JP6506006B2 - 非付着性包装容器および非付着性包装容器の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)フィルムまたはシートならびにこれらの積層体からなる熱可塑性樹脂層の少なくとも片面に、アンカーコート層と、非付着層が、この順に積層された非付着性積層体を含む非付着性包装容器の製造方法において、
前記アンカーコート層は、5℃以上、50℃以下のガラス転移点(Tg)を有するアクリル系樹脂またはポリエステル系樹脂のなかから選ばれる1種とアクリル樹脂ビーズとを含むアンカーコート剤を塗工して形成される層で、
前記非付着層は、疎水化処理された無機粒子とアルコールおよび/または水とを含む塗工液を塗工して形成される層であり、
前記フィルムまたはシートならびにこれらの積層体からなる熱可塑性樹脂層が、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂、ポリウレタン樹脂のなかから選ばれる少なくとも一つであり、
アンカーコート層を形成する工程と、
非付着層を形成する工程とが、この順に形成する工程であり、
かつ、前記アンカーコート層を形成する前記工程が、多色グラビア印刷機の1ユニットを用いたグラビア印刷による塗布工程で、
前記非付着層を形成する前記工程が、前記多色グラビア印刷機の別の1ユニットを用いたグラビア印刷による塗布工程であることを特徴とする非付着性包装容器の製造方法、
(2)前記疎水化処理された無機粒子が、シリカ、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、またはそれらの混合物を疎水化処理したものから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする(1)に記載の非付着性包装容器の製造方法、
(3)前記フィルムまたはシートならびにこれらの積層体からなる熱可塑性樹脂層が、ポリプロピレン樹脂、およびポリスチレン樹脂のなかから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする(1)または(2)に記載の非付着性包装容器の製造方法、
である。
処理タルクの場合は、20μm以下であることが好ましく、10μm以下であることがより好ましい。
添加剤の添加量は、撥水性を阻害しない範囲で使用でき、疎水化処理された無機粒子に対して、添加剤の総量として、80重量%以下が好ましく、70重量%以下がさらに好ましい。添加剤が疎水化処理された無機粒子に対して80重量%より多いと、撥水性が低下する。
また、前記非付着層の面が最外層である場合、該包装容器に食品や物品を収容し、封止した際に、該包装容器の外装面に水分や糖分、水滴などが接触しても、最外層の面の非付着層への水分や糖分、水滴などの付着を防止または軽減することができるため、水分や糖分、水滴などが原因となるほこりや塵などの付着が防止または軽減するという効果がある。このことによって、陳列時の清潔さや汚れなどがなく、その商品価値を下げることがないという効果もある。
非付着層の接着性とは、非付着層を有する面と食品や物品の一部の面あるいは全面が、くっつきやすいかどうかを意味する。また、非付着性のコントロールとは、非付着層を有する面と食品や物品の一部の面あるいは全面のくっつきにくさを制御できることを意味する。
成形工程としては、カップ、トレイ、ボトル、ブリック、コンテナ、ボックス、ケース、パン、カバー、蓋、キャップなどの包装用途に用いられる周知の容器成形工程のいずれでもよい。特に、シート成形工程による容器成形が好ましい。
非付着層塗布液1(製造例1)
エタノール90部に、疎水化処理した乾式法シリカ(平均粒子径0.2μm、WACKER HDK H18、旭化成ワッカーシリコーン(株)製)10部を撹拌しながら、添加して、非付着層塗布液1を作製した。
エタノール90部に、疎水化処理した湿式法シリカ(平均粒子径6.2μm、SIPERNAT D10、EVONIK社製)10部を撹拌しながら、添加して、非付着層塗布液2を作製した。
エタノール90部に、疎水化処理したタルク1)10部を撹拌しながら、添加して、非付着層塗布液3を作製した。
1):タルクに対し、3重量%となるようにシリコーン油(KF−96−50cs、信越化学工業(株)製)のメチレンクロライド10%溶液を噴霧し、100℃で2時間焼成処理し、表面被覆処理したタルク(平均粒子径6μm)
エタノール90部に、疎水化処理したタルク8部、疎水化処理していない湿式法シリカ(平均粒子径6.2μm、SIPERNAT 383DS、EVONIK社製)2部を撹拌しながら、添加して、非付着層塗布液4を作製した。
エタノール90部に、疎水化処理していない湿式法シリカ(平均粒子径6.2μm、SIPERNAT 383DS、EVONIK社製)10部を撹拌しながら、添加して、非付着層塗布液5を作製した。
エタノール90部に、疎水化処理していないタルク(平均粒子径7〜11μm、JA−46R、浅田製粉(株)製)10部を撹拌しながら、添加して、非付着層塗布液6を作製した。
アンカーコート剤1(製造例7)
