JP6492136B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、背凭れを備えた椅子に関する。
従来のこの種の椅子においては、着座者の腰部を押し出して支持し得るいわゆるランバーサポート部を有した背凭れを具備するものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ところが、従来のランバーサポート部は、着座者の腰部を押し出して支持し得る態様が限られているものがほとんどであり、多様な態様で着座者の腰部を支持し得る構成を備えたものではなかった。
特開2012−152569号公報
本発明は、以上のような事情に着目してなされたものであり、多様な態様で着座者の腰部を押し出して支持し得る背凭れを備えた椅子を提供することにある。
すなわち、本発明の椅子は次の構成をなしている。
請求項1に記載の椅子は、着座者の腰部を押し出して支持し得る押出位置とこの押出位置から退避した退避位置との間で移動可能な押出部材を有した背凭れを具備してなり、前記背凭れが、相互に独立して移動し得る左右一対の前記押出部材を備えたものであり、前記背凭れが、着座者の腰部を支持するランバーサポータを備えており、前記押出部材が、手動により操作される樹脂製のものであり前記ランバーサポータを前方に押圧するものであり、前記押出部材が前記ランバーサポータの後方に配された支持体に支持されており、前記支持体が、フレーム状をなすものであり、前記押出部材を前記ランバーサポータに対してスライド移動可能に支持し得るものであり、前記押出部材が、前記支持体の前側に位置する押出部と、使用者が把持する把持部としての機能を奏し得るものであり使用者の操作により前記押出部の位置を変更し得る操作部と、前記押出部と前記操作部とを連結する連結部とを備えたものである
請求項に記載の椅子は、請求項1に係る構成において、前記背凭れが、前記ランバーサポータを一体に設けたインナーシェルと、このインナーシェルに止着された背クッションとを備えたものである。
請求項に記載の椅子は、請求項1又は2に係る構成において、前記左右一対の押出部材が、左右方向にスライド移動し得るものである。
以上説明したように本発明によれば、多様な態様で着座者の腰部を押し出して支持し得る背凭れを備えた椅子を提供することができる。
本発明の第一実施形態を示す側面図。 同実施形態における背面図。 同実施形態における分解斜視図。 同実施形態における正面図(一部省略)。 同実施形態における平面図(一部省略)。 同実施形態における概略断面図。 同実施形態における概略断面図。 押出部材の取り付け態様を説明するための斜視図。 本発明の第二実施形態である椅子の背面図。 図9におけるB方向矢視図。 本発明の第三実施形態である椅子の概略後方斜視図。 同実施形態におけるD−D線の模式的な断面図。 同実施形態における図11対応の模式的な断面図。 本発明の第四実施形態である椅子の概略後方斜視図。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態を、図1〜8を参照して説明する。なお、図4、及び、図5では、説明の便宜上、インナーシェル62、ランバーサポータ63、及び、背クッション64を省略したものを示している。
この実施形態は、本発明を、オフィス等において好適に使用される事務用回転椅子である椅子Aに適用したものである。
椅子Aは、脚1と、脚1の上端に水平旋回可能に取り付けられた支持基部2と、前部を支持基部2に支持させた座受3と、座受3に下部を取り付けた座4と、下端部を支持基部2に回転可能に支持させるとともに座受3の後部を回転可能に支持する背支桿5と、背支桿5に取り付けた背凭れ6とを具備してなる。座4及び背凭れ6は、シンクロロッキング可能に支持基部2及び背支桿5に支持されている。以下、詳述する。
脚1は、下端にキャスタを備えた複数本の脚羽根11と、脚羽根11の上端部が集合する部位から起立する脚支柱12とを備えている。
支持基部2は、脚支柱12に支持された金属製の支持基部本体(図示せず)を主体に構成されている。支持基部2は、支持基部本体を覆う支持基部カバー21を備えており、支
持基部カバー21が装着された状態では、支持基部本体が外部から視認できないようになっている。
