JP6492323B2 - シャーシおよびその制御方法 - Google Patents

シャーシおよびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6492323B2
JP6492323B2 JP2015153379A JP2015153379A JP6492323B2 JP 6492323 B2 JP6492323 B2 JP 6492323B2 JP 2015153379 A JP2015153379 A JP 2015153379A JP 2015153379 A JP2015153379 A JP 2015153379A JP 6492323 B2 JP6492323 B2 JP 6492323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
lock pin
frame
fluid cylinder
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015153379A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017030592A (ja
Inventor
欣也 市村
欣也 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui E&S Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsui E&S Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui E&S Machinery Co Ltd filed Critical Mitsui E&S Machinery Co Ltd
Priority to JP2015153379A priority Critical patent/JP6492323B2/ja
Publication of JP2017030592A publication Critical patent/JP2017030592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6492323B2 publication Critical patent/JP6492323B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明はコンテナを運搬するシャーシおよびその制御方法に関するものであり、詳しくはコンテナがシャーシに固定された状態のままクレーン等で吊り上げられる吊り上げ事故の発生を防止してシャーシ運転手の安全性を向上できるシャーシおよびその制御方法に関するものである。
コンテナを運搬するシャーシからクレーン等でコンテナを吊り上げる際に、シャーシに設置されたツイストロックピン機構によるコンテナの固定が解除されているか否かを監視する吊り上げ防止装置が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1は、門型クレーン等の荷役機器の走行装置付近に複数の光学センサを設置して、シャーシとコンテナとのすき間の変化量を測定する吊り上げ防止装置を提案する。この吊り上げ防止装置は、ツイストロックピン機構による固定が解除されずにシャーシがコンテナとともに吊り上げられる異常事態を検知する。吊り上げ防止装置により、クレーンオペレータがコンテナとともに誤ってシャーシを吊り上げてしまう吊り上げ事故を防止できる。
しかしながら、上記の吊り上げ防止装置が設置されていない荷役機器もある。このような場合に、吊り上げ事故の際に危険にさらされるシャーシ運転手側から対策をとることが困難であった。
特開2004−75246号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的はコンテナがシャーシに固定された状態のままクレーン等で吊り上げられる吊り上げ事故の発生を防止してシャーシ運転手の安全性を向上できるシャーシおよびその制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明のシャーシは、コンテナを載置するフレームと、このフレームに配置される複数のロックピンとを備え、このロックピンにより前記フレームに載置された前記コンテナを着脱可能に前記フレームに固定するシャーシにおいて、前記フレームと前記ロックピンとの間に配置される移動機構と、前記フレームと前記ロックピンとを直接または間接に連結して前記フレームに対して前記ロックピンを固定および固定解除する固定機構とを備え、前記移動機構が、前記フレームに載置された前記コンテナの下面の四隅に対応する初期位置と、この初期位置の所定距離だけ真上の上昇位置とに前記ロックピンを移動可能とする構成を備え、前記固定機構が、前記シャーシの走行時には少なくともカーブを曲がる際に前記ロックピンを前記初期位置に固定して、前記シャーシの停止時の少なくとも前記コンテナを吊り上げる際には前記ロックピンの前記初期位置での固定を解除して前記上昇位置に移動可能とする構成であることを特徴とする。
