JP3926731B2 - スポーツ用手袋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポーツ用手袋に関し、より特定的には、各種スポーツの中で球状体や棒状体を把持する競技で用いられるスポーツ用手袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、球状体や棒状体等の対象物を把持する競技で用いられる従来のスポーツ用手袋では、対象物を把持し易くするための種々の工夫がなされている。
【0003】
たとえば特開平6-121859号公報に記載のスポーツ用手袋では、手甲部に緊締用帯状体を設けている。また、実開昭57-90177号公報には、甲部締付用ファスナ片を取付けたスポーツ用手袋が開示されている。また、実開昭64-3671号公報には、手甲部にゴムバンドを取付けたゴルフ用手袋が開示されている。また、U.S.P.5740555号には、手甲部にY形のストラップ部材を設けたスポーツ用手袋が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6-121859号公報
【0005】
【特許文献2】
実開昭57-90177号公報
【0006】
【特許文献3】
実開昭64-3671号公報
【0007】
【特許文献4】
米国特許第5740555号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6-121859号公報に記載のスポーツ用手袋では、帯状体により手甲部に締付力を付与することができるが、各指毎に締付力を調節することは困難である。特に、対象物をグリップする際には、小指、薬指および中指に付与される締付力を個別に調節できることが望まれるが、上記スポーツ用手袋ではこれらの指に対する締付力を個別に調節することは困難である。
【0009】
また、実開昭57-90177号公報に記載のスポーツ用手袋では、手首の締付力を調整できるが、小指、薬指および中指に付与される締付力を個別に調節することは困難である。
【0010】
実開昭64-3671号公報に記載のゴルフ用手袋では、ゴムバンドを手甲部から手掌部に巻き付け、小指、薬指および中指をゴムバンドで押えつけるようにしている。しかし、このゴルフ用手袋によっても、小指、薬指および中指に付与される締付力を個別に調節することは困難である。
【0011】
U.S.P.5740555号に記載のスポーツ用手袋では、Y形のストラップ部材は弾性ストラップセグメントを有している。しかし、該弾性ストラップセグメントはY形のストラップ部材の中央部に設けられており、弾性ストラップセグメントと小指、薬指および中指の間には、Y形のストラップのパネル等の他のパーツが設けられている。したがって、本スポーツ用手袋においても、小指、薬指および中指に付与される締付力を個別に調節することは困難である。
【0012】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、対象物を把持した時に小指、薬指および中指に付与される締付力を個別に調節することができるスポーツ用手袋を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスポーツ用手袋は、装着者の手の小指、薬指および中指をそれぞれ受入れる小指部、薬指部および中指部を有し、対象物を把持する際に装着する手袋である。本発明に係るスポーツ用手袋は、1つの局面では、手の甲側を覆う手甲部と、手甲部に取り付けられ、一端が手袋の小指部、薬指部および中指部の付根部近傍にそれぞれ固定される第1、第2および第3弾性部材と、第1、第2および第3弾性部材の他端に取り付けられ、手甲部に着脱可能であり、かつ固定位置を変更可能な固定部材とを備える。
【0014】
上記のように第1、第2および第3弾性部材一端は、小指部、薬指部および中指部と接続され、他端は固定部材と接続される。したがって、固定部材を手甲部に固定した状態で対象物を把持することにより、第1、第2および第3弾性部材はそれぞれ伸びることとなる。このとき該弾性部材の弾性作用により小指、薬指および中指を締め付けることができ、同時に小指、薬指および中指に対して曲げ抵抗を付与することができる。よって、該曲げ抵抗により手掌全体による対象物の把持力に対する小指、薬指および中指による対象物の把持力の割合を高め、小指、薬指および中指でしっかりと対象物を把持することができる。そして、小指、薬指および中指のいずれかの指に対する締付力が不充分な場合には、固定部材の固定位置を変更することにより、第1、第2および第3弾性部材による小指、薬指および中指に対する弾性作用の程度を変化させることができる。
