JP5428584B2 - シャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構 - Google Patents

シャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構 Download PDF

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Description

本発明は、シャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構(免震機構、制振機構)に関するものである。
岸壁に設置されてコンテナの荷役に使用されるコンテナクレーンの一種に、シャトルブーム式コンテナクレーンがある(例えば、特許文献1参照)。
このシャトルブーム式コンテナクレーンは、岸壁に沿って走行する走行架台に支持されて、ブームがバドミントンの羽根(シャトル)のように海側と陸側の間を移動する構造のコンテナクレーンである。ブームが起伏する起伏ブーム式コンテナクレーンに比べて、コンテナクレーン全体の高さを低くできるという特長がある。
このようなシャトルブーム式コンテナクレーンの一例を図1〜図5に示す。図1はその全体構成図であり、図2〜図5は要部拡大図である。
図1(a)に側面図、図1(b)に正面図、図1(c)に部分側面図を示すように、このシャトルブーム式コンテナクレーン10は、岸壁1に接岸した船舶2に対してコンテナ3の荷役を行うものであり、岸壁に沿って走行台車11bにより走行する門型の走行架台(脚部)11と、走行架台11に支持されて海側と陸側の間を移動(前進、後退)するシャトルブーム12と、シャトルブーム12に懸架してコンテナ3の吊り上げ・吊り下げを行いながら移動するトロリ13とを備えている。
なお、図1(a)は、シャトルブーム12が海側に最も前進した状態を示しており、図1(c)は、シャトルブーム12が陸側に最も後退した状態を示している。
そして、図2は図1(b)におけるA部の拡大図、図3は図1(a)におけるB部、C部の拡大図であり、シャトルブーム12の移動のための走行機構を示している。
図2、図3に示すように、走行架台11に設置されているブーム支持部材11aの上面に車輪21が設置されているとともに、シャトルブーム12の下面にレール22が取り付けられており、車輪21上をレール22が滑走しながらシャトルブーム12が移動(前進、後退)するようになっている。
また、図4は図1(a)におけるD部の近傍を示す拡大図、図5は図1(a)におけるD部の拡大斜視図であり、シャトルブーム12の移動のための駆動機構を示している。
図4、図5に示すように、走行架台11の上端部にドラム23が設置されており、一端がシャトルブーム12上面の海側の係留点25aに係留された海側ワイヤ24aと、一端がシャトルブーム12上面の陸側の係留点25bに係留された陸側ワイヤ24bとをドラム23で巻き取り/巻き離しすることによって、シャトルブーム12を駆動している。なお、図5において、26はドラム23の駆動モータ、27はその変速機であり、28はドラム23のブレーキである。
ちなみに、シャトルブーム12の定常的な停止位置は、図1(a)に示した海側に最も前進した位置(最前進位置)と、図1(c)に示した陸側に最も後退した位置(最後退位置)であり、シャトルブーム12がこれらの停止位置(最前進位置、最後退位置)に位置した時は、ドラム23にブレーキ28を掛けて、シャトルブーム12を固定している。
なお、図5においては、中心線CLを挟んで左右対称になっているのだが、ここでは、対称になっている部分は図示していない。
このようなシャトルブーム式コンテナクレーンについて、その耐震性能を考える際に、これまで、コンテナクレーンの耐震技術(免震技術・制振技術)が多数提案されている。
例えば、特許文献2には、走行架台の下端部に位置する走行装置とその上方に位置する本体構造との間に免震装置(例えば、積層ゴム)を介在させる免震技術が提案されている。
また、特許文献3には、走行架台の構造体斜材に変位の自由度を持たせて、走行架台を柔軟な構造にする免震技術が提案されている。
また、特許文献4には、コンテナクレーンの機械室自体を制振用の質量とした制振装置を用いる制振技術が提案されている。
特開平06−092465号公報 特開2004−210546号公報 特開2003−012275号公報 特開平08−324967号公報
