JP2009208738A - 機能部品保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅方向での寸法精度を好適に確保することができ、且つ、十分な剛性を確保することができる機能部品保持構造を提供する。
【解決手段】一対のガイド溝55,56は、機能ブラケット24の幅方向両側に突設されたガイド部24a,24bが幅方向及び高さ方向に位置決めされるように装着され該ガイド部24a,24bを昇降させてガイドレールに導く。フロントハウジング30は、底壁36及び該底壁36の幅方向両端から上向きに立設された一対の第1側壁37、該第1側壁37から幅方向両外側に延出する延出壁39を有する。ブロック50は、蓋壁51及び該蓋壁51の幅方向両端から下向きに立設された一対の第2側壁52を有するとともに、段部53を介して幅方向両外側に拡開されて一対の側壁54を形成する。一対のガイド溝55,56は、延出壁39と、段部53と、一対の側壁54とで形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、可動パネルを支持する機能部品をガイドレールに導く機能部品保持構造に関するものである。
従来、可動パネルを支持する機能部品をガイドレールに導く機能部品保持構造としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この機能部品保持構造では、機能部品(24)は、その幅方向両側に突設されたガイド部(24b,52)がガイドブロック(35)に形成された一対のガイド溝(41,42)に幅方向及び高さ方向に位置決めされるように装着されており、該ガイド部は、車両後方への移動に伴い上昇してガイドレール(21)に導かれる。
特開2005−162063号公報(第2−4図)
ところで、特許文献1の機能部品保持構造では、両ガイド溝間が全長に亘って上方に開口していることで十分な剛性確保が困難となる。また、一対のガイド溝は、例えば幅方向に分割された金型で個別に成形されることから、当該方向での寸法精度(ピッチ精度)が悪くなることがある。
本発明の目的は、幅方向での寸法精度を好適に確保することができ、且つ、十分な剛性を確保することができる機能部品保持構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両ルーフの幅方向各側に設けられて可動パネルを支持する機能部品をガイドレールに導く機能部品保持構造であって、前記機能部品の幅方向両側に突設されたガイド部が幅方向及び高さ方向に位置決めされるように装着され該ガイド部を昇降させて前記ガイドレールに導く一対のガイド溝を備える機能部品保持構造において、底壁を有する第1部材と、蓋壁を有する第2部材と、前記底壁及び前記蓋壁のいずれか一方の幅方向両側から立設されて前記底壁及び前記蓋壁のいずれか他方に当接する一対の側壁を備え、前記一対のガイド溝は、前記底壁と、前記蓋壁と、前記一対の側壁とで形成されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記一対のガイド溝を形成する一対の側壁を有する第1又は第2部材は、両側壁が底壁又は蓋壁に橋渡しされる態様でU字断面形状を呈することでその剛性を増大することができ、前記機能部品の両ガイド部を高さ方向により堅固に位置決めして該ガイド部を昇降させて前記ガイドレールに導くことができる。また、一対のガイド溝の幅方向の形状が一部品(一対の側壁を有する第1又は第2部材)のみで規定されるため、当該方向での寸法精度(ピッチ精度)を容易に確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の機能部品保持構造において、前記第1部材もしくは前記第2部材のどちらか一方が、車両ルーフの幅方向に延在して両側の前記ガイドレールを連結するハウジングを兼用してなることを要旨とする。
同構成によれば、前記第1又は第2部材として、両側の前記ガイドレールを連結する既存のハウジングを兼用することで、部品点数の増加を抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の機能部品保持構造において、前記第1部材及び前記第2部材は、これら第1部材及び第2部材間に前記ガイドレールを挟んで固定されることを要旨とする。
同構成によれば、前記第2部材は、前記ガイドレール及び前記第1部材ともども固定されるため、例えば前記ガイドレール及び前記第1部材の既存の固定部を利用して第2部材を固定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の機能部品保持構造において、前記第1部材は、少なくとも上側が閉塞されて前後方向に凹設された嵌合凹部を有し、前記第2部材は、前後方向に突設されて前記嵌合凹部と嵌合する嵌合突部を有することを要旨とする。
