JP5968821B2 - 岸壁クレーン - Google Patents

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Description

本発明は、脚構造物に支持され、荷役時に岸壁から海側に突出可能に構成されたブームを備える岸壁クレーンに関する。
港湾や内陸地等のコンテナターミナルでは、岸壁クレーンや門型クレーンによって、船舶、鉄道及びトレーラ間のコンテナの荷役を行っている。これらの岸壁クレーンや門型クレーンにおいて、地震発生時の耐震性を向上させるために、免震装置を備えているものが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
ここで、その免震装置を備えた岸壁クレーンについて、図8〜図10を参照しながら説明する。なお、以下では、スライド可能なブームを備えた岸壁クレーンと、起伏可能なブームを備えた岸壁クレーンを例に説明するが、同様の機能を有する部材については、同符号を用いて説明する。また、ここで、岸壁に沿う方向(岸壁クレーンの走行方向)をx方向、海陸方向(岸壁クレーンのトロリの横行方向)をy方向、鉛直方向をz方向とする。
図8に示すように、岸壁クレーン1Xは、脚構造物2に支持されたy方向にスライド可能なシャトルブーム3と、そのシャトルブーム3を横行するトロリ4と、トロリ4から昇降可能に吊り下げられた吊具5と、吊具5を昇降させる駆動装置を収納した機械室6と、を備える。
また、この岸壁クレーン1Xは、脚構造物2が海側脚部7aと陸側脚部7bとから構成され、その各脚部7a及び7bに、岸壁クレーン1Xをx方向に走行可能にする走行装置8を備える。この走行装置8と各脚部7a及び7bにx方向に設けられたシルビーム7cとの間に、y方向に揺動する免震装置9を備える。
次に、この岸壁クレーン1Xによる荷役作業について説明する。図8においては、岸壁クレーン1Xは、コンテナ船Sに搭載したコンテナCを吊具5で吊り上げ、岸壁で待機しているトレーラTに搭載する荷役作業を行っている。又は岸壁クレーン1Xは、コンテナCをトレーラTからコンテナ船Sに積み込む荷役作業を行っている。
そして、荷役作業が完了し、コンテナ船Sが離岸する際、岸壁クレーン1Xのシャトルブーム3は、y方向において海側から陸側(図8矢印参照)にスライドし休止状態となる。このシャトルブーム3の海側から陸側へのスライドは、コンテナ船Sが接岸又は離岸する際に、コンテナ船Sの船橋等とシャトルブーム3の干渉を避けるために行っている。
一方、図9に示す岸壁クレーン1Yは、z方向に起伏するブーム3aと脚構造物2に支持されたガーダ3bを備える。その他の構成については、岸壁クレーン1Xと同様であるため、説明は省略する。
次に、この岸壁クレーン1Yの荷役作業については、岸壁クレーン1Xと同様のため、その説明は省略する。荷役作業が完了し、コンテナ船Sが離岸する際、岸壁クレーン1Yのブーム3aは、z方向の上側(図9矢印参照)に起伏し休止状態となる。このブーム3aのz方向の上側への起伏も、コンテナ船Sが接岸又は離岸する際に、コンテナ船Sの船橋等とシャトルブーム3の干渉を避けるために行っている。
次に、上記の岸壁クレーン1X及び1Yの荷役作業時、あるいは休止時に地震が発生し
た場合の動作について図10を参照しながら説明する。走行装置8は、走行装置本体8aに車輪8bを備え、岸壁に敷設されたレールR上をx方向に走行可能にする装置である。地震が発生した場合は、車輪8bのロックを解除することで、あるいは、レールクランプ(図示しない)によるレールRの把持を解除することで、岸壁クレーン1X及び1Yをx方向に移動可能な状態にする。そして、岸壁のx方向の地面の揺れに対して合わせて岸壁クレーン1X又は1YはレールR上を相対的に往復して、そのx方向の揺れを逃がす。