【0015】
上記第1、第2および第3弾性部材を、小指部、薬指部および中指部の付根部近傍に配置し、固定部材を手甲部に固定した際に、第1、第2および第3弾性部材と、固定部材とが、小指部、薬指部および中指部の付根部から親指部の付根部に向かう斜め方向に順に並ぶように配置される。
【0016】
それにより、対象物を把持したときに第1、第2および第3弾性部材によって小指部、薬指部および中指部に対し、上記の各指部から親指部の付根部に向かう斜め方向に引張る力を付与することができる。よって、対象物を把持したときに小指、薬指および中指を締め付けることができ、小指、薬指および中指でしっかりと対象物を把持することができる。
【0017】
上記第1、第2および第3弾性部材を、手袋における手の基節骨対応部と中手指節関節対応部の少なくとも1つの部分上に配置することが好ましい。ここで、「基節骨対応部」とは、本願明細書では、手袋を手に装着した際に手の基節骨上に位置する部分のことをいう。「中手骨対応部」および「中手指節関節対応部」も同様である。
【0018】
上記の位置に第1、第2および第3弾性部材を配置することにより、対象物を把持したときに第1、第2および第3弾性部材が伸び、該弾性部材によって小指部、薬指部および中指部を、親指部の付根部側に引張ることができる。それにより、小指、薬指および中指に対し適度な締付力を付与することができる。
【0019】
上記小指部、薬指部および中指部は、第1伸縮性を有する第1素材部と、第1伸縮性よりも高い第2伸縮性を有する第2素材部とを含むものであってもよい。この場合、第1、第2および第3弾性部材を、小指部、薬指部および中指部の第1素材部とそれぞれ接続する。
【0020】
このように相対的に伸縮性の低い第1素材部に上記弾性部材を接続することにより、より効果的に小指、薬指および中指に対し締付力を付与することができる。また、伸縮性の高い第2素材部を設けることにより、手袋の装着状態において各指部が曲げ易くなり、対象物を把持し易くなる。
【0021】
本発明に係るスポーツ用手袋は、他の局面では、手の甲側を覆う手甲部と、手甲部に取り付けられ、一端が手袋の小指部、薬指部および中指部の付根部近傍に固定される弾性部材と、弾性部材の他端に取り付けられ、手甲部に着脱可能であり、かつ固定位置を変更可能な固定部材とを備える。
【0022】
本発明に係るスポーツ用手袋は、さらに他の局面では、手の甲側を覆う手甲部と、手甲部に取り付けられ、一端が手袋の中指部の付根部近傍に固定される第1弾性部材と、手甲部に取り付けられ、一端が手袋の小指部の付根部近傍に固定される第2弾性部材と、手甲部に着脱可能であり、かつ固定位置を変更可能な固定部材とを備える。
【0023】
なお、第1弾性部材は、薬指部と接続されていてもよく、また第2弾性部材が薬指部と接続されていてもよい。したがって、第1および第2弾性部材と各指部との接続パターンとしては以下の場合がある。すなわち、第1弾性部材の一端が手袋の中指部および薬指部と接続され、第2弾性部材の一端が手袋の子指部と接続される場合、第1弾性部材の一端が手袋の中指部と接続され、第2弾性部材の一端が手袋の薬指部および子指部と接続される場合、第1弾性部材の一端が手袋の中指部および薬指部と接続され、第2弾性部材の一端が手袋の薬指部および子指部と接続される場合、第1弾性部材の一端が手袋の中指部と接続され、第2弾性部材の一端が手袋の子指部と接続される場合がある。
【0024】
弾性部材が第1、第2および第3弾性部材で構成される場合や、第1および第2弾性部材で構成される場合のいずれの局面の場合にも、対象物を把持したときに弾性部材の弾性作用により小指、薬指および中指を適度に締め付けることができ、小指、薬指および中指でしっかりと対象物を把持することができる。また、固定部材の固定位置を変更することにより、弾性部材による小指、薬指および中指の少なくとも1つの指に対する弾性作用の程度を変化させることができる。
【0025】
上記のいずれの局面の場合も、弾性部材を、小指部、薬指部および中指部の付根部近傍に配置し、固定部材を手甲部に固定した際に、該弾性部材と、固定部材とが、小指部、薬指部および中指部の付根部から親指部の付根部に向かう斜め方向に順に並ぶように配置される。