座受3は、支持基部2の上方に配されたものである。座受3は、前部が支持基部2に枢着されており、座受3の後部が背支桿5の基端部近傍に枢着されている。
座4は、着座者Pの荷重を均等に支持する構造部材としての役割を担う座シェル41と、座シェル41の上に配された座クッション42とを備えてなるものである。座シェル41は、座受3の上側に配され、座受3に対して前後方向に一定範囲でスライド移動できるように構成されている。座シェル41と座クッション42は図示しない表皮材で覆われている。
背支桿5は、背凭れ6を支持するものであり、背凭れ6の左右方向中間部における上部及び下部に接続している。背支桿5における背凭れ6の後側に位置する部位は、背面視において背凭れ6の左右方向中間部に位置している。背支桿5における背凭れ6の上側との接続部分と背支桿5における背凭れ6の下側との接続部分との間の部位は、側面視において背凭れ6と離間している。
背支桿5は、支持基部2と接続する下部背フレーム51と、下部背フレーム51に対して回動可能に支持された上部背フレーム52とを備えている。下部背フレーム51は、下端部を支持基部2に回転可能に支持させている。下部背フレーム51は、下端部の近傍において座受3の後端部を支持している。下部背フレーム51は、上端部において上部背フレーム52を前後方向に回転可能に支持するとともに背凭れ6の下端部と接続している。上部背フレーム52は、上端部を背凭れ6の上部に接続している。
次いで、本実施形態における背凭れ6について説明する。
背凭れ6は、着座者Pの腰部を押し出して支持し得る押出位置(p)とこの押出位置(p)から退避した退避位置(e)との間で左右方向にスライド移動可能な左右一対の押出部材L、R、すなわち、左の押出部材L及び右の押出部材Rを備えている。左右の押出部材L、Rは、これら左右の押出部材L、Rを支持する支持体であるアウターシェル61に対して左右方向にスライド移動可能に支持されている。しかして、左右の押出部材L、Rを主体にして、着座者Pの腰部を押し出して支持し得るランバーサポート部が構成されている。この椅子Aにおけるランバーサポート度合い、すなわち、着座者Pの腰部に対する押し出し度合いは、左右の押出部材L、Rの左右方向の位置を変更することによって任意に調整することができるようになっている。以下、詳述する。
背凭れ6は、樹脂により形成されたアウターシェル61と、アウターシェル61の前側に配された樹脂により形成されたインナーシェル62と、アウターシェル61に対して相対移動可能に取り付けられた左右の押出部材L、Rと、左右の押出部材L、Rの前側に配された着座者Pの腰部を支持するランバーサポータ63と、インナーシェル62の前側に配された背クッション64とを備えたものである。本実施形態では、ランバーサポータ63が、インナーシェル62と樹脂により一体に形成されている。インナーシェル62と背クッション64は図示しない表皮材で覆われている。
アウターシェル61は、着座者Pの背を支持するためのものである。また、アウターシェル61は、左右の押出部材L、Rを移動可能に支持する支持体を構成するものである。アウターシェル61は、着座者Pの背を支持し得る大きさを有した樹脂製のもので、側面視において前方に向けて凸となる形状、すなわち、くの字状に形成されている。アウターシェル61は、平面視において後方に向けて凸となるように湾曲した形状をなしている。
アウターシェル61は、側面視くの字状に前方に屈曲している部位に、背面視において左右方向に延びる2本のスリット611が上下に平行に形成されている。この椅子Aでは、スリット611に案内されて左右の押出部材L、Rが、相互に独立して左右方向に移動し得るように構成されている。
アウターシェル61における上下のスリット611によって形成された帯状部分の中央部には、左右の押出部材L、Rの内方へのスライド位置を規制するための内ストッパ612が設けられている。内ストッパ612は、アウターシェル61に突設されたもので、この実施形態ではナット部材により構成されている。内ストッパ612は、押出部材L、Rの押出部7の内方端に当接し得るようになっている。内ストッパ612の存在によって、左右の押出部材L、Rは、それぞれが押出位置(p)に位置する状態でも、一定間隔離れて位置するように設定されている。
