JP2006338624A - サーバアクセス制御システム、サーバアクセス制御方法およびサーバアクセス制御プログラム - Google Patents

サーバアクセス制御システム、サーバアクセス制御方法およびサーバアクセス制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のサーバを選択してアクセスする際に、管理サーバを必要とせず、クライアント端末にサーバを特定するための処理負荷を与えることなく、クライアントが望むサーバを動的に選択して透過的に切り替える。
【解決手段】 サーバ3a〜3nは、全て同一のIPv6エニキャストアドレスとマルチキャストアドレスとを実装し、端末1からのアクセスはエニキャストアドレスを用いる。サーバ3a〜3nは、端末1からのファイル要求に対し提供不可と判断した場合に、マルチキャストアドレスを用いて該ファイル要求内容を他のサーバに送信し、提供可能な旨を最初に受信したサーバのユニキャストアドレスをルーティング情報として端末1へ通知する。端末1は、ルーティング情報を受信した後、受信したエニキャストアドレスをルーティング情報とするIPv6拡張ヘッダを付加してエニキャストアドレス宛のメッセージを送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーバアクセス制御システム、サーバアクセス制御方法およびサーバアクセス制御プログラムに関し、特にIPv6ネットワークにおけるサーバの動的切替を可能とするサーバアクセス制御システム、サーバアクセス制御方法およびサーバアクセス制御プログラムに関する。
インターネット上でコンテンツを配信するサーバでは、クライアントからの負荷を分散するためにコンテンツの複製を別のサーバで提供するミラーサーバもしくはキャッシュサーバと呼ばれる負荷分散装置を利用することがある。また、ミラーサーバは負荷分散のためだけでなく、バックアップサーバとしての役割を持ち、一つのサーバがダウンした場合でも継続的にサービスを提供できるようにするために用いられることがある。
ただし、複数のサーバが提供されていても利用者にとって最も適したサーバを選択できるとは限らない。そこで、レスポンスタイムの測定結果等のサービス負荷情報に基づいてサーバを選択し、選択されたサーバへユーザをアクセスさせるべく、自動で公開するサーバアドレスを切り替える手段を用いたシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。
または、クライアントがプライマリサーバからミラーサーバを認識する情報を取得し、取得したミラーサーバとの間でデータの送受信を行い、その応答時間や転送速度や接続経路等に基づいてサーバを選択するシステムがある(例えば、特許文献2参照。)。
また近年では、IPv6(Internet Protocol version 6)ネットワークが実装段階に入り、IPv6のより有効的な活用方法が模索されている。特にエニキャストアドレス(Anycast address)はIPv4には存在しない新しい概念であって、より一層の活用方法が模索されている。エニキャストアドレスとは、複数のインタフェースに割り当てられ、そのうちのどれか一つに対して送信されることを目的とするIPアドレスである。エニキャストアドレスを送信先とするメッセージの伝送経路は、定期的に実行されるルータの近隣探索によって判別された、送信元に最も近いとされるノードが選択される。また、IPv6におけるアドレス体系にはエニキャストアドレスの他に、唯一のインタフェースへ送信されるユニキャストアドレス(Unicast address)や同一アドレスを持つ全てのインタフェースへ送信されるマルチキャストアドレス(Multicast address)がある。また、IPv6には送信元ノードが伝送経路を指定する方法として、拡張ヘッダの一つであるルーティングヘッダがある。ルーティングヘッダはIPv6の完全実装の項目として挙げられている機能であり、パケットの宛先への道のりである一つ以上の中間ノードをリスト化するために用いる。
特開平10−307783号公報(段落0012−0018) 特開2000−29813号公報(段落0015−0021)
しかしながら、特許文献1に記載の発明を用いた場合、負荷分散装置の他に選択されたサーバのアドレスをユーザへ知らせるための別の管理サーバが必要であり、一度ユーザがその管理サーバへ問い合わせる必要があり、手間がかかる。
また特許文献2に記載の発明を用いた場合、クライアント装置がプライマリサーバへアクセスする度にミラーサーバの状態認識処理が動作することとになり、クライアント端末側に処理負荷がかかり、処理時間が増加してしまう。