一方、y方向の揺れに対しては、図10に示すように、免震装置9がそのy方向の地面の揺れに対して揺動することにより、免震装置9よりも上部に位置する脚構造物2などを相対的に揺動させる。なお、実際には、免震装置9よりも上部に位置する脚構造物2は動き難く、地震により免震装置9よりも下部に位置する走行装置8が地面と一緒にy方向に揺れ、免震装置9よりも上部に地震の振幅を伝え難いという効果であるが、図10では、分り易いように、岸壁の地面を基準にして、免震装置9よりも上部に位置する脚構造物2などが相対的に揺動すると表現した。
一般的に用いられている免震装置9には、揺れを減衰させるダンパーなどを追加する工夫などが施されてはいるが、基本は積層ゴムで構成されている。積層ゴムとは、薄いゴム板と鋼板とを交互に重ねて接着したもので、鉛直方向の荷重に対しては変形せず、水平方向の荷重に対して柔軟なバネとして作用するものである。
しかし、振幅の大きな大規模な地震が発生すると、積層ゴムから構成されている免震装置9だけでは、その揺れをカバーすることができず、上記の岸壁クレーン1X及び1Yは、レールRから車輪8bが浮き上がり、レールRから外れるなどの事態が発生し、最悪の場合は、岸壁クレーン1X及び1Yが転倒してしまう。
よって、走行装置8によるx方向の地震対策と、現状のy方向の免震装置9による地震対策と、y方向の揺れの大きさとを考慮すると、岸壁クレーン1X及び1Yの耐震性を向上させるには、特にy方向の揺れに対する対策が必要となっている。
特開2007−008719号公報 特開2011−144044号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、地震発生時に岸壁の海陸方向の揺れに対する耐震性を向上することができる岸壁クレーンを提供することである。
上記の目的を解決するための本発明の岸壁クレーンは、脚構造物の下端に設置された走行装置と、前記脚構造物に支持され荷役時に岸壁から海側に突出可能に構成されたブームと、前記走行装置の走行方向を横断する海陸方向に前記ブームに沿って移動する荷役装置と、を備える岸壁クレーンにおいて、前記脚構造物に設置される海陸移動装置を備えていて、前記海陸移動装置が前記岸壁クレーンの全部又は一部を前記ブームと共に前記海陸方向に移動させて前記ブームが前記岸壁から突出しない位置まで前記岸壁クレーンを陸側に引き込み可能な構成にし、かつ地震発生時に前記岸壁クレーンの全部又は一部を前記ブームと共に前記海陸方向に往復可能な構成にしたことを特徴とする。
この構成によれば、岸壁クレーンを海陸方向に移動させることができる海陸移動装置を設けることにより、地震発生時に揺れの振幅が大きくなる海陸方向の地面の揺れに対して、岸壁クレーンが海陸方向に相対的に往復することにより、海陸方向の揺れに対する耐震性を向上することができる。なお、実際には、地震により地面が揺れているが、ここでは、分り易いように、岸壁の地面を基準にして、岸壁クレーンが相対的に動くので、地面の揺れに対して、相対的に往復すると表現した。
また、岸壁クレーンを海陸方向に移動させることができるので、荷役作業の終了後に、岸壁クレーンを海側から陸側に移動することにより、ブームのスライド機構や起伏機構を設けずに、岸壁から突出していたブームを陸側に引っ込めることが可能となり、ブームと船舶との干渉を避けることができる。これにより、ブームのスライド機構や起伏機構が必要なくなり、岸壁クレーンの構造を単純化できると共に、軽量化することができる。この軽量化により、岸壁クレーンの質点が軽くなると、地震によって揺れたときのエネルギーを低減することができるので、耐震性が向上する。
