JP6503579B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は包装箱に係り、とくにその開封構造の改善に関する。
従来の液状物、例えばミネラルウォーターの入った樹脂袋等を収納する段ボール箱から成る包装箱は、その上部開口を内フラップと外フラップとで閉じるようにしており、内フラップと外フラップとを接着剤で接着して封緘されるようになっている。
従ってこのような包装箱を開封する場合には、天板を構成する内フラップと外フラップの内の外側の外フラップを上方に引上げ、これによって内フラップと外フラップとの接着部を剥離しなければならなかった。このために、とくに接着部の剥離のために大きな力を必要とし、開封作業が、力が弱い人にとっては大きな負担になる問題があった。そこで開封を容易にするために、例えば特開平10−324327号公報に開示されているように、開封の基点となる開封口および開封の補助となる破断線(ミシン目)を入れるようにした構造が提案されている。
しかし液状物を包装する包装箱は、内容物の破損や流出を防ぐためにとくに頑丈に作られることが多く、たとえ上述のような開封の補助となる破断線を備えていても、天板を構成する段ボールを引破って大きな開口部を空けるために大きな力を加えなければならなかった。
特開平10−324327号公報
本願発明の課題は、小さな力でも容易に開封できるようにした包装箱を提供することである。
本願発明の別の課題は、開封の操作が容易であって、簡単に開封が行ない得るようにした包装箱を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、フラップの接合部を剥離することなく開封を行ない得るようにした包装箱を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、天板の所要の部位を内側へ押込むように押圧するとによって破断線が破断されて開封が行ない得るにした包装箱を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、大きな開口面積で開封を行ない得るようにした包装箱を提供することである。
本願発明の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願発明の技術的思想、およびその実施の形態によって明らかにされる。
本願の主要な発明は、横方向に連結された側板の内の互いに対向する一対の側板の上端に天板を構成する内フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップが連結された側板以外の他の側板の上端に外フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップを内側に折曲げ、前記内フラップの上に重なり合うように前記外フラップを折曲げて上部開口を閉じるようにした包装箱において、
前記内フラップに、該内フラップを側板に折曲げ可能に連結する折曲げ線側に両端が前記折曲げ線の両端と一致するか前記折曲げ線の両端よりも幅方向外方であって前記内フラップの開放端と交わる第1の破断線を形成するとともに、前記内フラップの先端側の側部に前記外フラップと接合される領域を囲むように第2の破断線を形成し、
前記第1の破断線と前記第2の破断線とを破断することにより前記内フラップを組合せた蓋板を除去するようにした包装箱に関するものである。ここで第1の破断線が開放端と交わる位置に関する「幅方向」とは、内フラップの折曲げ線と平行な方向をいう。
上記発明において、前記第2の破断線を破断すると、前記内フラップの前記第2の破断線の外側の部分が前記外フラップと接合される領域の接合部を介して前記外フラップに固着された状態で前記内フラップから分離されてよい。
また前記第1の破断線よりも折曲げ線側であって幅方向の中間位置をこの包装箱の内側に向けて押圧すると、前記第1の破断線が破断され、前記外フラップの先端側であって両側の部分を押圧すると前記第2の破断線が破断されてよい。また前記第1の破断線の中間位置に前記内フラップの先端側に屈曲する屈曲部が形成され、該屈曲部の内側であって前記第1の破断線よりも前記折曲げ線側を押圧すると前記第1の破断線が破断されてよい。ここで、前記第1の破断線を破断する前記内フラップの押圧位置に押圧指示マークが形成され、前記第2の破断線を破断する前記外フラップの押圧位置に押圧指示マークが形成されるのが好適である。また前記第1の破断線と前記第2の破断線にマークが施されるのが好適である。
