JP6498434B2 - モジュール方式集合弁 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の混合弁が一体に設けられたモジュール方式集合弁に関する。
従来、水道水などの給水とこの給水の一部をヒートポンプ式加熱装置によって温めた温水とを混合弁により混合して、所望の温度の吐水として利用できるようにする温水器が知られている。このような温水器のうち、複数個所で吐水を利用するために混合弁を複数備えた温水器に関しては、各混合弁が一体に設けられたモジュール方式集合弁を採用することで、省スペース化および配管接続の自由度の向上を実現させる技術が知られていた(例えば特許文献1を参照)。
特開2014−114923号公報
ところで、温水器には、主熱源となるヒートポンプ式加熱装置とは別にボイラーを備えて、ヒートポンプ式加熱装置のみでは温水の温度を充分に上げられない場合に、この温水にボイラーが加熱した熱水を混合させて所望の温度の吐水を得るものが存在する。このような温水器の機能は、温水(中温流体)にこの温水よりも低温の給水(低温流体)を混合させる第1の混合弁と、温水にこの温水よりも高温の熱水(高温流体)を混合させる第2の混合弁とによって実現されるものである。ここで、上記特許文献1の技術的思想により上記第1の混合弁および第2の混合弁を一体のモジュール方式集合弁とすることには、上記第1の混合弁および第2の混合弁が直列に並んでモジュール方式集合弁に繋がる配管が複雑になり、この配管の施工に必要な手間が多くなるという問題がある。
本発明は、中温流体に低温流体を混合させる第1の混合弁と、中温流体に高温流体を混合させる第2の混合弁と、が一体に設けられたモジュール方式集合弁において、上記第1の混合弁および第2の混合弁を並列に並べるものである。そして、本発明は、上記構成により、モジュール方式集合弁に繋がる配管をシンプルにして、この配管の施工に必要な手間の増加を抑えることを可能とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のモジュール方式集合弁は以下の手段をとる。
まず、第1の発明は、中温流体にこの中温流体よりも温度が低い低温流体を混合させる第1の混合弁、および、中温流体にこの中温流体よりも温度が高い高温流体を混合させる第2の混合弁が一体に設けられたモジュール方式集合弁である。このモジュール方式集合弁は、後述する第1の部屋と、第2の部屋と、第3の部屋とを備えている。第1の部屋は、中温流体が流入される第1の流入口、および、流入された流体を流出させる出口となる第1の流出口の両方を有している。第2の部屋は、第1の部屋に隣接されている。また、第2の部屋は、低温流体が流入される第2の流入口、および、流入された流体を流出させる出口となる第2の流出口の両方を有している。第3の部屋は、第1の部屋に第2の部屋とは反対側から隣接されている。また、第3の部屋は、高温流体が流入される第3の流入口、および、流入された流体を流出させる出口となる第3の流出口の両方を有している。上記第1の混合弁は、第2の部屋と第1の部屋との間で開閉されることで、この第1の部屋内の流体に低温流体を流入させて混合させることと、この混合を停止させることとを実現させる。上記第2の混合弁は、第3の部屋と第1の部屋との間で開閉されることで、この第1の部屋内の流体に高温流体を流入させて混合させることと、この混合を停止させることとを実現させる。上記第2の流入口および第2の流出口は、一方が第1の流入口と同じ方向を向き、かつ、他方が第1の流出口と同じ方向を向くように配設される。上記第3の流入口および第3の流出口は、一方が第1の流入口と同じ方向を向き、かつ、他方が第1の流出口と同じ方向を向くように配設される。
この第1の発明によれば、モジュール方式集合弁において、中温流体に低温流体を混合させる第1の混合弁と中温流体に高温流体を混合させる第2の混合弁とが並列に並べられ、モジュール方式集合弁の各流出入口が列状に並べられる。これにより、モジュール方式集合弁に繋がる配管を列状に並べてシンプルにし、この配管の施工に必要な手間の増加を抑えることが可能なモジュール方式集合弁を提供することができる。
ついで、第2の発明は、上述した第1の発明であって、第1の流出口から流出される流体の温度を測定する温度センサーと、この温度センサーが測定した流体の温度に基づいて第1の混合弁の開度および第2の混合弁の開度を制御する開度制御装置とを備えたものである。
この第2の発明によれば、第2の部屋から低温流体を流入させる第1の混合弁および第3の部屋から高温流体を流入させる第2の混合弁の両方が、第1の流出口から流出される流体の温度に基づいて制御される。これにより、モジュール方式集合弁の制御システムをシンプルにし、この制御システムの施工に必要な手間の増加を抑えることが可能なモジュール方式集合弁を提供することができる。
ところで、配管を流れる流体の温度に基づく弁の制御システムにおいては、この流体が配管を流れることによる流体の温度変化が制御に影響を及ぼさないように、流体の温度を測定する温度センサーを上記弁の近くに配設することが好ましい。ここで、上記第1および第2の発明においては、第1の流出口が設けられる第1の部屋は、第2の部屋および第3の部屋の両方に対して、間に配管を挟むことなく隣接される。このため、上記第2の発明によれば、第1の混合弁および第2の混合弁を制御するための温度センサーを第1の混合弁および第2の混合弁の両方に近い位置に配設して、流体の温度変化による制御への影響を抑えたモジュール方式集合弁を提供することができる。
さらに、第3の発明は、上述した第1または第2の発明であって、上記第2の混合弁は、後述する弁孔と、弁体と、スリーブと、送りねじ機構とを備えているものである。上記弁孔は、上記第3の部屋と上記第1の部屋とを互いに連通させるものである。上記弁体は、上記弁孔に対して進退されることで、上記第2の混合弁を開閉させるものである。上記スリーブは、上記弁体に一体に設けられて、上記第1の部屋の内壁面にすべり移動可能に嵌め合わされる。上記送りねじ機構は、上記スリーブおよび上記弁体をねじ送りによって一緒に進退させることで、上記第2の混合弁の開度を調整する。
この第3の発明によれば、上記第2の混合弁の弁体は、この弁体に一体に設けられたスリーブを介して上記第1の部屋の内壁面に支持された状態で、ねじ送りにより開度の調整がなされる。これにより、第2の混合弁において、弁孔を通過する流体が弁体に当たることによる開度のぶれが抑えられて、この開度の制御をより高精度に行うことが可能とされたモジュール方式集合弁を提供することができる。
