(オーラルケアセットが取り得る形態の一例)
〔1〕本発明に従うオーラルケアセットの一形態はオーラルケア装置およびオーラルケアスタンドを有し、前記オーラルケア装置は装置機能部分および装置本体部分を有し、前記装置機能部分はオーラルケア部分を有し、前記装置本体部分は手持部分を有し、前記オーラルケアスタンドはスタンド内部空間、通気孔、および、保持構造を有し、前記スタンド内部空間は前記装置機能部分を挿入可能であり、前記通気孔は前記スタンド内部空間と外部とを連通し、前記保持構造は前記装置機能部分が前記装置本体部分よりも下方に位置するように前記装置機能部分が前記スタンド内部空間に挿入された前記オーラルケア装置を保持できるように構成される。
〔2〕本発明に従うオーラルケアセットの一形態はオーラルケア装置およびオーラルケアスタンドを有し、前記オーラルケア装置は装置機能部分および装置本体部分を有し、前記装置機能部分はオーラルケア部分を有し、前記装置本体部分は手持部分を有し、前記オーラルケアスタンドは保持構造を有し、前記保持構造は前記装置機能部分が前記装置本体部分よりも下方に位置する第1保持状態、および、前記装置機能部分が前記装置本体部分よりも上方に位置する第2保持状態のいずれでも前記オーラルケア装置を保持できるように構成される。
〔3〕前記〔1〕または〔2〕に記載のオーラルケアセットの一例では、前記オーラルケアスタンドはスタンド本体部分およびスタンド支持部分をさらに有し、前記スタンド本体部分は前記装置機能部分を挿入できるように構成され、前記スタンド支持部分は前記スタンド本体部分を支持できるように前記スタンド本体部分の下方に設けられる。
〔4〕本発明に従うオーラルケアセットの一形態はオーラルケア装置およびオーラルケアスタンドを有し、前記オーラルケア装置は装置機能部分および装置本体部分を有し、前記装置機能部分はオーラルケア部分を有し、前記装置本体部分は手持部分を有し、前記オーラルケアスタンドはスタンド本体部分、スタンド支持部分、および、保持構造を有し、前記スタンド本体部分は前記装置機能部分を挿入できるように構成され、前記スタンド支持部分は前記スタンド本体部分を支持できるように前記スタンド本体部分の下方に設けられ、前記保持構造は前記装置機能部分が前記装置本体部分よりも下方に位置するように前記装置機能部分が前記スタンド本体部分に挿入された前記オーラルケア装置を保持できるように構成され、前記スタンド本体部分の幅は下方に向かうにつれて広がり、前記スタンド支持部分の幅は前記スタンド本体部分の幅よりも広く、下方に向かうにつれて広がる。
〔5〕前記〔3〕または〔4〕に記載のオーラルケアセットの一例では、前記オーラルケア装置は装置突出部分をさらに有し、前記装置突出部分は前記装置機能部分よりも幅方向の外方に突き出るように構成され、前記スタンド本体部分はスタンド開口部分を有し、前記スタンド開口部分は前記装置機能部分を挿入可能であり、開口部分端面を有し、前記開口部分端面は前記スタンド開口部分の開口の周囲に設けられ、前記保持構造は前記開口部分端面において前記装置突出部分と接触することにより前記オーラルケア装置を保持する。
〔6〕前記〔3〕〜〔5〕のいずれか1つに記載のオーラルケアセットの一例では、前記保持構造は前記装置機能部分が前記装置本体部分よりも下方に位置するように前記装置機能部分が前記スタンド本体部分に挿入された状態において、前記装置機能部分の先端部分と前記スタンド支持部分との間に空間が形成されるように構成される。
〔7〕前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1つに記載のオーラルケアセットの一例では、前記保持構造は前記オーラルケア装置の長手方向の軸と前記オーラルケアスタンドの長手方向の軸とが平行または一致する状態で前記オーラルケア装置を保持できるように構成される。
(第1実施形態)
オーラルケアセット1は、X方向、Y方向、Z方向、前方向XA、後方向XB、右方向YA、左方向YB、上方向ZA、下方向ZB、XY平面、YZ平面、ZX平面、径方向、幅方向、外方向、および、内方向を有する。
(A)X方向は、セット1の側面視においてセット1の長手方向と直交する方向である。
(B)Y方向は、セット1の正面視においてセット1の長手方向と直交する方向である。
(C)Z方向は、セット1の長手方向である。
(D)前方向XAは、X方向において背面側から正面側に向かう方向である。
(E)後方向XBは、X方向において正面側から背面側に向かう方向である。
(F)右方向YAは、正面視のY方向において左側から右側に向かう方向である。
(G)左方向YBは、正面視のY方向において右側から左側に向かう方向である。
(H)上方向ZAは、Z方向においてセット1の底部から先端に向かう方向である。
(I)下方向ZBは、Z方向においてセット1の先端から底部に向かう方向である。
(J)XY平面は、X方向およびY方向により規定される平面である。
(K)YZ平面は、Y方向およびZ方向により規定される平面である。
(L)ZX平面は、Z方向およびX方向により規定される平面である。
(M)径方向は、Z軸まわりの半径方向である。
(N)幅方向は、Z軸に直交する方向である。
(O)外方向は、径方向または幅方向においてセット1の軸から離れる方向である。
(P)内方向は、径方向または幅方向においてセット1の軸に近づく方向である。
オーラルケアセット1は、長手寸法および幅寸法を有する。
長手寸法は、Z軸上の線分またはZ軸に平行する線分(以下「長手線分」)により規定されるオーラルケアセット1の任意の2点間の寸法を示す。すなわち、オーラルケアセット1の長手寸法は、長手線分の一方の端点により規定されるセット1の所定の部分と、長手線分の他方の端点により規定されるセット1の所定の部分との間の距離を示す。長手寸法は、典型的には、オーラルケアセット1の構成要素の1個における長手方向の一方の端部と長手方向の他方の端部との間の距離を示す。
幅寸法は、X軸上の線分またはX軸に平行する線分、Y軸上の線分またはY軸に平行する線分、またはXY平面に属するその他の幅方向の線分(以下「幅線分」)により規定されるオーラルケアセット1の任意の2点間の寸法を示す。すなわち、オーラルケアセット1の幅寸法は、幅線分の一方の端点により規定されるセット1の所定の部分と、幅線分の他方の端点により規定されるセット1の所定の部分との間の距離を示す。幅寸法は、典型的には、オーラルケアセット1の構成要素の1個における幅方向の一方の縁と幅方向の他方の縁との間の距離を示す。
オーラルケアセット1は、図1および図2に例示される構成を有する。オーラルケアセット1は、柱形状を有する。オーラルケアセット1は、オーラルケア装置としての電動歯ブラシ10、および、オーラルケアスタンドとしての歯ブラシスタンド100を有する。オーラルケアセット1は、個別の部品として形成された電動歯ブラシ10および歯ブラシスタンド100の集合体として構成される。オーラルケアセット1は、電動歯ブラシ10および歯ブラシスタンド100の結合状態として、第1ブラシ保持状態、第2ブラシ保持状態、および、ブラシ分離状態を有する。
第1ブラシ保持状態は、図1、図2、図12、および、図13に記載される結合状態を示す。第1ブラシ保持状態においては、歯ブラシスタンド100の長手方向において電動歯ブラシ10の歯ブラシアタッチメント80が電動歯ブラシ10の歯ブラシ本体20よりも下方向ZB2側に位置する。第1ブラシ保持状態においては、歯ブラシアタッチメント80が歯ブラシスタンド100の内部に位置し、歯ブラシ本体20が歯ブラシアタッチメント80の外部に位置する。
第2ブラシ保持状態は、図14および図15に記載される結合状態を示す。第2ブラシ保持状態においては、歯ブラシスタンド100の長手方向において歯ブラシアタッチメント80が歯ブラシ本体20よりも上方向ZA2側に位置する。第2ブラシ保持状態においては、歯ブラシアタッチメント80が歯ブラシスタンド100の外部に位置し、歯ブラシ本体20が歯ブラシアタッチメント80の内部に位置する。
ブラシ分離状態は、電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100により保持されていない状態を示す。ブラシ分離状態においては、電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100に対して任意の姿勢を取り得る。ブラシ分離状態は、典型的には、ユーザーにより電動歯ブラシ10が使用されるときに形成される。
オーラルケアセット1においては、電動歯ブラシ10に関する各方向X,Y,Zと、歯ブラシスタンド100に関する各方向X,Y,Zとが個別に規定される。オーラルケアセット1のX方向は、電動歯ブラシ10のX方向および歯ブラシスタンド100のX方向を含む。オーラルケアセット1のY方向は、電動歯ブラシ10のY方向および歯ブラシスタンド100のY方向を含む。オーラルケアセット1のZ方向は、電動歯ブラシ10のZ方向および歯ブラシスタンド100のZ方向を含む。オーラルケアセット1の前方向XAは、電動歯ブラシ10の前方向XA1および歯ブラシスタンド100の前方向XA2を含む。オーラルケアセット1の後方向XBは、電動歯ブラシ10の後方向XB1および歯ブラシスタンド100の後方向XB2を示す。オーラルケアセット1の右方向YAは、電動歯ブラシ10の右方向YA1および歯ブラシスタンド100の右方向YA2を含む。オーラルケアセット1の左方向YBは、電動歯ブラシ10の左方向YB1および歯ブラシスタンド100の左方向YB2を含む。オーラルケアセット1の上方向ZAは、電動歯ブラシ10の上方向ZA1および歯ブラシスタンド100の上方向ZA2を含む。オーラルケアセット1の下方向ZBは、電動歯ブラシ10の下方向ZB1および歯ブラシスタンド100の下方向ZB2を含む。
電動歯ブラシ10は、図3に例示される構成を有する。電動歯ブラシ10は、柱形状を有する。電動歯ブラシ10は、装置本体部分としての歯ブラシ本体20、装置機能部分としての歯ブラシアタッチメント80、および、装置突出部分としての装飾リング70を有する。電動歯ブラシ10は、互いに独立した部品として形成された歯ブラシ本体20、歯ブラシアタッチメント80、および、装飾リング70が互いに結合された構成を有する。電動歯ブラシ10は、長手方向に平行な軸を有する。電動歯ブラシ10の軸は、歯ブラシ本体20の軸により規定される。電動歯ブラシ10は、歯ブラシアタッチメント80による歯の清掃時において歯ブラシアタッチメント80を振動させる。
