JP6507833B2 - 通信システム、ゲートウエイおよびプログラム - Google Patents

通信システム、ゲートウエイおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、LAN外部のサーバとLAN内部のデバイスとの間の通信を行う通信システム、およびそれに関連する技術に関する。
LAN外部のサーバ(クラウドサーバ等)とLAN内部のデバイス(画像形成装置等)との連携を図る技術が存在する。
たとえば、クラウド上のサーバ(クラウドサーバ)に格納された電子文書をローカル側(LAN内部)の画像形成装置を用いて印刷出力する技術が存在する(特許文献1参照)。
特許文献1には、画像形成装置(デバイス)とゲートウエイとクラウドサーバとを備える文書出力システム(通信システム)が示されている。このシステムにおいては、クラウドサーバに格納された電子文書がゲートウエイ等を介して画像形成装置に送信され、画像形成装置10において当該電子文書の印刷出力が行われる。なお、ゲートウエイおよび画像形成装置(デバイス)はLANの内部に設けられており、クラウドサーバはLANの外部に設けられている。
ところで、上述のようなシステムにおいては、通常、LANの内部の画像形成装置(デバイス)とLANの外部のクラウドサーバとの間にはファイアウォールが設けられる。
LAN内部の画像形成装置からLAN外部のクラウドサーバへのアクセスは、ファイアウォールを通過し、当該アクセスは許可される。
しかしながら、逆向きのアクセス、すなわち、LAN外部のクラウドサーバからLAN内部の画像形成装置への直接的なアクセスは、ファイアウォールによってブロックされる。すなわち、クラウドサーバから直接、画像形成装置に対するアクセスを行うことはできない。
これに対して、LAN外部の管理サーバとLAN内部のゲートウエイ(通信中継装置)との間に(ファイアフォールの例外として)メッセージセッション(通信セッション)を確立しておき、LAN外部のクラウドサーバから、当該管理サーバおよび当該ゲートウエイを経由して、LAN内部の画像形成装置にアクセスする技術が考えられる。
図17および図18は、そのような技術を示す図である。各ゲートウエイ30(30a,30b)は、その起動時等において、予め指定された管理サーバ50との間にメッセージセッション(511,521)を確立しておく(図17の太線参照)。その後、図18に示すように、クラウドサーバ70から特定のデバイス10dへのアクセス要求発生時においては、管理サーバ50と或るゲートウエイ30(たとえば30a)との間の当該メッセージセッション(たとえば511)を利用することにより管理サーバ50から当該ゲートウエイ30aにトンネル接続要求が送信される。当該ゲートウエイ30aはトンネル接続要求に基づきクラウドサーバ70との間にトンネル通信を確立する。そして、当該トンネル通信を用いてクラウドサーバ70から(ゲートウエイ30経由で)デバイス(画像形成装置)10dへのアクセスが行われる。このような技術については、後に詳述する。
なお、特許文献2には、同様の技術が示されている。
特開2013−73578号公報 特開2014−215846号公報
ところで、上記システムにおいては複数のゲートウエイがLAN内に設けられる。当該複数のゲートウエイは、それぞれの管理対象のデバイスとクラウドサーバとの間の通信を中継する。
複数のゲートウエイはそれぞれの管理対象のデバイスをたとえば次のようにして決定することが考えられる。具体的には、各ゲートウエイは、それぞれ、同一ネットワークの内の複数のデバイスを検索し、当該複数のデバイスの中から独自に選定したデバイスを管理対象デバイスとして決定する。
しかしながら、このように各ゲートウエイがそれぞれ独自に管理対象デバイスを決定する場合には、複数のゲートウエイが別のゲートウエイをも管理対象デバイスとして設定することが生じ得る。たとえば、一のゲートウエイ201は、他のゲートウエイ202をも含む4台のデバイス202,203,204,205をその管理対象とし、他のゲートウエイ202は、別のゲートウエイ201をも含む4台のデバイス201,203,204,205をその管理対象とすることがある。各ゲートウエイは、自装置以外のゲートウエイに管理されることを要しないにもかかわらず、自装置以外のゲートウエイに管理されるのは好ましくない。たとえば、各ゲートウエイのハードウエアリソース(メモリリソース等)が他のゲートウエイ(本来は管理不要な他のゲートウエイ)の管理のために利用されるので、当該リソースが浪費されてしまう。
そこで、本発明は、複数のゲートウエイによって複数のデバイスをより効率的に管理することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、通信システムであって、印刷出力部と画像読取部との少なくとも一方を有し且つ所定のLANの内部に設けられる複数のデバイスと、前記所定のLANの内部に設けられ、前記複数のデバイスと前記所定のLANの外部に設けられた外部サーバとの通信を中継する複数のゲートウエイと、を備え、前記複数のゲートウエイは、第1のゲートウエイを有し、前記第1のゲートウエイは、前記所定のLAN内のデバイスを検索するデバイス検索処理を実行する検索手段と、前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスのうち前記外部サーバとの通信を中継するゲートウエイとして動作するデバイスであるゲートウエイデバイスの情報を取得する取得手段と、前記第1のゲートウエイによって前記外部サーバとの通信中継処理が管理されるデバイスである第1の管理対象デバイスを決定する決定手段と、を有し、前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスから、少なくとも前記ゲートウエイデバイスを除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る通信システムにおいて、前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスから、スリープ中のデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る通信システムにおいて、前記決定手段は、最新のデバイス検索処理によって検索されたデバイスの数が前回のデバイス検索処理によって検索されたデバイスの数よりも多い場合、前記第1の管理対象デバイスの更新処理を実行することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る通信システムにおいて、前記所定のLANの外部に設けられ、前記複数のデバイスのうちの特定のデバイスに対するアクセス要求を前記外部サーバから受け付ける管理サーバ、をさらに備え、前記第1のゲートウエイは、前記第1の管理対象デバイスの情報を前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記複数のゲートウエイのそれぞれの管理対象デバイスの登録情報であって前記第1のゲートウエイによる管理対象デバイスの情報を含む登録情報を格納する格納手段と、前記特定のデバイスに対するアクセス要求が前記外部サーバから受け付けられると、前記特定のデバイスに対する通信を中継することが可能なゲートウエイを前記登録情報に基づき決定する中継装置決定手段と、前記中継装置決定手段によって決定されたゲートウエイに対して、前記外部サーバとの間でトンネル接続を確立すべき旨のトンネル接続要求を送信する通信手段と、を有し、前記中継装置決定手段によって決定された前記ゲートウエイは、前記トンネル接続要求に応じてトンネル接続を前記外部サーバとの間に確立し、前記トンネル接続を利用して前記外部サーバと前記特定のデバイスとの間の通信を中継することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係る通信システムにおいて、前記管理サーバの前記通信手段は、前記第1のゲートウエイとの間に通信セッションを予め確立しておき、前記中継装置決定手段によって前記特定のデバイス向けのゲートウエイとして前記第1のゲートウエイが決定される場合には、前記通信セッションを利用して、前記トンネル接続要求を前記第1のゲートウエイに送信することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5の発明に係る通信システムにおいて、前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスの情報を前記管理サーバに問い合わせることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明に係る通信システムにおいて、前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスの情報と当該2以上のデバイスの中に前記ゲートウエイデバイスが存在するか否かに関する問合せとを前記管理サーバに送信し、その問合せ結果を前記管理サーバから受信することによって、前記2以上のデバイスに含まれる前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明に係る通信システムにおいて、前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスの情報を、前記所定のLANの内部に設けられたプリントサーバに問い合わせることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係る通信システムにおいて、前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスの情報と当該2以上のデバイスの中に前記ゲートウエイデバイスが存在するか否かに関する問合せとを前記プリントサーバに送信し、その問合せ結果を前記プリントサーバから受信することによって、前記2以上のデバイスに含まれる前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明に係る通信システムにおいて、前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスであるか否かを前記2以上のデバイスのそれぞれに問い合わせ、前記2以上のデバイスに関する問合せ結果に基づいて、前記2以上のデバイスのうちの前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項11の発明は、所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する複数のゲートウエイのうちの一のゲートウエイであって、前記所定のLAN内のデバイスを検索するデバイス検索処理を実行する検索手段と、前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスのうち前記外部サーバとの通信を中継するゲートウエイとして動作するデバイスであるゲートウエイデバイスの情報を取得する取得手段と、前記所定のLANの内部に設けられた前記複数のゲートウエイのうちの前記一のゲートウエイである第1のゲートウエイによって前記外部サーバとの通信中継処理が管理されるデバイスである第1の管理対象デバイスを決定する決定手段と、を有し、前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスから、少なくとも前記ゲートウエイデバイスを除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11の発明に係るゲートウエイにおいて、前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスから、スリープ中のデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項11または請求項12の発明に係るゲートウエイにおいて、前記決定手段は、最新のデバイス検索処理によって検索されたデバイスの数が前回のデバイス検索処理によって検索されたデバイスの数よりも多い場合、前記第1の管理対象デバイスの更新処理を実行することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項11ないし請求項13のいずれかの発明に係るゲートウエイにおいて、前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスの情報を、前記所定のLANの外部に設けられた管理サーバに問い合わせることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14の発明に係るゲートウエイにおいて、前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスの情報と当該2以上のデバイスの中に前記ゲートウエイデバイスが存在するか否かに関する問合せとを前記管理サーバに送信し、その問合せ結果を前記管理サーバから受信することによって、前記2以上のデバイスに含まれる前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項11ないし請求項13のいずれかの発明に係るゲートウエイにおいて、前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスの情報を前記所定のLANの内部に設けられたプリントサーバに問い合わせることを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項16の発明に係るゲートウエイにおいて、前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスの情報と当該2以上のデバイスの中に前記ゲートウエイデバイスが存在するか否かに関する問合せとを前記プリントサーバに送信し、その問合せ結果を前記プリントサーバから受信することによって、前記2以上のデバイスに含まれる前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項11ないし請求項13のいずれかの発明に係るゲートウエイにおいて、前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスであるか否かを前記2以上のデバイスのそれぞれに問い合わせ、前記2以上のデバイスに関する問合せ結果に基づいて、前記2以上のデバイスのうちの前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする。
請求項19の発明は、所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する複数のゲートウエイのうちの一のゲートウエイに内蔵されたコンピュータに、a)前記所定のLAN内のデバイスを検索するデバイス検索処理を実行するステップと、b)前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスのうち前記外部サーバとの通信を中継するゲートウエイとして動作するデバイスであるゲートウエイデバイスの情報を取得する取得手段と、c)前記所定のLANの内部に設けられた前記複数のゲートウエイのうちの前記一のゲートウエイである第1のゲートウエイによって前記外部サーバとの通信中継処理が管理されるデバイスである第1の管理対象デバイスを決定するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップc)においては、前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスから少なくとも前記ゲートウエイデバイスが除外された上で、前記第1の管理対象デバイスが決定されることを特徴とする。
請求項1ないし請求項19に記載の発明によれば、デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスから、少なくともゲートウエイデバイスが除外された上で、第1の管理対象デバイスが決定される。したがって、複数のゲートウエイのうちの一のゲートウエイが、他のゲートウエイをも含むデバイスをその管理対象デバイスとすることを回避しつつ、複数のゲートウエイによって複数のデバイスをより効率的に管理することが可能である。
第1実施形態に係る通信システムの概略構成を示す図である。 MFPの構成を示す概略図である。 各装置の概略構成を示す図である。 ゲートウエイの動作を示すフローチャートである。 通信ステムにおける動作を示す概念図である。 デバイス検索処理によって検索されたデバイスを示す図である。 ゲートウエイデバイスに関する問合せ結果を示す図である。 管理対象デバイスとして決定されたデバイスを示す図である。 管理サーバ内の管理テーブルを示す図である。 デバイスリストからゲートウエイデバイスが除外される様子を示す図である。 第2実施形態に係るゲートウエイの動作を示すフローチャートである。 デバイス検索処理によって検索されたデバイスを示す図である。 管理対象デバイスとして決定されたデバイスを示す図である。 ゲートウエイデバイスおよびスリープ中デバイスがデバイスリストから除外される様子を示す図である。 第3実施形態に係るゲートウエイの動作を示すフローチャートである。 ゲートウエイデバイスの問合せ処理等を示す図である。 通信システムにおける動作を示す概念図である。 通信システムにおける動作を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.システム構成概要>
図1は、本発明の実施形態に係る通信システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、複数のデバイス10(10a,10b,10c,...)と、複数のゲートウエイ30(30a,30b)とを備える。また、通信システム1は、管理サーバコンピュータ(以下、単に管理サーバとも称する)50と、クラウドサーバコンピュータ(以下、単にクラウドサーバとも称する)70と、クライアントコンピュータ(以下、単にクライアントとも称する)90とをさらに備える。
