JP6508837B2 - 器具と医療用インプラントとを含むセット - Google Patents

器具と医療用インプラントとを含むセット Download PDF

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Description

本発明は、インプラントの折り畳み又は展開のための請求項1に記載のセットに関する。
実務から、インプラントへと張力を伝える1本以上の糸によって折り畳まれ、且つ/又は展開され得るインプラントが知られている。さらに、折り畳み及び展開のためのそれぞれの器具が、実務から知られている。
本発明の1つの目的は、張力糸によって折り畳み可能且つ/又は展開可能なインプラントを折り畳み、或いは展開するための器具を有する更なるセットを提案することにある。
この目的は、請求項1の特徴を有するセットによって達成される。
すなわち、本発明によれば、インプラントと、少なくとも1本の張力糸によってインプラントを挿入し、且つ/又は折り畳み、且つ/又は展開するための器具とを有するセットが提案される。器具は、シャフトを備える。
さらに、器具は、少なくとも1本の張力糸によって折り畳み可能且つ/又は展開可能なインプラントの形態又は形状、配置、或いは折り畳み状態を変更するための少なくとも1つの引っ張り装置を備える。
セットは、折り畳み及び/若しくは展開の目的で張力糸に接続され、又は張力糸に接続されるように提供又は作製された少なくとも1つのインプラントを更に含む。
器具のシャフトは、その少なくとも1つのシャフト部分において、複数の個々のシャフトファイバを備える。
さらに、個々のシャフトファイバの一部又はすべてが、張力糸を通すための少なくとも1つのシャフト穴をそれぞれ有する。
インプラントは、張力糸が案内され、又は通過する開口を備える。
特定の個々のシャフトファイバの1つの特定の(又は、多数の)シャフト穴を通過する(すなわち、シャフト穴に進入し、又はシャフト穴から出る)張力糸は、インプラントの共通の開口も一緒に通過する(すなわち、インプラントの共通の開口へと進入し、又はインプラントの共通の開口から出る)。
本発明によるセットの好都合な実施形態又は展開の各々が、従属請求項の主題である。
本発明による実施形態の各々は、以下の特徴のうちの1つ以上を任意の組み合わせにて備えることができる。
本発明によるセットのいくつかの実施形態において、インプラントの形態又は形状の変更は、インプラントの直径、特に外径を減少させ、又は増加させることを意味する。直径の変化に、インプラントの長さの何らかの種類の変化又は任意の他の変化が伴っても、伴わなくてもよい。
本発明による特定の実施形態において、インプラントの折り畳みは、インプラントの直径の減少を意味する。
本発明によるいくつかの実施形態において、折り畳みは、インプラントの直径を増加させるものと理解されるべきである。
本発明による特定の実施形態において、展開は、折り畳みの反対を意味する。
本発明によるいくつかの実施形態において、共通の開口は、2本以上の張力糸が共通に案内され、又は通過される単一の開口と理解されるべきである。しかしながら、本発明による他の実施形態において、共通の開口は、張力糸のペアがインプラントの外周を通って案内される特定の場所を意味する。その共通の開口は、2つ以上のサブ開口へと分割されてもよいが、それら2つ以上のサブ開口のすべては、インプラントのシャフト、壁、外覆、又は外周を貫く機能的に「共通」の通路に属する。したがって、2つ以上のサブ開口を、本発明の意味において、共通の開口が1つの開口によってではなくて多数の開口によって構成されても、張力糸のペアの間に形成される角度が実質的に変わらない限りにおいて、共通の開口と称することさえ可能である。
本発明による特定の実施形態において、「1つの(特定の)共通の開口」という用語は、1つの(特定の)柱若しくは支柱に配置され、特に(例えばインプラントの)1つの同じ地点に配置され、又はその近位部分若しくは遠位部分のいずれかに配置されたすべての開口を包含する。
本発明によるいくつかの実施形態において、共通の開口のうちの1つ又は各々は、(例えば体外の展開された状態又は折り畳まれた状態において)インプラントの長手軸に平行に延びるインプラントの1つ以上の柱又は支柱に設けられる。
本発明による特定の実施形態においては、共通の開口のすべてが、インプラントのそのような柱又は支柱にのみ設けられる。
本発明によるいくつかの実施形態において、柱又は支柱は、インプラントの遠位側のリング状要素をインプラントの近位側のリング状要素に接続するように配置される。柱又は支柱を、遠位側及び近位側のリング状要素の間の距離又は不変の距離を維持するように配置することができる。
本発明による特定の実施形態において、シャフトファイバの少なくとも1つの穴は、シャフトファイバの端面の穴である。
本発明によるいくつかの実施形態において、シャフトファイバの少なくとも1つの穴は、シャフト又はシャフトファイバの外周若しくは外覆の穴である。
本発明によるセットの特定の実施形態において、シャフトファイバのシャフト穴及びインプラントの開口は、1つ以上のシャフト穴を通過し、共通の開口も一緒に通過する張力糸の角度が、折り畳み及び/若しくは展開の際に変化せず、又は実質的には変化しないように一致させられる。
本発明によるいくつかの実施形態において、インプラント、シャフトファイバ、及び張力糸のペアは、シャフト穴の領域において、張力糸の1ペアに属するそれぞれの張力糸(又は、その一部分)が、インプラントの折り畳み及び/又は展開時に分岐することがないように配置される。
本発明による特定の実施形態において、特定の個々のシャフトファイバの1つ以上のシャフト穴を通過し、更にインプラントの共通の開口も一緒に通過する張力糸は、シャフト穴と開口との間を平行又はおおむね平行(少なくとも1つの投影又は1つの平面において)に案内される。好ましくは、これらの張力糸は、インプラントの折り畳み又は展開の際も、張力糸のペアが平行又は実質的に平行なままである(又は、間の角度が不変若しくは実質的に不変である)ように案内される。
本発明による特定の実施形態において、インプラントの直径は、流体が埋め込み後のインプラントを通って流れる場合に、インプラントの主たる流れの方向に垂直な平面内に存在する。
本発明によるセットのいくつかの実施形態において、少なくとも1本の張力糸は、それぞれ、糸又はフィラメント(filament)又はヤーン(yarn)である。外科用の縫合糸と同様に設計若しくは具現化され得、又はそのような外科用の縫合糸であってよい。それぞれ、ロープ又はコード又はより糸又は紐として設計又は具現化され得る。複数のチェーン部材を隣接するチェーン部材に係合させて備えられるチェーンとして、設計又は具現化され得る。
以下で、糸又は張力糸への言及がなされるとき、これらの用語は、当業者がこれらの用語の入れ替え可能性を認識する限りにおいて、複数の糸又は張力糸も含むことができる。
特定の実施形態において、器具のシャフトは、その少なくとも一部分において、剛直に具現化される。いくつかの実施形態において、器具のシャフトは、その少なくとも一部分において、1つ以上の方向に曲げることができるように具現化される(すなわち、長手方向又はシャフトの幅の方向、両方向、又は任意の他の方向に曲げられ得る)。いくつかの実施形態において、シャフトは、延長可能又は伸張可能に具現化される。他の実施形態において、シャフトは、堅固又は非柔軟に具現化される。
本発明によるセットの一実施形態においては、その埋め込まれた埋め込み状態において、インプラントが、それぞれ、その長手方向において、流体によって貫通され得、又は流体を透過し得る。ここで、用語「透過し得る」又は「貫通され得る」は、流体によってインプラントを貫通させ、又はインプラントを通って流せ得ることを指す。
