JP6504200B2 - 栽培システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば植物工場で用いられる平板状の栽培パネルを移載する移載装置を用いた栽培システム及びコンピュータプログラムに関する。
生育環境を制御して植物を育てる植物工場が規模の大小を問わず増加している。その中でも大規模の植物工場では、播種、芽出し、緑化、苗選別、育苗、苗移植、生育、及び収穫等の栽培の工程における作業の自動化が進められている。植物工場で栽培される野菜は、天候に左右されない安定供給が可能であること、最適化された培養材で栽培されることによる栄養価の高さ、虫害がないことによる無農薬栽培が可能であることなどの優れた点を有する。その一方で、温度及び湿度の維持、並びに光源等に掛かる光熱費によるコスト高の懸念がある。コストを抑制するためには、人的コストを抑えて高効率化することが重要である。
特許文献1及び特許文献2には、植物を収容した栽培容器を高さ方向に数段分載置可能な棚を設けて栽培容器を多数載置し、栽培容器に向けて光源からの光を照射させる栽培システムにおいて、各栽培容器を適切な位置へ載置させる制御を行なうことが開示されている。栽培容器を棚における最適な位置に載置するために、栽培容器における植物の生育状態の目視確認を可能とすべくモニタカメラを用いることが開示されている。モニタカメラを例えば栽培容器を移動させる例えばスタッカークレーンを用いた移動装置に設けるなどして、そのモニタカメラから出力される映像を係員が確認し、確認した結果に応じて栽培容器の移動、取り出しを行なうように係員が移動装置を動作させる。
物品の移載の自動化は、マテリアルハンドリングの事業分野において広く行なわれており、カメラを用いて物品の姿勢を正確に認識してピッキングする制御も行なわれている(特許文献3等)。
特開2000−209970号公報 特開2001−078568号公報 特開2015−043175号公報
植物工場においても物流の分野においても、人的コストを抑えるためには完全な自動運転(無人運転)が望ましい。特許文献1、2のように被移載物の状況を係員が目視できるようにモニタカメラを設けることで、作業の効率化を図ることはできるが、結局のところ状況を係員が目視確認して状況の良し悪しを判定して動作を指示しなければ次の段階へ進めず、移載装置の自動運転は達成されない。
そして植物工場の移載装置は多様な被移載物に適用することが求められる。植物工場ではマテリアルハンドリングのように、直方体状の箱に被移載物が収まっていることはなく、被移載物が生育中の苗、収穫直前の植物である場合などは栽培ユニットから溢れ出ているケースもある。これらの植物が植えられた状態での栽培ユニットのパターンマッチングは困難を極めるから、マテリアルハンドリングの認識技術をそのまま適用することはできない。また平面状のパネルに設けた複数の孔に植物を植えてこれ被移載物として収容棚間で移載する制御では、直方体状の箱を移載する場合よりも緻密な制御が求められる。しかもパネルの種類が規格化されておらず新旧で多様なものを使用する場合には、それらの多様なパネルに対する移載の制御に精度が要求される。更に、各々の植物の生育に適した場所へ適した向きでパネルを載置する必要があるなど、収容部に単に収容させる制御とは異なる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、多様な状態のパネル状の被移載物を高精度に移載することができる移載装置を用いた栽培システム及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る栽培システムは、植物及び該植物の培地が埋められる孔を有する平板状の栽培パネルを収容する複数の収容部間で前記栽培パネルを移載する移載装置を用いた栽培システムにおいて、前記移載装置は、前記栽培パネルの縁部を把持する把持部を有し、移載対象の前記栽培パネル又は植物の状態を判別する状態判別部と、該状態判別部が判別した状態に基づき、前記把持部が把持する前記栽培パネルの箇所を決定する把持箇所決定部とを備える。
本発明に係る栽培システムは、前記移載装置は、前記栽培パネルの一部又は全部を撮像するカメラを備え、前記状態判別部は、前記カメラから得られる画像に基づき状態を判別する。
本発明に係る栽培システムは、前記栽培パネルは、記憶媒体を有する無線タグを有しており、前記移載装置は、前記栽培パネルの無線タグの記憶媒体から情報を読み取るリーダを備え、前記状態判別部は、リーダにより読み取った情報に基づき状態を判別する。
本発明に係る栽培システムは、前記状態判別部は、前記栽培パネルの孔の配置パターンを判別し、前記把持箇所決定部は、判別された配置パターンに基づいて前記把持部による把持箇所を決定する。
本発明に係る栽培システムは、前記状態判別部は、前記栽培パネルの向きを判別し、前記把持箇所決定部は、判別された栽培パネルの向きに基づいて前記把持部による把持箇所を決定する。
本発明に係る栽培システムは、前記状態判別部は、前記植物の生育状態を判別する。
本発明に係る栽培システムは、前記把持箇所決定部は、判別された生育状態に基づいて前記把持部による把持箇所を決定する。
本発明に係る栽培システムは、前記生育状態に基づき、前記複数の収容部の内の収容先を決定する収容箇所決定部を更に設ける。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、植物及び該植物の培地が埋められる孔を有する平板状の栽培パネルの縁部を把持する把持部を有する移載装置による把持動作を指示する処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記栽培パネルの孔の配置パターン若しくは向き、又は前記栽培パネルに植えられている植物の生育状態を判別し、判別された状態に基づき、前記栽培パネルの縁部における把持箇所を決定する処理を実行させる。
本発明では、植物及び栽培パネルを含む栽培ユニットを収容する栽培棚に対し、栽培パネルの縁部を把持してこの栽培ユニットを収容部から取り出し及び収容部へ載置するにあたって、植物を含む栽培ユニットの状態を判別して把持箇所を決定する。直方体状の被移載物(段ボール箱等)をすくい上げるようにして移載するマテリアルハンドリングにおける移載と異なり、栽培パネルを把持して移動させるという緻密な動作が必要である。栽培パネルの形状、寸法に応じた適切な位置、そして植物の張り出しを避けて適切な把持箇所で把持して移載が可能である。