各要素10,30,50,70,90は、ネットワーク108を介して互いに接続されており、ネットワーク通信を実行することが可能である。なお、ネットワーク108は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、WAN(ワイドエリアネットワーク)、インターネットなどによって構成される。また、ネットワーク108への接続形態は、有線接続であってもよく或いは無線接続であってもよい。
複数のデバイス10および複数のゲートウエイ30は、企業内等に構築された或るLAN107の内部に設けられている。一方、管理サーバ50、クラウドサーバ70およびクライアント90は、LAN107の外部に設けられている。なお、クライアント90は、LAN107の内部に設けられていてもよい。
ここでは、デバイス10として、マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral)(MFPとも略称する)を例示する。MFPは、画像形成装置あるいは通信装置などとも称される。
また、ゲートウエイ30は、ここではデバイス10としてのMFPとは別のMFPに構築される。具体的には、ハードウエアとしてのMFP内に組み込まれたソフトウエア(プログラム)を実行することにより、ゲートウエイ30が実現される。
一方、管理サーバ50、クラウドサーバ70およびクライアント90は、いわゆるパーソナルコンピュータ等を用いて構築される。
この通信システム1においては、たとえば、クライアント90からクラウドサーバ70へと送出された印刷指令が、管理サーバ50およびゲートウエイ30を経由してデバイス10へと送信され、デバイス(MFP)10において印刷出力が行われる。
複数のゲートウエイ30は、複数のデバイス10とクラウドサーバ70との通信を中継する機能を有しており、各ゲートウエイ30は、通信中継装置とも称される。
管理サーバ50は、クラウドサーバ70と複数のゲートウエイ30との通信等を管理する装置である。管理サーバ50は、複数のデバイス10のうちの特定のデバイスに対するアクセス要求をクラウドサーバ70から受け付けるとともに、当該アクセス要求に応じて、複数のゲートウエイ30のいずれかに対してクラウドサーバ70とのトンネル接続要求を送信する。
<1−2.MFPの構成概要>
図2は、MFPの構成を示す概略図である。MFPは、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能およびデータ通信機能などを備える装置(複合機とも称する)である。
MFPは、印刷出力処理(プリント処理)および画像読取処理(スキャン処理)等を行うことが可能な画像形成装置である。この実施形態では、LAN107内に複数のMFP200(201〜205)が設けられている。また、当該複数のMFP201〜205のうちの一部のMFP201,202は、ゲートウエイ30としても動作する。
図2に示すように、MFPは、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、入出力部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFPの所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って、当該原稿の画像データ(原稿画像とも称する)を生成する処理部である。
印刷出力部3は、対象画像に関する画像データに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワーク108を介したネットワーク通信が可能である。このネットワーク通信では、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)およびFTP(File Transfer Protocol)等の各種のプロトコルが利用され、当該ネットワーク通信を利用することによって、MFPは、所望の相手先(管理サーバ50およびクラウドサーバ70等)との間で各種のデータを授受することが可能である。
詳細には、ゲートウエイ30として動作するMFPの通信部4は、ゲートウエイ30と管理サーバ50との間に確立されたメッセージセッション(後述)を利用して、管理サーバ50と通信すること(特に管理サーバ50からのデータを受信すること)ができる。また、デバイス10として動作するMFPの通信部4は、ゲートウエイ30とクラウドサーバ70との間に確立されたトンネル接続(後述)を利用して、当該ゲートウエイ30を経由してクラウドサーバ70と通信すること(特にクラウドサーバ70からのデータを受信すること)もできる。なお、通信部4は、他の装置に対してデータ等を送信する送信部と、他の装置からデータ等を受信する受信部とを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)および不揮発性メモリ等の格納装置で構成される。
入出力部6は、MFPに対する入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。なお、入出力部6は、操作部とも称される。
コントローラ9は、MFPを統括的に制御する制御部であり、CPUと、各種の半導体メモリ(RAMおよびROM等)とを備えて構成される。
コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部(画像形成動作等を制御する動作制御部16、および後述するゲートウエイ処理部18等)を実現する。
たとえば、ゲートウエイ30として動作するMFPのコントローラ9は、ゲートウエイ処理部18(通信制御部41、デバイス情報取得部45、ゲートウエイ情報取得部46および管理デバイス決定部47(図3参照(後述))等を含む)を実現する。また、デバイス10のみとして動作するMFPのコントローラ9も同様の処理部を有していても良いが、ゲートウエイ30として機能するための処理部を有していなくてもよい。なお、当該プログラムは、たとえば各種の可搬性の記録媒体(USBメモリ等)に記録され、当該記録媒体を介してMFPにインストールされればよい。あるいは当該プログラムは、ネットワーク108等を介してダウンロードされてMFPにインストールされるようにしてもよい。
また、このMFPは、動作モードとして、合計3つのモード、詳細には通常モードおよび2段階のスリープモード(第1段階のスリープモード(簡易スリープモードとも称する)、および第2段階のスリープモード(ディープスリープモードとも称する))を有する。
これら3つのモードのうち、通常モードの消費電力が最も大きく、ディープスリープモードの消費電力が最も小さい。たとえば、簡易スリープモードにおいては、印刷出力部3および画像読取部2に対する電力供給が停止されるのに対して、ディープスリープモードにおいては、コントローラ(メインコントローラ)9等への電力供給も停止される。ディープスリープモードにおいては、通信部4の一部と、スリープからの復帰動作を制御する復帰制御部(復帰用通信制御部を含む)を有するサブコントローラ8(図2)とに対しては電力が供給され、その他の処理部に対する電力供給は停止される。ディープスリープモードにおいては、メッセージセッションを利用した通信動作、およびトンネル接続を利用した通信動作を行うことはできない。換言すれば、MFP10は、ディープスリープモード中においては、ゲートウエイとしての機能を有効化することはできない。
<1−3.各要素の構成概要>
図3は、各要素30,50,70等の概略構成を示す図である。図3を参照して、これらの各要素について説明する。
<クラウドサーバ70>
クラウドサーバ70は、通信制御部81を備える。通信制御部81は、管理サーバ50との通信を実行する。また、通信制御部81は、各ゲートウエイ30との通信をトンネル通信(後述)を用いて実行する。
<管理サーバ50>
管理サーバ50は、通信制御部61、デバイス情報管理部65および解析部67などの各種の処理部を備える。
これら各種の処理部は、管理サーバ50のCPUにおいて、格納部(HDD等)に格納されている所定のソフトウエアプログラム(単にプログラムとも称する)を実行することによって実現される。なお、当該プログラムは、たとえば各種の可搬性の記録媒体(DVD−ROM等)に記録され、当該記録媒体を介して管理サーバ50にインストールされればよい。あるいは当該プログラムは、ネットワーク108等を介してダウンロードされて管理サーバ50にインストールされるようにしてもよい。
通信制御部61は、通信部54(通信用ハードウエア)と協働して、各種の通信動作を制御する。たとえば、通信制御部61は、クラウドサーバ70との通信を実行し、クラウドサーバ70からのアクセス要求を受信する。また、通信制御部61は、各ゲートウエイ30との通信をメッセージセッション(後述)を用いて実行する。なお、通信部54は、他の装置に対してデータ等を送信する送信部と、他の装置からデータ等を受信する受信部とを有する。
