JP6503820B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のルーフに形成された開口を開閉する可動パネルの後部を、ルーフの上面に設けた外装レールでスライド案内するサンルーフ装置に関するものである。
従来、このようなサンルーフ装置として種々のものが提案されている(例えば特許文献1など)。図10は、こうした従来形態のサンルーフ装置を示す分解斜視図である。同図に示すように、このサンルーフ装置は、ルーフ90の車両の幅方向両縁部に配設される一対のサンルーフユニット91を備えるとともに、同じく車両の幅方向両縁部に配設される一対の外装レール92を備える。各サンルーフユニット91は、可動パネル(カバー)93の開閉作動に係るスライダ等を含むもので、ルーフ90に対してその車両の高さ方向下方から取着される。各外装レール92(ガイド溝)は、可動パネル93の車両の幅方向各縁部の後部(ガイド軸)をスライド案内するもので、ルーフ90に対してその車両の高さ方向上方から取着される。
特開平6−191281号公報
ところで、このサンルーフ装置をルーフ90に組み付ける際の手順は以下のようになる。
1.ルーフ90側の基準点を利用して該ルーフ90に対しその車両の高さ方向下方から両サンルーフユニット91を配置・固定する。
2.両サンルーフユニット91等を基準点とする治具を利用して、ルーフ90に対しその車両の高さ方向上方から両外装レール92を配置・固定する。この際、両外装レール92を車両の前後方向及び幅方向に建付け調整する。
3.両サンルーフユニット91に対しその車両の高さ方向上方から可動パネル93を配置・固定する。この際、可動パネル93を車両の前後方向及び高さ方向に建付け調整する。
なお、手順の2、3は入れ替えてもよい。
以上により、例えば両外装レール92(ガイド溝)間の車両の幅方向の寸法と、可動パネル93の車両の幅方向両縁部の後部(ガイド軸)間の車両の幅方向の寸法との誤差が低減されることで、可動パネル93の開閉作動の性能が向上され、あるいは見栄えが向上される。
しかしながら、このような建付け調整をルーフ90への組付工程の中で行うことは煩わしく、精度確保のために工数の増大を余儀なくされる。
本発明の目的は、ルーフへの組付工数をより低減することができるサンルーフ装置を提供することにある。
上記課題を解決するサンルーフ装置は、開口が形成され、車両のルーフに取着されるベースパネルと、前記開口の車両の幅方向両縁部の下部にそれぞれ取着される一対のサンルーフユニットと、前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着され、車両の前後方向に延在するガイド凹部がそれぞれ形成された一対の外装レールと、車両の幅方向両側に突設される一対のガイド凸部を有し、前記ベースパネルの車両の高さ方向上方に配置されて前記両サンルーフユニットに連結され、それら両サンルーフユニットの作動に伴い前記開口を開閉するとともに、該開閉の作動状態で前記両ガイド凹部に前記両ガイド凸部がそれぞれ係入してスライド案内される可動パネルとを備えたサンルーフ装置であって、前記可動パネルの全閉状態で、前記両ガイド凸部は、前記両ガイド凹部にそれぞれ非係入の状態にある
この構成によれば、前記ルーフに組み付ける際には、予め前記ベースパネルに前記両サンルーフユニット及び前記両外装レールを取着するとともに、前記両サンルーフユニットに前記可動パネルを連結してそれらを建付け調整しておく。この状態で、前記ルーフに前記ベースパネルを取着することで、前記ルーフへの組付工程の中で前述の建付け調整を行う必要がなくなり、組付工数をより低減することができる。
の構成によれば、例えば前記ベースパネルに前記両サンルーフユニット及び前記両外装レールを取着した後に、前記両サンルーフユニットを前記可動パネルの全閉状態に相当する状態にしてそれら両サンルーフユニットに前記可動パネルを連結すれば、前記両ガイド凸部が前記両ガイド凹部にそれぞれ干渉することがない。前記両外装レールと前記可動パネルとの取付けの順番を入れ替えたとしても同様である。従って、例えば車両の前後方向又は高さ方向に前記両外装レール及び前記可動パネルを個別に建付け調整することができる。
上記課題を解決するサンルーフ装置開口が形成され、車両のルーフに取着されるベースパネルと、前記開口の車両の幅方向両縁部の下部にそれぞれ取着される一対のサンルーフユニットと、前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着され、車両の前後方向に延在するガイド凹部がそれぞれ形成された一対の外装レールと、車両の幅方向両側に突設される一対のガイド凸部を有し、前記ベースパネルの車両の高さ方向上方に配置されて前記両サンルーフユニットに連結され、それら両サンルーフユニットの作動に伴い前記開口を開閉するとともに、該開閉の作動状態で前記両ガイド凹部に前記両ガイド凸部がそれぞれ係入してスライド案内される可動パネルとを備えたサンルーフ装置であって、前記ベースパネルは、前記ルーフに形成された取付開口の開口縁部に取着されており、前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着された一対の外装パネルと、前記各外装パネルの車両の幅方向内側部及び外側部に取着され、全閉状態にある前記可動パネル及び前記取付開口の開口縁部にそれぞれ密接する内側ウエザストリップ及び外側ウエザストリップとを備え、前記各外装レールは、前記外装パネルに取着される。