同構成によれば、前記第2部材は、前記嵌合突部が前記嵌合凹部と嵌合することで、上方への移動が規制される。従って、前記第1部材に対し前記第2部材を高さ方向で抜け止めすることができる。また、前記第1及び第2部材の締結等による固定箇所を削減することができ、締結具(ボルト−ナットなど)等が不要になる分、部品点数を削減することができる。
本発明では、幅方向での寸法精度を好適に確保することができ、且つ、十分な剛性を確保することができる機能部品保持構造を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係る機能部品保持構造が適用されるサンルーフ装置10を示す斜視図である。同図に示されるように、サンルーフ装置10は、車両ルーフ11に搭載されている。このサンルーフ装置10は、車両ルーフ11に形成された四角形の開口部12の周縁部にボルト(図示略)によって締結される四角枠状のハウジング21を備えるとともに、車両幅方向(車両ルーフ11の幅方向)両側で該ハウジング21にそれぞれ取着された一対のガイドレール22を備える。各ガイドレール22は、例えばアルミニウムの押出材からなり、長手方向に一定断面を有して車両前後方向(車両ルーフ11の前後方向)に延在する。
各ガイドレール22には、その前部にアーム状の第1機能ブラケット23が取着されるとともに、該第1機能ブラケット23の後方側で機能部品としてのアーム状の第2機能ブラケット24が取着され、更に該第2機能ブラケット24の後方側でアーム状の第3機能ブラケット25が取着されている。
第1機能ブラケット23は、その前端部を回動中心に後端部が昇降可能に構成されている。第2機能ブラケット24は、車両後方への移動に伴いその前端部が上昇してガイドレール22に導かれるように構成されている。この際、第2機能ブラケット24は、前端部に対し後端部が上昇するように傾動する。そして、ガイドレール22に前端部の導かれた第2機能ブラケット24は、傾斜状態を保持したまま車両前後方向に移動可能に構成されている。第3機能ブラケット25は、車両後方への移動に伴い、前端部に対し後端部が上昇するように傾動し、更に傾斜状態を保持したまま車両前後方向に移動可能に構成されている。
両第1機能ブラケット23には、これらの間に橋渡しされる態様で、例えばガラス板からなる第1可動パネル26が固定・支持されている。同様にして、両第2機能ブラケット24には可動パネルとしての第2可動パネル27が固定・支持されるとともに、両第3機能ブラケット25には第3可動パネル28が固定・支持されている。第1〜第3可動パネル26〜28は、第1〜第3機能ブラケット23〜25の前端部が車両前側に位置しているときに前記開口部12の全体を閉塞するように配置される(全閉状態)。そして、第1〜第3可動パネル26〜28は、機能ブラケット23〜25が前述の傾動作動を行うことで、いわゆるチルトアップ動作する。また、第2及び第3可動パネル27,28は、第2及び第3機能ブラケット24,25が車両前後方向に移動することで、いわゆるスライド動作する。
前記ハウジング21の前部を形成する第1部材及びハウジングとしてのフロントハウジング30には、車両幅方向中間部において駆動装置31が設置されるとともに、該駆動装置31から各ガイドレール22に向かって駆動ケーブル32が延びている。各駆動ケーブル32は第2及び第3機能ブラケット24,25に連結されており、前記第2及び第3可動パネル27,28は、前記駆動装置31により駆動ケーブル32を介して機能ブラケット24,25が押し引きされることで前述のチルトアップ動作及びスライド動作を行う。なお、両ガイドレール22は、各々の前端がフロントハウジング30に固定されることで一体に連結されている。
次に、前記第2機能ブラケット24の前端部の保持構造について図2〜図7に基づいて説明する。
前記フロントハウジング30は、基本的にその高さ方向に相対移動する一対の金型によって成型可能な形状を有しており、その長手方向(車両幅方向)の先端部は、図5に示すように底壁36及び該底壁36の幅方向両端から上向きに立設された一対の第1側壁37を有して上側に開口するU字断面形状を呈している。なお、各第1側壁37は、底壁36から段差Δ1分だけ高くなった上端面38を幅方向外側に延出させてフランジ状の延出壁39を形成する。両延出壁39は、底壁36とともにフロントハウジング30の底壁を形成する。図4(a)(b)に示すように、第1側壁37の上端面38は、車両前後方向中間部において、車両後方に向かうに従い段差Δ1が大きくなるように、即ち上昇するように成形された傾斜面38aを有するとともに、該傾斜面38aの前端及び後端から前側及び後側にそれぞれ水平に延出する平面38b,38cを有する。
両側の延出壁39は、図7に示すように、前端から上向きに立設された立壁40を介して一体に連結されるとともに、各立壁40には、下向きに開口するU字形状の嵌合凹部としての嵌合溝40aが形成されている。従って、各立壁40は、嵌合溝40aにより上側が閉塞されて車両前後方向に貫通する。