デバイス情報管理部65は、管理サーバ50による管理対象の複数のゲートウエイ30の情報(管理ゲートウエイ情報)、および当該複数のゲートウエイ30からそれぞれ受信した管理デバイス情報(各ゲートウエイ30による管理対象のデバイスの情報)等を管理する処理部である。これらの情報(管理ゲートウエイ情報および管理デバイス情報)は、管理サーバ50の格納部(HDD(ハードディスクドライブ)等)55内に格納された管理テーブル69に記述されている。管理テーブル69においては、管理ゲートウエイ情報(各ゲートウエイ30の識別情報(たとえばIPアドレス)等)、および各ゲートウエイ30と各ゲートウエイ30の配下のデバイス(管理対象デバイス)との関係を示す管理デバイス情報等が記述されている。
解析部67は、クラウドサーバ70から受信したアクセス要求の内容を解析するとともに、当該アクセス要求に応じた接続先デバイス10に対する通信を中継することが可能なゲートウエイ30を、管理テーブル69に基づき決定する処理部である。解析部67は、利用すべきゲートウエイ30(通信中継装置)を決定する中継装置決定部とも表現される。
また、通信制御部61および通信部54等は、解析部(中継装置決定部)67によって決定されたゲートウエイ30(通信中継装置)に対して、クラウドサーバ70との間でトンネル接続を確立すべき旨のトンネル接続要求を送信する。
なお、解析部(中継装置決定部)67によって決定されたゲートウエイ30(通信中継装置)は、当該トンネル接続要求を受信すると、当該トンネル接続要求に応じてトンネル接続をクラウドサーバ70との間に確立する。そして、当該ゲートウエイ30は、当該トンネル接続を利用して、クラウドサーバ70と接続先デバイス10との間の通信を中継する。
<ゲートウエイ30>
各ゲートウエイ30は、それぞれ、通信制御部41、デバイス情報取得部45、ゲートウエイ情報取得部46および管理デバイス決定部47などの各種の処理部を備える。これら各種の処理部は、ゲートウエイ30(MFP)のコントローラ9において、所定のプログラムを実行することによって実現される。
通信制御部41は、他の装置との通信を制御する処理部である。通信制御部41は、メッセージセッション通信制御部42とトンネル通信制御部43とLAN内通信制御部44とを有する。
LAN内通信制御部44は、LAN内の各種装置との通信を実行する処理部である。LAN内通信制御部44は、たとえば、デバイス検索用のブロードキャストパケットを同一LAN内の各装置に対して送信(一斉同報)すること等によって、LAN107内のデバイスを検索するデバイス検索処理を実行する。
一方、メッセージセッション通信制御部42とトンネル通信制御部43とは、それぞれ、LAN外の各種装置との通信を実行する処理部である。
メッセージセッション通信制御部42は、管理サーバ50との通信をメッセージセッション(後述)を用いて実行する処理部である。メッセージセッション通信制御部42は、管理サーバ50との間にメッセージセッション(後述)を確立して、管理サーバ50との通信を実行する。メッセージセッション通信制御部42は、対管理サーバ通信部(あるいは管理サーバ通信部)とも称される。
トンネル通信制御部43は、クラウドサーバ70との通信をトンネル通信(後述)を用いて実行する処理部である。トンネル通信制御部43は、クラウドサーバ70との間にトンネル通信を確立して、クラウドサーバ70と特定のデバイス10との通信を中継する。トンネル通信制御部43は、対クラウドサーバ通信部(あるいはクラウドサーバ通信部)とも称される。
後述するように、メッセージセッションを利用することによって、LAN107の外部の装置(管理サーバ50)からLAN107の内部の装置(ゲートウエイ30)に対して、データを送信することが可能である。また、トンネル接続を利用することによって、LAN107の外部の装置(クラウドサーバ70)からLAN107の内部の装置(ゲートウエイ30およびデバイス10)に対して、データを送信することが可能である。
また、デバイス情報取得部45は、デバイス検索処理を行い、同一LAN内に存在するデバイスの情報を収集する処理部である。
ゲートウエイ情報取得部46は、デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスのうちゲートウエイデバイス(外部サーバ70との通信を中継するゲートウエイとして動作するデバイス)の情報を取得する処理部である。
さらに、管理デバイス決定部47は、デバイス情報取得部45によって取得された管理デバイス情報等に基づいて、本ゲートウエイ30の管理下に配置するデバイス10(本ゲートウエイ30による管理対象デバイス)を決定する処理部である。換言すれば、管理デバイス決定部47は、本ゲートウエイ30によって外部サーバ70との通信中継処理が管理されるデバイス(第1の管理対象デバイス)を決定する処理部である。
<1−4.動作概要>
この実施形態においても、図17および図18に示すような上述の動作が行われる。具体的には、LAN外部の管理サーバ50とLAN内部のゲートウエイ30との間に(ファイアフォールの例外としての)メッセージセッションを確立しておき、LAN外部のクラウドサーバ70から、当該管理サーバ50および当該ゲートウエイ30を経由して、LAN内部の画像形成装置にアクセスすることが行われ得る。以下では、まず、このような動作について説明する。
上述(図17参照)のように、ゲートウエイ30は、その起動時等において、予め指定された管理サーバ50との間に通信セッション(詳細には、メッセージセッション)(511,512)を予め確立しておく。その後、クラウドサーバ70から特定のデバイス10へのアクセス要求発生時において、管理サーバ50とゲートウエイ30(30a)との間の当該メッセージセッション(常時接続通信セッション)(511)を利用することにより、管理サーバ50から当該ゲートウエイ30aにトンネル接続要求が送信される。当該ゲートウエイ30aは、当該トンネル接続要求に基づき、クラウドサーバ70との間にトンネル通信を確立する(図18参照)。そして、当該トンネル通信を用いてクラウドサーバ70から(ゲートウエイ30経由での)デバイス(画像形成装置)10へのアクセスが行われる。
より詳細には、まず、各ゲートウエイ30は、それぞれの起動時等において、予め指定された管理サーバ50に対してメッセージセッションの接続要求(確立要求)を送信する。これに応じて、管理サーバ50が当該確立要求を承認することによって、各ゲートウエイ30と管理サーバ50との間にメッセージセッション(511,521)がそれぞれ確立される(図17参照)。換言すれば、LAN107の内部のゲートウエイ30からLAN107の外部の管理サーバ50へのアクセスに応じて、メッセージセッションが確立される。なお、このようなメッセージセッション(通信セッション)としては、たとえば、「XMPP:eXtensible Messaging and Presence Protocol」)などのプロトコルを用いたものが例示される。また、後述するように、各ゲートウエイ30は、各ゲートウエイ30の管理下のデバイス(管理対象デバイス)の情報(デバイスリスト300)等を管理サーバ50へ送信しておく。また、管理サーバ50は、各ゲートウエイ30による管理対象デバイスの情報(各デバイスリスト300に記述された情報)を含む登録情報(管理テーブル69)を、管理サーバ50の格納部55(図3)に格納する。
そして、管理サーバ50とゲートウエイ30との間の当該メッセージセッションを利用して、クラウドサーバ70からデバイス(画像形成装置)10へのアクセスが行われ得る。
詳細には、クラウドサーバ70が特定のデバイス10bに対するアクセス(通信)を行いたい場合には、まず特定のデバイス10b向けのアクセス要求がクラウドサーバ70から管理サーバ50に送信される。
管理サーバ50は、特定のデバイス10に対応するゲートウエイ30(特定のデバイス10bをその配下に有する特定のゲートウエイ30a等)を管理情報(管理テーブル69)に基づいて特定する。換言すれば、アクセスすべきゲートウエイ30が管理テーブル69に基づいて特定される。なお、これに限定されず、たとえば、アクセスすべきゲートウエイ30は、アクセスすべき特定のデバイス10等とともにユーザ等によって予め指定されていてもよい。そして、アクセスすべきゲートウエイ30は、当該指定に基づいて特定されるようにしてもよい。
また、管理サーバ50は、特定されたゲートウエイ30に対して、トンネル接続要求を送信する。
たとえば、まず、特定のデバイス10dに対するアクセス要求がクラウドサーバ70から管理サーバ50に送信された場合において、管理サーバ50は、特定のデバイス10dに対応するゲートウエイ(30a)を管理情報(管理テーブル69)に基づいて特定する。なお、特定のデバイス10dに対応するゲートウエイが複数存在する場合には、当該複数のゲートウエイのうちの適宜の一方が選択されればよい。
