JP6492582B2 - 情報処理プログラムおよび端末装置 - Google Patents

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本発明は、情報処理プログラムおよび端末装置に関する。
特許文献1には、LAN(Local Area Network)に複数の多機能周辺装置(外部装置)が接続された環境において、同LANに接続可能な携帯電話機(端末装置)では、画面に表示される装置選択画面に対する選択操作によって、利用する多機能周辺装置を選択することが記載されている。
特開2007−318519号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、利用する多機能周辺装置を選択する操作が必要であり、手間がかかっていた。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、利用対象とする外部装置の選択にかかる手間を軽減し得る情報処理プログラムおよび端末装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するためになされた情報処理プログラムは、端末装置が、制御部と、記憶部と、端末装置が所在する位置を示す端末装置位置を取得するための位置取得部と、前記端末装置が指向する方向を示す端末装置方向を取得するための方向取得部と、を備えており、前記制御部が実行可能なものであって、前記位置取得部から端末装置位置を取得し、前記方向取得部から端末装置方向を取得する取得手段と、外部装置の識別情報と、前記取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向とを関連付けて、前記記憶部に登録する第1登録手段と、前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報から少なくとも1つの外部装置の識別情報を抽出する手段であって、前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報のうち、前記取得手段により取得された端末装置位置からの距離が所定範囲内である端末装置位置と、前記取得手段により取得された端末装置方向との差異が所定範囲内である端末装置方向と、が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された外部装置の識別情報に基づいて外部装置を決定する決定手段と、として前記制御部を機能させる。
また、本発明は、情報処理プログラムに従う制御を実行する制御装置、当該制御装置を備える端末装置、機能実行システム、機能実行方法、情報処理プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で構成できる。
本明細書に開示される情報処理プログラムによれば、位置取得部からは端末装置の位置を示す端末装置位置が、方向取得部からは端末装置の方向を示す端末装置方向が、取得手段により夫々取得される。外部装置の識別情報と、端末装置位置および端末装置方向と、が関連付けられて第1登録手段により記憶部に登録される。記憶部に登録された外部装置の識別情報のうち、取得手段により取得された端末装置位置からの距離が所定範囲内である端末装置位置と、取得手段により取得された端末装置方向との差異が所定範囲内である端末装置方向と、が関連付けられた少なくとも1つの外部装置の識別情報が抽出手段により抽出される。抽出された外部装置の識別情報に基づいて外部装置が決定手段により決定される。よって、端末装置の位置および方向に基づいて外部装置が決定されるので、利用対象の外部装置を選択する手間を軽減できる。
また、第1登録手段は、外部装置に対する所定の処理の実行指示が制御部に入力された場合に、該外部装置の識別情報と、取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向とを関連付けて、記憶部に登録するようにしてもよい。これにより、外部装置の識別情報に対し、所定の処理の実行指示が制御部に入力された場合の端末装置位置および端末装置方向を関連付けることができる。
また、抽出手段は、制御部が外部装置に対する所定の処理を実行する場合に、取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向に基づいて、記憶部に登録された外部装置の識別情報を抽出するようにしてもよい。これにより、制御部が外部装置に対する所定の処理を実行する場合の端末装置位置および端末装置方向に基づいて、外部装置を決定できる。
また、端末装置が備える通信部を介して外部装置が設置された位置を示す外部装置位置を受信した場合に、該外部装置の識別情報に対し、該外部装置位置を関連付けて、第2登録手段により記憶部に登録し、抽出手段は、記憶部に登録された外部装置の識別情報のうち、取得手段により取得される端末装置位置を起点とし、取得手段により取得される端末装置方向に対して所定誤差内の方向に存在する外部装置位置が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出するようにしてもよい。これにより、任意の位置において端末装置を所望の外部装置へと向ければ、該外部装置を利用対象に決定できる。
また、第1登録手段は、外部装置の識別情報に対して、外部装置位置が関連付けられていないことを条件として、該外部装置の識別情報と、端末装置位置および端末装置方向とを関連付けて、記憶部に登録するようにしてもよい。これにより、外部装置位置により位置を特定できる外部装置に関しては、端末装置位置および端末装置方向を取得する処理を省略できる。
また、抽出手段により外部装置の識別情報が複数抽出された場合に、該抽出された外部装置の識別情報の各々を、選択候補として第1表示手段により表示部に表示し、表示された選択候補からの選択を、選択受付手段によって受け付け、決定手段は、選択受付手段により選択された選択候補の示す外部装置の識別情報に基づいて、外部装置を決定するようにしてもよい。これにより、端末装置位置および端末装置方向に基づいて抽出される外部装置の識別情報が複数ある場合に、適切な外部装置を選択できる。
また、抽出手段により外部装置の識別情報が複数抽出された場合に、該抽出された外部装置の識別情報の各々を、第1登録手段により端末装置位置および端末装置方向が関連付けられた識別情報か、又は、第2登録手段により外部装置位置が関連付けられた識別情報か、に応じて異なる表示態様の選択候補として、第1表示手段により表示部に表示し、表示された選択候補からの選択を、選択受付手段によって受け付け、決定手段は、選択受付手段により選択された選択候補の示す外部装置の識別情報に基づいて、外部装置を決定するようにしてもよい。これにより、端末装置位置および端末装置方向に基づいて抽出される外部装置の識別情報が複数ある場合に、端末装置とのいずれの位置関係に基づいて候補に挙げられた外部装置かを考慮して、外部装置を選択できる。
また、第1登録手段は、外部装置の識別情報と、取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向と、該外部装置の利用に関するパラメータとを関連付けて、記憶部に登録し、抽出手段は、取得手段により取得された端末装置位置からの距離が所定範囲内である端末装置位置と、取得手段により取得された端末装置方向との差異が所定範囲内である端末装置方向と、が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出するとともに、該抽出された外部装置の識別情報に関連付けられたパラメータを抽出するようにしてもよい。これにより、端末装置の位置および方向に基づいて外部装置を決定するとともに、該外部装置の利用に関するパラメータを取得できる。
また、決定手段により外部装置が決定された場合に、該決定された外部装置の利用に関するパラメータの変更を変更受付手段により受け付け、変更受付手段によりパラメータの変更が受け付けられた場合に、決定手段により決定された外部装置の識別情報に関連付けて記憶部に登録されているパラメータを、変更後のパラメータに更新手段によって更新してもよい。これにより、記憶部に登録されたパラメータを最新のものとできる。
