JP6507925B2 - ガラスの切断方法 - Google Patents
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Description
従来のガラス切断用の回転刃30は、図5に示すように、円板状の台金31の周囲に、結合剤を用いて砥粒を焼結させた砥粒部32を備えており、砥粒部32の外周端において刃先33を構成しており、ガラスの所定箇所に回転させた回転刃30の刃先33を当てて、砥粒部32でガラスを削りながら、回転刃30をガラスの板面に対して平行に変位させることで、ガラスを切断する。
このような構成を有する回転刃としては、特許文献1、2に示すもの等がある。
このため、チッピングやハマカケ等の不良を発生させずに、効率よくガラスを切断することができる技術の開発が望まれていた。
このような構成により、スリットに入り込んだ冷却水を、遠心力の作用によって、効率よく砥粒部(即ち、ガラスの切断部)に供給することができる。
このような構成により、ガラスを連続切断するとともに、ガラスの切断部に効率よく冷却水を供給することができる。
このような構成により、スリットに入り込んだ冷却水を、効率よくガラスの切断部に供給することができる。
このような構成により、スリットに入り込んだ冷却水を、より効率よくガラスの切断部に供給することができる。
まず始めに、本発明の一実施形態に係るガラス切断用回転刃の構成について、図1〜図4を用いて説明をする。
図1に示す如く、本発明の一実施形態に係るガラス切断用回転刃である回転刃1は、台金10と砥粒部20を備えている。
スリット12・12・・・は、台金10の回転中心Oから半径方向外側に向けて延びる各放射線L・L・・・上において、放射線Lに対して長辺が平行となるように、台金10の板厚方向に貫通する長方形状の孔として形成されている。
また、砥粒部20は、砥粒部20の表面および裏面において、複数の凹部23・23・・・を備えている。
尚、回転刃1における砥粒部20の形成範囲(半径方向における形成幅)は、切断対象たるガラスの厚みに比して大きくしている。
即ち、回転刃1では、複数のスリット12・12・・・を放射線L・L・・・上に形成することによって、ガラスの切断時に、砥粒部20に向けて、効率よく冷却水を供給することができるように構成されている。
このような構成により、スリット12に入り込んだ冷却水を、効率よくガラスの切断部に供給することができる。
尚、スリット12は、刃先部22に至らない範囲であれば、砥粒部20側に入り込んで形成する構成としてもよい。また、この場合においては、スリット12の砥粒部20へ入り込んだ部位が、砥粒部20のうちガラスに接触する部位に至らないようにすることが好ましい。
図3に示す回転刃1では、台金10の回転中心Oから半径方向外側に向けて延びる各放射線L・L・・・上において、放射線Lの形成方向に向けて延びる長円状のスリット13・13・・・を形成することがより好ましい。
このような構成により、スリット13に入り込んだ冷却水を、より効率よくガラスの切断部に供給することができる。
このような構成により、ガラスを連続切断するとともに、ガラスの切断部に効率よく冷却水を供給することができる。
尚、ここでは長方形状のスリット12を例示して説明をするが、以下の説明におけるスリット12は、長円状のスリット13と読み替えることができる。
このような構成では、スリット12から放出された冷却水が、台金10の回転により発生する遠心力により、台金10に沿って一旦回転半径方向外側に向けて流れるため、その流れにより台金10と砥粒部20の間に存在する段差を乗り越えて、冷却水を砥粒部20側に流れやすくすることができる。
このような構成により、スリット12に入り込んだ冷却水を、遠心力の作用によって、効率よく砥粒部20(即ち、ガラスの切断部)に供給することができる。
本発明の一実施形態に係る回転刃を用いたガラスの切断方法では、回転刃1を用いる構成としており、回転中心Oを中心に回転刃1を回転させながら、刃先部22をガラスの所定箇所に当てて、砥粒部20をガラスに切り込ませるとともに、回転刃1をガラスの表面に対して平行に変位させて、ガラスを切断する。
そして、回転刃1を用いたガラスの切断方法では、回転刃1に冷却水を掛けて、その冷却水をガラスの切断部に供給しながらガラスを切断する。
このため、回転刃1を用いてガラスを切断する場合には、切断した後で、チッピングやハマカケを修正するための研磨工程を設ける必要がないため、ガラスの切断を効率良く行うことができる。
このような構成では、スリット14に溜まった冷却水を遠心力の作用によって、放射線Lに対して角度θだけ傾斜した方向に放出することができる。
そして、スリット14を備えた回転刃1では、角度θを適切に設定することによって、砥粒部20における凹部23・23・・・の形成状況に応じて、より適切にガラスの切断部に冷却水を供給することが可能になる。
10 台金
12 スリット(長方形状)
13 スリット(長円状)
20 砥粒部
21 テーパ部
22 刃先部
23 凹部
24 内周縁部
Claims (5)
- 円板状の台金と、
前記台金の外周縁に沿って付設される、砥粒を含有する素材からなる砥粒部と、
前記台金を板厚方向に貫通し、前記砥粒部の半径方向外側の端部である刃先部よりも内側に形成されてなる複数のスリットと、
を備えたガラス切断用回転刃を用いて、
回転する前記ガラス切断用回転刃に冷却水を掛けながらガラスを切断する、
ことを特徴とするガラスの切断方法。 - 前記複数のスリットが、
前記砥粒部の内周縁部よりも内側に形成されてなる、
ことを特徴とする請求項1に記載のガラスの切断方法。 - 前記砥粒部は、
該砥粒部の刃先部に至る複数の凹部が形成されてなり、
前記凹部は、
周方向に向けて、前記砥粒部の表面および裏面に対して交互に、かつ、軸方向における
配置位置が重ならないように形成されてなる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガラスの切断方法。 - 前記スリットは、
前記台金の回転中心を通る放射線上に形成されてなる、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のガラスの切断方法。 - 前記スリットは、
前記台金の半径方向外側に向けて延びる長円状の形状を有する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のガラスの切断方法。
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JP2015158514A JP6507925B2 (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | ガラスの切断方法 |
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JPH10315185A (ja) * | 1997-05-19 | 1998-12-02 | Ishizu Seisakusho:Kk | ロールペーパー切断用の円板刃物 |
WO2008047789A1 (en) * | 2006-10-17 | 2008-04-24 | Kazumasa Ohnishi | Disklike cutting tool and cutting device |
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