本発明によるセットのいくつかの実施形態においては、展開又は折り畳みの瞬間に、インプラントは、器具の受け領域に緩く配置又は取り付けされる。したがって、本発明によるいくつかの実施形態においては、インプラントが、張力糸によってのみ受け領域に接続される。
本発明によるセットの特定の実施形態においては、張力糸が、束、複数の糸若しくは糸要素を備え、又は、束、複数の糸若しくは糸要素で構成される。
本発明によるいくつかの実施形態においては、器具のシャフトファイバが、その長手方向の少なくとも一部分又はその全長において、その内部において透過し得、又は(血管のように)開いている。それらの実施形態において、シャフトファイバは壁を備える。
特定の実施形態において、張力糸のうちの少なくとも1本(又は、すべて)は、それぞれのシャフトファイバの内部空間の範囲内に部分的に配置され、そこからシャフト穴を通ってシャフトファイバの外側へと延びる。
いくつかの実施形態において、張力糸のうちの少なくとも1本(又は、すべて)は、1つのシャフト穴を通ってシャフトファイバの内部空間から出る。他の実施形態において、張力糸のうちの少なくとも1本(又は、すべて)は、2つ以上のシャフト穴を通って内部空間から出る。
本発明による特定の実施形態において、少なくとも1つのシャフト穴は、シャフトファイバの前面に又は前面上に設けられる。本発明による他の実施形態においては、シャフトの外周面又は側面の領域に又はシャフトの外周面又は側面の領域上に配置される。好ましくは、シャフト穴は、シャフトファイバの先端領域に又は先端領域内に、又はシャフトファイバの近位領域に又はシャフトファイバの近位領域内に配置される。
本発明による特定の実施形態においては、シャフトファイバが、外周に沿って又は外周の周りに、或いはシャフト又はシャフトファイバの外周面又は側面の領域に沿って又は側面の領域の周りに、一様又は非一様に分布又は配置された複数のシャフト穴を備える。これに加え、又はこれに代えて、シャフト穴を、シャフト又はシャフトファイバの長手方向に沿って、又は長手方向の周りに分散させることができる。例えば、本発明によるいくつかの実施形態において、シャフトファイバは、それぞれの穴と対応するシャフトファイバの先端又は一端との間の異なる距離のもとで配置された2つ以上のシャフト穴を有することができる。
本発明による特定の実施形態においては、シャフトファイバのうちの少なくとも1本又はすべてが、医療用インプラントの折り畳み又は展開の際に器具に対して器具の長手方向に移動することがないように配置される。
本発明によるいくつかの実施形態において、インプラントの折り畳み及び/又は展開のための張力糸は、シャフト穴を通って進入し、且つ/又は外に出る。
本発明による特定の実施形態においては、器具の使用の際に、複数の個々のシャフトファイバのシャフトファイバが、シャフト部分の少なくとも1つの第1の部分において、常に束ねられた形態で存在する。対照的に、第2の部分において、シャフトファイバは、器具の使用の際にお互いから離れるように移動又は横滑りするように設けられる。
本発明によるいくつかの実施形態において、第2の部分は、第1の部分と比べて器具の先端により近い。
本発明による特定の実施形態において、第1の部分は、第2の部分に直接的に同化又は移行する。
本発明によるいくつかの実施形態において、個々のシャフトファイバは、例えば第1の部分のシャフトファイバの間にもたらされて器具の使用の際に特定の機能を果たすために使用することができる、例えば中央管腔などの管腔が存在しないように、第1の部分において互いに接触して配置される。換言すると、シャフトファイバは、密に配置され、又は接近して配置される。
本発明によるいくつかの実施形態において、用語「個々のシャフトファイバ」は、個別に使用されるとき、複数の完全に存在する個々のシャフトファイバの存在するすべてのシャフトファイバを含み、他の実施形態においては、その一部だけを含む。
本発明による特定の実施形態においては、個々のシャフトファイバの数が、2本のシャフトファイバへと設定され、他の実施形態においては、この数が3、4、5、6、7、などに設定される。この数は、大きな数であってよく、10又は20を超えてもよく、少なくとも30又は40までのあらゆる自然数を含む。
個々のシャフトファイバの大きな数は、インプラントの外周囲の多数の輪へと個々のシャフトファイバから出る折り畳み/展開のための張力糸による作用を受けるインプラント(例えば、インプラントの外周)の折り畳み及び展開を好都合に可能にする。本発明の発明者は、特定の実施形態において、これがインプラントの一様な折り畳み又は展開に有利に作用することに気が付いた。さらに、多数のシャフトファイバは、外周の座屈又は膨出又は陥没を好都合に避けることができる。
大きな数は、例えば3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、など、3〜40の間の任意の数値であってよい。より大きい値も、やはり本発明によって包含される。
本発明によるいくつかの実施形態においては、個々のシャフトファイバも、それらの一部分も、器具の外覆の壁、外側境界又は限界、などの内部又は材料内に配置されない。
本発明による特定の実施形態においては、個々のシャフトファイバが、器具の残りの部分に対して器具の長手方向にずらされ、又は動かされることができないように設けられる。
本発明によるいくつかの実施形態においては、複数の個々のシャフトファイバのシャフトファイバの各々が、1つ以上のシャフト穴を備える。1本以上の張力糸が、シャフト穴を通ってそれぞれのシャフトファイバへと進入でき、且つ/又はそれぞれのシャフトファイバから出ることができる。
本発明による特定の実施形態においては、そのようなシャフト穴が、単に張力糸がそれぞれの個々のシャフトファイバへと進入すること、且つ/又はそれぞれの個々のシャフトファイバから抜かれ、又は出ることを可能にするために設けられる。
本発明によるいくつかの実施形態において、個々のシャフトファイバは、(シャフトファイバの長手方向へと延びている)1つ以上の貫通穴又は1つ以上の中空内部を備えるように設計又は具現化される。これらの貫通穴又は中空内部は、例えば器具の引っ張り装置からシャフト穴又はシャフトファイバの先端部の出口穴までのシャフトファイバを通る1本以上の張力糸の案内を可能にすることができる。
本発明によるいくつかの実施形態において、張力糸は、それぞれのシャフトファイバに対してずらされ又は移動され得るように、シャフトファイバの内部に配置される。
本発明によるいくつかの実施形態において、個々のシャフトファイバ及び/又は張力糸は、インプラントとのフック係合を確立させるためのいかなる装置も備えない。
本発明によるいくつかの実施形態において、張力糸の一部又はすべては、単にインプラント或いはその一部又は一部分又は一部位にからみ、又は巻き付くことによって、インプラントに接続される。
本発明による特定の実施形態においては、器具の使用の状態において、複数の個々のシャフトファイバのシャフトファイバは、それぞれ互いに独立、且つ/又は折り畳み若しくは展開のための器具に対するインプラントの位置とは独立に、(器具の先端の方の方向において)シャフトの少なくとも第2の部分から内側又は外側へと移動できるように配置される。換言すると、第2の部分において、お互いから遠ざかるように移動すること、及び/又はお互いに向かって移動することが可能である。
本発明によるいくつかの実施形態において、シャフトは、その少なくとも一部分に、複数の個々のシャフトファイバの個々のシャフトファイバを束ねるための装置を備える。