【0026】
また、弾性部材を、手袋における手の基節骨対応部と中手指節関節対応部の少なくとも1つの部分上に配置することが好ましい。
【0027】
また手袋の小指部、薬指部および中指部が、第1伸縮性を有する第1素材部と、第1伸縮性よりも高い第2伸縮性を有する第2素材部とを含む場合、弾性部材を、第1素材部と接続することが好ましい。
【0028】
上記固定部材は、平板状部材を含み、固定部材を手甲部に固定した際に手袋の小指部、薬指部および中指部の付根部から親指部の付根部に向かう斜め方向に延在してもよい。また、固定部材の裏面に第1面ファスナを設け、手甲部に、該第1面ファスナと接続される第2面ファスナを設けることが好ましい。
【0029】
このように固定部材と手甲部とに第1と第2面ファスナを設けることにより、固定部材の位置を任意の方向に変えることができ、また固定部材の位置の微調整も行える。それにより、小指、薬指および中指に対する弾性部材による弾性作用の程度を適切に調節することができる。
【0030】
上記第2面ファスナは、好ましくは、手甲部における手の中手骨対応部に配置され、小指部、薬指部および中指部の付根部から親指部の付根部に向かう斜め方向に延在する。
【0031】
それにより、固定部材の位置を上記斜め方向に変更することができ、小指、薬指および中指の中の所望の指に対する弾性部材による締付力を増大することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本実施の形態のスポーツ用手袋は、対象物を把持する際に装着する手袋であり、手の甲側を覆う手甲部と、手掌側を覆う手掌部と、手の挿入部とを備える。また、該手袋は、手の親指(第1指)を受け入れる親指部と、人指し指(第2指)を受け入れる人指し指部と、中指(第3指)を受け入れる中指部と、薬指(第4指)を受け入れる薬指部と、小指(第5指)を受け入れる小指部とを有する。
【0033】
手袋の手甲部には、弾性部材と、固定部材とを取付ける。弾性部材は、対象物を把持したときに手袋の指部に締付力を付与する。固定部材は、弾性部材の端部を手甲部に固定し、対象物を把持したときに弾性部材を伸張させる。該弾性部材と、固定部材は、手袋の小指部、薬指部あるいは中指部の付根部から親指部の付根部に向かう斜め方向に並べることが好ましい。
【0034】
かかる弾性部材と固定部材とを手甲部に取り付けることにより、対象物を把持したときに弾性部材が伸張し、該弾性部材の弾性作用により手袋の小指部、薬指部および中指部が親指の付根に向かう方向に引張られる。それにより、対象物を把持したときに、小指、薬指および中指を適度に締め付けることができ、同時に小指、薬指および中指に対して曲げ抵抗を付与することになる。よって、該曲げ抵抗により手掌全体による対象物の把持力に対する小指、薬指および中指による対象物の把持力の割合を高め、小指、薬指および中指でしっかりと対象物を把持することができる。
【0035】
該弾性部材の一端は、手袋の小指部、薬指部および中指部の少なくとも1つの指部とそれぞれ接続される。好ましくは、弾性部材は、手袋の小指部、薬指部および中指部の付根部直下に配置され、弾性部材の一端は、これらの指部から連続して延びる部分と直接接続される。弾性部材の他端は、固定部材と接続される。したがって、弾性部材は、手袋の小指部、薬指部および中指部と、固定部材との間に配置されることとなる。
【0036】
弾性部材は、小指部、薬指部および中指部のそれぞれに対し個別に設けてもよく、複数の指部に対し共通に設けてもよい。たとえば小指部、薬指部および中指部のいずれか2つの指部に対し共通の弾性部材を設けてもよく、3つの指部に対し共通の弾性部材を設けてもよい。
【0037】
弾性部材は、手袋における手の基節骨対応部、中手骨対応部および中手指節関節対応部からなる群から選ばれた少なくとも1つの部分上に配置することが好ましい。
【0038】
典型的には、弾性部材は、中手指節関節対応部あるいはその近傍上に配置すればよい。しかし、弾性部材は、中手指節関節近傍に位置する中手骨対応部から中手指節関節対応部に延在するように設けられてもよく、中手指節関節近傍に位置する基節骨対応部から中手指節関節対応部に延在するように設けられてもよい。かかる位置に弾性部材を配置することにより、小指、薬指および中指に対して曲げ抵抗を付与することができる。したがって、該曲げ抵抗により手掌全体による対象物の把持力に対する小指、薬指および中指による対象物の把持力の割合を高め、小指、薬指および中指でしっかりと対象物を把持することができる。
