JP6503581B2 - 岸壁クレーンおよび制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は走行装置の走行方向に対して横断する横行方向に移動可能に支持されるスライド式ブームを備えた岸壁クレーンおよび制御方法に関するものであり、詳しくは地震とともに停電が発生した場合であっても、走行装置のブレーキを解除して走行方向に移動可能な状態とすることで走行方向の地震動が伝達されることを抑制できる岸壁クレーンおよび制御方法に関するものである。
下端に走行装置を設置される脚構造体と、脚構造体に設置されるローラと、このローラ上に配置されて走行装置の走行方向に対して横断する横行方向にスライド可能に支持されるスライド式ブームとを備える岸壁クレーン(ロープロファイルクレーンともいう)に関して、制振機構を備えた構造が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1は、脚構造体に設置された流体シリンダの伸縮により、スライド式ブームとローラとの接触および接触解除を制御する岸壁クレーンを提案する。この岸壁クレーンは、荷役作業時などスライド式ブームを脚構造体に固定する場合は、流体シリンダを伸長させて、スライド式ブームを支持しつつ上方に移動させて、ローラとの接触を解除する。船舶の接岸時などスライド式ブームを横行方向に移動させる場合は、流体シリンダの収縮によりスライド式ブームを下方に移動させて、ローラ上に載置された状態とする。その後、スライド式ブームに連結されたワイヤロープを巻き取ったり繰り出したりすることで、スライド式ブームを横行方向に移動させる。
地震発生時には流体シリンダにかかる圧力をバルブ制御により開放して、流体シリンダをスライド式ブームの自重により収縮させることにより、スライド式ブームをローラ上に載置して横行方向に移動可能な状態とする。スライド式ブームは脚構造体に対して横行方向に自由に移動できるので、制振マスとして作用し、横行方向における岸壁クレーンの振動を減衰させる。つまり、この岸壁クレーンは制振効果を得ることができる。
一方で、地震発生時に走行装置に設置されたブレーキ機構によるブレーキを解除して、岸壁クレーンを走行方向に移動可能な状態とする岸壁クレーンがある。岸壁クレーンは走行方向に自由に移動できるので、走行方向の振動が岸壁クレーンに伝達されることを抑制できる。つまり、この岸壁クレーンは免震効果を得ることができる。
ブレーキ機構は、安全対策のため電気を供給したときにブレーキが解除され、電気が供給されていないときにブレーキをかけた状態となる構成を採用される場合がある。この場合、地震とともに停電が発生すると、ブレーキ機構によるブレーキを解除できず、走行方向における免震効果が得られない可能性がある。
特開2011−152998号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は地震とともに停電が発生した場合であっても、走行装置のブレーキを解除して走行方向に移動可能な状態とすることで走行方向の地震動が伝達されることを抑制できる岸壁クレーンおよび制御方法を提供
することにある。
上記の目的を達成する本発明の岸壁クレーンは、海側脚と陸側脚とを有する脚構造体と、この脚構造体の下端に取り付けられて前記海側脚と陸側脚との対向方向である横行方向に対して横断する走行方向に走行する走行装置と、この走行装置にブレーキをかけるブレーキ機構と、前記脚構造体の上部に回転可能な状態で設置されるローラと、このローラ上に配置されて前記横行方向にスライド可能に支持されるスライド式ブームと、前記脚構造体に設置されて前記スライド式ブームを支持しつつ上方に移動させて前記ローラとの接触を解除可能に構成された流体シリンダとを備える岸壁クレーンにおいて、前記流体シリンダに一端部が接続されて途中に第一開閉バルブを有する第一管路と、この第一管路の他端部に接続される発電機構とを備え、地震が発生したときに前記第一開閉バルブを開いて、前記流体シリンダのケーシング内部の流体を、前記第一管路を通じて前記発電機構のタービンに供給、回転させて発電し、発電した電気によって前記ブレーキ機構のブレーキを解除する構成を備えることを特徴とする。