本発明による特定の実施形態においては、束ねるための装置が2つ以上(この種の装置が2つ、3つ、4つ、など)設けられる。これに加え、又はこれに代えて、いくつかの実施形態においては、束ねるための装置が、例えばカラー(collar)の形状を有するただ1つの手段ではなく、2つ以上の手段(例えば、2つ、3つ、4つ、などの手段)を備える。
束ねるための装置又は束ねるための手段を2つ以上備える特定の実施形態においては、個々の装置又は手段が、互いに間隔を開けつつシャフトファイバ上に設けられる。選択又は設定される特定の間隔又は距離は、シャフトファイバの剛性、曲げ性、及び他の機械的特徴を設定し、又は予め定めることに、好都合に貢献することができる。これは、束ねるための装置又は手段の間に配置されるシャフトファイバ部分に当てはめることができる。さらに、束ねられず、お互いに関して自由に移動することができるシャフトファイバ部分にも、当てはめることができる。
束ねるための装置又は束ねるための手段を2つ以上備えるいくつかの実施形態においては、ある(すなわち、1つ以上の)コア要素又はある(すなわち、1つ以上の)相互接続要素が、シャフトファイバの束に又は束の中に設けられる。コア要素又は相互接続要素も、シャフトファイバの剛性、曲げ性、及び他の機械的特徴を設定し、又は予め定めることにも、好都合に貢献することができる。コア要素又は相互接続要素は、束ねるための装置又は手段のうちの1つ、2つ、又はすべてに取り付けられてもよい。しかしながら、これは取り付けられなくてもよい。コア要素又は相互接続要素は、例えば近接、隣接、又は相互作用する束ねるための装置又は束ねるための手段の間の距離が必要に併せて変更又は調整されるときに延長可能であって、長さが変わるように設けられてよい。
束ねるための装置又は束ねるための手段を2つ以上設けること、及びコア要素などを設けることの両方は、本発明の特定の実施形態において、特定又は所定の距離にわたって使用時にシャフトファイバを平行に保つことを可能にし得る。やはり、これも、コア要素又は束ねるための装置又は手段の近傍、及びシャフトファイバが必要な場合に自由に動き、曲がり、又は移動するように意図されるシャフトの第2の部分の両方において、シャフトファイバの剛性、曲げ性、及び他の機械的特徴を設定すること、又は予め定めることに、好都合に貢献することができる。
本発明による特定の実施形態において、束ねるための装置は、束ねられるべき個々のシャフトファイバを囲み、シャフトファイバのお互いから離れようとする横滑り又は移動を抑制するリングとして設計又は具現化される。本発明によるいくつかの実施形態において、束ねるための装置は、器具のクランプ、突出部、又は狭窄部などとして設計又は具現化される。
本発明による特定の実施形態において、個々のシャフトファイバを束ねるための装置は、器具の長手方向の延在に沿ってずらすことができるように配置される。これに加え、又はこれに代えて、束ねるための装置は、任意の他の様式で変更可能又は操作可能又は処理可能であってよい。例えば、束ねるための装置は、シャフトファイバとシャフトファイバを制限又は包囲する束ねるための装置との間のすき間又は遊びを設定又は変更することによって操作され得る。これに加え、又はこれに代えて、束ねるための装置は、器具の長手方向の延在に沿った器具の異なる部分において使用されるように設けられ得る。上述の操作は、第2の部分における又は第2の部分内における個々のシャフトファイバの剛性又は硬直を必要に合わせて、それぞれ、好都合に変更又は調整することができる。
他の実施形態においては、上述のような束ねるための装置が、設けられない。いくつかの実施形態においては、(上述及び後述のように)第1の部分を第2の部分から区別することが不可能、又は不要である。
本発明によるいくつかの実施形態において、個々のシャフトファイバは、この個々のシャフトファイバを通って延びる張力糸によってインプラントへと張力が加えられるときに、インプラントの縁部分に向かって移動し、又は曲がり、又は傾くように設計又は具現化且つ提供又は作製される。
「〜に向かって移動すること」は、いくつかの実施形態において、(主に個々のシャフトファイバの第2の部分又は先端領域において)個々のシャフトファイバの少なくとも一部分が、本発明による器具の断面の中央寄りに配置された位置から、例えば縁領域へと逸れ、又は縁部分に向かって逸れるなど、最初の位置と比べてより径方向に配置された位置へと逸れることと、理解されるべきである。
本発明による特定の実施形態において、シャフトファイバの束は、円の様相に配置され得る(又は、配置される)。
本発明によるいくつかの実施形態において、シャフトファイバ(例えば、合計で9本のシャフトファイバ)は、医療用インプラントの展開された状態及び/又は折り畳まれた状態の両方において円の様相に配置される。
本発明による特定の実施形態において、縁部分は、例えば外壁又は外覆など、インプラント又はその主要部分の外周の部分である。
本発明によるいくつかの実施形態において、縁部分は、インプラントの折り畳み可能な材料の一部を含む。縁部分は、インプラントの外側限界又は壁(例えば、メッシュ、格子、支柱、又は棒構造)の湾曲形状部分であってよい。
本発明による特定の実施形態において、個々のシャフトファイバから出る張力糸は、インプラントへと力を加えるためにインプラントの縁部分に接続される。
本発明によるいくつかの実施形態においては、特定のシャフトファイバ又はシャフトファイバの1本以上の張力糸によって折り畳まれ、又は展開される縁部分が、それぞれ、インプラントの折り畳み可能且つ/又は展開可能な外縁の全体である。それらの実施形態において、縁部分は、外縁の全体を含まない一方で、他の実施形態においては、外縁の全体を確かに含む。
本発明による特定の実施形態においては、個々のシャフトファイバから出る張力糸が、インプラントの縁部分に接続され、縁部分へと力を加える。本発明による特定の実施形態においては、少なくとも2本又はそれよりも多くの個々のシャフトファイバから出る張力糸が、前記リム部分又はその一部分に接続される。
本発明によるいくつかの実施形態においては、個々のシャフトファイバから出る張力糸が、重なり合う様相で縁部分に接続され、インプラントの縁部分へと力を加える。それらの実施形態においては、特定の縁部分又はその一部分を、異なる個々のシャフトファイバから出る2本又は3本以上の張力糸によって折り畳み、又は展開することが意図される。この様式で、いくつかの張力糸の重なり合いが、特定の縁部分の領域において達成される。これは、インプラントのより一様な折り畳みに好都合に貢献することができる。
本発明による特定の実施形態においては、個々のシャフトファイバから出る張力糸が、インプラントの大きさ、広さ、長さにおいて異なり、又は何らかの他の様式で異なる縁部分に接続され、これらの縁部分に力を加える。したがって、第1の縁部分が、第1の円弧又は湾曲長さxを有することができ、第2の縁部分が、第2の円弧又は湾曲長さ2x又はx_2を有することができ、x_2はxと異なる。これは、インプラントが折り畳み時にその外縁の全体にわたって機械的に一様な様式では挙動しない場合でも、インプラントのより一様な折り畳みを好都合に可能にでき、又はインプラントのより一様な折り畳みに好都合に貢献することができる。
本発明によるいくつかの実施形態においては、張力糸の一部又はすべて、すなわち少なくとも1本の張力糸が、インプラントの全周を包囲しない。本発明による特定の実施形態においては、張力糸のうちの1本以上が、インプラントの外周又は縁に設けられた開口、例えばそれぞれの張力糸の管腔からの出口としての開口に隣接する開口を通って、インプラントの管腔に再び進入する。本発明によるいくつかの実施形態においては、張力糸の一部又はすべてが、特定の張力糸の管腔からインプラントの外部への出口としての開口とは異なる縁に設けられた開口によって管腔に再び進入するように設けられる。特に、張力糸は、外周又は縁における隣の開口、1つおいて隣の開口、2つおいて隣の開口、3つおいて隣の開口、などによって、管腔に再び進入することができる。
