JP6505525B2 - 踏切制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、踏切の鳴動制御を行う踏切制御装置に関する。
現在、踏切保安システムでは、一つの踏切保安設備を1つの踏切制御装置が独立して制御する構成が採用されている。踏切保安設備には、始動点制御子と終止点制御子とが設けられ、始動点制御子が列車の進入を検知すると、踏切制御装置が遮断機等の鳴動機器を作動させる。また、終止点制御子が列車の通過を検知すると、踏切制御装置が鳴動機器の作動を解除する。
従来、同一路線に設けられた複数の踏切制御装置を通信ネットワークで結んで踏切の制御に利用する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、踏切制御装置が通信ネットワークを介して列車の追跡情報を取得し、これにより、始動点制御子等が故障した場合でも、列車が進入した際の踏切の無遮断と無警報を回避する技術が開示されている。
特許第4976622号公報
現在の踏切保安設備では、フェールセーフの考えから、始動点制御子などの各要素に故障が検知された場合、鳴動機器の作動を持続させる制御が行われる。この場合、保守員が原因を調査し、故障が復旧するまで、鳴動機器の作動が続く。列車が通過しないのに踏切の鳴動が続くと、踏切の通行者に不便がかかり、バス通りなど交通量の多い踏切であれば、社会的な影響も大きくなる。
本発明は、フェールセーフの設計思想に反することなく、不要な警報が持続してしまうことを削減できる踏切制御装置を実現することを目的とする。
本発明の踏切制御装置は、上記目的を達成するために、
踏切に近づく列車を検知する始動点検知手段と、踏切を通過した列車を検知する終止点検知手段とから、列車を検知した信号が入力される入力処理部と、
前記入力処理部へ入力された信号に基づいて、始動点検知手段が列車を検知する鳴動始動点から終止点検知手段が列車を検知する鳴動終止点までの通常制御区間に存在する列車の計数を行う列車数カウンタと、
前記通常制御区間と同一路線であり、且つ、前記通常制御区間より列車の進行方向の逆方向に設定された区間である前区間に、列車が進入または進出したことを識別可能な前区間情報と、前記通常制御区間と同一路線であり、且つ、前記通常制御区間より列車の進行方向に設定された区間である後区間に、列車が進入または進出したことを識別可能な後区間情報とを、通信ネットワークを介して受信する受信処理部と、
前記前区間情報および前記後区間情報に基づいて、前記前区間から前記後区間までの区間である代替制御区間に存在する列車の計数を行う代替列車数カウンタと、
前記始動点検知手段と前記終止点検知手段とが正常である場合に、前記列車数カウンタの値に基づいて踏切の鳴動機器を作動させ、前記始動点検知手段または前記終止点検知手段に異常がある場合に、前記代替列車数カウンタの値に基づいて踏切の鳴動機器を作動させる出力処理部と、
を備え
前記列車数カウンタの計数と前記代替列車数カウンタの計数とが並行して実行されることを特徴としている。
この構成によれば、始動点検知手段または終止点検知手段に異常が生じることで列車数カウンタの計数値が不正確になる場合でも、前区間から後区間までの代替制御区間の列車の計数を行う代替列車数カウンタの計数値に基づき、フェールセーフの設計思想に反さずに鳴動機器の制御を実現できる。よって、始動点検知手段または終止点検知手段の異常により、鳴動機器の不要な作動が続いてしまうことを削減できる。
望ましくは、前記前区間情報は、前記同一路線の別の踏切である前踏切の制御装置が計数した、前記前踏切の鳴動始動点と鳴動終止点との間に存在する列車の計数情報であり、
前記後区間情報は、前記同一路線の別の踏切である後踏切の制御装置が計数した、前記後踏切の鳴動始動点と鳴動終止点との間に存在する列車の計数情報であるとよい。
この構成によれば、前区間情報および後区間情報として、前踏切と後踏切との制御のために生成される列車の計数情報が採用されている。この計数情報は、踏切制御のために既に信頼性が確保されている。よって、通信ネットワークを介して送受信する情報として、特別な情報を用意する必要なく、代替制御区間の列車の計数を簡単に且つ高い信頼性で実現することができる。
また、望ましくは、前記前区間情報は、前記踏切より列車の進行方向の逆方向にある第1駅の列車検知情報であり、
前記後区間情報は、前記踏切より列車の進行方向にある第2駅の列車検知情報であるとよい。
この構成によれば、前区間情報および後区間情報として、踏切の前後の駅の列車検知情報を用いている。よって、代替制御区間の列車の計数を簡単に且つ高い信頼性で実現することができる。
さらに望ましくは、動作モードを切り替えるモード切替部を備え、
前記モード切替部は、
前記始動点検知手段と前記終止点検知手段とが正常であり、且つ、前記受信処理部による情報の受信が正常である場合にネットワークモードに切り替え、
前記始動点検知手段または前記終止点検知手段が異常と判断され、前記受信処理部による情報の受信が正常である場合に代替モードに切り替え、
前記始動点検知手段と前記終止点検知手段とが正常であり、且つ、前記受信処理部による情報の受信に関わる異常が判断された場合にローカルモードに切り替え、
前記始動点検知手段または前記終止点検知手段が異常と判断され、前記受信処理部による情報の受信に関わる異常が判断された場合に故障モードへ切り替え、
前記列車数カウンタは、前記ネットワークモードおよび前記ローカルモードのときに動作し、
前記代替列車数カウンタは、前記ネットワークモードおよび前記代替モードのときに動作し、
前記出力処理部は、
前記ネットワークモードおよび前記ローカルモードのときに前記列車数カウンタに基づき前記鳴動機器の制御を行い、
前記代替モードのときに前記代替列車数カウンタに基づき前記鳴動機器の制御を行い、
前記故障モードのときに前記鳴動機器の作動を持続させるように構成するとよい。
この構成によれば、明解なモードの切り替えによって、鳴動機器の制御方式を状況に応じて適宜に切り替えることができる。例えば、始動点検知手段または終止点検知手段が故障した場合に代替モードで動作し、さらに通信ネットワークを介した情報の受信に異常が生じた場合に故障モードで動作する。よって、フェールセーフの設計思想が担保され、且つ、間違いの発生しにくい踏切の制御を実現できる。
さらに望ましくは、前記受信処理部による情報の受信に関わる異常には、前記前区間情報または前記後区間情報を生成するための機器の故障の通知を受信した場合と、前記通信ネットワークに異常が発生した場合とが含まれる構成とするとよい。
この構成によれば、前区間情報と後区間情報とを用いた踏切の制御が不能となる状況を、少ない処理負荷で判断できる。また、高い信頼性をもって、このような判断を行うことができる。