つぎに、管理サーバ50と(特定のデバイス10dに対応する)特定のゲートウエイ30aとの間にメッセージセッション511が確立されているときには、管理サーバ50は、当該特定されたゲートウエイ30aに対してトンネル接続要求を当該メッセージセッション511を介して送信する。「トンネル接続要求」は、クラウドサーバ70との間にトンネル接続を確立すべき旨の接続要求(確立要求)である。このように、管理サーバ50と特定のゲートウエイ30aとの間にメッセージセッション511が確立されているときには、当該トンネル接続要求は、管理サーバ50とゲートウエイ30aとの間の当該メッセージセッション511を利用して送信される。
トンネル接続要求を受信したゲートウエイ30は、当該トンネル接続要求に応答して、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)セッション(より詳細には、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)セッション)の確立要求をクラウドサーバ70に対して送信する。そして、クラウドサーバ70が当該確立要求を承認することによって、当該ゲートウエイ30とクラウドサーバ70との間に当該HTTPセッションによるトンネル接続(トンネル通信)が確立される。換言すれば、LAN107の内部のゲートウエイ30からLAN107の外部のクラウドサーバ70へのアクセスに応じて、トンネル接続(トンネル通信)が確立される。そして、このHTTPセッションによるトンネル通信を用いて、クラウドサーバ70は、ゲートウエイ30を経由してデバイス10(たとえば10d)へと各種のデータを送信することが可能である。このようなHTTP(HTTPS)セッションの確立要求は、トンネル接続の確立要求とも称される。なお、図18においては、砂地ハッチング付きの細長い矩形によって「トンネル通信」が模式的に示されている。
ところで、上述のように、LAN内に複数のゲートウエイが存在する場合においては、複数のゲートウエイのうちの一のゲートウエイが、他のゲートウエイをも含むデバイスをその管理対象デバイスとすることが生じ得る。
そこで、この実施形態においては、このような事態を回避しつつ、複数のゲートウエイによって複数のデバイスをより効率的に管理することが可能な技術を例示する。具体的には、ゲートウエイ30aは、デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイス(LAN内のデバイス)の中から、ゲートウエイとして機能(動作)するデバイス(ゲートウエイデバイスとも称する)を少なくとも除外して、当該ゲートウエイ30aの管理対象デバイスを決定する。これによれば、ゲートウエイ30aは、その管理対象デバイスとして他のゲートウエイ30b(ゲートウエイデバイス)を登録する事態を回避することが可能である。換言すれば、複数のゲートウエイによる複数のデバイスの効率的な管理が実現される。
<1−5.管理対象デバイス決定動作>
図4は、ゲートウエイ30(詳細には30a)の動作を示すフローチャートである。また、図5は、本システム1における動作を示す概念図である。以下、これらの図を参照しつつ、ゲートウエイ30aの管理対象デバイスの決定動作について詳細に説明する。この管理対象デバイス決定動作(図4および図5等参照)は、或る時刻の到来に応じて実行されればよい。たとえば、1時間おき(あるいは数時間おき)の各時刻に当該動作がそれぞれ実行されればよい。
まず、ステップS11において、ゲートウエイ30aは、LAN107内のデバイスを検出する。たとえば、ゲートウエイ30aは、デバイス検索用のブロードキャストパケットを同一LAN内の各装置に対して送信(一斉同報)する。ゲートウエイ30aは、各装置からの返信に基づいて同一LAN内の各装置を検出する。ゲートウエイ30aは、検出された装置(デバイス)をデバイスリスト301にリストアップする。図6には、この時点におけるデバイスリスト301の一例が示されている。図6のデバイスリスト301においては、同一LAN107内に存在する複数のデバイスのうち、自装置201を除く2以上のデバイス(ここでは合計4台のデバイス(MFP)202〜205)がリストアップされている。このように、デバイス検索処理によってゲートウエイ30aの管理対象デバイスの候補デバイスが検索される。
なお、ステップS11のデバイス検索処理においては、ゲートウエイ30aは、同一LAN107の全体を検索対象範囲として指定してもよく、あるいはLAN107の一部を検索対象範囲として指定してもよい。たとえば、ゲートウエイ30aは、LAN107内の全ネットワークのうちの1又は複数のサブネットワーク(一部のネットワーク)を検索対象として指定してもよい。
ステップS12においては、新たに検出されたデバイスが存在するか否か(換言すれば、1つ以上のデバイスが新たに検出されたか否か)が判定される。今回(最新)のステップS11のデバイス検出処理の処理結果(最新の検出結果)と前回のステップS11のデバイス検出処理の処理結果(ゲートウエイ30aの格納部5に記憶されている検出結果)とが比較されることによって、新規検出デバイスの有無が判定される。
新たなデバイスが検出されない場合には、図4の本処理は終了する。一方、少なくとも1つの新たなデバイス(たとえばデバイス202)が検出される場合には、ステップS13に進む。換言すれば、ゲートウエイ30aは、今回のデバイス検索処理によって検索さ
れたデバイスの数が前回のデバイス検索処理によって検索されたデバイスの数よりも多い場合に、その管理対象デバイスの更新処理を実行する。これによれば、更新処理の頻度を最小限に抑制することが可能である。
ステップS13,S14においては、ゲートウエイ30aは、他のゲートウエイの情報を管理サーバ50に問い合わせて取得する(図5も参照)。
具体的には、ステップS13において、ゲートウエイ30aは、他のゲートウエイデバイスの情報(たとえば、ゲートウエイ30の識別情報(ゲートウエイ30のIPアドレスあるいはMACアドレス等))の送信要求を管理サーバ50に対して送信する。管理サーバ50は、当該送信要求に応じて、自装置50に格納されていた管理テーブル69(図9参照)に基づいて、ゲートウエイ30a以外のゲートウエイの情報(たとえば、デバイス202(30b)がゲートウエイである旨の情報(デバイス202の識別情報等))を取得し、当該情報をゲートウエイ30aに送信する。なお、管理サーバ50は、自らが保持しているゲートウエイ情報(デバイス201,202,221,222,...がゲートウエイである旨の情報)の全てを、ゲートウエイ30aに送信してもよいが、後述するように、LAN107内のゲートウエイの情報のみをゲートウエイ30aに送出することが好ましい。
そして、ゲートウエイ30aは、当該送信要求に応じて管理サーバ50から返信されてきた当該情報を受信することによって、他のゲートウエイ30bの情報(デバイス202等がゲートウエイである旨の情報)を取得する。
ここにおいて、ゲートウエイ30aは、他のゲートウエイ30の情報の送信要求を管理サーバ50に送信するにあたっては、次のような動作を行うことが好ましい。
具体的には、ゲートウエイ30aは、ステップS11での検索処理結果(デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスの情報)をも管理サーバ50に送信しつつ、当該2以上のデバイス(ステップS11でのデバイス検索処理結果)の中にゲートウエイデバイスが存在するか否かを、管理サーバ50に問い合わせる。管理サーバ50は、当該ゲートウエイデバイスの存否に関する問合せに対して、問合せ結果を返信する。当該2以上のデバイスの中にゲートウエイデバイスが存在する場合には、管理サーバ50は、当該ゲートウエイデバイスの情報(識別情報)等を問合せ結果として問合せ元装置(ゲートウエイ30a)に送信し、ゲートウエイ30aは、当該問合せ結果を受信する(ステップS14)。
たとえば、ステップS13において、ゲートウエイ30aは、デバイス検索処理の処理結果(「デバイス202〜205」)をもステップS11の管理サーバ50に送信(通知)する。管理サーバ50は、管理テーブル69に記憶されたゲートウエイデバイス情報(詳細には、複数のゲートウエイデバイス201,202,221,222,...)とゲートウエイ30aから送信されてきた検索結果(4つのデバイス202,203,204,205)との両者に基づいて、当該両者に重複して含まれているデバイスの存否を判定する。管理サーバ50は、当該両者に重複して含まれているデバイス(重複デバイス)が存在する場合には、当該重複デバイス(たとえばデバイス202)の情報(識別情報)(データ320)等を問合せ結果として問合せ元装置(ゲートウエイ30a)に送信し、ゲートウエイ30aは当該問合せ結果を受信する(ステップS14)。図7は、問合せ結果を含むデータ320を示す図である。図7のデータ320においては、デバイス検索処理結果に係る4つのデバイス202〜205のうちデバイス202のみがゲートウエイデバイス(ゲートウエイ機能内蔵デバイス)である旨が示されている。
