JP6490091B2 - 眼用レンズの少なくとも1つの特性点を定位する光学機器 - Google Patents

眼用レンズの少なくとも1つの特性点を定位する光学機器 Download PDF

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Description

本発明は眼用レンズの少なくとも1つの特性点をチャート化する光学機器を扱う。
眼用レンズの縁取りを始めるには、すなわち眼用レンズの端をそれが配置されるフレームの形状にトリミングするには、眼用レンズの1つ又は複数の特性点の位置(例えばプリズム基準点(PRP)、遠方視野(FV)の基準点又は近方視野(NV)の基準点)を確認することが必要であることが知られている。
特性点の位置を確認するために、その製造者により眼用レンズ上に配置された指標(例えばインクマーキング及び/又はマイクロエングレービング(micro−engraving)の形式)を通常は利用する。
眼用レンズの光学特性に基づき例えば焦点距離計により又はハルトマン又はシャック−ハルトマン方法を採用する光学的偏向計測機器により直接特性点をチャート化することも可能である。ハルトマン又はシャック−ハルトマン方法では、光は眼用レンズを通過させられ、その後、一定間隔で穿孔された不透明(板を通過させられ、次に、不透明板を通過した光が解析される。
通常、その製造者により眼用レンズ上に配置された指標を識別及び定位する機器は眼用レンズの光学特性に基づき特性点をチャート化する機器と異なる。
欧州特許第1,997,585号明細書は、眼用レンズのマーキングを識別及び定位するか、又はその光学特性に基づき眼用レンズの光学中心をチャート化するように設計された光学機器を提案する。この文献に記載された機器は、
− 画像捕捉ユニットと画像捕捉ユニットへリンクされた表示ユニットとを含む光発射及び受信アセンブリと、
− 2つの部分からなり、その一方が中心で固定され、及び他方が同じ中心を有する環状体であり回転する逆反射体と、
− 光発射及び受信アセンブリと逆反射体との間に眼用レンズを収容するように構成された支持体であって、光発射及び受信アセンブリ、支持体及び逆反射体は、光発射及び受信アセンブリから発する入射光ビームが眼用レンズを通過し、逆反射体に衝突し、眼用レンズに向かって戻り、再度眼用レンズを通過し、及び光発射及び受信アセンブリに戻って、眼用レンズ上に存在する傾向のあるマーキングを識別及び定位するために表示ユニットへ像を提供するように構成された画像捕捉ユニットへ到達するように配置される、支持体と、
− その頂点が逆反射体の固定中央部である光受信及び解析アセンブリであって、支持体及び逆反射体は、光受信及び解析アセンブリが、眼用レンズ、逆反射体の環状部の中心により形成された開口、及び逆反射体の固定中央部を通過した入射ビームの光を受信するように構成され、光受信及び解析アセンブリは、受信された光に基づき眼用レンズの光学中心をチャート化するように構成される、光受信及び解析アセンブリと
を含む。
本発明は同じ種類であるがより効果的な光学機器を提供することを目的とする。
本発明は、この目的のために、眼用レンズの少なくとも1つの特性点をチャート化する光学機器であって、
− 画像捕捉ユニットと画像捕捉ユニットへリンクされた画像利用ユニットとを含む光発射及び受信アセンブリと、
− 返光(light return)ユニットと、
− 前記光発射及び受信アセンブリと前記返光ユニットとの間に前記眼用レンズを収容するように構成された支持体と、
− 前記返光ユニット内に作製された開口と、
− 前記支持体の反対側の返光ユニットの側に位置する光受信及び解析アセンブリと
を含み、
前記光発射及び受信アセンブリ、前記支持体及び前記返光ユニットは、前記光発射及び受信アセンブリから発する入射光ビームが、前記眼用レンズを通過し、前記返光ユニットに衝突し、前記眼用レンズに向かって戻り、再度前記眼用レンズを通過し、及び前記光発射及び受信アセンブリに戻って、画像捕捉ユニットへ到達するように配置され、
前記画像捕捉ユニットは、前記少なくとも1つの特性点の位置を与えるように眼用レンズ上に存在する傾向のある所定指標を識別及び定位するように画像利用ユニットへ像を提供するように構成され、
前記開口と、返光ユニットに各周期において同一運動をさせる、返光ユニットを周期的に駆動する装置とが、返光ユニットに対向する固定ゾーンが少なくとも一部分を含むように構成され、その各サイトは一周期の過程で随時前記開口に一致し、且つ随時返光ユニットの固体部に一致することを特徴とする、光学機器を提案する。
返光ユニットが各周期において同一運動をすることを考えれば、返光ユニットは周期の終わりに同じ位置に戻る。
周期的駆動装置が返光ユニットを往復平行移動させる場合、各周期において行われる同じ運動は、例えば所定方向に沿った一定長さの外方向復帰運動である。
周期的駆動装置が返光ユニットを所定の回転中心を中心として回転させる場合、各周期において行われる同じ運動は、例えば回転中心を中心とした一定角度範囲の外方向復帰運動(交互回転運動)又は回転中心を中心とした完全な回転(連続回転運動)である。
その一方が中心に固定され、及び同じ中心を有する環状の他方が連続回転運動を行う2つの部分から光逆反射体がなる欧州特許第1,997,585号明細書に記載の光学機器では、逆反射体に対向するいかなる固定ゾーンも排他的に、一方では逆反射体の環状部の中心により形成された開口に恒久的に一致する部分を、他方では逆反射体の環状部に恒久的に一致する部分を含むことに注意されたい。その各サイトが一周期の過程で随時開口に一致し、且つ随時光反射体の固体部に一致する部分は存在しない。表示ユニットにより表示される像は開口により与えられる中央空隙を呈示し、この空隙は眼用レンズの中心に位置するマーキングの可視性を妨げる(欧州特許第1,997,585号明細書の特に図12を参照)。
逆に、本発明による機器では、以下で説明するように、画像センサにより捕捉される像は、その輝度が返光ユニットの固体部により与えられる輝度と開口により与えられる輝度との中間である少なくとも一部分を含む。
中間輝度を有する像の少なくとも一部は、暗くなく、したがって、前記少なくとも1つの特性点の位置を与えるように、眼用レンズ上に存在する傾向のある所定指標の識別及び定位を妨げる空隙を形成しない。
したがって、返光ユニットの開口は比較的大きくなり得、結果的に、より多くの光が光受信及び解析アセンブリに向かって透過され得る。
したがって、本発明による光学機器は、このアセンブリの解析能力の利益のために、眼用レンズ上に存在する傾向のある所定指標のより容易な識別とより容易な定位との両方と、光受信及び解析アセンブリに向かうより良好な光透過能力とを提供する。
画像センサにより捕捉される像は、その輝度が返光ユニットの固体部により与えられる輝度と開口により与えられる輝度との中間である少なくとも一部分を含む理由を次に説明する。
固定ゾーン内には、その各サイトが一周期の過程で随時開口に一致し、且つ随時返光ユニットの固体部に一致する少なくとも一部分が存在し、この部分が支持体の側に位置すれば、いかなる時点においても、
− 返光ユニットの固体部に一致する副部は、光発射及び受信アセンブリに向かう光により横断され、