さらに望ましくは、前記モード切替部は、
前記ネットワークモードまたは前記代替モードのときでも、前記鳴動機器を作動させるリレーの異常が検知された場合に、前記故障モードへ移行する構成とするとよい。
この構成によれば、リレーの異常に対してもフェールセーフの設計思想が担保された制御が実現される。
本発明によれば、フェールセーフの設計思想に反することなく、踏切の不要な鳴動が持続してしまうことを削減できる。
本発明の第1実施の形態に係る踏切保安システムの一例を示す構成図である。 踏切制御装置の機能構成を示すブロック図である。 踏切制御装置のネットワーク連携機能を説明する図である。 踏切制御装置のモード遷移図である。 踏切制御装置の動作の流れを示すフローチャートである。 踏切保安システムの第1変形例を示す説明図である。 本発明の第2実施の形態のネットワーク連携機能を説明する図である。 本発明の第3実施の形態のネットワーク連携機能を説明する図である。 本発明の第4実施の形態のネットワーク連携機能を説明する図である。 本発明の第5実施の形態のネットワーク連携機能を説明する図である。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る踏切保安システムの一例を示す構成図である。
本発明の第1実施の形態に係る踏切保安システム10は、路線Nの複数の地点に設けられた複数の踏切保安設備20と、通信ネットワークWとを備えている。
各踏切保安設備20は、始動点検知手段としての始動点制御子21と、終止点検知手段としての終止点制御子22と、鳴動機器としての警報遮断機23と、警報遮断機23の制御を行う踏切制御装置24とを有する。
始動点制御子21は、踏切に近づく列車を検知するもので、鳴動始動点を列車が通過する際に、これを検知して信号を出力する。鳴動始動点は、路線Nに沿って踏切より列車の進行方向の逆方向に離間した地点に設定されている。
終止点制御子22は、踏切を通過した列車を検知するもので、鳴動終止点を列車が通過する際に、これを検知して信号を出力する。鳴動終止点は、路線Nに沿って踏切より列車の進行方向に離間した地点に設定されている。
警報遮断機23は、踏切の遮断と音および光による列車の通過の報知とを行う機器であり、踏切制御装置24の制御により動作する。
通信ネットワークWは、複数の踏切制御装置24が接続されて、各踏切制御装置24の間で情報を転送する。通信ネットワークWには、路線Nの保安管理を行う指令室の情報端末41と、踏切のメンテナンスセンターの情報端末42とが接続されていてもよい。
図2は、踏切制御装置の機能構成を示すブロック図である。
踏切制御装置24は、図2に示すように、入力処理部101と、列車数カウンタ102と、通常警報出力処理部103と、受信処理部104と、代替列車数カウンタ105と、代替警報出力処理部106と、故障警報出力処理部107と、モード切替部108と、操作部109とを備えている。また、踏切制御装置24は、送信処理部110を備えていてもよい。通常警報出力処理部103、代替警報出力処理部106、および、故障警報出力処理部107は、本発明に係る出力処理部の一例に相当する。
図2の各ブロックは、ハードウェアとして実現されてもよいし、CPU(中央演算処理装置)がプログラムを実行することで機能するソフトウェアとして実現されてもよい。また、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現されてもよい。また、通常警報出力処理部103、代替警報出力処理部106、および、故障警報出力処理部107など、複数のブロックは1つの機能ブロックとして構成されてもよい。
入力処理部101は、始動点制御子21と終止点制御子22との信号を入力し、鳴動始動点または鳴動終止点を列車が通過したか否かを識別する。入力処理部101は、鳴動始動点または鳴動終止点を列車が通過したことを識別した場合に、これらを示す信号を列車数カウンタ102に出力する。
入力処理部101は、さらに、始動点制御子21または終止点制御子22の故障を検知する機能を有し、故障を検知した場合に故障検知信号をモード切替部108に出力する。具体的には、入力処理部101は、始動点制御子21および終止点制御子22の信号から、列車の進入と進出との時間的な整合性がとれない場合に、始動点制御子21および終止点制御子22の何れかを故障と判断してもよい。また、始動点制御子21と終止点制御子22との診断機能を設けて、入力処理部101は異常の診断結果が得られた場合にこれらが故障と判断してもよい。
列車数カウンタ102は、後述する通常制御区間I1(図3を参照)に存在する列車を計数する。列車数カウンタ102は、列車が鳴動始動点を通過した信号を入力した場合に、計数値を1つ加算し、列車が鳴動終止点を通過した信号を入力した場合に、計数値を1つ減算する。列車数カウンタ102は、モード切替部108からモード信号を入力し、所定の動作モードのときに機能する。
通常警報出力処理部103は、列車数カウンタ102の計数値が1以上である場合に、警報遮断機23を作動(踏切の遮断と列車通過の報知出力)させる。通常警報出力処理部103は、警報遮断機23の作動を制御するリレーの診断機能を有し、リレーが異常の場合にリレーの動作異常信号をモード切替部108に出力する。通常警報出力処理部103は、モード切替部108からモード信号を入力し、所定の動作モードのときに機能する。また、リレーの異常は入力処理部101で検出することも可能であり、入力処理部101からリレーの動作異常信号をモード切替部108に出力してもよい。
受信処理部104は、通信ネットワークWを介して同一路線Nに設置された他の踏切保安設備20の踏切制御装置24から所定の情報を受信する。受信情報の詳細は後述する。受信処理部104は、列車の進入または進出を識別できる情報を受信した場合に、この情報を代替列車数カウンタ105に出力する。また、受信処理部104は、故障の通知を受信した場合に、これを示す故障通知受信信号をモード切替部108に出力する。また、受信処理部104は、通信ネットワークWの異常を検知した場合に、この検知信号をモード切替部108に出力する。
代替列車数カウンタ105は、受信処理部104が受信した情報に基づき、後述する代替制御区間I2(図3を参照)に存在する列車をカウントする。代替列車数カウンタ105には、モード切替部108からモード信号が入力され、所定の動作モードのときに機能する。
代替警報出力処理部106は、代替列車数カウンタ105の計数値に基づいて警報遮断機23を作動させる信号を出力する。代替警報出力処理部106は、モード切替部108からモード信号を入力し、所定の動作モードのときに機能する。代替警報出力処理部106は、通常警報出力処理部103と同様に、リレーの診断機能を有し、リレーが異常の場合にリレーの動作異常信号をモード切替部108に出力する。
