JP2018175237A - 母指対立装具 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者自身が容易に装着でき、装着状態で使用者の母指の痙縮を適宜の強さで阻止することにより、装着状態においても手を使って物を容易につかむことができ、症状の改善を図ることができる母指対立装具を提供する。
【解決手段】一端側2Aに母指挿入部5、他端側2Bに掌根巻付け部6を形成してなる伸縮性の基布2と、この基布2の母指挿入部5に母指10を挿入し且つ掌根巻付け部6を手首11に巻付けた状態において、母指10の甲側の基布2に取付けられ、母指10に巻付けて引っ張りながら再び甲側の基布2に取付けられることにより母指10を他の指12と対立位に保持させる伸縮性の帯状体からなる母指ベルト7とを備えてなる。
【選択図】図7
【解決手段】一端側2Aに母指挿入部5、他端側2Bに掌根巻付け部6を形成してなる伸縮性の基布2と、この基布2の母指挿入部5に母指10を挿入し且つ掌根巻付け部6を手首11に巻付けた状態において、母指10の甲側の基布2に取付けられ、母指10に巻付けて引っ張りながら再び甲側の基布2に取付けられることにより母指10を他の指12と対立位に保持させる伸縮性の帯状体からなる母指ベルト7とを備えてなる。
【選択図】図7
Description
本発明は、脳および中枢神経の障害等によって発症する指の屈曲麻痺によって、主に母指の痙縮を軽減し、母指を示指から小指までの四指と対立する位置に付勢する母指対立装具に関する。
図11は、特許文献1に示される従来の母指対立装具の構成を示すものである。図11に示すように、母指対立装具90は前腕から中手指節間関節の範囲に当てがう前腕支持部91と、近位指節間関節までの指に沿う指支持部92と、それぞれの指の遠位指節間関節付近に沿うロールバー93と、ロールバー93を指支持部92に連結するリンク94と、リンク94の先端に連結したU状のリンク95と、リンク95と前腕支持部91とを連結するターンバックル96と、この母指対立装具90を前腕、手に固定するバンド97とからなる。前記母指対立装具90を用いることにより、母指の痙縮を予防し、変形の矯正を行うことができる。
しかしながら、従来の母指対立装具90は使用者の腕や手掌部の大部分に当接するプラスチック製の前腕支持部91や指支持部92を必要としており、また、指支持部に連接するリンク94、ロールバー93,リンク95に加えて、リンク95に連結されるターンバックル96を必要としており、これらの各部材91〜96の大部分が使用者の手の掌側に設けられているので、使用者が手を使用して物をつかむ動作を阻害するものとなっていた。また、各部材91〜96の位置関係がほぼ固定されているので、可動範囲が少ないという問題もある。
さらに、基本的に変形しない各部材91〜96の装着状態では使用者に不快感を与えるものであり、身体に直接触れる部分に柔らかい素材のクッション部材を形成したとしても長時間にわたる装着には適さないという問題もあるだけでなく、変形しない大きな部材を含む母指対立装具90は洗濯できないので、清潔な状態を保つことが困難であった。
加えて、使用者の症状は一様ではなく、母指の痙縮の度合いも人によって異なっていることに加え、同じ使用者の病状も進行度合いは変化するものであるが、従来の母指対立装具90では、症状の重さに関係なく、所定の矯正を施すものであるから、従来の母指対立装具90を用いることができる期間は短かくならざるを得なかった。
本発明は上述の事柄を考慮に入れてなされたものであり、使用者自身が容易に装着でき、装着状態で使用者の母指の痙縮を適宜の強さで阻止することにより、装着状態においても手を使って物を容易につかむことができ、症状の改善を図ることができる母指対立装具を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、第1発明は、一端側に母指挿入部、他端側に掌根巻付け部を形成してなる伸縮性の基布と、この基布の母指挿入部に母指を挿入し且つ掌根巻付け部を手首に巻付けた状態において、母指の甲側の基布に取付けられ、母指に巻付けて引っ張りながら再び甲側の基布に取付けられることにより母指を他の指と対立位に保持させる伸縮性の帯状体からなる母指ベルトとを備えてなることを特徴とする母指対立装具を提供する。(請求項1)