本発明による任意の実施形態においては、開口の数が常にファイバの数と同一であってよいことに、注意すべきである。しかしながら、開口の数は、ファイバの数と違ってもよい。
本発明によるいくつかの実施形態において、器具は、ステント又は心臓弁装置として設計されたインプラントの折り畳み及び/又は展開のために設計又は意図される。
本発明のいくつかの実施形態においては、インプラントが、ステント又は心臓弁装置である。
本発明の特定の実施形態においては、一方では個々のシャフトファイバ、他方ではインプラントが、それらの機械的特性に関して互いに調整、選択、又は適合させられる。本発明による特定の実施形態において、これは、インプラントの折り畳みのプロセスにおいて、シャフトファイバをその一部分、特に張力糸のためのシャフト穴の領域において、それらの長手方向の整列から移動させ、又はインプラントの径方向の広がりの方向に移動させるために必要な第1の力又は張力が、第2の力又は張力よりも小さくなるように達成され得る。第2の力又は張力は、シャフト穴から出るインプラントに接続された張力糸によるインプラントの折り畳み又は折り畳みの開始又は認識できる開始の達成に必要な力又は張力である。より簡単に述べると、それらの実施形態のいくつかにおいては、張力の印加時に、個々のシャフトファイバが、最初に、それぞれの縁部分の折り畳みの開始に先立って、シャフトファイバから出る張力糸による張力の印加時にインプラントの縁部分に向かって例えば径方向に移動する。インプラントの特性に対する個々のシャフトファイバの特性(曲げ性、柔軟性、弾性、又は剛性など)のこの調整又は調節は、引っ張り装置による張力の印加時に、個々のシャフトファイバが、最初に、張力糸によって印加される力又は印加されるべき力が所望の角度でインプラント又は縁部分へと加えられる位置へと自動的に移動することを、保証することができる。
本発明によるいくつかの実施形態においては、インプラントが、張力糸が(互いに無関係又は重なり合いの様相で)インプラントの多数の周辺部分と互いにつながるように、張力糸によって器具に接続され、又は器具に相互接続されるように意図される。多数とは、例えば3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、など、3〜40の間の任意の数値であってよい。より大きい値も、やはり本発明によって包含される。
本発明による特定の典型的な実施形態においては、器具及びインプラントの少なくとも一方が、MRI(磁気共鳴映像法(magnetic resonance imaging)の略)に適合した(1つ以上の)材料をもっぱら含み、すなわちそのような材料だけを含む。本発明による特定の典型的な実施形態においては、器具及びインプラントの少なくとも一方が、非磁性、強磁性、又は両方の(1つ以上の)材料をもっぱら含む。本発明によるいくつかの典型的な実施形態においては、器具及びインプラントの少なくとも一方が、金属又は金属合金を含まない。
本発明によるいくつかの実施形態においては、インプラントが、張力糸が医療用インプラントの一端においてのみでなく、互いに長手方向にずらされた医療用インプラントの少なくとも2つ以上の部分において医療用プラントに作用及び/又は接触できるように、張力糸によって装置に接続され、又は装置に相互接続されるように意図される。
以下の利点及び上述の利点の一部又はすべてを、本発明によるいくつかの実施形態、特定の実施形態、又はすべての実施形態において達成することができる。
本発明によるいくつかの実施形態において、本発明に従って達成することができる1つの利点は、張力糸によるインプラントへの(主として、インプラントの外縁への)力の印加に起因するインプラントの座屈又は膨出又は陥没を好都合に減らし、又は完全に回避することである。
別の利点は、インプラントがインプラントの外縁に沿ったインプラントの機械的特性に関して不均一に設計されている場合であっても、インプラントが一様に折り畳まれる点にある。
さらに別の利点によれば、個々のシャフトファイバが動くことができ、移動でき、又は曲がることができるがゆえに、張力糸を、張力糸が出口又はシャフト穴における特定の摩擦又はせん断応力に悩まされることがない角度で、又は角度に応じて、シャフトファイバの出口穴から出すことができる。これに関連して、更なる利点は、やはり個々のシャフトファイバが動くことができ、移動でき、又は曲がることができるがゆえに、折り畳みのための力が、きわめて好都合な角度のもとでインプラントに作用していることであり得る。
さらに別の利点によれば、特定の個々のシャフトファイバの1本以上のシャフト穴を通過し、更にインプラントの共通の開口も一緒に通過する張力糸が、シャフト穴と開口との間をおおむね平行に案内される。さらに、インプラントの折り畳み又は展開の際も、張力糸のペアが平行なままである(又は、間の角度が不変若しくは実質的に不変である)。この様式で、特により弱いステント又はインプラント(弱いとは、インプラントの折り畳み又はかしめ(crimping)に必要な力に関する)は、たとえ少数の開口しか設けられない場合でも、座屈を生じることなく折り畳まれ、又はかしめられ得る。さもないと、折り畳み又はかしめの際に、インプラントが実際に座屈しかねない。本発明によれば、外周又は縁部分の単一の部分が、それぞれの開口の間の縁部分へと加えられる力によって圧縮される。したがって、加えられる力が、周方向にも好都合に作用する。
以下で、本発明は、添付の図面に関連して例示として説明される。図面において、同じ参照番号は、同じ又は同一な構成要素を指す。
インプラントの展開前の本発明によるセットの器具の一部分の縦断面を示しており、器具の一部分が図式的に簡略化された様式で示されている。 図1aの線I−Iに沿った断面を示している。 張力糸の張力が解放されたインプラントの展開後の図1aの本発明によるセットの器具の一部分の縦断面を示しており、器具の一部分が図式的に簡略化された様式で示されている。 図2aの線II−IIに沿った断面を示している。 張力糸が引っ張られたインプラントの展開後の図1aの本発明によるセットの器具の一部分の縦断面を示しており、器具の一部分が図式的に簡略化された様式で示されている。 図3aの線III−IIIに沿った断面を示している。 張力糸の張力が解放されたインプラントの展開後の図2bと同様の図1aの本発明によるセットの器具の一部分の縦断面を示しており、器具の一部分が図式的に簡略化された様式で示されている。 図4aにおいて見られる様子の一部を示している。 本発明によるセットの特定の実施形態において使用されるインプラントを示している。 本発明によるセットの特定の実施形態において使用されるインプラントを示している。
図1は、図式的に簡略化された様式でその断面においてのみ示された本発明によるセットの器具100の一部分の縦断面を示している。器具100は、第1の部分3と第2の部分5とを備えるシャフト1を備えている。複数の個別のシャフトファイバ13が、第1の部分3及び第2の部分5の両方に沿って延び、又は第1の部分3及び第2の部分5の両方の周囲に延びている。第1及び第2の部分3、5を、シャフト部分と称することができる。
個別のシャフトファイバ13は、シャフト穴9を備えている。あくまでも例として、図1aは、2本の張力糸11及び11’を示しており、各々の張力糸は、シャフト穴9から出、図1aに折り畳まれた状態で示されているインプラント300の縁部分に巻き付き、又は周囲を巡り、やはりあくまでも例として理解されるとおり、同じシャフト穴9又は同じシャフトファイバ13の別のシャフト穴9へと再び進入している。