また、幅が広い4枚の側板と幅が狭い4枚の側板とが交互に連結されて8角筒状をなし、前記幅が広い4枚の側板の上端部に前記内フラップと前記外フラップとが交互に連結されていてよい。
また、4枚の側板を横方向に連結して成り、該4枚の側板の上端部に前記内フラップと前記外フラップとが交互に連結されていてよい。
さらに別の発明は、横方向に連結された側板の内の1つの側板の上端に上部開口の形状と整合する内フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップが連結された側板と対向する他の側板の上端に外フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップを内側に折曲げ、前記内フラップの上に重なり合うように前記外フラップを折曲げて上部開口を閉じるようにした包装箱において、
前記内フラップに、該内フラップを側板に折曲げ可能に連結する折曲げ線側に両端が前記折曲げ線の両端と一致するか前記折曲げ線の両端よりも幅方向外方であって前記内フラップの開放端と交わる第1の破断線を形成するとともに、前記内フラップの先端側に前記外フラップと接合される領域を囲むように第2の破断線を形成し、
前記第1の破断線と前記第2の破断線とを破断することにより前記内フラップから成る蓋板を除去するようにした包装箱に関するものである。
本願の主要な発明は、横方向に連結された側板の内の互いに対向する一対の側板の上端に天板を構成する内フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップが連結された側板以外の他の側板の上端に外フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップを内側に折曲げ、前記内フラップの上に重なり合うように前記外フラップを折曲げて上部開口を閉じるようにした包装箱において、
前記内フラップに、該内フラップを側板に折曲げ可能に連結する折曲げ線側に両端が前記折曲げ線の両端と一致するか前記折曲げ線の両端よりも幅方向外方であって前記内フラップの開放端と交わる第1の破断線を形成するとともに、前記内フラップの先端側の側部に前記外フラップと接合される領域を囲むように第2の破断線を形成し、
前記第1の破断線と前記第2の破断線とを破断することにより前記内フラップを組合せた蓋板を除去するようにした包装箱に関するものである。
従ってこのような包装箱によると、第1の破断線と第2の破断線とをそれぞれ破断することによって、天板を構成する内フラップの大半が第1の破断線と第2の破断線とに沿って分断され、しかも内フラップと外フラップとの接合部が外フラップ側に接合されたまま残存することになり、このために内フラップと外フラップの接合位置を剥離することなく小さな力で容易に開封を行ない、これによって上部開口を開放できるようになる。
第1の実施の形態の包装箱の展開平面図である。 同包装箱の組立て斜視図である。 同包装箱の上下を逆様にした状態の外観斜視図である。 同包装箱の正面図(A)および背面図(B)である。 同包装箱の左側面図(A)および右側面図(B)である。 同包装箱の平面図(A)および底面図(B)である。 上部開口を開封する動作を示すこの包装箱の外観斜視図である。 天板の部分を除去した状態の包装箱の外観斜視図である。 底板を除去する動作を示す逆様にした状態の包装箱の外観斜視図である。 天板を上方に引上げて底部を開放した状態の包装箱の上下を逆様にした状態の外観斜視図である。 第1の実施の形態の変形例の包装箱の展開平面図である。 同包装箱の組立て斜視図である。 同包装箱の平面図(A)および底面図(B)である。 上部開口を開封する動作を示すこの包装箱の外観斜視図である。 天板の部分を除去した状態の包装箱の外観斜視図である。 第2の実施の形態の包装箱の平面図である。 同包装箱の展開平面図である。 同包装箱の上部開口を開封した状態の外観斜視図である。 第3の実施の形態の包装箱の平面図である。 同包装箱の展開平面図である。 同包装箱の組立てた状態の外観斜視図である。 上下を逆様にした状態の同包装箱の外観斜視図である。 同包装箱の上部開口を開封する動作を示す外観斜視図である。 同包装箱の天板を除去した状態の外観斜視図である。 第4の実施の形態の包装箱の展開平面図である。 同包装箱の組立て斜視図である。 同包装箱の天板を除去した状態の外観斜視図である。
