JP6487232B2 - 赤外線発光ダイオード - Google Patents

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Description

本発明は赤外線発光ダイオードに関する。
一般に波長が3μm以上の長波長帯の赤外線は、その熱的効果やガスによる赤外線吸収の効果から、人体を検知する人感センサや非接触温度センサ、及びガスセンサ等に使用されている。これらの使用例の内、特にガスセンサは大気環境の監視や保護、更には火災の早期検知などにも使用可能であり、近年注目されている。上記赤外線を使用したガスセンサの原理は以下のようなものである。まず、赤外線の光源と受光素子との間の空間に、測定したいガスを注入する。特定のガスは特定の波長の赤外線を吸収する為、ガスの注入前と注入後の波長スペクトルを解析することで、ガスの種類や濃度を測定することができる。
ここで、赤外線の光源としては白熱球が使用されるが、白熱球から発せられる赤外線は白色光である為、特定の波長を分光する為には受光素子側にフィルタを設ける必要がある。この種のフィルタは高価であり、また赤外線の強度を弱める為にガスセンサの感度を低下させる。さらに白熱球の寿命が短い為に頻繁に光源を交換する必要がある。
上記の様な問題を解決する為には、光源として特定波長の赤外線を発する半導体の発光素子(LED:Light Emitting Diode)を使用することが有効である。
特許文献1に開示された技術により、室温において熱励起された正孔による拡散電流、及び暗電流を抑制した赤外線発光素子が実現されている。
WO2009−113685号
赤外線発光ダイオードは、ガスセンサ等の電子機器に搭載されることが多く、そのため小型化と高出力化の両立、すなわち発光効率(単位面積当たりの発光強度)がより優れた赤外線発光ダイオードが望まれている。
そこで、この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、発光効率がより優れた赤外線発光ダイオードを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る発光ダイオードは、基板と、前記基板上に形成され、In及びSbを含む材料からなるメサ部を有し、互いに分離された複数の化合物半導体積層部と、前記複数の化合物半導体積層部上に形成され、前記メサ部の上部であるメサ上部を露出する第1開口部及び前記メサ部の下部であるメサ下部を露出する第2開口部を有する絶縁層と、前記複数の化合物半導体積層部のうちの一方の化合物半導体積層部の前記第1開口部と、前記複数の化合物半導体積層部のうちの他方の化合物半導体積層部の前記第2開口部とを介して、前記一方の化合物半導体積層部と前記他方の化合物半導体積層部とを電気的に接続する配線部と、を備え、前記化合物半導体積層部を平面視したときに、前記第1開口部の面積は前記メサ上部の面積の20%以上であり、かつ、前記第1開口部と前記第2開口部との最短距離をなす第1の方向における前記メサ上部の長さW1は、前記第1の方向と平面視で直交する第2の方向における前記メサ上部の長さL1よりも短いことを特徴とする。
本発明の赤外線発光ダイオードによれば、発光効率(単位面積当たりの発光強度)がより優れた赤外線発光ダイオードを実現可能である。
本実施形態に係る赤外線発光ダイオード100の構成例を示す模式図である。 化合物半導体積層部20の構成例を示す模式図である。 赤外線発光ダイオード100の製造方法を工程順に示す断面模式図である。 赤外線発光ダイオード100の製造方法を工程順に示す断面模式図である。 赤外線発光ダイオード100の製造方法を工程順に示す断面模式図である。 赤外線発光ダイオード100の製造方法を工程順に示す断面模式図である。 実施例1に係る化合物半導体積層膜120を示す断面模式図である。 実施例1に係る赤外線発光ダイオード200を示す平面模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態)について説明する。
<赤外線発光ダイオード>
(1)全体構成