− 開口に一致する副部は、光発射及び受信アセンブリに向かう光により横断されないか、又はいずれにしても低強度を有するこのような光により横断される。
結果的に、光発射及び受信アセンブリの方向の固定ゾーンの少なくとも一部を通過する光は、以下のものの中間の平均輝度を有する:
− 返光ユニットの固体部と恒久的に一致する部分を通過する光の強さ、及び
− 返光ユニットの開口と恒久的に一致する部分を通過する光の強さ(低い又は零)。
画像センサにより受信された光は返光ユニットを起源とするため、及び画像センサは固定であるため、画像センサにより捕捉される像は、固定ゾーンの少なくとも一部を通過する光の平均輝度を考えると、その輝度が返光ユニットの固体部により与えられる輝度と開口により与えられる輝度との中間である少なくとも一部を含む。
有利な特徴によると、前記開口と前記返光ユニットを周期的に駆動する装置とは、返光ユニットに対向する前記固定ゾーンが一周期の過程で前記開口と恒久的に一致する部分を含まないように構成される。
したがって、画像センサにより捕捉される像は返光ユニットの開口により与えられる空隙を呈示しない。
第1の有利な実施形態では、返光ユニットを周期的に駆動する装置は、所定の回転中心のまわりで返光ユニットを回転させるように構成され、及び前記開口は、返光ユニットの回転中心(40)が開口内以外の他の箇所にあるように構成される。
この第1の実施形態の有利な特徴によると、
− 前記返光ユニットは円形輪郭を有し、及び前記開口は鋭角を有する扇型形状であり、又は
− 前記返光ユニットは円形輪郭を有し、及び前記開口はらせん形状である。
第2の有利な実施形態では、返光ユニットを周期的に駆動する装置は、所定の回転中心のまわりで返光ユニットを回転させるように構成され、及び前記開口は、返光ユニットの回転中心が開口内にあり、一方で開口の輪郭が回転中心を中心とした軸対称以外であるように構成される。
第3の有利な実施形態では、返光ユニットを周期的に駆動する装置は、返光ユニットを所定方向に沿って往復平行移動させるように構成される。
この第3の実施形態の有利な特徴によると、返光ユニットは矩形輪郭を有し、及び前記開口は矩形状である。
本発明による機器の実装の有利な特徴によると、
− 返光ユニットを周期的に駆動する装置と前記光発射及び受信アセンブリに含まれる画像捕捉ユニットとは、画像捕捉ユニットが撮像する各期間が、返光ユニットが整数回の周期をなす期間を有するように構成された制御装置へリンクされ、
− 返光ユニットを周期的に駆動する装置と前記光発射及び受信アセンブリに含まれる光源とは、前記光源に、閃光であって、それぞれ返光ユニットが整数回の周期をなす期間を有する、閃光を発射させるように構成された制御装置へリンクされ、
− 前記光受信及び解析アセンブリは、前記眼用レンズと前記開口とを通過した入射ビームの前記光の偏向を測定する装置を含み、
− 前記光受信及び解析アセンブリは、前記眼用レンズと前記開口とを通過した入射ビームの前記光により照射されるマトリックス状パターンと、マトリックス状パターンを通過した光により照射される別の画像捕捉ユニットと、眼用レンズの前記少なくとも1つの特性点をチャート化するために、前記他の画像捕捉ユニットにより捕捉された像を解析する解析装置とを含み、
− 前記他の画像捕捉ユニットにより捕捉された像を解析する前記解析装置は、眼用レンズの前記少なくとも1つの特性点を表示する表示ユニットへリンクされ、
− 前記他の画像捕捉ユニットにより捕捉された像を解析する前記解析装置は、前記眼用レンズ上の心出しピンを自動定位する装置へリンクされ、及び/又は
− 前記光受信及び解析アセンブリはさらに、前記開口を通過し、且つ前記光発射及び受信アセンブリにより受信される光を発射するように構成された光源を含み、及び前記光受信及び解析アセンブリは、少なくとも1つの所定パターンを形成する孔であって、前記光受信及び解析アセンブリに含まれる前記光源により発射された前記光が通過する、孔を呈示するマスクを含む。
本発明の開示は、添付図面を参照して、例示的実施形態の非限定的図を所与として、詳細な説明により続けられる。
本発明の理解に役立つ光学機器の第1の実施形態に含まれる支持体だけでなく光発射及び受信アセンブリも示すごく概略的な図である。ここで、眼用レンズは、一方の面上にマイクロエングレービングを呈示し、マイクロエングレービングが存在する面が光発射及び受信アセンブリに対向する位置の支持体上に収容される。 この光学機器が含む後方散乱器と支持体上に収容された眼用レンズとを示すごく概略的な図である。 光発射及び受信アセンブリ、眼用レンズ、後方散乱器、及び後方散乱器から光発射及び受信アセンブリまでの光の経路を示すごく概略的な図である。 本発明の理解に役立つ機器の第1の実施形態の概略図であり、光発射及び受信アセンブリを詳細に示す。 点光源とコリメーションユニットとのいくつかの幾何学的特性を示す概略図である。 眼用レンズ上の心出しピンの自動定位を可能にするために画像捕捉ユニットへリンクされた要素を示すブロック図である。 後方散乱器の平面図である。 図7のものと同様の図であるが、本発明による光学機器の第2の実施形態のものである。 図4の下部と同様の概略図であるが、本発明による光学機器の第2の実施形態のものである。 図8のものと同様の図であるが、本発明による光学機器の第2の実施形態の第1の変形形態のものである。 図9に示されたものと同様の図であるが、図10に示された第1の変形形態に対応するより詳細なものである。 図8及び図10のものと同様の図であるが、本発明による光学機器の第2の実施形態の第2の変形形態のものである。 本発明による光学機器の第2の実施形態の画像捕捉ユニットへリンクされる要素を示すブロック図である。 閃光を発射するバージョンにおける光源へリンクされる要素を示すブロック図である。 図8、10及び12のものと同様の図であるが、光学機器の第2の実施形態の第3の変形形態のものである。 図15に示された後方散乱器に対向する固定ゾーンに含まれる様々な部分を示す。 図8、10、12及び15と同様の図であるが、光学機器の第2の実施形態の第4の変形形態のものである。 図17と同様の図であるが、その回転の過程で後方散乱器によりとられる別の位置も示す。 図16と同様の図であるが、図17の後方散乱器のものである。 図7と同様の図であるが、本発明による光学機器の第3の実施形態のものである。 図20と同様の図であるが、同時に、往復運動の過程で後方散乱器によりとられる2つの極限位置を示す。 図16及び図19と同様の図であるが、図20の後方散乱器のものである。 立面図での概略断面図であり、図10及び図11に示された後方散乱器と、光受信及び発射アセンブリに向かう光を発射するように構成された光源と、この光が通過する孔を呈示するマスクとを示す。 図23に示されたマスクの変形形態を示す平面図である。 光受信及び解析アセンブリのマトリックス状パターンの孔の編成の変形形態を示す平面図である。
図1〜図7に示される光学機器10は本発明の理解に役立つ光学機器の第1の実施形態に従う。
この光学機器10は、光発射及び受信アセンブリ11と、後方散乱器12と、アセンブリ11と後方散乱器12との間にマイクロエングレービング16が存在する自身の面15が光発射及び受信アセンブリ11に対向する位置で眼用レンズ14を収容するように構成される、支持体13(図1)とを含む。