実施の形態1(図1〜図10)
以下本願発明を図示の実施の形態によって説明する。まず第1の実施の形態を図1〜図10を参照して説明する。
この実施の形態の包装箱は、段ボールによって組立てられるようになっている。段ボールは、側板の高さ方向と段目の方向とが一致するようにして用いられる。そしてこの段ボールには図1に示すように、8枚の側板11、12、13、14、15、16、17、18が備えられており、これらが互いに縦方向の折曲げ線19によって折曲げ可能に連結されている。そして図1において左端の側板11の左側には折曲げ線20を介して接合片21が連設されている。接合片21は、反対側の側板18と接合され、これによって8角形の筒体を組立てるようにしている。
側板13、17の下端側には底板の内フラップ25が破断線を兼ねた折曲げ線26によって折曲げ可能に連結されている。そして側板13の下端側の内フラップ25には、台形状の軌跡を描いて第3の破断線27が形成されている。第3の破断線27は、間欠的な切込みを入れたものであって、この破断線を覆うように破断指示マーク28が赤色の幅の広い線によって施されている。また上記第3の破断線27の中央部であって折曲げ線26側には押圧指示マーク29が青色の表示によって行なわれている。
この包装箱の側板11、15の下端側には外フラップ33が破断線を兼ねた折曲げ線34を介して折曲げ可能に連設されている。しかも外フラップ33には、その先端側であって両側にそれぞれ切欠き35が形成されている。これらの切欠き35が互いに整合されると、底面に凹部36が形成されるようになっている(図3参照)。
次に側板11、15の上端側には、折曲げ線39を介して内フラップ40が折曲げ可能に連結されている。この内フラップ40の基端側であって上記折曲げ線39よりもやや上方位置には円弧状に第1の破断線41が形成されている。この第1の破断線41の中間位置には上方へ屈曲した屈曲部42が形成されている。また上記第1の破断線41を覆うように、赤色の破断指示マーク43が幅の広い線によって施されている。そして上記屈曲部42の内側には青色の表示によって押圧指示マーク44が施されている。またこの内フラップ40の先端側であって両側の部分には円弧状に屈曲した第2の破断線45が形成されるとともに、この第2の破断線45を覆うように太い幅の線から成る破断指示マーク46が施されている。また内フラップ40が形成された側板11、15の高さ方向の中間よりもやや上方位置には取手穴形成用破断線47が形成されている。この破断線にも、赤色の太い線から成る破断指示マーク48が施されている。
これに対して側板13、17の両端側には折曲げ線52を介して外フラップ53が折曲げ可能に連設されている。外フラップ53は、その先端側であって両側の位置にそれぞれ押圧指示マーク54が青色の表示によって施されている。またこの外フラップ53の内側の表面であって押圧指示マーク54と部分的に表裏の関係になる位置に糊付け位置55が形成されている。この糊付け位置55に糊を接合することによって、側方の内フラップ40の第2の破断線45の外側の領域と糊付けされるようになっている。
このような段ボール(図1参照)が、図2および図3に示すように折曲げられて包装箱に組立てられる。8枚の側板11〜18を図2に示すように順次折曲げるとともに、側板18を接合片21と糊付けして接合することによって、8枚の側板11〜18によって8角筒状に組立てられる。そしてその後に、底面側の内フラップ25をそれらの先端を付合わせるようにして内側に折曲げ、さらにその後に上記内フラップ25に重なるように外フラップ33を重ね合わせる。なお内フラップ25と外フラップ33とは、互いに所要の位置において糊付け接合される。これによって底部開口が閉塞された有底の8角形の包装箱が組立てられる。
このような包装箱内に所定の内容物、例えばミネラルウォーターの入った樹脂袋等を収納し、その後に上部開口を図2に示すように閉塞して封緘する。上部開口の閉塞の動作は、まず側板11、15の上端の内フラップ40を折曲げ線39のところで内側に折曲げて先端部を突合せる。そしてその後に、側板13、17の上端の外フラップ53を両側の内フラップ40の上部に重ね合わせるようにし、しかも外フラップ53の糊付け位置55に塗布された糊材によって外フラップ53と内フラップ40と接合する。