【0039】
本実施の形態の手袋の小指部、薬指部および中指部は、第1伸縮性を有する第1素材部と、該第1伸縮性よりも高い第2伸縮性を有する第2素材部とを含むものであってもよい。この場合、弾性部材を、小指部、薬指部および中指部の第1素材部(相対的に伸縮性の低い部分)とそれぞれ接続することが好ましい。
【0040】
それにより、対象物を把持したときに、より効果的に小指、薬指および中指に対し締付力および曲げ抵抗を付与することができる。また、伸縮性の高い第2素材部を設けることにより、手袋の装着状態において各指部が曲げ易くなり、対象物を把持し易くなる。
【0041】
本実施の形態の弾性部材としては、人間の握力で容易に伸びる程度の所定の弾性あるいは伸縮性を有する部材を使用することができる。たとえばゴムバンド等の伸縮性生地を採用可能である。
【0042】
本実施の形態の固定部材は、手甲部に着脱可能に取り付けられ、上述の弾性部材の手首側端部を手甲部に固定する。この固定部材の固定位置は変更可能である。それにより、弾性部材による小指、薬指および中指に対する弾性作用の程度を変化させることができる。たとえば、所望の指部に対する締付力のみが高くなるように調節することができる。
【0043】
本実施の形態の固定部材として裏面にパイル状の第1面ファスナを有する平板状部材や布製のテープ等を使用することができる。この場合、手袋の手甲部に、該第1面ファスナと係合するフック状の第2面ファスナを設ければよい。それにより、第1面ファスナを第2面ファスナに押し付けるだけでこれらを接続することができ、弾性部材の他端を手袋の手甲部に固定することができる。
【0044】
固定部材の固定位置を変えるには、第2面ファスナ上で第1面ファスナの位置をずらせばよい。具体的には、手で固定部材を第2面ファスナから取り外し、所望の位置に付け替えるだけでよい。したがって、小指、薬指および中指に対する弾性作用の程度を容易に調節することができる。
【0045】
上記第2面ファスナは、好ましくは、手甲部における手の中手骨対応部に配置され、第1面ファスナの面積以上の面積を有する。それにより、第2面ファスナ上で第1面ファスナの位置を容易に変更することができ、弾性部材の弾性作用の程度を容易に調節することができる。
【0046】
また、第2面ファスナは、小指部、薬指部あるいは中指部の付根部から親指部の付根部に向かう斜め方向に延在することが好ましい。それにより、該斜め方向に固定部材をすらせることができ、所望の指に作用する締付力を容易に増大することができる。
【0047】
なお、固定部材の位置調節手段としては、固定部材の固定位置を変更できるものであれば上述の面ファスナ以外の任意の手段を採用可能である。たとえば、ホックを固定部材の位置調節手段として採用することも考えられる。この場合、互いに係合する複数のホックを固定部材と手甲部に取付ければよい。
【0048】
手袋における手の挿入部には、ベルト等の手首への締付部材を取付ける。該締付部材は、締付力を調節できるものであることが好ましい。
【0049】
【実施例】
以下、図1〜図9を用いて、本発明の実施例について説明する。
【0050】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1におけるスポーツ用手袋1を手甲側から見た図である。図2は、図1の手袋1において固定部材7を手甲部2から取り外した状態を示す図である。図3は、図1の手袋1を手掌側から見た図である。このスポーツ用手袋1は、野球用の手袋であり、バッティング時に装着される。
【0051】
図1および図3に示すように、本実施例のスポーツ用手袋1は、手の甲側を覆う手甲部2と、手掌側を覆う手掌部3と、弾性部材6a,6b,6cと、固定部材7と、ベルト8とを備える。
【0052】
手甲部2における小指部、薬指部、中指部は、第1伸縮性を有する第1素材部4と、該第1伸縮性よりも高い第2伸縮性を有する第2素材部5とを含む。第1素材部4材質としては、たとえば天然皮革を挙げることができ、第2素材部5の材質としては、たとえばニット素材であるツーウェイトリコット生地等を挙げることができる。
【0053】
