JP6504900B2 - 試料搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試料搬送装置に関し、特に、複数の試料容器を搭載したバケットをマニピュレータによって搬送する技術に関する。
試料搬送装置は、例えば試験管などの試料容器を搬送する装置である。具体的には、試料搬送装置はマニピュレータを備えており、マニピュレータが試料容器を把持して試料容器を搬送する。試料搬送装置は、例えば、遠心分離装置と共に用いられ、あるいは遠心分離装置に組み込まれて用いられ、試料を入れた試料容器を遠心分離処理を行うロータへ搬送するなどの処理を行う。
搬送効率向上ために、従来、バケットと呼ばれる樹脂ケースに複数の試料容器を搭載し、当該バケットを搬送する方法が用いられている。例えば、遠心分離装置において、試料搬送装置は、まず試料容器を搬送してバケットに搭載し、その後当該バケットを搬送してロータにセットするなどの処理を行っている。
従来、1つのマニピュレータにより試料容器とバケットの両方を搬送することが提案されている。例えば、特許文献1には、試料容器を把持するマニピュレータが、バケットに設けられた把持ピンを把持することで、複数の試料容器を搭載したバケットを保持することが開示されている。また、特許文献2には、試料容器を把持するマニピュレータが受け装置を介して複数の試料容器を搭載したバケットを保持する搬送装置が開示されている。特許文献2においては、受け装置にカラー(水平方向への凸部)を設け、グリッパフィンガーの先端を当該カラーに引っ掛ける構造が開示されている。
特表2014−530757号公報 特開2000−283835号公報
試料容器を搬送するマニピュレータの把持部(試料容器などを掴む部分)の把持力は十分に大きくないのが一般的である。そのため、重量のあるバケットを確実に保持するために、バケットに設けられる柱状体(例えば把持ピン)をマニピュレータの把持部に引っ掛けて保持することが考えられる。マニピュレータの把持部を柱状体に引っ掛ける際に、マニピュレータの把持面と柱状体との間で滑りが生じると、マニピュレータの把持面が摩耗するおそれがある。
本発明の目的は、マニピュレータが試料容器を搭載したバケットを保持する際に、マニピュレータの把持面の摩耗を防止することにある。
本発明に係る試料搬送装置は、柱状体を有し、遠心分離処理される試料を入れた試料容器が搭載されるバケットと、前記バケットを搬送するために設けられ、前記バケットの搬送時に前記柱状体を把持する開閉可能な複数の把持部を有するマニピュレータと、を備え、前記柱状体は、鉛直上方に延びる軸体、前記軸体から水平方向に突出する水平突出部、及び、前記水平突出部よりも下方において前記軸体に沿って上下にスライド可能なスライド部材を有し、前記各把持部は、前記スライド部材を把持した状態で前記スライド部材と共に上昇動作する過程において前記水平突出部に引っ掛かる引っ掛け構造を有する、ことを特徴とする。
上記構成によれば、複数の把持部は、まず水平突出部よりも下側にあるスライド部材を把持する。その把持状態を維持しつつ複数の把持部が上昇動作する。当該上昇動作により引っ掛け構造が水平突出部に引っ掛かる。スライド部材は上下方向にスライド可能であるから、複数の把持部の上昇動作に伴いスライド部材も上昇動作する。つまり、複数の把持部によるバケットの引っ掛け保持動作の間に、複数の把持部とバケット(スライド部材)との間に滑りを生じさせず、あるいは仮にそれがあってもその滑り量は僅かに留まるので、複数の把持部におけるバケットとの接触面の摩耗が防止される。
望ましくは、前記引っ掛け構造が前記水平突出部に引っ掛かった状態において、前記スライド部材と前記水平突出部との間に隙間が生じる、ことを特徴とする。引っ掛け構造が水平突出部に引っ掛かる前にスライド部材が水平突出部と接触すると、それ以上スライド部材が上側へスライドできなくなる。その状態において複数の把持部がさらに上昇動作を行えば、複数の把持部とスライド部材との間で滑りが生じることになる。つまり、複数の把持部のバケットとの接触面に摩耗が生じてしまう。当該構成によれば、スライド部材の上昇運動の強制停止による滑りが回避されるので、複数の把持部における接触面の摩耗を防止できる。
望ましくは、前記スライド部材は、前記軸体の側面を覆う円筒形状である、ことを特徴とする。スライド部材が円筒形状であれば、複数の把持部は、水平方向の任意の方向から好適にスライド部材を把持することができる。