故障警報出力処理部107は、故障モードのときに、警報遮断機23の作動を維持する出力を行う。
操作部109は、保守員が操作するもので、主に、踏切制御装置24を起動またはリセットする立ち上げスイッチと、通信ネットワークWを用いた踏切の制御を開始するためのネットワーク移行スイッチと、故障機器の復旧などを知らせる現場復旧完了スイッチ等を有する。
モード切替部108は、上述した複数種類の異常を知らせる信号と、操作部109からの操作信号とを入力する。モード切替部108は、これらの信号に基づいて、踏切制御装置24の動作モードを切り替える。
送信処理部110は、路線Nの他の踏切保安設備20の踏切制御装置24が、ネットワーク連携による踏切の制御を行う場合に、この制御に必要な情報を、通信ネットワークWを介して送信する。第1実施の形態では、送信処理部110は、列車数カウンタ102の計数値と、入力処理部101の故障検知信号の情報を送信する。
図3は、踏切制御装置のネットワーク連携機能を説明する図である。
次に、2つの駅α、βの間に、列車が一方向に進行する1つの軌道の路線Nがあり、この区間に複数の踏切(A踏切〜E踏切と記す)と、これらに対応した複数の踏切保安設備20が設けられている場合について説明する。以下、複数の踏切制御装置24の各々を特定して説明する場合に、これらをA制御装置24〜E制御装置24と記す。また、複数の始動点制御子21および複数の終止点制御子22の各々を特定して説明する場合に、これらをA1制御子21〜E1制御子21、および、A2制御子22〜E2制御子22と記す。
C制御装置24では、図3に示すように、正常時、列車数カウンタ102により、C1制御子21とC2制御子22とによる列車の検知に基づいて、通常制御区間I1に存在する列車が計数されている。通常制御区間I1とは、C踏切の鳴動始動点から鳴動終止点までの区間である。
A踏切〜E踏切においても通常制御区間が同様に設定され、A制御装置24〜E制御装置24は、各々の通常制御区間に存在する列車の計数を行っている。
C制御装置24は、路線Nに沿って列車の進行方向の逆方向に最も隣接したB踏切のB制御装置24と、進行方向に最も隣接したD踏切のD制御装置24とから、通信ネットワークWを介して情報を受信する。受信される情報には、B踏切およびD踏切の各通常制御区間の列車の計数に必要な構成要素の正常または故障の情報と、B踏切およびD踏切の各通常制御区間の列車の計数値の情報とが含まれる。正常または故障が示される構成要素とは、主に始動点制御子21または終止点制御子22である。
この構成において、B踏切、B踏切の通常制御区間、および、その計数値の情報が、本発明に係る前踏切、前区間および前区間情報の一例に相当する。また、D踏切、D踏切の通常制御区間、および、その計数値の情報が、本発明に係る後踏切、後区間、および、後区間情報の一例に相当する。
C制御装置24では、さらに通信ネットワークWを介して受信した情報に基づいて、代替制御区間I2に存在する列車が計数される。代替制御区間I2とは、隣接するB踏切のB1制御子21から、隣接するD踏切のD2制御子22までの区間である。具体的には、C制御装置24の代替列車数カウンタ105が、B踏切の通常制御区間の列車数の計数値が1つ上がると、自己の計数値を1つ加算し、D踏切の通常制御区間の列車数の計数値が1つ下がると、自己の計数値を1つ減算する。これにより、代替制御区間I2に存在する列車数が計数される。
B踏切とD踏切においても同様に代替制御区間を設定することができ、B制御装置24とD制御装置24も、各々の代替制御区間に存在する列車の計数を行うことができる。例えば、B制御装置24で代替制御区間(A1制御子21からC2制御子22までの区間)の列車数の計数を行う場合には、A制御装置24とC制御装置24とから各通常制御区間の列車数の計数値の情報を、B制御装置24へ送信すればよい。
なお、代替制御区間I2の列車数の計数を行う構成が、C制御装置24のみであれは、C制御装置24は、図2の実線で示した各機能ブロックを有していればよい。また、B制御装置24とD制御装置24とは、図2の入力処理部101と、列車数カウンタ102と、通常警報出力処理部103と、送信処理部110とを有していればよい。一方、B制御装置24〜D制御装置24でも代替制御区間の列車数の計数を行うのであれば、B制御装置24〜D制御装置24は、図2の実線および破線で示した各機能ブロックを有していればよい。
図4は、踏切制御装置のモード遷移図である。
モード切替部108が切り替える動作モードには、ローカルモード、ネットワークモード、代替モード、および、故障モードがある。
ローカルモードは、始動点制御子21と終止点制御子22とが正常であり、且つ、代替制御区間I2の列車の計数処理が不能である場合を想定した動作モードである。代替制御区間I2の列車の計数処理が不能である場合とは、ネットワーク関連の異常の場合と、代替制御区間I2の列車数の初期値が確認されていない場合とが含まれる。ネットワーク関連の異常には、隣接するB踏切またはD踏切の始動点制御子21または終止点制御子22に故障が生じている場合と、通信ネットワークWに異常がある場合とが含まれる。
ローカルモードは、他の3つの動作モードの際に、保守員が立ち上げスイッチを操作して踏切制御装置24が起動またはリセットしたときに移行される。立ち上げスイッチは、保守員により、通常制御区間I2に列車が存在しないことが確認されて操作される。ローカルモードは、或いは、ネットワークモードの際に、ネットワーク関連の異常となった場合に移行される。
ネットワークモードは、始動点制御子21と終止点制御子22とが正常であり、且つ、受信処理部104による情報の受信が正常である場合を想定した動作モードである。
ネットワークモードは、ローカルモードの際、保守員が、ネットワーク移行スイッチを操作した場合に、或いは、代替モードの際、保守員が、現場復帰完了スイッチを操作した場合に移行される。ネットワーク移行スイッチは、保守員により、代替制御区間I2に列車が存在しないことが確認された場合に操作される。現場復帰完了スイッチは、始動点制御子21または終止点制御子22に故障があって、この故障の修理を完了したときに、保守員により操作される。
代替モードは、入力処理部101により始動点制御子21または終止点制御子22が故障であり、且つ、受信処理部104による情報の受信が正常である場合を想定した動作モードである。代替モードは、ネットワークモードの際に始動点制御子21または終止点制御子22の故障が検知された場合に、或いは、故障モードの際、ネットワーク関連の異常が復旧して保守員がネットワーク移行スイッチを操作した場合に移行される。