本発明では、カメラによって状態が判別される。栽培パネルに植えられている植物の生育状態、即ち大きさ、葉の張り出し状態などは栽培ユニット個々に異なる。赤外線センサ等では困難であったこれらの状態についてカメラで撮影した画像の分析によって2次元、3次元的に把握が可能であるから張り出しを避け、栽培パネルの種別に対応した適切な把持箇所で把持が可能になる。
本発明では、栽培パネルに設けられた無線タグからの情報の読み取りによって状態が判別される。栽培パネルの種別、形状、孔の配置パターンなど静的な情報についてはカメラにより撮像された画像の分析を行なわずに情報の読み取りによって判別が可能である。
本発明では、栽培パネルで植物を保持するための孔の配置パターンが判別される。判別はカメラからの画像に基づいて実行されてもよいし、予め配置パターンの識別情報が無線タグに記憶されていてこれを読み出して実行されてもよい。孔の配置パターンに基づいて孔部分そのもの、更には植物の張り出し部分を避けることも可能である。
本発明では、栽培パネルの向きが判別される。判別はカメラからの画像に基づいて実行されてもよいし、予め取り出す前に向きの情報が無線タグに記憶されていてこれを読み出して実行されてもよい。判別される向きに基づいて、適切な把持箇所が決定できる。
本発明では、植物の生育状態が判別される。判別はカメラからの画像に基づいて実行されてもよいし、予め検査等によって生育状態の情報が無線タグに記憶されていてこれを読み出して実行されてもよい。判別される向きに基づいて、適切な把持箇所又は収容先の収容部が決定できる。
本発明による場合、栽培パネルを把持して移動させるという緻密な動作が必要な栽培システムにおける移載装置でも、栽培パネルの形状、寸法に応じた適切な位置、そして植物の張り出しを避けるなどして適切な把持箇所で把持して移載が可能である。したがって多様な状態の栽培パネルを高精度に移載することができる。
本実施の形態における栽培システムの模式斜視図である。 移載装置の正面図である。 移載装置の側面図である。 チャックユニットを模式的に示す説明図である。 移載装置の制御部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1における前方側の移載装置による栽培パネルの取り込みから載置までの処理手順の一例を示すフローチャートである。 栽培パネルの取り込み時の処理の概要を示す説明図である。 実施の形態2における栽培システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2における前方側の移載装置による栽培パネルの取り込みから載置までの処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における後方側の移載装置による栽培パネルの取り込みの処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3の栽培パネルを示す模式斜視図である。 実施の形態3における栽培システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3における前方側の移載装置による栽培パネルの取り込みから載置までの処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3における後方側の移載装置による栽培パネルの取り込みの処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4における栽培システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態4における前方側の移載装置による栽培パネルの取り込みから載置までの処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態4における後方側の移載装置による栽培パネルの取り込みの処理手順の一例を示すフローチャートである。
本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。なお、以下に説明する実施の形態では、本発明に係る移載装置を植物工場における植物及び培地を含む栽培ユニットの移載に適用した例を挙げて説明する。
本実施の形態にて植物工場は、栽培の各工程の内、苗移植後の生育工程において、植物の苗が移植された栽培ユニットを収容する栽培棚と、該栽培棚に対し栽培ユニットを自動的に移載する装置とを含む栽培システムを用いる。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における栽培システム100の模式斜視図である。以下の説明では、図1中の矢符により示す上下、左右及び前後を使用する。実施の形態1における栽培システム100は、栽培棚1及び移載装置2を含む。栽培棚1は、栽培ユニットを上下方向に複数収容可能な多段棚を左右方向に複数並設して構成される。実施の形態1において栽培ユニットは、複数の孔が縦横に設けられた矩形状の栽培パネルのその各孔に、栽培対象の植物の苗が植えられた培地が埋められている状態のものである。移載装置2は、栽培棚1の間口方向(左右方向)及び高さ方向(上下方向)に移動する移載ユニットを有し、該移載ユニットを用いて他所から栽培ユニットを栽培棚1の各収容部へ載置又は各収容部から取り出す装置である。
栽培棚1は、骨組みとなるフレーム11と、栽培ユニットを受けるガイドレール12と、収容している各栽培ユニットの下部に、常時供給される培養液の流れを形成するための樋13と、該樋13を支持する樋受14及び支持部15とを備える。フレーム11をガイドレール12、樋13、及び樋受14によって仕切ることにより栽培棚1の各収容部を構成している。
フレーム11は、左右一対の支柱の上部を横梁で連結してなる門型のフレーム部材を前後方向に複数並べ、これらのフレーム部材の上部を縦梁により連結して構成されている。そしてガイドレール12は、これらのフレーム部材を前後方向に連結するようにして床面に対して平行に、左右の支柱夫々の内側に設けられている。なおガイドレール12は、上下方向に所定の間隔を開けて複数(図1では11組)設けられており、しかも左右で同じ高さとなるように設けられている。
樋受14は、短冊状の板材をなし、フレーム部材の支柱間に左右方向に架け渡されている。樋受14は、左右同じ高さに設けられている複数のガイドレール12の下面に対して夫々位置決めされている。
樋13は、断面コの字状の形状を有し、例えば樹脂製である。樋13は樋受14にフレーム11の前後方向の全長に亘って、床面に略平行に架け渡されている。なお樋13は、フレーム11から前方及び後方に適長突き出すように架設されている。
支持部15は、フレーム11の最前方の支柱から前方へ突き出るように設けられており、樋13の前方の突き出し部を支持している。同様にして後方側においても支持部15(図示せず)が最後方の支柱から後方に突き出るように設けられており、樋13の後方の突き出し部を支持している。
