JP6501132B1 - 野球またはソフトボール用グラブ - Google Patents

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Abstract

【課題】手との密着感を向上させる野球またはソフトボール用グラブを提供する。
【解決手段】手が挿入される手入れ部の甲側に備えられ、手挿入先方甲側に形成された窓空間の後方側に設けられた手口バンド2と、手口バンド2先方側の窓空間とウェッブ10後方部の間に設けられた挿入孔3と、小指挿入袋より後方側の内面に装着され、先端部が挿入孔3に挿入される締付ベルト4と、を有した構成にしているので、締付ベルト4を先端方向に引くことにより、手とグラブとの密着感を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、手との密着感を向上させる野球またはソフトボール用グラブに関する。
従来の野球グラブの構成について説明する。図13は、従来の野球グラブの手口バンド100の固定状態を示す背面図である。この図から分かるように同野球グラブの本体に設けられ、親指甲側の周縁部に手口バンド100の一端を固定し、手口バンド100の他端と手口の小指側の周縁部とをこれらに形成した綴じ穴101、102、103、104を挿通する革紐105により長さ寸法調整可能に固定する同野球用グラブに於いて、手口バンド100の他端を該手口の小指側の周縁部よりも柔軟に構成したものがあった(特許文献1)。
この構成によれば、手口バンド100の他端の表皮を切除することで簡単に他端を上記手口の小指側の周縁部よりも柔軟に構成することができ、手口バンド100の表皮と芯材を切除部の近傍で遊離させ、該表皮の切除部の近傍に該綴じ穴を形成することにより、サイズ調整を特別の道具を使用しないで簡単に行うことができる。
特開2003−265671号公報
従来のグラブの手口バンド100の固定方法について説明する。図13に示すように、手口バンド100の先端の閉じ穴101、102と、小指挿入袋9の下部の周縁部に形成された綴じ穴103、104に革紐105を挿通させて、長さ寸法を調整する構造であった。グラブの手口バンド100の締め付け具合を変更したい場合、まずは綴じ穴101、102と綴じ穴103、104に挿通されている革紐105を1度、全て抜いて通し直さなければならなかった。この作業は、試合中は勿論、練習中でも、その時間的な余裕はなく、簡単にすばやく使用者が変更することはできないという問題があった。
手口バンド100のプレー中の手口のすき間空間の変化について説明する。図14(a)は、同野球グラブの手口バンド100の装着状態を示す状態図であり、図14(b)は、同野球グラブの手口バンドの逆シングルでのボール捕球動作及び投球時の手口バンドの装着状態を示す状態図である。図14(a)に示すように同グラブは、手口バンド100の小指側の長さ寸法を調整することにより、手口の形状を手とフィットさせるものである。従来の固定方法の締め方だと手口バンド100と手首の間には、一番厚くて幅の大きな中手骨辺りが、ストレスなく通れるほどのスペースが必要だが、実際に手首の手根骨上部辺りは、それほどの幅も厚みがなく、どうしても図14(a)のようなすき間空間ができる装着になる。さらに図14(b)に示すように、逆シングル捕球や激しい投球動作のときグラブを大きくひねると、この手の甲側と手口バンド100のすき間空間は、さらに大きくなる。そのためにグラブが抜けそうな感覚になり、手との一体感もなくなり捕球時にボールの勢いに負けてグラブが外れたり、指先に力が伝わらなかったりして使用者が不安を感じるという問題があった。
図14(a)に示すように従来のグラブの手口バンド100の部分に初めからすき間空間があり、守備のときの逆シングルキャッチ動作の状態でボールが捕球しにくいという問題が起こった。また、投球動作でも、伸ばしたグラブ側の腕を身体方向に引くときに、グラブをひねる動作が起こるが、このときにすき間空間が図14(b)に示すようにさらに大きくなる。このために使用者は、脇を締めグラブが手からはずれ出ないようにするなど余計なストレスを感じながら投げている。また、夏の時期などは、特に試合後半になると、すき間空間の影響と自分の汗で、滑って抜けそうになるという問題もあった。