この構成によれば、前記ルーフに組み付ける際には、予め前記ベースパネルに前記両サンルーフユニット及び前記両外装レールを取着するとともに、前記両サンルーフユニットに前記可動パネルを連結してそれらを建付け調整しておく。この状態で、前記ルーフに前記ベースパネルを取着することで、前記ルーフへの組付工程の中で前述の建付け調整を行う必要がなくなり、組付工数をより低減することができる。
この構成によれば、前記各外装レールは、前記外装パネルを介して前記ベースパネルの車両の幅方向各縁部の上部に取着される。そして、前記各外装パネルと、前記全閉状態にある前記可動パネル及び前記取付開口の縁部との車両の幅方向の隙間は、それらに密接する前記内側ウエザストリップ及び前記外側ウエザストリップでそれぞれ埋められることで、車両の高さ方向上方からの見栄えをより向上させることができる。
上記課題を解決するサンルーフ装置開口が形成され、車両のルーフに取着されるベースパネルと、前記開口の車両の幅方向両縁部の下部にそれぞれ取着される一対のサンルーフユニットと、前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着され、車両の前後方向に延在するガイド凹部がそれぞれ形成された一対の外装レールと、車両の幅方向両側に突設される一対のガイド凸部を有し、前記ベースパネルの車両の高さ方向上方に配置されて前記両サンルーフユニットに連結され、それら両サンルーフユニットの作動に伴い前記開口を開閉するとともに、該開閉の作動状態で前記両ガイド凹部に前記両ガイド凸部がそれぞれ係入してスライド案内される可動パネルとを備えたサンルーフ装置であって、前記ベースパネルは、前記ルーフに形成された取付開口の開口縁部に取着されており、前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着された一対の外装パネルと、前記各外装パネルの車両の幅方向内側部及び外側部に取着され、全閉状態にある前記可動パネル及び前記取付開口の開口縁部にそれぞれ密接する内側ウエザストリップ及び外側ウエザストリップとを備え、前記外装パネルを前記各外装レールに一体形成される。
この構成によれば、前記ルーフに組み付ける際には、予め前記ベースパネルに前記両サンルーフユニット及び前記両外装レールを取着するとともに、前記両サンルーフユニットに前記可動パネルを連結してそれらを建付け調整しておく。この状態で、前記ルーフに前記ベースパネルを取着することで、前記ルーフへの組付工程の中で前述の建付け調整を行う必要がなくなり、組付工数をより低減することができる。
この構成によれば、部品点数を削減することができる。
上記サンルーフ装置について、前記可動パネルの全閉状態で、前記両ガイド凸部は、前記両ガイド凹部にそれぞれ非係入の状態にあることが好ましい。
この構成によれば、例えば前記ベースパネルに前記両サンルーフユニット及び前記両外装レールを取着した後に、前記両サンルーフユニットを前記可動パネルの全閉状態に相当する状態にしてそれら両サンルーフユニットに前記可動パネルを連結すれば、前記両ガイド凸部が前記両ガイド凹部にそれぞれ干渉することがない。前記両外装レールと前記可動パネルとの取付けの順番を入れ替えたとしても同様である。従って、例えば車両の前後方向又は高さ方向に前記両外装レール及び前記可動パネルを個別に建付け調整することができる。
本発明は、ルーフへの組付工数をより低減できる効果がある。
サンルーフ装置の一実施形態についてその構造を示す分解斜視図。 (a)〜(c)は、図1の結合状態における2A−2A線、2B−2B線、2C−2C線に沿った断面図。 (a)〜(c)は、同実施形態のサンルーフ装置について可動パネルが全閉状態にあるときの構造を車両の幅方向内側から見た側面図。 (a)、(b)は、図3の4A−4A線、4B−4B線に沿った断面図。 同実施形態のサンルーフ装置について可動パネルが全閉状態にあるときの構造を示す斜視図。 (a)〜(c)は、同実施形態のサンルーフ装置について可動パネルがチルトアップ状態にあるときの構造を車両の幅方向内側から見た側面図。 (a)、(b)は、図6の7A−7A線、7B−7B線に沿った断面図。 同実施形態のサンルーフ装置について可動パネルがチルトアップ状態にあるときの構造を示す斜視図。 (a)〜(c)は、同実施形態のサンルーフ装置について可動パネルが全開状態にあるときの構造を車両の幅方向内側から見た側面図。 従来形態についてその構造を示す分解斜視図。
以下、サンルーフ装置の一実施形態について説明する。なお、以下では、車両の前後方向を「前後方向」といい、車両の高さ方向上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」という。また、車室内方に向かう車両の幅方向内側を「車内側」といい、車室外方に向かう車両の幅方向外側を「車外側」という。