第1素材部4は、図1の例では、手袋1の小指部、薬指部、中指部の先端から中手指節関節12(図14参照)上あるいはその近傍上に延在し、さらに小指、薬指、中指の中手骨11(図14参照)上を斜めに横切って親指部の付根部に達している。つまり第1素材部4は、手甲部2において、手袋1の小指部、薬指部および中指部の付根部から親指部の付根部に向かう斜め方向に延在している。
【0054】
ここで、図14を用いて人の手の骨格について簡単に説明する。図14に示すように、人の手は、基節骨10、中手骨11、中手指節関節12、第2指節間関節13、中節骨14および末節骨15を有する。
【0055】
図1の例では、手袋1の小指部、薬指部および中指部の第1素材部4を手甲部2において一体化し、該一体化した第1素材部4を親指部の付根部に向かって斜め方向に延在させている。
【0056】
上記の第1素材部4と接続されるように手甲部2に弾性部材6a,6b,6cの一端を縫着する。このとき、弾性部材6a,6b,6c下に位置する第1素材部4に、切込み19を設け、該切込み19の中へ弾性部材6a,6b,6cの一端を挿入する。弾性部材6a,6b,6cは、たとえばゴムバンドで構成する。図1の例では、小指部、薬指部、中指部に対し、それぞれ弾性部材6a,6b,6cを設けている。
【0057】
弾性部材6a,6b,6cの他端は、固定部材7に縫着される。固定部材7は、天然皮革等の比較的硬質で可撓性を有する平板状部材で構成され、弾性部材6a,6b,6cを介して手甲部2に接続される。
【0058】
固定部材7の裏面には、図2に示すように、パイル状の第1面ファスナ17を取付ける。他方、手甲部2には、該第1面ファスナ17と係合するフック状の第2面ファスナ18を設ける。第1面ファスナ17と第2面ファスナ18は、典型的には、図2に示すように略同一形状を有し、略同一面積を有する。
【0059】
図3に示すように、手掌部3の所定位置には、パッド9を縫着する。該パッド9を取付けることにより、バット等の対象物をグリップしたときの手にかかる負担を軽減することができ、手を保護することができる。
【0060】
次に、図4を用いて本実施例の手袋1の作用について説明する。図4は、本実施例の手袋1を装着して把持対象物の一例であるバット16をグリップしたときの状態を示す図である。
【0061】
まず、本実施例の手袋1を手に装着してベルト8を締付ける。このとき、固定部材7を第2面ファスナ18上の適当な位置に固定しておく。この状態で、図4に示すようにバット16をグリップする。それにより、小指部、薬指部および中指部における第1素材部4が弾性部材6a,6b,6cからそれぞれ引張力を受け、弾性部材6a,6b,6cが伸びる。このときの弾性部材6a,6b,6cの弾性力により、小指、薬指、中指が適度な締付力を受け、同時に小指、薬指および中指に対して曲げ抵抗が付与されることになる。よって、該曲げ抵抗により手掌全体によるバット16の把持力に対する小指、薬指および中指によるバット16の把持力の割合を高め、バット16をしっかりとグリップすることができる。
【0062】
しかし、人によって手の形や大きさが異なり、必ずしも所望の指に対し所望の締付力が得られない場合がある。この場合には、固定部材7を第2面ファスナ18から取り外し、第2面ファスナ18への固定部材7の固定位置を変える。それにより、弾性部材6a,6b,6cにより各指に付与される弾性力を変化させることができ、各指ごとに締付力の調節を行える。
【0063】
このとき、固定部材7の固定位置を変更するには、第1面ファスナ17を第2面ファスナ18から取り外し、再度第2面ファスナ18に付け直すだけでよいので、容易に上記の締付力の調節を行うことができる。また、手甲部2への固定部材7の固定手段として面ファスナを使用することにより、固定部材7の固定位置の微調節をも行うこともできる。よって、小指、薬指および中指の少なくとも1つの指に対する締付力を微調節することができる。
【0064】
(実施例2)
次に、図5から図8を用いて、本発明の実施例2について説明する。
【0065】
図5は、本実施例2におけるスポーツ用手袋1を手甲側から見た図である。図6は、図5に示す手袋1において固定部材7を取り外した状態を示す図である。図7は、本実施例2の手袋1を手掌側から見た図である。図8は、本実施例2の手袋1を装着してバット16をグリップしたときの状態を示す図である。
【0066】
図5に示すように、本実施例2では、手袋1の小指部、薬指部、中指部に対し共通の弾性部材6dを設けている。該弾性部材6dは、小指部、薬指部および中指部から連続して延びる第1素材部4と直接接続されている。