歯ブラシ本体20は、図3に例示される構成を有する。歯ブラシ本体20は、テーパー部分を含む柱形状を有する。歯ブラシ本体20は、取付部分21、手持部分22、上部ケース30、中間ケース40、下部ケース50、および、電気部品群60(図4参照)を有する。歯ブラシ本体20は、互いに独立した部品として形成された上部ケース30、中間ケース40、および、下部ケース50が互いに結合された構成を有する。歯ブラシ本体20は、上部ケース30、中間ケース40、および、下部ケース50の内部に形成される空間に電気部品群60を有する。歯ブラシ本体20は、装飾リング70よりも上方向ZA1側の部分であり、歯ブラシアタッチメント80を取り付けるための取付部分21を有する。歯ブラシ本体20は、中間ケース40により取付部分21を形成する。歯ブラシ本体20は、装飾リング70よりも下方向ZB1側の部分であり、電動歯ブラシ10の使用時においてユーザーがグリップするための手持部分22を有する。歯ブラシ本体20は、中間ケース40および下部ケース50により手持部分22を形成する。
上部ケース30は、図4に例示される構成を有する。上部ケース30は、樹脂材料により形成される。上部ケース30は、中空の柱形状を有する。上部ケース30は、中間ケース本体41の中間上方部分41Aに固定される。上部ケース30は、上部ケース外面31、上部ケース上面32、および、上部ケース下面33を有する。上部ケース30は、上部ケース外面31により電動歯ブラシ10の外面の一部分を形成する。上部ケース30は、長手方向に平行な軸を有する。
上部ケース30の幅寸法は、電動歯ブラシ10の正面視において、幅線分と交差する上部ケース外面31上の2点間の距離を示す。上部ケース30の幅寸法は、電動歯ブラシ10の長手方向において異なる。上部ケース30の幅寸法は、上部ケース上面32において最も小さい。上部ケース30の幅寸法は、上部ケース下面33において最も大きい。上部ケース30の幅寸法は、電動歯ブラシ10の長手方向の上方向ZA1側から下方向ZB1側に向かうにつれて大きくなる。
中間ケース40は、図4に例示される構成を有する。中間ケース40は、中空の柱形状を有する。中間ケース40は、中間ケース本体41、正面パネル42、電源ランプ43、電源スイッチ44、および、連結シャフト45を有する。中間ケース40は、互いに独立した部品として形成された中間ケース本体41、正面パネル42、電源ランプ43、電源スイッチ44、および、連結シャフト45が互いに結合された構成を有する。
中間ケース本体41は、樹脂材料により形成される。中間ケース本体41は、中空の柱形状を有する。中間ケース本体41は、中間上方部分41A、中間固定部分41B、中間基礎部分41C、中間下方部分41D、ケース本体上面41E、および、ケース本体下面41Fを有する。中間ケース本体41は、中間上方部分41A、中間基礎部分41C、および、中間下方部分41Dが同一の樹脂材料により一体的に形成された構成を有する。中間ケース本体41は、中間上方部分41Aにおいて上部ケース30の内部空間に挿入される。中間ケース本体41は、中間基礎部分41Cの外面により電動歯ブラシ10の外面の一部分を形成する。中間ケース本体41は、中間下方部分41Dにおいて下部ケース50の内部空間に挿入される。中間ケース本体41は、長手方向に平行な軸を有する。中間ケース本体41の軸は、上部ケース30の軸と同軸を有する。
中間基礎部分41Cの幅寸法は、電動歯ブラシ10の正面視において、幅線分と交差する中間基礎部分41Cの外面上の2点間の距離を示す。中間基礎部分41Cの幅寸法は、電動歯ブラシ10の長手方向において異なる。中間基礎部分41Cの幅寸法は、ケース本体上面41Eにおいて最も大きい。中間基礎部分41Cの幅寸法は、電動歯ブラシ10の長手方向の位置が電源ランプ43の位置と同じ部分において最も小さい。中間基礎部分41Cにおいては、ケース本体上面41Eの幅寸法がケース本体下面41Fの幅寸法よりも大きい。中間基礎部分41Cにおける装飾リング70側の端部(以下「中間基礎部分41Cの上側端部」)の幅寸法は、電動歯ブラシ10の長手方向の下方向ZB1側から上方向ZA1側に向かうにつれて大きくなる。
連結シャフト45は、金属材料により形成される。連結シャフト45は、柱形状を有する。連結シャフト45は、電動歯ブラシ10の長手方向における下方向ZB1側の部分において中間上方部分41Aに固定される。連結シャフト45は、電動歯ブラシ10の長手方向における上方向ZA1側の部分において中間ケース本体41から突出する。
下部ケース50は、図4に例示される構成を有する。下部ケース50は、樹脂材料により形成される。下部ケース50は、中空の柱形状を有する。下部ケース50は、中間ケース本体41の中間下方部分41Dに取り付けられる。下部ケース50は、中間下方部分41Dへの取り付け、および、中間下方部分41Dからの取り外しが可能な構成を有する。下部ケース50は、下部嵌合部分51、下部中間部分52、下部湾曲部分53、下部ケース外面54、および、下部ケース上面55を有する。下部ケース50は、下部嵌合部分51、下部中間部分52、および、下部湾曲部分53が同一の樹脂材料により一体的に形成された構成を有する。下部ケース50は、下部中間部分52の内部空間において乾電池(図示略)を収容する。下部ケース50は、中間下方部分41Dにおいて下部嵌合部分51に嵌め込まれる。下部ケース50は、半球状に類似する形状の下部湾曲部分53を有する。下部ケース50は、下部ケース外面54により電動歯ブラシ10の外面の一分部を形成する。下部ケース50は、下部ケース上面55において中間ケース40のケース本体下面41Fと接触する。下部ケース50は、長手方向に平行な軸を有する。下部ケース50の軸は、上部ケース30の軸および中間ケース本体41の軸と同軸を有する。下部ケース50の軸、上部ケース30の軸、および、中間ケース本体41の軸は、歯ブラシ本体20の軸を規定する。
下部ケース50の幅寸法は、電動歯ブラシ10の正面視において、幅線分と交差する下部ケース外面54上の2点間の距離を示す。下部ケース50の幅寸法は、電動歯ブラシ10の長手方向において異なる。下部ケース50の幅寸法は、下部ケース上面55において最も大きい。下部ケース50の幅寸法は、下部湾曲部分53の先端部分(以下「下部ケース先端部分53A」)において最も小さい。下部ケース50の幅寸法は、電動歯ブラシ10の長手方向の上方向ZA1側から下方向ZB1側に向かうにつれて小さくなる。下部ケース50においては、下部ケース上面55の幅寸法が中間ケース40のケース本体下面41Fの幅寸法と等しい。
装飾リング70は、図4に例示される構成を有する。装飾リング70は、樹脂材料により形成される。装飾リング70は、円環形状を有する。装飾リング70は、中間ケース40における中間上方部分41Aの外面に固定される。装飾リング70は、リング外面71、リング上面72、および、リング下面73を有する。装飾リング70においては、リング上面72およびリング下面73が平面として形成される。装飾リング70は、リング外面71、リング上面72、および、リング下面73を塗装する蒸着用塗料を有する。装飾リング70は、蒸着用塗料により形成された皮膜を有する。装飾リング70は、リング外面71、リング上面72、および、リング下面73において皮膜により形成される金属光沢を有する。
装飾リング70は、リング外面71により電動歯ブラシ10の外面の一部分を形成する。装飾リング70は、リング上面72において上部ケース30の上部ケース下面33と接触する。装飾リング70は、リング下面73においてケース本体上面41Eのケース本体上面41Eと接触する。
装飾リング70の幅寸法は、電動歯ブラシ10の正面視において、幅線分と交差するリング外面71上の2点間の距離を示す。装飾リング70の幅寸法は、電動歯ブラシ10の長手方向において異なる。装飾リング70の幅寸法は、電動歯ブラシ10の長手方向の中間部分において最も大きい。装飾リング70の幅寸法は、リング上面72およびリング下面73において最も小さい。装飾リング70の幅寸法は、装飾リング70の中間部分からリング上面72およびリング下面73にかけて次第に小さくなる。装飾リング70においては、リング上面72の幅寸法とリング下面73の幅寸法とが互いに等しい。装飾リング70においては、リング上面72の幅寸法が上部ケース30の上部ケース下面33の幅寸法よりも大きい。装飾リング70においては、リング下面73の幅寸法がケース本体上面41Eの幅寸法よりも大きい。
歯ブラシアタッチメント80は、図4に例示される構成を有する。歯ブラシアタッチメント80は、樹脂材料により形成される。歯ブラシアタッチメント80は、テーパー部分を含む柱形状を有する。歯ブラシアタッチメント80は、歯ブラシ本体20への取り付け、および、歯ブラシ本体20からの取り外しが可能な構成を有する。歯ブラシアタッチメント80は、ブラシステー81、オーラルケア部分としてのブラシヘッド82、ヘッドカバー83、および、複数のブリッスル束84を有する。歯ブラシアタッチメント80は、ブラシステー81およびブラシヘッド82が同一の樹脂材料により一体的に形成された構成を有する。歯ブラシアタッチメント80は、互いに独立した部品として形成されたブラシヘッド82とヘッドカバー83とが互いに結合された構成を有する。歯ブラシアタッチメント80は、ステー嵌合部分81Aに連結シャフト45が挿入されることにより、歯ブラシ本体20に取り付けられる。歯ブラシアタッチメント80は、ステー嵌合部分81Aから連結シャフト45が引き抜かれることにより、歯ブラシ本体20から取り外される。歯ブラシアタッチメント80は、ステー下面81Bにおいて歯ブラシ本体20の上部ケース上面32と隙間を介して対向する。
電気部品群60は、図4に例示される構成を有する。電気部品群60は、中間ケース40の内部空間および下部ケース50の内部空間に配置される。電気部品群60は、電気モーター61、回路基板62、陰極金具63、陽極金具64、陰極リード線65、陽極リード線66、および、電流ヒューズ(図示略)を有する。電気部品群60は、互いに独立した部品として形成された電気モーター61、回路基板62、陰極金具63、陽極金具64、陰極リード線65、陽極リード線66、および、電流ヒューズの集合体である。
電気モーター61は、中間ケース本体41に固定される。電気モーター61は、中間ケース本体41の中間上方部分41Aの内部空間から中間基礎部分41Cの上側端部の内部空間までにまたがり配置される。電気モーター61は、偏心分銅61Aを有する。電気モーター61は、電源としての乾電池から電力が供給されるとき、偏心分銅61Aを回転させることにより歯ブラシアタッチメント80を振動させる。