上記の構成の岸壁クレーンは、特に、海陸方向にスライド可能なブーム(シャトルブームともいう)を備えた、所謂ロープロファイルクレーンに適用すると、更なる効果を生む。従来、ロープロファイルクレーンは、ブーム上に機械室を備え、休止時に機械室が脚構造物上に配置されるように構成されていた。これは、荷役作業時の時間よりも休止時の時間が長いため、休止時における岸壁クレーンの重心位置を重量バランのよい位置とするためであった。
しかし、従来のロープロファイルクレーンは、荷役作業時、又は休止時にブームが海陸方向にスライドするために、クレーンの重心位置が移動してしまうという問題があった。
上記の構成によれば、前述した通り、海陸移動装置により、ロープロファイルクレーンが海陸方向に移動可能になり、ブームをスライドする必要がなくなるので、ブームを脚構造物に固定することができる。また、機械室も常に脚構造物上に配置することができる。よって、荷役作業時や休止時に岸壁クレーンの重心位置が移動することが無くなり、ロープロファイルクレーンの重心位置が重量バランス的に安定するため、地震発生時の岸壁クレーンの耐震性を向上することができる。
海陸移動装置が脚構造物の下端に設置されていて、走行装置または海陸移動装置のいずれか一方を岸壁に接地させて他方を岸壁から離間させることにより岸壁クレーンの移動方向を切り替える移動手段切換装置を備える構成にすると、岸壁クレーンの状態に応じて、海陸移動装置と走行装置とを切り替えて、岸壁クレーンの移動方向を変えることができる。
なお、ここでいう移動手段切換装置とは、走行装置と海陸移動装置のどちらか一方で岸壁クレーンを移動させる場合は、他方を移動不能な状態にする装置である。例えば、海陸移動装置と油圧ジャッキを接合して構成し、走行装置で移動する場合は、海陸移動装置を岸壁の地面から離間させた位置に保持し、海陸移動装置で移動する場合は、油圧ジャッキで海陸移動装置を岸壁に接地させて岸壁クレーンを海陸方向に移動可能とすると共に、走行装置を岸壁の地面から離間させた位置に保持するように構成される。
例えば、この移動手段切換装置により、荷役作業時には、走行装置によって、岸壁クレーンが岸壁に沿う方向に移動して、荷役作業を行い、地震発生時には、海陸移動装置によって、岸壁クレーンが海陸方向に地面の揺れに対して相対的に移動して、地面の揺れの大きい海陸方向の揺れに対する耐震性を向上する。また、休止時は、海陸移動装置によって、岸壁クレーンが海陸方向に移動して、ブームと船舶との接触を避ける。
海陸移動装置が、地震発生時に移動手段切換装置により岸壁に接地させられるとともに
、岸壁に設置される海側のストッパーと陸側のストッパーとにより予め定められた海陸移動可能区間の間で海陸方向の地震の揺れに対して海陸方向に往復する構成を備える構成にすると、通常時は、走行装置により岸壁に沿う方向に移動可能となるので、従来の岸壁クレーンと同様に、荷役作業を行うことができる。
なお、ここでいう予め定めた海陸移動可能区間とは、少なくとも地震発生時に海陸方向の振幅に対して岸壁クレーンが十分に移動可能な区間であり、大きくとも岸壁クレーンが海に落ちない、及び、他の荷役機器などに衝突しない区間である。例えば、岸壁クレーンの海陸方向の前後にストッパーを備えて、そのストッパーの間を海陸移動可能区間とする。
また、前述した通り海陸方向の地面の揺れに対する耐震性を向上すると共に、地震発生時には、海陸移動可能区間の間を往復するので、岸壁クレーンの海陸方向の移動距離が必要以上に大きくなることを防止することができる。これにより、岸壁クレーンが海に落ちること、及び、コンテナターミナルの門型クレーンなどの荷役機器や運搬物と衝突することを防ぐことができる。
走行方向の地震の揺れに合わせて、走行方向に揺動する免震装置を備える構成にすると、海陸移動装置による海陸方向の地面の揺れに対する耐震性の向上と共に、走行方向の地面の揺れに対しても耐震性を向上することができる。