さらに、第4の発明は、上述した第1から第3の発明のいずれかであって、上記第1の流入口から流入されて上記第1の流出口から流出される流体の流れに当たることで、この流れの向きおよび流速を変化させるバッフルが、上記第1の部屋内に配設されているものである。
この第4の発明によれば、第1の部屋における流体の流れの向きおよび流速をバッフルにより変化させることで、第1の部屋内の流体に乱流を生じさせ、第1の混合弁および第2の混合弁から第1の部屋への流体の流入を促進させることができる。これにより、中温流体に対する低温流体あるいは高温流体の混合が促進されて、利用する流体を所望の温度にすることが容易とされたモジュール方式集合弁を提供することができる。
さらに、第5の発明は、上述した第1から第4の発明のいずれかであって、温水熱源機およびボイラーの一方あるいは両方の熱を利用するように切り替え制御されて、この熱によって給水管からの給水を温めて吐水管から吐水させる温水器に組み込まれるものである。ここで、上記温水熱源機は、供給された水を温めて温水にする能力を有している。また、上記ボイラーは、供給された水を加熱して上記温水よりも温度が高い熱水にする能力を有している。また、上記ボイラーには、このボイラーによって加熱されるべき水をこのボイラーに供給する水供給管と、この水供給管からの水をボイラーが加熱した熱水を流出させる熱水管とが付設されている。また、上記給水管は、上記第2の流入口に接続されて、上記給水を上記低温流体として上記第2の部屋に流入させる。また、上記第2の流出口には、上記温水熱源機によって温められるべき水を上記第2の部屋から送り出す送り出し管が接続される。また、上記第1の流入口には、上記温水熱源機によって温められた後の温水を上記中温流体として上記第1の部屋に送り込む送り込み管が接続される。また、吐水管は、上記第1の流出口に接続されて、この第1の流出口から流出された水を吐水する。また、上記熱水管および上記水供給管は、それぞれ上記第3の流入口および上記第3の流出口に接続される。これにより、上記熱水管および上記水供給管は、上記熱水を上記高温流体として上記第3の部屋に常時流入させることと、この第3の部屋内の水を上記ボイラーに常時供給することとを可能とする。また、上記第2の混合弁は、上記第1の部屋に上記第3の部屋内の上記熱水を流入させる際に、この熱水と同量の水を第1の部屋から第3の部屋に流入させるように構成されている。
この第5の発明によれば、温水器のモジュール方式集合弁において、給水管からの給水を温水熱源機からの温水に混合させる第1の混合弁と上記温水にボイラーからの熱水を混合させる第2の混合弁とが並列に並べられ、モジュール方式集合弁に繋がる配管が列状に並べられる。これにより、モジュール方式集合弁に繋がる配管の配設スペースをより薄くして、温水器をよりコンパクトなものとすることが可能な温水器のモジュール方式集合弁を提供することができる。また、上記第5の発明によれば、第3の部屋内の水を循環させてボイラーに繰り返し供給し、第3の部屋内を常にボイラーからの熱水が供給された状態とすることが可能となる。これにより、ボイラーからの熱水が必要となった場合に、第3の部屋内の熱水を即時に供給することが可能な温水器のモジュール方式集合弁を提供することができる。ここで、上記第2の混合弁が、第1の部屋に熱水を流入させる際にこの熱水と同量の水を第3の部屋に流入させる構成によれば、ボイラーに水を供給する配管を第3の部屋に繋がる水供給管のみとすることが可能となる。これにより、上記温水器に必要な配管の本数を減らして、この温水器をよりコンパクトなものとすることが可能な温水器のモジュール方式集合弁を提供することができる。
本発明の第1の実施形態にかかるモジュール方式集合弁10が組み込まれた温水器90を表した概略構成図である。 図1のモジュール方式集合弁10を表した正面図である。 図1のモジュール方式集合弁10を表した右側面図である。 図3のIV−IV線断面図であり、第1の流入口11Aから流入される温水93Bをそのまま第1の流出口11Bから流出させている状態を表す。 図4と同様の断面図であり、第1の流入口11Aから流入される温水93Bに第2の流入口12Aから流入される給水91Aを混合させて第1の流出口11Bから流出させている状態を表す。 図4と同様の断面図であり、第1の流入口11Aから流入される温水93Bに第3の流入口13Aから流入される熱水95Aを混合させて第1の流出口11Bから流出させている状態を表す。 図1のモジュール方式集合弁10が組み込まれた温水器90の変形例を表した概略構成図である。 図1のモジュール方式集合弁10を表した斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかるモジュール方式集合弁20を表した斜視図である。 図9のモジュール方式集合弁20の使用状態を表した右側面図である。 図9のモジュール方式集合弁20の内部にある弁体25Bおよびスリーブ25Eを表した斜視図である。 図10のXII−XII線断面矢視図であり、第1の流入口21Aから流入される温水93Bをそのまま第1の流出口21Bから流出させている状態を表す。 図12と同様の断面矢視図であり、第1の流入口21Aから流入される温水93Bに第2の流入口22Aから流入される給水91Aを混合させて第1の流出口21Bから流出させている状態を表す。 図12と同様の断面矢視図であり、第1の混合弁24を閉め、第2の混合弁25を比較的小さい開度で開けた状態を表す。 図12と同様の断面矢視図であり、第1の混合弁24を閉め、第2の混合弁25を比較的大きい開度で開けた状態を表す。 図7のモジュール方式集合弁10を表した正面図である。 図7のモジュール方式集合弁10を表した右側面図である。 図17のXVIII−XVIII線断面図であり、第2の流入口12Aから流入される給水91Aと第3の流入口13Aから流入される熱水95Aとを混合させて第1の流出口11Bから流出させている状態を表す。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。なお、以下においては、温水器90のボイラー90B(図1参照)に水96Aを送り込むためのポンプなどの付随的な構成について、その図示および詳細な説明を省略する。
〈第1の実施形態〉