しかしながら、上記の特許文献2〜4に記載の耐震技術(免震技術・制振技術)は、ブームが起伏する起伏ブーム式コンテナクレーンを念頭においており、ブームが往復移動するシャトルブーム式コンテナクレーンに適用するには、以下のような問題がある。
まず、特許文献2に記載のような、走行装置と本体構造との間に免震装置を設置する免震技術を適用する場合であるが、シャトルブーム式コンテナクレーンは、ブーム(シャトルブーム)が走行架台に片持ち支持されているという構造上の制約があり、走行架台が強固な構造になることから、全体重量が起伏ブーム式コンテナクレーンの1.5〜2倍の重量になる。そのため、地震波の卓越振動周期(2秒程度)から免震させるために、固有周期を4秒程度に伸ばそうとすると、全体重量が大きいために、走行装置と本体構造との間に設置する免震装置のストロークを相当大きくする必要があり、実際的には適用することが難しい。
また、特許文献3に記載のような、走行架台を柔軟な構造にする免震技術を適用する場合であるが、走行架台に支持されてブームが往復移動することから、走行架台を強固な構造にする必要があるため、柔軟な構造にするのは難しく、免震効果があまり期待できない。
さらに、特許文献4のような、機械室自体を制振質量とする制振技術を適用する場合であるが、本来強固に固定されているべき機械室を地震時に揺動可能にするようにしているので、通常時に何かの拍子で機械室が揺動して、本来の機能を果たせなくなる危険性を内在している。すなわち、機械室は本来の機能であるクレーンの巻き上げ、トロリの横行等を行うことが必要であり、それらの機能は機械室からワイヤーロープを介して行っているのであるが、通常時に機械室を固定し地震時に破断する破断用部材が通常の荷役作業での振動等によって破断して、機械室が揺れ動き、それらのワイヤーロープも揺れ動くこととなり、本来の機能を果たせなくなることが想定される。したがって、実用的であるとは言い難い。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、シャトルブーム式コンテナクレーンの耐震性能を的確に向上させることができるシャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構(免震機構・制振機構)を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]岸壁に沿って走行する走行架台と、該走行架台に支持されて海側と陸側の間を移動するシャトルブームを備えたシャトルブーム式コンテナクレーンにおける耐震機構であって、通常時は、所定の停止位置に位置した時に拘束手段によって拘束されているシャトルブームについて、地震検知手段からの地震発生情報に基づいて、シャトルブームに対する前記拘束手段による拘束を解除することを特徴とするシャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構。
[2]シャトルブームが所定の停止位置に位置した時にシャトルブームに連結するようにバネ要素とダンパー要素を設置して、シャトルブームとバネ要素とダンパー要素で制振装置を構成しておき、地震検知手段からの地震発生情報に基づいて、シャトルブームに対する前記拘束手段による拘束を解除して、前記シャトルブームとバネ要素とダンパー要素で構成された制振装置を作動させることを特徴とする前記[1]に記載のシャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構。
[3]前記ダンパー要素の減衰係数が可変になっていて、地震力検出手段からの地震力情報に基づいて、前記ダンパー要素の減衰係数を調整することを特徴とする前記[2]に記載のシャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構。
[4]地震検知手段からの地震発生情報に基づいて、シャトルブームに対する前記拘束手段による拘束を解除するとともに、地震力検出手段からの地震力情報に基づいて、地震力を打ち消す力をシャトルブームに付与することを特徴とする前記[1]に記載のシャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構。
本発明においては、シャトルブーム式コンテナクレーンの耐震性能を的確に向上させることができる。
