JP6519342B2 - 通信システム、通信中継装置およびプログラム - Google Patents

通信システム、通信中継装置およびプログラム Download PDF

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本発明は、LAN外部のサーバとLAN内部のデバイスとの間の通信を行う通信システム、およびそれに関連する技術に関する。
LAN外部のサーバ(クラウドサーバ等)とLAN内部のデバイス(画像形成装置等)との連携を図る技術が存在する。
たとえば、クラウド上のサーバ(クラウドサーバ)に格納された電子文書をローカル側(LAN内部)の画像形成装置を用いて印刷出力する技術が存在する(特許文献1参照)。
特許文献1には、画像形成装置(デバイス)とゲートウエイとクラウドサーバとを備える文書出力システム(通信システム)が示されている。このシステムにおいては、クラウドサーバに格納された電子文書がゲートウエイ等を介して画像形成装置に送信され、画像形成装置において当該電子文書の印刷出力が行われる。なお、ゲートウエイおよび画像形成装置(デバイス)はLANの内部に設けられており、クラウドサーバはLANの外部に設けられている。
ところで、上述のようなシステムにおいては、通常、LANの内部の画像形成装置(デバイス)とLANの外部のクラウドサーバとの間にはファイアウォールが設けられる。
LAN内部の画像形成装置からLAN外部のクラウドサーバへのアクセスは、ファイアウォールを通過し、当該アクセスは許可される。
しかしながら、逆向きのアクセス、すなわち、LAN外部のクラウドサーバからLAN内部の画像形成装置への直接的なアクセスは、ファイアウォールによってブロックされる。すなわち、クラウドサーバから直接、画像形成装置に対するアクセスを行うことはできない。
これに対して、LAN外部の管理サーバとLAN内部のゲートウエイ(通信中継装置)との間に(ファイアフォールの例外として)メッセージセッション(通信セッション)を確立しておき、LAN外部のクラウドサーバから、当該管理サーバおよび当該ゲートウエイを経由して、LAN内部の画像形成装置にアクセスする技術が考えられる。
図20および図21は、そのような技術を示す図である。ゲートウエイ30は、その起動時等において、予め指定された管理サーバ50との間にメッセージセッション511を確立しておく(図20の太線参照)。その後、図21に示すように、クラウドサーバ70から特定のMFP(デバイス)206へのアクセス要求発生時においては、管理サーバ50とゲートウエイ30との間の当該メッセージセッション511を利用することにより管理サーバ50から当該ゲートウエイ30にトンネル接続要求が送信される。当該ゲートウエイ30はトンネル接続要求に基づきクラウドサーバ70との間にトンネル通信を確立する。そして、当該トンネル通信を用いてクラウドサーバ70から(ゲートウエイ30経由で)デバイス(画像形成装置)206へのアクセスが行われる。このような技術については、後に詳述する。
なお、特許文献2には、同様の技術が示されている。
特開2013−73578号公報 特開2014−215846号公報
このように、LANの外部のクラウドサーバとLANの内部のデバイスとの間の通信は、ゲートウエイ30の管理下で行われる。
なお、LAN外部のクラウドサーバとLAN内部のデバイスとの間の通信には、逆向きの動作も存在し得る。具体的には、LAN内部のデバイス(MFP)にて生成されたスキャン画像を外部サーバ(クラウドサーバ)に格納する動作が考えられる。このような動作においても、ゲートウエイ30を介した通信が行われ得る。
ところで、ゲートウエイ30による管理対象デバイスの数は、ゲートウエイ30のハードウエア能力等を考慮して、制限されることがある。たとえば、或るゲートウエイ30の管理対象デバイスは、LAN内のデバイスの総数(たとえば「10台」)よりも小さな所定の制限数(たとえば「5台」)に制限される。ゲートウエイ30は、所定の制限数(上限値)Nmax以下の台数のデバイスを管理対象デバイスとして予め登録しておくことが可能である。すなわち、管理対象デバイスとして登録可能な台数に制限数Nmaxが存在する。
しかしながら、たとえば、Nmax台のデバイス(上限台数のデバイス)10が既に管理対象デバイスとして登録されている状態において、このような登録状態のままでは、ゲートウエイ30は、LAN内の複数のデバイスのうち、既に登録されている管理対象デバイス(登録済デバイス)以外のデバイス(非登録デバイス)を使用することができない。
そこで、この発明は、ゲートウエイの管理対象デバイスとして既に登録されたデバイスである登録済デバイス以外のデバイス(非登録デバイス)からの通信要求を受けた場合に、非登録デバイスと外部サーバとの通信を行うことが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、通信システムであって、所定のLANの内部に設けられる複数のデバイスと、前記所定のLANの内部に設けられ、前記複数のデバイスと前記所定のLANの外部に設けられた外部サーバとの通信を中継する通信中継装置と、を備え、前記通信中継装置は、前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち所定の制限数以下のデバイスを予め登録する登録制御手段と、前記複数のデバイスのうちのいずれかと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付ける要求受付手段と、前記通信要求に基づいて、前記管理対象デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行する通信制御手段と、を有し、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、前記登録済デバイスのうちの一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る通信システムにおいて、前記複数のデバイスのうち前記登録済デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、前記登録制御手段は、前記管理対象デバイスに関する登録内容を変更せず、且つ、前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録されている前記登録済デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行し、前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、前記登録制御手段は、前記登録済デバイスのうちの前記一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録し、且つ、前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録された前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る通信システムにおいて、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合において、前記登録済デバイスのいずれもがジョブを実行中であるときには、前記登録済デバイスのうちのいずれかのデバイスである前記一のデバイスのジョブが終了した後に、前記登録済デバイスのうちの前記一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る通信システムにおいて、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち、各デバイスに関する通信要求に基づき過去の所定期間にて行われた通信の回数が比較的多いデバイスを、前記管理対象デバイスとして予め登録することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る通信システムにおいて、前記通信中継装置は、前記所定のLAN内のデバイスを検索する検索処理を実行する検索手段と、前記検索処理によって検索された少なくとも1つのデバイスの情報を前記外部サーバに向けて送信する送信手段と、をさらに有し、前記通信システムは、前記外部サーバにアクセスして、前記複数のデバイスのいずれかによるプリントジョブの実行指示を付与する外部端末、をさらに備え、前記外部サーバは、前記通信中継装置における前記検索処理の処理結果に基づいて、前記複数のデバイスの中から前記プリントジョブを実行すべきデバイスを選択するための選択画面の情報を前記外部端末に送信し、前記外部端末は、前記選択画面の情報に基づいて前記選択画面を表示し、前記選択画面は、前記検索処理の処理結果が前記非登録デバイスを含む場合には、前記登録済デバイスに関する選択肢のみならず前記非登録デバイスに関する選択肢をも有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る通信システムにおいて、前記非登録デバイスは、前記非登録デバイスにて生成されるスキャン画像の送信先を指定するための操作画面であって前記外部サーバを前記送信先として指定する選択肢を有する操作画面を表示することを特徴とする。
請求項7の発明は、所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する通信中継装置であって、前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち所定の制限数以下のデバイスを予め登録する登録制御手段と、前記複数のデバイスのうちのいずれかと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付ける要求受付手段と、前記通信要求に基づいて、前記管理対象デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行する通信制御手段と、を有し、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、前記登録済デバイスのうちの一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の発明に係る通信中継装置において、前記複数のデバイスのうち前記登録済デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、前記登録制御手段は、前記管理対象デバイスに関する登録内容を変更せず、且つ、前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録されている前記登録済デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行し、前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、前記登録制御手段は、前記登録済デバイスのうちの前記一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録し、且つ、前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録された前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7または請求項8の発明に係る通信中継装置において、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合において、前記登録済デバイスのいずれもがジョブを実行中であるときには、前記登録済デバイスのうちのいずれかのデバイスである前記一のデバイスのジョブが終了した後に、前記登録済デバイスのうちの前記一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項7から請求項9のいずれかの発明に係る通信中継装置において、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち、前記通信要求に基づく通信回数が比較的多いデバイスを、前記管理対象デバイスとして予め登録することを特徴とする。