始めに、第1の実施形態にかかるモジュール方式集合弁10の構成について、主に図1ないし図6を用いて説明する。このモジュール方式集合弁10は、図1に示すように、ヒートポンプ式加熱装置97およびボイラー90Bを熱源として備えた温水器90に組み込まれるものである。この温水器90は、コンピュータ10Bにより上記各熱源の一方あるいは両方の熱を利用するように切り替え制御されて、給水管91からの給水91Aを温めて吐水管94の蛇口94Aから水94Bとして吐水させる温水器である。ここで、コンピュータ10Bは、蛇口94Aから出る水94Bの温度として使用者98が所望する温度(以下、「設定温度」とも称する。)を含む情報を、使用者98が設定情報98Aとして入力することができるようになっている。
温水器90において、給水管91は、水源91B(本実施形態では例えば上水道)からの給水91Aを、モジュール方式集合弁10を介して送り出し管92に水92Bとして送り出すようになっている。ここで、給水91Aは本発明における「低温流体」に相当し、本実施形態では例えば10[℃]〜20[℃]程度の温度の水である。
送り出し管92は、温水器90に備えられたタンク90Aの底に接続されて、このタンク90Aに水92Bを送り出して貯留させるように構成されている。なお、送り出し管92は、図7、および、図16ないし図18に示すように、タンク90Bに向けて送り出される水92Bの流れを遮断することが可能な開閉弁92Aを備えたものであってもよい。この開閉弁92Aは、図16ないし図18においては、送り出し管92がモジュール方式集合弁10に接続される位置に設けられているが、その配置位置は適宜変更することができる。
タンク90Aには、図1に示すように、送り出し管92とは別にモジュール方式集合弁10に接続される送り込み管93と、ヒートポンプ式加熱装置97の温水管97Bおよび水供給管97Aとが接続されている。この水供給管97Aは、タンク90Aの底に接続されて、このタンク90A内に貯留された水92Bをタンク90Aの底側から取り込んでヒートポンプ式加熱装置97に供給するように構成されている。このヒートポンプ式加熱装置97は、水供給管97Aから供給される水92Bを、外気から吸収した熱エネルギーを利用しながら温めて温水93Bとするように構成されている。ここで、ヒートポンプ式加熱装置97は、本発明における「温水熱源機」に相当する。
また、ヒートポンプ式加熱装置97は、供給された水92Bを温めた後の温水93Bを温水管97Bから流出させるように構成されている。この温水管97Bは、タンク90Aの上部に接続されて、このタンク90A内に貯留された水92Bの上から温水93Bを注ぐように構成されている。ここで、温水93Bは、水92Bよりも温度が高く比重が小さいため、タンク90A内において水92Bと混ざり合うことなくこの水92Bの上に層をなして貯留される(図示省略)。
また、送り込み管93は、図1に示すように、タンク90Aの上部に接続されて、このタンク90A内に貯留された温水93Bを汲み上げてモジュール方式集合弁10に送り込むように構成されている。ここで、温水93Bは、本発明における「中温流体」に相当し、本実施形態では例えば40[℃]〜50[℃]程度の温度の水である。なお、送り込み管93は、図7、図16、および、図18に示すように、タンク90Bに向けて送り込まれる温水93Bの流れを遮断することが可能な開閉弁93Aを備えたものであってもよい。この開閉弁93Aは、図16および図18においては、送り込み管93がモジュール方式集合弁10に接続される位置に設けられているが、その配置位置は適宜変更することができる。
また、温水器90のボイラー90Bは、図1に示すように、熱水管95および水供給管96が付設されて、この水供給管96から供給される水96Aを加熱して温水93Bよりも高温の熱水95Aとし、この熱水95Aを熱水管95から流出させるようになっている。ここで、熱水95Aは、本発明における「高温流体」に相当し、本実施形態では例えば70[℃]〜80[℃]程度の温度の水である。なお、本実施形態において、ボイラー90Bは、供給された液化石油ガス(図示省略)を燃焼させた燃焼熱により水96Aを加熱するようになっている。
モジュール方式集合弁10には、図4ないし図6に示すように、温水93Bに給水91Aを混合させる第1の混合弁14と、温水93Bに熱水95Aを混合させる第2の混合弁15とが一体に設けられている。また、モジュール方式集合弁10は、図8に示すように、それぞれが円筒形状に形成された第1の部屋11、第2の部屋12、および、第3の部屋13を備えている。
モジュール方式集合弁10の第1の部屋11は、図4ないし図6に示すように、この第1の部屋11の円筒面上に送り込み管93が接続される第1の流入口11Aを備えて、この第1の流入口11Aから、ヒートポンプ式加熱装置17によって温められた後の温水93Bが送り込まれるようになっている。また、第1の部屋11は、吐水管94が接続される第1の流出口11Bを備えて、この第1の流出口11Bから吐水管94に向けて第1の部屋11内の水94Bを流出させるようになっている。言いかえると、第1の流出口11Bは、第1の部屋11に流入された流体(例えば図4では温水93B)を流出させる出口となるものである。
また、モジュール方式集合弁10の第2の部屋12は、図4ないし図6に示すように、この第2の部屋12の円筒面上に給水管91が接続される第2の流入口12Aを備えて、この第2の流入口12Aから給水91Aが流入されるようになっている。また、第2の部屋12は、送り出し管92が接続される第2の流出口12Bを備えて、この第2の流出口12Bからヒートポンプ式加熱装置17(図1参照)によって温められるべき水92Bを送り出すようになっている。言いかえると、第2の流出口12Bは、第2の部屋12に流入された流体(例えば図4では給水91A)を流出させる出口となるものである。
また、モジュール方式集合弁10の第3の部屋13は、図4ないし図6に示すように、この第3の部屋13の円筒面上に、熱水管95が接続されてこの熱水管95からの熱水95Aが流入される第3の流入口13Aを備えている。また、第3の部屋13は、この第3の部屋13の円筒面上に、水供給管96が接続される第3の流出口13Bを備えている。この第3の流出口13Bは、接続された水供給管96に向けて、第3の部屋13に流入された流体(例えば図4では熱水95A)を流出させる出口となるものである。
