JP6497000B2 - 暖房機の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、室内温度制御に最適な暖房機の燃焼量調節方法に関する。
暖房機には熱源であるバーナとその燃焼制御手段を備え、室内温度検出手段と、期待する室内温度を設定する室内温度設定手段とを備え、燃焼制御手段は室内温度検出手段で検出された室内温度が、予め室内温度設定手段で設定された設定温度に維持されるようにバーナの燃焼量を調節するものである。(特許文献1参照)
特開平10−73245号公報
燃焼制御手段は室内温度が設定温度付近で安定するようにバーナの燃焼量を制御しているが、同じ室内温度でも室内の湿度が変化すると、体感温度は変化するものであり、湿度が高いときは暖かく感じ、湿度が低いときは涼しく感じるものである。
このため、バーナの燃焼量を室内温度だけで制御するときは、室内温度が設定温度を維持していても暑く感じたり、逆に寒く感じたりすることがあり、快適な室内空間を作ることができないことがあった。また、暑く感じるときは必要以上に暖房が行われていることとなり、燃料の無駄な消費につながるものであった。
この発明では、室内の使用環境の変化に対応して、使用者にとって最適な室内温度となるように制御して無駄のない暖房を行なうことにより、快適な室内空間を作り出して無駄のない暖房を行なうことのできる、省エネルギー性能に優れた暖房機を実現するものである。
枠体1内にバーナ2と、バーナ2に燃料を供給する燃料ポンプ3と、燃焼空気を供給する燃焼用送風機4とを設け、室内温度を検出する室内温度検出手段5と、室内温度を設定する室内温度設定手段6と、運転スイッチ7の信号に基づいて前記燃料ポンプ3と前記燃焼用送風機4とを制御して前記バーナ2の運転の制御と、燃焼量の調整を行なう燃焼制御手段8とを備え、前記燃焼制御手段8は前記室内温度検出手段5と前記室内温度設定手段6からの信号を用いて前記バーナ2の燃焼量を可変する暖房機において、湿度を検出する湿度検出手段9と、前記湿度検出手段9からの信号に基づいて設定温度を決定する設定温度決定手段11とを設け、前記室内温度設定手段6によって設定された設定温度に基づいて運転する通常運転モードと、前記設定温度決定手段11が決定する設定温度に基づいて運転するおまかせ運転モードとを選択できる運転選択手段10を備え、前記運転選択手段10によって前記おまかせ運転モードが選択されると、前記湿度検出手段9で検出された湿度に基づいて前記設定温度決定手段11が設定温度を決定、前記燃焼制御手段8は前記室内温度検出手段5で検出された室内温度と前記設定温度決定手段11で決定された設定温度を用いて前記バーナ2の燃焼量を可変すると共に、前記設定温度決定手段11が設定温度を決定したときにカウントを開始して予め設定された所定時間カウントするタイマ手段12を備え、前記設定温度決定手段11は前記タイマ手段12が所定時間カウントすると前記湿度検出手段9で検出された湿度に基づいて設定温度を決定し、所定時間毎に設定温度が更新されることを特徴とする。
このように、所定時間毎に設定温度が更新されることにより、暖房による湿度の変化に対応して最適な室内温度を得ることができるものである。
また、前記設定温度決定手段11には複数の設定温度パターンを備え、複数の設定温度パターンのうちの一つを選択する温度パターン選択手段13を備えることにより、最適な設定温度パターンを選択することができる。
また、前記温度決定手段11の設定温度を基準とする快適温度レベルを設定し、前記室内温度検出手段5の検出温度に対応する快適温度レベルを表示する表示手段14を設けたことにより、現在の室内温度に対する快適温度レベルを確認することができる。
また、予め定められた一定時間毎に作動する温度データ比較手段15を備え、前記室内温度検出手段5で検出された室内温度データと前回の室内温度データとの差が、予め定めた温度差以上のときに前記タイマ手段12のカウント時間を短くするように設定されていることにより、室内温度が急に変化するときは、設定温度を更新する間隔を短くすることで検出精度を高めるものである。