上記の目的を達成する本発明のシャーシの制御方法は、フレームに配置される複数のロックピンにより、前記フレームに載置されたコンテナを着脱可能に前記フレームに固定するシャーシの制御方法において、前記フレームに載置された前記コンテナの下面の四隅に対応する初期位置と、この初期位置の所定距離だけ真上の上昇位置とに前記ロックピンを移動可能とする移動機構を、前記フレームと前記ロックピンとの間に配置し、前記フレームと前記ロックピンとを直接または間接に連結する固定機構を配置し、前記シャーシの走行時には少なくともカーブを曲がる際に前記ロックピンを前記初期位置に前記固定機構により固定して、前記シャーシの停止時の少なくとも前記コンテナを吊り上げる際には前記固定機構により前記初期位置に固定された前記ロックピンの固定を解除して前記上昇位置に移動可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、クレーン等によりシャーシからコンテナを吊り上げる際に、ロックピンによりコンテナがシャーシに固定されている場合であっても、移動機構によりロックピンを上昇位置に移動させることができるので、直ちにシャーシがクレーン等により吊り上げられることを防止するには有利である。
走行中のシャーシがカーブを曲がる際には、固定機構によりロックピンが初期位置に固定されるので、コンテナが遠心力によりフレームから離れて傾き、シャーシを転倒させる事故を防止するには有利である。
移動機構が、フレームとロックピンとを連結するアーム部で構成され、初期位置から平面方向の位置を変えずに上方の上昇位置にロックピンが移動する際に、アーム部が、フレームとロックピンとの間の距離の変化を吸収しつつ連結を維持する構成にすることができる。
固定機構が、一端をフレームに連結され他端を直接または間接にロックピンに連結される流体シリンダで構成され、流体シリンダが、流体を充填される筒状のケーシングと、このケーシングの軸方向にケーシングに対して摺動可能に配置されるロッドと、このロッドに設置されてケーシングの内部を軸方向に第一室と第二室とに分割するピストンとを備え、シャーシの走行方向を横断する方向に対置される一対の流体シリンダに対して、一方の流体シリンダの第一室と他方の流体シリンダの第二室とを連通する配管と、一方の流体シリンダの第二室と他方の流体シリンダの第一室とを連通する配管とを備える構成にすることができる。
この構成によれば一対の流体シリンダが同時に伸長または収縮する方向の外力を受けたときには伸縮可能な状態として、一対の流体シリンダのうち一方が伸長して他方が収縮する方向の外力を受けたときには流体を介してこの外力を相殺して固定状態にすることができる。
即ち、ロックピンに固定された状態のコンテナがクレーン等に吊り上げられたときには自動的に流体シリンダが伸縮可能な状態となり、シャーシのコーナリング時には自動的に流体シリンダが固定状態となる。これによりシャーシ運転手は流体シリンダ(固定機構)の制御のための操作が不要となるので、この操作忘れによりコンテナ荷役時に移動機構が移動しなかったり、シャーシ走行時に移動機構の移動によりバランスを崩したシャーシが転倒する事故を防止するには有利である。
このとき移動する流体に抵抗を与える絞り弁を配管に設置する構成にすることができる。一対の流体シリンダに同時に引き上げる方向の力が発生した場合であっても、この力が瞬間的な場合は絞り弁の抵抗により、流体シリンダが伸縮することを抑制できる。例えばシャーシが走行中に路面の段差等により跳ね上がったりした場合に、固定機構による固定状態を維持して、ロックピンを初期位置に維持することができる。
コンプレッサに一端を連結される加圧ホースと、この加圧ホースの他端に連結されてシャーシにブレーキをかけるブレーキ機構と、加圧ホースの途中部分に一端を連結される補助ホースと、この補助ホースの他端に連結される固定機構と、補助ホースが連結される部分よりもコンプレッサに近い側の加圧ホースに設置される開閉バルブとを備え、固定機構が、一端をフレームに連結され他端を直接または間接にロックピンに連結される流体シリンダで構成され、開閉バルブを開放したときに、加圧ホースを介して気体を供給されるブレーキ機構がシャーシのブレーキを解除して、補助ホースを介して気体を供給される流体シリンダが固定状態となり、開閉バルブを閉止して気体の供給を停止したときに、ブレーキ機構がシャーシにブレーキをかけて、流体シリンダの固定状態が解除される構成にすることができる。
流体シリンダの固定および固定解除が、ブレーキ機構のブレーキ解除およびブレーキ作動に連動するので、シャーシ運転手による固定機構の操作が不要となる。
ロックピンが初期位置から上方に移動した際に、警告を発する警報機を備える構成にすることができる。発せられた警告によりクレーンオペレータに異常事態であることを迅速に知らせ、荷役作業の中止を早期に促すことができるので、シャーシ運転手の安全性を向上するには有利である。
本発明のシャーシの概略を例示する説明図である。 図1のシャーシをA−A矢視で例示する説明図である。 流体シリンダの概略を例示する説明図である。 図2のロックピンが上昇位置に移動した状態を例示する説明図である。 図2に例示する移動機構の別の実施形態を例示する説明図である。 対置される一対の流体シリンダを配管で連結する構成を例示する説明図である。 図6のコンテナに遠心力が発生した状態を例示する説明図である。 固定機構の動作をブレーキ機構の動作に連動させる実施形態を例示する説明図である。 移動機構と固定機構とを一つの流体シリンダで構成する実施形態を例示する説明図である。
以下、本発明のシャーシおよびその制御方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。尚、図中ではシャーシの幅方向を矢印x、この幅方向xに対して直角に横断する方向となるシャーシの走行方向を矢印y、上下方向を矢印zで示している。
図1に例示するように本発明のシャーシ1は、運転席や走行用エンジン等が設置されるヘッド2に連結されて牽引される。シャーシ1とヘッド2とを連結したものをシャーシトラック3という。シャーシ1は、本体である枠状のフレーム4と、フレーム4の下方に配置されるタイヤ5と、フレーム4の上面の四隅に設置されるロックピン6とを備えている。なお、本発明のシャーシ1は、ヘッド2と着脱可能に構成されるものに限らず、ヘッド2と一体的に構成されて着脱できないシャーシも含む。