また、抽出手段は、決定手段により決定された外部装置に対する所定の処理の実行指示が制御部に入力されるまで、所定のタイミング毎に、取得手段により取得される端末装置位置および端末装置方向に基づいて、記憶部に登録された外部装置の識別情報を抽出するようにしてもよい。これにより、端末装置の移動または方向変化によって、外部装置の識別情報の抽出結果を変化させることができる。
また、決定手段により決定された外部装置の利用に関するパラメータを表示する設定画面を、第2表示手段により表示部に表示し、抽出手段は、設定画面が表示されていないことを条件として、所定のタイミング毎に、取得手段により取得される端末装置位置および端末装置方向に基づいて、記憶部に登録された外部装置の識別情報を抽出するようにしてもよい。これにより、設定画面に関する操作中に、外部装置の識別情報の抽出結果が意図せず変化することを抑制できる。
また、本明細書に開示される端末装置によれば、上述した情報処理プログラムと同様の効果を奏する。
印刷アプリを実行する端末におけるプリンタの選択方法の説明図である。 端末およびプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 プリンタ情報およびプリンタテーブルの説明図である。 端末のLCDに表示される画面の模式図である。 登録処理のフローチャートである。 自動選択処理のフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一例である印刷アプリによるプリンタの選択方法の説明図である。本実施形態の印刷アプリを実行する端末10は、端末10の指向先に存在するプリンタを、画像データの印刷に利用するプリンタとして選択する。
図1には、端末10と、プリンタ40aと、プリンタ40bと、の位置関係をX−Y座標面において示す。プリンタ40aは(X3,Y3)の位置に、プリンタ40bは(X4,Y4)の位置に、各々設置されている。
印刷アプリを実行する端末10では、(X1,Y1)においてD1の方向を向く場合、指向先である(X3,Y3)に位置するプリンタ40aを選択する。一方、端末10は(X2,Y2)においてD1の方向を向く場合、指向先である(X4,Y4)に位置するプリンタ40bを選択する。よって、D1を向いたまま(X1,Y1)から(X2,Y2)へと移動した場合、端末10は、プリンタ40aからプリンタ40bを選択し直す。(X2,Y2)においてD2の方向を向いた場合、端末10は再び(X3,Y3)を指向することとなるので、プリンタ40aを印刷に利用するプリンタとして選択する。
以上の通り、印刷アプリを実行する端末10では、端末10の指向先に存在するプリンタが選択される。よって、本実施形態の印刷アプリによれば、端末10を移動させる、又は、端末10の方向を変えることにより、画像データの印刷に利用するプリンタを選択できるので、プリンタ選択の手間を軽減できる。
図2は、LAN30を介して相互に接続された端末10、プリンタ40a、プリンタ40bの電気的構成を示すブロック図である。端末10はスマートフォン等の携帯端末として構成される。端末10は、バスライン23を介して相互に接続されたCPU11、フラッシュメモリ12、RAM13、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、音声入出力部18、電話網通信部19、位置計測部20、方向計測部21および無線LANアダプタ22を有する。
CPU11は、フラッシュメモリ12等に格納されたプログラムや固定値等に従い、バスライン23に接続された各構成を制御する。フラッシュメモリ12は、書換可能な不揮発性のメモリであり、オペレーティングシステム(以下「OS」と称す)、印刷アプリ等のプログラムや、図3(b)に示すプリンタテーブル12c等が格納される。
OSは、端末10の基本機能を実現する基本ソフトウェアである。本実施形態では、OSはアンドロイド(登録商標)である。なお、以下では、OSやアプリ等のプログラムを実行するCPU11のことを、単にプログラム名で記載する場合もある。例えば「アプリ」という記載が「アプリを実行するCPU11」を意味する場合もある。各種アプリ(印刷アプリを含む)は、OSが備えるAPIを利用して、端末10の各構成を制御する。印刷アプリは、前述した通り、印刷に利用するプリンタとして、端末10の指向先に存在するプリンタを選択する機能を有するアプリである。
プリンタテーブル12cは、詳しくは図3(b)を参照して後述するが、プリンタの名前およびIPアドレスが、端末10の位置および方向、又は、プリンタが設置された位置に関連付けられて登録されるテーブルである。プリンタテーブル12cの内容は、後述する登録処理(図5)において登録され、後述する自動選択処理(図6)において参照される。
RAM13は、CPU11が印刷アプリ等を実行するにあたり、各種情報を一時的に記憶する書換可能な揮発性のメモリである。RAM13には、適用印刷設定と、選択番号と、の記憶領域が設けられる。適用印刷設定は、印刷実行時にプリンタに適用するために記憶される印刷設定(用紙、枚数、品質等)である。選択番号は、後述する自動選択処理(図6)において、プリンタテーブル12cの内容に基づいて選択されたプリンタを管理するために記憶される番号である。
LCD16は、各種画面を表示する液晶表示装置である。タッチパネル17はLCD16に重ねて設けられ、端末10に対する指示等の入力として、指や棒などである指示体の接触または接近を検知するものである。操作キー15は、端末10に指示等を入力するためのメカニカルキーであり、例えば、LCD16の表示を以前の状態へと切り替える指示として「バック操作」を行うためのキー等である。
位置計測部20は、GPS(全地球測位システム)を利用して、端末10の位置を取得するものである。本実施形態において「位置」は、経度と緯度とで構成される。以下、位置を(X,Y)と表記した場合には、経度がXであり、緯度がYであることを示す。方向計測部21は、地磁気センサで構成され、その地磁気センサが計測する地磁気に基づいて、端末10が指向する方向(方位)を取得するものである。本実施形態において「方向」は、北を0°とする時計回りの角度で構成される。
音声入出力部18は、マイクやスピーカ等で構成された音声入出力用のデバイスである。電話網通信部19は、携帯電話網(図示せず)を介した通信を行うための回路である。無線LANアダプタ22は、無線LAN規格による通信を行うためのインターフェースである。本実施形態において、無線LANアダプタ22が行う通信は、Wi−Fi(登録商標)規格に基づく通信(以下「Wi−Fi通信」と称す)である。無線LANアダプタ22は、Wi−Fi通信によりアクセスポイント(以下「AP」と称す)31と接続され、更に、AP31を介してLAN30へと接続される。
LAN30には、プリンタ40a及びプリンタ40bが接続されている。なお、これはプリンタの台数を2台に制限する趣旨ではなく、本発明の適用においては、LAN30に接続されるプリンタは何台であってもよい。
プリンタ40aは、バスライン46を介して相互に接続された制御部41と、記憶部44と、ネットワークインターフェース(以下「ネットワークI/F」と称す)45と、を備える。制御部41は、不図示のCPUと、CPUに電気的に接続されたROM及びRAMと、によりコンピュータを構成し、プリンタ40aの動作を制御する。例えば、制御部41は、LAN30からネットワークI/F45を介して受信した印刷の指示に基づいて、各種の印刷を実行する。また、制御部41は、図3(a)を参照して後述するプリンタ情報90を、LAN30に接続された他の装置に送信する。記憶部44は、不揮発性の記憶装置であり、例えば、フラッシュメモリで構成される。ネットワークI/F45は、プリンタ40aをLAN30に接続するためのインターフェースである。
プリンタ40bは、記憶部44に設置位置が記憶される以外は、プリンタ40aと同様に構成される。設置位置とは、MIB(Management Information Base)情報の一種であり、プリンタ40bが設置された位置を示す。設置位置は、前述した位置計測部20から取得した端末10の位置と同様、経度と緯度とで構成される。