本実施形態に係る赤外線発光ダイオードは、基板と、基板上に形成され、In及びSbを含む材料からなるメサ部を有し、互いに分離された複数の化合物半導体積層部と、複数の化合物半導体積層部上に形成され、メサ部の上部であるメサ上部を露出する第1開口部及びメサ部の下部であるメサ下部を露出する第2開口部を有する絶縁層と、複数の化合物半導体積層部のうちの一方の化合物半導体積層部の第1開口部と、複数の化合物半導体積層部のうちの他方の化合物半導体積層部の第2開口部とを介して、一方の化合物半導体積層部と他方の化合物半導体積層部とを電気的に接続する配線部と、を備える。化合物半導体積層部を平面視したときに、第1開口部の面積はメサ上部の面積の20%以上であり、かつ、第1開口部と第2開口部との最短距離をなす第1の方向におけるメサ上部の長さW1は、第1の方向と平面視で直交する第2の方向におけるメサ上部の長さL1よりも短い。これにより、本実施形態に係る赤外線発光ダイオードは発光効率(単位面積当たりの発光強度)が増大する。
この作用機序は完全には明らかになっていないが、化合物半導体積層部の内部に印加される電界集中が緩和されるためであると本発明者は推測している。このような化合物半導体積層部の内部に印加される電界集中は、In及びSbを含む材料からなる化合物半導体積層部を用いた赤外線発光ダイオードにおいて顕著に発現する事象であり、先行して技術開発が進められている可視光の発光ダイオードでは特段問題となっていなかった事象である。In及びSbを含む材料からなる化合物半導体積層部は、可視光の発光ダイオードで用いられる化合物半導体積層部よりもバンドギャップが狭く、また低抵抗な部材であることに起因して、顕著な電界集中が発生し、十分な発光効率が得られなかったものと本発明者は推察している。
より発光効率を向上させる観点から、化合物半導体積層部を平面視したときに、第1開口部の面積は化合物半導体積層部のメサ上部の面積の20%以上であり、40%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましく、80%以上であることがより更に好ましい。
より発光効率を向上させる観点から、上記メサ上部の長さW1は、100μm以下であることが好ましく、75μm以下であることがより好ましい。
より発光効率を向上させる観点から、上記メサ上部の長さW1と、上記メサ上部の長さL1は、0.05≦W1/L1≦0.4を満たすことが好ましく、0.05≦W1/L1≦0.3を満たすことがより好ましく、0.05≦W1/L1≦0.2を満たすことがより更に好ましい。
より発光効率を向上させる観点と、素子の静電耐圧性を向上させる観点から、複数の化合物半導体積層部の個数は2個以上40個以下であり、これら2個以上40個以下の化合物半導体積層部が配線部により直列接続されていることが好ましい。また、同観点から、複数の化合物半導体積層部の個数は4個以上20個以下であり、これら4個以上20個以下の化合物半導体積層部が配線部により直列接続されていることがより好ましい。
より発光効率を向上させる観点から、複数の化合物半導体積層部の各々は、平面視したときに、第2の方向における第1開口部の長さL2は、第2の方向における第2開口部の長さL4よりも短いことが好ましい。
以下、本実施形態に係る赤外線発光ダイオードの各構成部について、例を挙げて説明する。
(2)基板
本実施形態に係る赤外線発光ダイオードにおいて、基板は、In及びSbを含む材料からなる化合物半導体積層部を形成可能なものであれば特に制限されない。具体的には、基板として、Si基板、GaAs基板、InAs基板、InP基板上にバッファ層が形成された異種基板などが挙げられる。結晶性の高い化合物半導体積層部を形成する観点から、基板表面の格子定数が、基板と直接接する化合物半導体積層部の材料の格子定数と近いことが好ましい。この観点から、基板として、基板表面にバッファ層を設けた基板を用いることが好ましい場合もある。また、例えば分離溝により複数の化合物半導体積層部を各々分離する観点から、基板材料は、絶縁性又は半絶縁性の材料であることが好ましい。
基板の大きさは特に制限されないが、小型化の観点から1mm以下であることが好ましい。本実施形態に係る赤外線発光ダイオードは発光効率が優れているため、基板の大きさが1mm以下であっても十分な発光強度を実現することができる。
(3)化合物半導体積層部
本実施形態に係る赤外線発光ダイオードにおいて、化合物半導体積層部は、基板上に複数存在する。複数の化合物半導体積層部の各々は、In及びSbを含む材料からなり、例えば分離溝により各々分離されている。複数の化合物半導体積層部の各々はメサ部を有する。メサ部とは、断面視したときに凸形状となる部であり、立体形状としては四角柱形状又は台形錐形状の領域である。メサ部の上部(すなわち、上面領域)がメサ上部、メサ部の下部(すなわち、下面領域)がメサ下部である。