ロックピン6は、シャーシ1の後方側であって幅方向xに対置される一対のロックピン6a、6bと、シャーシ1の前方側であって幅方向xに対置される一対のロックピン6c、6dとで構成されている。ロックピン6は、フレーム4上にコンテナ7が載置される際に、コンテナ7の下面の四隅に形成された貫通孔に挿入され、コンテナ7をフレーム4に固定する。ロックピン6はコンテナ7をシャーシ1に固定する機能を有していればよく、例えばコンテナ7の貫通孔に挿入した後に回転させて貫通孔から抜けなくなるツイストロックピン等で構成することができる。図中では説明のためコンテナ7を破線で示している。
ロックピン6が配置される位置は、フレーム4の上面の四隅に限らない。例えば二つのコンテナを前後方向に並べて同時に搭載できるシャーシ1の場合は、フレーム4上に載置される二つのコンテナ7の下面のそれぞれの四隅に対応する位置にロックピン6が設置される。
図2に例示するように本発明のシャーシ1は、フレーム4とロックピン6との間に配置される移動機構8と、フレーム4とロックピン6とを直接または間接に連結する固定機構9とを備えている。フレーム4は、幅方向xの中央に配置される本体部10と、本体部10の下面から幅方向xに延設される平板状の水平部11と、水平部11の両端から上方向に延設されて走行方向yに平行な面を有する平板状のガイド部12とを備えている。水平部11とガイド部12とを、走行方向yにおいてシャーシ1の全長に渡って形成してもよいが、少なくともロックピン6の近傍に形成すればよい。
この実施形態の移動機構8は、フレーム4とそれぞれのロックピン6とを連結するアーム部13と、このアーム部13をフレーム4の本体部10とロックピン6とにそれぞれ連結する軸14、15を有している。アーム部13は、シャーシ1の走行方向yに延びる軸14、15により傾動可能な状態でフレーム4の本体部10とロックピン6とに軸支されている。
アーム部13のロックピン6側には、アーム部13の長手方向に延びる長穴16が形成されていて、この長穴16に軸15が挿入されている。この長穴16によりアーム部13は、フレーム4の本体部10とロックピン6との間の距離の変化を吸収することができる。長穴16はアーム部13の本体部10側に形成してもよく、ロックピン6側および本体部10側の両方に形成してもよい。また長穴16は、上下方向zに延びる状態に形成してもよい。
この実施形態の固定機構9は、一端がアーム部13に連結され、他端がフレーム4の水平部11に連結される例えば油圧シリンダやエアシリンダなどの流体シリンダ9で構成されている。図3に例示するように流体シリンダ9は、流体を充填される筒状のケーシング17と、このケーシング17に対してケーシング17の軸方向に摺動可能に配置されるロッド18と、このロッド18に設置されてケーシング17の内部を軸方向に第一室19と第二室20とに分割するピストン21とを備えている。
ピストン21は、第一室19と第二室20との間で流体を移動させない構成を有している。第一室19と第二室20とはケーシング17の外部に配置される配管22により連結されている。この配管22にはバルブ23が設置されていて、バルブ23の開閉により第一室19と第二室20との間における流体の移動を制御することができる。
流体シリンダ9に充填される流体が、例えば油や水など圧力変化に対して体積がほとんど変化しない流体で構成される場合は、配管22に作動流体補給機構24を接続することが望ましい。作動流体補給機構24は、流体を貯留する貯留タンク25と、貯留タンク25と配管22との間に配置される切替バルブ26とを備えている。
切替バルブ26は、平常時は貯留タンク25から配管22への流体の流れを許容して逆向きの流れは閉止する逆止弁の働きをする。例えばバルブ23が開放された状態でかつロッド18が上向きに引き上げられた場合は、第一室19内の流体が配管22を通じて第二室20に移動する。同時に貯留タンク25内の流体が切替バルブ26を通じて第二室20に移動する。この流体の移動にともない流体シリンダ9は伸長して、その後伸長した状態を維持したまま停止する。
レバー操作等により切替バルブ26を切り替えると、配管22と貯留タンク25とが連通する。第二室20内の流体の一部は貯留タンク25に移動して、その他は第一室19に移動するので、流体シリンダ9が収縮する。
作動流体補給機構24は上記の構成に限らず、ピストン21の移動にともなう第一室19および第二室20の容積変化に対して不足する流体を供給できる構成であればよい。また作動流体補給機構24を設置する代わりに、ピストン21の第二室20側にもロッド18を設置して両ロッド型としてもよい。この構成によれば、ピストン21の移動にともなう第一室19および第二室20の容積変化が等しくなるので、第一室19と第二室20とを配管22で連通するのみで、流体シリンダ9を伸縮可能な状態とすることができる。
流体シリンダ9に充填される流体が、例えば空気など圧力変化に対して体積が変化し易い気体で構成される場合は、作動流体補給機構24を設置しなくても流体シリンダ9は伸縮可能な状態となる。しかし、作動流体補給機構24を設置した方が流体シリンダ9をスムーズに伸縮させることができる。
流体シリンダ9の構成は上記に限らず、ピストン21に開閉孔を形成して、この開閉孔の開閉により第一室19と第二室20との間における流体の移動を制御する構成にしてもよい。
図2に例示する実施形態では、伸縮方向が上下方向zとなる向きに流体シリンダ9が配置されて、ケーシング17の後端部がフレーム4の水平部11に固定され、ロッド18の前端部がアーム部13に固定されている。この構成に限らず、ケーシング17の後端部をアーム部13に固定して、ロッド18の前端部を水平部11に固定してもよい。また流体シリンダ9の一端をフレーム4に連結して他端をロックピン6に直接連結する構成にしてもよい。