故障モードは、入力処理部101により始動点制御子21または終止点制御子22が故障であり、且つ、ネットワーク関連の異常が生じている場合を想定した動作モードである。また、故障モードは、通常警報出力処理部103または代替警報出力処理部106のリレーの動作異常がある場合も想定した動作モードである。
故障モードは、ローカルモードの際、始動点制御子21または終止点制御子22の故障検知があった場合に、或いは、代替モードの際にネットワーク関連の異常があった場合に移行される。また、故障モードは、ネットワークモードまたは代替モードの際にリレーの動作異常があった場合にも移行される。
ローカルモードでは、通常警報出力処理部103が機能し、代替警報出力処理部106と故障警報出力処理部107との機能が停止される。また、ローカルモードでは、列車数カウンタ102が通常制御区間I1の列車の計数を行う。これにより、ローカルモードの際には、通常制御区間I1の列車の計数値に基づいて、警報遮断機23の作動の制御が行われる。具体的には、列車数カウンタ102の計数値が「1」以上の場合に、通常警報出力処理部103が警報遮断機23を作動させる。一方、列車数カウンタ102の計数値が「0」の場合に、通常警報出力処理部103が警報遮断機23の作動を解除する。
ネットワークモードでは、ローカルモードと同様に、通常警報出力処理部103が機能し、代替警報出力処理部106と故障警報出力処理部107との機能が停止される。また、ネットワークモードでは、列車数カウンタ102が通常制御区間I1の列車の計数を行い、且つ、代替列車数カウンタ105が代替制御区間I2の列車の計数を行う。ネットワークモードの警報遮断機23の作動制御は、ローカルモードのときと同様である。ネットワークモードでは、代替モードに移行した場合のために、ローカルモードの処理に加えて、代替列車数カウンタ105による計数処理が行われている。
代替モードでは、代替警報出力処理部106が機能し、通常警報出力処理部103と故障警報出力処理部107との機能が停止される。また、代替モードでは、列車数カウンタ102の機能が停止され、代替列車数カウンタ105が代替制御区間I2の列車の計数を行う。これにより、代替モードの際には、代替制御区間I2の列車の計数値に基づいて、警報遮断機23の作動の制御が行われる。具体的には、代替列車数カウンタ105の計数値が「1」以上の場合に、代替警報出力処理部106が警報遮断機23を作動させる。一方、代替列車数カウンタ105の計数値が「0」の場合に、代替警報出力処理部106が警報遮断機23の作動を解除する。
故障モードでは、故障警報出力処理部107が機能し、通常警報出力処理部103と代替警報出力処理部106とが機能を停止される。また、故障モードにおいては、列車数カウンタ102と代替列車数カウンタ105との計数処理が停止されてもよい。故障モードでは、故障警報出力処理部107が警報遮断機23を作動し続ける。
図5は、踏切制御装置の動作の流れを示すフローチャートである。
上述したC制御装置24の動作モードの切り替えと、各動作モードの際の制御処理とは、図5のフローチャートにより実現される。
立ち上げスイッチにより踏切制御装置24が起動するかリセットされると、ステップS1で、各制御パラメータの初期化を行い、ローカルモードのループ処理(ステップS2〜ステップS9)へ移行する。
ローカルモードのループ処理では、モード切替部108がローカルモードのフラグを設定し(ステップS3)、入力処理部101が信号入力を行い(ステップS4)、列車数カウンタ102が計数値の更新を行う(ステップS5)。さらに、モード切替部108が、入力処理部101が始動点制御子21または終止点制御子22の故障を検知していないか確認し(ステップS6)、故障検知がなければ、通常警報出力処理部103が出力判定と判定結果に応じた出力処理を行い(ステップS7)、受信処理部104と必要あれば送信処理部110とが通信処理を行う(ステップS8)。
また、ローカルモードのループ処理では、モード切替部108が、隣接するB制御装置24またはD制御装置24から正常な情報受信があるか確認し(ステップS2)、正常な情報受信がある場合に、ネットワーク移行スイッチの操作があるか判別する(ステップS9)。モード切替部108は、受信処理部104により正常な情報受信がされており、且つ、上記の操作もあれば、処理をネットワークモードのループ処理(ステップS10〜ステップS17)へ移行するが、そうでなければ、ローカルモードのループ処理を繰り返す。また、ローカルモードのループ処理では、ステップS6の故障検知がありの場合に、故障モードのループ処理(ステップS25〜ステップS29)へ移行する。
ネットワークモードのループ処理では、モード切替部108がネットワークモードのフラグを設定し(ステップS11)、入力処理部101が信号入力を行い(ステップS12)、列車数カウンタ102が計数値の更新を行う(ステップS13)。さらに、代替列車数カウンタ105が代替制御区間I2の列車の計数値の更新を行う(ステップS14)。次いで、モード切替部108が、入力処理部101により始動点制御子21または終止点制御子22の故障が検知されていないか確認し(ステップS15)、故障検知がなければ、通常警報出力処理部103が出力判定と判定結果に応じた出力処理を行い(ステップS16)、受信処理部104と必要あれば送信処理部110とが通信処理を行う(ステップS17)。
また、ネットワークモードのループ処理では、最初に、受信処理部104がネットワーク関連の異常がないか確認し(ステップS10)、異常があればモード切替部108がローカルモードのループ処理へ処理を移行し、異常がなければネットワークモードのループ処理を繰り返す。また、ネットワークモードのループ処理では、ステップS15の故障検知がありの場合に、代替モードのループ処理(ステップS18〜ステップS24)へ処理を移行する。
代替モードのループ処理では、モード切替部108が代替モードのフラグを設定し(ステップS19)、入力処理部101が信号入力を行い(ステップS20)、代替列車数カウンタ105が計数値の更新を行う(ステップS21)。さらに、代替警報出力処理部106が出力判定と判定結果に応じた出力処理を行い(ステップS22)、受信処理部104と必要あれば送信処理部110とが通信処理を行う(ステップS23)。
また、代替モードのループ処理では、最初に、受信処理部104がネットワーク関連の異常がないか確認し(ステップS18)、異常があればモード切替部108が故障モードのループ処理へ処理を移行し、異常がなければ代替モードのループ処理を繰り返す。また、代替モードのループ処理では、モード切替部108が現場復旧完了スイッチの操作があるか判別し(ステップS24)、操作があればネットワークモードのループ処理へ処理を移行する。
故障モードのループ処理では、モード切替部108が故障モードのフラグを設定し(ステップS25)、入力処理部101が信号入力を行い(ステップS26)、故障警報出力処理部が警報遮断機23の作動を維持する出力処理を行い(ステップS27)、受信処理部104と必要あれば送信処理部110とが通信処理を行う(ステップS28)。