また、予め定められた一定時間毎に作動する湿度データ比較手段16を備え、前記湿度検出手段9で検出された湿度データと前回の湿度データとの差が、予め定めた湿度差以上のときに前記タイマ手段12のカウント時間を短くするように設定されていることにより、室内湿度が急に変化するときは、設定温度を更新する間隔を短くすることで検出精度を高めるものである。
暖房機の運転スイッチ7を操作してバーナ2の運転を開始すると、燃焼制御手段8が室内温度検出手段5と室内温度設定手段6との信号に基づいて燃料ポンプ3と燃焼用送風機4を制御して、室内温度が設定温度を維持するように燃焼量の調整を行なう。運転選択手段10によって湿度検出手段9と設定温度決定手段11が作動すると、設定温度決定手段11は湿度検出手段9で検出された湿度に基づいて設定温度を決定し、燃焼制御手段8が決定された設定温度を維持するようにバーナ2の燃焼量を制御するものであり、湿度に応じて設定温度がセットされるので、現在の湿度に適した室内温度を維持することができ、使用者が設定温度を特別意識しなくても、快適な室内空間を作り出すことができ、無駄のない暖房を行なうことができるものとなった。
また、設定温度決定手段11によって決定された設定温度のまま運転を行なうのではなく、前回設定温度が設定されてから所定時間が経過したときに湿度検出手段9の信号を入力し、湿度が変化しているときは設定温度を変更し、変更された設定温度と室内温度に基づいてバーナ2の燃焼量を制御するものである。このため、急速な室内温度の変化や加湿器の併用などによって湿度が変化するときには、湿度の変化に対応して早い段階で設定温度を変更しながらバーナ2の燃焼量を制御することで、室内温度が設定温度と一致したときに、湿度に対して最適な室内温度を得ることができるものである。
また、人によって快適に感じる温度が異なるため、室内温度が設定温度を維持していても暑く感じたり寒く感じたりすることがある。設定温度決定手段11には予め複数の設定温度パターンを備え、温度パターン選択手段13によって複数の設定温度パターンのうちから最適な設定温度パターンを選択可能にしたので、使用者の好みの室内温度を得ることができ、快適な室内空間を作り出すことができるものである。
また、室内温度検出手段5で検出された室内温度と設定温度決定手段11の設定温度に基づいて現在の快適温度レベルを算出し、快適温度レベルを表示する表示手段14を備えたから、現在の快適温度レベルを確認することができるものとなった。そして、設定温度決定手段11の設定温度パターンを変更するときに、快適温度レベルを確認することで、使用者の好みに適した設定温度パターンを容易に選択することができるものとなった。
また、予め定められた一定時間毎に作動する温度データ比較手段15を備え、室内温度検出手段5で検出される室内温度データを前回の温度データと比較し、その温度差が予め定めた温度差以上のときはタイマ手段12のカウント時間を短く設定するものである。暖房を開始して室内温度が設定温度に一致するまでは、バーナ2の燃焼量が大きく室内温度が急に上昇するため、湿度も変動しやすくなるが、設定温度を更新する間隔を短くすることで検出精度を高めることができ、湿度の変化に対応して設定温度の変更が追従でき、常に最適な設定温度がセットできるので、快適な室内環境を作ることができる。
また、予め定められた一定時間毎に作動する湿度データ比較手段16を備え、湿度検出手段9で検出される湿度データを前回の湿度データと比較し、その湿度差が予め定めた湿度差以上のときはタイマ手段12のカウント時間を短く設定するものである。暖房を開始して室内温度が設定温度に一致するとバーナ2の燃焼量が減少し、室内温度が設定温度付近で安定するが、加湿器などの使用によって湿度だけが変化したときも、設定温度を更新する間隔を短くすることで検出精度を高め、湿度の変化に対応して設定温度の変更が追従でき、常に最適な設定温度がセットできるので、快適な室内環境を作ることができる。