回路基板62は、中間ケース本体41に固定される。回路基板62は、中間ケース本体41の中間基礎部分41Cの内部空間に配置される。回路基板62は、陰極金具63および陽極金具64と電気モーター61とを互いに接続する。回路基板62は、出力側の陰極端子を陰極リード線65により電気モーター61の陰極端子に接続する。回路基板62は、出力側の陽極端子を陽極リード線66により電気モーター61の陽極端子に接続する。
陰極金具63は、回路基板62に固定される。陰極金具63は、中間ケース本体41の中間基礎部分41Cの内部空間から中間下方部分41Dの内部空間までにまたがり配置される。陰極金具63は、一方の端部が回路基板62の入力側の陰極端子に接続される。陰極金具63は、他方の端部が下部ケース50の内部空間において乾電池の陰極と対応する箇所に配置される。
陽極金具64は、回路基板62に固定される。陽極金具64は、中間ケース本体41の中間基礎部分41Cの内部空間から下部ケース50の下部湾曲部分53の内部空間までにまたがり配置される。陽極金具64は、一方の端部が回路基板62の入力側の陽極端子に接続される。陽極金具64は、他方の端部が下部ケース50の内部空間において乾電池の陽極と対応する箇所に配置される。
電気部品群60は、陰極金具63および陽極金具64の間に乾電池が取り付けられているとき、かつ電源スイッチ44がオンのとき、閉回路を形成する。電気部品群60の閉回路は、乾電池の陽極、陽極金具64、回路基板62の導電部分、陽極リード線66、電気モーター61、陰極リード線65、回路基板62の導電部分、陰極金具63、および、乾電池の陰極の順に接続された回路構成を有する。電気部品群60が閉回路を形成するとき、乾電池の電力により電気モーター61が回転する。なお、電流ヒューズは、閉回路を流れる電流が定格電流よりも大きいとき、電気部品群60の閉回路を遮断する。
図5〜図11を参照して、歯ブラシスタンド100の構成について説明する。
歯ブラシスタンド100は、図5に例示される構成を有する。歯ブラシスタンド100は、樹脂材料により形成される。歯ブラシスタンド100は、テーパー部分を含む中空の柱形状を有する。歯ブラシスタンド100は、電動歯ブラシ10の挿入および抜き出しが可能な構成を有する。歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110、スタンド支持部分400、および、スタンド内部空間101(図10参照)を有する。歯ブラシスタンド100は、互いに独立した部品として形成されたスタンド本体部分110およびスタンド支持部分400が互いに結合された構成を有する。歯ブラシスタンド100は、長手方向に平行な軸を有する。歯ブラシスタンド100の軸は、スタンド本体部分110の軸、および、スタンド支持部分400の軸により規定される。
スタンド本体部分110は、図6に例示される構成を有する。スタンド本体部分110は、樹脂材料により形成される。スタンド本体部分110は、テーパー部分を含む円筒形状を有する。スタンド本体部分110は、スタンド開口部分200、スタンド中間部分300、本体部分外面111、本体部分内面112(図7参照)、および、本体内部空間113(図7参照)を有する。スタンド本体部分110は、スタンド開口部分200およびスタンド中間部分300が同一の樹脂材料により一体的に形成された構成を有する。スタンド本体部分110は、歯ブラシスタンド100の長手方向の上方向ZA2から下方向ZB2に向かうにつれて径方向の内方向側から外方向側に傾斜する本体部分外面111を有する。スタンド本体部分110は、本体部分内面112により本体内部空間113を形成する。スタンド本体部分110は、本体内部空間113によりスタンド内部空間101の一部分を形成する。スタンド本体部分110は、長手方向に平行な軸を有する。
スタンド開口部分200は、図7に例示される構成を有する。図7(a)は、図7(b)のD7A−D7A線に沿う断面図である。スタンド開口部分200は、円筒形状を有する。スタンド開口部分200は、開口部分外面201、開口部分内面202、開口部分端面203、および、開口内部空間204を有する。スタンド開口部分200は、開口部分外面201により本体部分外面111の一部分を構成する。スタンド開口部分200は、開口部分内面202により本体部分内面112の一部分を形成する。スタンド開口部分200は、開口部分内面202により開口内部空間204を形成する。スタンド開口部分200は、円形の開口内部空間204を有する。スタンド開口部分200は、開口内部空間204により本体内部空間113の一部分を形成する。
スタンド中間部分300は、図6に例示される構成を有する。スタンド中間部分300は、テーパー部分を含む円筒形状を有する。スタンド中間部分300は、中間外壁部分310、中間嵌合部分320、および、中間内部空間301を有する。スタンド中間部分300は、中間外壁部分310および中間嵌合部分320が同一の樹脂材料により一体的に形成された構成を有する。スタンド中間部分300は、中間内部空間301により本体内部空間113の一部分を形成する。
中間外壁部分310は、テーパー型の円筒形状を有する。中間外壁部分310は、歯ブラシスタンド100の長手方向においてスタンド開口部分200の下方向ZB2側に形成される。中間外壁部分310は、外壁部分外面311、外壁部分内面312、本体最大幅部分としての外壁部分端面313、および、外壁内部空間314を有する。中間外壁部分310は、外壁部分外面311により本体部分外面111の一部分を形成する。中間外壁部分310は、外壁部分内面312により本体部分内面112の一部分を形成する。中間外壁部分310は、外壁部分内面312により外壁内部空間314を形成する。
中間嵌合部分320は、図8に例示される構成を有する。中間嵌合部分320は、外面側において凹凸が形成された環状に類似する形状を有する。中間嵌合部分320は、歯ブラシスタンド100の長手方向において中間外壁部分310の下方向ZB2側に形成される。中間嵌合部分320は、嵌合環状部分330、嵌合規制部分340、3個の嵌合連結部分350、3個の通気孔360、および、嵌合内部空間321を有する。中間嵌合部分320は、嵌合環状部分330の環状部分内面334および嵌合連結部分350の連結部分内面352により嵌合内部空間321を形成する。中間嵌合部分320は、円形の嵌合内部空間321を有する。中間嵌合部分320は、嵌合内部空間321により中間内部空間301の一部分を形成する。
中間嵌合部分320は、周方向に所定の間隔をおいて3個の嵌合連結部分350を有する(図11(b)参照)。中間嵌合部分320は、周方向に隣り合う嵌合連結部分350の間に通気孔360を有する。中間嵌合部分320は、周方向において所定の間隔をおいて3個の通気孔360を有する。
嵌合環状部分330は、図8に例示される構成を有する。嵌合環状部分330は、周方向において連続する円環形状を有する。嵌合環状部分330は、歯ブラシスタンド100の長手方向において嵌合連結部分350の下方向ZB2側に形成される。嵌合環状部分330は、環状大径部分331、環状小径部分332、環状部分外面333、環状部分内面334、および、環状部分端面335を有する。嵌合環状部分330は、環状部分外面333により本体部分外面111の一部分を形成する。嵌合環状部分330は、環状部分内面334により本体部分内面112の一部分を形成する。嵌合環状部分330は、環状部分端面335によりスタンド本体部分110の底面を形成する。嵌合環状部分330は、環状大径部分331において環状小径部分332よりも外径が大きい。
嵌合規制部分340は、図8に例示される構成を有する。嵌合規制部分340は、嵌合環状部分330の環状部分外面333から径方向の外方向側に突出する。嵌合規制部分340は、歯ブラシスタンド100の長手方向の上方向ZA2側から下方向ZB2側に向かうにつれて嵌合環状部分330からの突出量が大きくなる。嵌合規制部分340は、規制部分外面341、規制部分端面342、および、規制部分側面343を有する。嵌合規制部分340は、規制部分外面341および規制部分側面343により本体部分外面111の一部分を形成する。嵌合規制部分340は、嵌合環状部分330の環状部分端面335と同一の平面上に規制部分端面342を有する。
嵌合連結部分350は、図8に例示される構成を有する。嵌合連結部分350は、歯ブラシスタンド100の軸まわりにおいて円弧形状を有する。嵌合連結部分350は、歯ブラシスタンド100の長手方向において中間外壁部分310の下方向ZB側に形成される。嵌合連結部分350は、連結部分外面351、連結部分内面352、連結部分端面353、および、連結部分側面354を有する。嵌合連結部分350は、連結部分外面351、連結部分端面353、および、連結部分側面354により本体部分外面111の一部分を形成する。嵌合連結部分350は、連結部分内面352により本体部分内面112の一部分を構成する。
連結部分外面351は、歯ブラシスタンド100の長手方向の上方向ZA2側から下方向ZB2側に向かうにつれて径方向の内方向側から外方向側に向けて傾斜する。連結部分外面351は、上方向ZA2側の縁が外壁部分端面313よりも径方向の内方向側に形成される。連結部分外面351は、下方向ZB2側の縁が外壁部分端面313よりも径方向の外方向側に形成される。なお、連結部分外面351の縁および外壁部分端面313における径方向の位置に関する上記の説明は、周方向において互いに同じ位置に形成される部分同士の間において成立する関係を示している。
通気孔360は、本体内部空間113としての嵌合内部空間321とスタンド本体部分110の外部とを互いに連通する。通気孔360は、歯ブラシスタンド100の長手方向において電動歯ブラシ10のブラシヘッド82に対向する位置に形成される(図12参照)。通気孔360は、中間外壁部分310、2個の嵌合連結部分350、および、嵌合環状部分330に囲まれて形成される。