マイクロエングレービング16はレンズ厚さの小さな局所変動又は光学指標の小さな局所変動である。
多様な技術が、マイクロエングレービング16を眼用レンズの面上に存在させること(すなわち、マイクロエングレービングが眼用レンズに成形される際のわずかな肥厚部、レーザにより生成される僅かな窪み、又はその光学指標を局所的に修正する材料の代替)を可能にする。
コヒーレント光ビームがマイクロエングレービング16に衝突すると、その位相はマイクロエングレービングにより局所的に修正される。
位相のこの局所変動は光ビームを回折させる。
空間的コヒーレント光ビームの場合、回析は強度の局所修正(フレネル回折)により可視にされる。
マイクロエングレービング16は、眼用レンズ14の特性点(例えばそのプリズム基準点)(PRP)をチャート化する役割を果たす。
光発射及び受信アセンブリ11は空間的コヒーレント平行光のビーム20(図1)を発射する。
図2の左側に示すように、ビーム20がマイクロエングレービング16に衝突すると光は局所的に回折される。
レンズ14を通過した光の後方散乱器12上への投影は、マイクロエングレービング16に起因する光の回析のために強度変動を呈示する。
したがって、後方散乱器12上に投影されたビーム20像はマイクロエングレービング16と同様の形式の強度の変動を呈示する。
図2の右側に示すように、後方散乱器12はわずかな散乱により同じ方向に到達した光を戻す。
後方散乱器により戻された光ビーム21はこのわずかな散乱のために空間的にコヒーレントでない。
図3に見られるように、後方散乱器12によりこのように発射された光ビーム21はマイクロエングレービング16により修正されることなく、又はほとんど修正されることなく眼用レンズ14を通過し、光発射及び受信アセンブリ11に到達する。
以上の説明では、レンズを通過する際に入射ビーム20が受けるプリズム偏差と後方散乱器12により発射されたビーム21がレンズを再度通過する際に受けるプリズム偏差とについて一切述べなかった。
これは、これらの2つの連続プリズム偏差が完全に互いに補償するからである。
したがって、後方散乱器12上に形成されるマイクロエングレービング16の像はプリズム偏差により変形され、一方でアセンブリ11により眼用レンズ14を通して見られる後方散乱器12の像は正確に逆の方法で変形される。
したがって、アセンブリ11により見られる後方散乱器12の像はマイクロエングレービング16の正確な表像を含む。
眼用レンズ14を通過する光学ビームが平行にされ空間的にコヒーレントであることが、後方散乱器12上のマイクロエングレービング16の非常にコントラストされた投影を得られるようにする。
支持体13は、後方散乱器12上のマイクロエングレービング16の投影が容易に観察されるように、すなわち眼用レンズ14と後方散乱器12との距離が、後方散乱器12上の投影が明瞭なままであるには十分に小さく(この距離が大き過ぎれば、像はマイクロエングレービング16に起因する回析のためにぼやけるであろう)、且つマイクロエングレービング16の投影が観察されるには十分に大きくなるように配置される。
次に、光発射及び受信アセンブリ11について図4を参照して詳細に説明する。
図示の例では、アセンブリ11は、分散光源25、ピンホール27を含むダイアフラム26、半反射プレート28、返光ミラー29、コリメートレンズ30、ビデオカメラ31、及びビデオカメラ31へリンクされた表示ユニット32を含む。
ダイアフラム26及びビデオカメラ31の対物レンズ35は共役場所である半反射プレート28の両側に配置される、すなわち、これらは返光ミラー29の視点から同一の場所に配置されたものとして見られる。
この場所はコリメートレンズ30の焦点となるように選択される。したがって、2つの共役場所のそれぞれはコリメートレンズ30の焦点に対応する。
したがって、ダイアフラム26のピンホール27はコリメートレンズ30の第1の焦点に配置されると考えられ得、ビデオカメラ31の対物レンズ35はコリメートレンズ30の第2の焦点に配置されると考えられ得る。
分散光源25はダイアフラム26の可能な限り近く(例えば0.5mm未満)に配置されるため、ダイアフラム26のピンホール27は点光源を形成する。
この点光源により発射された光は、半反射プレート28により次に返光ミラー29により反射され、コリメートレンズ30を通過する。
ピンホール27はコリメートレンズ30の焦点に配置されるため、レンズ30から現れるビーム20は平行化される、すなわちその光線はすべて互いに平行に配向される。
図5は、コリメートレンズ30の焦点長Fとピンホール27の直径D(すなわち分散光源25及びダイアフラム26により形成される点光源の直径)とを概略的に示す。
実際には、点光源は、分散光源25を形成するLEDとダイアフラム26とを組み合わせた市販部品により形成され得る。
光束が十分となるには、直径Dは少なくとも10μm又はさらには少なくとも20μmである。直径Dに与えられる最大値について以下に説明する。
後方散乱器12から発するビーム21の光は、眼用レンズ14を通過した後、コリメートレンズ30を通過し、返光ミラー29により反射され、半反射プレート28を通過し、ビデオカメラ31の対物レンズ35に到達する。
この対物レンズは、ビデオカメラ31のセンサ36が後方散乱器12を撮像するように合焦される。
これらの像はビデオカメラ31へリンクされた表示ユニット32上に表示される。
したがって、表示ユニット32を見る観察者は、眼用レンズ14の面15上に存在するマイクロエングレービング16が識別及び定位され得るようにする像を見る。
これにより、オペレータは、マイクロエングレービング16が眼用レンズ14上のいずれの箇所にあるか、したがって光学中心とこの眼用レンズの球面屈折力の軸とがいずれに配置されるかを判断できるようになる。これらのパラメータは例えば、ユーザが眼用レンズ14を縁取り(すなわち、眼用レンズ14の端を、合わせられなければならないフレームの形状にカット)しようとする場合にユーザに役立つ。
実際には、縁取り機へ眼用レンズ15を取り付けるのに使用される心出しピンは、このように観察されるマイクロエングレービング16のために機器10内に配置される。心出しピンはオペレータにより手動で配置され得る。
図6は、心出しピンが自動的に配置され得るようにする要素を示す。
表示ユニット32へリンクされることに加えて、ビデオカメラ31はマイクロエングレービング16を識別及び定位することができる画像解析装置37へリンクされる。心出しピン自動配置装置38が画像解析装置37へリンクされ、画像解析装置37は心出しピンが配置されなければならない眼用レンズ14の面15上に位置する座標を心出しピン自動配置装置38へ提供する。
心出しピン自動配置装置38は、例えば米国特許第6,888,626号明細書に対応する仏国特許第2,825,466号明細書に記載されたものである。
一般的に、700nm〜1000nmの波長(すなわち可視光のスペクトル近傍の赤外線)を有することは、分散光源25としたがってダイアフラム26により形成する点光源とに有利である。