本発明のグラブは、手との密着感を向上させる野球またはソフトボール用グラブであって、 手が挿入される手入れ部の甲側に備えられ、手挿入先方甲側に形成された窓空間の後方側に設けられた手口バンドと、手ロバンド先方側の窓空間とウェッブ後方部の間に設けられ、親指挿入袋と人差し指挿入袋の間の捕球面から背面側に折り返して縫製させることにより形成された折り返しハートと、折り返しハートに設けられた挿入孔と、小指挿入袋より後方側の内面に装着され、先端部が挿入孔に挿入される締付ベルトと、を有し、折り返しハートの挿入孔に挿入された締付ベルトを先端方向に引くことにより、手との密着感を向上させることができる効果がある。
また、締付ベルトは、挿入孔に挿入されていない外側面に設けられた未挿入側面ファスナーと、挿入孔に挿入された後に折り返され、折り返された内側面に設けられた挿入側面ファスナーと、を有し、締付ベルトを先端方向に引いた後に、未挿入側面ファスナーと挿入側面ファスナーを付着されることにより、手との密着感を向上させることができる効果がある。
さらに、手ロバンドは、一端小指挿入袋より後方側の外面に装着され、他端親指側端部遊離され、手ロバンドの他端の親指側端部裏側に設けられた手口バンド親指側面ファスナーと、親指挿入袋外面の手首側に設けられた親指挿入袋面ファスナーと、を有し、手ロバンドを先端方向に引いて親指端部側に引き寄せた後に、手ロバンド親指側面ファスナーと親指挿入袋面ファスナーとを付着させることにより、手との密着感を向上させることができ、小指側の締りがさらに向上し補充動作に重要な対立運動がしやすくなるという効果がある。
本発明の野球またはソフトボール用グラブでは、手口バンドの小指挿入袋より後方側の内面に密着された締付ベルトを手口バンド先方側の窓空間とウェッブ後方部の間に設けられた挿入孔に挿入し、締付ベルトを先端方向に引くことにより手の甲とグラブとの密着性を向上させるとこができるので、より強い締め付け効果がある手と一体感のあるグラブである。また、本発明の野球またはソフトボール用グラブでは、締付ベルトの挿入孔に挿入されていない外側面に設けられて未挿入側面ファスナーに、挿入孔に挿入された後に折り返されその折り返された内側面に設けられた挿入側面ファスナーを付着するとこにより使用者が簡単に時間をかけず手の甲とグラブとの密着性を調整し、向上させるとこができるという効果がある。
本発明の野球またはソフトボール用グラブは、親指側端部が遊離された手口バンドを手口バンド先端方向に引いた後に、手口バンド親指側面ファスナーと親指挿入袋面ファスナーとを付着させることにより、小指下の甲側部分がグラブとよりフィットし手との小指側の密着がよくなり小指側の動きが向上するので逆シングル捕球に効果がある。
本発明の野球またはソフトボール用グラブは、小指側端部が遊離された手口バンドを手口バンド先端方向に引いた後に、手口バンド小指側面ファスナーと小指挿入袋面ファスナーとを付着させることにより、親指下の甲側部分がグラブとよりフィットし手との親指側の密着がよくなり親指側の動きが向上するので身体から遠いフォアハンド捕球に効果がある。
本発明の第1実施の形態を示す野球またはソフトボール用グラブの背面図 同野球またはソフトボール用グラブの締付ベルトと手口バンドを全開した状態の斜視図 同野球またはソフトボール用グラブの装着時の斜視図 同野球またはソフトボール用グラブの装着完了時の斜視図 同野球またはソフトボール用グラブを使用した場合の逆シングルの捕球動作状態を示す状態図 同野球またはソフトボール用グラブを使用した場合の投球時のグラブのひねり動作状態を示す状態図 (a)同野球またはソフトボール用グラブの手口バンドの装着状態を示す状態図 (b)同野球またはソフトボール用グラブの逆シングルでの捕球動作及び投球時の手口バンドの装着状態を示す状態図 本発明の第2実施の形態を示す野球またはソフトボール用グラブの背面図 同野球またはソフトボール用グラブの締付ベルトと手口バンドを全開した状態の斜視図 同野球またはソフトボール用グラブの装着時の斜視図 同野球またはソフトボール用グラブの装着完了時の斜視図 (a)同野球またはソフトボール用グラブの手口バンドの装着状態を示す状態図 (b)同野球またはソフトボール用グラブの逆シングルでの捕球動作及び投球時の手口バンドの装着状態を示す状態図 従来の野球グラブの手口バンドの固定状態を示す背面図 (a)同野球グラブの手口バンドの装着状態を示す状態図 (b)同野球グラブの手口バンドの逆シングルでのボール捕球動作及び投球時の手口バンドの装着状態を示す状態図