アウターシェル61は、上部に樹脂の弾性変形を惹起し易くするための複数の貫通孔を備えている。アウターシェル61は、上端部及び下端部にインナーシェル62を取り付けるための取付部613を備えている。アウターシェル61の左右側縁部には、左右の押出部材L、Rの外方へのスライド位置を規制するための外ストッパ614が設けられている。外ストッパ614は、アウターシェル61に突設されたもので、この実施形態では、ナット部材により構成されている。外ストッパ614は、押出部材L、Rの外方端側に形成された凹部73に当接し得るようになっている。
内ストッパ612及び外ストッパ614により規制された左右の押出部材L、Rの可動範囲は、アウターシェル61の左右方向の中央を仮想中心線として略対称に設定されている。
インナーシェル62は、アウターシェル61と近似した形状をなす樹脂製のものである。インナーシェル62は、側面視においてくの字状に形成されている。インナーシェル62は、くの字状に屈曲している部位に、正面視において左右方向に延びるスリット621が上下に平行に設けられている。本実施形態では、各スリット621間における平板状の部位を主体にしてランバーサポータ63が構成されている。換言すれば、ランバーサポータ63は、インナーシェル62の中間部における左右の押出部材L、Rによって前後方向に押し出され得る部分に設けられている。インナーシェル62は、上端部及び下端部にアウターシェル61の取付部613と係わり合う被取付部622を備えている。
左右の押出部材L、Rは、樹脂製のものであり、ランバーサポータ63を後方から押圧するものである。左右の押出部材L、Rは、アウターシェル61の前側に位置する押出部7と、アウターシェル61の後側に位置する操作部8と、これら押出部7と操作部8とを連結するための連結部9とを備えている。
押出部7は、平面視において内方端側から外方端側に向かって漸次肉厚になる形状部分を有している。換言すれば、押出部7は、くさび状に形成されており、平面視において外側から内側に向かって薄肉になるように形成されている。詳述すれば、押出部7は、平面視において内方端縁から外側方に向かって漸次肉厚になる形状部分を主体に構成された内側部分7uと、内側部分7uの外側に位置し平面視において内側部分7uよりも肉厚の部位を有する外側部分7sとを備えている。内側部分7uは、前側にアウターシェル61の前面よりも内側に向かって傾斜した傾斜面kを備えている。傾斜面kは、アウターシェル61の前面に対して10°〜30°の範囲で傾斜しており、この実施形態では約15°に傾斜している。外側部分7sは、前側に内側部分7uの傾斜面kと連続した曲面qを備えている。すなわち、押出部7は内側の前面を傾斜面kとするとともに外側の前面を曲面qとした平面視山型に隆起した形状をなしている。
押出部7は、背面側に向かって開放され上下方向中間部に後述するラック部材c1を配し得るための空間を形成した溝71と、溝71内において後方に向けて突出して設けられラック部材c1の歯に係わり合う係合部72とを備えている。溝71は左右方向に延びるように形成されている。係合部72は、押出部7の略中央部に位置し、帯状部材を主体に構成され、弾性変形により前後方向に突没変位し得るようになっている。係合部72は、後述する節度機構Cを構成するものであり、ラック部材c1に対して節度係合できるようになっている。
操作部8は、アウターシェル61の後側に位置する上下方向に延びる棒状のものであり、使用者が把持する把持部としての機能を奏し得るように構成されている。使用者は、操作部8を把持してスライド操作することにより押出部7の左右方向の位置を任意に変更することができるようになっている。
連結部9は、柱状の外観をなすのもので、押出部7と操作部8とを連結するものである。この実施形態では、連結部9は、操作部8と一体に形成されている。連結部9は、操作部8の前側に前方に突出して形成されており、アウターシェル61のスリット611を通過する位置に配されている。連結部9の先端は、押出部7に接続し、連結部9と押出部7とは、ビスvにより螺着される。
この椅子Aは、押出部材L、Rを所望の位置に節度停止、すなわち、クリックストップさせるための節度機構Cを設けている。より具体的に言えば、椅子Aは、左右の押出部材L、Rを、アウターシェル61の所定位置に節度停止するための節度機構Cを設けている。節度機構Cは、アウターシェル61の前面に配され平板状の棒状部材に複数の歯が設けられてなるラック部材c1と、押出部材L、Rに設けられた係合部72とを主体に構成されている。
