JP6750051B2 - 野球またはソフトボール用捕球具 - Google Patents

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Description

本発明は、野球またはソフトボール用捕球具に関するものである。
従来、野球またはソフトボール用捕球具に手を挿入するに際しては、装着者の手の指は野球またはソフトボール用捕球具の指部で固定され、装着者の手の甲は手口ベロで固定される。したがって、野球またはソフトボール用捕球具と装着者の手との一体感を増すためには、装着者の手の甲が手口ベロでしっかりと固定されていることが必要である。そのため、装着者の手の甲を手口ベロでしっかりと固定するための手口ベロの調整機構が提案されている。
たとえば、特許第3081539号公報(特許文献1)の図6および図7には、従来の野球用グラブにおける手口ベロの調整機構が記載されている。この従来の野球用グラブにおける手口ベロの調整機構では、背面皮の小指下部と、小指下部の下に位置する手口ベロとが皮紐によって結ばれている。
特許第3081539号公報
上記公報に記載された従来の野球用グラブにおける手口ベロの調整機構では、野球用グラブが繰り返し使用されることにより手口ベロの皮に負荷がかかることで、手口ベロの皮が伸びる。このため、装着者の手の甲と手口ベロとのフィット感(固定感)が低下する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、装着者の手の甲と手口ベロとのフィット感の低下を抑制することができる野球またはソフトボール用捕球具を提供することである。
本発明の野球またはソフトボール用捕球具は、装着者の手に装着されるものである。野球またはソフトボール用捕球具は、指部と、手口ベロと、補強部材とを備えている。指部は、装着者の手の親指および小指を受け入れる。手口ベロは、指部に接続され、かつ装着者の手の甲に沿う。補強部材は、手口ベロに取り付けられている。手口ベロは、甲の親指側から小指側に向けて延びている。補強部材は、第1補強部と、第2補強部とを含んでいる。第1補強部は、甲の親指側から小指側に向けて手口ベロが延びる延在方向に第2補強部との間に隙間をあけて配置されている。手口ベロは、甲に沿うように配置された第1ベロ部材と、第1ベロ部材に対して甲と反対側に配置された第2ベロ部材とを含んでいる。第1補強部および第2補強部の各々は、第2ベロ部材を貫通し、第1ベロ部材と第2ベロ部材との間で手口ベロに固定されている。
本発明の野球またはソフトボール用捕球具によれば、補強部材が手口ベロに取り付けられている。このため、補強部材によって手口ベロが伸びることを抑制することができる。また、第1補強部は、甲の親指側から小指側に向けて手口ベロが延びる延在方向に第2補強部との間に隙間をあけて配置されている。このため、第1補強部および第2補強部によって手口ベロを補強しつつ手口ベロを曲がり易くすることができる。したがって、装着者の手の甲と手口ベロとのフィット感の低下を抑制することができる。
上記の野球またはソフトボール用捕球具において、好ましくは、第1補強部および第2補強部の各々の材料の引張弾性率は、手口ベロの材料の引張弾性率以上である。このため、第1補強部および第2補強部の各々によって、手口ベロが伸びることを効果的に抑制することができる。
上記の野球またはソフトボール用捕球具において、好ましくは、第1補強部および第2補強部の各々の材料は、手口ベロの材料と同じである。したがって、同じ材料で製造できるため、第1補強部および第2補強部ならびに手口ベロの製造が容易となる。
上記の野球またはソフトボール用捕球具において、好ましくは、延在方向において、第1補強部および第2補強部の各々の幅は、隙間の幅よりも大きい。このため、第1補強部および第2補強部による手口ベロの補強と、手口ベロの曲がり易さとを両立することが容易となる。
上記の野球またはソフトボール用捕球具は、好ましくは、指部と手口ベロとの間に設けられた窓部をさらに備えている。第1補強部および第2補強部の各々は、延在方向において窓部の親指側の端よりも小指側に配置されている。このため、第1補強部および第2補強部による手口ベロの補強と、手口ベロの曲がり易さとを両立することが容易となる。
上記の野球またはソフトボール用捕球具において、好ましくは、第1補強部および第2補強部の各々は、延在方向に直交する交差方向において、手口ベロの中央よりも窓部側に配置されている。このため、第1補強部および第2補強部による手口ベロの補強と、手口ベロの曲がり易さとを両立することが容易となる。
上記の野球またはソフトボール用捕球具において、好ましくは、第1補強部は、延在方向に対して傾斜しており、かつ装着者の手の人差し指に接続された中手骨に沿って延びている。このため、野球またはソフトボール用捕球具が開閉するときに軸として機能する人差し指に接続された中手骨に沿って第1補強部が延びている。したがって、第1補強部により野球またはソフトボール用捕球具の開閉を安定させることができる。