望ましくは、前記スライド部材と前記軸体とに跨って設けられ、前記スライド部材の前記軸体の周方向への回転を防止する回転防止構造をさらに有する、ことを特徴とする。スライド部材の回転を防止することで、複数の把持部により把持された状態においてバケットが回転することを防止できる。
望ましくは、前記各把持部は、下方に延びる延伸部分、及び、閉状態において前記延伸部分から少なくとも水平方向に折れ曲がり前記引っ掛け構造を形成する鉤状部分を有する、ことを特徴とする。また、望ましくは、前記鉤状部分は、水平方向を向いた面であって前記スライド部材に接触する把持面、及び、上方を向いた面であって前記水平突出部に接触する引っ掛け面、を有する、ことを特徴とする。
複数の把持部が閉状態の場合に、複数御把持部が有する各鉤状部分が少なくとも水平方向に延びることで、複数の鉤状部分が水平突出部に引っ掛かることができる。より好ましくは、鉤状部分が延伸部に対して水平方向以上に折れ曲がっている、つまり鉤状部の引っ掛け面が、上側及び延伸部側を向く斜面となっている。このとき、引っ掛かり時において引っ掛け面と接触する水平突出部の下側面も引っ掛け面に対応して、下側及び柱状体側を向く斜面となっているのが好ましい。これにより、引っ掛かり時において、引っ掛け面が水平突出部に対して滑って引っ掛け保持が外れてしまうことを防止でき、より確実にマニピュレータがバケットを引っ掛け保持可能となる。
望ましくは、前記マニピュレータは、バケット搬送工程の前及び後に設けられた容器搬送工程において前記試料容器を搬送する、ことを特徴とする。
本発明によれば、マニピュレータが試料容器を搭載したバケットを保持する際に、マニピュレータの把持面の摩耗を防止することができる。
本実施形態に係る試料搬送装置が組み込まれた遠心分離機の概略構成を示す平面図である。 遠心分離部の側面図である。 本実施形態に係る試料搬送装置が有するマニピュレータの斜視図である。 フィンガ部分の拡大図を示す図である。 カバーが省略されたフィンガ部分の拡大図である。 複数のフィンガの開閉動作の様子を示す図である。 マニピュレータが試験管を保持した状態を示す図である。 閉状態におけるフィンガの先端部分の拡大側面図である。 バケットの斜視図、側面図、及び正面図である。 バケットが有する突出棒の断面図である。 マニピュレータによる突出棒の把持動作を示す図である。 マニピュレータがバケットを保持した状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る試料搬送装置が組み込まれた遠心分離装置10の概略構成を示す平面図である。遠心分離装置10は、試料容器としての試験管12に入れられた試料(例えば血液など)に遠心力を作用させて遠心分離を行う装置である。遠心分離装置10は、複数の試験管12を収容可能なラック14を搬送するラック搬送機構16、複数の試験管12を搭載可能なバケット18、バケット18を置くための第1バケット台20a及び第2バケット台20b、水平方向に回転可能なロータ22、試験管12及びバケット18を保持するマニピュレータ24を有し試験管12及びバケット18を搬送するための容器・バケット搬送機構26、並びに容器・バケット搬送機構26を制御する制御部28を含んで構成されている。遠心分離装置10は、遠心分離処理にあたり、試料を入れた複数の試験管12をバケット18に搭載し、試料を入れた複数の試験管12を搭載した複数のバケット18をロータ22にセットした上で、ロータ22において遠心分離処理が行われる。遠心分離装置10に含まれる構成要素のうち、試料搬送装置とはマニピュレータ24及びバケット18を含む概念である。図1において、遠心分離装置10の幅方向をX方向、奥行き方向をY方向、高さ方向をZ方向とする。
ラック搬送機構16は、主搬送路30、第1供給側ラック配置部32a、第2供給側ラック配置部32b、副搬送路34、及び回収側ラック配置部36を含んで構成されている。
主搬送路30は、搬送装置などから送られてくる、遠心分離処理前の試料を入れた試験管(以下処理前試験管12aと記載する)を複数収容したラック14を第1供給側ラック配置部32aあるいは第2供給側ラック配置部32bへ搬送するための経路である。また、主搬送路30は、遠心分離処理を終えた試料を入れた試験管(以下処理後試験管12bと記載する)を収容したラック14を回収側ラック配置部36から分注装置や分析装置へ搬送するための経路でもある。
