JP6508966B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents
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Description
このような貯湯式給湯装置では、貯湯槽から供給できる湯水の温度に応じて、貯湯槽に貯えられている湯水を湯水供給路に流しながら給湯栓から湯水を給湯する第1給湯運転(即ち、補助加熱部を加熱作動させない給湯)と、貯湯槽に貯えられている湯水を使わずに、給水路から供給される湯水を湯水供給路に流しながら給湯栓から湯水を給湯する第2給湯運転(即ち、補助加熱部を加熱作動させる給湯)とを切り換えながら行う。
特に、貯湯式給湯装置を実現するにあたり、上記補助加熱部として家庭用の給湯器が設けられる家庭において、上記貯湯槽や熱電併給装置を含むコージェネレーションシステムを後付けする場合がある。そのような場合、家庭にあっては、補助加熱部(家庭用の給湯器)の設置個所の近傍にコージェネレーションシステムを設置するスペースがない場合が多い。そのため、コージェネレーションシステム(貯湯槽、熱電併給装置など)を補助加熱部(家庭用の給湯器)の設置場所から離れた場所に設置して、貯湯槽から補助加熱部(家庭用の給湯器)までの渡り配管部を長くせざるを得なくなる。その結果、渡り配管部での湯水の温度低下が特に顕著に現れる可能性が高くなる。
前記制御手段は、前記給湯栓からの湯水の給湯を要求する給湯指令に応じて前記第1給湯運転を行うとき、前記給湯栓からの湯水の給湯開始から所定の過渡期間の間は、前記水源部から供給される湯水の温度を目標給湯温度よりも所定の過渡温度差だけ高い温度に調節し、及び、前記所定の過渡期間の経過後、前記給湯栓からの湯水の給湯停止に至るまでの間は、前記水源部から供給される湯水の温度を前記目標給湯温度に調節し、前記給湯指令に応じて前記第2給湯運転を行うとき、前記給湯栓からの湯水の給湯開始から給湯停止に至るまでの間、前記補助加熱部で加熱された後の湯水の温度が前記目標給湯温度となるように前記補助加熱部を加熱作動させ、
前記制御手段は、前記給湯栓からの湯水の給湯開始の時点で前記湯水供給路の途中の前記水源部と前記補助加熱部との間の渡り配管部内に滞留している滞留湯水の温度又はその予測温度と前記目標給湯温度との温度差を、前記所定の過渡温度差として導出する点にある。
つまり、給湯栓からの湯水の給湯開始時点で渡り配管部に滞留している滞留湯水の温度が相対的に低くなっていることで(即ち、渡り配管部の温度も低くなっていることで)、水源部から供給された湯水の温度が渡り配管部を流れる間に低下するとしても、給湯栓からの湯水の給湯開始から所定の過渡期間の間は、その温度低下分を見越して、水源部から供給される湯水の温度を目標給湯温度よりも所定の過渡温度差だけ高い温度に調節して供給する。その結果、給湯栓から出湯される湯水の温度を目標給湯温度に近付けることができる。
加えて、制御手段が上記所定の過渡温度差を導出するとき、給湯栓からの湯水の給湯開始の時点で湯水供給路の途中の水源部と補助加熱部との間の渡り配管部内に滞留している滞留湯水の温度又はその予測温度を目標給湯温度と比較した上で上記所定の過渡温度差が導出される。つまり、滞留湯水の温度又はその予測温度と目標給湯温度との温度差が大きいとき、水源部から供給された湯水の温度が渡り配管部を流れる間に大きな温度低下が発生するとしても、上記所定の過渡温度差が大きく設定されるため、給湯栓から給湯される湯水の温度が目標給湯温度から大きく逸脱することを回避できる。また、滞留湯水の温度又はその予測温度と前記目標給湯温度との温度差が小さいとき、水源部から供給された湯水の温度が渡り配管部を流れる間に小さな温度低下が発生するとしても、上記所定の過渡温度差が小さく設定されるため、給湯栓から給湯される湯水の温度が目標給湯温度から大きく逸脱することを回避できる。