クレーン等によりシャーシ1にコンテナ7を搭載する際には、図2に例示するようにコンテナ7の下面がフレーム4の本体部10の上面と接近または接触する状態でフレーム4上にコンテナ7が載置される。このコンテナ7の下面の四隅にはロックピン6がそれぞれ連結される。このときのロックピン6の位置を初期位置とする。
コンテナ7が搭載された後に、例えばシャーシ運転手のボタン操作でバルブ23を閉止することにより、フレーム4の水平部11とアーム部13との間に配置される流体シリンダ9の伸縮を固定状態とする。つまり固定機構9を固定状態とする。これによりアーム部13は傾動不可能な状態となるので、ロックピン6が初期位置に固定される。
この実施形態では、ロックピン6が初期位置にあるとき、移動機構8を構成するアーム部13を支持するストッパ27が設置されている。ストッパ27は、一端がフレーム4の本体部10に固定されて、他端がアーム部13の下面に接触して支持する片持ち梁状に構成されている。
コンテナ7やロックピン6などの荷重をストッパ27で支持するので、流体シリンダ9に常時コンテナ7等の荷重がかかることを防止できる。流体シリンダ9の劣化や流体漏れ等を抑制するには有利である。
ストッパ27は、一端をフレーム4の水平部11に固定して他端でアーム部13の下面を支持する柱状に構成してもよい。またストッパ27を設置しない構成にしてもよい。
フレーム4上に載置されたコンテナ7は、ロックピン6によりフレーム4に固定され、ロックピン6は伸縮を固定状態とする流体シリンダ9により間接的に初期位置に固定されるので、コンテナ7はシャーシ1と一体となる。この状態でシャーシトラック3は公道等を走行して、コンテナ7を搬送する。
クレーン等によりシャーシ1からコンテナ7を荷卸しする際には、例えばシャーシ運転手のボタン操作でバルブ23を開放することにより、流体シリンダ9を伸縮可能な状態とする。つまり固定機構9を固定解除状態とする。またロックピン6を回転させてコンテナ7とシャーシ1との固定を解除する。その後、コンテナ7をクレーン等により吊り上げてシャーシ1から分離させる。
コンテナ7を荷卸しする際にシャーシ運転手がロックピン6によるコンテナ7の固定解除を忘れた場合、従来はコンテナ7とともにシャーシトラック3がクレーン等に吊り上げられてしまい、シャーシ運転手に危険が及ぶ可能性があった。
本発明では、図4に例示するようにコンテナ7が吊り上げられると、流体シリンダ9が伸長することでアーム部13が傾動して、コンテナ7に固定されたロックピン6が上方に移動する。そのためシャーシトラック3が直ちにクレーン等により吊り上げられることを防止できる。
コンテナ7はフレーム4の本体部10から離間した状態でフレーム4の上方に吊り上げられ、このコンテナ7の下面の四隅にはロックピン6がそれぞれ連結されている状態となる。このときのロックピン6の位置を上昇位置とする。ロックピン6はコンテナ7の下面の四隅にそれぞれ固定されているので、平面方向の位置を変えずに上方に移動する。即ち、上昇位置は、初期位置にあったそれぞれのロックピン6の平面方向の位置を変えずに上方に所定距離だけ移動した位置となる。初期位置から真上の上昇位置までの距離は、コンテナ7がクレーン等により吊り上げられた高さにより決まる。上述の所定距離の限界値は移動機構8の構成により規定され、例えばアーム部13の長さや長穴16の長さにより規定される。
ロックピン6が初期位置から上昇位置に向かって上昇する際にアーム部13の長穴16に沿って軸15が移動するので、アーム部13はフレーム4とロックピン6との間の距離の変化を吸収しつつこの連結を維持する。ガイド部12は、ロックピン6が上昇する際に幅方向xにずれることを防止している。
図1に例示するようにシャーシ1の前端側に警告灯などの警報機28を設置することが望ましい。この警報機28は、コンテナ7とともにロックピン6が上方に移動した場合に警告を発する構成を有している。この警報機28によりクレーンオペレータに異常事態であることを迅速に知らせ、コンテナ7を吊り上げる荷役作業を中止させることができる。
警報機28は、例えば警告灯で構成することができる。この警告灯は例えばヘッド2の天井の外側に設置してもよい。また警報機28は、警告音を発するスピーカーで構成してもよく、クレーンオペレータの運転席のモニタ等に異常事態である旨を表示させる送信機で構成してもよい。
警報機28は、ロックピン6の上昇の他に、アーム部13の傾動や流体シリンダ9の伸縮を検知して警報を発する構成にしてもよい。例えばストッパ27とアーム部13との間
にスイッチを配置して、ストッパ27とアーム部13との接触状態が解除されたことをこのスイッチにより検知する構成にしてもよい。
荷役作業を中止した後は、図3に例示する切替バルブ26を切り替えることで、流体シリンダ9を収縮させて、ロックピン6を初期位置に戻す。その後切替バルブ26を逆止弁側に戻すとともに、ロックピン6を解除して、荷役作業を再開する。
図5に例示するように流体シリンダ9の伸縮方向がシャーシ1の幅方向xとなる向きに、流体シリンダ9をフレーム4の本体部10とアーム部13との間に連結する構成にしてもよい。伸縮方向が水平方向となる向きに流体シリンダ9を配置できるので、図2に例示する実施形態と比べてシャーシ1の上下方向zの厚みを薄く構成するには有利である。またフレーム4を構成する部材が少なくなるので、移動機構8および固定機構9の設置にともなうシャーシ1の重量増加および大型化を抑制するには有利である。
図5では、一点鎖線で示す中心線cを境に右側にロックピン6が初期位置にある状態を示し、中心線cの左側にロックピン6が上昇位置にある状態を示している。初期位置にあるロックピン6の底面は、水平部11に設置される柱状のストッパ27で支持されている。