栽培棚1は、上述のようなフレーム11、ガイドレール12、樋13、樋受14及び支持部15を含む1組の多段棚を並設して構成される。1組の多段棚の大きさは例えば、幅(左右方向)が1400mm、高さ(上下方向)が7500mm、奥行き(前後方向)が20000mmである。栽培棚1は、このような多段棚を、所定間隔を設けて例えば20組、幅36000mmに亘って並設されて構成される。大きさは例示であって幅、高さ及び奥行き夫々、植物工場の規模に応じて多様であってよい。なお栽培棚1が設置される植物工場の床面は、後方向に向けて僅かな傾斜を有しており、これにより樋13における培養液の流れを促すようにしてあるとよい。
更に栽培棚1の各収容部の内部には、光源が設けられている(図示せず)。なお光源は、白色発光ダイオード又は蛍光灯を下方に向けて吊り下げて構成される。
次に、このような栽培棚1の各収容部に対して栽培ユニットを移載する移載装置2について説明する。図2は、移載装置2の正面図であり、図3は側面図である。図1〜図3を参照して移載装置2について詳細を説明する。なお図2,3における符号40は、移載装置2により移載される栽培ユニットの栽培パネルを示している(栽培ユニットに含まれる植物は図示せず)。
移載装置2は、スタッカークレーンを用いて構成される。具体的には、フレーム21、走行レール22、走行ガイド23、走行台24、昇降ガイド25、昇降ベルト26、移載ユニット28、及び配電部29を備える。
フレーム21は、栽培棚1の最も手前の支柱と左右方向に並ぶように固定されて複数の支柱と、該支柱よりも後方の適正な位置に固定された後方側の支柱と、支柱間を上部で左右方向に連結する横梁と、前後の支柱間を連結する縦梁とで構成される。複数の支柱は、栽培棚1を構成する複数の多段棚間の隙間に各々位置するように立設されており、横梁は栽培棚1を左右方向に跨ぐように設けられている。そしてフレーム21の縦梁は、前方向へ向けて適長延出している。走行ガイド23及び配電部29はこの縦梁の延出端に架設されている。
床面には走行レール22が、走行ガイド23に平行となるようにして敷設されている。走行レール22上には、駆動車輪を介して走行台24が支持されている。走行台24には、直立する2本の昇降ガイド25、昇降ベルト(チェーン)26、及び移載ユニット28が設置されている。2本の昇降ガイド25は、走行台24状に固定されていると共に上部で連結されており、該連結部は走行ガイド23にガイド輪を介して支持されている。走行台24は、走行台24に設けられている走行モータの駆動力によって駆動車輪を回転させることにより、走行レール22及び走行ガイド23に案内されて左右方向に移動する。
配電部29は、走行台24に設置されている各構成部への電力及び信号を供給するケーブルを収容している。昇降ガイド25には、移載装置2の各構成部に電力及び信号を供給する各ケーブルが配設されており、走行台24が走行レール22上のいずれの位置にあっても、移載ユニット28がいずれの高さにあっても前記ケーブルが配電部29と接触するように接続機構が設けてある。
移載ユニット28は、2本の昇降ガイド25間にガイド輪を介して横架支持された第1のフレームと、該フレームの内側で該フレームに対して前後方向に可動に支持された第2のフレームと、該フレーム内に固設されたチャックユニット281(図4参照)とを含む。第1のフレームは、昇降ベルト26の一端に連結されている。昇降ベルト26は、移載ユニット28から上方に延び、昇降ガイド25の上部で折り返されて走行台24に設置された昇降モータに連結されている。移載ユニット28は昇降モータによって昇降ベルト26が送られ、第1のフレームが昇降することで、全体として昇降ガイド25に案内されて上下方向に移動する。栽培パネル40を把持するチャックユニット281は、該チャックユニット281が設けられている第2のフレームが第1のフレームに対して前後方向に移動することで、前後方向に移動することができる。これによりチャックユニット281に把持される栽培パネル40は、図3に示すようにその後方側の縁部が栽培棚1のガイドレール12へ到達し得る。
図4は、チャックユニット281を模式的に示す説明図である。図4にはチャックユニット281が複数の孔401が設けられた栽培パネル40を把持している状態を上方視した状態を示す。移載ユニット28の第2のフレームに固設されたチャックユニット281は、栽培ユニットの矩形状の栽培パネル40の縁部を把持する複数の把持部282を有する。複数の把持部282は、栽培パネル40の縁辺(図1における左右方向)の複数箇所を夫々把持するようにしてある。図4に示すチャックユニット281は3つの把持部282を有している。複数の把持部282は、上下に設けられた可動爪及び固定爪で構成されている。可動爪は軸283に固定されており、固定爪(図示せず)が基部284に固定されている。軸283に固定されているローラ285が、制御部30からの指示に基づき駆動部286によって回転させられることによって、可動爪が上下方向に回転して固定爪と共に栽培パネル40を挟み込むようにしてある。更にチャックユニット281では基部284又は把持部282自体が、制御部30からの指示に基づく駆動部286の動作により、該チャックユニット281が設けられている第2のフレームに対して左右方向に、把持部282の幅の数個分程度の微小な範囲で移動可能である。なお制御部30によって第2フレームが第1のフレームに対して左右方向に微小な範囲で移動可能にしてあってもよい。
更に移載ユニット28は、第2のフレームの上部にカメラ27(図5参照)を備える。該カメラ27は、チャックユニット281に把持された栽培パネル40を含む栽培ユニット全体を撮影範囲に含むべく下方に向けて設置されている。カメラ27の向きは、下方に限らず、栽培ユニット全体を俯瞰(斜視)できるような向きであってもよいし、下方及び前後方向に向けられたものであってもよい。なおカメラ27は1つに限らず、1つの移載ユニット28に対して複数備えられてもよく、下方を向く第1のカメラと、前後方向を向く第2のカメラとを含んでもよいし、更に左右方向に向けて、横から栽培ユニットを撮影するような第3のカメラを含むようにしてもよい。
このように構成される移載装置2は、図1に示すように栽培棚1の前方に1つ設けられる他、後方側にも1つ設けられている。2つの移載装置2は、栽培棚1を前後方向に挟んで対向するように設けられ、これにより栽培システム100が構成される。