ランバーサポータ63は、樹脂により形成されたもので弾性変形し易く構成された薄肉板状のものである。ランバーサポータ63は、左右方向にスライド移動し得る押出部材L、Rによって後方から押し出されることにより、直接的に押し出される部位及びその周囲の部位が前後方向に移動され得るように構成されている。本実施形態におけるランバーサポータ63は、インナーシェル62と一体に形成されており、各スリット621間の平板状の部位を主体に構成されている。すなわち、ランバーサポータ63は、スリット621と協働して前後方向に弾性変形し易く構成されている。
背クッション64は、スポンジ状の背クッション本体の外面に張地を張り設けた通常のものである。背クッション64はインナーシェル62の前面に止着されている。なお、この実施形態では、ランバーサポータ63を一体に設けたインナーシェル62と背クッション64とが接着剤により相互に接着されておりこれらを主体にしてユニット体を構成しており、当該ユニット体をアウターシェル61に対して着脱できるようになっている。
次いで、押出部材L、Rの作動について説明する。
左右の押出部材L、Rは、支持体、すなわち、アウターシェル61に支持されており、アウターシェル61に対して左右方向に移動可能に構成されている。使用者は、着座状態及び着座状態から離れた状態の何れの状態でも、操作部8に腕を伸ばし、操作部8を把持して、アウターシェル61の所望の位置に押出部材L、Rを移動させることができるようになっている。
左右の押出部材L、Rは、通常の着座位置に着座した着座者Pの腰部の中央部分を押し
出して支持し得る押出位置(p)と、押出位置(p)から外側に退避して着座者Pの腰部の側部或いは側部近傍に位置する退避位置(s)との間で左右方向にスライド移動可能に構成されている。
押出部材L、Rの押出位置(p)は、アウターシェル61の左右方向中間部側の位置であり、押出部7の内方端縁が内ストッパ612に当接し、押出部材L、Rの内方への移動が阻止された位置に設定されている。図7に示すように、押出部材L、Rが、押出位置(p)にある場合は、主として押出部7における外側部分7sの曲面qがランバーサポータ63の左右方向中間部に接し、ランバーサポータ63を前方に押圧する。この際、ランバーサポータ63は、押出位置(p)にある左右の押出部材L、Rの外側部分7sによって前方に押圧され、中央部分全体が前方に移動することになる。つまり、ランバーサポータ63が左右の押出部材L、Rによって直接的に押されていない中間部分、すなわち、ランバーサポータ63における左右の押出部材L、Rと接する部分間の部位は大きく伸長することなく、前方に押し出されることになる。しかして、押出部材L、Rが押出位置(p)に位置する場合は、着座状態にある着座者Pの荷重を受けて、着座者Pの腰部の中央に一定の押圧力が付与され、いわゆる腰部を押圧して支持するランバーサポート機能を奏することになる。
押出部材L、Rの退避位置(e)は、アウターシェル61の左右両側の位置であり、押出部7の外方端縁に設けられた凹部73が外ストッパ614に当接し、押出部材L、Rの外方への移動が阻止された位置に設定されている。図6に示すように、押出部材L、Rが、退避位置(e)にある場合は、押出部7における内側部分7uの傾斜面k、及び、外側部分7sの曲面qがランバーサポータ63の左右両側部に面的に接し、ランバーサポータ63を前方に押圧する。この際、ランバーサポータ63は、退避位置(e)にある左右の押出部材L、Rの内側部分7u及び外側部分7sによって前方に押圧されるが、左右両側部分が前方に変位する一方、中央部分全体は着座者Pの荷重に伴って後方すなわちアウターシェルに近接した位置にある。しかして、押出部材L、Rが退避位置(e)に位置する場合は、着座状態にある着座者Pの腰部の中央には、一定の押圧力が付与されにくいものとなり、いわゆる腰部を押圧して支持するランバーサポート機能を発揮し難いことになる。なお、本実施形態では、背凭れ6が、背面視における背凭れ6の中央部に配された一本の柱状体をなす背支桿5により支持されているため、背凭れ6が着座者Pに追従して回動し易く構成されている。すなわち、背凭れ6の左右両側部が、背支桿6との接続部位を支点にして前後動し易く構成されている。このため、押出部材L、Rが退避位置(e)に位置する場合には、背凭れ6に支持されている着座者Pの側部側を、背凭れ6の動きに対応して好適に支持し得るサイドサポート機能を有効に発揮し得るものとなっている。