請求項11の発明は、所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する通信中継装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち所定の制限数以下のデバイスを予め登録するステップと、b)前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求であって、前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付けるステップと、c)前記非登録デバイスに関する前記通信要求が受け付けられると、前記登録済デバイスのうちの一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項12の発明は、通信システムであって、所定のLANの内部に設けられる複数のデバイスと、前記所定のLANの内部に設けられ、前記複数のデバイスと前記所定のLANの外部に設けられた外部サーバとの通信を中継する通信中継装置と、を備え、前記通信中継装置は、前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち、所定の制限数以下且つ前記所定の制限数から所定の余裕数を差し引いた数以下のデバイスのみを、予め登録する登録制御手段と、前記複数のデバイスのうちのいずれかと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付ける要求受付手段と、前記通信要求に基づいて、前記管理対象デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行する通信制御手段と、を有し、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12の発明に係る通信システムにおいて、前記複数のデバイスのうち前記登録済デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、前記登録制御手段は、前記管理対象デバイスに関する登録内容を変更せず、且つ、前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録されている前記登録済デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行し、前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、前記登録制御手段は、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録し、且つ、前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録された前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項12または請求項13の発明に係る通信システムにおいて、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち、前記通信要求に基づく通信回数が比較的多いデバイスを、前記管理対象デバイスとして予め登録することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項12から請求項14のいずれかの発明に係る通信システムにおいて、前記通信中継装置は、前記所定のLAN内のデバイスを検索する検索処理を実行する検索手段と、前記検索処理によって検索された少なくとも1つのデバイスの情報を前記外部サーバに向けて送信する送信手段と、をさらに有し、前記通信システムは、前記外部サーバにアクセスして、前記複数のデバイスのいずれかによるプリントジョブの実行指示を付与する外部端末、をさらに備え、前記外部サーバは、前記通信中継装置における前記検索処理の処理結果に基づいて、前記複数のデバイスの中から前記プリントジョブを実行すべきデバイスを選択するための選択画面の情報を前記外部端末に送信し、前記外部端末は、前記選択画面の情報に基づいて前記選択画面を表示し、前記選択画面は、前記検索処理の処理結果が前記非登録デバイスを含む場合には、前記登録済デバイスに関する選択肢のみならず前記非登録デバイスに関する選択肢をも有することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項12から請求項14のいずれかの発明に係る通信システムにおいて、前記非登録デバイスは、前記非登録デバイスにて生成されるスキャン画像の送信先を指定するための操作画面であって前記外部サーバを前記送信先として指定する選択肢を有する操作画面を表示することを特徴とする。
請求項17の発明は、所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する通信中継装置であって、前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち、所定の制限数以下且つ前記所定の制限数から所定の余裕数を差し引いた数以下のデバイスのみを、予め登録する登録制御手段と、前記複数のデバイスのうちのいずれかと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付ける要求受付手段と、前記通信要求に基づいて、前記管理対象デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行する通信制御手段と、を有し、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録することを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項17の発明に係る通信中継装置において、前記複数のデバイスのうち前記登録済デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、前記登録制御手段は、前記管理対象デバイスに関する登録内容を変更せず、且つ、前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録されている前記登録済デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行し、前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、前記登録制御手段は、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録し、且つ、前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録された前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項17または請求項18の発明に係る通信中継装置において、前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち、前記通信要求に基づく通信回数が比較的多いデバイスを、前記管理対象デバイスとして予め登録することを特徴とする。
請求項20の発明は、所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する通信中継装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち、所定の制限数以下且つ前記所定の制限数から所定の余裕数を差し引いた数以下のデバイスのみを、予め登録するステップと、b)前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求であって、前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付けるステップと、c)前記非登録デバイスに関する前記通信要求が前記ステップb)にて受け付けられると、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1から請求項11に記載の発明によれば、ゲートウエイの管理対象デバイスとして既に登録されたデバイスである登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスからの通信要求をゲートウエイが受けた場合、登録済デバイスのうちの一のデバイスに代えて、非登録デバイスが管理対象デバイスとして登録される。したがって、非登録デバイスからの通信要求を受けた場合であっても、当該非登録デバイスとクラウドサーバとの通信を実行することが可能である。
請求項12から請求項20に記載の発明によれば、複数のデバイスのうち、制限数Nmaxから余裕数Mを差し引いた数(Nmax−M)以下のデバイスのみが管理対象デバイスとして予め登録される。そして、当該複数のデバイスのうち管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、当該非登録デバイスが管理対象デバイスとして追加登録される。したがって、非登録デバイスからの通信要求を受けた場合であっても、当該非登録デバイスとクラウドサーバとの通信を実行することが可能である。
第1実施形態に係る通信システムの概略構成を示す図である。 MFPの構成を示す概略図である。 各装置の概略構成を示す図である。 通信システムにおける動作を示す概念図である。 通信システムにおける動作を示す概念図である。 通信システムにおける動作を示す概念図である。 通信システムにおける動作を示す概念図である。 クライアント(外部端末)に表示される操作画面を示す図である。 クライアント(外部端末)に表示される別の操作画面を示す図である。 ゲートウエイの動作を示すフローチャートである。 変更前のデバイスリストを示す図である。 変更後のデバイスリストを示す図である。 第2実施形態に係る通信システムの動作を示す概念図である。 通信システムの動作を示す概念図である。 MFP(デバイス)に表示される操作画面を示す図である。 第3実施形態に係るゲートウエイの動作を示すフローチャートである。 変更前のデバイスリストを示す図である。 変更後のデバイスリストを示す図である。 履歴情報を記録したデータテーブルを示す図である。 通信システムにおける動作を示す概念図である。 通信システムにおける動作を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.システム構成概要>