なお、ここでいう免震装置とは、例えば、鋼板とゴム材料で構成された積層ゴムなどのことをいい、従来技術では、海陸方向の揺れに合わせて揺動させていた免震装置の方向を、水平方向で90度回転させて、脚構造物と海陸移動装置との間に設けることにより、岸壁に沿う方向の揺れに対する耐震性を向上することができる。
脚構造物が上部脚構造物と下部脚構造物とから成り、走行装置または海陸移動装置のいずれか一方が上部脚構造物の下端に設置され、他方が下部脚構造物の下端に設置されている構成にすると、地震発生時に、海陸方向の地面の揺れに対しては、海陸移動装置を設けた一方の脚構造物が海陸方向に相対的に移動可能になり、岸壁に沿う方向の地面の揺れに対しては、走行装置を設けた他方の脚構造物が岸壁に沿う方向に相対的に移動可能になることで、耐震性を向上することができる。また、この構成によれば、従来の積層ゴムなどで構成された免震装置と比べると、より大きな振幅に対しても対応することができる。
本発明によれば、海陸移動装置を設けることにより、岸壁クレーンが岸壁の海陸方向に移動可能となるので、地震発生時に海陸方向の地面の揺れに対して、岸壁クレーンが海陸方向に相対的に往復するので、揺れの振幅の大きい、海陸方向の地震の揺れに対する耐震性を向上することができる。
また、荷役作業の終了後に、岸壁クレーンを海側から陸側に移動できるので、これにより、ブームのスライド機構や起伏機構を設けなくとも、ブームと船舶との干渉を避けることもできる。
本発明に係る第一の実施の形態の岸壁クレーンの荷役時の状態を示す側面図である。 図1に示す海陸移動装置と走行装置の拡大図である。 図1に示す海陸移動装置と走行装置の地震発生時の動作を示す拡大図である。 図1に示す免震装置の地震発生時の動作を示す拡大図である。 図1の岸壁クレーンの休止時の状態を示す側面図である。 本発明に係る第二の実施の形態の岸壁クレーンを示す側面図である。 図6のVII方向の矢視図(正面図)である。 従来の岸壁クレーンの荷役時の状態を示す側面図である。 従来の岸壁クレーンの荷役時の状態を示す側面図である。 図8及び図9に示す免震装置の地震発生時の動作を示す拡大図である。
以下、本発明に係る実施の形態の岸壁クレーンについて、図面を参照しながら説明する。なお、図1における図中の表裏方向が、岸壁に沿う方向で、岸壁クレーンの走行方向であり、この方向をx方向とし、図中の左右方向が海陸方向で、岸壁クレーンの横行方向であり、この方向をy方向とし、図中の上下方向が鉛直方向であり、この方向をz方向とする。
なお、以下の第一の実施の形態では、岸壁クレーンとして、海陸方向にスライド可能なブームを備えるロープロファイルクレーンを例に説明するが、本発明はこれに限定されずに、岸壁に接岸する船舶から荷役するクレーンに適用することができる。また、以下の第二の実施の形態では、岸壁クレーンとして、z方向に起伏可能なブームを備えるクレーンを例に説明するが、本発明はこれに限定されずに、岸壁に接岸する船舶から荷役するクレーンに適用することができる。
加えて、実際には、地震により地面が揺れているが、図面では、分り易いように、岸壁の地面を基準にして、岸壁クレーンの動きを記載した。
まず、本発明に係る第一の実施の形態の岸壁クレーンについて、図1〜図4を参照しながら説明する。
この岸壁クレーン1は、図8に示す従来の岸壁クレーン1Xの構成と同様に、岸壁上の脚構造物2に支持され、荷役時に岸壁から海側に突出可能に構成されたシャトルブーム(ブーム)3と、シャトルブーム3上をy方向に移動するトロリ4と、トロリ4から昇降可能に吊り下げられた吊具5と、を備える構成に加えて、図1に示すように、脚構造物2に、岸壁クレーン1をy方向に移動させる海陸移動装置10を備えて構成される。
また、この岸壁クレーン1は、脚構造物2に、岸壁クレーン1をx方向に移動させる走行装置8を備えると共に、海陸移動装置10により、少なくとも地震発生時に、予め定めた海陸移動可能区間L1の間で、y方向の地震の揺れに対して、岸壁クレーン1がy方向に相対的に往復することを特徴とする。
