JP6496660B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置では、例えば、感光体ドラムの表面に形成された静電潜像が、帯電したトナーを用いて現像される。この場合、印字率が低い印刷が続くと、トナーの電位が必要以上に上昇してしまい、余白部分にトナーが付着するいわゆる地汚れが発生することがある。特許文献1には、印字率に応じてトナーを廃棄することにより、画像品質の低下を防ぐ画像形成装置が開示されている。
特開2008−242394号公報
このように、画像形成装置では画質の向上が望まれており、さらなる画質の向上が期待されている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、画質を向上することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、第1の像担持体と、第1の露光部と、第1の現像部と、制御部とを備えている。第1の像担持体は、第1の回転軸を中心に回転するものである。第1の露光部は、第1の像担持体にドット単位で第1の静電潜像を形成するものである。第1の現像部は、回転軸を中心に回転し、第1の現像剤を用いて第1の像担持体の第1の静電潜像を現像するものである。制御部は、印刷データに基づいて第1の露光部における第1の累積露光ドット数を求め、その第1の累積露光ドット数に基づいて、第1の像担持体に、傾斜した第1の帯パターンおよび傾斜した第2の帯パターンを有する第1の現像剤像を形成すべきか否かを判断するものである。上記第1の帯パターンは、第1の像担持体の、第1の回転軸の軸方向における現像剤像の形成可能範囲のうちの、第1の回転軸の軸方向の中央部に形成される。上記第2の帯パターンは、第1の像担持体の形成可能範囲のうちの、第1の回転軸の軸方向の端部に形成される。第1の帯パターンにおける、第1の回転軸の軸方向と、第1の現像剤が配置される帯部分の延伸方向との間の傾斜角は、第2の帯パターンにおける、第1の回転軸の軸方向と、第1の現像剤が配置される帯部分の延伸方向との間の傾斜角と異なる。


本発明の画像形成装置によれば、第1の累積露光ドット数に基づいて、第1の像担持体に、傾斜した第1の帯パターンを有する第1の現像剤像を形成すべきか否かを判断するようにしたので、画質を向上することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の一構成例を表す説明図である。 図1に示したIDユニットの一構成例を表す説明図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置における制御機構の一例を表すブロック図である。 トナー廃棄パターンの一例を表す説明図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置の一動作例を表す説明図である。 トナー廃棄動作におけるトナーの攪拌動作を表す模式図である。 変形例に係るトナー廃棄パターンの一例を表す説明図である。 他の変形例に係るトナー廃棄パターンの一例を表す説明図である。 他の変形例に係るトナー廃棄パターンの一例を表す説明図である。 第2の実施の形態に係る画像形成装置における制御機構の一例を表すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置(画像形成装置1)の一構成例を表すものである。この画像形成装置1は、例えば普通用紙等からなる印刷媒体に対して、電子写真方式を用いて画像を形成するプリンタとして機能するものである。画像形成装置1は、媒体カセット11と、ピックアップローラ12と、ID(Image Drum)ユニット20と、露光ヘッド13と、転写ローラ14と、転写ベルト15と、駆動ローラ16と、従動ローラ17と、クリーニングブレード18Aと、クリーナ容器18Bと、定着部30と、排出ローラ19とを備えている。
媒体カセット11は、画像を形成すべき印刷媒体9がセットされるものである。ピックアップローラ12は、媒体カセット11に収納されている印刷媒体9をその最上部から1枚ずつ取り出し、取り出した印刷媒体9を搬送路10に送り出す部材である。
IDユニット20は、黒色のトナー像を形成するものである。IDユニット20は、例えば、着脱可能に構成されている。
図2は、IDユニット20の一構成例を、そのIDユニット20の周辺部とともに表すものである。IDユニット20は、感光体ドラム21と、帯電ローラ22と、クリーニングブレード23と、現像ローラ24と、現像ブレード25と、供給ローラ26とを有している。
感光体ドラム21は、表面(表層部分)に静電潜像を担持する部材である。感光体ドラム21は、例えば、導電性支持体と光導電層とを含んで構成されている。導電性支持体は、例えばアルミニウムにより構成された円筒形状の部材であり、光導電層は、電荷発生層および電荷輸送層を順次積層することにより構成された有機系の感光体である。感光体ドラム21は、ドラムモータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では右回りで回転する。感光体ドラム21は、帯電ローラ22により帯電し、露光ヘッド13により露光される。これにより、感光体ドラム21の表面には、静電潜像が形成される。そして、現像ローラ24によりトナーが供給されることにより、感光体ドラム21には、静電潜像に応じたトナー像が形成されるようになっている。
帯電ローラ22は、感光体ドラム21の表面(表層部分)を帯電させる部材である。帯電ローラ22は、例えば、金属シャフトと半導電性ゴム層とを含んで構成されている。帯電ローラ22は、感光体ドラム21の表面(周面)に接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で感光体ドラム21に押し付けられように配置されている。帯電ローラ22は、感光体ドラム21の回転に応じて、この例では左回りで回転する。帯電ローラ22には、電圧生成部45により帯電電圧VCHが印加されるようになっている。