図6に例示するように、シャーシ1の走行方向yを直角に横断する幅方向xに対置される一対の流体シリンダ9a、9bに対して、一方の流体シリンダ9aの第一室19と他方の流体シリンダ9bの第二室20とを連通する配管22aと、一方の流体シリンダ9aの第二室20と他方の流体シリンダ9bの第一室19とを連通する配管22bとを備える構成にしてもよい。このとき流体シリンダ9に充填される流体は、空気等の気体で構成してもよいが、圧力が変化しても体積がほとんど変化しない油や水などの液体で構成することが望ましい。シャーシ1の前方側に配置される一対の流体シリンダ9c、9dに対しても、一方の第一室19と他方の第二室とを連通する配管22a、22bが設置される。
また配管22a、22bに作動流体補給機構24が連結されている。この実施形態では作動流体補給機構24は、配管22a、22bにそれぞれ連結される二つの切替バルブ26と、この二つの切替バルブ26に連結される一つの貯留タンク25とを備えている。
作動流体補給機構24を設置する代わりに、ピストン21の第二室20側にもロッド18を設置して両ロッド型としてもよい。流体シリンダ9に充填される流体が、例えば空気など圧力変化に対いて体積が変化し易い気体で構成される場合は、作動流体補給機構24を設置しない構成にしてもよい。
この実施形態においてロックピン6が連結されたままのコンテナ7が吊り上げられると、ロックピン6の上昇にともない、ロックピン6に直接または間接に連結されるロッド18が上方に引き上げられる。ロッド18の摺動にともない流体シリンダ9の第一室19の流体は圧縮されて、幅方向xに対置された他方の流体シリンダ9の第二室20に移動する。
また第一室19の容積の減少量に対して、第二室20の容積の増加量の方がロッド18に対応する体積だけ多くなるので、作動流体補給機構24から第二室20に流体が補充される。
対置された一対の流体シリンダ9a、9bのそれぞれの第一室19が縮小して第二室20が拡大するので、流体シリンダ9a、9bは伸長する。流体シリンダ9の伸長にともないアーム部13が傾動するので、シャーシ1がコンテナ7とともにクレーン等に直ちに吊り上げられることを防止できる。
図7に例示するように走行中のシャーシ1がカーブを曲がる際に、コーナリングによりコンテナ7を傾ける方向に遠心力が発生した場合は、アーム部13を介して一方の流体シリンダ9aが伸長する方向の力を受け、他方の流体シリンダ9bが収縮する方向の力を受ける。
このとき配管22aで連結された一方の流体シリンダ9aの第一室19と他方の流体シリンダ9bの第二室20とがともに収縮するので、流体は配管22aを介して移動し難くなる。配管22aを介して流体が移動できず、ケーシング17に対してロッド18が摺動しないので、流体シリンダ9a、9bはともに伸縮しない固定状態となる。
このとき流体シリンダ9a、9bはともに伸縮せず、配管22b内の圧力は変化しないので、作動流体補給機構24から配管22b内に流体が供給されることはない。
図6および図7に例示する構成によれば、コンテナ7の下面の四隅に固定されたロックピン6がコンテナ7とともに同時に上方に引き上げられる場合は流体シリンダ9が伸長可能な状態となり、コンテナ7が幅方向xに傾く場合には流体シリンダ9が固定状態となる。つまりコンテナ7をクレーン等で吊り上げる際には固定機構9による固定が解除され、シャーシトラック3が走行してコーナリング等によりコンテナ7が幅方向xに傾く際には固定機構9が固定状態となる。
そのためシャーシトラック3の運転手が、固定機構9の固定および固定解除を操作しなくても、固定機構9の固定および固定解除は自動的に制御される。これによりコンテナ7とともにシャーシ1が吊り上げられる事故を防止しつつ、走行中のシャーシ1が遠心力等により転倒する事故を防止することができる。シャーシ運転手による固定機構9の操作が不要となるので、固定機構9の操作忘れにともない発生する事故を防止できる。
配管22a、22bにオリフィス板等の絞り弁29を設置してもよい。絞り弁29を設置する構成により、配管22a、22b内における流体の瞬発的な移動を抑制できる。例えばシャーシトラック3の走行中に道路の段差に乗り上げて、コンテナ7が上方に跳ね上げられる方向の外力を受けた場合に、コンテナ7の下面の四隅に固定されたロックピン6が同時に上方に引き上げられて、固定機構9による固定が解除される可能性がある。しかし絞り弁29を設置して流体の瞬発的な移動を抑制することにより、固定機構9の固定状態を維持できる。これにより道路の段差等の影響により、コンテナ7がフレーム4から浮き上がることを防止して、走行時のシャーシ1の安全性を向上できる。
固定機構9をシャーシ1に設置されているブレーキ機構30に連動させる構成にしてもよい。この実施形態では図8に例示するようにヘッド2またはシャーシ1に設置されるコンプレッサ31と、コンプレッサ31に一端を連結される加圧ホース32と、この加圧ホース32の他端に連結されるブレーキ機構30とを備えている。
加圧ホース32の途中部分には補助ホース33の一端が連結され、補助ホース33が連結される部分よりもコンプレッサ31に近い位置には開閉バルブ34が設置されている。補助ホース33の他端には固定機構9が連結されている。
ブレーキ機構30は、バネ等の弾性部材を備えていて、開閉バルブ34が閉止されて気体が供給されていないときは、弾性部材の弾性力によりシャーシ1にブレーキをかける構成を備えている。またブレーキ機構30は、開閉バルブ34が開放されて気体が供給されるときは、この気体によりバネ等の弾性力と反対方向の力を発生させてブレーキを解除す
る構成を備えている。つまりブレーキ機構30は、気体を供給され続けている間のみブレーキを解除する。