スタンド支持部分400は、図9に例示される構成を有する。図9(c)は、図9(a)のD9A−D9A線に沿う断面図である。スタンド支持部分400は、樹脂材料により形成される。スタンド支持部分400は、テーパー部分を含み、かつ一方の開口部分が閉塞された円筒形状を有する。スタンド支持部分400は、支持底壁部分410、支持周壁部分420、3個の支持突起部分430、支持部分外面401、支持部分内面402、および、支持内部空間403を有する。スタンド支持部分400は、支持底壁部分410、支持周壁部分420、および、支持突起部分430が同一の樹脂材料により一体的に形成された構成を有する。スタンド支持部分400は、歯ブラシスタンド100の長手方向の上方向ZA2側から下方向ZB2側に向かうにつれて径方向の内方向側から外方向側に向けて傾斜する支持部分外面401を有する。スタンド支持部分400は、支持部分内面402により支持内部空間403を形成する。スタンド支持部分400は、支持内部空間403によりスタンド内部空間101の一部分を形成する。スタンド支持部分400は、長手方向に沿う軸を有する。スタンド支持部分400の軸は、スタンド本体部分110の軸と同軸を有する。スタンド支持部分400の軸、および、スタンド本体部分110の軸は、歯ブラシスタンド100の軸を規定する。
支持底壁部分410は、図9に例示される構成を有する。支持底壁部分410は、スタンド支持部分400における下方部分を形成する。支持底壁部分410は、中実構造を有する。支持底壁部分410は、底壁部分外面411、底壁部分主面412、および、支持最大幅部分としての底壁部分底面413を有する。支持底壁部分410は、底壁部分外面411により支持部分外面401の一部分を形成する。支持底壁部分410は、底壁部分主面412により支持部分内面402の一部分を形成する。支持底壁部分410は、円形の底壁部分底面413を有する。支持底壁部分410は、底壁部分底面413において歯ブラシスタンド100の設置面と接触する。
底壁部分主面412は、図9(c)に例示される構成を有する。底壁部分主面412は、平面形状を有する。底壁部分主面412は、歯ブラシスタンド100の軸に交差する。底壁部分主面412は、歯ブラシスタンド100の幅方向において前方向XA2側の縁から後方向XB2側の縁に向かうにつれて、歯ブラシスタンド100の長手方向において上方向ZA2側から下方向ZB2側に向けて傾斜する。底壁部分主面412は、幅方向の後方向XB2側の縁において排水路440の溝底面441に連続する。
支持周壁部分420は、図9に例示される構成を有する。支持周壁部分420は、テーパー型かつ周方向の一部分が切り欠かれた円筒形状を有する。支持周壁部分420は、周壁部分外面421、周壁部分内面422、周壁部分端面423、および、排水路440を有する。支持周壁部分420は、周壁部分外面421により支持部分外面401の一部分を形成する。支持周壁部分420は、周壁部分内面422により支持部分内面402の一部分を形成する。支持周壁部分420は、排水路440が形成されることにより周方向において不連続な形状を有する。
支持突起部分430は、図9に例示される構成を有する。支持突起部分430は、周壁部分内面422から径方向の内方向側に突出する。3個の支持突起部分430は、周方向において等間隔に形成される。支持突起部分430は、中間嵌合部分320の環状大径部分331に引き掛けることが可能な形状を有する。
排水路440は、図9に例示される構成を有する。排水路440は、支持周壁部分420の背面側の箇所に形成される。排水路440は、支持内部空間403とスタンド支持部分400の外部とを互いに連通する。排水路440は、溝底面441および溝側面442を有する。
溝底面441は、歯ブラシスタンド100の幅方向において前方向XA2側の縁から後方向XB2側の縁に向かうにつれて、歯ブラシスタンド100の長手方向において上方向ZA2側から下方向ZB2側に向けて傾斜する。溝底面441は、底壁部分主面412と同一の平面上に形成される。
図10および図11を参照して、スタンド本体部分110およびスタンド支持部分400の関係について説明する。図10(a)は、図11のD11A−D11A線に沿う歯ブラシスタンド100の断面図である。図10(b)は、図11のD11B−D11B線に沿う歯ブラシスタンド100の断面図である。図10(c)は、図11のD11C−D11C線に沿う歯ブラシスタンド100の断面図である。図11(b)は、図5(a)のD5A−D5A線に沿う断面図である。
歯ブラシスタンド100は、中間嵌合部分320がスタンド支持部分400に嵌め込まれることにより形成される。歯ブラシスタンド100は、支持突起部分430を環状小径部分332に引き掛けることにより(図11(b)参照)、スタンド本体部分110およびスタンド支持部分400を互いに結合させる。
嵌合環状部分330は、スタンド支持部分400の支持内部空間403に配置される。嵌合環状部分330は、環状大径部分331の環状部分外面333において周壁部分内面422と接触する。嵌合環状部分330は、環状部分端面335において底壁部分主面412と隙間を介して対向する。
嵌合規制部分340は、スタンド支持部分400の排水路440に嵌め込まれる。嵌合規制部分340は、規制部分側面343において溝側面442に接触する。嵌合規制部分340は、規制部分端面342においてスタンド支持部分400の底壁部分主面412と隙間を介して対向する(図10(c)参照)。
嵌合連結部分350は、スタンド支持部分400の支持内部空間403の外部に配置される。嵌合連結部分350は、連結部分端面353において周壁部分端面423と接触する。嵌合連結部分350は、3個の通気孔360のそれぞれによりスタンド内部空間101と外部とを互いに連通する。
図6を参照して、スタンド本体部分110の幅寸法について説明する。
スタンド本体部分110の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の正面視において、幅線分と交差する本体部分外面111上の2点間の距離を示す。スタンド本体部分110の幅寸法は、スタンド開口部分200の幅寸法およびスタンド中間部分300の幅寸法により規定される。
スタンド開口部分200の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の正面視において、幅線分と交差する開口部分外面201上の2点間の距離を示す。スタンド開口部分200の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の長手方向の全体にわたり一定の大きさを有する。
スタンド中間部分300の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の正面視において、幅線分と交差するスタンド中間部分300の外面上の2点間の距離を示す。スタンド中間部分300の幅寸法は、中間外壁部分310の幅寸法および中間嵌合部分320の幅寸法により規定される。なお、中間嵌合部分320のうちの嵌合環状部分330および嵌合規制部分340については、スタンド支持部分400に嵌め込まれることにより歯ブラシスタンド100の正面視において視認されない。このため、中間外壁部分310の幅寸法および嵌合連結部分350の幅寸法により規定される幅寸法を中間嵌合部分320の幅寸法として取り扱う。
中間外壁部分310の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の正面視において、幅線分と交差する外壁部分外面311上の2点間の距離を示す。中間外壁部分310の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の長手方向において異なる。中間外壁部分310の幅寸法は、中間外壁部分310のうちのスタンド開口部分200と連続する部分において最も小さい。中間外壁部分310の幅寸法は、外壁部分端面313において最も大きい。中間外壁部分310の幅寸法は、スタンド開口部分200と連続する部分から外壁部分端面313に向かうにつれて次第に大きくなる。中間外壁部分310においては、スタンド開口部分200と連続する部分の幅寸法がスタンド開口部分200の幅寸法と等しい。なお、中間外壁部分310の幅寸法は、中間外壁部分310の外径と記述することもできる。
嵌合連結部分350の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の正面視において、幅線分と交差する連結部分外面351上の2点間の距離を示す。嵌合連結部分350の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の長手方向において異なる。嵌合連結部分350の幅寸法は、嵌合連結部分350のうちの外壁部分端面313との接続部分において最も小さい。嵌合連結部分350の幅寸法は、連結部分端面353において最も大きい。嵌合連結部分350の幅寸法は、外壁部分端面313との接続部分から連結部分端面353に向かうにつれて次第に大きくなる。嵌合連結部分350においては、外壁部分端面313との接続部分の幅寸法が外壁部分端面313の幅寸法よりも小さい。嵌合連結部分350においては、連結部分端面353の幅寸法が外壁部分端面313の幅寸法よりも大きい。
スタンド本体部分110全体としての幅寸法は、スタンド開口部分200の幅寸法およびスタンド中間部分300の幅寸法の関係により、次のとおり記述することができる。スタンド本体部分110の幅寸法は、スタンド本体部分110の長手方向において異なる。スタンド本体部分110の幅寸法は、開口部分端面203において最も小さい。スタンド本体部分110の幅寸法は、外壁部分端面313において最も大きい。スタンド本体部分110の幅寸法は、長手方向において開口部分端面203から外壁部分端面313に向かうにつれて次第に大きくなる。スタンド本体部分110の幅寸法は、外壁部分端面313と嵌合連結部分350との接続部分において外壁部分端面313の幅寸法よりも小さくなる。スタンド本体部分110の幅寸法は、長手方向において同接続部分から連結部分端面353に向かうにつれて次第に大きくなる。
図5を参照して、スタンド支持部分400の幅寸法について説明する。
スタンド支持部分400の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の正面視において、幅線分と交差する支持部分外面401上の2点間の距離を示す。スタンド支持部分400の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の長手方向において異なる。スタンド支持部分400の幅寸法は、周壁部分端面423において最も小さい。スタンド支持部分400の幅寸法は、スタンド支持部分400の底面である底壁部分底面413において最も大きい。スタンド支持部分400の幅寸法は、周壁部分端面423から底壁部分底面413に向かうにつれて次第に大きくなる。スタンド支持部分400においては、周壁部分端面423の幅寸法が外壁部分端面313の幅寸法および連結部分端面353の幅寸法よりも大きい。なお、スタンド支持部分400の幅寸法は、スタンド支持部分400の外径と記述することもできる。