基板上に複数存在する化合物半導体積層部は、配線部により直列接続される。直列接続された複数の化合物半導体積層部の群が複数存在してもよい。直列接続された複数の化合物半導体積層部の群が複数存在する場合、化合物半導体積層部の群がそれぞれ独立に存在してもよいし、化合物半導体積層部の群が直列接続されていてもよいし、化合物半導体積層部の群が並列接続されていてもよい。
化合物半導体積層部は、電力の印加により発光する。電力の印加により発光するために、化合物半導体積層部は内部にpn接合又はpin接合、pπn接合、pνn接合を有することが好ましい。pn接合の場合は接合領域近傍が発光領域となり、pin接合の場合はi層が発光領域となり、pπn接合の場合はπ層が発光領域となり、pνn接合の場合はν層が発光領域となる。ここで、i層はドーピングされていない材料の層を意味し、π層は低濃度にp型ドーピングされた材料の層を意味し、ν層は低濃度にn型ドーピングされた材料の層を意味する。pn、pin、pπn、pνn接合を形成する材料は、各層が同じ材料であってもよいし、異なっていてもよいが、素子特製の向上の観点からは各層が同じ材料であることが好ましい。n型ドーパントとしては、Si、Te、Sn、S、Se等を用いることができる。p型ドーパントとしては、Be、Zn、Cd、C、Mg、Ge、Cr等を用いることができる。
また、化合物半導体積層部は、目的に応じてバンドギャップが相対的に大きいワイドバンドギャップ層や、高濃度にドーピングされたコンタクト層や保護層等を更に有していてもよい。
本実施形態に係る赤外線発光ダイオードをガスセンサへ適用する場合、赤外線発光ダイオードは波長が3μm以上の赤外線を発光するものであることが好ましい。3μm以上の赤外線を発光させるためには、動作環境温度における発光領域のバンドギャップが0.41eV以下であればよく、このような赤外線を発光させる材料として、InSb、AlInSb、InAsSb、InSbN等が挙げられるがこれに限定されない。InAsSb1−x混晶(0<x<1)のエネルギーバンドギャップEは、0.58x−0.41x+0.18=Eで表される。中赤外線を発光させる材料として、InSb、AlInSb、InAsSb、InSbN等を用いる場合、ワイドバンドギャップ層としては、AlInSb、 GaInSb、もしくはAlAs、GaAs、AlSb、GaSb、又はそれらの混晶が挙げられるが、これに限定されない。例えば、Al0.17In0.83Sb層の室温におけるバンドギャップは0.46eVである。ワイドバンドギャップ層は発光領域と接するように配置されることが好ましく、n型ドーピングされたワイドバンドギャップ層を発光領域とn層との間に形成する形態や、p型ドーピングされたワイドバンドギャップ層を発光領域とp層との間に形成する形態や、それらを両方形成する形態等が挙げられる。
化合物半導体積層部は、公知の方法で形成することが可能であり、一例としてはMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)や、MBE(Molecular Beam Epitaxy)等の製膜技術により形成することができる。また化合物半導体積層部のメサ部も、公知の方法で形成することが可能であり、一例としてはフォトリソグラフィー法で形成されたマスク部材を用いたドライエッチングやウェットエッチングにより形成することができる。
また、化合物半導体積層部の各々を分離する分離溝も公知の方法により形成することが可能であり、一例としては、フォトリソグラフィー法で形成されたマスク部材を用いたドライエッチングやウェットエッチングにより形成することができる。
(4)絶縁層
本実施形態に係る赤外線発光ダイオードにおける絶縁層は、複数の化合物半導体積層部上に形成されている。この絶縁層は、メサ上部を露出する第1開口部と、メサ下部を露出する第2開口部とを有する。すなわち、絶縁層において、化合物半導体積層部のメサ上部を覆う部分には第1開口部が形成され、メサ下部を覆う部分には第2開口部が形成されている。絶縁層の材料としては、化合物半導体積層部と配線部とを電気的に絶縁可能なものであれば特に限定されず、酸化ケイ素、窒化珪素等を用いることができる。