また、熱水管95および水供給管96は、図1に示すように、それぞれに備えられたポンプ(図示省略)により、第3の部屋13、水供給管96、ボイラー90B、熱水管95をこの順で巡って第3の部屋13に戻る循環流を生じさせるようになっている。これらの構成により、熱水管95および水供給管96は、熱水95Aを第3の部屋13に常時流入させながら、この第3の部屋13内の水96Aを循環させてボイラー90Bに常時供給することを実現させている。
上記各構成によれば、第3の部屋13内の水を循環させてボイラー90Bに繰り返し供給することで、第3の部屋13内を常にボイラー90Bからの熱水95Aが供給された状態とすることが可能となる。これにより、ボイラー90Bからの熱水95Aが必要となった場合に、第3の部屋13内の熱水95Aを即時に供給することが可能な温水器90のモジュール方式集合弁10を提供することができる。
モジュール方式集合弁10において、第2の部屋12は、図2、および、図4ないし図6に示すように、第1の部屋11に対して、一方側(図2で見て左側)から、間に配管を挟むことなく隣接されている。また、モジュール方式集合弁10において、第3の部屋13は、第1の部屋11に対して、第2の部屋12とは反対側(図2で見て右側)から、間に配管を挟むことなく隣接されている。
また、モジュール方式集合弁10において、第1の混合弁14は、図4ないし図6に示すように、第2の部屋12と第1の部屋11との間で開閉されるようになっている。これにより、第1の混合弁14は、第1の部屋11内の流体に給水91Aを流入させて混合させること(図5を参照)と、この混合を停止させること(図4および図6を参照)とを実現させる。
具体的には、第1の混合弁14は、第2の部屋12と第1の部屋11とを互いに連通させる弁孔14Aと、この弁孔14Aに第2の部屋12側(図4で見て左側)から栓をすることで第1の混合弁14を開閉させる弁体14Bとを備えている。この弁体14Bには、弁孔14Aとは反対側(図4で見て左側)となる面に弁棒14Dが取り付けられている。この弁棒14Dは、第2の部屋12において第1の部屋11とは反対側(図4で見て左側)となる壁に取り付けられた送りねじ機構14Cに支持されている。この送りねじ機構14Cは、弁体14Bおよび弁棒14Dをこの弁棒14Dの周方向に回転させながら進退させるねじ送りによって、弁孔14Aと弁体14Bとの距離(すなわち第1の混合弁14の開度)を調整することができるようになっている。
また、モジュール方式集合弁10において、第2の混合弁15は、第3の部屋13と第1の部屋11との間で開閉されるようになっている。これにより、第2の混合弁15は、第1の部屋11内の流体に熱水95Aを流入させて混合させること(図6を参照)と、この混合を停止させること(図4および図5を参照)とを実現させる。
具体的には、第2の混合弁15は、第3の部屋13と第1の部屋11とを互いに連通させる弁孔15Aと、この弁孔15Aに第3の部屋13側(図4で見て右側)から栓をすることで第2の混合弁15を開閉させる弁体15Bとを備えている。この弁体15Bには、弁孔15Aとは反対側(図4で見て右側)となる面に弁棒15Dが取り付けられている。この弁棒15Dは、第3の部屋13において第1の部屋11とは反対側(図4で見て右側)となる壁に取り付けられた送りねじ機構15Cに支持されている。この送りねじ機構15Cは、弁体15Bおよび弁棒15Dをこの弁棒15Dの周方向に回転させながら進退させるねじ送りによって、弁孔15Aと弁体15Bとの距離(すなわち第2の混合弁15の開度)を調整することができるようになっている。
ところで、モジュール方式集合弁10において、第1の流入口11A、第2の流入口12A、および、第3の流入口13Aは同じ方向(図4で見て上方向)に向けられている。また、モジュール方式集合弁10において、第1の流出口11B、第2の流出口12B、および、第3の流出口13Bは同じ方向(各流入口11A、12A、13Aとは反対の方向、図4で見て下方向)に向けられている。
上述した各構成によれば、温水器90のモジュール方式集合弁10において、給水管91からの給水91Aをヒートポンプ式加熱装置17からの温水93Bに混合させる第1の混合弁14と、上記温水93Bにボイラー90Bからの熱水95Aを混合させる第2の混合弁15とが並列に並べられる。また、モジュール方式集合弁10においては、その各流入口11A、12A、13Aおよび各流出口11B、12B、13Bがそれぞれ列状に並べられる。これにより、モジュール方式集合弁10に繋がる配管を列状に並べてシンプルにし、この配管の施工に必要な手間の増加を抑えることが可能なモジュール方式集合弁10を提供することができる。ここで、温水器90のモジュール方式集合弁10において、このモジュール方式集合弁10に繋がる配管を列状に並べる構成によれば、モジュール方式集合弁10に繋がる配管に必要な配設スペース90C(図2および図3を参照)をより薄くすることができる。これにより、温水器90をよりコンパクトなものとすることが可能な温水器90のモジュール方式集合弁10を提供することができる。
さて、モジュール方式集合弁10の第1の部屋11には、図1、図2、および、図8に示すように、温度センサー10Aが取り付けられている。この温度センサー10Aは、図1に示すように、第1の流出口11B(図8参照)から流出される水94Bの温度を測定して、測定した温度(以下、「測定温度」とも称する。)を出力信号10Cとしてコンピュータ10Bに出力するようになっている。
コンピュータ10Bには、温度センサー10Aからの出力信号10Cと、使用者98からの設定情報98Aとが入力される。そして、コンピュータ10Bは、出力信号10Cおよび設定情報98Aに応じて、制御信号10Dを第1の混合弁14および第2の混合弁15に出力する。これにより、コンピュータ10Bは第1の混合弁14および第2の混合弁15の開度を制御する。すなわち、コンピュータ10Bは、本発明における「開度制御装置」に相当する。
ここで、コンピュータ10B(図1参照)により実現されるモジュール方式集合弁10の制御パターンについて説明する。モジュール方式集合弁10は、初期状態においては、図4に示すように、その第1の混合弁14および第2の混合弁15の両方が閉じられた状態とされている。
この状態において、第2の流入口12Aから第2の部屋11に流入された給水91Aは、そのまま水92Bとして第2の流出口12Bから流出される。また、第3の流入口13Aから第3の部屋13に流入された熱水95Aは、そのまま水96Aとして第3の流出口13Bから流出される。また、第1の流入口11Aから第1の部屋11に流入された温水93Bは、そのまま水94Bとして第1の流出口11Bから流出される。ここで、コンピュータ10Bは、このコンピュータ10Bに入力された測定温度と設定温度とが等しい間、第1の混合弁14および第2の混合弁15の各開度を変えることなく維持する。