図1に示すように、自動車などの車両のルーフ10には、その略全面に亘って略四角形の取付開口11が形成されている。そして、ルーフ10には、取付開口11の略四角枠状の開口縁部11aに合わせて周縁部12aの成形された、例えば金属板からなるベースパネル12が取着される。このベースパネル12は、周縁部12aが開口縁部11aに上方から載置される状態でルーフ10に取着される。なお、ベースパネル12の前部には、取付開口11の前部を開放する略四角形の開口12bが形成されるとともに、ベースパネル12の後部には、取付開口11の後部を常時閉塞する、例えばガラス板からなる略四角形の固定パネル18が載置・取着される。
ベースパネル12の前後方向に延びる車両の幅方向両縁部22の下部には、一対のサンルーフユニット13がそれぞれ配置されている。各サンルーフユニット13は、開口12bの略全長に亘って前後方向に延在するガイドレール14を有しており、該ガイドレール14においてベースパネル12の下部に取着される。
また、両縁部22には、その略全長に亘って前後方向にそれぞれ延在する一対の外装パネル15が載置・取着されるとともに、両外装パネル15には、その略全長に亘って前後方向にそれぞれ延在する一対の外装レール16が載置・取着される。
ベースパネル12の上方には、開口12bの略四角枠状の開口縁部21に合わせて周縁部の成形された、例えばガラス板からなる略四角形の可動パネル17が配置される。この可動パネル17は、開口12bを開閉可能に両サンルーフユニット13に連結される。すなわち、可動パネル17は、その前側部位を支点に後側部位が上昇するチルトアップ作動、前側部位及び後側部位が共に上昇するポップアップ作動、及び前後方向へのスライド作動可能に両サンルーフユニット13に連結される。可動パネル17による開口12bの開閉作動においては、ポップアップ状態のまま固定パネル18の上方をスライド作動する、いわゆるアウタースライディング式が採用されている。なお、可動パネル17がポップアップ作動を経て開作動を開始する際、その後部が両外装レール16に前後方向に移動自在に支持されるようになっている。
図2(a)〜(c)に示すように、取付開口11の開口縁部11aは、ルーフ10の意匠面10aから下方に段差11cだけ段下げされた位置にある。そして、開口縁部11aには、車両の高さ方向に開口する複数のボルト挿通孔11bが形成されている。
ベースパネル12は、周縁部12aに下向きに突設された複数のボルトB1の各々がボルト挿通孔11bに挿通されるとともに、ボルトB1よりも開口12bから離間する部位と開口縁部11aとの間に弾性体A1が介装された状態で、開口縁部11aに上方から重ねられている。そして、ベースパネル12は、ボルト挿通孔11bを貫通するボルトB1の先端部にナットN1が締め付けられることでルーフ10に堅固に固定されている。
なお、ベースパネル12の開口縁部21は、全閉状態にある可動パネル17の下方に位置しており、開口縁部21には、その全周に亘って略四角環状のメインウエザストリップW1が取着されている。このメインウエザストリップW1は、全閉状態にある可動パネル17の全周に亘ってその下面に密接する。また、開口縁部21の前後方向に延びる車両の幅方向各縁部21aには、上向きに凹む複数の略円形の取付穴21bが形成されるとともに、それら複数の取付穴21bの各々には、略円筒状のプラグP1が挿入されている。さらに、ベースパネル12の各縁部22には、複数のボルトB1とは異なる前後方向の位置であって開口縁部11aよりも車内側で、車両の高さ方向に開口する複数のボルト挿通孔22aが形成されている。
ガイドレール14は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、各縁部21aよりも車内側に位置するレール部14aを有するとともに、該レール部14aの下端から車外側に延出する取付片14bを有する。この取付片14bには、各取付穴21b(プラグP1)と略同心のボルト挿通孔14cが形成されている。ガイドレール14は、各縁部21aに取付片14bが下方から重ねられるとともに、ボルト挿通孔14cに下方から挿通されるボルトB2のねじ部がプラグP1に締め付けられることでベースパネル12に堅固に固定されている。
外装パネル15は、全閉状態にある可動パネル17及び固定パネル18の意匠面と連続性を保つように車両の幅方向における可動パネル17及び固定パネル18と段差11cとの間に介設されており、各ボルト挿通孔22aと略同心のボルトB3が下向きに突設されている。外装パネル15は、ボルトB3がボルト挿通孔22aに挿通された状態で縁部22に上方から重ねられている。そして、外装パネル15は、ボルト挿通孔22aを貫通するボルトB3の先端部にナットN2が締め付けられることでベースパネル12に堅固に固定されている。
外装パネル15の上端部には、その車外側部から車外側に突出して段差11cにその前後方向の略全長に亘って密接する外側ウエザストリップW2が取着されるとともに、車内側部から車内側に突出して可動パネル17及び固定パネル18にそれらの前後方向の略全長に亘って密接する内側ウエザストリップW3が取着されている。外側ウエザストリップW2は、外装パネル15と段差11cとの間の車両の幅方向の隙間を埋めて外観を整えるとともに下方への浸水を抑え、内側ウエザストリップW3は、外装パネル15と可動パネル17及び固定パネル18との間の車両の幅方向の隙間を埋めて外観を整えるとともに下方への浸水を抑える。なお、外装パネル15には、車両の高さ方向に開口する複数のボルト挿通孔15aが形成されている。