1本以上の張力糸11及び11’が、シャフト1の内部からシャフト穴9を通ってシャフト1の外部へと出ることができ、且つ/又は反対の方向に進入することができる。図1aにおいて、すべての糸11及び11’は、シャフト穴9を通り、ループ形状で出入りする。
張力糸11及び11’は、糸11及び11’の断面に加えられる張力が変更されたときにインプラントの直径が変化するように、図1aには示されていないインプラントを囲むように設けられ、又は囲むように意図される。
図1aに示されているインプラント300の状態において、張力糸11及び11’は、インプラント300の望まれない開放、展開、又は拡張を阻止する張力のもとでインプラント300に配置されている(インプラント300の開放、展開、又は拡張は、例えばインプラントの形状記憶特性からもたらされる)。
図1aは、張力糸11及び11’を2つだけ示している。これは、分かり易さを目的とするものである。しかしながら、当業者であれば、各々のシャフトファイバ13が1本以上のそのような張力糸を備え得ることを、理解できるであろう。張力糸は、シャフトファイバ13の異なる高さにおいてシャフトファイバ13から出ることができ、これは1本の同じシャフトファイバ13及び例えば隣接するシャフトファイバ13の両方に当てはまる。
図1aから理解され得るように、個々のシャフトファイバ13を束ねるための装置19の右側(すなわち、それぞれ、器具100の先端から遠い方、又は第2の部分5の範囲内)に配置された個々のシャフトファイバ13は、束へと組み合わせられ、又は束へと集められている。第2の部分5(すなわち、それぞれ、装置19の左側、又は器具100の先端の方)において、シャフトファイバ13は、お互いに対して自由に移動できるように配置されているが、図1aに示されているインプラント300の状態において、部分5におけるのと同様に、互いに接してもいる。
他方で、束ねるための装置19は、図1aにおける束ねられたシャフトファイバ13が、装置19の左側において径方向に自由に移動することを許容する。したがって、シャフトファイバ13が、展開されたインプラント300の動き又は移動又は形状に従うことができる。装置19は、その移動を妨げることがないように構成される。
他方で、束ねるための装置19は、装置19の左側におけるシャフトファイバ13の硬直又は剛性を設定することを可能にする。図1aに矢印Aによって示されているように装置19をシャフト1に沿って左方へとずらすことで、装置19より前の個々のシャフトファイバ13の硬直又は剛性が、高められ得る。装置19を矢印Bによって示される方向(すなわち、図1aにおける右側)にずらすことで、装置19の左側におけるシャフトファイバ13の硬直又は剛性が、下げられ得る。この様式で、器具100を、異なるインプラントの異なる特徴又は挙動に好都合に合わせることができる。
見てのとおり、インプラントは、きわめて図式的且つ簡略化された様式で示されている。本発明は、埋め込み時に張力糸によって折り畳むことが可能且つ/又は展開することが可能であるように設計又は具現化された任意のインプラントにおいて実行され得る。
図1bは、図1aの線I−Iに沿った断面を示している。
図2aは、張力糸11及び11’が張力から完全又は実質的に解放又は自由にされて、インプラント300が完全に展開された後の図式的に簡略化された様式でその断面においてのみ示された図1aの器具100の一部分の縦断面を示している。
個々のシャフトファイバ13は、装置19の両側(すなわち、装置19の左側及び右側、すなわち第1の部分3及び第2の部分5の両方)において束ねられた形態で存在している。いずれにせよ、個々のシャフトファイバ13は、個々のシャフトファイバ13が互いに近接し、又は互いに接触をもしている束にて設けられている。シャフトファイバ13は、シャフトファイバ13が外的な張力又は力のないときにとるシャフトファイバ13の形態によって、第2の部分5において広がった形態又は伸びた形態として存在している。これは、インプラント300の開放又は展開の際(又は、後)に張力糸11及び11’が長くなる、又は伸びるがゆえに可能である。後者は、図には示されていない引っ張り装置を相応に動作させることによって達成可能である。
図2bは、図2aの線II−IIに沿った断面を示している。理解され得るとおり、4本の個別のシャフトファイバ13’、13’’、13’’’、及び13’’’’が、図1bに示したような束として存在しているが、それらは緩く束ねられているだけであり、外的な力によって互いに押し合わせられているわけではない。
一例として示されている張力糸11’、11’’、11’’’、及び11’’’’の各々が、インプラント300の縁305に設けられた開口a’、a’’、a’’’、及びa’’’’を通ってインプラントの管腔303を出た後で、インプラントの全周を囲んでいる。外周のすべての部分に、張力糸11’、11’’、11’’’、及び11’’’’がもたらされている。
図2bに示した実施形態とは別の実施形態においては、張力糸11’、11’’、11’’’、及び11’’’’の一部又はすべてが、インプラントの全周を囲んではいない。むしろ、張力糸のうちの1本以上が、インプラント300の外周又は縁305に設けられた開口(本明細書において、貫通穴とも称される)であって、例えばそれぞれの張力糸の管腔303からの出口としての開口に隣接する開口a’、a’’、a’’’、及びa’’’’を通って、インプラント300の管腔303に再び進入することができる。実際、張力糸11’、11’’、11’’’、及び11’’’’の一部又はすべては、特定の張力糸の出口としての開口とは異なる縁305に設けられた開口a’、a’’、a’’’、及びa’’’’によって、管腔303に再び進入するように設けられる。特に、張力糸は、隣の開口、1つおいて隣の開口、2つおいて隣の開口、3つおいて隣の開口、などによって管腔303に再び進入することができる。例えば、開口a’から出る張力糸11’は、開口a’’、a’’’、又はa’’’’を通って再び進入することができる。一般に、開口又は貫通穴a’から出る張力糸は、開口a’+nを通って再び進入することができ、nは、1(開口a’に直接隣接する2つの開口のうちの一方を示す)からm(mは、外周に沿って設けられたすべての開口の総数から1を引いたもの)までの範囲のすべての自然数を含む。
図3aは、引っ張られた張力糸を用いたインプラント300の展開後の図式的に簡略化された様式でその断面においてのみ示された図1aの器具100の一部分の縦断面を示している。例えば、4本のシャフトファイバ13’、13’’、13’’’、及び13’’’’が、インプラント300内に存在している。追加された切断されたシャフトファイバ139が示されている図3bから理解され得るとおり、4本というシャフトファイバの数は、あくまでも分かり易さを高めるために選択されているにすぎず、4本よりも多くのシャフトファイバが存在してもよい。しかしながら、当業者であれば、上記の詳述を考慮したとき、後者を理解できるであろう。
図3bは、図3aの線III−IIIに沿った断面を示している。
それぞれの張力糸11’、11’’、11’’’、及び11’’’’によって加えられる張力によって、シャフトファイバ13’、13’’、13’’’、及び13’’’’が、インプラント300の中心からインプラント300の縁領域に向かって移動し、又は少なくとも径方向に移動していることを、容易に理解され得る。この動き又は移動の1つの効果が、後述にて図4及び5に関して詳しく説明される。