図1は、本発明の実施形態に係る通信システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、ゲートウエイ30と複数のデバイス10とを備える。また、通信システム1は、管理サーバコンピュータ(以下、単に管理サーバとも称する)50と、クラウドサーバコンピュータ(以下、単にクラウドサーバとも称する)70と、クライアントコンピュータ(以下、単にクライアントとも称する)90とをさらに備える。
各要素10,30,50,70,90は、ネットワーク108を介して互いに接続されており、ネットワーク通信を実行することが可能である。なお、ネットワーク108は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、WAN(ワイドエリアネットワーク)、インターネットなどによって構成される。また、ネットワーク108への接続形態は、有線接続であってもよく或いは無線接続であってもよい。
複数のデバイス10および複数のゲートウエイ30は、企業内等に構築された或るLAN107の内部に設けられている。一方、管理サーバ50、クラウドサーバ70およびクライアント90は、LAN107の外部に設けられている。なお、クライアント90は、LAN107の内部に設けられていてもよい。
ここでは、デバイス10として、マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral)(MFPとも略称する)を例示する。MFPは、画像形成装置あるいは通信装置などとも称される。
また、ゲートウエイ30は、ここでは、デバイス10としてのみ動作するMFP(202〜207)とは別のMFP(201)に構築される。具体的には、ハードウエアとしてのMFP(201)内に組み込まれたソフトウエア(プログラム)を実行することにより、ゲートウエイ30が実現される。
一方、管理サーバ50、クラウドサーバ70は、いわゆるパーソナルコンピュータ等を用いて構築される。また、クライアント90(外部端末とも称する)は、スマートフォン等を用いて構築される。なお、これに限定されず、クライアント90も、いわゆるパーソナルコンピュータ等を用いて構築されてもよい。
この通信システム1においては、たとえば、クライアント90からクラウドサーバ70へと送出された印刷指令が、管理サーバ50およびゲートウエイ30を経由してデバイス10へと送信され、デバイス(MFP)10において印刷出力が行われる。
複数のゲートウエイ30は、複数のデバイス10とクラウドサーバ70との通信を中継する機能を有しており、各ゲートウエイ30は、通信中継装置とも称される。
管理サーバ50は、クラウドサーバ70と複数のゲートウエイ30との通信等を管理する装置である。管理サーバ50は、複数のデバイス10のうちの特定のデバイスに対するアクセス要求をクラウドサーバ70から受け付けるとともに、当該アクセス要求に応じて、複数のゲートウエイ30のいずれかに対してクラウドサーバ70とのトンネル接続要求を送信する。
<1−2.MFPの構成概要>
図2は、MFPの構成を示す概略図である。MFPは、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能およびデータ通信機能などを備える装置(複合機とも称する)である。
MFPは、印刷出力処理(プリント処理)および画像読取処理(スキャン処理)等を行うことが可能な画像形成装置である。この実施形態では、デバイス10として動作する複数のMFP200(201〜207)がLAN107内に設けられている。また、当該複数のMFP201〜207のうちの一部のMFP201は、ゲートウエイ30としても動作する。換言すれば、MFP201以外の複数のMFP202〜207は、ゲートウエイ30としては動作せず、デバイス10として動作する。
図2に示すように、MFPは、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、入出力部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFPの所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って、当該原稿の画像データ(原稿画像とも称する)を生成する処理部である。
印刷出力部3は、対象画像に関する画像データに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワーク108を介したネットワーク通信が可能である。このネットワーク通信では、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)およびFTP(File Transfer Protocol)等の各種のプロトコルが利用され、当該ネットワーク通信を利用することによって、MFPは、所望の相手先(管理サーバ50およびクラウドサーバ70等)との間で各種のデータを授受することが可能である。
詳細には、ゲートウエイ30として動作するMFP(201)の通信部4は、ゲートウエイ30と管理サーバ50との間に確立されたメッセージセッション(後述)を利用して、管理サーバ50と通信すること(特に管理サーバ50からのデータを受信すること)ができる。また、デバイス10として動作するMFP(201〜207)の通信部4は、ゲートウエイ30とクラウドサーバ70との間に確立されたトンネル接続(後述)を利用して、当該ゲートウエイ30を経由してクラウドサーバ70と通信すること(特にクラウドサーバ70からのデータを受信すること)もできる。なお、通信部4は、他の装置に対してデータ等を送信する送信部と、他の装置からデータ等を受信する受信部とを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)および不揮発性メモリ等の格納装置で構成される。
入出力部6は、MFPに対する入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。なお、入出力部6は、操作部とも称される。
コントローラ9は、MFPを統括的に制御する制御部であり、CPUと、各種の半導体メモリ(RAMおよびROM等)とを備えて構成される。
コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部(画像形成動作等を制御する動作制御部16、および後述するゲートウエイ処理部18等)を実現する。
たとえば、ゲートウエイ30として動作するMFPのコントローラ9は、ゲートウエイ処理部18(通信制御部41、情報取得部45、登録制御部46および要求受付部47(図3参照(後述))等を含む)を実現する。また、デバイス10のみとして動作するMFPのコントローラ9も同様の処理部を有していても良いが、ゲートウエイ30として機能するための処理部を有していなくてもよい。なお、当該プログラムは、たとえば各種の可搬性の記録媒体(USBメモリ等)に記録され、当該記録媒体を介してMFPにインストールされればよい。あるいは当該プログラムは、ネットワーク108等を介してダウンロードされてMFPにインストールされるようにしてもよい。
<1−3.各要素の構成概要>
図3は、各要素30,50,70等の概略構成を示す図である。図3を参照して、これらの各要素について説明する。
<クラウドサーバ70>
クラウドサーバ70は、通信制御部81を備える。通信制御部81は、管理サーバ50との通信を実行する。また、通信制御部81は、各ゲートウエイ30との通信をトンネル通信(後述)を用いて実行する。
<管理サーバ50>
管理サーバ50は、通信制御部61、デバイス情報管理部65および解析部67などの各種の処理部を備える。
これら各種の処理部は、管理サーバ50のCPUにおいて、格納部(HDD等)に格納されている所定のソフトウエアプログラム(単にプログラムとも称する)を実行することによって実現される。なお、当該プログラムは、たとえば各種の可搬性の記録媒体(DVD−ROM等)に記録され、当該記録媒体を介して管理サーバ50にインストールされればよい。あるいは当該プログラムは、ネットワーク108等を介してダウンロードされて管理サーバ50にインストールされるようにしてもよい。
通信制御部61は、通信部54(通信用ハードウエア)と協働して、各種の通信動作を制御する。たとえば、通信制御部61は、クラウドサーバ70との通信を実行し、クラウドサーバ70からのアクセス要求を受信する。また、通信制御部61は、各ゲートウエイ30との通信をメッセージセッション(後述)を用いて実行する。なお、通信部54は、他の装置に対してデータ等を送信する送信部と、他の装置からデータ等を受信する受信部とを有する。
デバイス情報管理部65は、管理サーバ50による管理対象の複数のゲートウエイ30の情報(管理ゲートウエイ情報)、および当該複数のゲートウエイ30からそれぞれ受信した管理デバイス情報(各ゲートウエイ30による管理対象のデバイスの情報)等を管理する処理部である。これらの情報(管理ゲートウエイ情報および管理デバイス情報)は、管理サーバ50の格納部(HDD(ハードディスクドライブ)等)55内に格納された管理テーブル69に記述されている。管理テーブル69においては、管理ゲートウエイ情報(各ゲートウエイ30の識別情報(たとえばIPアドレス)等)、および各ゲートウエイ30と各ゲートウエイ30の配下のデバイス(管理対象デバイス)との関係を示す管理デバイス情報等が記述されている。
解析部67は、クラウドサーバ70から受信したアクセス要求の内容を解析するとともに、当該アクセス要求に応じた接続先デバイス10に対する通信を中継することが可能なゲートウエイ30を、管理テーブル69に基づき決定する処理部である。解析部67は、利用すべきゲートウエイ30(通信中継装置)を決定する中継装置決定部とも表現される。
また、通信制御部61および通信部54等は、解析部(中継装置決定部)67によって決定されたゲートウエイ30(通信中継装置)に対して、クラウドサーバ70との間でトンネル接続を確立すべき旨のトンネル接続要求を送信する。
なお、解析部(中継装置決定部)67によって決定されたゲートウエイ30(通信中継装置)は、当該トンネル接続要求を受信すると、当該トンネル接続要求に応じてトンネル接続をクラウドサーバ70との間に確立する。そして、当該ゲートウエイ30は、当該トンネル接続を利用して、クラウドサーバ70と接続先デバイス10との間の通信を中継する。
<ゲートウエイ30>
各ゲートウエイ30は、それぞれ、通信制御部41、情報取得部45、登録制御部46および要求受付部47などの各種の処理部を備える。これら各種の処理部は、ゲートウエイ30(MFP)のコントローラ9において、所定のプログラムを実行することによって実現される。
通信制御部41は、他の装置との通信を制御する処理部である。通信制御部41は、メッセージセッション通信制御部42とトンネル通信制御部43とLAN内通信制御部44とを有する。
LAN内通信制御部44は、LAN内の各種装置との通信を実行する処理部である。LAN内通信制御部44は、たとえば、デバイス検索用のブロードキャストパケットを同一LAN内の各装置に対して送信(一斉同報)すること等によって、LAN107内のデバイスを検索するデバイス検索処理を実行する。
一方、メッセージセッション通信制御部42とトンネル通信制御部43とは、それぞれ、LAN外の各種装置との通信を実行する処理部である。