クリーニングブレード23は、感光体ドラム21の表面(表層部分)に残留するトナーを掻き取ってクリーニングする部材である。クリーニングブレード23は、感光体ドラム21の表面に対してカウンタで(感光体ドラム21の回転方向に対して逆向きで突出して)当接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で感光体ドラム21に押し付けられように配置されている。
現像ローラ24は、トナーを表面に担持する部材である。現像ローラ24は、帯電ローラ22と同様に、例えば、金属シャフトと半導電性ゴム層とを含んで構成されている。現像ローラ24は、感光体ドラム21の表面(周面)に接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で感光体ドラム21に押し付けられように配置されている。現像ローラ24は、ドラムモータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では左回りで回転する。現像ローラ24には、電圧生成部45により現像電圧VDBが印加されるようになっている。
現像ブレード25は、現像ローラ24の表面に当接することにより、この現像ローラ24の表面にトナーからなる層(トナー層)を形成させるとともに、そのトナー層の厚さを規制(制御,調整)する部材である。現像ブレード25は、例えば、ステンレス等からなる板状弾性部材をL字形状に折り曲げたものである。現像ブレード25は、その折れ曲がった部分が現像ローラ24の表面に当接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で現像ローラ24に押し付けられように配置されている。
供給ローラ26は、トナー収容部29内に貯蔵されたトナーを、現像ローラ24に対して供給する部材である。供給ローラ26は、例えば、金属シャフトと、発泡ウレタンまたは発泡シリコン等とを含んで構成されている。供給ローラ26は、現像ローラ24の表面(周面)に接するように配置されるとともに、所定の押し付け量で現像ローラ24に押し付けられように配置されている。供給ローラ26は、ドラムモータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では左回りで回転する。これにより、IDユニット20では、供給ローラ26の表面と現像ローラ24の表面との間には摩擦が生じる。その結果、IDユニット20では、トナーが、いわゆる摩擦帯電により帯電するようになっている。供給ローラ26には、電圧生成部45により供給電圧VSBが印加されるようになっている。
露光ヘッド13は、IDユニット20の感光体ドラム21に対して光を照射する部材である。具体的には、露光ヘッド13は、主走査線方向に配置された複数のLED(Light Emitting Diode)を有し、これらのLEDから発せられた光を用いて、ドット単位で感光体ドラム21に対して光を照射する。これにより、感光体ドラム21は、露光ヘッド13により露光され、感光体ドラム21の表面に、静電潜像が形成されるようになっている。なお、この例ではLED光を用いて露光したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばレーザ光を用いて露光してもよい。
転写ローラ14は、感光体ドラム21に形成されたトナー像を、印刷媒体9または転写ベルト15に転写させる部材である。転写ローラ14は、帯電ローラ22と同様に、例えば、金属シャフトと半導電性ゴム層とを含んで構成されている。転写ローラ14は、搬送路10を介して感光体ドラム21に対向配置されている。転写ローラ14には、電圧生成部45により転写電圧VTRが印加されるようになっている。
転写ベルト15(図1)は、搬送路10に沿って印刷媒体9を搬送するものである。また、転写ベルト15は、後述するように、トナー被転写体としても機能するようになっている。転写ベルト15は、例えば、基材と、弾性層と、保護層とを含んで構成されている。基材は、例えば、ポリイミド樹脂、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂、またはウレタン樹脂などを含んで構成されている。弾性層は、基材上に形成されるものであり、例えば、硬度の低い材質で構成されている。保護層は、弾性層上に塗布されるものであり、例えばフッ素樹脂またはテフロン(登録商標)樹脂などを含んで構成されている。転写ベルト15は、駆動ローラ16および従動ローラ17によって張設(張架)されている。そして、転写ベルト15は、駆動ローラ16の回転に応じて、搬送方向Fの方向に循環回転するようになっている。
駆動ローラ16は、転写ベルト15を循環回転させるものである。この例では、駆動ローラ16は、搬送方向Fにおいて、IDユニット20の下流側に配置され、ベルトモータ(図示せず)から伝達された動力により、この例では左回りで回転する。これにより、駆動ローラ16は、転写ベルト15を搬送方向Fの方向へ循環回転させるようになっている。
従動ローラ17は、転写ベルト15の循環回転に応じて、この例では左回りで従動回転するものである。この例では、従動ローラ17は、搬送方向Fにおいて、IDユニット20の上流側に配置されている。
クリーニングブレード18Aは、転写ベルト15の被転写面に付着したトナーを掻き取ってクリーニングする部材である。そして、掻き取られたトナーは、クリーナ容器18Bに収容されるようになっている。
定着部30は、印刷媒体9に対し熱および圧力を付与することにより、印刷媒体9上に転写されたトナー像を印刷媒体9に定着させる部材である。排出ローラ19は、搬送路10を挟んで配置された一対のローラであり、画像が形成された印刷媒体9を排出するものである。
この構成により、画像形成装置1は、媒体カセット11から搬送された印刷媒体9を、搬送路10に沿って搬送してIDユニット20に導き、転写ローラ14によりトナー像を印刷媒体9に転写する。そして、画像形成装置1は、定着部30によりトナー像が定着された印刷媒体9を排出する。このようにして、画像形成装置1は、印刷媒体9に対して印刷を行うようになっている。