第1供給側ラック配置部32a及び第2供給側ラック配置部32bは、処理前試験管12aを収容した複数のラック14を待機させる場所である。本実施形態では、1つのラック14に5本の試験管12が収容可能であり、第1供給側ラック配置部32a及び第2供給側ラック配置部32bにはそれぞれ8個のラック14が配置可能となっている。つまり、第1供給側ラック配置部32a及び第2供給側ラック配置部32bにはそれぞれ40本の処理前試験管12aを待機させることが可能である。
副搬送路34は、容器・バケット搬送機構26によって処理前試験管12aがバケット18へ移され、空となったラック14を回収側ラック配置部36へ搬送するための経路である。
回収側ラック配置部36は、空のラック14を待機させる場所である。この場所で待機中の空のラック14には、バケット18から搬送されてくる処理後試験管12bが収容される。処理後試験管12bを収容したラック14は、主搬送路30を通って分注装置や分析装置などへ搬送される。なお、回収側ラック配置部36も、8個のラック14が配置可能となっている。
第1バケット台20a及び第2バケット台20bは、バケット18を置くための場所である。本実施形態においては、1つのバケットには10個の試験管差し込み穴18aが設けられており、つまりバケット1つは10本の試験管12を搭載可能となっている。第1バケット台20a及び第2バケット台20bにはそれぞれ4個のバケット18が配置可能となっている。つまり、第1バケット台20a及び第2バケット台20bには、それぞれ40本の試験管12が配置可能である。
ロータ22は、遠心分離処理を行う機構である。本実施形態では、ロータ22には、複数の試験管12を搭載したバケット18を4個セットすることができる。ロータ22においてバランスを取るために、4つのバケット18は、ロータ22の回転中心に対して90度ずつの回転対称となるセット位置(セット位置22a、22b、22c、及び22d)にセットされる。4つのバケット18がセットされた状態で、ロータ22が水平面(XY平面)において回転することで、4つのバケット18に搭載された複数の試験管12内の試料に対して遠心分離処理が行われる。なお、ロータ22は、第1バケット台20a及び第2バケット台20bの下方に位置している。
容器・バケット搬送機構26は、X方向、つまり遠心分離装置10の幅方向に移動可能な搬送ベース50、基端が搬送ベース50に接続され、Y方向、つまり遠心分離装置10の奥行き方向に伸縮可能な水平アーム52、水平アーム52の先端部分に設けられ、Z方向、つまり遠心分離装置10の高さ方向に伸縮可能であり、試験管12及びバケット18を保持するマニピュレータ24を含んで構成されている。マニピュレータ24の下端部には把持対象(試験管12及びバケット18)を把持する把持部としての複数のフィンガ(図1において不図示)が設けられている。搬送ベース50、水平アーム52、複数のフィンガを含むマニピュレータ24は、制御部28から送られる制御信号に基づいて動作する。複数のフィンガ72の位置、つまり把持対象を把持する位置は、搬送ベース50、水平アーム52、及びマニピュレータの協働により、X方向、Y方向、及びZ方向の3方向に自由に動かすことが可能となっている。
制御部28は、例えばCPUやマイクロプロセッサなどで構成され、容器・バケット搬送機構26を動作させるための制御を行う。具体的には、容器・バケット搬送機構26に対して制御信号を送信することで容器・バケット搬送機構26の動作制御を行う。制御部28は、CPUあるいはマイクロプロセッサがメモリ(図1において不図示)に記憶されたプログラムを読み込み、当該プログラムに従って、あるいはユーザの指示に従って容器・バケット搬送機構26の制御を行う。
以下、遠心分離装置10における試験管12及びバケット18の搬送処理の流れについて説明する。
まず、複数の処理前試験管12aはラック14に収容された状態で搬送装置などから主搬送路30に搬送されてくる。ラック搬送機構16は、不図示の搬送手段により、主搬送路30に搬送されてきた複数の試験管12を収容したラック14を第1供給側ラック配置部32aに送る。