メッセージセッション通信制御部42は、管理サーバ50との通信をメッセージセッション(後述)を用いて実行する処理部である。メッセージセッション通信制御部42は、管理サーバ50との間にメッセージセッション(詳細には、常時接続メッセージセッション)を確立して、管理サーバ50との通信を実行する。メッセージセッション通信制御部42は、対管理サーバ通信部(あるいは管理サーバ通信部)とも称される。
トンネル通信制御部43は、クラウドサーバ70との通信をトンネル通信(後述)を用いて実行する処理部である。トンネル通信制御部43は、クラウドサーバ70との間にトンネル通信を確立して、クラウドサーバ70と特定のデバイス10との通信を中継する。トンネル通信制御部43は、対クラウドサーバ通信部(あるいはクラウドサーバ通信部)とも称される。
後述するように、メッセージセッションを利用することによって、LAN107の外部の装置(管理サーバ50)からLAN107の内部の装置(ゲートウエイ30)に対して、データを送信することが可能である。また、トンネル接続を利用することによって、LAN107の外部の装置(クラウドサーバ70)からLAN107の内部の装置(ゲートウエイ30およびデバイス10)に対して、データを送信することが可能である。
また、情報取得部45は、同一LAN内に存在するデバイスの情報(ひいてはそのゲートウエイ30の配下に存在するデバイス10の情報)を収集(取得)する処理部である。
登録制御部46は、情報取得部45によって取得されたデバイス情報等に基づいて、本ゲートウエイ30の管理下に配置するデバイス10(本ゲートウエイ30による管理対象デバイス)を登録する処理部である。登録制御部46は、後述するように、管理対象デバイスとして、複数のデバイスのうち所定の制限数(制限値)以下のデバイスを予め登録する。
要求受付部47は、通信制御部41等と協働して、複数のデバイスのうちのいずれかとクラウドサーバ70との通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付ける処理部である。なお、当該通信要求に基づいて、通信制御部41は、管理対象デバイスとクラウドサーバ70との通信中継処理を実行する。
<1−4.予備登録動作およびデバイス検索動作等>
次に、第1実施形態に係る通信システム1における動作について説明する。
<管理対象デバイス登録(予備登録)>
この実施形態においては、ゲートウエイ30は、(自装置以外の)複数のデバイス10(202〜207)のうち所定の制限数(最大数)Nmax以下のデバイス10を、「管理対象デバイス」として、予め登録(予備登録)することが可能である。「管理対象デバイス」は、クラウドサーバ70との通信中継処理がゲートウエイ30によって管理されるデバイス10である。
ここでは、ゲートウエイ30は、自装置とは別に最大で5台のデバイス10を「管理対象デバイス」として登録することが可能であるものとする。すなわち、制限数Nmaxは、「5」であるものとする。
また、ゲートウエイ30は、自装置がデバイス10でもある場合には、当該自装置をも管理対象デバイスとして登録することが可能である。たとえば、ゲートウエイ30は、自装置を含めた複数のデバイス10(201〜207)のうち、自装置201を含めて合計6台(制限数Nmax=「6」)のデバイスを管理対象デバイスとして登録することが可能である。
ここでは、LAN107内に7台のMFP201〜207が存在し、且つ、MFP201はゲートウエイ30でもありデバイス10でもあるものとする。そして、ゲートウエイ30(MFP201)は、7台のMFP201〜207のうち、6台のMFP201〜206(自装置201を含む)を、「管理対象デバイス」として予め登録しているものとする。換言すれば、ゲートウエイ30(MFP201)は、自装置を除く6台のMFP202〜207のうち、5台のMFP202〜206を、「管理対象デバイス」として予め登録しているものとする。
このような管理対象デバイスの情報等がデバイスリスト301(後述、図11参照)に登録される。なお、デバイスリスト301には、LAN107内に存在する複数のデバイスがリストアップされており、管理対象デバイスとして登録されたデバイス(登録済デバイス)以外のデバイス(非登録デバイス)もがリストアップされている。
<常時接続用メッセージセッション確立>
また、上述(図20参照)のように、ゲートウエイ30は、その起動時等において、予め指定された管理サーバ50との間に通信セッション(詳細には、メッセージセッション)511を予め確立しておく。具体的には、ゲートウエイ30は、予め指定された管理サーバ50に対してメッセージセッションの確立要求を送信する。これに応じて、管理サーバ50が当該確立要求を承認することによって、ゲートウエイ30と管理サーバ50との間に(ファイアフォールの例外としての)メッセージセッション511が確立される(図20参照)。換言すれば、LAN107の内部のゲートウエイ30からLAN107の外部の管理サーバ50へのアクセスに応じて、メッセージセッションが確立される。なお、このようなメッセージセッション(通信セッション)としては、たとえば、「XMPP:eXtensible Messaging and Presence Protocol」)などの通信プロトコルを用いたものが例示される。
<デバイス検索>
図4は、デバイス検索処理等を示す図である。
図4に示すように、ゲートウエイ30は、或るタイミングで(定期あるいは不定期に)、デバイス検索処理を実行する(ステップS11)。具体的には、ゲートウエイ30は、デバイス検索用のブロードキャストパケットを同一LAN内の各装置に対して送信(一斉同報)する。ゲートウエイ30は、各装置からの返信に基づいて同一LAN内の各装置を検出する。
ゲートウエイ30は、デバイス検索処理の処理結果に基づいてデバイスリスト301を更新する(ステップS12(図4))。具体的には、ゲートウエイ30は、検出された装置(デバイス)をデバイスリスト301にリストアップする。たとえば、6台のMFP(デバイス)202〜207が検出される場合には、ゲートウエイ30は、当該6台のMFP202〜207をデバイスリスト301にリストアップする。また、ゲートウエイ30は、自装置201をも加えてデバイスリスト301にリストアップする。
図11は、デバイスリスト301の一例を示す図である。図11のデバイスリスト301においては、7台のMFP201〜207がリストアップされている。デバイスリスト301においては、当該7台のMFP201〜207のうち6台のMFP201〜206が「管理対象デバイス」として予め登録されている。換言すれば、デバイスリスト301においては、ゲートウエイ30以外の6台のMFP202〜207のうち5台のMFP202〜206が「管理対象デバイス」として予め登録されている。また、デバイスリスト301においては、「管理対象デバイス」として登録されていないデバイスである「非登録デバイス」(MFP207)(管理対象デバイスとして予め登録されている「登録済デバイス」(MPF201〜206)以外のデバイス)もリストアップされている。
デバイス検索処理における新たな検出内容が従前の検出内容とは異なる場合には、ゲートウエイ30は、更新後のデバイスリスト301を管理サーバ50に送信する(ステップS13(図4参照))とともに、当該更新後のデバイスリスト301を管理サーバ50を経由してクラウドサーバ70に向けて送信する(ステップS14(図4参照))。これによって、管理サーバ50およびクラウドサーバ70は、LAN107内に存在する複数のデバイスの情報と、当該複数のデバイスのうちゲートウエイ30の管理対象デバイスの情報とを取得する。なお、管理サーバ50は、デバイスリスト301に記述された情報(ゲートウエイ30による管理対象デバイス10の情報を含む登録情報)を、管理サーバ50の格納部55内の管理テーブル69(図4)に格納する。クラウドサーバ70も同様の情報をクラウドサーバ70の格納部内の管理テーブルに格納する。なお、ここでは、デバイス検索処理における新たな検出内容が従前の検出内容とは異なる場合にのみ、更新後のデバイスリスト301が管理サーバ50等に送信されているが、これに限定されない。たとえば、デバイス検索処理ごとに最新のデバイスリスト301が管理サーバ50等に常に送信されてもよい。
<1−5.クラウドプリント動作>
この実施形態では、上述のような予備登録動作およびデバイス検索動作が実行された後において、次述するようなクラウドプリント動作が実行される。
以下では、クラウドプリント動作について図5〜図9等を参照しながら説明する。なお、図5〜図7は、「クラウドプリント」に関する動作を示す図であり、図8および図9は、クライアント90に表示される操作画面を示す図である。
まず、「クラウドプリント」に関するユーザ操作がクライアント90にて行われる。詳細には、クライアント90は、クラウドサーバ70内の所定のアドレス(URL)にアクセスし、当該クラウドサーバ70から送信されてくる表示用データ(操作画面611(図8参照)の表示用データ)を取得する。そして、クライアント90は、当該表示用データに基づき当該操作画面611をクライアント90のタッチパネル75に表示する。操作画面611は、印刷対象文書の選択画面である。操作画面611においては、クラウドサーバ70に格納されている複数の文書(電子ファイル)F1〜F3が、選択候補としてリストアップされている。
ユーザは、複数の文書F1〜F3に対応する複数のボタン621〜623のうち、所望の文書に対応するボタン(たとえば、「資料2」)を押下する。当該押下操作に応答して、押下されたボタンに関する情報等がクライアント90からクラウドサーバ70に送信されると、クラウドサーバ70は、印刷対象文書を当該情報等に基づき決定する。
その後、クラウドサーバ70は、今度は、プリンタ選択画面612の表示用データをクライアント90に送信する。クライアント90は、当該表示用データをクラウドサーバ70から受信すると、当該表示用データ(プリンタ選択画面612の情報)に基づきプリンタ選択画面612(図9参照)をタッチパネル75に表示する。プリンタ選択画面612は、印刷対象文書を印刷するプリンタ(デバイス)を選択する画面である。プリンタ選択画面612においては、複数のMFP(デバイス)201〜207が選択候補としてリストアップされている。当該プリンタ選択画面612は、クラウドサーバ70が(管理サーバ50を経由して)ゲートウエイ30から予め受信していたデバイスリスト301に基づいて作成される。デバイス検索処理の処理結果が非登録デバイスを含む場合には、プリンタ選択画面612は、登録済みデバイス(MFP201〜206)に関する選択肢(ボタン631〜636)のみならず、非登録デバイス(MFP207)に関する選択肢(ボタン637)をも有する。
ユーザは、複数のMFP201〜207に対応する複数のボタン631〜637のうち、所望のMFPに対応するボタンを押下する。押下されたボタンに関する情報等がクライアント90からクラウドサーバ70に送信される(S25)と、クラウドサーバ70は、印刷実行用のMFP(デバイス)を当該情報等に基づき決定する。たとえば、「MFP7号機」(MFP(デバイス)207)に対応するボタン637が押下された場合には、クラウドサーバ70は、MFP207を印刷実行用のMFPとして決定する。
このようにして、ユーザは、クラウドサーバ70に対して、所望の文書をMFP207にて印刷出力すべき旨の印刷指示を付与する(S25(図5参照))。換言すれば、クライアント90は、クラウドサーバ70にアクセスして、複数のデバイスのいずれかによるプリントジョブの実行指示を付与する。