図3は、画像形成装置1における制御機構の一例を表すものである。画像形成装置1は、通信部41と、演算部42と、記憶部43と、電圧制御部44と、電圧生成部45と、駆動制御部46と、回転駆動部47と、露光制御部48とを有している。
通信部41は、ホストPC(Personal Computer)から、印刷データを受け取るものである。通信部41は、例えば、USB(Universal Serial Bus)によりホストPCと接続されるようにしてもよいし、LAN(Local Area Network)を介してホストPCに接続されるようにしてもよい。
演算部42は、ホストPCから、通信部41を介して供給された印刷データに基づいて、所定の演算を行うとともに、電圧制御部44、駆動制御部46、および露光制御部48に対して指示を行うものである。演算部42は、例えば、マイクロプロセッサなどを用いて構成されるものである。
演算部42は、露光ドット数カウンタ42Aと、ドラム回転数カウンタ42Bとを有している。露光ドット数カウンタ42Aは、印刷データに基づいて、露光ヘッド13による露光量をドット単位でカウントすることにより、累積露光ドット数Cdotを求めるものである。ドラム回転数カウンタ42Bは、印刷データに基づいて、感光体ドラム21の回転数をカウントすることにより、累積ドラム回転数Crotを求めるものである。演算部42は、これらの累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotに基づいて、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続いているか否かを判断する。そして、演算部42は、そのような印刷動作が続いている場合には、所定のパターン(トナー廃棄パターンPAT)を有するトナー像を形成することによりトナーを廃棄するように、画像形成装置1を制御する。画像形成装置1は、このようなトナー廃棄動作を、例えば、印刷データを受け取った後、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において行うようになっている。
図4は、トナー廃棄動作において使用するトナー像の一例を表すものであり、図4(A)は、より少ないトナーを廃棄する場合を示し、図4(B)は、より多くのトナーを廃棄する場合を示す。図4において、横軸は感光体ドラム21の軸方向を示し、縦軸は感光体ドラム21の円周方向を示す。また、黒色の帯部分はトナーが付着する部分を示し、白色の帯部分はトナーが付着していない部分を示す。この例では、トナー廃棄パターンPATは、トナーが付着する帯部分と、トナーが付着しない帯部分とが交互に配置された帯パターンである。各帯部分の延伸方向は、感光体ドラム21の軸方向から角度θだけ傾斜している。
トナー廃棄動作において使用するトナー像の幅Wは、感光体ドラム21の軸方向における、トナー像を形成可能な範囲W1に対応している。すなわち、この例では、画像形成装置1は、感光体ドラム21の軸方向における、トナー像を形成可能な範囲W1にわたり、トナー廃棄パターンPATを生成している。また、画像形成装置1は、図4(A),4(B)に示したように、廃棄するトナーの量に応じて、トナー像の長さLを調整する。すなわち、画像形成装置1は、トナー廃棄パターンPATを生成する時間を調整することにより、トナーの廃棄量を調整することができるようになっている。
画像形成装置1では、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続く場合において、例えば、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において、このようなトナー廃棄パターンPATを有するトナー像を感光体ドラム21に形成し、このトナー像を転写ベルト15に転写する。そして、クリーニングブレード18Aが、転写ベルト15の被転写面に付着したトナーを掻き取ることにより、トナーを廃棄する。なお、これに限定されるものではなく、例えばトナー廃棄動作においては転写ローラ14に転写電圧VTRを印加しないように構成し、IDユニット20のクリーニングブレード23が、感光体ドラム21に残留するトナーを掻き取ることにより、トナーを廃棄してもよい。このようにして、画像形成装置1では、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続く場合において、長い間摩擦帯電することにより電位が必要以上に上昇したトナーを廃棄するようになっている。
なお、この例では、印刷データを受け取った後、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像を感光体ドラム21に形成したが、これに限定されるものではなく、IDユニット20が印刷データに応じたトナー像を形成する期間以外の期間であればどのような期間であってもよい。具体的には、例えば、IDユニット20により印刷媒体9にトナーが転写された後、その印刷媒体9が排出されるまでの期間において、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像を感光体ドラム21に形成してもよい。
記憶部43は、印刷動作のシーケンス制御プログラムや、各種データや設定値などを格納するものであり、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリを用いて構成されるものである。
電圧制御部44は、電圧生成部45に対して、画像形成装置1の各種ローラなどに供給する電圧の電圧値を指示するとともに、電圧生成部45からの電圧出力のオンオフを指示するものである。電圧生成部45は、電圧制御部44からの指示に基づいて、画像形成装置1の各種ローラなどに供給する電圧を生成するものである。
駆動制御部46は、回転駆動部47に対して、画像形成装置1の各種モータの回転動作のオンオフを指示するものである。回転駆動部47は、各種モータやギア等を含んで構成されるものであり、駆動制御部46からの指示に基づいて動作するものである。
露光制御部48は、露光ヘッド13の各LEDの発光動作を制御するものである。