従って、適切な温度の湯水が給湯栓から給湯されるようにした貯湯式給湯装置を提供することができる。
図1及び図2は、本発明の貯湯式給湯装置が設けられるシステムの構成を説明する図である。このうち、図1は後述する第1給湯運転が行われている状態を示す図であり、図2は後述する第2給湯運転が行われている状態を示す図である。尚、図1及び図2には、家庭用の給湯器としての補助加熱部30を含む給湯暖房設備40と、熱電併給装置11と、その熱電併給装置11の排熱にて加熱された湯水を貯湯可能な貯湯槽10とを含むコージェネレーションシステム20とを備えるシステムを記載しており、このシステム内に、本発明に係る貯湯式給湯装置が設けられている。熱電併給装置11は、熱と電気とを併せて発生させることのできる装置であれば、どのような構成のものでも構わない。例えば、燃料電池や、エンジンとそのエンジンによって駆動される発電機とを備えてエンジンの排熱と発電機の発電電力とを利用するような装置などを、熱電併給装置11として利用できる。
以下に、図1及び図2を参照して、コージェネレーションシステム20の構成及び給湯暖房設備40の構成について説明する。
コージェネレーションシステム20は、熱電併給装置11で発生した電気と熱とを共に利用するシステムである。熱電併給装置11で発電された電力は、商用電力系統から受電する電力と同一電圧及び同一周波数の電力に、インバータ(図示せず)等にて変換された後、電力消費装置(図示せず)に供給される。熱電併給装置11で発生した熱は、蓄熱装置としての貯湯槽10に貯えられる。具体的には、コージェネレーションシステム20は、湯水を貯湯可能な貯湯槽10と、貯湯槽10の下部に貯湯される湯水を加熱した後に貯湯槽10の上部へ導く状態で循環させる湯水循環路C1を備える。湯水循環路C1には、湯水循環路C1の湯水を貯湯槽10の下部から上部へと圧送する第1循環ポンプP1と、湯水循環路C1を循環する湯水を熱媒と熱交換する形態で加熱する第1熱交換器HE1と、第1熱交換器HE1にて加熱された後で貯湯槽10の上部へ流入する湯水の温度を検出する第5温度センサ26とが設けられている。
具体的には、制御装置50は、操作部60にて給湯運転の操作指令が目標給湯温度と共に入力された場合、貯湯槽10の上部の貯湯温度を検出する第3温度センサ24の検出温度が基準温度(>目標給湯温度)以上のときには、図1に示すように、第1流量調整弁V1を開状態とすると共に第2流量調整弁V2を開状態として合流部位22での貯湯槽10から供給される湯水と給水路L1から供給される湯水との混合量を制御して、水源部から供給される湯水の温度を上記目標給湯温度に調節する。このとき、制御装置50は、合流部位22よりも下流側にある第2温度センサ23で検出した湯水の温度が上記目標給湯温度になるように、第1流量調整弁V1の開度と第2流量調整弁V2の開度とを制御することができる。
これに対して、制御装置50は、貯湯槽10の上部の貯湯温度を検出する第3温度センサ24の検出温度が上記基準温度未満のときには、図2に示すように、第1流量調整弁V1を閉状態とすると共に第2流量調整弁V2を開状態として、給水配管L6からの給水を貯湯槽迂回給水配管L1を通流する形態で、給水を湯水吐出配管L8を介して渡り配管部L2へ導く。
給湯暖房設備40は、給湯栓31から目標給湯温度の湯水を出湯する給湯運転、床暖房パネルや浴室暖房乾燥機等の暖房負荷端末32に熱を供給する暖房運転、浴槽33の湯水を追焚する追焚運転等を実行可能に構成されている。
