JP6500439B2 - ガラスロール - Google Patents
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Description
そして、このようなガラスロールを用いた製品の製造工程では、ガラスロールの入れ替え頻度を減らすことで、製造効率の向上を図ることができる。
このため、ガラスロールは、できる限り長尺のガラスフィルムを巻き取って構成されたものが好まれる。
ここで「略等しい」とは、実質的に同一の厚みであることを意味し、具体的には厚みの差がαminとβminの厚みのうち厚いほうの2%以下のことである。
図7に記載されているような、幅方向において完全に肉厚差がないガラスフィルムを製造することは困難であるところ、本発明のように肉厚差の方向を予め決めることで、ガラスフィルムの肉厚差の制御が、比較的容易となる。従って、巻きずれの少ないガラスロールを容易に作製することができる。
図1に示す如く、本発明に係るガラスロール1は、長尺のガラスフィルム11を保護シート12と共に、円筒状の芯材13に巻き付けて構成される。本発明に係るガラスロール1は、図2(a)(b)に示す通り、ガラスフィルム11の幅方向の断面における最小厚みγminが中央領域11c(範囲C)に位置するか、図3(a)(b)に示す通り、ガラスフィルム11の幅方向の断面における最大厚みγmaxが中央領域11c(範囲C)に位置することを特徴としている。
ガラスフィルム11にアルカリ成分が含有されていると、表面において陽イオンの脱落が発生し、いわゆるソーダ吹きの現象が生じ、構造的に粗となる。この場合、ガラスフィルム11を湾曲させて使用していると、経年劣化により粗となった部分から破損する可能性がある。
尚、ここでいう無アルカリガラスとは、アルカリ成分(アルカリ金属酸化物)が実質的に含まれていないガラスのことであって、具体的には、アルカリ成分が3000ppm以下のガラスのことである。
本発明で用いる無アルカリガラスのアルカリ成分の含有量は、好ましくは1000ppm以下であり、より好ましくは500ppm以下であり、最も好ましくは300ppm以下である。
ガラスロール1を構成するガラスフィルム11の厚みは、ガラスフィルム11に適切な可撓性を付与するとともに、ガラスフィルム11を巻き取った際に、該ガラスフィルム11に不当な応力が作用するのを抑制することを可能にするため、1〜300μmであることが好ましく、10〜200μmであることがより好ましく、10〜100μmであることが最も好ましい。
特に、図4に示すオーバーフローダウンドロー法は、成形時に板ガラスの両面が、成形部材と接触しない成形法であり、得られた板ガラスの両面(透光面)には傷が生じ難く、研磨しなくても高い表面品位を得ることができる。無論、本発明に係るガラスロール1を構成するガラスフィルム11は、フロート法やスロットダウンドロー法、ロールアウト法、アップドロー法、リドロー法等によって成形されたものであってもよい。
これにより、図7に示す幅方向に略均等な肉厚を有するガラスフィルム11に比して容易に、巻きずれが生じにくいガラスフィルム11を作製することができる。
図2(a)に示すガラスフィルム11は、各部の最小厚みαmin・βmin・γminの大小関係が、αmin=βmin>γminとなっている。この場合、αmin−γminは、ガラスフィルム11の作製の容易性の観点から、αminの5%以上であることが好ましく、7%以上であることがより好ましく、10%以上であることが更に好ましい。一方、作製したガラスロール1の良好な巻き取りの観点から、αmin−γminはαminの20%以下であることが好ましく、15%以下であることがより好ましく、12%以下であることが更に好ましい。αmin=βminであれば、ガラスロール1に巻きずれが殆ど生ずることが無く、最も好ましい。
図3(a)に示すガラスフィルム11は、各部の最大厚みαmax・βmax・γmaxの大小関係が、γmax>αmax=βmaxとなっている。この場合、γmax−αmaxは、ガラスフィルム11の作製の容易性の観点から、γmaxの5%以上であることが好ましく、7%以上であることがより好ましく、10%以上であることが更に好ましい。一方、作製したガラスロール1の良好な巻き取りの観点から、γmax−αmaxはγmaxの20%以下であることが好ましく、15%以下であることがより好ましく、12%以下であることが更に好ましい。αmax=βmaxであれば、ガラスロール1に巻きずれが殆ど生ずることが無く、最も好ましい。