本発明の目的は、サーバを管理するための管理サーバを必要とせず、クライアント端末にサーバを特定するための処理負荷をかけず、ユーザの要求に応じることができる最適なサーバを動的に選択し、透過的に切り替えることができるシステムを提供することを目的とする。
本発明によるサーバアクセス制御システムは、各々が同一のIPv6におけるエニキャストアドレスおよびマルチキャストアドレスを実装し、クライアント端末の要求に応じてファイル提供サービスを行う複数のサーバと、クライアント端末とがIPv6ネットワークを介して接続される構成であって、各サーバが、クライアント端末からのファイル要求を受信するファイル要求受信手段と、少なくともファイルの一部を提供可能か否かを示すファイル情報を記憶するファイル情報記憶手段と、クライアント端末からのファイル要求およびファイル情報を参照することによって、要求されたファイルを提供可能か否かを判断するファイル提供手段と、ファイル提供判断手段により、要求されたファイルを提供できないと判断された場合に、ファイルを提供可能な別のサーバを探索するサーバ探索手段と、ファイルを提供可能なサーバのユニキャストアドレスをルーティング情報としてクライアント端末へ送信するルーティング情報通知手段とを備え、クライアント端末が、ルーティング情報を受信した場合に、受信したユニキャストアドレスをルーティング情報として付加したファイル要求を送信するルーティング制御手段を備えたことを特徴とする。
また、サーバ探索手段は、複数のサーバにマルチキャスト通信によって、ファイル提供可能なサーバの探索メッセージを送信し、ファイルを提供可能な旨を示す応答メッセージを最初に受信した場合に、応答メッセージを送信したサーバを探索結果としてもよい。そのような場合には、サーバのアクセス状態の管理や応答時間の比較等の特別なアルゴリズムを必要とせず、その瞬間における最も応答速度の早いサーバを探索することが可能となる。
また、各サーバが、自身のエニキャストアドレスとユニキャストアドレスとを連続してルーティングするよう登録されたルーティング情報が付加されたファイル要求を受信した場合に、次に指定されているIPアドレスへのルーティング動作を省略するルーティング省略手段を備え、ルーティング情報通知手段は、IPv6拡張ヘッダを用いて、ファイルを提供可能なサーバのユニキャストアドレスをルーティング情報としてクライアント端末へ送信し、ルーティング制御手段は、ルーティング情報を受信した場合に、受信したユニキャストアドレスをルーティング情報とするIPv6拡張ヘッダを付加したファイル要求を送信してもよい。そのような場合には、IP層レベルの動作においてサーバ切替が可能となり、IP上位層はサーバ切替を意識することなく、一連の動作を継続することができる。
また、ファイル情報記憶手段は、自身が提供可能なファイルの部分キャッシュの情報を含むファイル情報を記憶し、ファイル提供判断手段は、クライアント端末からのファイル要求に含まれる開始アドレスに該当する部分キャッシュの有無をファイル情報に基づいて判定することにより、ファイルを提供可能か否かを判断してもよい。そのような場合には、ミラーリング途中のファイルをアクセスした場合でも、部分キャッシュ単位でサーバを切り替えることで、ユーザがファイル取得動作を継続することができる。
また、各サーバは、ファイルを分散して管理するミラーサーバであって、サーバ探索手段は、クライアント端末から受信したファイル要求の宛先が正規のエニキャストアドレス以外の場合に、サーバ探索動作を行わない仕組みを有していてもよい。そのような場合には、サーバに直接的にアクセスし、無許可にファイルを持ち出したとしても、意味を成さない部分的なファイルしか持ち出せず、正アクセスを防ぐ役割を待たせることができる。
本発明によれば、サーバを管理するための管理装置を必要とせず、また、クライアント端末にサーバを特定するための処理負荷をかけず、クライアントの要求に応じることができるサーバを動的に選択して、かつ透過的に切替ることができる。
更に、マルチキャスト通信を用いてサーバが自立して別のサーバを探索することで、サーバの数に依存せず、また、他のサーバを管理するための情報を必要とせずにその時点で最も応答速度が早いとされるサーバを選択することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明によるサーバアクセス制御システムの構成例を示すシステム構成図である。図1に示すシステムでは、クライアント端末である端末1と、ミラーサーバであるサーバ3a,3b,3nはルータ2を経由してIPv6ネットワークに接続されている。また、ネットワーク4はルータ2に接続されているサーバ3a,3b,3nが所属するネットワークを表している。