第1供給側ラック配置部32aに処理前試験管12aを収容したラック14が8個蓄積されると、容器・バケット搬送機構26は、第1供給側ラック配置部32aに待機しているラック14から第1バケット台20aに配置されているバケット18へ処理前試験管12aを移送する。具体的には、マニピュレータ24が有する複数のフィンガは、処理前試験管12aを把持し、その状態で上昇することでラック14から処理前試験管12aを引き抜く。そして、マニピュレータ24の把持部は、把持状態を維持したまま第1バケット台20aに配置されたバケット18の試験管差し込み穴18aの鉛直上方まで水平移動する。その後、マニピュレータ24の把持部は、下降することにより処理前試験管12aをバケット18の試験管差し込み穴18aへ差し込む。以上の動作を繰り返すことで、処理前試験管12aがラック14からバケット18へ移送される。
上述の通り、第1供給側ラック配置部32aには40本の処理前試験管12aが待機可能であり、第1バケット台20aにも40本の試験管12が配置可能であるから、第1供給側ラック配置部32aに待機した全ての処理前試験管12aは、第1バケット台20aに配置された4つのバケットに全て搭載される。なお、第1供給側ラック配置部32aからバケット18への移送処理の間に搬送されてくる処理前試験管12aを収容したラック14は、ラック搬送機構16により第2供給側ラック配置部32bへ送られる。
第1供給側ラック配置部32aに配置された全ての処理前試験管12aがバケット18へ移されると、ラック搬送機構16は、空となったラック14を回収側ラック配置部36へ送る。それと共に、容器・バケット搬送機構26は、複数の処理前試験管12aを搭載した4つのバケット18を第1バケット台20aからロータ22まで搬送し、ロータ22にセットする処理を行う。具体的には、マニピュレータ24がバケット18を保持して搬送し(当該保持方法については後に詳述する)、バケット通し孔40を介して第1バケット台20aの下方に位置するロータ22のセット位置22aにバケット18をセットする。セット位置22aにバケット18がセットされたロータ22は、時計回り(反時計回りでもよい)に90度回転しバケット通し孔40の直下にセット位置22bを配置させる。そして、マニピュレータ24は2つめのバケット18を保持して搬送し、バケット通し孔40を介してセット位置22bに2つめのバケット18をセットする。この処理を繰り返すことで4つのバケット18がロータ22にセットされる。
図2(a)に、バケット18がセットされたロータ22の側面図が示されている。ロータ22の各セット位置22a、22b、22c、及び22dには、それぞれカゴ60が設けられており、4つのバケット18は、4つのカゴ60それぞれに載置される。カゴ60は、ロータ22の周方向に延びる軸62により軸支されている。
4つのバケット18がロータ22にセットされると、ロータ22が水平面において回転することで遠心分離処理が行われる。図2(b)に、ロータ22における遠心分離処理の様子が示されている。バケット18が載置されるカゴ60は、周方向に延びる軸62で軸支されているから、ロータ22が回転するとカゴ60は遠心力を受け、その下側面がロータの径方向外側へ向く。これに伴い、バケット18に搭載された試験管12の底側もロータ22の径方向外側へ向く。これにより試験管12の底側方向へ遠心力が加えられる。
遠心分離処理の終了後、容器・バケット搬送機構26は、ロータ22から4つのバケット18を第1バケット台20aへ搬送する。この場合においても、ロータ22を90度ずつ回転させながら、バケット通し孔40の直下に位置するセット位置22a〜dにセットされたバケット18を保持して第1バケット台20aまで搬送する。さらに、容器・バケット搬送機構26は、第1バケット台20aへ搬送された4つのバケット18に搭載された処理後試験管12bを回収側ラック配置部36に配置された空のラック14へ移送する。処理後試験管12bを収容したラック14は、回収側ラック配置部36から主搬送路30を通って分注装置あるいは分析装置などに送られる。
この後、容器・バケット搬送機構26は、第2供給側ラック配置部32bに配置された処理前試験管12aを第2バケット台20bに配置された4つのバケットへ移送し、処理前試験管12aを搭載した4つのバケットを第2バケット台20bからロータ22へ搬送してセットする。ロータ22において遠心分離処理が終了すると、ロータ22から4つのバケット18を第2バケット台20bへ搬送し、第2バケット台20bに搬送された4つのバケット18から処理後試験管12bを回収側ラック配置部36に送られた空のラック14へ移送する。