この発明の実施例の暖房機の構成を示すブロック図である。 この発明の実施例を示す暖房機の断面図である。 この発明の実施例を示す暖房機の正面図である。 この発明の実施例の温度と湿度の関係を示すグラフである。 この発明の他の実施例の温度と湿度の関係を示すグラフである。
図に示す実施例によってこの発明を説明すると、1は暖房機の枠体、2は枠体1内に取り付けたバーナ、17は燃焼用空気が送られる風胴、18は風胴17内に設置された有底筒形のポット、18aは風胴17から燃焼用空気が供給できるようにポット18の側壁に設けた多数の小径空気孔であり、前記バーナ2の本体は風胴17とポット18とによって構成される。4はポット18へ燃焼空気を供給する燃焼用送風機であり、燃焼用送風機4によって圧送された燃焼用空気は風胴17に送られ、小径空気孔18aの位置と大きさによって適切に制御されてポット18内に供給される。
19はポット18に供給する燃料が送られる油受皿、3は油受皿19の上面に取り付けた燃料ポンプ、20は燃料ポンプ3とポット18との間に設けた燃料パイプ、21は燃料パイプ20のポット18内に伸ばした先端で構成する送油ノズルであり、風胴17とポット18の側壁とを貫通するようにポット18内に伸ばした送油ノズル21から燃料がポット18の底面に供給される。
22はポット18の側壁からポット18の底面と間隔を介して取り付けた予熱兼用の点火ヒータ、23はポット18内に設置された助燃部材、24はポット18の上方に配置された燃焼室であり、ポット18内に供給された燃料は、点火ヒータ22や燃焼熱で高温となっているポット18の底面で気化し、初期燃焼を開始しながら小径空気孔18aから供給される燃焼用空気の流れと助燃部材23の働きで混合し、燃焼室24内で完全燃焼するものである。
25は枠体1を前後に貫通して燃焼室24を取り囲むように配置された送風経路、26は送風経路25の後方に設置された対流用送風機、27は送風経路25の前方に設置された吹出口であり、燃焼室24は送風経路25内に開口し、燃焼室24で完全燃焼した燃焼ガスは送風経路25に送られ、対流用送風機26によって取り込まれた室内空気と燃焼ガスとが送風経路25内で混合され、吹出口27より温風となって吹出されるものである。
また、28は枠体1の表面に設置された操作表示板、7は操作表示板28に設けられた運転スイッチ、8は枠体1内に設置されたマイクロコンピュータを内装した燃焼制御手段であり、運転スイッチ7の入/切信号は燃焼制御手段8に送られ、燃焼制御手段8は運転スイッチ7の信号に基づいて燃料ポンプ3、燃焼用送風機4、点火ヒータ22、対流用送風機26の運転/停止を指示し、暖房機の運転を制御している。
5は枠体1の背面に設置された温度センサで構成する室内温度検出手段、6は操作表示板28に設けたスイッチで操作されて使用者が所望する温度を記憶する温度設定手段であり、温度設定手段6で設定されて記憶されている温度データと、室内温度検出手段5で検出された現在の室内の温度データを燃焼制御手段8にて比較し、設定温度の方が室内温度よりも高い場合には、燃料ポンプ3の流量及び燃焼用送風機4の回転数を増加することによってバーナ2の燃焼量を増加させ、室内温度の方が設定温度よりも高い場合には、燃料ポンプ3の流量及び燃焼用送風機4の回転数を減少することによってバーナ2の燃焼量を減少させており、室内温度の数値を設定温度の数値に近づけるように制御を行なうものである。
燃焼制御手段8は室内温度が温度設定手段6で設定された設定温度にできるだけ近い温度で安定するようにバーナ2の燃焼量を制御しているが、同じ室内温度でも湿度が高いときの方が暖かく感じる。このため、室温だけでバーナ2の燃焼量を制御すると、室内温度が設定温度を維持していても、湿度が高いときは暖かくなりすぎてしまい、逆に湿度が低いときには暖かくなくなり、快適な室内温度を得られないことがある。この発明では、室内の湿度に応じて最適な設定温度を選択して運転するおまかせ運転モードを備え、快適な室内空間を作ることができる温度制御方法を提案するものである。