上記の目的を達成する本発明の岸壁クレーンの制御方法は、下端に走行装置を設置された脚構造体の上部に、スライド式ブームを支持しつつ上方に移動させる流体シリンダを設置して、地震発生時に前記流体シリンダのケーシング内部の流体を排出して前記流体シリンダを収縮させるとともに、前記スライド式ブームを下方に移動させて前記脚構造体に設置されたローラ上に載置して、前記スライド式ブームをその延設方向である横行方向にスライド可能な状態とする岸壁クレーンの制御方法において、前記岸壁クレーンにタービンを有する発電機構を設置して、地震発生時に前記流体シリンダから排出される流体を前記タービンに供給、回転させて発電し、発電した電気によって前記走行装置のブレーキを解除することを特徴とする。
本発明によれば、地震とともに停電が発生した場合であっても、ケーシング内部の流体を利用して発電して、この電気によりブレーキを解除できる。ブレーキの解除により岸壁クレーンが走行方向に移動可能な状態となり、走行方向の地震動が岸壁クレーンに伝達されることを抑制できるので、停電発生時であっても岸壁クレーンは走行方向における免震効果を得ることができる。
地震発生時に発電機構のタービンに流体を供給する流体シリンダは、地震が発生していない平常時にスライド式ブームを横行方向にスライドさせたり、脚構造体に固定させたりする際に使用される。流体シリンダに不具合等があれば平常時に容易に発見することができ、修理等の対応を行なえるので、地震発生時に動力源となる流体が不足するなどの不具合を回避するには有利である。つまりブレーキ解除の動力源を、地震発生時にのみ使用するものではなく、平常時にも使用する流体とすることで、動力源の安定性を向上することができる。
流体シリンダの上端面が、流体シリンダの伸長によりスライド式ブームと接触して支持しつつ上方に移動させてスライド式ブームとローラとの接触を解除させるときの支持位置と、この支持位置よりも低い位置でありスライド式ブームがローラに接触する通常収縮位置とに移動可能に構成され、第一開閉バルブを開いたときに、流体シリンダから発電機構に流体を供給しつつ流体シリンダを収縮させて、上端面を前記支持位置から前記通常収縮位置まで降下させる構成にすることができる。
この構成によれば、流体シリンダの収縮にともない、スライド式ブームがローラ上に載置されて横行方向にスライド可能な状態となる。これによりスライド式ブームが制振マス
として機能するので、岸壁クレーンは横行方向における制振効果を得ることができる。
走行装置が、走行方向に延設されたレール上を転動する車輪を備える構成にすることができる。ブレーキ機構のブレーキ解除により、車輪がレール上を摺動および転動可能な状態となるので、岸壁クレーンを走行方向に移動させ易くなる。
流体シリンダが、流体を充填される筒状のケーシングと、このケーシングの軸方向にケーシングに対して摺動可能に配置されるロッドと、このロッドに設置されてケーシングの内部を軸方向に上室と下室とに分割するピストンとを有し、上室に流体を供給されたときに収縮して下室に流体を供給されたときに伸長する構成であり、岸壁クレーンが、上室に一端部が接続されて途中に第二開閉バルブを有する第二管路と、この第二管路の他端部に接続されるアキュムレータとを備え、アキュムレータが、上室または下室に流体が供給されるときに同時に流体を供給、加圧される構成であり、地震が発生したときに第二開閉バルブを開いて、アキュムレータ内の流体を、第二管路を通じて上室に供給するとともに、下室に接続される第一管路を通じて下室内の流体を排出することにより流体シリンダを収縮させて、流体シリンダの上端面を、スライド式ブームがローラに接触する通常収縮位置よりも低い位置である非常収縮位置まで降下させる構成にすることができる。
この構成によれば、アキュムレータから流体シリンダの上室に流体を供給することにより、流体シリンダをスライド式ブームの重量で収縮させるよりもさらに短く収縮させることができる。これにより流体シリンダから発電機構に供給される流体の流量が増加するので、発電機構により発電される電力量を増加させることができる。振動が長時間続くような地震の場合に、ブレーキが解除された状態を長時間維持するには有利である。
スライド式ブームがローラ上に載置されて移動している最中に地震が発生したとしても、アキュムレータから上室に流体を供給することにより流体シリンダを収縮させることができる。流体シリンダの上端面が通常収縮位置から非常収縮位置まで降下するので、下室の流体を発電機構に供給して発電することができる。