上記の野球またはソフトボール用捕球具において、好ましくは、手口ベロは、甲に沿うように配置された第1ベロ部材と、第1ベロ部材に対して甲と反対側に配置された第2ベロ部材とを含んでいる。第1補強部および第2補強部の各々は、第2ベロ部材を貫通し、第1ベロ部材と第2ベロ部材との間で手口ベロに固定されている。このため、第1補強部および第2補強部の各々を手口ベロにしっかりと固定することができる。
以上説明したように、本発明の野球またはソフトボール用捕球具によれば、装着者の手の甲と手口ベロとのフィット感の低下を抑制することができる。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具を受球面側から見た状態を概略的に示す正面図である。 本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具を背面側から見た状態を概略的に示す背面図である。 図2のIII部の拡大図である。 図3のIV−IV線に沿う装着者の手の甲、手口ベロおよび補強部材を示す拡大断面図である。 本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具の補強部材の形状を示す図2に対応する拡大図である。 図5のVI−VI線に沿う手口ベロおよび補強部材を示す断面図である。 本発明の一実施の形態における変形例の野球またはソフトボール用捕球具の図3に対応する拡大図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、特に言及しない限り、以下の図面において同一または対応する部分には同一の参照符号を付し、その説明を繰り返さない。
図1および図2を参照して、本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1の構成について説明する。本発明の一実施の形態では、野球またはソフトボール用捕球具1として野球またはソフトボール用グラブを例示しているが、本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1は、キャッチャーミット、ファーストミットなどであってもよい。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1は、装着者(使用者)の手100に装着されるものである。本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1は、指部2と、手掌部3と、ウェブ部4と、複数の紐部5と、手口6と、受球面7と、背面8と、窓部9と、手口ベロ10と、補強部材20とを主に備えている。
指部2は、装着者の手100の親指101、人差し指102、中指103、薬指104および小指105を受け入れ可能に構成されている。指部2は、親指部2a、人差し指部2b、中指部2c、薬指部2dおよび小指部2eを含んでいる。親指部2a、人差し指部2b、中指部2c、薬指部2dおよび小指部2eは、装着者の手100の親指101、人差し指102、中指103、薬指104および小指105をそれぞれ受け入れ可能に構成されている。親指部2a、人差し指部2b、中指部2c、薬指部2dおよび小指部2eの各々は、装着者の手100の親指101、人差し指102、中指103、薬指104および小指105の各々をそれぞれ受け入れるように袋状に構成されている。
手掌部3は、装着者の手100の手掌を受け入れ可能に構成されている。手掌部3は、装着者の手100の手掌を受け入れるように袋状に構成されている。手掌部3は、装着者の手100の手掌を覆うように構成されている。手掌部3は、親指部2a、人差し指部2b、中指部2c、薬指部2dおよび小指部2eにそれぞれ接続されている。
手口6は、野球またはソフトボール用捕球具1に装着者の手100を挿入するための挿入口である。手口6は、手掌部3および手口ベロ10の各々の指部2と反対側の端部に設けられている。手口6は、装着者の手100の手首110に沿うように設けられている。
手口ベロ10は、指部2に接続されている。具体的には、手口ベロ10は、親指部2aと小指部2eとに接続されている。手口ベロ10は、甲106の親指101側から小指105側に向けて延びている。手口ベロ10は、親指部2aから小指部2eにわたって延びている。手口ベロ10は舌片状に構成されている。手口ベロ10は、装着者の手100の甲106に沿うように構成されている。手口ベロ10は、装着者の手100の甲106の少なくとも一部を覆うように構成されている。手口ベロ10は、装着者の手100に対して手掌部3と反対側に配置されている。つまり、手口ベロ10は、装着者の手100の甲106側に配置されている。
ウェブ部4は、親指部2aと人差し指部2bとの間に配置されている。ウェブ部4は、ウェブ状に構成されている。ウェブ部4は、親指部2aと人差し指部2bとの間の領域の少なくとも一部を覆うように構成されている。本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1では、ウェブ部4にはウェブ目が設けられている。
複数の紐部5の一部は、親指部2aおよび人差し指部2bの各々とウェブ部4とを接続し、人差し指部2b、中指部2c、薬指部2dおよび小指部2eを接続している。また、複数の紐部5の他の一部は、小指部2eと手口ベロ10とを接続している。