ここで、感光体ドラム21は、本発明における「第1の像担持体」の一具体例に対応する。露光ヘッド13は、本発明における「第1の露光部」の一具体例に対応する。現像ローラ24は、本発明における「第1の現像部」の一具体例に対応する。トナーは、本発明における「第1の現像剤」の一具体例に対応する。トナー廃棄パターンPATは、本発明における「第1の帯パターン」の一具体例に対応する。角度θは、本発明における「傾斜角」の一具体例に対応する。演算部42は、本発明における「制御部」の一具体例に対応する。クリーニングブレード23,18Aは、本発明における「現像剤除去部材」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の画像形成装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1〜図3を参照して、画像形成装置1の全体動作概要を説明する。画像形成装置1の演算部42(図3)は、印刷データに基づいて、IDユニット20、露光ヘッド13、定着部30、各種ローラなどの各部材の動作を制御する。その際、演算部42は、これらの累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotに基づいて、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続いているか否かを判断する。そして、演算部42は、そのような印刷動作が続いている場合には、例えば、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像を形成するように、画像形成装置1を制御する。これにより、露光ヘッド13およびIDユニット20がトナー像を形成し、転写ローラ14がこのトナー像を転写ベルト15に転写する。そして、例えば、クリーニングブレード18Aが、転写ベルト15の被転写面に付着したトナーを掻き取る。このようにして、画像形成装置1は、トナーを廃棄する。
その後、演算部42は、印刷データに応じたトナー像を形成するように、画像形成装置1を制御し、露光ヘッド13およびIDユニット20がトナー像を形成する。そして、転写ローラ14は、IDユニット20が生成したトナー像を印刷媒体9上に転写し、定着部30は、印刷媒体9上のトナー像を定着させる。このようにして、画像形成装置1は、印刷媒体9に画像を印刷する。
(詳細動作)
次に、画像形成装置1におけるトナー廃棄動作について説明する。
図5は、画像形成装置1の一動作例を表すものである。画像形成装置1の演算部42は、累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotに基づいて、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続いているか否かを判断する。その際、演算部42は、図5に示した参照特性Rに基づいて、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続いているか否かを判断する。参照特性Rは、この例では、累積ドラム回転数Crotの増加に応じて、累積露光ドット数Cdotが一次関数的に増加する特性である。演算部42は、累積露光ドット数Cdotと、この参照特性Rの値(参照値)とを比較し、その比較結果に基づいて、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続いているか否かを判断する。そして、演算部42は、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像を形成することによりトナーを廃棄するように、画像形成装置1を制御する。以下に、この動作について詳細に説明する。
まず、画像形成装置1は、ホストPCから供給された印刷データを受け取る。演算部42の露光ドット数カウンタ42Aは、この印刷データに基づいて累積露光ドット数Cdotを更新し、ドラム回転数カウンタ42Bは、この印刷データに基づいて累積ドラム回転数Crotを更新する。これにより、累積ドラム回転数Crotの値は値C1になる。このときの累積露光ドット数Cdotは、累積ドラム回転数Crotの値が値C1であるときの参照特性Rの値(参照値)よりも大きい。よって、演算部42は、トナーをあまり使用しないような印刷動作ではないと判断し、画像形成装置1は、トナー廃棄動作を行わずに、この印刷データに基づいて印刷媒体9に対して印刷を行う。
次に、画像形成装置1がホストPCから次の印刷データを受け取ることにより、累積ドラム回転数Crotの値は値C2になる。このときの累積露光ドット数Cdotは、累積ドラム回転数Crotの値が値C2であるときの参照特性Rの値(参照値)よりも大きいので、演算部42は、トナーをあまり使用しないような印刷動作ではないと判断し、画像形成装置1は、トナー廃棄動作を行わずに、この印刷データに基づいて印刷媒体9に対して印刷を行う。
次に、画像形成装置1がホストPCから次の印刷データを受け取ることにより、累積ドラム回転数Crotの値は値C3になる。このときの累積露光ドット数Cdotは、累積ドラム回転数Crotの値が値C3であるときの参照特性Rの値(参照値)よりも小さい。よって、演算部42は、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続いていると判断し、トナー廃棄動作をすべきと判断する。そして、演算部42は、累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotに基づいて、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像の長さLを求める。具体的には、演算部42は、長さLのトナー像を形成したときに累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotにより定まる点が参照特性Rに乗るような長さLを求める。そして、演算部42の露光ドット数カウンタ42Aは、このような長さLのトナー像に基づいて累積露光ドット数Cdotを更新し、ドラム回転数カウンタ42Bは、このような長さLのトナー像に基づいて累積ドラム回転数Crotを更新する。その結果、この例では、累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotにより定まる点は、参照特性Rに乗る。このとき、累積ドラム回転数Crotの値は値C4になる。画像形成装置1は、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において、このような長さLのトナー像を形成することによりトナーを廃棄する。そして、画像形成装置1は、その後に、この印刷データに基づいて印刷媒体9に対して印刷を行う。