平常時に流体シリンダを伸縮させる度に、アキュムレータに流体を供給して加圧できるので、地震発生時にアキュムレータから上室に確実に流体を供給するには有利である。
本発明の岸壁クレーンの作業状態を例示する説明図である。 図1の岸壁クレーンの休止状態を例示する説明図である。 図1の岸壁クレーンをA矢視で例示する説明図である。 図1の岸壁クレーンの流体シリンダ近傍を拡大して例示する説明図である。 図4の流体シリンダが収縮した状態を例示する説明図である。 図1の岸壁クレーンの流体シリンダおよび圧力回路を例示する説明図である。 図6の流体シリンダおよび圧力回路の地震発生時の状態を例示する説明図である。 図6の圧力回路の別の実施形態を例示する説明図である。 図8の圧力回路の地震発生時の状態を例示する説明図である。
以下、本発明の岸壁クレーンおよび制御方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。尚、図中では岸壁クレーン1の走行方向を矢印y、走行方向yに対して直角に横断する横行方向を矢印x、上下方向を矢印zで示している。
図1〜図3に例示するように本発明の岸壁クレーン1は、一対の海側脚2と一対の陸側
脚3とこれら脚をそれぞれ連結する複数の水平部材とを有する脚構造体4と、この脚構造体4の下端に設置される走行装置5とを備えている。走行装置5は、複数の金属製の車輪6を備えていて、地面7に敷設されるレール8上を走行する。走行装置5は、海側脚2と陸側脚3との対向方向である横行方向xに対して直角に横断する走行方向yに走行する。
走行装置5には走行装置5にブレーキをかけるブレーキ機構9が設置されている。このブレーキ機構9は、レール8を把持するレールクランプで構成されている。ブレーキ機構9はこの構成に限定されず、走行装置5にブレーキをかけて岸壁クレーン1が走行方向yに移動することを防止する機能を有していればよい。ブレーキ機構9は、例えば地面7に形成される貫通孔にアンカーを挿入して岸壁クレーン1を固定するアンカーや、車輪6の回転を直接固定するドラムブレーキや、これらを組み合わせたものを含む。またブレーキ機構9は、走行装置5に設置される他に、脚構造体4の下面に設置される構成にしてもよい。したがってブレーキ機構9は、岸壁クレーン1にブレーキをかけたり解除したりする機能を有するともいえる。
脚構造体4の上方には、走行方向yに延びる回転軸により回転可能な状態に軸支されるローラ10が設置されている。このローラ10上にはスライド式ブーム11が設置されていて、スライド式ブーム11はローラ10によりスライド式ブーム11の延設方向である横行方向xにスライド可能に支持されている。ローラ10は、一対の海側脚2および一対の陸側脚3の近傍にそれぞれ設置されている。
図1に例示するように岸壁に接岸したコンテナ船等の船舶12との間で、コンテナ等の被搬送物を荷役する荷役作業時には、スライド式ブーム11は海側(図1右方)に移動してせり出した作業状態となる。荷役作業が完了して船舶12が離岸する際には、船舶12の船橋とスライド式ブーム11との接触を避けるために、図2に例示するようにスライド式ブーム11は陸側(図2左方)に移動して休止状態となる。
ローラ10上に載置されたスライド式ブーム11の移動は、図示しないワイヤロープの繰り出しおよび巻き取りにより行われる。このときローラ10は、スライド式ブーム11との摩擦により受動的に回転する。スライド式ブーム11は、船舶12の接岸および離岸の度に移動することになり、この移動は頻繁に行なわれる。
図4および図5に例示するようにこの実施形態では、二つで一組に構成されたローラ10が一対の海側脚2の内側側面に設置されている。陸側脚3にも同様にローラ10が設置されている。二つのローラ10の間には、例えば油圧シリンダやエアーシリンダなどの伸縮方向を上下方向zとする流体シリンダ13が設置されている。海側脚2および陸側脚3にそれぞれ設置されるローラ10の数は、上記に限らず適宜変更可能であり、一つでもよく三つ以上でもよい。