したがって、ピンホール27とビデオカメラ31のセンサ36との間のその経路上の光の減衰は、眼用レンズ14が着色された場合を含み、緩和される。
当然のことながら、ビデオカメラ31のセンサ36はこの波長帯において敏感であるように選択される。
一般的に、機器10はここでは、幅が10〜80μmのマイクロエングレービング16のために構成される。
後方散乱器12上に投影されるマイクロエングレービング16の像がコントラストされることが重要である。具体的には、これにより、比較的大きなサイズの開口3の対物レンズ35を有するビデオカメラ31を使用できるようにする。このような開口は、ビデオカメラ31のセンサ36への途中の光束の損失を制限する。
したがって、マイクロエングレービング16の流体観察を可能にするために十分な光束がビデオカメラ31のセンサ36により受信される。すなわち、ユーザは、表示ユニット32がリアルタイムで(実際には、少なくとも15Hzに等しい周波数で)リフレッシュされる間に眼用レンズ14を支持体13の上で移動させ得る。
前述の範囲の波長により、コリメートレンズ30の焦点長F(レンズ30とその焦点との間の距離)の50分の1以下の直径Dを有するピンホール27は後方散乱器12上に投影されるマイクロエングレービング16の像がコントラストされることを保証できるようにすることが観察された。
これはビーム20の空間的コヒーレンス幅とマイクロエングレービング16の幅との良好な一致の結果であると考えられる。
一般的に、マイクロエングレービングの幅の10μmの前述の下限を所与として、ビーム20の空間的コヒーレンス幅はマイクロエングレービング16の幅の5倍以上であることが有利である。
定義により、空間的コヒーレンス幅はFλ/Dに等しい。ここでλは光束の波長である。
マイクロエングレービングの幅がaで表されれば、次の関係:D≦Fλ/5aが得られる。
例えば、
− マイクロエングレービングの幅が50μmであり、
− 光束の波長が850nmであり、
− コリメートレンズ30の焦点長が200mmであれば、
ピンホール27の直径Dは680μm以下である。
光束の波長λが800〜900μmであり且つ焦点長Fが150〜300mmである場合、30μm〜60μmの幅を有するマイクロエングレービング16に対して優れた結果が得られることが観察された。
上に示すように、700nm〜1000nmの波長で発射する光源25と、コリメートレンズ30の焦点長Fの50分の1以下の光源直径Dとにより、後方散乱器12上に投影されるマイクロエングレービング16の像は良くコントラストされる。
状況によっては、直径Dは、焦点長Fの100分の1以下、150分の1、200分の1、又は250分の1となるように選択される。
ビデオカメラ31のセンサ36により受信される光束を十分なものにするために好ましいパラメータは、
− ダイアフラム26のピンホール27を通して発射される高強度の光束、及び/又は
− 後方散乱器12により散乱される光の散乱角に一致する対物レンズ35の開口(図3及び図2の右側部分を参照)
であることも観察された。
矢印39により図7に示すように、粒状性を平均化するために、後方散乱器12は機器10の使用中に回転される。
校正パターンを後方散乱器12上に配置することも可能であり(ビデオカメラ31の対物レンズ35が後方散乱器12上に合焦されることと、したがって、しかも眼用レンズ14が存在してもしなくても見られるのは、後方散乱器12であることとが想起される)、このような校正パターンは後方散乱器が急速回転しているときにはもはや感知可能でない。
参照符号16などのマイクロエングレービングはそれらの製造者を起源とする眼用レンズにより担持されたマーキングより精密であり、本発明の理解に役立つ機器は、精度の利益のために、マイクロエングレービングを直接使用できるようにすることが観察される。
例えば心出しのためのこのような精度は、レンズがさらにますます個人専用になりつつあるため、重要である。
機器10は既存機器(例えばトレーサ/ブロッカ(tracer/blocker)又はグラインダ)に容易に一体化され得ることが観察される。
本発明の理解に役立つ機器の可能な利用はマイクロエングレービングにより与えられる基準とレンズ上に存在する他のマーク(例えばレンズが供給されるマーキング)との間のあり得るずれを測定することであり、及び/又は本発明の理解に役立つ機器の別の可能な利用は機器10によるトレースにより支援されるマイクロエングレービングに対してマーキングを極めて正確にすることであることがさらに観察される。
これまで説明した機器10の実施形態では、後方散乱器12は固体回転式(すなわち、いかなる開口も呈示しない)プラテンで作製される。
次に、本発明による光学機器の第2の実施形態について図8〜図13を用いて説明する。後方散乱器12は、開口が作製されると共に光受信及び解析アセンブリがこの後方散乱器下(すなわち眼用レンズ14を収容するように設計された支持体13の反対側である後方散乱器の側)に配置された後方散乱器により置換される。
支持体13、後方散乱器内の開口及び光受信及び解析アセンブリは、後者が、眼用レンズ14及び後方散乱器内の開口を通過した後の光を平行光のビーム20から受信するように構成される。
受信光は眼用レンズ14のいくつかの光学データ(特には、その光学中心及び円柱屈折力の軸)を判断するために解析される。これらのデータは、眼用レンズ14が縁取りされる場合に、又はさらに同レンズの球面屈折力及び円柱屈折力などの他のデータを判断するために役立つ。
第2の実施形態による光学機器の第1のバージョンは図8及び図9に、第2のバージョンは図10及び図11に、並びに第3のバージョンは図12に示される。
3つのバージョンに共通の要素は図11、図13及び図14に示される。
第1のバージョン、第2のバージョン及び第3のバージョンのそれぞれでは、後方散乱器12は後方散乱器112により置換される。
後方散乱器12と同様に、後方散乱器112は回転中心40を中心とする円形輪郭を有するが、開口41、開口141及び開口241をそれぞれ有する。
図8及び図9に示す第1のバージョンでは、開口41は鋭角を有する扇型の形状をとる。開口41は回転中心40から後方散乱器112の周囲まで延びる。
図8に見られるように、光受信及び解析アセンブリ42は回転中心40を中心にして配置される。
図9に見られるように、眼用レンズ14の支持体13は回転中心40を中心位置に合わせて配置される。
平行光のビーム20からの光は、眼用レンズ14と開口41とを通過した後、光受信及び解析アセンブリ42に到達する。
図8に照らして理解されるように、光受信及び解析アセンブリ42の一部分は開口41にいかなる時点でも一致する。
したがって、光受信及び解析アセンブリ42の一部分は開口41を通過した光をいかなる時点でも受信する。
後方散乱器112の回転運動のために、光受信及び解析アセンブリ42の各部分は、後方散乱器112が一回転すると、ある瞬間に、開口41と一致する。
したがって、後方散乱器112の各回転時に、光受信及び解析アセンブリ42の全体は眼用レンズ14と開口41とを通過した光を受信する。
したがって、後方散乱器112の各回転時に、光受信及び解析アセンブリ42は眼用レンズ14の対応ゾーンの全体を通過した光を受信する。