9は枠体1の背面に設置された湿度センサで構成する湿度検出手段、10は操作表示板28に設けられたスイッチで操作させる運転選択手段、11は運転選択手段10の信号によって作動する設定温度決定手段であり、運転スイッチ7の信号により暖房機の運転を開始し、暖房機の運転中に運転選択手段10を操作することによって通常の運転モードとおまかせ運転モードを選択することができる。
おまかせ運転モードを選択すると、湿度検出手段9で検出された湿度Dsが設定温度決定手段11に送られ、設定温度決定手段11は湿度検出手段9の湿度Dsに基づいて設定温度STnを決定し、燃焼制御手段8は温度設定手段6で設定されて記憶されている設定温度データに代えて、設定温度決定手段11の設定温度STnを使用する。
設定温度決定手段11の設定温度STは快適指数(PMV値)に基づいて算出しており、温度と湿度以外の条件は固定データを用いる。設定温度決定手段11は湿度に応じて予め設定された複数個の設定温度STnを備えている。図4の実施例では設定温度STnを変更するポイントとなる湿度をD1〜D4と定め、湿度検出手段9で検出される湿度Dsが、D1より低い範囲のときに設定温度ST1、D1〜D2の範囲のときに設定温度ST2、D2〜D3の範囲ときに設定温度ST3、D3〜D4の範囲ときに設定温度ST4、D4より高い範囲のときに設定温度ST5と設定されている。
なお、湿度と設定温度との関係については、湿度をD1・D2・D3・・・とし、この湿度に対応する設定温度ST1・ST2・ST3・・・を定め、湿度Dnのときに設定温度STnとなるように設定してもよい。
湿度検出手段9で検出された湿度Dsに基づいて設定温度決定手段11によって設定温度STnが決定すると、設定温度決定手段11の設定温度STnと、室内温度検出手段5で検出された現在の室内温度RTを燃焼制御手段8にて比較し、設定温度STnの方が室内温度RTよりも高い場合には、燃料ポンプ3の流量及び燃焼用送風機4の回転数を増加することによってバーナ2の燃焼量を増加させ、室内温度RTの方が設定温度STnよりも高い場合には、燃料ポンプ3の流量及び燃焼用送風機4の回転数を減少することによってバーナ2の燃焼量を減少させており、室内温度RTの数値を設定温度STnの数値に近づけるように制御を行なうものである。
このように、運転選択手段10でおまかせ運転モードが選択されると、室内の湿度Dsが高いときは設定温度STnを低くし、室内の湿度Dsが低いときは設定温度STnを高くするものであり、現在の室内の湿度Dsに最適な設定温度STnに設定されるから、快適な室内空間を作り出すことができるものとなった。また、室内を暖めすぎることがなくなり、快適性を維持しながら無駄な燃料消費を抑えることができるものとなった。
また、この発明の実施例において、12は予め定められた所定時間tをカウントするタイマ手段であり、運転選択手段10によっておまかせ運転モードが開始され、湿度検出手段9の検出湿度Dsに基づいて設定温度決定手段11が設定温度STnを決定すると、タイマ手段12がカウントを開始する。
燃焼制御手段8は設定温度決定手段11で設定された設定温度STnと室内温度検出手段5で検出された現在の室内温度RTに基づいてバーナ2の燃焼制御を行なっており、タイマ手段12が所定時間tをカウントすると、湿度検出手段9の検出湿度Dsが設定温度決定手段11に送られ、設定温度決定手段11は湿度Dsに基づいて設定温度STnを決定し、燃焼制御手段8は設定温度決定手段11で決定した新たな設定温度STnに基づいてバーナ2の燃焼制御を行なうものである。
上記構成では所定時間tが経過する毎に設定温度STnが更新されるものであり、所定時間t後の湿度Dsの湿度範囲に変更がないときは前回の設定温度STnを維持し、所定時間t後の湿度Dsが上昇して、高い湿度範囲に一致しているときは低い設定温度STnに変更し、逆に湿度Dsが低下して低い湿度範囲に一致しているときは高い設定温度STnに変更するものである。