また、故障モードのループ処理では、モード切替部108が、ネットワーク移行スイッチの操作があるか判別し(ステップS29)、操作があれば、代替モードのループ処理へ処理を移行する。操作がなければ、故障モードのループ処理を繰り返す。
以上のように、第1実施の形態の踏切保安設備20および踏切制御装置24によれば、C制御装置24が、隣接するB制御装置24およびD制御装置24から、B踏切とD踏切の各通常制御区間に存在する列車の計数値の情報を取得する。そして、これらの情報に基づき、C制御装置24が、代替制御区間I2に存在する列車の計数値を計数する。また、C踏切の始動点制御子21または終止点制御子22に故障が生じた場合、C制御装置24は、代替モードに移行して代替制御区間I2の計数値に基づいて警報遮断機23の作動および作動解除の制御を行う。さらに、C制御装置24は、B制御装置24またはD制御装置24から故障の通知があった場合、或いは、通信ネットワークWに異常が検知された場合に、故障モードに移行して、警報遮断機23の作動を維持する制御を行う。よって、本実施の形態の踏切保安設備20によれば、フェールセーフの設計思想に反することなく、警報遮断機23の作動が長く継続してしまうことを削減できる。
(第1変形例)
図6は、第1実施の形態の踏切保安システムの変形例を示す説明図である。
第1実施の形態の代替制御区間I2としては、図3に示したように、B踏切のB1制御子21からD踏切のD2制御子22までの区間が採用されていた。しかしながら、図3または図6に示すように、C踏切の通常制御区間I1と、B踏切およびD踏切の通常制御区間とは、クロスしない場合がある。すなわち、B2制御子22はC1制御子21より列車の進行方向の逆方に離間されて設置され、D1制御子21はC2制御子22より列車の進行方向に離間されて設置されている場合である。このような配置が担保される場合、図6に示すように代替制御区間I3を設定してもよい。この代替制御区間I3は、列車の進行方向の逆方向に隣接するB踏切の鳴動終止点から、列車の進行方向に隣接するD踏切の鳴動始動点までの区間である。
このように代替制御区間I3を採用した場合、代替列車数カウンタ105は、B制御装置24から受信した列車の計数値が1つ下がると、自己の計数値を1つ加算し、D制御装置24から受信した列車の計数値が1つ上がると、自己の計数値を1つ減算すればよい。
以上のように、第1変形例の踏切保安設備20によれば、代替制御区間I3を第1実施形態よりも狭く設定することができる。よって、代替モードの踏切制御が行われているときに、警報遮断機23の不要な警報が続いてしまう期間を、より短くすることができる。
(第2実施の形態)
図7は、本発明の第2実施の形態のネットワーク連携機能を説明する図である。
第2実施の形態の踏切保安システム10は、C制御装置24が、B制御装置24およびD制御装置24から受信する情報と、代替列車数カウンタ105の計数方法とが、第1実施の形態と異なる。その他の構成および機能は、第1実施の形態と同様であり、同様の部分の詳細な説明は省略する。
第2実施の形態では、C制御装置24は、B1制御子21による列車検知の情報と、D2制御子22による列車検知の情報とを受信する。また、C制御装置24は、B1制御子21またはD2制御子22の正常または故障の情報を受信する。
第2実施の形態では、B踏切、B踏切の通常制御区間、および、B1制御子21による列車検知の情報が、本発明に係る前踏切、前区間、および、前区間情報の一例に相当する。また、D踏切、D踏切の通常制御区間、および、D2制御子22による列車検知の情報が、本発明に係る後踏切、後区間、および、後区間情報の一例に相当する。
代替列車数カウンタ105は、B1制御子21の列車検知の情報を入力した場合に、計数値を1つ上げ、D2制御子22の列車検知の情報を入力したら、計数値を1つ下げる。これにより、代替列車数カウンタ105により、代替制御区間I2の列車数の計数を行うことができる。
以上のように、第2実施の形態によっても、C制御装置24の代替列車数カウンタ105で、代替制御区間I2に存在する列車の計数を行うことができる。これにより、C踏切の始動点制御子21または終止点制御子22に故障が生じた場合、C制御装置24は代替モードとなって、代替列車数カウンタ105の計数値に基づいて警報遮断機23の作動および作動解除の制御を行うことができる。よって、第2実施の形態の踏切制御装置24においても、フェールセーフの設計思想に反することなく、警報遮断機23の作動が長く継続してしまうことを削減できる。
なお、第2実施の形態においても、図6に示したように、狭い代替制御区間I3を採用することができる。この場合、C制御装置24が受信する情報として、B1制御子21による列車検知の情報の代わりに、B2制御子22による列車検知の情報を受信し、D2制御子22による列車検知の情報の代わりに、D1制御子21による列車検知の情報を受信すればよい。
(第3実施の形態)
図8は、本発明の第3実施の形態のネットワーク連携機能を説明する図である。
第3実施の形態の踏切保安システム10は、C制御装置24が、B制御装置24およびD制御装置24から受信する情報と、受信処理部104および代替列車数カウンタ105の処理内容とが、第1実施の形態と異なる。その他の構成および機能は、第1実施の形態と同様であり、同様の部分の詳細な説明は省略する。
第3実施の形態では、C制御装置24は、B制御装置24とD制御装置24とから、B1制御子21の出力信号を表わす情報(例えば信号波形データ)と、D2制御子22の出力信号を表わす情報とを、通信ネットワークWを介して受信する。また、D制御装置24は、B制御装置24とD制御装置24とから、B1制御子21またはD2制御子22の正常または故障の情報を受信する。
なお、B1制御子21またはD2制御子22は、出力信号を表わす情報を、B制御装置24またはD制御装置24を介さずに、直接に、C制御装置24に送信してもよい。
第3実施の形態では、B踏切、B踏切の通常制御区間、および、B1制御子21の出力信号を表わす情報が、本発明に係る前踏切、前区間、および、前区間情報の一例に相当する。また、D踏切、D踏切の通常制御区間、および、D2制御子22の出力信号を表わす情報が、本発明に係る後踏切、後区間、および、後区間情報の一例に相当する。
第3実施の形態では、受信処理部104が、B1制御子21の出力信号を表わす情報を受信すると、この情報に基づいて、B踏切の鳴動始動点を列車が通過したか否かを判断し、通過と判断したら、通過の情報を代替列車数カウンタ105に出力する。また、受信処理部104は、D2制御子22の出力信号を表わす情報を受信すると、この情報に基づいて、D踏切の鳴動終止点を列車が通過したか否かを判断し、通過と判断したら、通過の情報を代替列車数カウンタ105に出力する。なお、これら通過の判断を行う信号処理ブロックは、受信処理部104の外に別途設けてもよい。