後方散乱器112の少なくとも一回転期間中に受信された光を解析することにより、光受信及び解析アセンブリ42はレンズ14(より正確には、光受信及び解析アセンブリ42に到達する前に光が通過したゾーン)の光学データを判断することができる。
回転中心40は開口41内に配置されない(中心40はここでは開口41の周囲上にある)ため、開口41のいかなる部分も回転中心40を中心としない。
したがって、その回転中心41とその周囲との間の後方散乱器112に対向するいかなる定常点も、各回転の一部期間中、開口41の部分を形成しない後方散乱器112の一部分(すなわち固体部)と一致する。
ここで、開口41が、回転中心40にその頂点を有し且つ30°の開口角を有する角度セクタの形式をとる場合、各定常点は一回転の1/12(30/360)中に開口41と一致し、したがって、一回転の11/12中、開口41の部分を形成しない後方散乱器112の一部分と一致する。
したがって、表示ユニット32により表示される後方散乱器112の像は、開口41に対応する空隙を含まず、したがってマイクロエングレービング16がその全体として見られるようにする。
開口41が表示ユニット32上において少しでも現われるのを防止することを可能にする測定について、図11及び図14を参照して以下に説明する。
図9及び図10に示された第2の実施形態による光学機器の第2のバージョンは第1のバージョンの変形形態である。開口41は、角度セクタの形態をまたとる開口141により置換されるが、その頂点は回転中心40から離れた距離にあり、さらに、眼用レンズ14を収容するように設けられた支持体13がそうであるように、光受信及び解析アセンブリ42は回転中心40に対して中心から外れている、すなわち支持体13と光受信及び解析アセンブリ42とは互いに対して中心に置かれる。
平行光のビーム20からの光は、眼用レンズ14と開口141とを通過した後、光受信及び解析アセンブリ42に到達する。
図10に照らして理解されるように、光受信及び解析アセンブリ42の一部分は開口141にいかなる時点でも一致する。
したがって、光受信及び解析アセンブリ42の一部分は開口141を通過した光をいかなる時点でも受信する。
後方散乱器112の回転運動のために、光受信及び解析アセンブリ42の各部分は、後方散乱器112が一回転すると、ある瞬間に、開口141と一致する。
したがって、後方散乱器112の各回転時に、光受信及び解析アセンブリ42の全体は眼用レンズ14と開口141とを通過した光を受信する。
したがって、後方散乱器112の各回転時に、光受信及び解析アセンブリ42は眼用レンズ14の対応ゾーンの全体を通過した光を受信する。
回転中心40は開口141内に配置されないため、開口141のいかなる部分も回転中心40を中心としない。
開口41に関して上に説明したのと同じ理由で、開口141を含む後方散乱器112の像であって、表示ユニット32により表示される像は、開口141に対応する空隙を含まず、したがって眼用レンズ14のマイクロエングレービング16がその全体として見られるようにする。
第2の実施形態による光学機器の図12に示される第3のバージョンは、らせん形状である開口241により開口41が置換される第1のバージョンの変形形態である。さらに、眼用レンズ14を収容するように設けられた支持体13がそうであるように、光受信及び解析アセンブリ42は回転中心40に対して中心から外れている、すなわち支持体13と光受信及び解析アセンブリ42とは互いに対して中心に置かれる。
平行光のビーム20からの光は、眼用レンズ14と開口241とを通過した後、光受信及び解析アセンブリ42に到達する。
図12に照らして理解されるように、光受信及び解析アセンブリ42の一部分は開口241にいかなる時点でも一致する。
したがって、光受信及び解析アセンブリ42の一部分は開口241を通過した光をいかなる時点でも受信する。
後方散乱器112の回転運動のために、光受信及び解析アセンブリ42の各部分は、後方散乱器112が一回転すると、ある瞬間に、開口241と一致する。
したがって、後方散乱器112の各回転時に、光受信及び解析アセンブリ42の全体は眼用レンズ14と開口241とを通過した光を受信する。
したがって、後方散乱器112の各回転時に、光受信及び解析アセンブリ42は眼用レンズ14の対応ゾーンの全体を通過した光を受信する。
回転中心40は開口241内に配置されないため、開口141のいかなる部分も回転中心40を中心としない。
開口41に関して上に説明したのと同じ理由で、開口241を含む後方散乱器112の像であって、表示ユニット32により表示される像は、開口241に対応する空隙を含まず、したがって眼用レンズ14のマイクロエングレービング16がその全体として見られるようにする。
図9及び図11に見られるように、光受信及び解析アセンブリ42はハルトマンマトリックス45と、ハルトマンマトリックス45から所定の距離e(図11)に配置された画像センサ46とを含む。
ハルトマンマトリックス45は一定間隔で穿孔された不透明板であるため、センサ46により捕捉される像はそれぞれがマトリックス45の1つの孔に対応する発光点のマトリックスであり、これらの発光点の位置は眼用レンズ14の光学的特性に依存する。
したがって、画像センサ46により捕捉された像の解析は、例えばハルトマン又はシャック−ハルトマン偏向計測法を介し、眼用レンズ14の光学的特性(特にその光学中心、その円柱屈折力の軸、その球面屈折力、その円柱屈折力及び他の特性)を判断できるようにする。より詳細については、例えば米国特許第6,888,626号明細書又は国際公開第95/34800号パンフレットに対応する仏国特許第2,825,466号明細書が参照され得る。
図11に見られるように、画像センサ46は、眼用レンズ14の光学的特性を判断することができる画像解析装置47へリンクされる。
画像解析装置47は、したがって、画像解析装置47により判断された眼用レンズ14の光学的特性を表示し得る表示ユニット32へリンクされる。
したがって、図13に示すように、本発明による光学機器の第2の実施形態では、心出しピン配置装置38は画像解析装置37だけでなく画像解析装置47へもリンクされる。これは、心出しピン自動配置装置38は心出しピンがマイクロエングレービング16によってだけでなく、レンズ14の光学的特性によっても配置されなければならない眼用レンズ14の面15上の場所の座標を確認し得ることを意味する。
図11は、後方散乱器122を回転させるように駆動する装置50であって、後方散乱器122を、回転中心40を中心として回転させるように構成された装置50を概略的に示す。
図11を参照して、どのようにして参照符号41、141又は241などの開口に対応する空隙が表示ユニット32上に現われるのを防止し得るかを説明する。
ビデオカメラ31と、後方散乱器112を回転させるように駆動する装置50とは、ビデオカメラ31が撮像する各時間間隔が後方散乱器112の整数回転数に対応するように構成された制御装置51へリンクされる。
図示の例では、各像は1/20秒期間中に撮影され、後方散乱器112は1/20秒で一回転する(すなわち1200回転/分の速度)。