受球面7は、装着者の手100の手掌側に配置されている。受球面7はボールを受けるためのものである。受球面7は、指部2、手掌部3、ウェブ部4、および紐部5の各部の装着者の手100の手掌側に配置された部分により構成されている。手掌部3は、受球面7の一部を構成している。
背面8は、装着者の手100の甲106側に配置されている。背面8は、指部2、ウェブ部4、紐部5、手口ベロ10および補強部材20の各部の装着者の手100の甲106側に配置された部分により構成されている。手口ベロ10は、背面8の一部を構成している。
窓部9は、背面8に設けられている。窓部9は、指部2と手口ベロ10との間に設けられている。窓部9は、親指部2a、人差し指部2b、中指部2c、薬指部2d、小指部2eおよび手口ベロ10により囲まれている。窓部9は、窓部9から野球またはソフトボール用捕球具1の内部が露出するように構成されている。
指部2および手口ベロ10は、親指部2a側から小指部2e側にわたって手掌側から甲106側に突出するように湾曲している。つまり、親指部2a側から小指部2e側にわたって背面8側に膨らむように背面8のアーチ形状が維持されている。
図2および図3を参照して、手口ベロ10は、甲106の親指101側から小指105側に向けて延びるように構成されている。手口ベロ10が甲106の親指101側から小指105側に向けて延びる延在方向D1において、手口ベロ10は、甲106の親指101側に配置された根元11と、甲106の小指105側に配置された先端12とを有している。延在方向D1における手口ベロ10の根元11から先端12までの長さが手口ベロ10の延在方向D1の長さL1である。手口ベロ10の延在方向D1の長さL1は、手口ベロ10の表面Sに沿う長さである。
補強部材20は、手口ベロ10を補強するためのものである。補強部材20は、手口ベロ10に取り付けられている。補強部材20は、第1補強部21および第2補強部22を含んでいる。本発明の一実施の形態では、補強部材20は、第1補強部21および第2補強部22に加えて、第3補強部23を含んでいる。第1補強部21、第2補強部22、第3補強部23の各々は、手口ベロ10に取り付けられている。
第1補強部21は、甲106の親指101側から小指105側に向けて手口ベロ10が延びる延在方向D1に第2補強部22との間に隙間GPをあけて配置されている。第2補強部22は、延在方向D1に第3補強部23との間に隙間GPをあけて配置されている。隙間GPは、隙間GPから手口ベロ10の表面Sが露出するように構成されている。つまり、隙間GPは、第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23によって覆われていない。
第1補強部21および第2補強部22の各々の材料の引張弾性率は、手口ベロ10の材料の引張弾性率以上である。また、第3補強部23の材料の引張弾性率は、手口ベロ10の材料の引張弾性率以上である。
第1補強部21および第2補強部22の各々の材料は、手口ベロ10の材料と同じである。また、第3補強部23の材料は、手口ベロ10の材料を同じである。第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々の材料は、たとえば、天然皮革、人工皮革、合成皮革、合成樹脂および繊維強化プラスチックなどである。この合成樹脂は、たとえば、ポリプロピレンおよびポリウレタンなどである。手口ベロ10の材料は、たとえば、天然皮革、人工皮革および合成皮革などである。
延在方向D1において、第1補強部21および第2補強部22の各々の幅W1は、隙間GPの幅W2よりも大きい。また、第3補強部23の幅W1は、隙間GPの幅W2よりも大きい。第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々の幅W1は、手口ベロ10の表面Sに沿う幅である。隙間GPの幅W2は、手口ベロ10の表面Sに沿う幅である。第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々の幅W1は、互いに等しい寸法であってもよい。複数の隙間GPの幅W2は、互いに等しい寸法であってもよい。複数の隙間GPの各々の幅W2は、第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々の幅W1の1/3以上2/3以下であってもよい。
第1補強部21および第2補強部22の各々は、延在方向D1において窓部9の親指101側の端9aよりも小指105側に配置されている。また、第3補強部23は、延在方向D1において窓部9の親指101側の端9aよりも小指105側に配置されている。
手口ベロ10の延在方向D1に直交する交差方向D2における長さL2は、交差方向D2における手口ベロ10の最大の長さである。第1補強部21および第2補強部22は、延在方向D1に直交する交差方向D2において、手口ベロ10の中央CPよりも窓部9側に配置されている。また、第3補強部23は、交差方向D2において、手口ベロ10の中央CPよりも窓部9側に配置されている。第1補強部21および第2補強部22は、延在方向D1に直交する交差方向D2において、手口ベロ10の中央CPよりも装着者の手100の中指103側に配置されている。また、第3補強部23は、交差方向D2において、手口ベロ10の中央CPよりも装着者の手100の中指103側に配置されている。第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々は、交差方向D2における手口ベロ10の中央CPを通り延在方向D1に延びる手口ベロ10の中心線CLよりも窓部9側に配置されている。