スライド式ブーム11が作業状態や休止状態にあるとき即ち横行方向xの移動が完了した後は、図4に例示するように流体シリンダ13が伸長してスライド式ブーム11の下面を支持しつつ上方に移動させる。スライド式ブーム11は、ローラ10との接触が解除されて流体シリンダ13に支持されるので、流体シリンダ13の上端面14とスライド式ブーム11との間に発生する摩擦により脚構造体4に固定された状態となる。このとき流体シリンダ13の上端面14は、上下方向zにおいてローラ10の上端よりも高い位置となり、この位置を以下、支持位置P1と呼ぶ。
上端面14は、スライド式ブーム11を下方から支持する構成であれば、スライド式ブーム11の下面に限らず他の場所と接触して支持する構成にしてもよい。この構成の場合は、流体シリンダ13がスライド式ブーム11を支持してローラ10との接触を解除させている際に、上端面14のある位置が支持位置P1となる。
スライド式ブーム11を横行方向xに移動させるときには、図5に例示するように流体シリンダ13が収縮してスライド式ブーム11を下方に移動させてローラ10に接触させる。ローラ10上に載置されたスライド式ブーム11は、流体シリンダ13の上端面14との接触が解除されてローラ10に支持されるので、横行方向xに移動可能な状態となる。このとき流体シリンダ13の上端面14は、上下方向zにおいてローラ10の上端と同じ高さまたは低い位置となり、この位置を以下、通常収縮位置P2と呼ぶ。
上端面14がスライド式ブーム11の下面以外を支持する場合には、スライド式ブーム11がローラ10と接触する状態まで収縮したときの流体シリンダ13の上端面14のある位置が通常収縮位置P2となる。
図4に例示するように流体シリンダ13が伸長してスライド式ブーム11を固定しているときに地震が発生した場合は、スライド式ブーム11の重量により流体シリンダ13を下方に押して収縮させて、流体シリンダ13の上端面14を図5に例示する通常収縮位置P2まで降下させる。流体シリンダ13の収縮により、スライド式ブーム11はローラ10上に載置されて横行方向xに移動可能な状態となる。
流体シリンダ13の大きさは、スライド式ブーム11の重量等により適宜変更できるが、例えば直径200〜500mm程度の円柱形状であり、支持位置P1から通常収縮位置P2まで距離は50〜200mm程度とすることができる。
図6および図7に例示するように流体シリンダ13は、流体を充填される筒状のケーシング15と、このケーシング15の軸方向にこのケーシング15に対して摺動可能に配置されるロッド16と、このロッド16に設置されてケーシング15の内部を軸方向に上室17と下室18とに分割するピストン19とを有している。
この実施形態ではケーシング15が脚構造体4側に固定され、ロッド16の上端面14がスライド式ブーム11を支持する。流体シリンダ13の設置方向はこの構成に限定されず、倒立状態で配置して例えばロッド16が脚構造体4側に固定され、ケーシング15の端面を上端面14としてスライド式ブーム11を支持する構成にしてもよい。
流体シリンダ13に接続される油圧回路等の圧力回路20は、流体シリンダ13に供給する油等の流体を貯留するタンク21と、一端をタンク21に接続される供給配管22と、供給配管22の途中に設置されるポンプ23と、供給配管22の他端に接続される切替バルブ24とを備えている。また圧力回路20は、切替バルブ24と流体シリンダ13の下室18とを接続する下室配管25と、流体シリンダ13の上室17と切替バルブ24とを接続する上室配管26と、切替バルブ24とタンク21とを接続する回収配管27とを備えている。
切替バルブ24は、例えばソレノイドバルブで構成される。この実施形態のソレノイドバルブは、電気の供給により連通させる配管を切り替え、停電等により電気が供給されない場合は併設されるバネにより各配管を閉止する中立位置で停止する構成を備えている。切替バルブ24はこの構成に限らず、供給配管22から供給される流体を下室配管25または上室配管26に選択的に供給して、流体シリンダ13の伸縮を制御する機能を有していればその他のバルブで構成してもよい。
流体シリンダ13を伸長させる場合は、切替バルブ24の切り替えにより供給配管22と下室配管25とを連通させ、ポンプ23を介して下室18に流体を供給する。ポンプ2
3の大きさは流体シリンダ13の大きさや流体シリンダ13が支持すべきスライド式ブーム11の重量等により適宜変更できる。例えば岸壁クレーン1に四つ脚にそれぞれ流体シリンダ13が設置されて、流体シリンダ13の直径が350mmでありスライド式ブーム11の重量が500t程度の場合は、10〜30MPa、望ましくは20〜25MPaの圧力で流体を供給できるポンプ23を設置する。