クラウドサーバ70は、ユーザ操作に基づく印刷指示をクライアント90から受け付けると、当該印刷指示に応答して、クラウドサーバ70は、複数のMFPのうち指定されたMFP207とクラウドサーバ70との間の通信を実行すべき旨の通信要求(アクセス要求)を管理サーバ50に送信する(S26(図5参照))。
管理サーバ50は、クラウドサーバ70からのアクセス要求(通信依頼とも称する)を受信すると、当該アクセス要求をゲートウエイ30に向けて送信する(S31(図5参照))。詳細には、管理サーバ50は、管理サーバ50とゲートウエイ30との間のメッセージセッション(常時接続通信セッション)511を利用することにより、アクセス要求を当該ゲートウエイ30に送信する。当該アクセス要求は、トンネル接続要求を含む。「トンネル接続要求」は、クラウドサーバ70との間にトンネル接続を確立すべき旨をゲートウエイ30に要求する指令である。換言すれば、当該トンネル接続要求は、トンネル接続を用いた通信をゲートウエイ30に行わせる指令である。
当該アクセス要求を受信したゲートウエイ30は、図10に示すような動作を実行する。図10は、ゲートウエイ30の動作を示すフローチャートである。
ゲートウエイ30は、アクセス要求を受け付ける(受信する)(S31)と、当該アクセス要求を解析する(ステップS32)。
具体的には、ゲートウエイ30は、当該アクセス要求が複数のデバイス(ここではMFP)のうちの何れのデバイスに関する接続要求であるかを判定する。換言すれば、アクセス要求に係る通信においてクラウドサーバ70とは逆側のノード(端末)として指定されたデバイス(指定デバイスとも称する)が特定される。たとえば、MFP207が指定デバイスとして特定される。
ステップS32においては、さらに、当該指定デバイス(アクセス要求の関連デバイスとも称する)が「登録済デバイス」(予備登録にて「管理対象デバイス」として既に登録されているデバイス)であるか否かが、デバイスリスト301に基づいて判定される。
指定デバイスが「登録済デバイス」である場合には、ゲートウエイ30は、ステップS32からステップS39に進み、当該指定デバイス(登録済デバイス)とクラウドサーバ70との通信中継処理(後述)を実行する。換言すれば、複数のデバイスのうち登録済デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、ゲートウエイ30は、「管理対象デバイス」に関する登録内容を変更せず、当該登録済デバイスとクラウドサーバ70との通信中継処理を実行する。
一方、指定デバイスが「登録済デバイス」でない場合(「非登録デバイス」である場合)には、ゲートウエイ30は、当該アクセス要求の関連デバイスを「管理対象デバイス」として新たに登録する(ステップS34,S37,S38)。そして、管理対象デバイスとして登録された非登録デバイスとクラウドサーバ70との通信中継処理が実行される(ステップS39)。
具体的には、指定デバイスが「非登録デバイス」である場合、ゲートウエイ30は、まず、登録済デバイスの台数が上述の制限数(最大数)Nmaxに既に到達しているか否かを判定する(ステップS33)。
登録済みデバイスの台数が上述の制限数(最大数)Nmaxに未だ到達していない場合(すなわち、未だ「空き」がある場合)には、ステップS34に進む。ステップS34では、ゲートウエイ30は、指定デバイスを新たな管理対象デバイスとして登録(追加登録)する。すなわち、指定デバイスは「空き」を利用して登録される。その後、ステップS39に進み、管理対象デバイスとして新たに登録された指定デバイスとクラウドサーバ70との通信中継処理が実行される。
登録済みデバイスの台数が上述の制限数(最大数)Nmaxに既に到達している場合(すなわち、「空き」が無い場合)には、ステップS35以降に進む。換言すれば、複数のデバイスのうち非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、ゲートウエイ30は、当該非登録デバイスと一の登録済みデバイスとを入れ替えて登録する処理(ステップS37,S38)が行われる。
具体的には、まず、ステップS35では、全ての管理対象デバイス(たとえばMFP201〜206(あるいは自装置201を除くMFP202〜206))がジョブを実行中であるか否かが判定される。
当該全ての管理対象デバイスのうち何れかの管理対象デバイスがジョブを実行していない場合には、ジョブを実行していない一の管理対象デバイス(たとえばMFP206)が特定される。そして、ステップS38に進み、ゲートウエイ30は、登録済デバイスである当該一の管理対象デバイス(MFP206)に代えて、非登録デバイスである指定デバイス(MFP207)を「管理対象デバイス」として登録(入替登録)する(図12参照)。図12は、入替登録後のデバイスリスト301を示す図である。図12においては、図11(入替登録前のデバイスリスト301)と比較すると判るように、MFP206が非登録デバイスに変更され、MFP207が登録済デバイスに変更されている。換言すれば、「管理対象デバイス」としての登録に関して、MFP206の登録が削除され、MFP207の新たな登録が行われている。なお、このような入替登録の後、処理はステップS39に進む。
当該全ての管理対象デバイスがジョブを実行している(ジョブ実行中である)場合には、ゲートウエイ30は、いずれかの管理対象デバイスのジョブの終了を待機する。そして、ゲートウエイ30は、いずれかの管理対象デバイスのうちの一の管理対象デバイス(たとえばMFP204)のジョブが終了した後、そのジョブが終了した当該一の管理対象デバイスを特定する。そして、ゲートウエイ30は、登録済デバイスである当該一の管理対象デバイス(MFP204)に代えて、非登録デバイスである指定デバイス(MFP207)を「管理対象デバイス」として登録(入替登録)する。その後、処理はステップS39に進む。
ステップS39においては、指定デバイスとクラウドサーバ70との通信中継処理が実行される。
具体的には、まず、アクセス要求に含まれるトンネル接続要求に応答して、ゲートウエイ30は、トンネル接続(トンネル通信)を当該ゲートウエイ30とクラウドサーバ70との間に形成する(S39(図7))(図7も参照)。なお、図7においては、砂地ハッチング付きの細長い矩形によって「トンネル通信」が模式的に示されている。
詳細には、ゲートウエイ30は、当該トンネル接続要求に応答して、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)セッション(より詳細には、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)セッション)の確立要求をクラウドサーバ70に対して送信する。このようなHTTP(HTTPS)セッションの確立要求は、(ゲートウエイ30による)トンネル接続の確立要求とも称される。なお、ゲートウエイ30による「トンネル接続の確立要求」と管理サーバ50による「トンネル接続要求」とは互いに異なるものである。ゲートウエイ30による「トンネル接続の確立要求」は、管理サーバ50による「トンネル接続要求」に応答して、ゲートウエイ30からクラウドサーバ70に向けて実際のトンネル接続確立のために発せられる要求(指令)である。
そして、ゲートウエイ30による「トンネル接続の確立要求」をクラウドサーバ70が承認することによって、当該ゲートウエイ30とクラウドサーバ70との間に当該HTTPセッションによるトンネル接続(トンネル通信)が確立される。換言すれば、LAN107の内部のゲートウエイ30からLAN107の外部のクラウドサーバ70へのアクセスに応じて、トンネル接続が確立される。
トンネル接続が確立されると、ゲートウエイ30は、当該トンネル接続を用いてクラウドサーバ70とデバイス10との間の通信を中継する。より詳細には、HTTP(HTTPS)セッションによるトンネル通信を用いることによって、クラウドサーバ70は、ゲートウエイ30を経由してデバイス10(たとえばMFP207)へと各種のデータ(印刷データ等)を送信することが可能である。
このようにして、クラウドサーバ70から(ゲートウエイ30経由での)デバイス10(MFP207)へのアクセスがトンネル通信を用いて行われる。
以上のような態様によれば、複数のデバイス(MFP202〜MFP207)のうち管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス(MFP202〜MFP206)以外のデバイスである非登録デバイス(MFP207)に関する通信要求が受け付けられると、ステップS37,S38の処理が実行される。より具体的には、登録済デバイスのうちの一のデバイス(204あるいは206等)に代えて、非登録デバイス(MFP207)が管理対象デバイスとして登録(入替登録)される。したがって、管理対象デバイスとして登録可能台数に制限数Nmaxが存在する場合であっても、非登録デバイス(MFP207)からの通信要求を受けたときに、当該非登録デバイスに関するジョブ(クラウドプリントジョブ等)を確実に実行することが可能である。
なお、管理対象デバイスを1台も予備登録せず、非登録デバイスに関する通信要求が発生する都度、非登録デバイスを管理対象デバイスとして随時登録する態様も考えられる。しかしながら、上記各実施形態のように、少なくとも一定数のデバイスを予備登録しておくことによれば、予備登録された当該一定数のデバイスに関する通信要求が発生する場合に、デバイスの登録処理(追加登録処理あるいは入替登録処理)を改めて行うことを要しない。したがって、通信要求に応じた通信処理等をより円滑に進めることが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
上記第1実施形態においては、「クラウドプリント」が行われる際の動作について説明した。この第2実施形態においては、「クラウドスキャン」が行われる際の動作について説明する。
この第2実施形態では、第1実施形態と同様の予備登録動作およびデバイス検索動作が実行された後において、次述するようなクラウドスキャン動作(図13および図14等参照)が実行される。
まず、「クラウドスキャン」に関するユーザ操作が複数のデバイス10(MFP202〜207)のいずれか(たとえばMFP207)において行われ、クラウドスキャン指示が付与される。
たとえば、MFP207のタッチパネル25に表示されたスキャン操作画面411(図15参照)において、スキャン画像の送信先に関する複数の選択肢421〜423の中から一の選択肢「クラウドサーバ」423が選択される。この選択肢「クラウドサーバ」423は、複数の送信先候補のうち、予め登録されたクラウドサーバ(データ保存サービス提供サーバ)70をスキャン画像の送信先として指定(設定)するためのボタンである。ユーザは、当該選択肢「クラウドサーバ」423を押下するとともに、当該選択肢「クラウドサーバ」423が選択された状態でスキャン実行ボタン425を押下することによって、MFP207にて生成されたスキャン画像をクラウドサーバ70に送信して当該クラウドサーバ70にて保存すべき旨のスキャン指示を付与する。
MFP207は、当該スキャン指示に応答して、原稿の読取動作を開始し、当該読取動作に伴ってスキャン画像を生成する。また、MFP207は、当該スキャン指示に応答して、当該MFP207とクラウドサーバ70との間の通信を実行すべき旨の通信要求(アクセス要求)をゲートウエイ30に送信する(S31(図13参照))。