栽培システム100における2つの移載装置2による移載制御について説明する。移載装置2の動作は、各々の走行台24に設けられた制御部30により制御される。移載装置2は図1〜図3に示すように、走行台24上に制御部30を備えている。図5は、移載装置2の制御部30の構成を示すブロック図である。制御部30はPLC(Programmable Logic Controller )を用いる。制御部30は、記憶部301を備え、走行モータ、昇降モータ、及び移載ユニット28と接続されている。
制御部30は走行モータ、昇降モータへ制御信号を出力すると共に、各モータの出力軸に取り付けられているロータリーエンコーダからの出力パルスを入力する。モータに減速機が取り付けられている場合には、ロータリーエンコーダは減速機の出力軸に取り付けられていてもよい。制御部30は、各ロータリーエンコーダからの出力パルス数を計測することによって走行台24の走行レール22上の位置、移載ユニット28の昇降ガイド25に対する位置を特定することができる。制御部30は、その位置情報に基づいて走行台24の走行及び移載ユニット28の昇降、即ち栽培ユニットの左右方向及び上下方向における移動を制御する。
記憶部301は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体を用い、制御部30から読み書きが可能である。記憶部301には予め、栽培棚1の各収容部に対して移載ユニット28が停止すべき位置(走行台24の走行停止位置、及び移載ユニット28の昇降停止位置)が記憶されてある。なおこの停止すべき位置は、走行台24の初期位置(Home Position (原点)、例えば走行レール22上の左端)を開始地点とした走行モータのロータリーエンコーダの出力パルス数として記憶されている。昇降についても同様に、移載ユニット28の初期位置(及び高さ方向の下限)を開始地点とした昇降モータのロータリーエンコーダの出力パルス数として記憶されている。制御部30は、走行中及び昇降中の各々の出力パルス数を計数し、記憶部301に停止位置として記憶されている出力パルス数に合致した場合にその位置を特定し、移載ユニット28を停止させる。
制御部30によってまず、前方側の移載装置2が、図示しない他所に載置されている栽培ユニットを移載ユニット28に取り込み、走行台24を栽培棚1の間口方向(左右方向)に走行させつつ、移載ユニット28を昇降させる。そして移載装置2は、栽培棚1の所定の収容部に対応する位置で移載ユニット28を停止させる。停止位置にて制御部30は、移載ユニット28に対し、栽培ユニット即ち第2のフレームを前後方向(後方へ向けて)に移動させる制御信号を出力し、栽培ユニットの栽培パネル40の両側辺部がガイドレール12上に沿うようにしてこれを載置する。栽培システム100では、この栽培ユニットの載置処理を栽培棚1の全収容部に対して、例えば1日に1〜2回行なう。これにより各収容部に載置された栽培ユニットは、後方へ少しずつ押し込まれ、20〜30日後に最後方に達する。後方側に設けられている移載装置2では同様にして制御部30の制御により、栽培装置1の全収容部からの栽培ユニットの取り出し処理を1日に1〜2回行なう。後方側の移載装置2は、取り出した栽培ユニットを次の工程(例えば収穫)に対応する載置所へ搬送する。
そして実施の形態1における制御部30は、栽培ユニットを取り込む際に、状態判別部302として栽培ユニットの状態を判別する処理を行なう。そして制御部30は、栽培パネル40の縁辺のいずれの箇所を把持すべきかを決定する把持箇所決定部303として動作する。また制御部30は、栽培ユニットにおける植物の育成状態に応じてその栽培ユニットを収容させる収容部を決定する収容部決定部304として動作する。そして制御部30は、把持箇所決定部303により決定された適切な箇所をチャックユニット281の把持部282が把持するように、チャックユニット281の左右方向の位置、又は把持部282夫々の位置を調整させる指示を駆動部286へ与える。
なお状態判別部302、把持箇所決定部303及び収容部決定部304は、PLCである制御部30が記憶部301に記憶されているプログラムに基づいてソフトウェア的に処理を実行する。
図6は、実施の形態1における前方側の移載装置2による栽培パネル40の取り込みから載置までの処理手順の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示す処理手順は後方側の移載装置2では行なわれない。
制御部30は、栽培棚1へ収容させるために載置されている栽培ユニットの取り込み箇所へ移載ユニット28を移動させる(ステップS101)。移動先で移載ユニット28は、載置されている栽培ユニット(植物及び栽培パネル40)をカメラ27で撮影する(ステップS102)。制御部30は、カメラ27で撮影された画像を取得する(ステップS103)。
制御部30は、取得した画像に対して分析を行ない、状態判別部302として第1に、栽培ユニットの載置場所での栽培パネル40の種別を判別する(ステップS104)。栽培パネル40の種別は、例えば栽培パネル40の寸法、孔の数及び配置によって分けられている。記憶部301には、栽培パネル40の種別毎にその寸法、孔の配置パターンが記憶されており、制御部30は取得した画像に基づいて種別を判別可能である。
制御部30は状態判別部302として第2に、栽培パネル40の向きを判別する(ステップS105)。栽培パネル40は矩形状であるがその長辺及び短辺の内のいずれがガイドレール12に沿って載置されるかが種別によって異なり、また孔の配置が長辺方向又は短辺方向の中心線に対して線対称でない場合があり、向きによって把持すべき箇所が異なる場合がある。制御部30は、記憶部301に記憶されている栽培パネル40の配置パターンに基づいてこのような栽培パネル40の向きを判別することができる。
制御部30は状態判別部302として第3に、栽培パネル40に植えられている植物(栽培ユニットの植物)の苗の生育状態を判別する(ステップS106)。制御部30は、ステップS103にて取得した画像に対し、その画像の内の植物の苗を撮影した部分に対応する苗範囲を決定し、決定された苗範囲の大きさに基づいて生育状態を判別する。例えば制御部30は、ステップS102にて栽培パネル40全体を上方から撮像範囲に含んで画像を撮像し、エッジ処理により栽培パネル40の範囲を決定し、画像内の色若しくは輝度又は両方によって苗を撮影した苗範囲を決定する。この場合制御部30は、栽培パネル40の範囲(面積)に対する苗範囲の割合を算出し、割合が50%以上であるか否かによって生育状態の良不良を判別する。又は制御部30は、ステップS102にて栽培パネル40を俯瞰するように斜め上方から撮像し、同様にして栽培パネル40及び苗の範囲を夫々決定する。この場合制御部30は、決定された苗範囲の撮像された画像の範囲内の割合を算出するか、又は苗範囲の画像内における位置、高さ方向のサイズによって苗の高さを推定し、生育状態の良不良を判別するようにしてもよい。