【0067】
本実施例の場合にも、各指部の第1素材部4を弾性部材6dと接続しているので、たとえば図8に示すように本実施例2の手袋1を装着してバット16をグリップしたときに、小指、薬指および中指に対し適度な締付力を付与することができる。また、固定部材7の固定位置を調節することによって、実施例1の場合と同様に、小指、薬指および中指の少なくとも1つの指ごとに締付力を微調節することができる。
【0068】
また、本実施例2では弾性部材6eを介して固定部材7の側部を手甲部2と接続している。それにより、固定部材7を強固に手甲部2に取付けることができるとともに、小指部の付根部下から親指部の付根部下に向かう方向にも手に締付力を付与することができる。なお、本実施例の弾性部材6d、6eの材質は、上述の弾性部材6a〜6cと同様である。
【0069】
さらに、図6に示すように、手甲部2に分断部20を設け、第1素材部4を該分断部20で中手指節関節12対応部から中手骨11対応部にかけて分断している。このように分断部20を設けることにより、第1面ファスナ17と第2面ファスナ18との接合位置を大きくずらして該分断部20よりも指部側に位置する手甲部2下に第2面ファスナ18を配置することができ、該指部側部分と第2面ファスナ18を有する手甲部2とを重ねることができる。それにより、対象物を把持したときの小指、薬指および中指の少なくとも1つの指に加わる締付力を増大することができる。
【0070】
なお、分断部20は、中手指節関節12対応部から中手骨11対応部および手首部まで延在し、手甲部2を分断するものであってもよい。また、分断部20は、中手指節関節12対応部に独立して設けたり、中手骨11対応部に独立して設けてもよく、さらに分断部20を連結する連結部分を設け、分断部20の大きさを調整することも可能である。
【0071】
上記以外の手袋1の構造については、各部の形状が若干相違するものの、実施例1の場合と基本的に同様であるので説明は省略する。
【0072】
なお、本実施例2では、手袋1の小指部、薬指部、中指部に対し1つの弾性部材6dを設けたが、2つの指部に対し共通の弾性部材を設けてもよい。たとえば小指部と薬指部に共通の弾性部材を設け、中指部に対し別の弾性部材を設けてもよく、薬指部と中指部に共通の弾性部材を設け、小指部に対し別の弾性部材を設けてもよい。この場合も、同様の効果を期待できる。
【0073】
(実施例3)
次に、図9および図10を用いて、本発明の実施例3について説明する。
【0074】
図9は、本実施例3におけるスポーツ用手袋1を手甲側から見た図である。図10は、本実施例3の手袋1を装着してバット16をグリップしたときの状態を示す図である。
【0075】
図9に示すように、本実施例3では、薬指部と中指部に対し共通の弾性部材6fを設け、手袋1の小指部に対し弾性部材6gを設けている。弾性部材6fは中指部および薬指部の付根部と接続され、弾性部材6gは小指部の付根部と接続される。弾性部材6fと弾性部材6gとは、分離しており、弾性部材6fと弾性部材6g間に間隙が存在する。この間隙は、小指部の付根部と、薬指部の付根部との間に位置している。これ以外の構成については、実施例2の場合と基本的に同様である。
【0076】
本実施例3の場合も、各指部の第1素材部4を弾性部材6f,6gと接続しているので、たとえば図10に示すように本実施例3の手袋1を装着してバット16をグリップしたときに、小指、薬指および中指に対し適度な締付力を付与することができる。
【0077】
また、固定部材7の固定位置を適切に調節することによって、実施例1の場合と同様に、小指、薬指および中指の少なくとも1つの指ごとに締付力を微調節することもできる。さらに、本実施例3の場合には、薬指部および中指部に対し共通の弾性部材6fを設けているため薬指と中指に対し同時に締付力を調節することができ、また小指部に対し別途弾性部材6gを設けているため小指に対する締付力を薬指部および中指部とは独立して調節することもできる。
【0078】
(実施例4)
次に、図11を用いて、本発明の実施例4について説明する。図11は、本実施例4におけるスポーツ用手袋1を手甲側から見た図である。
【0079】
図11に示すように、本実施例4では、中指部に対して弾性部材6fを設け、手袋1の小指部と薬指部に対し共通の弾性部材6gを設けている。弾性部材6fは中指部の付根部と接続され、弾性部材6gは小指部および薬指部の付根部と接続される。弾性部材6fと弾性部材6gとは分離しており、弾性部材6fと弾性部材6g間に間隙が存在する。この間隙は、薬指部の付根部と、中指部の付根部との間に位置している。これら以外の構成や用途等については実施例3の場合と基本的に同様である。