図3aにおいては、あくまでも例として、参照番号21として描かれている第2の束ねるための装置が、図示されている。図3aから理解され得るとおり、シャフトファイバのうちの2つの装置19及び21の間に位置する部分は、装置19及び21によって平行に保たれている。束ねるための装置21の右側において、シャフトファイバは、再び撓み、又は曲がることができる。
図4aは、図式的に簡略化された様式で本発明によるセットの器具の一部分の縦断面を示している。やはり、張力のない状態のインプラントの展開後の張力糸が示されている。
図2bに示したセットと対照的に、わずか3本のシャフトファイバ13’、13’’、及び13’’’、並びにわずか3つの開口a’、a’’、及びa’’’が、図示されている。図2bのセットと図4bのセットとの間のもう1つの相違点は、例えばシャフトファイバ13’などの特定のシャフトファイバから出る張力糸が、再び同じシャフトファイバ13’に進入してはいない点にある。むしろ、図4bの例では、各々のファイバが、インプラント300の外周305の3分の2を覆っている。すなわち、図4bの例では、特定のシャフトファイバとインプラントの外周の共通の開口との間を互いに平行に延びている2本の張力糸の各ペアが、共通の張力糸に属するものではない。特定のシャフトファイバと共通の開口との間を互いに平行に延びている2本の張力糸のペアは、図4aに示されている内容に関して、1本の特定の張力糸の前端及び後端を構成していない。
図4aにおいて、シャフトファイバ13’、13’’、及び13’’’について可能な位置が、点線の円として示されている。これらの円は、インプラント300の中央の領域の点線ではない位置と比べて、外周305により近く位置している。
張力糸の非張力解放状態(この状態は、図4aには示されていない)に関する点線の位置から推論できるとおり、非張力解放状態においても、特定のシャフトファイバとインプラントの外周の共通の開口との間を互いに平行に延びている張力糸のペアは、インプラントを折り畳む際にも互いに平行なままである。
図4aに示されている矢印は、参照をより容易にするために提供されるにすぎない。
図4bは、図4aにおいて見られる様子の一部を示している。特に、1本の張力糸によって接続された2本のシャフトファイバ13’及び13’’だけが示されている。やはり必ずしも図4bから推論可能ではないが、シャフトファイバ13’及び13’’の位置は、図4bに示される張力糸が張力解放状態にはないことを示している。むしろ、シャフトファイバを点線でのみ示されているインプラント300の中央部から図4bに示されているように外周305に向かって移動させるために、張力糸に作用し、更に張力糸を介してシャフトファイバに作用するある程度の張力が必要である。
図5aが、折り畳まれていない状態にある本発明によるセットの特定の実施形態において使用されるときの典型的なインプラント300を示しており、図5bは、より折り畳まれた状態にある。
図5a及び5bから理解され得るとおり、インプラント300は、上述のように、近位リング307として具現化された第1の構造要素と、遠位リング309として具現化された第2の構造要素とを有している。
近位リング307及び遠位リング309は、図5a及び5bのインプラント300においては例えば柱又は支柱312として具現化された3つ(より多くても、より少なくてもよい)の相互接続要素によって互いに相互接続されている。
図5a及び5bから更に理解され得るとおり、柱312の各々は、本発明の発明者のWO2008/029296A2(2007年2月15日に出願された「Minimally invasive heart valve replacement」)に更に詳しく説明されているように、インプラント300の展開及び再度の折り畳みを制御するために個々のシャフトファイバ(図5a及び5bには示されていない)の先端が配置されるインプラント300の中央の内部空間からインプラント300の外側へと紐又は糸11が案内される(少なくとも)2つの円形の開口a(楕円形、長円形、矩形、などといった任意の他の形状を有し得る)を備える。インプラント及びカテーテルについての更なる全般的詳細については、上記文献が参照され、上記文献のそれぞれの開示が、参照によって本明細書に組み込まれる。
柱312は、典型的にはインプラント300の長手方向に延びる2つの平行な列に配置されるいくつかの開口314を備える。WO2008/029296A2に詳しく説明されているように、開口314は、例えば作動弁を生み出すためにインプラント300の内部の適所に小葉のような側縁を固定するコード又はタイを柱312に通すために使用され得る。本発明によれば、1列の(任意の形状及びサイズの)開口314も考慮されることに、注意すべきである。2列の代わりに1列にすることで、より幅の狭い柱を設計することが好都合に可能になる。より幅の狭い柱312は、インプラントがより開放的になり、より柔軟にもなり得る設計を可能にし、インプラントなどの機能的に有効な部分のためにより大きな空間を残すことを可能にする。
図5a及び5bは、本発明によるインプラントの1つの特定の実施形態が側面から見てどのように見えるのかを示している。しかしながら、選択された視点によって、図5a及び5bが本発明の詳細を示してはいないことに、注意すべきである。それらは、例えば図2b〜4bから理解され得る。
[付記]
[付記1]
少なくとも1本の張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)によって少なくとも1つの医療用インプラント(300)を折り畳み、又は展開するための器具(100)と、
折り畳み及び/若しくは展開の目的で張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)に接続され、又は張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)に接続されるように提供又は作製された少なくとも1つのインプラント(300)と
を含むセットであって、
前記器具(100)は、
シャフト(1)と、
前記張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)によって前記折り畳み可能且つ/又は展開可能なインプラント(300)の形態又は形状を変化させるための引っ張り装置と
を備え、
前記シャフト(1)は、該シャフトの少なくとも1つのシャフト部分に、複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を備え、
前記個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)の各々は、前記張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)を通すための少なくとも1つのシャフト穴を備え、
前記インプラント(300)は、張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が通されて案内される開口(a’、a’’、a’’’、及びa’’’’)を備え、
特定の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)の1つ以上のシャフト穴を通過する張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が、前記インプラント(300)の共通の開口(a’、a’’、a’’’、及びa’’’’)も一緒に通過するセット。
[付記2]
前記器具(100)の使用の際に、前記複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)は、前記シャフト部分の少なくとも1つの第1の部分(3)において常に束ねられた形態で存在する一方で、第2の部分(5)においては、前記シャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)が、前記器具(100)の使用の際にお互いから遠ざかるように移動するように設けられ、又は意図されている付記1に記載のセット。