このような包装箱の特徴は、上部の開封構造にあり、内フラップ40と外フラップ53とを重ね合わせた天板の開封を、第1の破断線41と第2の破断線45とによって行なうようにしている。またこの包装箱は、とくに図3に示すように、底板側において、両側の外フラップ33によって形成される切欠き35によって凹部36が形成され、この凹部36の形状が天板側の外フラップ53の形状と一致しており、包装箱を何段にも重ね合わせたときに下側に位置する包装箱の外フラップ53が上側の包装箱の底面の凹部36と係合し、これによってセンタリングあるいは位置決めが行なわれるようになっている。
図4はこのような包装箱の正面図および背面図を示し、図5はこのような包装箱の左側面図および右側面図を示し、図6はこのような包装箱の平面図および底面図を示している。
次にこのような包装箱の天板側を破断して開封する動作を図7および図8によって説明する。開封を行なう場合には、まず内フラップ40の折曲げ線39側に形成されている第1の破断線41の押圧指示マーク44のところで内部へ押圧するように押曲げて破断線41を破断する。さらに外フラップ53の外表面に形成されている押圧指示マーク54の部位を内側へ押下げるように押圧し、内フラップ40の先端側であって両側に形成されている第2の破断線45の部位を破断する。内フラップ40は図1から明らかなように、両側の部分と両側の根元側の斜めの部分が側板とは完全に分離されているために、上記第1の破断線41と上記第2の破断線45の破断によって、下側の側板11、15から完全に分離される。これによって内フラップから成る天板が除去されるようになり、開封が行なわれる。
図9および図10はこの包装箱の底板を除去する動作を示している。底板を除去する場合には、この包装箱を上下逆様にし(図9参照)、側板13の下端側に連設されている内フラップ25に形成された押圧指示マーク29の部位を箱の内側に向かって押圧すると、この内フラップ25に形成されている第3の破断線27が破断し、切欠き35によって箱の内部に連通する開口が形成される。従ってこの開口に手を入れて、底板を内側から持上げると、外フラップ33の側板11、15と連結されている破断線を兼ねた折曲げ線34の部位が破断されるようになり、図10に示すように底板が開放される。そしてこの底板の内フラップ25の側板17と連結された破断線を兼ねた折曲げ線26の部位をさらに破断することによって、側板がほぼ完全に除去されるようになる。
このような包装箱は、小さな力で簡単に開封および底板の除去が行われるようになり、とくに使用済みの包装箱を処理する際に好適な構造になる。また上記のような開封は、天板に関しては押圧指示マーク44、54を押圧し、底板については押圧指示マーク29を押圧することによって容易に達成することができる。しかも押圧の動作は、何れも押圧部位を箱の内側に向かって押下げるようにすればよく、小さな力でも体重をかけると容易に破断できるようになる。また天板を破断する際に、内フラップ40の第2の破断線45の先端の部分が接合部55によって外フラップ53に接着されたまま破断されるように接合部55の位置が設定されており、糊付け位置(接合部)55を剥離することなく開封を行なうことが可能で、接合部55を大きな力で剥離する必要がない。十分に大きな開口面積で破断されるようになる。
実施の形態1の変形例(図11〜図15)
次に上記実施の形態1の変形例を図11〜図15によって説明する。この変形例は、とくに図11に示すように、側板11、15の上端部に折曲げ線39を介して折曲げ可能に連設された内フラップ40の第1の破断線41の部分の構造の変更に関する。すなわち内フラップ40の折曲げ線39の端部と一致する終端を有する第1の破断線41が、ここでは直列の大きな円弧状の輪郭を有しており、この第1の破断線41の中央部の内側に押圧指示マーク44が形成されている。
すなわち上記第1の実施の形態においては、第1の破断線41がその中央部に屈曲部42を具備し、その内部に押圧指示マーク44を形成するようにしていたが、上記屈曲部42をこの変形例において無くしている。なおそれ以外の構成は上記実施の形態と同じである。