サーバ3a,3b,3nは、例えば、ファイルを提供する複数のミラーサーバであって、IPネットワークを介してファイル配信が可能なプロトコルを有する。サーバ3aは、図2に示すように、CPU31と外部インタフェース32とファイル情報記憶装置33とプログラム記憶装置34とファイル記憶装置35とを備える。図2は、本実施の形態におけるサーバ3aの構成を表すブロック図である。CPU31はプログラムに従って処理を実行する。外部インタフェース32はIPネットワークとのインタフェースである。ファイル情報記憶装置33は自身が提供可能なファイルの情報を管理するためのファイル情報テーブルを記憶する。プログラム記憶装置34はCPU31に読み込まれてサーバ動作を実行させるプログラムを記憶する。ファイル記憶装置35はクライアント端末に提供するファイルを記憶する。尚、図2ではサーバ3aのブロック図を示しているが、他のサーバも同様の構成である。本発明におけるサーバ3a,3b,3nは、全て同一のエニキャストアドレスとマルチキャストアドレスとを実装し、エニキャスト通信を用いてファイル要求が行われた場合に、別のサーバを探索するためのサーバ近隣探索パケットをマルチキャスト通信を用いて送信する機能と、サーバ近隣探索パケットを受信した場合に、ファイル提供可能な旨を通知するためのサーバ近隣探索応答パケットを送信する機能を有する。
端末1は、例えば、IPv6が実装されているパーソナルコンピュータであって、IPネットワークを介してファイル取得が可能なプロトコルを有する。図3は本実施の形態における端末1の構成を表すブロック図である。端末1は、プログラムに従って処理を実行するCPU11と、IPネットワークとのインタフェースである外部インタフェース12と、CPUに読み込まれてクライアント動作を実行させるプログラムを記憶するプログラム記憶装置13とを備えている。
ルータ2は、端末1とサーバ3a,3b,3nとを中継するためのルータ装置であって、ネットワークを介して接続されているノードであるサーバ3a,3b,3nへのルーティングを行う。ルータ2は、エニキャストアドレスを宛先とするパケットを、近隣探索によって検知されたサーバに対して配送する。また、ルータ2は、ルーティグヘッダによってルーティング情報が付加されたパケットの場合は、ルーティング情報に基づいて指定されたサーバに対して配送する。
また、サーバ3a,3b,3nは、図4に示すような、自身が提供可能なファイルの情報を管理するためのファイル情報テーブルをファイル情報記憶装置33に保持している。ファイル管理テーブルには、要求ファイル名、サイズ、サーバでのパス、部分キャッシュの情報が含まれている。サイズ、サーバでのパス、部分キャッシュの情報は、要求ファイル名に対応づけられ、要求ファイル名をキーとして特定することができる。要求ファイル名はクライアント端末がファイルを要求する場合に使用するファイル名である。サイズはファイルの総サイズを示す。サーバでのパスは、そのサーバにおける実際のファイルの保管場所を示し、提供しているファイルの場所と実際の保管場所が異なる場合でも特定可能とするためのマッピング情報の役割を持つ。部分キャッシュの情報は、ファイルをコピー中である場合などに現在どの部分までファイルができているかを示す情報である。また、部分キャッシュの情報は、サーバ作成者が意図的にファイル分割を行った場合には固定的に登録される場合もある。
要求ファイル名がファイルAである場合を例にとると、本テーブルを保持しているミラーサーバ、例えばサーバ3aでは、ファイルAはサーバ3aのファイル記憶装置35に"/abc/ファイルA"というファイルパスで保存され、ファイルの総サイズは100、現時点でのサーバ3aが保持している部分キャッシュは1〜10,15〜20,50〜100であって、存在しない部分キャッシュが11〜14,21〜49であることがわかる。同様にファイルCでは、ファイルの総サイズと部分キャッシュの情報とが一致しているので、完全なファイルとして保持されていることがわかる。各サーバは、ファイル情報テーブルをファイルの状態が変化する度に随時更新する。
次に、本発明の実施の形態におけるIPアドレスの実装例を、記号を用いて説明する。サーバ3a,3b,3nは、全て同一のエニキャストアドレスとマルチキャストアドレスとを実装する。本例では、エニキャストアドレスをa3x、マルチキャストアドレスをm3xと記す。また、サーバ3a,3b,3nは、唯一のユニキャストアドレスを実装する。本例ではサーバ3a,3b,3nのユニキャストアドレスをそれぞれ、u3a,u3b,u3nと記す。またルーティングを説明するため、端末1のユニキャストアドレスをu1nと記す。