当該アクセス要求を受信したゲートウエイ30は、第1実施形態と同様に、図10に示すような動作を実行する。
ただし、ステップS31では、ゲートウエイ30は、クラウドサーバ70から(管理サーバ50を経由して)アクセス要求を受信するのではなく、デバイス10からアクセス要求を受信する点で、第1実施形態と相違する。
ステップS32〜ステップS38は、第1実施形態と同様である。特に、第2実施形態においても、複数のデバイス(MFP202〜MFP207)のうち管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス(MFP202〜MFP206)以外のデバイスである非登録デバイス(MFP207)に関する通信要求が受け付けられると、ステップS37,S38の処理等が実行される。より具体的には、登録済デバイスのうちの一のデバイス(204あるいは206等)に代えて、非登録デバイス(MFP207)が管理対象デバイスとして登録(入替登録)される。したがって、管理対象デバイスとして登録可能台数に制限数Nmaxが存在する場合であっても、新たなデバイス(MFP207)に関するジョブ(クラウドプリントジョブ等)を実行することが可能である。
また、ステップS39においては、次のようにして指定デバイス(MFP207)とクラウドサーバ70との通信中継処理が実行される。
具体的には、まず、アクセス要求に含まれるトンネル接続要求に応答して、ゲートウエイ30は、トンネル接続(トンネル通信)を当該ゲートウエイ30とクラウドサーバ70との間に形成する(S39(図14))。なお、図14においては、砂地ハッチング付きの細長い矩形によって「トンネル通信」が模式的に示されている。
トンネル接続が確立されると、ゲートウエイ30は、当該トンネル接続を用いてクラウドサーバ70とデバイス10(MFP207)との間の通信を中継する。より詳細には、HTTP(HTTPS)セッションによるトンネル通信を用いることによって、デバイス10(MFP207)は、ゲートウエイ30を経由してクラウドサーバ70へと各種のデータ(スキャン画像等)を送信することが可能である。
このようにして、デバイス10(MFP207)から(ゲートウエイ30経由での)クラウドサーバ70へのアクセスがトンネル通信を用いて行われる。
以上のような態様によれば、クラウドスキャン処理においても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<3.第3実施形態>
上記第1および第2実施形態においては、管理対象デバイスの登録数が上限数(登録可能最大値)に到達している場合に、登録済デバイスのうちの一のデバイス(204あるいは206等)に代えて、指定デバイス(MFP207)が管理対象デバイスとして登録(入替登録)される態様が例示されている。
この第3実施形態においては、複数のデバイスのうち、所定の制限数(上限数)Nmaxよりも所定の余裕数M(たとえば2台)少ない数(Nmax−M)以下のデバイスに対してのみ、管理対象デバイスとしての予備登録を許容することにより、管理対象デバイスの登録数が制限数(登録可能最大値)Nmaxに到達しないようにしておく。すなわち、管理対象デバイスの予備登録枠に意図的に「空き」を設けておく。そして、非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、当該「空き」を利用して、当該非登録デバイスを管理対象デバイスとして追加登録する。これによれば、管理対象デバイスとして登録可能台数に制限数Nmaxが存在する場合であっても、新たなデバイス(MFP207)に関するジョブ(クラウドプリントジョブ等)を実行することが可能である。以下、このような態様について説明する。なお、第3実施形態においては、クラウドプリントジョブが実行される際に、このような思想が適用される態様について説明する。
常時接続用メッセージセッション確立動作およびデバイス検索動作は、第1実施形態等と同様にして実行される。
一方、第3実施形態においては、管理対象デバイス登録(予備登録)動作は、次のようにして行われる。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、ゲートウエイ30は、(自装置以外の)複数のデバイス10(202〜207)のうち所定の制限数(最大数)Nmax以下のデバイス10のみを、「管理対象デバイス」として、予め登録(予備登録)することが可能である。たとえば、ゲートウエイ30は、自装置とは別に最大で5台のデバイス10を「管理対象デバイス」として登録することが可能であるものとする(制限数Nmax=「5」)。なお、ゲートウエイ30は、自装置がデバイス10でもある場合には、当該自装置をも管理対象デバイスとして登録することが可能である。この場合、たとえば、ゲートウエイ30は、自装置を含めて合計6台のデバイス(制限数Nmax=「6」)を管理対象デバイスとして登録することが可能である。
ただし、この第3実施形態においては、上述のように、管理対象デバイス(クラウドサーバ70との通信中継処理を管理するデバイス)として、複数のデバイスのうち、所定の制限数Nmax以下且つ所定の制限数Nmaxから所定の余裕数M(たとえば「2」)を差し引いた数(Nmax−M)以下のデバイスのみが予め登録(予備登録)され得る。
たとえば、LAN107内に7台のMFP201〜207が存在し、且つ、MFP201はゲートウエイ30でもありデバイス10でもあるものとする。そして、ゲートウエイ30(MFP201)は、7台のMFP201〜207のうち、4台(=Nmax−M=6−2)台以下のデバイスのみを予め登録(予備登録)することが可能である。換言すれば、ゲートウエイ30(MFP201)は、自装置を除く6台のMFP202〜207のうち、3台(=Nmax−M=5−2)台以下のデバイスのみを予め登録(予備登録)することが可能である。ここでは、図17に示すように、ゲートウエイ30(MFP201)は、自装置201を含む4台のMFP201〜204のみを、「管理対象デバイス」として予め登録しているものとする。換言すれば、ゲートウエイ30(MFP201)は、自装置を除く6台のMFP202〜207のうち、3台のMFP202〜204のみを、「管理対象デバイス」として予め登録しているものとする。この状態では、未だ「2台」のデバイス(値M以下の台数のデバイス)を追加登録することが可能である。
このような管理対象デバイスの情報等がデバイスリスト301(図17参照)に登録(予備登録)される。なお、図17は、このような予備登録後のデバイスリスト301を示す図である。
そして、このような予備登録動作等が実行された後において、クラウドプリント動作が実行される。
まず、「クラウドプリント」に関するユーザ操作がクライアント90にて行われ、所望の文書をMFP207にて印刷出力すべき旨の印刷指示がクラウドサーバ70に付与される(S25(図5))。また、当該印刷指示に応答して、クラウドサーバ70は、複数のMFPのうち指定されたMFP207とクラウドサーバ70との間の通信を実行すべき旨の通信要求(アクセス要求)を管理サーバ50に送信する(S26)。管理サーバ50は、クラウドサーバ70からのアクセス要求(通信依頼とも称する)を受信すると、当該アクセス要求をゲートウエイ30に向けて送信する(S31(図5))。このような動作が第1実施形態と同様に実行される。
その後、当該アクセス要求を受信したゲートウエイ30は、図16に示すような動作を実行する。図16は、第3実施形態に係るゲートウエイ30の動作を示すフローチャートである。
ステップS31,S32においては、第1実施形態等と同様の動作が実行される。
アクセス要求における指定デバイスが「登録済デバイス」である場合には、ゲートウエイ30は、「管理対象デバイス」に関する登録内容を変更せず、ステップS32からステップS39に進み、当該指定デバイス(登録済デバイス)とクラウドサーバ70との通信中継処理(後述)を実行する。
一方、指定デバイスが「登録済デバイス」でない場合(「非登録デバイス」である場合)には、処理はステップS32からステップS51に進む。
ステップS51において、ゲートウエイ30は、当該アクセス要求の関連デバイスを「管理対象デバイス」として追加登録する。
上述のように第3実施形態における予備登録においては、制限数(上限値)Nmaxよりも所定の余裕数M(たとえば2台)少ない数(Nmax−M)までのデバイスに対してのみ管理対象デバイスとしての予備登録が許容される。管理対象デバイスの登録数は上限数(登録可能最大値)Nmaxに到達していない。上述のように、図17の状態(予備登録後の状態)では、未だ「2台」のデバイス(M台のデバイス)を追加登録することが可能である。端的に言えば、管理対象デバイスの予備登録枠に2台分の「空き」が存在する。
ステップS51においては、この「空き」を利用して、ゲートウエイ30は、非登録デバイスであった指定デバイス(MFP207)を追加登録する(図18参照)。図18のデバイスリスト301においては、図17と比較すると判るように、指定デバイス(たとえば、MFP207)が「管理対象デバイス」として追加登録されている。
その後、管理対象デバイスとして登録された非登録デバイスとクラウドサーバ70との通信中継処理が実行される(ステップS39)。
ステップS39においては、第1実施形態と同様の動作が実行され、デバイス10(MFP207)から(ゲートウエイ30経由での)クラウドサーバ70へのアクセス(スキャン画像の送信動作等を含む)がトンネル通信を用いて行われる。
以上のような態様によれば、管理対象デバイスの予備登録において、複数のデバイスのうち、制限数Nmaxから余裕数Mを差し引いた数(Nmax−M)以下のデバイスのみが管理対象デバイスとして予め登録される。そして、当該複数のデバイスのうち管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、当該非登録デバイスが管理対象デバイスとして追加登録される(ステップS51(図16))。したがって、管理対象デバイスとして登録可能台数に制限数Nmaxが存在する場合であっても、非登録デバイスからの通信要求を受けたときに、新たなデバイス(MFP207)に関するジョブ(クラウドプリントジョブ等)を実行することが可能である。
<4.第4実施形態>
第4実施形態は、第3実施形態の変形例である。
上記第3実施形態においては、「クラウドプリント」が行われる際の動作について説明した。この第4実施形態においては、「クラウドスキャン」が行われる際の動作について説明する。
この第4実施形態では、第3実施形態と同様の予備登録動作およびデバイス検索動作が実行された後において、第2実施形態と同様のクラウドスキャン動作(図13および図14等参照)が実行される。
ただし、特定のデバイス10(たとえば、MFP207)からのアクセス要求を受け付けたゲートウエイ30は、図10の動作ではなく、第3実施形態と同様に図16の動作を実行する。