次に、画像形成装置1がホストPCから次の印刷データを受け取ることにより、累積ドラム回転数Crotの値は値C5になる。このときの累積露光ドット数Cdotは、累積ドラム回転数Crotの値が値C5であるときの参照特性Rの値(参照値)よりも小さい。よって、演算部42は、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続いていると判断し、トナー廃棄動作をすべきと判断する。そして、演算部42は、累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotに基づいて、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像の長さLを求める。そして、演算部42の露光ドット数カウンタ42Aは、このような長さLのトナー像に基づいて累積露光ドット数Cdotを更新し、ドラム回転数カウンタ42Bは、このような長さLのトナー像に基づいて累積ドラム回転数Crotを更新する。これにより、累積ドラム回転数Crotの値は値C6になる。画像形成装置1は、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において、このような長さLのトナー像を形成することによりトナーを廃棄する。この例では、トナー像の長さLを、累積ドラム回転数CrotがC3〜C4のときに形成したトナー像の長さよりも長くすることにより、より多くのトナーを廃棄している。そして、画像形成装置1は、その後に、この印刷データに基づいて印刷媒体9に対して印刷を行う。
次に、画像形成装置1がホストPCから次の印刷データを受け取ることにより、累積ドラム回転数Crotの値は値C7になる。このときの累積露光ドット数Cdotは、累積ドラム回転数Crotの値が値C7であるときの参照特性Rの値(参照値)よりも大きいので、演算部42は、トナーをあまり使用しないような印刷動作ではないと判断し、画像形成装置1は、トナー廃棄動作を行わずに、この印刷データに基づいて印刷媒体9に対して印刷を行う。
次に、画像形成装置1がホストPCから次の印刷データを受け取ることにより、累積ドラム回転数Crotの値は値C8になる。このときの累積露光ドット数Cdotは、累積ドラム回転数Crotの値が値C8であるときの参照特性Rの値(参照値)よりも小さい。よって、演算部42は、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続いていると判断し、トナー廃棄動作をすべきと判断する。そして、演算部42は、累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotに基づいて、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像の長さLを求める。この例では、求めたトナー像の長さLは、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において形成可能なトナー像の長さの上限値(長さLmax)よりも長くなっている。よって、演算部42の露光ドット数カウンタ42Aは、長さLmaxのトナー像に基づいて累積露光ドット数Cdotを更新し、ドラム回転数カウンタ42Bは、長さLmaxのトナー像に基づいて累積ドラム回転数Crotを更新する。これにより、累積ドラム回転数Crotの値は値C9になる。その結果、この例では、トナー像の長さが所望の値よりも短いので、累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotにより定まる点は、参照特性Rに乗らない。画像形成装置1は、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において、このような長さLmaxのトナー像を形成することによりトナーを廃棄する。そして、画像形成装置1は、その後に、この印刷データに基づいて印刷媒体9に対して印刷を行う。
次に、画像形成装置1がホストPCから次の印刷データを受け取ることにより、累積ドラム回転数Crotの値は値C10になる。このときの累積露光ドット数Cdotは、累積ドラム回転数Crotの値が値C10であるときの参照特性Rの値(参照値)よりも小さい。よって、演算部42は、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続いていると判断し、トナー廃棄動作をすべきと判断する。そして、演算部42は、累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotに基づいて、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像の長さLを求める。この例では、求めたトナー像の長さLは、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において形成可能なトナー像の長さの上限値(長さLmax)よりも短くなっている。よって、演算部42の露光ドット数カウンタ42Aは、このような長さLのトナー像に基づいて累積露光ドット数Cdotを更新し、ドラム回転数カウンタ42Bは、このような長さLのトナー像に基づいて累積ドラム回転数Crotを更新する。その結果、この例では、累積露光ドット数Cdotおよび累積ドラム回転数Crotにより定まる点は、参照特性Rに乗る。このとき、累積ドラム回転数Crotの値は値C11になる。画像形成装置1は、媒体カセット11から取り出された印刷媒体9がIDユニット20に到達するまでの期間において、このような長さLのトナー像を形成することによりトナーを廃棄する。そして、画像形成装置1は、その後に、この印刷データに基づいて印刷媒体9に対して印刷を行う。