なお、図6に示すように、前記ガイドレール22は、車両幅方向外側及び内側に互いの開口側が対向配置される断面コの字形状の一対の案内溝41,42を有している。一方、前記フロントハウジング30は、車両幅方向外側の前記平面38cの後側で、前記案内溝41の底壁部41aの板厚t分だけ低くなった支持壁43を備えている。これにより、前記平面38cは、後側の底壁部41aの上端面と段差を生じることなく面一で繋がっている。支持壁43には、高さ方向に貫通する2つのボルト挿通孔43aが車両前後方向に並んで形成されるとともに(図3参照)、該各ボルト挿通孔43aは、下側が拡開されて収容凹部43bを形成する。そして、各収容凹部43bには、ナット44が圧入・収容されている。
また、フロントハウジング30は、車両幅方向内側の前記平面38cの後側で前記ガイドレール22の断面形状を避ける態様で該ガイドレール22を載置する支持壁45を備えている。そして、前記平面38cは、後側の案内溝42の底壁部42aの上端面と段差を生じることなく面一で繋がっている。支持壁45にも、高さ方向に貫通する2つのボルト挿通孔45aが車両前後方向に並んで形成されるとともに(図3参照)、該各ボルト挿通孔45aは、下側が拡開されて収容凹部45bを形成する。各収容凹部45bには、ナット46が圧入・収容されている。
なお、図5に示すように、フロントハウジング30は、車両幅方向内側の延出壁39に隣接して、下向きに開口するU字形状のケーブルガイド47を有する。このケーブルガイド47は、開口端が車両ルーフ11に当接することで閉塞されるとともに、前記ガイドレール22に形成されたケーブル案内部48(図6参照)に連通する。これらケーブルガイド47及びケーブル案内部48には、前記駆動ケーブル32が挿入されてその移動が案内される。
図5に示すように、前記第1側壁37の上端面38には、樹脂材にて下側の開放された凸字形状に成形された第2部材としてのブロック50が載置されている。このブロック50は、基本的にその高さ方向に相対移動する一対の金型によって成型可能な形状を有しており、蓋壁51及び該蓋壁51の幅方向両端から下向きに立設された一対の第2側壁52を有して下側に開口するU字断面形状を呈するとともに、段部53を介して幅方向両外側に拡開されている。両段部53は、蓋壁51とともにフロントハウジング30の蓋壁を形成する。そして、ブロック50は、拡開された一対の側壁54の下端面において前記第1側壁37の上端面38に当接する態様で配置されている。このとき、各第2側壁52の内壁面は、その高さ方向の延長線が前記各第1側壁37の内壁面と一致するように設定されている。
既述のように、前記上端面38は、車両前後方向中間部において、車両後方に向かうに従い上昇するように成形された傾斜面38aを有しており、該上端面38に高さ方向で対向する前記段部53は、図4(a)(b)に示すように、車両前後方向中間部において、車両後方に向かうに従い上昇するように成形された傾斜面53aを有する。また、前記段部53は、傾斜面53aの前端及び後端から前側及び後側にそれぞれ水平に延出する平面53b,53cを有する。これにより、段部53は、前記上端面38との高低差が一定に保たれている。そして、前記平面53cは、後側の各案内溝41,42の蓋壁部41b,42b(図6参照)の下端面とそれぞれ段差を生じることなく面一で繋がっている。なお、前記蓋壁51の後端は、傾斜面53a及び平面53cの境界部近傍の前後方向の位置に配置されて、その後方を高さ方向に開放している。これは、前記第2機能ブラケット24との干渉を避けるためである。
同様に、前記側壁54(下端面)は、図4(a)(b)に示すように、車両前後方向中間部において、車両後方に向かうに従い上昇するように成形された傾斜面54aを有するとともに、該傾斜面54aの前端及び後端から前側及び後側にそれぞれ水平に延出する平面54b,54cを有する。これにより、側壁54は、前記上端面38と干渉することなく該上端面38に載置される。なお、側壁54は、平面54b,54cにおいて上端面38(平面38b,38c)に当接されている。
このような構成により、上端面38及びブロック50(段部53、側壁54)の内壁面は、車両幅方向外側及び内側において、互いの開口側が対向配置される断面コの字形状の一対のガイド溝55,56を形成する(図6参照)。つまり、ガイド溝55,56は、高さ方向に分割されたフロントハウジング30及びブロック50の2部品で構成されており、特に前部は、前記蓋壁51によって閉断面形状を呈している。図4(a)(b)に示すように、各ガイド溝55,56は、車両前後方向中間部において、車両後方に向かうに従い上昇しており、その断面形状は前記案内溝41,42の断面形状に一致する(図5及び図6参照)。そして、各ガイド溝55,56の後端は、前記案内溝41,42の前端に連続的に繋がっている。