上に説明したように、回転中心40は参照符号41、141、241などの開口内に配置されないため、これら開口のいかなる部分も回転中心40を中心としない。
したがって、その回転中心40とその周囲との間の後方散乱器112に対向するいかなる定常点も、各回転の少なくとも一部期間中は、開口の一部を形成しない後方散乱器112の一部分(固体部)と一致する。
同様に、ビデオカメラ31のセンサ36の各画素は、各回転の一部期間中、開口の一部を形成しない後方散乱器112の一部分から光を受信する。
各像は後方散乱器112の1又は複数の全回転中に撮影されるため、各画素は、参照符号41、141又は241などの開口の一部を形成しない後方散乱器112の部分から到来する光のうちの同じ割合の光を受信する。
したがって、ビデオカメラ31により撮影された各像は、参照符号41、141又は241などの開口に対応する空隙を含まない。
表示ユニット32を見るオペレータは、後方散乱器112のすべて又は一部があまり明るく見えないことを除いて、固体後方散乱器12による像と同じ像を見る。
例えば、図8及び図9に示す開口41を有する後方散乱器112について、後方散乱器112の感知輝度は、他のすべてが等しければ、全体として後方散乱器12の感知輝度の11/12である。
したがって、図8及び図9に示す開口41を有する後方散乱器112は、光を光受信及び解析ユニット42へ依然として通すが、完全に固体の後方散乱器(後方散乱器12と全く同様)として感知される。
図10及び図11に示す開口141を有する後方散乱器112について、その半径が回転中心40及び開口141の頂点との間の距離に対応する中央部は後方散乱器12と同じ輝度で感知され、後方散乱器112の残り部分はあまり明るくないと感知される。
すべての場合、後方散乱器112の像はマイクロエングレービング16がその全体として見られるようにする。
制御装置51の実装は例えば、ビデオカメラ31及び回転駆動装置50を制御する共通時間ベース生成器を含む。
図11に示す例では、後方散乱器112の位置を確認する検知器52がまた、その回転速度が自動的に制御され得るようにするために設けられた。
変形形態として、図14に示すように、ビデオカメラ31と後方散乱器12を回転させるように駆動する装置50とを制御するために参照符号51などの制御装置を設けるのではなく、後方散乱器112を回転させるように駆動する装置50、及び分散光源25とダイアフラム26とにより形成された点光源の分散光源25へリンクされる装置55を設ける。
制御装置55は光源25に閃光を発射させるように構成され、光源25が閃光を発射する各期間は後方散乱器112の整数回転数に対応する。
例えば、後方散乱器112が1200回転/分の速度で回転すれば、したがって1/20秒毎に一回転すれば、各閃光は1/20秒の期間又は1/20秒の倍数の期間を有する。
閃光間にはいかなる光も発射されないため、閃光が発射される瞬間のみが表示ユニット32上に現われる。
像が表示ユニット32上に現われる各瞬間は後方散乱器112の1又は複数の全回転の間のみ持続するため、表示された各画像は、参照符号41、141又は241などの開口に対応する空隙を含まない。
表示ユニット32を見るオペレータは、像が、光源25により発射された閃光の速さで振動する輝度を有することを除き、参照符号51などの制御装置によるものと同じ像を見る。
制御装置55の実装は例えば、光源25の閃光と回転駆動装置50とを制御する共通時間ベース生成器を含む。
一般的に、後方散乱器12又は後方散乱器112の回転の好適な範囲は600〜5000回転/分である。
第2の実施形態による光学機器の図15に示された第4のバージョンは第2のバージョン(図10及び図11)の変形形態であり、開口141は後方散乱器112の周囲まで及ばない開口341により置換される。
より正確には、開口341は、その頂点が回転中心40からオフセットされその円形−弧状側が後方散乱器112の周囲からオフセットされた角度セクタの形状である。
図16は、後方散乱器112に対向する固定ゾーンに含まれる様々な部分を示す。
これは、環状部60、部分61により囲まれる円盤状部分61、及び部分60を囲む環状部62を伴う。
部分60の各サイトは、後方散乱器112の回転の過程で、随時開口341と一致した状態になり、随時後方散乱器112の固体部と一致した状態になる。
部分61の各サイト及び部分62の各サイトは後方散乱器112の固体部分と恒久的に一致する。
部分61の円形状輪郭は回転中心40と開口341の頂点とのオフセットに対応する半径を有する。
部分62の内側輪郭は開口341の円弧状側の半径を有する。部分62の外側輪郭は後方散乱器112の半径を有する。
部分60の内側輪郭は部分61の輪郭に対応する。部分60の外側輪郭は部分62の内側輪郭に対応する。
図15の後方散乱器112に対向する固定ゾーンが光受信及び解析アセンブリ42の側にあれば、
− 部分61も部分62も、光受信及び解析アセンブリ42に向かう光により横断されず、
− 部分60は、いかなる時点でも、後方散乱器112の固体部分に一致する副部と開口341に一致する副部とを含む。
後方散乱器112の固体部分に一致する副部は光受信及び解析アセンブリ42に向かう光により横断されない。
開口341に一致する副部は光受信及び解析アセンブリ42に向かう光により横断される。
光受信及び解析アセンブリ42が部分60に配置されれば、後方散乱器112の各回転時に、光受信及び解析アセンブリ42の全体は眼用レンズ14と開口341とを通過した光を受信する。
したがって、後方散乱器112の各回転時に、光受信及び解析アセンブリ42は眼用レンズ14の対応ゾーンの全体を通過した光を受信する。
図15の後方散乱器112に対向する固定ゾーンが支持体13の側にあれば、
− 部分61と部分62とは光発射及び受信アセンブリ11に向かう光により恒久的に横断され、
− 部分60は、いかなる時点でも、後方散乱器112の固体部分に一致する副部と開口340に一致する副部とを含む。
後方散乱器112の固体部分に一致する副部は光発射及び受信アセンブリ11に向かう光により横断される。
開口341に一致する副部は光発射及び受信アセンブリ11に向かう光により、又はそうでなければ低強度の光により横断されない。
ビデオカメラ31のセンサ36により捕捉される後方散乱器112の像は、輝度に関して図16と同じ態様を有し、部分61及び部分62に対応する中心と周囲とに、より明るいゾーンを、且つ部分60に対応するこれらの部分の間に、若干明るさが低い部分を有する。
開口41を有するリヤビューミラー112(図8)については、開口41の頂点は回転中心40上にあり(したがって、参照符号61などの部分はない)、開口41は後方散乱器112の端まで行く(したがって参照符号62などの部分はない)ため、参照符号60などの部分のみが存在することが観察される。
同様に、開口141を有する後方散乱器112(図10)については、参照符号62などの部分はなく、参照符号61などの部分及び参照符号60などの部分のみが存在する。
第2の実施形態による光学機器の図17に示された第5のバージョンは第1のバージョン(図8)の変形形態である。ここで、開口41は、回転中心40と同じ中心を有しその辺が等しくない矩形状開口441により置換される。すなわち、図17において垂直方向に配向された辺は図17において水平方向に配向された辺より大きい。
