、ケース45の内側から排気及び排塵用開口41を略塞ぐ寸法形状(矩形状)に形成されていると共に、2つのボルトナット57によって取り付けられる中央部分に対してその左右両辺59a,59bが下降する円弧形状(円筒の一部の形状)に形成されている。
そしてこのフィルタユニット43は、例えば図5に示すように、底面13eの上側から、底面13eに設けた矩形状の開口61に挿入し、鍔部49を底面13e上に載置して図示しないネジなどの固定手段を用いて固定する。このとき、図3,図4に示すように、第1のダクト17中にフィルタユニット43が突出するように挿入されるが、フィルタユニット43の下部には、フィルタユニット43から排気される空気の流れを阻害しないように、第1のダクト17による空間aが存在している。
図3に示すように、第2のダクト19の書物収納部13側の面の中央付近には、前記一対の空気吹き出し口31にそれぞれ接続される一対のファン63,63(図3では1台のみ示す)が取り付けられている。各ファン63は、多翼ファン(シロッコファン)であり、下部中央に設けた吸込口65から吸い込んだ空気を、外周側面に設けた吹出口67から吹き出す構造に構成されている。ファン63の上部中央には、駆動モータ69が設置されている。また図3に示すように、第2のダクト19の書物収納部13側の面の上部付近には、この書物殺菌装置1の駆動制御を行う制御回路などからなる制御部品71が取り付けられている。
書物殺菌装置1は、図4に示すように、左右同一高さに設置した上下一対ずつの書物保持具35の真下位置にその中央部分が位置するように水平に一対の空気吹き出し口31を配置し、一方その天面13aと左右両側面13c,13dを囲むように紫外線ランプ27を配置し、またその底面13e中央に排気及び排塵用開口41を配置して構成されている。
一対ずつの書物保持具35を上下に2組設置しているのは、書物の大きさを考慮し、大きい書物は上側の書物保持具35に、小さい書物は下側の書物保持具35に掛けられるようにするためである。もっとも、書物保持具35の設置位置は、位置調整用取付部29の複数ある取付穴33(図4では記載省略)を用いてその取り付け位置を変更するだけで、容易に変更することができる。
次に、以上のように構成された書物殺菌装置1の動作を説明する。図8は書物殺菌装置1の動作説明図であり、説明のため、左側に空気吹き出し口31から空気を吹き出す前の書物100の状態を、右側に空気吹き出し口31から空気を吹き出したときの書物100の状態を示している。即ち、例えば図8に示すように、図8の向かって左側で下側の書物保持具35に書物100の略中央部分を開いて、開いた側が下向きになるように掛けて保持する。なお、書物100の綴じられた根元側の辺を背(背表紙)101、開く側の辺を小口103、背101と小口103の間の上下の辺をそれぞれ天105、地107という。書物保持具35に書物100を保持した際、書物100の天105または地107の中央よりも下側の部分が空気吹き出し口31の中央に対向する。
そして書物殺菌装置1を起動すれば、ファン63が作動し、同時に全ての紫外線ランプ27が点灯する。ファン63の駆動によって空気吹き出し口31から吹き出された気流は、対向する位置にある書物100の天105または地107に吹き付けられ、図8の右側に示す書物100のように、書物100の各ページ間に隙間が生じるように所定角度全ページが開かれる。このように書物100の開く側を下向きにして開くので、各ページ間の塵芥等が気流に乗って下方に容易に効率的に落下する。同時に、開いた各ページ間に紫外線ランプ27からの紫外線(紫外線ランプ27からの直接光又は反射面による反射光)を効果的に照射することができて効果的に書物100の殺菌を各ページの内部にまで及ばせることができる。また各ページ間から下方に落下した塵芥等はその下に設置されている排気及び排塵用開口41から、排気の気流に乗せてスムーズに書物収納部13の外部に排出することができる。
ここで上述のように、空気吹き出し口31は、横長形状であり、且つこの空気吹き出し口31全体から平行で均一に空気が吹き出される形状に形成されているので、書物100の天105または地107の各ページに対して略均一な強さの気流を略同一面積、同一量だけ供給でき、これによって各ページを開かせようとする力が均一になり、各ページを確実に略均一に開かせることができ、より確実に紫外線を各ページに照射することができると同時に、各ページ間の塵芥等を落下させて除去することができる。この書物殺菌装置1においては、空気吹き出し口31の横長方向の寸法を、書物100を空気によって開かせる(開かせたい)寸法に合わせた長さとしている。即ち、気流は、空気吹き出し口31の横長方向の両端まで発生するので、それ以上に書物100が開くことはない。このため、空気吹き出し口31の横長方向の寸法(及び気流の強さ)によって、容易に書物100が開く寸法(開度)を調整することができる。なお、書物100の天105または地107に吹き付ける気流が平行流で均等量でないと、各ページにバタつきが生じ易くなり、各ページを均一に開くことができなくなる。また空気吹き出し口31の位置は、書物保持具35に保持した書物100の天105または地107の上下方向中央よりも下側の部分が、気流によって容易に各ページを開かせるために好ましい。