図3(a)は、プリンタ40a又はプリンタ40bの制御部41が送信するプリンタ情報90の説明図である。詳細には、図3(a)は、プリンタ40aの制御部41が送信するプリンタ情報90aと、プリンタ40bの制御部41が送信するプリンタ情報90bと、の説明図である。
プリンタ情報90aは、プリンタ名91及びIPアドレス92で構成される。プリンタ名91は、プリンタを識別する名前である。IPアドレス92は、プリンタをLAN30上で識別するアドレスである。プリンタ名91及びIPアドレス92には記憶部44等に記憶されている値が制御部41によって設定される。
プリンタ情報90bは、プリンタ情報90aの構成に加え、設置位置93を有する。設置位置93は、プリンタ40bの設置された位置であり、記憶部44に記憶された設置位置が制御部41によって設定される。即ち、設置位置を有するプリンタ40bから送信されるプリンタ情報90bは設置位置93を有するが、設置位置を有さないプリンタ40aから送信されるプリンタ情報90aは設置位置93を有さない。
図3(b)は、フラッシュメモリ12に設けられるプリンタテーブル12cの説明図である。プリンタテーブル12cは、プリンタの名前およびIPアドレスが、端末10の位置および方向、又は、プリンタの設置された位置、に関連付けられて登録されるテーブルである。なお、図3(b)における「−」との表記は、その項目に値が設定されていないことを示す。
プリンタテーブル12cは、レコード番号12c1と、プリンタ名12c2と、IPアドレス12c3と、端末位置12c4と、端末方向12c5と、プリンタ位置12c6と、印刷設定12c7と、を関連付けたレコードで構成される。プリンタテーブル12cのレコードは、図5を参照して後述する登録処理において、プリンタ40a又は40bから受信したプリンタ情報90(プリンタ情報90a又は90b)に基づいて登録される。
レコード番号12c1は、各レコードを識別するためのものであり、レコード毎に一意な自然数が設定される。プリンタ名12c2は、プリンタを識別する名前であり、プリンタ情報90のプリンタ名91が設定される。IPアドレス12c3は、LAN30内でプリンタを識別するアドレスであり、プリンタ情報90のIPアドレス92が設定される。
端末位置12c4及び端末方向12c5は夫々、端末10の位置および方向が設定される。プリンタ位置12c6は、プリンタの設置された位置が設定される。詳しくは図5を参照して後述するが、設置位置93を有するプリンタ情報90bを受信した場合、プリンタ位置12c6に、該設置位置93が設定される。一方、設置位置93を有さないプリンタ情報90aを受信した場合、端末位置12c4及び端末方向12c5に、端末10の位置および方向が設定される。
印刷設定12c7は、プリンタに適用する印刷設定(用紙、枚数、品質等)であり、印刷アプリの仕様として定められた初期値(以下「デフォルトの印刷設定」と称す)又は、図4(a)を参照して後述する設定画面200において変更された値が設定される。
図3(b)に例示するプリンタテーブル12cの各レコードは、図1に示す位置関係において、プリンタ40a及び40bについて登録されたものである。レコード番号12c1が「1」又は「2」であるレコードは、プリンタ40aについて登録されたものである。設置位置を有さないプリンタ40aについては、異なる端末位置12c4及び端末方向12c5が設定された複数(2件)のレコードが登録される。
一方、レコード番号12c1が「3」であるレコードは、プリンタ40bについて登録されたものである。設置位置を有するプリンタ40bについては、端末位置12c4及び端末方向12c5が設定されず、プリンタ位置12c6が設定された1件のレコードが登録される。詳細は図5を参照して後述するが、プリンタ位置12c6が設定された場合には、端末位置12c4及び端末方向12c5を設定しないことで、記憶領域を節約している。
図4は、印刷アプリによりLCD16に表示される画面の模式図である。図4(a)に示す設定画面200は、印刷アプリの初期画面であって、プリンタの選択方法や印刷設定を入力するための画面である。設定画面200は、プリンタの選択方法を指示するボタンとして、手動検索ボタン201と、自動選択ボタン202と、を有する。
手動検索ボタン201は、手動の選択操作によってプリンタを選択する場合にタップ操作される。手動検索ボタン201がタップ操作された場合、CPU11は後述する登録処理(図5)を実行する。自動選択ボタン202は、端末10の位置および方向に基づいてプリンタを選択する場合にタップ操作される。自動選択ボタン202がタップ操作された場合、CPU11は後述する自動選択処理(図6)を実行する。
設定画面200は他にも、用紙、枚数および画質の項目で構成される印刷設定編集部203を有する。印刷設定編集部203は、RAM13に適用印刷設定として記憶されている印刷設定の内容を、タッチパネル17を介した操作により変更するための表示領域である。
図4(b)〜(d)に示す画面は、プレビュー画面300である。プレビュー画面300は、印刷対象として指定された画像データ(以下「指定画像データ」と称す)を表示するとともに、印刷実行の指示を受け付けるための画面である。図4(b)〜(d)には夫々、プレビュー画面300の異なる表示態様を示す。まず、図4(b)を参照して、各表示態様に共通の構成を説明する。プレビュー画面300は、画像表示部301と、設定ボタン303と、印刷ボタン304と、を有する。画像表示部301は、指定画像データが表示される領域である。設定ボタン303は、上述した図4(a)の設定画面200をLCD16に表示させる場合にタップ操作されるボタンである。印刷ボタン304は、プリンタに指定画像データを印刷させる場合にタップ操作されるボタンである。設定ボタン303及び印刷ボタン304のタップ操作に関する制御については、図5及び図6を参照して後述する。
続いて、図4(b)〜(d)の夫々に示すプレビュー画面300について説明する。図4(b)には、手動検索ボタン201のタップ操作によって登録処理(図5)が実行され、手動の選択操作によりプリンタが選択された場合におけるプレビュー画面300の表示態様を示す。この表示態様のプレビュー画面300では、選択されたプリンタの名前がプリンタ名表示部302に表示される。
これに対し、図4(c)及び(d)には、自動選択ボタン202のタップ操作により自動選択処理(図6)が実行される場合、即ち、端末10の位置および方向に基づいてプリンタを選択する場合におけるプレビュー画面300の表示態様を示す。この表示態様のプレビュー画面300には、前述したプリンタ名表示部302の代わりに、プリンタ候補リスト305が表示される。プリンタ候補リスト305は、プリンタの名前が選択候補として表示されるプリンタ名リスト305aと、選択操作を受け付けるラジオボタン305bとで構成される。端末10の指向先に存在するプリンタが1つであれば、図4(c)のように、1つのプリンタの名前のみが表示され、ラジオボタン305bに対する選択操作は不要とされる。一方、端末10の指向先に複数のプリンタが存在する場合は、図4(d)のように、プリンタ名リスト305aに複数のプリンタの名前が表示され、ラジオボタン305bに対する選択操作によって所望のプリンタを選択できる。
図5は、CPU11が印刷アプリに従って実行する登録処理のフローチャートである。詳細には、図5は、手動の選択操作に基づいて選択されたプリンタに指定画像データを印刷させるとともに、プリンタから受信したプリンタ情報90の内容をプリンタテーブル12cに登録する登録処理のフローチャートである。本処理は、前述した手動検索ボタン201(図4(a))がタップ操作された場合に、CPU11によって実行される。
CPU11は、プリンタ情報90の送信要求をLAN30内にブロードキャストし、該送信要求に応じてプリンタ40a及び40bから送信されるプリンタ情報90を受信する(S101)。なお、プリンタ情報90としては必ずしも1つのデータ単位として送受信する必要はなく、個別に送受信される複数の情報からプリンタ情報90と同等の情報を構成してもよい。S101においてCPU11は、以降の処理においてプリンタ情報90を利用するために、受信したプリンタ情報90をRAM13に記憶させる。