上記の処理を繰り返すことで、次々に遠心分離処理が行われる。
以下、マニピュレータ24の詳細構造について詳細に説明する。
図3は、マニピュレータ24の斜視図である。マニピュレータ24は、鉛直方向に延びる垂直アーム70、及び垂直アーム70の下端に設けられる複数のフィンガ72を含んで構成される。マニピュレータ24は、ベルト機構に直結されており、当該ベルト機構によって上下方向(Z方向)に移動可能となっている。
図4は、マニピュレータ24の下端部分、つまりフィンガ72部分の拡大図である。本実施形態においては、図4に示すように、複数のフィンガ72には、近傍にある試料容器やバケットなどに干渉した際にフィンガ72を保護するためのカバー73がそれぞれ設けられている。
図5は、カバーを省略したフィンガ72部分の拡大図である。図5以降の図面においてフィンガ72に設けられたカバー73(図4参照)の図示は省略する。本実施形態においては、マニピュレータ24は4本のフィンガ72を有している。各フィンガ72は、下方に延びる枝部74、及びフィンガ72の先端部であって、枝部74に対して内側(マニピュレータ24の中心軸側)へ折れ曲がっている爪部76を含んで構成されている。
爪部76は爪部上面76aを有しており、後述するように爪部上面76aがバケット18を引っ掛け保持する際のバケット18との接触面になる。爪部76の内側端部(内側面)には、比較的摩擦係数の大きい物質(例えばゴムなどの樹脂)で形成されたパッド78が設けられている。後述するように、パッド78のパッド内側面78aが把持対象(試験管12やバケット18)との接触面となる。
図6には、フィンガ72の開閉動作の様子が示されている。本実施形態においては4つのフィンガ72が設けられているが、複数のフィンガ72は同様の動作により開閉するため、ここでは2つのフィンガ72の開閉動作について説明する。複数のフィンガ72は、垂直アーム70との接続部であるフィンガ基端72aを中心に回動可能となっている。具体的には、複数のフィンガ72は、その先端つまり爪部76が、マニピュレータ24の中心軸24aへ向かって近づく、あるいは中心軸24aから遠ざかるように回動可能となっている。フィンガ72は当該回動動作により開閉する。当該回動動作は制御部28からの制御信号に基づいて行われる。
図6(a)には開状態の2つのフィンガ72が示されている。開状態においては、各フィンガ72の枝部74は鉛直方向に延伸している。図6(b)には、複数のフィンガ72が回動して閉状態となった様子が示されている。閉状態においては、爪部76の内側端に設けられたパッド78のパッド内側面78aが水平方向内側に向いている。
図7には、複数のフィンガ72が試験管12を保持した状態が示されている。図7に示すように、閉状態においてパッド内側面78aが水平方向に向いていることで、試験管12を好適に保持できる。また、パッド78は比較的摩擦係数が大きい物質で形成されるから、保持状態においてフィンガ72が試験管12をしっかりとグリップできる。
図8は、閉状態におけるフィンガ72の先端部分、つまり爪部76の拡大図である。上述のように、爪部76は枝部74に対して折れ曲がっているが、本実施形態においては、フィンガ72の閉状態において、爪部上面76aが水平面(図8において1点鎖線で示す)に対して所定の角度を有している。具体的には、爪部上面76aが、上側及び外側(枝部74側、あるいはマニピュレータ24の中心軸24a(図6参照)とは反対側)を向く斜面となるように、水平面に対して所定の角度θ(本実施形態では25度程度)を有している。図8には1つのフィンガ72のみが示されているが、他のフィンガ72についても同様である。爪部上面76aを上側及び枝部74側を向く斜面とすることで、後述するようにフィンガ72がバケット18をより好適に引っ掛け保持することが可能になる。
以下、図9から図11を参照して、バケット18の詳細構造について説明する。
図9には、バケット18の斜視図(図9(a))、側面図(図9(b))、及び正面図(図9(c))が示されている。バケット18は、バケットベース90、及びバケットベース90から鉛直上方へ延びる柱状の突出棒92を含んで構成されている。