次に制御部30は、ステップS104で判別した栽培パネル40の種別、ステップS105で判別した栽培パネル40の向きによってチャックユニット281の把持部282による把持箇所を決定する(ステップS107)。また制御部30は、ステップS103で取得した画像に基づき、決定した把持箇所は苗の一部を挟むか否かを判断する(ステップS108)。苗の一部が縁部に張り出している場合、これを把持部282が挟んで苗を痛める可能性があるが、画像に基づいて挟まない部分を把持させるように制御が可能である。
ステップS108で挟むと判断された場合(S108:YES)、制御部30は把持箇所をずらして再度決定し(ステップS109)、把持動作をチャックユニット281へ指示する(ステップS110)。ステップS108にて一部を挟まないと判断された場合(S108:NO)、制御部30はそのまま把持動作の指示を実行する(S110)。
また制御部30は、ステップS106で判別した生育状態の良不良によって収容先の収容部を決定する(ステップS111)。本開示の栽培棚1は、前後方向に奥行が深い棚とし、前方側の移載装置2によって一日1〜2回載置されることで載置済みの栽培ユニットは後方へ向けて少し押し込まれる。生育状態が未熟であって不良と判別された栽培ユニットは、栽培棚1全体の左側に位置する収容部、良と判別された栽培ユニットは右側の収容部へと収容することとし、不良と判別された栽培ユニットは左側の収容部に一日に1回載置され、良と判別された栽培ユニットは右側の収容部に一日に2回載置されるようにする。これにより、不良と判別された栽培ユニットでは後方に押し出されるまでに、良と判別された栽培ユニットよりも長い時間、栽培期間を設けることができ、より大きく生育することが期待される。その他、培養液の差異、光源等の生育条件の差異を収容棚に設けておき、制御部30は前方側の移載装置2から移載する際の生育状態に合致する生育条件の収容部に栽培ユニットを収容させるように制御するようにしてもよい。
制御部30は、ステップS111で決定した収容部へ、把持した栽培ユニットを搬送して栽培パネル40を載置し(ステップS112)、処理を終了する。
同様に後方側の移載装置2でも、図6のフローチャートに示した処理手順を実行することにより、適切な把持箇所を把持して移載することができる。なお後方側の移載装置2での処理は、ステップS101における取り込み箇所は各収容部であり、取り込んだ栽培ユニットの収容先は、次の工程の載置箇所であるからステップS111の決定は行なわない点で前方側の移載装置2におけるとは異なる。
図7は、栽培パネル40の取り込み時の処理の概要を示す説明図である。図7では、植物Pが植えられた状態の栽培パネル40の斜視図を示し、符号821,822が示すハッチング範囲にて、決定された把持箇所を示している。また図7ではカメラ27は、栽培パネル40を斜め上方から撮影するように設けられている。図7に示すように制御部30はまず、栽培パネル40の種別及び向きを判別した結果に基づいて破線で示す範囲の把持箇所を決定するが、栽培パネル40の縁辺の右側の把持箇所が孔401の一部又は苗の一部と重複することをカメラ27によって撮像された画像に基づき判断することができるから(S108:YES)、把持箇所を右側にずらして再決定する(S109)。
このようにして栽培システム100では、植物Pが植えられた栽培パネル40の縁部を把持して移載するという緻密な動作が必要な移載において、植物Pを痛めることなく移載することが可能になる。直方体状の被移載物(段ボール箱等)をすくい上げるようにして移載するマテリアルハンドリングにおける移載と異なり、移載装置2では栽培パネル40を把持してレール上に載置するという緻密な動作が必要である。更には植物Pの張り出しは栽培ユニット毎に全く異なるものであるから、移載装置2はこれを避けて把持する必要がある。カメラを用いて逐一状態を判別して適切な把持箇所で把持して移載が可能であるから、繊細な動作で効率的な移載がなされる。
栽培パネル40の1つ1つについ状態を判別して把持するから、図4に示したような孔が32個、対称的に配置されている栽培パネル40のみならず、孔が35個、孔が100個など異なる種別の栽培パネル40を混在させて使用することも可能である。異なる種類の植物Pの苗を保持している栽培パネル40、例えばレタスとベビーリーフとを同一の栽培棚1に混在させて生育させることも可能である。
なお実施の形態1では、栽培パネル40の種別、向き、栽培ユニットに含まれる植物Pの生育状態の全てを判別し、その判別結果から把持箇所及び収容先を決定する構成とした。しかしながら本発明はこれに限らず、パネルの種別のみ、向きのみ、又は生育状態のみを判別して把持箇所を決定するようにしてもよい。収容部の決定は必須ではない。本開示の栽培棚1のように大規模で収容部ごとに生育条件に差異を設けることができるようなシステムでは、収容部を決定することが可能である。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2における栽培システム100の構成を示すブロック図である。実施の形態2の栽培システム100の構成の内、実施の形態1における栽培システム100と共通する構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態2における移載装置2では、制御部30は通信部306を更に備える。また実施の形態2における栽培システム100は、移載装置2とは異なる装置である中央装置5を含む。
通信部306は、Wi-Fi 等による無線通信デバイス、又はイーサネット(登録商標)等の有線通信デバイスを用い、植物工場内に配設されている工場内LANに通信接続、又は中央装置5と直接的に通信接続することが可能である。通信部306は、Bluetooth(登録商標)を用いるようにしてもよく、制御部30が中央装置5と通信接続が可能であればよい。
中央装置5は、栽培システム100が設置されている植物工場の施設内であって栽培システム100とは異なる空間等に設置されたPC(Personal Computer )を用いる。中央装置5は例えば、栽培システム100の作業管理者が用いるモニタリング装置として使用されるPCである。なお中央装置5はこれに限らず、植物工場外に存在するサーバ装置であってもよい。