シャトルブーム式コンテナクレーンの全体構成図である。 シャトルブーム式コンテナクレーンの部分拡大図である。 シャトルブーム式コンテナクレーンの部分拡大図である。 シャトルブーム式コンテナクレーンの部分拡大図である。 シャトルブーム式コンテナクレーンの部分拡大図である。 本発明の実施形態1を示す図である。 本発明の実施形態2を示す図である。 本発明の実施形態3を示す図である。 本発明の実施形態3を示す図である。 本発明の実施形態3を示す図である。 本発明の実施形態3を示す図である。 本発明の実施形態4を示す図である。 本発明の実施形態4を示す図である。 本発明の実施形態を用いた制御モデルを示す図である。
本発明の基本的な考え方は、シャトルブーム式コンテナクレーンの耐震性能を的確に向上させるために、常時は、所定の停止位置に位置した時に拘束手段(ブレーキ)によって拘束・固定されているシャトルブームについて、地震発生時に、そのブレーキを解除して、シャトルブーム自体を免震要素・制振要素(免震質量・制振質量)として機能させるようにしたものである。
したがって、本発明においては、前記特許文献2に記載の免震技術を適用しようとした場合のような、シャトルブーム式コンテナクレーンの全体重量が重いことによる問題や、前記特許文献3に記載の免震技術を適用しようとした場合のような、シャトルブーム式コンテナクレーンの走行架台が強固な構造であることによる問題は生じない。
また、もともとシャトルブームは適宜ブレーキを解除して移動することを前提にしているので、前記特許文献4に記載の制振技術のような、本来強固に固定しておくべき機械室を揺動可能にすることによって生じる問題は回避される。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて述べる。
まず、本発明の実施形態において対象とするシャトルブーム式コンテナクレーンは、前述の図1〜図5に示したものである。したがって、ここでの説明は省略する。
なお、図1(a)に示すように、走行架台11の下端部と、シャトルブーム12の下面に、それぞれ地震検知センサ91、92が取り付けられている。地震検知センサ91、92としては、速度センサあるいは加速度センサが用いられる。また、必要に応じて、地震検知センサ(速度センサ、加速度センサ)91、92を地震力検出センサとして地震力の検出にも使用する。
[実施形態1]
本発明の実施形態1を図6に示す。
前述したように、通常時は、シャトルブーム12は、所定の停止位置(最前進位置、最後退位置)に位置した時にブレーキ28によって固定されているが、この実施形態1においては、図6に示すように、地震検知センサ91、92から地震検知信号が発せられると、ブレーキ28を解除して、シャトルブーム12が揺動できるようにしている。
このシャトルブーム12の揺動によって、シャトルブーム式コンテナクレーン10に作用する地震力を受け流すようにしている。すなわち、シャトルブーム12自体を免震装置として利用している。
[実施形態2]
本発明の実施形態2を図7に示す。
この実施形態2においては、図7に示すように、走行架台11に設置されているブーム支持部材11aの上面に、一端が連結用台車32に接続し他端がブーム支持部材11aに固定されたバネ33およびダンパー34を配置するとともに、シャトルブーム12にラッチシリンダ31を取り付ける。その際、シャトルブーム12が所定の停止位置(最前進位置、最後退位置)に位置した時に、ラッチシリンダ31が連結用台車32に連結するようにしておく。なお、図7中の35は、連結用台車32の位置を微調整して固定するための固定シリンダである。
これによって、シャトルブーム12が所定の停止位置に位置した時に、ラッチシリンダ31と連結用台車32が連結して、シャトルブーム12(制振質量)とバネ33とダンパー34による制振装置(動吸振器)が形成される。
そして、地震検知センサ91、92から地震検知信号が発せられると、シャトルブーム12のブレーキ28を解除するとともに、固定シリンダ35を連結用台車32から切り離して、シャトルブーム12とバネ33とダンパー34による制振装置を作動させる。
これによって、シャトルブーム式コンテナクレーン10に作用する地震力に対して、パッシブ制御を行うことになる。
なお、上記において、ダンパー34の減衰係数を可変にしておき、地震力検出センサ91、92が検出した地震力情報に応じて、ダンパー34の減衰係数を調整するようにしてもよい。
これによって、シャトルブーム式コンテナクレーン10に作用する地震力に対して、セミアクティブ制御を行うことができる。
[実施形態3]
本発明の実施形態3を図8〜図11に示す。