図19は、図17の後方散乱器112に対向する固定ゾーンに含まれる様々な部分を示す。
これは、環状部63、部分63により囲まれた円盤状部分64、及び部分63を囲む環状部65を伴う。
部分63の各サイトは、後方散乱器112の回転の過程で、随時開口441と一致した状態になり、随時後方散乱器112の固体部と一致した状態になる。
部分64の各サイトは開口441と恒久的に一致する。
部分65の各サイトは後方散乱器112の固体部分と恒久的に一致する。
図18に照らし良く理解されるように、部分64の円形状輪郭は開口441の短辺の一方の長さである直径を有し、部分65の内側輪郭は開口441の対角線上にある直径を有し、部分65の外側輪郭は後方散乱器112の直径を有する。
部分63は開口441が回転中心40を中心として非対称ではないため、存在することに注意されたい。
光受信及び解析アセンブリ42と光発射及び受信アセンブリ11とに関連して、部分63及び65は、図16に示す固定ゾーンの部分60及び部分61又は62のようにそれぞれ振る舞う。
一方、部分64の各サイトは開口441と恒久的に一致するため、
− 固定ゾーンが光受信及び解析アセンブリ42の側にあれば、部分64は光受信及び解析アセンブリ42に向かう光により恒久的に横断され、
− 固定ゾーンが支持体13の側にあれば、部分64は光発射及び受信アセンブリ11に向かう光により横断されない又はそうでなければ低強度の光により横断される。
ビデオカメラ31のセンサ36により捕捉される後方散乱器112の像は輝度に関して図19と同じ態様を有し、部分64に対応する中心に、暗いゾーンを、部分65に対応する周囲に、より明るいゾーンを、且つ部分63に対応するこれらの部分の間に、若干明るさが低いゾーンを有する。
マイクロエングレービング16の、又はとにかく少なくとも1つの特性点の位置を与えるように眼用レンズ上に存在する傾向のあるいくつかの他の性質の所定指標の、良好なトレーシングを可能にするための一般的な方法では、参照符号64などの部分が存在しないか又は可能な限り小さい(例えば100mm以下)ことが望ましい。
部分64は回転中心40が開口41内にあるために存在することに注意されたい。
上に例示し説明したすべての例示的実施形態では、後方散乱器112は回転中心40を中心として連続的に回転し得る。
回転駆動装置50は各周期において後方散乱器112に同一運動(すなわち回転中心40のまわりの完全な回転)をさせる、周期的に駆動する装置であることが観察される。
図20に示す光学機器の第3の実施形態では、回転中心40を中心として連続的な方法で回転するように駆動される後方散乱器112は、方向70に沿った往復運動で平行移動される後方散乱器112により置換される。
往復運動で駆動するこの装置は矢印71により図21に象徴化される。
図21は、往復運動の極限位置の1つを実線で、他の極限位置を破線で示す。
ここで、後方散乱器112は、矩形輪郭を有し、後方散乱器112と同じ中心を有する開口541を呈示し、比較的狭い。
図22は、図16及び19と同様に、図20の後方散乱器112に対向する固定ゾーンに含まれる様々な部分を示す。
これは、矩形部分75と、その内側輪郭が部分75のものに対応しその外側輪郭が矩形である部分76とを伴う。
後方散乱器112の外方向復帰運動(outward−return movement)の過程で、部分75の各サイトは、随時開口541と一致する状態となり、随時後方散乱器112の固体部分と一致する状態となる。
部分76の各サイトは後方散乱器112の固体部分と恒久的に一致する。
したがって、部分75は部分60(図16)又は部分63(図19)と同様の方法で振る舞い、部分76は部分61又は62(図16)及び部分65(図19)と同様の方法で振る舞う。
不図示の変形形態では、後方散乱器を周期的に駆動する装置は、交互に(往復運動)ではなく連続的な方法で後方散乱器を所定方向に沿って平行移動させるように構成される。例えば、後方散乱器はいくつかのローラのまわりを走るエンドレスベルトにより運ばれる。
不図示の別の変形形態では、後方散乱器は、所定角度振幅の往復運動を行うことにより、連続的な方法ではなく交互に回転するように駆動される。
不図示の変形形態では、光後方散乱器は別の性質の光ユニット(例えば逆反射体)により置換される。
この場合、参照符号31などのカメラの参照符号35などの対物レンズは返光ユニット上ではなくレンズ14上に合焦される。
不図示の変形形態では、マイクロエングレービング16は、プリズム基準点(PRP)(例えば消去可能インクマーキング)などの少なくとも1つの特性点の位置を与えるように、レンズ14上に存在する他の所定指標により置換される。
不図示の変形形態では、光発射及び受信アセンブリ11は、例えば平行光ビームでない入射ビーム20、及び/又は分散光源25とダイアフラム26とにより形成される点光源と異なる光源(例えば分散光源により直接形成される光源)を有するという点で異なる。
図23は図11に示された光受信及び解析アセンブリ42の変形形態を示す。ここでは、ハルトマンマトリックス45は分離されないが、より拡大されたマスク80の一部を形成し、アセンブリ42はまた、マスク80中の孔82に面して配置された光源81を含む。
光源81により発射された光は、孔82、開口141を通過し、光発射及び受信アセンブリ11に向かい、ここでビデオカメラ31のセンサ35により受信される。
孔82は、光学機器の校正を行うように働く例えば図24に示すような所定パターン83(ここでは3つの孔による3つの孔の交叉グリッド)を形成し得る。
図24では図を簡単にするためにハルトマンマトリックス45は表されていないことに注意されたい。
図25はハルトマンマトリックス45の孔の編成の変形形態を示す。ここでは、いくつかの孔85及び86はこのハルトマンマトリックス45を通過する光に関する解析能力を改善するようにより大きい。
不図示の変形形態では、ハルトマンマトリックス45は、眼用レンズ14の特性点を判断できるようにする(より一般的にはその球面屈折力、その円柱屈折力、及びその円柱屈折力軸などのこのレンズの他の特性を判断できるようにする)パターンの別のマトリックスにより置換される。
不図示の変形形態では、光受信及び解析アセンブリ42は他の光学的特性(例えばレンズ14の分極軸)を判断することができる。
状況によっては他の多くの変形形態が可能であり、この点で、本発明は説明及び表された例に限定されないことが想起される。

Claims (15)

  1. 眼用レンズ(14)の少なくとも1つの特性点をチャート化する光学機器であって、
    −画像捕捉ユニット(35)と前記画像捕捉ユニットへリンクされた画像利用ユニット(32)とを含む光発射及び受信アセンブリ(11)と、
    −返光ユニットと、
    −前記光発射及び受信アセンブリ(11)と前記返光ユニットとの間に前記眼用レンズ(14)を収容するように構成された支持体(13)と、
    − 前記返光ユニット内に作製された開口と、
    − 前記支持体(13)の反対側の前記返光ユニットの側に位置する光受信及び解析アセンブリ(42)と
    を含む、光学機器であって、