流体を供給された下室18は拡大してピストン19を押し上げるので、流体シリンダ13が伸長する。他方で、切替バルブ24の切り替えにより上室配管26と回収配管27とが連通するので、流体シリンダ13の伸長にともない縮小した上室17からタンク21に流体が移動する。
流体シリンダ13の上端面14が支持位置P1まで上昇した後に、切替バルブ24の切り替えにより下室配管25および上室配管26を閉止する。下室18が切替バルブ24により密閉され内部の流体の圧力が維持されるので、支持位置P1にある上端面14に支持されるスライド式ブーム11は、ローラ10と接触しない状態に維持される。
流体シリンダ13を収縮させる場合は、切替バルブ24の切り替えにより供給配管22と上室配管26とを連通させ、ポンプ23を介して上室17に流体を供給する。上室17の拡大によりピストン19が押し下げられ、流体シリンダ13が収縮する。縮小する下室18から排出される流体は、下室配管25、切替バルブ24および回収配管27を通じてタンク21に回収される。流体シリンダ13を収縮させるときに、切替バルブ24の切り替えのみでポンプ23を作動させずに、スライド式ブーム11の重量により流体シリンダ13を収縮させる構成にしてもよい。
流体シリンダ13の上端面14が通常収縮位置P2まで下降した後に、切替バルブ24の切り替えにより下室配管25および上室配管26の端部を閉止する。上端面14が通常収縮位置P2まで下降しているので、スライド式ブーム11はローラ10と接触した状態となる。
本発明の岸壁クレーン1の圧力回路20は、上記の構成に加えて流体シリンダ13の下室18に一端を接続される排出管(第一管路)28と、排出管28の途中に設置される第一開閉バルブ29と、排出管28の他端に接続される発電機構30とを備えている。発電機構30は、排出管28を通過する流体の運動エネルギーを電気に変換するタービン31と、タービン31の回転軸に連結されるダイナモ32とを備えている。第一開閉バルブ29は、例えばソレノイドバルブで構成される。第一開閉バルブ29はこの構成に限らず、平常時は排出管28を閉止して、地震発生時に開放する機能を有していればその他のバルブで構成してもよい。
タービン31は、排出管28を通過する流体の運動エネルギーにより回転する水車などで構成され、このタービン31に連結されるダイナモ32はタービン31の回転により発電する。タービン31を通過した流体は、タンク21に戻される。発電機構30は、ブレーキ機構9とケーブル33で接続されている。
流体シリンダ13が伸長して上端面14が支持位置P1にあるときに地震が発生した場合、地震の発生にともない第一開閉バルブ29が開放される。第一開閉バルブ29は、例えば岸壁クレーン1等に設置される加速度センサや緊急地震速報からの信号に基づき開放する構成を有している。また停電が発生して第一開閉バルブ29への電力供給が途絶えたときに、併設されるバネにより自動的に開放する構成を有している。
図7に例示するようにこのとき切替バルブ24は各管路を閉止した状態となる。第一開
閉バルブ29の開放により、ケーシング15内部の下室18から流体が排出管28を通じてタービン31に流れ込むので、下室18の圧力が開放されて、スライド式ブーム11の重量に押された流体シリンダ13のロッド16が下がっていく。流体シリンダ13の上端面14は、スライド式ブーム11に押されて支持位置P1から通常収縮位置P2に向かって降下する。
流体シリンダ13に充填される流体が、例えば油や水など圧力変化に対して体積がほとんど変化しない流体で構成される場合は、ケーシング15または上室配管26に外気を取り込むことができるバルブ等を設置して、流体シリンダ13が収縮するときに外気を上室17内に取り込む構成にしてもよい。この構成により流体シリンダ13が収縮するときに、上室17内が低圧状態となることを回避して、流体シリンダ13を収縮させ易くなる。流体シリンダ13が収縮するときに上室17内の圧力変化を解消できる構成であれば、上記の外気を取り込むバルブを設置する構成に限らず、他の構成を採用してもよい。