CPU11は、受信したプリンタ情報90の1つを処理対象とし(S102)、該プリンタ情報90が設置位置93を有するか否かを判断する(S103)。例えば、CPU11は、プリンタ情報90aを処理対象としている場合は、設置位置93を有さないと判断し、プリンタ情報90bを処理対象としている場合は、設置位置93を有すると判断する。CPU11は、処理対象としたプリンタ情報90が設置位置93を有すると判断した場合(S103:Yes)、処理対象としたプリンタ情報90はプリンタ情報90bであるので、該プリンタ情報90bのプリンタ名91及びIPアドレス92に対し、設置位置93を関連付けてプリンタテーブル12cに登録する(S104)。詳細には、CPU11は、レコード番号12c1に既存のレコード番号12c1の最大値+1を設定する。CPU11は、プリンタ名12c2、IPアドレス12c3、プリンタ位置12c6の各々にプリンタ情報90bのプリンタ名91、IPアドレス92、設置位置93を設定する。CPU11は、印刷設定12c7にデフォルトの印刷設定を設定する。
但し、S104においてCPU11は、プリンタテーブル12cの既存のレコードに、プリンタ名12c2がプリンタ名91と同一であり、且つ、端末位置12c4及び端末方向12c5が設定されたレコードが存在する場合、該レコードを削除してから新たなレコードを登録する。これにより、プリンタテーブル12cには、プリンタ毎に、端末位置12c4及び端末方向12c5が設定されたレコード、又は、プリンタ位置12c6が設定されたレコードのいずれか一方が登録されるので、記憶容量を節約できる。
また、S104においてCPU11は、プリンタテーブル12cにプリンタ名91と同一のプリンタ名12c2が設定されたレコードが存在する場合、当該レコードのプリンタ位置12c6を設置位置93に更新し、新たなレコードは登録しない。即ち、既にプリンタテーブル12cに登録されているプリンタ40bについては、CPU11は、該プリンタ40bについてのレコードのプリンタ位置12c6の更新のみ行う。これにより、プリンタ40bの位置が変わった場合にも、プリンタ位置12c6を最新の位置とすることができる。
S103において、CPU11は、処理対象のプリンタ情報90は設置位置93を有さないと判断した場合(S103:No)、即ち、処理対象としたプリンタ情報90がプリンタ情報90aである場合、S104をスキップする。CPU11は、S101で受信したプリンタ情報90に未処理のものが残っていれば(S105:Yes)、S102へと移行し、次のプリンタ情報90を処理対象としてS103,S104を同様に行う。
S105において、CPU11は、未処理のプリンタ情報90は無いと判断した場合(S105:No)、プリンタ情報90の内容(例えばプリンタ名91)をLCD16にリスト表示し、タッチパネル17を介してプリンタ情報90の選択を受け付ける(S106)。これにより、後述するS115で指定画像データを印刷させるプリンタが決定される。CPU11は、適用印刷設定にデフォルトの印刷設定を設定する(S107)。
CPU11は、プレビュー画面300を図4(b)の表示態様にて表示する(S108)。CPU11は、画像表示部301には指定画像データを、プリンタ名表示部302にはS106で選択されたプリンタ情報90のプリンタ名91を表示する。
CPU11は、設定ボタン303がタップ操作されたか否かを判断する(S109)。CPU11は、設定ボタン303がタップ操作されたと判断した場合(S109:Yes)、LCD16に設定画面200を表示し、印刷設定編集部203の表示を適用印刷設定の内容とする(S110)。
CPU11は、適用印刷設定を、印刷設定編集部203に対する操作により変更された内容に更新する(S111)。CPU11は、操作キー15を介したバック操作の有無を判断する(S112)。CPU11は、バック操作が行われたと判断した場合(S112:Yes)、S108へと移行して再度プレビュー画面300を表示する(S108)。一方、CPU11は、バック操作が行われていないと判断した場合は(S112:No)、手動検索ボタン201又は自動選択ボタン202のタップ操作の有無を判断する(S113)。CPU11は、手動検索ボタン201及び自動選択ボタン202のいずれもタップ操作されていないと判断した場合(S113:No)、S111へと移行する。
一方、CPU11は、手動検索ボタン201又は自動選択ボタン202がタップ操作されたと判断した場合には(S113:Yes)、本処理を終了する。本処理が終了すると、手動検索ボタン201がタップ操作された場合には登録処理(図5)がCPU11により改めて実行され、自動選択ボタン202がタップ操作された場合には自動選択処理(図6)が、CPU11により実行される。
S109において、CPU11は、設定ボタン303のタップ操作は行われていないと判断した場合(S109:No)、印刷ボタン304のタップ操作の有無を判断する(S114)。CPU11は、印刷ボタン304がタップ操作されたと判断した場合(S114:No)、S109へと移行して、ボタン操作の判断(S109,S114)を繰り返す。一方、S114において、CPU11は、印刷ボタン304がタップ操作されたと判断した場合(S114:Yes)、S106で選択されたプリンタ情報90が示すプリンタに指定画像データを印刷させる(S115)。具体的に、CPU11は、S106で選択されたプリンタ情報90のプリンタ名91及びIPアドレス92により識別されるプリンタに対し、無線LANアダプタ22を介して、指定画像データと印刷設定とを送信する。この時、CPU11は、印刷設定として適用印刷設定を適用する。
CPU11は、S106で選択されたプリンタ情報90が設置位置93を有するか否かを判断する(S116)。CPU11は、S106で選択されたプリンタ情報90が設置位置93を有さないと判断した場合(S116:No)、即ち、S106でプリンタ情報90aが選択されている場合、CPU11は、位置計測部20から端末10の位置を取得し、方向計測部21から端末10の方向を取得する(S117)。
CPU11は、S106で選択されたプリンタ情報90aのプリンタ名91及びIPアドレス92に対し、S117で取得した位置と方向とを関連付けてプリンタテーブル12cに登録する(S118)。詳細には、CPU11は、レコード番号12c1に既存のレコード番号12c1の最大値+1を設定する。CPU11は、プリンタ名12c2及びIPアドレス12c3の各々にプリンタ情報90aのプリンタ名91及びIPアドレス92を設定する。CPU11は、端末位置12c4にS117で取得した位置を設定する。CPU11は、端末方向12c5にS117で取得した方向を設定する。CPU11は、印刷設定12c7に適用印刷設定の内容を設定する。S118の実行後、CPU11は、本処理を終了する。
なお、S118において、プリンタテーブル12cの既存のレコードに、プリンタ名91と同一のプリンタ名12c2と、S117で取得した位置から所定距離内の端末位置12c4と、が設定されたレコードが存在する場合、新たなレコードを登録しないようにしてもよい。これにより、1台のプリンタ40aについて、同じと思われる端末位置12c4及び端末方向12c5が重複して登録されることが抑制されるので、記憶領域を節約できる。
一方、S116において、CPU11は、S106で選択されたプリンタ情報90が設置位置93を有すると判断した場合(S116:Yes)、即ち、S106においてプリンタ情報90bが選択されている場合、該プリンタ情報90bのプリンタ名91と同一のプリンタ名12c2が設定されたプリンタテーブル12cのレコードの印刷設定12c7を、適用印刷設定の内容に更新する(S119)。その後CPU11は、本処理を終了する。
以上説明した登録処理により、プリンタ40bから受信したプリンタ情報90bについては、プリンタ名91及びIPアドレス92に対して、プリンタ40bの設置された位置である設置位置93を関連付けてプリンタテーブル12cに登録できる。一方、プリンタ40aから受信したプリンタ情報90aについては、プリンタ名91及びIPアドレス92に対して、プリンタ40aに指定画像データを印刷させた際の端末10の位置および方向を関連付けて、プリンタテーブル12cに登録できる。