第1の混合弁14および第2の混合弁15の両方が閉じられた状態(図4参照)において、上記測定温度が上記設定温度よりも高くなった場合には、図5に示すように、コンピュータ10Bは、第2の混合弁15を閉じたまま第1の混合弁14を開ける。この状態において、第3の流入口13Aから第3の部屋13に流入された熱水95Aは、そのまま水96Aとして第3の流出口13Bから流出される。また、第2の流入口12Aから第2の部屋11に流入された給水91Aは、一部が第1の混合弁14を介して第1の部屋11に流入され、残りが第2の流出口12Bから流出される。また、第1の流入口11Aから第1の部屋11に流入された温水93Bは、第1の混合弁14から流入される給水91Aが混合されることによって温度が下げられ、水94Bとして第1の流出口11Bから流出される。
なお、第1の混合弁14は、第1の部屋11に第2の部屋12内の給水91Aを流入させる際に、この給水91Aと同量の水94Bを第1の部屋11から第2の部屋12に流入させるように構成されている。この第2の部屋12に流入された水94Bは、第2の流入口12Aから第2の部屋12に流入された給水91Aと混ざりながら水92Bとして第2の流出口12Bから流出される。
図5に示す状態において、コンピュータ10Bは、上記測定温度が上記設定温度より高い間は第1の混合弁14の開度を大きくして温水93Bに対する給水91Aの混合割合を多くすることで、上記測定温度を下げるように制御を行う。また、コンピュータ10Bは、上記測定温度が上記設定温度より低くなると、第1の混合弁14の開度を小さくするあるいは閉め切る操作によりこの第1の混合弁14からの給水91Aの流入を絞ることで、上記測定温度を上げるように制御を行う。これらの制御において、コンピュータ10Bは、第2の混合弁15を閉じた状態に維持する。
ところで、第1の部屋11において、第1の流出口11Bは、第1の流入口11Aから流入される温水93Bの流れに対して、この流れの方向と交わる方向に位置ずれされた状態に配設されている。このため、第1の流入口11Aから第1の部屋11に流入された温水93Bは、第1の部屋11の内壁面11Cに当たってその流れの向きおよび流速が変化される。
言いかえると、第1の部屋11において、その内壁面11Cの一部は、第1の流入口11Aから流入されて第1の流出口11Bから流出される水の流れに当たることで、この流れの向きおよび流速を変化させるバッフル11Dとされている。このバッフル11Dは、第1の部屋11内の水94Bに乱流(図示省略)を生じさせ、第1の混合弁14から第1の部屋11への給水91Aの流入を促進させる機能を発揮する。すなわち、第1の部屋11内にバッフル11Dを配設する構成によれば、温水93Bに対する給水91Aの混合が促進されて、利用する水94Bを所望の温度に下げることが容易とされたモジュール方式集合弁10を提供することができる。
一方、第1の混合弁14および第2の混合弁15の両方が閉じられた状態(図4参照)において、上記測定温度が上記設定温度よりも低くなった場合には、図6に示すように、コンピュータ10Bは、第1の混合弁14を閉じたまま第2の混合弁15を開ける。この状態において、第2の流入口12Aから第2の部屋11に流入された給水91Aは、そのまま水92Bとして第2の流出口12Bから流出される。また、第3の流入口13Aから第3の部屋13に流入された熱水95Aは、一部が第2の混合弁15を介して第1の部屋11に流入され、残りが第3の流出口13Bから流出される。また、第1の流入口11Aから第1の部屋11に流入された温水93Bは、第2の混合弁15から流入される熱水95Aが混合されることによって温度が上げられ、水94Bとして第1の流出口11Bから流出される。
なお、第2の混合弁15は、第1の部屋11に第3の部屋13内の熱水95Aを流入させる際に、この熱水95Aと同量の水94Bを第1の部屋11から第3の部屋13に流入させるように構成されている。この第3の部屋13に流入された水94Bは、第3の流入口13Aから第3の部屋13に流入された熱水95Aと混ざりながら水96Aとして第3の流出口13Bから流出される。この構成によれば、ボイラー90Bに水を供給する配管を第3の部屋13に繋がる水供給管96のみとして温水器90に必要な配管の本数を減らし、この温水器90をよりコンパクトなものとすることが可能な温水器90のモジュール方式集合弁10を提供することができる。
図6に示す状態において、コンピュータ10Bは、上記測定温度が上記設定温度より低い間は第2の混合弁15の開度を大きくして温水93Bに対する熱水95Aの混合割合を多くすることで、上記測定温度を上げるように制御を行う。また、コンピュータ10Bは、上記測定温度が上記設定温度より高くなると、第2の混合弁15の開度を小さくするあるいは閉め切る操作によりこの第2の混合弁15からの熱水95Aの流入を絞ることで、上記測定温度を下げるように制御を行う。これらの制御において、コンピュータ10Bは、第1の混合弁14を閉じた状態に維持する。
上述した各構成および各制御パターンによれば、第2の部屋12から給水91Aを流入させる第1の混合弁14および第3の部屋13から熱水95Aを流入させる第2の混合弁12の両方が、第1の流出口11Bから流出される水94Bの温度に基づいて制御される。これにより、モジュール方式集合弁10の制御システムをシンプルにし、この制御システムの施工に必要な手間の増加を抑えることが可能なモジュール方式集合弁10を提供することができる。
なお、図6に示す状態において、第1の部屋11のバッフル11Dは、第1の部屋11内の水94Bに乱流(図示省略)を生じさせ、第2の混合弁15から第1の部屋11への熱水95Aの流入を促進させる機能を発揮する。すなわち、第1の部屋11にバッフル11Dを備えさせる構成によれば、温水93Bに対する熱水95Aの混合が促進されて、利用する水94Bを所望の温度に上げることが容易とされたモジュール方式集合弁10を提供することができる。
さて、モジュール方式集合弁10を組み込んだ温水器90においては、図7、図16、および、図18に示すように、その送り出し管92および送り込み管93に、水の流れを遮断することが可能な開閉弁92A、93Aを備えさせた変形例を採用することができる。この変形例において、コンピュータ10Bは、制御信号10D(図7参照)を各開閉弁92A、93Aに出力して、この各開閉弁92A、93Aの開閉を、第1の混合弁14および第2の混合弁15とは別に制御できるものとしてもよい。