下降したスライド式ブーム11がローラ10に接触すると、ロッド16はさらに下方に押されることがないので、上端面14は通常収縮位置P2で停止する。下室18内部の流体が、排出管28を介してタービン31に供給されるので、通過する流体によりタービン31が回転して、この回転がダイナモ32に伝達される。発電機構30の構成はタービン31とダイナモ32との組み合わせに限らず、排出管28を通過する流体により発電する構成を有していればよい。例えばダイナモ32の代わりにコイルを設置してタービン31に磁石を設置して、電磁誘導により非接触で発電を行なう構成にしてもよい。
ダイナモ32で発電した電気はケーブル33を介してブレーキ機構9に供給され、ブレーキ機構9はこの電気を動力としてブレーキを解除する。ブレーキ機構9がレールクランプで構成されている場合は、供給された電力によりクランプを開いてレール8を開放する。ブレーキ機構9がアンカーで構成されている場合は、電気を動力としてこのアンカーを地面7の貫通孔から引き抜く。
ブレーキを解除された岸壁クレーン1は、車輪6がレール8上を摺動したり転動したりすることにより、走行方向yに移動可能な状態となるので、走行方向yの地震動が岸壁クレーン1に伝達されることを抑制できる。
走行装置5の車輪6は、レール8上を転動する金属製の車輪6に限らず、地面7上を転動するゴムタイヤで構成してもよい。この場合は発電した電気でゴムタイヤを直接拘束するブレーキ機構によるブレーキを解除することにより、ゴムタイヤを転動可能な状態として、走行方向yの地震動が岸壁クレーン1に伝達されることを抑制できる。
発電機構30で発電した電気によりブレーキを解除できるので、地震とともに電源を喪失した場合であっても、岸壁クレーン1を走行方向yに移動可能な状態とすることができる。岸壁クレーン1の免震性能を向上するには有利である。
また地震発生時にタービン31に流体を供給する流体シリンダ13は、平常時にスライド式ブーム11を横行方向xにスライドさせたり、脚構造体4に固定させたりするときに使用される。流体シリンダ13や圧力回路20などに不具合等があれば、平常時に容易に知ることができ修理等の対応を行なえるので、ブレーキを解除するための動力源となる流体が地震時に不足するなどの不具合を回避するには有利である。つまりブレーキ解除の動力源を、地震発生時にのみ使用するものではなく、平常時にも使用する流体とすることで、動力源の安定性を向上することができる。流体シリンダ13や圧力回路20の頻繁なメンテナンスも不要となるので、岸壁クレーン1の維持費を抑制するには有利である。
図8および図9に例示するように供給配管22と上室17との間に補助配管(第二管路)34を接続して、この補助配管34にポンプ23に近い側から順番にアキュムレータ35と、第二開閉バルブ36とを設置する構成にしてもよい。アキュムレータ35は例えば油や水や空気などの流体を貯留する機能を有している。第二開閉バルブ36は、第一開閉バルブ29と同様に例えばソレノイドバルブで構成される。第二開閉バルブ36はこの構成に限らず、平常時は補助配管34を閉止して、地震発生時に開放する機能を有していればその他のバルブで構成してもよい。
この実施形態では補助配管34の途中でありポンプ23とアキュムレータ35との間に逆止弁37が設置されている。この逆止弁37はアキュムレータ35からポンプ23に流体が逆流することを防止する機能を有している。
スライド式ブーム11を移動させる際には、図8に例示するようにポンプ23から切替バルブ24を介して流体シリンダ13の上室17に流体を供給する。流体を供給された上室17の拡大にともないロッド16が下がるので、流体シリンダ13が収縮する。このとき流体シリンダ13の上端面14は通常収縮位置P2まで下がる。
同時にポンプ23からアキュムレータ35に流体が供給される。地震が発生していない平常時には、第二開閉バルブ36は閉止されているので、ポンプ23からアキュムレータ35に流体が供給され加圧される。流体シリンダ13の収縮が完了した後はポンプ23を停止して、切替バルブ24により上室配管26および下室配管25が閉止される。このときアキュムレータ35は一方を第二開閉バルブ36で閉止され、他方を逆止弁37により閉止される状態となるので、アキュムレータ35内の流体の圧力は維持される。
流体シリンダ13を伸長させて、スライド式ブーム11を脚構造体4に固定する際にも、上記と同様にアキュムレータ35に流体が供給されて加圧される。即ちアキュムレータ35は、流体シリンダ13を伸縮させる制御の度に流体が供給され加圧される。