また、S116の判断により、プリンタ位置12c6を設定可能なプリンタ40bについては、端末10の位置および方向の取得(S117)が実行されないので、端末10の位置および方向の取得に係る処理の負荷を軽減できる。更に、端末位置12c4及び端末方向12c5が設定されるレコードは、プリンタ40bについては登録されず、プリンタ位置12c6を設定できないプリンタ40aについてのみ登録されるので、記憶容量を節約できる。
図6は、CPU11が印刷アプリに従って実行する自動選択処理のフローチャートである。詳細には、図6は、指定画像データを印刷させるプリンタを端末10の位置および方向に基づいて選択する自動選択処理のフローチャートである。本処理は、設定画面200(図4(a))の自動選択ボタン202がタップ操作された場合に、CPU11によって実行される。
CPU11は、選択番号に0を設定する(S201)。CPU11は、LCD16にプレビュー画面300を図4(c)に示す表示態様にて表示する(S202)。
CPU11は、位置計測部20から端末10の位置を取得し、方向計測部21から端末10の方向を取得する(S203)。CPU11は、取得した位置と方向とに基づいて、プリンタテーブル12cからレコードを抽出する(S204)。ここで、S204におけるレコードの抽出について詳述する。CPU11は、以下説明する第1の条件または第2の条件のいずれかを満たすレコードをプリンタテーブル12cから抽出する。
第1の条件としては、端末位置12c4及び端末方向12c5が設定されており、且つ、端末位置12c4とS203で取得した位置との距離が閾値A(例えば1m)以下であり、尚且つ、端末方向12c5とS203で取得した方向との差異が閾値B(例えば5°)以下であるレコードを抽出対象とする。なお、閾値A,Bについては、印刷アプリの仕様として、適宜設定すればよい。
第2の条件としては、プリンタ位置12c6が設定されており、且つ、プリンタ位置12c6が、S203で取得した位置を起点とし、S203で取得した方向との誤差が閾値C(例えば5°)以下である方向に存在する位置であるレコードを抽出対象とする。第1の条件同様、閾値Cについては、印刷アプリの仕様として適宜設定すればよい。また、閾値Bと閾値Cとは、同じでも異なってもよい。なお、第2の条件に対し、プリンタ位置12c6とS203で取得した位置との距離が所定範囲内(例えば5m以内)である、との条件を追加して、遠方に設置されたプリンタを利用対象から除外してもよい。
CPU11は、S204で抽出したレコード(以下「抽出レコード」と称す)が1件か否かを判断する(S205)。CPU11は、抽出レコードは1件であると判断した場合(S205:Yes)、選択番号に、抽出レコードのレコード番号12c1を設定する(S206)。これにより、抽出された1のレコードが自動的に選択状態として扱われる。
CPU11は、抽出レコードは1件ではないと判断した場合(S205:No)、選択番号と同一のレコード番号12c1が設定されたレコードが抽出レコードに含まれるか否かを判断する(S207)。CPU11は、選択番号と同一のレコード番号12c1が設定されたレコードが抽出レコードに含まれると判断した場合(S207:Yes)、S209へと移行する。一方、CPU11は、選択番号と同一のレコード番号12c1が設定されたレコードが抽出レコードに含まれないと判断した場合には(S207:No)、選択状態とすべきレコードが抽出されていないので、選択番号に0を設定する(S208)。なお、S207が初めて実行される場合、選択番号にはS201において0が設定されており、この場合に選択番号と同一のレコード番号12c1が設定されたレコードが抽出レコードに含まれることはない。従って、CPU11はS207の判断を初めて実行する場合には、必ずS208へと移行する。
CPU11は抽出レコードの内容を、プリンタ候補リスト305に選択候補として表示する(S209)。詳細には、CPU11は、各抽出レコードのプリンタ名12c2を、プリンタ候補リスト305のプリンタ名リスト305aに表示する。この時、CPU11は、選択番号が0でなければ、選択番号と同一のレコード番号12c1が設定されたレコードのプリンタ名12c2に対応するラジオボタン305bを選択状態とする。これにより、プリンタ候補リスト305の選択候補が自動的に選択状態とされるので、ラジオボタン305bに対する選択操作を省略できる。
なお、S209において、CPU11は、図4(d)に示すように、端末位置12c4及び端末方向12c5が設定されたレコードのプリンタ名12c2は標準の書体で、プリンタ位置12c6が設定されたレコードのプリンタ名12c2は太字の書体で、表示する。このように書体を相違させることで、ユーザは、プリンタ名12c2に対して端末位置12c4及び端末方向12c5、又は、プリンタ位置12c6のいずれが関連付けられているのかを把握できる。特に、後述するS213で取得される印刷設定12c7は、端末位置12c4及び端末方向12c5が設定されたレコードでは、端末10の位置または方向に応じて異なるが、プリンタ位置12c6が設定されたレコードでは、端末10の位置および方向に関係なく不変である。よって、ユーザは、取得される印刷設定12c7が端末10の位置または方向に応じて変化するものか否かを、プリンタ名12c2の表示書体に基づいて判断できる。なお、プリンタ名12c2の表示態様としては、書体の相違に限らず、例えば文字色の変化等によって異ならせてもよい。
CPU11は、ラジオボタン305bに対する選択操作の有無を判断する(S210)。CPU11は、ラジオボタン305bに対する選択操作があったと判断した場合(S210:Yes)、ラジオボタン305bで選択されたプリンタ名12c2に対応する抽出レコードのレコード番号12c1を、選択番号に設定する(S211)。なお、S206又はS211で選択番号にレコード番号12c1が設定されると、後述するS216で利用するプリンタが決定される。一方、CPU11は、ラジオボタン305bに対する選択操作はなされていないと判断した場合(S210:No)、S211をスキップする。
CPU11は、選択番号が0より大きいか否かを判断する(S212)。CPU11は、選択番号が0以下であると判断した場合は(S212:No)、S215へと移行する。一方、CPU11は、選択番号が0より大きいと判断した場合(S212:Yes)、選択番号と同一のレコード番号12c1が設定された抽出レコードの印刷設定12c7を取得し、その内容を適用印刷設定に設定する(S213)。
CPU11は、印刷ボタン304がタップ操作されたか否かを判断する(S214)。CPU11は、印刷ボタン304がタップ操作されたと判断した場合(S214:Yes)、選択番号と同一のレコード番号12c1が設定された抽出レコードのプリンタ名12c2及びIPアドレス12c3により識別されるプリンタに指定画像データと印刷設定とを送信して、当該プリンタに指定画像データを印刷させる(S216)。この時、CPU11は、印刷設定として適用印刷設定を適用する。その後、CPU11は、本処理を終了する。
CPU11は、S214において、印刷ボタン304がタップ操作されていないと判断した場合(S214:No)、設定ボタン303がタップ操作されたか否かを判断する(S215)。CPU11は、設定ボタン303がタップ操作されていないと判断した場合(S215:No)、S203へと移行する。なお、S203へと移行した後、S206又はS211で設定された選択番号と同一のレコード番号12c1のレコードがS204において抽出されれば、S205〜S208の処理によってその選択番号が維持される。これにより、S203〜S215の処理がCPU11によって繰り返し実行される場合にも、プリンタの選択状態を維持することができる。
一方、S215においてCPU11は、設定ボタン303がタップ操作されたと判断した場合には(S215:Yes)、LCD16に設定画面200を表示し、印刷設定編集部203の表示を適用印刷設定の内容とする(S217)。
CPU11は、適用印刷設定を、印刷設定編集部203に対する操作により変更された内容に更新する(S218)。CPU11は、設定画面200の手動検索ボタン201又は自動選択ボタン202がタップ操作されたか否かを判断する(S219)。CPU11は、設定画面200の手動検索ボタン201又は自動選択ボタン202がタップ操作されたと判断した場合(S219:Yes)、本処理を終了する。本処理が終了すると、手動検索ボタン201がタップ操作された場合には登録処理(図5)がCPU11により実行され、自動選択ボタン202がタップ操作された場合には自動選択処理(図6)が、CPU11により改めて実行される。