加えて、図2に示すように、この岸壁クレーン1は、岸壁クレーン1の状態に応じて、走行装置8の移動と海陸移動装置10の移動を切り換える油圧ジャッキ(移動手段切換装置)13を備えて構成される。
さらに、この岸壁クレーン1は、脚構造物2と海陸移動装置10との間に、x方向に揺動する免震装置9を備えて構成される。
海陸移動装置10は、図2に示すように、移動装置本体11に、複数のタイヤ12と、そのタイヤ12を支持する油圧ジャッキ(移動手段切換装置)13とを備える。
このタイヤ12は、岸壁クレーン1の重量を支えられ、且つ岸壁クレーン1を海陸方向に移動できればよく、その構成は特に限定しない。この第一の実施の形態では、タイヤ式門型クレーン(Rubber Tired Gantry Crane)に使用されるタイヤを用いる。
なお、この第一の実施の形態では、走行装置8を岸壁のx方向に敷設されたレールR上を走行する装置として、両側にフランジを設けた車輪8bを備えて構成したが、走行装置8の車輪8bをタイヤ式門型クレーンに使用されるタイヤを用いて構成し、代わりに、海陸移動装置10のタイヤ12を岸壁のy方向に敷設されたレール上を走行可能な両側にフランジを有する車輪で構成してもよい。また、走行装置8の車輪8bと海陸移動装置10のタイヤ12の両方をタイヤ式門型クレーンに使用されるタイヤで構成してもよい。
油圧ジャッキ13は、走行装置8の動力装置(図示しない)から油圧を供給され、その油圧によってタイヤ12の位置を制御することにより、岸壁クレーン1の移動方向を切り換える装置である。この油圧ジャッキ13は、岸壁クレーン1が荷役作業時や休止時には、タイヤ12を岸壁の地面から離間させた位置に保持して、岸壁クレーン1を走行装置8によりx方向に移動可能な状態にする。また、地震発生時には、タイヤ12を岸壁に接地して、ジャッキアップにより走行装置8を岸壁の地面から離間させた位置に保持し、岸壁クレーン1を海陸移動装置10によりy方向に移動可能な状態にする。
なお、この第一の実施の形態では、岸壁クレーン1の移動方向を変えるときに、走行装置8での移動と海陸移動装置10での移動を切り替える装置として、油圧ジャッキ13を備えたが、岸壁クレーン1の状態に応じて、その移動方向を変えることができればよく、本発明はこれに限定しない。
上記の海陸移動装置10は、図2〜図4に示すように、上記のタイヤ12と油圧ジャッキ13を移動装置本体11に複数設けると、海陸移動装置10で岸壁クレーン1を移動させるときに、岸壁クレーン1の重量を各タイヤ12に分散することができるためより好ましい。
海陸移動可能区間L1は、岸壁に設けられた海側のストッパー14と陸側のストッパー14との間の区間のことをいう。大規模地震発生時には、岸壁クレーン1のy方向が許容すべき変位長さは、±1000mm以上となるため、レールRから少なくともその変位長さ以上離れた位置にストッパー14を設置する。
このストッパー14により岸壁に設けられた海陸移動可能区間L1を設けると、岸壁クレーン1の海陸方向の移動距離が必要以上に大きくなることを防止する。これにより、岸壁クレーン1が海に落ちること、及びコンテナターミナルの門型クレーンなどの荷役機器や運搬物と衝突することを防ぐことができる。
免震装置9は、図8及び図10に示すy方向の地面の揺れに対して、y方向に揺動していた免震装置9を、図4に示すように、水平方向で90度回転させて脚構造物2と海陸移動装置10との間に設けられる。また、この免震装置9は、例えば、鋼板とゴム材料で構成された積層ゴムで構成する。このx方向の地面の揺れに対して、x方向に揺動する免震装置9を設けることにより、y方向の揺れよりも小さいx方向の揺れに対する耐震性を向上することができる。なお、ここでは、一方向に揺動する免震装置9を設けたが、多方向に揺動する免震装置を設けてもよい。また、この免震装置9を設ける箇所は、脚構造物2と海陸移動装置10との間に限定されない。