ポリエステル樹脂系溶液(固形分30%、Tg5℃)50部に、アクリル樹脂ビーズ(平均粒子径10μm)を10部添加し、撹拌しながら、酢酸n−プロピルを40部添加して、アンカーコート剤1を作製した。
アクリル樹脂系溶液(固形分30%、Tg50℃)60部に、アクリル樹脂ビーズ(平均粒子径10μm)を10部添加し、撹拌しながら、酢酸エチル10部、イソプロピルアルコール20部を添加して、アンカーコート剤2を作製した。
ポリエステル樹脂系溶液(固形分30%、Tg20℃)40部に、アクリル樹脂ビーズ(平均粒子径8μm)を5部添加し、撹拌しながら、酢酸n−プロピル25部、メチルエチルケトン30部を添加して、アンカーコート剤3を作製した。
ポリエステル樹脂系溶液(固形分30%、Tg20℃)40部に、アクリル樹脂ビーズ(平均粒子径0.8μm)を5部添加し、撹拌しながら、酢酸n−プロピル25部、メチルエチルケトン30部を添加して、アンカーコート剤4を作製した。
アクリル樹脂系溶液(固形分30%、Tg50℃)60部に、撹拌しながら、酢酸エチル20部、イソプロピルアルコール20部を添加して、アンカーコート剤5を作製した。
5色機グラビア印刷機を用いて、厚さ0.6mmのポリプロピレンシート(略称:PP)に、第一ユニットで、製造例7で得られたアンカーコート剤1(略称:AC1)、第二ユニットで、製造例1で得られた非付着層塗布液1(略称:非付着層1)を印刷して、巻き取り、非付着性積層体1を作製した。このとき、アンカーコート剤1はSL9155(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液1はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、0.9g/m2、0.2g/m2であった。これによって、非付着性積層体1は、「PP/AC1/非付着層1」の構成の積層体となった。
5色機グラビア印刷機を用いて、厚さ0.5mmのポリスチレンシート(略称:PS)に、第一ユニットで、製造例8で得られたアンカーコート剤2(略称:AC2)、第二ユニットで、製造例1で得られた非付着層塗布液1を印刷して、巻き取り、非付着性積層体2を作製した。このとき、アンカーコート剤2はAC372(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液1はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.0g/m2、0.1g/m2であった。これによって、非付着性積層体2は、「PS/AC2/非付着層1」の構成の積層体となった。
アンカーコート剤1を製造例9で得られたアンカーコート剤3(略称:AC3)に変更した以外は実施例1と同じ条件にて、非付着性積層体3を作製した。このとき、アンカーコート剤3はSL9155(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液1はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.1g/m2、0.2g/m2であった。これによって、非付着性積層体3は、「PP/AC3/非付着層1」の構成の積層体となった。
アンカーコート剤1を製造例10で得られたアンカーコート剤4(略称:AC4)に変更した以外は実施例1と同じ条件にて、非付着性積層体4を作製した。このとき、アンカーコート剤4はSL9155(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液1はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.1g/m2、0.2g/m2であった。これによって、非付着性積層体4は、「PP/AC4/非付着層1」の構成の積層体となった。
非付着層塗布液1を製造例2で得られた非付着層塗布液2(略称:非付着層2)に変更した以外は実施例1と同じ条件にて、非付着性積層体5を作製した。このとき、アンカーコート剤1はSL9155(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液2はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.1g/m2、0.2g/m2であった。これによって、非付着性積層体5は、「PP/AC1/非付着層2」の構成の積層体となった。
非付着層塗布液1を製造例2で得られた非付着層塗布液2に変更した以外は実施例2と同じ条件にて、非付着性積層体6を作製した。このとき、アンカーコート剤2はAC372(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液2はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.0g/m2、0.2g/m2であった。これによって、非付着性積層体6は、「PS/AC2/非付着層2」の構成の積層体となった。