一方、CPU11は、設定画面200の手動検索ボタン201及び自動選択ボタン202のいずれもタップ操作されていないと判断した場合には(S219:No)、操作キー15を介してバック操作が行われたか否かを判断する(S220)。CPU11は、バック操作は行われていないと判断した場合(S220:No)、S218へと移行する。
一方、CPU11は、バック操作が行われたと判断した場合には(S220:Yes)、選択番号と同一のレコード番号12c1が設定されたプリンタテーブル12cのレコードの印刷設定12c7を、適用印刷設定の内容に更新する(S221)。S221における適用印刷設定は、設定画面200での変更後の内容なので、印刷設定12c7を最新の印刷設定とすることができる。S221の後、CPU11は、S202へと移行する。
以上説明した自動選択処理によれば、印刷ボタン304がタップ操作されたと判断されるまで(S214:Yes)、S203〜S215がCPU11により繰り返し実行される。この場合、S203で取得される端末10の位置または方向が変化すると、S204でのレコードの抽出結果も変化する。従って、端末10を移動させる、又は、端末10の方向を変えることにより、プリンタ候補リスト305に表示されるプリンタ名12c2を変化させられるので、プリンタの選択を一層容易化できる。一方、LCD16に設定画面200が表示されている間(S217〜S220)には、S203〜S213の実行が制限される。よって、一度選択したプリンタが設定画面200に関する操作の影響で変更されてしまうことを防止できる。
また、抽出レコードの選択状態は、RAM13に記憶される選択番号によって管理される。選択番号は、S201又はS208での初期化を除き、ユーザの意思とは無関係には変更されない。従って、S203からS213がCPU11により繰り返し実行される場合にも、選択したプリンタが意図せず変更されることを抑制できる。
また、設定画面200の印刷設定編集部203で変更された適用印刷設定の内容は、一旦プリンタテーブル12cの印刷設定12c7に設定され(S221)、S213において再度、プリンタテーブル12cの印刷設定12c7が取得される。これにより、S203からS213が繰り返し実行される間にプリンタが再選択される場合にも、印刷設定編集部203において変更した印刷設定を無駄にすることなく利用できる。
本実施形態の印刷アプリによれば、プリンタ名91及びIPアドレス92に対し、端末10の位置および方向、又は、プリンタ情報90bの設置位置93を関連付けて、プリンタテーブル12cに登録できる。そして、図6の自動選択処理では、端末10の指向先に存在するプリンタが印刷に利用するプリンタとして選択される。よって、端末10を移動または方向変化させれば所望のプリンタを選択できるので、利用するプリンタの選択にかかる手間を軽減できる。更に、プリンタの選択と併せて、印刷設定12c7がプリンタテーブル12cから取得されるので(図6のS213)、プリンタの利用をより簡便にできる。
上記実施形態において、印刷アプリが、情報処理プログラムの一例である。端末10が、端末装置の一例である。CPU11が、制御部の一例である。フラッシュメモリ12が、記憶部の一例である。位置計測部20が、位置取得部の一例である。方向計測部21が、方向取得部の一例である。LCD16が、表示部の一例である。タッチパネル17が、操作部の一例である。無線LANアダプタ22が、通信部の一例である。プリンタ情報90bの設置位置93が、外部装置位置の一例である。印刷設定が、パラメータの一例である。設定画面200が、設定画面の一例である。プリンタ40a又は40bが、外部装置の一例である。
S117,S203の処理を実行するCPU11が、取得手段の一例である。S118の処理を実行するCPU11が、第1登録手段の一例である。S204,S213の処理を実行するCPU11が、抽出手段の一例である。S206,S211の処理を実行するCPU11が、決定手段の一例である。S104の処理を実行するCPU11が、第2登録手段の一例である。S209の処理を実行するCPU11が、第1表示手段の一例である。S211の処理を実行するCPU11が、選択受付手段の一例である。S218の処理を実行するCPU11が、変更受付手段の一例である。S221の処理を実行するCPU11が、更新手段の一例である。S217の処理を実行するCPU11が、第2表示手段の一例である。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、本発明の端末装置としてスマートフォン等として構成される端末10を例示したが、携帯電話、PDA、タブレット端末など各種の装置も端末装置の一例となり得る。また、本発明の外部装置としてプリンタ40a及び40bを例示したが、多機能周辺機器、スキャナ、テレビ、プロジェクタなど各種の装置も外部装置の一例となり得る。また、本発明の情報処理プログラムとして印刷アプリを例示したが、外部装置の種類に応じた種々のプログラムに本発明を適用できる。例えば、外部装置をスキャナとし、端末装置をスマートフォンとする場合、本発明の情報処理プログラムは、スマートフォンからスキャナを利用するスキャンアプリとして構成される。また、上記実施形態では、外部装置としてプリンタのみを利用する印刷アプリを例示したが、本発明の情報処理プログラムとしては、端末装置の位置および方向に基づいて決定した外部装置がプリンタであれば印刷を、スキャナであればスキャンを、と、外部装置の種類に応じて処理を切り換えるものであってもよい。
また、上記実施形態では、端末10とプリンタ40a又は40bとの通信は、Wi−Fi通信およびLAN30によるものを例示したが、例えば赤外線通信やBluetooth(登録商標)等の他の通信手段を用いてもよい。
また、上記実施形態では、プリンタテーブル12cにおいて、プリンタ位置12c6を設定可能なプリンタ名12c2については、端末位置12c4及び端末方向12c5を設定したレコードを登録しないことを説明したが、端末位置12c4及び端末方向12c5と、プリンタ位置12c6と、の両者を設定するように構成することも可能である。また、プリンタ名12c2には、プリンタ情報90のプリンタ名91を設定することを説明したが、例えば、端末10において任意に入力された名前を設定してもよい。
また、上記実施形態では、1つのプリンタテーブル12cによって、各種情報を管理することを説明したが、プリンタテーブル12cに相当する記憶領域を複数のテーブルで構成してもよい。例えば、プリンタテーブル12cとは別に、プリンタ名12c2と印刷設定12c7とを関連付けたレコードで構成されるテーブルを設け、該テーブルからプリンタ名12c2に基づいて印刷設定12c7を取得するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、プリンタテーブル12cから複数のレコードが抽出された場合、プリンタ候補リスト305にプリンタ名12c2を選択候補として表示して選択可能とすることを説明したが、例えば、端末位置12c4、端末方向12c5又はプリンタ位置12c6に基づいて、端末10の指向先との誤差が最も小さい選択候補を自動的に選択してもよい。
また、図6に示す自動選択処理においては、印刷ボタン304及び設定ボタン303のタップ操作の判定後のタイミングで(S214:No,S215:No)、CPU11は、S203からS213を繰り返し実行することを説明したが、繰り返しの条件を別に設けてもよい。例えば、S215からS203への移行の間に所定の待機時間を設けてもよい。また、S203で取得される位置または方向が所定の閾値を超えて変化した場合に限り、CPU11がS204〜S213を実行するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、プリンタテーブル12cへの情報の登録を指定画像データの印刷と併せて実施することを説明したが(図5の登録処理)、プリンタの情報をプリンタテーブル12cに登録するための専用の機能や画面を設けることは当然可能である。