外装レール16は、内部空間が薄板で車両の高さ方向に二分される略箱形に成形されており、その底壁には、各ボルト挿通孔15aと略同心の略円筒状のプラグP2が下方から貫通されている。外装レール16は、外装パネル15に上方から重ねられるとともに、ボルト挿通孔15aに下方から挿通されるボルトB4のねじ部がプラグP2に締め付けられることで、外装パネル15に堅固に固定されている。なお、外装レール16には、その車内側面から車外側に向かって凹むガイド凹部としての断面略U字状のガイド溝16aが形成されている。このガイド溝16aは、外装パネル15よりも上方に位置しており、全閉状態にある可動パネル17の後端部から車両の後方に向かって延びる。
可動パネル17は、その下面の全周に亘って延在する、例えば金属板からなる略四角枠状のインナパネル71を有する。可動パネル17は、インナパネル71の車両の幅方向両側部の各々において、各サンルーフユニット13に連結される。なお、可動パネル17は、インナパネル71の下面においてメインウエザストリップW1に密接することになる。
次に、各サンルーフユニット13及びその周辺構造について説明する。
図3(a)〜(c)に示すように、ガイドレール14の前端には、前側ガイド部材31が取り付けられている。この前側ガイド部材31の上面は、基本的に車両の後方に向かうに従い上方に向かうように曲成されたガイド面31aを形成しており、該ガイド面31aの後端はガイドレール14(レール部14a)の上部に繋がっている。
一方、ガイドレール14の後端部には、例えば金属板からなるステイ32が立設されるとともに、該ステイ32には、例えば金属板からなるチルト昇降リンク33の後端部が車両の幅方向に延びる軸線の周りに回動自在に連結されている。このチルト昇降リンク33の長手方向中間部には、車内側に向かって略円柱状の昇降ガイド軸33aが突設されている。また、チルト昇降リンク33には、その前端下部から車両の前方に向かって上向きに凸となる略円弧状の支持片33bが突設されている。
なお、図4(a)、(b)に示すように、チルト昇降リンク33は、ステイ32と共にガイドレール14のレール部14aに配置されており、ステイ32を車両の幅方向に挟み込む一対のアーム部33c,33dを有する。また、チルト昇降リンク33の前端部には、支持片33bの上方で車外側のアーム部33dから車内側に向かって略円柱状の係脱ピン33eが突設されている。
レール部14aには、チルト昇降リンク33の車内側に隣接して、リヤシュー34が前後方向に摺動自在に支持されている。このリヤシュー34には、車両の幅方向に開口する長孔状の昇降ガイド孔35が形成されている。図3(c)に示すように、この昇降ガイド孔35は、前後方向に延びる後側孔35a、該後側孔35aの前端に接続されて斜め前上方に延びる傾斜孔35b、該傾斜孔35bの前端に接続されて前後方向に延びる前側孔35c及び該前側孔35cの前端に接続されて斜め前下方に延びる傾斜孔35dを有している。昇降ガイド孔35の後端及び前端は共に閉塞されている。そして、昇降ガイド孔35には、チルト昇降リンク33の昇降ガイド軸33aが係入されている。
図3(b)に示すように、ガイドレール14(レール部14a)には、リヤシュー34の車両の前方でフロントシュー36が前後方向に摺動自在に支持されている。このフロントシュー36は、電気的駆動源(例えば電動モータなど)に駆動連結されており、該電気的駆動源により前後方向に移動するように駆動される。フロントシュー36の上部には、車両の幅方向に開口する長孔状の第1ガイド孔38が形成されている。この第1ガイド孔38は、前後方向に延びる後側孔38a、該後側孔38aの前端に接続されて斜め前上方に延びる傾斜孔38b及び該傾斜孔38bの前端に接続されて前後方向に延びる前側孔38cを有している。後側孔38aの後端は閉塞されており、前側孔38cの前端は開放されている。また、フロントシュー36には、第1ガイド孔38の下方で車両の幅方向に開口する略L字状の第2ガイド孔39が形成されている。この第2ガイド孔39は、前後方向に延びる後側孔39a及び該後側孔39aの前端に接続されて上方に延びる縦孔39bを有している。後側孔39aの後端下方は開放されており、縦孔39bの上端は閉塞されている。
可動パネル17(インナパネル71)の前端部に固定される、例えば金属板からなる前側ブラケット72は、その前端部がフロントシュー36の車外側に隣接配置されており、その前端には、ガイド面31aを摺動自在な略円柱状の前側ガイド軸73が車外側に向かって突設されている。また、前側ブラケット72には、第1ガイド孔38に摺動自在に係入される略ピン状の第1ガイド軸74が車内側に向かって突設されるとともに、第2ガイド孔39に摺動自在に係入される略ピン状の第2ガイド軸75が車内側に向かって突設されている。
一方、図3(c)に示すように、可動パネル17(インナパネル71)の後端部に固定される、例えば金属板からなる後側ブラケット76は、図4(a)に示すように、下向きに開口する断面略U字状に成形されており、リヤシュー34を含むレール部14aの車内側部を上方から覆っている。そして、この後側ブラケット76の両アーム部33c,33d間に挟まれる車外側部には、チルト昇降リンク33の係脱ピン33eの係脱自在な係脱溝76aが車内側に向かって凹むように形成されている。図3(c)に示すように、係脱溝76aは、可動パネル17に沿って前後方向に延在しており、前端が開放されるとともに後端が閉塞されている。