暖房機の運転を開始すると、室内温度RTが設定温度STnに一致するまではバーナの燃焼量が大きいため、バーナ2の燃焼によって発生する燃焼ガスに含まれる水分が室内に拡散するため湿度Dsが上昇するが、室内温度RTが急速に上昇するため室内の湿度Dsは相対的に下がる。このため、室内温度RTが設定温度STnに上昇するまでの間は、室内の湿度Dsが安定せず、大きく変化しやすいものである。
この発明は、室内温度RTが室内温度STnに上昇するまでの間において、設定温度STnが設定されてから所定時間tが経過したときの湿度Dsが、前回の湿度範囲より高いときは、設定温度STnを低く変更する構成としたから、湿度Dsに対し室内温度RTが高くなりすぎることはない。また、設定温度STnが設定されてから所定時間tが経過したときの湿度Dsが、前回の湿度範囲よりも低いときは、設定温度STnを高く変更する構成としたから、湿度Dsに対し室内温度RTが低くなりすぎることはなく、湿度に対して最適な室内温度RTを得ることができるものとなり、快適な室内環境を作り出すと共に無駄な燃料消費を抑えることができるものとなった。
また、設定温度決定手段11の設定温度は快適指数に基づいて設定しているが、快適に感じる温度には個人差があるため、設定温度決定手段11に複数個の設定温度パターンPを備え、使用者が自分に適した設定温度パターンPを選択可能とすることで、快適な室内空間を作ることができる。実施例では、設定温度ST10〜ST50を初期の設定温度パターンP0とし、初期の設定温度パターンP0の設定温度ST10〜ST50に補正温度Th1を加えた設定温度ST11〜ST51を設定温度パターンP1、初期の設定温度パターンP0の設定温度ST10〜ST50に補正温度Th2を加えた設定温度ST12〜ST52を設定温度パターンP2としている。一方、初期の設定温度パターンP0の設定温度ST10〜ST50から補正温度Th1を引いた設定温度−ST11〜−ST51を設定温度パターン−P1、初期の設定温度パターンP0の設定温度ST10〜ST50から補正温度Th2を引いた設定温度−ST12〜−ST52を設定温度パターン−P2としている。
13は操作表示板28に配置したスイッチで構成される設定温度パターンPを選択する温度パターン選択手段であり、温度パターン選択手段13は専用のスイッチを備えるか、運転選択手段10によりおまかせ運転モードを選択したときに室内温度設定手段6のスイッチが温度パターン選択手段13に切替わる構成としてもよい。運転選択手段10の操作によりおまかせ運転モードを選択したときは、初期の設定温度パターンP0であり、おまかせ運転モード中に温度パターン選択手段13を操作することによって温度パターンP0から他の温度パターンに変更できるようになっている。
即ち、初期の設定温度パターンP0の設定温度ST10〜ST50では、暑く感じる場合は、例えば設定温度パターンP0から設定温度パターン−P1に変更することで、設定温度STnが温度Th1だけ低くなる。一方、寒く感じる場合は、設定温度パターンP0からP1に変更することで、設定温度STnが温度Th1だけ高くなる。このため、使用者の好みの温度になるよう設定温度パターンPを選択することで、使用者本人にとって最適な室内温度となり、快適な室内空間を作り出すことができる。
また、29は設定温度決定手段11でセットされた設定温度STnと室内温度検出手段5で検出された室内温度RTに基づいて現在の快適温度レベルを算出する演算手段であり、実施例では室内温度RTと設定温度STとの温度差に応じて快適温度レベルを5段階に設定しており、最も快適度が高い状態をレベル5、最も快適度が低い状態をレベル1としている。