10:端末,11:CPU,40a:プリンタ,40b:プリンタ

Claims (14)

  1. 端末装置は、制御部と、記憶部と、前記端末装置が所在する位置を示す端末装置位置を取得するための位置取得部と、前記端末装置が指向する方向を示す端末装置方向を取得するための方向取得部と、通信部と、表示部と、操作部とを備え、前記制御部が実行可能な情報処理プログラムにおいて、
    前記位置取得部から端末装置位置を取得し、前記方向取得部から端末装置方向を取得する取得手段と、
    外部装置の識別情報と、前記取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向とを関連付けて、前記記憶部に登録する第1登録手段と、
    前記通信部を介して、外部装置が設置された位置を示す外部装置位置を受信した場合に、該外部装置の識別情報に対し、該外部装置位置を関連付けて、前記記憶部に登録する第2登録手段と、
    前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報から少なくとも1つの外部装置の識別情報を抽出する手段であって、前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報のうち、前記取得手段により取得された端末装置位置からの距離が所定範囲内である端末装置位置と、前記取得手段により取得された端末装置方向との差異が所定範囲内である端末装置方向と、が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出し、
    更に、前記記憶部に登録された外部装置の識別情報のうち、前記取得手段により取得された端末装置位置を起点とし、前記取得手段により取得された端末装置方向に対して所定誤差内の方向に存在する外部装置位置が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により外部装置の識別情報が複数抽出された場合に、該抽出された外部装置の識別情報の各々を、前記第1登録手段により端末装置位置および端末装置方向が関連付けられた識別情報か、又は、前記第2登録手段により外部装置位置が関連付けられた識別情報か、に応じて異なる表示態様の選択候補として、前記表示部に表示する第1表示手段と、
    前記第1表示手段により前記表示部に表示された選択候補からの選択を、前記操作部を介して受け付ける選択受付手段と、
    前記選択受付手段によって選択された選択候補の示す外部装置の識別情報に基づいて外部装置を決定する決定手段として、
    記制御部を機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 端末装置は、制御部と、記憶部と、前記端末装置が所在する位置を示す端末装置位置を取得するための位置取得部と、前記端末装置が指向する方向を示す端末装置方向を取得するための方向取得部と、通信部と、表示部と、操作部とを備え、前記制御部が実行可能な情報処理プログラムにおいて、
    前記位置取得部から端末装置位置を取得し、前記方向取得部から端末装置方向を取得する取得手段と、
    前記通信部を介して、外部装置が設置された位置を示す外部装置位置を受信した場合に、該外部装置の識別情報に対し、該外部装置位置を関連付けて、前記記憶部に登録する第2登録手段と、
    外部装置の識別情報に対して前記第2登録手段によって外部装置位置が関連付けられていないことを条件として、該外部装置の識別情報と、前記取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向とを関連付けて、前記記憶部に登録する第1登録手段と、
    前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報から少なくとも1つの外部装置の識別情報を抽出する手段であって、前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報のうち、前記取得手段により取得された端末装置位置からの距離が所定範囲内である端末装置位置と、前記取得手段により取得された端末装置方向との差異が所定範囲内である端末装置方向と、が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出し、
    更に、前記記憶部に登録された外部装置の識別情報のうち、前記取得手段により取得された端末装置位置を起点とし、前記取得手段により取得された端末装置方向に対して所定誤差内の方向に存在する外部装置位置が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により外部装置の識別情報が複数抽出された場合に、該抽出された外部装置の識別情報の各々を、前記第1登録手段により端末装置位置および端末装置方向が関連付けられた識別情報か、又は、前記第2登録手段により外部装置位置が関連付けられた識別情報か、に応じて異なる表示態様の選択候補として、前記表示部に表示する第1表示手段と、
    前記第1表示手段により前記表示部に表示された選択候補からの選択を、前記操作部を介して受け付ける選択受付手段と、
    前記選択受付手段によって選択された選択候補の示す外部装置の識別情報に基づいて外部装置を決定する決定手段として、
    前記制御部を機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  3. 端末装置は、制御部と、記憶部と、前記端末装置が所在する位置を示す端末装置位置を取得するための位置取得部と、前記端末装置が指向する方向を示す端末装置方向を取得するための方向取得部と、表示部と、を備え、前記制御部が実行可能な情報処理プログラムにおいて、
    前記位置取得部から端末装置位置を取得し、前記方向取得部から端末装置方向を取得する取得手段と、
    外部装置の識別情報と、前記取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向とを関連付けて、前記記憶部に登録する第1登録手段と、
    前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報から少なくとも1つの外部装置の識別情報を抽出する手段であって、前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報のうち、前記取得手段により取得された端末装置位置からの距離が所定範囲内である端末装置位置と、前記取得手段により取得された端末装置方向との差異が所定範囲内である端末装置方向と、が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された外部装置の識別情報に基づいて外部装置を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された外部装置の利用に関するパラメータを表示する設定画面を、前記表示部に表示する第2表示手段として、
    前記制御部を機能させ、
    前記抽出手段は、前記第2表示手段により前記設定画面が表示されていないことを条件として、所定のタイミング毎に、前記取得手段により取得される端末装置位置および端末装置方向に基づいて、前記記憶部に登録された外部装置の識別情報を抽出することを特徴とする情報処理プログラム。
  4. 前記第1登録手段は、外部装置に対する所定の処理の実行指示が前記制御部に入力された場合に、該外部装置の識別情報と、前記取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向とを関連付けて、前記記憶部に登録することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報処理プログラム。
  5. 前記抽出手段は、前記制御部が外部装置に対する所定の処理を実行する場合に、前記取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向に基づいて、前記記憶部に登録された外部装置の識別情報を抽出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の情報処理プログラム。