中央装置5は、制御部50、通信部51、記憶部52及び出力部53を備え、該出力部53はモニタ54と接続されている。制御部50はCPU(Central Processing Unit )を用い、各構成部を制御する。通信部51は、制御部30の通信部306と対応する通信規格に基づく通信デバイスを用い、工場内LANに通信接続することが可能である。記憶部52は、フラッシュメモリ又はハードディスク等の不揮発性の記憶装置を用いる。出力部53は制御部50の制御により、記憶部52に記憶された映像データに基づく映像信号をモニタ54へ再生出力する。
実施の形態2においては前方側の移載装置2の制御部30が、判別した栽培ユニットの情報(種別、向き及び生育状態、又はいずれか1〜2つ)と、収容先の情報とを対応付けて中央装置5へ通信部306から送信しておく。そして中央装置5の制御部50の処理により、栽培棚1の各収容部に収容されている栽培ユニットの収容時の状態を記憶部52に記憶しておき、新たな栽培ユニットが収容される都度、収容位置を前後方向にずらして更新する。制御部50は収容部(間口)毎に、それまでに収容された栽培ユニットの数に基づいて最後方に達した栽培ユニットを何日前に収容された栽培ユニットであるかなどと識別することが可能であり、後方側の移載装置2へ向けて収容時の状態を知らせることが可能である。収容時の種別、向きの状態を知ることにより、後方側の移載装置2では生育状態以外の状態に基づく把持箇所の決定が容易になる。
例えば本開示の栽培システム100における栽培棚1では、1つの多段棚が11段の収容部を有し、その多段棚が2つで1組として20組分設けられているから、収容部の数は、440個=(11段×40)である。その440個の収容部は、制御部30からその位置(x:左右方向の位置(何番目)、y:上下方向の位置(何段目))によって区別が可能である。制御部30が、1つの栽培ユニットを(x,y)=(x1 ,y1 )の収容部に収容し、その収容部の位置と収容した栽培ユニットの状態を示す情報とを中央装置5に送信する。これにより中央装置5では、(x,y)=(x1 ,y1 )の収容部に収容されている栽培ユニットの状態を、前後方向の位置(z:前後方向の位置(経過日数))に対応付けて記憶する。中央装置5では、(x,y)=(x1 ,y1 )の収容部のみならず440個の収容部について、前後方向の位置に対応付けて栽培ユニットの状態(載置されている向き、載置されている栽培パネル40の孔の配置パターン)をマップ状に記憶しておけばよい。そして(x,y)=(x1 ,y1 )の収容部へ新たに栽培ユニットが収容された場合には、中央装置5にて、その前に収容された栽培ユニットの前後方向の位置が後方側に1つ分ずれて更新される。これにより最終的に、前後方向の位置が最後方(例えば30日)となった場合に、中央装置5から後方側の移載装置2の制御部30へ向けて(x,y)=(x1 ,y1 )の収容部から取り出そうとする栽培ユニットの収容時の情報(向き、種別等)を送信できる。
図9は、実施の形態2における前方側の移載装置2による栽培パネル40の取り込みから載置までの処理手順の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートで示す処理手順の内、実施の形態1における図6のフローチャートで示した処理手順と共通する手順については、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態2において移載装置2では、制御部30が栽培ユニットの搬送及び載置の完了後に、通信部306から中央装置5へ向けて、ステップS104〜S106で判別した栽培ユニットの状態と、収容先の収容部の位置(収容部を識別する情報)とを対応付けて送信し(ステップS113)、処理を終了する。
図10は、実施の形態2における後方側の移載装置2による栽培パネル40の取り込みの処理手順の一例を示すフローチャートである。
後方側の移載装置2では制御部30は、取り込み対象の収容部へ移載ユニット28を移動させる(ステップS201)。制御部30は、通信部306により取り込み対象の収容部の最後方に存在する栽培ユニットの状態(栽培パネル40の種別及び向き)を中央装置5から取得する(ステップS202)。そして移送先で移載ユニット28は、収容部の最後方に存在する栽培ユニットをカメラ27で撮影する(ステップS203)。制御部30は、カメラ27で撮影された画像を取得する(ステップS204)。
制御部30は、ステップS202で受信した状態(栽培パネル40の種別及び向き)に基づいてチャックユニット281の把持部282による把持箇所を決定する(ステップS205)。
そして制御部30は、ステップS204で取得した画像に基づき、決定した把持箇所は苗の一部を挟むか否かを判断する(ステップS206)。
ステップS206で挟むと判断された場合(S206:YES)、制御部30は把持箇所をずらして再度決定し(ステップS207)、把持動作をチャックユニット281へ指示する(ステップS208)。ステップS206にて一部を挟まないと判断された場合(S206:NO)、制御部30はそのまま把持動作の指示を実行する(S208)。
制御部30は、把持した栽培ユニットを搬送して次の工程の載置箇所へ栽培パネル40を載置し(ステップS209)、処理を終了する。
このように中央装置5で情報を記憶しておくことによって、後方側の移載装置2では取り込み時にパネルの種別及び向きの判別が不要になる。また、中央装置5において栽培棚1に収容されている各栽培ユニットの取り出されるまでの状態の特定が可能になる。
なお最後方でカメラ27を有する移載ユニット28で栽培ユニットを撮影するから、撮影により得られる画像の解析によって、後方側の移載装置2でも生育状態を判別し、検査を行なうようにしてもよい。判別された生育状態によっては取り込みを一日待つ、などの判断も可能である。そして判別された生育状態によって次の工程(収穫)における等級、植物Pの大きさ等により異なる載置場所へ搬送するようにしてもよい。また植物Pの種別を判別して種別に応じた載置場所へ搬送するようにしてもよい。
(実施の形態3)
図11は、実施の形態3の栽培パネル40を示す模式斜視図である。栽培パネル40は、発泡スチロール製で平板形状をなし、縦横各複数列に孔401が設けられている。各孔401は、区画ごとに植物Pの苗が植えられている平板状の培地を切り分けた苗床部を隙間なく収容できるように構成されている。そして実施の形態3における栽培パネル40は、記憶媒体付の無線タグ41を設けてある。無線タグ41は例えばRFIDタグ等のパッシブ式タグであり、個別の識別情報が予め記憶してある。なお無線タグ41内蔵の記憶媒体は、汎用のリーダライタにより書き換えが可能であり、無線タグ41自身が取り付けられている栽培パネル40の種別(孔の配置パターン)が記憶されている。