バケットベース90には、上方に開口した10個の試験管差し込み穴18aが設けられている。試験管差し込み穴18aには、マニピュレータ24により試験管12が上方から挿入され、それにより試験管12はバケット18に搭載される。本実施形態においては、バケットベース90は樹脂で形成されているが、その他の材質で形成されてもよい。
突出棒92は、マニピュレータ24がバケット18を保持する際に、複数のフィンガ72により把持され、また、複数のフィンガ72により引っ掛けられる部材である。図9(b)及び図9(c)に示される通り、突出棒92は、軸100、傘部102、スライダ104、及びピン106を含んで構成されている。本実施形態においては、突出棒92が有する各部材はステンレスで形成されているが、その他の材質で形成されてもよい。
軸100は、円柱形状の部材であり、その基端はバケットベース90の上面90aに接続されている。傘部102は、軸100の上側端に連なって設けられる平面視において円形の平板状部材である。傘部102は、軸100の側方、つまり水平方向に突出したフランジ部102aを有している。スライダ104は、軸100の側面外周に沿って設けられる部材であり、傘部102よりも下側において上下にスライド可能となっている。本実施形態では、スライダ104は軸100の側面外周を覆うように設けられる円筒形状となっている。図9(c)に示されるように、スライダ104の側面には少なくとも1つの長孔108が設けられる。長孔108は上下方向を長手方向とする孔である。本実施形態においては、スライダ104の対向する位置に2つの長孔108が設けられている。ピン106は、長孔108と協働してスライダ104の周方向への回転を防止する回転防止機構を形成するものである。本実施形態では、ピン106は軸100に固定され、長孔108に挿通されている。長孔108を上下方向に延びる孔とし、そこにピン106を挿通することで、スライダ104の周方向への回転を防止しつつ、スライダ104の上下方向の運動を許容している。もちろん、回転防止機構としては、軸100側に上下方向に延びる長孔を設け、スライダ104側に当該長孔に挿通されるピンを設けるようにしてもよい。
図10は、突出棒92の断面図である。フランジ部102aの下側面において、その内周側が軸100の外周に沿ってリング状に切り欠かれており、深さdのリング状溝110が形成されている。また、フランジ部102a下側面の外周側、つまり非切り欠き部分にはフランジ下側斜面112が形成されている。フランジ下側斜面112は、下側及び内側(軸100側)を向く斜面である。後述のように、フランジ下側斜面112は、フィンガ72が突出棒92を引っ掛け保持する際の爪部上面76aとの接触面となる。
なお、突出棒92の上側面の外周側部分には、上側斜面114が設けられている。これは、下降してくるフィンガ72が突出棒92の外周側部分に当たった場合にフィンガ72が外側へ逃げられるようにしたものである。
以下、図1を参照しながら図11を用いて、複数のフィンガ72によるバケット18の保持動作について説明する。保持動作において、4つのフィンガ72は同様の動作をするため、図11においても、2つのフィンガ72の動きに着目して説明する。
バケット18を保持するにあたり、まず複数のフィンガ72は、搬送ベース50及び水平アーム52の協働により、保持対象となるバケット18が有する突出棒92の鉛直上方まで移動される。そして、複数のフィンガ72はその位置から、爪部76、具体的には爪部76の先端に設けられたパッド78のパッド内側面78aがスライダ104の側方(好適にはスライダ104の上端部分の側方)に位置するまで下降動作する。その後複数のフィンガ72は閉動作を行い、パッド内側面78aをスライダ104上端近傍に接触させる。つまりスライダ104を把持する。
図11(a)に、複数のフィンガ72がスライダ104を把持した状態が示されている。複数のフィンガ72がスライダ104を把持した状態においては、爪部76、具体的には爪部上面76aがフランジ部102a、具体的にはフランジ下側斜面112の鉛直下方に位置する。つまり、複数のフィンガ72によりスライダ104を把持させることで、爪部上面76aのフランジ下側斜面112に対する位置決めを行っている。ここで、スライダ104は円筒形状となっているから、複数のフィンガ72は、水平方向のいずれの方向からでも好適にスライダ104を把持可能となっている。