この実施形態3は、シャトルブーム12を制振質量として、電動モータ(発電機)と電気回路、あるいは、油圧モータと油圧回路を用いて制振制御を行うものである。
図8(a)に側面図、図8(b)に横断面を示すように、シャトルブーム12の下面にラック41を取り付けるとともに、走行架台11に設置されているブーム支持部材11aの上面にピニオン42を設置する。その際、シャトルブーム12が所定の停止位置(最前進位置、最後退位置)に位置した時に、ラック41とピニオン42が噛み合うようにしておく。
そして、ピニオン42に制御装置43を接続しておく。その制御装置43は、図9(a)に示すような、変速機44aと発電機(電動モータ)45aと電気回路46aによる制御装置43aか、図9(b)に示すような、変速機44bと油圧モータ45bと油圧回路46bによる制御装置43bである。なお、制御装置43a、43bにはクラッチ47a、47bが設けられており、制御装置43a、43bを作動させたい時に、クラッチ47a、47bを繋ぐようになっている。
そして、図10は、図9(a)に示した、発電機(電動モータ)45aと電気回路46aによる制御装置43aを用いる場合の制御状態を示す図であり、図10(a)は、電気回路のバネ要素とダンパー要素によってパッシブ制御を行う場合、図10(b)は、そのダンパー要素を可変にしてセミアクティブ制御を行う場合、図10(c)は、地震力を打ち消すように電動モータを駆動してアクティブ制御を行う場合である。
同様に、図11は、図9(b)に示した、油圧モータ45bと油圧回路46bによる制御装置43bを用いる場合の制御状態を示す図であり、図11(a)は、油圧回路のバネ要素とダンパー要素によってパッシブ制御を行う場合、図11(b)は、そのダンパー要素を可変にしてセミアクティブ制御を行う場合、図11(c)は、地震力を打ち消すように油圧モータを駆動してアクティブ制御を行う場合である。
これによって、この実施形態3においては、地震検知センサ91、92から地震検知信号が発せられると、シャトルブーム12のブレーキ28を解除するとともに、クラッチ47a、47bを繋いで、制御装置43a、43bを作動させる。その際に、セミアクティブ制御またはアクティブ制御を行う場合は、地震力検出センサ91、92が検出した地震力情報を制御装置43a、43bに取り込んで制御を行う。
このようにして、この実施形態3では、電気回路または油圧回路による制振を行うので、機械的な制振装置に比べて、安全性と信頼性を向上させることができる。
[実施形態4]
本発明の実施形態4を図12〜図13に示す。
この実施形態4は、シャトルブーム12を制振質量として、油圧シリンダと油圧回路によって制振を行うものである。
図12に示すように、走行架台11に設置されているブーム支持部材11aの上面に、連結用台車52に連結した油圧シリンダ53を設置するとともに、シャトルブーム12にラッチシリンダ51を取り付ける。その際、シャトルブーム12が所定の停止位置(最前進位置、最後退位置)に位置した時に、ラッチシリンダ51が連結用台車52に連結するようにしておく。
そして、油圧シリンダ53に制御回路54を接続しておく。その制御回路54は油圧回路によるものである。
図13は、図12に示した、油圧シリンダ53と油圧回路54による制振制御を行う場合の制御状態を示す図であり、図13(a)は、油圧回路のバネ要素とダンパー要素によってパッシブ制御を行う場合、図13(b)は、そのダンパー要素を可変にしてセミアクティブ制御を行う場合、図13(c)は、油圧シリンダを駆動してアクティブ制御を行う場合である。
これによって、この実施形態4においては、地震検知センサ91、92から地震検知信号が発せられると、シャトルブーム12のブレーキ28を解除して、油圧シリンダ53と油圧回路54を作動させる。その際に、セミアクティブ制御またはアクティブ制御を行う場合は、地震力検出センサ91、92が検出した地震力情報を油圧回路54に取り込んで制御を行う。
このようにして、この実施形態4では、油圧回路による制振を行うので、機械的な制振装置に比べて、安全性と信頼性を向上させることができる。
(制御モデル)
上記のような本発明の実施形態1〜4をシャトルブーム式コンテナクレーン10に適用する際の制御モデルの一例を図14に示す。シャトルブーム12を質量にした制振機構に、走行架台(脚部)11の質量と等価剛性(バネ要素)k1とダンパー要素C1を結合したものである。