第3実施の形態の代替列車数カウンタ105は、B1制御子21の情報に基づく列車の通過があれば、計数値を1つ加算し、D2制御子22の情報に基づく列車の通過があれば、計数値を1つ減算する。
以上のように、第3実施の形態によっても、C制御装置24の代替列車数カウンタ105で、代替制御区間I2に存在する列車の計数を行うことができる。これにより、C踏切の始動点制御子21または終止点制御子22に故障が生じても、代替列車数カウンタ105の計数値に基づいて警報遮断機23の作動および作動解除の制御を行うことができる。よって、第3実施の形態の踏切制御装置24においても、フェールセーフの設計思想に反することなく、警報遮断機23の作動が長く継続してしまうことを削減できる。
なお、第3実施の形態においても、B1制御子21の情報の代わりに、B2制御子22の情報をC制御装置24に送信し、D2制御子22の情報の代わりに、D1制御子21の情報をC制御装置24に送信することで、図6に示したように、狭い代替制御区間I3を適用することができる。
(第4実施の形態)
図9は、本発明の第4実施の形態のネットワーク連携機能を説明する図である。
第4実施の形態の踏切保安システム10は、代替モードの踏切制御のために通信ネットワークWを介して情報を送受信する通信相手のパターンを、実施の形態1のパターンから変更したものである。その他の構成および機能は、第1実施の形態と同様であり、同様の構成の詳細な説明は省略する。
第4実施の形態では、B制御装置24、C制御装置24、D制御装置24が、A制御装置24とE制御装置24とから、代替モードの踏切制御に使用する情報(A踏切とE踏切の通常制御区間の列車の計数値の情報)を受信する。また、B制御装置24、C制御装置24、D制御装置24が、A制御装置24とE制御装置24とから、A踏切およびE踏切の踏切保安設備20の所定の構成要素の正常または故障の情報を受信する。所定の構成要素とは、主に始動点制御子21または終止点制御子22である。
第4実施の形態においては、A踏切、A踏切の通常制御区間、および、A踏切の通常制御区間の列車の計数値の情報が、本発明に係る前踏切、前区間、および、前区間情報の一例に相当する。また、E踏切、E踏切の通常制御区間、および、E踏切の通常制御区間の列車の計数値の情報が、本発明に係る後踏切、後区間、および、後区間情報の一例に相当する。
第4実施の形態では、B制御装置24、C制御装置24、D制御装置24の各代替列車数カウンタ105が、図9の代替制御区間I4に存在する列車の計数を行う。この代替制御区間I4は、駅αに最も近いA踏切の鳴動始動点から駅βに最も近いE踏切の鳴動終止点までの区間である。また、各踏切制御装置24が代替モードの際、代替制御区間I4に列車数が存在するか否かにより、警報遮断機23の作動の制御が行われる。
第4実施の形態においても、踏切制御装置24の動作モードは、図4に示したように、ローカルモード、ネットワークモード、代替モード、故障モードと変化する。
第4実施の形態では、ネットワークモードの際、ネットワーク関連の異常として、A制御装置24またはE制御装置24からA踏切またはE踏切の各始動点制御子21または終止点制御子22に故障が生じていることが通知された場合に、ローカルモードへ移行する。通信ネットワークWに異常がある場合にも、同様にローカルモードへ移行する。
また、第4実施の形態では、代替モードの際、上記のネットワーク関連の異常と判断された場合に、故障モードへ移行する。
以上のように、第4実施の形態によれば、C制御装置24の代替列車数カウンタ105が、代替制御区間I4に存在する列車の計数を行う。これにより、C制御装置24は、C踏切の始動点制御子21または終止点制御子22に故障が生じても、代替列車数カウンタ105の計数値に基づいて警報遮断機23の作動および作動解除の制御を行うことができる。同様に、B制御装置24およびD制御装置24でも、同様の制御を行うことができる。よって、第4実施の形態の踏切制御装置24においても、フェールセーフの設計思想に反することなく、警報遮断機23の作動が長く継続してしまうことを削減できる。
なお、本実施の形態では、図9のシステム構成を例にとって説明したが、代替モードの踏切制御のために通信ネットワークWを介して情報を送受信する通信相手は、図9に示した組み合わせだけでなく、様々な組み合わせに変更可能である。例えば、B制御装置24とE制御装置24とから、その間のC制御装置24とD制御装置24とへ情報を送信する組み合わせと、A制御装置24とC制御装置24とから、その間のB制御装置24へ情報を送信する組み合わせとを併合してもよい。つまり、代替モードの踏切制御を行う踏切制御装置24が、路線Nに沿って列車の進行方向に離間して設置された他の踏切保安設備20の踏切制御装置24と、逆方向に離間して設置された他の踏切保安設備20の踏切制御装置24とから情報を受信できればよい。また、1つの踏切制御装置24が、代替モードの踏切制御に使用する情報の送信と受信との両方を行ってもよい。
また、図9の例では、通信ネットワークWを介して送受信される情報として、通常制御区間の計数値の情報を適用した例を示したが、第2実施の形態のように、始動点制御子21および終止点制御子22による各列車の検知の情報に変更してもよい。また、第3実施の形態のように、始動点制御子21と終止点制御子22との各出力信号を表わす情報としてもよい。或いは、これら複数種類の情報を混在して用いてもよい。
(第5実施の形態)
図10は、本発明の第5実施の形態のネットワーク連携機能を説明する図である。
第5実施の形態の踏切保安システム10は、代替モードの踏切制御のために踏切制御装置24が通信ネットワークWを介して受信する情報の種類および送信元を、第1実施の形態のものから変更したものである。踏切制御装置24の大部分の構成および機能は、第1実施の形態と同様であり、同様の部分は詳細な説明を省略する。
第5実施形態では、踏切制御装置24の受信処理部104は、駅α、βにそれぞれ設置された列車検知装置51、51から代替モードで使用される情報を受信する。
列車検知装置51、51は、駅αおよび駅βにおいて路線Nに列車が存在しているか否かをそれぞれ検知し、これらの情報が通信ネットワークWを介して各踏切制御装置24に送信する。また、列車検知装置51、51の内部または外部には、列車検知装置51、51の正常または故障を診断する診断機能が設けられ、この診断結果である正常または故障の情報が、通信ネットワークWを介して各踏切制御装置24に送信される。