図5を参照して、歯ブラシスタンド100の幅寸法について説明する。
歯ブラシスタンド100全体としての幅寸法は、スタンド本体部分110の幅寸法およびスタンド支持部分400の幅寸法の関係により、次のとおり記述することができる。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の長手方向において異なる。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、開口部分端面203において最も小さい。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、底壁部分底面413において最も大きい。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、長手方向において開口部分端面203から外壁部分端面313に向かうにつれて次第に大きくなる。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、外壁部分端面313と嵌合連結部分350との接続部分において、外壁部分端面313の幅寸法よりも小さくなる。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、長手方向において同接続部分から連結部分端面353に向かうにつれて次第に大きくなる。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、連結部分端面353において周壁部分端面423よりも小さい。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、長手方向において周壁部分端面423から底壁部分底面413に向かうにつれて次第に大きくなる。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、嵌合連結部分350の幅寸法を除いた場合、長手方向において開口部分端面203から底壁部分底面413に向かうにつれて次第に大きくなる。
図12〜図15を参照して、電動歯ブラシ10および歯ブラシスタンド100の結合状態について説明する。なお、図12は、第1ブラシ保持状態のうちの歯ブラシスタンド100の正面および電動歯ブラシ10の正面が一致した状態、かつ歯ブラシスタンド100がYZ平面において破断した状態を示す。また、図13は、第1ブラシ保持状態のうちの歯ブラシスタンド100の正面および電動歯ブラシ10の正面が一致した状態、かつ歯ブラシスタンド100がZX平面において破断した状態を示す。また、図14は、第2ブラシ保持状態のうちの歯ブラシスタンド100の正面および電動歯ブラシ10の正面が一致した状態、かつ歯ブラシスタンド100がYZ平面において破断した状態を示す。また、図15は、第2ブラシ保持状態のうちの歯ブラシスタンド100の正面および電動歯ブラシ10の正面が一致した状態、かつ歯ブラシスタンド100がZX平面において破断した状態を示す。
オーラルケアセット1は、電動歯ブラシ10がブラシ先端部分80A側から歯ブラシスタンド100に挿入されることにより、図12および図13に例示される第1ブラシ保持状態を形成する。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、電動歯ブラシ10の下方向ZB1と歯ブラシスタンド100の上方向ZA2とを互いに一致させる。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、電動歯ブラシ10の軸と歯ブラシスタンド100の軸とを同軸上に有する。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、電動歯ブラシ10の軸まわりで電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100に対して回転することを許容する。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、リング上面72と開口部分端面203とを互いに接触させる。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、ブラシ先端部分80Aと底壁部分主面412との間に空間を形成する。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、上部ケース外面31と本体部分内面112との間に空間を形成する。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、歯ブラシアタッチメント80の外面と本体部分内面112との間に空間を形成する。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、ブラシヘッド82の周囲に3個の通気孔360を有する。
オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、歯ブラシアタッチメント80のうちの通気孔360に対向する部分を除いて、スタンド中間部分300により歯ブラシアタッチメント80を覆う(図1参照)。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、歯ブラシスタンド100、装飾リング70、および、手持部分22により外観を形成する。
オーラルケアセット1は、電動歯ブラシ10が下部ケース先端部分53A側から歯ブラシスタンド100に挿入されることにより、図14および図15に例示される第2ブラシ保持状態を形成する。オーラルケアセット1は、第2ブラシ保持状態において、電動歯ブラシ10の上方向ZA1と歯ブラシスタンド100の上方向ZA2とが互いに平行または一致する状態、および、一致しない状態の双方を許容する。オーラルケアセット1は、第2ブラシ保持状態において、下部ケース先端部分53Aと底壁部分主面412とを互いに接触させる。オーラルケアセット1は、第2ブラシ保持状態において、中間ケース40の電源ランプ43を歯ブラシスタンド100の外部に露出させる。オーラルケアセット1は、第2ブラシ保持状態において、電動歯ブラシ10の軸および歯ブラシスタンド100の軸が同軸上に位置するとき、歯ブラシ本体20の外面と本体部分内面112との間に空間を形成する。
電動歯ブラシ10は、歯ブラシスタンド100に対する姿勢(以下「ブラシ相対姿勢」)として、ブラシ基準姿勢およびブラシ傾斜姿勢を取り得る。ブラシ基準姿勢は、電動歯ブラシ10の軸が歯ブラシスタンド100の軸に平行または一致する姿勢を示す。ブラシ傾斜姿勢は、電動歯ブラシ10の軸が歯ブラシスタンド100の軸に対して傾斜する姿勢を示す。ブラシ傾斜姿勢においては、電動歯ブラシ10の上方向ZA1と歯ブラシスタンド100の上方向ZA2とが一致しない。
オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において、リング上面72と開口部分端面203とが互いに接触することにより、電動歯ブラシ10をブラシ基準姿勢に保持する。オーラルケアセット1は、第2ブラシ保持状態において、歯ブラシ本体20の外面と本体部分内面112とが互いに接触することにより、電動歯ブラシ10をブラシ傾斜姿勢に保持する。
本実施形態のオーラルケアセット1は、以下の効果を奏する。
(1)歯ブラシスタンド100は、歯ブラシスタンド100の長手方向において歯ブラシアタッチメント80が歯ブラシ本体20よりも下方向ZB2側に位置する状態において、電動歯ブラシ10を保持することが可能な構成を有する。この構成によれば、歯ブラシスタンド100が電動歯ブラシ10を保持しているとき、歯ブラシアタッチメント80の水分が歯ブラシスタンド100の下方向ZB2に移動する。このため、歯ブラシアタッチメント80の水分が歯ブラシ本体20に付着しにくい。すなわち、オーラルケアセット1は、歯ブラシアタッチメント80に付着した水分が歯ブラシ本体20に付着しにくい状態において電動歯ブラシ10を保持することができる。
(2)歯ブラシスタンド100は、電動歯ブラシ10の長手方向の軸が歯ブラシスタンド100の長手方向の軸と平行または一致する状態において電動歯ブラシ10の姿勢を保持することが可能な構成を有する。この構成によれば、電動歯ブラシ10の長手方向の軸が歯ブラシスタンド100の長手方向の軸に対して傾斜する状態において電動歯ブラシ10の姿勢を保持すると仮定した構成(以下「第1仮想セット」)と比較して、次の効果を有する。第1仮想セットは、電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100に対して傾斜するため、幅寸法が大きくなる。一方、本実施形態のオーラルケアセット1は、電動歯ブラシ10の軸および歯ブラシスタンド100の軸が平行または一致するため、第1仮想セットよりも幅寸法を小さくすることができる。また、第1ブラシ保持状態においては、電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100の設置面に対して直立する。このため、歯ブラシスタンド100により電動歯ブラシ10が保持されているときのオーラルケアセット1の美観が向上する。
なお、電動歯ブラシ10は、第1ブラシ保持状態において、中間ケース40とスタンド本体部分110との間に形成される微小なクリアランスの範囲内において歯ブラシスタンド100に対して幅方向に移動することが許容される。このため、歯ブラシスタンド100の軸および電動歯ブラシ10の軸の関係は、互いに一致する関係、および、互いに平行する関係を含む。オーラルケアセット1は、第1ブラシ保持状態において各軸が平行する状態のとき、歯ブラシスタンド100に対する電動歯ブラシ10の幅方向の位置がいずれの位置の場合においても、各軸が一致する状態における外観と実質的に相違しない外観を形成する。