前記基布は伸縮性を備える布であって、例えばナイロン、ポリエステル、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂を用いた化学繊維または合成繊維などからなるストレッチ生地であることにより、母指挿入部に母指を挿入させた状態で掌根巻付け部を使用者の手首に巻付けるときに、母指を手の甲側に引っ張りながら、取付けることができるので好ましい。この基布は使用者の母指から手首に至る部分に当接するように自在に変形するので、使用者は母指対立装具の取付状態において不快感を感じることがなく、装着状態においても日常生活を阻害することなく手を使うことが可能である。
また、基布が厚手の布であることにより、使用者の手を保護することも可能となり、手の保温を行なうことができるだけでなく、基布自身の伸縮性によっても母指を他の四指と対立位に保持することができる。
前記母指挿入部は母指を挿入して取付けることができる部分を意味しており、基布に設けた貫通孔によるものであっても、別の布または基布を折り返して縫い付け、または接着によって形成されたものであっても良い。また、母指挿入部には母指を挿入する位置を示す表示を行なって、使用者が母指対立装具を容易に装着できるようにしてもよい。
前記掌根取付部は使用者の手首に巻付けられることにより母指挿入部に挿入された母指を手の甲側に引っ張りながら手首に取付けるものであり、例えば、基布の他端部に連接されて表面に着脱自在に取付けらられる面ファスナーを備えるものであることにより、使用者が自らの手に容易に装着することができるので好ましい。しかしながら、掌根取付部は基布の他端側に取付けられた帯状体とこの帯状体を締付け可能とするバックルとを備えるものであっても、フックやボタンによって取付けられるものであってもよい。
前記母指ベルトは基布の甲側に取付けられる伸縮性の帯状体であるから、母指に巻付けて引っ張りながら再び甲側の基布に取付けられることにより、母指にこれを手の甲側に引っ張る張力の強さを任意に調節して母指を他の4指と対立位に保持させることができる。また、使用者は母指対立装具を装着した状態で母指を前記張力に逆らって手の掌側に傾倒させることも可能である。
つまり、前記張力の強さを使用者が手を使って物を掴むのに最適な強さに調節するように母指ベルトを基布に取付けることが可能となり、この張力の調節を使用者自身が容易に調節でき、また、変更することができる。なお、母指ベルトはその基端部が最初から基布に縫合または接着によって取付けられているものであってもよいが、母指ベルトの基端部も遊端部も基布に着脱自在に取付けられるものであってもよく、その取付け方法も、面ファスナ、バックル、フック、ボタンなど任意の方法が選択可能である。
前記基布および母指ベルトは何れも基本的に布および帯であるから、使用感が自然であるだけでなく、他の衣類と共に洗濯できるので清潔な状態を保つことが容易である。さらに、病状の進行状況によっては母指に加える力の強さを容易に調節できるので、リハビリの進行状況に合わせて母指対立装具による補助を徐々に弱くしていくことも可能である。
前記母指ベルトは雄面ファスナであり、基布の表面にはこの雄面ファスナが取り付け可能な雌面ファスナが形成してある場合(請求項2)には、母指ベルトを基布のどの位置にも取付けることができるので、使用者による操作が容易であると共に、母指に掛ける力の強さおよび力の方向も容易に微調整することが可能となり、使用者が母指対立装具を装着したままの除隊で手を使って作業を行なうのにちょうど良い加減に装着できる。
前記基布の掌根巻付け部は手首の掌側に当接する掌根当接部と、手首に巻付けられた掌根巻付け部を掌根当接部に仮付けするための掌根留め部と、掌根巻付け部を引っ張りながら手首に巻付けた状態を保持する伸縮性の帯状体からなる掌根締めベルトとを備える場合(請求項3)には、掌根当接部を使用者の手首の母指球から手根部にかけて当接させ、この手首に基布の掌根取付部を巻付けた状態で、この掌根取付部に掌根留め部を仮付けすることにより、手首への掌根巻付け部の巻付け状態を仮に保持させた状態で、さらに掌根締めベルトを引っ張って掌根巻付け部を引っ張りながら手首に巻付けることができる。