固定機構9は、流体シリンダ9で構成され、補助ホース33が第一室19と連通する状態で連結されている。流体シリンダ9は、開閉バルブ34が閉止されて気体が供給されていないときは、ケーシング17に対してロッド18が摺動可能な状態となる。即ち流体シリンダ9の固定が解除されている状態となる。流体シリンダ9は、開閉バルブ34が開放されて気体が第一室19に供給されているときは、第一室19内が高圧となるのでロッド18が伸長方向に摺動せずケーシング17に対して固定される状態となる。つまり流体シリンダ9は、気体が供給され続けている間のみ固定状態となる。
この構成によればシャーシ運転手がシャーシトラック3を走行させていてブレーキをかけていない場合は、開閉バルブ34が開放されるので、気体を供給されている流体シリンダ9が固定状態となる。つまりシャーシトラック3の走行中は流体シリンダ9の伸縮が固定され、ロックピン6を初期位置に固定した状態が維持される。
シャーシ運転手がブレーキをかけてシャーシトラック3を停止させて、シャーシ1に搭載されたコンテナ7を荷卸しする場合には、開閉バルブ34が閉止されるので、気体を供給されていない流体シリンダ9が固定解除状態となる。つまりシャーシトラック3の停止中は流体シリンダ9が伸縮可能な状態となり、ロックピン6が初期位置から上昇位置に向かって移動可能な状態となる。
シャーシ運転手によるブレーキ操作に連動して固定機構9の固定状態と固定の解除が制御されるので、固定機構9の操作忘れにともない発生する事故を防止できる。
シャーシ運転手がブレーキを操作する際に、ブレーキペダルを深く踏み込んだ場合にのみ固定機構9の固定が解除される構成にしてもよい。通常のブレーキ操作とは区別して固定機構9の固定を解除できるので、シャーシ運転手が通常のブレーキ操作を行なっている際に意図せず固定機構9が解除されることを防止できる。安全性を更に向上するには有利である。
また固定機構9の固定および固定解除をシャーシトラック3のパーキングブレーキに連動させる構成にしてもよい。この実施形態では、パーキングブレーキが作動してシャーシトラック3が完全に停止しているときに固定機構9の固定を解除して、パーキングブレーキの作動を解除してシャーシトラック3が走行可能な状態のときに固定機構9を固定する。この構成により、パーキングブレーキの作動が解除されているときに固定機構9が固定状態となるので、シャーシトラック3の走行中に意図せず固定機構9の固定が解除されて、コンテナ7が傾いたり浮き上ったりすることを防止できる。
移動機構8は上記の構成に限らず、ロックピン6を初期位置と上昇位置とに移動させる際に、フレーム4とロックピン6との間の距離の変化を吸収しつつ連結を維持できる構成であればよい。例えばフレーム4の本体部10とロックピン6とを連結する伸縮シリンダで構成することができる。
固定機構9は上記の構成に限らず、ロックピン6を初期位置に固定する固定状態と、上昇位置に向かって移動可能とする固定解除状態とを切り替える構成を有していればよい。例えば図2に例示する軸14の回転を固定および固定解除する機構で構成することができる。また軸15の回転を固定および固定解除する機構で構成してもよい。
図9に例示するように移動機構8と固定機構9とを、伸縮方向が上下方向zとなる一つ
の流体シリンダ35で構成してもよい。この流体シリンダ35は、ロッドの上端部がロックピン6に連結され、ケーシングの下端部がフレーム4の水平部11に固定されている。また上下方向zに伸縮する流体シリンダ35に連結されるコンテナ7は、基本的に幅方向xに移動することがないので、フレーム4はガイド部12を備えていない。図9では、一点鎖線で示す中心線cを境に右側にロックピン6が初期位置にある状態を示し、中心線cの左側にロックピン6が上昇位置にある状態を示している。
この実施形態では流体シリンダ35は、フレーム4とロックピン6とを連結して、ロックピン6を初期位置から上昇位置まで移動可能とする移動機構8として機能する。また流体シリンダ35は、伸縮の固定および固定解除を制御することにより、固定機構9としても機能する。即ち移動機構8と固定機構9との機能の両方が一つの流体シリンダ35により実現されている。
流体シリンダ35の伸縮の固定および固定解除は、例えば図3に例示する実施形態と同様に配管22とバルブ23とにより実現してもよく、幅方向xに対置される一対の流体シリンダ35に図6および図7に例示する実施形態と同様に配管22a、22bを配置して実現してもよい。
本発明のシャーシ1はヘッド2に牽引されるシャーシに限らず、列車等に牽引されるシャーシにも適用することができる。
1 シャーシ
2 ヘッド
3 シャーシトラック
4 フレーム
5 タイヤ
6 ロックピン
7 コンテナ
8 移動機構
9 固定機構
10 本体部
11 水平部
12 ガイド部
13 アーム部
14 軸
15 軸
16 長穴
17 ケーシング
18 ロッド
19 第一室
20 第二室
21 ピストン
22 配管
23 バルブ
24 作動流体補給機構
25 貯留タンク
26 切替バルブ
27 ストッパ
28 警報機
29 絞り弁
30 ブレーキ機構
31 コンプレッサ
32 加圧ホース
33 補助ホース
34 開閉バルブ
35 流体シリンダ
x (シャーシの)幅方向
y (シャーシの)走行方向
z 上下方向

Claims (11)

  1. コンテナを載置するフレームと、このフレームに配置される複数のロックピンとを備え、このロックピンにより前記フレームに載置された前記コンテナを着脱可能に前記フレームに固定するシャーシにおいて、
    前記フレームと前記ロックピンとの間に配置される移動機構と、前記フレームと前記ロックピンとを直接または間接に連結して前記フレームに対して前記ロックピンを固定および固定解除する固定機構とを備え、