図6は、IDユニット20がトナー廃棄パターンPATを有するトナー像を形成したときの、現像ローラ24の表面上の残留トナーを模式的に表したものである。図6において、横軸は現像ローラ24の軸方向を示し、縦軸は現像ローラ24の円周方向を示す。なお、現像ローラ24の軸方向は、感光体ドラム21の軸方向と略同じである。矢印L1は、現像ローラ24の回転方向を示す。また、白色の帯部分は、現像ローラ24が感光体ドラム21にトナーが供給されたことにより残留トナーが少なくなっている部分を示し、黒色の帯部分は残留トナーが多くなっている部分を示す。すなわち、この残留トナーのパターンは、トナー廃棄パターンPATに対応している。
図6に示したように現像ローラ24のトナーが消費された後、供給ローラ26は、摩擦帯電により現像ローラ24にトナーを供給する。その際、トナーは、図6において矢印で示したように、現像ローラ24の表面上における、残留トナーが少なくなっている帯部分に沿って移動しながら、現像ローラ24に付着する。すなわち、トナーは、現像ローラ24の円周方向(図6における縦方向)だけでなく、現像ローラ24の軸方向(図6における横方向)にも攪拌されながら、現像ローラ24に付着していく。これにより、画像形成装置1では、軸方向におけるトナーの電位のムラ(かたより)を抑えることができ、画質を高めることができる。
すなわち、トナー廃棄動作を行う際、例えば、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像の代わりに、一様なトナー密度のトナー像を用いた場合には、トナーは、現像ローラ24の円周方向には攪拌されるが、現像ローラ24の軸方向には攪拌されにくい。よって、例えば、表を印刷する場合のように、感光体ドラム21の軸方向における所定の位置のトナーを主に消費することにより、現像ローラ24の軸方向にトナーの電位のムラが生じても、トナーが現像ローラ24の軸方向には攪拌されにくいため、トナーの電位のムラを解消しにくい。このように現像ローラ24の軸方向にトナーの電位のムラが生じた場合には、例えば、電位が必要以上に高いトナーが感光体ドラム21に付着しやすくなってしまうため、印刷媒体9が汚れ、画質が低下するおそれがある。
一方、画像形成装置1では、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像を用いるようにしたので、トナーを、現像ローラ24の円周方向(図6における縦方向)だけでなく、現像ローラ24の軸方向(図6における横方向)にも攪拌することができる。その結果、軸方向におけるトナーの電位のムラを抑えることができる。すなわち、トナー廃棄パターンPATを用いることにより、トナーを廃棄する効果に加え、トナーの電位のムラを抑えるという効果を奏することができる。その結果、画像形成装置1では、画質を高めることができる。
トナー廃棄パターンPATにおける角度θは、例えば、使用するトナーの流動性に応じて設定することができる。具体的には、例えば、流動性が低いトナーを用いる場合には、角度θを大きめにすることが望ましく、流動性が高いトナーを用いる場合には、角度θを小さめにすることが望ましい。
例えば、流動性が75〜85[%]であり、粒径が5.5〜6.5[μm]の微粉砕トナーを用いた場合において、現像ローラ24の軸方向におけるトナーの電位のムラを抑えることができるようなトナー廃棄パターンPATを実験により確認した。この実験では、ホソカワミクロン社製Model PT-Sを用いて、トナーの流動性を測定した。また、1時間にわたり、連続して白紙印刷を行いつつ、図5に示した制御に基づいて、トナー廃棄パターンPATを有するトナー像を形成した。その結果、この例では、トナー廃棄パターンPATの角度θは60〜85度の範囲内であることが望ましく、このうち70〜80度の範囲内であることが好ましいとの結果を得た。トナー廃棄パターンPATにおける、トナーが付着する帯部分の幅と、トナーが付着しない帯部分の幅は、互いにほぼ等しいことが望まれ、幅は0.8〜2.0[mm]の範囲内であることが望ましい。なお、トナーが付着する帯部分の幅を、トナーが付着しない帯部分の幅よりも広くすると、トナーの廃棄量が増えてしまうため、トナーの消費効率が悪化するおそれがある。また、トナーが付着する帯部分の幅を、トナーが付着しない帯部分の幅よりも狭くすると、トナーを廃棄しきれずに画質が低下するおそれがある。また、感光体ドラム21や現像ローラ24等の各種ローラの回転速度が遅いほど、トナーの電位のムラを抑えることができるとの結果も得た。
このように、トナー廃棄パターンPATは、使用するトナーの特性や、画像形成装置1における感光体ドラム21や現像ローラ24等の各種ローラの回転速度などに応じて設定することが望ましい。
[効果]
以上のように本実施の形態では、トナー廃棄動作を行う際、傾斜した帯パターンを含むトナー廃棄パターンPATを有するトナー像を用いるようにしたので、トナーを、現像ローラの円周方向だけでなく、現像ローラの軸方向にも攪拌することができる。その結果、現像ローラの軸方向におけるトナーの電位のムラを抑えることができるため、画質を高めることができる。
[変形例1−1]
上記の実施の形態では、画像形成装置1は、図4に示したように、感光体ドラム21の軸方向における、トナー像を形成可能な範囲W1にわたり、トナー廃棄パターンPATを生成したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、図7に示したように、感光体ドラム21の軸方向における、トナー像を形成可能な範囲W1内の一部の範囲にわたり、トナー廃棄パターンPATを生成してもよい。具体的には、例えば、現像ローラ24の軸方向における一部の範囲においてトナーの電位のムラが生じやすい場合には、その範囲にのみトナー廃棄パターンPATを生成することができる。また、例えば、感光体ドラム21の軸方向において、印刷媒体9の幅に対応する範囲にのみトナー廃棄パターンPATを生成してもよい。