図12は、実施の形態3における栽培システム100の構成を示すブロック図である。実施の形態2の栽培システム100の構成の内、実施の形態1における栽培システム100と共通する構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態3における移載装置2では、移載ユニット28はリーダライタ289を備える。
リーダライタ289は、無線タグ41に対応するリーダライタである。チャックユニット281で把持して移載ユニット28内に取り込んだ状態の栽培パネル40の無線タグ41に対する読み書きが可能な程度に電波範囲が絞られている。リーダライタ289は、無線タグ41の記憶媒体に記憶されてある識別情報、及び栽培パネル40の種別を読み取ると共に、無線タグ41内蔵の記憶媒体へ、栽培パネル40の収容の向き、判別された生育状態を示す情報を書き込むことが可能である。また栽培ユニットに含まれる植物の種類を記憶しておくようにしてもよい。
図13は、実施の形態3における前方側の移載装置2による栽培パネル40の取り込みから載置までの処理手順の一例を示すフローチャートである。図13のフローチャートで示す処理手順の内、実施の形態1における図6のフローチャートで示した処理手順と共通する手順については、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態3において前方側の移載装置2では、栽培ユニットを撮影すると共に(S102,S103)、リーダライタ289によって栽培パネル40の状態を読み出す(ステップS134)。ステップS134では例えば、栽培パネル40の種別を読み出す。その他、向きの情報が既に記憶されている場合は向きの情報を読み出してもよいし、生育状態など検査結果、又は植物の種類が書き込まれている場合はこれを読み出してもよい。
実施の形態3における移載装置2の制御部30は、無線タグ41に記憶されている情報を用いて栽培パネル40の種別を判別し(S104)、場合によって生育状態、植物の種類をも判別する(S106)。そして制御部30は、これらの判別結果により把持箇所及び収容部を決定する(S107,S111)。
そして制御部30が栽培ユニットの搬送及び載置の完了後に、リーダライタ289により、ステップS104〜S106で判別した栽培ユニットの状態(向き及び生育状態)を無線タグ41へ書き込み(ステップS114)、処理を終了する。
図14は、実施の形態3における後方側の移載装置2による栽培パネル40の取り込みの処理手順の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートで示す処理手順の内、実施の形態2の図9のフローチャートで示した処理手順と共通する手順については、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態3において後方側の移載装置2では、制御部30が取り込み対象の収容部へ移載ユニット28を移動させた後(S201)、取り込み対象の収容部の最後方に存在する栽培ユニットの状態をその栽培パネル40に設けられた無線タグ41からリーダライタ289により読み出す(ステップS212)。その後の処理は実施の形態2と同様であるが、ステップS205の把持箇所の決定では、ステップS212で読み出した向きの情報に基づき決定する。
このように、栽培パネル40に無線タグ41を設けてリーダライタ289で読み書きが可能な構成とした。これにより後方側の移載装置2では、画像からの判別処理が煩雑である栽培パネル40の種別及び向きについて、まだ植物Pの葉が小さいか、葉の数が少ない間に判別しておいた状態に基づき把持動作が可能である。
(実施の形態4)
図15は、実施の形態4における栽培システム100の構成を示すブロック図である。実施の形態4の栽培システム100の構成の内、実施の形態1及び3における栽培システム100と共通する構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態4における移載装置2では、移載ユニット28はリーダライタ289を備えるがカメラ27は備えていない。
図16は、実施の形態4における前方側の移載装置2による栽培パネル40の取り込みから載置までの処理手順の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートで示す処理手順の内、実施の形態1の図6のフローチャート、又は実施の形態3の図13のフローチャートで示した処理手順と共通する手順については、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態4ではカメラ27が用いられないので、制御部30は、載置されている栽培ユニットの取り込み箇所へ移載ユニット28を移動させると(S101)、撮影することなしにリーダライタ289によって栽培パネル40の状態を読み出す(S134)。実施の形態4では、予め無線タグ41に、栽培パネル40の種別のみならず載置する際の向き、更には生育状態の情報が記憶されていることとする。例えば前工程の苗の移植装置又は検査装置にて生育状態が判別されると共に、そこから載置場所での栽培パネル40の向きが判別され、さらに生育状態の情報が記憶される。
そして制御部30は、読み出した状態に基づいて栽培ユニットの載置場所での栽培パネル40の種別及び向きを判別し(S104,S105)、判別した栽培パネル40の種別及び向きに基づいて把持箇所を決定し(S107)、チャックユニット281へ把持を指示する(S110)。そして制御部30は、読み出した状態に含まれる生育状態に応じて収容部を決定し(S111)、決定した収容部へ向けて栽培ユニットを搬送し、載置する(S112)。なお載置させた栽培パネル40の無線タグ41に収容した向き等を書きこみ(S114)、処理を終了する。なおステップS114は移載装置2にて移載する工程にて変化が無い場合には処理を省略することも可能である。
図17は、実施の形態4における後方側の移載装置2による栽培パネル40の取り込みの処理手順の一例を示すフローチャートである。図17のフローチャートで示す処理手順の内、実施の形態3の図14のフローチャートで示した処理手順と共通する手順については、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態4においては上述したようにカメラ27が用いられないので制御部30は、取り込み対象の収容部へ移載ユニット28を移動させた後(S201)、取り込み対象の栽培ユニットの状態をその栽培パネル40に設けられた無線タグ41からリーダライタ289により読み出す(S212)。そして制御部30は、ステップS212で読み出した栽培パネル40の種別及び向きに基づいてチャックユニット281の把持部282による把持箇所を決定する(S205)。制御部30は、決定した把持箇所にたいする把持動作をチャックユニット281へ指示し(S208)、把持した栽培ユニットを搬送して次の工程の載置箇所へ栽培パネル40を載置し(S209)、処理を終了する。