以上のような態様によれば、クラウドスキャン処理においても、第3実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<5.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、第1実施形態および第2実施形態において、ステップS37,S38にて入れ替えられた2台のデバイスに関する登録状態は、ステップS39の処理が終了した後に、元に戻されるようにしてもよい。たとえば、第3実施形態においてクラウドサーバ70からMFP207への印刷データの送信等が終了した直後に、デバイスリスト301の登録状態は、図12の状態から図11の状態に戻されるようにしてもよい。また、第4実施形態においてMFP207からクラウドサーバ70へのスキャン画像データの送信等が終了した直後に、デバイスリスト301の登録状態は、図12の状態から図11の状態に戻されるようにしてもよい。
あるいは、逆に、ステップS37,S38にて入れ替えられた2台のデバイスに関する登録状態は、ステップS39の処理の終了後も、元に戻されることなく維持されるようにしてもよい。
また、ステップS37,S38にて入れ替えられた2台のデバイスに関する登録状態を、ステップS39の処理の終了後に元に戻すか或いは維持する(元に戻さない)かが、ユーザごとに予め設定されるようにしてもよい。そして、ステップS39の処理の終了後に、その設定内容に基づく動作が行われるようにしてもよい。
また、第3実施形態および第4実施形態においてステップS51にて追加登録されたデバイスに関する登録状態は、ステップS39の処理の終了後に、直ちに元に戻されることが好ましい。比較的多数の「空き」を良好に確保するためである。たとえば、クラウドサーバ70からMFP207への印刷データの送信等が終了した後において、デバイスリスト301の登録状態は、図12の状態から図11の状態に直ちに戻されればよい。また、第4実施形態においてMFP207からクラウドサーバ70へのスキャン画像データの送信等が終了した後、デバイスリスト301の登録状態は、図12の状態から図11の状態に直ちに戻されればよい。
さらに、上記各実施形態において、管理対象デバイスとして予備登録しておくデバイスが次のようにして決定されるようにしてもよい。具体的には、ゲートウエイ30は、複数のデバイスのうち、各デバイスに関するアクセス要求(通信要求)に基づき過去の所定期間にて行われた通信の回数(換言すれば、クラウドサーバ70との連携を伴うジョブの実行回数)が比較的多いデバイスを、管理対象デバイスとして予め登録するようにしてもよい。すなわち、比較的高頻度で利用されたデバイスが優先的に予備登録されるようにしてもよい。
図19は、各期間P1〜P5におけるデバイスの実行回数を記録したデータテーブル350を示す図である。ゲートウエイ30は、このような実行回数に関する情報(履歴情報)を記憶しておき、現在の時刻よりも前の或る期間(過去の所定期間)における通信回数が比較的多いデバイスを、管理対象デバイスとして予め登録するようにすればよい。
たとえば、第3実施形態および第4実施形態のように、6台のデバイス(MFP202〜206)のうち3台のデバイスのみに対する予備登録が許容される場合には、次のようにして管理対象デバイスが決定されて予備登録が行われればよい。なお、ここでは、自装置201は、常に管理対象デバイスとして予備登録されるものとし、自装置以外の複数のデバイスの中から選択されたデバイスもが管理対象デバイスとして予備登録されるものとする。以下では、自装置以外の6台のデバイス(MFP202〜206)のうち、3台(=Nmax−M=5−2)のデバイスが管理対象デバイスとして決定される動作について説明する。
期間P1の経過後の或る時刻において予備登録が行われる場合には、当該期間P1における各通信回数が「10回」、「5回」、「2回」である上位3台のMFP202,203,204のみが、管理対象デバイスとして予備登録される。なお、比較的少ない通信回数を有するMFP205,206,207は、予備登録されない。
期間P2の経過後の或る時刻において予備登録が行われる場合には、当該期間P2における各通信回数が「15回」、「15回」、「3回」である上位3台のMFP202,203,206のみが、管理対象デバイスとして予備登録される。
期間P3の経過後の或る時刻において予備登録が行われる場合には、当該期間P3における各通信回数が「20回」、「20回」、「10回」である上位3台のMFP202,203,204のみが、管理対象デバイスとして予備登録される。
各期間P4,P5の経過後の或る時刻において予備登録が行われる場合においても、同様に、通信回数が比較的多いMFPのみが管理対象デバイスとして予備登録されればよい。
なお、各期間P1〜P5は、互いに重複しない期間であってもよいが、互いに重複する期間であってもよい。たとえば、期間P2は、期間P1を含む期間であり、期間P3は期間P2を含む期間であってもよい。すなわち、過去の通信回数を積算した回数が各期間の回数として算出されるようにしてもよい。
このような動作によれば、比較的高頻度に利用されるデバイスが優先的に予備登録されるので、非登録デバイスからの通信要求が行われる頻度を低減することが可能であり、ひいては追加登録処理の発生を抑制することが可能である。したがって、通信要求に応じた通信処理等をさらに円滑に進めることが可能である。
また、第1実施形態および第2実施形態に関しても同様の改変を行うことが可能である。より詳細には、ゲートウエイ30は、複数のデバイス(MFP202〜207)のうち、所定期間における通信回数が多い順に選択したNmax台(たとえば、5台)のデバイスを管理対象デバイスとして予備登録するようにしてもよい。これによれば、比較的高頻度に利用されるデバイスが優先的に予備登録されるので、非登録デバイスからの通信要求が行われる頻度を低減することが可能であり、ひいては入替登録処理の発生を抑制することが可能である。
なお、ここでは、自装置201は、常に管理対象デバイスとして予備登録される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、ゲートウエイ30は、自装置201を管理対象デバイスとして固定的に予備登録するのではなく、自装置201をも含む複数のデバイスの中から選択した一定数のデバイスのみを管理対象デバイスとして予備登録するようにしてもよい。
1 通信システム
10 デバイス
30 ゲートウエイ
50 管理サーバ
70 クラウドサーバ
90 クライアント
201〜207 MFP
301 デバイスリスト
350 データテーブル

Claims (20)

  1. 通信システムであって、
    所定のLANの内部に設けられる複数のデバイスと、
    前記所定のLANの内部に設けられ、前記複数のデバイスと前記所定のLANの外部に設けられた外部サーバとの通信を中継する通信中継装置と、
    を備え、
    前記通信中継装置は、
    前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち所定の制限数以下のデバイスを予め登録する登録制御手段と、
    前記複数のデバイスのうちのいずれかと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記通信要求に基づいて、前記管理対象デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行する通信制御手段と、
    を有し、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、前記登録済デバイスのうちの一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記複数のデバイスのうち前記登録済デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、
    前記登録制御手段は、前記管理対象デバイスに関する登録内容を変更せず、且つ、
    前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録されている前記登録済デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行し、
    前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、
    前記登録制御手段は、前記登録済デバイスのうちの前記一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録し、且つ、
    前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録された前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合において、前記登録済デバイスのいずれもがジョブを実行中であるときには、前記登録済デバイスのうちのいずれかのデバイスである前記一のデバイスのジョブが終了した後に、前記登録済デバイスのうちの前記一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち、各デバイスに関する通信要求に基づき過去の所定期間にて行われた通信の回数が比較的多いデバイスを、前記管理対象デバイスとして予め登録することを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記通信中継装置は、
    前記所定のLAN内のデバイスを検索する検索処理を実行する検索手段と、
    前記検索処理によって検索された少なくとも1つのデバイスの情報を前記外部サーバに向けて送信する送信手段と、
    をさらに有し、
    前記通信システムは、
    前記外部サーバにアクセスして、前記複数のデバイスのいずれかによるプリントジョブの実行指示を付与する外部端末、
    をさらに備え、
    前記外部サーバは、前記通信中継装置における前記検索処理の処理結果に基づいて、前記複数のデバイスの中から前記プリントジョブを実行すべきデバイスを選択するための選択画面の情報を前記外部端末に送信し、
    前記外部端末は、前記選択画面の情報に基づいて前記選択画面を表示し、
    前記選択画面は、前記検索処理の処理結果が前記非登録デバイスを含む場合には、前記登録済デバイスに関する選択肢のみならず前記非登録デバイスに関する選択肢をも有することを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記非登録デバイスは、前記非登録デバイスにて生成されるスキャン画像の送信先を指定するための操作画面であって前記外部サーバを前記送信先として指定する選択肢を有する操作画面を表示することを特徴とする通信システム。
  7. 所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する通信中継装置であって、
    前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち所定の制限数以下のデバイスを予め登録する登録制御手段と、
    前記複数のデバイスのうちのいずれかと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記通信要求に基づいて、前記管理対象デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行する通信制御手段と、
    を有し、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、前記登録済デバイスのうちの一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録することを特徴とする通信中継装置。