次に、この岸壁クレーン1の荷役動作について説明する。荷役作業を行う場合は、図1
に示すように、油圧ジャッキ13によってタイヤ12を岸壁の地面から離間させた位置に保持し、走行装置8でx方向に移動可能な状態とする。コンテナ船Sから、あるいはコンテナ船Sに目的のコンテナCを荷役する際に、走行装置8により、岸壁クレーン1をx方向に移動させて荷役する。
次に、地震発生時の動作について説明する。図2に示す状態から、地震速報などの地震検知手段(図示しない)が地震の発生を検知すると、その信号と連動して油圧ジャッキ13が駆動する。そして、油圧ジャッキ13により、タイヤ12が岸壁に接地される。そして、その後、ジャッキアップによって、走行装置8がレールRから離れたところに保持されて、岸壁クレーン1をy方向に移動可能な状態にして、待機させる。
実際に地震が発生すると、図3に示すように、岸壁クレーン1は、海陸移動装置10によって、地面のy方向の揺れに対して、相対的に往復する。また、一方、図4に示すように、岸壁クレーン1は、免震装置9によって、x方向の地面の揺れに対して相対的に揺動する。
上記によれば、海陸移動装置10を設けることにより、岸壁クレーン1を岸壁のy方向への移動が可能となる。これにより、岸壁クレーン1の全部又は一部がブーム3と共に、海陸移動装置10によって地震発生時に振幅の大きいy方向の地面の揺れに対して、岸壁上をy方向に相対的に往復可能となるので、y方向の揺れに対する耐震性を向上することができる。
また、従来では、地面のy方向の揺れに対して、y方向に相対的に揺動していた免震装置9を、水平方向で90度回転させて脚構造物2と海陸移動装置10との間に設けて、x方向の地面の揺れに対応させることにより、y方向の揺れよりも小さいx方向の揺れに対する耐震性も向上することができる。
加えて、岸壁クレーン1のy方向の移動範囲を岸壁クレーン1のy方向の前後に配置したストッパー14の間の海陸移動可能区間L1の間とすることにより、耐震性を向上すると共に、岸壁クレーン1のy方向の移動距離が必要以上に大きくなることを防止する。これにより、岸壁クレーン1が海に落ちること、及びコンテナターミナルの門型クレーンなどの荷役機器や運搬物と衝突することを防ぐことができる。
上記の岸壁クレーン1の脚構造物2、シャトルブーム3、及び機械室6の構造については特に限定されるものではないが、図5に示すように、陸側のストッパー14をよりレールRから離れた位置に配置して、海陸移動可能区間L2を前述した海陸移動可能区間L1よりも長く形成すると共に、従来では、y方向にスライド可能に脚構造物2に支持されていたシャトルブーム3を、脚構造物2に固定し、吊具5の駆動装置などが収納された機械室6を、シャトルブーム3の脚構造物2上となる位置に配置して構成すると、更なる効果を生む。
前述した通り、海陸移動装置10を備えた岸壁クレーン1はy方向に移動可能となるので、荷役作業の終了後に、岸壁クレーン1を海側から陸側に移動することにより、シャトルブーム3のスライド機構を設けなくとも、シャトルブーム3を岸壁から突出しない位置まで引き込むことができ、シャトルブームとコンテナ船Sとの干渉を避けることができる。
また、シャトルブーム3のスライド機構を設けないため、岸壁クレーン1の構造を単純化できる共に、軽量化することができる。この軽量化により、岸壁クレーン1の質点が軽くなると、地震によって揺れたときのエネルギーを低減することができるので、耐震性が
向上する。