本発明の第1実施の形態の野球またはソフトボール用グラブ(以下、「グラブ」と記載する)について、図1および図2を参照しながら説明する。ここで、図1は、本発明の第1実施の形態を示すグラブの背面図であり、図2は、同グラブの締付ベルトと手口バンドを全開した状態の斜視図である。なお、図1については、グラブの外面全体を表示する関係上、各構成を少し変形して表示させている。
図1および図2に示すようにグラブ1aは、手との密着感を向上させるために、手口バンド2と、挿入孔3と、締付ベルト4と、を有している。
さらに、図1に示すようにグラブ1aの構成は、手の5本の指が、順に挿入される親指挿入袋5、人差し指挿入袋6、中指挿入袋7、薬指挿入袋8及び小指挿入袋9を設け、さらに、親指挿入袋5と人差し指挿入袋6の間にウェッブ10を設けた構成になっている。また、手が挿入される手入れ部の甲側には、手を挿入する先方向に形成された窓空間11が形成され、この窓空間11の後方側に手口バンド2を設けている。この手口バンド2の一端は、小指挿入袋9より後方側の外面の手口バンド装着部12で縫着され、他端の親指側端部13は、遊離されている。また、図2に示すように、遊離された手口バンド2の親指側端部13の裏側には、手口バンド親指側面ファスナー14が設けられている。さらに、手口バンド親指側面ファスナー14の装着先として、親指挿入袋5の後方に親指挿入袋面ファスナー15を設けている。
さらに、図1に示すように、手口バンド2の先方側の窓空間11とウェッブ10の後方部の間に折り返しハート16を設けている。この折り返しハート16は、捕球面の親指挿入袋5と人差し指挿入袋6の間の捕球面を背面側に折り返して縫製されて、ボールを捕球した時に捕球面側のウェッブ10の下部の破けや裂けを軽減する目的のために設けたものである。この折り返しハート16の位置に、締付ベルト4を挿入する挿入孔3を設けている。
また、前述した締付ベルト4は、その一端が小指挿入袋9より後方側の内面で手首側の縁の締付ベルト装着部17に縫製することによって装着されている。そして、締付ベルト4の他端は、図2に示すように、挿入孔3を挿通している。さらに、締付ベルト4は、挿入孔3に挿入されていない外側面に未挿入側面ファスナー18と、挿入孔3に挿入された外側面に挿入側面ファスナー19と、を有している。なお、図1及び図2の第1実施の形態の場合では、締付ベルト4は、締付ベルト装着部17で縫製され、さらに、手口バンド装着部12においても、手口バンド2と一緒に、縫製されている。
グラブ1aの締付ベルト4の装着方法について説明する。図3は、グラブ1aの装着時の斜視図である。図3に示すように、手をグラブ1aに装着するときは、まず、親指側端部13側の手口バンド2を全開にする。そして、手を締付ベルト4の下側を通して、手の各指に対応する挿入袋5〜9に挿入して、反対の手で、締付ベルト4を先端方向に引っ張り、手の甲と締付ベルト4との隙間空間をなくす。その後、挿入孔3に挿入された締付ベルト4の先端部分を折り返して、挿入側面ファスナー19を未挿入側面ファスナー18に付着させることで締付ベルト4の先端を固定する。
締付ベルト4の効果を図4で説明する。図4は、グラブ1aの装着完了時の斜視図である。図4に示すように、締付ベルト4の締め付け効果により手の甲とグラブ1aとのすき間空間がなくなり、手の小指側の甲とグラブも一体化しているので手の平とグラブ内部が、より密着し使用者の激しい捕球や投球動作においてもグラブ1aが抜けにくくなる効果がある。特に夏に汗をかいてもグラブ1aがすべったり抜け落ちたりする不安やストレスもなくなる。
なお、締付ベルト4の幅は、約1cm〜4cmの範囲のものであれば装着可能であるが、使用者の手の大きさや使用ボールの種類などで、ベルトの幅の仕様が異なる場合がある。その中でも通常2cm〜2.5cmが操作しやすく、また、締め付け効果もより出やすくなる。なお、締付ベルト4の材料は、天然皮革以外に、伸縮性のあるゴムや人工皮革などの材料でもよい。