複数のフィンガ72は、スライダ104を把持したまま、つまり閉状態のまま上昇動作を行う。すると、複数のフィンガ72に把持されたスライダ104も共に上昇する。複数のフィンガ72がスライダ104を把持したことにより爪部上面76aがフランジ下側斜面112の鉛直下方に位置決めされているから、その上昇動作の過程において、爪部上面76aとフランジ下側斜面112が接触する。爪部上面76aとフランジ下側斜面112が接触した後も、複数のフィンガ72は引き続き上昇動作を行う。すると、爪部76がフランジ部102aに引っ掛かり、バケット18は、複数のフィンガ72により持ちあげられる。つまり、バケット18は複数のフィンガ72に引っ掛け保持される。
爪部76がフランジ部102aに引っ掛かった状態(以下単に「引っ掛け状態」と記載する)が図11(b)に示されている。引っ掛け状態において、複数のフィンガ72が安定的にバケット18を保持できるよう、爪部上面76aとフランジ下側斜面112の間に隙間が無いのが好ましい。つまり、爪部上面76aの形状は、フランジ下側斜面112に対応したものとなっているのが好ましい。
爪部上面76aが上側及び外側を向いており、フランジ下側斜面112が下側及び内側を向いていることで、爪部76がフランジ部102aの外側へ移動すること、つまり爪部76の上面aとフランジ部102aの下側面との間に滑りが生じて爪部76がフランジ部102aの外側へ滑って外れてしまうことを防止している。
フランジ部102aの下側面にリング状溝110が形成されていることで、引っ掛け状態において、スライダ104の上端とフランジ部102aの下側面との間に隙間が生じている。さらに、引っ掛け状態において、ピン106がスライダ104に設けられた長孔108の下端108aに接触していない。これらは、複数のフィンガ72がスライダ104を把持して上昇動作し、爪部76がフランジ部102aに引っ掛かるまでの間に、共に上昇するスライダ104の上昇動作がフランジ部102aあるいはピン106により阻害されないことを意味する。つまり、複数のフィンガ72がスライダ104を把持してから爪部76がフランジ部102aに引っ掛かるまでの間、複数のフィンガ72とスライダ104は一体となって移動し、パッド内側面78aとスライダ104との間に滑りが生じない。これにより、パッド内側面78aの摩耗を防止している。
複数のフィンガ72によりスライダ104のどの位置が把持されるかによって、引っ掛け状態におけるスライダ104の位置が変わる。したがって本実施形態では、引っ掛け状態において、スライダ104がフランジ部102aに接触しないようにするために、複数のフィンガ72はスライダ104の上端近傍を把持している。
図12に、複数のフィンガ72がバケット18を引っ掛け保持した状態が示されている。この状態において搬送ベース50及び水平アーム52の協働により、複数のフィンガ72が水平方向に移動させられることでバケット18が搬送される。
バケット18の搬送先において、複数のフィンガ72は、以下のようにしてバケット18を放す(保持状態を解除する)。まず、搬送先において、バケット18を引っ掛け保持した状態の複数のフィンガ72は下降動作を行う。バケット18の底面が床面に接触した後も、複数のフィンガ72は引き続き下降動作を行い、爪部上面76aとフランジ下側斜面112の接触状態が解除され、フランジ下側斜面112に干渉することなく爪部76を水平方向に移動できる位置まで下降する。複数のフィンガ72の当該下降動作に伴い、スライダ104も下降する。その後、複数のフィンガ72は開動作を行うことでバケット18の保持状態を解除する。このように、複数のフィンガ72がバケット18を放す際にも、パッド内側面78aとスライダ104の間に滑りは生じず、パッド内側面78aが摩耗することがない。
以上、本実施形態によれば、複数のフィンガ72は、爪部76をフランジ部102aに引っ掛けることで、バケット18を引っ掛け保持する。そのため、複数のフィンガ72の把持力が弱い場合であっても、バケット18を好適に保持することができる。また、バケット18の突出棒92に上下にスライドするスライダ104を設けたことで、爪部76をフランジ部102aに引っ掛ける動作を行う際に、複数のフィンガ72の把持面であるパッド内側面78aと突出棒92との間で滑りが生じないため、パッド内側面78aの摩耗が防止される。