加えて、シャトルブーム3を脚構造物2に固定すること、且つ、機械室6も常に脚構造物2上に配置することにより、荷役作業時や休止時に岸壁クレーン1の重心位置が移動することが無くなり、岸壁クレーン1の重心位置を重量バランス的に安定させることができるので、地震発生時の岸壁クレーン1の耐震性を向上することができる。
次に、本発明に係る第二の実施の形態の岸壁クレーン20について、図6及び図7を参照しながら説明する。
この岸壁クレーン20は、脚構造物21を、上部脚構造物22と下部脚構造物23とから構成し、上部脚構造物22に上部脚構造物22をy方向に移動させる海陸移動装置24を備えると共に、下部脚構造物23に、下部脚構造物23をx方向に移動させる走行装置25を備えて構成される。
また、この岸壁クレーン20は、海陸移動装置24により、少なくとも地震発生時に、下部脚構造物23に設けられたストッパー29の間の海陸移動可能区間L3の間で、y方向の地面の揺れに対して、上部脚構造物22が相対的に下部脚構造物23上を往復するように構成される。
上部脚構造物22は、ガーダ3bを支持する構造物であり、上部海側脚部26aと上部陸側脚部26bを備えて構成され、上部脚構造物22をy方向に移動可能な海陸移動装置24を備える。この海陸移動装置24は、下部脚構造物23の架橋部材28に敷設されたレールR1上を移動可能に、両側にフランジを設けた車輪24aを備える。
下部脚構造物23は、上部脚構造物22を支持する構造物であり、下部海側脚部27aと下部陸側脚部27bを備えて構成され、下部脚構造物23をx方向に移動可能な走行装置25を備える。この走行装置25は、岸壁に敷設されたレールR2上を移動可能に、両側にフランジを設けた車輪25aを備える。また、この下部脚構造物23は、レールR1が敷設された架橋部材28を備える。
なお、この第二の実施の形態では、上部脚構造物22に海陸移動装置24を備え、下部脚構造物23に走行装置25を備えたが、本発明はこれに限定されない。例えば、上部脚構造物22に走行装置25を備え、下部脚構造物23に海陸移動装置24を備えると共に、走行装置25がx方向に延在するレールを備えた架橋部材を備える構成としてもよい。
また、この第二の実施の形態では、一つの下部脚構造物23の上に一つの上部脚構造物22を支持するように構成したが、一つの下部脚構造物23の上に複数の上部脚構造物22を設ける構成としてもよい。
加えて、この第二の実施の形態では、岸壁クレーン20が荷役作業中には、海陸移動装置24がレールR2上を移動しないように、車輪24aにロックを掛ける構成とし、荷役作業中に岸壁クレーン20が不要にy方向に動くことを防止する。荷役作業中に海陸移動装置24がレールR2上を移動しないようにする構成としては、この他、レールR2を把持するレールクランプを設けてもよい。
次に、本発明に係る第二の実施の形態の岸壁クレーン20の荷役動作について説明する。荷役作業を行う場合は、車輪24aのロック機構やレールクランプなどで、海陸移動装置24がレールR2上を移動しない状態とし、下部脚構造物23が走行装置25でx方向に移動可能な状態とする。コンテナ船Sから、あるいはコンテナ船Sに目的のコンテナC
を荷役する際に、下部脚構造物23をx方向に移動させて、荷役を行う。
次に、地震発生時の動作について説明する。地震速報などの地震検知手段(図示しない)が地震の発生を検知すると、その信号と連動して車輪24aのロック機構やレールクランプが解除される。同様に、走行装置25の車輪25aのロック機構やレールクランプも解除される。これにより、岸壁クレーン20の上部脚構造物22をx方向に、下部脚構造物23をy方向に移動可能な状態にして待機させる。
実際に地震が発生すると、図6に示すように、岸壁クレーン20の上部脚構造物22が海陸移動装置24により、y方向の地面の揺れに対して、レールR1上の海陸移動可能区間L3の間を相対的に往復する。また、一方、図7に示すように、岸壁クレーン20の下部脚構造物23が走行装置25により、x方向の地面の揺れに対して、レールR2上を相対的に往復する。