なお、図4(b)及び図5に示すように、インナパネル71の後端部には、その車外側端から下方に略四角形の取付片71aが垂設されるとともに、該取付片71aの中央部には、ガイド凸部としての略ピン状のガイド軸77が車外側に向かって突設されている。このガイド軸77の先端部は、車両の幅方向において、可動パネル17よりも車外側となる外装レール16のガイド溝16aの位置にある。また、可動パネル17の全閉状態では、ガイド軸77は、車両の高さ方向において、外装パネル15よりも下方の位置にある。外装レール16及び外装パネル15は、それらの協働で可動パネル17が全閉状態にあるときのガイド軸77の上方への移動軌跡を開放する縦溝19を形成する。この縦溝19は、上方に延びるとともに、ガイド溝16aの前端に接続される。従って、可動パネル17が外装レール16等に対して上方に移動する際、ガイド軸77は、縦溝19を通過することで外装パネル15を超えてガイド溝16aの前端まで到達可能である。換言すれば、可動パネル17の全閉状態では、ガイド軸77は、ガイド溝16aに非係入の状態にある。
ここで、図3(b)、(c)に示すように、可動パネル17の全閉状態では、前側ガイド軸73がガイド面31aの前端に位置するとともに、第1ガイド軸74が第1ガイド孔38の後側孔38aに位置し、更に第2ガイド軸75が第2ガイド孔39(後側孔39a)の車両の後方に位置する。これにより、可動パネル17の前端部(前側ブラケット72)は、前側ガイド軸73及び前側ガイド部材31によって前後方向に位置決めされ、第1ガイド軸74及び第1ガイド孔38によって車両の高さ方向に位置決めされている。また、チルト昇降リンク33の昇降ガイド軸33aが昇降ガイド孔35の後側孔35aに位置するとともに、係脱ピン33eが係脱溝76aの後端に位置する。これにより、可動パネル17の後端部(後側ブラケット76)は、係脱ピン33e及び係脱溝76aによって車両の高さ方向に位置決めされている。
なお、リヤシュー34及びフロントシュー36間には、適宜の係脱機構が介設されている。この係脱機構は、可動パネル17が全閉状態にあるときにリヤシュー34及びフロントシュー36が一体で前後方向に移動するようにそれらを係合するとともに、可動パネル17がポップアップ状態を経てスライド作動する状態にあるときにリヤシュー34及びフロントシュー36の係合を解除する。
従って、電動モータに駆動されるフロントシュー36が車両の後方に移動すると、第1ガイド孔38の傾斜孔38bが第1ガイド軸74に到達することで、前側ブラケット72の上方への移動が許容される。一方、フロントシュー36と共にリヤシュー34が車両の後方に移動すると、昇降ガイド孔35の傾斜孔35bが昇降ガイド軸33aに到達することで、チルト昇降リンク33の前端部が上方に移動するように図示時計回りに回動し始める。そして、可動パネル17が前端部に対して後端部(後側ブラケット76)が上方に移動するように図示反時計回りに回動し始める。
そして、フロントシュー36が車両の後方に更に移動し、前側孔38cが第1ガイド軸74を通過するとともに後側孔39aから進入させた第2ガイド軸75に縦孔39bが到達すると、該縦孔39bの内壁面に第2ガイド軸75の押圧される前側ブラケット72は、前側ガイド軸73をガイド面31aに沿って上方に移動させつつ車両の後方に移動し始める。
これにより、図6(a)〜(c)、図7(a)、(b)及び図8への変化で示すように、可動パネル17が前端部に対して後端部(後側ブラケット76)が上方に位置するチルトアップ状態になる。このとき、リヤシュー34の前側孔35cが昇降ガイド軸33aに到達していることで、係脱ピン33eと共に係脱溝76aが最上方に位置しており、縦溝19の上端まで上方に移動したガイド軸77がガイド溝16aの前端付近に位置している。縦溝19は、ガイド溝16aの前端付近でガイド軸77の車両の高さ方向への移動を規制するように成形されている。つまり、可動パネル17の後部は、ガイド軸77がガイド溝16aの前端付近の縦溝19(及びその車両の後方のガイド溝16a)内で車両の高さ方向への移動が規制されることで、前後方向への移動のみが許容されている。
この状態で、フロントシュー36が車両の後方に更に移動すると、縦孔39bの内壁面に第2ガイド軸75の押圧される前側ブラケット72は、前側ガイド軸73をガイド面31aに沿って上方に更に移動させてレール部14aの上部に進入させつつ車両の後方に更に移動する。
これにより、可動パネル17が前端部(前側ブラケット72)及び後端部が共に上方に位置するポップアップ状態になる(図9(a)〜(c)参照)。このとき、フロントシュー36と共にリヤシュー34が車両の後方に移動することに伴い、昇降ガイド孔35の傾斜孔35dが昇降ガイド軸33aに到達すると、チルト昇降リンク33は、その前端部が下方に移動するように図示反時計回りに回動しつつ、係脱溝76aから係脱ピン33eを外す。この状態への移行が完了すると、前述の係脱機構は、リヤシュー34及びフロントシュー36の係合を解除する。つまり、フロントシュー36は、リヤシュー34を残置したまま車両の後方に移動可能となる。