このように、椅子Aは、押出部材L、Rを、押出位置(p)と退避位置(e)との間で、任意の位置に配置することにより、着座者Pの腰部に対する押出度合いを多様に変化させることができるようになっている。換言すれば、背凭れ6は、いわゆるランバーサポート効果を段階的に変化させることができるように構成されている。つまり、左右の押出部材L、Rがそれぞれ押出位置(p)に位置する場合は最も着座者Pに対して腰部に対するサポート力を感じさせるものとなり、左右の押出部材L、Rが押出位置(p)から退避位置(e)側に向かって移動するにつれて着座者Pに対して腰部へのサポート力を感じさせないものとなる。この実施形態では、左右の押出部材L、Rはそれぞれ独立して移動することができるため、着座者Pは、任意の位置に左右の押出部材L、Rをそれぞれ別個に位置設定し、腰部に対する所望のサポート力を得ることができることになる。
押出部材L、Rが、押出位置(p)と退避位置(e)との間で移動し得る手動による操作は、押出部7におけるランバーサポータ63との摺接を好適にする構成により、円滑に行うことができる。すなわち、押出部材L、Rを内側に向かって操作する場合には、ラン
バーサポータ63の背面に、押出部材L、Rの傾斜面kが摺接することになるため、操作の負荷が抑制されやすいものとなっている。つまり、押出部材L、Rの傾斜面kがランバーサポータ63を前側に向かって徐々に無理なく案内できるようになっている。他方、押出部材L、Rを外側に向かって操作する場合は、ランバーサポータ63の背面に押出部材L、Rの曲面qが摺接することになるため、ランバーサポータ63の背面に引っ掛かる等して操作の負荷が増大することが抑制されるものとなる。
以上説明したように、本実施形態に係る椅子Aは、着座者Pの腰部を押し出して支持し得る押出位置(p)と押出位置(p)から退避した退避位置(s)との間で左右方向にスライド移動可能な押出部材L、Rを有した背凭れ6を具備している。このため、多様な態様で着座者Pの腰部を押し出して支持することができる背凭れ6を備えた椅子Aを提供することができるものとなる。
背凭れ6が、板状のランバーサポータ63を備えており、押出部材L、Rがランバーサポータ63を押圧するものであるため、押出部材L、Rが着座者Pの腰部を局所的に押圧することを好適に抑制し得るものとなる。すなわち、押出部材L、Rによる着座者Pの腰部に対する押圧を、ランバーサポータ63を介して間接的に行うことができるため、押出部材L、Rの具体的な形状によって直接的に押圧し得る範囲よりも広い範囲で、着座者Pの腰部を好適に押圧することができるものとなる。
背凭れ6が、アウターシェル61と、アウターシェル61の前側に配されたインナーシェル62とを備えている。そして、ランバーサポータ63がインナーシェル62に一体に形成されている。このため、ランバーサポータ63を所望の位置に好適に配することができるものとなる。また、押出部材L、Rが、アウターシェル61に支持されているものであるため、ランバーサポータ63を適切に押圧し得る位置に配するための設計の自由度に優れたものとなる。
押出部材L、Rが、アウターシェル61に形成されたスリット611に案内されて左右方向に移動し得るものであるため、押出部材L、Rを左右方向にスライド移動可能に構成するための設計の自由度に優れたものとなるのみならず、押出部材L、Rを左右方向にスライド移動するべく操作者が押出部材L、Rにアクセスするための設計の自由度に優れたものとなる。
背凭れ6が、相互に独立して移動し得る左右2つの押出部材L、Rを備えたものであるため、左右の押出部材L、Rをそれぞれ別個独立して任意の位置に設定することができるものとなる。
押出部材L、Rが、アウターシェル61の前側に位置する押出部7と、アウターシェル61の後側に位置する操作部8とを備えたものであるため、アウターシェル61の前側に位置する押出部7によって着座者Pの腰部に所定の押圧力を付与し得るとともに、アウターシェル61の背面側に位置する操作部8に操作者がアクセスして、押出部材L、Rの位置を任意の位置に設定することができるものとなる。