海陸移動装置24を設けることにより、岸壁クレーン20の上部脚構造物22がy方向に移動可能となるので、地震発生時に揺れの幅が大きいy方向の地面の揺れに対して、岸壁クレーン20の上部脚構造物22がy方向に相対的に往復する。これにより、y方向の地面の揺れに対する耐震性を向上することができる。
一方、x方向の揺れに対しては、走行装置25を設けた下部脚構造物23がx方向に移動可能になることで、x方向の地面の揺れに対して、下部脚構造物23がx方向に相対的に往復するので、耐震性を向上することができる。
この海陸移動装置24と走行装置25による各脚構造物22及び23の往復は、従来の免震装置と比べると、より大きな振幅に対しても対応することができるので、岸壁クレーン20の耐震性をより向上することができる。
本発明の岸壁クレーンは、海陸移動装置を設けることにより、岸壁クレーンが岸壁の海陸方向に移動するので、地震発生時に揺れの幅が大きい海陸方向の地面の揺れに対して、岸壁クレーンが海陸方向に相対的に往復して、海陸方向の揺れに対する耐震性を向上することができるので、特に岸壁に接岸した船舶から荷役する岸壁クレーンに利用することができる。
また、特にロープロファイルクレーンに適用することで、ロープロファイルクレーンの重心位置を重量バランス的に安定することができ、耐震性を向上することができる。
1、20、1X、1Y 岸壁クレーン
2、21 脚構造物
3 シャトルブーム(スライド式のブーム)
3a ブーム(起伏式のブーム)
3b ガーダ
4 トロリ
5 吊具
6 機械室
8、25 走行装置
9 免震装置
10、24 海陸移動装置
12 タイヤ(車輪)
13 油圧ジャッキ(移動手段切換装置)
14 ストッパー
22 上部脚構造物
23 下部脚構造物
28 架橋部材
29 ストッパー

Claims (5)

  1. 脚構造物の下端に設置された走行装置と、前記脚構造物に支持され荷役時に岸壁から海側に突出可能に構成されたブームと、前記走行装置の走行方向を横断する海陸方向に前記ブームに沿って移動する荷役装置と、を備える岸壁クレーンにおいて、
    前記脚構造物に設置される海陸移動装置を備えていて、
    前記海陸移動装置が前記岸壁クレーンの全部又は一部を前記ブームと共に前記海陸方向に移動させて前記ブームが前記岸壁から突出しない位置まで前記岸壁クレーンを陸側に引き込み可能な構成にし、かつ地震発生時に前記岸壁クレーンの全部又は一部を前記ブームと共に前記海陸方向に往復可能な構成にしたことを特徴とする岸壁クレーン。
  2. 前記海陸移動装置が前記脚構造物の下端に設置されていて、
    前記走行装置または前記海陸移動装置のいずれか一方を前記岸壁に接地させて他方を前記岸壁から離間させることにより前記岸壁クレーンの移動方向を切り替える移動手段切換装置を備える請求項1に記載の岸壁クレーン。
  3. 前記海陸移動装置が、地震発生時に前記移動手段切換装置により前記岸壁に接地させられるとともに、前記岸壁に設置される海側のストッパーと陸側のストッパーとにより予め定められた海陸移動可能区間の間で前記海陸方向の地震の揺れに対して前記海陸方向に往復する構成を備える請求項2に記載の岸壁クレーン。
  4. 前記走行方向の地震の揺れに合わせて、前記走行方向に揺動する免震装置を備える請求項1〜3のいずれか記載の岸壁クレーン。
  5. 前記脚構造物が上部脚構造物と下部脚構造物とから成り、
    前記走行装置または前記海陸移動装置のいずれか一方が前記上部脚構造物の下端に設置され、他方が前記下部脚構造物の下端に設置されている請求項1に記載の岸壁クレーン。
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