[変形例1−2]
上記の実施の形態では、トナー廃棄パターンPATにおける角度θや帯部分の幅は、図4に示したように、感光体ドラム21の軸方向における、トナー像を形成可能な範囲W1にわたり同じにしたが、これに限定されるものではなく、図8A,8Bに示したように、角度θや帯部分の幅が、感光体ドラム21の軸方向において変化するようにしてもよい。
[変形例1−3]
上記の実施の形態では、累積ドラム回転数Crotを用いたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、印刷した印刷媒体9の枚数(累積印刷枚数)を用いてもよい。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る画像形成装置2について説明する。本実施の形態は、トナー廃棄パターンPATを動的に変更可能に構成したものである。なお、上記第1の実施の形態に係る画像形成装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図9は、画像形成装置2における制御機構の一例を表すものである。画像形成装置2は、環境検出部51と、演算部52とを有している。
環境検出部51は、温度および湿度を検出し、その検出結果を演算部52に供給するものである。
演算部52は、タイマ52Cを有している。タイマ52Cは、画像形成装置2の動作時間を計測するものである。タイマ52Cは、IDユニット20を交換する度に動作時間をリセットするように構成されており、画像形成装置2の電源が切られていても、動作時間の値を保持することができるようになっている。
画像形成装置2は、第1の実施の形態に係る画像形成装置1と同様に、トナーをあまり使用しないような印刷動作が続く場合において、トナー廃棄動作を行う。その際、演算部52は、タイマ52Cが保持する画像形成装置2の動作時間に応じて、トナー廃棄パターンPATの角度θを変化させる。すなわち、IDユニット20を交換した後、動作時間が経過するにつれて、一般にトナーの流動性が低下していく。トナー外添剤がトナー母粒子から剥がれ落ちたり、トナー外添剤がトナー母粒子に埋没したりするためである。よって、演算部52は、動作時間が長いほど、トナー廃棄パターンPATの角度θを大きくする。これにより、画像形成装置2では、動作時間が経過しても、現像ローラ24の軸方向におけるトナーの電位のムラを抑えることができ、その結果、画質を高めることができる。
また、演算部52は、環境検出部51から供給された温度および湿度の検出結果に基づいて、トナー廃棄パターンPATの角度θを変化させる機能をも有している。すなわち、例えば、温度が高いほど、トナーの表面が柔らかくなるため、トナーの流動性が低下する。また、例えば、湿度が高いほど、トナー同士の凝集が起こりやすくなるため、トナーの流動性が低下する。よって、演算部52は、温度が高いほど、トナー廃棄パターンPATの角度θを大きくし、同様に、湿度が高いほど、トナー廃棄パターンPATの角度θを大きくする。これにより、画像形成装置2では、温度や湿度が変化しても、現像ローラ24の軸方向におけるトナーの電位のムラを抑えることができ、その結果、画質を高めることができる。
また、演算部52は、トナー廃棄パターンPATの角度θが大きくなった場合には、トナー廃棄量を増やす機能をも有している。すなわち、トナー廃棄パターンPATの角度θが大きい場合には、現像ローラ24の軸方向における攪拌効果が低下してしまうおそれがある。よって、演算部52は、トナー廃棄パターンPATの角度θが大きくなった場合には、例えばトナー像の長さLを長くすることにより、トナー廃棄量を増やす。これにより、画像形成装置2では、トナー廃棄パターンPATの角度θが大きくなった場合でも、現像ローラ24の軸方向におけるトナーの電位のムラを抑えることができ、その結果、画質を高めることができる。
以上のように本実施の形態では、トナー廃棄動作を行う際、トナー廃棄パターンを動的に変化させることができるようにしたので、動作時間の経過や、温度および湿度の変化に応じてトナーの流動性が変化した場合でも、現像ローラの軸方向におけるトナーの電位のムラを抑えることができ、その結果画質を高めることができる。
[変形例2]
上記実施の形態に係る画像形成装置2に、上記第1の実施の形態の各変形例を適用してもよい。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態等では、画像形成装置1は、1つの露光ヘッド13およびIDユニット20を設け、モノクロ画像を形成可能に構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、複数の露光ヘッド13および複数のIDユニット20を設け、カラー画像を形成可能に構成してもよい。その際、各IDユニット20が使用するトナーの流動性に応じて、各IDユニット20が形成するトナー廃棄パターンPATにおける角度θをそれぞれ設定してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態等では、IDユニット20とトナー収容部29を一体として構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばトナー収容部29の一部を、いわゆるトナーカートリッジとしてIDユニット20に着脱可能に構成してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態等では、本発明をプリンタに適用したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、本発明をFAX装置に適用してもよいし、本発明を複写装置に適用してもよい。また、例えば、本発明を、プリンタ、FAX、スキャナなどの機能を有する多機能周辺装置(Multi Function Peripheral)に適用してよい。