次に、図5と図6のフローチャートを参照して、端末1からサーバ3a,3b,3nに対してファイル要求を行う際のサーバアクセス制御の動作について説明する。図5は、クライアント端末からファイル要求パケットを受信した時のサーバの動作を示すフローチャットである。図6は、サーバ近隣探索パケットを受信した時のサーバの動作を示すフローチャートである。
まず、端末1は、エニキャストアドレス(a3x)を送信先IPアドレスとするファイル要求パケットを送信する。尚、エニキャストアドレスは文法上、ユニキャストアドレスと区別がないく、端末1は、特別にエニキャストアドレスを意識する必要はない。ファイル要求パケットには、要求ファイル名と開始アドレスとを含ませる。ルータ2は、端末1から送信されたファイル要求パケットの送信先IPアドレスを認識し、エニキャストアドレス(a3x)に基づく近隣探索により特定されたサーバ、例えばサーバ3aに配送し、サーバ3aはファイル要求パケットを受信する(ステップS10)。サーバ3a,3b,3nは、同一のエニキャストアドレス(a3x)を実装しているため、ルータ2によってその時点で最も応答が早いとされるサーバが選択される。
ファイル要求パケットを受信したサーバ3aのCPU31は、ファイル要求パケットの情報に基づいて該当する部分キャッシュ領域を算出し、要求された部分キャッシュ領域とファイル情報テーブルとを比較し、要求されたファイルを送信可能かどうかを判定する(ステップS11)。例えば、図4はサーバ3aが保持するファイル情報テーブルであって、ファイル要求パケットに、要求ファイル名がファイルA、開始アドレスが1と設定されていたとする。そのような場合には、CPU31は、端末1からの要求が"/abc/ファイルA"というファイルの部分キャッシュ"1"を対象としたものであると認識し、ファイル情報テーブルのファイルAをキーとする部分キャッシュ情報に1が登録されているかを確認し、ファイルAを提供可能であると判断する。または、要求ファイル名がファイルN、開始アドレスが10と設定されていた場合には、CPU31は、端末1からの要求が"/ファイルNNNN"というファイルの部分キャッシュ"10"を対象としたものであると認識し、ファイル情報テーブルのファイルNをキーとする部分キャッシュ情報に10が登録されているかを確認し、ファイルNを提供不可であると判断する。
ファイルを提供可能と判断した場合に、サーバ3aのCPU31は、ファイル送信パケットとして要求されたファイルを指定されたアドレスから、端末1へ送信する。その際、端末1からのエニキャストアドレス(a3x)宛のメッセージが自身のユニキャストアドレス(u3a)へ到達されるようなルーティング情報をIPv6拡張ヘッダとして付加したファイル送信パケットを作成、送信する(ステップS12,S17)。CPU31は、例えば、通知したいユニキャストアドレス(u3a)をエニキャストアドレス(a3x)の次に経由する中間ノードとするルーティングヘッダを付加することで行う。
ファイル送信パケットを受信した端末1のCPU11は、IPv6拡張ヘッダに登録されているルーティング情報を受信した以降、エニキャストアドレス(a3x)宛のメッセージを送信する場合に、通知されたユニキャストアドレス(u3a)へ到達されるようなIPv6拡張ヘッダを付加して送信する。CPU11は、例えば、受信したルーティングヘッダのルーティング順序を逆にした、前記例では、通知されたユニキャストアドレス(u3a)をエニキャストアドレス(a3x)の前に経由する中間ノードとするルーティングヘッダを付加することで行う。本例を用いた場合では、ルータ2は、ルーティングヘッダに基づいて中継ノードであるユニキャストアドレス(u3a)を持つサーバ3aへ配送し、サーバ3aは、受信したメッセージの次のルーティング先であるエニキャストアドレス(a3x)が自身のインタフェースであることを認識し、次のルーティング動作を省略した上で省略したルーティング先のエニキャストアドレス(a3x)が受信したかのように受信動作を継続する。
このように端末1が、エニキャストアドレス(a3x)宛のメッセージに、サーバから通知されたユニキャストアドレス(u3a)をルーティング情報として付加することで、エニキャストアドレス(a3x)宛のメッセージを確実に通知されたユニキャストアドレス(u3a)へ到達させることができ、その間、ユーザはサーバの切替を意識することなくファイル取得動作を継続することができる。