このような構成に係る段ボール原紙を折曲げて組立てると、図12に示すような外観の包装箱が得られる。ここでも、上面であって内フラップ40の根元側の部分の第1の破断線41が屈曲部42を備えておらず、円弧状の第1の破断線41の中央部の内側に押圧指示マーク44が形成された形状になる。
従って図14に示すように、上記円弧状を成す第1の破断線41の中央部の内側にある押圧指示マーク44の部分を包装箱の内側に向かって押圧すると、図15に示すように内フラップ40の第1の破断線41よりも折曲げ線39側の部分が箱の内部に没入するように破断される。従ってこの後に、第2の破断線45の部分をも破断することによって、この包装箱の天板部分の内の、内フラップ40の第1の破断線41よりも先端側であってしかも第2の破断線45の幅方向の内側の部分が除去され、これによって図15に示すように上部開口が開放されてこの包装箱は開かれるようになる。なおそれ以外の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
実施の形態2(図16〜図18)
次に第2の実施の形態を図16〜図18によって説明する。この実施の形態は、側板15の上端部に8角形の天板を構成する内フラップ40を折曲げ線39を介して折曲げ可能に連結するとともに、側板15と対向する側板11の上端部に折曲げ線52を介して外フラップ53を折曲げ可能に連結している。外フラップ53は、内フラップ40の第2の破断線45の内側の領域において、糊付け位置55で内フラップ40に接合され、これによって上部開口を閉塞するようにしている。また内フラップ40の折曲げ線39側の位置には、第1の破断線41が形成され、この第1の破断線41のところで側板15から内フラップ40を分離して開封を行なうようにしている。
また底板の構造は、側板11、15の下端側にそれぞれ破断線を兼ねた折曲げ線26によって折曲げ可能に内フラップ25が連設されている。しかも側板15側の内フラップ25には第3の破断線27が形成されるとともに、その内側に押圧指示マーク29が形成されている。また側板13、17の下端部には、外フラップ35が破断線を兼ねた折曲げ線34を介して折曲げ可能に連結されている。側板13、17の外フラップ33の先端側であって左端側および右端側にはそれぞれ切欠き35が形成され、これらの切欠き35とを整合させると、上記第1の実施の形態と同様の凹部36が形成される。この凹部36が天板側の外フラップ53と係合してセンタリング動作が行なわれるようになっている。
このような段ボールを折曲げて組立てられる包装箱は、上から見ると図16に示すような構造になる。ここで、上面の内フラップ40の破断線41の屈曲部42の位置にある押圧指示マーク44を下方に押圧することによって、内フラップ40と側板15側との連結が解除される。そしてさらにこの包装箱の天板の外フラップ53の両側の押圧指示マーク54の位置を内側に押下げるように押圧すると、第2の破断線45が破断され、外フラップ53と接合位置55で接合された内フラップ40の第2の破断線45の外側の領域が側板11側の外フラップ53に連結されたまま残り、内フラップ40から分離されることになる。これによって図18に示すように、天板40が除去されて上部が開放されるようになる。なおこの包装箱の底部であって底板側の開封の動作は、上記第1の実施の形態と同様である。
実施の形態3(図19〜図24)
次に第3の実施の形態を図19〜図24によって説明する。この実施の形態は、図20に示すような段ボールによって組立てられる。ここでこの段ボールは、側板11、13、15、17を備え、しかもこれらが互いに折曲げ線19によって折曲げ可能に連結されている。右端側の側板17の右側には折曲げ線20を介して接合片21が折曲げ可能に連結されている。そして接合片21を反対側の側板11に連結することによって、四角筒状に組立てられる。
この包装箱の底部側の構造は、側板13、17の下端に折曲げ線61を介して長方形の内フラップ25が折曲げ可能に連結されるとともに、側板11、15の下端側に折曲げ線62を介して外フラップ33が折曲げ可能に連結されている。そして外フラップ33の先端側であって両側の部分には切欠き35が形成され、両側の外フラップ33の切欠き35が整合されると図22に示すように、この包装箱の底部に凹部36が形成される。凹部36は、側板13、17の上端の外フラップ53と整合されてセンタリングの動作を行なうようになっている。