(3)歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110およびスタンド支持部分400を有する。スタンド本体部分110は、スタンド開口部分200を有する。スタンド開口部分200は、歯ブラシアタッチメント80が挿入される開口内部空間204を有する。スタンド支持部分400は、歯ブラシスタンド100の長手方向においてスタンド本体部分110の下方向ZB2側に形成されてスタンド本体部分110を支持する。この構成によれば、スタンド支持部分400が存在しないと仮定した構成と比較して、歯ブラシスタンド100と設置面との接触面積が大きくなる。このため、電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100に挿入されるとき、および、電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100から抜き出されるとき、電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100に接触しても歯ブラシスタンド100が傾きにくい。このため、オーラルケアセット1の使用時における歯ブラシスタンド100の傾きおよび転倒が生じにくい。
(4)電動歯ブラシ10は、装飾リング70を有する。装飾リング70は、歯ブラシアタッチメント80よりも幅方向の外方向側に突き出た形状を有する。スタンド開口部分200は、歯ブラシスタンド100の長手方向の上端部において開口部分端面203を有する。歯ブラシスタンド100は、開口部分端面203において装飾リング70と接触することにより電動歯ブラシ10の姿勢を保持する。すなわち、電動歯ブラシ10において歯ブラシスタンド100により支持される部分として、装飾リング70が選択されている。この構成によれば、歯ブラシスタンド100により支持される部分が歯ブラシ本体20に形成されると仮定した構成と比較して、歯ブラシ本体20の形状の設計に関する制約が少なくなる。このため、上記仮定した構成と比較して、ユーザーがグリップしやすい形状の歯ブラシ本体20を形成することが可能になる。
(5)歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110に電動歯ブラシ10の歯ブラシ本体20を挿入することが可能な構成を有する。この構成によれば、歯ブラシアタッチメント80が歯ブラシスタンド100の外部に位置する状態において、電動歯ブラシ10を保持することができる。すなわち、歯ブラシスタンド100は、第1ブラシ保持状態および第2ブラシ保持状態の双方により電動歯ブラシ10を保持することができる。このため、ユーザーは、オーラルケアセット1の使用時において、第1ブラシ保持状態および第2ブラシ保持状態の双方を選択することができる。このため、第2ブラシ保持状態を選択することができないと仮定した構成と比較して、ユーザーの使い勝手が向上する。
(6)歯ブラシスタンド100は、第1ブラシ保持状態において電動歯ブラシ10を保持しているとき、ブラシ先端部分80Aと底壁部分主面412との間に空間を形成する。この構成によれば、第1ブラシ保持状態においてブラシ先端部分80Aが底壁部分主面412と接触すると仮定した構成と比較して、底壁部分主面412上の水分がブラシヘッド82に付着しにくい。このため、電動歯ブラシ10をより清潔な状態に保つことが可能になる。
(7)歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110およびスタンド支持部分400を有する。スタンド支持部分400は、歯ブラシスタンド100の長手方向においてスタンド本体部分110の下方向ZB2側に形成され、スタンド本体部分110を支持する。スタンド支持部分400は、スタンド本体部分110よりも幅寸法が大きい。この構成によれば、スタンド支持部分400がスタンド本体部分110よりも細いと仮定した構成(以下「第2仮想セット」)と比較して、次の効果を奏する。第2仮想セットは、スタンド支持部分400がスタンド本体部分110よりも細いため、歯ブラシスタンド100と設置面との接触面積が十分に確保されないおそれがある。このため、電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100に挿入されるとき、および、電動歯ブラシ10が歯ブラシスタンド100から抜き出されるとき、歯ブラシスタンド100に対する電動歯ブラシ10の接触により歯ブラシスタンド100が傾くおそれが高い。一方、オーラルケアセット1は、スタンド支持部分400の幅寸法がスタンド本体部分110の幅寸法よりも大きいため、第2仮想セットと比較して、オーラルケアセット1の使用時において歯ブラシスタンド100が傾きおよび転倒が生じにくい。
(8)スタンド本体部分110は、スタンド開口部分200およびスタンド中間部分300を有する。スタンド中間部分300は、歯ブラシスタンド100の長手方向においてスタンド開口部分200とスタンド支持部分400との間に形成され、歯ブラシアタッチメント80を覆う形状を有する。この構成によれば、第1ブラシ保持状態において電動歯ブラシ10を保持しているとき、歯ブラシアタッチメント80のうちの通気孔360に対向する部分を除く部分がスタンド中間部分300により覆われる。このため、オーラルケアセット1の外観においてブラシヘッド82の大部分が視認されないため、オーラルケアセット1の美観が向上する。また、ブラシヘッド82に埃等の異物が付着しにくくなる。
(9)スタンド中間部分300は、中間内部空間301および通気孔360を有する。中間内部空間301は、開口内部空間204と連続して形成される。通気孔360は、中間内部空間301を外部に連通する。この構成によれば、通気孔360を介して外部の空気がスタンド内部空間101に流れ込むため、通気孔360が形成されていないと仮定した構成と比較して、歯ブラシアタッチメント80が乾燥しやすくなる。
(10)歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110とスタンド支持部分400とを互いに組み合わせること、および、スタンド本体部分110とスタンド支持部分400とを互いに分離することが可能な構成を有する。この構成によれば、スタンド本体部分110およびスタンド支持部分400を互いに分離した状態においてそれぞれの部品を清掃することが可能になる。このため、歯ブラシスタンド100の内部の清掃を容易に行うことができる。
(11)スタンド支持部分400は、歯ブラシスタンド100の長手方向において歯ブラシアタッチメント80と対向する支持底壁部分410を有する。この構成によれば、重力により電動歯ブラシ10から滴下する水分が支持底壁部分410の底壁部分主面412により受けられる。このため、スタンド支持部分400に支持底壁部分410が形成されていないと仮定した構成と比較して、歯ブラシスタンド100の設置面に付着する水分の量が少なくなる。
(12)スタンド支持部分400は、支持周壁部分420に排水路440を有する。この構成によれば、底壁部分主面412上の水分が排水路440を介してスタンド支持部分400の外部に流れる。このため、底壁部分主面412上に多量の水分が溜まることが抑制される。
(13)支持底壁部分410は、歯ブラシアタッチメント80と対向する底壁部分主面412を有する。底壁部分主面412は、歯ブラシスタンド100の幅方向においてスタンド支持部分400の軸から離れるにつれて、歯ブラシスタンド100の長手方向の上方向ZA2側から下方向ZB2側に向けて傾斜する。この構成によれば、底壁部分主面412の水分が排水路440に向けて流れるため、底壁部分主面412上に多量の水分が溜まることを抑制する効果が高くなる。
(14)スタンド中間部分300の幅寸法は、本体最大幅部分としての外壁部分端面313において最も大きい。スタンド支持部分400の幅寸法は、支持最大幅部分としての底壁部分底面413において最も大きい。底壁部分底面413の幅寸法は、外壁部分端面313の幅寸法よりも大きい。この構成によれば、スタンド中間部分300の幅寸法が底壁部分底面413の幅寸法よりも大きいと仮定した構成と比較して、歯ブラシスタンド100の設置面と底壁部分底面413との接触面積が大きくなる。このため、オーラルケアセット1の使用時において歯ブラシスタンド100の傾きおよび転倒が生じにくくなる。
(15)底壁部分底面413の幅寸法は、外壁部分端面313の幅寸法の1.5倍以上の大きさを有する。本願発明者は、この幅寸法の関係を選択することにより、この幅寸法の関係とは別の関係を選択した構成と比較して、オーラルケアセット1の使用時において歯ブラシスタンド100が傾きにくくなることを確認した。このため、オーラルケアセット1の使用時における歯ブラシスタンド100の傾きおよび転倒が生じにくい。
(16)歯ブラシスタンド100の幅寸法は、長手方向において開口部分端面203から外壁部分端面313に向かうにつれて次第に大きくなる。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、長手方向において周壁部分端面423から底壁部分底面413に向かうにつれて次第に大きくなる。歯ブラシスタンド100の幅寸法は、嵌合連結部分350を除いて長手方向の変化を記述した場合、開口部分端面203から底壁部分底面413に向かうにつれて次第に大きくなる。この構成によれば、歯ブラシスタンド100が長手方向の上方向ZA2側に向かうにつれて幅寸法が小さくなる先細りの形状を有するため、オーラルケアセット1の使用時における歯ブラシスタンド100が傾きおよび転倒が生じにくい。また、オーラルケアセット1が長手方向の上方向ZA側に向かうにつれて先細りの形状を有することにより、第1ブラシ保持状態におけるオーラルケアセット1の美観が向上する。
(17)スタンド支持部分400は、中実構造の支持底壁部分410を有する。この構成によれば、歯ブラシスタンド100の長手方向において下方向ZB2側の部分の重量が相対的に大きくなるため、オーラルケアセット1の使用時における歯ブラシスタンド100の傾きおよび転倒が生じにくい。
(18)スタンド支持部分400は、底壁部分底面413から底壁部分主面412までの距離により規定されるスタンド支持部分400の厚みが、スタンド本体部分110の中間外壁部分310の厚みよりも大きい。この構成によれば、スタンド支持部分400の厚みが中間外壁部分310の厚みよりも小さいと仮定した構成と比較して、スタンド支持部分400の重量が大きくなる。このため、オーラルケアセット1の使用時における歯ブラシスタンド100の傾きおよび転倒を抑制する効果が高くなる。
(第2実施形態)
第2実施形態のオーラルケアセット2は、第1実施形態のオーラルケアセット1と比較して次の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。なお、第1実施形態のオーラルケアセット1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第1実施形態のオーラルケアセット1は、1本の電動歯ブラシ10に適合する形状の歯ブラシスタンド100を1個有する(図1参照)。一方、第2実施形態のオーラルケアセット2は、1本の電動歯ブラシ10に適合する形状の歯ブラシスタンド100を複数個有する。