次に、端末1は、新たなファイル取得や分割ファイルを連続して取得するために、再度エニキャストアドレス(a3x)を送信先IPアドレスとするファイル要求パケットを送信する。ルータ2は、端末1から送信されたファイル要求パケットの送信先IPアドレスを認識し、エニキャストアドレス(a3x)に基づく近隣探索により特定されたサーバ、例えばサーバ3aに配送し、サーバ3aはファイル要求パケットを受信する(ステップS10)。尚、端末1は、ファイル要求パケットを送信する際に、前回通知されたルーティング情報であるユニキャストアドレス(u3a)を付加してもよい。そのような場合には、ルータ2は、ルーティング情報に基づいてユニキャストアドレス(u3a)を持つサーバ3aへ配送する。ファイル要求パケットを受信したサーバ3aのCPU31は、前回と同様に端末1からの要求に応じてファイルを提供可能かどうかを判断する。
ファイルを提供可能でないと判断した場合に、サーバ3aのCPU31は、ファイルを提供可能な別のサーバを探索するため、サーバ3a,3b,3nのマルチキャストアドレス(m3x)を送信先IPアドレスとするサーバ近隣探索パケットを作成、送信する(ステップS13,S14)。図7はサーバ近隣探索パケットのフォーマットの例を示す説明図である。サーバ近隣探索パケットには、フラグ部と、ID部と、要求ファイル名と、部分キャッシュの開始アドレスとが含まれる。フラグ部はサーバ近隣探索パケットがファイル要求メッセージであることを示す情報である。ID部はサーバ近隣探索パケットが一意性を持つためのIDを示す情報である。要求ファイル名と部分キャッシュの開始アドレスは、共にクライアント端末から受信したファイル要求パケットの内容である要求ファイル名と開始アドレスを示す。
ルータ2は、サーバ3a,3b,3nのマルチキャストアドレス(m3x)を宛先IPアドレスとするサーバ近隣探索パケットを全てのサーバに配送する。ここでは、サーバ3bを例にして説明する。サーバ近隣探索パケットを受信したサーバ3bのCPU31は、サーバ近隣探索パケットに含まれているファイル名と部分キャッシュの開始アドレスとに基づいてファイルを提供可能かどうかを判断する(ステップS20,S21)。ファイルを提供可能かどうかの判断方法は、端末1からファイル要求パケットを受信した場合と同様である。
サーバ3bのCPU31は、ファイルを提供可能と判断した場合に、自身のユニキャストアドレス(u3b)を送信元IPアドレスとするサーバ近隣探索応答パケットを作成、送信元であるサーバ3aへ送信する(ステップS22,S23)。また、ファイルを提供可能でないと判断した場合には、サーバ3bのCPU31は、何も行わない。図8はサーバ近隣探索応答パケットのフォーマットの例を示す説明図である。サーバ近隣探索応答パケットには、フラグ部と、ID部とが含まれている。フラグ部はサーバ近隣探索応答パケットがファイル応答メッセージであることを示す情報である。ID部はサーバ近隣探索応答パケットがどのサーバ近隣探索パケットの応答であるかを示すためのIDを示す。ID部には、どのサーバ近隣探索要求パケットに対する応答かがわかるように要求パケットに設定されているIDと同じIDを設定する。
サーバ近隣探索パケットを受信した他のサーバも、サーバ3bと同様の動作を行う。例えば、サーバ近隣探索パケットを受信したサーバ3nも、ファイルを提供可能と判断した場合には、自身のユニキャストアドレス(u3n)を送信元IPアドレスとするサーバ近隣探索応答パケットを作成、送信元であるサーバ3aへ送信する。
次に、サーバ3aは、サーバ近隣探索応答パケットを受信する(ステップS15)。サーバ3aのCPU31は、最も早くサーバ近隣探索応答パケットを受信した際の送信元IPアドレス、例えば、サーバ3bのユニキャストアドレス(u3b)をサーバ探索結果とし、端末1からのエニキャストアドレス(a3x)宛のメッセージがユニキャストアドレス(u3b)へ到達されるようなルーティング情報をIPv6拡張ヘッダとして付加したファイル送信パケットを作成、送信する。(ステップS16,S17)。