このような動作によれば、LAN107とは別のLAN内のゲートウエイ221,222,...の情報がLAN107内の装置に流出することが回避される。すなわち、管理サーバ50によって管理されているゲートウエイの情報がLAN107以外のLAN内のゲートウエイ(たとえば、ゲートウエイ221,222)の情報を含む場合等においても、セキュリティを確保することが可能である。
次のステップS15においては、ゲートウエイ30aは、デバイスリスト301の更新処理を実行する。具体的には、ステップS14で受信された問合せ結果に基づいて、ステップS11での処理結果(2以上のデバイス)に含まれるゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、ゲートウエイ30aの管理対象デバイスを決定する。
たとえば、4つのデバイス202〜205がステップS11にて検索された場合において、デバイス202がゲートウエイデバイスである旨が特定されると、デバイスリスト301からゲートウエイデバイス202が除外(削除)される。そして、当該デバイス202を除く3つのデバイス203,204,205が、ゲートウエイ30aの管理対象デバイスとして特定される(図8および図10参照)。
デバイスリスト301の当該更新処理の後、ステップS16において、更新後のデバイスリスト301が管理サーバ50に送信される。また、管理サーバ50は、更新後のデバイスリスト301に基づき管理テーブル69を更新する。
なお、その後、たとえば、デバイス205(10c)に対する印刷出力指令がクラウドサーバ70を経由して付与される場合には、まず、クラウドサーバ70から管理サーバ50にデバイス205に対するアクセス指令が付与される。つぎに、管理サーバ50は、更新後の管理テーブル69を参照して、デバイス205を管理するゲートウエイ30(30a)を特定する。そして、管理サーバ50は、管理サーバ50とゲートウエイ30aとの間のメッセージセッション511を利用することにより、当該ゲートウエイ30aにトンネル接続要求を送信する。当該ゲートウエイ30aは、当該トンネル接続要求に基づき、クラウドサーバ70との間にトンネル通信を確立する(図18参照)。そして、当該トンネル通信を用いてクラウドサーバ70から(ゲートウエイ30経由での)デバイス(画像形成装置)10へのアクセスが行われる。具体的には、デバイス205に対する印刷出力指令がクラウドサーバ70からデバイス10(205)へと送出される。
以上のような動作によれば、ゲートウエイ30aは、ゲートウエイデバイスの情報を管理サーバ50から取得し(ステップS14)、デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスから、少なくともゲートウエイデバイスを除外した上で、ゲートウエイ30aの管理対象デバイスを決定する(ステップS15)。したがって、複数のゲートウエイのうちの一のゲートウエイが、他のゲートウエイをも含むデバイスをその管理対象デバイスとすることを回避しつつ、複数のゲートウエイによって複数のデバイスをより効率的に管理することが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。この第2実施形態においては、ステップS11で検索されたデバイスから、スリープ中(詳細には、ディープスリープ中)のデバイスが少なくとも除外されて、ゲートウエイ30aの管理対象デバイスが決定される態様を例示する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図11は、第2実施形態に係るゲートウエイ30aの動作を示すフローチャートである。以下、図11等を参照しつつ、第2実施形態に係るゲートウエイ30aの管理対象デバイスの決定動作について詳細に説明する。なお、第2実施形態では、同一のLAN107内に6台のデバイス200(201〜206)が存在するものとする。また、そのうち、デバイス201,202,206はゲートウエイ機能を有するとともに、デバイス206は現在スリープ中であるものとする。
まず、ステップS11においては、第1実施形態と同様にしてデバイス検索処理が実行され、LAN内に存在するデバイスが検出される。そして、検出された装置(デバイス)がデバイスリスト301にリストアップされる。図12には、この時点におけるデバイスリスト301の一例が示されている。図12のデバイスリスト301においては、自装置201以外の合計5台のデバイス(MFP)202〜206がリストアップされている。
また、ここでは、ゲートウエイ30aは、LAN内の各装置の状態(「スリープ中」(詳細には、「簡易スリープ」あるいは「ディープスリープ」)または「稼働中」(アクティブ)であるか等)に関する情報をも、各装置との通信を介して取得するものとする。たとえば、ゲートウエイ30a(201)は、LAN107内に、自装置201以外に5台のデバイス202〜206が存在する旨に加えて、デバイス206が「スリープ中」(「ディープスリープ中」)である旨をも知得する。この実施形態では、或るデバイスがディープスリープモード(ゲートウエイとしての機能を有効化することができないスリープモード)である場合に、当該デバイスは「スリープ中」であると判定されるものとする。
その後、ステップS13においては、第1実施形態と同様に、ゲートウエイ30aは、他のゲートウエイ30の情報の送信要求を管理サーバ50に送信するに際して、ステップS11での検索処理結果(デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスの情報)をも管理サーバ50に送信する。
ただし、この第2実施形態では、ゲートウエイ30aは、ステップS11での検索処理結果(換言すれば、その管理対象デバイスの候補)から、スリープ中のデバイス(206)を予め除外しておく。そして、ゲートウエイ30aは、その管理対象デバイスの候補として複数(ここでは4台)のデバイス202〜205が存在する旨を管理サーバ50に通知するとともに、当該4台のデバイスの中にゲートウエイデバイスが存在するか否かを、管理サーバ50に対して問い合わせる。管理サーバ50は、当該4台のデバイスの中にゲートウエイデバイスが存在する場合には、そのゲートウエイデバイスの情報(識別情報)等を問合せ結果として問合せ元装置(ゲートウエイ30a)に送信する。
たとえば、ゲートウエイ30aは、デバイス検索処理の処理結果からデバイス206を除外した4つのデバイス(「デバイス202〜205」)を、管理対象デバイス候補として管理サーバ50に送信(通知)する。管理サーバ50は、管理テーブル69に記憶されたゲートウエイデバイス情報(詳細には、複数のゲートウエイデバイス201,202,221,222,...)とゲートウエイ30aから送信されてきた検索結果(4つのデバイス202,203,204,205)との両者に基づいて、当該両者に重複して含まれているデバイスの存否を判定する。管理サーバ50は、当該両者に重複して含まれているデバイス(重複デバイス)が存在する場合には、当該重複デバイス(たとえばデバイス202)の情報(識別情報)(データ320(図7))等を問合せ結果として問合せ元装置(ゲートウエイ30a)に送信する。この結果、4つのデバイス202,203,204,205のうち、デバイス202以外の3つのデバイス203,204,205が管理対象デバイス候補として決定される。
その後、第1実施形態と同様に、ステップS14,S15,S16の各処理が実行される。なお、ステップS15においては、(ステップS13にて管理対象デバイス候補から既に除外された)スリープ中デバイス206をも除いて、ゲートウエイ30aの管理対象デバイスが決定される。なお、図14は、デバイスリスト301が更新される様子を示す図である。図14の上段には、ステップS11の直後のデバイスリスト301が示されており、図14の下段には、ステップS15の更新処理後のデバイスリスト301が示されている(図13も参照)。このような処理の結果、図14の下段および図13に示されるように、たとえば、デバイス203,204,205が管理対象デバイスとして決定される。
以上のような動作によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。また、ステップS13においては、ゲートウエイ機能を有するスリープ中デバイス206が管理対象デバイス候補から除外されるので、効率的な管理が可能である。
特に、デバイス206がスリープ中である場合には、ゲートウエイとしてのデバイス206の管理対象デバイスの情報が管理サーバ50に通知されておらず、管理サーバ50は、デバイス206がゲートウエイ機能を有している旨(デバイス206がゲートウエイデバイスである旨)を把握していないことがある。このような場合であっても、ゲートウエイ30a側で、スリープ中デバイスを管理対象デバイスから除外することによれば、ゲートウエイデバイスをより確実に除外することが可能である。
なお、上記第2実施形態では、ゲートウエイ30aは、スリープ中デバイス206をステップS13にて管理対象デバイス候補から除外しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、ゲートウエイ30aは、スリープ中デバイス206をステップS15にて管理対象デバイス候補から除外するようにしてもよい。