    前記光発射及び受信アセンブリ(11)、前記支持体(13)及び前記返光ユニットは、前記光発射及び受信アセンブリ(11)から発する入射光ビーム(20)が、前記眼用レンズ(14)を通過し、前記返光ユニット(12)に衝突し、前記眼用レンズに向かって戻り、再度前記眼用レンズ(14)を通過し、次いで、前記光発射及び受信アセンブリ(11)に戻って、前記画像捕捉ユニット(35)へ到達するように配置され、
    前記画像捕捉ユニット(35)は、前記少なくとも1つの特性点の位置を与えるように前記眼用レンズ上に存在する傾向のある所定指標を識別及び定位するように前記画像利用ユニット(32)へ像を提供するように構成され、
    前記支持体(13)、前記返光ユニット及び前記開口は、前記光受信及び解析アセンブリ(42)が、前記入射ビーム(20)から、前記眼用レンズと前記開口とを通過した光を受信するように構成され、
    前記光受信及び解析アセンブリ(42)は、前記受信された光に基づき、前記眼用レンズ(14)の前記少なくとも1つの特性点をチャート化するように構成され、
    前記開口(41;141;241;341;441;541)と、前記返光ユニット(112)を周期的に駆動する装置(50;71)とは、前記返光ユニット(112)に対向する固定ゾーンが少なくとも一部分(60;63;75)を含むように構成され、
    前記一部分(60;63;75)の各サイトは、一周期の過程で随時前記開口(41;141;241;341;441;541)に一致し、且つ、随時前記返光ユニット(112)の固体部に一致することを特徴とする、光学機器。
  2. 前記開口(41;141;241;341;541)と前記返光ユニット(112)を周期的に駆動する前記装置(50;71)とは、前記返光ユニット(112)に対向する前記固定ゾーンが一周期の過程で前記開口(41;141;241;341;541)と恒久的に一致するいかなる部分も含まないように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記返光ユニット(112)を周期的に駆動する前記装置(50)は、所定の回転中心(40)のまわりで前記返光ユニット(112)を回転させるように構成され、及び、
    前記開口(41;141;241;341)は、前記返光ユニット(112)の前記回転中心(40)が前記開口(41;141;241;341)内以外の他の箇所にあるように構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 前記返光ユニット(112)は円形輪郭を有し、及び前記開口(41;141;341)は鋭角を有する扇型の形状であることを特徴とする、請求項3に記載の光学機器。
  5. 前記返光ユニット(112)は円形輪郭を有し、及び前記開口(241)はらせん形状であることを特徴とする、請求項3に記載の光学機器。
  6. 前記返光ユニット(112)を周期的に駆動する前記装置(50)は、所定の回転中心(40)のまわりで前記返光ユニット(112)を回転させるように構成され、及び前記開口(441)は、前記返光ユニット(112)の前記回転中心(40)が前記開口(441)内にあり、一方で前記開口の輪郭が前記回転中心(40)を中心とした軸対称以外のものであるように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の光学機器。
  7. 前記返光ユニット(112)を周期的に駆動する前記装置(71)は、前記返光ユニットを所定方向(70)に沿って往復平行移動させるように構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の光学機器。
  8. 前記返光ユニット(112)は矩形輪郭を有し、及び前記開口(541)は矩形状であることを特徴とする、請求項7に記載の光学機器。
  9. 前記返光ユニット(112)を周期的に駆動する前記装置(50)と前記光発射及び受信アセンブリ(11)に含まれる前記画像捕捉ユニット(31)とは、前記画像捕捉ユニット(31)が撮像する各期間が、前記返光ユニット(112)が整数回の周期をなす期間を有するように構成された制御装置(51)へリンクされることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学機器。
  10. 前記返光ユニット(112)を周期的に駆動する前記装置(50)と前記光発射及び受信アセンブリ(11)に含まれる光源(25〜27)とは、前記光源(25〜27)に、それぞれ前記返光ユニット(112)が整数回の周期をなす期間を有する、閃光を発射させるように構成された制御装置(55)へリンクされることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学機器。
  11. 前記光受信及び解析アセンブリ(42)は、前記眼用レンズ(14)と前記開口(41;141;241;341;441;541)とを通過した入射ビーム(20)の前記光の偏向を測定する装置(45〜47)を含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の光学機器。
  12. 前記光受信及び解析アセンブリ(42)は、前記眼用レンズ(14)と前記開口(41;141;241)とを通過した前記入射ビーム(20)の前記光により照射されるマトリックス状パターン(45)と、前記マトリックス状パターン(45)を通過した前記光により照射される別の画像捕捉ユニット(46)と、前記眼用レンズ(14)の前記少なくとも1つの特性点をチャート化するために、前記他の画像捕捉ユニット(46)により捕捉された前記像を解析する解析装置(47)とを含むことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の光学機器。
  13. 前記他の画像捕捉ユニット(46)により捕捉された前記像を解析する前記解析装置(47)は、前記眼用レンズ(14)の前記少なくとも1つの特性点を表示する表示ユニット(32)へリンクされることを特徴とする、請求項12に記載の光学機器。
  14. 前記他の画像捕捉ユニット(46)により捕捉された前記像を解析する前記解析装置(47)は、前記眼用レンズ(14)上の心出しピンを自動定位する装置(38)へリンクされることを特徴とする、請求項12又は13に記載の光学機器。
  15. 前記光受信及び解析アセンブリ(42)はさらに、前記開口(41;141;241;341;441;541)を通過し、且つ前記光発射及び受信アセンブリ(11)により受信される光を発射するように構成された光源(81)を含み、及び前記光受信及び解析アセンブリ(42)は、少なくとも1つの所定パターン(83)を形成する孔(82)であって、前記光受信及び解析アセンブリ(42)に含まれる前記光源(81)により発射された前記光が通過する、孔(82)を呈示するマスク(80)を含むことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の光学機器。
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