1,2…画像形成装置、9…印刷媒体、10…搬送路、11…媒体カセット、12…ピックアップローラ、13…露光ヘッド、14…転写ローラ、15…転写ベルト、16…駆動ローラ、17…従動ローラ、18A…クリーニングブレード、18B…クリーナ容器、19…排出ローラ、20…ID(Image Drum)ユニット、21…感光体ドラム、22…帯電ローラ、23…クリーニングブレード、24…現像ローラ、25…現像ブレード、26…供給ローラ、29…トナー収容部、30…定着部、41…通信部、42,52…演算部、42A…露光ドット数カウンタ、42B…ドラム回転数カウンタ、43…記憶部、44…電圧制御部、45…電圧生成部、46…駆動制御部、47…回転駆動部、48…露光制御部、51…環境検出部、52C…タイマ、Cdot…累積露光ドット数、Crot…累積ドラム回転数、L…長さ、R…参照特性、VCH…帯電電圧、VDB…現像電圧、VSB…供給電圧、VTR…転写電圧、W…幅、θ…角度。

Claims (11)

  1. 第1の回転軸を中心に回転する第1の像担持体と、
    前記第1の像担持体にドット単位で第1の静電潜像を形成する第1の露光部と、
    回転軸を中心に回転し、第1の現像剤を用いて前記第1の像担持体の前記第1の静電潜像を現像する第1の現像部と、
    印刷データに基づいて前記第1の露光部における第1の累積露光ドット数を求め、その第1の累積露光ドット数に基づいて、前記第1の像担持体に、傾斜した第1の帯パターンおよび傾斜した第2の帯パターンを有する第1の現像剤像を形成すべきか否かを判断する制御部と
    を備え
    前記第1の帯パターンは、前記第1の像担持体の、前記第1の回転軸の軸方向における現像剤像の形成可能範囲のうちの、前記第1の回転軸の軸方向の中央部に形成され、
    前記第2の帯パターンは、前記第1の像担持体の前記形成可能範囲のうちの、前記第1の回転軸の軸方向の端部に形成され、
    前記第1の帯パターンにおける、前記第1の回転軸の軸方向と、前記第1の現像剤が配置される帯部分の延伸方向との間の傾斜角は、前記第2の帯パターンにおける、前記第1の回転軸の軸方向と、前記第1の現像剤が配置される帯部分の延伸方向との間の傾斜角と異なる
    画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の帯パターンおよび前記第2の帯パターンにおける前記傾斜角を変更可能に構成された
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像形成装置の動作時間を計測するタイマを有し、前記動作時間が長いほど、前記第1の帯パターンおよび前記第2の帯パターンにおける前記傾斜角を大きくする
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 環境条件を検出する環境検出部をさらに備え、
    前記環境条件は、温度を含み、
    前記制御部は、前記温度が高いほど、前記第1の帯パターンおよび前記第2の帯パターンにおける前記傾斜角を大きくする
    請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 環境条件を検出する環境検出部をさらに備え、
    前記環境条件は、湿度を含み、
    前記制御部は、前記湿度が高いほど、前記第1の帯パターンおよび前記第2の帯パターンにおける前記傾斜角を大きくする
    請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の帯パターンおよび前記第2の帯パターンにおける、前記傾斜角が大きい場合での前記第1の現像剤の使用量、前記傾斜角が小さい場合での前記第1の現像剤の使用量よりも多くする
    請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の累積露光ドット数が目標露光ドット数よりも小さい場合に、前記第1の帯パターンおよび前記第2の帯パターンを形成すべきと判断する
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 記制御部は、前記印刷データに基づいて前記第1の像担持体の累積回転回数を求め、前記累積回転回数に基づいて、前記目標露光ドット数を求める
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、印刷媒体に画像形成を行う期間とは異なる期間に前記第1の帯パターンおよび前記第2の帯パターンを形成する
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1の像担持体に形成された前記第1の現像剤像を取り除く現像剤除去部材をさらに備えた
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 第2の回転軸を中心に回転する第2の像担持体と、
    前記第2の像担持体にドット単位で第2の静電潜像を形成する第2の露光部と、
    回転軸を中心に回転し、第2の現像剤を用いて前記第2の像担持体の前記第2の静電潜像を現像する第2の現像部と
    を備え、
    前記制御部は、前記印刷データに基づいて前記第2の露光部における第2の累積露光ドット数を求め、その第2の累積露光ドット数に基づいて、前記第2の像担持体に、傾斜した第3の帯パターンおよび傾斜した第4の帯パターンを有する第2の現像剤像を形成すべきか否かを判断し、
    前記第3の帯パターンは、前記第2の像担持体の、前記第2の回転軸の軸方向における現像剤像の形成可能範囲のうちの、前記第2の回転軸の軸方向の中央部に形成され、
    前記第4の帯パターンは、前記第2の像担持体の前記形成可能範囲のうちの、前記第2の回転軸の軸方向の端部に形成され、
    前記第3の帯パターンにおける、前記第2の回転軸の軸方向と、前記第2の現像剤が配置される帯部分の延伸方向との間の傾斜角は、前記第4の帯パターンにおける、前記第2の回転軸の軸方向と、前記第2の現像剤が配置される帯部分の延伸方向との間の傾斜角と異なる
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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