14は操作表示板28に設置されたランプや液晶表示による表示手段であり、おまかせ運転モード中は、室内温度検出手段5で検出された室内温度RTと、湿度検出手段9で検出された湿度Dsと、快適温度レベルCを表示しており、使用者は現在の室内温度RTと湿度Ds及び、その室内温度RTと湿度Dsに対する現在の快適温度レベルCを確認することができる。そして、温度パターン選択手段13によって設定温度パターンPを変更するときは、表示手段14に表示された快適温度レベルCを参考にすることで、使用者は最適な設定温度パターンPを選択しやすくなるものである。
また、タイマ手段12の設定時間は固定した時間ではなく、可変時間としてもよい。この発明の他の実施例では、タイマ手段12には長短2つのカウント時間t1、t2を備えた構成としている。
15は予め定めた一定時間ts毎に作動して室内温度検出手段5で検出される室内温度RTを入力する温度データ比較手段であり、おまかせ運転モードで運転すると、湿度検出手段9で検出された湿度Dsに基づいて設定温度決定手段11が設定温度STnを決定し、燃焼制御手段8は設定温度STnに基づいてバーナ2の燃焼量を制御する。温度データ比較手段15は室内温度検出手段5で検出された室内温度RTを記憶し、一定時間tsが経過すると室内温度検出手段5で検出された室内温度RTを入力し、前回記憶された温度データと今回の温度データから温度差データを算出する。
暖房を開始してから室内温度RTが設定温度STnに一致するまでの間は、バーナ2の燃焼量が大きく室内温度RTの上昇速度が速いため、温度データ比較手段15で算出された温度差データが予め定めた温度差Txよりも大きくなるから、タイマ手段12には短い所定時間t2が設定され、設定温度決定手段11は短い所定時間t2が経過すると湿度検出手段9の湿度Dsに基づいて設定温度STnを更新する。室内温度RTの上昇速度が速いときは湿度Dsも大きく変化することがあるが、設定温度STnを更新する間隔を短くすることで検出精度を高めることができ、湿度Dsの変化に対して設定温度STnの変更が追従でき、湿度Dsに対して最適な室内温度RTを得ることができる。
一方、室内温度RTが設定温度STnに一致してバーナ2の燃焼量が減少すると、室内温度RTの上昇速度が緩やかになり、室内温度RTが設定温度STn付近で安定するため、温度差データが予め定めた温度差Txよりも小さくなるから、タイマ手段12には長い所定時間t1が設定される。室内温度RTが設定温度STn付近で安定した後は湿度Dsも安定して大きく変化することはないから、設定温度決定手段11が設定温度STnを更新する間隔を長くしても、湿度Dsに対して最適な室内温度RTを得ることができる。
また、室内温度RTが安定した後において、湿度Dsが設定温度STnの変更ポイント付近にあるときは、変更ポイントをまたいで湿度Dsが増減する可能性があるが、変更ポイントを越えても設定温度の変更タイミングとなる所定時間tが経過するまでは設定温度STnを維持するから、設定温度STnを更新する間隔を長く変更することで、バーナ2の燃焼量や快適温度レベルが頻繁に変更されることを防ぐことができ、室内温度RTを安定させることができる。
更に、この発明の他の実施例として、16は予め定めた一定時間ts毎に作動して湿度検出手段9で検出される湿度Dsを入力する湿度データ比較手段であり、湿度データ比較手段16は湿度検出手段9で検出された湿度Dsを記憶し、一定時間ts後に湿度検出手段9で検出された湿度Dsを入力し、前回記憶された湿度データと今回の湿度データから湿度差データを算出する。湿度差データが予め定めた湿度差Dx以下のときはタイマ手段12に長い所定時間t1が設定され、湿度差データが予め定めた湿度差Dx以上のときはタイマ手段12に短い所定時間t2が設定される。
室内温度RTが設定温度STnに一致して室内温度RTが安定した後は、タイマ手段12には長い所定時間t1が設定されるが、室内温度RTが安定しているときに加湿器を使用すると、室内温度RTは変化しないが、加湿空気によって湿度Dsが上昇するため、快適温度レベルが低下する可能性がある。加湿器を使用すると湿度Dsの上昇速度が速くなるため、湿度差データが予め定めた湿度差Dx以上になると、タイマ手段12に短い所定時間t2が設定される構成であり、設定温度STnを更新する間隔を短くすることで湿度Dsの変化に対応して設定温度STnの変更が追従できるので、湿度Dsに対して快適な室内温度RTを得ることができる。