次に図20において、側板11、15の両端側にはそれぞれ内フラップ40が折曲げ線39を介して折曲げ可能に連設されている。内フラップ40はその折曲げ線39側の部分に第1の破断線41が形成されるとともに、この破断線41の中間部分が外方に屈曲して屈曲部42を構成している。そして屈曲部42の内側に押圧指示マーク44が形成されている。またこの内フラップ40の先端側であって両側の部分には第2の破断線45が形成されている。これに対して側板13、17の上端側にはそれぞれ逆台形状を成す外フラップ53が形成されている。外フラップ53はその先端側であって両側の部分に押圧指示マーク54を形成してあり、しかもこの押圧指示マーク54とは表裏反対側であって内側の表面に糊付け位置55が設定されている。この糊付け位置55に糊が接合されて内フラップ40の第2の破断線45の外側の領域に接合されるようになっている。
このような包装箱を開封する動作を説明すると、図23に示すように、側板11、15の上端側であって折曲げ線39に隣接するように内フラップ40に設けられている第1の破断線41をその屈曲部42の内側の押圧指示マーク44の部位を内側に押圧するようにし、これによって第1の破断線41を破断する。すると内フラップ40と側板11、15との連結が断たれる。そして側板13、17の上端側の折曲げ線52によって折曲げ可能に連結されている外フラップ53の先端側であって両側の押圧指示マーク54の部位を内側に押圧する。するとこの外フラップ53と糊付け位置55で糊付けされている内フラップ40の第2の破断線45の外側の領域が第2の破断線45の破断によって分離される。内フラップ40の両側は側板13、17とは接合されていないために、内フラップ40は総ての側板11、13、15、17から分離され、これによって取外されるようになる。図24はこのようにして第1の破断線41と第2の破断線45とによって破断されて上部開口が開放された状態を示している。
実施の形態4(図25〜図27)
次に第4の実施の形態を図25〜図27によって説明する。この実施の形態は、上記の実施の形態において、天板側の外フラップ53と底面側の凹部36によるセンタリングの機能をなくしたことを大きな特徴とする。すなわちここでは、図25に示すように、4枚の側板11、13、15、17の内の側板11、15の両端側にそれぞれ折曲げ線39を介して内フラップ40を連設している。そしてこの内フラップ40には、折曲げ線39側に近接して第1の破断線41が設けられるとともに、その中間の屈曲部42の内側に押圧指示マーク44が形成されている。またこの内フラップ40にはその両側にほぼ斜めの湾曲する第2の破断線45が形成されている。これに対して、側板13、17の上端には折曲げ線52を介して円弧状をなす外フラップ53が形成されている。この外フラップ53の先端側であって両側には一対の押圧指示マーク54が形成されている。そしてこの押圧指示マーク54の表裏反対側の表面に糊付け位置55が設定されている。
このような段ボールを組立てることによって、図26に示すような直方体状の包装箱となる。なおこの包装箱の底部は、内フラップ25をまず内側に折曲げ、その後に外フラップ33を内フラップ25と重なるように折曲げることによって閉塞され、従来の底部の閉塞構造と同一である。これに対して上部の開口については、まず内フラップ40を折曲げ線39のところで内側に折曲げ、その後にその上に重なるように外フラップ53を重ね合わせ、糊付け位置55に塗布された糊材によって内フラップ40と外フラップ53とを互いに接合して上部開口を閉塞している。
このような包装箱を開封する場合には、まず側板11、15の上端に形成されている内フラップ40を、第1の破断線41のところで破断し、これによって内フラップ40と側板11、15との連結を断つ。そしてその後に、側板13、17の上端側の外フラップ53の先端部に形成されている一対の押圧指示マーク54の部位を押下げ、これによってこの外フラップ53が接合部55を介して連結されている内フラップ40の第2の破断線45を破断する。これによって図27に示すように、上部の開口部を閉塞している内フラップ40の大半の部分が除去されるようになり、上部開口が開放される。
以上本願発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願発明の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態における包装箱の具体的な形状や、あるいは具体的な寸法等については、各種の設計変更が可能である。また上記実施の形態において中に充填される内容物や使用する用途についても、各種の物品あるいは用途に広く適用可能である。