従って、フロントシュー36が車両の後方に更に移動すると、縦孔39bの内壁面に第2ガイド軸75の押圧される前側ブラケット72は、前側ガイド軸73をレール部14aの上部に沿って移動させつつ可動パネル17と共に車両の後方に更に移動する。このとき、可動パネル17の後部に配置されたガイド軸77は、外装レール16のガイド溝16aを摺動する。そして、図9(a)〜(c)への変化で示すように、可動パネル17がポップアップ状態のまま開作動し続けて全開状態になる。なお、可動パネル17の全開状態では、停止状態にあるリヤシュー34にフロントシュー36が最接近するものの、前後方向に離間されていることでそれらが干渉することはない。また、停止状態にあるチルト昇降リンク33は、車両の幅方向においてフロントシュー36等とは異なる位置にあることで同様に干渉することはない。
その後、可動パネル17の全開状態で、電動モータに駆動されるフロントシュー36が車両の前方に移動すると、縦孔39bの内壁面に第2ガイド軸75の押圧される前側ブラケット72は、前側ガイド軸73をレール部14aの上部に沿って移動させつつ可動パネル17と共に車両の前方に移動する。このとき、可動パネル17の後部に配置されたガイド軸77は、外装レール16のガイド溝16aを摺動する。これにより、可動パネル17がポップアップ状態のまま閉作動する。
これに伴い、係脱溝76aが係脱ピン33eに到達すると、前述の係脱機構は、リヤシュー34及びフロントシュー36が一体で車両の前方にするようにそれらを係合する。従って、リヤシュー34が車両の前方に移動し始めて、昇降ガイド孔35の前側孔35cが昇降ガイド軸33aに到達すると、チルト昇降リンク33は、その前端部が上方に移動するように図示時計回りに回動しつつ、係脱溝76aに係脱ピン33eを挿入する。
この状態で、フロントシュー36が車両の前方に更に移動すると、縦孔39bの内壁面に第2ガイド軸75の押圧される前側ブラケット72は、前側ガイド軸73をレール部14aの上部からガイド面31aに進入させて該ガイド面31aに沿って下方に移動させつつ車両の前方に更に移動する。これにより、可動パネル17がチルトアップ状態になる(復帰する)。
そして、フロントシュー36が車両の前方に更に移動すると、該フロントシュー36と共にリヤシュー34が車両の前方に移動することで、昇降ガイド孔35の傾斜孔35bが昇降ガイド軸33aに到達する。これに伴い、チルト昇降リンク33は、その前端部が係脱溝76aと共に下方に移動するように図示反時計回りに回動する。一方、縦孔39bの内壁面に第2ガイド軸75の押圧される前側ブラケット72は、前側ガイド軸73をガイド面31aに沿って更に下方に移動させつつ車両の前方に更に移動する。このとき、第2ガイド孔39の後側孔39aが第2ガイド軸75の車両の前方に通過するとともに前側孔38cから進入させた第2ガイド軸75に後側孔38aが到達することで、前側ブラケット72に対するフロントシュー36の車両の前方への移動が許容される。従って、可動パネル17は、ガイド軸77を縦溝19に沿って下方に移動させつつ、前端部に対して後端部が下方に移動するように図示時計回りに回動して全閉状態になる(復帰する)。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1及び図2に示すように、サンルーフ装置をルーフ10に組み付ける際の手順は以下のようになる。
(車両部品工場)
1.ベースパネル12側の基準点を利用して該ベースパネル12に対しその下方から各サンルーフユニット13を配置・固定する。すなわち、図2(a)に示すように、各ガイドレール14の取付片14bを開口縁部21の車両の幅方向各縁部21aに下方から重ねるとともに、各ボルト挿通孔14cに下方から挿通したボルトB2のねじ部をプラグP1に締め付けて、ベースパネル12に各ガイドレール14を固定する。
2.各サンルーフユニット13を基準点とする治具を利用して、ベースパネル12に対しその上方から各外装パネル15を配置・固定する。すなわち、図2(b)に示すように、各ボルトB3をボルト挿通孔22aに挿通しつつ各外装パネル15をベースパネル12の縁部22に上方から重ねる。そして、この状態で、各外装パネル15を車両の幅方向に建付け調整しつつ、各ボルト挿通孔22aを貫通するボルトB3の先端部にナットN2を締め付けて、ベースパネル12に各外装パネル15を固定する。
また、外装パネル15に対しその上方から外装レール16を配置・固定する。すなわち、図2(c)に示すように、外装レール16を外装パネル15に上方から重ねるとともに、外装レール16を前後方向及び車両の幅方向に建付け調整しつつ、各ボルト挿通孔15aに下方から挿通したボルトB4のねじ部をプラグP2に締め付けて、外装パネル15に外装レール16を固定する。
3.各サンルーフユニット13の前後方向の位置で、ベースパネル12に対しその上方から可動パネル17を配置する。このとき、各ガイド軸77をその下方への移動軌跡を開放する縦溝19に配置する。そして、可動パネル17を各サンルーフユニット13に固定する。すなわち、図2(a)に示すように、可動パネル17を前後方向及び車両の高さ方向に建付け調整しつつ、インナパネル71の車内側部を車内側から貫通させたボルトB5を前側ブラケット72に締め付ける。後側ブラケット76についても同様である。これにより、可動パネル17(インナパネル71)が前側ブラケット72及び後側ブラケット76をおいて各サンルーフユニット13に連結される。