手口バンド2の装着方法について説明する。図4は、グラブ1aの装着完了時の斜視図である。上述したように、最初に締付ベルト4で、手の甲をしっかり固定したあとに、手口バンド親指側面ファスナー14を親指挿入袋面ファスナー15に付着させることで、手口バンド2の遊離部を固定する。その結果、手口バンド親指側面ファスナー14と親指挿入袋面ファスナー15とでしっかりと固定することができ、グラブ1aと手首とのすき間空間をなくす。
手口バンド2の効果を図4で説明する。図4は、グラブ1aの装着完了時の斜視図である。図4に示すように、手口バンド2は、親指挿入袋面ファスナー15で、自分の手の大きさや厚みを自由に調整でき、手首とグラブ1aとのすき間空間がなくなり手首もしっかり固定されるので、グラブ1aの体感重量も軽くなり操縦性が向上して、使用者の指の細やかな動作感覚が、そのままグラブ1aの捕球面や指先に伝わることが可能になる。
グラブ1aの守備における捕球動作の効果を図5、図7(a)、(b)を使って説明する。図5は、グラブ1aを使用した場合の逆シングルの捕球動作状態を示す状態図である。図7(a)は、グラブ1aの手口バンド2の装着状態を示す状態図であり、図7(b)は、グラブ1aの逆シングルでの捕球動作及び投球時の手口バンド2の装着状態を示す状態図である。
図5に示すように逆シングルの捕球動作は、フォアハンド捕球動作よりボールも勢いがある場合が多く、かなり高度な捕球技術が要求される。図7(a)に示すようにグラブ1aならば、逆シングル捕球動作を行っても締付ベルト4と手口バンド2の相乗効果のおかげで、手の甲と手首のすき間空間がないために、ボールの勢いにグラブをはじかれる心配もなく、また、使用者の指の関節の感覚が、すぐにグラブの指先に届くことが可能な状態であり、その結果、捕球から握り替えなど一連の動作に余計なストレスもなく終始安定し、時間的ロスが減少するといった効果がある。
さらに同グラブの投球時の効果を図6、図7(a)(b)を使って説明する。それぞれ、図6は野球グラブを使用した場合の投球時のグラブのひねり動作状態を示す状態図である。また、図7(a)はグラブ1aの手口バンドの装着状態を示す状態図である。そして、図7(b)は、グラブ1aの投球動作のときの手口バンドの装着状態を示す状態図である。図6に示すように投手が、大きな力のかかる体重移動を使った回転運動で投球するときに、グラブは、大きくひねられる。このときにグラブ1aならば図7(a)に示すように使用者があらかじめ自分の手の厚みや幅に自由自在に調整できているので、もともと小指側の甲部分にも大きな隙間空間がなく、大切な投球時のリリース場面でも図7(b)に示すようにグラブの腕を引く激しい動作のときも、グラブが外れるような不安やストレスなくリラックスして投げられる。また、締付ベルト4や手口バンド2の密着効果によって汗で、グラブが脱げやすくなるという心配もなくなる。
上述した第1実施の形態の説明では、手口バンド2の先方側の窓空間11とウェッブ10の後方部の間に折り返しハート16を設け、この折り返しハート16に締付ベルト4を挿入する挿入孔3を有した構成としたが、折り返しハート16を設けないグラブであっても、この折り返しハート16と同様な位置に挿入孔3を設けてもよい。そして、その挿入孔3に締付ベルト4を挿入すれば、上述した内容と同様な作用、効果が得られる。
また、第1実施の形態の説明では、挿入孔3は、直接、穴を開ける構造としたが、手口バンド先方側の窓空間11とウェッブ10後方部の間に金属やプラスチック枠などを装着し、その枠に締付ベルト4が挿通する構成としてもよい。その場合も、上述した内容と同様な作用、効果が得られる。
本発明の第2実施の形態を示す野球またはソフトボール用グラブ(以下、「グラブ」と記載する。)について、図8および図9を参照しながら説明する。ここで、図8は、同グラブの背面図であり、図9は同グラブの締付ベルトと手口バンドを全開した状態の斜視図である。なお、図8については、グラブの外面全体を表示する関係上、各構成を少し変形して表示させている。