化合物半導体積層部に効率的に電力を供給し、発光効率を向上させる観点から、化合物半導体積層部を平面視したときの第1開口部の面積は、化合物半導体積層部のメサ上部の面積の20%以上であり、40%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましく、80%以上であることがより更に好ましい。
第1開口部及び第2開口部は、公知の方法で形成することが可能であり、一例としては、絶縁層の材料を化合物半導体積層部の全面に蒸着法や成長法により形成し、次に、フォトリソグラフィー法で形成されたマスク部材を用いて絶縁層をドライエッチングやウェットエッチングをすることにより形成することができる。第1開口部及び第2開口部の形状は特に制限されず、平面視で矩形状、多角形状、円状、楕円状等に例示されるいずれの形状であってもよい。プロセスを容易にするために、分離溝を形成するためのマスク部材として絶縁層の部材を用い、分離溝を形成する際には、このマスク部材として用いられた絶縁層を赤外線発光ダイオードにおける絶縁層として用いてもよい。この場合は、マスク部材として用いられる(マスク用)絶縁層の形成工程と、化合物半導体積層部と配線部とを電気的に絶縁するための(絶縁用)絶縁層の形成工程とを兼用することができ、(絶縁用)絶縁層の材料を化合物半導体積層部の全面に蒸着法や成長法により形成する必要がなくなるため好ましい。工程数の増大抑制に寄与することができる。
(5)配線部
本実施形態に係る赤外線発光ダイオードにおける配線部は、絶縁層に形成された第1開口部と、絶縁層に形成された第2開口部とを介して、分離溝により分離された一方の化合物半導体積層部と他方の化合物半導体積層部とを電気的に接続する。
配線部の材料としては、上述の通り、一方の化合物半導体積層部と他方の化合物半導体積層部とを電気的に接続することが可能な導電性の材料であれば特に制限されない。また、配線部は単一の材料からなってもよいし、複数の材料の混合又は積層であってもよい。配線部は公知の方法で形成することが可能であり、一例としては、フォトリソグラフィー法で形成されたマスク部材、及び、化合物半導体積層部の全面に、蒸着法やスパッタリング法により導電性材料を形成し、さらに剥離液を用いてマスク部材を剥離すること(すなわち、リフトオフ法)により形成することができる。
効率的に化合物半導体積層部に電力を供給する観点から、配線部は、化合物半導体積層部と直接接する部材としてコンタクト抵抗を低減可能な材料(例えばTi、Ni、Cr等)からなる第1層を形成し、その上に抵抗の小さな材料(例えばAu、Cu、Cr、Ni、Al等)からなる第2層を形成した積層構造であることが好ましい。さらに、配線部は、第1層と第2層との間に、物質の拡散を抑制するような材料(例えばPt等)からなる第3層をさらに備えることも好ましい。
配線部の数は基本的に「化合物半導体積層部の数−1」となる。すなわち、3つの化合物半導体積層部が直列接続された赤外線発光ダイオードにおいては、2つの配線部が必要となる。赤外線発光ダイオードの両端(一方はメサ上部、他方はメサ下部)には、外部からの電力を効率的に注入するための端部電極を備えていることが好ましい。端部電極としては、配線部形成と同じプロセス中に、同じ材料で形成することができる。端部電極も、第1開口部又は第2開口部を覆うように形成されることが好ましい。
(6)その他
本実施形態に係る赤外線発光ダイオードは、外部から電力を供給するための外部接続配線をさらに備えていてもよい。外部接続配線は、外部端子と、接続部により直列接続された複数の化合物半導体積層部の各両端とを電気的に接続する部材であり、例えば金属細線(ボンディングワイヤー)や、金属バンプ等を用いることができる。
発光効率を上げる目的で、基板を研磨して薄く、且つ、裏面を粗く加工しても良い。基板の研磨は公知の方法で行うことができる。GaAs基板の場合、300μm以下の厚みにすることが好ましい。
発光効率を上げる目的で、裏面に基板よりも屈折率の低い材料の薄膜が形成されていても良い。薄膜の材料としては、TiO、SiO、SiNなどが挙げられるがこの限りではない。赤外線の発光強度増加の観点から、薄膜の厚みは0.1μm以上1μm以下であることが好ましい。
<具体例>
以下、本実施形態をより詳細に説明するために、図面を用いて具体例を示す。なお、以下に説明する各図において、同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(1)構成の一例