ファイル送信パケットを受信した端末1のCPU11は、前回と同様にIPv6拡張ヘッダに登録されているルーティング情報を受信した以降、エニキャストアドレス(a3x)宛のメッセージを送信する場合に、ユニキャストアドレス(u3b)へ到達されるようなIPv6拡張ヘッダを付加して送信する。本例を用いた場合では、ルータ2は、ルーティングヘッダに基づいて中継ノードであるユニキャストアドレス(u3b)を持つサーバ3bへ配送し、サーバ3bは、受信したメッセージの次のルーティング先であるエニキャストアドレス(a3x)が自身のインタフェースであることを認識し、次のルーティング動作を省略した上で省略したルーティング先のエニキャストアドレス(a3x)が受信したかのように受信動作を継続する。ここで、サーバ3aは、自身以外へのルーティング情報を通知する場合に、ファイル送信パケットの内容にはファイル要求パケットをリトライさせるような内容を設定する。もしくは、ルーティング情報の書き換えを認識した端末1が、自発的にファイル要求パケットを再送してもよい。
以上のように、サーバが自立的に別のサーバを探索し、その結果を端末1が送信するルーティング情報に反映させることで、サーバにファイルが完全な形で存在しない場合でもクライアント端末が意識することなく、サーバを切り替え、かつその時点で最も応答速度の速いサーバとのファイル受信動作が継続可能となる。
また、サーバ3aは、一定時間を経過してもサーバ近隣探索応答パケットを受信できない場合には、サーバ要求パケットに対して提供不可の旨を端末1へ通知してもよい。そのような場合には、いち早く該当するサーバがないことをユーザに知らせることができる。
尚、本実施の形態において、ファイル要求受信手段、ファイル情報記憶手段、ファイル提供判断手段、サーバ探索手段、ルーティング情報通知手段、ルーティング情報省略手段は、サーバ3a,3b,3nのCPU31によって実現され、ルーティング制御手段は、端末1のCPU11によって実現される。
実施の形態2.
次に、本発明における第2の実施の形態を説明する。サーバ3a,3b,3nは、ファイルの部分キャッシュを分散させて保管する。各サーバのCPU31は、端末1からファイル要求パケットを受信した場合に、送信先IPアドレスが正規のエニキャストアドレス(a3x)以外であったら、ファイルを提供可能でない場合であってもサーバ近隣探索の動作を行わないような仕組みをとってもよい。そのような場合には、仮に端末1が、各サーバに接続して無許可にファイルを持ち出した場合でも意味を成さないファイルしか持ち出せず、正規のエニキャストアドレスを用いてファイル要求を実施した場合のみ完全なファイルを受信することができるといったシステムを構築することができる。
実施の形態3.
次に、本発明における第3の実施の形態を説明する。サーバ3a,3b,3nは、個人情報をランダムに保管する。また、個人情報を系統立てて取得するための情報は別途管理者によって管理されている。そのような場合には、仮に端末1が各サーバに接続して無許可にファイルを取得できた場合でも期待するデータを得ることができず、個人情報全てに対して管理しなくとも、個人情報を保護することができる。
本発明は、複数あるサーバのいずれか一つのサーバをクライアントの要求する条件に基づいて自動で切り替える場合に有意義であり、クライアント側が、複数あるサーバの個々のIPアドレスを認識することなくサーバアクセス制御を行うシステムを構築できる。
本発明によるサーバアクセス制御システムの構成例を示すシステム構成図である。 サーバの構成を示すブロック図である。 クライアント端末の構成を示すブロック図である。 ファイル情報テーブルの一例を示す説明図である。 サーバアクセス制御システムの動作を示すフローチャートである。 サーバアクセス制御システムの動作を示すフローチャートである。 サーバ近隣探索パケットの一例を示す説明図である。 サーバ近隣探索応答パケットの一例を示す説明図である。
符号の説明
1 端末
2 ルータ
3a,3b,3n サーバ

Claims (7)

  1. クライアント端末と、各々が同一のIPv6におけるエニキャストアドレスおよびマルチキャストアドレスを実装し、クライアント端末の要求に応じてファイル提供サービスを行う複数のサーバとがIPv6ネットワークを介して接続されるサーバアクセス制御システムであって、
    各サーバは、
    クライアント端末からのファイル要求を受信するファイル要求受信手段と、
    少なくともファイルの一部を提供可能か否かを示すファイル情報を記憶するファイル情報記憶手段と、
    クライアント端末からのファイル要求および前記ファイル情報を参照することによって、要求されたファイルを提供可能か否かを判断するファイル提供判断手段と、
    前記ファイル提供判断手段により、要求されたファイルを提供できないと判断された場合に、前記ファイルを提供可能な別のサーバを探索するサーバ探索手段と、
    前記ファイルを提供可能なサーバのユニキャストアドレスをルーティング情報としてクライアント端末へ送信するルーティング情報通知手段とを備え、
    前記クライアント端末は、