なお、これらの情報は、列車検知装置51に通信機能を設け、列車検知装置51が通信ネットワークWを介して直接に送信してもよい。或いは、列車検知装置51の周辺に通信機能を有した通信装置を設け、列車検知装置51の出力信号を通信装置が入力し、通信装置が、これらの情報を通信ネットワークWを介して送信してもよい。
各踏切制御装置24の受信処理部104は、列車検知装置51、51から列車検知の情報を受信し、これにより、各駅α、βの列車の進入と進出を示す信号を代替列車数カウンタ105に出力する。例えば、駅αの列車検知装置51の情報が、在線から非在線に変わったら、路線Nの列車が駅αから進出したことを示す信号を代替列車数カウンタ105に出力する。また、駅βの列車検知装置51の情報が、非在線から在線に変わったら、路線Nの列車が駅βに進入したことを示す信号を代替列車数カウンタ105に出力する。
第5実施の形態においては、駅α、駅αの列車検知区間、駅αの列車検知の情報が、本発明に係る第1駅、前区間、前区間情報の一例に相当する。また、駅β、駅βの列車検知区間、駅βの列車検知の情報が、本発明に係る第2駅、後区間、後区間情報の一例に相当する。
代替列車数カウンタ105は、駅αから列車が進出した信号を入力したら、計数値を1つ加算し、駅βへ列車が進入した信号を入力したら、計数値を1つ減算する。これにより、代替列車数カウンタ105は、駅αと駅βとの間の区間を代替制御区間I5として、この区間に存在する列車の計数を行うことができる。
第5実施の形態においても、踏切制御装置24の動作モードは、図4に示したように、ローカルモード、ネットワークモード、代替モード、故障モードと変化する。
第5実施の形態では、ネットワークモードの際、ネットワーク関連の異常として、各駅α、βの列車検知装置51、51に故障が生じたか、通信ネットワークWに異常があると判断された場合に、ローカルモードへ移行する。
また、第5実施の形態では、代替モードの際、上記のネットワーク関連の異常が判断された場合に、故障モードへ移行する。
以上のように、第5実施の形態によれば、C制御装置24の代替列車数カウンタ105が、代替制御区間I5に存在する列車の計数を行う。これにより、C制御装置24は、C踏切の始動点制御子21または終止点制御子22に故障が生じても、代替列車数カウンタ105の計数値に基づいて警報遮断機23の作動および作動解除の制御を行うことができる。同様に、A、B、D、E制御装置24でも、同様の制御を行うことができる。よって、第5実施の形態の踏切制御装置24においても、フェールセーフの設計思想に反することなく、警報遮断機23の作動が長く継続してしまうことを削減できる。
なお、本実施の形態では、代替モードの踏切制御のために踏切制御装置24が通信ネットワークWを介して受信する情報として、駅αの列車検知の情報と、駅βの列車検知の情報とを適用した例を示した。しかしながら、踏切制御装置24から列車の進行方向の区間から得られる情報と、列車の進行方向と逆方向の区間から得られる情報とを、別種類の情報としてもよい。例えば、一方を、駅の列車検知装置による列車検知の情報とし、他方を別の踏切の通常制御区間のカウント情報、始動点制御子21または終止点制御子22による列車通過の情報、或いは、始動点制御子21または終止点制御子22の出力信号を表わす情報としてもよい。このような情報によっても、代替列車数カウンタ105により代替制御区間I5に存在する列車の計数を行うことができる。
また、第5実施の形態では、駅αから列車が進出した信号と駅βへ列車が進入した信号とにより駅αと駅βとの間の区間に存在する列車数を計数する例を示したが、駅αへ列車が進入した信号と駅βから列車が進出した信号とにより、駅αおよび駅βを含めたこれらの区間に存在する列車数を計数するようにしてもよい。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限られるものではない。例えば、上記実施の形態では、始動点検知手段および終止点検知手段として、始動点制御子と終止点制御子とを示した。しかしながら、列車を検知する方式としては、軌道回路を用いた方式、車軸を検知する方式、無線により列車の位置を検出する方式、列車にRFID(radio frequency identifier)を付加し、RFIDとの近距離無線通信により列車を検知する方式、列車に搭載される車上子との情報伝送を行う地上子により列車を検知する方式などを採用してもよい。その他、光、磁気、電気、振動等の様々な物理量を利用した種々の方法を利用して列車を検知してもよい。また、上記実施の形態では、鳴動機器として警報遮断機を例示したが、鳴動機器としては、列車の通過の注意を喚起する音の出力、光の出力、または踏切の遮断の何れかを行う機器であればよい。
また、上記の実施の形態においてネットワークモードの際には、列車数カウンタ102と代替列車数カウンタ105との整合性チェックを行うように構成してもよい。そして、整合性チェックにより、例えば列車数カウンタ102の計数値より代替列車数カウンタ105の計数値が小さいなど、矛盾が生じた場合に、ネットワーク異常としてローカルモードに切り替わるように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、警報遮断機23の作動を制御するリレーが異常の場合に、通常警報出力処理部103または代替警報出力処理部106がリレーの動作異常を検出すると説明した。しかし、リレーの出力結果が入力処理部101へ入力される構成であれば、入力処理部101がリレーの動作異常を検出してもよい。
また、上記の実施の形態では、一つの軌道に列車が同一方向に進行する線路区間に設置された踏切保安システムについて説明したが、本発明に係る踏切制御装置を備えた踏切保安システムは、このような線路区間でなくても適用できる。例えば複数の軌道に列車がそれぞれ走行する線路区間の場合であれば、実施の形態で示した同様の踏切制御を各々の軌道で並行して行えばよい。
また、本明細書において、列車の通過を検知すると説明した場合、検知箇所へ列車の先頭車両が進入したときから、検知箇所から列車の最後尾車両が進出するまでの何れか状態が検知されることを示す。
その他、実施の形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 踏切保安システム
20 踏切保安設備
21 始動点制御子
22 終止点制御子
23 警報遮断機
24 踏切制御装置
51 列車検知装置
101 入力処理部
102 列車数カウンタ
103 通常警報出力処理部
104 受信処理部
105 代替列車数カウンタ
106 代替警報出力処理部
107 故障警報出力処理部
108 モード切替部
109 操作部
110 送信処理部
I1 通常制御区間
I2、I3、I4、I5 代替制御区間
N 路線
W 通信ネットワーク
α、β 駅

Claims (6)