押出部材L、Rが、内方端側から外方端側に向かって漸次肉厚になる形状部分を備えているものであるため、押出位置(p)及び退避位置(e)のそれぞれにおいて、好適な姿勢をとることができるものとなる。すなわち、押出位置(p)では、外方端側の比較的肉厚な部分によって、ランバーサポータ63を前方に効果的に押し出すことができるとともに、退避位置(e)では、内方端側の比較的薄肉の部分が着座者P側に位置することになるため押出部材L、Rが着座者Pの邪魔になることを好適に抑制するものとなる。
押出部材L、Rを所望の位置に節度停止させるための節度機構Cを設けているため、使用者にとって快適なクリック感を与えつつ押出部材L、Rを移動させることができるとともに、押出部材L、Rを所定の位置で好適に停止させることができるものとなる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、次の第二実施形態、第三実施形態、及び、第四実施形態に示されるようなものも考えられる。
<第二実施形態>
以下、本発明の第二実施形態を、図9〜10を参照して説明する。
第二実施形態は、本発明を、いわゆるメッシュタイプの背凭れX6、すなわち、背枠75と、背枠75に張り設けられたメッシュ状の張地76とを備えてなる背凭れX6を有した椅子XAに適用したものである。なお、図9〜10では、この椅子XAを構成する脚、支持基部、座受、座を省略して示している。また、先に説明した第一実施形態と同一又は対応する構成については、頭に「X」を付加した上で同一の符号を付して説明することとし、詳細な説明を省略する。
背凭れX6は、上下フレーム75a、75b及び左右フレーム75c、75dを主体に構成され背面視において単一の周回枠状をなした背枠75と、背枠75に外周縁部を取り付けた網目シート体である張地76と、張地76の背面側に配された樹脂製板状のランバーサポータX63と、ランバーサポータX63の後側に位置するように背枠75の左右フレーム75c、75d間に架設された横架材77と、この横架材77に支持させた左右の押出部材XL、XRとを具備している。
押出部材XL、XRは、横架材77に対して押出位置(p)と退避位置(e)との間で、左右方向にスライド移動可能に支持されている。
横架材77は、押出部材XL、XRを支持するための支持体を構成するものである。横架材77は、背枠75に対して一定範囲で上下動可能に構成されており、押出部材XL、XRの背枠75に対する上下位置を所望の箇所に設定することができるようになっている。なお、図示例では、横架材77の左右両端部を背枠75に設けた溝内に支持させてある。
例えば、横架材77の上下方向に移動可能な範囲は、図10に示すように、背枠75の最も前方に突出する上下位置に設けた略水平な仮想中心線vcに、押出部材XL、XRが交差し得る位置までの範囲に設定すれば、着座者Pの腰部を好適に支持し得る範囲において上下動するものとなり好適である。
第二実施形態で説明した椅子は、上述した通りのものであり、第一実施形態で説明したものと同様の効果を奏するものとなる。
<第三実施形態>
以下、本発明の第三実施形態を、図11〜13を参照して説明する。
第三実施形態は、本発明を、いわゆるメッシュタイプの背凭れY6、すなわち、背枠81と、背枠81に張り設けられたメッシュ状の張地82とを備えてなる背凭れY6を有した椅子YAに適用したものである。なお、図11〜13では、この椅子YAを構成する脚、支持基部、座受、座を省略して示している。また、先に説明した第一実施形態と同一又は対応する構成については、頭に「Y」を付加した上で同一の符号を付して説明することとし、詳細な説明を省略する。
背凭れY6は、上下フレーム81a、81b及び左右フレーム81c、81dを主体に構成され背面視において単一の周回枠状をなした背枠81と、背枠81に外周縁部を取り付けた網目シート体である張地82と、張地82の背面側に配された樹脂製板状のプレート部Y63a及びプレート部Y63aから後方に鉤状に突設された横架材係合部Y63bを有したランバーサポータY63と、ランバーサポータY63の後側に位置し背枠81の左右フレーム81c、81d間に架設された支持体である横架材83と、上端を横架材83の左右方向中間部に接続するとともに下端を背枠81の下フレーム81bに接続した横架材支持部84と、横架材83に支持されるとともに横架材83に形成されたスリット83aに案内されて左右方向に移動可能な左右の押出部材YL、YRとを具備している。押出部材YL、YRは、支持体である横架材83に対して左右方向にスライド移動可能に支持されている。