図1は、本実施形態に係る赤外線発光ダイオード100の構成例を示す模式図であり、図1(a)は平面図であり、図1(b)は図1(a)におけるX1−X´1間の断面図である。
図1(a)及び(b)に示すように、赤外線発光ダイオード100は、基板10と、基板10上に形成された複数の化合物半導体積層部20(20、20i+1、20i+2、…)と、複数の化合物半導体積層部20上に形成された絶縁層30と、複数の化合物半導体積層部20を直列接続する配線部40と、分離溝50と、外部接続配線60と、を備える。
なお、図1(a)と後述の図6(a)では、絶縁層30の図示を省略している。また、符号20に続く下付きの符号i、i+1、i+2、…は、化合物半導体積層部20を個々に識別するための符号である。
複数の化合物半導体積層部20の各々は、In及びSbを含む材料からなるメサ部21を有し、分離溝50によって互いに分離されている。例えば、これら複数の化合物半導体積層部20(20、20i+1、20i+2、…)の各々の形状と大きさ及び組成は、互いに同一である(すなわち、同一の形状で同一の大きさを有し、同一の組成を有する。)。また、絶縁層30には、複数の第1開口部31と、複数の第2開口部32とが形成されている。第1開口部31は、メサ部21の上部であるメサ上部22の上に位置し、その底部にメサ上部22を露出させている。第2開口部32は、メサ部21の下部であるメサ下部23の上に位置し、その底部にメサ下部23を露出させている。
配線部40は、複数の化合物半導体積層部20のうちの一方の化合物半導体積層部(例えば、化合物半導体積層部20i+2)の第1開口部31と、複数の化合物半導体積層部20のうちの他方の化合物半導体積層部(例えば、化合物半導体積層部20i+1)の第2開口部32とを介して、一方の化合物半導体積層部と他方の化合物半導体積層部とを電気的に接続している。
図2は、分離溝50により分離された1つの化合物半導体積層部20の構成例を示す模式図であり、図2(a)は平面図であり、図2(b)は図2(a)におけるX2−X´2間の断面図である。図2では、第1開口部31と第2開口部32との最短距離Dをなす第1の方向をX軸方向で示し、第1の方向と平面視で直交する第2の方向をY軸方向で示している。また、第1の方向及び第2の方向とそれぞれ直交する第3の方向(すなわち、厚さ方向)をZ軸方向で示している。
図2に示すように、化合物半導体積層部20を平面視したときに、メサ上部22のX軸方向の長さW1は、メサ上部22のY軸方向の長さL1よりも短い(W1<L1)。図2(a)においては、W1/L1=1/3となっている。また、化合物半導積層部20を平面視したときに、第1開口部31の面積はメサ上部の面積の20%以上(図2の模式図では約80%)となっている。さらに、化合物半導体積層部20を平面視したときに、第1開口部31のY軸方向の長さL2は、第2開口部32のY軸方向の長さL4よりも短い(L2<L4)。
(2)製造方法の一例
図3〜図6は、本実施形態に係る赤外線発光ダイオード100の製造方法を工程順に示す断面模式図である。
まず、基板10上にMOCVD装置やMBE装置等の公知の方法で、化合物半導体積層膜を製膜する。次に、この化合物半導体積層膜上にフォトリソグラフィー法等によりマスク部材70を形成する。マスク部材70は、化合物半導体積層膜上に所望の箇所に所望の形状で形成してよい。
次に、このマスク部材70をマスクに、ドライエッチングやウェットエッチング等の公知の方法で化合物半導体積層膜をエッチングする。これにより、メサ部21を有する複数の化合物半導体積層部20を基板10上に形成する(図3参照)。その後、マスク部材70を除去する。
次に、フォトリソグラフィー法等により、複数の化合物半導体積層部20の各々を分離するためのマスク部材71を形成する。そして、このマスク部材71をマスクに、ドライエッチングやウェットエッチング等の公知の方法で、メサ下部23の一部とその下方の基板10とをエッチングする。これにより、複数の化合物半導体積層部20の各々を分離する分離溝50を形成する(図4参照)。
次に、複数の化合物半導体積層部20上の全面に絶縁層を形成する。次に、フォトリソグラフィー法等により、メサ上部22の一部とメサ下部23の一部とを露出し、それ以外の領域を覆うマスク部材を絶縁層上に形成する。そして、このマスク部材をマスクに、ドライエッチングやウェットエッチング等の公知の方法で絶縁層をエッチングする。これにより、第1開口部31及び第2開口部32を有する絶縁層30を形成する(図5参照)。