人差し指102においては、指先側から順に、末節骨102a、中節骨102b、基節骨102cが配列されている。基節骨102cは、中手骨106aと中手指節関節を介して接続されている。第1補強部21は、延在方向D1に対して傾斜している。第1補強部21は、装着者の手100の人差し指102に接続された中手骨106aに沿って延びている。第2補強部22は、第1補強部21と平行に配置されている。また、第3補強部23は、第2補強部22と平行に配置されている。
図3および図4を参照して、第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々は、手口ベロ10の表面Sに配置されている。第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々は、手口ベロ10の表面S上に重ねられた部分を有している。第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々は、手口ベロ10の表面Sに互いに等間隔に配置されていてもよい。
手口ベロ10は、第1ベロ部材10aと、第2ベロ部材10bとを有している。第1ベロ部材10aは、装着者の手100の甲106に沿うように配置されている。第2ベロ部材10bは、第1ベロ部材10aに対して甲106と反対側に配置されている。手口ベロ10の表面Sは、第2ベロ部材10bの第1ベロ部材10aと反対側の面である。第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々の厚みは、第2ベロ部材10bの厚みの1/2以上1以下であってもよい。
図5および図6を参照して、手口ベロ10および補強部材20の構成についてさらに詳しく説明する。なお、図6では、説明の便宜のため、補強部材20として第1補強部21を例に説明するが、第2補強部22および第3補強部23の各々も第1補強部21と同様の構成を有している。
第1補強部21および第2補強部22の各々は、第2ベロ部材10bを貫通し、第1ベロ部材10aと第2ベロ部材10bとの間で手口ベロ10に固定されている。また、第3補強部23は、第2ベロ部材10bを貫通し、第1ベロ部材10aと第2ベロ部材10bとの間で手口ベロ10に固定されている。
第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々は、第2ベロ部材10bに設けられた貫通孔13を通って第1ベロ部材10aと第2ベロ部材10bとの間に挿入されている。具体的には、貫通孔13は、第1孔13aおよび第2孔13bを含んでいる。第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々は、第1孔13aおよび第2孔13bを通って第1ベロ部材10aと第2ベロ部材10bとの間に挿入されている。第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々は、第1孔13aと第2孔13bとにわたって手口ベロ10の表面S上に配置されている。
第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23は、たとえば、第1ベロ部材10aおよび第2ベロ部材10bの互いに向かい合う内側面に接着剤により接着されている。なお、図6では、説明の便宜のため、この接着剤は図示されていない。
第1補強部21の先端部21aおよび第2ベロ部材10bの先端部10b1は一体的に糸31により縫い付けられている。ヘリ部材10cにより、第1ベロ部材10aの先端部10a1、第1補強部21の先端部21a、第2ベロ部材10bの先端部10b1が挟まれている。この状態で、第1ベロ部材10aの先端部10a1、第1補強部21の先端部21a、第2ベロ部材10bの先端部10b1、ヘリ部材10cの上側(背面側)の部分が一体的に糸32により縫い付けられている。また、ヘリ部材10cの下側(手首側)、第1ベロ部材10aの先端部10a1、第1補強部21の先端部21a、第2ベロ部材10bの先端部10b1、ヘリ部材10cの上側(背面側)が一体的に糸33により縫い付けられている。本発明の一実施の形態では、第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々は、手口ベロ10の表面Sに接着剤などによって固定されていない。
本発明の一実施の形態では、第1補強部21の根元と第2補強部22の根元とは連結部LPにより連結されている。第1補強部21および第2補強部22は互いの根元以外では連結されていない。また、第2補強部22の根元と第3補強部23の根元とは連結部LPにより連結されている。第2補強部22および第3補強部23は互いに根元以外では連結されていない。なお、第1補強部21と第2補強部22とは互いに連結されていなくてもよい。また、第2補強部22と第3補強部23とは互いに連結されていなくてもよい。