伸縮性の帯状体からなる掌根締めベルトは使用者の手首に掌根留め部と掌根巻付け部をしっかりと固定することが可能であると共に、使用者が不快感を感じるほど締付けることがないように自ら調節することが可能であるから、母指対立装具を装着した状態で長時間生活することを可能とし、使用者は日常生活において母指対立装具を装着した手を使うことを可能としている。
前記掌根留め部は手首の掌側に当接する掌根当接部に着脱自在に取付けられるように、その面は掌根巻付け部を掌根当接部に軽く取付けることができる程度の面積となるように形成された雄面ファスナであり、掌根当接部に仮留めできる必要最小の大きさであることが好ましく、これによって掌根巻付け部を手首に巻付けた状態で掌根当接部の任意の位置に掌根留め部を仮留めすることができるので、装着が極めて容易である。同様に掌根締めベルトは掌根巻付け部の任意の部分に取付けられる面ファスナを備えるものであることが好ましい。
前記母指挿入部は母指を挿入可能な環状部を形成するように両端が基布の裏面側に縫合された帯状体からなる母指挿入帯を備える場合(請求項4)には、母指挿入帯によって母指を挿入させて母指を対立位に保持させる張力をかけることができる必要十分な大きさと強度を備える環状部を容易に形成することができる。
一端部が前記基布の甲側に取付けられて引っ張りながら母指と示指の間を通して手掌部および手の甲側に巻付けられる四指巻付布と、この四指巻付布の他端部に取付けられて前記巻付け状態を保持させるように引っ張りながら再び四指巻付布に取付けられる伸縮性の帯状体からなる四指ベルトとを備える場合(請求項5)には、基布の甲側に取付けられた四指巻付布を四指に巻付けて四指ベルトを四指巻付布に取付けることにより、示指から小指までの4本の指が四指巻付布のまき付けにより伸ばされるので、これらが痙縮することを防止できる。つまり、使用者の手の痙縮が4本の指にまで及ぶ場合には四指巻付布を取付けることができる。
また、使用者が四指巻付布による巻付け力に逆らって4本の指を曲げようとするときには、四指巻付布が曲がることにより、指を曲げることができるので、使用者は母指対立装具を装着した状態で手を使って物を掴むことができる。なお、四指ベルトを巻付ける強さを変えることにより4本の指を伸ばす方向に加える力を加減することも可能である。
前記四指巻付布の一端側の母指と示指の間に対応する位置において、母指と示指の間の母指球と掌面の間の曲面に沿わせるタックを形成してあり、四指巻付布の手掌に対応する部分に取付けられて、その平面形状に対応する大きさの平面を保持する手掌支持パッドを備える場合(請求項6)には、タックの形成によって母指と示指の間の三次元曲面に四指巻付布をほぼ沿うように配置させることができる。また、手掌支持パッドにより四指巻付布の掌側の平面形状を保つことができるので、それだけ強い力で4本の指に伸ばす方向の力を加えることができる。
上述したように、本発明によれば、使用者自身が容易に装着できると共に、使用者の母指が痙縮することを適度に防止でき、装着状態においても手を自由に使って物をつかむことができる母指対立装具を提供する。また、四指巻付布によって4指の痙縮も防止することができる。つまり、使用者の状況に合わせた適度な力を掛けることにより、使用者の症状の進行状況または改善状況に合わせて母指対立装具によってかける張力の大きさを自在に変更することができる。
以下、本発明の第1実施形態の母指対立装具1の構成を図1〜図7に従って説明する。図1に示すように、母指対立装具1は母指に取付けられて母指を他の四指との対立位に保持させる基布2と、四指に巻付けられてこれを母指との対立位に保持させる四指巻付布3と、この四指巻付布3に取付けられる手掌支持パッド4とを備える。母指対立装具1は基布2のみによって形成されたものであってもよいが、基布2のポイントP1に手掌支持パッド4のポイントP2が取り付けられることにより、手掌支持パッド4を組合わせて、痙縮を更に効果的に防止することが可能となる。