次に、フォトリソグラフィー法等により、配線部が形成される領域及び端部電極が形成される領域とを露出し、それ以外の領域を覆うマスク部材を絶縁層30上に形成する。そして、このマスク部材をマスクに配線部及び端部電極の材料となる膜(例えば、金属膜)を基板10の上方に蒸着する。その後、リフトオフ法等の公知の方法により、配線部40及び端部電極を形成する(図6参照)。
その後、基板10を研磨して薄く、且つ、基板10の裏面を粗く加工した後、光の取り出し効率を上げる目的で、基板10の裏面に、基板10よりも屈折率の低い材料の薄膜を(例えば、TiO、SiO、SiNなど)を形成してもよい。以上の工程により、本実施形態に係る赤外線発光ダイオード100を得ることができる。
<実施形態の効果>
本発明の実施形態によれば、化合物半導体積層部20を平面視したときに、第1開口部31の面積はメサ上部22の面積の20%以上であり、かつ、第1開口部31と第2開口部32との最短距離Dをなす第1の方向(例えば、X軸方向)におけるメサ上部22の長さW1は、第1の方向と平面視で直交する第2の方向(例えば、Y軸方向)におけるメサ上部22の長さL1よりも短い。これにより、赤外線発光ダイオードの発光効率(単位面積当たりの発光強度)を増大させることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。この実施例では、1つの化合物半導体積層部の形状の違いによる、発光強度の変化について検討した。また、1つの化合物半導体積層部のメサ上部に形成された、第1開口部の形状の違いによる、発光強度の変化について検討した。
<実施例1>
[赤外線発光ダイオードの形成]
分子線エピタキシャル成長装置を用いて、図7に示すように、GaAs基板110上に、第1導電型の化合物半導体層121と、バリア層122と、活性層123と、バリア層124と、第2導電型の化合物半導体層125と、をこの順に積層することで、化合物半導体積層膜120を形成した。
この実施例1及び、後述の実施例2〜4と、比較例1、2では、第1導電型の化合物半導体層121として、Snを1×1019cm−3ドープしたn型InSbを形成した。また、バリア層122として、Snを1×1019cm−3ドープしたn型Al0.18In0.82Sbを形成した。また、活性層123として、ノンドープのAl0.03In0.97Sbを形成した。また、バリア層124として、Znを1×1018cm−3ドープしたp型Al0.18In0.82Sbを形成した。また、第2導電型の化合物半導体層125として、Znを1×1018cm−3ドープしたp型Al0.03In0.97Sbを形成した。
次に、フォトリソグラフィー法を用いて、化合物半導体積層膜120上にポジ型フォトレジストによるマスク部材を形成し、露出部分をウェットエッチングして、メサ部を有する化合物半導体積層部を形成した。ウェットエッチングは、一定温度に保った塩酸−過酸化水素水溶液を用いた。次に、プラズマCVD装置を用いて、複数の化合物半導体積層部上にSiOを形成した。そして、フォトリソグラフィー法を用いてマスク部材を形成し、露出部分をRIE装置を用いてドライエッチングして、SiOからなるハードマスクを形成した。さらに、このハードマスクを用いて、Arイオンミリングによるドライエッチングを行うことで、化合物半導体積層部の分離溝を形成した。次に、プラズマCVD装置を用いて、化合物半導体積層部に絶縁層としてSiNを形成した。
次に、フォトリソグラフィー法を用いてマスク部材を形成した。そして、このマスク部材をマスクに、絶縁層のうちのメサ上部を覆う部分と、メサ下部を覆う部分とをRIE装置を用いてドライエッチングして、メサ上部の第1開口部と、メサ下部の第2開口部とを形成した。さらに、マグネトロンスパッタ装置を用いて金属膜を形成し、リフトオフ法により配線部及び端部電極を形成した。これにより、図8に示す赤外線発光ダイオード200を形成した。
[化合物半導体積層部の形状]
図8に示すように、実施例1では、10個の化合物半導体積層部20(20、20i+1、…、20i+9)を1列に並ぶように配線部40で直列接続すると共に、この直列接続の両端に第1端部電極42、第2端部電極43をそれぞれ配置した。