具体的には、給湯暖房設備40は、給湯運転を実行すべく、渡り配管部L2が接続される補助加熱部30と、補助加熱部30にて加熱された湯水を給湯栓31まで導く湯水配管L3と、補助加熱部30の出口の湯水温度を検出する第1温度センサ34とを備える。本実施形態では、補助加熱部30は、燃焼用空気と燃料ガスとを混合して燃焼するバーナ30bと、バーナ30bの燃焼排ガスと湯水とを熱交換させる補助加熱用熱交換器30cと、バーナ30bに燃焼用空気を送るファン30aとを備える。このような構成により、相対的に低温の湯水(給水)が低温のままで補助加熱部30に供給されたとしても、補助加熱部30を加熱作動させることで、給湯の用を果たすことができる。
本発明の貯湯式給湯装置は、水源部Sと、湯水供給路Lsと、補助加熱部30と、制御装置50とを備える。
上述した補助加熱部30は、湯水供給路Lsの途中、特に、給湯暖房設備40の内部の湯水配管L3の途中に設けられ、水源部Sから供給される湯水を加熱可能である。
これに対して、制御装置50は、給湯指令に応じて第2給湯運転を行うとき、給湯栓31からの湯水の給湯開始から給湯停止に至るまでの間、補助加熱部30で加熱された後の湯水の温度が目標給湯温度となるように補助加熱部30を加熱作動させる。
以下に「過渡温度差(ΔT)」及び「過渡期間(Δt)」の導出手法について説明する。
制御装置50は、給湯栓31からの湯水の給湯開始の時点で湯水供給路Lsの途中の水源部Sと補助加熱部30との間の渡り配管部L2内に滞留している滞留湯水の温度又はその予測温度と目標給湯温度との温度差を、過渡温度差として導出する。具体的には、制御装置50は、今回の給湯指令があった時点で、渡り配管部L2に滞留している湯水の温度或いは渡り配管部L2自体の温度:T1を推定或いは実測し、その温度:T1と今回の給湯指令における目標給湯温度:T0との温度差に基づいて、以下の数式1で表す上記過渡温度差:ΔTを導出する。ここで、目標給湯温度:T0は、操作部60にて使用者から指定された温度値である。
R2=1/(2×π×λ)×ln(r2/r1) [K・sec・m/J] (数式4)
R3=1/(2×π×r2×α2) [K・sec・m/J] ・・・・・(数式5)
上記過渡期間は、給湯栓31からの湯水の給湯開始の時点で湯水供給路Lsの途中の水源部Sと補助加熱部30との間の渡り配管部L2内に滞留していた滞留湯水が補助加熱部30の通過を完了したと見なすことができる期間である。過渡期間:t(秒)と、滞留湯水の量:L(リットル)と、給湯栓31からの湯水の給湯中の単位時間当たりの湯水流量:Q(リットル/秒)との関係は、以下の数式8で表すことができる。
また、上記数式8において、給湯栓31からの湯水の給湯開始の時点で湯水供給路Lsの途中の水源部Sと補助加熱部30との間の渡り配管部L2内に滞留していた滞留湯水の量:Lは、以下に記載する渡り配管部L2の配管容量(滞留湯水の量:L)の推定手法を用いて推定できる。
以下に説明するように、本実施形態の貯湯式給湯装置は、渡り配管部L2の上流端の湯水の温度に変化を与える温度変化付与操作を実行する温度変化付与手段(弁開度制御部50c、第1流量調整弁V1、第2流量調整弁V2)と、その温度変化付与操作が実行されたときに、渡り配管部L2の下流端の湯水の温度変化を検出する第1温度センサ34と、上記温度変化付与手段(50c,V1,V2)が湯水に温度変化を与えてから第1温度センサ34が温度変化を検出するまでの経過時間t1と、その経過時間t1に流量計測手段(流量センサF)が測定した測定流量とに基づいて渡り配管部L2の配管容量(滞留湯水の量:L)を推定する配管容量推定手段50bとを備えている。
弁開度制御部50cは、渡り配管部L2の上流端から流入する湯水に温度変化を与えるべく、湯水吐出配管L8から吐出される湯水流量を調整する第1流量調整弁V1の弁開度と、湯水吐出配管L8に接続して給水を供給する貯湯槽迂回給水配管L1(第1給水配管の一例)を通流する給水流量を調整する第2流量調整弁V2の弁開度を制御する。説明を追加すると、弁開度制御部50cは、図4(a)及び図4(b)に示すように、第2流量調整弁V2を一定の開度に維持している状態で、第1流量調整弁V1を所定期間開状態に制御する。これにより、渡り配管部L2の上流端の湯水温度を、例えば、所定時間幅だけ高温にさせる温度変化を付与することができる。即ち、弁開度制御部50c、第1流量調整弁V1、第2流量調整弁V2が、温度変化付与手段として働く。