  1. 踏切に近づく列車を検知する始動点検知手段と、踏切を通過した列車を検知する終止点検知手段とから、列車を検知した信号が入力される入力処理部と、
    前記入力処理部へ入力された信号に基づいて、始動点検知手段が列車を検知する鳴動始動点から終止点検知手段が列車を検知する鳴動終止点までの通常制御区間に存在する列車の計数を行う列車数カウンタと、
    前記通常制御区間と同一路線であり、且つ、前記通常制御区間より列車の進行方向の逆方向に設定された区間である前区間に、列車が進入または進出したことを識別可能な前区間情報と、前記通常制御区間と同一路線であり、且つ、前記通常制御区間より列車の進行方向に設定された区間である後区間に、列車が進入または進出したことを識別可能な後区間情報とを、通信ネットワークを介して受信する受信処理部と、
    前記前区間情報および前記後区間情報に基づいて、前記前区間から前記後区間までの区間である代替制御区間に存在する列車の計数を行う代替列車数カウンタと、
    前記始動点検知手段と前記終止点検知手段とが正常である場合に、前記列車数カウンタの値に基づいて踏切の鳴動機器を作動させ、前記始動点検知手段または前記終止点検知手段に異常がある場合に、前記代替列車数カウンタの値に基づいて踏切の鳴動機器を作動させる出力処理部と、
    を備え
    前記列車数カウンタの計数と前記代替列車数カウンタの計数とが並行して実行されることを特徴とする踏切制御装置。
  2. 前記前区間情報は、前記同一路線の別の踏切である前踏切の制御装置が計数した、前記前踏切の鳴動始動点と鳴動終止点との間に存在する列車の計数情報であり、
    前記後区間情報は、前記同一路線の別の踏切である後踏切の制御装置が計数した、前記後踏切の鳴動始動点と鳴動終止点との間に存在する列車の計数情報であることを特徴とする請求項1記載の踏切制御装置。
  3. 踏切に近づく列車を検知する始動点検知手段と、踏切を通過した列車を検知する終止点検知手段とから、列車を検知した信号が入力される入力処理部と、
    前記入力処理部へ入力された信号に基づいて、始動点検知手段が列車を検知する鳴動始動点から終止点検知手段が列車を検知する鳴動終止点までの通常制御区間に存在する列車の計数を行う列車数カウンタと、
    前記通常制御区間と同一路線であり、且つ、前記通常制御区間より列車の進行方向の逆方向に設定された区間である前区間に、列車が進入または進出したことを識別可能な前区間情報と、前記通常制御区間と同一路線であり、且つ、前記通常制御区間より列車の進行方向に設定された区間である後区間に、列車が進入または進出したことを識別可能な後区間情報とを、通信ネットワークを介して受信する受信処理部と、
    前記前区間情報および前記後区間情報に基づいて、前記前区間から前記後区間までの区間である代替制御区間に存在する列車の計数を行う代替列車数カウンタと、
    前記始動点検知手段と前記終止点検知手段とが正常である場合に、前記列車数カウンタの値に基づいて踏切の鳴動機器を作動させ、前記始動点検知手段または前記終止点検知手段に異常がある場合に、前記代替列車数カウンタの値に基づいて踏切の鳴動機器を作動させる出力処理部と、
    を備え、
    前記前区間情報は、前記踏切より列車の進行方向の逆方向にある第1駅の列車検知情報であり、
    前記後区間情報は、前記踏切より列車の進行方向にある第2駅の列車検知情報であることを特徴とする踏切制御装置。
  4. 踏切に近づく列車を検知する始動点検知手段と、踏切を通過した列車を検知する終止点検知手段とから、列車を検知した信号が入力される入力処理部と、
    前記入力処理部へ入力された信号に基づいて、始動点検知手段が列車を検知する鳴動始動点から終止点検知手段が列車を検知する鳴動終止点までの通常制御区間に存在する列車の計数を行う列車数カウンタと、
    前記通常制御区間と同一路線であり、且つ、前記通常制御区間より列車の進行方向の逆方向に設定された区間である前区間に、列車が進入または進出したことを識別可能な前区間情報と、前記通常制御区間と同一路線であり、且つ、前記通常制御区間より列車の進行方向に設定された区間である後区間に、列車が進入または進出したことを識別可能な後区間情報とを、通信ネットワークを介して受信する受信処理部と、
    前記前区間情報および前記後区間情報に基づいて、前記前区間から前記後区間までの区間である代替制御区間に存在する列車の計数を行う代替列車数カウンタと、
    前記始動点検知手段と前記終止点検知手段とが正常である場合に、前記列車数カウンタの値に基づいて踏切の鳴動機器を作動させ、前記始動点検知手段または前記終止点検知手段に異常がある場合に、前記代替列車数カウンタの値に基づいて踏切の鳴動機器を作動させる出力処理部と、
    動作モードを切り替えるモード切替部と、
    を備え、
    前記モード切替部は、
    前記始動点検知手段と前記終止点検知手段とが正常であり、且つ、前記受信処理部による情報の受信が正常である場合にネットワークモードに切り替え、
    前記始動点検知手段または前記終止点検知手段が異常と判断され、前記受信処理部による情報の受信が正常である場合に代替モードに切り替え、
    前記始動点検知手段と前記終止点検知手段とが正常であり、且つ、前記受信処理部による情報の受信に関わる異常が判断された場合にローカルモードに切り替え、
    前記始動点検知手段または前記終止点検知手段が異常と判断され、前記受信処理部による情報の受信に関わる異常が判断された場合に故障モードへ切り替え、
    前記列車数カウンタは、前記ネットワークモードおよび前記ローカルモードのときに動作し、
    前記代替列車数カウンタは、前記ネットワークモードおよび前記代替モードのときに動作し、
    前記出力処理部は、
    前記ネットワークモードおよび前記ローカルモードのときに前記列車数カウンタに基づき前記鳴動機器の制御を行い、
    前記代替モードのときに前記代替列車数カウンタに基づき前記鳴動機器の制御を行い、
    前記故障モードのときに前記鳴動機器の作動を持続させることを特徴とする踏切制御装置。
  5. 前記受信処理部による情報の受信に関わる異常には、前記前区間情報または前記後区間情報を生成するための機器の故障の通知を受信した場合と、前記通信ネットワークに異常が発生した場合とが含まれること特徴とする請求項4記載の踏切制御装置。
  6. 前記モード切替部は、
    前記ネットワークモードまたは前記代替モードのときでも、前記鳴動機器を作動させるリレーの異常が検知された場合に、前記故障モードへ移行することを特徴とする請求項4記載の踏切制御装置。
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