    前記移動機構が、前記フレームに載置された前記コンテナの下面の四隅に対応する初期位置と、この初期位置の所定距離だけ真上の上昇位置とに前記ロックピンを移動可能とする構成を備え、
    前記固定機構が、前記シャーシの走行時には少なくともカーブを曲がる際に前記ロックピンを前記初期位置に固定して、前記シャーシの停止時の少なくとも前記コンテナを吊り上げる際には前記ロックピンの前記初期位置での固定を解除して前記上昇位置に移動可能とする構成であることを特徴とするシャーシ。
  2. 前記移動機構が、前記フレームと前記ロックピンとを連結するアーム部で構成され、
    前記初期位置から平面方向の位置を変えずに上方の前記上昇位置に前記ロックピンが移動する際に、前記アーム部が、前記フレームと前記ロックピンとの間の距離の変化を吸収しつつ連結を維持する構成である請求項1に記載のシャーシ。
  3. 前記固定機構が、一端を前記フレームに連結され他端を直接または間接に前記ロックピンに連結される流体シリンダで構成され、前記流体シリンダが、流体を充填される筒状のケーシングと、このケーシングの軸方向に前記ケーシングに対して摺動可能に配置されるロッドと、このロッドに設置されて前記ケーシングの内部を前記軸方向に第一室と第二室とに分割するピストンとを備え、
    前記シャーシの走行方向を横断する方向に対置される一対の前記流体シリンダに対して、一方の前記流体シリンダの第一室と他方の前記流体シリンダの第二室とを連通する配管と、前記一方の流体シリンダの第二室と前記他方の流体シリンダの第一室とを連通する配管とを備える請求項1または2に記載のシャーシ。
  4. 移動する流体に抵抗を与える絞り弁を前記配管に設置した構成である請求項3に記載のシャーシ。
  5. コンプレッサに一端を連結される加圧ホースと、この加圧ホースの他端に連結されて前記シャーシにブレーキをかけるブレーキ機構と、前記加圧ホースの途中部分に一端を連結される補助ホースと、この補助ホースの他端に連結される前記固定機構と、前記補助ホースが連結される部分よりも前記コンプレッサに近い側の前記加圧ホースに設置される開閉バルブとを備え、
    前記固定機構が、一端を前記フレームに連結され他端を直接または間接に前記ロックピンに連結される流体シリンダで構成され、
    前記開閉バルブを開放したときに、前記加圧ホースを介して気体を供給されるブレーキ機構が前記シャーシのブレーキを解除して、前記補助ホースを介して気体を供給される前記流体シリンダが固定状態となり、
    前記開閉バルブを閉止して気体の供給を停止したときに、前記ブレーキ機構が前記シャーシにブレーキをかけて、前記流体シリンダの固定状態が解除される構成を備える請求項1または2に記載のシャーシ。
  6. 前記ロックピンが前記初期位置から上方に移動した際に、警告を発する警報機を備える請求項1〜5のいずれかに記載のシャーシ。
  7. フレームに配置される複数のロックピンにより、前記フレームに載置されたコンテナを着脱可能に前記フレームに固定するシャーシの制御方法において、
    前記フレームに載置された前記コンテナの下面の四隅に対応する初期位置と、この初期位置の所定距離だけ真上の上昇位置とに前記ロックピンを移動可能とする移動機構を、前記フレームと前記ロックピンとの間に配置し、前記フレームと前記ロックピンとを直接または間接に連結する固定機構を配置し、
    前記シャーシの走行時には少なくともカーブを曲がる際に前記ロックピンを前記初期位置に前記固定機構により固定して、前記シャーシの停止時の少なくとも前記コンテナを吊り上げる際には前記固定機構により前記初期位置に固定された前記ロックピンの固定を解除して前記上昇位置に移動可能とすることを特徴とするシャーシの制御方法。
  8. 前記移動機構を前記フレームと前記ロックピンとを連結するアーム部で構成して、
    前記アーム部により前記フレームと前記ロックピンとの間の距離の変化を吸収しつつ連結を維持して、前記ロックピンを前記初期位置から平面方向の位置を変えずに上方の前記上昇位置に移動させる請求項7に記載のシャーシの制御方法。
  9. 前記固定機構を、一端が前記フレームに連結され他端が直接または間接に前記ロックピンに連結される流体シリンダで構成し、この流体シリンダを、流体を充填される筒状のケーシングに、このケーシングの軸方向に摺動可能にロッドを配置し、前記ケーシングの内部を前記軸方向に第一室と第二室とに分割するピストンを前記ロッドに設置して構成し、
    前記シャーシの走行方向を横断する方向に一対の前記流体シリンダを対置して、一方の前記流体シリンダの第一室と他方の前記流体シリンダの第二室を配管で連通し、前記一方の流体シリンダの第二室と前記他方の流体シリンダの第一室を配管で連通し、
    前記一対のロックピンのうち一方が上向きの外力を受け他方が下向きの外力を受けた場合は、この外力により一方の流体シリンダの第一室と他方の流体シリンダの第二室とを同時に圧縮して前記配管を介して流体を移動させないことにより、前記ケーシングに対して前記ロッドを固定させて、このロッドの固定にともない前記ロックピンを前記初期位置に固定して、
    前記一対の流体シリンダに対応する一対の前記ロックピンが同時に上向きの外力を受けた場合は、この外力により前記一対の流体シリンダのそれぞれの第一室を圧縮して、前記配管を介して第一室内の流体を第二室にそれぞれ移動させることにより、前記ケーシングに対して前記ロッドを摺動させ、このロッドの摺動にともない前記一対のロックピンを前記上昇位置に移動させる請求項7または8に記載のシャーシの制御方法。
  10. 前記固定機構を、一端が前記フレームに連結され他端が直接または間接に前記ロックピンに連結される流体シリンダで構成し、