ランバーサポータY63は、横架材83に対して相対移動可能に支持されている。すなわち、ランバーサポータY63が、プレート部Y63aの左右両側における上下縁部に横架材83と係わり合うための横架材係合部Y63bを備えており、横架材係合部Y63aを利用して横架材83を抱くようにして該横架材83に取り付いている。しかして、ランバーサポータY63の両側端縁は、背枠81と連結しておらず、押出部材YL、YRの位置が押出位置(p)と退避位置(e)との間で位置変更することに対応して、背枠81に対して近接したり離反したりできるようになっている。このように構成することで、いわゆるメッシュタイプの背凭れを備えた椅子において、ランバーサポータY63を所定の箇所に配するための設計の自由度が向上するものとなる。
第三実施形態で説明した椅子YAは、上述した通りのものであり、第一実施形態で説明したものと同様の効果を奏するものとなる。
<第四実施形態>
以下、本発明の第四実施形態を、図14を参照して説明する。
第四実施形態は、本発明を、いわゆる背枠の無いメッシュタイプの背凭れZ6、すなわち、メッシュ状の張地91と、メッシュ状の張地91の周縁に取り付けられた張地91を保形するためのワイヤ部材92とを備えてなる背凭れZ6を有した椅子ZAに適用したものである。なお、図14は、椅子XAを構成する脚、支持基部、座受、座を省略して示している。また、先に説明した第一実施形態と、同一又は対応する構成については、頭に「Z」を付加した上で同一の符号を付して説明することとし、詳細な説明を省略する。
背凭れZ6は、張地91と、ワイヤ部材92と、張地91の四隅に配されたフレーム取付部93と、フレーム取付部93と接続して張地91を支持するための支持フレーム94と、支持フレーム94に取り付けられた支持体である横フレーム95と、張地91に止着された樹脂製板状のランバーサポータZ63と、横フレーム95に支持された左右の押出部材ZL、ZRとを備えている。押出部材ZL、ZRは、支持体を構成する横フレーム95に対して押出位置(p)と退避位置(e)との間で、左右方向にスライド移動可能に支持されている。
支持フレーム94は、背面視Y字状をなし、張地91の上部を支持する上支持フレーム94aと上支持フレーム94aの基端部から左右に延び張地91の下部を支持する下支持フレーム94bとを備えている。
ランバーサポータZ63は、張地91の裏面における着座者Pの腰部に対応する上下位置に適宜の方法で止着されている。止着の態様としては、例えば、接着剤を用いて接着す
る態様、熱溶着により接着する態様、或いは、止着具を介して止着する態様などが考えられる。この実施形態の椅子ZAは、横フレーム95に支持された押出部材ZL、ZRが、ランバーサポータZ63を押出位置(p)と退避位置(s)との間で押圧し得るように構成されている。
なお、背凭れZ6は、ワイヤ部材92を備えていないものであってもよい。例えば、背凭れZ6は、張地91を主体に構成し、張地91における周縁のほつれを抑制するべく張地91の周縁部位を折り返して縫い付けるようにしたものであってもよい。
第四実施形態で説明した椅子ZAは、上述した通りのものであり、第一実施形態で説明したものと同様の効果を奏するものとなる。
上述した各実施形態(第一、第二、第三及び第四実施形態)はあくまでも例示であり、その他、本発明を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、次の通りである。
椅子は上述した実施形態に示されるようなものに限られず、背凭れを有した椅子であればどのような椅子においても適用することができる。例えば、椅子は、脚や支持基部や座受や背支桿を具備しないものであってもよい。
背凭れは、樹脂により網目状に形成された部位に背凭れ面を有したいわゆる樹脂メッシュタイプのものであってもよい。例えば、フレーム状或いはシェル状をなす支持体に、左右方向にスライド移動可能に押出部材を支持させ、当該押出部材が背凭れ面を有した樹脂メッシュタイプの背凭れ部材に設けられたランバーサポータを後方から押圧するように構成しても良い。
押出部材が、着座者に直接的に当接し得るように構成してもよい。すなわち、押出部材が、着座者の腰部に直接的に添接し得るサポート面を備えているものであってもよい。