スライド式ブーム11を移動させている最中など、流体シリンダ13の上端面14が通常収縮位置P2にあるときに地震が発生した場合、地震発生にともない第一開閉バルブ29および第二開閉バルブ36が開放される。
第二開閉バルブ36は、第一開閉バルブ29と同様に例えば岸壁クレーン1等に設置される加速度センサや緊急地震速報からの信号に基づき開放する構成を有している。また停電が発生して第二開閉バルブ36への電力供給が途絶えたときに、併設されるバネにより自動的に開放する構成を有している。
図9に例示するように第二開閉バルブ36の開放により、アキュムレータ35から流体シリンダ13の上室17に流体が供給され、流体シリンダ13が収縮する。このとき流体シリンダ13の上端面14は、通常収縮位置P2よりも低い非常収縮位置P3まで降下する。
流体シリンダ13の収縮にともない下室18から流体が排出され、開放された第一開閉バルブ29を通じてタービン31に流体が供給される。これにより発電機構30は発電して、発電機構30から電気を供給されたブレーキ機構9は走行装置5のブレーキを解除する。
流体シリンダ13の上端面14が通常収縮位置P2にある場合、即ちスライド式ブーム11を移動させている最中は、スライド式ブーム11はローラ10と接触している状態となるので、スライド式ブーム11がこれ以上ロッド16を下方に押込むことがない。その
ため地震の発生にともない第一開閉バルブ29を開放しても、下室18からタービン31に十分な流体を供給できないおそれがある。
この実施形態では地震発生時にアキュムレータ35から上室17に流体を供給することにより、流体シリンダ13の上端面14を通常収縮位置P2よりも低い位置まで移動させることができる。この流体シリンダ13の収縮により、下室18から十分な量の流体をタービン31に供給できるので、ブレーキ機構9のブレーキを解除するための電力を十分に発電することが可能となる。
アキュムレータ35は、流体シリンダ13を伸長または収縮させる度に流体が供給され加圧される。そのためアキュムレータ35内の流体を高圧に維持し易くなる。
スライド式ブーム11を脚構造体4に固定しているとき、即ち流体シリンダ13の上端面14が支持位置P1にあるときに地震が発生した場合、流体シリンダ13はスライド式ブーム11の自重により押込まれて収縮するとともに、アキュムレータ35から上室17への流体供給によっても収縮する。上端面14は支持位置P1から非常収縮位置P3まで降下することになる。
アキュムレータ35が設置されていない実施形態に比べて、下室18から排出される流体の流量が増加するので、発電機構30による発電量が多くなる。ブレーキ機構9に供給される電気の量が増えて、より長い時間ブレーキを解除することができるので、長時間にわたる地震動が発生したとしても、岸壁クレーン1はブレーキを解除し続けて免震効果を得ることができる。
1 岸壁クレーン
2 海側脚
3 陸側脚
4 脚構造体
5 走行装置
6 車輪
7 地面
8 レール
9 ブレーキ機構
10 ローラ
11 スライド式ブーム
12 船舶
13 流体シリンダ
14 上端面
15 ケーシング
16 ロッド
17 上室
18 下室
19 ピストン
20 圧力回路
21 タンク
22 供給配管
23 ポンプ
24 切替バルブ
25 下室配管
26 上室配管
27 回収配管
28 排出管(第一管路)
29 第一開閉バルブ
30 発電機構
31 タービン
32 ダイナモ
33 ケーブル
34 補助配管(第二管路)
35 アキュムレータ
36 第二開閉バルブ
37 逆止弁
P1 支持位置
P2 通常収縮位置
P3 非常収縮位置

Claims (7)

  1. 海側脚と陸側脚とを有する脚構造体と、この脚構造体の下端に取り付けられて前記海側脚と陸側脚との対向方向である横行方向に対して横断する走行方向に走行する走行装置と、この走行装置にブレーキをかけるブレーキ機構と、前記脚構造体の上部に回転可能な状態で設置されるローラと、このローラ上に配置されて前記横行方向にスライド可能に支持されるスライド式ブームと、前記脚構造体に設置されて前記スライド式ブームを支持しつつ上方に移動させて前記ローラとの接触を解除可能に構成された流体シリンダとを備える岸壁クレーンにおいて、