この場合、コンピュータ10Bは、使用者98からの設定情報98A(図7参照)に応じて第1の混合弁14、第2の混合弁15、および、各開閉弁92A、93Aを制御し、ボイラー90Bのみを熱源として給水91Aを温める制御パターンを実現することができる。この制御パターンは、例えば外気温が低いためにヒートポンプ式加熱装置97では給水91Aを温水93Bに温める際のエネルギー効率が悪い場合などに選択されて切り替えられる制御パターンである。この制御パターンにおいては、図18に示すように、開閉弁92Aおよび開閉弁93Aは、その両方が閉じられることで、送り出し管92から送り出される水92Bおよび送り込み管93から送り込まれる温水93B(図4参照)の両方をストップさせる。また、モジュール方式集合弁10の第1の混合弁14および第2の混合弁15は、その両方が開かれる。
この状態において、第2の流入口12Aから第2の部屋11に流入された給水91Aは、第1の混合弁14を介して第1の部屋11に流入される。また、第3の流入口13Aから第3の部屋13に流入された熱水95Aは、一部が第2の混合弁15を介して第1の部屋11に流入され、残りが第3の流出口13Bから流出される。また、第1の混合弁14を介して第1の部屋11に流入された給水91Aは、第2の混合弁15から流入される熱水95Aが混合されることによって温度が上げられ、水94Bとして第1の流出口11Bから流出される。
図18に示す状態において、コンピュータ10Bは、上述した測定温度が上述した設定温度より低い間は第2の混合弁15の開度を大きくして給水91Aに対する熱水95Aの混合割合を多くすることで、上記測定温度を上げるように制御を行う。また、コンピュータ10Bは、上記測定温度が上記設定温度より高くなると、第2の混合弁15の開度を小さくする操作によりこの第2の混合弁15からの熱水95Aの流入を絞ることで、上記測定温度を下げるように制御を行う。これらの制御において、コンピュータ10Bは、第1の混合弁14を開かれた状態に維持し、開閉弁92Aおよび開閉弁93Aの両方を閉じた状態に維持する。
〈第2の実施形態〉
続いて、第2の実施形態にかかるモジュール方式集合弁20の構成について、図9ないし図15を用いて説明する。第2の実施形態にかかるモジュール方式集合弁20は、第1の実施形態にかかるモジュール方式集合弁10を変形した実施形態である。したがって、上記第1の実施形態にかかるモジュール方式集合弁10の各構成と共通する構成については、第1の実施形態にかかるモジュール方式集合弁10の各構成に付した符号から、その十の位の「1」を「2」に置き換えた符号を付して対応させ、その詳細な説明を省略する。
第2の実施形態にかかるモジュール方式集合弁20は、図12ないし図15に示すように、第1の実施形態にかかるモジュール方式集合弁10において第2の混合弁15を開閉させる弁体15B(図4ないし図6を参照)を、スリーブ25Eが一体に設けられた弁体25Bに置き換えたものである。すなわち、モジュール方式集合弁20の第2の混合弁25は、弁孔25Aと、弁体25Bと、スリーブ25Eと、送りねじ機構25Cと、弁棒25Dとを備えている。このモジュール方式集合弁20を組み込んだ温水器90においては、図9に示すように、その送り出し管92および送り込み管93に、コンピュータ10Bからの制御信号10Dによって開閉が制御される開閉弁92A、93Aが備えられている。
第2の混合弁25において、弁孔25Aは、図12ないし図15に示すように、第1の部屋21の内壁面21Cと面一となるように開口されて、第3の部屋23と第1の部屋21とを互いに連通させるようになっている。また、弁体25Bは、弁孔25Aの中に入り込んでこの弁孔25Aを塞ぐことが可能なサイズの有底円筒として形成されて、この弁孔25Aに対して進退されることで第2の混合弁25を開閉させるようになっている。
また、スリーブ25Eは、図10ないし図15に示すように、弁体25Bから延長された中空の円筒形状に形成されて、同じく円筒形状に形成された第1の部屋21の内壁面21C(図10参照)にすべり移動可能に嵌め合わされている。また、送りねじ機構25Cは、弁棒25Dをこの弁棒25Dの周方向に回転させながら進退させるねじ送りによって、弁体25Bおよびスリーブ25Eを一緒に回転させながら進退させて、第2の混合弁25の開度を調整することができるようになっている。
上記各構成によれば、第2の混合弁25の弁体25Bは、この弁体25Bに一体に設けられたスリーブ25Eを介して第1の部屋21の内壁面21Cに支持された状態で、ねじ送りにより開度の調整がなされる。これにより、第2の混合弁25において、弁孔25Aを通過する熱水95Aおよび水94B(図13参照)が弁体25Bに当たることによる開度のぶれが抑えられて、この開度の制御をより高精度に行うことが可能とされたモジュール方式集合弁20を提供することができる。
なお、スリーブ25Eは、図12に示すように、弁体25Bが弁孔25Aを塞いだ第2の混合弁25の閉状態において、弁体25Bとは反対側の端(図示左側の端)が第1の混合弁24に第1の部屋21側(図示右側)から当接するようにされている。このため、第1の混合弁24の弁体24Bは、第1の部屋21においてスリーブ25Eと干渉することを防ぐために、第1の混合弁24の弁孔25Aから第1の部屋21側(図示右側)に突出することがないように形成されている。
また、弁体25Bには、図11ないし図15に示すように、その有底円筒の高さが一方側(図12で見て上側)に低くされた形状の片勾配部25Hが形成されている。この片勾配部25Hは、図12に示すように、上述した第2の混合弁25の閉状態において第3の流入口23A側(図12で見て上側)を向くように配設されている。また、モジュール方式集合弁20を制御するコンピュータ20B(図9参照)は、弁体25Bおよびスリーブ25Eの進退を、送りねじ機構25Cが弁棒25Dをこの弁棒25Dの正逆いずれかの周方向に360[°]だけ回転させる動作の繰り返しによって実現させる。これにより、片勾配部25Hは、弁体25Bおよびスリーブ25Eの進退が止まっている間において、常に第3の流入口23A側(図12で見て上側)を向くようにされる。