図5に示すように、前記第2機能ブラケット24の前端部には、幅方向両側に一対の円柱状のガイド部24a,24bが突設されており、これらガイド部24a,24bは、前記一対のガイド溝55,56に幅方向及び高さ方向に位置決めされるように装着されている。従って、ガイド部24a,24bは、第2機能ブラケット24の後方への移動に伴いガイド溝55,56に案内されて上昇するとともに前記ガイドレール22(案内溝41,42)へと導かれる。
図2及び図6に示すように、ブロック50は、前記支持壁43,45の上側にそれぞれ配置されるフランジ状の取付片57,58を備えている。ブロック50及びフロントハウジング30は、前記支持壁43,45及び取付片57,58間に挟んだ前記ガイドレール22ともども貫通するボルト59,60のねじ部が前記ナット44,46に締め付けられて連結されている。つまり、ブロック50及びフロントハウジング30は、ガイドレール22と共締めされている。
また、図2及び図7に示すように、前記各側壁54には、前記嵌合溝40aに対向して前後方向に突設された嵌合突部61が形成されている。ブロック50は、各嵌合突部61が嵌合溝40aと嵌合することで、幅方向に位置決めされるとともに、上方への移動が規制される。これにより、ブロック50は、フロントハウジング30に対し高さ方向で抜け止めされて該フロントハウジング30に固定される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、一対のガイド溝55,56を形成する一対の側壁54を有するブロック50は、一対の側壁54が段部53及び蓋壁51に橋渡しされる態様で下側に開口するU字断面形状を呈することでその剛性を増大することができ、第2機能ブラケット24の両ガイド部24a,24bを高さ方向により堅固に位置決めして該ガイド部24a,24bを昇降させてガイドレール22に導くことができる。また、一対のガイド溝55,56の幅方向の形状が一部品(一対の側壁54を有するブロック50)のみで規定されるため、当該方向での寸法精度(ピッチ精度)を容易に確保することができる。そして、一対のガイド溝55,56及びガイドレール22(案内溝41,42)間に不要な段差が生じることを抑制し、第2機能ブラケット24の両ガイド部24a,24bをガイドレール22へとより円滑に導くことができる。
さらに、ブロック50及びこれに対向するフロントハウジング30の先端部及びは共にU字断面形状であることで、各々の成型工程では基本的に一対の金型をその開口方向に合わせて相対移動させるのみでよい。従って、従来例の成型工程においてガイド溝の成形のために必要であった、交差方向に移動させるスライド型も不要となり、型製造も容易になってコストも削減することができる。また、金型が入れ子構造にならないことで、成形機に専属の作業者も不要となる。
(2)本実施形態では、一対のガイド溝55,56の形成に、両側のガイドレール22を連結する既存のフロントハウジング30を兼用することで、部品点数の増加を抑えることができる。
(3)本実施形態では、ブロック50及びフロントハウジング30は、これらの間にガイドレール22を挟んで固定される。従って、ブロック50は、ガイドレール22及びフロントハウジング30ともども固定されるため、例えばガイドレール22及びフロントハウジング30の既存の固定部(締結部)を利用してブロック50を固定することができる。
(4)本実施形態では、ブロック50は、両嵌合突部61が嵌合溝40aと嵌合することで、上方への移動が規制される。従って、フロントハウジング30に対しブロック50を高さ方向で抜け止めすることができる。また、ブロック50及びフロントハウジング30の締結等による固定箇所を削減することができ、締結具(ボルト−ナットなど)等が不要になる分、部品点数を削減することができる。つまり、ブロック50は、ガイドレール22及びフロントハウジング30の既存の固定部(締結部)を利用するのみで、固定のための別部品を何ら追加する必要はない。
(5)本実施形態では、ナット44,46は、フロントハウジング30(支持壁43,45)に高さ方向に凹設された収容凹部43b,45bに埋め込まれることで、ブロック50及びフロントハウジング30の固定部に不要な突出部が生じることを抑制できる。また、収容凹部43b,45bにてナット44,46の回り止めをすれば、ボルト59,60による締結作業を円滑に行うことができる。
(6)本実施形態では、フロントハウジング30に駆動ケーブル32を案内するケーブルガイド47を設けたことで、部品点数を削減することができ、ひいてはコストを削減することができる。
(7)例えば、幅方向両側に配設された別体のブロックで機能ブラケットを挟んで該機能ブラケットを幅方向に位置決めする構造に比べ、幅方向の寸法精度を向上してがたの発生を抑制することができ、且つ、部品点数を削減することができる。また、このような構造を採用した場合に必要な、両側のブロックを一体化するための締結部材も不要である。