    前記ルーティング情報を受信した場合に、受信したユニキャストアドレスをルーティング情報として付加したファイル要求を送信するルーティング制御手段を
    備えたことを特徴とするサーバアクセス制御システム。
  2. サーバ探索手段は、各サーバにマルチキャスト通信によって、ファイル提供可能なサーバの探索メッセージを送信し、ファイルを提供可能な旨を示す応答メッセージを最初に受信した場合に、前記応答メッセージを送信したサーバを探索結果とする
    請求項1記載のサーバアクセス制御システム。
  3. 各サーバは、自身のエニキャストアドレスとユニキャストアドレスとを連続してルーティングするよう登録されたルーティング情報が付加されたファイル要求を受信した場合に、次に指定されているIPアドレスへのルーティング動作を省略するルーティング省略手段を備え、
    ルーティング情報通知手段は、IPv6拡張ヘッダを用いて、ファイルを提供可能なサーバのユニキャストアドレスをルーティング情報としてクライアント端末へ送信し、
    ルーティング制御手段は、前記ルーティング情報を受信した場合に、受信したユニキャストアドレスをルーティング情報とするIPv6拡張ヘッダを付加したファイル要求を送信する
    請求項1または請求項2記載のサーバアクセス制御システム。
  4. ファイル情報記憶手段は、自身が提供可能なファイルの部分キャッシュの情報を含むファイル情報を記憶し、
    ファイル提供判断手段は、クライアント端末からのファイル要求に含まれる開始アドレスに該当する部分キャッシュの有無を前記ファイル情報に基づいて判断することによって、要求されたファイルを提供可能か否かを判断する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のサーバアクセス制御システム。
  5. 各サーバは、ファイルを分散して管理するミラーサーバであって、
    サーバ探索手段は、クライアント端末から受信したファイル要求の宛先が正規のエニキャストアドレス以外の場合に、サーバ探索動作を行わない
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のサーバアクセス制御システム。
  6. クライアント端末と、各々が同一のIPv6におけるエニキャストアドレスおよびマルチキャストアドレスを実装し、クライアント端末の要求に応じてファイル提供サービスを行う複数のサーバとが、IPv6ネットワークを介して接続されるサーバアクセス制御システムに適用されるサーバアクセス制御方法であって、
    各サーバが、
    少なくともファイルの一部を提供可能か否かを示すファイル情報を記憶し、
    クライアント端末からのファイル要求を受信し、
    クライアント端末からのファイル要求および前記ファイル情報を参照することによって、要求されたファイルを提供可能か否かを判断し、
    要求されたファイルを提供できないと判断した場合に、前記ファイルを提供可能な別のサーバを探索し、
    前記ファイルを提供可能なサーバのユニキャストアドレスをルーティング情報としてクライアント端末へ送信し、
    前記クライアント端末が、
    前記ルーティング情報を受信した場合に、受信したユニキャストアドレスをルーティング情報として付加したファイル要求を送信する
    ことを特徴とするサーバアクセス制御方法。
  7. クライアント端末と、各々が同一のIPv6におけるエニキャストアドレスおよびマルチキャストアドレスを実装し、クライアント端末の要求に応じてファイル提供サービスを行う複数のサーバとがIPv6ネットワークを介して接続されるサーバアクセス制御システムに適用されるサーバに搭載されるサーバアクセス制御プログラムであって、
    少なくともファイルの一部を提供可能か否かを示すファイル情報を記憶するファイル情報記憶手段を備えたコンピュータに、
    クライアント端末からのファイル要求を受信する処理、
    クライアント端末からのファイル要求および前記ファイル情報を参照することによって、要求されたファイルを提供可能か否かを判断する処理、
    要求されたファイルを提供できないと判断した場合に、前記ファイルを提供可能な別のサーバを探索する処理、および
    前記ファイルを提供可能なサーバのユニキャストアドレスをルーティング情報としてクライアント端末へ送信する処理
    を実行させるためのサーバアクセス制御プログラム。
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