  6. 前記端末装置は通信部を備え、
    前記通信部を介して、外部装置が設置された位置を示す外部装置位置を受信した場合に、該外部装置の識別情報に対し、該外部装置位置を関連付けて、前記記憶部に登録する第2登録手段として前記制御部を機能させ、
    前記抽出手段は、前記記憶部に登録された外部装置の識別情報のうち、前記取得手段により取得された端末装置位置を起点とし、前記取得手段により取得された端末装置方向に対して所定誤差内の方向に存在する外部装置位置が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の情報処理プログラム。
  7. 前記端末装置は通信部を備え、
    前記通信部を介して、外部装置が設置された位置を示す外部装置位置を受信した場合に、該外部装置の識別情報に対し、該外部装置位置を関連付けて、前記記憶部に登録する第2登録手段として前記制御部を機能させ、
    前記第1登録手段は、外部装置の識別情報に対して前記第2登録手段によって外部装置位置が関連付けられていないことを条件として、該外部装置の識別情報と、前記取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向とを関連付けて、前記記憶部に登録することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の情報処理プログラム。
  8. 前記端末装置は表示部と操作部とを備え、
    前記抽出手段により外部装置の識別情報が複数抽出された場合に、該抽出された外部装置の識別情報の各々を、選択候補として前記表示部に表示する第1表示手段と、
    前記第1表示手段により前記表示部に表示された選択候補からの選択を、前記操作部を介して受け付ける選択受付手段と、
    として前記制御部を機能させ、
    前記決定手段は、前記選択受付手段によって選択された選択候補の示す外部装置の識別情報に基づいて、外部装置を決定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の情報処理プログラム。
  9. 前記端末装置は通信部と表示部と操作部とを備え、
    前記通信部を介して、外部装置が設置された位置を示す外部装置位置を受信した場合に、該外部装置の識別情報に対し、該外部装置位置を関連付けて、前記記憶部に登録する第2登録手段と、
    前記抽出手段により外部装置の識別情報が複数抽出された場合に、該抽出された外部装置の識別情報の各々を、前記第1登録手段により端末装置位置および端末装置方向が関連付けられた識別情報か、又は、前記第2登録手段により外部装置位置が関連付けられた識別情報か、に応じて異なる表示態様の選択候補として、前記表示部に表示する第1表示手段と、
    前記第1表示手段により前記表示部に表示された選択候補からの選択を、前記操作部を介して受け付ける選択受付手段と、
    として前記制御部を機能させ、
    前記決定手段は、前記選択受付手段によって選択された選択候補の示す外部装置の識別情報に基づいて、外部装置を決定することを特徴とする請求項又はに記載の情報処理プログラム。
  10. 前記第1登録手段は、外部装置の識別情報と、前記取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向と、該外部装置の利用に関するパラメータとを関連付けて、前記記憶部に登録し、
    前記抽出手段は、前記取得手段により取得された端末装置位置からの距離が所定範囲内である端末装置位置と、前記取得手段により取得された端末装置方向との差異が所定範囲内である端末装置方向と、が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出するとともに、該抽出された外部装置の識別情報に関連付けられたパラメータを抽出することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の情報処理プログラム。
  11. 前記決定手段により外部装置が決定された場合に、該決定された外部装置の利用に関するパラメータの変更を受け付ける変更受付手段と、
    前記変更受付手段によりパラメータの変更が受け付けられた場合に、前記決定手段により決定された外部装置の識別情報に関連付けて前記記憶部に登録されているパラメータを、前記変更受付手段により受け付けられた変更後のパラメータに更新する更新手段と、
    として前記制御部を機能させることを特徴とする請求項10記載の情報処理プログラム。
  12. 前記抽出手段は、前記決定手段により決定された外部装置に対する所定の処理の実行指示が前記制御部に入力されるまで、所定のタイミング毎に、前記取得手段により取得される端末装置位置及び端末装置方向に基づいて、前記記憶部に登録された外部装置の識別情報を抽出することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の情報処理プログラム。
  13. 前記端末装置は表示部を備え、
    前記決定手段により決定された外部装置の利用に関するパラメータを表示する設定画面を、前記表示部に表示する第2表示手段として前記制御部を機能させ、
    前記抽出手段は、前記第2表示手段により前記設定画面が表示されていないことを条件として、前記所定のタイミング毎に、前記取得手段により取得される端末装置位置および端末装置方向に基づいて、前記記憶部に登録された外部装置の識別情報を抽出することを特徴とする請求項1記載の情報処理プログラム。
  14. 制御部と、記憶部と、を備える端末装置において、
    前記端末装置が所在する位置を示す端末装置位置を取得するための位置取得部と、前記端末装置が指向する方向を示す端末装置方向を取得するための方向取得部と、通信部と、表示部と、操作部とを備え、
    前記制御部は、
    前記位置取得部から端末装置位置を取得し、前記方向取得部から端末装置方向を取得する取得手段と、
    前記通信部を介して、外部装置が設置された位置を示す外部装置位置を受信した場合に、該外部装置の識別情報に対し、該外部装置位置を関連付けて、前記記憶部に登録する第2登録手段と、
    外部装置の識別情報に対して前記第2登録手段によって外部装置位置が関連付けられていないことを条件として、該外部装置の識別情報と、前記取得手段により取得された端末装置位置および端末装置方向とを関連付けて、前記記憶部に登録する第1登録手段と、
    前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報から少なくとも1つの外部装置の識別情報を抽出する手段であって、前記第1登録手段により登録された外部装置の識別情報のうち、前記取得手段により取得された端末装置位置からの距離が所定範囲内である端末装置位置と、前記取得手段により取得された端末装置方向との差異が所定範囲内である端末装置方向とに、関連付けられた外部装置の識別情報を抽出し、
    更に、前記記憶部に登録された外部装置の識別情報のうち、前記取得手段により取得された端末装置位置を起点とし、前記取得手段により取得された端末装置方向に対して所定誤差内の方向に存在する外部装置位置が関連付けられた外部装置の識別情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により外部装置の識別情報が複数抽出された場合に、該抽出された外部装置の識別情報の各々を、前記第1登録手段により端末装置位置および端末装置方向が関連付けられた識別情報か、又は、前記第2登録手段により外部装置位置が関連付けられた識別情報か、に応じて異なる表示態様の選択候補として、前記表示部に表示する第1表示手段と、
    前記第1表示手段により前記表示部に表示された選択候補からの選択を、前記操作部を介して受け付ける選択受付手段と、
    前記選択受付手段によって選択された選択候補の示す外部装置を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
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