次に、排気及び排塵用開口41内に気流と共に吸い込まれた塵芥等は、フィルタ53によって捕捉されて効果的に除去され、且つ臭気も除去される。同時に、反射兼保護板59によって紫外線のフィルタ53への直接の照射が防止されてその劣化が防止されると同時に、反射兼保護板59に照射された紫外線が反射されて書物収納部13内に戻され、書物100の殺菌に無駄なく使用される。特にこの反射兼保護板59は、中央に対してその左右両辺59a,59bが下降する形状に形成されているので、排気及び排塵用開口41内に入り込んだ気流はスムーズに二手に分けられた後に、フィルタ53に至り、塵芥を除去できる(つまり気流の流れをスムーズにできる)。これによって効率的な塵芥等の排出と、紫外線のフィルタ53への直接照射とを同時に防止することができる。
フィルタ53を通過して清浄化された空気は、第1のダクト17から第2のダクト19に導かれ、ファン63によって再び空気吹き出し口31から書物収納部13内に吹き出され、循環される。
なお、書物殺菌装置1による書物100の殺菌時間は、例えば30秒程度とし、タイマによって停止時間を設定すれば良い。また例えば第1,第2のダクト17,19内の何れかの場所に、消臭剤、防カビ剤、防菌剤、防虫剤、芳香剤など(例えば、フィトンチッドなど)を設置しても良い。また書物保持具35の上辺や先端部分には、書物100を設置した際に書物100が傷付かないように、弾性部材(例えばシリコンゴムなど)を取り付けても良い。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。また、上記各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図の記載内容は、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1 書物殺菌装置
11 ケース
13 書物収納部
13a 天面(内壁)
13b 奥面(内壁)
13c,13d 側面(内壁)
13e 底面(内壁)
13f 開閉扉15の裏面(内壁)
27 紫外線ランプ(殺菌灯)
31 空気吹き出し口
35 書物保持具
41 排気及び排塵用開口
53 フィルタ
59 反射兼保護板
100 書物
105 天
107 地

Claims (4)

  1. 書物を収納する書物収納部を有し、この書物収納部の内壁を反射面に仕上げてなるケースと、
    前記書物収納部内に設置され、書物をその開く側を下向きにして保持する書物保持具と、
    前記書物収納部の内壁の内の、前記書物保持具に保持した書物の天または地に対向する内壁に空気吹き出し口を設け、
    前記書物収納部の内壁の内の底面に、排気及び排塵用開口を設け、
    さらに、前記書物収納部の内壁の所定の位置に、前記書物保持具に保持した書物に紫外線を直接又は前記反射面による反射により照射する殺菌灯を設置し、
    一方、前記空気吹き出し口は、横長形状であり、且つこの空気吹き出し口全体から平行で均一な空気を吹き出す形状に形成されており、
    前記空気吹き出し口から前記書物収納部内に吹き出した空気を前記書物の天または地に吹き付けて書物の各ページを開かせることで、各ページに紫外線を照射して殺菌すると同時に、開いた各ページ間の塵芥を落下させて空気の気流に乗せて前記排気及び排塵用開口から外部に排出させることを特徴とする書物殺菌装置。
  2. 請求項1に記載の書物殺菌装置であって、
    前記空気吹き出し口の横長方向の寸法は、前記書物を前記空気によって開かせる寸法に合わせた長さとされていることを特徴とする書物殺菌装置。
  3. 請求項1に記載の書物殺菌装置であって、
    前記排気及び排塵用開口の下方に空気中から塵芥を捕捉するフィルタを設置し、このフィルタと前記排気及び排塵用開口の間に、前記フィルタへの紫外線の直接照射を防止すると同時に、開口内に侵入する紫外線を反射し書物収納部内に戻して前記書物に向かわせる反射兼保護板を設置したことを特徴とする書物殺菌装置。
  4. 請求項3に記載の書物殺菌装置であって、
    前記反射兼保護板は、前記排気及び排塵用開口を略塞ぐ寸法形状を有すると共に、中央に対してその左右両辺が下降する形状に形成され、これによって排気及び排塵用開口内に侵入する塵芥を前記反射兼保護板の左右両辺を越えて前記フィルタに導き、且つ前記紫外線の前記フィルタへの直接照射を防止することを特徴とする書物殺菌装置。
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