尚、図2(a)(b)に示すように、ガラスフィルム11における端部領域11a(範囲A)における最小厚みをαmin、端部領域11b(範囲B)における最小厚みをβmin、中央領域11c(範囲C)における最小厚みをγmin、とそれぞれ規定している。
また、図3(a)(b)に示すように、ガラスフィルム11における端部領域11a(範囲A)における最大厚みをαmax、端部領域11b(範囲B)における最大厚みをβmax、中央領域11c(範囲C)における最大厚みをγmax、とそれぞれ規定している。
そして、作製したガラスロールの軸方向における長さD(図1参照)を測定して、長さDに基づいて巻ズレ状態の良否を判定した。図6(a)(b)に示す巻き取り安定性評価では、ガラスロールに巻きずれが生じなかったものを◎、僅かに巻きずれが生じたが実用上問題がなかったものを○、巻きずれが生じたが実用上問題が無かったものを△、実用上問題が生じる程度まで巻きずれが生じたものを×と記載した。
即ち、実施例1に係るガラスロール1を構成するガラスフィルム11は、各部の最小厚みαmin・βmin・γminの大小関係が、αmin=βmin>γminとなっており、実施例1に係るガラスフィルム11は、中央領域11c(範囲C)に、厚みが最小となる部位が存在している。
即ち、実施例2、3に係るガラスロール1を構成するガラスフィルム11は、各部の最小厚みαmin・βmin・γminの大小関係が、αmin>βmin>γminとなっており、実施例2、3に係るガラスフィルム11は、中央領域11c(範囲C)に、厚みが最小となる部位が存在している。加えて、実施例2に係るガラスロール1を構成するガラスフィルム11は、αmin−βmin<βmin−γminとなっている。
即ち、比較例に係るガラスロールを構成するガラスフィルム11は、各部の最小厚みαmin・βmin・γminの大小関係が、αmin>γmin>βminとなっており、比較例に係るガラスフィルム11は、端部領域11b(範囲B)に、厚みが最小となる部位が存在し、中央領域11c(範囲C)には、厚みが最小となる部位が存在していない。
一方、比較例に係るガラスロールでは、ガラスフィルム11の巻き取り安定性が悪かった。
またこの場合において、実施例1に係るガラスロール1のように、各端部領域11a・11b同士の最小厚みを略一致させたガラスフィルム11を用いることで、より巻ズレの少ないガラスロール1を作製できることが確認できた。
即ち、実施例4に係るガラスロール1を構成するガラスフィルム11は、各部の最大厚みαmax・βmax・γmaxの大小関係が、γmax>αmax=βmaxとなっており、実施例4に係るガラスフィルム11は、中央領域11c(範囲C)に、厚みが最大となる部位が存在している。
即ち、実施例5、6に係るガラスロール1を構成するガラスフィルム11は、各部の最大厚みαmax・βmax・γmaxの大小関係が、γmax>αmax>βmaxとなっており、実施例5、6に係るガラスフィルム11は、中央領域11c(範囲C)に、厚みが最大となる部位が存在している。加えて、実施例5に係るガラスロール1は、γmax−αmax>αmax−βmaxとなっている。
一方、比較例に係るガラスロールでは、ガラスフィルム11の巻き取り安定性が悪かった。
またこの場合において、実施例4に係るガラスロール1のように、各端部領域11a・11b同士の最大厚みを略一致させたガラスフィルム11を用いることで、より巻ズレの少ないガラスロール1を作製できることが確認できた。
11 ガラスフィルム
11a 端部領域
11b 端部領域
11c 中央領域
Claims (3)
- ガラスフィルムをロール状に巻き取ったガラスロールであって、
前記ガラスフィルムは、幅方向の断面において厚みが変化する部分を有し、
前記ガラスフィルムを、幅方向の一側の端部領域と、幅方向の他側の端部領域と、幅方向の中央領域と、に三等分する場合において、
前記ガラスフィルムの幅方向の断面における最大厚みが、
前記中央領域に位置する、
ことを特徴とするガラスロール。 - 前記一側の端部領域における前記ガラスフィルムの最大厚みをαmaxとし、前記他側の端部領域における前記ガラスフィルムの最大厚みをβmaxとし、前記中央領域における前記ガラスフィルムの最大厚みをγmaxとする場合において、
前記αmaxと前記βmaxと前記γmaxの関係が、
γmax>αmax≧βmaxである場合に、
γmax−αmax>αmax−βmaxである、
ことを特徴とする請求項1に記載のガラスロール。 - 前記αmaxと前記βmaxが、略等しい、
ことを特徴とする請求項2に記載のガラスロール。
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