図1,図2に示すように、前記基布2は化学繊維または合成繊維などからなるストレッチ生地からなり、その一端側2Aに母指挿入部5、他端側2Bに掌根巻付け部6を形成してなり、この基布2の母指挿入部5に母指10を挿入し且つ掌根巻付け部6を手首11に巻付けた状態において、母指10の甲側の基布2に取付けられ、母指10に巻付けて引っ張りながら再び甲側の基布2に取付けられることにより母指10を他の指12〜15と対立位に保持させる伸縮性の帯状体からなる母指ベルト7とを備える。なお、Sは例えば母指の挿入位置を示すサインである。
前記母指挿入部5の形状は、基布2の一端側2Aの一角に縫い付けられて、母指を挿入可能な環状部を形成するように両端が基布2の裏面側に縫合された帯状体からなる母指挿入帯であって、この母指挿入帯によって母指を挿入するために必要十分な大きさであるとともに、母指に引っかかることにより十分な力を加えることができるように構成している。
図3,図4に示すように、前記掌根巻付け部6は手首11の掌側に当接する掌根当接部6Aと、手首11に巻付けられた掌根巻付け部6を掌根当接部6Aに仮付けするための掌根留め部6Bと、掌根巻付け部6を引っ張りながら手首11に巻付けた状態を保持する伸縮性の雄面ファスナの帯状体からなり基布2の他端部2Bに取付けられる掌根締めベルト6Cとを備える。
また、前記母指ベルト7は雄面ファスナであり、基布2の表面にはこの雄面ファスナが取り付け可能な雌面ファスナが形成してあることにより、図4に示すように、母指に巻き付けた母指ベルト7を引っ張りながら基布2の任意の面に取り付けることができる。
図4に示すように、前記四指巻付布3は、一端部3Aが前記基布2の甲側に取付けられて矢印Aに示すように、引っ張りながら母指10と示指12の間を通して手掌部および手の甲側に巻付けられるものであり、この矢印A方向に加える力の強さを調節することにより、母指10に加える力を自在に調節することができる。
前記四指巻付布3は、その一端側3Aに取り付けられて基布2の甲側の任意の部位に着脱自在に貼り付けられる雄面ファスナーを形成してなる帯状体の甲取付面ファスナ8と、四指巻付布3の他端部に取付けられて前記巻付け状態を保持させるように引っ張りながら基布2の甲側に取付けられる伸縮性の帯状体からなる四指ベルト9とを備え、四指巻付布3の手掌に対応する部分に取付けられて、その平面形状に対応する大きさの平面を保持する手掌支持パッド4とを備える。また、8Cは四指巻付布3の一端側3Aに形成したタックである。
本発明の母指対立装具1はこの状態であっても使用可能であるが、図5〜図7に示す四指巻付布3および手掌支持パッド4を用いることにより、より強力に痙縮を防止できる。
図5に示すように、甲取付面ファスナ8を基布2の甲側に貼り付け、タック3Cを母指10と示指11の間に位置させて掌側に引っ張りながら四指12〜15に巻き付け、図6に示すように、掌側に位置する四指巻付布3に手掌パッド4を取り付ける。このとき、手掌支持パッド4はその裏面側に雄面ファスナ、表面側に雌面ファスナを形成してなる板状体であることが好ましく、これによって、使用者にとって邪魔になることがなく、四指12〜15をしっかりと抑えることができる位置に手掌支持パッド4を配置することができる。
図7に示すように、四指12〜15に四指巻付布3を巻付けた後に、その他端側に連接される四指ベルト9を矢印Bに示す方向に引っ張りながら基布2に取付けることにより、使用者は任意の強さで四指12〜15を母指10に対する対立位に位置させることができる。
上述の母指対立装具1によれば、使用者は容易に自分の手に母指対立装具1を装着可能であり、使用者が必要とする力加減で母指10と四指12〜15の対立位を保たせることができる。また、母指対立装具1を装着している状態であっても使用者は手を使って物を掴むことができ、装着状態においても固い樹脂や金属が肌に当接することがないので、それだけ使用時のストレスがなく、それだけ長時間にわたって装着した状態で手を使用できるので、手の機能回復リハビリを促進することができる。
また、基本的に柔らかい布からなる母指対立装具1は汚れたら他の衣類と共に選択可能であるから、清潔な状態を容易に保つことができる。さらに、使用者の痙縮の症状が改善されると、手掌支持パッド4を用いなくても手を使用できるようになることもあり、四指巻付布3そのものが不要となることも考えられ、母指ベルト7が不要となり、最終的には母指対立装具1を付けなくても日常生活で手を使用できるようになることも考えられる。つまり、リハビリの各段階において目に見える結果を残しながら、機能改善を図ることができる。