本願発明は、各種の物品を充填して物流に供するための包装箱として利用することが可能である。
11〜18 側板
19、20 折曲げ線
21 接合片
25 内フラップ
26 破断線を兼ねた折曲げ線
27 第3の破断線
28 破断指示マーク
29 押圧指示マーク
33 外フラップ
34 破断線を兼ねた折曲げ線
35 切欠き
36 凹部
39 折曲げ線
40 内フラップ
41 第1の破断線
42 屈曲部
43 破断指示マーク
44 押圧指示マーク
45 第2の破断線
46 破断指示マーク
47 取手穴形成用破断線
48 破断指示マーク
52 折曲げ線
53 外フラップ
54 押圧指示マーク
55 糊付け位置(接合部)
61、62 折曲げ線

Claims (7)

  1. 横方向に連結された側板の内の互いに対向する一対の側板の上端に天板を構成する内フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップが連結された側板以外の他の側板の上端に外フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップを内側に折曲げ、前記内フラップの上に重なり合うように前記外フラップを折曲げて上部開口を閉じるようにした包装箱において、
    前記内フラップに、該内フラップを側板に折曲げ可能に連結する折曲げ線側に両端が前記折曲げ線の両端と一致するか、又は前記内フラップの開放端と交わる第1の破断線を形成するとともに、前記内フラップの先端側の側部に前記外フラップと接合される領域を囲むように第2の破断線を形成し、
    前記第1の破断線と前記第2の破断線とを破断することにより前記内フラップを組合せた蓋板を除去するようにした包装箱。
  2. 前記第2の破断線を破断すると、前記内フラップの前記第2の破断線の外側の部分が前記外フラップと接合される領域の接合部を介して前記外フラップに固着された状態で前記内フラップから分離される請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記第1の破断線よりも折曲げ線側であって幅方向の中間位置をこの包装箱の内側に向けて押圧すると、前記第1の破断線が破断され、前記外フラップの先端側であって両側の部分を押圧すると前記第2の破断線が破断される請求項1または請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記第1の破断線の中間位置に前記内フラップの先端側に屈曲する屈曲部が形成され、該屈曲部の内側であって前記第1の破断線よりも前記折曲げ線側を押圧すると前記第1の破断線が破断される請求項1〜請求項3の何れかに記載の包装箱。
  5. 幅が広い4枚の側板と幅が狭い4枚の側板とが交互に連結されて8角筒状をなし、前記幅が広い4枚の側板の上端部に前記内フラップと前記外フラップとが交互に連結されている請求項1〜請求項4の何れかに記載の包装箱。
  6. 4枚の側板を横方向に連結して成り、該4枚の側板の上端部に前記内フラップと前記外フラップとが交互に連結されている請求項1〜請求項4の何れかに記載の包装箱。
  7. 横方向に連結された側板の内の1つの側板の上端に上部開口の形状と整合する内フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップが連結された側板と対向する他の側板の上端に外フラップが折曲げ可能に連結され、前記内フラップを内側に折曲げ、前記内フラップの上に重なり合うように前記外フラップを折曲げて上部開口を閉じるようにした包装箱において、前記内フラップに、該内フラップを側板に折曲げ可能に連結する折曲げ線側に両端が前記折曲げ線の両端と一致するか、又は前記内フラップの開放端と交わる第1の破断線を形成するとともに、前記内フラップの先端側に前記外フラップと接合される領域を囲むように第2の破断線を形成し、
    前記第1の破断線と前記第2の破断線とを破断することにより前記内フラップから成る蓋板を除去するようにした包装箱。
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