ここで、温度変化付与手段にて付与される温度変化は、その温度変化の付与後、ただちに渡り配管部L2の上流端へ流入するものとする。
温度変化付与手段にて付与された温度変化は、渡り配管部L2の下流端にて、図4(c)に示されるように、所定時間幅より幅広で、徐々に昇温して徐々に降温する形態の温度ピークを有する高温波として検出される。高温波の検出は、例えば、渡り配管部L2の下流端の近傍で、補助加熱部30の出口温度を検出する第1温度センサ34にて検出される。本実施形態では、図4(c)に示すように、第1温度センサ34が検出する湯水温度が判定温度閾値Tαを超えたとき、又は湯水温度の温度上昇率が判定温度上昇率αを超えたときに、湯水の温度変化として検出される。
このように、渡り配管部L2の配管容量は、例えば、機器の設置時等の試運転時に推定された後、制御装置50の記憶部(図示せず)に記憶され、必要に応じて、加熱タイミング設定手段50aから呼び出し可能に構成される。
尚、第1給湯運転時における流量センサFにて測定される単位時間あたりの湯水流量:Qは、給湯毎に異なることが想定されるので、複数回の第1給湯運転時において測定される単位時間あたりの湯水流量:Qの平均値が、好適に使用できる。
第2実施形態の貯湯式給湯装置は、渡り配管部L2の配管容量(滞留湯水の量:L)の推定手法が上記第1実施形態と異なっている。以下に第2実施形態の貯湯式給湯装置について説明するが、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図5に示すように、湯水吐出配管L8の下流端で渡り配管部L2の上流側にあたる部位の湯水温度を検出する第2温度センサ23を設けてある。
弁開度制御部50cは、第1流量調整弁V1の弁開度と、第2流量調整弁V2の弁開度との双方を変化させた後、双方の弁開度を一定に維持する。これにより、例えば、渡り配管部L2の上流端で第2温度センサ23にて検出される湯水温度は、図6(a)に示すように、所定の時間幅で経時的に変化すると共に、渡り配管部L2の下流端で第1温度センサ34にて検出される湯水温度は、図6(b)に示すように、第2温度センサ23にて検出される湯水温度の経時変化に略近い状態の経時変化を、湯水が渡り配管部L2を通流する時間経過した後に検出する。
差分時間導出手段50dは、第1温度センサ34にて検出された湯水温度の経時変化と、第2温度センサ23にて検出された湯水温度の経時変化との相関が最も高くなる両者の差分時間t2を導出する。当該差分時間t2は、湯水が渡り配管部L2を通過する時間であるので、配管容量推定手段50bは、図6(c)に示すように、当該差分時間t2に亘って、差分時間t2の導出時に流量センサFにて測定される単位時間あたりの湯水流量:Qを積分する形態で、渡り配管部L2の配管容量(滞留湯水の量:L)を導出する。
<1>
上記実施形態では、本発明の貯湯式給湯装置が設けられるシステムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、流量計測手段としての流量センサFは、給湯運転時に、貯湯槽10への給水を通流する給水配管L6を通流する湯水流量を測定する例を示した。しかしながら、当該流量センサFは、給湯栓31からの湯水の給湯中の単位時間当たりの湯水流量を計測する目的で設けているものであるから、渡り配管部L2を通流する湯水流量を測定できれば良い。この意味で、当該流量センサFは、渡り配管部L2又は湯水配管L3に設けても構わない。