    前記シャーシにブレーキをかけるブレーキ機構と前記流体シリンダとに気体を供給して、前記ブレーキ機構によるブレーキを解除するとともに前記流体シリンダを固定状態として、
    気体の供給を停止して、前記ブレーキ機構により前記シャーシにブレーキをかけるとともに前記流体シリンダの固定状態を解除する請求項7または8に記載のシャーシの制御方法。
  11. 前記シャーシに警報機を設置して、前記ロックピンが前記初期位置から上方に移動した際に、前記警報機により警告を発する請求項7〜10のいずれかに記載のシャーシの制御方法。
JP2015153379A 2015-08-03 2015-08-03 シャーシおよびその制御方法 Active JP6492323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015153379A JP6492323B2 (ja) 2015-08-03 2015-08-03 シャーシおよびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015153379A JP6492323B2 (ja) 2015-08-03 2015-08-03 シャーシおよびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017030592A JP2017030592A (ja) 2017-02-09
JP6492323B2 true JP6492323B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=57986724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015153379A Active JP6492323B2 (ja) 2015-08-03 2015-08-03 シャーシおよびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6492323B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014108U (ja) * 1973-06-06 1975-02-14
JPS5338578Y2 (ja) * 1974-05-28 1978-09-19
JPS5748666Y2 (ja) * 1977-05-09 1982-10-25
US4745952A (en) * 1987-01-20 1988-05-24 Dempster Systems Inc. Structure and method for handling hazardous waste materials
JP2004075246A (ja) * 2002-08-13 2004-03-11 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 隙間検出システムと荷役機器
JP2012106549A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Isuzu Motors Ltd 車両のコンテナ脱落防止システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017030592A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5249468B2 (ja) 作業用車両のダンパ作動制御装置およびダンパ作動制御方法
US9422014B1 (en) Axle lift system and method of control
JP2008001345A (ja) トラックの荷台防振構造
US9663013B2 (en) Trailer and frame thereof
JP4139217B2 (ja) 液圧回路用ディスクパックバルブアセンブリ
JP2011080205A (ja) 作業車両の走行振動抑制装置
JP6492323B2 (ja) シャーシおよびその制御方法
JP4245722B2 (ja) フォークリフトの車軸揺動装置
JP6564292B2 (ja) 車体傾斜装置を備えた鉄道車両および列車編成
JP6259432B2 (ja) 作業機
JP5926114B2 (ja) 車両搭載型クレーン
JP6340298B2 (ja) 作業車両
JP6215665B2 (ja) 作業車両
JP5192244B2 (ja) キャブチルト装置
JP2006298101A (ja) 車高調整装置
JP4901298B2 (ja) キャブチルト装置
JP2007253842A (ja) 振動抑制機能付き車両
JP2007050890A (ja) アウトリガーを有する貨物自動車
JP6457913B2 (ja) リジッドダンプトラックのサスペンション装置
JP2011025883A (ja) 荷台用空気バネのためのフェイルセーフ構造
JP6870414B2 (ja) 作業車両
JP2013028926A (ja) 作業機械
KR100839159B1 (ko) 대형화물자동차의 축에 가해지는 하중 분배 시스템
JP7140622B2 (ja) 運搬車両
JP2010137696A (ja) 不整地運搬車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180322

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6492323

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250