[付記3]
前記複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)の各々は、1本以上の張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)をそれぞれのシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)から出すことができ、且つ/又はそれぞれのシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)へと進入させることができる1つ以上のシャフト穴(9)を備える付記1又は2に記載のセット。
[付記4]
前記器具(100)の使用の状態において、前記複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)は、互いに独立、且つ/又は折り畳み若しくは展開のための前記器具(100)に対する前記インプラント(300)の位置とは独立して、前記シャフト(1)の少なくとも前記第2の部分(5)から内側又は外側へと移動できるように配置されている付記1〜3のいずれか1つに記載のセット。
[付記5]
前記シャフト(1)は、該シャフトの少なくとも1つの部分に、前記複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を束ねるための少なくとも1つの装置(19、21)を備えている付記1〜4のいずれか1つに記載のセット。
[付記6]
前記個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を束ねるための少なくとも1つの装置(19、21)は、前記器具(100)の長手方向の延在に沿ってずらすこと若しくは移動させることができるように配置され、又は前記器具(100)の長手方向の延在に沿った該器具の異なる部分において又は異なる部分上で使用されるように、他の様式で変更可能又は操作可能又は処理可能、且つ/或いは設けられ、又は意図されている付記5に記載のセット。
[付記7]
個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)は、これらのシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を通って延びる前記張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)によって前記インプラント(300)へと張力が加えられるときに、前記インプラント(300)の縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)に向かって移動するように設計又は具現化され、且つ意図又は用意されている付記1〜6のいずれか1つに記載のセット。
[付記8]
個々のシャフトファイバ(13)から出る張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が、前記インプラント(300)の縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)へと力を加えるために該縁部分に接続されており、特に該縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)は、前記インプラント(300)の折り畳み可能且つ/又は展開可能な全外周だけを含んでいる付記1〜7のいずれか1つに記載のセット。
[付記9]
個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)から出る張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が、前記インプラント(300)の縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)へと力を加えるために該縁部分に接続されており、特に少なくとも2つの個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)から出る張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が、前記縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)又はその一部分に接続されている付記1〜8のいずれか1つに記載のセット。
[付記10]
カテーテル、特に心臓カテーテルとして設計若しくは具現化され、又はそのようなカテーテルを備えている付記1〜9のいずれか1つに記載のセット。
[付記11]
前記インプラント(300)は、ステント又は心臓弁装置である付記1〜10のいずれか1つに記載のセット。
[付記12]
個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)及び前記インプラント(300)は、前記インプラントの折り畳みのプロセスにおいて、前記シャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を該シャフトファイバの一部分、特に張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)のためのシャフト穴(9)を備えている部分において、長手方向の整列から移動させ、又は前記インプラント(300)の径方向の広がりの方向に移動させるために必要な第1の力が、前記インプラント(300)に接続され、前記シャフト穴(9)から出る張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)によって前記インプラント(300)の折り畳みを達成するために必要な第2の力よりも小さいように構成されている付記1〜11のいずれか1つに記載のセット。

Claims (12)

  1. 少なくとも本の張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)によって少なくとも1つの医療用インプラント(300)を折り畳み、又は展開するための器具(100)と、
    折り畳み及び/若しくは展開の目的で張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)に接続され、又は張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)に接続されるように提供又は作製された少なくとも1つのインプラント(300)と
    を含むセットであって、
    前記器具(100)は、
    シャフト(1)と、
    前記張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)によって前記折り畳み可能且つ/又は展開可能なインプラント(300)の形態又は形状を変化させるための引っ張り装置と
    を備え、
    前記シャフト(1)は、該シャフトの少なくとも1つのシャフト部分に、複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を備え、
    前記個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)の各々は、前記張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)を通すための少なくとも1つのシャフト穴(9)を備え、