オーラルケアセット2は、図16に例示される構成を有する。オーラルケアセット2は、2個の歯ブラシスタンド100、および、スタンドテーブル500を有する。オーラルケアセット2においては、互いに独立して形成された歯ブラシスタンド100のスタンド支持部分400およびスタンドテーブル500が互いに結合された構成を有する。
本実施形態のオーラルケアセット2は、第1実施形態のオーラルケアセット1が奏する(1)〜(18)の効果と同様の効果を奏する。すなわち、オーラルケアセット2は、歯ブラシアタッチメント80に付着した水分が歯ブラシ本体20に付着しにくい状態において、電動歯ブラシ10を保持することができる旨の効果、および、その他の種々の効果を奏する。
(その他の実施形態)
本発明は、第1および第2実施形態以外の実施形態を含む。以下、本発明のその他の実施形態としての第1および第2実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、スタンド中間部分300によりブラシヘッド82の周囲を覆う構成を有する。ただし、ブラシヘッド82を覆うための構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、スタンド支持部分400によりブラシヘッド82の周囲を覆う構成を有する。この変形例のスタンド支持部分400は、ブラシヘッド82の周囲に位置する周壁延長部分を有する。周壁延長部分は、支持周壁部分420が歯ブラシスタンド100の長手方向の上方向ZA2側に向けて延長されることにより形成される。この変形例のスタンド中間部分300は、支持周壁部分420の延長部分に対応する部分が省略された構成を有する。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、スタンド開口部分200およびスタンド中間部分300が一体的に形成されたスタンド本体部分110を有する。ただし、スタンド開口部分200およびスタンド中間部分300の構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、互いに独立した部品として形成されたスタンド開口部分200およびスタンド中間部分300が互いに結合された構成を有する。この歯ブラシスタンド100においては、スタンド開口部分200およびスタンド中間部分300を互いに異なる材料により形成することもできる。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、スタンド中間部分300の全体が一体的に形成されたスタンド本体部分110を有する。ただし、スタンド中間部分300の構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、互いに独立した部品として形成された第1変形スタンド上方部分および第1変形スタンド下方部分が互いに結合された構成を有する。第1変形スタンド上方部分は、スタンド開口部分200、および、スタンド中間部分300のうちの上方部分が一体的に形成された構成を有する。第1変形スタンド下方部分は、スタンド中間部分300のうちの下方部分を有する。この歯ブラシスタンド100においては、第1変形スタンド上方部分および第1変形スタンド下方部分を互いに異なる材料により形成することもできる。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、スタンド開口部分200、中間外壁部分310、および、中間嵌合部分320が一体的に形成されたスタンド本体部分110を有する。ただし、スタンド開口部分200、中間外壁部分310、および、中間嵌合部分320の構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、互いに独立して形成された第2変形スタンド上方部分および第2変形スタンド下方部分が互いに結合された構成を有する。第2変形スタンド上方部分は、スタンド開口部分200および中間外壁部分310が一体的に形成された構成を有する。第2変形スタンド下方部分は、中間嵌合部分320を有する。この歯ブラシスタンド100においては、第2変形スタンド上方部分および第2変形スタンド下方部分を互いに異なる材料により形成することもできる。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、支持底壁部分410および支持周壁部分420が一体的に形成されたスタンド支持部分400を有する。ただし、支持底壁部分410および支持周壁部分420の構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、互いに独立した部品として形成された支持底壁部分410および支持周壁部分420が互いに結合された構成を有する。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110およびスタンド支持部分400を互いに分離することが可能な構成を有する。ただし、スタンド本体部分110およびスタンド支持部分400の構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110およびスタンド支持部分400が同一の樹脂材料により一体的に形成された構成を有する。
・第1および第2実施形態のオーラルケアセット1は、スタンド開口部分200の開口部分端面203と装飾リング70のリング上面72とが互いに接触することにより、歯ブラシスタンド100に対する電動歯ブラシ10の姿勢を保持する。ただし、歯ブラシスタンド100により電動歯ブラシ10の姿勢を保持するための構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例のオーラルケアセット1は、装飾リング70が歯ブラシスタンド100のスタンド内部空間101に収納される。この変形例のオーラルケアセット1は、開口部分内面202とリング外面71とが互いに接触し、ブラシ先端部分80Aと底壁部分主面412とが互いに接触することにより、歯ブラシスタンド100に対する電動歯ブラシ10の姿勢を保持する。
・第1および第2実施形態のスタンド支持部分400は、第2ブラシ保持状態においてスタンド支持部分400に対する電動歯ブラシ10の下部ケース50の移動を規制する構成を有していない。ただし、スタンド支持部分400の構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例のスタンド支持部分400は、スタンド支持部分400に対する下部ケース50の位置を規制する本体下部規制部分を有する。この変形例の本体下部規制部分は、下部ケース50の下部湾曲部分53を挿入することが可能な形状を有する。この変形例のオーラルケアセット1は、第2ブラシ保持状態において下部湾曲部分53が本体下部規制部分に挿入されることにより、スタンド支持部分400に対する下部ケース50の移動を規制する。この変形例の本体下部規制部分は、スタンド支持部分400の底壁部分主面412に対して凹む形状を有する。または、本体下部規制部分は、スタンド支持部分400の底壁部分主面412から上方向ZAに突出した部分を有する。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110により歯ブラシアタッチメント80の周囲を覆い、歯ブラシ本体20の手持部分22を外部に露出させた状態で電動歯ブラシ10を保持する。ただし、歯ブラシスタンド100により電動歯ブラシ10を収納するための構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、手持部分22の一部または全部をスタンド本体部分110により覆う状態で電動歯ブラシ10を保持する。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、スタンド中間部分300に3個の通気孔360を有する。ただし、通気孔360の数に関する構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、1個、2個、または4個以上のいずれかの個数の通気孔360を有する。また、別の変形例の歯ブラシスタンド100は、スタンド中間部分300から通気孔360が省略された構成を有する。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、ブラシヘッド82の一部分と対向する形状の通気孔360を有する。ただし、通気孔360の形成位置および形状に関する構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、以下の(A)〜(C)のいずれかの形状の通気孔を有する。
(A)変形例の通気孔は、歯ブラシスタンド100の長手方向において、ブラシヘッド82に対向する部分からブラシステー81に対向する部分までにわたり形成される。
(B)変形例の通気孔は、歯ブラシスタンド100の長手方向において、ブラシ先端部分80Aに対向する部分からブラシヘッド82におけるブラシステー81との接続部分に対向する部分までにわたり形成される。
(C)変形例の通気孔は、歯ブラシスタンド100の長手方向において、ブラシステー81の一部または全部に対向する部分に形成される。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、開口部分端面203とリング上面72とが互いに接触することにより、電動歯ブラシ10の姿勢を保持する。ただし、歯ブラシスタンド100により電動歯ブラシ10の姿勢を保持するための構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例のオーラルケアセット1は、スタンド本体部分110の開口部分内面202に弾性樹脂部品を有する。この変形例の歯ブラシスタンド100は、電動歯ブラシ10の中間ケース40を弾性樹脂部品により保持することにより、電動歯ブラシ10の姿勢を保持する。また、別の変形例の歯ブラシスタンド100は、スタンド中間部分300の外壁部分内面312に弾性樹脂部品を有する。この変形例の歯ブラシスタンド100は、歯ブラシアタッチメント80を弾性樹脂部品により保持することにより、電動歯ブラシ10の姿勢を保持する。