【0080】
(実施例5)
次に、図12を用いて、本発明の実施例5について説明する。図12は、本実施例5におけるスポーツ用手袋1を手甲側から見た図である。
【0081】
図12に示すように、本実施例5では、中指部と薬指部に対して共通の弾性部材6fを設け、手袋1の小指部と薬指部に対し共通の弾性部材6gを設けている。弾性部材6fは中指部および薬指部の付根部と接続され、弾性部材6gは小指部および薬指部の付根部と接続される。弾性部材6fと弾性部材6gとは分離しており、弾性部材6fと弾性部材6g間に間隙が存在する。この間隙は、薬指部の付根部に位置している。これら以外の構成や用途等については実施例3および実施例4の場合と基本的に同様である。
【0082】
(実施例6)
次に、図13を用いて、本発明の実施例6について説明する。図13は、本実施例6におけるスポーツ用手袋1を手甲側から見た図である。
【0083】
図13に示すように、本実施例6では、中指部に対して弾性部材6fを設け、手袋1の小指部に対して弾性部材6gを設けている。弾性部材6fは中指部の付根部と接続され、弾性部材6gは小指部の付根部と接続される。弾性部材6fと弾性部材6gとは分離しており、弾性部材6fと弾性部材6g間に間隙が存在する。この間隙は、小指部の付根部と、中指部の付根部との間に位置している。これら以外の構成や用途等については実施例3から実施例5の場合と基本的に同様である。
【0084】
なお、上述の実施の形態および実施例では、主に野球用手袋について説明したが、球状体や棒状体等の対象物を把持する際に用いるものであれば上記以外のスポーツで用いられる手袋に本発明を適用してもよい。
【0085】
以上のように、この発明の実施の形態および実施例について説明を行ったが、今回開示した実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば、小指、薬指および中指でしっかりと対象物を把持することができるので、対象物を把持した時に小指、薬指および中指に意識を集中することができる。それにより、無駄な力を使うことなくリラックスした状態で対象物を把持することができる。それに加え、固定部材の固定位置を適切に変更することにより、対象物を把持した際に小指、薬指および中指に付与される締付力を個別に調節することができる。
【0087】
また、手掌部で弛みや皺が発生するのを抑制することもできるので、手に対するフィット感が向上し、対象物を想像通りに握ることができ、微妙で繊細な運動を行なうことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるスポーツ用手袋を手甲側から見た図である。
【図2】 図1のスポーツ用手袋において固定部材を外した状態を示す図である。
【図3】 図1のスポーツ用手袋を手掌側から見た図である。
【図4】 実施例1のスポーツ用手袋でバットをグリップした状態を示す図である。
【図5】 本発明の実施例2におけるスポーツ用手袋を手甲側から見た図である。
【図6】 図5のスポーツ用手袋において固定部材を外した状態を示す図である。
【図7】 図5のスポーツ用手袋を手掌側から見た図である。
【図8】 実施例2のスポーツ用手袋でバットをグリップした状態を示す図である。
【図9】 本発明の実施例3におけるスポーツ用手袋を手甲側から見た図である。
【図10】 実施例3のスポーツ用手袋でバットをグリップした状態を示す図である。
【図11】 本発明の実施例4におけるスポーツ用手袋を手甲側から見た図である。
【図12】 本発明の実施例5におけるスポーツ用手袋を手甲側から見た図である。
【図13】 本発明の実施例6におけるスポーツ用手袋を手甲側から見た図である。
【図14】 人の手の骨格図である。
【符号の説明】
1 スポーツ用手袋、2 手甲部、3 手掌部、4 第1素材部、5 第2素材部、6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g 弾性部材、7 固定部材、8 ベルト、9 パッド、10 基節骨、11 中手骨、12 中手指節関節、13 第2指節間関節、14 中節骨、15 末節骨、16 バット、17 第1面ファスナ、18 第2面ファスナ、19 切込み、20 分断部。