実施例1では、10個の化合物半導体積層部20をそれぞれ、以下の寸法となるように作製した。すなわち、メサ上部22のX軸方向の長さW1が37μmとなり、メサ上部22のY軸方向の長さL1が292μmとなり、メサ下部23のY軸方向の長さL3が300μmとなるように作製した。また、第1開口部31のX軸方向の長さW2は25μm、第1開口部31のY軸方向の長さL2は280μmとなるように作製した。第2開口部32のX軸方向の長さW3は6μm、第2開口部32のY軸方向の長さL4は300μmとなるように作製した(W1〜W3、L1〜L4について、それぞれ図2(a)を参照)。
[発光強度の測定]
作製した赤外線発光ダイオード200の第1端部電極42を+側、第2端部電極43を−側としてプローブ針を当て、ヒューレットパッカード社製パルスジェネレータ「HP8110A」を用いてパルス電流を注入し、直列接続された10個の化合物半導体積層部20を発光させ、基板10を介して赤外線を取り出した。パルス条件は、電流50mA〜200mA、パルス幅duty20%とした。この時、半導体ウェハ(基板)上に作製した赤外線発光ダイオード200に直接プローブ針を当てているため、基板サイズは4インチであるが、実際に発光している面積は、おおよそ、直列接続された10個の化合物半導体積層部20のメサ下部の合計面積に相当する。
取り出した赤外線の発光強度の測定は、旭化成エレクトロニクス社製の赤外線センサ「IR1011」上に、4.3μmバンドパスフィルタを組み合わせたものを検出器として用い、IV変換アンプ、ロックインアンプを用いて信号増幅及びノイズ除去を行ったうえで出力を得た。また、パルスジェネレータの各電流値での電圧値を取得した。
<実施例2>
次に、実施例2について説明する。実施例2では、メサ上部のX軸方向の長さW1が52μmとなり、メサ上部のY軸方向の長さL1が292μmとなり、メサ下部のY軸方向の長さL3が300μmとなり、第1開口部のX軸方向の長さW2が40μmとなり、第1開口部のY軸方向の長さL2が280μmとなるように、赤外線発光ダイオードを作製した。これ以外は、実施例1と同様の方法で、赤外線発光ダイオードの作製と、発光強度の測定とを行った。
<実施例3>
次に、実施例3について説明する。実施例3では、メサ上部のX軸方向の長さW1が82μmとなり、メサ上部のY軸方向の長さL1が292μmとなり、メサ下部のY軸方向の長さL3が300μmとなり、第1開口部のX軸方向の長さがW2が70μmとなり、第1開口部のY軸方向の長さL2が280μmとなるように、赤外線発光ダイオードを作製した。これ以外は、実施例1と同様の方法で、赤外線発光ダイオードの作製と、発光強度の測定とを行った。
<実施例4>
次に、実施例4について説明する。実施例4では、メサ上部のX軸方向の長さW1が52μmとなり、メサ上部のY軸方向の長さL1が127μmとなり、メサ下部のY軸方向の長さL3が135μmとなり、第1開口部のX軸方向の長さW2が40μmとなり、第1開口部のY軸方向の長さL2が115μmとなるように、赤外線発光ダイオードを作製した。これ以外は、実施例1と同様の方法で、赤外線発光ダイオードの作製と、発光強度の測定とを行った。
<比較例1>
次に、比較例1について説明する。比較例1では、メサ上部のX軸方向の長さW1が127μmとなり、メサ上部のY軸方向の長さL1が127μmとなり、メサ下部のY軸方向の長さL3が135μmとなり、第1開口部のX軸方向の長さW2が115μmとなり、第1開口部のY軸方向の長さL2が115μmとなるように、赤外線発光ダイオードを作製した。これ以外は、実施例1と同様の方法で、赤外線発光ダイオードの作製と、発光強度の測定とを行った。
<比較例2>
次に、比較例2について説明する。比較例2では、メサ上部のX軸方向の長さW1が127μmとなり、メサ上部のY軸方向の長さL1が60μmとなり、メサ下部のY軸方向の長さL3が60μmとなり、第1開口部のX軸方向の長さW2が115μmとなり、第1開口部のY軸方向の長さL2が40μmとなるように、赤外線発光ダイオードを作製した。これ以外は、実施例1と同様の方法で、赤外線発光ダイオードの作製と、発光強度の測定とを行った。
<実施例、比較例の比較>
上述の実施例1〜4及び比較例1、2の各パラメータを表1に示す。
Figure 0006487232