また、上記第2実施形態では、或るデバイスがディープスリープモード(ゲートウエイとしての機能を有効化することができないスリープモード)である場合に、当該デバイスはスリープ中であると判定されているが、これに限定されない。たとえば、或るデバイスが簡易スリープモードである場合にも、当該デバイスはスリープ中であると判定されるようにしてもよい。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。
第1実施形態においては、ゲートウエイ30aは、ステップS13,S14にて、管理サーバ50と通信することによって、ゲートウエイデバイスの情報を取得している。
この第3実施形態においては、ゲートウエイ30aは、ステップS13,S14にて、LAN107内の各デバイスと通信することによって、ゲートウエイデバイスの情報を取得する。そして、管理対象デバイスの絞り込み処理(ゲートウエイデバイスを管理対象デバイスから除外する処理)を実行する。以下、このような態様について説明する。
図15は、第3実施形態に係るゲートウエイ30(30a)の動作を示すフローチャートである。以下、図15等を参照しつつ、第3実施形態に係るゲートウエイ30aの管理対象デバイスの決定動作について説明する。
ステップS13,S14以外においては、第1実施形態と同様の処理が実行される。
一方、ステップS13においては、ゲートウエイ30aは、ステップS11のデバイス検索処理で検索された各デバイス(たとえば202〜205)に対して、当該各デバイス(問合せ先装置)がゲートウエイデバイスであるか否かをそれぞれ問い合わせる。また、ゲートウエイ30aは、各デバイスからの返答に基づいて、各デバイスがゲートウエイデバイスであるか否かに関する情報を取得する(ステップS14)。なお、図16は、ゲートウエイ30a(201)が、ステップS11にて検出された複数のデバイス202〜205のそれぞれに対して、上述の問合せ等(ステップS13,S14)を行っている様子を示す図である。
なお、このような問合せは、明示的な問合せであることを要しない。たとえば、ゲートウエイに対する接続要求を各デバイスに送信することによって、このような問合せを実現するようにしてもよい。具体的には、ゲートウエイ30aが各デバイスに対してゲートウエイに対する接続要求を送信すると、当該問合せを受信した各デバイスはそれぞれ次のような返信を行う。
当該問合せを受信したデバイスがゲートウエイデバイスである場合には、当該デバイスは、ゲートウエイ30aからの接続要求を拒否し、その旨(接続要求許否)をゲートウエイ30aに返信する。一方、当該問合せを受信したデバイスがゲートウエイデバイスでない場合には、当該デバイスは、通信内容(接続要求)を理解できず、通信エラーメッセージをゲートウエイ30aに返信する。
その後、ステップS15,S16において、第1実施形態と同様の動作が行われる。ただし、ゲートウエイ30aは、各デバイスからの返答に基づいて、各デバイスがゲートウエイデバイスであるか否かを判断する。具体的には、問合せ先装置から接続要求許否が返信されてきた場合には、ゲートウエイ30aは、当該問合せ先装置がゲートウエイデバイスである旨を判断する。一方、問合せ先装置から通信エラーメッセージが返信されてきた場合には、ゲートウエイ30aは、当該問合せ先装置がゲートウエイデバイスでない旨を判断する。このようにして、各問合せ結果に基づいてゲートウエイデバイスが特定される。そして、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、ゲートウエイ30aの管理対象デバイスが決定される。
以上のような動作によっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。特に、第3実施形態によれば、ゲートウエイ30aは、管理サーバ50との通信を要さずに他のゲートウエイデバイスを特定することが可能である。
なお、第2実施形態に関しても同様の思想を適用することが可能である。その場合、ゲートウエイ30aは、ステップS13にてスリープ中デバイス206を管理対象デバイス(候補)から予め除外すればよい。換言すれば、ステップS13においては、スリープ中デバイス206に対してゲートウエイであるか否かに関する問合せを行うことを要しない。
<4.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、各ゲートウエイ30の管理対象デバイス決定動作は、或る時刻の到来に応じて実行される態様を例示したが、これに限定されない。具体的には、これに代えて、或るいは、これとともに、各ゲートウエイ30の起動時等に実行されるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態等においては、ゲートウエイデバイスの情報を管理サーバ50に問い合わせる態様等を例示しているが、これに限定されず、ゲートウエイ30aは、ゲートウエイデバイスの情報を、LAN107内のプリントサーバに問い合わせるようにしてもよい。なお、当該プリントサーバは、上述の管理テーブル69と同様のデータを格納しているものとする。
より具体的には、ゲートウエイ30aは、デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスの情報と当該2以上のデバイスの中にゲートウエイデバイスが存在するか否かに関する問合せとをプリントサーバに送信する。ゲートウエイ30aは、その問合せ結果をプリントサーバから受信することによって、当該2以上のデバイスに含まれるゲートウエイデバイスを特定する。このようにして、ゲートウエイ30aは、プリントサーバからゲートウエイデバイスの情報を取得するようにしてもよい。そして、ゲートウエイ30aは、特定された当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、ゲートウエイ30aによる管理対象デバイスを決定するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、デバイス10としてMFPを例示したがこれに限定されない。たとえば、プリント処理を実行する印刷出力部とスキャン処理を実行する画像読取部との少なくとも一方を有する画像形成装置等であってもよい。より詳細には、デバイス10は、単機能プリンタ、あるいは、単機能スキャナ等であってもよい。
1 通信システム
10 デバイス
30,30a,30b ゲートウエイ(通信中継装置)
50 管理サーバ
70 クラウドサーバ
90 クライアント
107 LAN
201〜206 MFP
301 (ゲートウエイ30aの)デバイスリスト

Claims (19)

  1. 通信システムであって、
    印刷出力部と画像読取部との少なくとも一方を有し且つ所定のLANの内部に設けられる複数のデバイスと、
    前記所定のLANの内部に設けられ、前記複数のデバイスと前記所定のLANの外部に設けられた外部サーバとの通信を中継する複数のゲートウエイと、
    を備え、
    前記複数のゲートウエイは、第1のゲートウエイを有し、
    前記第1のゲートウエイは、
    前記所定のLAN内のデバイスを検索するデバイス検索処理を実行する検索手段と、
    前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスのうち前記外部サーバとの通信を中継するゲートウエイとして動作するデバイスであるゲートウエイデバイスの情報を取得する取得手段と、
    前記第1のゲートウエイによって前記外部サーバとの通信中継処理が管理されるデバイスである第1の管理対象デバイスを決定する決定手段と、
    を有し、
    前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスから、少なくとも前記ゲートウエイデバイスを除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスから、スリープ中のデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記決定手段は、最新のデバイス検索処理によって検索されたデバイスの数が前回のデバイス検索処理によって検索されたデバイスの数よりも多い場合、前記第1の管理対象デバイスの更新処理を実行することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記所定のLANの外部に設けられ、前記複数のデバイスのうちの特定のデバイスに対するアクセス要求を前記外部サーバから受け付ける管理サーバ、
    をさらに備え、
    前記第1のゲートウエイは、
    前記第1の管理対象デバイスの情報を前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、
    前記複数のゲートウエイのそれぞれの管理対象デバイスの登録情報であって前記第1のゲートウエイによる管理対象デバイスの情報を含む登録情報を格納する格納手段と、