また、可動パネル17の車両の後方で、ベースパネル12に対しその上方から固定パネル18を配置・固定する。なお、ベースパネル12に対する固定パネル18の組付けの順番は任意であり、例えば手順1に先立って行ってもよい。
以上により、車両部品工場において、ベースパネル12を中心にユニット化されたサンルーフ装置が完成する。なお、手順の2、3は入れ替えてもよい。
(車両工場)
前述のように、車両部品工場でベースパネル12を中心にサンルーフユニット13等が予め建付け調整されたサンルーフ装置を、ルーフ10(開口縁部11a)に対しその上方から配置・固定する。すなわち、図2(a)に示すように、各ボルトB1をボルト挿通孔11bに挿通しつつベースパネル12を開口縁部11aに上方から重ねる。このとき、周縁部12a及び開口縁部11aが弾性体A1を介して圧接される。そして、この状態で、各ボルト挿通孔11bを貫通するボルトB1の先端部にナットN1を締め付けて、ルーフ10にベースパネル12(サンルーフ装置)を固定する。
以上により、車両工場におけるルーフ10に対するサンルーフ装置の組付工程が完了する。この場合、車両工場では、ルーフ10への組付工程の中で建付け調整を行う必要がなくなる。特に、ルーフ10に対するベースパネル12(サンルーフ装置)の車両の幅方向における位置がばらついたとしても、外側ウエザストリップW2及び内側ウエザストリップW3により該当の隙間がそれぞれ埋められることで、意匠性や防水性への影響が抑制される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ルーフ10に組み付ける際には、予めベースパネル12に両サンルーフユニット13(ガイドレール14)、両外装パネル15及び両外装レール16を取着するとともに、両サンルーフユニット13(前側ブラケット72及び後側ブラケット76)に可動パネル17を連結してそれらを建付け調整しておく。この状態で、ルーフ10にベースパネル12を取着することでルーフ10への組付工程の中で建付け調整を行う必要がなくなり、組付精度を損ねることなく組付工数をより低減することができる。
(2)本実施形態では、可動パネル17の全閉状態では、両ガイド軸77は、両縦溝19にそれぞれ位置して両ガイド溝16aにそれぞれ非係入の状態にある。このため、例えばベースパネル12に両サンルーフユニット13(ガイドレール14)、両外装パネル15及び両外装レール16を取着した後に、両サンルーフユニット13(前側ブラケット72及び後側ブラケット76)を可動パネル17の全閉状態に相当する状態にしてそれら両サンルーフユニット13に可動パネル17を連結する。このようにすれば、両ガイド軸77が両ガイド溝16aにそれぞれ干渉することがない。両外装レール16と可動パネル17との取付けの順番を入れ替えたとしても同様である。従って、例えば車両の前後方向又は高さ方向に両外装レール16及び可動パネル17を個別に建付け調整することができる。
(3)本実施形態では、各外装レール16は、外装パネル15を介してベースパネル12の各縁部22の上部に取着される。そして、各外装パネル15と、段差11c(取付開口の縁部)及び全閉状態にある可動パネル17(固定パネル18)との車両の幅方向の隙間は、それらに密接する外側ウエザストリップW2及び内側ウエザストリップW3でそれぞれ埋められることで、上方からの見栄えをより向上させることができる。
(4)本実施形態では、可動パネル17の開閉作動の状態では、両ガイド軸77が両ガイド溝16aを摺動することで、可動パネル17の前端部の保持位置及び後端部の保持位置間の前後方向の距離が一定に保たれる。従って、可動パネル17の保持剛性を好適に維持することができる。
(5)本実施形態では、可動パネル17が全閉状態から開作動を開始するまではフロントシュー36と共にリヤシュー34が車両の後方に移動するものの、固定パネル18の前端に到達する前にリヤシュー34が停止することで、固定パネル18によって可動パネル17の開作動が阻害されることはない。従って、可動パネル17の開口量をより増加することができる。
(6)本実施形態では、可動パネル17の全開状態では、フロントシュー36は、リヤシュー34の車両の前方に位置する。従って、ガイドレール14の前後方向の長さ寸法は、基本的に可動パネル17が全開状態にあるときのリヤシュー34の位置によって決定すればよい。このため、ガイドレール14の前後方向の長さ寸法をより短縮することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、ベースパネル12にガイドレール14を一体形成してもよい。この場合のサンルーフユニットは、サンルーフユニット13からガイドレール14を除いたものである。
・前記実施形態において、外装パネル15を外装レール16に一体形成してもよい。このように変更することで、前記実施形態と同様の効果に加え、部品点数を削減することができる。また、可動パネル17の全閉状態でガイド溝16aと非係入状態にあるガイド軸77を可動パネル17の開作動に伴ってガイド溝16aに係入可能であれば、外装パネル15を省略してもよい。また、これと共に外側ウエザストリップW2及び内側ウエザストリップW3を省略してもよい。つまり、外装レール16をベースパネル12に直に取着してもよい。