非付着層塗布液1を製造例3で得られた非付着層塗布液3(略称:非付着層3)に変更した以外は実施例2と同じ条件にて、非付着性積層体7を作製した。このとき、アンカーコート剤2はAC372(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液3はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.0g/m2、0.2g/m2であった。これによって、非付着性積層体7は、「PS/AC2/非付着層3」の構成の積層体となった。
非付着層塗布液1を製造例4で得られた非付着層塗布液4(略称:非付着層4)に変更した以外は実施例2と同じ条件にて、非付着性積層体8を作製した。このとき、アンカーコート剤2はAC372(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液4はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.0g/m2、0.2g/m2であった。これによって、非付着性積層体8は、「PS/AC2/非付着層4」の構成の積層体となった。
5色機グラビア印刷機を用いて、厚さ20μmの2軸延伸ポリスチレンシート(略称:OPS)に、第一ユニットで、アンカーコート剤2、第二ユニットで、非付着層塗布液3を印刷して、巻き取り、次いで厚さ1mmのポリスチレンペーパー(略称:PSP)を非付着層の反対面に重ねて熱ラミネートをして、非付着性積層体9を作製した。このとき、アンカーコート剤2はAC372(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液3はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.1g/m2、0.1g/m2であった。これによって、非付着性積層体9は、「PSP/OPS/AC2/非付着層3」の構成の積層体となった。
厚さ0.6mmのポリプロピレンシートを厚さ0.7mmのポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコール共重合体共押出多層シート(略称:PP/EVOH)に変更した以外は実施例1と同じ条件にて、非付着性積層体10を作製した。このとき、アンカーコート剤1はSL9155(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液1はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、0.9g/m2、0.3g/m2であった。これによって、非付着性積層体10は、「PP/EVOH/AC1/非付着層1」の構成の積層体となった。
非付着層塗布液1を製造例5で得られた非付着層塗布液5(略称:非付着層5)に変更した以外は実施例1と同じ条件にて、非付着性積層体11を作製した。このとき、アンカーコート剤1はSL9155(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液5はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.0g/m2、0.1g/m2であった。これによって、非付着性積層体11は、「PP/AC1/非付着層5」の構成の積層体となった。
非付着層塗布液1を製造例6で得られた非付着層塗布液6(略称:非付着層6)に変更した以外は実施例1と同じ条件にて、非付着性積層体12を作製した。このとき、アンカーコート剤1はSL9155(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液6はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.1g/m2、0.2g/m2であった。これによって、非付着性積層体12は、「PP/AC1/非付着層6」の構成の積層体となった。
アンカーコート剤2を製造例11で得られたアンカーコート剤5(略称:AC5)に変更した以外は実施例2と同じ条件にて、非付着性積層体13を作製した。このとき、アンカーコート剤5はAC372(ノントルエン系溶剤、東京インキ(株)製)、非付着層塗布液1はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、それぞれ塗工量は、1.1g/m2、0.1g/m2であった。これによって、非付着性積層体13は、「PS/AC5/非付着層1」の構成の積層体となった。
アンカーコート剤を使用しない以外は実施例1と同じ条件にて、非付着性積層体14を作製した。このとき、非付着層塗布液1はTA52(アルコール系溶剤、東京インキ(株)製)にて、希釈し、塗工量は、0.1g/m2であった。これによって、非付着性積層体14は、「PP/非付着層1」の構成の積層体となった。
厚さ0.6mmのPPシートにシリコーン樹脂(KF−96H−30マンcs、信越化学工業(株)製、略称:シリコーン)を塗布し、40℃で3日間エージングをして、非付着性積層体15を作製した。このとき、シリコーン樹脂の膜厚は、0.3μmであった。これによって、非付着性積層体15は、「PP/シリコーン」の構成の積層体となった。