図8は第2実施形態の母指対立装具20の構成を示す図である。図8において、図1〜7と同じ符号を付した部材は同一又は同等の部材であるから、重複説明を省略する。本実施形態において、母指挿入部21は一端側2Aの基布2を折り畳んで縫合することによって形成した環状部であり、掌根巻付け部6はボタン6D,6Eおよびフック6F,6Gによって形成してある。
同様に母指ベルト7は基布2を延設して形成した帯状体22の先端部にフック7Aを取付けることによって形成されたものである。また、7Bは前記フック7Aを係合するフックであり、S1〜S6は装着順序を示すサインである。
また、8A,8Bは四指巻付布3の一端側3Aを基布2の甲側に取付けるフックであり、9A,9Bは四指12〜15に巻付けた四指巻付布3の他端側3Bを基布2に取付けるフックである。ボタン6D,6Eおよびフック6F,6G、7A,7B、9A,9Bによる連結や締め付けは安定しており、何度も着脱する場合においても堅牢性を保つことができるので、母指対立装具20を長期間にわたって使用できる利点がある。加えて、基本的に全ての部分を基布2および四指巻付布3を用いて形成できるので、製造コストを必要最小限に抑えることができる。装着順序を示すサインS1〜S5を設けることにより、使用者は母指対立装具20になれない状況において難なくこれを装着できる。
本実施形態のようにボタン6D,6Eおよびフック6F,6G、7A,7B、9A,9Bによって各部を連結する場合であっても、母指対立装具20によって母指10と四指12〜15の対立位を保たせることができる。なお、複数のフック6G、7B,9Bを設けることにより、フック6F,6G、7A,7B、9A,9Bによる各部の締付け力を段階的に調節することができるので、使用者は母指対立装具20の装着状態で快適に手を使うことができる。
上述のように本発明の母指対立装具1,20は種々の変形が可能であり、第1実施形態と第2実施形態の各部の構成を自在に組み合わせて使用可能であることは言うまでもない。また、前記フックや面ファスナによる取付けの代わりにベルトとバックルを用いることも容易に行うことができる変形であることは言うまでもない。
Claims (6)
- 一端側に母指挿入部、他端側に掌根巻付け部を形成してなる伸縮性の基布と、この基布の母指挿入部に母指を挿入し且つ掌根巻付け部を手首に巻付けた状態において、母指の甲側の基布に取付けられ、母指に巻付けて引っ張りながら再び甲側の基布に取付けられることにより母指を他の指と対立位に保持させる伸縮性の帯状体からなる母指ベルトとを備えてなることを特徴とする母指対立装具。
- 前記母指ベルトは雄面ファスナであり、基布の表面にはこの雄面ファスナが取り付け可能な雌面ファスナが形成してある請求項1に記載の母指対立装具。
- 前記基布の掌根巻付け部は手首の掌側に当接する掌根当接部と、手首に巻付けられた掌根巻付け部を掌根当接部に仮付けするための掌根留め部と、掌根巻付け部を引っ張りながら手首に巻付けた状態を保持する伸縮性の帯状体からなる掌根締めベルトとを備える請求項1または請求項2に記載の母指対立装具。
- 前記母指挿入部は母指を挿入可能な環状部を形成するように両端が基布の裏面側に縫合された帯状体からなる母指挿入帯を備える請求項1〜請求項3の何れかに記載の母指対立装具。
- 一端部が前記基布の甲側に取付けられて引っ張りながら母指と示指の間を通して手掌部および手の甲側に巻付けられる四指巻付布と、この四指巻付布の他端部に取付けられて前記巻付け状態を保持させるように引っ張りながら基布の甲側に取付けられる伸縮性の帯状体からなる四指ベルトとを備える請求項1〜請求項4の何れかに記載の母指対立装具。
- 前記四指巻付布の一端側の母指と示指の間に対応する位置において、母指と示指の間の母指球と掌面の間の曲面に沿わせるタックを形成してあり、四指巻付布の手掌に対応する部分に取付けられて、その平面形状に対応する大きさの平面を保持する手掌支持パッドを備える請求項5に記載の母指対立装具。
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