    前記流体シリンダに一端部が接続されて途中に第一開閉バルブを有する第一管路と、この第一管路の他端部に接続される発電機構とを備え、
    地震が発生したときに前記第一開閉バルブを開いて、前記流体シリンダのケーシング内部の流体を、前記第一管路を通じて前記発電機構のタービンに供給、回転させて発電し、発電した電気によって前記ブレーキ機構のブレーキを解除する構成を備えることを特徴とする岸壁クレーン。
  2. 前記流体シリンダの上端面が、前記流体シリンダの伸長により前記スライド式ブームと接触して支持しつつ上方に移動させて前記スライド式ブームと前記ローラとの接触を解除させるときの支持位置と、この支持位置よりも低い位置であり前記スライド式ブームが前記ローラに接触する通常収縮位置とに移動可能に構成され、
    前記第一開閉バルブを開いたときに、前記流体シリンダから前記発電機構に流体を供給しつつ前記流体シリンダを収縮させて、前記上端面を前記支持位置から前記通常収縮位置まで降下させる請求項1に記載の岸壁クレーン。
  3. 前記走行装置が、前記走行方向に延設されたレール上を転動する車輪を備える請求項1または2に記載の岸壁クレーン。
  4. 前記流体シリンダが、流体を充填される筒状のケーシングと、このケーシングの軸方向に前記ケーシングに対して摺動可能に配置されるロッドと、このロッドに設置されて前記ケーシングの内部を前記軸方向に上室と下室とに分割するピストンとを有し、前記上室に流体を供給されたときに収縮して前記下室に流体を供給されたときに伸長する構成であり、
    前記岸壁クレーンが、前記上室に一端部が接続されて途中に第二開閉バルブを有する第二管路と、この第二管路の他端部に接続されるアキュムレータとを備え、
    前記アキュムレータが、前記上室または前記下室に流体が供給されるときに同時に流体を供給、加圧される構成であり、
    地震が発生したときに前記第二開閉バルブを開いて、前記アキュムレータ内の流体を、前記第二管路を通じて前記上室に供給するとともに、前記下室に接続される前記第一管路を通じて前記下室内の流体を排出することにより前記流体シリンダを収縮させて、
    前記流体シリンダの上端面を、前記スライド式ブームが前記ローラに接触する通常収縮位置よりも低い位置である非常収縮位置まで降下させる請求項1〜3のいずれかに記載の岸壁クレーン。
  5. 下端に走行装置を設置された脚構造体の上部に、スライド式ブームを支持しつつ上方に移動させる流体シリンダを設置して、地震発生時に前記流体シリンダのケーシング内部の流体を排出して前記流体シリンダを収縮させるとともに、前記スライド式ブームを下方に移動させて前記脚構造体に設置されたローラ上に載置して、前記スライド式ブームをその延設方向である横行方向にスライド可能な状態とする岸壁クレーンの制御方法において、
    前記岸壁クレーンにタービンを有する発電機構を設置して、地震発生時に前記流体シリンダから排出される流体を前記タービンに供給、回転させて発電し、発電した電気によっ
    て前記走行装置のブレーキを解除することを特徴とする岸壁クレーンの制御方法。
  6. 前記流体シリンダから前記タービンに流体を供給するときに、前記流体シリンダの上端面を、前記スライド式ブームを支持して前記ローラとの接触を解除させる支持位置から、この支持位置よりも低い位置であり前記スライド式ブームが前記ローラに接触する通常収縮位置まで降下させる請求項5に記載の岸壁クレーンの制御方法。
  7. 前記流体シリンダを、流体を充填される筒状の前記ケーシングにこのケーシングの軸方向に摺動可能にロッドを配置して、前記ケーシングの内部を上室と下室とに分割するピストンを前記ロッドに設置して、前記上室に流体を供給されたときに収縮して前記下室に流体を供給されたときに伸長する構成として、
    前記上室または前記下室に流体を供給するときに同時に流体を供給、加圧されるアキュムレータを前記上室に接続して、地震が発生したときに前記アキュムレータから前記上室に流体を供給して前記流体シリンダを収縮させ、前記流体シリンダの上端面を、前記スライド式ブームが前記ローラに接触する通常収縮位置よりも低い位置である非常収縮位置まで降下させる請求項5または6に記載の岸壁クレーンの制御方法。
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