    前記特定のデバイスに対するアクセス要求が前記外部サーバから受け付けられると、前記特定のデバイスに対する通信を中継することが可能なゲートウエイを前記登録情報に基づき決定する中継装置決定手段と、
    前記中継装置決定手段によって決定されたゲートウエイに対して、前記外部サーバとの間でトンネル接続を確立すべき旨のトンネル接続要求を送信する通信手段と、
    を有し、
    前記中継装置決定手段によって決定された前記ゲートウエイは、前記トンネル接続要求に応じてトンネル接続を前記外部サーバとの間に確立し、前記トンネル接続を利用して前記外部サーバと前記特定のデバイスとの間の通信を中継することを特徴とする通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムにおいて、
    前記管理サーバの前記通信手段は、
    前記第1のゲートウエイとの間に通信セッションを予め確立しておき、
    前記中継装置決定手段によって前記特定のデバイス向けのゲートウエイとして前記第1のゲートウエイが決定される場合には、前記通信セッションを利用して、前記トンネル接続要求を前記第1のゲートウエイに送信することを特徴とする通信システム。
  6. 請求項4または請求項5に記載の通信システムにおいて、
    前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスの情報を前記管理サーバに問い合わせることを特徴とする通信システム。
  7. 請求項6に記載の通信システムにおいて、
    前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスの情報と当該2以上のデバイスの中に前記ゲートウエイデバイスが存在するか否かに関する問合せとを前記管理サーバに送信し、その問合せ結果を前記管理サーバから受信することによって、前記2以上のデバイスに含まれる前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする通信システム。
  8. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスの情報を、前記所定のLANの内部に設けられたプリントサーバに問い合わせることを特徴とする通信システム。
  9. 請求項8に記載の通信システムにおいて、
    前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスの情報と当該2以上のデバイスの中に前記ゲートウエイデバイスが存在するか否かに関する問合せとを前記プリントサーバに送信し、その問合せ結果を前記プリントサーバから受信することによって、前記2以上のデバイスに含まれる前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする通信システム。
  10. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスであるか否かを前記2以上のデバイスのそれぞれに問い合わせ、前記2以上のデバイスに関する問合せ結果に基づいて、前記2以上のデバイスのうちの前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とする通信システム。
  11. 所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する複数のゲートウエイのうちの一のゲートウエイであって、
    前記所定のLAN内のデバイスを検索するデバイス検索処理を実行する検索手段と、
    前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスのうち前記外部サーバとの通信を中継するゲートウエイとして動作するデバイスであるゲートウエイデバイスの情報を取得する取得手段と、
    前記所定のLANの内部に設けられた前記複数のゲートウエイのうちの前記一のゲートウエイである第1のゲートウエイによって前記外部サーバとの通信中継処理が管理されるデバイスである第1の管理対象デバイスを決定する決定手段と、
    を有し、
    前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスから、少なくとも前記ゲートウエイデバイスを除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とするゲートウエイ。
  12. 請求項11に記載のゲートウエイにおいて、
    前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスから、スリープ中のデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とするゲートウエイ。
  13. 請求項11または請求項12に記載のゲートウエイにおいて、
    前記決定手段は、最新のデバイス検索処理によって検索されたデバイスの数が前回のデバイス検索処理によって検索されたデバイスの数よりも多い場合、前記第1の管理対象デバイスの更新処理を実行することを特徴とするゲートウエイ。
  14. 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載のゲートウエイにおいて、
    前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスの情報を、前記所定のLANの外部に設けられた管理サーバに問い合わせることを特徴とするゲートウエイ。
  15. 請求項14に記載のゲートウエイにおいて、
    前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスの情報と当該2以上のデバイスの中に前記ゲートウエイデバイスが存在するか否かに関する問合せとを前記管理サーバに送信し、その問合せ結果を前記管理サーバから受信することによって、前記2以上のデバイスに含まれる前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とするゲートウエイ。
  16. 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載のゲートウエイにおいて、
    前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスの情報を前記所定のLANの内部に設けられたプリントサーバに問い合わせることを特徴とするゲートウエイ。
  17. 請求項16に記載のゲートウエイにおいて、
    前記決定手段は、前記デバイス検索処理によって検索された前記2以上のデバイスの情報と当該2以上のデバイスの中に前記ゲートウエイデバイスが存在するか否かに関する問合せとを前記プリントサーバに送信し、その問合せ結果を前記プリントサーバから受信することによって、前記2以上のデバイスに含まれる前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とするゲートウエイ。
  18. 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載のゲートウエイにおいて、
    前記決定手段は、前記ゲートウエイデバイスであるか否かを前記2以上のデバイスのそれぞれに問い合わせ、前記2以上のデバイスに関する問合せ結果に基づいて、前記2以上のデバイスのうちの前記ゲートウエイデバイスを特定し、当該ゲートウエイデバイスを少なくとも除外した上で、前記第1の管理対象デバイスを決定することを特徴とするゲートウエイ。
  19. 所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する複数のゲートウエイのうちの一のゲートウエイに内蔵されたコンピュータに、
    a)前記所定のLAN内のデバイスを検索するデバイス検索処理を実行するステップと、
    b)前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスのうち前記外部サーバとの通信を中継するゲートウエイとして動作するデバイスであるゲートウエイデバイスの情報を取得する取得手段と、
    c)前記所定のLANの内部に設けられた前記複数のゲートウエイのうちの前記一のゲートウエイである第1のゲートウエイによって前記外部サーバとの通信中継処理が管理されるデバイスである第1の管理対象デバイスを決定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップc)においては、前記デバイス検索処理によって検索された2以上のデバイスから少なくとも前記ゲートウエイデバイスが除外された上で、前記第1の管理対象デバイスが決定されることを特徴とするプログラム。
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