図14(a)は、シャトルブーム12の質量とバネ要素kとダンパー要素Cによってパッシブ制御を行う場合、図13(b)は、そのダンパー要素Cを可変にしてセミアクティブ制御を行う場合、図13(c)は、アクチュエータ(電動モータ45a、油圧モータ45b、油圧シリンダ53)を駆動してアクティブ制御を行う場合である。
このようにして、本発明の実施形態1〜4においては、シャトルブーム式コンテナクレーン10の耐震性能を的確に向上させることができる。
なお、上記の実施形態1〜4においては、シャトルブーム12の駆動機構として、ドラム23とワイヤ24a、24bを用いているが、それに替えて、ラック−ピニオン方式としてもよい。その場合には、駆動機構としてのラックとピニオンを、上記の実施形態3におけるラック41とピニオン42として用いることができる。
また、上記の実施形態1〜4においては、シャトルブーム式コンテナクレーン10に設置した地震検知センサ91、92によって地震検知を行っているが、地上側設備の地震計や緊急地震速報の情報を無線LANや光ケーブル等の通信手段によってシャトルブーム式コンテナクレーン10側に取り込むことで地震検知を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態1〜4においては、いったん地震が発生すれば、その耐震機構(免震機構、制振機構)を継続して作動させることを念頭においているが、場合によっては、ブレーキ28あるいはクラッチ47a、47bをON/OFFして、耐震機構(免震機構、制振機構)を断続的に作動させるようにしてもよい(ON/OFF制御)。
また、特許文献2に記載の免震装置(積層ゴム)を、図1に示す走行架台11と走行台車11bとの間に付加してもよい。
1 岸壁
2 船舶
3 コンテナ
10 シャトルブーム式コンテナクレーン
11 走行架台(脚部)
11a ブーム支持部材
11b 走行台車
12 シャトルブーム
13 トロリ
21 車輪
22 レール
23 ドラム
24a ワイヤ(海側)
24b ワイヤ(陸側)
25a 係留点(海側)
25b 係留点(陸側)
26 駆動モータ
27 変速機
28 ブレーキ
31 ラッチシリンダ
32 連結用台車
33 バネ
34 ダンパー
35 固定シリンダ
41 ラック
42 ピニオン
43 制御装置
43a 電気回路による制御装置
43b 油圧回路による制御装置
44a 変速機
44b 変速機
45a 発電機(電動モータ)
45b 油圧モータ
46a 電気回路
46b 油圧回路
47a クラッチ
47b クラッチ
51 ラッチシリンダ
52 連結用台車
53 油圧シリンダ
54 制御回路(油圧回路)

Claims (4)

  1. 岸壁に沿って走行する走行架台と、該走行架台に支持されて海側と陸側の間を移動するシャトルブームを備えたシャトルブーム式コンテナクレーンにおける耐震機構であって、通常時は、ブレーキによって停止位置に拘束されているシャトルブームについて、地震検知手段からの地震発生情報に基づいて、シャトルブームに対する前記ブレーキによる拘束を解除することを特徴とするシャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構。
  2. シャトルブームが所定の停止位置に位置した時にシャトルブームに連結するようにバネ要素とダンパー要素を設置して、シャトルブームとバネ要素とダンパー要素で制振装置を構成しておき、地震検知手段からの地震発生情報に基づいて、シャトルブームに対する前記ブレーキによる拘束を解除して、前記シャトルブームとバネ要素とダンパー要素で構成された制振装置を作動させることを特徴とする請求項1に記載のシャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構。
  3. 前記ダンパー要素の減衰係数が可変になっていて、地震力検出手段からの地震力情報に基づいて、前記ダンパー要素の減衰係数を調整することを特徴とする請求項2に記載のシャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構。
  4. 地震検知手段からの地震発生情報に基づいて、シャトルブームに対する前記ブレーキによる拘束を解除するとともに、地震力検出手段からの地震力情報に基づいて、地震力を打ち消す力をシャトルブームに付与することを特徴とする請求項1に記載のシャトルブーム式コンテナクレーンの耐震機構。
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