・前記実施形態において、可動パネル17の全閉状態で、両ガイド軸77は、両ガイド溝16aにそれぞれ係入状態にあってもよい。すなわち、両ガイド溝16aは、両ガイド軸77がそれぞれ常時係入するように成形されていてもよい。
・前記実施形態において、サンルーフユニット13の構造は一例である。例えば、可動パネル17をチルトアップ状態のまま開作動させるサンルーフユニットであってもよい。
W2…外側ウエザストリップ、W3…内側ウエザストリップ、10…ルーフ、11…取付開口、11a…開口縁部、11c…段差(開口縁部)、12…ベースパネル、12b…開口、13…サンルーフユニット、14…ガイドレール(サンルーフユニット)、15…外装パネル、16…外装レール、16a…ガイド溝(ガイド凹部)、17…可動パネル、21a,22…縁部、31…前側ガイド部材(サンルーフユニット)、32…ステイ(サンルーフユニット)、33…チルト昇降リンク(サンルーフユニット)、34…リヤシュー(サンルーフユニット)、36…フロントシュー(サンルーフユニット)、71…インナパネル(可動パネル)、72…前側ブラケット(サンルーフユニット)、76…後側ブラケット(サンルーフユニット)、77…ガイド軸(ガイド凸部)。

Claims (4)

  1. 開口が形成され、車両のルーフに取着されるベースパネルと、
    前記開口の車両の幅方向両縁部の下部にそれぞれ取着される一対のサンルーフユニットと、
    前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着され、車両の前後方向に延在するガイド凹部がそれぞれ形成された一対の外装レールと、
    車両の幅方向両側に突設される一対のガイド凸部を有し、前記ベースパネルの車両の高さ方向上方に配置されて前記両サンルーフユニットに連結され、それら両サンルーフユニットの作動に伴い前記開口を開閉するとともに、該開閉の作動状態で前記両ガイド凹部に前記両ガイド凸部がそれぞれ係入してスライド案内される可動パネルとを備えたサンルーフ装置であって、
    前記可動パネルの全閉状態で、前記両ガイド凸部は、前記両ガイド凹部にそれぞれ非係入の状態にある、サンルーフ装置。
  2. 開口が形成され、車両のルーフに取着されるベースパネルと、
    前記開口の車両の幅方向両縁部の下部にそれぞれ取着される一対のサンルーフユニットと、
    前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着され、車両の前後方向に延在するガイド凹部がそれぞれ形成された一対の外装レールと、
    車両の幅方向両側に突設される一対のガイド凸部を有し、前記ベースパネルの車両の高さ方向上方に配置されて前記両サンルーフユニットに連結され、それら両サンルーフユニットの作動に伴い前記開口を開閉するとともに、該開閉の作動状態で前記両ガイド凹部に前記両ガイド凸部がそれぞれ係入してスライド案内される可動パネルとを備えたサンルーフ装置であって、
    前記ベースパネルは、前記ルーフに形成された取付開口の開口縁部に取着されており、
    前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着された一対の外装パネルと、
    前記各外装パネルの車両の幅方向内側部及び外側部に取着され、全閉状態にある前記可動パネル及び前記取付開口の開口縁部にそれぞれ密接する内側ウエザストリップ及び外側ウエザストリップとを備え、
    前記各外装レールは、前記外装パネルに取着された、サンルーフ装置。
  3. 開口が形成され、車両のルーフに取着されるベースパネルと、
    前記開口の車両の幅方向両縁部の下部にそれぞれ取着される一対のサンルーフユニットと、
    前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着され、車両の前後方向に延在するガイド凹部がそれぞれ形成された一対の外装レールと、
    車両の幅方向両側に突設される一対のガイド凸部を有し、前記ベースパネルの車両の高さ方向上方に配置されて前記両サンルーフユニットに連結され、それら両サンルーフユニットの作動に伴い前記開口を開閉するとともに、該開閉の作動状態で前記両ガイド凹部に前記両ガイド凸部がそれぞれ係入してスライド案内される可動パネルとを備えたサンルーフ装置であって、
    前記ベースパネルは、前記ルーフに形成された取付開口の開口縁部に取着されており、
    前記ベースパネルの車両の幅方向両縁部の上部にそれぞれ取着された一対の外装パネルと、
    前記各外装パネルの車両の幅方向内側部及び外側部に取着され、全閉状態にある前記可動パネル及び前記取付開口の開口縁部にそれぞれ密接する内側ウエザストリップ及び外側ウエザストリップとを備え、
    前記外装パネルを前記各外装レールに一体形成された、サンルーフ装置。
  4. 請求項2又は3に記載のサンルーフ装置において、
    前記可動パネルの全閉状態で、前記両ガイド凸部は、前記両ガイド凹部にそれぞれ非係入の状態にある、サンルーフ装置。
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