・第1および第2実施形態の歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110の本体部分外面111に別部品が取り付けられていない。ただし、スタンド本体部分110の構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の歯ブラシスタンド100は、スタンド本体部分110とは独立して形成された別部品が本体部分外面111に取り付けられる。この変形例の歯ブラシスタンド100において、別部品が取り付けられた部分(以下「別部品取付部分」)の幅寸法は、歯ブラシスタンド100の正面視において、幅線分と交差する別部品の外面上の2点間の距離を示す。この変形例の歯ブラシスタンド100における別部品取付部分の幅寸法は、スタンド支持部分400の幅寸法よりも大きくする、スタンド支持部分400の幅寸法よりも小さくする、またはスタンド支持部分400の幅寸法と等しくすることができる。この変形例の歯ブラシスタンド100は、別部品取付部分の幅寸法とスタンド支持部分400の幅寸法との関係として上記のいずれを選択した場合においても、底壁部分底面413の幅寸法が外壁部分端面313の幅寸法よりも大きい。このため、第1および第2実施形態のオーラルケアセット1と同様、使用時において歯ブラシスタンド100の傾きおよび転倒が生じにくくなる。
・第1および第2実施形態の電動歯ブラシ10は、中間ケース40および歯ブラシアタッチメント80が互いに結合および分離される構成を有する。ただし、中間ケース40および歯ブラシアタッチメント80の結合に関する構成は、実施形態に例示された構成に限られない。例えば、変形例の電動歯ブラシ10は、歯ブラシアタッチメント80が中間ケース40に固定された構成を有する。歯ブラシアタッチメント80の固定方法としては、例えば圧入または接着を用いることができる。この変形例の電動歯ブラシ10によれば、歯ブラシ本体20から歯ブラシアタッチメント80への振動の伝達効率が高くなる。
・第1および第2実施形態の電動歯ブラシ10は、中間ケース40とは別に構成された装飾リング70を有する。ただし、装飾リング70に関する構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の電動歯ブラシ10は、装飾リング70に代えて、中間ケース40の一部分として形成された装飾リング70に相当する部分を有する。また、別の変形例の電動歯ブラシ10は、装飾リング70に代えて、上部ケース30の一部分として形成された装飾リング70に相当する部分を有する。
・第1および第2実施形態の電動歯ブラシ10は、電源として乾電池を有する。ただし、電動歯ブラシ10の電源に関する構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例の電動歯ブラシ10は、電源として2次電池を有する。
・第1および第2実施形態のオーラルケアセット1は、オーラルケア装置として電動歯ブラシ10を有し、オーラルケアスタンドとして歯ブラシスタンド100を有する。ただし、オーラルケア装置およびオーラルケアスタンドの具体的構成は、実施形態に例示される構成に限られない。例えば、変形例のオーラルケアセットは、以下の(A)〜(C)のいずれかの構成を有する。
(A)変形例のオーラルケアセットは、オーラルケア装置として電気部品を含まない歯ブラシを有し、オーラルケアスタンドとして同歯ブラシに適合した構成の歯ブラシスタンドを有する。歯ブラシは、装置機能部分として歯ブラシ上部分を有し、装置本体部分として歯ブラシ下部分を有する。歯ブラシ上部分は、ブラシステー、および、オーラルケア部分としてのブラシヘッドを有する。歯ブラシ下部分は、手持部分を有する。
(B)変形例のオーラルケアセットは、オーラルケア装置として歯間ブラシを有し、オーラルケアスタンドとして歯間ブラシスタンドを有する。歯間ブラシは、装置機能部分として歯間ブラシ上部分を有し、装置本体部分として歯間ブラシ下部分を有する。歯間ブラシ上部分は、ブラシステー、および、オーラルケア部分としての歯間清掃部分を有する。歯間ブラシ下部分は、手持部分を有する。
(C)変形例のオーラルケアセットは、オーラルケア装置としてステイン除去クリーナーを有し、オーラルケアスタンドとしてステイン除去クリーナースタンドを有する。ステイン除去クリーナーは、装置機能部分としてクリーナー上部分を有し、装置本体部分としてクリーナー下部分を有する。クリーナー上部分は、支持部分、および、オーラルケア部分としてのステイン除去部分を有する。クリーナー下部分は、手持部分を有する。
(課題を解決するための手段に関する付記)
手段1は「オーラルケア装置を保持するオーラルケアスタンドであって、前記オーラルケア装置は、オーラルケア部分を有する装置機能部分、および、手持部分を有する装置本体部分を有し、前記オーラルケアスタンドは、前記オーラルケア装置の長手方向の軸が前記オーラルケアスタンドの長手方向の軸と平行または一致する状態において前記オーラルケア装置の姿勢を保持することが可能な構成を有するオーラルケアスタンド」を含む。
手段2は「前記オーラルケアスタンドは、前記オーラルケア装置としての電動型オーラルケア装置に適合した構成を有する手段1に記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段3は「前記オーラルケアスタンドは、前記電動型オーラルケア装置としての電動歯ブラシに適合した構成を有する手段2に記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段4は「前記オーラルケアスタンドは、スタンド本体部分およびスタンド支持部分を有し、前記スタンド本体部分は、スタンド開口部分を有し、前記スタンド開口部分は、前記装置機能部分が挿入される開口内部空間を有し、前記スタンド支持部分は、前記オーラルケアスタンドの長手方向において前記スタンド本体部分の下方向側に形成されて前記スタンド本体部分を支持する手段1〜3のいずれか1つに記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段5は「前記スタンド本体部分は、スタンド中間部分を有し、前記スタンド中間部分は、前記オーラルケアスタンドの長手方向において前記スタンド開口部分の下方向側に形成されて前記スタンド開口部分を支持し、前記スタンド支持部分は、前記オーラルケアスタンドの長手方向において前記スタンド中間部分の下方向側に形成されて前記スタンド中間部分を支持する手段4に記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段6は「前記スタンド中間部分は、前記装置機能部分の周囲を取り囲む形状を有する手段5に記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段7は「前記オーラルケア装置は、装置突出部分を有し、前記装置突出部分は、前記オーラルケア装置の長手方向に交差する幅方向において、前記装置機能部分よりも外方向側に突き出た形状を有し、前記スタンド開口部分は、前記オーラルケアスタンドの長手方向の上端部において開口部分端面を有し、前記オーラルケアスタンドは、前記開口部分端面において前記装置突出部分と接触することにより前記オーラルケア装置を保持する手段6に記載のオーラルケアセット」を含む。
手段8は「前記オーラルケアスタンドは、前記オーラルケアスタンドの長手方向において前記装置機能部分が前記装置本体部分よりも下方向側に位置する状態、かつ前記オーラルケアスタンドの長手方向において前記装置機能部分の先端部分と前記スタンド支持部分との間に隙間が形成される状態において前記オーラルケア装置を保持することが可能な構成を有する手段4〜7のいずれか1つに記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段9は「前記装置突出部分は、前記装置機能部分と前記装置本体部分との間に形成されて装飾面を有する手段7または8に記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段10は「前記スタンド中間部分は、通気孔を有する手段5に記載のオーラルケアスタンド、または手段5を引用する手段6〜9のいずれか1つに記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段11は「前記スタンド支持部分は、前記オーラルケアスタンドの長手方向において前記装置機能部分の先端部分と対向する支持底壁部分を有する手段4〜10のいずれか1つに記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段12は「前記支持底壁部分は、前記オーラルケアスタンドの長手方向に直交する方向である幅方向において前記スタンド支持部分の軸から離れるにつれて前記オーラルケアスタンドの長手方向の上方向側から下方向側に向けて傾斜する底壁部分主面を有する手段11に記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段13は「前記支持底壁部分は、排水路を有する手段11または12に記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段14は「前記スタンド開口部分は、前記オーラルケア装置を前記装置機能部分側から前記開口内部空間に挿入すること、および、前記オーラルケア装置を前記装置本体部分側から前記開口内部空間に挿入することが可能な形状を有する手段4〜13のいずれか1つに記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段15は「前記開口内部空間は、1個の前記オーラルケア装置に適合する形状を有する手段4〜14のいずれか1つに記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段16は「前記オーラルケアスタンドは、前記スタンド中間部分に対する前記スタンド支持部分の取り付けおよび取り外しが可能な構成を有する手段5に記載のオーラルケアスタンド、または手段5を引用する手段6〜15のいずれか1つに記載のオーラルケアスタンド」を含む。
手段17は「オーラルケアセットであって、前記オーラルケア装置と、手段1〜16のいずれか1つに記載のオーラルケアスタンドとを有するオーラルケアセット」を含む。
手段18は「前記オーラルケアセットは、前記オーラルケア装置として電動型オーラルケア装置を有する手段17に記載のオーラルケアスタンド」を含む。