図7を参照して、本発明の一実施の形態における変形例の野球またはソフトボール用捕球具1について説明する。この変形例の野球またはソフトボール用捕球具1は、特に言及しない限り、上記の本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1と同様の構成を有している。
この変形例の野球またはソフトボール用捕球具1では、上記の本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1に比べて、補強部材20の構成が異なっている。この変形例では、補強部材20は、第1補強部21、第2補強部22、第3補強部23、第4補強部24および第5補強部25を含んでいる。第1補強部21、第2補強部22、第3補強部23、第4補強部24および第5補強部25の各々は、延在方向D1に互いに隙間GPをあけて配置されている。
この変形例では、第1補強部21、第2補強部22、第3補強部23、第4補強部24および第5補強部25の各々の幅W1は、上記の本発明の一実施の形態における第1補強部21、第2補強部22および第3補強部23の各々の幅W1より小さい。また、この変形例では、複数の隙間GPの各々の幅W2は、上記の本発明の一実施の形態における複数の隙間GPの各々の幅W2よりも小さい。
なお、補強部材20の構成は、上記の本発明の一実施の形態および変形例に限定されない。具体的には、補強部材20の補強部の個数は、3個または5個に限定されず、2個以上であればよく、たとえば、2個または4個であってもよい。
次に、本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1の作用効果について説明する。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1によれば、補強部材20が手口ベロ10に取り付けられている。このため、補強部材20によって手口ベロ10が伸びることを抑制することができる。また、第1補強部21は、装着者の手100の甲106の親指101側から小指105側に向けて手口ベロ10が延びる延在方向D1に第2補強部22との間に隙間GPをあけて配置されている。このため、第1補強部21および第2補強部22によって手口ベロ10を補強しつつ手口ベロ10を曲がり易くすることができる。したがって、装着者の手100の甲106と手口ベロ10とのフィット感の低下を抑制することができる。よって、野球またはソフトボール用捕球具1と装着者の手100との一体感を増すことができる。
また、補強部材20は、第3補強部23を含んでいるため、第3補強部23によって手口ベロ10が延びることを抑制することができる。さらに、第2補強部22は、延在方向D1に第3補強部23との間に隙間GPをあけて配置されている。このため、第2補強部22および第3補強部23によって手口ベロ10を補強しつつ手口ベロ10を曲がり易くすることができる。したがって、装着者の手100の甲106と手口ベロ10とのフィット感の低下をさらに抑制することができる。
また、第1補強部21の根元と第2補強部22の根元とは連結部LPにより連結されているため、第1補強部21と第2補強部22とを手口ベロ10に固定するときの作業が容易となる。さらに、第2補強部22の根元と第3補強部23の根元とは連結部LPにより連結されているため、第3補強部23を手口ベロ10に固定するときの作業が容易となる。したがって、補強部材20全体を手口ベロ10に固定するときの作業が容易となる。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1においては、第1補強部21および第2補強部22の各々の材料の引張弾性率は、手口ベロ10の材料の引張弾性率以上である。このため、第1補強部21および第2補強部22の各々によって、手口ベロ10が伸びることを効果的に抑制することができる。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1においては、第1補強部21および第2補強部22の各々の材料は、手口ベロ10の材料と同じである。したがって、同じ材料で製造できるため、第1補強部21および第2補強部22ならびに手口ベロ10の製造が容易となる。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1においては、延在方向D1において、第1補強部21および第2補強部22の各々の幅W1は、隙間GPの幅W2よりも大きい。このため、第1補強部21および第2補強部22による手口ベロ10の補強と、手口ベロ10の曲がり易さとを両立することが容易となる。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1においては、第1補強部21および第2補強部22の各々は、延在方向D1において窓部9の親指101側の端9aよりも小指105側に配置されている。このため、第1補強部21および第2補強部22による手口ベロ10の補強と、手口ベロ10の曲がり易さとを両立することが容易となる。