図8に示すようにグラブ1bの構成は、手との密着感を向上させるために、手口バンド20と、挿入孔3と、締付ベルト4と、を有している。さらに手の5本の指が、順に挿入される親指挿入袋5、人差し指挿入袋6、中指挿入袋7、薬指挿入袋8及び小指挿入袋9を設け、さらに、親指挿入袋5と人差し指挿入袋6の間にウェッブ10を設けた構成になっている。また、手が挿入される手入れ部の甲側には、手を挿入する先方向に形成された窓空間11が形成され、この窓空間11の後方側に手口バンド20を設けている。この手口バンド20の一端は、親指挿入袋5より後方側の外面の手口バンド装着部21に縫製することによって装着され、他端の小指側端部22は遊離されている。また、図9に示すように、遊離された手口バンド20の小指側端部22の裏側には、手口バンド小指側面ファスナー23が設けられている。さらに、手口バンド小指側面ファスナー23の装着先として、小指挿入袋9の後方に小指挿入袋面ファスナー24を設けている。
さらに、図8に示すように、手口バンド20の先方側の窓空間11とウェッブ10の後方部の間に折り返しハート16を設けている。この折り返しハート16は、捕球面の親指挿入袋5と人差し指挿入袋6の間の捕球面を背面側に折り返して縫製され、ボールを捕球した時に捕球面側のウェッブ10の下部の捕球面の破けや裂けを軽減する目的のために設けたものである。この折り返しハート16に締付ベルト4を挿入する挿入孔3を有している。
また、前述した締付ベルト4は、その一端が、小指挿入袋9より後方側の内面で、手首側の縁の締付ベルト装着部17によって装着されている。そして、締付ベルト4の他端は、図9に示すように、挿入孔3を挿通している。さらに、締付ベルト4は、挿入孔3に挿入されていない未挿入側面ファスナー18と、挿入孔3に挿入された挿入側面ファスナー19と、を有している。
手口バンド20の装着方法を説明する。図10は、グラブ1bの装着時の斜視図である。図10に示すように、締付ベルト4で、手の甲をしっかり固定したあとに、手口バンド小指側面ファスナー23と小指挿入袋面ファスナー24とで固定して、手首とグラブ1bのすき間空間をなくすように装着する。
グラブ1bの手口バンド20の効果を図11で説明する。図11は、グラブ1bの装着完了時の斜視図である。図11に示すように、グラブ1bの手口バンド20は、小指挿入袋面ファスナー24で、自分の手の大きさや厚みを自由に調整し、しっかりと固定されるので、締付ベルト4との相乗効果により、手首とグラブとの隙間がなく、さらに手の甲側や親側の締め付け度合も強くなるので手の細やかな動作感覚、特に親指の動きがそのままグラブ1bの捕球面や指先に伝わりプレー中にグラブ1bが抜ける、ずれる心配やストレスがなくリラックスしたプレーが可能になる。
グラブ1bの守備における捕球動作の効果を図5、図12(a)(b)を使って説明する。図5は、逆シングル捕球動作状態を示す状態図である。図12(a)は、グラブ1bの手口バンドの装着状態を示す状態図である。また、図12(b)は、グラブ1bの逆シングルでの捕球動作時の手口バンドの装着状態を示す状態図である。図5に示すように、内野手の守備の逆シングルの捕球動作の状態は、フォアハンド捕球よりボールも勢いがある場合も多く、かなり高度な技術が要求される。図12(a)に示すようにグラブ1bならば、逆シングル捕球動作でも締付ベルト4と手口バンド20の相乗効果で手の甲や手首の隙間空間もなく使用者の指の感覚がすぐにグラブに届くことが可能な状態で、親指がよく効き捕球から握り替え動作もストレスなくプレー出来ることが可能である。
さらにグラブ1bの投球時の効果を図6、図12(a)(b)を使って説明する。図6は、グラブを使用した場合の投球時のグラブのひねり動作状態を示す状態図である。図12(a)は、グラブ1bの手口バンドの装着状態を示す状態図である。図12(b)は、グラブ1bの投球時の手口バンドの装着状態を示す状態図である。図6に示すように、投手が、大きな力のかかる体重移動を使った回転運動で投球するときに、グラブは、図6のように大きくひねられる。このときにグラブ1bならば、図12(a)に示すように使用者があらかじめ自分の手の厚みや幅を調整できて手とフィットしているので、特に親指側にもすき間空間がなく、大切な投球時のリリース場面で、図12(b)に示すようにグラブ側の腕を身体に引く激しい動作のときも、グラブが外れる感覚やずれるなどの余計なストレスもなくリラックスして投げられる。また、締付ベルト4や手口バンド20の密着効果によって汗で、グラブ1bが、脱げやすくなるというストレスもなくなる。