非付着性積層体の非付着層について、接触角を測定した。測定には、ポータブル接触角計PCA−1(協和界面科学(株)製)を用いた。測定値が大きいほど撥水性が高く、優れる。
◎:130°以上、○:130°未満110°以上、△:110°未満90°以上、×:90°未満の4段階で評価した。
実施例1〜10、比較例1〜5の非付着積層体をシート成形(真空成形)によりトレイ状非付着性包装容器(図1の1)とし、該容器内にシューマイ(商品名:プリプリのエビシューマイ、味の素冷凍食品(株)製)(図1の3)を配置し、冷蔵庫内に水平状態で静置し、24時間後、冷蔵庫から取り出し、シューマイをゆっくりと持ち上げた際に、シューマイとトレイ状非付着性包装容器の接触面(非付着層面)におけるシューマイの付着具合を目視にて観察した。付着が少ないほど、非付着性が優れる。
◎:まったく付着していない、○:やや付着している、△:かなり付着している、×:ほとんど付着している、の4段階で評価した。
水平状態に設置した前記非付着性の評価と同様に作製したトレイ状非付着性包装容器に、シューマイ(商品名:プリプリのエビシューマイ、味の素冷凍食品(株)製)を配置し、シューマイの乾燥防止のためカバーを掛けて、そのまま3日間冷蔵庫内に静置した。その後、冷蔵庫内から該容器を取り出し、カバーを取り除き、さらに、シューマイをゆっくりと持ち上げた際に、シューマイと該容器の接触面(非付着層面)におけるシューマイの付着具合を目視にて観察した。耐久性が優れるとは、長時間非付着性包装容器の非付着層に内容物が接触していても、その非付着性能の劣化が起こらず、持続することを示す。したがって、非付着性包装容器の非付着層とシューマイが付着しないものを、耐久性が優れるとした。
◎:まったく付着していない(耐久性が優れる)、×:そのまま付着する(耐久性が劣る)の2段階で評価した。
前記撥水性、非付着性、耐久性のうち、評価結果がすべて「◎」のものは総合評価として「◎」、評価結果が「◎」か「○」であるものは総合評価として「○」、1つでも「△」があるものは総合評価として「△」、1つでも「×」があるものは総合評価として「×」とした。
また、本発明の非付着性積層体は、グラビア印刷方式にて塗工できることから、前記食品や物品用途に限らず、合羽、傘、靴、幌などの生活用品、のれん、テーブルクロス、シャワーカーテン、鏡、台所シンク、洗面台などの住宅用品、携帯電話やスマートフォンなどのディスプレーパネルなど電子機器部品、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、電気ポットなどの家電品、コンクリートやレンガ、壁材、床材、屋根材、天井材、クロス、ガラスなどの産業資材、エプロン、ユニフォーム、アウトドアウエアなどの衣料品、スキー、スノーボード、ゴーグルなどのスポーツ用品、テント、タープなどのキャンプ用品、カメラやプロジェクタ、めがねのレンズなどの光学用品といった水滴などが付着する可能性がある環境で使用される物品にも広く適用できる。
2 蓋材
3、31 内容物
4 プラスチック袋
5 トレイ
Claims (3)
- フィルムまたはシートならびにこれらの積層体からなる熱可塑性樹脂層の少なくとも片面に、アンカーコート層と、非付着層が、この順に積層された非付着性積層体を含む非付着性包装容器の製造方法において、
前記アンカーコート層は、5℃以上、50℃以下のガラス転移点(Tg)を有するアクリル系樹脂またはポリエステル系樹脂のなかから選ばれる1種とアクリル樹脂ビーズとを含むアンカーコート剤を塗工して形成される層で、
前記非付着層は、疎水化処理された無機粒子とアルコールおよび/または水とを含む塗工液を塗工して形成される層であり、
前記フィルムまたはシートならびにこれらの積層体からなる熱可塑性樹脂層が、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂、ポリウレタン樹脂のなかから選ばれる少なくとも一つであり、
アンカーコート層を形成する工程と、
非付着層を形成する工程とが、この順に形成する工程であり、
かつ、前記アンカーコート層を形成する前記工程が、多色グラビア印刷機の1ユニットを用いたグラビア印刷による塗布工程で、
前記非付着層を形成する前記工程が、前記多色グラビア印刷機の別の1ユニットを用いたグラビア印刷による塗布工程であることを特徴とする非付着性包装容器の製造方法。 - 前記疎水化処理された無機粒子が、シリカ、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、またはそれらの混合物を疎水化処理したものから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の非付着性包装容器の製造方法。
- 前記フィルムまたはシートならびにこれらの積層体からなる熱可塑性樹脂層が、ポリプロピレン樹脂、およびポリスチレン樹脂のなかから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項1または2に記載の非付着性包装容器の製造方法。
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