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1においては、第1補強部21および第2補強部22の各々は、延在方向D1に直交する交差方向D2において、手口ベロ10の中央CPよりも窓部9側に配置されている。このため、第1補強部21および第2補強部22による手口ベロ10の補強と、手口ベロ10の曲がり易さとを両立することが容易となる。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1においては、第1補強部21は、延在方向D1に対して傾斜しており、かつ装着者の手100の人差し指102に接続された中手骨106aに沿って延びている。このため、野球またはソフトボール用捕球具1が開閉するときに軸として機能する人差し指102に接続された中手骨106aに沿って第1補強部21が延びている。したがって、第1補強部21により野球またはソフトボール用捕球具1の開閉を安定させることができる。
本発明の一実施の形態における野球またはソフトボール用捕球具1においては、手口ベロ10は、装着者の手100の甲106に沿うように配置された第1ベロ部材10aと、第1ベロ部材10aに対して甲106と反対側に配置された第2ベロ部材10bとを含んでいる。第1補強部21および第2補強部22の各々は、第2ベロ部材10bを貫通し、第1ベロ部材10aと第2ベロ部材10bとの間で手口ベロ10に固定されている。このため、第1補強部21および第2補強部22の各々を手口ベロ10にしっかりと固定することができる。
また、第1補強部21および第2補強部22の各々は、手口ベロ10の表面Sに固定されていないため、手口ベロ10の曲がり易さを向上させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1 野球またはソフトボール用捕球具、2 指部、2a 親指部、2b 人差し指部、2c 中指部、2d 薬指部、2e 小指部、3 手掌部、4 ウェブ部、5 紐部、6 手口、7 受球面、8 背面、9 窓部、10 手口ベロ、10a 第1ベロ部材、10b 第2ベロ部材、20 補強部材、21 第1補強部、22 第2補強部、23 第3補強部、31,32,33 糸、100 装着者の手、101 親指、102 人差し指、103 中指、104 薬指、105 小指、106 甲、106a 中手骨、CP 中央、D1 延在方向、D2 交差方向、GP 隙間。

Claims (7)

  1. 装着者の手に装着される野球またはソフトボール用捕球具であって、
    前記装着者の前記手の親指および小指を受け入れる指部と、
    前記指部に接続され、かつ前記装着者の前記手の甲に沿う手口ベロと、
    前記手口ベロに取り付けられた補強部材とを備え、
    前記手口ベロは、前記甲の前記親指側から前記小指側に向けて延びており、
    前記補強部材は、第1補強部と、第2補強部とを含み、
    前記第1補強部は、前記甲の前記親指側から前記小指側に向けて前記手口ベロが延びる延在方向に前記第2補強部との間に隙間をあけて配置されており、
    前記手口ベロは、前記甲に沿うように配置された第1ベロ部材と、前記第1ベロ部材に対して前記甲と反対側に配置された第2ベロ部材とを含み、
    前記第1補強部および前記第2補強部の各々は、前記第2ベロ部材を貫通し、前記第1ベロ部材と前記第2ベロ部材との間で前記手口ベロに固定されている、野球またはソフトボール用捕球具。
  2. 前記第1補強部および前記第2補強部の各々の材料の引張弾性率は、前記手口ベロの材料の引張弾性率以上である、請求項1に記載の野球またはソフトボール用捕球具。
  3. 前記第1補強部および前記第2補強部の各々の材料は、前記手口ベロの材料と同じである、請求項1または2に記載の野球またはソフトボール用捕球具。
  4. 前記延在方向において、前記第1補強部および前記第2補強部の各々の幅は、前記隙間の幅よりも大きい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の野球またはソフトボール用捕球具。
  5. 前記指部と前記手口ベロとの間に設けられた窓部をさらに備え、
    前記第1補強部および前記第2補強部の各々は、前記延在方向において前記窓部の前記親指側の端よりも前記小指側に配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の野球またはソフトボール用捕球具。
  6. 前記第1補強部および前記第2補強部の各々は、前記延在方向に直交する交差方向において、前記手口ベロの中央よりも前記窓部側に配置されている、請求項5に記載の野球またはソフトボール用捕球具。
  7. 前記第1補強部は、前記延在方向に対して傾斜しており、かつ前記装着者の前記手の人差し指に接続された中手骨に沿って延びている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の野球またはソフトボール用捕球具。
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