上記実施形態では、渡り配管部L2の配管容量(即ち、滞留湯水の量:L)を推定する手法について説明したが、渡り配管部L2の配管径及び配管長が測定できる場合には、制御装置50が、それらの値から渡り配管部L2の配管容量を導出してもよい。
上記実施形態において、温度変化の付与及び温度変化の検出に関しては、渡り配管部L2の容量を測定可能な形態であれば、どのような温度変化の付与形態及び温度変化の検出形態を採用しても構わない。例えば、第2流量調整弁V2を一定の開度に維持している状態で第1流量調整弁V1の弁開度を徐々に増加させた後に徐々に減少させて温度変化を付与すると共に、渡り配管部L2の下流端での湯水温度(第1温度センサ34にて検出される湯水温度)が昇温から降温への変化を、温度変化として検出する形態を採用することもできる。
上記実施形態では、図3に例示したように、過渡温度差(ΔT)が過渡期間(Δt)の間で一定である場合を説明したが、例えば、過渡温度差を過渡期間の間で徐々に減少させてもよい。つまり、制御装置50は、数式1に基づいて導出する温度(ΔT)を過渡温度差の初期値とし、過渡期間が経過するとともに過渡温度差を減少させてもよい。
30 :補助加熱部
31 :給湯栓
50 :制御装置(制御手段)
F :流量センサ(流量計測手段)
L1 :貯湯槽迂回給水配管(給水路)
L2 :渡り配管部
L6 :給水配管(給水路)
Ls :湯水供給路
S :水源部
Claims (3)
- 相対的に高温の湯水を貯える貯湯槽、及び、相対的に低温の湯水を供給する給水路を有し、前記貯湯槽から供給される湯水及び前記給水路から供給される湯水の少なくとも何れか一方を外部に供給する水源部と、前記水源部と給湯栓との間に接続され、前記水源部から供給される湯水が流れる湯水供給路と、前記湯水供給路の途中に設けられ、前記水源部から供給される湯水を加熱可能な補助加熱部と、前記貯湯槽に貯えられている湯水を前記湯水供給路に流しながら前記給湯栓から湯水を給湯する第1給湯運転と、前記貯湯槽に貯えられている湯水を使わずに、前記給水路から供給される湯水を前記湯水供給路に流しながら前記給湯栓から湯水を給湯する第2給湯運転とを切り換えながら行う制御手段とを備える貯湯式給湯装置であって、
前記制御手段は、
前記給湯栓からの湯水の給湯を要求する給湯指令に応じて前記第1給湯運転を行うとき、前記給湯栓からの湯水の給湯開始から所定の過渡期間の間は、前記水源部から供給される湯水の温度を目標給湯温度よりも所定の過渡温度差だけ高い温度に調節し、及び、前記所定の過渡期間の経過後、前記給湯栓からの湯水の給湯停止に至るまでの間は、前記水源部から供給される湯水の温度を前記目標給湯温度に調節し、
前記給湯指令に応じて前記第2給湯運転を行うとき、前記給湯栓からの湯水の給湯開始から給湯停止に至るまでの間、前記補助加熱部で加熱された後の湯水の温度が前記目標給湯温度となるように前記補助加熱部を加熱作動させ、
前記制御手段は、前記給湯栓からの湯水の給湯開始の時点で前記湯水供給路の途中の前記水源部と前記補助加熱部との間の渡り配管部内に滞留している滞留湯水の温度又はその予測温度と前記目標給湯温度との温度差を、前記所定の過渡温度差として導出する貯湯式給湯装置。 - 前記制御手段は、前記貯湯槽から供給できる湯水の温度が基準温度以上のときに前記第1給湯運転を行い、前記貯湯槽から供給できる湯水の温度が前記基準温度未満のときに前記第2給湯運転を行う請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
- 前記制御手段は、前記第1給湯運転を行うとき、前記貯湯槽から供給される湯水と前記給水路から供給される湯水との混合量を制御して、前記水源部から供給される湯水の温度を調節する請求項1又は2に記載の貯湯式給湯装置。
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