    前記インプラント(300)は、張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が通されて案内される開口(a’、a’’、a’’’、及びa’’’’)を備え、
    共通の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)の1つ以上のシャフト穴(9)を通過する張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が、前記インプラント(300)の共通の開口(a’、a’’、a’’’、及びa’’’’)も一緒に通過し、少なくとも1つの投影又は1つの平面において前記シャフト穴(9)と共通の開口(a’、a’’、a’’’、及びa’’’’)との間を平行又はおおむね平行に案内されるセット。
  2. 前記器具(100)の使用の際に、前記複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)は、前記シャフト部分の少なくとも1つの第1の部分(3)において常に束ねられた形態で存在する一方で、第2の部分(5)においては、前記シャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)が、前記器具(100)の使用の際にお互いから遠ざかるように移動するように設けられ、又は意図されている請求項1に記載のセット。
  3. 前記複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)の各々は、1本以上の張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)をそれぞれのシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)から出すことができ、且つ/又はそれぞれのシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)へと進入させることができる1つ以上のシャフト穴(9)を備える請求項1又は2に記載のセット。
  4. 前記器具(100)の使用の状態において、前記複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)は、互いに独立、且つ/又は折り畳み若しくは展開のための前記器具(100)に対する前記インプラント(300)の位置とは独立して、前記シャフト(1)の少なくとも第2の部分(5)から内側又は外側へと移動できるように配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のセット。
  5. 前記シャフト(1)は、該シャフトの少なくとも1つの部分に、前記複数の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)の個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を束ねるための少なくとも1つの装置(19、21)を備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載のセット。
  6. 前記個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を束ねるための少なくとも1つの装置(19、21)は、前記器具(100)の長手方向の延在に沿ってずらすこと若しくは移動させることができるように配置され、又は前記器具(100)の長手方向の延在に沿った該器具の異なる部分において又は異なる部分上で使用されるように、他の様式で変更可能又は操作可能又は処理可能、且つ/或いは設けられ、又は意図されている請求項5に記載のセット。
  7. 個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)は、これらのシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を通って延びる前記張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)によって前記インプラント(300)へと張力が加えられるときに、前記インプラント(300)の縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)に向かって移動するように設計又は具現化され、且つ意図又は用意されている請求項1〜6のいずれか一項に記載のセット。
  8. 個々のシャフトファイバ(13)から出る張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が、前記インプラント(300)の縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)へと力を加えるために該縁部分に接続されており、特に該縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)は、前記インプラント(300)の折り畳み可能且つ/又は展開可能な全外周だけを含んでいる請求項1〜7のいずれか一項に記載のセット。
  9. 個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)から出る張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が、前記インプラント(300)の縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)へと力を加えるために該縁部分に接続されており、特に少なくとも2つの個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)から出る張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)が、前記縁部分(301’、301’’、301’’’、301’’’’)又はその一部分に接続されている請求項1〜8のいずれか一項に記載のセット。
  10. カテーテル、特に心臓カテーテルとして設計若しくは具現化され、又はそのようなカテーテルを備えている請求項1〜9のいずれか一項に記載のセット。
  11. 前記インプラント(300)は、ステント又は心臓弁装置である請求項1〜10のいずれか一項に記載のセット。
  12. 個々のシャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)及び前記インプラント(300)は、前記インプラントの折り畳みのプロセスにおいて、前記シャフトファイバ(13、13’、13’’、13’’’、13’’’’)を該シャフトファイバの一部分、特に張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)のためのシャフト穴(9)を備えている部分において、長手方向の整列から移動させ、又は前記インプラント(300)の径方向の広がりの方向に移動させるために必要な第1の力が、前記インプラント(300)に接続され、前記シャフト穴(9)から出る張力糸(11、11’、11’’、11’’’、11’’’’)によって前記インプラント(300)の折り畳みを達成するために必要な第2の力よりも小さいように構成されている請求項1〜11のいずれか一項に記載のセット。
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