また、スリーブ25Eは、図14に示すように、第2の混合弁25を比較的小さい開度で開けた小開度開状態において、第1の流入口21Aを部分的に塞いでこの第1の流入口21Aからの温水93Bの流入を絞るようになっている。ここで、上述した各構成によれば、上記小開度開状態において、第2の混合弁25を介した熱水95Aの流入および水94Bの流出を促進させることができる。これにより、上記小開度開状態における温水93Bと熱水95Aとの混合が促進されて、利用する水94Bの温度の微調整が容易とされたモジュール方式集合弁20を提供することができる。
ところで、スリーブ25Eには、図11ないし図15に示すように、その円筒形状の側面の複数個所に入れられた切り込みであるノッチ25Fが形成されている。この各ノッチ25Fは、複数箇所においてスリーブ25Eの円筒形状の内外を互いに連通させることで、この内外の間における水の流出入を可能とするものである。なお、各ノッチ25Fは、スリーブ25Eにおいて、片勾配部25Hと同じ側(図12で見て上側)あるいは片勾配部25Hとは反対側(図12で見て下側)のいずれかを向いて開口されるように配設されている。
また、スリーブ25Eには、このスリーブ25Eの各ノッチ25Fの底となる部分に、平面状のバッフル25Gが形成されている。この各バッフル25Gは、第1の部屋21内における水94Bの流れの向きおよび流速を変化させてこの水94Bに乱流(図示省略)を生じさせ、第1の混合弁24からの給水91Aおよび第2の混合弁25からの熱水95Aの流入を促進させる機能を発揮する。この構成によれば、温水93Bに対する給水91Aあるいは熱水95Aの混合が促進されて、利用する水94Bを所望の温度にすることが容易とされたモジュール方式集合弁20を提供することができる。
ここで、各バッフル25Gは、スリーブ25Eに対して一体化されて、このスリーブ25Eおよび弁体25Bを回転させて進退する際に一緒に回転されるようになっている。この構成によれば、第1の部屋21内の水94Bに溶解された物質が析出したスケール(図示省略)が各バッフル25Gに付着することが抑えられて、上記スケールを除去するメンテナンスの頻度が抑えられたモジュール方式集合弁20を提供することができる。
なお、各ノッチ25Fおよび各バッフル25Gの各角部を含む、モジュール方式集合弁20において水と接触する各角部に、丸面取りおよび角面取りを含む面取り加工を施した場合(図示省略)には、上記各構成により生じる水の乱流が抑えられる。この場合、水の乱流による異音および耐久性の低下を抑えることができるモジュール方式集合弁20を提供することができる。
本発明は、上述した第1および第2の実施形態で説明した外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、以下のような各種の形態を実施することができる。
(1)上述した第2の実施形態にかかるモジュール方式集合弁20において、スリーブ25Eに設けられるバッフル25G(図10ないし図15を参照)は、適宜省略することができる。
(2)本発明にかかるモジュール方式集合弁において、弁体および弁棒をねじ送りによって一緒に進退させる送りねじ機構の構成は上述したものに限定されない。すなわち、本発明にかかるモジュール方式集合弁の送りねじ機構としては、例えば弁棒を回転されないように保持しながらこの弁棒と弁体とを一緒に進退させる差動ねじ機構を採用することができる。また、本発明の第3の発明にかかるモジュール方式集合弁においては、ねじ山をスリーブと第1の部屋の内壁面とに形成してこの内壁面にスリーブを螺合させ、このスリーブを第1の部屋に対してねじ送りして弁体と一緒に進退させる機構を採用することができる。
(3)本発明にかかるモジュール方式集合弁において、第1の流入口から流入されて第1の流出口から流出される水の流れに当たることで、この流れの向きおよび流速を変化させるバッフルの構成は上述したものに限定されない。すなわち、本発明にかかるモジュール方式集合弁のバッフルは、例えば第1の部屋においてこの第1の部屋の内壁面から突出された突起あるいは壁とすることができ、その数および具体的な形状は適宜変更することができる。この場合においては、第1の部屋における第1の流入口と第1の流出口との位置ずれをなくして、第1の部屋の内壁面がバッフルとしての機能を発揮しないようにしてもよい。
(4)本発明にかかるモジュール方式集合弁において、各流入口が向く方向と各流出口が向く方向とがなす角度は適宜変更することができる。また、本発明にかかるモジュール方式集合弁の、第1の部屋、第2の部屋、第3の部屋のそれぞれにおいて、流入口と流出口とを適宜入れ替えることができる。この場合においても、第2の流入口および第2の流出口は、一方が第1の流入口と同じ方向を向き、かつ、他方が第1の流出口と同じ方向を向く。また、第3の流入口および第3の流出口は、一方が第1の流入口と同じ方向を向き、かつ、他方が第1の流出口と同じ方向を向く。
(5)本発明にかかるモジュール方式集合弁が組み込まれる温水器においては、外気から吸収した熱エネルギーを利用しながら給水管からの給水を温めるヒートポンプ式加熱装置は必須の構成ではない。すなわち、上記ヒートポンプ式加熱装置は、例えば燃料電池の廃熱を利用して水を温める温水熱源機あるいは電熱ヒーターにより水を温める電気温水器など、任意の種類の温水熱源機に置き換えることができる。
(6)本発明にかかるモジュール方式集合弁が組み込まれる温水器においては、供給された液化石油ガスを燃焼させた燃焼熱により水を加熱して熱水とするボイラーは必須の構成ではない。すなわち、上記ボイラーは、例えば電熱ヒーターにより水を加熱して熱水とする電気給湯器、あるいは、燃料油を含む任意の燃料を燃焼させた燃焼熱により水を加熱して熱水とするボイラーなど、任意の種類のボイラーに置き換えることができる。
(7)本発明にかかるモジュール方式集合弁は、給水管からの給水を温めた後に吐水管から吐水させる温水器に組み込まれるモジュール方式集合弁に限定されない。すなわち、本発明にかかるモジュール方式集合弁は、例えば床パネルから流れてきた熱媒体を温めて床パネルに戻す床暖房装置など、流入された流体を暖めた後に流出させる任意の装置に組み込むことができる。この場合において、モジュール方式集合弁は、例えば熱媒体油および空気を含む任意の流体を流出入させるものとすることができる。
10 モジュール方式集合弁
10A 温度センサー
10B コンピュータ(開度制御装置)
10C 出力信号
10D 制御信号
11 第1の部屋
11A 第1の流入口
11B 第1の流出口