押出部材は、支持体に支持され左右方向にスライド移動するものであればよく、シェル状の部材、すなわちアウターシェルに支持されたものには限定されない。支持体とは、押出部材をスライド移動可能に支持し得るものすべてを含んだ概念である。
押出部材を備えた椅子には、必ずしもランバーサポータやインナーシェルを具備していなくてもよい。例えば、押出部材が、背クッションに対して直接的に添接するように構成しても良い。
背凭れは、背クッションを有したものには限定されず、例えば、ランバーサポータを有した背凭れ構成部材であって、当該背凭れ構成部材が着座者に直接的に添接し得る背凭れ面を備えたものであってもよい。
押出部材は、単数であってもよいし、3個以上の複数個であってもよい。
押出部材を左右方向にスライド移動可能に支持する態様は、種々の態様が考えられ、上述した各実施形態に示されるものには限定されない。例えば、押出部材を案内し得るスリットの本数は任意に設定することができるものである。
また、スリットは、単に左右方向に直線状に延びる態様のものには限定されない。一例としては、支持体であるアウターシェルに形成したスリットを、中央部分では左右方向に延びるように形成するとともに側縁部分では上下方向の何れかの方向に連続して延びるように形成し、アウターシェルの側縁部分において押出部材をより一層着座者の腰部から離
れた位置に位置させ得るように構成してもよい。
また、押出部材はスリットを利用して支持体に支持させたものに限られるものではない。例えば、支持体に有底の溝を設け、この溝に対して押出部材の一部をスライド可能に嵌合させるようにしてもよい。或いは、押出部材を、磁石を利用して左右方向にスライド移動可能に支持させるようにしてもよい。
ランバーサポータは、着座者の腰部を支持し得るものであればよい。すなわち、ランバーサポータは、板状のものに限られるものではなく、複数の孔を有した網目状のものであってもよいし、複数のスリットを有したものであってもよい。ランバーサポータは、単数のものには限られず、複数であってもよい。ランバーサポータは、軟質素材で構成されたものであってもよく、例えば、伸縮性に優れたゴム状の素材を主体に構成されたものであってもよいし、布を主体に構成されたものであってもよいし、樹脂製のシート体を主体に構成されたものであってもよい。換言すれば、ランバーサポータは、着座者の腰部を支持し得るものであり、且つ、押出部材によって前方に押し出され得るものであればどのようなものであってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
6…背凭れ
61…アウターシェル(支持体)
62…インナーシェル
63…ランバーサポータ
A…椅子
C…節度機構
L…(左の)押出部材
R…(右の)押出部材
(p)…押出位置
(e)…退避位置

Claims (3)

  1. 着座者の腰部を押し出して支持し得る押出位置とこの押出位置から退避した退避位置との間で移動可能な押出部材を有した背凭れを具備してなり、
    前記背凭れが、相互に独立して移動し得る左右一対の前記押出部材を備えたものであり、
    前記背凭れが、着座者の腰部を支持するランバーサポータを備えており、
    前記押出部材が、手動により操作される樹脂製のものであり前記ランバーサポータを前方に押圧するものであり、
    前記押出部材が前記ランバーサポータの後方に配された支持体に支持されており、
    前記支持体が、フレーム状をなすものであり、前記押出部材を前記ランバーサポータに対してスライド移動可能に支持し得るものであり、
    前記押出部材が、前記支持体の前側に位置する押出部と、使用者が把持する把持部としての機能を奏し得るものであり使用者の操作により前記押出部の位置を変更し得る操作部と、前記押出部と前記操作部とを連結する連結部とを備えたものである椅子。
  2. 前記背凭れが、前記ランバーサポータを一体に設けたインナーシェルと、このインナーシェルに止着された背クッションとを備えたものである請求項記載の椅子。
  3. 前記左右一対の押出部材が、左右方向にスライド移動し得る請求項1又は2記載の椅子。
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