上述した第2実施の形態の説明では、手口バンド20の先方側の窓空間11とウェッブ10の後方部の間に折り返しハート16を設け、この折り返しハート16に締付ベルト4を挿入する挿入孔3を有した構成としたが、折り返しハート16を設けないグラブであっても、この折り返しハート16と同様な位置に挿入孔3を設けてもよい。そして、その挿入孔3に締付ベルト4を挿入すれば、上述した内容と同様な作用、効果が得られる。
また、第2実施の形態の説明では、挿入孔3が、手口バンド20の先方側の窓空間11とウェッブ10の後方部の間のグラブ1bに直接設けられた構成としたが、手口バンド20の先方側の窓空間11とウェッブ10後方部の間に金属枠やプラスチック枠を装着し、その枠に締付ベルト4が挿通される構成としてもよい。その場合も、上述した内容と同様な作用、効果が得られる。
なお、上記した本発明の第1実施の形態、及び、第2実施の形態における野球またはソフトボール用グラブはファーストミットもキャッチャーミットも含まれ、第1実施の形態、及び、第2実施の形態で記載した同様の作用効果が得られる。
1a グラブ(第1実施の形態)
1b グラブ(第2実施の形態)
2 手口バンド(第1実施の形態)
3 挿入孔
4 締付ベルト
5 親指挿入袋
6 人差し指挿入袋
7 中指挿入袋
8 薬指挿入袋
9 小指挿入袋
10 ウェッブ
11 窓空間
12 手口バンド装着部(第1実施の形態)
13 親指側端部
14 手口バンド親指側面ファスナー
15 親指挿入袋面ファスナー
16 折り返しハート
17 締付ベルト装着部
18 未挿入側面ファスナー
19 挿入側面ファスナー
20 手口バンド(第2実施の形態)
21 手口バンド装着部(第2実施の形態)
22 小指側端部
23 手口バンド小指側面ファスナー
24 小指挿入袋面ファスナー
100 手口バンド
101 綴じ穴
102 綴じ穴
103 綴じ穴
104 綴じ穴
105 革紐

Claims (3)

  1. 手との密着感を向上させる野球またはソフトボール用グラブであって、
    手が挿入される手入れ部の甲側に備えられ、手挿入先方甲側に形成された窓空間の後方側に設けられた手口バンドと、
    該手ロバンド先方側の窓空間とウェッブ後方部の間に設けられ、親指挿入袋と人差し指挿入袋の間の捕球面から背面側に折り返して縫製させることにより形成された折り返しハートと、
    該折り返しハートに設けられた挿入孔と、
    小指挿入袋より後方側の内面に装着され、先端部が前記挿入孔に挿入される締付ベルトと、を有し、
    前記折り返しハートの前記挿入孔に挿入された前記締付ベルトを先端方向に引くことにより、手との密着感を向上させることができる野球またはソフトボール用グラブ。
  2. 前記締付ベルトは、
    前記挿入孔に挿入されていない外側面に設けられた未挿入側面ファスナーと、
    前記挿入孔に挿入された後に折り返され、該折り返された内側面に設けられた挿入側面ファスナーと、を有し、
    前記締付ベルトを先端方向に引いた後に、前記未挿入側面ファスナーと前記挿入側面ファスナーを付着されることにより、手との密着感を向上させることができる請求項1記載の野球またはソフトボール用グラブ。
  3. 前記手ロバンドは、一端小指挿入袋より後方側の外面に装着され、他端親指側端部遊離され、
    記手ロバンドの他端の親指側端部裏側に設けられた手口バンド親指側面ファスナーと、
    親指挿入袋外面の手首側に設けられた親指挿入袋面ファスナーと、を有し、
    前記手ロバンドを先端方向に引いて親指端部側に引き寄せた後に、前記手ロバンド親指側面ファスナーと前記親指挿入袋面ファスナーとを付着させることにより、手との密着感を向上させることができる請求項1または請求項2記載の野球またはソフトボール用グラブ。
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