11C 内壁面
11D バッフル
12 第2の部屋
12A 第2の流入口
12B 第2の流出口
13 第3の部屋
13A 第3の流入口
13B 第3の流出口
14 第1の混合弁
14A 弁孔
14B 弁体
14C 送りねじ機構
14D 弁棒
15 第2の混合弁
15A 弁孔
15B 弁体
15C 送りねじ機構
15D 弁棒
20 モジュール方式集合弁
20A 温度センサー
20B コンピュータ(開度制御装置)
20C 出力信号
20D 制御信号
21 第1の部屋
21A 第1の流入口
21B 第1の流出口
21C 内壁面
21D バッフル
22 第2の部屋
22A 第2の流入口
22B 第2の流出口
23 第3の部屋
23A 第3の流入口
23B 第3の流出口
24 第1の混合弁
24A 弁孔
24B 弁体
24C 送りねじ機構
24D 弁棒
25 第2の混合弁
25A 弁孔
25B 弁体
25C 送りねじ機構
25D 弁棒
25E スリーブ
25F ノッチ
25G バッフル
25H 片勾配部
90 温水器
90A タンク
90B ボイラー
90C 配設スペース
91 給水管
91A 給水(低温流体)
91B 水源
92 送り出し管
92A 開閉弁
92B 水
93 送り込み管
93A 開閉弁
93B 温水(中温流体)
94 吐水管
94A 蛇口
94B 水
95 熱水管
95A 熱水(高温流体)
96 水供給管
96A 水
97 ヒートポンプ式加熱装置(温水熱源機)
97A 水供給管
97B 温水管
98 使用者
98A 設定情報

Claims (5)

  1. 中温流体にこの中温流体よりも温度が低い低温流体を混合させる第1の混合弁、および、中温流体にこの中温流体よりも温度が高い高温流体を混合させる第2の混合弁が一体に設けられたモジュール方式集合弁であって、
    中温流体が流入される第1の流入口、および、流入された流体を流出させる出口となる第1の流出口の両方を有する第1の部屋と、
    この第1の部屋に隣接され、かつ、低温流体が流入される第2の流入口、および、流入された流体を流出させる出口となる第2の流出口の両方を有する第2の部屋と、
    前記第1の部屋に前記第2の部屋とは反対側から隣接され、かつ、高温流体が流入される第3の流入口、および、流入された流体を流出させる出口となる第3の流出口の両方を有する第3の部屋と、
    を備え、
    前記第1の混合弁は、第2の部屋と第1の部屋との間で開閉されることで、この第1の部屋内の流体に低温流体を流入させて混合させることと、この混合を停止させることとを実現させ、
    前記第2の混合弁は、第3の部屋と第1の部屋との間で開閉されることで、この第1の部屋内の流体に高温流体を流入させて混合させることと、この混合を停止させることとを実現させ、
    前記第2の流入口および前記第2の流出口は、一方が前記第1の流入口と同じ方向を向き、かつ、他方が前記第1の流出口と同じ方向を向くように配設され、
    前記第3の流入口および前記第3の流出口は、一方が前記第1の流入口と同じ方向を向き、かつ、他方が前記第1の流出口と同じ方向を向くように配設される、
    モジュール方式集合弁。
  2. 請求項1に記載されたモジュール方式集合弁であって、
    前記第1の流出口から流出される流体の温度を測定する温度センサーと、
    この温度センサーが測定した流体の温度に基づいて前記第1の混合弁の開度および前記第2の混合弁の開度を制御する開度制御装置と、
    を備えている、
    モジュール方式集合弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたモジュール方式集合弁であって、
    前記第2の混合弁は、
    前記第3の部屋と前記第1の部屋とを互いに連通させる弁孔と、
    この弁孔に対して進退されることで、前記第2の混合弁を開閉させる弁体と、
    この弁体に一体に設けられて、第1の部屋の内壁面にすべり移動可能に嵌め合わされるスリーブと、
    このスリーブおよび弁体をねじ送りによって一緒に進退させることで、第2の混合弁の開度を調整する送りねじ機構と、
    を備えている、
    モジュール方式集合弁。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたモジュール方式集合弁であって、
    前記第1の流入口から流入されて前記第1の流出口から流出される流体の流れに当たることで、この流れの向きおよび流速を変化させるバッフルが、前記第1の部屋内に配設されている、
    モジュール方式集合弁。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載されたモジュール方式集合弁であって、
    温水熱源機およびボイラーの両を備え、給水管からの給水を温めて吐水管から吐水させる温水器に組み込まれ、
    前記温水熱源機は、供給された水を温めて温水にする能力を有し、
    前記ボイラーは、供給された水を加熱して前記温水よりも温度が高い熱水にする能力を有し、
    前記ボイラーには、このボイラーによって加熱されるべき水をこのボイラーに供給する水供給管と、この水供給管からの水を前記ボイラーが加熱した前記熱水を流出させる熱水管とが付設され、
    前記給水管は、前記第2の流入口に接続されて、前記給水を前記低温流体として前記第2の部屋に流入させ、
    前記第2の流出口には、前記温水熱源機によって温められるべき水を前記第2の部屋から送り出す送り出し管が接続され、
    前記第1の流入口には、前記温水熱源機によって温められた後の前記温水を前記中温流体として前記第1の部屋に送り込む送り込み管が接続され、
    前記吐水管は、前記第1の流出口に接続されて、この第1の流出口から流出された水を吐水し、
    前記熱水管および前記水供給管は、それぞれ前記第3の流入口および前記第3の流出口に接続されることで、前記熱水を前記高温流体として前記第3の部屋に常時流入させることと、この第3の部屋内の水を前記ボイラーに常時供給することとを可能とし、
    前記第2の混合弁は、前記第1の部屋に前記第3の部屋内の前記熱水を流入させる際に、この熱水と同量の水を前記第1の部屋から前記第3の部屋に流入させるように構成されている、
    モジュール方式集合弁。
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