  8. 請求項7に記載の通信中継装置において、
    前記複数のデバイスのうち前記登録済デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、
    前記登録制御手段は、前記管理対象デバイスに関する登録内容を変更せず、且つ、
    前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録されている前記登録済デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行し、
    前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、
    前記登録制御手段は、前記登録済デバイスのうちの前記一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録し、且つ、
    前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録された前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行することを特徴とする通信中継装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の通信中継装置において、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合において、前記登録済デバイスのいずれもがジョブを実行中であるときには、前記登録済デバイスのうちのいずれかのデバイスである前記一のデバイスのジョブが終了した後に、前記登録済デバイスのうちの前記一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録することを特徴とする通信中継装置。
  10. 請求項7から請求項9のいずれかに記載の通信中継装置において、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち、前記通信要求に基づく通信回数が比較的多いデバイスを、前記管理対象デバイスとして予め登録することを特徴とする通信中継装置。
  11. 所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する通信中継装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち所定の制限数以下のデバイスを予め登録するステップと、
    b)前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求であって、前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付けるステップと、
    c)前記非登録デバイスに関する前記通信要求が受け付けられると、前記登録済デバイスのうちの一のデバイスに代えて前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして登録するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  12. 通信システムであって、
    所定のLANの内部に設けられる複数のデバイスと、
    前記所定のLANの内部に設けられ、前記複数のデバイスと前記所定のLANの外部に設けられた外部サーバとの通信を中継する通信中継装置と、
    を備え、
    前記通信中継装置は、
    前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち、所定の制限数以下且つ前記所定の制限数から所定の余裕数を差し引いた数以下のデバイスのみを、予め登録する登録制御手段と、
    前記複数のデバイスのうちのいずれかと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記通信要求に基づいて、前記管理対象デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行する通信制御手段と、
    を有し、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録することを特徴とする通信システム。
  13. 請求項12に記載の通信システムにおいて、
    前記複数のデバイスのうち前記登録済デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、
    前記登録制御手段は、前記管理対象デバイスに関する登録内容を変更せず、且つ、
    前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録されている前記登録済デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行し、
    前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、
    前記登録制御手段は、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録し、且つ、
    前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録された前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行することを特徴とする通信システム。
  14. 請求項12または請求項13に記載の通信システムにおいて、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち、前記通信要求に基づく通信回数が比較的多いデバイスを、前記管理対象デバイスとして予め登録することを特徴とする通信システム。
  15. 請求項12から請求項14のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記通信中継装置は、
    前記所定のLAN内のデバイスを検索する検索処理を実行する検索手段と、
    前記検索処理によって検索された少なくとも1つのデバイスの情報を前記外部サーバに向けて送信する送信手段と、
    をさらに有し、
    前記通信システムは、
    前記外部サーバにアクセスして、前記複数のデバイスのいずれかによるプリントジョブの実行指示を付与する外部端末、
    をさらに備え、
    前記外部サーバは、前記通信中継装置における前記検索処理の処理結果に基づいて、前記複数のデバイスの中から前記プリントジョブを実行すべきデバイスを選択するための選択画面の情報を前記外部端末に送信し、
    前記外部端末は、前記選択画面の情報に基づいて前記選択画面を表示し、
    前記選択画面は、前記検索処理の処理結果が前記非登録デバイスを含む場合には、前記登録済デバイスに関する選択肢のみならず前記非登録デバイスに関する選択肢をも有することを特徴とする通信システム。
  16. 請求項12から請求項14のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記非登録デバイスは、前記非登録デバイスにて生成されるスキャン画像の送信先を指定するための操作画面であって前記外部サーバを前記送信先として指定する選択肢を有する操作画面を表示することを特徴とする通信システム。
  17. 所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する通信中継装置であって、
    前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち、所定の制限数以下且つ前記所定の制限数から所定の余裕数を差し引いた数以下のデバイスのみを、予め登録する登録制御手段と、
    前記複数のデバイスのうちのいずれかと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記通信要求に基づいて、前記管理対象デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行する通信制御手段と、
    を有し、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられると、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録することを特徴とする通信中継装置。
  18. 請求項17に記載の通信中継装置において、
    前記複数のデバイスのうち前記登録済デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、
    前記登録制御手段は、前記管理対象デバイスに関する登録内容を変更せず、且つ、
    前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録されている前記登録済デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行し、
    前記複数のデバイスのうち前記非登録デバイスに関する通信要求が受け付けられる場合には、
    前記登録制御手段は、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録し、且つ、
    前記通信制御手段は、前記管理対象デバイスとして登録された前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信中継処理を実行することを特徴とする通信中継装置。
  19. 請求項17または請求項18に記載の通信中継装置において、
    前記登録制御手段は、前記複数のデバイスのうち、前記通信要求に基づく通信回数が比較的多いデバイスを、前記管理対象デバイスとして予め登録することを特徴とする通信中継装置。
  20. 所定のLANの外部に設けられた外部サーバと前記所定のLANの内部に設けられた複数のデバイスとの間の通信を中継する通信中継装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記外部サーバとの通信中継処理を管理するデバイスである管理対象デバイスとして、前記複数のデバイスのうち、所定の制限数以下且つ前記所定の制限数から所定の余裕数を差し引いた数以下のデバイスのみを、予め登録するステップと、
    b)前記複数のデバイスのうち前記管理対象デバイスとして予め登録されていた登録済デバイス以外のデバイスである非登録デバイスに関する通信要求であって、前記非登録デバイスと前記外部サーバとの通信を実行すべき旨の要求である通信要求を受け付けるステップと、
    c)前記非登録デバイスに関する前記通信要求が前記ステップb)にて受け付けられると、前記非登録デバイスを前記管理対象デバイスとして追加登録するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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