Claims (9)
- 装着者の手の小指、薬指および中指をそれぞれ受入れる小指部、薬指部および中指部を有し、対象物を把持する際に装着するスポーツ用手袋(1)であって、
手の甲側を覆う手甲部(2)と、
前記手甲部(2)に取り付けられ、一端が前記手袋(1)の小指部、薬指部および中指部の付根部近傍にそれぞれ固定される第1、第2および第3弾性部材(6a,6b,6c)と、
前記第1、第2および第3弾性部材(6a,6b,6c)の他端に取り付けられ、前記手甲部(2)に着脱可能であり、かつ固定位置を変更可能な固定部材(7)とを備え、
前記固定部材(7)を前記手甲部(2)に固定した際に、前記第1、第2および第3弾性部材(6a,6b,6c)と前記固定部材(7)とが、前記小指部、薬指部および中指部の付根部から前記親指部の付根部に向かう方向に順に並ぶように配置された、スポーツ用手袋。 - 前記第1、第2および第3弾性部材(6a,6b,6c)を、前記手袋(1)における手の基節骨(10)対応部と中手指節関節(12)対応部の少なくとも1つの部分上に配置した、請求項1に記載のスポーツ用手袋。
- 前記小指部、薬指部および中指部は、第1伸縮性を有する第1素材部(4)と、前記第1伸縮性よりも高い第2伸縮性を有する第2素材部(5)とを含み、
前記第1、第2および第3弾性部材(6a,6b,6c)を、前記小指部、薬指部および中指部の前記第1素材部(4)とそれぞれ接続した、請求項1または請求項2に記載のスポーツ用手袋。 - 装着者の手の小指、薬指および中指をそれぞれ受入れる小指部、薬指部および中指部を有し、対象物を把持する際に装着するスポーツ用手袋(1)であって、
手の甲側を覆う手甲部(2)と、
前記手甲部(2)に取り付けられ、一端が前記手袋(1)の小指部、薬指部および中指部の付根部近傍に固定される弾性部材(6d)と、
前記弾性部材(6d)の他端に取り付けられ、前記手甲部(2)に着脱可能であり、かつ固定位置を変更可能な固定部材(7)とを備え、
前記固定部材(7)を前記手甲部(2)に固定した際に、前記弾性部材(6d)と前記固定部材(7)とが、前記小指部、薬指部および中指部の付根部から前記親指部の付根部に向かう方向に順に並ぶように配置された、スポーツ用手袋。 - 前記弾性部材(6d)を、前記手袋(1)における手の基節骨(10)対応部と中手指節関節(12)対応部の少なくとも1つの部分上に配置した、請求項4に記載のスポーツ用手袋。
- 前記小指部、薬指部および中指部は、第1伸縮性を有する第1素材部(4)と、前記第1伸縮性よりも高い第2伸縮性を有する第2素材部(5)とを含み、
前記弾性部材(6d)を、第1素材部(4)と接続した、請求項4または請求項5に記載のスポーツ用手袋。 - 装着者の手の小指、薬指および中指をそれぞれ受入れる小指部、薬指部および中指部を有し、対象物を把持する際に装着するスポーツ用手袋(1)であって、
手の甲側を覆う手甲部(2)と、
前記手甲部(2)に取り付けられ、一端が前記手袋(1)の中指部の付根部近傍と固定される第1弾性部材(6f)と、
前記手甲部(2)に取り付けられ、一端が前記手袋(1)の小指部の付根部近傍と固定される第2弾性部材(6g)と、
前記第1および第2弾性部材(6f,6g)の他端に取り付けられ、前記手甲部(2)に着脱可能であり、かつ固定位置を変更可能な固定部材(7)とを備え、
前記固定部材(7)を前記手甲部(2)に固定した際に、前記第1および第2弾性部材(6f,6g)と前記固定部材(7)とが、前記小指部、薬指部および中指部の付根部から前記親指部の付根部に向かう方向に順に並ぶように配置された、スポーツ用手袋。 - 前記固定部材(7)は平板状部材を含み、前記固定部材(7)を前記手甲部(2)に固定した際に前記小指部、薬指部および中指部の付根部から前記親指部の付根部に向かう方向に延在し、
前記固定部材(7)の裏面に第1面ファスナ(17)を設け、
前記手甲部(2)に、前記第1面ファスナ(17)と接続される第2面ファスナ(18)を設けた、請求項1から請求項7のいずれかに記載のスポーツ用手袋。 - 前記第2面ファスナ(18)は、前記手甲部(2)における手の中手骨(11)対応部に配置され、前記小指部、薬指部および中指部の付根部から前記親指部の付根部に向かう方向に延在する、請求項8に記載のスポーツ用手袋。
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