1 枠体
2 バーナ
3 ポンプ
4 燃焼用送風機
5 室内温度検出手段
6 室内温度設定手段
7 運転スイッチ
8 燃焼制御手段
9 湿度検出手段
10 運転選択手段
11 設定温度決定手段
12 タイマ手段
13 温度パターン選択手段
14 表示手段
15 温度差データ比較手段
16 湿度差データ比較手段

Claims (5)

  1. 枠体(1)内にバーナ(2)と、バーナ(2)に燃料を供給する燃料ポンプ(3)と、燃焼空気を供給する燃焼用送風機(4)とを設け、
    室内温度を検出する室内温度検出手段(5)と、室内温度を設定する室内温度設定手段(6)と、運転スイッチ(7)の信号に基づいて前記燃料ポンプ(3)と前記燃焼用送風機(4)とを制御して前記バーナ(2)の運転の制御と、燃焼量の調整を行なう燃焼制御手段(8)とを備え、
    前記燃焼制御手段(8)は前記室内温度検出手段(5)と前記室内温度設定手段(6)からの信号を用いて前記バーナ(2)の燃焼量を可変する暖房機において、
    湿度を検出する湿度検出手段(9)と、前記湿度検出手段(9)からの信号に基づいて設定温度を決定する設定温度決定手段(11)とを設け、
    前記室内温度設定手段(6)によって設定された設定温度に基づいて運転する通常運転モードと、前記設定温度決定手段(11)が決定する設定温度に基づいて運転するおまかせ運転モードとを選択できる運転選択手段(10)を備え、
    前記運転選択手段(10)によって前記おまかせ運転モードが選択されると、前記湿度検出手段(9)で検出された湿度に基づいて前記設定温度決定手段(11)が設定温度を決定
    前記燃焼制御手段(8)は前記室内温度検出手段(5)で検出された室内温度と前記設定温度決定手段(11)で決定された設定温度を用いて前記バーナ(2)の燃焼量を可変すると共に、
    前記設定温度決定手段(11)が設定温度を決定したときにカウントを開始して予め設定された所定時間カウントするタイマ手段(12)を備え、前記設定温度決定手段(11)は前記タイマ手段(12)が所定時間カウントすると前記湿度検出手段(9)で検出された湿度に基づいて設定温度を決定し、所定時間毎に設定温度が更新されることを特徴とする暖房機の制御装置。
  2. 前記設定温度決定手段(11)には複数の設定温度パターンを備え、複数の設定温度パターンのうちの一つを選択する温度パターン選択手段(13)を備えることを特徴とする請求項に記載の暖房機の制御装置。
  3. 前記設定温度決定手段(11)の設定温度を基準とする快適温度レベルを設定し、前記室内温度検出手段(5)の検出温度に対応する快適温度レベルを表示する表示手段(14)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の暖房機の制御装置。
  4. 予め定められた一定時間毎に作動する温度データ比較手段(15)を備え、
    前記室内温度検出手段(5)で検出された室内温度データと前回の室内温度データとの差が、予め定めた温度差以上のときに前記タイマ手段(12)のカウント時間を短くするように設定されていることを特徴とする請求項に記載の暖房機の制御装置。
  5. 予め定められた一定時間毎に作動する湿度データ比較手段(16)を備え、
    前記湿度検出手段(9)で検出された湿度データと前回の湿度データとの差が、予め定めた湿度差以上のときに前記タイマ手段(12)のカウント時間を短くするように設定されていることを特徴とする請求項に記載の暖房機の制御装置。
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