JP4882986B2 - 液圧回路 - Google Patents
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以下、本発明をバッテリ式フォークリフトに具体化した第1の実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
戻り管路20の油圧モータ21より上流側には気体取り入れ手段としての逆止め弁24が設けられている。逆止め弁24は、戻り管路20のリフト用制御弁14と油圧モータ21との間が負圧(大気圧より低い圧力)になったときに、戻り管路20内と戻り管路20外との圧力差により開かれて戻り管路20外から気体(空気)を戻り管路20内に導入するようになっている。
リフトレバー15を上昇操作すると、リフト用スプールがa位置に配置され、油圧ポンプ17から吐出される作動油が作動油供給用管路19、管路13を介してリフトシリンダ12のボトム室12aに供給され、リフトシリンダ12が伸長してフォーク11が上昇する。リフトレバー15を下降操作すると、リフト用スプールがc位置に配置され、管路13が戻り管路20に連通されてボトム室12aの作動油が作動油タンク16へと戻される。そして、リフトシリンダ12が収縮してフォーク11が下降する。リフトレバー15の中立操作に基づいてリフト用スプールがb位置に配置され、管路13は作動油供給用管路19及び戻り管路20のいずれに対しても連通が遮断される。その結果、リフトシリンダ12内の作動油の移動が防止され、フォーク11が所望の位置に保持される。
ポンプ32の吸入口と逆止め弁36との中間部から分岐管37が設けられている。分岐管37には電磁弁38が設けられ、分岐管37から空気が導入可能に構成されている。
(1)油圧回路は、モータ18により駆動され、作動油タンク16の作動油を加圧してリフトシリンダ12のボトム室12aに供給する油圧ポンプ17と、ボトム室12aに供給された作動油を作動油タンク16に戻すための戻り管路20と、戻り管路20の途中に設けられた油圧モータ21と、油圧モータ21により回転される発電機22とを備えている。また、ボトム室12aと油圧ポンプ17との間に介装され、油圧ポンプ17とボトム室12aとを連通させる状態と、ボトム室12aと戻り管路20とを連通させる状態とに切り換え可能な切り換え弁(リフト用制御弁14)と、戻り管路20の油圧ポンプ17より上流側に設けられた気体取り入れ手段(逆止め弁24)とを備えている。したがって、フォーク11の下降移動時に切り換え弁が操作されてボトム室12aから戻り管路20へ加圧された作動油が供給されなくなっても、気体取り入れ手段から気体が戻り管路20に供給される状態、即ち油圧モータ21の回転を抑制するように作用する流体の粘性が小さな状態で油圧モータ21が慣性で回転を継続する。その結果、油圧モータ21が慣性で回転を継続する時間を従来技術に比べて延長でき、発電機22の小型化を図ることができる。発電機22を小型化できれば、油圧モータ21の回転エネルギーが小さくなった場合に、大型の発電機に比較して発電機22で有効な発電を長時間行うことができる。また、発電機22を小型化できれば、フォークリフトに搭載し易くなる。
次に第2の実施形態を図4を参照しながら説明する。この実施形態はポンプモータの構成、具体的にはポンプモータがフライホイールを備えている点が第1の実施形態と異なっている。その他の構成は第1の実施形態と同じであるため異なる部分について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
(5)油圧モータ21はフライホイール25を備えている。したがって、ボトム室12aから戻り管路20へ加圧された作動油が供給されなくなった状態で、油圧モータ21が慣性により回転を継続する際にフライホイール25の慣性も加わり、フライホイール25を備えていない構成に比較して、油圧モータ21が慣性で回転を継続する時間を長くすることができる。その結果、発電時間を長くすることができる。また、フライホイールを設けた場合、ボトム室12aから戻り管路20へ加圧された作動油が供給されなくなった時点において油圧モータ21及び発電機22の駆動系が持つエネルギーの状態が同じ場合、フライホイールが存在する系の方が発電量の変動が小さな状態で発電時間を長くすることができる。
○ ボトム室12aから戻り管路20へ加圧された作動油が供給されなくなった状態において、油圧モータ21が回転を継続する時間を長くする方法として、図5に示すように、戻り管路20のリフト用制御弁14と油圧モータ21との間にアキュムレータ26を設けてもよい。この構成では、戻り管路20にボトム室12aから供給される加圧された作動油が流れている間に、作動油の一部がフライホイール25に貯蔵される。そして、リフト用制御弁14が切り換えられて、ボトム室12aから戻り管路20へ加圧された作動油が供給されなくなると、先ずアキュムレータ26に貯蔵されていた加圧された作動油が戻り管路20へ送り出される。そして、その作動油が油圧モータ21を回転させるのに寄与する。次に、戻り管路20のリフト用制御弁14と油圧モータ21との間の圧力が負圧になった時点で逆止め弁24が開放されて、空気が戻り管路20内に導入される。したがって、第1の実施形態の構成に比較して、ボトム室12aから戻り管路20へ加圧された作動油が供給されなくなった状態において、油圧モータ21が回転を継続する時間が長くなる。
○ 戻り管路20のリフト用制御弁14と油圧モータ21との間が負圧になったときに戻り管路20内と戻り管路20外との圧力差により開かれて戻り管路20外から戻り管路20内に気体を導入する弁は逆止め弁24に限らない。例えば、リリーフ弁を設けてもよい。
○ バッテリEは、鉛蓄電池に限らず、例えば、ニッケル水素蓄電池やリチウムイオン電池等他の二次電池であってもよい。
○ フォークリフトには、カウンタバランス式とリーチ式とがあるが、リーチ式フォークリフトのように、倉庫内等の狭い範囲で移動して荷の昇降を頻繁に行うフォークリフトに適用した方が、エネルギーの回収の機会が多いため好ましい。
○ 油圧回路を開放系ではなく、密閉系としてもよい。その場合、戻り管路20に導入された気体が油圧ポンプ17に吸い込まれないように、気液分離器で気体と液体とを分離した後、液体のみを作動油タンク16に戻す構成とする。
(1)請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発明の液圧回路は、前記発電機で発電された電力を蓄える蓄電手段を備えている。
Claims (5)
- 負荷を駆動するリフトシリンダと、
開放状態の液体タンクと、
駆動手段により駆動されるとともに前記液体タンクの液体を加圧して前記リフトシリンダのボトム室に供給する液圧ポンプと、
前記ボトム室に供給された液体を前記液体タンクに戻すための戻り管路と、
前記戻り管路の途中に設けられたポンプモータと、
前記ポンプモータにより駆動される発電機と、
前記ボトム室と前記液圧ポンプとの間に介装され、前記液圧ポンプと前記ボトム室とを連通させる状態と、前記ボトム室と前記戻り管路とを連通させる状態とに切り換え可能な切り換え弁と、
前記戻り管路の前記ポンプモータより上流側に設けられた気体取り入れ手段と
を備えたことを特徴とする液圧回路。 - 前記気体取り入れ手段は、前記戻り管路の前記切り換え弁と前記ポンプモータとの間が負圧になったときに前記戻り管路内と前記戻り管路外との圧力差により開かれて前記戻り管路外から前記戻り管路内に気体を導入する弁である請求項1に記載の液圧回路。
- 前記気体取り入れ手段は、電磁弁である請求項1に記載の液圧回路。
- 前記ポンプモータ及び前記発電機の回転系にフライホイールが設けられている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液圧回路。
- 前記液圧回路はフォークリフトの荷役用の油圧回路である請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の液圧回路。
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