このように状態の判別はカメラ27を用いずとも無線タグ41からの情報の読み出しによって実現することも可能である。前方側の移載装置2の処理の前に予め、無線タグ41内蔵の記憶媒体に、栽培パネル40の種別、含まれる植物Pの種類、生育状態(検査結果)が記憶されていることでその後の生育状態はある程度の予測も可能である。その他、栽培棚1内部に設けられたカメラを用いて栽培途中の植物の生育状態を把握し、後方側の移載装置2にてその状態を取得して把持箇所の決定、搬送先の決定などに利用するようにしてもよい。
なお、上述のように開示された実施の形態1から4はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 栽培棚
11 フレーム
12 ガイドレール
2 移載装置
21 フレーム
22 走行レール
23 走行ガイド
24 走行台
25 昇降ガイド
27 カメラユニット
271 カメラ
28 移載ユニット
281 チャックユニット
282 把持部
30 制御部
302 状態判別部
303 把持箇所決定部
304 収容部決定部

Claims (11)

  1. 植物及び該植物の培地が埋められる孔を有する平板状の栽培パネルを収容する複数の収容部間で前記栽培パネルを移載する移載装置を用いた栽培システムにおいて、
    前記移載装置は、
    前記栽培パネルの一縁辺を把持する把持部を有し、
    前記栽培パネルの一部又は全部を撮像するカメラを備え、
    移載対象の前記栽培パネル又は植物の状態を判別する状態判別部と、
    前記カメラから得られる画像における前記栽培パネルの範囲及び前記植物の苗の範囲と、前記状態判別部が判別した状態に基づき、前記把持部が把持する前記栽培パネルの一縁辺の内のいずれかの箇所を、前記苗を避けるように決定する把持箇所決定部と
    を備えることを特徴とする栽培システム。
  2. 植物及び該植物の培地が埋められる孔を有する平板状の栽培パネルを収容する複数の収容部間で前記栽培パネルを移載する移載装置を用いた栽培システムにおいて、
    前記移載装置は、
    前記栽培パネルの一縁辺を把持する把持部を有し、
    移載対象の前記栽培パネル又は植物の状態を判別する状態判別部と、
    該状態判別部が判別した状態に基づき、前記栽培パネルの1つの縁辺の内のいずれの箇所を把持すべきかを決定し、決定した箇所が苗の一部を挟むか否かを判断し、挟むと判断した場合には把持箇所をずらして再決定して再度挟むか否かを判断し、挟まないと判断するまで決定及び判断を繰り返すことで前記把持部が把持する前記栽培パネルの箇所を決定する把持箇所決定部と
    を備えることを特徴とする栽培システム。
  3. 記状態判別部は、前記栽培パネルの一部又は全部を撮像するカメラから得られる画像に基づき状態を判別する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の栽培システム。
  4. 前記栽培パネルは、記憶媒体を有する無線タグを有しており、
    前記移載装置は、前記栽培パネルの無線タグの記憶媒体から情報を読み取るリーダを備え、
    前記状態判別部は、リーダにより読み取った情報に基づき状態を判別する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の栽培システム。
  5. 前記状態判別部は、前記栽培パネルの孔の配置パターンを判別し、
    前記把持箇所決定部は、判別された配置パターンに基づいて前記把持部による把持箇所を決定する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の栽培システム。
  6. 前記状態判別部は、前記栽培パネルの向きを判別し、
    前記把持箇所決定部は、判別された栽培パネルの向きに基づいて前記把持部による把持箇所を決定する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の栽培システム。
  7. 前記状態判別部は、前記植物の生育状態を判別する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の栽培システム。
  8. 前記把持箇所決定部は、判別された生育状態に基づいて前記把持部による把持箇所を決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の栽培システム。
  9. 前記生育状態に基づき、前記複数の収容部の内の収容先を決定する収容箇所決定部を更に設ける
    ことを特徴とする請求項に記載の栽培システム。
  10. コンピュータに、植物及び該植物の培地が埋められる孔を有する平板状の栽培パネルの一縁辺を把持する把持部を有する移載装置による把持動作を指示する処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記栽培パネル、又は前記栽培パネルに植えられている植物の状態を判別し、
    前記栽培パネルの一部又は全部を撮像するカメラから得られる画像における前記栽培パネルの範囲及び前記植物の苗の範囲と、判別された状態に基づき、前記栽培パネルの一縁辺の内のいずれかにおける把持箇所を、前記苗を避けるように決定する
    処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. コンピュータに、植物及び該植物の培地が埋められる孔を有する平板状の栽培パネルの一縁辺を把持する把持部を有する移載装置による把持動作を指示する処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記栽培パネルの孔の配置パターン若しくは向き、又は前記栽培パネルに植えられている植物の生育状態を判別し、
    判別された状態に基づき、前記栽培パネルの1つの縁辺の内のいずれの箇所を把持すべきかを決定し、
    決定した箇所が苗の一部を挟むか否かを判断し、
    挟むと判断した場合には把持箇所をずらして再決定して再度挟むか否かを判断し、
    挟まないと判断するまで決定及び判断を繰り返す
    処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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