本実施形態では、マニピュレータが4本のフィンガを有する例について説明したが、フィンガの数は2以上の任意の数であってよい。また、爪部上面の向きについて、本実施形態では爪部上面76aが上側及び外側を向く斜面となっていたが、爪部上面はフィンガが閉状態において少なくとも水平面と平行であればよい。あるいは、本実施形態のリング状溝110のように、フランジ部の下側面に溝が設けられている場合には、フィンガの一部が当該溝に入り込んでこれに引っ掛かるU字状などの構造となっていてもよい。
本実施形態では、バケット18の突出棒92に含まれる軸100の形状を円柱形状とし、それに伴いスライダ104を円筒形状としていたが、突出棒の軸は柱状であればその他の形状、例えば角柱状などであってもよい。この場合、スライダも軸の形状に対応して筒形状とするのが好ましい。なお、軸100を角柱状とし、スライダを角筒状とすれば、本実施形態で設けられていたスライダの回転防止機構を設ける必要はない。
本実施形態では、軸100の上端に連なって傘部102が設けられており、つまりフランジ部102aが突出棒92の上端部に設けられていたが、フランジ部は必ずしも突出棒の上端部に設けられる必要はない。ただし、スライダはフランジ部よりも下方において軸の側面に沿って上下にスライド可能であることを要する。
また、本実施形態では、スライダ104とフランジ部102aを接触させない機構としてリング状溝110を設けたが、スライダ104とフランジ部102aを接触させないための機構として他の態様を採用することができる。例えば、フィンガの把持面からある程度離れた上方位置にフランジ部との引っ掛け部を形成するなど、フィンガの形状を工夫することでスライダとフランジ部との接触を回避するようにしてもよい。
10 遠心分離装置、12 試験管、18 バケット、24 マニピュレータ、72 フィンガ、74 枝部、76 爪部、76a 爪部上面、78 パッド、78a パッド内側面、92 突出棒、100 軸、102 傘部、102a フランジ部、104 スライダ、106 ピン、108 長孔、110 リング状溝、112 フランジ下側斜面。

Claims (7)

  1. 柱状体を有し、遠心分離処理される試料を入れた試料容器が搭載されるバケットと、
    前記バケットを搬送するために設けられ、前記バケットの搬送時に前記柱状体を把持する開閉可能な複数の把持部を有するマニピュレータと、
    を備え、
    前記柱状体は、鉛直上方に延びる軸体、前記軸体から水平方向に突出する水平突出部、及び、前記水平突出部よりも下方において前記軸体に沿って上下にスライド可能なスライド部材を有し、
    前記各把持部は、前記スライド部材を把持した状態で前記スライド部材と共に上昇動作する過程において前記水平突出部に引っ掛かる引っ掛け構造を有する、
    ことを特徴とする、試料搬送装置。
  2. 前記引っ掛け構造が前記水平突出部に引っ掛かった状態において、前記スライド部材と前記水平突出部との間に隙間が生じる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の試料搬送装置。
  3. 前記スライド部材は、前記軸体の側面を覆う円筒形状である、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の試料搬送装置。
  4. 前記スライド部材と前記軸体とに跨って設けられ、前記スライド部材の前記軸体の周方向への回転を防止する回転防止構造をさらに有する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の試料搬送装置。
  5. 前記各把持部は、下方に延びる延伸部分、及び、閉状態において前記延伸部分から少なくとも水平方向に折れ曲がり前記引っ掛け構造を形成する鉤状部分を有する、
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の試料搬送装置。
  6. 前記鉤状部分は、水平方向を向いた面であって前記スライド部材に接触する把持面、及び、上方を向いた面であって前記水平突出部に接触する引っ掛け面、を有する、
    ことを特徴とする、請求項5に記載の試料搬送装置。
  7. 前記マニピュレータは、バケット搬送工程の前及び後に設けられた容器搬送工程において前記試料容器を搬送する、
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の試料搬送装置。
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