(8)例えば、機能ブラケットの高さ方向の位置決めを可動部品で行う構造の場合、該可動部品の移動を許容するための間隙が必要になってがた発生の要因となるが、このような要因を解消することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、ナット44,46及びボルト59,60の高さ方向の配置関係を逆にし、収容凹部43b,45bにボルト59,60の頭部を埋め込んでもよい。この場合、収容凹部43b,45bにてボルト59,60の頭部を回り止めすることが好ましい。
・前記実施形態において、ガイドレール22を挟んだブロック50及びフロントハウジング30を、カシメピンなどで締結してもよい。
・前記実施形態において、ブロック50及びフロントハウジング30の前端部の固定を、嵌合溝40a及び嵌合突部61の嵌合に代えて、適宜の締結具等で行ってもよい。
・前記実施形態において、一対のガイド溝55,56の形成に、フロントハウジング30とは別の専用部品を採用してもよい。
・前記実施形態において、一対のガイド溝55,56を形成する一対の側壁(側壁54)をフロントハウジング30に設けてもよい。
・前記実施形態において、ブロック50及びフロントハウジング30のいずれか一方を平板状に成形するとともに、いずれか他方をU字断面形状に成形し、これらブロック50及びフロントハウジング30のなす矩形状の断面によって一対のガイド溝を形成してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項3に記載の機能部品保持構造において、
前記第1部材及び前記第2部材は、これら第1部材及び第2部材間に挟んだ前記ガイドレールともども貫通するボルトのねじ部がナットに締め付けられて固定されており、
前記第1又は第2部材は、高さ方向に凹設されて前記ナット又は前記ボルトの頭部の埋め込まれる収容凹部を有することを特徴とする機能部品保持構造。同構成によれば、前記ナット又は前記ボルトの頭部は、前記第1又は第2部材に高さ方向に凹設された収容凹部に埋め込まれることで、前記第1及び第2部材の固定部に不要な突出部が生じることを抑制できる。
(ロ)請求項1〜4及び上記(イ)のいずれか一項に記載の機能部品保持構造において、
前記第1部材には、前記機能部品に駆動力を伝達するための駆動ケーブルを案内するケーブルガイドが一体形成されていることを特徴とする機能部品保持構造。同構成によれば、前記第1部材に前記駆動ケーブルを案内するケーブルガイドを設けたことで、部品点数を削減することができる。
本発明の一実施形態が適用されるサンルーフ装置の斜視図。 同実施形態を示す斜視図。 同実施形態を示す平面図。 (a)(b)は、図3のA−A線及びB−B線に沿った断面図。 図3のC−C線に沿った断面図。 図3のD−D線に沿った断面図。 図3のE−E線に沿った断面図。
符号の説明
11…車両ルーフ、30…フロントハウジング(第1部品、ハウジング)、22…ガイドレール、24…第2機能ブラケット(機能部品)、24a,24b…ガイド部、27…第2可動パネル(可動パネル)、36…底壁、39…延出壁(底壁)、40a…嵌合溝(嵌合凹部)、50…ブロック(第2部品)、51…蓋壁、53…段部(蓋壁)、54…側壁、55,56…ガイド溝、61…嵌合突部。

Claims (4)

  1. 車両ルーフの幅方向各側に設けられて可動パネルを支持する機能部品をガイドレールに導く機能部品保持構造であって、前記機能部品の幅方向両側に突設されたガイド部が幅方向及び高さ方向に位置決めされるように装着され該ガイド部を昇降させて前記ガイドレールに導く一対のガイド溝を備える機能部品保持構造において、
    底壁を有する第1部材と、
    蓋壁を有する第2部材と、
    前記底壁及び前記蓋壁のいずれか一方の幅方向両側から立設されて前記底壁及び前記蓋壁のいずれか他方に当接する一対の側壁とを備え、
    前記一対のガイド溝は、前記底壁と、前記蓋壁と、前記一対の側壁とで形成されていることを特徴とする機能部品保持構造。
  2. 請求項1に記載の機能部品保持構造において、
    前記第1部材もしくは前記第2部材のどちらか一方が、車両ルーフの幅方向に延在して両側の前記ガイドレールを連結するハウジングを兼用してなることを特徴とする機能部品保持構造。
  3. 請求項1又は2に記載の機能部品保持構造において、
    前記第1部材及び前記第2部材は、これら第1部材及び第2部材間に前記ガイドレールを挟んで固定されることを特徴とする機能部品保持構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の機能部品保持構造において、
    前記第1部材は、少なくとも上側が閉塞されて前後方向に凹設された嵌合凹部を有し、
    前記第2部材は、前後方向に突設されて前記嵌合凹部と嵌合する嵌合突部を有することを特徴とする機能部品保持構造。
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