表1に、メサ上部のX軸方向の長さW1とメサ上部のY軸方向の長さL1との比(W1/L1)、メサ下部のY軸方向の長さL3、メサ上部のX軸方向の長さW1、メサ上部のY軸方向の長さL1、第1開口部のX軸方向の長さW2、第1開口部のY軸方向の長さL2、メサ上部の平面視による面積A、電圧2.2Vを印加した時の発光強度であって実施例1で規格化した値(すなわち、実施例1の値を1としたときの相対値)φ、単位面積当たりの発光強度であって実施例1で規格した値(すなわち、実施例1の値を1としたときの相対値)φ/A、をそれぞれ示す。
表1に示すように、本発明の実施例1〜4はいずれも、比較例1、2よりも発光効率が高いことが分かる。また、実施例2と比較例1は、メサ上部の面積が近くなるように設計されている。この2つを比較すると、実施例2のほうが明らかに発光効率が高いことが分かり、本発明の効果があることが分かる。
また、実施例4と比較例2も同様にメサ上部の面積が近くなるように設計されている。比較例2は、実施例4のW1の長さとL1の長さとを入れ替えたものである。この2つを比較しても、実施例4のほうが明らかに発光効率が高いことが分かり、本発明の効果があることが分かる。
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
10 基板
20 化合物半導体積層部
21 メサ部
22 メサ上部
23 メサ下部
30 絶縁層
31 第1開口部
32 第2開口部
40 配線部
42 第1端部電極
43 第2端部電極
50 分離溝
60 外部接続配線
70、71 マスク部材
100、200 赤外線発光ダイオード
110 GaAs基板
120 化合物半導体積層膜
121 第1導電型の化合物半導体層
122、124 バリア層
123 活性層
125 第2導電型の化合物半導体層

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成され、In及びSbを含む材料からなるメサ部を有し、互いに分離された複数の化合物半導体積層部と、
    前記複数の化合物半導体積層部上に形成され、前記メサ部の上部であるメサ上部を露出する第1開口部及び前記メサ部の下部であるメサ下部を露出する第2開口部を有する絶縁層と、
    前記複数の化合物半導体積層部のうちの一方の化合物半導体積層部の前記第1開口部と、前記複数の化合物半導体積層部のうちの他方の化合物半導体積層部の前記第2開口部とを介して、前記一方の化合物半導体積層部と前記他方の化合物半導体積層部とを電気的に接続する配線部と、を備え、
    前記化合物半導体積層部を平面視したときに、前記第1開口部の面積は前記メサ上部の面積の20%以上であり、かつ、前記第1開口部と前記第2開口部との最短距離をなす第1の方向における前記メサ上部の長さW1は、前記第1の方向と平面視で直交する第2の方向における前記メサ上部の長さL1よりも短く、
    前記メサ上部の長さW1は52μm以下であり、
    前記メサ上部の長さW1と、前記メサ上部の長さL1は、0.05≦W1/L1≦0.18を満たす
    赤外線発光ダイオード。
  2. 前記第1開口部の前記第1の方向の長さW2は40μm以下である
    請求項1に記載の赤外線発光ダイオード。
  3. 前記化合物半導体積層部は、
    InSb、AlInSb、InAsSb、InSbNのいずれかを含む発光層と、
    AlInSb、GaInSb、もしくはAlAs、GaAs、AlSb、GaSb、又はそれらの混晶を含むワイドバンドギャップ層と、を有する
    請求項1または2に記載の赤外線発光ダイオード。
  4. 前記複数の化合物半導体積層部の個数は2個以上40個以下であり、該2個以上40個以下の化合物半導体積層部が前記配線部により直列接続されている請求項1から3の何れか一項に記載の赤外線発光ダイオード。
  5. 前記化合物半導体積層部を平面視したときに
    前記第1の方向における前記第1開口部の長さW2は、前記第2の方向における前記第1開口部の長さL2よりも短く、
    前記第1の方向における前記第2開口部の長さW3は、前記第2の方向における前記第2開口部の長さL4よりも短く、かつ、
    記第1開口部の長さL2は、前記第2開口部の長さL4よりも短い、請求項1から4の何れか一項に記載の赤外線発光ダイオード。
  6. 前記複数の化合物半導体積層部の各々の形状と大きさ及び組成は、互いに同一である請求項1から5の何れか一項に記載の赤外線発光ダイオード。
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